JP2002371657A - カーテンウォールの固定装置 - Google Patents

カーテンウォールの固定装置

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JP2002371657A JP2001179649A JP2001179649A JP2002371657A JP 2002371657 A JP2002371657 A JP 2002371657A JP 2001179649 A JP2001179649 A JP 2001179649A JP 2001179649 A JP2001179649 A JP 2001179649A JP 2002371657 A JP2002371657 A JP 2002371657A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カーテンウォールユニットの取付けとその位置
調整がきわめて容易となり、しかも部材点数が少なく、
多くの部材をアルミ(アルミ合金)押出成形品とするこ
とができる構造とする。 【解決手段】面ユニット20を、これに固定のブラケッ
ト30を介して、躯体1に対して固定されたファスナー
10と連結したものであって、ファスナー10は、ベー
ス部11から上方に突出する突起部12を有し、ブラケ
ット本体32とブラケット片33とで構成されるブラケ
ット30は、突起部12に上方から跨いで嵌合してい
る。高さ調整用ボルト60は面ユニット20の高さ位置
調整に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンウォール
の固定装置に関し、さらに詳しくは、面ユニットを、ブ
ラケットを介して、躯体に対して固定されたファスナー
と連結したものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカーテンウォールの固定装置と
しては、種々のものが知られているが、本出願人に係る
特許第3048835号を代表例として挙げることがで
きる。
【0003】これは、躯体に埋設固定されたベースプレ
ートに対して、アングル部材よりなるファスナーが固定
用ボルトにより固定され、さらにこのファスナーに対し
てボルト等を介して面ユニットが固定されるものであ
る。
【0004】さらに、具体的には、アングル部材よりな
るファスナーの起立片に対して引きボルトと押しボルト
とを並べて2組配置するとともに、ファスナーの起立片
の上端部に自重受け材を溶接固定し、一方、面ユニット
に対してアングル部材よりなるブラケットをボルトによ
り固定するとともに、このブラケットに前記自重受け材
と対峙する張出片を溶接固定し、さらにこの張出片に自
重受けボルトが螺設されるナットを溶接固定する。そし
て、自重受けボルトの先端を自重受け材の水平面に対し
て当接させた状態で面ユニットを取付け、面ユニットの
自重を支持させるとともに、自重受けボルトの螺進量に
より面ユニットの上下方向の位置調整が行われる。ま
た、前記引きボルトがユニット側のブラケットの起立フ
ランジに対して連結された引きボルトと、ブラケットの
鉛直面に先端が当接する押しボルトとにより両ボルトの
螺進量を調整することによりパネル面に直交する方向の
出入り量が調整されるようになっている。
【0005】この例のほか、引きボルトと押しボルトと
の組み合わせによることなく、ブラケットの起立フラン
ジとファスナーの起立片との間に、Rライナー(扁板状
ライナー)を介在させ、これらを連結する連結ボルトの
締め付け度合いにより、パネル面に直交する方向の出入
り量を調整する場合などもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】いずれにしても、上記
各部材は部材点数が多く、その管理に多大な手間とコス
トを要し、また、鋼製のものを溶接により固定する部分
が多く、溶接精度管理が難しく、さらに、現場での位置
の調整、及びボルトの締め付けトルク調整(特に風荷重
受けボルトの締め付けトルクの微妙な調整)に多大な手
間と時間を要する。
【0007】したがって、本発明の主たる課題は、カー
テンウォールユニットの取付けとその位置調整がきわめ
て容易となり、しかも部材点数が少なく、多くの部材を
アルミ(アルミ合金)押出成形品とすることができるカ
ーテンウォールの固定装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は次記のとおりである。 <請求項1項記載の発明>面ユニットを、これに固定の
ブラケットを介して、躯体に対して固定されたファスナ
ーと連結したものであって、前記ファスナーは、ベース
部から上方に突出する突起部を有し、前記ブラケット
は、前記突起部に上方から跨いで嵌合していることを特
徴とするカーテンウォールの固定装置。
【0009】<作用効果>ブラケットは、ファスナーの
ベース部から上方に突出する突起部に、上方から跨いで
嵌合していることにより、面ユニットの内外方向の移動
が規制され、従来のように、ボルトにより、ブラケット
とファスナーの起立片とを連結することが不要となる。
【0010】<請求項2項記載の発明>前記ブラケット
自体に上下方向の高さ調整用ボルトが螺進位置調整自在
に螺合しており、その下端が突起部の上面に乗っている
請求項1記載のカーテンウォールの固定装置。
【0011】<作用効果>面ユニットの高さ位置は、高
さ調整用ボルトの螺進位置調整により調整できる。そし
て、ブラケット自体に高さ調整用ボルトのネジ孔が形成
されているので、従来のように、ブラケットに張出片を
溶接固定しておく必要はなく、溶接作業手間がなく、部
材点数を削減できる。
【0012】<請求項3項記載の発明>前記ブラケット
は、ブラケット本体とその室内側に位置する別体のブラ
ケット片とを有し、使用段階で;前記ブラケット本体と
ブラケット片とは一体化され、前記ブラケット本体の室
内方向に向く面、下面及びブラケット片の室外方向に向
く面が、前記突起部を上方から跨いで嵌合する嵌合面を
形成している請求項1記載のカーテンウォールの固定装
置。
【0013】<作用効果>ブラケットをファスナーの突
起部に上方から跨いで嵌合させるために、ブラケットが
一体品であるほか、本形態のように、ブラケットを、ブ
ラケット本体とその室内側に位置する別体のブラケット
片とにより形成することにより、ブラケットをファスナ
ーの突起部に上方から跨いで嵌合させるに際して、ブラ
ケット片を後に上方から挿入することにより、挿入作業
が容易となる。
【0014】<請求項4項記載の発明>前記ブラケット
本体に上下方向の貫通溝または貫通孔による貫通部が形
成され、この貫通部に前記ブラケット片が外れない状態
で貫通し、前記ブラケット本体とブラケット片とはこれ
らを繋ぐボルトにより一体化されている請求項3記載の
カーテンウォールの固定装置。
【0015】<作用効果>ブラケット片をブラケット本
体の貫通部に貫通させる形態を採ることにより、ユニッ
トの設置と同時にあるいはユニットの設置の後に、ブラ
ケット片を前記貫通部に挿通すれば、ブラケット全体と
してファスナーの突起部に上方から跨いで嵌合させるこ
とができる。しかも、ブラケット片は挿通可能、すなわ
ちスライド可能あるから、ブラケットは仮保持位置に保
持でき、ユニットの高さ調整後に、ファスナー基部上面
の位置に合わせて挿通深さを設定でき、これによりファ
スナーの突起部とは常にある高さ方向長さのかかり代を
確保でき、安定したユニットの固定態様となる。最終的
には、ブラケット本体とブラケット片とをボルトにより
一体化させることにより、ブラケット片の抜け止めを図
ることができる。
【0016】<請求項5項記載の発明>前記ブラケット
に下方に向かって開口する貫入孔が形成されており、躯
体に対して固定のロッキング金具の一部が前記貫入孔に
貫入している請求項1記載のカーテンウォールの固定装
置。
【0017】<作用効果>ブラケットに下方に向かって
開口する貫入孔が形成されており、躯体に対して固定の
ロッキング金具の一部が前記貫入孔に貫入していること
で、ロッキング構造を容易に採ることができるととも
に、部材点数が少ないものとなる。
【0018】<請求項6項記載の発明>前記ブラケット
は、面ユニットの縦枠の室内側面が当たる受け面を有す
る請求項1記載のカーテンウォールの固定装置。
【0019】<作用効果>ブラケットには、面ユニット
の縦枠の室内側面が当たる受け面を有するので、面ユニ
ットが受ける風荷重を、受け止め、しかも、ブラケット
は、ファスナーの突起部に上方から跨いで嵌合している
ので、内外方向の移動を確実にファスナーで受け止めて
規制できるので、安定したカーテンウォールの固定構造
となる。
【0020】<請求項7項記載の発明>前記突起部の内
外面に、鉛直横断面において、膨出する円弧面を有する
請求項1〜3のいずれか1項に記載のカーテンウォール
の固定装置。
【0021】<作用効果>突起部の内外面に、鉛直横断
面において、膨出する円弧面を有することで、ブラケッ
トを突起部に上方から跨いで嵌合させるとき、容易に嵌
合させることができ、しかも、ファスナーの突起部の起
立方向に対する面ユニットの鉛直面からの若干の角度誤
差が生じたとしても、確実にその誤差を吸収できる。
【0022】<請求項8項記載の発明>前記ブラケット
はアルミまたはその合金の押出し成形品である請求項1
〜7のいずれか1項に記載のカーテンウォールの固定装
置。
【0023】<作用効果>ブラケットがアルミまたはそ
の合金の押出し成形品であることにより、部材点数の大
幅な削減を図ることができるとともに、従来の溶接固定
部が不要となり、生産性が高まり、しかも寸法誤差を生
じることがなくなり、品質的に保証されたものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照しながらさらに詳説する。図1は要部縦断面図、図
2はその要部拡大図、図3は要部水平断面図、図4はそ
の要部拡大図、図5は室内側からの視図である。実施の
形態のカーテンウォールは、躯体1に、たとえばH形鋼
1A、これに固定の起立アンカー1B及び水平アンカー
1Cに、ファスナー10が固定ボルト13,13により
固定されている。このファスナー10に対して、面ユニ
ット(以下、単にユニットという)20…が固定された
ユニット式カーテンウォールである。なお、ユニット2
0は中間に水平中骨21を有し、2パネル1ユニットの
タイプである。
【0025】ユニット20は、上枠(図示せず)、水平
中骨21、下枠(図示せず)、左右縦枠22、23(左
右とは室外側から見て)によって構成される枠フレーム
と、この枠フレームに嵌め込まれるガラス、ミラーガラ
ス、タイル、石板、陶板等の上側パネルG1 および下側
パネルG2 (パネルGとも言う。)と、押縁24とを基
本構成とされ、これら部材が工場において組み立てら
れ、ユニット化された状態で現場に搬入される。25は
耐火ボードである。なお、ユニットは上記形態に限定さ
れず、たとえば上枠、下枠及び左右縦枠のみによって構
成される枠フレームを有するものなどでもよい。
【0026】このユニット20に対して、さらに工場に
おいて、あるいは現場にて、本発明の左右ブラケット3
0、40が左右縦枠22、23にそれぞれ固定ボルト
(ナットも含めて言う)31、41により固定される。
【0027】左右に関し、基本構成は同じであるので、
以下では、断りのない限り、右ユニットの左側端部分に
ついて説明を進める。
【0028】しかるに、先にファスナー10について説
明すると、アンカー1Cに形成された左右方向の鍵穴状
貫通孔1Ca、及びファスナー10のベース部11に形
成された内外方向の長孔11aに固定ボルト13が挿通
され、ファスナー10の左右位置及び出入り位置を調整
されながら、ナット締結により、躯体1に対して固定さ
れている。
【0029】ファスナー10のベース部11の室外側か
ら突起部12が一体的に突出している。突起部12は、
上端部が室内側に向いたフック状をなし、その上面は平
坦面とされている。この平坦面に繋がって、突起部の内
外面に、鉛直横断面において、膨出する円弧面12A,
12Aが形成されている。また突起部12の上端部が室
内側に向いたフック状をなしていることにより、後述す
るロッキング金物50のワッシャー係止溝12Bが形成
されている。
【0030】さて、典型的に図2に明示されているよう
に、ブラケット30は、ファスナー10の突起部12に
上方から跨いで嵌合している。実施の形態のブラケット
30は、下方に向かって開口する貫入孔が形成されてお
り、躯体に対して固定のロッキング金具の一部が前記貫
入孔に貫入している(ブラケット40についても同様で
あることは前述のとおりである)。ブラケット30は、
アルミまたはその合金の押出し成形品からなり、ブラケ
ット本体32とその室内側に位置する別体のブラケット
片33とを有する。使用段階で;すなわち図示のよう
に、ブラケット本体32とブラケット片33とは止め付
けボルト34により一体化され、ブラケット本体32の
室内方向に向く面32A、下面32B及びブラケット片
33の室外方向に向く面33Aが、突起部12を上方か
ら跨いで嵌合する嵌合面を形成している。
【0031】他方、ブラケット30の平面形状は、典型
的に図4に明示されているように、まず、ブラケット本
体32に関しては、室外側に縦枠22と固定ボルト31
と連結するための基端片部32aを有し、その先端側か
ら他方のユニットに張出して張出し受け片部32bが形
成されている。この張出し受け片部32bは、面ユニッ
ト20の縦枠22の室内側面が当たる受け面とされてい
る。さらに、張出し受け片部32bの先端には、縦枠2
2の室内側面に繋がる側面を係止関係にする爪片部32
cが形成されている。
【0032】ブラケット本体32の中央部から室内側先
端にかけては、アルミまたはその合金の押出し成形品を
切除することにより、図2にも示されているように、ブ
ラケットの下面が基端片部32aの下面より上に位置す
るように形成されている。中央部には、ボックス形状部
32dが形成され、そのホロー部は上下に開口する貫入
孔32eとされ、躯体1に対して固定のロッキング金具
50の一部、すなわちその貫入部51(図5参照)が貫
入孔32eに貫入している。ボックス形状部32dの貫
入孔32eの3面には、内方に膨出して円弧凸条が形成
され、貫入部51の貫入を容易にし、ロッキング支持を
都合よいものにしている。
【0033】このボックス形状部32dの側方にはビス
ポケット状のボルト保持部32fが形成され、このボル
ト保持部32fに、上下方向の高さ調整用ボルト60が
挿入され、上下のナット61、61によって螺進位置調
整自在に螺合している。高さ調整用ボルト60の下端
は、図2に示されているように、ファスナー10の突起
部12の上面に乗っている。ボルト保持部32fは、ボ
ルト軸部が回動自在に挿通されるほか、予めメネジ孔が
形成され、あるいは、高さ調整用ボルト60の強制的な
螺入によりタップメネジ孔が形成されるなどして、調整
用ボルト60と螺合してもよく、その螺進位置調整自在
に螺合している。これにより、面ユニット20の高さ位
置を調整するようにしてある。調整後はナット61、6
1により固定が図られる。
【0034】ボックス形状部32dの先端側には、上下
方向に連なるリップ溝状部32gが形成され、そのリッ
プ溝部32hを貫通部として、ブラケット片33が外れ
ない状態で、実施の形態では係止脚部33a,33aが
係合状態で貫通し、図2も参照されるように、ファスナ
ー10のベース部11の上面に当接するまで落とし込ま
れ、その後に、ブラケット本体32とブラケット片33
とはこれらを繋ぐ、止め付けボルト34により一体化さ
れている。図4に示されているように、ブラケット片3
3外面には、膨出する円弧面33bが形成され、突起部
12と線接触するようにしてある。
【0035】なお、図2に図示の符号32iはユニット
20の吊孔部、32jは、工場出荷段階で、ブラケット
片33をブラケット本体32に仮止めしておくビスであ
る。
【0036】(固定作業)面ユニット20の躯体1に対
する固定に際しては、一般的に、まず、躯体1にファス
ナー10を仮固定する。これに対して、ブラケット30
が取り付けられた、すなわち、ブラケット本体32及び
仮止めビス32jにより仮止めされたブラケット片33
の両者が取り付けられた、面ユニット20を、現場に持
ち込む。このとき、面ユニット20の吊り下げのため
に、ブラケット30の側面に形成した揚重用孔54を介
して吊り下げながら、面ユニット20を、現場に持ち込
むようにしてある。この吊り下げ状態で、ブラケット3
0を、ブラケット本体32の室内方向に向く面32A、
下面32B及びブラケット片33の室外方向に向く面3
3Aを、突起部12を上方から跨いで嵌合させる。その
後、高さ調整用ボルト60の下端を、ファスナー10の
突起部12の上面に乗らせた状態で、高さ調整用ボルト
60の螺進位置を調整し、面ユニット20の高さ位置を
調整する。調整後はナット61、61により固定を図
る。また、仮止めビス32jを外し、ブラケット片33
の下端がベース部11の上面に当接するように位置決め
し、タッピング機能を有する、止め付けボルト34によ
り強制的にネジを形成しながら止め付け、ブラケット本
体32とブラケット片33との一体化を図る。
【0037】他方、図5に示したように、予め、L字状
のロッキング金具50の一片を、突起部12の上面(頂
面)に当て、ワッシャー係止溝12Bにワッシャー52
を挿入し、これらを固定ボルト53により固定してお
き、ブラケット30の設置の段階で、ロッキング金具5
0の他片としての貫入部51が貫入孔32eに相対的に
貫入させる。
【0038】このように、ブラケット片32がファスナ
ー10の突起部12に支持される結果、前記突起部12
の頂面より下側に位置するブラケット片33の長さL
は、その突起部12の頂面に設けられたロッキング金具
50の鉛直方向露出部長さlよりも大きいので、地震に
伴う層間変位により、ロッキングして持ち上がるユニッ
トの端部に対しても十分な係止状態を維持できる。ロッ
キング金具50は面ユニットの左右支持部に対してどち
らか一方に取り付けることで足りる。
【0039】その後または途中の過程において、必要な
位置調整及びボルト締めなどの作業が行われる。
【0040】一方、左方のユニット20についても、同
様に共通のファスナー10に対してブラケット本体42
とブラケット片43からなるブラケット40により固定
が図られる。このとき、隣接する縦枠22と縦枠23と
は、張出し片が食い違い状態でセットされ、その張出し
片の重ね合わせ部分が成形シール材などによりシールさ
れる。この形態については、図示をもって詳しい説明を
省略する。
【0041】(他の形態)上記の形態では、施工性の簡
便を図るために、ブラケット本体32とブラケット片3
3とは別体であるが、一体化されていることも可能であ
る。また、ブラケット本体32のリップ溝状部32gに
代えて、すなわち貫通溝に代えて、中空孔による貫通孔
とし、これに挿通できるブラケット片を用いてもよい。
ビスポケット状のボルト保持部32fについても、溝に
代えて、中空孔による貫通孔でもよい。上記の実施の形
態では、左右のブラケット30、40に対して共通のフ
ァスナー10を用いているが、必要ならば、個別的に専
用のファスナーを用意することも可能である。場合によ
り、左右のブラケット本体32、42に対して、共通の
ブラケット片を落とし込み、固定を図ることもできる。
【0042】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、部材点
数が少なく、多くの部材をアルミ(アルミ合金)押出成
形品とすることができ、しかも位置調整がきわめて簡易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部縦断面図である。
【図2】その要部拡大図である。
【図3】は要部水平断面図である。
【図4】その要部拡大図である。
【図5】室内側からの視図である。
【符号の説明】
1…躯体、10…ファスナー、11…ベース部、12…
突起部、12A…円弧面、13…固定ボルト、20…
(面)ユニット、21…水平中骨、22…左縦枠、23
…右縦枠、30,40…ブラケット、32,42…ブラ
ケット本体、32a…基端片部、32b…張出し受け片
部、32d…ボックス形状部、32e…貫入孔、32f
…ボルト保持部、32g…リップ溝状部、32h…リッ
プ溝部、33a…係止脚部、33,43…ブラケット
片、34…止め付けボルト、50…ロッキング金具、5
1…貫入部、60…高さ調整用ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 武美 東京都千代田区神田紺屋町14番地 株式会 社ケンサム・オリエント社内 Fターム(参考) 2E002 NA04 NB02 NC03 PA04 PA08 RA03 RB01 RB03 TA01 XA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面ユニットを、これに固定のブラケットを
    介して、建物躯体に対して固定されたファスナーと連結
    したものであって、 前記ファスナーは、ベース部から上方に突出する突起部
    を有し、前記ブラケットは、前記突起部に上方から跨い
    で嵌合していることを特徴とするカーテンウォールの固
    定装置。
  2. 【請求項2】前記ブラケット自体に上下方向の高さ調整
    用ボルトが螺進位置調整自在に螺合しており、その下端
    が突起部の上面に乗っている請求項1記載のカーテンウ
    ォールの固定装置。
  3. 【請求項3】前記ブラケットは、ブラケット本体とその
    室内側に位置する別体のブラケット片とを有し、使用段
    階で;前記ブラケット本体とブラケット片とは一体化さ
    れ、前記ブラケット本体の室内方向に向く面、下面及び
    ブラケット片の室外方向に向く面が、前記突起部を上方
    から跨いで嵌合する嵌合面を形成している請求項1記載
    のカーテンウォールの固定装置。
  4. 【請求項4】前記ブラケット本体に上下方向の貫通溝ま
    たは貫通孔による貫通部が形成され、この貫通部に前記
    ブラケット片が外れない状態で貫通し、前記ブラケット
    本体とブラケット片とはこれらを繋ぐボルトにより一体
    化されている請求項3記載のカーテンウォールの固定装
    置。
  5. 【請求項5】前記ブラケットに下方に向かって開口する
    貫入孔が形成されており、躯体に対して固定のロッキン
    グ金具の一部が前記貫入孔に貫入している請求項1記載
    のカーテンウォールの固定装置。
  6. 【請求項6】前記ブラケットは、面ユニットの縦枠の室
    内側面が当たる受け面を有する請求項1記載のカーテン
    ウォールの固定装置。
  7. 【請求項7】前記突起部の内外面に、鉛直横断面におい
    て、膨出する円弧面を有する請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のカーテンウォールの固定装置。
  8. 【請求項8】前記ブラケットはアルミまたはその合金の
    押出し成形品である請求項1〜7のいずれか1項に記載
    のカーテンウォールの固定装置。
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JP2018017049A (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 不二サッシ株式会社 カーテンウォール支持装置
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