JP2017133087A - 気体吹精機 - Google Patents

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Abstract

【課題】気体吹精中に溶鋼から噴出するスラグの蓄積によるメンテナンス等に要する時間及び労力を軽減することができる気体吹精機を提供する。【解決手段】溶鉱炉内の溶鋼に送気管を送り込む気体吹精機において、旋回中心よりも後側に位置するように旋回フレーム21に搭載された運転室26と、運転室26の前方に位置する基端から前方に延びるブーム51及びこれに装着したスクレーパ53を有するスラグ除去装置50と、ブーム51の左右両側に位置するように旋回フレーム21に搭載された送気管送り装置60と、送気管送り装置60の後側でブーム51の左右に位置するように旋回フレーム21に搭載した機器室23,24と、ブーム51及び機器室23,24の上面より高位置に配置され、ブーム51を跨いで機器室23,24の互いの対向面間をカバーする受け皿91とを備える。【選択図】 図10

Description

本発明は、溶鋼に気体を吹き込む気体吹精機に関する。
金属の製造等の分野で用いられる機械の一種に、気体吹精と呼ばれる作業を行なう気体吹精機がある(特許文献1等参照)。気体吹精とは、ランスパイプと呼ばれる送気管を電気炉等の溶鉱炉内の溶鋼に挿し込み、送気管を介して酸素若しくは酸素を含む混合ガス、又は不活性ガス等の気体を溶鋼に吹き込むことで、溶鋼に循環流を形成して不純物を浮かせたり脱炭したりする作業である。
特開2001−335825号公報
気体吹精中は溶鋼に気体が吹き込まれることで夥しい量のスラグが溶鋼から噴出する。このスラグの一部は送気管を挿し込んでいる炉口を通過して溶鉱炉外に飛散する。こうして溶鉱炉外に飛散したスラグの一部は気体吹精機に降り注ぎ、凝固して機体上に蓄積される。気体吹精機には、送気管を溶鋼に送り込む機構や溶鉱炉に付着したスラグを除去する機構、動力装置等の様々な構造物が搭載されているため、これら構造物の間の狭隘な隙間にスラグが蓄積すると、メンテナンスや清掃に大変な時間及び労力を要する。
本発明の目的は、気体吹精中に溶鋼から噴出するスラグの蓄積によるメンテナンス等に要する時間及び労力を軽減することができる気体吹精機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、溶鉱炉内の溶鋼に送気管を送り込む気体吹精機において、走行体と、前記走行体上に旋回可能に設けられた旋回フレームと、旋回中心よりも後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された運転室と、前記運転室の前方に位置する基端から前方に延びるブーム及び前記ブームの先端に装着したスクレーパを有するスラグ除去装置と、前記ブームの左右両側に位置するように前記旋回フレームに搭載された送気管送り装置と、前記ブームの左右方向の一方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された油圧ポンプと、前記ブームの左右方向の他方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された作動油タンク及びその冷却装置とを備え、前記油圧ポンプを収容した第1機器室と、前記作動油タンク及び前記冷却装置を収容した第2機器室と、前記ブーム、前記第1機器室及び前記第2機器室の上面より高位置に配置され、前記ブームを跨いで少なくとも前記第1機器室及び前記第2機器室の互いの対向面間をカバーする受け皿とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、気体吹精中に溶鋼から噴出するスラグの蓄積によるメンテナンス等に要する時間及び労力を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る気体吹精機の外観を表す側面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機の外観を表す平面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機の外観を表す左後方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機の運転室や駆動装置、カバー、履帯等を取り外した状態を表す左後方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた送気管送り装置の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた、保護部材を取り外した状態の送気管送り装置の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられたスラグ除去装置の左側面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられたスラグ除去装置の平面図である。 図9は図8中のIX−IX線による矢視断面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた旋回体の左前方から見た斜視図である。 図2中のXI−XI線の位置で図10の旋回体を切断した断面図である。 図2中のXII−XII線の位置で図10の旋回体20を切断した断面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた運転室カバーの左側面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた運転室カバーの正面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた運転室カバーを前傾させた状態を表す左側面図である。 本発明の一実施形態に係る気体吹精機に備えられた運転室カバーを水平方向に回動させた状態を表す左側面図である。
以下に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
(構成)
1.気体吹精機
図1は本実施形態の気体吹精機の外観を表す側面図、図2は平面図、図3は左後方から見た斜視図、図4は運転室や駆動装置、カバー、履帯等を取り外した状態の気体吹精機の左後方から見た斜視図である。以降、運転席に着座したオペレータの前側(図2中左側)、後側(図2中右側)、左側(図2中下側)、右側(図2中上側)を気体吹精機の前、後、左、右とし、それぞれ単に前側、後側、左側、右側と記載する。
図1−図4に示した気体吹精機は、電気炉等の溶鉱炉内の溶鋼にランスパイプと呼ばれる鋼製の送気管を送り込む気体吹精作業を行なうための機械であり、走行体10、旋回体20、スラグ除去装置50及び送気管送り装置60を備えている。
2.走行体10
走行体10は、ホイール式でも良いが本実施形態ではクローラ式であり、トラックフレーム11、従動輪(アイドラ)12、駆動輪13、履帯(クローラ)14及び走行モータ15を備えている。トラックフレーム11は、上方から見てH字状に形成されており、左右両側の前端近傍に従動輪12、後端近傍に駆動輪13を回転自在に支持している。左右の駆動輪13の軸にはそれぞれ走行モータ15の出力軸が連結されている。履帯14は左右両側において従動輪12及び駆動輪13に掛け回されている。トラックフレーム11の前側には排土用のブレード16が上下動可能に連結されている。このブレード16はブレードシリンダ(不図示)により上下動するようになっている。また、トラックフレーム11の中央部には旋回輪27が設けられている。走行モータ15及びブレードシリンダには電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
3.旋回体20
旋回体20は、旋回フレーム21、運転室ユニット22、第1機器室23及び第2機器室24を備えている。
3−1.旋回フレーム21
旋回フレーム21は旋回体20の下部基礎構造体であり、前述した旋回輪27を介してトラックフレーム11の上部に設けられており、旋回体20が図1の旋回中心Cを中心にして走行体10に対して旋回可能な構成となっている。特に図示していないが、旋回輪27の内側にはスイベルジョイント(不図示)が配置されており、旋回体20に這い回した油圧配管等のケーブルと走行体10に這い回したケーブルとをスイベルジョイントで接続してある。旋回フレーム21には、旋回輪27の付近に旋回モータ(不図示)が搭載されていて、旋回モータの出力軸が旋回輪27に設けた歯車と噛み合うことで、走行体10に対して旋回体20が旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
3−2.運転室ユニット22
運転室ユニット22は、例えば後方超小旋回型の小型の油圧ショベル(いわゆるミニショベル)の旋回体をベースに製作することができ、旋回フレーム21の旋回中心Cよりも全体が後側に位置するように旋回フレーム21に搭載されている。後方超小旋回型の油圧ショベルとは、旋回体の後縁の旋回半径が走行体の最大幅に収まるものをいう。この運転室ユニット22は、ベースフレーム25及び運転室26を備えている。
ベースフレーム25は、例えば後方超小旋回型の油圧ショベルの旋回フレームをベースにして製作することができ、旋回フレーム21の上部に固定されている。ベースフレーム25の前部にはスイングブラケット33(図4参照)が設けられている。このスイングブラケット33には運転室カバー37のポストが挿し込まれ、この運転室カバー37が運転室26の前面をカバーするように設けられている。ベースフレーム25の左右方向の片側(本実施形態では右側)にはブラケット34が、後側には制御盤35が、それぞれ縦置きに固定されている。ブラケット34は運転室26の右側に位置する。制御盤35は運転室26の後側、本実施形態では機体の最後部に位置する。また、ブラケット34には、特に図示していないが、送気管送り装置60の油圧アクチュエータに供給する圧油の流れを制御するサブコントロールバルブユニット(カバー39のみ図2に図示)が取り付けられている。ベースフレーム25の内部には、スラグ除去装置50や走行モータ15、旋回モータ、ブレードシリンダ等に供給する圧油の流れを制御するメインコントロールバルブユニット36(図4参照)が収容されている。メインコントロールバルブユニット36は、旋回フレーム21と運転室26の間に位置する。
運転室26は、フロア部材28、運転席29、操作装置31及びキャノピ32を備えている。フロア部材28は、左右に延びる軸(不図示)を介して前部がベースフレーム25に連結されていて、運転室26を前傾させてベースフレーム25内に配置された機器類へのアクセスが容易な構成となっている。運転席29はこのフロア部材28上に固定されている。操作装置31は、走行モータ15、旋回モータ、ブレードシリンダの他、スラグ除去装置50や送気管送り装置60の駆動装置の動作を指示するための複数の操作装置の総称であり、運転席29の前側や左右等に適宜配置してある。キャノピ32は運転室26の屋根であり、フロア部材28上に立てられた支柱によって運転席29や操作装置31等の上方を覆うように支持されている。
3−3.第1機器室23
第1機器室23は油圧ポンプ38(図4参照)及び電動機41(図4参照)を収容する部屋であり、スラグ除去装置50のブーム51の左右方向の一方側(本実施形態では左側)で左側の送気管送り装置60の後側に位置するように、油圧ポンプ38及び電動機41と共に旋回フレーム21に搭載されている。また、第1機器室23は、図1及び図2に示すように旋回中心Cの左右方向の一方側(本実施形態では左側)に位置し、運転室26よりも前側に位置している。油圧ポンプ38の入力軸は電動機41の出力軸と接続されており、油圧ポンプ38は電動機41により駆動され、メインコントロールバルブユニット36を介して各油圧アクチュエータへ圧油を供給する。電動機41はケーブル(不図示)を介して外部電源に接続され、外部電源により駆動される。気体吹精機は外部電源で駆動され、前述した制御盤35等の電気系統も外部電源を動力源としている。油圧ポンプ38及び電動機41は軸を前後方向に寝かせた姿勢で固定されている。第1機器室23は油圧ポンプ38及び電動機41の前後左右及び上をそれぞれカバーする箱型に形成されている。第1機器室23の前面、後面、左側面及び右側面は鉛直に起立し、上面は左右方向の外側(本実施形態では左側)に向かって下向きに傾斜している。
3−4.第2機器室24
第2機器室24は作動油タンク42(図4参照)及び冷却装置43(図4参照)を収容する部屋であり、スラグ除去装置50のブーム51の左右方向の他方側(本実施形態では右側)で右側の送気管送り装置60の後側に位置するように、作動油タンク42及び冷却装置43と共に旋回フレーム21に搭載されている。また、第2機器室24は、図1及び図2に示すように旋回中心Cの左右方向の他方側(本実施形態では左側)に位置し、運転室26よりも前側に位置している。作動油タンク42は作動油を貯留するタンクであり、油圧ポンプ38やメインコントロールバルブユニット36、サブコントロールバルブユニット等にホース等の油圧配管で接続されている。作動油タンク42に貯留された作動油は油圧ポンプ38に吸い込まれて吐出され、コントロールバルブを介して対応する油圧アクチュエータに供給される。油圧アクチュエータを駆動した作動油はコントロールバルブ及び冷却装置43を介して作動油タンク42に戻される。冷却装置43はオイルクーラや冷却ファンを含むユニットであり、コントロールバルブと作動油タンク42とを繋ぐ油圧配管の途中に設けられ、作動油タンク42に戻される作動油を冷却する。第2機器室24は作動油タンク42及び冷却装置43の前後左右及び上をそれぞれカバーする箱型に形成されている。第2機器室24の前面、後面、左側面及び右側面は鉛直に起立し、上面は左右方向の外側(本実施形態では右側)に向かって下向きに傾斜している。
4.送気管送り装置60
送気管送り装置60は、スラグ除去装置50のブーム51の左右両側に位置するように旋回フレーム21の搭載されている。図4において符号121L,121Rで示した、旋回フレーム21の左右両側の前部(油圧モータ38及び電動機41の前側、並びに作動油タンク42及び冷却装置43の前側)が、それぞれ左右の送気管送り装置60の取り付け位置である。
図5は左の送気管送り装置60の左側面図、図6は保護部材を取り外した状態の左の送気管送り装置60を前方左側から見た斜視図である。ここでは図5及び図6を用いて左の送気管送り装置60の構成を説明するが、左右の送気管送り装置60の構成は、旋回中心Cを通って前後に延びる機体中心線L(図2参照)を挟んで左右対称である。
図5及び図6に示したように、送気管送り装置60は、ポスト61、アーム62,63、ブラケット64、スイングブラケット65及び送り装置部66を備えている。
ポスト61は旋回フレーム21の送気管送り装置支持領域121Lの上部にボルト等で固定されて上下に延びている。図5においてポスト61の下部から下方に延びているのは、送気管送り装置60に備えられた油圧アクチュエータ(後述)に接続する油圧配管87(例えば油圧ホース)である。油圧配管87はポスト61の内部に通されている。アーム62,63は、基端部がピン67,68を介してポスト61に対して上下方向に回動自在に連結されている。アーム62,63の先端部は、ピン69,70を介してブラケット64に連結されている。ピン67−70は左右方向から見て平行四辺形の頂部を構成するように配置されている。つまりアーム62,63は平行リンクを形成しており、アーム62,63が上下に揺動することによってポスト61に対してブラケット64が上下に平行移動する構成である。平行リンクはリフトシリンダ71により駆動される。リフトシリンダ71の両端は、ポスト61及びアーム63に対して回動可能に連結されている。
ブラケット64には、スイングブラケット65が図示しないスイングポストを介して連結されている。ブラケット64及びスイングブラケット65は、前後に延びる姿勢で設けられたスイングシリンダ72(図6参照)で連結されており、スイングシリンダ72の伸縮に伴って、上下に延びるスイング中心Sを支点にしてスイングブラケット65の後部が左右に揺動する(図2の二点鎖線も参照)。送り装置部66は、そのフレームが左右に水平に延びるピン73を介してスイングブラケット65に連結されている。スイングブラケット65及び送り装置部66は、チルトシリンダ74で連結されており、チルトシリンダ74の伸縮に伴って送り装置部66の後部が上下に揺動する(図1の二点鎖線も参照)。
送り装置部66は、図6に示すように、支持ローラ75、送りモータ76、押えローラ77及びクランプシリンダ78を備えている。支持ローラ75は回転軸を左右に延ばした姿勢で前後に2つ配置され、送り装置部66のフレームに回転自在に支持されている。送りモータ76は出力軸を左右に延ばした姿勢で送り装置部66のフレームに支持されていて、図6に示したように動力伝達機構であるチェーン(ベルトやギヤ等でも良い)を介して出力軸が支持ローラ75に連結されている。押えローラ77は回転軸を左右に延ばした姿勢で前後の支持ローラ75に対応して2つ配置され、それぞれ対応する押えアーム79の一端に回転自在に支持されている。押えアーム79は、左右に延びるピン81を介して中央部が送り装置部66のフレームに連結されている。押えアーム79の他端は、クランプシリンダ78を介して送り装置部66のフレームに連結されている。これにより、クランプシリンダ78の伸縮に伴って押えローラ77が上下し、支持ローラ75に対して進退する。
リフトシリンダ71、スイングシリンダ72、チルトシリンダ74送りモータ76及びクランプシリンダ78には電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
また、送気管送り装置60は、特に上面及び前面が保護部材によって覆われている(図3も参照)。例えば、送り装置部66の上部はカバー82で、前面はカバー83でそれぞれ覆われている。また、アーム62,63やリフトシリンダ71、スイングシリンダ72、チルトシリンダ74等の可動部やアクチュエータの周囲は各姿勢に変位しても適宜上面及び前面が保護されるようにカバー84−86等で覆われている。
5.スラグ除去装置50
図7はスラグ除去装置50の左側面図、図8は平面図、図9は図8中のIX−IX線による矢視断面図である。スラグ除去装置50は、ブーム51、ブームシリンダ52、スクレーパ53及びテレスコピックシリンダ54(図9参照)を備えている。ブームシリンダ52及びテレスコピックシリンダ54には電動アクチュエータを用いることもできるが、本実施形態では油圧アクチュエータが用いてある。
ブーム51はテレスコピック機構で伸縮する構成であり、運転室26の前方で旋回中心Cよりも後方に位置する基端部から前方に延びている。ブーム51の基端部は、左右に延びるピン55を介して旋回フレーム21に連結されている。ブーム51の上面の前後方向の中間部分における左右の位置には、それぞれ前後に延びるシリンダブラケット56が設けられている。シリンダブラケット56の下部は前後に直線的に形成され、前縁から後縁までブーム51の上面に対して隙間なく接している。ブームシリンダ52はブーム51の左右両側に上下に延びる姿勢で1本ずつ配置され、それぞれ両端がシリンダブラケット56及び旋回フレーム21に対して連結されている。ブームシリンダ52の伸縮に伴って、ブーム51の前部が上下に揺動する。スクレーパ53は溶鉱炉(不図示)の炉口付近に付着したスラグ(ノロ)を掻き落とすためのアタッチメントであり、ブーム51の先端に装着されている。テレスコピックシリンダ54は、ブーム51内に収容されていて、その伸縮に伴ってブーム51を伸縮させる。ブームシリンダ52、テレスコピックシリンダ54は、それぞれ油圧配管88,89(例えば油圧ホース)を介し、図4に示したメインコントロールバルブユニット36(又はサブコントロールバルブユニット)及び作動油タンク42に接続している。
6.保護部材
気体吹精機は、前述した送気管送り装置60の他にも、機体各所が保護部材で覆われている。
図10は旋回体20の左前方から見た斜視図、図11は図2中のXI−XI線の位置で図10の旋回体20を切断した断面図、図12は図2中のXII−XII線の位置で図10の旋回体20を切断した断面図である。図10−図12では、送気管送り装置60やシリンダカバー92を図示省略してある。
図10−図12や先の図1−図3及び図7−図9に示したように、第1機器室23及び第2機器室24に左右に架け渡すように受け皿91が配置されている。受け皿91は板材を折り曲げて形成したものであり、主面91a及び傾斜面91bを有していて、支持部材91cによってブーム51に支持されている。主面91aは長辺を前後に延ばした矩形状に形成されており、ブーム51、第1機器室23及び第2機器室24の上面より高位置にあり、ブーム51を跨いで少なくとも第1機器室23及び第2機器室24の対向面間をカバーするように短辺を左右に(短辺方向に)延ばしている。主面91aの短辺寸法(左右方向寸法)は第1機器室23及び第2機器室24の対向面間寸法と同一としてもよいが、本実施形態では上から見て受け皿91の左右の端部が第1機器室23及び第2機器室24に重なるだけの寸法を確保してある。傾斜面91bは主面91aの前縁を基端として前方に下って延びる面であり、ブーム51の上面に繋がっている(傾斜面91bの前縁がブーム51の上面に当たっている)。傾斜面91bの基端部は左右のシリンダブラケット56よりも後方に位置するが、傾斜面91bの左右方向の幅寸法は前方に行くほど狭くなって行き、傾斜面91bの前端部は左右のシリンダブラケット56の間に位置している。この傾斜面91bの前縁を除く受け皿91の外縁部には、主面91a及び傾斜面91bから上方に突出した周壁91dが設けられている。
また、ブーム51には左右両側にシリンダカバー92(図7等参照)が設けられている。シリンダカバー92は少なくとも1枚の板材を曲げて形成されており、ブーム51の側面やシリンダブラケット56に対して固定されている。このシリンダカバー92は、前カバー部92a及び上カバー部92bを備えている。前カバー部92aは最も広い面を前後に向けた姿勢で上下に延び、ブームシリンダ52の前側をカバーしている。この前カバー部92aの少なくとも下部は、図10や後述する図15に示したように、旋回フレーム21の前述した左右の送気管送り装置支持領域121L,121Rより前側に位置し、これら送気管送り装置支持領域121L,121Rより下側にまで延びている。上カバー部92bは最も広い面を上下に向けた姿勢で前後に延びてブームシリンダ52の上側をカバーしており、ブームシリンダ52の上方から受け皿91の傾斜面91bの上方まで延びている。上カバー部92bは水平姿勢であるが、ブーム51に向かって又は前方に向かって下り傾斜となるようにしても良い。図8に示したように、左右の上カバー部92bの距離(内法寸法)はブーム51の上面の左右方向の幅よりも狭く設定されていて、また外法寸法は受け皿91の左右方向の幅寸法と同程度かそれよりも広く設定してある。左右の上カバー部92bの機体中心線L(図2参照)側の縁部及び前縁を除く外縁部(つまり機体中心線Lと遠い側の縁部及び後縁)には、上方に突出した周壁93が設けられている。
ブーム51の上面には、ガイド部材94が設けられている。このガイド部材94は、上方から見てトラックフレーム11及び旋回フレーム21と重なる位置よりも前方(ブーム51上においてトラックフレーム11及び旋回フレーム21よりも前側の位置)でかつ左右のシリンダブラケット56の前側に位置している。ガイド部材94の後面は前方に向かって左右方向外側に傾斜したガイド面になっていて、本実施形態におけるガイド部材94は上方から見てV字状に形成されている。図7−図10では図示省略してあるがガイド部材94の上部にはカバー95(図2及び図3参照)が設けられており、ブーム51を最も短く収縮させた状態ではブーム51の上面におけるガイド部材94とスクレーパ53との間の領域はカバー95で覆われるようになっている。
また、運転室26の前面は先に触れた運転室カバー37(図10等参照)でカバーされている。運転室カバー37の左側面図を図13に、前方から見た運転室カバー37の正面図を図14に示す。
図13及び図14や図1−図3及び図10−図12に示したように、運転室カバー37は、スイングポスト101、サポート102、フレーム103、前面下部カバー104、前面上部カバー105及び上部カバー106を備えている。スイングポスト101は、上下に延びる姿勢で運転室ユニット22のスイングブラケット33に上からに挿し込まれ、スイングブラケット33によって自転可能に支持されている。サポート102は、図13及び図14に示したように、支持部102aと軸部102bとを備えている。支持部102aは、スイングポスト101の上部に接続し、前方斜め上方に延びている。軸部102bは、右側部分で支持部102aにより支持され、左右方向に延びている。フレーム103は枠型のフレームであり、下端に設けたボスに軸部102bを通すことで支持され、軸部102bを支点にして前後に回動する構成である。これにより運転室カバー37を前傾させて運転室26から遠ざけられるようになっている(図15参照)。詳しい説明は省略するが、運転室カバー37には、フレーム103の傾動範囲を制限するストッパやフレーム103の傾動を許容及び禁止するロック機構が設けられている。
前面下部カバー104は、下端が軸部102bに対して回動可能に支持されており、下端を支点にして後方に傾動可能な構成である。それに対し、前面上部カバー105は、上端がフレーム103の左右に延びる上部フレームに対して回動可能に支持されており、上端を支点にして前方に傾動可能な構成である。詳しい説明は省略するが、運転室カバー37には、前面下部カバー104及び前面上部カバー105の傾動範囲を制限するストッパや、前面下部カバー104及び前面上部カバー105の傾動を許容及び禁止するロック機構が設けられている。前面下部カバー104及び前面上部カバー105を閉じた姿勢(図14参照)では、前面上部カバー105の下部が前面下部カバー104の上部の前面に重なる。このとき、フレーム103は通常時(運転時等)の姿勢では前方に向かって下向きに傾斜した姿勢で保持され(図13等参照)、閉じた姿勢の前面下部カバー104及び前面上部カバー105は前方に向かって下向きに傾斜した傾斜面を構成する。この傾斜面の下端部(つまり前面下部カバー104の下端部)は運転室カバー37の最前部であって受け皿91の上方に位置する。つまり、上から見ると、運転室カバー37の前縁部は受け皿91の上方に重なっている。また、上部カバー106はフレーム103の上部に固定され、フレーム103と運転室26との間の隙間の上方をカバーしている。
前述したように、運転室カバー37はスイングポスト101がスイングブラケット33に挿し込まれて支持されている。従って、スイングポスト101を支点にして水平方向に運転室カバー37を回動させ、運転室26の前側位置から機体外側の位置に変位させられるようになっている(図16参照)。詳しい説明は省略するが、図13及び図14に示すように、運転室カバー37のスイングポスト101には断面が非円形部の摺動部101aがあり、この摺動部101aにストッパブラケット108が上下に摺動可能に嵌合している。ストッパブラケット108はスイングポスト101に対しては回転せず、スイングポスト101と共周りする。また、運転室カバー37にはレバー107が備わっている。このレバー107の先端はストッパブラケット108に掛かっている。通常時はベースフレーム25に設けたストッパ(不図示)にストッパブラケット108が拘束されていて、フレーム103が運転室26の前側にある姿勢で運転室カバー37が保持される。レバー107を下げると梃の原理でストッパブラケット108が持ち上がってストッパから外れ、運転室カバー37を水平方向に回動させられるようになっている。
(動作)
本実施形態に係る気体吹精機を用いて気体吹精作業を行なう場合、例えば運転室カバー37の前面下部カバー104及び前面上部カバー105を開けた状態としておく。オペレータは運転席29で操作装置31を適宜操作して、まず走行体10を駆動して気体吹精機を移動させ、溶鉱炉(不図示)の炉口に気体吹精機を正対させる。その後、送気管送り装置60のリフトシリンダ71、スイングシリンダ72及びチルトシリンダ74を適宜駆動し、送り装置部66の支持ローラ75と押えローラ77とで挟持した送気管P(図1及び図2参照)を溶鉱炉の炉口に挿し込んで送気管Pの先端を溶鋼に浸漬させる。そして運転室カバー37を閉じ、コンプレッサやボンベ等の気体供給装置(不図示)から送気管Pに気体(酸素、酸素を主成分とするガス、不活性ガス等)を供給し、送気管Pを介して溶鉱炉内の溶鋼に気体を送り込む。これにより溶鋼が循環して溶鋼中の不純物が浮上したりする。機体吹精作業中は溶鋼に浸漬された送気管Pが先端から溶けてゆくため、一定の時間間隔又は速度で送りモータ76を駆動して送気管Pを緩やかに送り込み、送気管Pの浸漬量が適当な範囲で維持されるようにする。
また、溶鉱炉の炉口周り等に付着したスラグ(ノロ)を除去する場合、オペレータは、送気管送り装置60を駆動して送気管Pを溶鉱炉から抜き取っておき、運転室カバー37を開放して、ブームシリンダ52及びテレスコピックシリンダ54、必要な場合には走行体1を駆動して、スクレーパ53を溶鉱炉の壁面に沿って動かしてスラグを書き落とす。
(効果)
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1)メンテナンス性の確保
本実施形態の場合、スラグ除去装置50を跨いで第1機器室23及び第2機器室24の対向面間の空間を受け皿91でカバーしたことにより、第1機器室23及び第2機器室24の対向面間に向かって飛散してくるスラグを受け皿91で受け止めることができる。これにより、第1機器室23及びスラグ除去装置50の間の隙間、第2機器室24及びスラグ除去装置50の間の隙間等、清掃が困難な狭隘な個所へのスラグの蓄積を抑制することができる。よって、気体吹精中に溶鋼から噴出するスラグの蓄積によるメンテナンス等に要する時間及び労力を軽減することができる。
また、特に本実施形態の場合、受け皿91はブーム51の上面に取り付けられているため、例えばブーム51と共に受け皿91の主面91aを前方下向きに傾斜させることができる。この場合、油圧ポンプ38や電動機41等の振動に起因する運転時の機体振動によって受け皿91上のスラグは前方に移動し、受け皿91の傾斜面91bを経由してブーム51の上面に下りる。また、傾斜面91bは前方に窄まっており、スラグは周壁91dにガイドされてブームシリンダ52との距離を確保しつつ前方に移動するため、受け皿か91からスラグが零れ落ちてブームシリンダ52に干渉することがないように配慮されている。受け皿91からブーム51の上面に達したスラグは、左右のシリンダブラケット56にガードされて、零れ落ちてブームシリンダ52に干渉することなくブーム51の上面を更に前方に移動する。シリンダブラケット56の間を通過したスラグは、ガイド部材94にガイドされて左右方向に振り分けられてブーム51から左右に落下する。ガイド部材94はトラックフレーム11や旋回フレーム21よりも前側に位置しており、ガイド部材94にガイドされたスラグは、トラックフレーム11や旋回フレーム21に干渉することなく左右の履帯14の間の地面に落下する。このように本実施形態の場合、単に第1機器室23及び第2機器室24の対向面間へのスラグを受け皿91で受け止めるだけでなく、受け止めたスラグが機体振動によって自然に地面の特定の場所に集められ、散らばらないように工夫されている。この点もメンテナンス性の向上に大きく貢献し得る。
また、ブームシリンダ52は前側及び上側がシリンダカバー92でカバーされているため、ロッドやシリンダチューブへのスラグやその粉塵の付着を抑制することができる。加えて、このシリンダカバー92の上カバー部92bは、ブームシリンダ52の上方から受け皿91の傾斜面91bの上方まで延びている。受け皿91の傾斜面91bが前方に窄まっていて、傾斜面91b付近では第1機器室23及び第2機器室24の対向面間がカバーしきれなくなるところ、この部分をシリンダカバー92の上カバー部92bで被覆している。従って、図2等に示したように、受け皿91とシリンダカバー92とによって、上から見てブーム51の左右両側の隙間が完全に覆うことができる。また、シリンダカバー92の上カバー部92bの周壁93は左右の外側及び後側にのみ設けてあるので、上カバー部91b上のスラグは旋回フレーム21の前側の地面かブーム51、受け皿91上に落下する。これらの点も、旋回フレーム21上へのスラグの蓄積の抑制、ひいてはメンテナンス等に要する時間及び労力の軽減に貢献し得る。
更には、第1機器室23及び第2機器室24の上面が左右方向の外側に向かって下向きに傾斜しているので、第1機器室23及び第2機器室24の上面に降り注いだスラグは、機体振動によって機体の左右の地面に落下する。第1機器室23や第2機器室24の上面へのスラグの蓄積も抑制することができる。
また、気体吹精作業中は運転室26の保護のために運転室26の前面を運転室カバー37でカバーする。この運転室カバー37の前面下部カバー104及び前面上部カバー105は閉じた状態で前方に向かって下向きに傾斜する傾斜面を構成し、その下端部は受け皿91の上方に位置する。従って、運転室カバー37で受け止められたスラグは、機体振動の作用も手伝って傾斜面を下り、第1機器室23及び第2機器室24の上面や受け皿91に導かれた後、先に説明したように機体の前方や側方の地面に排出される。これにより、受け皿91等を越えて飛来したスラグがスラグ除去装置50等と運転室26との間の狭隘な隙間に落下して蓄積することも抑制することができる。
運転室26とスラグ除去装置50等との間の隙間を清掃する場合には、図15に示したように運転室カバー37を前傾させることで、清掃をするのに適当なスペースを確保することができる。運転室カバー37を前傾させることで、運転室26を前傾させることもでき、ベースフレーム25内のメインコントロールバルブ36等の機器のメンテナンスにも有用である。更に、運転室カバー37はスイングポスト101を軸にして水平方向に回動させられるので、図16のように運転室カバー37を横に開いた状態とすることで、スラグ除去装置50のメンテナンスも容易である。運転室カバー37のスイング動作のロックは、レバー107による梃の原理を利用した簡素な機構により解除でき、操作性にも優れる。
その他、送気管送り装置60等もカバー82−86によってスラグから保護されており、送気管送り装置60の各油圧アクチュエータや可動部へのスラグの蓄積も抑制することができる。
(2)高温環境等への配慮
本実施形態の気体吹精機は、上フレーム120の最後部に運転室支持領域123を設け、旋回中心Cに対して運転室26を後方にオフセットさせたレイアウトになっている。これにより、作業時に溶鉱炉に対向するように機体前部に集約して配置したスラグ除去装置50や送気管送り装置60等との重量バランスが取れ、機体安定性を確保することができる。また、高温の溶鉱炉から運転室26が遠ざかるので、オペレータが搭乗する運転室26の温度環境の改善にも寄与する。また、制御盤35を運転室26の後部に設けたことで、制御盤35への伝熱が極力抑制されることもメリットである。
(3)利便性向上
旋回フレーム21の全体を二床構造とするのではなく、例えばステップ領域113は下フレーム110のみの1段構造としてある。前述したように運転室26は機体後方にセットバックしているため、油圧ショベル等のように履帯14をステップにして運転室26に対して乗降することができない。そこで、運転室26の側部に突出したステップ領域113を上フレーム120のない1段構造とすることで、ステップ領域113の上面の地上高を低くし、足場として利用し易い構成としてある。
(4)製作容易性
運転室ユニット22や走行体10は油圧ショベルの旋回体や走行体をベースに製作することができるので、全ての要素を新規に設計、製作する場合に比べ、効率的に機体を製作することができる。
10…走行体、21…旋回フレーム、22…運転室、23…第1機器室、24…第2機器室、37…運転室カバー、38…油圧ポンプ、42…作動油タンク、43…冷却装置、50…スラグ除去装置、51…ブーム、52…ブームシリンダ、53…スクレーパ、56…シリンダブラケット、60…送気管送り装置、91…受け皿、91b…傾斜面、92…シリンダカバー、94…ガイド部材、104…前面下部カバー(傾斜面)、105…前面上部カバー(傾斜面)、C…旋回中心、P…送気管

Claims (9)

  1. 溶鉱炉内の溶鋼に送気管を送り込む気体吹精機において、
    走行体と、
    前記走行体上に旋回可能に設けられた旋回フレームと、
    旋回中心よりも後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された運転室と、
    前記運転室の前方に位置する基端から前方に延びるブーム及び前記ブームの先端に装着したスクレーパを有するスラグ除去装置と、
    前記ブームの左右両側に位置するように前記旋回フレームに搭載された左右の送気管送り装置と、
    前記ブームの左右方向の一方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された油圧ポンプと、
    前記ブームの左右方向の他方側で前記送気管送り装置の後側に位置するように前記旋回フレームに搭載された作動油タンク及びその冷却装置とを備え、
    前記油圧ポンプを収容した第1機器室と、
    前記作動油タンク及び前記冷却装置を収容した第2機器室と、
    前記ブーム、前記第1機器室及び前記第2機器室の上面より高位置に配置され、前記ブームを跨いで少なくとも前記第1機器室及び前記第2機器室の互いの対向面間をカバーする受け皿と
    を備えたことを特徴とする気体吹精機。
  2. 請求項1の気体吹精機において、
    前記ブームは、上下に揺動可能に前記旋回フレームに連結されており、
    前記受け皿は、前記ブームに取り付けられ、前方に下り前記ブームの上面に繋がる傾斜面を有していることを特徴とする気体吹精機。
  3. 請求項2の気体吹精機において、
    前記ブームの上面の左右の位置にそれぞれ前後に延びるシリンダブラケットが設けられ、
    前記左右のシリンダブラケット及び前記旋回フレームに両端が連結された左右のブームシリンダが設けられており、
    前記受け皿の傾斜面は、前方に行くほど幅が狭くなって行き、その前端部は前記左右のシリンダブラケットの間に位置していることを特徴とする気体吹精機。
  4. 請求項3の気体吹精機において、上方から見て前記旋回フレームと重なる位置よりも前方でかつ前記左右のシリンダブラケットの前側に位置するように前記ブームの上面に設けられ、前方に向かって左右方向外側に傾斜したガイド面を有するガイド部材を備えていることを特徴とする気体吹精機。
  5. 請求項3の気体吹精機において、前記ブームシリンダの前側をカバーすると共に、前記ブームシリンダの上方から前記受け皿の傾斜面の上方まで延びるシリンダカバーを備えていることを特徴とする気体吹精機。
  6. 請求項1の気体吹精機において、前記第1機器室及び前記第2機器室の上面が左右方向の外側に向かって下向きに傾斜していることを特徴とする気体吹精機。
  7. 請求項1の気体吹精機において、前記運転室の前面をカバーし、前方に向かって下向きに傾斜する共に下端部が前記受け皿の上方に位置する傾斜面を有する運転室カバーを備えていることを特徴とする気体吹精機。
  8. 請求項7の気体吹精機において、前記運転室カバーは、前傾可能に構成されていることを特徴とする気体吹精機。
  9. 請求項7の気体吹精機において、前記運転室カバーは、水平方向に回動可能に構成されていることを特徴とする気体吹精機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5848757U (ja) * 1981-09-24 1983-04-01 新日本製鐵株式会社 混銑車用粉粒体吹込装置

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