JP2017133087A - 気体吹精機 - Google Patents
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Abstract
Description
1.気体吹精機
図1は本実施形態の気体吹精機の外観を表す側面図、図2は平面図、図3は左後方から見た斜視図、図4は運転室や駆動装置、カバー、履帯等を取り外した状態の気体吹精機の左後方から見た斜視図である。以降、運転席に着座したオペレータの前側(図2中左側)、後側(図2中右側)、左側(図2中下側)、右側(図2中上側)を気体吹精機の前、後、左、右とし、それぞれ単に前側、後側、左側、右側と記載する。
走行体10は、ホイール式でも良いが本実施形態ではクローラ式であり、トラックフレーム11、従動輪(アイドラ)12、駆動輪13、履帯(クローラ)14及び走行モータ15を備えている。トラックフレーム11は、上方から見てH字状に形成されており、左右両側の前端近傍に従動輪12、後端近傍に駆動輪13を回転自在に支持している。左右の駆動輪13の軸にはそれぞれ走行モータ15の出力軸が連結されている。履帯14は左右両側において従動輪12及び駆動輪13に掛け回されている。トラックフレーム11の前側には排土用のブレード16が上下動可能に連結されている。このブレード16はブレードシリンダ(不図示)により上下動するようになっている。また、トラックフレーム11の中央部には旋回輪27が設けられている。走行モータ15及びブレードシリンダには電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
旋回体20は、旋回フレーム21、運転室ユニット22、第1機器室23及び第2機器室24を備えている。
旋回フレーム21は旋回体20の下部基礎構造体であり、前述した旋回輪27を介してトラックフレーム11の上部に設けられており、旋回体20が図1の旋回中心Cを中心にして走行体10に対して旋回可能な構成となっている。特に図示していないが、旋回輪27の内側にはスイベルジョイント(不図示)が配置されており、旋回体20に這い回した油圧配管等のケーブルと走行体10に這い回したケーブルとをスイベルジョイントで接続してある。旋回フレーム21には、旋回輪27の付近に旋回モータ(不図示)が搭載されていて、旋回モータの出力軸が旋回輪27に設けた歯車と噛み合うことで、走行体10に対して旋回体20が旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
運転室ユニット22は、例えば後方超小旋回型の小型の油圧ショベル(いわゆるミニショベル)の旋回体をベースに製作することができ、旋回フレーム21の旋回中心Cよりも全体が後側に位置するように旋回フレーム21に搭載されている。後方超小旋回型の油圧ショベルとは、旋回体の後縁の旋回半径が走行体の最大幅に収まるものをいう。この運転室ユニット22は、ベースフレーム25及び運転室26を備えている。
第1機器室23は油圧ポンプ38(図4参照)及び電動機41(図4参照)を収容する部屋であり、スラグ除去装置50のブーム51の左右方向の一方側(本実施形態では左側)で左側の送気管送り装置60の後側に位置するように、油圧ポンプ38及び電動機41と共に旋回フレーム21に搭載されている。また、第1機器室23は、図1及び図2に示すように旋回中心Cの左右方向の一方側(本実施形態では左側)に位置し、運転室26よりも前側に位置している。油圧ポンプ38の入力軸は電動機41の出力軸と接続されており、油圧ポンプ38は電動機41により駆動され、メインコントロールバルブユニット36を介して各油圧アクチュエータへ圧油を供給する。電動機41はケーブル(不図示)を介して外部電源に接続され、外部電源により駆動される。気体吹精機は外部電源で駆動され、前述した制御盤35等の電気系統も外部電源を動力源としている。油圧ポンプ38及び電動機41は軸を前後方向に寝かせた姿勢で固定されている。第1機器室23は油圧ポンプ38及び電動機41の前後左右及び上をそれぞれカバーする箱型に形成されている。第1機器室23の前面、後面、左側面及び右側面は鉛直に起立し、上面は左右方向の外側(本実施形態では左側)に向かって下向きに傾斜している。
第2機器室24は作動油タンク42(図4参照)及び冷却装置43(図4参照)を収容する部屋であり、スラグ除去装置50のブーム51の左右方向の他方側(本実施形態では右側)で右側の送気管送り装置60の後側に位置するように、作動油タンク42及び冷却装置43と共に旋回フレーム21に搭載されている。また、第2機器室24は、図1及び図2に示すように旋回中心Cの左右方向の他方側(本実施形態では左側)に位置し、運転室26よりも前側に位置している。作動油タンク42は作動油を貯留するタンクであり、油圧ポンプ38やメインコントロールバルブユニット36、サブコントロールバルブユニット等にホース等の油圧配管で接続されている。作動油タンク42に貯留された作動油は油圧ポンプ38に吸い込まれて吐出され、コントロールバルブを介して対応する油圧アクチュエータに供給される。油圧アクチュエータを駆動した作動油はコントロールバルブ及び冷却装置43を介して作動油タンク42に戻される。冷却装置43はオイルクーラや冷却ファンを含むユニットであり、コントロールバルブと作動油タンク42とを繋ぐ油圧配管の途中に設けられ、作動油タンク42に戻される作動油を冷却する。第2機器室24は作動油タンク42及び冷却装置43の前後左右及び上をそれぞれカバーする箱型に形成されている。第2機器室24の前面、後面、左側面及び右側面は鉛直に起立し、上面は左右方向の外側(本実施形態では右側)に向かって下向きに傾斜している。
送気管送り装置60は、スラグ除去装置50のブーム51の左右両側に位置するように旋回フレーム21の搭載されている。図4において符号121L,121Rで示した、旋回フレーム21の左右両側の前部(油圧モータ38及び電動機41の前側、並びに作動油タンク42及び冷却装置43の前側)が、それぞれ左右の送気管送り装置60の取り付け位置である。
図7はスラグ除去装置50の左側面図、図8は平面図、図9は図8中のIX−IX線による矢視断面図である。スラグ除去装置50は、ブーム51、ブームシリンダ52、スクレーパ53及びテレスコピックシリンダ54(図9参照)を備えている。ブームシリンダ52及びテレスコピックシリンダ54には電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
気体吹精機は、前述した送気管送り装置60の他にも、機体各所が保護部材で覆われている。
本実施形態に係る気体吹精機を用いて気体吹精作業を行なう場合、例えば運転室カバー37の前面下部カバー104及び前面上部カバー105を開けた状態としておく。オペレータは運転席29で操作装置31を適宜操作して、まず走行体10を駆動して気体吹精機を移動させ、溶鉱炉(不図示)の炉口に気体吹精機を正対させる。その後、送気管送り装置60のリフトシリンダ71、スイングシリンダ72及びチルトシリンダ74を適宜駆動し、送り装置部66の支持ローラ75と押えローラ77とで挟持した送気管P(図1及び図2参照)を溶鉱炉の炉口に挿し込んで送気管Pの先端を溶鋼に浸漬させる。そして運転室カバー37を閉じ、コンプレッサやボンベ等の気体供給装置(不図示)から送気管Pに気体(酸素、酸素を主成分とするガス、不活性ガス等)を供給し、送気管Pを介して溶鉱炉内の溶鋼に気体を送り込む。これにより溶鋼が循環して溶鋼中の不純物が浮上したりする。機体吹精作業中は溶鋼に浸漬された送気管Pが先端から溶けてゆくため、一定の時間間隔又は速度で送りモータ76を駆動して送気管Pを緩やかに送り込み、送気管Pの浸漬量が適当な範囲で維持されるようにする。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
本実施形態の場合、スラグ除去装置50を跨いで第1機器室23及び第2機器室24の対向面間の空間を受け皿91でカバーしたことにより、第1機器室23及び第2機器室24の対向面間に向かって飛散してくるスラグを受け皿91で受け止めることができる。これにより、第1機器室23及びスラグ除去装置50の間の隙間、第2機器室24及びスラグ除去装置50の間の隙間等、清掃が困難な狭隘な個所へのスラグの蓄積を抑制することができる。よって、気体吹精中に溶鋼から噴出するスラグの蓄積によるメンテナンス等に要する時間及び労力を軽減することができる。
本実施形態の気体吹精機は、上フレーム120の最後部に運転室支持領域123を設け、旋回中心Cに対して運転室26を後方にオフセットさせたレイアウトになっている。これにより、作業時に溶鉱炉に対向するように機体前部に集約して配置したスラグ除去装置50や送気管送り装置60等との重量バランスが取れ、機体安定性を確保することができる。また、高温の溶鉱炉から運転室26が遠ざかるので、オペレータが搭乗する運転室26の温度環境の改善にも寄与する。また、制御盤35を運転室26の後部に設けたことで、制御盤35への伝熱が極力抑制されることもメリットである。
旋回フレーム21の全体を二床構造とするのではなく、例えばステップ領域113は下フレーム110のみの1段構造としてある。前述したように運転室26は機体後方にセットバックしているため、油圧ショベル等のように履帯14をステップにして運転室26に対して乗降することができない。そこで、運転室26の側部に突出したステップ領域113を上フレーム120のない1段構造とすることで、ステップ領域113の上面の地上高を低くし、足場として利用し易い構成としてある。
運転室ユニット22や走行体10は油圧ショベルの旋回体や走行体をベースに製作することができるので、全ての要素を新規に設計、製作する場合に比べ、効率的に機体を製作することができる。
Claims (9)
- 溶鉱炉内の溶鋼に送気管を送り込む気体吹精機において、
走行体と、
前記走行体上に旋回可能に設けられた旋回フレームと、
旋回中心よりも後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された運転室と、
前記運転室の前方に位置する基端から前方に延びるブーム及び前記ブームの先端に装着したスクレーパを有するスラグ除去装置と、
前記ブームの左右両側に位置するように前記旋回フレームに搭載された左右の送気管送り装置と、
前記ブームの左右方向の一方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された油圧ポンプと、
前記ブームの左右方向の他方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された作動油タンク及びその冷却装置とを備え、
前記油圧ポンプを収容した第1機器室と、
前記作動油タンク及び前記冷却装置を収容した第2機器室と、
前記ブーム、前記第1機器室及び前記第2機器室の上面より高位置に配置され、前記ブームを跨いで少なくとも前記第1機器室及び前記第2機器室の互いの対向面間をカバーする受け皿と
を備えたことを特徴とする気体吹精機。 - 請求項1の気体吹精機において、
前記ブームは、上下に揺動可能に前記旋回フレームに連結されており、
前記受け皿は、前記ブームに取り付けられ、前方に下り前記ブームの上面に繋がる傾斜面を有していることを特徴とする気体吹精機。 - 請求項2の気体吹精機において、
前記ブームの上面の左右の位置にそれぞれ前後に延びるシリンダブラケットが設けられ、
前記左右のシリンダブラケット及び前記旋回フレームに両端が連結された左右のブームシリンダが設けられており、
前記受け皿の傾斜面は、前方に行くほど幅が狭くなって行き、その前端部は前記左右のシリンダブラケットの間に位置していることを特徴とする気体吹精機。 - 請求項3の気体吹精機において、上方から見て前記旋回フレームと重なる位置よりも前方でかつ前記左右のシリンダブラケットの前側に位置するように前記ブームの上面に設けられ、前方に向かって左右方向外側に傾斜したガイド面を有するガイド部材を備えていることを特徴とする気体吹精機。
- 請求項3の気体吹精機において、前記ブームシリンダの前側をカバーすると共に、前記ブームシリンダの上方から前記受け皿の傾斜面の上方まで延びるシリンダカバーを備えていることを特徴とする気体吹精機。
- 請求項1の気体吹精機において、前記第1機器室及び前記第2機器室の上面が左右方向の外側に向かって下向きに傾斜していることを特徴とする気体吹精機。
- 請求項1の気体吹精機において、前記運転室の前面をカバーし、前方に向かって下向きに傾斜する共に下端部が前記受け皿の上方に位置する傾斜面を有する運転室カバーを備えていることを特徴とする気体吹精機。
- 請求項7の気体吹精機において、前記運転室カバーは、前傾可能に構成されていることを特徴とする気体吹精機。
- 請求項7の気体吹精機において、前記運転室カバーは、水平方向に回動可能に構成されていることを特徴とする気体吹精機。
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JPS5181712A (ja) * | 1975-01-13 | 1976-07-17 | Japan Steel Works Ltd | Sansosuiseisochi |
JPS5848757U (ja) * | 1981-09-24 | 1983-04-01 | 新日本製鐵株式会社 | 混銑車用粉粒体吹込装置 |
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2016
- 2016-01-29 JP JP2016016321A patent/JP6474745B2/ja active Active
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