JP2002372170A - 管支持具 - Google Patents
管支持具Info
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- JP2002372170A JP2002372170A JP2001178788A JP2001178788A JP2002372170A JP 2002372170 A JP2002372170 A JP 2002372170A JP 2001178788 A JP2001178788 A JP 2001178788A JP 2001178788 A JP2001178788 A JP 2001178788A JP 2002372170 A JP2002372170 A JP 2002372170A
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Abstract
管支持具を提供する。 【解決手段】 管支持具3は、鞘管2を支持部1に支持
するための支持具であって、前記鞘管2を保持する保持
部4と、前記支持部1に止められる取付部5とを備え
る。そして、取付部5には、鞘管2を支持部1の支持面
1aと交わる方向に配設すべく、保持部4に保持される
鞘管2の長手方向と同一方向に貫通する第1の取付孔5
aが設けられている。そこで、この管支持具3を支持部
1に取り付けるには、釘あるいはビス等の固着具Kを、
保持される鞘管2の長手方向と同一の方向から取付部5
の第1の取付孔5aに挿入して、支持部1に打ち込んだ
りねじ込んだり等して止める。
Description
支持するための管支持具に関するものである。
下の根太に支持するための管支持具として、図7および
図8に示されるものがあった。この管支持具11は、U
字状に形成されて鞘管12を保持する保持部11aと、
その保持部11aの各端部から互い離れる方向に延びる
取付部11b、11bとからなっていた。そして、取付
部11bには、取付孔11cが明けられており、釘13
が、その取付孔11bに挿入されて根太14に打ち込ま
れた。
管支持具11にあっては、鞘管12を、根太14に沿っ
て配管したり(図7参照)、根太14と交差して配管し
たり(図8参照)する際に、床下の狭い空間内で、鞘管
12側から、すなわち下側から釘13を打つ必要があ
り、その作業が大変やりにくかった。
るためになされたものであり、その目的とするところ
は、管材の配管作業を容易に行うことができる、管支持
具を提供することにある。
は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。す
なわち、請求項1に記載の発明に係る管支持具は、管材
を支持部に支持するための管支持具であって、前記管材
を保持する保持部と、前記支持部に止められる取付部と
を有する、支持具本体を備える。そして、前記取付部に
は、前記管材を前記支持部の支持面と交わる方向に配設
すべく、前記保持部に保持される前記管材の長手方向と
同一方向に貫通する第1の取付孔が設けられている。
付けるには、釘あるいはビス等の固着具を、保持される
管材の長手方向と同一の方向から取付部の第1の取付孔
に挿入して、支持部に打ち込んだりねじ込んだり等して
止める。こうして、取付部が支持部に止められて、この
管支持具は支持部に取り付けられる。そして、管支持具
の保持部には、管材が保持されることで、その管材は、
支持部に支持されて、支持部の支持面と交わる方向に配
設される。ここで、管材を、床や天井等の下面に沿って
配管する場合には、前記固着具は、保持される管材の長
手方向と同一の方向、すなわち側方から支持部に止めら
れる。
具のように、請求項1に記載の管支持具において、前記
第1の取付孔が開口する側であり、かつ、前記支持面に
当接する側に突出して、前記管材が前記支持部と干渉し
ないように前記支持具本体を位置決めする、位置決め用
の突起を備えるのが望ましい。こうして、管支持具を支
持部に取り付ける際には、支持具本体が、位置決め用の
突起によって位置決めされ、保持部に保持される管材
は、支持部と干渉することがない。
具のように、請求項1または2に記載の管支持具におい
て、前記取付部には、前記保持部側とその保持部とは反
対側との間を貫通する第2の取付孔が設けられていても
よい。これにより、この管支持具を支持部に取り付ける
には、固着具を、保持部側とその保持部とは反対側との
間を貫通する第2の取付孔に挿入して支持部に止める、
すなわち保持される管材側から支持部に止めることで、
この管支持具を支持部に取り付けることもできる。ま
た、こうして、管材が配管される状況に応じて、第1の
取付孔と第2の取付孔とを使い分けることで、種々の配
管場所に容易に対応することができる。
具のように、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
管支持具において、前記取付部には、前記第1の取付孔
の貫通方向と垂直となる方向であって、前記取付部と前
記保持部とが並ぶ方向と垂直となる方向に貫通する、第
3の取付孔が設けられていてもよい。これにより、この
管支持具を支持部に取り付けるには、固着具を、第1の
取付孔の貫通方向と垂直となる方向であって、取付部と
保持部とが並ぶ方向と垂直となる方向に貫通する、第3
の取付孔に挿入して支持部に止めることで、この管支持
具を支持部に取り付けることもできる。また、こうし
て、管材が配管される状況に応じて、第1の取付孔と第
3の取付孔とを使い分けることで、あるいは、第1の取
付孔と第2の取付孔と第3の取付孔とを使い分けること
で、種々の配管場所に容易に対応することができる。
実施の形態を図面に基づいて説明する。
の一実施の形態を示す。図中符号1は、床下に配備され
る根太、あるいは柱、壁、天井等の、支持部である。2
は、管材としての、例えば、給水管Wを収容保護する鞘
管である。3は、前記鞘管2を前記支持部1に支持する
ための管支持具である。
ピレン樹脂等の合成樹脂製であって、図1および図2に
示すように、支持具本体3aを備え、その支持具本体3
aは、鞘管2を保持する保持部4と、支持部1に止めら
れる取付部5とを有している。
挟むように対峙する基部4a、4bと、その基部4a、
4b間の、先端側の開口を開いたり閉じたりするため
に、後述する第1ヒンジ4kを中心に回動可能となった
可動部4cとからなる。そして、基部4a、4bには、
互いに向かい合う面4d、4dにリブ4e、4eが設け
られており、このリブ4e、4eに、例えば蛇腹状に形
成された鞘管2の凹部2aが係合することで、鞘管2
は、その長手方向への移動が阻止されるようになってい
る(図4参照)。また、一方の基部4aの先端には、後
述する被係止片4jが挿入される穴4fが設けられてお
り、この穴4f内には、その奥方側(図2において下方
側)に第1係止爪4gが、そして、口元側(図2におい
て上方側)に第2係止爪4hが形成されている。
片4jと、第1および第2ヒンジ4k、4mとからな
る。可動部本体4iは、他方の基部4bの先端から、薄
肉に形成された第1ヒンジ4kを介して、一方の基部4
aに向かって円弧状に延びている。そして、被係止片4
jは、その中間部分で、可動部本体4iの先端部分と、
薄肉に形成された第2ヒンジを4m介して繋がってい
る。この被係止片4jには、一方の基部4a側に、第1
係止爪4gに係止される第1被係止爪4nが、内方を向
くように形成されており、また、一方の基部4aとは反
対側に、第2係止爪4hに係止される第2被係止爪4p
が、外方を向くように形成されており、さらに、その第
2被係止爪4pがある側の先端に、操作部4qが、外方
に向かって突出して形成されている。そして、第2ヒン
ジ4mは、その材料の特性によりバネ性を有しており、
そのバネ性が、可動部本体4iと被係止片4jとの相対
角度を一定角度に保つように作用している。こうして、
可動部4cが、第1ヒンジ4kから曲げられて、被係止
片4jが、基部4aの穴4fに挿入されると、第2ヒン
ジ4mのバネ性により、第1被係止爪4nが、第1係止
爪4gに係止され、また、第2被係止爪4pが、第2係
止爪4hに係止されて、可動部4cが基部4a、4b間
の、先端側の開口を覆った状態、つまりはこの保持部4
が鞘管2を保持する状態が保たれる。そして、被係止片
4jの操作部4qを、第2ヒンジ4mのバネ力に抗して
押圧すると、第1被係止爪4nが、第1係止爪4gから
外れ、また、第2被係止爪4pが、第2係止爪4hから
外れて、被係止片4jを穴4fから抜き出すことがで
き、こうして、基部4aと可動部4cとの間が開口し
て、その開口を通って鞘管2を、保持部4内に入れた
り、保持部4内から出したりすることができる。
向に長手となる略直方体形状に形成されている。そし
て、取付部5には、鞘管2を前記支持部1の支持面1a
と交わる方向に配設すべく、保持部4に保持される鞘管
2の長手方向と同一方向に貫通する第1の取付孔5aが
設けられている。そして、この第1の取付孔5aが開口
する各側の面が、支持部1、すなわち支持面1aに当接
する第1当接面5bとなっている。ここにおいて、管支
持具3は、この第1の取付孔5aが開口する側であり、
かつ、前記支持面1aに当接する側に突出して、鞘管2
が支持部1と干渉しないように支持具本体3aを位置決
めする、位置決め用の突起6、6を備えている。すなわ
ち、突起6、6は、第1当接面5b側であって、基部4
a、4bにおける取付部5との境界部分に設けられてお
り、支持部1の縁部と係合するようになっている。
持部4とは反対側との間を貫通する第2の取付孔5cが
設けられている。そして、この第2の取付孔5cが開口
する、保持部4とは反対側の面が、支持部1に当接する
第2当接面5dとなっている。そして、この第2の取付
孔5cの貫通方向は、図示実施の形態においては、第1
の取付孔5aの貫通方向と垂直となる方向となってい
る。さらに、取付部5には、第1の取付孔5aの貫通方
向と垂直となる方向であって、取付部5と保持部4とが
並ぶ方向と垂直となる方向に貫通する、第3の取付孔5
eが設けられている。そして、この第3の取付孔5eが
開口する各側の面が、支持部1に当接する第3当接面5
fとなっている。なお、図示実施の形態においては、第
1の取付孔5aの貫通方向と、第2の取付孔5cの貫通
方向と、第3の取付孔5eの貫通方向とは、互いに垂直
となっている。
用効果を、この管支持具3の適用例とともに説明する。
の下面に沿って配管する第一の適用例として、例えば、
鞘管2を、床下において、支持部1としての根太Nと直
交する方向に配管する、すなわち根太N、Nにまたがっ
て配管する場合を示す。管支持具3を根太Nに取り付け
るには、保持部4が下側となり、取付部5が上側となる
向きで、第1当接面5bが、前記支持面1aとなる、根
太Nの側面N1に当接するようにするとともに、位置決
め用の突起6、6が、根太Nの縁部(図示実施の形態に
おいては、根太Nの下端部)と係合するようにする。そ
して、釘あるいはビス等の固着具Kを、保持される鞘管
2の長手方向と同一の方向、すなわち側方から取付部5
の第1の取付孔5aに挿入して、根太Nに打ち込んだり
ねじ込んだり等して止める。こうして、取付部5が根太
Nに止められて、この管支持具3は根太Nに取り付けら
れる。そして、管支持具3において、可動部4cを開
き、鞘管2を保持部4内に挿入し、その後、可動部4c
を閉じることで、鞘管2を保持する。このようにして、
管支持具3の保持部4には、鞘管2が保持され、鞘管2
は、根太Nに支持されて、根太Nの側面N1と交わる方
向に配設される。したがって、鞘管2を、床や天井等の
下面に沿って配管する場合であっても、固着具Kを、保
持される鞘管2の長手方向と同一の方向、すなわち側方
から根太Nに止めることができ、鞘管2の配管作業を容
易に行うことができる。さらに、管支持具3を根太Nに
取り付ける際には、支持具本体3aは、突起6、6が根
太Nの縁部と係合することで、位置決めされる。こうし
て、支持具本体3aが、突起6、6によって位置決めさ
れ、保持部4に保持される鞘管2は、根太Nと干渉する
ことがない。したがって、この位置決めにより、鞘管2
の配管作業を一層容易に行うことができる。その上、管
支持具3が突起6、6によって位置決めされることで、
第1の取付孔5aは一つ、すなわち固着具Kは一つであ
っても、管支持具3は回り止めされる。
に沿って配管する第二の適用例を示す。管支持具3を壁
Hに取り付けるには、保持部4が手前側となり、取付部
5が壁H側となる向きで、第2当接面5dが壁Hに当接
するようにする。そして、固着具Kを、保持部4側とそ
の保持部4とは反対側との間を貫通する第2の取付孔5
cに、保持部4側から挿入して、壁Hに打ち込んだりね
じ込んだり等して止める。すなわち、固着具Kを、保持
される鞘管2側から壁Hに止める。こうして、取付部5
が壁Hに止められて、この管支持具3は壁Hに取り付け
られる。そして、第一の適用例と同様にして、管支持具
3における保持部4により、鞘管2を保持する。したが
って、この管支持具3によると、前記第一の適用例やこ
の第二の適用例に示されるように、鞘管2が配管される
状況に応じて、第1の取付孔5aと第2の取付孔5cと
を使い分けることで、種々の配管場所に容易に対応する
ことができる。
1としての根太Nに沿って配管する第三の適用例を示
す。管支持具3を根太Nに取り付けるには、保持部4が
下側となり、取付部5が上側となる向きで、第3当接面
5fが根太Nに当接するようにする。そして、固着具K
を、手前から取付部5の第3の取付孔5eに挿入して、
根太Nに打ち込んだりねじ込んだり等して止める。こう
して、取付部5が根太Nに止められて、この管支持具3
は根太Nに取り付けられる。そして、第一の適用例や第
二の適用例と同様にして、管支持具3における保持部4
により、鞘管2を保持する。したがって、この管支持具
3によると、前記第一の適用例やこの第三の適用例に示
されるように、鞘管2が配管される状況に応じて、第1
の取付孔5aと第3の取付孔5eとを使い分けること
で、種々の配管場所に容易に対応することができる。さ
らには、この管支持具3によると、前記第一の適用例や
第二の適用例、そしてこの第三の適用例に示されるよう
に、鞘管2が配管される状況に応じて、第1の取付孔5
aと第2の取付孔5cと第3の取付孔5eとを使い分け
ることで、種々の配管場所に一層容易に対応することが
できる。
定されるわけではなく、その他種々の変更が可能であ
る。例えば、管材は、給水管Wを収容保護する鞘管2で
なくとも、給湯管、排水管、あるいは電線等を収容保護
する鞘管であってもよく、さらには、給水管、給湯管、
排水管等であってもよい。
て、第一の適用例においては第1の取付孔5aが用いら
れ、第三の適用例においては第3の取付孔5eが用いら
れているが、勿論、第2の取付孔5cを用いてもよい。
に、この発明に係る管支持具によれば、次の効果があ
る。
管材を、床や天井等の下面に沿って配管する場合であっ
ても、固着具を、保持される管材の長手方向と同一の方
向、すなわち側方から支持部に止めることができるの
で、管材の配管作業を容易に行うことができる。
れば、加えて、管支持具を支持部に取り付ける際に、支
持具本体が、突起によって位置決めされて、保持部に保
持される管材は、支持部と干渉しないので、管材の配管
作業を一層容易に行うことができる。
れば、加えて、管材が配管される状況に応じて、第1の
取付孔と第2の取付孔とを使い分けることで、種々の配
管場所に容易に対応することができる。
れば、加えて、管材が配管される状況に応じて、第1の
取付孔と第3の取付孔とを使い分けることで、あるい
は、第1の取付孔と第2の取付孔と第3の取付孔とを使
い分けることで、種々の配管場所に容易に対応すること
ができる。
視図である。
に適用した斜視図である。
管に適用した斜視図である。
孔 5c 第2の取付孔 5e 第3の取付
孔 6 突起 N 根太(支持
部) N1 側面(支持面) H 壁(支持部)
Claims (4)
- 【請求項1】 管材を支持部に支持するための管支持具
であって、 前記管材を保持する保持部と、前記支持部に止められる
取付部とを有する、支持具本体を備え、 前記取付部には、前記管材を前記支持部の支持面と交わ
る方向に配設すべく、前記保持部に保持される前記管材
の長手方向と同一方向に貫通する第1の取付孔が設けら
れていることを特徴とする管支持具 - 【請求項2】 前記第1の取付孔が開口する側であり、
かつ、前記支持面に当接する側に突出して、前記管材が
前記支持部と干渉しないように前記支持具本体を位置決
めする、位置決め用の突起を備えることを特徴とする請
求項1に記載の管支持具。 - 【請求項3】 前記取付部には、前記保持部側とその保
持部とは反対側との間を貫通する第2の取付孔が設けら
れていることを特徴とする請求項1または2に記載の管
支持具。 - 【請求項4】 前記取付部には、前記第1の取付孔の貫
通方向と垂直となる方向であって、前記取付部と前記保
持部とが並ぶ方向と垂直となる方向に貫通する、第3の
取付孔が設けられていることを特徴とする請求項1ない
し3のいずれか1項に記載の管支持具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (5)
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---|---|---|---|---|
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JP2016200279A (ja) * | 2016-06-21 | 2016-12-01 | 株式会社ニックス | 配管クランプ |
JP2017087563A (ja) * | 2015-11-10 | 2017-05-25 | 株式会社オンダ製作所 | 配管用具及び鞘管サポート具 |
JP2021028530A (ja) * | 2019-08-13 | 2021-02-25 | 未来工業株式会社 | 管装置及び波付二重管 |
JP7532106B2 (ja) | 2020-06-17 | 2024-08-13 | タカラスタンダード株式会社 | 配管保持具 |
-
2001
- 2001-06-13 JP JP2001178788A patent/JP3850233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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