JP2002507643A - ぬれ堅牢度が改善された本質的に光および熱に安定なポリアミド - Google Patents

ぬれ堅牢度が改善された本質的に光および熱に安定なポリアミド

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Abstract

(57)【要約】 式(I) 【化1】 [但し、Rが、同一か、または異なっていてもよい1から4個のアミド形成基R7を有する官能基R8を表し、R1が、H,C1〜C20アルキル、シクロアルキル、ベンジル、またはOR6を表し、但しR6がH、C1〜C20アルキル、シクロアルキルまたはベンジルを表し、R2、R3、R4およびR5が独立してC1〜C10アルキルを表しnが、1より大きい自然数を表し、Rに結合する複数のピペリジン誘導体が、置換基,即ちR1、R2、R3,R4およびR5それぞれに関して同一かまたは異なっていてもよい。]で表される少なくとも1種の化合物の存在下で、出発モノマーまたは出発オリゴマーを重合させることを特徴とする、ポリアミドの製造方法。ポリアミドはフィラメント、繊維、フィルム、シート様構造物および成形品の製造に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、少なくとも1種の式(I)
【0002】
【化2】 [但し、 Rが、同一か、または異なっていてもよい1から4個のアミド形成基R7を有 する官能基R8を表し、 R1が、H,C1〜C20アルキル、シクロアルキル、ベンジル、またはOR6を 表し、但しR6がH、C1〜C20アルキル、シクロアルキルまたはベンジルを表し
、 R2、R3、R4およびR5が独立してC1〜C10アルキルを表し nが、1より大きい自然数を表し、 Rに結合する複数のピペリジン誘導体が、置換基、即ちR1、R2、R3,R4およ
びR5それぞれに関して同一かまたは異なっていてもよい。] の化合物の存在下で、出発モノマーまたは出発オリゴマーを重合させることを特
徴とする、ポリアミドの製造方法に関する。
【0003】 さらに、本発明は、この方法により得られうるポリアミド、そのようなポリア
ミドのフィラメント、繊維、フィルム、シート様構造物および成形品の製造のた
めの使用、およびポリアミドを含む、フィラメント、繊維、フィルム、シート様
構造物および成形品に関する。
【0004】 適当な出発モノマーまたは出発オリゴマーの付加重合または縮合重合による、
ナイロン−6およびナイロン−6,6を含むポリアミドの製造は公知である(Ad
olf Echte, Handbuch der technischen Polymerchemie,VCH Weinheim, 1993, 55
3頁参照)。
【0005】 熱安定性、光安定性、可染性、洗浄による脱色抵抗性(色のぬれ堅牢度:co lor wetfastness)などのポリアミドの適用特性は、多くの用途
で満足できるものではない。
【0006】 例えば、着色の問題は、カーペット糸や、編織布のヒートセット(heat
setting)の間に起こる、ポリマーの化学的変化(酸化や熱的損傷)によ って生じ得る。連続フィラメントおよびステープルファイバーのどちらも影響を
受け得る。これらの特性を改善するために、ポリアミドに安定剤を添加すること
が知られている。このような添加は重合の前、間、またはその後、例えば加工の
際に行い得る。
【0007】 安定剤がポリアミドの中に混合され、ポリマー鎖と結合していない場合、安定
剤は、ポリマーから移行し、蒸発し、洗い出され得る。そのため安定の効果は望
ましくない方法によって減少し、環境(大気、染浴、洗浄浴)は汚染されるかも しれない。例えばDE−A−3901717は、ポリアミドに少量の、シクロア
ルキル、アリール、ヘテロアリール部分を分子内に有する少なくとも1種のアミ ノまたはイミノ化合物を加えることにより、その可染性を向上させることについ
て記載されている。
【0008】 4位にアミドを形成する基を持ち、1位が置換または無置換である、2,2, 6,6−テトラメチルピペリジン誘導体を、重合中に添加することが、例えばW
O95/28443、DE−A−4413177、WO97/05189および
WO97/13800に記載されている。このような安定剤の使用により、重合
率は減少し、このため、空時収率の減少により、ポリアミドの製造にはより高い
費用がかかることになる。加えて、このようなポリアミドのぬれ堅牢度は満足い
くものではない。
【0009】 本発明の目的は、ポリアミドの製造方法を提供し、またこの方法により得られ
うるポリアミドの、フィラメント、繊維、フィルム、シート様の構造物および成
形品の製造のための使用、および上述した欠点のないポリアミドを含むフィラメ
ント、繊維、フィルム、シート様の構造物および成形品を提供することにある。
【0010】 本発明者らは、この目的が初めに定義したポリアミドの製造方法、この方法に
より得られうるポリアミド、そのようなポリアミドのフィラメント、繊維、フィ
ルム、シート様構造物および成形品のための使用、そのようなポリアミドを含ん
だ、フィラメント、繊維、フィルム、シート様構造物、成形品により達成される
ことを見出した。
【0011】 ポリアミドとは、ここでは、本質的な構成体としてポリマー主鎖中、アミド基
の繰り返されている合成長鎖ポリアミドの、単独重合体、共重合体、ブレンド、
グラフトであると理解されるべきである。このようなポリアミドの例として、ナ
イロン−6(ポリカプロラクタム)、ナイロン−6,6(ポリヘキサメチレンア
ジパミド)ナイロン−4,6(ポリテトラメチレンアジパミド)、ナイロン−6 ,10(ポリヘキサメチレンセバシアミド)、ナイロン−7(ポリエナントラク
タム)、ナイロン−11(ポリウンデカノラクタム)、ナイロン−12(ポリド
デカノラクタム)が例示される。ポリアミドは一般名がナイロンであると知られ
ているのと同様に、ポリアミドは、例えば、ポリ−メタフェニレン−イソフタル
アミド(NOMEX(登録商標)繊維、US−A−3287324)またはポリ
−パラ−フェニレン−テレフタルアミド(KEVLAR(登録商標)繊維、US
−A−3671542)のように、アラミド(芳香族ポリアミド)と呼ばれるも のをさらに含む。
【0012】 ポリアミドは原則としては、2つの方法により製造できる。 ジカルボン酸とジアミンからの重合と、アミノ酸からの重合においては、出発モ
ノマーまたは出発オリゴマーのアミノ酸およびカルボン酸の末端基は互いに反応
してアミド基と水を形成する。水は次いで重合体から取り除くことができる。カ
ルボキシアミドからの重合においては、出発モノマーと出発オリゴマーにおける
アミノ末端基およびアミド末端基は互いに反応し、アミド基とアンモニアを生じ
る。アンモニアは次いで重合体から取り除かれる。この重合は習慣的に、縮合重
合または重縮合として知られている。
【0013】 出発モノマーまたは出発オリゴマーとしてラクタムをもちいた重合は、付加重
合として習慣的に知られている。
【0014】 ポリアミドを製造するために適当な出発モノマーまたは出発オリゴマーの例を
以下に示す。
【0015】 C2〜C20、好ましくはC3〜C18のアミノ酸、例えば、6―アミノカプロン酸
、11−アミノウンデカン酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体、5量体
、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C2〜C20のアミノ酸のアミド、例えば、6−アミノカプロアミド、11−ア ミノウンデカノアミド、およびこれらの2量体、3量体、4量体、5量体、6量
体のモノマーまたはオリゴマー、 C2〜C20好ましくはC2〜C12のアルキルジアミン、例えばテトラメチレンジ
アミンまたは、好ましくはヘキサメチレンジアミン、 これと共にC2〜C20、好ましくは、C2〜C14の脂肪族ジカルボン酸、例えばセ
バシン酸、デカンジカルボン酸、またはアジピン酸およびこれらの2量体、3量
体、4量体、5量体、6量体のポリマーまたはオリゴマー、 C2〜C20、好ましくはC2〜C12のアルキルジアミン、例えばテトラメチレン
ジアミンまたは好ましくはヘキサメチレンジアミン、これと共に、C8〜C20、 好ましくはC8〜C12の芳香族ジカルボン酸またはその誘導体、例えばクロリド 、例えば2,6−ナフタレンジカルボン酸、好ましくはイソフタル酸、またはテ
レフタル酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体、5量体、6量体のモノマ
ーまたはオリゴマー、 C2〜C20好ましくはC2〜C12のアルキルジアミン、例えばテトラメチレンジ
アミンまたは好ましくはヘキサメチレンジアミン、これと共に、C9〜C20、好 ましくはC9〜C18アリール脂肪族ジカルボン酸またはその誘導体、例えばクロ リド、o−、m−またはp−フェニレン二酢酸、およびこれらの2量体、3量体
、4量体、5量体、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C6〜C20好ましくはC6〜C10芳香族ジアミン、例えばm−またはp−フェニ
レンジアミン、これと共に、C2〜C20好ましくはC2〜C14脂肪族ジカルボン酸
、例えばセバシン酸、デカンジカルボン酸、またはアジピン酸、およびこれらの
2量体、3量体、4量体、5量体、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C6〜C20好ましくはC6〜C10芳香族ジアミン、例えばm−またはp−フェニ
レンジアミン、これと共に、C8〜C20好ましくはC8〜C12芳香族ジカルボン酸
またはその誘導体例えばクロリド、2,6−ナフタレンジカルボン酸、好ましく
はイソフタル酸またはテレフタル酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体、
5量体、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C6〜C20好ましくはC6〜C10芳香族ジアミン、例えばm−またはp−フェニ
レンジアミン、これと共に、C9〜C20好ましくはC9〜C18アリール脂肪族ジカ
ルボン酸またはその誘導体、例えばクロリド、例えばo−、m−、またはp−フ
ェニレン二酢酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体、5量体、6量体のモ
ノマーまたはオリゴマー、 C7〜C20好ましくはC8〜C18のアリール脂肪族ジアミン、例えばm−、p−
キシレンジアミン、これと共に、C2〜C20好ましくはC2〜C14脂肪族ジカルボ
ン酸、例えばセバシン酸、デカンジカルボン酸、またはアジピン酸、および2量
体、3量体、4量体、5量体、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C7〜C20好ましくはC8〜C18アリール脂肪族ジアミン、例えばm−、p−キ
シレンジアミン、これと共に、C6〜C20好ましくはC6〜C10芳香族カルボン酸
またはその誘導体たとえばクロリド、2,6−ナフタレンジカルボン酸、好まし
くはイソフタル酸またはテレフタル酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体
、5量体、6量体のモノマーまたはオリゴマー、 C7〜C20好ましくはC8〜C18アリール脂肪族ジアミン、例えばm−、p−キ
シレンジアミン、これと共にC9〜C20好ましくはC9〜C18アリール脂肪族ジカ
ルボン酸またはそれらの誘導体、例えばクロリド、o−、m−またはp−フェニ
レン二酢酸、およびこれらの2量体、3量体、4量体、5量体、6量体のモノマ
ーまたはオリゴマー、 C2〜C20好ましくはC2〜C18アリール脂肪族ラクタムまたは好ましくは脂肪
族ラクタム、例えばエナントラクタム、ウンデカノラクタム、ドデカノラクタム
、またはカプロラクタムのモノマーまたはオリゴマー、 このような出発モノマーまたは出発オリゴマーの単独重合体、共重合体、ブレ
ンドおよびグラフト。
【0016】 重合して、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロン−4,6、ナイロン−
6,10、ナイロン−7、ナイロン−11、ナイロン−12、およびポリ(メタ
−フェニレンテレフタルアミド)またはポリ(パラフェニレンテレフタルアミド
)のようなアラミド、特にナイロン−6およびナイロン−6,6を形成する出発
モノマーまたは出発オリゴマーが好ましい。
【0017】 式(I)の化合物において、Rは1から4個の同一かまたは異なっていてもよ
いアミド形成基R7を有する。
【0018】 RはC1〜C20が適当であり、好ましくはC6〜C18の、芳香族好ましくは不飽
和脂肪族、好ましくは飽和脂肪族を表し、炭化水素R8は1から4個のアミド形 成基であるR7基を有している。
【0019】 炭化水素R8は官能基、例えばエーテル基、アミドを形成しない基、または酸 、例えばホスホン酸、リン酸、好ましくはスルホン酸基もしくはそれらの誘導体
、好ましくは塩、とくにリチウム、ナトリウムもしくはカリウム塩などのアルカ
リ金属塩を有することができる。
【0020】 本発明の方法の、好ましい実施の態様においては、R8がC1〜C20アルキレン
、特にヘキサメチレンを表し、R7を除いてはこの他に官能基を有していない。
【0021】 アミド形成基R7は−(NHR9)(但しR9はH,1〜8個の炭素原子を有する アルキル、3から10個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは2から20個
の炭素原子を有するアルキレンを表す。)、カルボキシル、カルボキシル誘導体
基または好ましくは−(NH)−から選択され得る。RがR7基を複数有してい る場合には、これらの基は異なっているか、好ましくは同一でありうる。
【0022】 R1は1から20個の炭素原子を有するアルキル基が適当であり、1から18 個の炭素原子を有するアルキル基が好ましく、置換されているか、または好まし
くは置換されていないベンジル基、またはOR6基(但しR6は1〜20個、好ま しくは1から18個の炭素原子を有するアルキル基、置換されているか、または
好ましくは置換されていないベンジル基または好ましくは水素を表す。)である
。R1は特に好ましくは水素を表す。
【0023】 R2、R3、R4、およびR5基に適している基は、独立して、1から10個の炭
素原子を有するアルキル基、好ましくはメチルまたはエチル、特にメチルであり
、R2、R3、R4、およびR5は異なっているかまたは好ましくは同一であり得る
【0024】 指数nは1より大きい自然数であり、例えば2、3、4、5、または6、また
は好ましくは2,3、または4、特に2が好ましい。 Rに結合するピペリジン化合物は、同一であるかまたは異なっていてもよく、好
ましくは同一である。
【0025】 化合物(I)は単一の化合物または異なった化合物の混合物であり得る。 特に好ましい式(I)の化合物は、1,6−ビス(4−アミノ−2,2,6,6
−テトラメチルピペリジノ)ヘキサンである。この化合物およびその製造法は公 知であり、例えばAldrich Chemical Company,Inc
から市販され、入手可能である。
【0026】 式(I)の化合物は出発モノマーへ添加するか、重合反応混合物へ添加し、少
なくとも1種のアミド形成基R7の反応を通じて、ポリアミドと結合する。ピペリ
ジン環の2番目のアミノ基は、立体障害のために反応しない。
【0027】 化合物(I)をポリアミドに、またはその中に、化学的に結合することによっ
て、本発明の方法は初めに述べた有利な特性をもつポリアミドを提供するもので
ある。本発明の方法は、本発明でない場合に必要となる別の工程を不要にし、化
合物の前混合により純粋なポリアミドの性質を改善するという優位性をもたらす
。このことにより、これらの化合物の不相溶性、粘度の低下、移行、揮発または
洗い出し、混合に伴って発生するひずみの結果としてポリマー粒子の表面処理と
続くこのような化合物との一体化の際におこる問題または品質の低下を除去する
ことができる。
【0028】 化合物(I)の存在下での出発モノマーの重合は、慣用の方法に従って行われ
ることが好ましい。例えば、化合物(I)の存在下で、カプロラクタムの重合を
行うことができる。例えば、DE−A−1495198、DE−A−25584
80、DE−A4413177、Polymerization Processes, Interscience, Ne
w York, 1977,424-467頁, Handbuch der Technischen Polymerchemie,VCH Verla
gsgesellshaft, Weinheim, 1993 546-554頁に記載されている連続式またはバッ チ式工程により行うことができる。化合物(I)の存在下における66塩(66
salt)の重合は、慣用のバッチ式工程により行うことができ(Polymerizati
on Processes, Interscience, New York, 1977,424-467頁、特に444-446頁を参 照、)、または連続的工程(例えばEP−A−129196の記載を参照)によ り行うことができる。原則的には、化合物(I)および出発モノマーは分けて、
または混合物として反応器へ導入される。化合物(I)は予め決められた量/時
間のプログラムに従って添加することが好ましい。
【0029】 好ましい実施の態様では、化合物(I)を出発モノマー中へ、ポリアミドのア
ミド基1モルあたり0.015から0.4モル%、、好ましくは0.025から 0.25モル%添加する。この量は例えば、ナイロン−6の製造の場合はカプロ
ラクタム1モルあたり、またはナイロン−6,6の製造の場合には66塩の0.
5モルあたりの量である。
【0030】 好ましい実施の態様では、化合物(I)は少なくとも1種の慣用される連鎖調
節剤と結合される。適当な連鎖調節剤は、例えば、脂肪族または芳香族モノカル
ボン酸(例えば酢酸、プロピオン酸および安息香酸)、脂肪族および芳香族ジカ
ルボン酸(例えばC4〜C10アルカンジカルボン酸、好ましくはセバシン酸およ びドデカン二酸、とくにアジピン酸およびアゼライン酸、脂肪族C5〜C8シクロ
アルカンジカルボン酸、特にシクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸、)、芳香
族ジカルボン酸(例えばベンゼン−およびナフタレンジカルボン酸、好ましくは
イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、特にテレフタル酸)、一官能
基アミンおよび2官能基アミン、好ましくはヘキサメチレンジアミンまたはシク
ロヘキシルジアミン、およびこれらの酸の混合物およびこれらのアミンの混合物
である。連鎖調節剤の組み合わせと使用する量は、なかでも、例えば、粘度また
は末端基含量等の、望まれる重合体の特性に従って選択される。ジカルボン酸を
連鎖調節剤として使用した場合には、連鎖調節剤を、ポリアミドのアミド基1モ
ルに対して0.06から0.6モル%、好ましくは0.1から0.5モル%使用
することが好ましい。
【0031】 他の好ましい実施の態様では、本発明の方法に従う重合が、少なくとも1種の
顔料の存在下で行われる。好ましい顔料は、二酸化チタン、二酸化チタンのアナ
ターゼ型、または性質が有機または無機の着色化合物である。顔料は、好ましく
はポリアミド100質量部に対して0から5質量部、特に0.02から2質量部 の量を加える。顔料は、出発材料とともに反応器に加えるか、それとは別に加え
ることができる。化合物(I)(連鎖調節剤の構成成分としてでさえ)は、顔料 のみを含み化合物(I)を含まない重合体、または顔料のみと最初に述べた2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン誘導体のうち一つを含む重合体と比較して
重合体の特性を相当改善させる。
【0032】 本発明のポリアミドはフィラメント、繊維、フィルム、シート様構造物、およ
び成形品を製造するのに有利で有用である。ポリアミドから得られたフィラメン
ト、特に、ポリカプロラクタムから得られたフィラメントは、少なくとも400
0m/分の引取速度で、高い紡糸速度によって得られ、特に有利である。本発明
のポリアミドを使用して得られたフィラメント、繊維、フィルム、シート様構造
物、および成形品は、多くの用途を持ち、たとえば編織布の服飾品や、カーペッ
ト繊維に使用される。
【0033】 実施例 ポリアミドの比粘度は、濃硫酸(96質量%)の1%濃度溶液(1g/100
ml)によって測定した。
【0034】 末端基含量は、酸滴定により測定した。アミノ末端基は70:30(質量部) フェノール/メタノール溶液中で過塩素酸により滴定した。カルボキシル末端基
は、ベンジルアルコール中で水酸化カリウム溶液により滴定した。
【0035】 色ぬれ堅牢度(color wetfastness)の測定のために、糸を
編み上げ、ヒートセットし、染色し、色止め剤で処理し、乾燥した。色ぬれ堅牢
度を、ISO−E01:1994(厳格な(severe)ぬれ堅牢度)に従っ
て測定した。
【0036】 ヒートセットは、196℃で45秒間、幅出し機中で行われた。編物はそれか
ら熱水(98℃)中、2.53質量%のTelon Fast Red AF3
G150%(3.8% のAcid Red 151に相当する)および0.5
0質量%のAcid RhodamineB 400%(Acid Red 5
2の2%に相当する)の混合物を用いてpH3.5で染色した。染色の色止めを
改善するため、編物を30分間77℃の水中でMesitol NBS2質量%
で処理し、次いで水ですすいだ。染色後、色ぬれ堅牢度試験を行った。この終わ
りに、布の試験片を湿らせ、染色していない標準布の2片の間においた。3つの
厚さの積み重ねに、標準の重量をかけ、37℃で4時間、その状態を保った。ぬ
れ堅牢度は、近隣の布の着色の色の深みを、標準グレースケール(gray s
cale)と比較することにより評価した。
【0037】 糸のUV安定性は、ドイツ標準工業規格54004(ISO 105 B 0
2)に従って、14日間の照射をし、続いて残留強度(residual St
rength)を測定し、未処理のサンプルと比較することにより決定した。
【0038】 ヒートセットの安定度の測定は、5gの糸のかせを120秒、185℃に余熱
したサーマルキャビネット(thermal cabinet)中で熟成させ, 続いて糸の破断強度を、未処理の糸と比較して測定し、残留破断強さ(%)とし
て報告した。
【0039】 縮合ポテンシャル(condensation potential)は、縮
合可能なアミノ末端基およびカルボキシル末端基の生成物より測定した。
【0040】 ポリアミド(a)の製造 360lの容器中で、100kgのカプロラクタム、15kgの水および表1
の添加剤(カプロラクタムに対する質量%の量で報告している)の混合物を2時
間のうちに260℃に加熱した。90分以上減圧した後に、混合物を260℃で
45分間、後縮合を行った。
【0041】 製造物はそれからペレット化し、これを2つに分け、各々を100lの容器中
で、5時間で一度に、100℃で100lの水を用いて3回抽出した。その後タ
ンブル乾燥機で、160℃の窒素雰囲気下で乾燥した。
【0042】 ポリマーを高速紡糸機(Ems−Inventa AG)で、270℃のH4
S工程によって5040m/分の巻き取り速度で巻き取りながら紡糸して、丸い
横断面の44dtex12フィラメント糸を得た。引取速度は4300m/分で
あり(duo1)、延伸比は1:1.28(duo2=5500m/分)であり
、ワインダーの上流での糸の張力は3cNであった。蒸気箱(steam bo
x)は3×105Paの工程蒸気で運転されており、スピンの最終の糸の含量は 、0.8%であった。糸は以下の特性:伸び42%、引張り強さ5.2cN/d
tex,沸騰水収縮14%を有していた。
【0043】 ポリアミドの特性を表2にまとめた。本発明のポリアミドは比較のポリアミド
よりも、光および熱に安定であり、ぬれ堅牢性も改善していた。
【0044】
【表1】 RV 非粘度 AEG アミノ末端基含量(ミリ当量/kg) CEG カルボキシル末端基含量(ミリ当量/kg) KP 縮合ポテンシャル UV stab. UV安定性、残留の最終の引っ張り強さ(resi
dual ultimate tensile strength)(%) Heat−set.stab.ヒートセット安定性、残留の引張り強さ(res
idual tensile strength)(%) Color wetfastn. ぬれ堅牢度、アメリカ線繊化学染色協会グレ
ースケール
【0045】 ポリアミドの製造(b) 表3の混合物を窒素雰囲気下ガラスのチューブ中に密封した。密封したチューブ
を260℃で、表4の時間加熱した。生成物は表4の比粘度の値を有していた。
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】 ポリアミドの製造(c) 表5の混合物を270℃で1時間、1lのオートクレーブ中で加熱した。45
分間の減圧の後、260℃で60分間、後縮合を行った。製造物はそれからペレ
ット化し、水で抽出し80℃で乾燥した。結果を表6に示す。
【0049】
【表4】
【0050】
【表5】 比較実施例4の調節剤の含量を比較実施例3の2倍にする、即ちポリマー中の立
体障害アミノ基の数を2倍にするということは、分子量の成長を遅くし、後縮合
のポテンシャルを減少させる。本発明の重合体は、後縮合のポテンシャルを減少
することなしに、2倍の数の立体障害アミノ末端基を導入することが可能である
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月17日(2000.2.17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 [但し、 Rが、1から4個の同一または異なっていてもよいアミド形成基R7を有する C1〜C20脂肪族飽和炭化水素R8を表し、 R1が、H、C1〜C20アルキル、シクロアルキル、ベンジルまたはOR6を表 し、但しR6がH、C1〜C20アルキル、シクロアルキルまたはベンジルを表し、 R7が、−(NHR9)、カルボキシルおよびカルボン酸誘導体からなる群より
選択される基を表し、但し、R9がH、1〜8個の炭素原子を有するアルキル、 3から10個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは2から20個の炭素原子
を有するアルキレンを表し、 R2、R3,R4およびR5が、独立してC1〜C10アルキルを表し、 nが1より大きい自然数を表し、 Rに結合するピペリジン誘導体が、置換基即ちR1、R2、R3,R4およびR5 それぞれに関して同一かまたは異なっていてもよい。] で表される少なくとも1種の化合物の存在下で、出発モノマーと出発オリゴマー
を重合させ、そのとき式Iの化合物を、出発モノマーまたは重合反応混合物に添
加し、少なくとも1種のアミド形成基R7の反応によりポリアミドと結合させる ことを特徴とする、ポリアミドの製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AE ,AL,AU,BG,BR,BY,CA,CN,CZ, GE,HU,ID,IL,IN,JP,KR,KZ,L T,LV,MK,MX,NO,NZ,PL,RO,RU ,SG,SI,SK,TR,UA,US,UZ,VN, ZA (72)発明者 ノイベルク,ライナー ドイツ、D−67125、ダンシュタット−シ ャウエルンハイム、デュルクハイマー、シ ュトラーセ、9 (72)発明者 ヴァイス,ロベルト ドイツ、D−67281、キルヒハイム、トリ フトヴェーク、25 (72)発明者 ヴィルムス,アクセル ドイツ、D−67256、ヴァイゼンハイム、 ライファイゼンシュトラーセ、25 (72)発明者 フー,ハリー,ワイ アメリカ合衆国、ノースカロライナ州、 28704、アーデン、スプリング コーブ コート、15 Fターム(参考) 4J001 DA01 DB01 EA06 EA07 EA08 EB08 EB09 EB36 EB37 EC07 EC08 EC45 EE65E FA03 FB03 FC03 JA01 JA10 JA12 4J002 CL011 CL031 EU036 FD046 FD066 GK00 GK01 GT00

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【化1】 [但し、 Rが、同一か、または異なっていてもよい1から4個のアミド形成基R7を有 する官能基R8を表し、 R1が、H,C1〜C20アルキル、シクロアルキル、ベンジル、またはOR6を 表し、但しR6がH、C1〜C20アルキル、シクロアルキルまたはベンジルを表し
    、 R2、R3、R4およびR5が独立してC1〜C10アルキルを表し nが、1より大きい自然数を表し、 Rに結合する複数のピペリジン誘導体が、置換基,即ちR1、R2、R3,R4
    よびR5それぞれに関して同一かまたは異なっていてもよい。] で表される少なくとも1種の化合物の存在下で、出発モノマーまたは出発オリゴ
    マーを重合させることを特徴とする、ポリアミドの製造方法。
  2. 【請求項2】Rに結合する複数のピペリジン誘導体が置換基即ちR1、R2
    3,R4およびR5それぞれに関して同一である、請求項1に記載された方法。
  3. 【請求項3】R1がHである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】いずれの一個のピペリジン誘導体においてその置換基R2、R3 、R4およびR5が同一である、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】いずれの1個のピペリジン誘導体において、そのR2がメチル を表す、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】nが2を表す、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】R7が、−(NHR9)(但し、R9がH、1から8個の炭素原 子を有するアルキル、3から10個の炭素原子を有するシクロアルキルまたは2
    から20個の炭素原子を有するアルキレンを表す。)、カルボキシル、カルボン
    酸誘導体からなる群より選択される、請求項1から6のいずれか1項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】Rが、式 −NH−R8−NH− [但し、R8が、1から20個の炭素原子を有するアルキレンを表す。] の基を表す、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】Rが、 −NH−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−CH2−NH−を表す、請求項1
    から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】少なくとも1種の顔料の存在下で重合が行われる、請求項1 から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】ポリアミド製造のための、請求項1から10のいずれか1項 に記載された化合物(I)の使用。
  12. 【請求項12】請求項1から10のいずれかに記載の方法により得られうる
    ポリアミド。
  13. 【請求項13】請求項12に記載されたポリアミドの、フィラメント、繊維
    、フィルム、シート様構造物、および成形品の製造のための使用。
  14. 【請求項14】請求項12に記載されたポリアミドを含む、フィラメント、
    繊維、フィルム、シート様構造物、および成形品。
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