JP2002370568A - チャイルドシートの装着装置 - Google Patents
チャイルドシートの装着装置Info
- Publication number
- JP2002370568A JP2002370568A JP2001180133A JP2001180133A JP2002370568A JP 2002370568 A JP2002370568 A JP 2002370568A JP 2001180133 A JP2001180133 A JP 2001180133A JP 2001180133 A JP2001180133 A JP 2001180133A JP 2002370568 A JP2002370568 A JP 2002370568A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- child seat
- anchor
- child
- seatback
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
ートの違和感を解消する。 【解決手段】チャイルドシート側の被係合子32を装着
するアンカ16は、シ−トバック12の下方の厚みに沿
ってその下方に形成される領域Pに設けられているもの
である。
Description
ックを備えた自動車、バス、車両、航空機などの乗物用
シートにおけるチャイルドシートの装着装置に関する。
この発明は、チャイルドシート自体を乗物用シートに装
着する場合と、チャイルドシート取付用ベース(詳細は
たとえば特開2000−280800号公報を参照)を
介してチャイルドシートを乗物用シートに装着する場合
が予定されている。この発明は、チャイルドシートの後
部に突設された被係合子あるいはチャイルドシート取付
用ベースの後部に突設された被係合子を乗物用シートの
アンカに係合することにより、チャイルドシートを乗物
用シートに装着させるようにしたものであるから、チャ
イルドシートの被係合子およびチャイルドシート取付用
ベースの被係合子を包括して、この明細書では断りのな
い限り、単に「チャイルドシート側の被係合子」と称す
る。
なくないが、使用時の幼児の安全性を図るという基本的
な目的のほか、知られるように、チャイルドシートの着
脱の確実性を図る一方、チャイルドシートの装着装置を
備えた乗物用シートのチャイルドシートの非使用時にお
ける使用上の違和感を解消するようにしている。
来例の特開2000−335294号公報に記載された
発明(以下先行技術1という)は、シートバックの下方
に回動自在なアンカーロッドが設けられ、倒立U字状の
アンカーの一対がアンカーロッドの周面に突設され、ア
ンカーをチャイルドシートのアームと称されている被係
合子を係止し得る係止位置と、シートボトムの着座者の
腰部に干渉しない位置に退避した退避位置との間で位置
変更させる位置変更手段を備えた装置であった。
報に記載された発明(以下先行技術2という)や特開2
000−296733号公報に記載された発明(以下先
行技術3という)は、シートクッションの後方やシート
バックの下方に切り欠きが設けられ、この切り欠きの内
部には、倒立U字状のアンカが外側に向けて突設され、
チャイルドシートのアームをアンカに係止することによ
りチャイルドを乗物用シートに装着するようにした装置
であった。また、特開2000−198378号公報に
記載された発明(以下先行技術4という)は、アンカ
は、シ−トボトムの後縁部とシ−トバックの下縁部との
間隙から前方に向けて露出するように設定され、チャイ
ルドシートの係止用ロッドと称されている被係合子をア
ンカに係止するようにした装置であった。
チャイルドシートの被係合子をアンカーに係止するよう
にすることにより、チャイルドシートの着脱の容易性、
確実性、安全性を図るようにする点で評価できるもの
の、倒立U字状のアンカーの一対がアンカーロッドの周
面に突設されていることにより、チャイルドシートの非
使用時に倒立U字状のアンカーの一対がシートボトムの
後方上に突き出る結果、着座者の臀部に干渉するため、
チャイルドシートの非使用時における使用上の違和感を
解消しようとしているものの、アンカーをシートボトム
のパッドに沈み込みできるよう着座者の臀部に干渉しな
い位置に退避した退避位置との間で位置変更させる位置
変更手段を別に備えなければならないという煩雑性があ
った。また、アンカーをシートボトムのパッドに反覆し
て強制的に沈み込ませることにより、シートボトムのパ
ッドの損傷や損傷による違和感を生じるおそれを回避で
きなかった。
れ、シートクッションの後方やシートバックの下方に切
り欠きが設けられ、この切り欠きの内部に突設された倒
立U字状のアンカにチャイルドシートの被係合子を係止
することにより、チャイルドシートを乗物用シートに装
着しようとするものであるから、先行技術1の発明と同
様にチャイルドシートの着脱の容易性、確実性、安全性
を図るようにする点では評価できる。しかし、チャイル
ドシートの非使用時における使用上の違和感を解消しよ
うとしているものの、チャイルドシートの非使用時に倒
立U字状のアンカがシートクッションの座面側に露呈す
るため、車両用シートに設けられた筒部材により、切り
欠きの開口部を塞ぐようにしたり、カバー表皮で被覆せ
ざるを得ないという煩雑さがあった。
後縁にアンカを設けることにより、チャイルドシ−トの
被係合子をそのアンカに着脱自在に制御することによ
り、チャイルドシ−トの着脱の容易性、装着の確実性や
安全性を図るようにしている点で評価できるとしても、
前記したようにアンカは、シ−トボトムの後縁部とシ−
トバックの下縁部との間隙から前方に向けて露出するよ
うに設定されているから、チャイルドシ−トの非使用時
におけるアンカの露出という違和感を生じるにもかかわ
らず、チャイルドシートの非使用時におけるアンカの露
出については、一切配慮されていなかった。
ルドシ−トをシートボトム上で後方へスライドさせるだ
けで被係合子をアンカに係合させることができるもの
の、チャイルドシ−トの非使用時における乗物用シ−ト
の違和感の解消については、前記したように配慮されて
いなかったり、配慮されていてもその解決手段は煩雑で
あった。
題点を解消しようとするもので、チャイルドシートの装
着装置において、チャイルドシートの着脱の容易性、確
実性、安全性を図ることのほか、チャイルドシートの非
使用時における乗物用シートの使用上の違和感を解消す
るとともに、その解決手段の煩雑性を解消することにあ
る。さらに、アンカの取付機構の簡素化、取付コストの
低減化を図ることにある。さらに、他の目的は、シート
バックが傾倒可能に設けられた乗物用シートにおいて、
シートバックの傾倒位置の変化に関わらず、チャイルド
シート側の被係合子とアンカの係合部とを確実にかつ容
易に装着できるようにすることのほか、座部上におい
て、チャイルドシートにその正面側に向かう引張荷重が
作用することがあっても、チャイルドシートに作用する
引張荷重を抑制ないし軽減させることができるようにす
ることなどにある。
記載のチャイルドシートの装着装置は、クッション性を
備えた座部と、シ−トバックとが備えられるとともに前
記座部の後部と前記シ−トバックの下方との間にチャイ
ルドシート側の被係合子を装着するアンカを設定できる
空所を残して前記座部の後部と前記シ−トバックの下方
が隣接されて設けられてなる乗物用シ−トにチャイルド
シートを装着するチャイルドシートの装着装置であっ
て、前記アンカは、前記シ−トバックの下方の厚みに沿
ってその下方に形成される領域に設けられるとともに、
前記チャイルドシートを前記座部上で下方に向けて押圧
させることにより、下降される前記チャイルドシート側
の前記被係合子の見込位置に対応する位置に設けられて
なることを特徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、チャイルドシートの使用
時には、座部上でチャイルドシートを下方に向けて押圧
させる。座部がクッション性を備えているので、座部を
圧縮することができ、その圧縮に追従してチャイルドシ
ートを座部の圧縮分だけ下降させることができる。その
結果、チャイルドシートの下降に伴い、チャイルドシー
トに設けられた被係合子もその圧縮分だけ下降される。
トを座部上で下方に向けて押圧させ、チャイルドシート
側の被係合子が下降されたときの見込位置に対応する位
置に設けられてなるから、チャイルドシートを押圧させ
ながら、後方へ圧送させることにより、チャイルドシー
ト側の被係合子をそのままアンカに確実に係合させるこ
とができる。
係合後にチャイルドシートの押圧および圧送を停止する
ことにより、座部の圧縮が解除されるが、圧縮が解除さ
れた座部上にチャイルドシートが装着される。かくし
て、チャイルドシートの使用には、チャイルドシートを
座部上でシ−トバック側に向けて押圧・圧送するだけで
チャイルドシートを乗物用シートに確実に装着できる。
す場合は、チャイルドシートを座部上で押圧させる。
材を操作することにより、被係合子とアンカの係合を解
除できる。被係合子とアンカの係合の解除後に、乗物用
シートの正面側へチャイルドシートを引き出すことによ
り、チャイルドシートを座部から取り外すことができ
る。また、チャイルドシートを座部から取り外した乗物
用シートの形態はいうまでもなく通常の使用状態であ
る。
と、シ−トバックとが備えられるとともに前記座部の後
部と前記シ−トバックの下方との間にチャイルドシート
側の被係合子を装着するアンカを設定できる空所を残し
て前記座部の後部と前記シ−トバックの下方が隣接され
て設けられてなる乗物用シ−トにおいて、アンカは、シ
−トバックの下方の厚みに沿ってその下方に形成される
領域に存在するから、チャイルドシートの非使用時つま
り乗物用シートの常態では、座部の後部と前記シ−トバ
ックの下方の隣接部分の空所に隠蔽され、一切、シ−ト
バックの正面側および座部の後縁にも飛び出ることがな
い。
を図ることができることは勿論、乗物用シートの着座者
の臀部にアンカが触れたり、後部座席の着座者のつま先
などにアンカが触れることがないので乗物用シートに違
和感を生じない。とりわけ、チャイルドシートの装着装
置を備えた乗物用シートにおいて、その非使用時、つま
り、乗物用シートの通常の使用状態における違和感の解
決手段が、従来の技術では、前記したとおり煩雑であっ
たものが、この発明では、座部の後部と前記シ−トバッ
クの下方が隣接されて設けられてなる乗物用シ−トにお
いて、アンカは常時シ−トバックの下方の厚みに沿って
その下方に形成される領域に存在し、座部の後部とシ−
トバックの下方の境の背面側に隠蔽されるので、正面か
ら見て違和感を生じないから、従来の技術と比較して、
格別、違和感の解決手段を必要としない。
イルドシートの装着装置は、請求項1記載のチャイルド
シートの装着装置において、前記アンカは前記シ−トバ
ックの下方から下方に向けて突設されてなることを特徴
とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項1記載の発明と共
通の作用効果を奏することのほか、アンカをシ−トバッ
クの下方に備えられる底側フレームを利用して設けるこ
とができるから、アンカの取付機構の簡素化やアンカの
取付コストの低減化に寄与できる。
イルドシートの装着装置は、請求項1記載のチャイルド
シートの装着装置において、アンカは前記座部の後部か
ら前記シ−トバックの下方に向けて設けられてなること
を特徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項1記載の発明と共
通の作用効果を奏することのほか、アンカは座部の後部
からシ−トバックの下方に向けて設けられてなるから、
アンカは座部を支える横フレームを利用して設けること
ができるので、アンカの取付機構の簡素化やアンカの取
付コストの低減化に寄与できる。
置は、請求項1、2又は3記載の乗物用シートにおける
チャイルドシートの装着装置において、アンカは前記シ
−トバックの下方の両側に一対設けられてなることを特
徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項1、2又は3記載
の発明と共通の作用効果を奏することのほか、アンカは
シ−トバックの下方の両側に一対設けられてなるから、
チャイルドシートの装着機能の一層の向上化を図ること
ができる。
置は、請求項2又は4記載の乗物用シートにおけるチャ
イルドシートの装着装置において、前記シ−トバックが
その下方の両側に設けられた回動軸を介して傾倒可能に
設けられ、前記回動軸が前記シ−トバックの下方の厚み
に沿ってその下方に形成される領域の両側であって、か
つ、前記チャイルドシートを前記座部上で下方に向けて
押圧させることにより、下降される前記チャイルドシー
ト側の前記被係合子の見込位置に対応する位置に設けら
れ、一方、前記アンカに前記回動軸の軸心と平行な係合
部が備えられるとともに、前記アンカの係合部が前記し
た両側の回動軸間において前記回動軸の軸心と同一軸心
上に設けられてなることを特徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項2又は4記載の発
明と共通の作用効果を奏することのほか、シートバック
は回動軸を軸心として傾倒し、アンカはシ−トバックの
傾倒に追従して傾倒するものの、アンカの係合部はチャ
イルドシート側の被係合子の見込位置に対応する位置に
設けられた回動軸の軸心上に常時存在するから、シ−ト
バックの傾倒角度の変化に関わらず、アンカの係合部に
傾倒角度の変化が生じないので、チャイルドシート側の
被係合子とアンカの係合部とを確実にかつ容易に装着で
きる。
置は、請求項2又は4記載の乗物用シートにおけるチャ
イルドシートの装着装置において、前記シ−トバックが
その下方の両側に設けられた回動軸を介して傾倒可能に
設けられ、前記回動軸が前記シ−トバックの下方の厚み
に沿ってその下方に形成される領域の両側であって、か
つ、前記チャイルドシートを前記座部上で下方に向けて
押圧させることにより、下降される前記チャイルドシー
ト側の前記被係合子の見込位置に対応する位置に設けら
れ、一方、前記アンカに前記回動軸の軸心と平行な係合
部が備えられるとともに、前記アンカの係合部が前記し
た両側の回動軸間において前記回動軸の軸心に隣接して
設けられてなることを特徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項2又は4記載の発
明と共通の作用効果を奏することのほか、シートバック
は回動軸を軸心として傾倒し、アンカはシ−トバックの
傾倒に追従して傾倒するものの、アンカの係合部はチャ
イルドシート側の被係合子の見込位置に対応する位置に
設けられた回動軸の軸心に隣接して常時存在するから、
シ−トバックの傾倒角度の変化に関わらず、アンカの係
合部に傾倒角度の変化が生じることが少ないので、チャ
イルドシート側の被係合子とアンカの係合部を請求項5
記載の発明と比較して遜色ない程度に確実にかつ容易に
装着させることが期待できる。
置は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の乗物用シ
ートにおけるチャイルドシートの装着装置において、ス
トッパが前記アンカの正面側に前記アンカと干渉するよ
うに設けられてなることを特徴とするものである。
置は、上記の構成であるから、請求項1、2、3、4、
5又は6記載の発明と共通の作用効果を奏することのほ
か、ストッパがアンカの正面側にアンカと干渉するよう
に設けられているから、シ−トバック上において、チャ
イルドシートにその正面側に向かう引張荷重が作用する
ことがあっても、チャイルドシートは前記した被係合子
とアンカが装着されていることと相俟ってストッパがさ
らにアンカに作用するので、一層チャイルドシートに作
用する引張荷重を抑制ないし軽減させることができる。
ャイルドシートの装着装置を備えた第1の実施の形態に
係る乗物用シートの要部の正面斜視図、図2〜図4は、
チャイルドシートの装着装置を備えた乗物用シートの使
用状態を示す要部の側面図であって、図2は乗物用シー
トの常態で、チャイルドシートの使用前の状態を示す要
部の側面図、図3はチャイルドシートを乗物用シートの
座部上に載置させ、チャイルドシートの装着前の状態を
示す要部の側面図、図4はチャイルドシートを乗物用シ
ートに装着させた状態を示す一部を破断して示す要部の
側面図、図5はシートバック及び座部とチャイルドシー
トの装着装置を備えた第2の実施の形態に係る乗物用シ
ートの要部の正面斜視図、図6はシートバック及び座部
とチャイルドシートの装着装置を備えた第3の実施の形
態に係る乗物用シートの要部の正面斜視図、図7はシー
トバック及び座部とチャイルドシートの装着装置を備え
た第4の実施の形態その1に係る乗物用シートの正面斜
視図、図8は図7の要部の正面斜視図、図9はシートバ
ック及び座部とチャイルドシートの装着装置を備えた第
4の実施の形態その2に係る乗物用シートの正面斜視
図、図10は図9の要部の正面斜視図、図11はシート
バック及び座部とチャイルドシートの装着装置を備えた
第5の実施の形態その1に係る乗物用シートの正面斜視
図、図12は図11の要部の正面斜視図、図13はシー
トバック及び座部とチャイルドシートの装着装置を備え
た第5の実施の形態その2に係る乗物用シートの正面斜
視図、図14は図13の要部の正面斜視図、図15はシ
ートバック及び座部とチャイルドシートの装着装置を備
えた第6の実施の形態その1に係る乗物用シートの正面
斜視図、図16は図15の要部の正面斜視図、図17は
シートバック及び座部とチャイルドシートの装着装置を
備えた第6の実施の形態その2に係る乗物用シートの正
面斜視図、図18は図17の要部の正面斜視図である。
チャイルドシートの装着装置が乗物用シート10に採用
され、シ−トバック12がその下方に設けられた取付軸
14によって固定され、追って詳細を説明するチャイル
ドシート30の一対の被係合子32(図3、図4を参
照。図面上では一方の被係合子32が表され、他方の被
係合子は省略され、表されていない)を装着する一対の
アンカ16、16がシ−トバック12の下方に設けられ
た例である(図1〜図4を参照)。因みに、図示が省略
されているが、シ−トバック12が傾倒しない形態の乗
物用シートとして知られる自動車の後部座席についても
この発明が適用されることは勿論、以下に説明する他の
実施の形態の、シ−トバックが傾倒可能なバス、車両、
航空機などの乗物用シートにも適用され、複数人掛、又
は多人数掛の乗物用シートの全てのシートあるいはその
一部のシートにおいても適用できる。
備えた座部18と、必ずしもクッション性を備える必要
性のないシ−トバック12とが備えられている。そし
て、座部18の後部とシ−トバック12の下方との間に
チャイルドシート側の被係合子32を装着するアンカ1
6、16を設定できる空所を残して座部18の後部とシ
−トバック12の下方が隣接されている(図2〜図4を
参照)。図面を参照してさらに具体的にいえば、一般的
には、座部18の後部及びシ−トバック12の下方の形
態は多少の相違があるものの、乗物用シ−ト10の正面
側から見たとき、つまり、チャイルドシート30の非使
用時、換言すれば、通常の乗物用シ−ト10の使用時で
あるが、座部18の後部の上縁とシ−トバック12の下
方の正面側の境に、前記したアンカ16、16が露呈す
ることなく、間隙を生じないように両者12、18が隣
接され、両者12、18の隣接部の背面にアンカ16、
16を設定できる空所が形成されている(図2、図3を
参照)。なお、座部18の後部とシ−トバック12の下
方が隣接されていることを説明したが、この場合、正面
側から見たときにアンカ16、16が一切露呈しないよ
う両者12、18間に隙間のないことは勿論、両者1
2、18間に多少の隙間があっても正面側から見たとき
にアンカ16、16の存在が観者にとって違和感のない
限り、この明細書では隣接の概念に含むことを意味して
いる。
時は座部18上にチャイルドシート30が載置され、前
記被係合子32が乗物用シート10に設けられたアンカ
16に係合される(図4を参照)。一方、チャイルドシ
ート30の非使用時は被係合子32とアンカ16の係合
が解除され、座部18からチャイルドシート30が取り
除かれ、乗物用シート10は知られるように常態として
使用される(図2を参照)。
を備えていることは知られるとおりであるが、この発明
はチャイルドシート30の着脱操作の便宜に鑑み、座部
18が備えるクッション性に着目された発明である点が
特徴の一つである。
使用の対象とする被係合子には二種類あり、その一つ
は、チャイルドシート30の底面側の後部に突設された
アームなどと一般的に称されている一対の被係合子32
(詳細についてはたとえば特開2000−296733
号公報図3を参照)を利用してチャイルドシート30自
体を乗物用シート10の座部18上に直接装着する場合
の被係合子32である(図3、図4を参照)。
わゆるチャイルドシート取付用ベースの後部に突設され
た一対の被係合子(詳細については、たとえば、特開2
000−280800号公報図1を参照)を利用してチ
ャイルドシート30を該ベースを介して乗物用シート1
0の座部18上に間接装着する場合の被係合子である。
上、断りのない限り、チャイルドシート30の被係合子
32およびチャイルドシート取付用ベースの被係合子を
包括的に「チャイルドシート側の被係合子」と称して使
用する。
する一対のアンカ16、16がシ−トバック12の下方
の両側であって、シ−トバック12の下方の厚みに沿っ
てその下方に形成される領域Pに設けられている(図2
を参照)。アンカ16、16を前記した領域Pに設ける
ことにより、アンカ16、16はチャイルドシート30
の使用時、非使用時に関わらず、シ−トバック12の正
面側および座部18の後部上に飛び出て違和感を生じる
ようなことがない。前記したように、座部18の後部と
シ−トバック12の下方との間にアンカ16、16を設
定できる空所があるから、シ−トバック12の背面にア
ンカ16、16が露呈することになるが、美観の向上化
などを図るなどを目的としてアンカ16、16の背面に
図示を省略したがカバーを取り付けることは自由であ
る。
とシ−トバック12の下方が隣接されて設けられてなる
から、アンカ16、16は正面側に露呈しないので、乗
物用シート10の美観を損なわないようにすることがで
きることは勿論、チャイルドシート30の非使用時にお
ける乗物用シート10の着座者の臀部にアンカ16、1
6が触れたり、チャイルドシート30の使用時、非使用
時に関わらず、後部座席の着座者のつま先などにアンカ
16、16が触れないので乗物用シート10に違和感を
生じないという利点がある。
ると、シ−トバック用のフレーム12Aの下方に横架さ
れた底側フレーム12aの下方からU字状の一対のアン
カ16、16がその下方に向けて突設されている。とこ
ろで、この発明では、アンカ16の設定条件は前記した
とおりであることのほか、アンカ16は、チャイルドシ
ート30を前記座部18上で下方に向けて押圧させるこ
とにより、下降されるチャイルドシート側の被係合子3
2の見込位置に対応する位置に設けられている。この点
を図3、図4を参照して具体的に説明すれば、チャイル
ドシート30を座部18上で下方に向けて押圧させるこ
とにより、たとえば発明者の実験によれば座部18の後
部では圧縮前のその高さHは(図3を参照)、座部18
が圧縮されることにより、たとえば20mm程度低い圧
縮後の高さh(図4を参照)に変化する。座部18の高
さが低くなるのに追従してチャイルドシート30のチャ
イルドシート側の被係合子32も下降するが、この被係
合子32が下降したときの見込位置に対応する位置にア
ンカ16を設けるようにした点に工夫が凝らされてい
る。つまり、被係合子32が下降したときの見込位置と
アンカ16の位置が整合するように図られている。さら
に、具体的にいえば、U字状の一対のアンカ16、16
の水平な係合部16aに図示をしない被係合子32のフ
ック(例えば、特開2000−280800号公報図4
参照)が係合されるから、その水平な係合部16aと被
係合子32の見込位置が整合するように図られている。
装着装置の使用方法を作用効果と併せ説明する。 チャイルドシートを乗物用シートに装着する方法およ
び作用効果 チャイルドシート30の一対の被係合子32をシ−トバ
ック12側に向けて座部18上に載置させ(図3を参
照)、チャイルドシート30を図面上の矢印Yのよう
に、下方に押圧させつつ、チャイルドシート30をシ−
トバック12の背面側へ圧送させる(図4を参照)。こ
の場合、チャイルドシート30を下方に押圧させること
により、座部18は圧縮前の高さHから、圧縮後の高さ
hに低く変化する(図3、図4を参照)。シ−トバック
12の下方に設けられた一対のアンカ16、16はシ−
トバック12と座部18との境に間隙を生じるので、隠
蔽状態から露呈状態となる。そこで、前記の間隙を生じ
る結果、チャイルドシート側の被係合子32をアンカ1
6に装着できる環境が設定されるので、アンカ16にチ
ャイルドシート側の被係合子32を係合させ、その係合
を確認した後にチャイルドシート30の押圧を解除す
る。かくして、チャイルドシート側の被係合子32とア
ンカ16とは係合状態を保持してチャイルドシート30
を座部18上に載置できるから、座部18上でチャイル
ドシート30を使用できる。この場合、装着されたチャ
イルドシート30は、チャイルドシート30の安定性の
向上化を図るため、その背面をシ−トバック12の正面
に当接させることが好ましい。
り外す方法および作用効果 チャイルドシート30の装着時と同様に、チャイルドシ
ート30を下方に押圧させる。次いで、アンカ16と被
係合子32の係合状態を操作部材(詳細についてはたと
えば特開2000−280800号公報を参照)を操作
して解除し、その解除を確認した後にチャイルドシート
30を座部18上から取り外すことにより、チャイルド
シート30の非使用時つまり乗物用シート10の通常の
使用状態が得られる(図2を参照)。前記したチャイル
ドシート30の非使用時におけるシ−トバック12の下
方に設けられた一対のアンカ16、16は、シ−トバッ
ク12と座部18との境の隣接部分において隠蔽状態と
なり、一切、シ−トバック12の正面側およびシ−トボ
トム18の後部にも露呈しないので、乗物用シート10
の美観を損なわないようにすることができることは勿
論、乗物用シート10の着座者の臀部にアンカ16、1
6が触れたり、後部座席の着座者のつま先などにアンカ
16、16が触れないので乗物用シート10に違和感を
生じない。その上、アンカ16の取付はシ−トバック1
2の底側フレーム12aを利用できるので、アンカ16
の取付部材を別に必要としないから、アンカ16の取付
部のスペースを狭隘にしないので、アンカ16と被係合
子32による係合機構を複雑化しない。
形態に係るチャイルドシートの装着装置を図5を参照し
て説明する。第1の実施の形態に係るチャイルドシート
の装着装置におけるアンカ16はシ−トバック12の下
方から突設されてなるものであるに対して、この実施の
形態に係るチャイルドシートの装着装置では、一対のア
ンカ16、16が座部18側に設けられてなるもので、
座部18の後部からシ−トバック12の下方に向けて設
けられてなる相違があるものの、他の構成および作用は
第1の実施の形態と共通であるから、相違点について説
明し、共通点は第1の実施の形態の説明を援用し、説明
を省略する。したがって、図5の符号についても共通な
構成については、図1〜図4の符号と統一されている。
a、16aをそれぞれ備えた一対のアンカ16、16が
図示されるように座部18の後部側に横架されたシ−ト
バック12寄りの横フレーム18aを利用してその一端
が横フレーム18aに固定され、その他端つまり水平な
係合部16a、16a側はシ−トバック12の下方に臨
ませて固定されることなく、自由な状態にされている。
一対のアンカ16、16のその位置は、第1の実施の形
態と同様に、チャイルドシート30を前記座部18上で
下方に向けて押圧させることにより、下降されるチャイ
ルドシート側の被係合子32の見込位置に対応する位置
である。この点をさらに具体的にいえば、必ずしもアン
カ16、16の全体が前記した見込位置に対応する位置
に存在する必要はないもの、少なくとも前記したアンカ
16、16の係合部16a、16aは見込位置に対応す
る位置にあることが好ましい。チャイルドシート30を
乗物用シート10に装着する方法およびチャイルドシー
ト30を乗物用シート10から取り外す方法は、前記し
た第1の実施の形態に係るチャイルドシートの装着装置
の場合と共通である。
の形態に係るチャイルドシートの装着装置が奏するもの
と共通するほか、アンカ16の取付は座部18側の横フ
レーム18aを利用できるので、アンカ16の取付部材
を別に必要としないから、アンカ16の取付部のスペー
スを狭隘にしないので、アンカ16と被係合子32によ
る係合機構を複雑化させない。また、乗物用シート10
の種類により、シ−トバック12側にアンカ16を取付
けるスペースのない場合には、座部18側の横フレーム
18aを利用してアンカ16を取付ることができる有利
性があるので、その技術的意義は少なくない。
係るチャイルドシートの装着装置を図6を参照して説明
する。この実施の形態は、チャイルドシートの装着装置
が乗物用シート10に採用され、シ−トバック12が座
部18の後部の両側の側板22、22の後部に支持され
た回動軸20、20を基軸として傾倒可能に設けられた
ものである。そして、第1の実施の形態に係るチャイル
ドシートの装着装置と同様にチャイルドシート側の一対
の被係合子32を装着するアンカ16、16がシ−トバ
ック12の下方に設けられた例である。他方、シ−トバ
ック12が傾倒可能に設けられている点で前記した第1
の実施の形態に係るチャイルドシートの装着装置と相違
があるものの、他の大部分の構成や作用効果は前記した
第1の実施の形態に係るチャイルドシートの装着装置と
共通であるから、相違点について説明し、共通点は第1
の実施の形態の説明を援用し、説明を省略する。したが
って、図6の符号についても共通な構成については、図
1〜図5の符号と統一されている。
シ−トバック用のフレーム12Aの一方の縦フレーム1
2bの側方に上下方向に延びた背当制御部材24が前記
した一方の回動軸20を基軸として回動自在に設けられ
ている。そして、この背当制御部材24は回動軸20を
境にしてシ−トバック12側が前記縦フレーム12bに
固定されることにより、シ−トバック12が回動軸20
を基軸として傾倒可能に設けられている。
ているが、その延長端は図示を省略したが、シリンダ内
を前後方向に往復運動するピストンに結合され、背当制
御部材24の前記延長端の傾倒時の規制と誘導を図るこ
とにより、シ−トバック12の傾倒の確実性や妄動を抑
制できるようにされている。
2がその下方の両側に設けられた前記の回動軸20、2
0を介して傾倒可能に設けられ、前記回動軸20、20
が前記シ−トバック12の下方の厚みに沿ってその下方
に形成される領域P(図2を参照)の両側であって、か
つ、前記チャイルドシート30を前記座部18上で下方
に向けて押圧させることにより、下降される前記チャイ
ルドシート側の前記被係合子32の見込位置に対応する
位置に設けられている。
20、20の軸心と平行な係合部16a、16aが備え
られるとともに、前記アンカ16、16の係合部16
a、16aが両側の回動軸20、20間において前記回
動軸20、20の軸心と同一軸心上に設けられている。
回動軸20、20を軸心として傾倒し、アンカ16、1
6はシ−トバック12の傾倒に追従して傾倒する。しか
し、アンカ16、16の係合部16a、16aはチャイ
ルドシート側の被係合子32の見込位置に対応する位置
に設けられた回動軸20、20の軸心上に常時存在する
から、シ−トバック12の傾倒角度の変化に関わらず、
アンカ16、16の係合部16a、16aに傾倒角度の
変化が生じないので、チャイルドシート側の被係合子3
2とアンカ16の係合部16aとを確実にかつ容易に装
着できる利点を有する。シ−トバック12が後方に向け
て傾倒している場合には、チャイルドシート30の装着
後にシ−トバック12を正面側へ起こし、チャイルドシ
ート30の安定性の向上化を図るため、チャイルドシー
ト30の背面をシ−トバック12の正面に当接させるこ
とが好ましい。
の1および2を図7〜図10を参照して説明する。な
お、以下に説明する第4〜6の実施の形態は、何れもシ
−トバックが傾倒可能なもので、シ−トバック12上に
おいて、チャイルドシート30にその正面側に向かう引
張荷重が作用することがあっても、チャイルドシート3
0に作用する引張荷重を抑制ないし軽減させることを目
的とするもので(図4を参照)、以下に説明するストッ
パ36が前記アンカ16の正面側で、かつ、アンカ16
とチャイルドシート側の被係合子32が係合するのに邪
魔にならない位置に、前記アンカ16と干渉するように
設けられてなるものである。 第4の実施の形態その1 この例を図7および図8を参照して説明するが、この例
は第3の実施の形態において、以下に説明するストッパ
36が結合された点に相違があるに止まるものであるか
ら、この例の構成や作用効果の大部分は第3の実施の形
態と共通するので、相違点について言及し、共通点につ
いては、図面の符号と併せ第3の実施の形態の説明を断
りがない限り援用する。
て支持された回動軸20を介して傾倒可能に設けられて
いる(図7を参照)。アンカ16に回動軸20の軸心と
平行な係合部16aが備えられていることは先の例と同
じである。前記した第3の実施の形態と同様にアンカ1
6の軸心と回動軸20の軸心は同一に設けられている。
して利用しようとするこの例では、前記係合部16aに
ストッパ36を干渉させるために、回動軸20を延長し
た他側をそのまま利用した場合、前記係合部16aと回
動軸20を延長した他側は互いに回動軸20と同一軸心
に位置して衝突することになるから、ストッパ36とし
ての機能を奏することはできない。そこで、この例で
は、回動軸20を延長した他側がストッパ36としての
機能を奏することができるように、図7および図8に示
めされるように乗物用シートの正面側へずらし、略鉤状
に湾曲させて前記係合部16aの正面側に当接するよう
に形成されている。
の本体あるいはその係合部16aに干渉することによ
り、回動軸20の一部がアンカ16に対するストッパ3
6の役割を果たすことになるものである。
0の軸心が同一に設定されつつ、ストッパ36は回動軸
20の他側を利用して形成されているから、回動軸20
の他側を略鉤状に湾曲させてストッパ36を形成する手
間を要するものの、回動軸20の他側を利用できるの
で、別途にストッパを独立して設ける場合に比較してス
トッパ36の製造上の労力や材料費の軽減を図ることが
できる。
と回動軸20の軸心が同一に設定されつつ、前記のスト
ッパ36が形成されているから、依然として、第3の実
施の形態と同様に、アンカ16の係合部16aはチャイ
ルドシート側の被係合子32の見込位置に対応する位置
に設けられた回動軸20、20の軸心上に常時存在する
から、シ−トバック12の傾倒角度の変化に関わらず、
アンカ16の係合部16aに傾倒角度の変化が生じない
ので、チャイルドシート側の被係合子32とアンカ16
の係合部16aとを確実にかつ容易に装着できる利点は
そのまま維持される。
にチャイルドシート30を装着させた場合において、チ
ャイルドシート30にその正面側に向かう引張荷重が作
用することがあっても、チャイルドシート30は前記し
た被係合子32とアンカ16が装着されていることと相
俟って、さらにアンカ16に作用するので、一層、チャ
イルドシート30に作用する引張荷重を抑制ないし軽減
させることができる。
た第4の実施の形態その1のと比較してこの例は、アン
カ16が座部の横フレーム18aに設けられた相違があ
るに止まる。したがって、この例の構成や作用の大部分
は第4の実施の形態その1と共通であるから、相違点に
ついて言及し、共通点については、図面の符号と併せ第
4の実施の形態その1の説明を断りがない限り援用す
る。シ−トバック12は両側の側板22によって支持さ
れた回動軸20を介して傾倒可能に設けられている(図
9を参照)。アンカ16に回動軸20の軸心と平行な係
合部16aが備えられていることは先の例と同じであ
る。
作用効果は、前記した第4の実施の形態その1の例と共
通であるから、詳細については、先の説明を援用する
が、回動軸20を延長した他側がストッパ36としての
機能を奏することができるように、乗物用シートの正面
側へずらし、略鉤状に湾曲させて前記係合部16aに当
接するストッパ36が形成されている。
6が座部の横フレーム18aに設けられてなる相違があ
るものの、ストッパ36の機能は前記したその1の場合
と相違しない。したがって作用効果も共通である。
の1および2を図11〜図14を参照して説明するが、
この例は第3の実施の形態において、以下に説明するス
トッパ36が結合された点および第4の実施の形態その
1のストッパ36の具体的構成について相違があるに止
まるものであるから、この例の構成や作用効果の大部分
は第3の実施の形態および第4の実施の形態その1と共
通するので、相違点について言及し、共通点について
は、図面の符号と併せ第3の実施の形態および第4の実
施の形態その1の説明を断りがない限り援用する。 第5の実施の形態その1 この例は、前記した回動軸20を延長した他側がそのま
まストッパ36として構成され、シ−トバックの底側の
フレーム12aの下方においてその下方に向けてアンカ
16が設けられた例であるから、回動軸20の軸心とス
トッパ36の軸心は同一である。
理由から明らかなように、ストッパ36の軸心とアンカ
16の軸心が同一では、ストッパ36がその機能を奏す
ることができないから、ストッパ36を乗り物用シート
の正面側に配置させた上、アンカ16の軸心が回動軸2
0の軸心から外され、ストッパ36の背面においてその
近傍に臨ませてある(図11、図12を参照)。
ッパ36の軸心とアンカ16の軸心が同一軸心に位置す
ることなく、アンカ16の軸心が回動軸20の軸心から
その背面側にずらされているが、シートバック12は回
動軸20を軸心として傾倒し、シートバック12に装着
されたアンカ16はシ−トバック12の傾倒に追従して
傾倒する。しかし、アンカ16の係合部16aはチャイ
ルドシート側の被係合子32の見込位置に対応する位置
に設けられた回動軸20の軸心の近傍に常時存在するか
ら、シ−トバック12の傾倒角度の変化に関わらず、ア
ンカ16の係合部16aに傾倒角度の変化が生じること
が少ないので、チャイルドシート側の被係合子32とア
ンカ16の係合部16aとを確実にかつ容易に装着させ
ることが期待できる。
した第5の実施の形態その1のと比較してこの例は、ア
ンカ16が座部の横フレーム18aに設けられた相違が
あるに止まる。したがって、この例の構成や作用の大部
分は第5の実施の形態その1と共通であるから、相違点
について言及し、共通点については、図面の符号と併せ
第5の実施の形態その1の説明を断りがない限り援用す
る。前記したその1の例は、シ−トバック12の底側の
フレーム12aの下方においてその下方に向けてアンカ
16が設けられた例であるが、この例は、アンカ16が
座部の横フレーム18aに設けられた例である。したが
って、この例の構成や作用の大部分は第5の実施の形態
その1と共通であるから、相違点について言及し、共通
点については、図面の符号と併せ第5の実施の形態その
1の説明を援用する。シ−トバックは両側の側板22に
よって支持された回動軸20を介して傾倒可能に設けら
れている(図12を参照)。アンカ16に回動軸20の
軸心と平行な係合部16aが備えられていることは先の
例と同じである。他方、この例のストッパ36の構成お
よび作用は、前記した第5の実施の形態その1の例と共
通であるから、詳細については、先の説明を援用する
が、回動軸20を延長した他側がストッパ36としての
機能を奏することができるように、ストッパ36を乗り
物用シートの正面側に配置させた上、アンカ16の係合
部16aの軸心が回動軸20の軸心から外され、ストッ
パ36の背面においてその近傍に臨ませてある。
較して、アンカ16が座部の横フレーム18aに設けら
れてなる相違があるものの、ストッパ36の機能は前記
したその1の場合と相違しない。したがって作用効果も
共通である。
照して説明するが、この例は第3の実施の形態におい
て、以下に説明するストッパ36が結合された点に相違
があるに止まるものであるから、この例の構成や作用効
果の大部分は第3の実施の形態と共通するので、相違点
について言及し、共通点については、図面の符号と併せ
第3の実施の形態の説明を断りがない限り援用する。こ
の例を図15および図16を参照して説明する。この例
は、アンカ16と回動軸20のそれぞれの軸心が同一に
設けられ、ストッパ36が前記した第4および第5の実
施の形態のように、回動軸20の他側を利用するものと
異なり、回動軸20と独立してストッパ36が設けられ
てなる例である。具体的には、シ−トバックのフレーム
12Aを利用してその下方にアンカ16の係合部16a
と平行にストッパ36がその正面側においてその近傍に
設けられている。その他の構成や作用効果と併せ、第3
の実施の形態、第4の実施の形態その1および第5の実
施の形態その1と共通である。
例は、アンカ16と回動軸20のそれぞれの軸心が同一
に設けられ、ストッパ36が前記した第4および第5の
実施の形態のように、回動軸20の他側を利用するもの
と異なり、回動軸20と独立してストッパ36が設けら
れてなる例である。具体的には、座部の座部の横フレー
ム18aを利用してその下方にアンカ16の係合部16
aと平行にストッパ36がその正面側においてその近傍
に設けられている。その他の構成や作用効果と併せ、第
3の実施の形態、第4の実施の形態その1および第5の
実施の形態その1と共通である。
装着装置を備えた第1の実施の形態に係る乗物用シート
の要部の正面斜視図である。
使用前の状態を示す要部の側面図である。
載置させ、チャイルドシートの装着前の状態を示す要部
の側面図である。
た状態を示す一部を破断して示す要部の側面図である。
装着装置を備えた第2の実施の形態に係る乗物用シート
の要部の正面斜視図である。
装着装置を備えた第3の実施の形態に係る乗物用シート
の要部の正面斜視図である。
装着装置を備えた第4の実施の形態その1に係る乗物用
シートの正面斜視図である。
装着装置を備えた第4の実施の形態その2に係る乗物用
シートの正面斜視図である。
の装着装置を備えた第5の実施の形態その1に係る乗物
用シートの正面斜視図である。
の装着装置を備えた第5の実施の形態その2に係る乗物
用シートの正面斜視図である。
の装着装置を備えた第6の実施の形態その1に係る乗物
用シートの正面斜視図である。
の装着装置を備えた第6の実施の形態その2に係る乗物
用シートの正面斜視図である。
される領域 H 圧縮前の座部の高さ h 圧縮後の座部の高さ
Claims (7)
- 【請求項1】 クッション性を備えた座部と、シ−トバ
ックとが備えられるとともに前記座部の後部と前記シ−
トバックの下方との間にチャイルドシート側の被係合子
を装着するアンカを設定できる空所を残して前記座部の
後部と前記シ−トバックの下方が隣接されて設けられて
なる乗物用シ−トにチャイルドシートを装着するチャイ
ルドシートの装着装置であって、 前記アンカは、前記シ−トバックの下方の厚みに沿って
その下方に形成される領域に設けられるとともに、 前記チャイルドシートを前記座部上で下方に向けて押圧
させることにより、下降される前記チャイルドシート側
の前記被係合子の見込位置に対応する位置に設けられて
なることを特徴とするチャイルドシートの装着装置。 - 【請求項2】 前記アンカは前記シ−トバックの下方か
ら下方に向けて突設されてなることを特徴とする請求項
1記載のチャイルドシートの装着装置。 - 【請求項3】 前記アンカは前記座部の後部から前記シ
−トバックの下方に向けて設けられてなることを特徴と
する請求項1記載のチャイルドシートの装着装置。 - 【請求項4】 前記アンカは前記シ−トバックの下方の
両側に一対設けられてなることを特徴とする請求項1、
2又は3記載のチャイルドシートの装着装置。 - 【請求項5】 前記シ−トバックがその下方の両側に設
けられた回動軸を介して傾倒可能に設けられ、 前記回動軸が前記シ−トバックの下方の厚みに沿ってそ
の下方に形成される領域の両側であって、かつ、前記チ
ャイルドシートを前記座部上で下方に向けて押圧させる
ことにより、下降される前記チャイルドシート側の前記
被係合子の見込位置に対応する位置に設けられ、 一方、前記アンカに前記回動軸の軸心と平行な係合部が
備えられるとともに、前記アンカの係合部が前記した両
側の回動軸間において前記回動軸の軸心と同一軸心上に
設けられてなることを特徴とする請求項2又は4記載の
チャイルドシートの装着装置。 - 【請求項6】 前記シ−トバックがその下方の両側に設
けられた回動軸を介して傾倒可能に設けられ、 前記回動軸が前記シ−トバックの下方の厚みに沿ってそ
の下方に形成される領域の両側であって、かつ、前記チ
ャイルドシートを前記座部上で下方に向けて押圧させる
ことにより、下降される前記チャイルドシート側の前記
被係合子の見込位置に対応する位置に設けられ、 一方、前記アンカに前記回動軸の軸心と平行な係合部が
備えられるとともに、前記アンカの係合部が前記した両
側の回動軸間において前記回動軸の軸心に隣接して設け
られてなることを特徴とする請求項2又は4記載のチャ
イルドシートの装着装置。 - 【請求項7】 ストッパが前記アンカの正面側に前記ア
ンカと干渉するように設けられてなることを特徴とする
請求項1、2、3、4、5又は6記載のチャイルドシー
トの装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180133A JP3774380B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | チャイルドシートの装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001180133A JP3774380B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | チャイルドシートの装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370568A true JP2002370568A (ja) | 2002-12-24 |
JP3774380B2 JP3774380B2 (ja) | 2006-05-10 |
Family
ID=19020595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001180133A Expired - Fee Related JP3774380B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | チャイルドシートの装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3774380B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280146A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車体構造 |
JP2011519767A (ja) * | 2008-05-02 | 2011-07-14 | レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド シーオー.ケージー | チャイルドシートを固定する固定装置を有する航空機乗客シート |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001180133A patent/JP3774380B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011519767A (ja) * | 2008-05-02 | 2011-07-14 | レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド シーオー.ケージー | チャイルドシートを固定する固定装置を有する航空機乗客シート |
JP2009280146A (ja) * | 2008-05-23 | 2009-12-03 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車体構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3774380B2 (ja) | 2006-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9744883B2 (en) | Vehicle seat | |
US10604036B2 (en) | Vehicle seat | |
JP4017815B2 (ja) | 安全用のチャイルドシート | |
JP2002153350A (ja) | ヘッドレスト用枕 | |
JP2002370568A (ja) | チャイルドシートの装着装置 | |
JP5365219B2 (ja) | 車両用シート | |
JP5632930B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
WO2013105559A1 (ja) | 車両用シート | |
JP5254586B2 (ja) | 車両用シート構造 | |
JPH0735166U (ja) | 腰 掛 | |
JP2624096B2 (ja) | シート装置 | |
JP7306496B1 (ja) | シートキャノピ装置 | |
JP2024140787A (ja) | シートバック | |
JPH037215Y2 (ja) | ||
JP3712916B2 (ja) | 三人掛けシート | |
CN107020983B (zh) | 用于车辆座椅的折叠机构的覆盖装置 | |
JP2764642B2 (ja) | シートクッションフレーム構造 | |
JP2001238753A (ja) | ヘッドレスト装置 | |
JPH0520196Y2 (ja) | ||
JP2001070079A (ja) | 車両用シート | |
JP2000316667A (ja) | シートバック | |
JPH0527087Y2 (ja) | ||
JPH0725278A (ja) | 自動車用シートの取付け構造 | |
JP2019051753A (ja) | 乗物用シート | |
JP2001070080A (ja) | 車両用シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3774380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |