JP2002509035A - ナイフブレード研ぎ出し方法 - Google Patents

ナイフブレード研ぎ出し方法

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JP2002509035A
JP2002509035A JP2000539970A JP2000539970A JP2002509035A JP 2002509035 A JP2002509035 A JP 2002509035A JP 2000539970 A JP2000539970 A JP 2000539970A JP 2000539970 A JP2000539970 A JP 2000539970A JP 2002509035 A JP2002509035 A JP 2002509035A
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knife blade
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grinding wheel
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JP2000539970A
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ヴイ フォルクマン クリストファー
エム スタップ ダグラス
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レザーマン ツール グループ インコーポレイテッド
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    • B24B27/00Other grinding machines or devices
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B3/00Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B41/00Component parts such as frames, beds, carriages, headstocks
    • B24B41/06Work supports, e.g. adjustable steadies

Abstract

(57)【要約】 ナイフブレード(66)を研削して鋭利な端縁を形成する方法及び装置(10)である。ナイフブレード(66)の端縁位置に向かってテーパを付けた部分の両側の側面(76,78)に掛合してこのナイフブレード(66)を把持する1対のジョー(96,98)よりなる自己心決めクランプ(57)を有する固定具(56)に保持し、またブレードの研ぎたい端縁位置が固定具(56)に対して所要の位置をとるようブレード(66)を保持する。このことは、カートリッジに取り付けた硬質材料の輪郭形成した研削ホイール(32,34)をコンピュータ制御の下で使用することを可能にし、ブレードの各側面の端縁の傾斜を正確に研いで鋭利な端縁を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明はナイフブレードの製造に関するものであり、特に、同類のナイフブレ
ードの系列の鋭利端縁を正確に機械加工研削することに関するものである。
【0002】 (背景技術) 多くのナイフにおいて、ブレードは両側の側面に傾斜を付けることによって背
部と端縁との間に平坦面の又は僅かに窪んだテーパを付ける。このようなブレー
ドを研ぎ出すにはナイフブレードの各側面の狭い端縁傾斜領域を形成するよう幾
分急峻な勾配角度に研削し、実際の鋭利化端縁を設けるようにするのが望ましい
。このような狭い部分はブレードの輪郭に密接に適合するのが望ましく、ブレー
ドの2個の側面を対称的に研削るすのが望ましい。端縁傾斜領域は、見栄えをよ
くするためにはブレードのプランジから先端に至るナイフ全体の輪郭に平行にす
べきである。
【0003】 大量生産によるナイフブレードは、ブレードの平坦又は僅かに窪んだ傾斜側面
を形成するのに使用するグラインダから僅かに寸法誤差を生ずる。両側の側面が
傾斜した又は僅かに窪んだナイフブレードの両側の側面に対称的な端縁傾斜面を
有する所要の鋭利端縁を製造するためには、こまれでは、人が各ブレードを保持
し、適当な研摩ホイールに沿って手でブレードを移動し、通常の製造工程中に手
でナイフブレードを研ぎ出すことが必要であった。即ち、所要の外観、傾斜幅、
及び対称性を生ずるための必要な角度の鋭利端縁を形成するため最終傾斜面を自
動的に研削する装置を使用するのは実用的ではなかった。
【0004】 一方の端縁にセレーションを付けることを意図する若干のナイフブレードブラ
ンク(半製品)は、ブレードをブレードの背部から端縁に向かって狭くなるテー
パ付きの厚さにするため各側面に平坦な又は僅かに窪んだ傾斜面を形成していた
。この場合、このようなテーパ付きのブレードブランクのタング(小身)を固定
具にクランプし、端縁のセレーション部分を研削ホイールを使用して一方の傾斜
面に研削し、所要のセレーション付き端縁輪郭にするに必要な形状に調製してい
た。このナイフブレード保持方法は、製造中にナイフブレード全体を研ぎ出すに
は有効でないことが知られていた。即ち、ナイフブレードはブレードのタングを
クランプすることによっては、研削工程間でブレードの位置を確認又は再調整す
る必要なくブレードの両側の側面に信頼性の高い対称的な端縁傾斜面を形成する
には十分精密には位置決めすることができないからである。この結果、テーパ付
きのナイフブレードの自動研ぎ出しは実用的ではなく、従来このようなブレード
は各ブレードの端縁仕上げには熟練技能を要求されるためコストがかかるもので
あった。
【0005】 従って、端縁の研削工程中にブレードを保持する固定具におけるブレード位置
の再調整又はチェックをする必要なく対称的な研ぎ出し端縁を自動的に研削する
ようナイフブレードの両側の側面を研削することができることが望ましい。
【0006】 (発明の開示) 本発明は、両側の側面にブレードの背部の近傍の最大厚さから端縁部分の位置
に向かって予め平坦に傾斜を付けた又は浅い窪みを付けた一連の類似ナイフブレ
ードに鋭利端縁を研削する装置及び方法を得る。本発明方法及び装置を使用する
と、一度適正に固定具に設定したら、ナイフブレードの位置を調整したり又は再
設定する必要なく、両側の対称的な1対の狭い側端縁傾斜部をナイフブレードに
自動的に研削することができる。
【0007】 本発明によれば、正確に形成したブランク(半製品)から端縁輪郭を作出し、
ブレードの厚さにテーパを付けるよう予研削してあるナイフブレードを、ジョー
がブレードのテーパ付き部分の両側の側面にクランプ力で接触するよう移動する
とともに、ブレードの他の表面を固定具の基準面にぴったりと休止させるクラン
プを有する固定具に配置する。固定具を研摩面を有する1対の研削ホイール間の
位置に配置した状態で、一方の研削ホイールをナイフブレードに接触した状態で
回転させ、第1側端縁傾斜面を形成し、次に他方の研削ホイールをブレードの反
対側の側面に接触させて第2側端縁傾斜面を形成し、各側端縁傾斜面は適正な形
状の研摩表面付き研削ホイールをナイフブレードに当接して回転することによっ
て形成し、これによって両側の対称的に研削した2個の側端縁傾斜面の交線に沿
って中心に位置する鋭利端縁を画定する。
【0008】 本発明方法は、研摩表面付き回転研削ホイールを担持するモータ駆動スピンド
ルを、ブレードを担持する固定具に対する所定位置に移動するサーボシステムを
有するコンピュータ数値制御機構を使用して自動的に行うと好適である。
【0009】 使用するクランプ装置はテーパ付きのナイフブレードを保持し、ブレードの鋭
利端縁の所要位置を適切に狭い公差範囲内で所定位置に位置決めし、この結果、
テーパ付きのナイフブレードの両側の側面に固定具のクランプ機構のジョーが掛
合する。
【0010】 本発明の好適な実施例においては、1対のモータ駆動スピンドルを、コンピュ
ータ制御の下でサーボモータシステムによって互いに平行な1対の走行路に沿っ
て移動するキャリッジに取り付け、所定形状の周面を有しかつ耐久性のある研摩
材料によってコーティングした各研削ホイールを、各ナイフブレードの各側面に
接触させ、この側面に側端縁傾斜面を形成する。キャリッジに固定したスピンド
ルに取付部を介して各研削ホイールを取り付け、スピンドル軸線、及びキャリッ
ジが走行路に沿って移動するときスピンドル軸線の経路によって規定される平面
に直交する軸線の周りのスピンドルの指向性を精密に調整できるようにする。
【0011】 本発明の上述の及び他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面につき以下に詳
細に説明することによって一層容易に理解されるであろう。
【0012】 (発明の実施の最良形態) 本件出願の開示の一部をなす図面につき説明すると、図1及び図1aには、互
いに平行かつほぼ水平に延在する1対の精密機械加工した走行路14,16を支
持するフレーム12を有するナイフブレード研削装置10を示す。1対のキャリ
ッジ18,19を走行路14,16に取り付け、これら走行路に沿って精密移動
できるようにする。
【0013】 適当なサーボモータ組立体20をフレーム12に取り付けかつキャリッジ18
,19に連結し、位置センサ及びボールスクリューのような精密駆動機構を有す
る既知のサーボ制御手段によって制御し、キャリッジ18,19を走行路に沿っ
て矢印22で示す方向に移動させる。キャリッジ18,19には1対のグライン
ダ用モータ24,26、例えば、それぞれスピンドル28,30を有する適当な
電動モータを取り付ける。キャリッジ18,19は駆動機構に対して又は互いに
調整自在に連結し、研削装置10の動作中にスピンドル28,30間の1を一定
にする固定距離31をとるようにする。輪郭形成した研削ホイール32,34を
スピンドル軸線36,38の周りに回転自在にスピンドル28,30に固定し、
これらのスピンドル軸線36,38は、好適には、水平にかつ走行路14,16
に沿うキャリッジ18,19の移動方向にほぼ直交する方向に指向させる。グラ
インダ用モータ24,26はキャリッジ18,19に取り付け、スピンドル軸線
36,38がともに、走行路14,16から同一の距離をとりかつ互いに平行と
なるように位置決めすると好適である。このようにして、キャリッジ18,19
が走行路14,16に沿って移動するとき、スピンドル軸線36,38の経路は
単一の基準面を規定し、各走行路14,16の各々が矢印22の方向にこの基準
面に対して平行となる。
【0014】 グラインダ用モータ24,26はそれぞれの取付組立体40,42を介してキ
ャリッジ18,19に取り付け、この取付組立体40,42は、基準面に直交す
る各調整軸線44,46の周りにおける各スピンドル軸線36,38の僅かな角
度にわたる指向性の調整を可能にする。このようにして、輪郭形成した研削ホイ
ール32,34の位置は、湾曲矢印48,50で示すように、互いにまたキャリ
ッジ18,19に対して若干の調整できる。
【0015】 好適には、研削ホイール32,34には、研摩材料例えば、等軸晶系の窒化ボ
ロン材料を研削ホイール上に精密に制御した僅かな厚さにめっきした耐久性層で
被覆する。極めて硬質の研摩材料であるため、このような研削ホイールの輪郭は
ホイールの有効寿命にわたり大幅に変化することはなく、交換が必要となる前に
ナイフブレードに対して何千回もの研削に使用できる。
【0016】 例えば、本発明より満足のいく動作ができる研削ホイール32,34は、ペン
シルバニア州ロイヤーフォードのウェンズ ダニントン(Wendt Dunnington)社に
よって製造され、グリット(研削粒)の最大寸法が約150ミクロンであり、公
称グリットサイズが140/170の機械加工スチール製ホイールとすることが
できる。グリットはこのサイズの研削グリットを使用するときの厚さが約0.0
065のニッケルめっきに担持する。
【0017】 ナイフブレードキャリヤ52は補助フレーム54によってフレーム12に対し
て固定の位置に支持し、例えば、研削装置10のフレームに固定することによっ
て支持する。ナイフブレードキャリヤ52はブレード保持固定具56を有し、こ
のブレード保持固定具56は、本発明の要旨ではない適切に制御されるモータ(
例えば、空気シリンダ及びピストン組立体)によって研削ホイール32,34間
の精密に規定された研削位置に対して自動的に進退するよう構成し、固定具56
がブレード取り扱い位置(図示せず)にあるとき研いだブレードを固定具56か
ら取り外したり、鈍くなったブレードを研ぐために所定位置に配置できるように
する。好適には、線図的にのみ示す自動供給機構58を設け、部分的に仕上げた
ナイフブレードを順次に固定具56に供給し、研削装置10によって研いだとき
に各ブレードを取り外すようにする。
【0018】 図2及び図3につき説明すると、ブレード保持固定具56は、自己心決めでき
る又は平行移動できるクランプ57と、ブレード背部支持面62を有するキャリ
ヤブロック60とを有し、ブレード背部支持面62に部分的に仕上がったナイフ
ブレード66の背部64を休止させる。図2に示すナイフブレード66は折り畳
みナイフのブレードであり、従って、後端にカム68を有するが、非折り畳みナ
イフのブレードは異なる形状のキャリヤブロックを必要とする一層長い長さのタ
ング(小身)を有する。キャリヤブロック60は、直立した後端位置決め面70
を有し、ナイフブレード66を適正に配置し、鋭利端縁を形成するよう研削する
準備が整ってブレード66を固定具56に長手方向に適正に位置決めするときこ
の後端位置決め面70にカム68が休止する。更に、キャリヤブロック60の背
部支持面62の上方に傾斜した先端支持部分72の形状を、ナイフブレード66
の先端部分74の背部を適切に支持するように形成する。
【0019】 ナイフブレード66は、本発明方法で最良の結果を得るため、適正な厚さの金
属シートから所要の輪郭を有するナイフブレードブランクとして精細に素材加工
することによって精密に仕上げたブランク(半製品)から形成する。従って、ブ
レード66を研ぐに先立って、左右の側面を研削して表面76,78を形成し、
従って背部64に近い部分の最大厚さ80からナイフブレード66の鋭利端縁を
形成すべき未鋭利化端縁部分又は周縁84に沿う所定の最小厚さ82までナイフ
ブレード66にテーパを付ける。ナイフブレードの側面は、平坦で傾斜した表面
を形成するか、又は図3に示すように、窪みを付けた従って、僅かに凹面状をな
す凹面76,78となるよう自動機械で対称的に研削する。いずれにせよ、自己
心決めクランプ57はブレード66を保持し、未鋭利化端縁部分84をキャリヤ
ブロック及びナイフブレードキャリヤ52の一部をなす自己心決めクランプ57
の中心平面86に整列するよう配置する。
【0020】 ブレード保持固定具56がブレード66を研削ホイール32,34に対して保
持する高さを矢印85で示すように、例えば、クランプ57及びキャリヤブロッ
ク60を担持する移動部分69のねじ孔61内に嵌合及び貫通させた1対の調整
ボルト59によって調整自在にする。必要な高さは、可動部分69に横方向に貫
通しかつ固定具56の互いに平行な垂直プレート67に画定した貫通溝孔65に
貫通するボルト63を締め付けることによって維持することができる。
【0021】 ブレード保持固定具56の一部である自己心決めクランプ57は、1対の互い
に対向するクランプアーム88,90を設け、これらクランプアーム88,90
を図3に矢印92で示すように互いに接近したり遠ざかったり同時に移動自在に
する。アーム88,90は中心平面86から相関関係によって互いにまたクラン
プ57のベース部分94に対して等距離に維持する。このようなクランプはアー
ム88,90の各々を互いに平行の1対の軸線のそれぞれに回動自在に取り付け
、図11〜図15により詳細に示すように、ロックシャフトにおける適当なカム
によって移動しうる構成とする。
【0022】 1対のクランプジョー96,98を、それぞれ、クランプアーム88,90に
取り付け、これらクランプジョー96,98には、ナイフブレード66の各側面
76,78に緊密に適合する形状に形成したクランプ面100,102を設け、
ナイフブレード66を中心平面86に整列した必要とされる位置に確実に固定し
、このときカム68は後端位置決め面70に休止し、背部64が背支持部62に
支持され、先端74がキャリヤブロック60の先端支持部72の一部に支持され
、このキャリヤブロックき位置はクランプのベース94に対して固定される。次
に、キャリヤブロック60はナイフブレードキャリヤ52の可動部分における精
密に決定される位置に取り付ける。従って、クランプ57を動作させてナイフブ
レード66の両側の側面76,78に掛合するとき、未鋭利化端縁部分84が中
心平面86に対して許容できる精度で調整し、好ましくは中心平面86の位置か
ら±0.002インチ(±0.0508mm)の範囲で整列する。
【0023】 図4及び図5につき説明すると、ナイフブレード66をクランプ57に確実に
保持した後、ブレードキャリヤ52は所要に応じて保持固定具56を、図1の平
面図に示すように、研削ホイール32,34の下方の位置間の研削位置に配置す
るよう動作する。次に、サーボモータ20が、好適には、コンピュータ制御の下
に動作してキャリッジ18,19を走行路14,16に沿って移動し、先ず研削
ホイール32,34のうちの一方のホイール、次に他方のホイールをナイフブレ
ード66に接触させる。スピンドル28,30をそれぞれのグラインダ用モータ
24,26によって駆動して研削ホイール32,34を回転し、これらの研削ホ
イールが矢印104,106で示す方向に回転して各研削ホイール32,34の
移動する研摩面をブレード66の未鋭利化端縁に沿って各側面76,78に接触
させる。研摩面はブレードの未鋭利化端縁部分84から材料を除去し、ブレード
66の背部64に向かって除去した粒子を下方に搬送する。
【0024】 サーボモータ20はキャリッジ18,19を矢印107の方向に移動し、研削
ホイール32が未鋭利化端縁部分84及び側面76に接触するよう計算した位置
にキャリッジを送り、またキャリッジ18,19をこの方向に移動させ続け、ブ
レード66の材料を研削除去して所要の端縁輪郭及び未鋭利化端縁部分84の元
の位置に整列する第1側端縁傾斜面108を生ずるようにする。この後、サーボ
モータ20はキャリッジ18,19を矢印109で示す反対方向に移動するよう
動作し、研削ホイール34の研摩面を未鋭利化端縁部分84の残りの部分及びブ
レード66の反対側の側面78に接触させ、また第2側端縁傾斜面110を残し
て材料を除去するに十分な付加的な距離だけキャリッジ18,19を移動する。
【0025】 ナイフブレード66は、中心平面86に対する傾斜面108,110の所要の
角度を生ずるに必要な距離だけスピンドル軸線36,38よりも下方に配置する
。研削ホイール32,34の寸法が有効寿命にわたりほぼ一定であるため、順次
のナイフブレード66を配置の際に所要の傾斜角度を生ずるよう配置を変更する
必要はない。この結果、ブレード保持固定具56は水平の長手方向軸線の周りに
回動自在にする必要はなく、鋭利化端縁112において第1側端縁傾斜面108
と第2側端縁傾斜面110との間の所要の寸法の見込み角度114を形成するこ
とができる。
【0026】 研削ホイール32,34の周面はブレード66の端縁輪郭に対応する形状に形
成してあるため、第1側端縁傾斜面108及び第2側端縁傾斜面110は互いに
等しい幅であり、ブレードの側面76,78間で互いに鏡対称の狭いものとなり
、従って、結果として鋭利端縁112を生ずる。固定具56に配置される各ブレ
ードは、クランプ57によって中心平面86に密接に整列する位置に保持され、
また研ぎ出し作業は研削装置10を初期的に調整し、所定のナイフのために必要
な研削ホイール32,34を装着した後多くの同類のブレードに対して迅速に実
行することができる。
【0027】 自己心決めクランプ57の使用は未鋭利化端縁部分84を固定具56に配置し
た各ブレード66のためのほぼ同一位置に確実に位置決めするため、サーボモー
タ20はコンピュータ数値制御システムによって制御し、キャリッジ18,19
を移動し、ナイフブレード66の各側面から所定量の材料を研削除去して第1側
端縁傾斜面108及び第2側端縁傾斜面110を生ずることができる。
【0028】 研削ホイール32,34の各々は、精密な寸法及びブレード66を上述のよう
に研ぎ出すに必要な表面形状に製造する。しかし、ナイフブレード66の両側の
側面を研削して鋭利化端縁112を生ずることができる上述の作業のためには、
スピンドル28,30を整列させてスピンドル軸線36,38を互いに適正に位
置決めし、また研削ホイール32,34の各々がナイフブレード66を研削して
いるとき研削ホイール32,34を互いにまた中心平面86の位置に対して適正
に整列させなければならない。研削ホイール32,34のスピンドル28,30
に沿う位置は適当なシムによって調整することができる。更に、上述したように
、各スピンドル28,30の位置は、図1に示す研削装置10にほぼ垂直方向に
延在する各軸線44,46の周りに僅かな角度にわたり調整することができる。
軸線44,46は各スピンドル軸線36,38に直交しかつ中心平面86に平行
であり、狭い端縁部分84に平行に延在する。
【0029】 図6及び図7に示すように、取付組立体40(取付組立体42もほぼこれに類
似している)は、キャリッジ18の頂面の固定位置に取り付けた下側プレート1
16を有する。中心ポスト118は下側プレート116上に永久的に固定し、上
方に突出させる。上側プレート120を下側プレート116上に摺動接触するよ
う休止させる。上側プレート120には中心ポスト118の周りに移動可能にし
かしぴったりと嵌合する中心孔122を画定する。円形窪み124を上側プレー
ト120の中心孔122の上方の上方部分に設け、ノッチ付きスパナナット12
6を整合ねじ山によって中心ポスト118に取り付け、下側プレート116上の
所定位置に具合よく上側プレート120を保持するよう締め付けることができる
ようにする。スパナナット126と窪み124の底面を規定する上側プレート1
20の表面との間にスラスト軸受127を配置する。
【0030】 取付孔128を上側プレート120に形成し、これらの取付孔に雌ねじを設け
、グラインダ用モータ24,26を取付組立体40,42に取り付けるための保
持ボルトを収容するようにする。グラインダ用モータ24,26は、好適には、
スピンドル28,30が研削装置10において同一の水平平面上に存在するよう
に取り付ける。グラインダ用モータ24,26を上側プレート120に取り付け
た状態で、スピンドル28,30の位置を調整し、ブレード66を研削するに必
要な向きに研削ホイール32,34を指向させることができ、このとき調整ねじ
130,132の各々を、下側プレート116から上方に突出する直立フランジ
134に貫通する対応のねじ孔に掛合する調整ねじを使用する。調整ねじ130
,132の各々を上側プレート120の後面136に圧着させ、調整ねじ130
,132のうちの一方を後退させ、他方を突出させることによって上側プレート
120を中心ポスト118の周りに回転させ、それぞれのグラインダ用モータ2
4,26のスピンドル28,30を調整軸線44,46の周りに移動させる。ロ
ックナット138は調整ねじ130,132を固定して上側プレート120を必
要な位置に保持する。スピンドル28,30の対応の軸線44,46の周りでの
指向性を精密に調整することができる限り、他の機械的構成を使用することもで
きる。
【0031】 研削ホイール32,34の直径は研摩面の寿命の大部分にわたり変化しないた
め、研摩面の一定の表面線速度を維持するためにスピンドル28,30の回転速
度を変化させる必要はなく、端縁傾斜面108,110の適正な角度を維持する
ためナイフブレードを担持する固定具56のスピンドル軸線36,38に対する
高さを変化する必要もない。
【0032】 ナイフブレードを研ぎ出すため、12インチ(304.8mm)の外径の研削
ホイール32は3500rpmより僅かに低い速度で回転し、毎分約10,90
0表面フィートの表面線速度を生ずるようにすると好適である。実際の研削中、
ナイフブレード66及び研削ホイール32,34の表面は、金属の研摩の技術で
既知のように、冷却液体の流れによって冷却される。適当な冷却剤としては、水
をベースとする半合成冷却剤、例えば、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランド
のアソシエイテッド ケミスツ(Associated Chemists) 社から市販されている製
品番号第4920号の製品を使用する。
【0033】 (他の実施例) 更に、図8につき説明すると、この実施例の研削装置150においては研削装
置10と類似の多くの構成部材がある。研削装置150のこのような構成部材に
関しては双方の装置の違いを明確にする必要性がない限り以下には示唆には説明
せず、同一又はほぼ同一の構成部材については上述の図面と同様に図8において
も同一の参照符合を付して説明する。
【0034】 研削装置150と研削装置10との間の主な相違点は、研削装置10に関して
説明した耐久性のある研摩コーティングを施した硬質材料の研削ホイール32,
34の代わりに、研削装置150は、この研削ホイール152,154はプラス
チック樹脂のような軟質材料のマトリックスに研摩材料を分布させて保持した1
対の研削ホイール152,154を有する。このようなホイールの使用中、研削
ホイールの表面は徐々に腐食し、実際の減摩材料の新鮮な鋭利端縁を有する粒子
が露出するようになる。
【0035】 研削装置150は、研削ホイール32,34に類似の構造の1対のドレッシン
グ(調製)ホイール又はロール156,158を有し、ただしこのドレッシング
ロールの表面にはダイヤモンド粒子を分布させる。ドレッシングロール156,
158の周面は、適正にナイフブレード66を研削する研削ホイール152,1
54の必要とされる形状に補完し合う形状とし、各研削ホイール152,154
はドレッシングロール156,158のそれぞれの表面に接触することによって
周期的に調製される。ドレッシングロール156,158は対応のスピンドル1
60,162に支持し、各スピンドル160,162を即ち、9に示すように、
調整自在に配置した取付ベース168,170に回転自在に支持する。調整ねじ
167によってベース168,170及びスピンドル160,162を矢印16
9で示す方向に移動し、ドレッシングロール156,158を研削ホイール15
2,154に適正に整列するのを確実にし、調製を受けた後の研削ホイール15
2,154の表面を互いにかつ研削すべきナイフブレード66の位置に対して適
正に整列させる。取付ボルト171によってベース168,170をフレーム1
2′の調整位置に締め付ける。
【0036】 研削装置150において、スピンドル28,30を有するグラインダ用モータ
172,174は2個の個別のキャリヤ176,178に担持するが、研削装置
10におけるグラインダ用モータ24,26のようにキャリッジに対して調整自
在にする必要はない。しかし、グラインダ用モータ172,174は調整自在の
回転速度で動作し、使用寿命中に研削ホイール152,154の次第に減少する
直径を補償し、ナイフブレード66を効率よく研削するのに必要な表面線速度を
得るようにしなければならない。更に、固定具56はブレード66の未鋭利化端
縁84を、キャリッジ176,178が走行路14,16に沿って移動するとき
、ホイール中心及びスピンドル28,30の軸線36,38が移動する仮想平面
上又はこの仮想平面に近接するよう各ブレード66を保持する。従って、ブレー
ドキャリヤ52は、適当なモータ、制御装置、調整自在の止め装置を有し、固定
具56をブレードキャリヤ52の移動の方向に平行な軸線180の周りに回動で
きるようにし、研削ホイール152,154の有効使用寿命にわたり研ぎ出した
端縁112に所要の見込み角度114を生ずるに必要な角度で各側端縁傾斜面1
08,110を形成するようにする。
【0037】 研削ホイール152,154のいずれか一方が満足のいく側端縁傾斜面108
,110を生ずるようナイフ66を研削できなくなったと判断されたとき、周期
的に、対応のキャリッジ176又は178を移動して研削ホイール152,15
4をドレッシングロール156又は158に接触させ、対応のモータ164又は
166、及び172又は174によって研削ホイール及びドレッシングロールを
回転し、研削ホイール152又は154の表面を再調製する。
【0038】 (自己心決めクランプ) 図10及び図11において、ブレード保持固定具56の自己心決めクランプ5
7′を有する実施例を示し、この自己心決めクランプはボルト192のような適
当な緊締具を使用して民合わせたプレートよりなるボックス状のベース190を
有する。ベース190は1対のクランプアーム194を支持し、各クランプアー
ムには上側部分196を細長孔に貫通する1対の取付ボルト198によって調整
自在に取り付け、上側アームが対応のクランプアーム194に対して上下動し、
1対の両側のクランプアームが互いに整列してクランプ57′に保持したブレー
ド66を収容できるようにする。各対応のクランプジョー200をクランプアー
ムの上側部分196に確実に固定し、背部支持体62′及び先端支持部分72′
を含むナイフキャリヤブロック60′をベース190上に適当な緊締具及び1対
の高さ調整ねじ204によって支持し、これら高さ調整ねじ204はキャリヤブ
ロックをクランプジョー200に対して適正な高さに配置するのに使用する。シ
リンダ及びピストン組立体206のようなアクチュエータをベース190の頂部
に取り付け、適当なエンクロージャ208によって保護する。カムシャフト端部
カバー210をクランプベースの外方端部に設ける。
【0039】 キャリヤブロック60′のクランプアーム上側部分とクランプジョー200の
下側との間の部分を図11に示し、この図11ではキャリヤブロック60′のた
めの支持部材212及びこの支持部材に対する取付方法を示す。クランプ57′
の背後にシールド214を配置し、ナイフブレード66の研削で生ずる研摩材料
及び金属粒子に対する保護しまた封じ込めるようにする。
【0040】 クランプベース190にクランプアーム194を取り付ける状態を図12及び
図13に示し、各クランプアームの枢着軸216及び適当なブッシュ218は図
示のようにクランプアーム194を貫通して互いに平行に延在する。枢着軸で規
定されるクランプアームの回動軸線222の下方でクランプアームに画定した対
応のソケットに担持した螺旋状圧縮ばね220を、クランプベース190の一部
である隣接のプレートの内面に作用させ、クランプアーム194を押圧して枢着
軸216の周りに図12に示す開放状態に向けて回動する。
【0041】 各クランプアーム194の下端において、カムフォロワ軸225を支持する1
対の耳状部224を有するカムフォロワ組立体を設け、カムフォロワ軸226に
実際のカムフォロワである適当なころ軸受226を担持する。好適には、2個の
クランプアーム194の枢着軸225はクランプアーム枢着軸216から等しい
距離だけ離して配置し、カムフォロワ軸225間の中心に回転軸線が位置するカ
ム軸228にカム230を設け、このカム230は図示のように1対の互いに平
行なカム面を有し、カム軸228が図12に示す位置から回転するとき、カム2
30が各カムフォロワ226を押し付け、互いに離れているクランプアーム19
4の下方端部を押圧し、従って、クランプジョー200を互いに接近させて図1
3に示す位置に移動する。
【0042】 図14に示すように、カム軸228は、アクチュエータ206によってカム軸
228の僅かな回転角度にわたり駆動されるクランクアーム232によって回転
し、アクチュエータ206はクランクアーム232に適当に取り付けた連結ロッ
ド234を介してクランクアームに作用する。カム軸は適当な軸受236に担持
し、クランプジョーの多くの開閉サイクルに耐えることができるようにする。図
15で分かるように、アクチュエータ206は、1対の枢着軸によって規定され
る軸線240の周りに自由に回動するブロック238に担持し、これら枢着軸2
40間に、ブロック238に貫通するアクチュエータ連結ロッドのための通路2
42を画定する。図15には更に、クランプアームの枢着軸を示し、このクラン
プアームの枢着軸は上述したように互いに平行なクランプアームの回転軸線22
2を画定する。
【0043】 本明細書に使用した用語及び表現は説明上の語句として使用したに過ぎず、こ
れに限定するものではなく、このような用語及び表現の使用にあたり、図示及び
説明した特徴に等価なものを排除することを意図するものではなく、本発明の範
囲は特許請求の範囲によってのみ規定及び制限されるものと理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法を実施するに使用する本発明によるナイフブレード研削装
置の略図的平面図である。
【図1a】 図1に示すナイフブレード研削装置の略図的端面図である。
【図2】 図1に示す装置の一部のブレード保持固定具の側面図である。
【図3】 図2に示すブレード保持固定具の3‐3線上の断面図である。
【図4】 ナイフブレードの第1側面を研削して研削端縁側面傾斜を形成する状
態を示す図3の方向から見た線図的説明図である。
【図5】 ナイフブレードの第2側面を研削して第2研削端縁側面傾斜を形成し
ナイフブレードに鋭利端縁を形成する状態を示す図4と同様の線図的説明図であ
る。
【図6】 図1に示す研削装置にグラインダを支持する調整自在の取付装置の平
面図である。
【図7】 図6の取付装置の7‐7線上の断面図である。
【図8】 本発明の他の実施例の研削装置の平面図である。
【図9】 図8に示す装置の一部のドレスホイールのうちの一方の取付状況を示
す図8の一部の拡大した説明図である。
【図10】 本発明を実現する装置の一部として使用するに好適であり本発明方
法によって使用するのに好適な代表的な平行クランプ装置の側面図である。
【図11】 図10の装置の11‐11線上の一部断面とする端面図である。
【図12】 図10に示すクランプ装置の12‐12線上の断面であり、クラン
プジョーが分離してナイフブレードを釈放又は収容できる状況を示す断面図であ
る。
【図13】 クランプジョーがクランプ状態にある図12と同様の図である。
【図14】 図10〜図13に示すクランプ装置の図11における14‐14線
上の断面図である。
【図15】 図11〜図14に示す装置の図14の15‐15線上の断面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ダグラス エム スタップ アメリカ合衆国 オレゴン州 97068 ウ ェスト リン ビーコン ヒル ドライヴ 2571 Fターム(参考) 3C058 AA03 AA18 AB04 CA01 CA03 CB03 DB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードの背部の近傍の最大厚さ部分とブレードの端縁部分の近
    傍の最小厚さ部分との間のテーパ付きの厚さを有するナイフブレードを研ぎ出す
    方法において、 (a) 固定具にブレードの背部を支持し、 (b) 互いに平行なクランプジョーを互いに接近させる方向に移動してブレード
    の背部と端縁部分との間の各位置におけるブレードの両側の1対の側面にそれぞ
    れ接触させ、ブレードを前記固定具に対する第1位置にクランプし、 (c) この後、前記第1位置での前記ブレードのクランプを維持しつつ、第1研
    削ホイールを第1方向に移動して研削ホイールの表面を前記端縁部分の第1側面
    に接触させ (d) 前記第1研削ホイールを所定距離だけ第1方向に更に移動し続け第1側端
    縁傾斜面を形成し、 (e) この後、前記ブレードを第1位置にクランプした状態を維持しかつ第2研
    削ホイールを第2方向に移動して第2研削ホイールの表面を前記端縁部分の反対
    側の第2側面に接触させ、また (f) 前記第2研削ホイールを所定距離だけ第2方向に更に移動し続け前記第1
    側端縁傾斜面にほぼ対称的な第2側端縁傾斜面を形成し、第1側端縁傾斜面と第
    2側端縁傾斜面との間に鋭利端縁を形成する ことを特徴とするナイフブレード研ぎ出し方法。
  2. 【請求項2】 ブレードの背部を支持するステップは、ブレードの後方端部を前
    記固定具に対してブレードの長手方向に延在する方向の所定の位置に支持するこ
    とを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 テーパ付きの厚さ及び背部と端縁部分との間に延在する両側の1
    対のテーパ付き側面を有するナイフブレードを研削する方法において、 (a) ブレード保持固定具によって規定される基準面から当距離に配置した1対
    のクランプ表面間に前記ブレードのテーパ付き部分を把持し、 (b) 前記ナイフブレードを所定輪郭を有する第1回転研削ホイールとの接触状
    態に保持することによって前記ナイフブレードの第1側面を端縁部分に沿って研
    削し、 (c) この後、前記ブレードを前記固定具において不動状態に保持し続け、前記
    テーパ付き側面の他方の側面を所定輪郭を有する第2回転研削ホイールによって
    研削する ことを特徴とするナイフブレード研削方法。
  4. 【請求項4】 鋭利な端縁を形成するようナイフブレードを研削する方法におい
    て、 (a) 中心に位置する狭い端縁を規定する1対の両側側面を有するテーパ付きナ
    イフブレードを用意し、 (b) 両側の1対のクランプ表面間で前記ナイフブレードをブレード保持固定具
    に挿入し、かつ両側のクランプ表面を互いに接近する方向に移動して前記ブレー
    ドの両側の側面に接触させ、従って、このブレード保持固定具に前記ナイフブレ
    ードに掛合して緊密に保持し (c) 前記ナイフブレードを前記固定具に保持しつつ、所定輪郭を有する第1回
    転研削ホイールを前記ナイフブレードの第1側面に接触するよう移動することに
    よって前記ナイフブレードの第1側面を前記狭い端縁に沿って研削し、 (d) この後、前記ブレードを前記固定具に対して保持状態に維持しつつ、所定
    輪郭を有する第2回転研削ホイールを前記テーパ付きの他方の側面に接触するよ
    う移動することによって前記第2側面を前記狭い端縁に沿って研削する ことを特徴とするナイフブレード研削方法。
  5. 【請求項5】 前記研削ホイールの一方のホイールをこの研削ホイールの回転軸
    線に直交しかつ前記狭い端縁を含む平面に平行な平面上に位置する軸線の周りに
    回転させるステップを設けた請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ナイフ研削装置において、 (a) フレームと、 (b) 前記フレームによって支持された走行路のセットと、 (c) 前記走行路に沿って移動自在に案内されたグラインダキャリッジと、 (d) 前記キャリッジに取り付け、スピンドル軸線を有する対応のスピンドルを
    設け、前記スピンドルをスピンドル軸線の周りに回転させるグラインダと、 (e) 前記フレームに対する所定位置に支持し、整合面及び1対のクランプジョ
    ーを有するクランプとを設け、少なくとも一方のクランプジョーを他方のクラン
    プジョーに向けて移動自在にして前記ジョーをナイフブレードの両側の側面にク
    ランプ接触させるようにしたブレード保持固定具と、 (f) 前記キャリッジ及び前記フレームに駆動機構を介して相互連結し、前記キ
    ャリッジを前記走行路に沿って制御移動させるモータと、 (g) 対応形状の輪郭を有する研削ホイールであって、前記スピンドルに取り付
    けてこのスピンドルとともに回転するようにし、所定寸法及び所定形状を有し、
    また研摩外面を有する研削ホイールと を具えたことを特徴とするナイフ研削装置。
  7. 【請求項7】 前記キャリッジが前記走行路に沿って移動するとき前記スピンド ル軸線が基準面を規定するようにし、また前記グラインダを前記キャリッジに相
    互連結しかつ前記対応のスピンドルのスピンドル軸線を前記基準面にほぼ直交す
    る調整軸線の周りに調整角度にわたり調整するグラインダ取付組立体を設けた請
    求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記グラインダ取付組立体に1対の互いに平行な支持部材を設け
    、一方の第1支持部材を前記キャリッジに固定し、他方の第2支持部材を中心ポ
    ストによってキャリッジに取り付け、調整軸線の周りに限定角度範囲にわたり調
    整自在に移動できるようにした請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 互いに対向する1対の調整ねじを互いに平行な支持部材の第1支
    持部材に関連させ、前記他方の第2支持部材をこの第1支持部材に対して移動自
    在にした請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記クランプの各ジョーに、テーパ付きのナイフブレードの1
    対の両側の側面のそれぞれに強固に接触休止する形状のクランプ面を設けた請求
    項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記輪郭形成した研削ホイールを硬質材料として設け、ナイフ
    ブレードのブランクを所定形状に研削するよう設計した周面輪郭を画定する耐久
    性のある研摩材料でコーティングした請求項6記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ブレード保持固定具の前記クランプを、互いに対向する1
    対のジョーを有する自己心決めクランプとし、双方のジョーが前記固定具に対す
    る所定の位置に向かって移動するようにした請求項6記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記ブレード保持固定具に、所定形状及び所定寸法を有するナ
    イフブレードのための基準位置を画定するブレード支持体を設けた請求項6記載
    の装置。
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