JP2002374400A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

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JP2002374400A
JP2002374400A JP2001181339A JP2001181339A JP2002374400A JP 2002374400 A JP2002374400 A JP 2002374400A JP 2001181339 A JP2001181339 A JP 2001181339A JP 2001181339 A JP2001181339 A JP 2001181339A JP 2002374400 A JP2002374400 A JP 2002374400A
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JP2001181339A
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English (en)
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Akiko Mochizuki
明子 望月
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像出力装置において、小さな文字を含む文
書画像を見易い画像にして出力することができるように
する。 【解決手段】 領域分割部230は、文書画像を、文字
領域と非文字領域とに領域分割する。文字サイズ検出部
240は、文字領域について、当該文字領域内の文字の
サイズを検出する。文字変倍処理部250は、検出され
た文字サイズに基づいて、その文字を変倍処理する。画
像合成部270は、変倍処理された変倍済文字と非文字
領域の画像とを合成して出力用画像を生成する。文書画
像内にサイズの小さい文字が含まれているかどうかが自
動的に判定され、含まれている場合はその部分のみが所
定のサイズに拡大されるから、読み易い文書画像にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像出力装置に関
する。より詳細には、文書画像内の文字を縮小あるいは
拡大(両者を纏めて変倍という)して出力する機能を備
えた画像出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字を含む文書画像を、紙媒体などに印
刷出力や複写出力するハードコピー装置や、CRTやL
CDなどに表示出力するソフトコピー装置などの画像出
力装置がある。
【0003】また今日では、たとえば拡大機能を有する
複写装置(ハードコピー装置の一例)が普及している。
この装置によれば、小さな文字を含む文書画像を拡大し
て複写することで、小さな文字を大きく印字することが
でき、たとえば老眼や弱視などの視覚障害のため小さな
文字を読むことが困難なユーザであっても、文書を読む
ことが容易となる。
【0004】しかしながら、前記拡大機能は、文書画像
の全体を拡大処理するため、元の原稿サイズよりも用紙
サイズが大きくなる、あるいは、部分的に特に小さい文
字がある文書の場合には十分に拡大されない、もしく
は、特に小さい文字を見易い大きさまで拡大すると、そ
の他の文字や画像が印刷領域からはみ出して印刷されな
いなどの問題が生じる。
【0005】この問題を解消するためには、たとえば、
特開2000−137801号で開示されている技術を
用いて、文書中の任意の文字列のみを拡大することが考
えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
000−137801号で開示された技術では、文書中
の拡大させたい文字列をユーザが指定しなければなら
ず、ユーザにとって操作が煩雑である。また、拡大率に
よっては、文書全体を出力することができなくなる場合
も生じ得る。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、文書全体を自動的に見易い状態にして出力する
ことのできる画像出力装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
画像出力装置は、入力された文書画像に対して所定の処
理を施した後に処理済画像を出力する画像出力装置であ
って、文書画像を入力する画像入力部と、画像入力部に
より入力された文書画像を、主に文字を含む文字領域と
主に文字以外の画像を含む非文字領域とに領域分割する
領域分割部と、領域分割部により分割された文字領域に
ついて、当該文字領域内の文字のサイズを検出する文字
サイズ検出部と、文字サイズ検出部により検出された文
字のサイズに基づいて、領域分割部により分割された文
字領域内の文字を変倍処理する文字変倍処理部と、文字
変倍処理部により変倍処理された変倍済文字と、領域分
割部により分割された非文字領域の画像とを合成して出
力用画像を生成する画像合成部とを備える。
【0009】
【作用】上記構成の画像出力装置において、領域分割部
は、文書画像を、文字領域と非文字領域とに領域分割す
る。文字サイズ検出部は、文字領域について、当該文字
領域内の文字のサイズを検出する。文字変倍処理部は、
検出された文字サイズに基づいて、その文字を変倍処理
する。そして、画像合成部は、変倍処理された変倍済文
字と非文字領域の画像とを合成して出力用画像を生成す
る。
【0010】これにより、画像出力装置は、たとえば、
文書画像内にサイズの小さい文字(あるいは複数の文字
からなる文字列)が含まれているかどうかを自動的に判
定し、含まれている場合はその部分のみを所定のサイズ
に拡大し、全体を読み易く整形する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明に係る画像出力装置の一実
施形態である画像処理部を搭載したカラー複写装置の一
例の機構図である。このカラー複写装置1は、画像取得
部10、本発明の画像出力装置の一例である画像処理部
20、画像記録部30、ユーザインタフェース50、お
よびエディットパッド60を備える。
【0013】画像取得部10は、プラテンガラス11上
に載置された原稿を読み取って得た入力画像を赤、緑、
青の各色成分のデジタル画像データに変換する。たとえ
ばハロゲンランプを有する光源12からの光がプラテン
ガラス11上に載置された原稿を照射し、反対光が図示
しない光学系を介して赤、緑、青の各色に分光される。
そして各色光が、各色光用に分けられた、たとえばCC
D(固体撮像素子)からなるラインセンサ(イメージセ
ンサ)13に入射し、入力画像がたとえば400dpi
(400ドット/1インチ)の解像度で読み取られるこ
とにより、赤、緑、青の各色成分のアナログの画像信号
が得られる。さらに、信号処理部14において、図示し
ない増幅部がラインセンサ13からの赤、緑、青の各画
像信号を所定のレベルまで増幅し、さらに図示しないA
/Dコンバータがデジタルデータに変換することによ
り、赤、緑、青のデジタル画像データR,G,BがA/
Dコンバータから得られる。この赤、緑、青の画像デー
タR,G,Bは、ケーブル15を通じて画像処理部20
に送られる。
【0014】この読取り時には、光源12からの光が原
稿を全面に亘って照射し、ラインセンサ13が入力画像
を全面に亘って読み取るように、光源12を含む光学
系、ラインセンサ13および信号処理部14は、矢印1
6で示すように図1中の左方から右方に移動させられ
る。
【0015】画像処理部20は、画像取得部10の信号
処理部14からの赤、緑、青の画像データR,G,Bに
基づいて、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)のオンオフ2値化トナー信号を
得、各トナー信号を画像記録部30に出力する。
【0016】本実施形態の画像記録部30は、一方向に
順次一定間隔をおいて並置されたK,Y,M,Cの各色
の画像形成部31K,31Y,31M,31Cを有す
る。先端検出器44が、用紙カセット41から各画像形
成部に搬送される用紙の搬送経路上に近接して設けられ
ている。この先端検出器44は、用紙カセット41から
レジストローラ42を通じて転写ベルト43上に送り出
された用紙の先端をたとえば光学的に検出して先端検出
信号を得、この先端検出信号を画像処理部20に送る。
画像処理部20は、入力された先端検出信号に同期し
て、K,Y,M,Cの各色のオンオフ2値化トナー信号
を順次一定間隔をおいて得る。
【0017】画像記録部30においては先ず、半導体レ
ーザ38Kは、画像処理部20からのブラックのオンオ
フ2値化トナー信号によって駆動されることにより、ブ
ラックのオンオフ2値化トナー信号を光信号に変換し、
この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて
照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー47K,
48K,49Kを介して一次帯電器33Kによって帯電
された感光体ドラム32K上を走査することにより、感
光体ドラム32K上に静電潜像を形成する。この静電潜
像は、ブラックのトナーが供給される現像器34Kによ
ってトナー像とされ、このトナー像は、転写ベルト43
上の用紙が感光体ドラム32Kを通過する間に転写帯電
器35Kによって用紙上に転写される。そして転写後
は、クリーナ36Kによって感光体ドラム32K上から
余分なトナーが除去される。
【0018】同様に、半導体レーザ38Y,38M,3
8Cは、画像処理部20からブラックのオンオフ2値化
トナー信号に対して順次一定間隔をおいて得られる対応
するY,M,Cの各色のオンオフ2値化トナー信号によ
って駆動されることにより、各色のオンオフ2値化トナ
ー信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポ
リゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、
さらに反射ミラー47Y〜49Y,47M〜49M,4
7C〜49Cを介して一次帯電器33Y,33M,33
Cによって帯電された感光体ドラム32K上を走査する
ことにより、感光体ドラム32Y,32M,32C上に
静電潜像を順次形成する。各静電潜像は、各色のトナー
が供給される現像器34Y,34M,34Cによって順
次トナー像とされ、各トナー像は、転写ベルト43上の
用紙が対応する感光体ドラム32Y,32M,32Cを
通過する間に対応する転写帯電器35Y,35M,35
Cによって用紙上に順次転写される。
【0019】このようにK,Y,M,Cの各色のトナー
像が順次多重転写された用紙は、転写ベルト43上から
剥離され、定着ローラ45によってトナーが定着され
て、複写機の外部に排出される。
【0020】ユーザインタフェース50は、ユーザが所
望の機能を選択して、その実行を指示するもので、この
例においては、カラーCRTディスプレイ51およびハ
ードコントロールパネル52を備え、さらに赤外線タッ
チボード53が組み合わされて、画面上のソフトボタン
によって直接、条件を指示できるようにされる。エディ
ットパッド60は、これによって編集を施す領域を設定
することができる。
【0021】図2は、上記構成のカラー複写装置1に設
けられた、本発明の画像出力装置の一例である画像処理
部20の一実施形態のブロック図である。この画像処理
部20は、当該画像処理部20の各部を制御する制御部
210と、画像取得部10(図1)により取得された文
書画像を入力する画像入力部220と、画像入力部22
0により入力された文書画像を、主に文字を含む文字領
域と主に前記文字以外の画像を含む非文字領域とに領域
分割する領域分割部230と、領域分割部230により
分割された文字領域について、当該文字領域内の文字の
サイズを検出する文字サイズ検出部240とを備える。
【0022】画像処理部20は、文字サイズ検出部24
0により検出された文字のサイズに基づいて、領域分割
部230により分割された文字領域内の該当文字を変倍
処理する文字変倍処理部250と、領域分割部230に
より分割された非文字領域内の画像を変倍処理する非文
字変倍処理部260と、文字変倍処理部250により変
倍処理された変倍済文字と、領域分割部230により分
割された非文字領域の画像あるいは非文字変倍処理部2
60により変倍処理された変倍済画像とを合成して出力
用画像を生成する画像合成部270と、画像合成部27
0により合成される出力用画像が予め定められた規定サ
イズの範囲内に収まるか否かを判定する画像サイズ判定
部280をさらに備える。
【0023】さらに画像処理部20は、領域分割部23
0、文字サイズ検出部240、文字変倍処理部250、
非文字変倍処理部260、および画像合成部270が文
書画像に対して行なう各種処理に関する設定(以下処理
条件の設定という)を記憶する設定記憶部290と、前
記処理条件の設定をユーザが登録する際のユーザインタ
ーフェースとして機能する設定入力部292とを備え
る。
【0024】なお、前記処理条件の設定は、予め装置に
固有の値として登録されたものと、設定入力部292を
介してユーザによって登録されたもののいずれでもよ
い。また前記処理条件の設定には、たとえば、文字列の
拡大が必要か否かを判定する閾値となる文字のサイズに
関する設定を含む。
【0025】画像入力部220は、当該画像入力部22
0が取り込んだ文書画像を一時的に記憶する画像記憶部
222を有する。なお、画像入力部220は、図中点線
で示すように、通信網7を介してデータを受信する通信
部228をさらに有していてもよい。通信部228をさ
らに有する場合、画像入力部220は、画像取得部10
から画像を取り込むだけでなく、たとえば文書作成アプ
リケーションを備えたパーソナルコンピュータなどの外
部情報処理装置により作成された文書画像を外部から取
り込むことができる。
【0026】領域分割部230は、領域抽出部232と
領域種別判定部234とを有する。領域抽出部232
は、画像入力部220により入力された文書画像を、文
字領域とそれ以外の画像領域(非文字領域の一例)に分
割し抽出する主要部である。
【0027】領域分割部230により分割された文字領
域内に複数の文字が含まれる場合には、文字変倍処理部
250は、文字領域内の平均的な文字サイズに基づいて
全ての文字を同じ変倍率で変倍処理してもよい。しかし
ながら、予め定められた規定サイズよりも小さな文字を
確実に拡大するという点においては、この場合、文字サ
イズ検出部240は、その複数の文字のそれぞれ、ある
いは文字サイズが略同一の領域ごとについて、当該文字
のサイズを検出し、文字変倍処理部250は、文字サイ
ズ検出部240により検出された各文字のサイズに基づ
いて、該当文字を変倍処理するのが好ましい。
【0028】このため、領域抽出部232は、入力され
た文書画像に複数の画像領域や、文字サイズの異なる文
字列から形成される複数の文字領域が存在する場合、そ
れらを別々の領域であると峻別するのが好ましい。そし
てこの場合、領域種別判定部234は、領域抽出部23
2により複数の領域に分割された領域のそれぞれが、文
字領域であるか、画像領域であるかを判定する。さら
に、文字サイズ検出部230は、領域抽出部232によ
り分割された領域のうち、領域種別判定部234により
文字領域であると判定された各領域について、それぞれ
の領域で使用されている文字のサイズを検出する。
【0029】なお、領域分割部230における領域峻別
の具体的手法は、公知であるのでその詳細説明は省略す
る(たとえば、特開平2−274174号、特開平5−
344331号など参照)。
【0030】文字変倍処理部250は、文字サイズ検出
部240により検出された文字のサイズが予め定められ
た規定サイズよりも小さいとき、変倍処理として拡大処
理する。また、文字変倍処理部250は、必要に応じ
て、文字サイズ検出部240により検出された文字のサ
イズが予め定められた規定サイズよりも大きいとき、変
倍処理として縮小処理してもよい。たとえば、文字変倍
処理部250は、文字サイズ検出部230で検出された
文字サイズが設定記憶部290に記憶された閾値となる
文字サイズよりも小さい文字を拡大し、その文字領域を
再構成する。この際たとえば、特開2000−1378
01号に示されている技術のように、拡大した文字を適
切に配置することが望ましい。また、後述する領域の再
レイアウトの際に必要があると判定された場合は、検出
された文字サイズが閾値となる文字サイズよりも大きい
文字を縮小してその文字領域を再構成することが望まし
い。
【0031】非文字変倍処理部260は、領域抽出部2
32により分割された領域のうち、領域種別判定部23
4により画像領域であると判定された領域内の画像につ
いて、後述する領域の再レイアウトの際に、必要がある
と判定された場合には、変倍処理として画像領域の画像
サイズを縮小処理する。
【0032】文字変倍処理部250および非文字変倍処
理部260における変倍処理時の変倍率(拡大率や縮小
率)は、縦横同じであってもよいし異なっていてもよ
い。また、縦横のいずれか一方のみを変倍処理し、他方
は元のサイズと同じ(すなわち変倍処理しない)にして
もよい。
【0033】画像合成部270は、文字変倍処理部25
0により拡大もしくは縮小された変倍済文字を含む文字
領域と、非文字領域の画像(変倍前の画像および変倍済
画像の何れでもよい)を含む全ての領域の画像を合成し
て出力用画像を生成する。なお、文字変倍処理部250
における変倍処理時の変倍率が“1”すなわち事実上変
倍処理していない文字領域がある場合には、この文字領
域も含めて合成する。
【0034】出力用画像を合成する際には、元の原稿の
レイアウトがほぼ維持されるように、変倍済文字や画像
をレイアウト(配置)するのが好ましい。たとえば、文
字変倍処理部250や非文字変倍処理部260が、縦方
向のみを拡大処理し、横方向を元のサイズと同じにする
場合、画像合成部270は、変倍済文字を、横方向につ
いては元の原稿と同じ位置に配置させるとよい。
【0035】また、画像合成部270は、変倍済文字と
非文字領域の画像(変倍前の画像および変倍済画像の何
れでもよい)とを合成する場合、画像サイズ判定部28
0の判定結果に基づいて、合成処理を切り替えてもよ
い。たとえば、画像サイズ判定部280は、画像合成部
270が最初に合成した出力用画像が規定サイズの範囲
内に収まらないと判定した場合、より小さな倍率で変倍
処理するように文字変倍処理部250や非文字変倍処理
部260を制御する。そして、画像合成部270は、こ
のより小さな倍率で変倍処理された変倍済文字と非文字
領域の画像とを合成して出力用画像を生成する。
【0036】また、合成済画像が規定サイズの範囲内に
収まらない旨を画像サイズ判定部280が示している場
合には、画像合成部270は、合成後のそれぞれの画像
が規定サイズの範囲内に収まるように、変倍済文字と非
文字領域の画像を、複数の合成済画像に分割して再合成
し、これら複数の合成済画像を出力用画像としてもよ
い。このように、変倍済文字と非文字領域の画像とを合
成する場合、全ての領域が元の原稿となる文書画像と同
じサイズの用紙に適切にレイアウトされるかどうかを画
像サイズ判定部280が判定するので、画像合成部27
0は、同一用紙上にレイアウトが不可能な場合であって
も、適切に分割処理することで、見易い画像をユーザに
提供することができる。
【0037】画像処理部20は、図中点線で示すよう
に、画像合成部270が合成した合成済画像を表示する
ディスプレイ部216をさらに備えてもよい。ディスプ
レイ部216を備えた構成とすれば、ユーザは、自動的
にサイズの小さい文字列を拡大し整形された文書を、デ
ィスプレイ部218により印刷前に確認することができ
る。
【0038】また画像処理部20は、図中点線で示すよ
うに、領域種別判定部234により画像領域と判定され
た領域内の画像に対して、所定の処理を施す画像加工部
218をさらに備えてもよい。画像加工部218を備え
た構成とすれば、文書中の画像部分について所定の画像
処理を施すことにより、ユーザが視覚障害者であった場
合により読み易い画像に自動的に変換して印刷すること
ができる。
【0039】上記構成の画像処理部20の制御部210
などの各機能部分は、たとえば、CPU(中央演算処理
部)、ROM(読出専用メモリ)、およびRAM(ラン
ダムアクセスメモリ)などにより構成されていてもよ
い。この場合たとえば、カラー複写装置1のメイン電源
が投入されると、CPUがROMに格納されたプログラ
ムを実行する。ここで実行されるプログラムにより使用
されるデータ領域は、RAM上のアドレスに割り当てら
れており、初期化時にRAM上に複写される。またプロ
グラムのスタックおよび作業データもRAMに割り当て
られる。
【0040】図3は、画像処理部20における処理手順
の一例を示すフローチャートである。動作を開始する
と、まず領域抽出部232は、画像入力部220に入力
された文書画像をいくつかの領域に分割し、抽出する
(S101)。領域種別判定部234は、領域抽出部2
32により抽出された領域それぞれについて、各領域の
種別が文字領域および画像領域のいずれであるか判別す
る(S102)。制御部210は、領域抽出部232に
より抽出された領域に文字領域が含まれるか否かを判定
し(S103)、含まれない場合(S103−NO)、
画像処理部20における処理を終了させる。一方、含ま
れていた場合(S103−YES)、文字サイズ検出部
230は、全ての文字領域に含まれる文字サイズをそれ
ぞれ検出する(S104)。
【0041】文字変倍処理部250は、検出された文字
サイズが設定記憶部290で記憶されている文字サイズ
の閾値よりも大きいか小さいかを、全ての文字領域につ
いて判定する(S105)。そして、小さい文字で構成
される領域が存在しなかった場合(S105−NO)、
その旨を制御部210に伝える。制御部210は、画像
処理部20における処理を終了させる。
【0042】一方、小さい文字で構成される領域が存在
した場合は(S105−YES)、文字変倍処理部25
0は、閾値よりも小さいサイズの文字で構成される全て
の領域について、閾値となるサイズまで文字を拡大する
(S106)。次に、画像合成部270は、文字領域と
画像領域とを合成して合成済画像を生成する、すなわち
文字を拡大した領域を含む全ての領域をレイアウトする
(S107)。
【0043】この際、画像サイズ判定部280は、画像
合成部270により合成される出力用画像が予め定めら
れた規定サイズの範囲内に収まるか否かを判定する(S
108)。そして、元の原稿と同じサイズの用紙にレイ
アウトすることができるときには(S108−YE
S)、画像合成部270は、レイアウトした1ページ分
の合成済画像を出力用画像として画像記録部30に入力
する。画像記録部30は、K,Y,M,Cの各色の画像
形成部31K,31Y,31M,31Cにより、合成済
画像を用紙1ページ内に印刷する。一方、用紙1ページ
内にレイアウトすることができない場合は(S108−
NO)、たとえば、1ページの原稿を2ページに分割し
て再レイアウトするなど(S109)、複数ページに分
かれるように分割処理して複数の合成済画像を生成し、
この複数の合成済画像を出力用画像として画像記録部3
0に入力する。画像記録部30は、複数ページに亘って
再レイアウトされた合成済画像をそれぞれのページ内に
印刷する。
【0044】また、文字サイズが設定された閾値よりも
大きい文字で構成される領域が存在した場合、画像サイ
ズ判定部280は、より小さな倍率で変倍処理するよう
に文字変倍処理部250や非文字変倍処理部260を制
御してもよい。たとえば、文字変倍処理部250は、そ
の領域を閾値として設定された文字サイズまで縮小し
(S110)、画像合成部270は、より小さな倍率で
縮小処理された変倍済文字と非文字領域の画像とを合成
して出力用画像を再びレイアウトしてもよい。また、画
像領域が存在した場合、非文字変倍処理部260は、そ
の領域を縮小し(S111)、画像合成部270は、縮
小処理された非文字領域の画像を用いて出力用画像を再
びレイアウトしてもよい。
【0045】なお、画像サイズ判定部280を備えてい
ない画像処理部20としたときには、画像合成部270
は、上記ステップS108を割愛し、レイアウトした1
ページ分の合成済画像を出力用画像として、直ちに、画
像記録部30に入力する。
【0046】図4は、上記構成のカラー複写装置1が処
理対象とする原稿の一例である。この原稿80は、文字
列および写真によって構成されており、文字列にはいく
つかの異なる大きさの文字列が含まれ、一部の文字列は
設定記憶部290に記憶された閾値となる文字サイズよ
りも小さいサイズの文字から構成されており、老眼や弱
視などの視覚障害を持つユーザにとっては読み難いと思
われる。
【0047】図5は、領域分割部230が図4に示した
原稿80を領域分割し、文字サイズ検出部230が文字
サイズを検出する過程を模式的に示した図である。領域
抽出部232は、図4に示した原稿80を、領域Aから
Eの5つの領域に分割する。次に、領域種別判定部23
4が、それぞれの領域について文字領域および画像領域
のいずれであるかを判別する。図5では、領域A、C、
DおよびEの4つの領域が文字領域、領域Bが画像領域
であると判定されている。
【0048】文字サイズ検出部230は、領域種別判定
部234により文字領域と判定された4つの領域につい
て、領域内の文字のサイズを検出し、設定記憶部290
で記憶された閾値サイズよりも大きいか小さいかを判定
する。図5では、領域DおよびEの2つの領域が閾値サ
イズよりも小さいと判定されている。これらの2つの領
域については、文字の拡大が必要となる。
【0049】文字変倍処理部250は、図5の領域Dお
よびEについて、文字のサイズを閾値サイズまで拡大す
る。その後、画像合成部270は、文字が拡大された領
域を含む、領域AからEまでの全ての領域について再度
1ページにレイアウトする。
【0050】図6は、画像合成部270がレイアウトし
た合成済画像の一例である。図示するように、合成済画
像90は、原稿80と同じサイズの用紙1ページにレイ
アウトされているので、画像処理部20は合成済画像9
0を出力用画像として画像記録部30に入力し処理を終
了する。画像記録部30は、画像処理部20から入力さ
れた1ページ分の合成済画像90を用紙1ページ内に印
刷する。
【0051】このように、上記実施形態によれば、原稿
文書から文字領域と画像領域を抽出し、文字領域につい
てはその領域を構成する文字列の文字サイズが規定の閾
値サイズよりも大きいか小さいかを判定し、小さい文字
列から構成される領域については文字を拡大し、全ての
領域を再度レイアウトすることにより、任意の文書につ
いてサイズの小さい文字のみを適当な大きさまで拡大し
て、全体を読み易く整形して複写印刷することができ
る。特に、画像と文字列が混在する文書や、文書中の一
部分にのみサイズの小さい文字列が存在する文書であっ
ても、文書全体を拡大することなく、必要な部分だけを
自動的に拡大して複写することができる。これにより、
老眼や弱視などの視覚障害を持つユーザでも、文書中の
文字サイズが小さく、読むことが困難である部分の文字
列を拡大して、見易い文書を容易に得ることができる。
このため、文書中のサイズの小さな文字列のみを自動的
に読み易く拡大することができ、視力障害を持つユーザ
に対して読み易い文書を提供することができる。また、
文字を拡大する際、文書サイズの拡大や、ページ数の大
幅な増大を避けることもできる。
【0052】また、上記実施形態では、サイズの小さい
文字のみを拡大し、元の原稿と略同一位置に拡大済文字
を配置するので、基本的には、元原稿となる文書と同一
サイズの用紙に文書全体を見易くレイアウトすることが
でき、無駄に用紙を大きくしたり枚数を増やしたりする
必要はない。
【0053】また、拡大が必要な文字サイズをユーザご
とに任意に設定し、設定記憶部290に予め記憶させて
おくことができる。したがって、印刷時にユーザに応じ
た設定を読み出すことにより、個々のユーザの視力など
に応じて、必要な部分だけを自動的に拡大することがで
きる。
【0054】図7は、カラー複写装置1が処理対象とす
る原稿の他の例である。この原稿82は、図4に示した
原稿80と同様に、文字列および写真によって構成され
ており、文字列にはいくつかの異なる大きさの文字列が
含まれ、一部の文字列は設定記憶部290に記憶された
閾値となる文字サイズよりも小さいサイズの文字から構
成されている。また、2つの画像部分が含まれている。
【0055】この原稿82の場合、一部の領域の文字列
を拡大して合成済画像を生成すると、原稿と同じサイズ
の用紙1ページにレイアウトすることができない場合が
生じ得る。この場合、図3のフローチャートに示したよ
うに、カラー複写装置1は、画像処理部20内の画像合
成部270で文字列を拡大した領域を含む合成済画像を
生成し、この合成済画像が1ページ内に収まるかどうか
を判定し、収まらない場合には、図3のS109、S1
10、およびS111のような処理をして、適切に再レ
イアウトする。以下具体的に説明する。
【0056】図8は、領域分割部230が図7に示した
原稿80を領域分割し、文字サイズ検出部230が文字
サイズを検出する過程を模式的に示した図である。領域
抽出部232は、図7に示した原稿82を、領域Aから
Gの7つの領域に分割する。次に、領域種別判定部23
4が、それぞれの領域について文字領域および画像領域
のいずれであるかを判別する。図8では、領域A、C、
D、F、およびGの5つの領域が文字領域、領域Bおよ
びEの2つの領域が画像領域であると判定されている。
【0057】文字サイズ検出部230は、領域種別判定
部234により文字領域と判定された4つの領域につい
て、領域内の文字のサイズを検出し、設定記憶部290
で記憶された閾値サイズよりも大きいか小さいかを判定
する。図8では、領域D、F、およびGの3つの領域が
閾値サイズよりも小さいと判定されている。これらの3
つの領域については、文字の拡大が必要となる。
【0058】文字変倍処理部250は、図8の領域D、
F、およびGについて、文字のサイズを閾値サイズまで
拡大する。その後、画像合成部270は、文字が拡大さ
れた領域を含む、領域AからGまでの全ての領域につい
て再度レイアウトする。
【0059】ここで、図8に示す領域は、閾値サイズよ
りも小さい文字列からなる領域を拡大すると、全ての領
域を元の原稿の用紙サイズと同じサイズの1ページにレ
イアウトすることはできなくなる。そこで、画像合成部
270は、原稿を見栄え良く再レイアウトするために、
次のいずれかの処理を行なう。
【0060】第1の方法は、閾値サイズよりも大きい文
字列からなる領域もしくは画像領域を縮小処理する方法
である。たとえば、拡大処理が施された処理済文字を用
いて画像合成部270が合成(レイアウト)した合成済
画像が1ページ内に収まるかどうかを画像サイズ判定部
280が判定する。収まらない場合、画像サイズ判定部
280は、より小さな倍率で変倍処理するように文字変
倍処理部250や非文字変倍処理部260を制御する。
たとえば、文字変倍処理部250は、文字サイズ検出部
230が閾値サイズよりも大きい文字列から構成される
と判定した領域について、閾値サイズまで文字を縮小す
る。
【0061】図8では、領域Aが閾値サイズよりも大き
い文字列からなる領域であると判定されるので、文字変
倍処理部250は、領域Aの文字サイズを閾値サイズま
で縮小する。また、非文字変倍処理部260は、領域種
別判定部234で画像領域と判定された領域について、
適当な大きさまで画像を縮小する。図8では、領域Bお
よび領域Dが画像領域であると判定されるので、非文字
変倍処理部260は、領域BおよびDの画像サイズを縮
小する。縮小率は任意に決めることにしてもよいし、1
ページに再レイアウトされるまで任意の縮小率のステッ
ップで縮小処理を繰り返してもよい。
【0062】なお、文字領域の縮小処理と画像領域の縮
小処理を同時にしてもよいし、片方の縮小処理をした後
に再レイアウトし、このときの合成済画像が1ページ内
に収まらないときには、もう片方の縮小処理をするよう
にしてもよい。また、どちらの縮小処理を先にするか
や、両方の縮小処理を同時にするかは任意に決定しても
よいし、予め設定記憶部290に設定し、記憶させてお
いてもよい。
【0063】図9は、第1の方法によりレイアウトされ
た合成済画像92の一例である。図示するように、合成
済画像92は、前記第1の方法によって、原稿82と同
じサイズの用紙1ページにレイアウトされているので、
画像処理部20は合成済画像92を出力用画像として画
像記録部30に入力し処理を終了する。画像記録部30
は、画像処理部20から入力された1ページ分の合成済
画像92を用紙1ページ内に印刷する。
【0064】このように第1の方法によれば、一部の文
字列を拡大したために元原稿と同一サイズの用紙にレイ
アウトすることができなくなった場合は、サイズの大き
い文字列を適当なサイズまで縮小したり、文書に含まれ
る画像のサイズを縮小することで、元原稿と同一サイズ
の用紙にレイアウトすることができる。
【0065】第2の方法は、複数のページに亘ってレイ
アウトする方法である。たとえば、文字拡大処理が施さ
れた処理済文字を用いて画像合成部270が合成(再レ
イアウト)した合成済画像が1ページ内に収まらない場
合、画像合成部270は、1ページにレイアウトするこ
とができるいくつかの領域のみを1ページに再レイアウ
トし、残りの領域を次のページに再レイアウトする。図
8では、領域AからEの5つの領域は1ページにレイア
ウトすることができる。そこで、画像合成部270は、
領域AからEを1ページ目に再レイアウトし、領域Fお
よびGを2ページ目に再レイアウトする。
【0066】図10および図11は、第2の方法により
レイアウトされた合成済画像の一例であって、図10は
1ページ目、図11は2ページ目を示す。図示するよう
に、元の原稿82は2つの合成済画像94,96という
ように、複数ページに亘ってレイアウトされているの
で、画像処理部20は2つの合成済画像94,96を出
力用画像として画像記録部30に入力し処理を終了す
る。画像記録部30は、画像処理部20から入力された
2ページ分の合成済画像94,96をそれぞれ1ページ
ずつ、計2つの用紙に印刷する。
【0067】このように第2の方法によれば、一部の文
字列を拡大したために元原稿と同一サイズの用紙にレイ
アウトすることができなくなった場合は、元原稿を2ペ
ージに分割してレイアウトすることで、文書全体を読み
易く整形することができる。
【0068】なお、文字列を拡大した領域を含む文書が
1ページ内に再レイアウトできなかった場合に、たとえ
ば第1の方法や第2の方法のどちらを用いて適切にレイ
アウトをするかは、任意に決定してもよいし、予め設定
記憶部290に設定し、記憶させておいてもよい。ま
た、第1の方法および第2の方法を適宜組み合わせてレ
イアウトしてもよい。その際、第1および第2の方法の
どちらの方法に基づく処理を先にするかは任意に決定し
てもよいし、予め設定記憶部290に設定し、記憶させ
ておいてもよい。
【0069】また、再レイアウトした合成済画像を表示
する表示部をさらに備えた構成にし、第1の方法や第2
の方法のそれぞれを用いて再レイアウトした合成済画像
を複数作成し、それらの画像を表示部に表示させ、レイ
アウト結果が表示面上で確認された後にユーザにより選
択された画像に基づいて印刷してもよい。
【0070】図12(A)は、本発明に係る画像出力装
置の一実施形態を備えた第1例の画像処理システムの概
略構成図である。第1例の画像処理システム2は、画像
形成装置21および情報処理装置22からなる構成であ
り、これらは通信網(ネットワーク)7を介して接続さ
れている。画像形成装置21は、たとえばネットワーク
対応のプリンタや複写機などである。情報処理装置22
は、画像処理部23を内部に備える。画像処理部23の
詳しい構成および処理の流れは、合成済画像を通信網7
に出力する通信部を包含することが必須である点を除い
て、前述のカラー複写装置1における画像処理部20と
略同様である。
【0071】この画像処理システム2では、情報処理装
置22内の画像処理部23が、図3に示すような処理を
し、任意の文書中のサイズの小さい文字列から構成され
る文字領域について文字列拡大処理をして適正にレイア
ウトされた合成済画像を通信網7に出力する。画像形成
装置21は、情報処理装置22により生成された合成済
画像を通信網7を介して受信し、画像を出力する。
【0072】第1例の画像処理システムによれば、情報
処理装置の任意のアプリケーションにより作成した文書
をネットワークプリンタなどで出力する場合において
も、自動的にサイズの小さい文字列が含まれているかど
うかを判定し、サイズの小さい文字列のみを設定したサ
イズに拡大し、全体を読み易く整形して印刷することが
できる。
【0073】図12(B)は、本発明に係る画像出力装
置の一実施形態を備えた第2例の画像処理システムの概
略構成図である。第2例の画像処理システム3は、情報
処理装置25およびディスプレイ装置27からなる構成
であり、これらは互いに接続されている。情報処理装置
25は画像処理部26を内部に備える。画像処理部26
の詳しい構成および処理の流れは、前述のカラー複写装
置1における画像処理部20と同様である。
【0074】この画像処理システム3では、情報処理装
置25内の画像処理部26が、図3に示すような処理を
し、任意の文書中のサイズの小さい文字列から構成され
る文字領域について文字列拡大処理をして適正にレイア
ウトされた合成済画像をディスプレイ装置27に入力す
る。ディスプレイ装置27は、適正にレイアウトされた
合成済画像を可視画像として表示出力する。
【0075】第2例の画像処理システムによれば、情報
処理装置の任意のアプリケーションにより作成した文書
をディスプレイ装置に表示する場合においても、自動的
にサイズの小さい文字列が含まれているかどうかを判定
し、サイズの小さい文字列のみを設定したサイズに拡大
し、全体を読み易く整形して表示することができる。
【0076】また、上記各実施形態によれば、本発明の
画像出力装置としての画像処理部を、原稿文書を複写印
刷する場合、情報処理装置で作成した文書を画像出力装
置で出力する場合、あるいは情報処理装置で作成した文
書をディスプレイ装置に表示する場合のいずれにも適用
することができ、視覚障害者の情報機器の利用を補助す
ることができる。
【0077】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
【0078】たとえば、本発明に係る画像出力装置は、
上記実施形態で示したように、所定の文字を変倍処理し
た後、その他の部分の文字や画像と合成して合成済画像
を出力するものであればよく、当該画像出力装置から出
力される合成済画像そのものが可視画像であることに限
らず、データとして他の装置に出力するものであっても
よい。たとえば、上記実施形態では、本発明に係る画像
出力装置を、カラー複写装置やネットワーク対応のプリ
ンタあるいはディスプレイ装置と組み合わせる例を説明
したが、たとえばデータを格納するファイリング装置と
組み合わせてもよい。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像出力装置
は、文書画像内にサイズの小さい文字列が含まれている
かどうかを自動的に判定し、含まれている場合はその部
分のみを所定のサイズに拡大し、全体を読み易く整形し
て出力することができる。これにより、老眼や弱視など
の視覚障害を持つユーザにとっても、見易い文書を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像出力装置の一実施形態であ
る画像処理部を搭載したカラー複写装置の一例の機構図
である。
【図2】 上記構成のカラー複写装置1に設けられた、
本発明の画像出力装置の一例である画像処理部の一実施
形態のブロック図である。
【図3】 画像処理部の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図4】 カラー複写装置が処理対象とする原稿の一例
である。
【図5】 図4の原稿を領域分割し、文字領域の文字サ
イズを検出する過程を模式的に示した図である。
【図6】 レイアウトされた合成済画像の一例である。
【図7】 原稿の他の例である。
【図8】 図7の原稿を領域分割し、文字領域の文字サ
イズを検出する過程を模式的に示した図である。
【図9】 第1の方法によりレイアウトされた合成済画
像の一例である。
【図10】 第2の方法によりレイアウトされた1ペー
ジ目の合成済画像の一例である。
【図11】 第2の方法によりレイアウトされた2ペー
ジ目の合成済画像の一例である。
【図12】 本発明に係る画像出力装置の一実施形態を
備えた画像処理システムの概略構成図であって、第1例
(A)および第2例(B)である。
【符号の説明】
1…カラー複写装置、2,3…画像処理システム、7…
通信網、10…画像取得部、20…画像処理部、30…
画像記録部、210…制御部、216…ディスプレイ
部、218…画像加工部、220…画像入力部、222
…画像記憶部、228…通信部、230…領域分割部、
232…領域抽出部、234…領域種別判定部、240
…文字サイズ検出部、250…文字変倍処理部、260
…非文字変倍処理部、270…画像合成部、280…画
像サイズ判定部、290…設定記憶部、292…設定入
力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/393 H04N 1/393 1/40 1/40 F Fターム(参考) 2C087 AA09 AA15 AA18 AB05 AC08 BA03 BA05 BA06 BA07 BB10 BD06 BD08 CA02 5B021 AA01 AA05 AA19 LB07 LG07 5B057 AA11 BA02 BA30 CC03 CC04 CD05 CE08 CE09 CH18 DA07 DA08 DA16 DA17 DC02 5C076 AA13 AA17 AA21 AA22 BB45 CA10 CB02 5C077 LL16 LL19 PP20 PP23 PP27 PP28 PP60 PQ08 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された文書画像に対して所定の処理
    を施した後に処理済画像を出力する画像出力装置であっ
    て、 前記文書画像を入力する画像入力部と、 前記画像入力部により入力された文書画像を、主に文字
    を含む文字領域と主に前記文字以外の画像を含む非文字
    領域とに領域分割する領域分割部と、 前記領域分割部により分割された文字領域について、当
    該文字領域内の文字のサイズを検出する文字サイズ検出
    部と、 前記文字サイズ検出部により検出された文字のサイズに
    基づいて、前記領域分割部により分割された文字領域内
    の文字を変倍処理する文字変倍処理部と、 前記文字変倍処理部により変倍処理された変倍済文字
    と、前記領域分割部により分割された前記非文字領域の
    画像とを合成して出力用画像を生成する画像合成部とを
    備えたことを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 前記領域分割部により分割された非文字
    領域内の画像を変倍処理する非文字変倍処理部をさらに
    備え、 前記画像合成部は、前記文字変倍処理部により変倍処理
    された変倍済文字と、前記非文字変倍処理部により変倍
    処理された変倍済画像とを合成することを特徴とする請
    求項1記載の画像出力装置。
  3. 【請求項3】 前記領域分割部は、サイズの異なる文字
    を含む領域をそれぞれ異なる文字領域と峻別し、 前記文字サイズ検出部は、前記領域分割部により分割さ
    れたそれぞれの文字領域内に含まれる文字のサイズを検
    出し、 前記文字変倍処理部は、前記領域分割部により分割され
    たそれぞれの文字領域について、前記文字サイズ検出部
    により検出された各文字のサイズに基づいて、当該文字
    を変倍処理することを特徴とする請求項1また2記載の
    画像出力装置。
  4. 【請求項4】 前記画像合成部により合成される前記出
    力用画像が予め定められた規定サイズの範囲内に収まる
    か否かを判定する画像サイズ判定部をさらに備え、 前記画像サイズ判定部は、前記出力用画像が前記規定サ
    イズの範囲内に収まらない場合、より小さな倍率で変倍
    処理するように前記文字変倍処理部を制御し、 前記画像合成部は、前記より小さな倍率で変倍処理され
    た変倍済文字と、前記領域分割部により分割された前記
    非文字領域の画像とを合成して出力用画像を生成するこ
    とを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項記載
    の画像出力装置。
  5. 【請求項5】 前記画像合成部により合成される前記出
    力用画像が予め定められた規定サイズの範囲内に収まる
    か否かを判定する画像サイズ判定部をさらに備え、 前記画像合成部は、前記出力用画像が前記規定サイズの
    範囲内に収まらない旨を前記画像サイズ判定部が示して
    いるとき、それぞれが前記規定サイズの範囲内に収まる
    ように複数の合成済画像に分割して前記変倍済文字と前
    記非文字領域の画像とを合成し、この分割された複数の
    合成済画像を前記出力用画像とすることを特徴とする請
    求項1から3のうちいずれか1項記載の画像出力装置。
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