JP2002511495A - 抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性化合物の新規な用途 - Google Patents

抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性化合物の新規な用途

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に植物防護応答の増強剤(相乗剤)としての亜リン酸誘導体の新しい使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、植物の生理学的な応答、たとえば、病原体に対する植物防護応答増
強剤(相乗剤)としての1つ又は複数個の誘導体Bの新しい使用に関する。1つ
又は複数個のエリシターAを適用することにより、ある水準の防護を植物に誘導
することができる。ある化合物B、たとえば抗真菌及び/又は抗細菌及び/又は
抗ウイルス剤の使用によって、エリシターAを単独で使用した場合に得られる応
答を増強することが出来ることが明らかにされている。
【0002】 植物に誘導される自然の防御機構のモデルタイプは過敏反応(HR)であるが
、その機構は、植物による微生物又は微生物化合物(「エリシター」)の感知、
達成される細胞の死、いろいろな化学シグナル及びメッセージの発生を含む事象
の複雑なカスケードから成っている。こうした化学シグナル及びメッセージは、
活性防護に関係する代謝の変化:フェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL
)の活性化、抗生物質活性を有する芳香族化合物(フィトアレキシン)の生合成
に導くフェニルプロパノイド経路のかぎと成る酵素、サリチル酸(AS)のよう
なシグナル分子又はさらに構造分子(リグニン)、オクタデカン酸経路と、特に
細胞死に関与するヒドロペルオキシド及びフリーラジカルを発生することができ
るリポキシゲナーゼ(LOX)の活性化、又はジャスモン酸のようなシグナル分
子の活性化を誘導しようとするものである。
【0003】 相乗効果とは、植物又は細胞が、その後の外力、たとえばエリシターによる処
理に対して非常に増幅された形で応答する増感活性であると理解することができ
る。それゆえ、相乗剤は、1つ(又は複数)の別のエリシター分子を施用すると
植物を増感し、増幅された形で応答させる化合物(分子)及び/又は化合物の混
合物である。この相乗剤はエリシターの性質をそれ自身に与えられうることが知
られている。
【0004】 エリシターAは、タンパク質、オリゴ糖(たとえばトレハロース)、多糖(た
とえばAgricultural Glycosystems, Inc.が商
標登録する製品Elexa(登録商標)又はChitosan(登録商標))、
脂質、糖脂質、糖タンパク、様々な由来のペプチド、藻類エキス、植物材料及び
/又は菌類由来の細胞壁エキス(たとえば藻類の)、菌類、Bion(登録商標
)(化合物BTH又はCGA 245704に対するノバリス社の登録商標)及
び/又はその類似体の1つ(特に欧州特許第313512号、欧州特許出願第0
690061号によって知られる類似体)、酵母エキス、サリチル酸及び/又は
そのエステルの1つ又は複数個を含む化合物のリストから選択される。
【0005】 化合物Aエリシターは、たとえば、参照してここに組み込まれる文書WO98
/47375に記載のオリゴタンパク質など、1つ(又は複数)の藻類エキス(
加水分解物)であることが好ましい。
【0006】 そして、藻類としては、Agrocean協会によって必要に応じて提案され
る、たとえば、Agrimer 540、CAL、Agrotonic、Lam
inaria種(Laminaria digitalis,Laminari
a saccharina,Laminaria hyperborea)、A
scophyllum種(Ascophyllum nodosum)、Him
anthalla種(Himanthalla elongata)、Unda
ria種(Undaria pinnatifida)、Fucus種(Fuc
us vesiculum)、Ulva種、Chondrus種、Entero
morphe種などがさらに有利であり、これらの群は、本発明の範囲内で使用
することができるが、これに限定されるものではない。
【0007】 相乗剤化合物Bは、フォセチルアルミニウム塩、フォセチルナトリウム塩など
の亜リン酸エステル金属塩としての亜リン酸誘導体、亜リン酸及びそれらのアル
カリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、Bion(登録商標)(BTH又はCGA
245704)及び/又はそれらの類似体の1つ、製品Elexa(登録商標
)、INA(イソニコチン酸)、BABA(アミノ酪酸)、ジャスモン酸メチル
(MeJa)を含むリストから選択される。
【0008】 フォセチルアルミニウム塩及び亜リン酸は、生物実験では相乗剤として優先的
に選択したが、フォセチルアルミニウム塩はタバコの細胞の培養に対して有毒で
あるため、細胞培養においてはフォセチルナトリウム塩を代用した。
【0009】 変性したエリシターで処理される細胞培養のような単純化されたモデルシステ
ムを使用することにより、全植物に固有の空間構成要素から取り除かれながら、
HRを完全に表現し、細胞内の信号発信の早期事象に到達することが出来る。本
発明者は、本発明の中で化学物質による防護応答の相乗化の問題について取り組
む。
【0010】 エリシターは、タンパク質及び糖類の異なるカテゴリーから選択されたが、植
物に対する細胞試験及び生物学的試験にとって同じではない。
【0011】 bion(登録商標)(BTH)は、選択されたエリシターの基準製品であり
、そのため事前実施された生物実験ではoidium属菌/大麦の組が保持され
た。
【0012】 一方で相乗剤の施用、他方でエリシターに施用によって誘発される現象を詳し
く分析するため、予備実験全体は相乗剤とエリシターの間の逐次(時間的に隔て
られた)処理に関係する。これは、2種類のタイプの製品が混合されるか、又は
それらが(混合状態でないにもかかわらず)同時に使用されるかを問わない。
【0013】 様々なエリシター(Phytophthora megasperma H2
0、ペクチンのオリゴマー、P.megaspermaによって産生されるエリ
シチン、β−メガスペルミン)は水の中で調製される。溶液のpHは必要によっ
て約5.5に調整する。
【0014】 亜リン酸、フォセチルナトリウム、フォセチルアルミニウム、サリチル酸エス
テル及びElexa(登録商標)(E)は水の中で調製される。BTHは、タバ
コ細胞試験のためにDMSO中で調製され、植物の試験用には市販Bion(登
録商標)(又はBendicar(登録商標))の形で使用される。
【0015】 最後に、エリシターは、BTHやElexa(登録商標)の場合のように、他
のエリシターと比べて、相乗剤としての効果も有することができる。
【0016】 本発明は、特に植物の防護の応答増強剤(相乗剤)として亜リン酸及び/又は
その誘導体の1つの新しい使用に関する。
【0017】 本発明は、i)Phytophthora megasperma(Pmg)
の細胞壁から単離されるβ−グルカンタイプのオリゴ糖、ii)ペクチンのオリ
ゴマー、iii)P.megasperma H20によって分泌されるタンパ
ク質、β−メガスペルミンなど、様々な性質を有するエリシターを施用した後の
、特にタバコの防護応答(PAL、LOX活性の誘発、ASの産生)に対する亜
リン酸(H3PO3)及びフォセチルナトリウム、そしてさらにBion(登録
商標)の相乗効果に関する。
【0018】 本発明は、特にいろいろな種類のエリシター(藻類エキス、Elexa(登録
商標)、Bion(登録商標)、サリチル酸及び/又はエステル、酵母エキス、
トレハロース、非宿主菌類の死亡した又は生きた胞子(大麦のoidium菌の
胞子))を施用することによって、生物試験の範囲で、得られる応答に対する亜
リン酸(H3PO3)及びフォセチルアルミニウム、そしてさらにElexa(
登録商標)の相乗効果に関する。
【0019】 前記の使用は、場合によって、既知の殺真菌剤を使った古典的な殺真菌剤処理
によって完了させることができるということは十分了解され、本発明の範囲に含
められる。この処理は、A及び/又はBの施用と同時に行うこともできるし、別
々に行うこともできる。
【0020】 さらに、本発明は、エリシターと、亜リン酸誘導体を含む相乗的な抗真菌剤及
び/又は抗細菌剤及び/又は抗ウイルス剤組成物及び前記の組成物を使用し、治
療又は予防として栽培物を真菌の攻撃から保護するための方法に関する。
【0021】 活性スペクトル及び抗真菌作用を有するそのような化合物の効果を向上させる
こと、又は、より有効性の高い産生物を得るために別の分子と結集してそれらを
強化すること、又はさらに、これら新しい抗真菌剤に抵抗する真菌株の出現に備
えることが常に望ましい。
【0022】 さらに、改善された作用の持続と、寄生虫を効果的に駆除するために必要な植
物衛生上の処置の回数の間隔を時間的に置くような性格に恵まれた抗真菌産生物
を配することが極めて望ましい。
【0023】 真菌の攻撃に対して栽培物の効果的な防護を十分確保しながら、環境に拡散す
る化学薬剤の量を減らすことが出来ることはいかなる場合でも特に有益である。
【0024】 かくして、前記の1つ(又は複数個)の目的は、本発明によって実現が可能で
あることが明らかとなった。
【0025】 さらに、本発明は、化合物Aとしての、様々な由来及び性質を有する1つ又は
複数個のエリシター、フォセチルアルミニウム塩、フォセチルナトリウム塩など
の亜リン酸エステル金属塩としての亜リン酸誘導体、亜リン酸及び/又はそれら
のアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩を含む群から選択される少なくとも1
つの抗真菌性化合物B、及び/又は相乗性を同様に付与された1つ又は複数個の
エリシター化合物を含む、相乗的な抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウ
イルス性組成物を目的とする。
【0026】 前記抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物は、それが向
けられる使用に従って、化合物Bのみを含むこともできるし、さらにそのような
化合物以外に、さらにたとえば1、2又は3種類の化合物Bを含むこともできる
ことは十分了解される。
【0027】 前に規定された化合物Bのより一層特別に好ましい意義の中で、フォセチルア
ルミニウムがさらに好ましい。
【0028】 全く予想外なことに、本発明に従う組成物は、特に小麦、稲、大麦などの単子
葉植物及び、特にブドウやナス科植物などの双子葉植物に対して特に有害な菌類
に対して別々に取られる活性物質の作用を著しく向上させる。この活性の向上は
、特に構成成分それぞれの用量の引き下げという形で現れ、使用者及び環境にと
って特に有益である。
【0029】 この抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性混合物(同時に又は
別々に使用する)はまた、Colby式とも呼ばれる次の式 E=X+Y−X.Y/100 (式中、 −Eは、用量がそれぞれa及びbの2種類の抗真菌薬A及びBの混合物により
、真菌の増殖を阻止すると予想されるパーセンテージであり、 −Xは、用量aの抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性化合物
により観察される阻止パーセンテージであり、 −Yは、用量bの抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性化合物
により観察される阻止パーセンテージである。) を使って、Limpel, L.E., P.H. Schuldt及びD.
Lammont, 1962, Proc. NEWCC 16:48−53が
定義した方法を適用して実証された協力特性を示している。観察された混合物の
阻止率がE以上であれば、協力効果がある。
【0030】 活性物質Bの共通の名称に対応する構造は、少なくとも次の2つの著書で指摘
されている。
【0031】 −Clive TOMLIN 編集、Btritish Crop Prot
ection Council発行の“The pesticide manu
al”, 第11版(page 629) −Association de Coordination Techni
que Agricole出版、「植物病虫害防除索引 1998」第34版 本発明による抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物には
、活性物質として、農耕上容認される固体又は液体支持体及び/又はやはり農耕
上容認される界面活性剤と混合された化合物A及び化合物Bがある。特に不活性
のよく用いられる支持体及び界面活性剤が使用可能である。これら化合物には、
対象となる作物に噴霧器のような適切な装置でそのまま使用できる組成物だけで
なく、使用前に希釈する必要がある市販の濃縮組成物がある。活性物質とは少な
くとも1つの化合物Aと少なくとも1つの化合物Bとの配合物を言う。
【0032】 これらの組成物はまた、たとえばその他の既知の抗真菌薬、保護コロイド、接
着剤、粘稠剤、チキソトロピー剤、浸透剤、安定剤、マスキング剤等のあらゆる
その他の成分を含む場合がある。より一般的には、化合物A及びBは、通常の成
形技術に対応するどのような固体又は液体添加剤とも配合することが可能である
【0033】 本発明による組成物は、一般に、活性物質を0.05〜95%(重量)、1つ
又は複数の固体又は液体支持体かつ場合によっては1つ又は複数の界面活性剤を
含む。
【0034】 本開示における「支持体」とは、活性物質が植物の空気中にのびる部分に使用
しやすくするために活性物質が配合されている、天然の又は合成の有機又は無機
物質を指す。したがってこの支持体は不活性であり、農耕上特に対象となる植物
に使用可能なものでなければならない。支持体は固体(粘土、天然又は合成ケイ
酸塩、シリカ、樹脂、蝋、固形肥料等)又は(水、アルコール特にブタノール等
)であってもよい。
【0035】 界面活性剤は、イオン系又は非イオン系の乳化剤、分散剤又は湿潤剤又はその
ような界面活性剤の混合物であってもよい。たとえば、ポリアクリル酸の各塩、
リグノスルホン酸の各塩、フェノールスルホン酸又はナフタレンスルホン酸の各
塩、脂肪アルコール又は脂肪酸又は脂肪アミンの酸化エチレン重縮合体、置換さ
れたフェノール(特にアルキルフェノール又はアリールフェノール)、スルホコ
ハク酸エステルの塩、タウリンの誘導体(特にアルキルタウリン酸塩)、ポリオ
キシエチル化したアルコール又はフェノールのリン酸エステル、脂肪酸及びポリ
オール酸のエステル、上記化合物の硫酸、スルホン酸、リン酸官能基を有する誘
導体を挙げることができる。一般に、活性物質及び/又は不活性支持体が水に可
溶でなく、適用媒体剤が水である場合、少なくとも1つの界面活性剤が存在する
ことが不可欠である。
【0036】 したがって、本発明による農業用組成物は0.05〜95%(重量)という非
常に幅広い範囲の割合で活性物質を含有していてもよい。界面活性剤の含有量は
5〜40重量%が適切である。特別な指示が無い限り、特許請求の範囲を含む本
明細書で示すパーセンテージは重量における割合である。
【0037】 本発明によるこれら組成物はそれ自体固体又は液体などさまざまな形態であっ
てもよい。
【0038】 固体組成物の形態としては、粉末散布用の粉末(活性物質含有量が100%ま
で可能)及び特に押出し、締固め、顆粒状支持体への浸透、粉末からの造粒によ
る顆粒剤(これら顆粒剤中の活性物中の含有量は0.5〜80%である)、発泡
性の錠剤又はタブレットを挙げることができる。
【0039】 本発明による抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物はさ
らに粉末散布用の粉末剤として使用することができ、また活性物質50g、滑石
950gを含む組成物、活性物質20g、細かく砕いたシリカ10g、滑石97
0gを含む組成物を使用してもよく、これらの成分を混合・細粉して、できた混
合物を粉末散布によって使用する。
【0040】 液体組成物形態又は使用時液体組成物とするための形態としては、溶液、特に
水中に可溶な濃縮物、乳濁液、濃縮懸濁液、エアゾール、湿潤性粉末(又は噴霧
用粉末)混練物、ゲル状物がある。
【0041】 噴霧用として使用することができる濃縮懸濁液は、安定した、沈殿しない流体
生成物になるように調製するもので、こうした懸濁液は通常活性物質を10〜7
5%、界面活性剤を0.5〜15%、チキソトロピー剤を0.1〜10%、消泡
剤、腐食防止剤、安定剤、浸透剤、接着剤のような適切な添加物、かつ支持体と
して、水又は活性物質がほとんど溶解しない又は全く溶解しない有機液体(ある
種の有機性の又は無機塩の固体活性物質は沈降を防ぐために又は水に対する抗ゲ
ル化剤として支持体中に溶解してもよい)などの適切な添加物を0〜10%含有
している。
【0042】 例として、ここに濃縮懸濁液を示す。
【0043】 例SC1 −活性物質 500g −ポリエトキシル化したリン酸トリスチリルフェノール 50g −ポリエトキシル化したアルキルフェノール 50g −ポリカルボン酸ナトリウム 20g −エチレングリコール 50g −有機ポリシロキサンオイル(消泡剤) 1g −多糖類 1.5g −水 316.5g 湿潤性粉末(又は噴霧用粉末)は通常、活性物質を20〜95%含むように調
製し、これらの粉末は通常固体支持体の他に、湿潤剤を0〜30%、分散剤を3
〜20%、必要な場合は、1つ又は複数の安定剤及び/又は、浸透剤、接着剤、
又は抗凝固剤、着色料などのその他の添加物を含む。
【0044】 噴霧用又は湿潤性粉末を得るためには、適切な混合器内で活性物質を添加物質
とよく混合し、製粉器又はその他の適切な粉砕器で粉砕する。こうして湿潤性に
富み懸濁化に有利な噴霧用粉末を得、水で所望の濃度に懸濁化することで、特に
植物の葉に使用するのにふさわしい懸濁液となる。
【0045】 湿潤性粉末の代わりに混練物としてもよい。混練物の形成及び使用上の条件及
び方法は、新液又は噴霧用粉末の場合と類似している。
【0046】 例として、ここに湿潤性粉末(又は噴霧用粉末)のさまざまな組成物を示す。
【0047】 例PM1 −活性物質 50% −エトキシル化脂肪アルコール(湿潤剤) 2.5% −エトキシル化フェニルエチルフェノール(分散剤) 5% −炭酸カルシウム(不活性支持体) 42.5% 例PM2 −活性物質 10% −8〜10酸化エチレンによりエトキシル化されたC13分岐型合成オキソア
ルコール(湿潤剤) 0.75% −中性リグノスルホン酸カルシウム(分散剤) 12% −炭酸カルシウム(不活性充填剤) q.s.p.100% 例PM3 この湿潤性粉末は例PM2と同じ成分を、次の割合で含んでいる。
【0048】 −活性物質 75% −湿潤剤 1.50% −分散剤 8% −炭酸カルシウム(不活性充填剤) q.s.p.100% 例PM4 −活性物質 90% −エトキシル化脂肪アルコール(湿潤剤) 4% −エトキシル化フェニルエチルフェノール(分散剤) 6% 例PM5 −活性物質 50% −アニオン及び非イオン界面活性剤の混合物(湿潤剤) 2.5% −リグノスルホン酸ナトリウム(分散剤) 5% −カオリン粘土(不活性支持体) 42.5% たとえば本発明による湿潤性粉末又は乳化可能濃縮物を水で希釈することで得
られた組成物のような水性分散剤又は乳濁液は、本発明の一般的枠内に含まれる
。乳液は油分中水タイプ又は水分中油タイプのいずれであってもよく、「マヨネ
ーズ」のような濃い粘性を有していてもよい。
【0049】 本発明による殺菌組成物は、やはり本発明に含まれる水中に分散する顆粒形態
で配合組成を決定してもよい。
【0050】 これらの分散性顆粒剤は、一般に見かけ密度がおよそ0.3〜0.6であり、
粒子の大きさは一般におよそ150〜2000、好ましくは300〜1500ミ
クロンである。
【0051】 これらの顆粒剤の活性物質含有量は、一般におよそ1〜90%、好ましくは2
5〜90%である。
【0052】 顆粒剤の残りの部分は主に固体充填剤、場合によっては、顆粒剤に水中での分
散性を付与する界面活性補助剤である。これらの顆粒剤には、含まれる充填剤が
水中に可溶であるか、不溶であるかによって主に2つの異なるタイプがある。充
填剤が水溶性である場合は、無機質又は、好ましくは有機質であってもよい。ウ
レアで特に良好な結果を得た。不溶性充填剤の場合にはたとえばカオリン又はベ
ントナイトのような無機質が好ましい。このとき有利には界面活性剤が含まれて
おり(顆粒剤のおよそ2〜20重量%)、その半分以上はアルカリ性又はアルカ
リ土類ポリナフタレンスルホン酸塩又はアルカリ性又はアルカリ土類リグノスル
ホン酸塩のような少なくとも1種類の、特にアニオン系の分散剤で構成され、残
りの部分はアルカリ性又はアルカリ土類アルコイルナフタレンスルホン酸塩のよ
うな非イオン系又はアニオン系の湿潤剤から成る。
【0053】 さらに不可欠なものではないが、消泡剤のようなその他の補助剤を添加しても
よい。
【0054】 本発明による顆粒剤は、必要な成分を混合し、次いでそれ自体既知の複数の方
法(顆粒製造装置、流体床、噴霧器、押出し等)で調製することができる。最後
に通常はクラッシングを行い、下記の範囲内で選択した粒子の大きさに篩い分け
る。また上記の方法で得た、活性物質を含む組成物を含浸させた顆粒剤を使用し
てもよい。
【0055】 好ましくは、下記の各実施例に示す方法で操作を行う押出しで得る。
【0056】 実施例GD1:分散性顆粒剤 混合器内で、活性物質90重量%とウレア10%とを混合して真珠粒状にする
。混合物を串付粉砕器(broyeur a broches)の中で粉砕する
。得られた粉末をおよそ8重量%の水で湿らせる。この湿らせた粉末を、穴あき
ローラー付押出し器の中で押し出す。得られた顆粒剤を乾燥し、クラッシングし
て篩いかけ、150〜2000ミクロンの大きさに揃える。
【0057】 実施例GD2:分散性顆粒剤 混合器内で、次の成分を混合する。
【0058】 −活性物質 75% −湿潤剤(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム) 2% −分散剤(ポリナフタレンスルホン酸ナトリウム) 8% −水分中の不活性充填剤(カオリン) 15% この混合物を水の存在下に流体床で顆粒状にし、乾燥してクラッシングし、篩
いにかけて0.15〜0.80mmの大きさの顆粒剤を得る。
【0059】 これらの顆粒剤は単体で使用してもよく、水の中で必要な含有量の溶液状、又
は分散状にする。また、特に抗真菌剤など、湿潤性粉末又は顆粒状又は水性懸濁
状の形態の他の活性物質との配合物を調製するために、これら顆粒剤を使用して
もよい。
【0060】 貯蔵又は輸送に適した組成物に関しては、活性物質を0.5〜95%(重量)
含むものがさらに有利である。
【0061】 本発明は、作物の植物病原性真菌類及び/又は細菌及び/又はウイルスに対す
る治癒又は予防、好ましくは予防防除としての対策方法を目的とし、本方法は、
たとえば本発明による抗真菌及び/又は抗細菌及び/又は抗ウイルス組成物中の
1つ又は複数の化合物Aと及び少なくとも1つの化合物Bとの配合物を有効かつ
非植物毒性量で植物の空気中で成長する部分に対して使用することを特徴とする
。本方法全体としては、場合によってはさらに既知の殺真菌剤を化合物A及び/
又はBと同時に又は別々に使用する追加処理を行ってもよい。
【0062】 本方法により退治することのできる作物の植物病原性菌類には特に以下のよう
なものがある。
【0063】 −卵菌類 −Phytophthora phaseoli、Phytophthor
a citrophthora、Phytophthora capsici、
Phytophthora cactorum、Phytophthora p
almivora、Phytophthora cinnamoni、Phyt
ophthora megasperma、Phytophthora par
asitica、Phytophthora fragariae、Phyto
phthora cryptogea、Phytophthora porri
、Phytophthora nicotianae、Phytophthor
a infestansなどの疫病菌属(合弁花類(solanees)のべと
病、特にジャガイモ又はトマト) −ツユカビ科、特にPlasmopara viticola(葡萄べと病
)、Plasmopara halstedei(ひまわりべと病)、Pseu
doperonospora種(特にウリ科植物のべと病(Pseudoper
omospora cubensis)及びカラハナソウ属植物のべと病(Ps
eudoperonospora humuli))、Bremia lact
ucae(レタスべと病)、Peronospora tabacinae(た
ばこべと病)、Peronospora destructor(タマネギべと
病)、Peronospora parasitica(キャベツべと病)、P
eronospora farinosa(アンディーブべと病及びテンサイべ
と病) −子嚢菌類(ascomycetes) −Alernaria属、たとえばAlternaria solani(
合弁花類の葉枯病、特にトマト、ジャガイモ) −Guignardia属、特にGuignardia bidwelli
i(葡萄の腐敗病) −Venturia属、たとえばVenturia inaequalis
、Venturia pirina(リンゴ又は西洋なしの黒星病) −Oidium属、たとえば葡萄のうどん粉病(Uncinula nec
ator)、野菜作物のうどん粉病、たとえばErysiphe polygo
ni(アブラナ科のうどん粉病)、Lveillula taurica、Er
ysiphe cichoracearum、Sphaerotheca fu
ligena(ウリ科、キク科、トマトのうどん粉病)、Erysiphe c
ommunis(テンサイ、キャベツのうどん粉病)、Erysiphe pi
si(エンドウ豆、ウマゴヤシ属のうどん粉病)、Erysiphe poly
phaga(インゲン豆、キュウリのうどん粉病)、Erysiphe umb
elliferarum(セリ科、特にニンジンのうどん粉病)、Sphaer
otheca humuli(ホップのうどん粉病)、小麦、大麦のうどん粉病
(Erysiphe graminis forma specie trit
ici及びErysiphe graminis forma specie
hordei) −Taphrina属、たとえばTaphrina deformans(
桃の縮葉病) −Septoria属、たとえばSeptoria nodorum又はS
eptoria tritici(穀類のオオムギハガレ病) −Sclerotinia属、たとえばSclerotinia scle
rotirium −Pseudocercosporella、たとえばP.herpotr
ichoides(穀類の眼紋病) −Botrytis cinerea属(葡萄、野菜及び集約栽培野菜、エ
ンドウ豆、・・・) −Phomopsis viticola(葡萄の黒菌病) −担子菌類 −Puccinia属、たとえばPuccinia recondita又
はstriiformis(小麦のさび病)、Puccinia tritic
ina、Puccinia hordei −Rhizoctonia spp科、たとえばRhizoctonia
solani 本方法により抑制することができる細菌及びウイルスによる病気は特に以下の
ものである。
【0064】 −火傷病、Erwinia amylovora −核果樹のバクテリア罹病斑、Xanthomonas campestr
is −西洋なしの細菌症、Pseudomonas syringae −米、穀類の細菌症 −米、野菜及び穀物につくウイルス 本発明の枠内で取り扱う作物は好ましくは穀類(小麦、大麦、トウモロコシ、
米)、野菜(インゲン豆、タマネギ、ウリ科植物、キャベツ、ジャガイモ、トマ
ト、ピーマン、ほうれん草、エンドウ豆、レタス、セロリ、アンディーブ)、果
物(オランダイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、果樹(リンゴ、洋なし、サクラン
ボ、チョウセン人参、レモン、ココヤシ、ペカン、カカオ、胡桃、パラゴムノキ
、オリーブ、ポプラ、バナナ)、葡萄、ひまわり、テンサイ、タバコ及び観賞植
物である。
【0065】 対象とする真菌類又は細菌による分類だけでなく、対象となる作物による分類
も以下のように示すことができる。
【0066】 −葡萄:うどん粉病(Uncimula necator)、べと病(Pla
smopara viticola)、灰色腐敗病(Botrytis cin
erea)、黒菌病(Phomopsis viticola)及び腐敗病(G
uignardia bidwellii) −合弁花類:べと病(Phytophthora infestans)、葉
枯病(Alternaria solani)及び腐敗病(Botrytis
cinerea) −野菜:べと病(Peronospora sp., Bremia lac
tucae、Pseudoperonospora sp)、葉枯病(Aler
naria sp.)、雪腐病(Sclerotinia sp.)、腐敗病(
Botrytis cinerea)、苗又は根の腐敗病(Rhizocton
ia spp.)、うどん粉病(Erysiphe sp、Sphaeroth
eca fuliginea) −樹木:黒星病(Venturia inaequalis、V. piri
na)、細菌病(erwinia amylovora、xanthomona
s campestris、pseudomonas syringae)、う
どん粉病(Podosphaera leucotricha)及び灰星病(M
onilia fructigena) −柑橘類:黒星病(Elsinoe fawcetti)、黒点病菌(Pho
mopsis citri)及び疫病菌種による病気 −小麦:種子の次の病気に対して:紅色雪腐病(Microdochium
nivale及びFusarium roseum)、黒穂病(Tilleti
a caries, Tilletia controversa 又はTil
letia indica)、オオムギハガレ病(Septoria nodo
rum) −小麦:植物の(地下茎、根などの)空気中にのびる部分の次の病気に対して
:眼紋病(Pseudocercosporella herpotricho
ides)、縮れ病(Gaeumannomyces graminis)、根
元の紅色雪腐病(F.culmorum、F.graminearum)、株腐
病(Rhizoctonia cerealis)、うどん粉病(Erysip
he graminis forma specie tritici)、さび
病(Puccinia striiformis及びPuccinia rec
ondita)及びオオムギハガレ病(Septoria tritici及び
Septoria nodorum) −小麦及び大麦:バクテリア及びウイルスによる病気、たとえば大麦の萎黄病
に対して、 −大麦:種子の次の病気に対して:斑点病(Pyrenophora gra
minea、Bipolaris、Pyrenophora teres及びC
ochliobolus sativus)、裸黒穂病(Ustilago n
uda)及び紅色雪腐病(Microdochium nivale及びFus
arium roseum) −大麦:植物の(地下茎、根などの)空気中にのびる部分の次の病気に対して
:眼紋病(Pseudocercosporella herpotricho
ides)、斑点病(Pyrenophora teres及びCochlio
bolus sativus)、うどん粉病(Erysiphe gramin
is forma specie hordei)、赤さび病(Puccini
a hordei)及び雲形病(Rhynchosporium secali
s) −ジャガイモ:塊茎の病気に対して(特にHelminthosporium
solani、Phoma tuberosa、Rhizoctonia s
olani、Fusarium solani)及びある種のウイルス病(vi
rus Y) −綿:種子から発生する新芽の次の病気に対して:根腐病(Rhizocto
nia solani、Fusarium oxysporum)、黒根腐病(
Thielaviopsis basicola) −エンドウ豆、種子の次の病気に対して:炭疽病(Ascochyta pi
si、Mycosphaerella pinodes)、腐敗病(Fusar
ium oxysporum):、灰斑病(Botrytis cinerea
)、さび病(Uromyces pisi) −菜種:種子の次の病気に対して:Phoma lingam 及びAlte
rnaria brassicae、腐敗病(Botrytis cinere
a)及び菌核病(Sclerotinia sclerotirium) −トウモロコシ:種子の病気に対して:(Rhizopus sp., Pe
nicillium sp., Trichoderma sp., Aspe
rgillus sp.及びGebberella fujikuroi)、斑
点病(Bipolaris)、紅色雪腐病(Fusarium oxyspor
um) −米:苗又は根の腐敗病(Rhizoctonia spp.) −アマ:種子の病気に対して(Alternaria linicola) −バナナ:褐斑病(Mycosphaerella figiensis) −芝生:さび病、うどん粉病、斑点病、地中繁殖病菌による病気(Mcrod
ochium nivale、Pythium sp.、Rhizoctoni
a solani、Sclerotinia homeocarpa....) −森林樹:苗腐敗病に対して(Fusarium oxysporum、Rh
izoctonia solani) 抗真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物は次のようなさま
ざまな処理方法によって使用する。
【0067】 −前記組成物を含む液体を、作物の空気中で成長する部分へ噴霧 −粉末散布、顆粒剤又は粉末剤を土壌に混入、潅水、樹木内への注入及び/又
は塗布(塗装)及び/又はパッチ(包帯)による塗布、腐植土中への混入及び/
又は土壌への栄養液 作物の空気中で成長する部分への液体の噴霧が好ましい処理方法である。
【0068】 「有効かつ非植物毒性量」とは、作物に存在している又は出現する可能性のあ
る細菌の抑制又は駆除を可能とするのに十分でありながら、かつ前記作物に対し
て顕著な植物毒性の兆候を引き起こさない、本発明による組成物の量を言う。こ
のような量は、駆除すべき細菌類、作物の種類、気象条件、本発明による抗真菌
性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物中に含まれる化合物により
、かなり異なる可能性がある。この量を当業者の可能な範囲で実地に組織だった
試験方法を行って決定してもよい。
【0069】 最後に、本発明は、同時に、連続的に又は別々に使用することにより、培地の
植物病原性真菌類及び/又は細菌類及び/又はウイルスを抑制する少なくとも1
つの化合物A及び少なくとも1つの化合物Bを含む製品に関する。
【0070】 以下の各実施例はいかなる制限もなく、もっぱら本発明の例証として示すもの
である。
【0071】 PAL及びLOX及びサリチル酸のような酵素の生成を測定して、タバコの細
胞培養における防御反応の結果もたらされる生理的効果について、かつ小麦のう
どん粉病と葡萄のべと病とが結合した場合の抗真菌防除効果について実験を行っ
た。
【0072】 実施例1:生理学的効果 1)タバコの細胞に対する生物化学的マーカーの選択 ◆PAL(フェニルアラニン・アンモニアリアーゼ)(植物(特に単子葉植物
)の防御反応において起こるフェニルプロパノイド(phenyl propa
noid)、特に木質化へのルートの鍵となる酵素活性)の測定。
【0073】 ◆サリチル酸の測定:シグナル分子 ◆ジャスモン酸合成のキー酵素であるLOX(リポキシゲナーゼ)活性、その
他のシグナル分子の測定酵素の測定 2)植物素材 使用した細胞懸濁液はワシントン州立大学(Pullman, USA)に由
来するNicotiana tabacum BY(ブライトイェロー)の懸濁
液である。懸濁液を24℃の暗所で、(1分間に120回転)の撹拌下に培養し
、冷却した培地70ml中で培養物10mlを7日ごとに移動させて移植を行っ
た。 以下に1リットル当たりの培地の組成を示す。
【0074】 −Murashige & Skoog塩(Duchefa) 4.3g −スクロース 30g −B1(チアミン) 1mg −イノシトール 100mg −KHPO 1.47mM pHは5.8に調整した。
【0075】 細胞は移植(成長指数段階の終了)5日後に前処理を行い、6日目に誘導を行
った。前処理の2時間前に細胞10mlを25mlのエルレンマイヤーフラスコ
の中に移す。フェニルアラニン・アンモニアリアーゼ(PAL)、リポキシゲナ
ーゼ(LOX)活性の分析及びサリチル酸(SA)の決定のために、必要な時に
細胞をワットマン紙3M上で濾過により採取し、液体窒素中で凍結して分析時ま
で−80℃で保存する。
【0076】 3)フェニルアラニン・アンモニアリアーゼ(PAL) 細胞(0.5g)を、活性炭素及び石英の存在下に、ホウ酸エステル緩衝液0
.1M、pH8.8中で細かく砕く。粉砕率は1/5(p/v)である。遠心分
離器にかけた後、細胞抽出物100μlを200μlのホウ酸エステル緩衝液0
.1MpH8.8及びホウ酸エステル緩衝液0.1M pH8.8とL−フェニ
ルアラニン300μMとの混合液100μl(標識をつけ、冷却した混合液)(
最終的に溶液は810,000cpm/mlの特有の活性を示す)の存在下に3
7℃で1時間インキュベートする。
【0077】 H2SO4 9Nを数滴加えて反応を停止する。さらにH2O 2mlを添加
する。反応生成物は、エーテル/シクロヘキサン混合液(1/1、v/v)2m
lを加えて抽出する。フェニルアラニンはこの混合液に可溶ではないので、反応
のカウントは「多目的」シンチレーション液の存在下に1mlにつき行う。
【0078】 4)リポキシゲナーゼ(LOX)活性 細胞(250mg)を、石英の存在下に抽出緩衝液0.5ml中で細かく砕く
【0079】 抽出緩衝液:−3重緩衝液0.1M Ph6.8 −PVP1% p/v −Na 0.04% −PMSF 0.5mM −EDTA 3mM − トリトン 0.1% v/v 粉砕物を4℃で13000回転/分で15分間遠心分離器にかける。2.87
mlの3重緩衝液0.1M pH6.8、次いで30μlのリノレン酸10mM
を細胞抽出物に加える。撹拌した後、234nmの溶存酵素の変化を測定する。
【0080】 5)サリチル酸(AS)の抽出と秤量 タバコの細胞又は葉の試料を液体窒素中で粉砕し、さらに0.8mlの90%
メタノールの存在下に粉砕を続ける。14C(1nCi、54mCi/モル、シ
グマ)で標識したASの既知量を添加して、内生ASの回収率を調べる。標識し
て添加したASの量は分析検出閾値以下である。メタノール抽出物を強く撹拌し
て、13000回転で20分間遠心分離器にかける。表面残存物を回収して、残
滓を100%メタノールで2回目の抽出に付す。遠心分離器にかけた後2つの残
存物を合わせる。次にこれらの試料を、真空下に濃縮器で無水蒸発する。無水抽
出物を80℃の水0.5ml中に戻す。
【0081】 試料をHCl2mlを添加することでpH2にして、1時間80℃に加熱する
。次いで、試料を2倍量のエーテルで連続2回の抽出に付す。抽出後、エーテル
を含んでいる各相を合わせ、エーテルを窒素の環流下に蒸発させる。無水残渣を
荷重緩衝液(酢酸ナトリウム20mM pH5、アセトニトリルが9:1(v/
v)の割合)およそ150μl中に溶解する。シンチレーション液(Ready
Gel、Beckmann)3mlを加えた20mlを、ASの回収率を計算
できる残滓放射能計測のために採取する。測定された全AS含有量は、遊離基の
形態下のAS含有量及び結合形態下のAS含有量の総計に対応し、ASは加水分
解中に塩析される。
【0082】 CLHPによる定量分析 荷重緩衝液から回収した試料50μlを、酢酸ナトリウム(20mM、pH5
)97%/アセトニトリル3%緩衝混合液中に、均衡状態においた逆相カラムC
18(Nova pak Waters、3.9×150mm)において1ml
/分の流量下で注入する。溶離は、10分間の等支配システムおけるCLHPw
atersシステム上でプログラミングされている。次にアセトニトリルの比率
を2分間で80%まで上昇させ、この比率を10分間維持することでカラムを洗
浄することができ、次に開始混合液中で5分間再均衡化することで次の新たな注
入に備える。ASは蛍光測定(λ励起=315nm、λ放出=405nm)によ
り計量する。この分子に対応する最大値は、保持時間を参照AS(50ng)の
最大値との比較により特定する。注入したASの量は、ASに対応する最大値の
範囲を注入した標準分子の範囲を比較することにより計算する。次に試料内のA
S含有量を回収率を考慮して計算する。
【0083】 6)処理反応速度 いずれの場合も、エリシター処理の18時間前に相乗剤(potentiat
or)による前処理を行う。
【0084】 生理学的効果の分析のための採取は、エリシター誘導(elicitatio
n)後4時間、12時間又は24時間に行う。相乗作用だけ又は誘導だけに対応
する基準が各採取物に対して体系的に呈示されている。
【0085】 結果:明細書の終わりの図1〜9を参照のこと。各図についての注釈は次の通
りである。
【0086】 図1 Pmgから単離したオリゴ糖エリシターによる誘導後のPAL活性誘導
に対する、H3PO3によるタバコ細胞培養コンディショニングの影響。
【0087】 細胞培養は5mMのH3PO3により18時間コンディショニング(前処理)
を行い、β−グルカン型のオリゴ糖エリシター10μg/mlにより誘導する。
誘導自体がPAL活性の一時的上昇をもたらすが、この活性は誘導後開始レベル
8時間に戻る。H3PO3(5mM)による細胞の前処理はエリシターへの反応
(誘導可能性)を明確に増幅し、この現象の持続性が上昇する。
【0088】 図2 タバコの細胞培養のリポキシゲナーゼ(LOX)活性に対する、Pmg
から単離したオリゴ糖エリシターによる誘導後のH3PO3の影響。
【0089】 β−グルカン型のオリゴ糖エリシター10μg/mlによる誘導の21時間後
、LOX活性を測定した。細胞の誘導可能性に対するH3PO3による細胞の前
処理効果は重要である。これはLOX活性を対応する基準のおよそ4倍高く誘導
するからである。LOX活性のわずかな誘導効果が、H3PO3単独使用の39
時間後(前処理18時間+21時間)に観察できる。
【0090】 図3 H3PO3によるタバコの細胞培養のコンディショニングの、ペクチン
のオリゴマーによる誘引後のPAL活性の誘導に対する影響。
【0091】 細胞培養を、5mMのH3PO3で18時間コンディショニングを行った後、
ペクチンのオリゴマー20μg/mlにより誘導を行った。エリシターで細胞を
処理することにより、エリシターの適用後に当初レベル8時間に戻るPAL活性
の一時的上昇をもたらす。H3PO3による細胞のコンディショニングは、誘導
後にPAL活性を強く刺激し、高レベルのPAL活性が実験の間持続する。H3
PO3の適用後、目立ったPAL活性誘導効果は検出されない。
【0092】 図4 H3PO3により前処理を行った又は行っていない、かつペクチンオリ
ゴマーにより誘導したタバコ細胞培養内のASの蓄積。
【0093】 ASは、ペクチンのオリゴマー20μg/mlによる誘導反応として極めて一
時的に少量蓄積する。誘導の18時間前にH3PO3によりコンディショニング
を行うことで、コンディショニングを行っていない細胞に比べて、非常に高いA
S合成率の上昇をもたらす。
【0094】 図5 H3PO3及びフォセチルナトリウム(fosetyl−Na)による
タバコ細胞培養のコンディショニングの、ペクチンのオリゴマーによる誘導後の
PAL活性の誘導に対する影響。
【0095】 細胞培養は、5mMのH3PO3又はフォセチルナトリウムによりコンディシ
ョニングを行った後、ペクチンのオリゴマー20μg/mlにより誘導した。エ
リシターによる細胞処理はPAL活性の一時的な上昇をもたらし、この活性は誘
導後初期のレベル11時間に戻る。H3PO3による細胞のコンディショニング
により、誘導後、コンディショニングを行っていない細胞で観察されるよりも高
いPAL活性を引き起こす。フォセチルナトリウムは、誘導の11時間後もPA
L活性を高いレベルに維持する(持続効果)。フォセチルナトリウム単独の適用
後は、目立ったPAL活性誘導効果は認められない。
【0096】 図6 PAL活性誘導に対するH3PO3によるタバコ細胞培養コンディショ
ニングの、β−メガスペルミン2nMによる誘導後の影響。
【0097】 細胞培養は、5mMのH3PO3により18時間コンディショニングを行い、
さらに2nMのβ−メガスペルミンにより誘導を行った。エリシター単独の使用
でPAL活性の上昇をもたらし、これは誘導後8時間安定する。H3PO3によ
り前処理を行ったPAL活性は、誘導後、コンディショニングを行っていない細
胞の4倍レベルまで一直線に上昇する。
【0098】 図7 β−メガスペルミン2nMによる誘導後の、タバコ細胞培養リポキシゲ
ナーゼ(LOX)活性に対するH3PO3の影響。
【0099】 LOX活性を、β−メガスペルミン2nMによる誘導の12時間後に測定した
。対応する基準に対しておよそ28倍高いLOX活性を誘導するほど、細胞誘導
性に対するH3PO3による細胞前処理(18時間)効果は高い。H3PO3単
独適用の30時間後(前処理18時間+12時間)では、LOX活性の誘導効果
は全く観察できない。
【0100】 図8 H3PO3によりコンディショニングを行った又は行っていない、かつ
β−メガスペルミン5nMにより誘導を行ったタバコ細胞培養内のASの蓄積。
【0101】 ASは、β−メガスペルミン5nMによる誘導に反応して一時的に蓄積する。
誘導の18時間前、H3PO3による細胞のコンディショニングにより、コンデ
ィショニングを行っていない細胞に比べてAS合成率が大幅に上昇し、この効果
は持続する。
【0102】 図9 H3PO3及びフォセチルナトリウムによるタバコ細胞培養コンディシ
ョニングの、β−メガスペルミン2nMによる誘導後のPAL活性の誘導に対す
る影響。
【0103】 細胞培養は、5mMのH3PO3又はフォセチルナトリウムにより18時間コ
ンディショニングを行い、かつβ−メガスペルミン2nMにより誘導を行った。
誘導だけでPAL活性の上昇をもたらし、これはエリシターの適用後8時間安定
する。H3PO3又はフォセチルナトリウムにより前処理を行った細胞のPAL
活性は常にコンディショニングを行っていない細胞で観察されたものより高い。
【0104】 結論:これらの実験で、タバコの防御反応に対するH3PO3及びフォセチル
ナトリウムの相乗作用効果が証明された。H3PO3及びフォセチルナトリウム
それ自体は、PAL活性、LOX活性又はAS合成に対してなんら影響を及ぼさ
ない。コンディショニングによって細胞培養は低濃度のエリシターに反応しやす
くなる、又はエリシターに対する細胞の感受性が高まる。
【0105】 実施例2:抗真菌性保護 1)うどん粉病/小麦(Erysiphe graminis f.sp.t
ritici) Victo品種の小麦(遺伝子パイオニア会社より市販)を10℃の低温室で
HR90%の比率で培養し、12時間の光周期に付す。
【0106】 およそ3週間目の苗(2葉がよく発達した段階)を、処理前に、1日20℃の
温室でコンディショニングし、潅水する。各生成物を連続してあるいは混合して
使用する。
【0107】 さまざまな化合物を水に希釈することにより、1ヘクタール当たりの噴霧液量
250リットルに該当する希釈懸濁液を調製する。
【0108】 連続処理の場合、相乗剤をエリシター使用の24時間又は48時間前に与える
【0109】 汚染はエリシターによる処理後2日、4日又は5日に起こる。前の週にあらか
じめ汚染させ、(自由水に抵抗力がなく根付かない強制病原性の)粉状の分生胞
子によりフェルト状になった小麦の苗で苗を掃いて汚染をより確実にする。
【0110】 この汚染後に、小麦の苗を、HR85%の雰囲気化に20℃で7日間インキュ
ベーション状態に置く。
【0111】 2)葡萄べと病(Plasmopara viticola) Chardonnay品種の葡萄(Vitis vinifera)の挿し木
を温室内の小さな植木鉢で栽培する。これらの苗が2ヶ月になったら(4〜5葉
段階)、処理前に、20℃の温室内で1週間下から上への灌漑下に置き、全くス
トレスが起こらないようにする。
【0112】 生成物を連続的にあるいは混合して与える。
【0113】 さまざまな化合物から、1ヘクタール当たり500リットルの噴霧液量に該当
する水に希釈した懸濁液を調製する。
【0114】 連続処理の場合、エリシター前の6日(間)に相乗剤を与える。
【0115】 エリシター処理の6日後に汚染が起きる。7日前に汚染させて胞子が繁殖した
葉から得たPlasmopara viticolaの胞子の水性懸濁液を散布
することより汚染をさらに確実にする。これらの胞子は、立法センチメートル(
cm)当たり100000個の割合で懸濁化する。
【0116】 次に苗を、18〜20℃の霧状の湿った雰囲気下で7日間インキュベーション
する。
【0117】 汚染の7日後に、汚染させて処理していない基準苗と比較して評価を行う。目
視により、真菌類の胞子による白みがかった綿毛がついた葉の裏側表面を観察す
る。
【0118】 葉面の胞子の繁殖した表面率から、アボット公式を使って、苗ごとに3枚の葉
面及び試験因子ごとに3本の苗に行った1つの又は複数の処理剤の効果を割り出
す。
【0119】 結果:明細書の最後の図10〜20を参照のこと。各図の注釈は次の通りであ
る。
【0120】 図10 補助剤として湿潤剤R56を0.1%加えた適用乳剤中に1%の炭水
化物Elexa(登録商標)型エリシターにより誘導した後のうどん粉病の広が
りに対して、1ヘクタール当たり1kgの割で与えたフォセチルアルミニウム(
fosetyl Al)(Aliette WG 80%)による小麦の苗のコ
ンディショニングの影響。
【0121】 Colby分析により、小麦のうどん粉病(Erysiphe gramin
is f.sp. tritici)に対する、本試験の条件内でフォセチルア
ルミニウムとR56を補助剤として加えたElexa(登録商標)との協力効果
が証明された。
【0122】
【表1】
【0123】 図11 小麦のうどん粉病に対する、1ヘクタール当たり1kgで使用するフ
ォセチルアルミニウム又は1ヘクタール当たり1〜2kgで使用するH2PHO
3と、適用する乳剤中R56を0.1%補助剤として加えたエリシターとして使
用するElexa(登録商標)0.1%剤との協力効果。
【0124】 本試験において、3つの鉢に分植された24本の小麦苗の第1葉、第2葉、第
3葉の症状評価を行った。相乗剤(フォセチルアルミニウム又はH2PHO3)
の適用及びR56を0.1%加えたエリシターElexa(登録商標)0.1%
の適用を48時間の間に別々に行った。
【0125】
【表2】
【0126】 図12 葡萄べと病に対する、適用する乳剤中R56を0.1%補助剤として
加えたElexa(登録商標)0.1%による誘導後の、1ヘクタール当たり1
又は2kgのフォセチルアルミニウム相乗作用効果。
【0127】 2回のそれぞれ独立した試験で、フォセチルアルミニウム X Elexa(
登録商標)0.1%(+0.1%のR56)配合のColbyによる協力作用が
注目された。
【0128】
【表3】
【0129】 図13 1リットル当たり1gの酵母エキス型エリシター(yeast 1E
)による誘導後の、小麦の抗うどん粉病防御に対するフォセチルアルミニウム(
1ヘクタール当たり1kgのfos1)の効果。
【0130】 小麦のうどん粉病に対する、フォセチルアルミニウム−酵母エキスの組み合わ
せについて、Colbyによる協力作用が明らかになった。
【0131】
【表4】
【0132】 図14 大麦のうどん粉病を発生させる非宿主真菌類(Erysiphe g
raminis f. sp.hordei)の死滅させた又は死滅させていな
い胞子型エリシターによる誘導後の、小麦のうどん粉病に対するフォセチルアル
ミニウム又は亜リン酸(H2PHO3)による小麦の苗のコンディショニング効
果。
【0133】
【表5】
【0134】 相乗剤がフォセチルアルミニウムあるいはH2PHO3、及び小麦上の非宿主
真菌類胞子であるエリシターである2つのケースでColbyによる協力作用が
証明された。
【0135】 図15 15g/リットルのトレハロース(Prolabo)のようなオリゴ
糖エリシターによる誘導後の、小麦苗の抗うどん粉病防御に対するH2PHO3
(1kg/ヘクタール)の効果。
【0136】
【表6】
【0137】 小麦のうどん粉病に対して亜リン酸の相乗作用効果とトレハロースの誘導効果
を組み合わせることで、Colbyによる協力作用効果が認められた。
【0138】 図16 オリゴ糖エリシター、トレハロースの誘導効果15g/リットル(P
rolabo)による誘導後、葡萄べと病に対するフォセチルアルミニウム(2
kg/ヘクタール)の効果。
【0139】
【表7】
【0140】 葡萄べと病に対してフォセチルアルミニウムの相乗作用効果とトレハロースの
誘導効果を組み合わせることで、Colbyによる協力作用が認められた。
【0141】 図17 相乗剤の48時間後及び汚染4日前に適用する1g/リットルのサリ
チル酸による、誘導後の小麦のうどん粉病に対するフォセチルアルミニウム(1
又は2kg/ヘクタール)又はH2PHO3(1又は2kg/ヘクタール)の影
響。
【0142】
【表8】
【0143】 フォセチルアルミニウム又はH2PHO3は、サリチル酸の誘導効果を協力作
用的に増大した。
【0144】 図18 相乗剤の48時間後、及び汚染の48時間前又は4日又は5日前に用
量30g/ヘクタールで適用するBion(登録商標)(BTH)型のエリシタ
ーによる誘導後の、小麦のうどん粉病に対するH2PHO3(1kg/ヘクター
ル)又はフォセチルアルミニウム(1又は2kg/ヘクタール)の影響。
【0145】
【表9】
【0146】 小麦のうどん粉病に対してフォセチルアルミニウム又はH2PHO3をbio
n(登録商標)と組み合わせたさまざまな配合において、Colbyによる協力
作用が認められた。
【0147】 図19 bion(登録商標)(30g/ヘクタールのBTH)型エリシター
に組み合わせた、葡萄べと病に対するフォセチルアルミニウム(2kg/ヘクタ
ール)の影響。
【0148】
【表10】
【0149】 葡萄べと病に対して、フォセチルアルミニウムの相乗作用効果とbion(登
録商標)の誘導効果を組み合わせることでColbyによる協力作用効果が認め
られた。
【0150】 図20 bion(登録商標)(30g/ヘクタールのBTH)型の又はサリ
チル酸エステル(1g/リットル)のエリシターによる処理を組み合わせた、小
麦のうどん粉病に対して適用する乳剤中0.1%のR56を補助剤として加えた
0.1%Elexa(登録商標)(ここでは相乗剤として)の影響。
【0151】 第1試験で、誘導処理と汚染を4日間で行ったのに対して、第2試験では、誘
導と汚染との間の期間は48時間、あるいは5日間で行った。この2つの場合、
48時間の方は相乗作用処理と誘導処理を行った。
【0152】
【表11】
【0153】 各ケースでColbyによる協力作用が認められる。いずれの場合もElex
a(登録商標)はBTH又はサリチル酸の誘導反応を増大する。
【0154】 結論:フォセチルアルミニウムとその誘導体及び、多糖類(Elexa(登録
商標))、単純糖(トレハロース)、サリチル酸及び/又はその各エステルのよ
うな化合物、Bion(登録商標)(BTH)又は小麦及び葡萄に対して行った
生物学的テストにおける非宿主真菌類(Erysiphe graminis
horedei)の胞子などさまざまなタイプのエリシターとの間の、Colb
yによる協力作用効果が明らかになった。同じく、Elexa(登録商標)と、
Bion(登録商標)又はサリチル酸及び/又はその各エステルとの間の協力作
用効果も明らかになった。
【0155】 これらの実施例は、タバコの細胞に対して明らかになっていた各生理学的効果
を補いかつ相関させるものとなった。またタバコの場合には、ペクチンのオリゴ
マーによる誘導の際、Bion(登録商標)(BTH)の相乗作用が証明された
(図21を参照)。
【0156】 実施例3:葉面処理によるメロン(Cucumis melo、rochet
品種)のうどん粉病に対する、畑で行ったテスト フォセチル+藻類のエキスは、下記表の結果が示すように、同量で単独で使用
した場合と比べて大幅な被害の減少をもたらした。
【0157】 使用した抗真菌剤はフォセチルアルミニウム(活性物質1.25kg/ヘクタ
ールあるいは1000g/ヘクタールで使用するWG)であり、藻類のエキス(
LC溶液、1リットル/ヘクタール)はAgrimer社のAgrimer 5
40である。
【0158】 これらすべての生成物は1000g/ヘクタールの用量で使用し、T1及びT
2の2つの処理(7日おきに行った)の15日後に病気に罹った植物の割合(%
)を決定した。
【0159】
【表12】
【0160】 実施例4:葉面処理による、小麦(triticum aestivum、w
inter品種)のうどん粉病(erysiphe graminis)に対す
る畑でのテスト フォセチル+藻類のエキスは、下記表の結果が示すように、同量で単独で使用
した場合と比べて大幅な被害の減少をもたらした。
【0161】 使用した抗真菌剤はフォセチルアルミニウム(活性物質1.25kg/ヘクタ
ールあるいは1000g/ヘクタールで使用するWG)であり、藻類のエキス(
LC溶液、1リットル/ヘクタール)はAgrimer社のAgrimer 5
40である。
【0162】 これらすべての生成物は1000g/ヘクタールの用量で使用し、一方は薬剤
を半分の量にして処理した葉面の状態について(処理Tの22日後に評価)、他
方は全薬剤で処理した葉面の状態について(処理Tの27日後に評価)、病気に
罹った植物の割合(罹患した葉の%)を決定した。
【0163】
【表13】
【図面の簡単な説明】
【図1】 Pmgから単離したオリゴ糖エリシターによる誘導後のPAL活性の誘導に対
する、H3PO3によるタバコ細胞培養コンディショニングの影響を示す図であ
る。
【図2】 タバコの細胞培養のリポキシゲナーゼ(LOX)活性に対する、Pmgから単
離したオリゴ糖エリシターによる誘導後のH3PO3の影響を示す図である。
【図3】 H3PO3によるタバコの細胞培養のコンディショニングの、ペクチンのオリ
ゴマーによる誘導後のPAL活性の誘導に対する影響を示す図である。
【図4】 H3PO3により前処理を行った又は行っていない、かつペクチンオリゴマー
により誘導したタバコ細胞培養内のASの蓄積を示す図である。
【図5】 H3PO3及びフォセチルナトリウムによるタバコ細胞培養のコンディショニ
ングの、ペクチンのオリゴマーによる顕在化後のPAL活性の誘導に対する影響
を示す図である。
【図6】 PAL活性誘導に対するH3PO3によるタバコ細胞培養コンディショニング
の、β−メガスペルミン2nMによる顕在化後の影響を示す図である。
【図7】 β−メガスペルミンの2nMによる誘導後の、タバコ細胞培養リポキシゲナー
ゼ(LOX)活性に対するH3PO3の影響を示す図である。
【図8】 H3PO3によりコンディショニングを行った又は行っていない、かつβ−メ
ガスペルミン5nMにより顕在化を行ったタバコ細胞培養内のASの蓄積を示す
図である。
【図9】 H3PO3及びフォセチルナトリウムによるタバコ細胞培養コンディショニン
グの、β−メガスペルミン2nMによる顕在化後のPAL活性の誘導に対する影
響を示す図である。
【図10】 補助剤として湿潤剤R56を0.1%加えた適用乳剤中に1%の炭水化物El
exa(登録商標)型エリシターにより誘導した後のうどん粉病の広がりに対し
て、1ヘクタール当たり1kgの割で与えたフォセチルアルミニウム(Alie
tte WG 80%)による、小麦の苗のコンディショニングの影響を示す図
である。
【図11】 小麦のうどん粉病に対する、1ヘクタール当たり1kgで使用するフォセチル
アルミニウム又は1ヘクタール当たり1〜2kgで使用するH2PHO3と、乳
剤中R56を0.1%補助剤として加えたエリシターとして使用するElexa
(登録商標)0.1%剤との協力効果を示す図である。
【図12】 図12 葡萄べと病に対する、適用する乳剤中R56を0.1%補助剤として
加えたElexa(登録商標)0.1%による誘導後の、1ヘクタール当たり1
又は2kgのフォセチルアルミニウム相乗作用効果を示す図である。
【図13】 1リットル当たり1gの酵母エキス型エリシターによる誘導後の、小麦の抗う
どん粉病防御に対するフォセチルアルミニウム(1ヘクタール当たり1kgのf
os1)の効果を示す図である。
【図14】 大麦のうどん粉病を発生させる非宿主真菌類(Erysiphe grami
nis f. sp.hordei)の死滅させた又は死滅させていない胞子型
エリシターによる誘導後の、小麦のうどん粉病に対するフォセチルアルミニウム
又は亜リン酸(H2PHO3)による小麦の苗のコンディショニング効果を示す
図である。
【図15】 15g/リットルのトレハロース(Prolabo)のようなオリゴ糖エリシ
ターによる誘導後の、小麦苗の抗うどん粉病防御に対するH2PHO3(1kg
/ヘクタール)の効果を示す図である。
【図16】 オリゴ糖エリシター、トレハロースの誘導効果15g/リットル(Prola
bo)による誘導後、葡萄べと病に対するフォセチルアルミニウム(2kg/ヘ
クタール)の効果を示す図である。
【図17】 相乗剤の48時間後及び汚染4日前に適用する1g/リットルのサリチル酸に
よる、誘導後の小麦のうどん粉病に対するフォセチルアルミニウム(1又は2k
g/ヘクタール)又はH2PHO3(1又は2kg/ヘクタール)の影響を示す
図である。
【図18】 相乗剤の48時間後、及び汚染の48時間前又は4日又は5日前に用量30g
/ヘクタールで適用するBion(登録商標)(BTH)型のエリシターによる
誘導後の、小麦のうどん粉病に対するH2PHO3(1kg/ヘクタール)又は
フォセチルアルミニウム(1又は2kg/ヘクタール)の影響を示す図である。
【図19】 bion(登録商標)(30g/ヘクタールのBTH)型エリシターに組み合
わせた、葡萄べと病に対するフォセチルアルミニウム(2kg/ヘクタール)の
影響を示す図である。
【図20】 bion(登録商標)(30g/ヘクタールのBTH)型の又はサリチル酸エ
ステル(1g/リットル)のエリシターによる処理を組み合わせた、小麦のうど
ん粉病に対して適用する乳剤中0.1%のR56を補助剤として加えた0.1%
Elexa(登録商標)(ここでは相乗剤として)の影響を示す図である。
【図21】 H3PO3及びフォセチルナトリウムならびにBTHにより増強し、オリゴマ
ーペクチン10μg/mlにより誘導したタバコの細胞におけるPal活性の増
大を確認できる図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 57/12 A01N 57/12 A 59/26 59/26 63/02 63/02 D 63/04 63/04 Z 65/00 65/00 J (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 サンドルナン,パトリツク フランス国、エフ−67000・ストラスブー ル、リユ・ドウ・ブリユクセル、28 (72)発明者 ラトルス,マリ−パスカル フランス国、エフ−69210・ソルシウ・ レ・ミヌ、ル・ジヤノ(番地なし) (72)発明者 ラブルデツト,ジルベール フランス国、エフ−71600・パレ・ル・モ ニアル、レジダンス・ノートル・ダム、 203、バテイマン・セー Fターム(参考) 2B022 EA10 4H011 AA02 AA04 BA01 BA02 BA06 BB06 BB08 BB17 BB18 BB20 BB21 BB22 BC03 BC06 BC07 BC14 BC18 BC19 BC20 DA02 DA15 DC01 DC06 DC09 DH03 DH07 DH10

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1種類又は複数種類のエリシター(A)を施用した後に得られ
    る植物の生理的応答に対する増強剤(相乗剤)としての1種類又は複数種類の抗
    真菌性及び/又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性誘導体(B)の使用。
  2. 【請求項2】 前記エリシター(A)が、タンパク質、オリゴ糖(好ましくは
    トレハロース)、多糖(好ましくは製品Elexa(登録商標))、脂質、糖脂
    質、糖タンパク、ペプチド、植物材料及び/又は菌類由来の細胞壁エキス、菌類
    、Bion(登録商標)及び/又はその類似体の1つ、酵母エキス、サリチル酸
    及び/又はそのエステルの1つ又は複数個、そして藻類のエキスであって、好ま
    しくは、Agrimer 540、CAL、Agrotonic、Lamina
    ria種(Laminaria digitalis,Laminaria s
    accharina,Laminaria hyperborea)、Asco
    phyllum種(Ascophyllum nodosum)、Himant
    halla種(Himanthalla elongata)、Undaria
    種(Undaria pinnatifida)、Fucus種(Fucus
    vesiculum)、Ulva種、Chondrus種、,Enteromo
    rphe種を含む群から選択される藻類のエキスの1つ又は複数個を含むリスト
    から選択されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
  3. 【請求項3】 相乗剤化合物(B)が、フォセチルアルミニウム塩、フォセチ
    ルナトリウム塩のような亜リン酸エステル金属塩としての亜リン酸誘導体、亜リ
    ン酸及びそれらのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、Bion(登録商標
    )及び/又はそれらの類似体の1つ、製品Elexa(登録商標)、イソニコチ
    ン酸、アミノ酪酸、ジャスモン酸メチルを含むリストから選択されることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 Bが亜リン酸及び/又はその誘導体の1つであることを特徴
    とする請求項3に記載の使用。
  5. 【請求項5】 Bは亜リン酸又はフォセチルナトリウム又はBion(登録
    商標)であることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  6. 【請求項6】 Aが、i)Phytophthora megasperm
    a(Pmg)の細胞壁から単離されるβ−グルカンタイプのオリゴ糖、ii)ペ
    クチンのオリゴマー又はiii)β−メガスペルミンであることを特徴とする請
    求項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 Bが、亜リン酸又はフォセチルアルミニウム又はElexa
    (登録商標)であることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  8. 【請求項8】 Aが、Elexa(登録商標)、Bion(登録商標)、サ
    リチル酸及び/又はそのエステルの1つ又は複数個、酵母エキス、トレハロース
    、非宿主菌類胞子であることを特徴とする請求項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 使用を、場合によっては、既知の殺真菌剤を使った古典的な
    殺真菌剤処理によって完了させることができ、その処理がA及び/又はBの施用
    と同時に行うこともできるし、別々に行うこともできることを特徴とする請求項
    1ないし8のいずれか一項に記載の使用。
  10. 【請求項10】 化合物Aとしての、請求項1ないし8に定義されるような
    様々な由来及び性質を有する1つ又は複数個のエリシター、フォセチルアルミニ
    ウム塩、フォセチルナトリウム塩などの亜リン酸エステル金属塩としての亜リン
    酸誘導体、亜リン酸及び/又はそれらのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩
    を含む群から選択される少なくとも1つの抗真菌剤B、及び/又は相乗性を同様
    に付与された1つ又は複数個のエリシター化合物を含む、相乗的な抗真菌性及び
    /又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物。
  11. 【請求項11】 Bがフォセチルアルミニウムであることを特徴とする請求
    項10に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 特に小麦、稲、大麦などの単子葉植物及び、特にブドウや
    ナス科植物などの双子葉植物に対して特に適合する請求項10又は11に記載の
    組成物。
  13. 【請求項13】 さらに既知の別の殺真菌剤を含むことができる請求項10
    ないし12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし8で定義されたA及びBにおいて、1つ又
    は複数個の化合物Aと少なくとも1つの化合物Bとを組み合わせた有効かつ非植
    物毒性量を植物の空中部分に施用することを特徴とする、栽培植物病原性菌類及
    び/又は細菌及び/又はウイルスに対する治療又は予防、好ましくは予防として
    の防除方法。
  15. 【請求項15】 請求項10ないし13のいずれか一項に記載の組成物の有
    効かつ非植物毒性量を植物の空中部分に施用することを特徴とする、栽培植物病
    原性菌類及び/又は細菌及び/又はウイルスに対する治療又は予防、好ましくは
    予防としての防除方法。
  16. 【請求項16】 既知の殺真菌剤を使用する補助的な処理を行うことを特徴
    とする請求項14又は15に記載の方法であって、前記殺真菌剤は化合物A及び
    /又はBと同時に又は別々に使用される方法。
  17. 【請求項17】 穀物(小麦、大麦、トウモロコシ、稲)及び野菜(インゲ
    ンマメ、玉ネギ、ウリ科野菜、キャベツ、馬鈴薯、トマト、コショウ、ホウレン
    草、エンドウ、レタス、セロリ、エンダイブ)の栽培、果実栽培(イチゴ、キイ
    チゴ)、樹木栽培(リンゴ、西洋ナシ、桜桃、朝鮮人参、レモン、ココヤシ、ペ
    カン、カカオ、クルミ、パラゴム、オリーブ、ポプラ、バナナ)、ブドウ、ヒマ
    ワリ、ビート、タバコ又は鑑賞植物栽培を処理することを特徴とする請求項14
    ないし16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 請求項1ないし8で定義されるA及びBを同時に、又は逐
    次、又は別々に施用することにより、植物病原性菌類及び/又は細菌及び/又は
    ウイルスを防除するための少なくとも1種類の化合物Aと少なくとも1種類の化
    合物Bとを含む生成物。
  19. 【請求項19】 請求項10ないし13のいずれか一項に記載の抗真菌及び
    /又は抗細菌性及び/又は抗ウイルス性組成物であって、 −処理すべき栽培植物の空中部分への前記組成物を含む液体の噴霧、 −散布、顆粒又は粉末の土壌混合、灌漑、樹木中への注入及び/又は塗布(塗装
    )及び/又はパッチ状(包帯状)での施用、土及び/又は土壌栄養液への混合な
    どの処理方法によって施用される前記組成物。
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