JP7306496B1 - シートキャノピ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャノピ本体の大きさを確保しつつ、より低い位置に格納できるシートキャノピ装置を提供すること。【解決手段】キャノピ本体10をシートバックSBに対してこれらの間で4節リンク機構を成すように連結する2本のリンク31、32であって、互いに協働した回転によりキャノピ本体10をシートバックSBに対してシート前後方向に展開格納させる第1のリンク31及び第2のリンク32を有する。第1のリンク31と第2のリンク32とが、それぞれキャノピ本体10に連結する各可動側連結点がそれぞれシートバックSBに連結する各固定側連結点に対して、最大展開位置A1ではシート上方に位置し最大格納位置ではシート下方に位置する。また第1の可動側連結点が第2の可動側連結点に対して、最大展開位置A1ではシート上方に位置する縦並び状に配置されて、最大格納位置ではシート後方に位置する横並び状に配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、シートキャノピ装置に関する。
特許文献1には、ドーム状のキャノピ本体と、キャノピ本体をシートバックの側部に組み付けるリンクと、を備えたシートキャノピ装置が開示されている。リンクはシートバックに対して回転可能に連結されている。上記回転により、キャノピ本体はシート前方に張り出すように展開された展開位置と、前方への張り出しを抑えるようシート後方に動かされた格納位置と、に切り替えられる。
特開2007-105224号公報
特許文献1に記載のシートキャノピ装置は、キャノピ内部の空間を広く確保するために前方に向かって大きく張り出した形状となっている。そのため、キャノピ本体を格納した際に、キャノピ本体がシートバックとの連結点から上方に向かって大きく張り出してしまう。それにより、キャノピ本体が車両の天井面に干渉したり嵩張ったりして良好に格納できない懸念がある。そこで、本発明は、キャノピ本体の大きさを確保しつつ、より低い位置に格納できるシートキャノピ装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明のシートキャノピ装置は次の手段をとる。
すなわち、本発明のシートキャノピ装置は、キャノピ本体をシートバックに対してこれらの間で4節リンク機構を成すように連結する2本のリンクであって、互いに協働した回転によりキャノピ本体をシートバックに対してシート前後方向に展開格納させる第1のリンク及び第2のリンクを有する。第1のリンクと第2のリンクとが、キャノピ本体をシート前方に最も大きく展開させた最大展開位置では、第1のリンクのキャノピ本体に対する連結点である第1の可動側連結点がシートバックに対する連結点である第1の固定側連結点よりシート上方に位置する。第2のリンクのキャノピ本体に対する連結点である第2の可動側連結点もシートバックに対する連結点である第2の固定側連結点よりシート上方に位置し、かつ、第1の可動側連結点が第2の可動側連結点に対してシート上方に位置する縦並び状の配置とされる。キャノピ本体をシート後方に最も大きく格納させた最大格納位置では、第1の可動側連結点が第1の固定側連結点よりシート下方に位置する。第2の可動側連結点も第2の固定側連結点よりシート下方に位置し、かつ、第1の可動側連結点が第2の可動側連結点に対してシート後方に位置する横並び状の配置とされるように回転する。
上記構成によれば、最大展開位置において第1の固定側連結点よりシート上方に位置し、第2の可動側連結点よりシート上方に位置する縦並び状に配置される第1の可動側連結点が、最大格納位置において第1固定側連結点よりシート下方に位置し、第2の可動側連結点よりシート後方に位置する横並び状に切り替えられる。そのため、キャノピ本体を最大展開時にシートバックから前方に大きく張り出すような大型の構成にしても、最大格納時にはシートバックからの前方及びシート上方への張り出しを少なく抑えるように低い位置に格納させることができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。キャノピ本体が、最大展開位置においてシートバックの側部からシート上方に立ち上がる側面立上り部と、該側面立上り部の立ち上がった先からシート前方に延出する前方延出部と、を有する上方迂回形状とされる。第1の可動側連結点と第2の可動側連結点とが、キャノピ本体における側面立上り部に連結される。
上記構成によれば、キャノピ本体が上方迂回形状とされることで、キャノピ本体をシートバックに対して低い位置に取り付けたとしても、キャノピ本体を着座乗員の肩部や腕部等の身体部位に干渉させにくいように展開することができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。第1の固定側連結点が、第2の固定側連結点に対してシート上方に位置する縦並び状の配置とされる。第2の可動側連結点が、最大展開位置では第1の固定側連結点よりシート上方に位置し、最大格納位置では第1の固定側連結点よりシート下方に位置する。
上記構成によれば、第2の可動側連結点も、最大展開位置において第1の固定側連結点よりシート上方に位置し、最大格納位置において第1の固定側連結点よりシート下方に切り替えられる。それにより、キャノピ本体をより低い位置に格納させることができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。第2の固定側連結点が、第1の固定側連結点よりもシート前方かつシート下方に位置し、第2の可動側連結点が、最大格納位置において第2の固定側連結点よりもシート前方かつシート下方に位置する。
上記構成によれば、第2の可動側連結点が格納位置への移動により各固定側連結点よりも前方に向かって動かされる。それにより、キャノピ本体が1軸で回転する場合と比べて後方への張り出しを抑えられる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。第1のリンク及び/又は第2のリンクの回転を最大展開位置と最大格納位置との間の途中展開位置で係止力の付与により解除可能に止めることが可能な途中止め機構を更に有する。
上記構成によれば、体格が大きい乗員との干渉によりキャノピ本体を最大まで展開できない場合であっても、途中止め機構によりキャノピ本体を乗員に干渉しない適切な位置で固定することができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。シートバックに取り外し可能なように固定されて第1の固定側連結点と第2の固定側連結点とが設けられる固定フレームを更に有する。
上記構成によれば、固定フレームの付け外しのみによって、キャノピ本体と第1のリンク及び第2のリンクとをシートバックに対して簡便につけ外しすることができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。キャノピ本体が、最大格納位置においてシートバックのシート側方にシート上下方向及び/又はシート前後方向に延びる棒状のグリップを有する。
上記構成によれば、最大格納時のキャノピ本体を乗員が乗り降りする際の支えの補助具として使用することができる。ここで、シート側方とは、シートの側部からシート前方やシート後方に向かって張り出した位置も含む。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。キャノピ本体が、ドーム状に展開されたり蛇腹状に格納されたりする可撓性の幌と、該幌の周縁に沿った骨格を成すメインフレームと、を有する。グリップが、メインフレームの幌とは係合せずに最大格納位置においてシートバックのシート側方に棒状に剥き出しになって設けられる一部から成る。
上記構成によれば、メインフレームの一部をグリップとして利用することができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。キャノピ本体が、最大展開位置においてシートバックにシート前方から正対するように展開される正面覆い部の内側部に、表示画面を備えるモバイル機器をシート後方に向けた状態に保持することが可能なホルダを更に備える。
上記構成によれば、着座乗員がモバイル機器をホルダに置いて手放しで使用することができる。
また、本発明のシートキャノピ装置は、更に次のように構成されていても良い。ホルダが、モバイル機器の保持角度を調節可能なアジャスタを更に備える。
上記構成によれば、乗員がリクライニングでシートバックを前後に傾けたとしても、ホルダに支持されたモバイル機器の角度を乗員に向けて自由に調節できる。
第1の実施形態に係るキャノピ装置の斜視図である。 最大展開位置のキャノピ装置の側面図である。 最大格納位置のキャノピ装置の側面図である。 途中展開位置のキャノピ装置の側面図である。 最大展開位置のキャノピ装置単体の斜視図である。 途中止め機構の拡大斜視図である。 最大格納位置のキャノピ装置単体の斜視図である。 最大展開位置の4節リンク機構の拡大側面図である。 最大格納位置の4節リンク機構の拡大側面図である。 ホルダの拡大斜視図である。 ホルダの変形例を示す拡大斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1-11を用いて説明する。以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
<第1の実施形態>
始めに、本発明の第1の実施形態に係るシートキャノピ装置1の構成について説明する。本実施形態に係るシートキャノピ装置1は、バス用シートに取り付けられて着座乗員の頭部を上方から覆うドーム状部材である。バス用シートは、例えばその左側方がバスの通路に面した構成とされる。シートキャノピ装置1は、図1に示すように、バス用シートのシートバックSBから前方に張り出すドーム状のキャノピ本体10と、キャノピ本体10が組み付けられる固定フレーム20と、を有する。固定フレーム20はシートバックSBの上縁に跨るように上向きに延びる略アーチ状部材である。固定フレーム20は、その両腕部を成す各側面固定部21がシートバックSBの両側面に固定される。
キャノピ本体10は、固定フレーム20に連結されてシートバックSBの両側面から前向きに延びる略アーチ状のメインフレーム11と、メインフレーム11と固定フレーム20との間に掛け渡される幌12と、を有する。メインフレーム11はキャノピ本体10の下側の縁部を成す。固定フレーム20はキャノピ本体10の後側の縁部を成す。また、キャノピ本体10は、メインフレーム11に回転軸11fを介して連結される略アーチ状のサブフレーム13を3本有する。各サブフレーム13は幌12をドーム状に張設させた状態に保持する。
メインフレーム11は、図2に示すように、シートバックSBの側面から上方に立ち上がる側面立上り部11aと、側面立上り部11aの立ち上がった先から前方に延出する前方延出部11bと、を有する上方迂回形状とされる。このため、例えばバス用シートが左右に2つ隣り合うシート幅の狭い構成であったとして、当該バス用シートに取り付けられるキャノピ本体10の左右幅が着座乗員の肩幅よりも狭い構成であったとしても、メインフレーム11が着座乗員の肩部や腕部等の身体部位に干渉しにくくなっている。このため、メインフレーム11が上方に迂回しない構成と比べてキャノピ本体10をより低い位置に取り付けることができる。これにより、キャノピ本体10が高さ方向のより低い範囲まで乗員を広く覆うことができる。また上記のようにキャノピ本体10を左右方向にコンパクトに形成しつつ、前方延出部11bによって前方に向かって広い範囲を覆うようにキャノピ本体10の大きさを確保することができる。
図2に示すように、メインフレーム11の固定フレーム20に対する連結は、具体的にはメインフレーム11の側面立上り部11aが固定フレーム20の側面固定部21に対して第1のリンク31と第2のリンク32とにより連結されることで成る。これにより、メインフレーム11と固定フレーム20との間で4節リンク機構30が左右にそれぞれ形成される。この4節リンク機構30により、キャノピ本体10をシート前方に最も大きく展開させた最大展開位置A1(図2参照)と、シート後方に最も大きく格納させた最大格納位置B(図3参照)と、の間でシート前後方向に回動させることができる。
図3に示すように、キャノピ本体10の最大格納位置Bへの移動に伴い、メインフレーム11は後方に跳ね上げられるように回動する。これにより、メインフレーム11の前方延出部11bがシートバックSBに沿って上向きに延びるように配置される。最大展開位置A1は、幌12がドーム状に張設されることで位置決めされる(図1参照)。最大格納位置Bは、メインフレーム11の回動により後方に動かされたサブフレーム13が固定フレーム20の第1ストッパ23aに係止されて位置決めされる。最大格納位置Bにおける幌12は蛇腹状に折り畳まれて格納されるようになっている。このように、キャノピ本体10が最大展開時には前方に向かって広く延び出して、最大格納時には前後方向にコンパクトになるように折り畳まれるようになっている。
<固定フレーム20>
以下、シートキャノピ装置1の具体的な構成について説明する。固定フレーム20は、図1、2に示すように、シートバックSBの各側面にそれぞれ取り付けられる各側面固定部21と、各側面固定部21の上部同士をシートバックSBの後面を跨って連結する後方連結部22と、後方連結部22のシート上方に延び出る上部をシートバックSBの上縁を跨って連結する上方連結部23と、を有する。後方連結部22は、シートの後面を通ることで乗員の着座を妨げずに固定フレーム20の強度を高めることができる。各側面固定部21はシートバックSBに対して取外し可能に取り付けられている。これにより、各側面固定部21を取り外すことで固定フレーム20と、固定フレーム20に取り付けられたキャノピ本体10と、をシートバックSBから簡便に取り外すことができる。
図5に示すように、上方連結部23は回転軸22aを介して後方連結部22に対し前後に回動可能に連結される。上方連結部23は第1ストッパ23aと第2ストッパ23bとを有する。第1ストッパ23aは、キャノピ本体10の格納時に後方に動かされたサブフレーム13が前方から係止するようになっている。第2ストッパ23bは、上方連結部23が後方に回動した際に後方連結部22の上辺に当接するようになっている。第2ストッパ23bの当接により、上方連結部23の後方回転が規制されるようになっている。上記構成により、上方連結部23は、第1ストッパ23aにサブフレーム13が係止することで後方に押し回されて、第2ストッパ23bが後方連結部22に当接することで回転を規制される。これにより、第1ストッパ23aに係止されたサブフレーム13を介して、キャノピ本体10が最大格納位置Bで規制されるようになっている(図7参照)。
<キャノピ本体10>
メインフレーム11は、図2に示すように、最大展開位置A1において前方延出部11bの延び出た先から斜め下方に延出する下方傾斜部11cと、下方傾斜部11cの延び出た先から斜め上方に延出する上方傾斜部11dと、を有する。下方傾斜部11cにより、キャノピ本体10が前方延出部11bから前方及び下方に向かってより広い空間を覆うことができる。上方傾斜部11dにより、メインフレーム11が下方に下がり過ぎないように適切に配置させることができる。このため、メインフレーム11を乗員の手や腕に干渉しにくくすることができる。また図3に示すように、最大格納位置Bにおいて下方傾斜部11cの先端がシートバックSBの側面から前方に張り出すようになっている。このため、乗員が下方傾斜部11cを把持してキャノピ本体10を展開しやすくなっている。また上方傾斜部11dにより、格納されたキャノピ本体10のシート前方への過剰な張り出しが抑えられる。これにより、キャノピ本体10が乗員の頭部に干渉しにくくなっている。
またメインフレーム11は、図5に示すように、各上方傾斜部11dの各前端部を繋ぐようにシート幅方向に延出する正面覆い部11eを有する。正面覆い部11eのシート幅方向の中央部分には、スマートフォンやタブレット等のモバイル機器を保持可能なホルダ14がアジャスタ15を介して取り付けられている。図10に示すように、ホルダ14は正面覆い部11eの内側部から側面視で後向きの略J字形状となる形に延び出している。上記モバイル機器をホルダ14に設置することで、表示画面をシートに着座する乗員に向けた状態に手放しで保持することができる。アジャスタ15は回転軸15aを有しており、正面覆い部11eに対するホルダ14の角度を変えられるようになっている。これにより、シートのリクライニングでキャノピ本体10の角度が変化した際に、ホルダ14に支持されたモバイル機器の表示画面の角度を乗員に向けて自由に調節することができる。
図1に示すように、前方延出部11bの一部は幌12が係合されない剥き出しの構成とされる。この剥き出し部は、図3に示すように、最大格納位置Bにおいて乗員が乗り降りする際の支えの補助具になるグリップ11gとして機能する。グリップ11gは、シート側方において上下方向に延びている。グリップ11gは、その一部がシートバックSBの側面から後方に張り出している。これにより、グリップ11gとシートバックSBとの隙間が形成されやすくなり、グリップ11gを掴みやすくすることができる。乗員はシートに左方から乗り込む際にシートバックSBの左側に設けられたグリップ11gを掴んで体を支えることができる。なおバス用シートがシート右側に設けられた通路に面する場合は、シートバックSBの右側に設けられたグリップ11gが掴まれるようになっている。図5に示すように、サブフレーム13はメインフレーム11に3本設けられる。各回転軸11fを介して下方傾斜部11cに2本、前方延出部11bに1本連結されている。
<4節リンク機構30>
図6に示すように、第1のリンク31と第2のリンク32とは固定フレーム20の側面固定部21のシート幅方向の外側面に連結されて、メインフレーム11の側面立上り部11aのシート幅方向の内側面に連結される。図8、9に示すように、第1のリンク31は、固定フレーム20に対する連結点である第1の固定側連結点31aと、メインフレーム11に対する連結点である第1の可動側連結点31bと、を有する。また第2のリンク32は、固定フレーム20に対する連結点である第2の固定側連結点32aと、メインフレーム11に対する連結点である第2の可動側連結点32bと、を有する。第1のリンク31と第2のリンク32とは、互いに協働するそれぞれの連結点31a、31b、32a、32bを中心とした回転によりキャノピ本体10を前後方向に回動させる。
図8に示すように、最大展開位置A1では第1の可動側連結点31bが、第1の固定側連結点31aよりも上方かつ後方に位置する縦並び状に配置される。第1の可動側連結点31bが、第2の可動側連結点32bよりも上方かつ前方に位置する縦並び状に配置される。なお縦並び状の配置とは、2つの連結点を結ぶ線分において上下方向の成分が前後方向の成分よりも長いことを指している。第2の可動側連結点32bが、第1の固定側連結点31aよりも上方かつ後方に位置するように配置される。第1のリンク31は、第2の可動側連結点32bとの干渉を避けるように前方に折れ曲がった形状とされる。
第2の可動側連結点32bが、第2の固定側連結点32aよりも上方かつ後方に位置する縦並び状に配置される。第1の固定側連結点31aも、第2の固定側連結点32aよりも上方かつ後方に位置する縦並び状に配置される。第2のリンク32は、第1の固定側連結点31aとの干渉を避けるように後方に折れ曲がった形状とされる。第1の可動側連結点31bと第1の固定側連結点31aとを結ぶ線分は、第2の可動側連結点32bと第2の固定側連結点32aとを結ぶ線分よりも長い。また、第1の可動側連結点31bと第2の可動側連結点32bとを結ぶ線分は、第1の固定側連結点31aと第2の固定側連結点32aとを結ぶ線分よりも長い。
図9に示すように、最大格納位置Bでは第1の可動側連結点31bが、第1の固定側連結点31aよりも下方かつ後方に位置する縦並び状に配置される。第1の可動側連結点31bが、第2の可動側連結点32bよりも後方かつ下方に位置する横並び状に配置される。なお横並び状の配置とは、2つの連結点を結ぶ線分において前後方向の成分が上下方向の成分よりも長いことを指している。第2の可動側連結点32bが、第2の固定側連結点32aよりも下方かつ前方に位置する縦並び状に配置される。
上記のように、第1の可動側連結点31bは、最大展開位置A1において第2の可動側連結点32bよりも上方に位置する縦並び状に配置されるが、最大格納位置Bにおいては第2の可動側連結点32bよりも後方に位置する横並び状に配置される。このため、最大展開位置A1において前方に大きく張り出すメインフレーム11の前方延出部11bが、最大格納位置Bにおいてはシート前方への張り出しを抑えられるように格納されるようになっている。
また、メインフレーム11との連結点である第1の可動側連結点31bと第2の可動側連結点32bとは、最大展開位置A1において固定フレーム20との連結点である第1の固定側連結点31aと第2の固定側連結点32aよりも上方に位置する。しかし最大格納位置Bにおいては、第1のリンク31と第2のリンク32とがそれぞれ第1の固定側連結点31aと第2の固定側連結点32aとを中心に回動することで、第1の可動側連結点31bと第2の可動側連結点32bとが第1の固定側連結点31aと第2の固定側連結点32aよりも下方に配置される。このため、最大格納位置Bにおいてはキャノピ本体10がシート上方への張り出しを抑えられるようにより低い位置に格納されるようになっている。
<挟持フレーム40>
図6に示すように、第1のリンク31と第2のリンク32とのシート幅方向の外側面には挟持フレーム40が設けられている。挟持フレーム40は、シート上下方向に沿って延びる細長い板状部材である。挟持フレーム40の上下方向の中央部分はシート幅方向の内側に向けて凹状に折れ曲がった形状となっている。この中央部分が第1の固定側連結点31aと第2の固定側連結点32aとに跨る形に、第1のリンク31と第2のリンク32とに連結される。これにより、挟持フレーム40は、固定フレーム20との間で第1のリンク31と第2のリンク32とを左右方向に挟み込むようになっている。
この挟み込みにより、第1のリンク31と第2のリンク32とは、固定フレーム20及び挟持フレーム40との摩擦によって回転を抑制される係止力を受ける。これにより、第1のリンク31と第2のリンク32とを回転の途中で停止させることができる。すなわち、キャノピ本体10を展開途中の任意の位置で停止させることができる。図4に示すように、例えば体格の大きい乗員に対してキャノピ本体10を最大展開位置A1まで展開できない場合に、キャノピ本体10が着座乗員と干渉しないようにキャノピ本体10を最大展開位置A1から後方に浮かせた途中展開位置A2でキャノピ本体10を停止させることができる。ここで、挟持フレーム40が本発明の「途中止め機構」に相当する。
<側面覆い板50>
図2、6に示すように、挟持フレーム40のシート幅方向の外側面には、挟持フレーム40の両端に連結される側面覆い板50が設けられている。側面覆い板50は略半円状の板状部材である。側面覆い板50は、4節リンク機構30と挟持フレーム40とをシート幅方向の外側から覆う。これにより、図1に示すように、シートキャノピ装置1の外からの見栄えを向上させることができる。図3、9に示すように、側面覆い板50は、メインフレーム11のグリップ11gにシート幅方向の外側から覆わないように構成される。これにより、グリップ11gが掴みにくくならないようにできる。
以上をまとめると、第1の実施形態に係るシートキャノピ装置1は、次のような構成とされている。なお、以下において、括弧書きで示す符号は、上記実施形態に示した各構成に対応する符号である。
すなわち、第1の実施形態に係るシートキャノピ装置(1)は、キャノピ本体(10)をシートバック(SB)に対してこれらの間で4節リンク機構(30)を成すように連結する2本のリンク(31、32)であって、互いに協働した回転によりキャノピ本体(10)をシートバック(SB)に対してシート前後方向に展開格納させる第1のリンク(31)及び第2のリンク(32)を有する。第1のリンク(31)と第2のリンク(32)とが、キャノピ本体(10)をシート前方に最も大きく展開させた最大展開位置(A1)では、第1のリンク(31)のキャノピ本体(10)に対する連結点である第1の可動側連結点(31b)がシートバック(SB)に対する連結点である第1の固定側連結点(31a)よりシート上方に位置する。第2のリンク(32)のキャノピ本体(10)に対する連結点である第2の可動側連結点(32b)もシートバック(SB)に対する連結点である第2の固定側連結点(32a)よりシート上方に位置し、かつ、第1の可動側連結点(31b)が第2の可動側連結点(32b)に対してシート上方に位置する縦並び状の配置とされる。キャノピ本体(10)をシート後方に最も大きく格納させた最大格納位置(B)では、第1の可動側連結点(31b)が第1の固定側連結点(31a)よりシート下方に位置する。第2の可動側連結点(32b)も第2の固定側連結点(32a)よりシート下方に位置し、かつ、第1の可動側連結点(31b)が第2の可動側連結点(32b)に対してシート後方に位置する横並び状の配置とされるように回転する。
このような構成となっていることにより、最大展開位置(A1)において第1の固定側連結点(31a)よりシート上方に位置し、第2の可動側連結点(32b)よりシート上方に位置する縦並び状に配置される第1の可動側連結点(31b)が、最大格納位置(B)において第1固定側連結点よりシート下方に位置し、第2の可動側連結点(32b)よりシート後方に位置する横並び状に切り替えられる。そのため、キャノピ本体(10)を最大展開時にシートバック(SB)から前方に大きく張り出すような大型の構成にしても、最大格納時にはシートバック(SB)からの前方及びシート上方への張り出しを少なく抑えるように低い位置に格納させることができる。
また、キャノピ本体(10)が、最大展開位置(A1)においてシートバック(SB)の側部からシート上方に立ち上がる側面立上り部(11a)と、該側面立上り部(11a)の立ち上がった先からシート前方に延出する前方延出部(11b)と、を有する上方迂回形状とされる。第1の可動側連結点(31b)と第2の可動側連結点(32b)とが、キャノピ本体(10)における側面立上り部(11a)に連結される。
このような構成となっていることにより、キャノピ本体(10)が上方迂回形状とされることで、キャノピ本体(10)をシートバック(SB)に対して低い位置に取り付けたとしても、キャノピ本体(10)を着座乗員の肩部や腕部等の身体部位に干渉させにくいように展開することができる。
また、第1の固定側連結点(31a)が、第2の固定側連結点(32a)に対してシート上方に位置する縦並び状の配置とされる。第2の可動側連結点(32b)が、最大展開位置(A1)では第1の固定側連結点(31a)よりシート上方に位置し、最大格納位置(B)では第1の固定側連結点(31a)よりシート下方に位置する。
このような構成となっていることにより、第2の可動側連結点(32b)も、最大展開位置(A1)において第1の固定側連結点(31a)よりシート上方に位置し、最大格納位置(B)において第1の固定側連結点(31a)よりシート下方に切り替えられる。それにより、キャノピ本体(10)をより低い位置に格納させることができる。
また、第2の固定側連結点(32a)が、第1の固定側連結点(31a)よりもシート前方かつシート下方に位置し、第2の可動側連結点(32b)が、最大格納位置(B)において第2の固定側連結点(32a)よりもシート前方かつシート下方に位置する。
このような構成となっていることにより、第2の可動側連結点(32b)が格納位置への移動により各固定側連結点(31a、32a)よりも前方に向かって動かされる。それにより、キャノピ本体(10)が1軸で回転する場合と比べて後方への張り出しを抑えられる。
また、第1のリンク(31)及び/又は第2のリンク(32)の回転を最大展開位置(A1)と最大格納位置(B)との間の途中展開位置(A2)で係止力の付与により解除可能に止めることが可能な途中止め機構(40)を更に有する。
このような構成となっていることにより、体格が大きい乗員との干渉によりキャノピ本体(10)を最大まで展開できない場合であっても、途中止め機構(40)によりキャノピ本体(10)を乗員に干渉しない適切な位置で固定することができる。
また、シートバック(SB)に取り外し可能なように固定されて第1の固定側連結点(31a)と第2の固定側連結点(32a)とが設けられる固定フレーム(20)を更に有する。
このような構成となっていることにより、固定フレーム(20)の付け外しのみによって、キャノピ本体(10)と第1のリンク(31)及び第2のリンク(32)とをシートバック(SB)に対して簡便につけ外しすることができる。
また、キャノピ本体(10)が、最大格納位置(B)においてシートバック(SB)のシート側方にシート上下方向及び/又はシート前後方向に延びる棒状のグリップ(11g)を有する。
このような構成となっていることにより、最大格納時のキャノピ本体(10)を乗員が乗り降りする際の支えの補助具として使用することができる。
また、キャノピ本体(10)が、ドーム状に展開されたり蛇腹状に格納されたりする可撓性の幌(12)と、該幌(12)の周縁に沿った骨格を成すメインフレーム(11)と、を有する。グリップ(11g)が、メインフレーム(11)の幌(12)とは係合せずに最大格納位置(B)においてシートバック(SB)のシート側方に棒状に剥き出しになって設けられる一部から成る。
このような構成となっていることにより、メインフレーム(11)の一部をグリップ(11g)として利用することができる。
また、キャノピ本体(10)が、最大展開位置(A1)においてシートバック(SB)にシート前方から正対するように展開される正面覆い部(11e)の内側部に、表示画面を備えるモバイル機器をシート後方に向けた状態に保持することが可能なホルダ(14)を更に備える。
このような構成となっていることにより、着座乗員がモバイル機器をホルダ(14)に置いて手放しで使用することができる。
また、ホルダ(14)が、モバイル機器の保持角度を調節可能なアジャスタ(15)を更に備える。
このような構成となっていることにより、乗員がリクライニングでシートバック(SB)を前後に傾けたとしても、ホルダ(14)に支持されたモバイル機器の角度を乗員に向けて自由に調節できる。
<その他の実施形態>
以上、本発明を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態の他に各種の形態で実施することができるものである。
1.シートキャノピ装置は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の様々な乗物用に供されるシート、もしくは映画館等の公共施設や家庭などで使用される乗物用以外のシートにも広く適用することができる。
2.キャノピ本体は、骨格を成すフレームに幌を被せた構成の他、ドーム状に成形された樹脂部材から成る構成であっても良い。その場合、複数の小さなドーム状の樹脂部材が連続した大きなドーム状を成すように連結された構成であっても良く、更に各樹脂部材が互いに重ね合わされるように小さく折り畳まれる構成であっても良い。そのように折り畳まれたキャノピ本体が第1のリンクと第2のリンクとを介してシートバックに連結されており、シート前後方向に展開格納される構成であっても良い。キャノピ本体はメインフレームとは別にグリップを有する構成であっても良い。キャノピ本体は、モバイル機器を保持するホルダを有しない構成であっても良い。またキャノピ本体は上記ホルダ14の代わりに、図11に示すように、メインフレーム11の正面覆い部11eに直接係合されて角度調節機能を有さないホルダ16を備える構成であっても良い。
3.メインフレームは、上方迂回形状を有さずシートバックとの連結点からシート前方に延出する構成であっても良い。メインフレームは、下方延出部や上方延出部を有しない構成であっても良い。サブフレームは複数ではなく1本のみ設けられる構成であっても良い。サブフレームは、2本や4本以上設けられる構成であっても良い。
4.固定フレームはアーチ状でなくても良く、シートバックの各側面にそれぞれ取り付けられる別体のブラケットであっても良い。固定フレームはシートバックの後面に跨って連結される部分を有しない構成であっても良い。
5.第1の固定側連結点と第2の固定側連結点とは、シートバックに直接連結される構成であっても良い。第1の可動側連結点と第2の可動側連結点とは、側面立上り部の他、前方延出部や下方傾斜部や上方傾斜部に連結される構成であっても良い。また第1の可動側連結点と第2の可動側連結点とは、メインフレームとは別にキャノピ本体内に設けられたフレームやブラケット等に連結される構成であっても良い。また第1の可動側連結点と第2の可動側連結点とは、樹脂等の型物から成るキャノピ本体に連結される構成であっても良い。
6.第1のリンクと第2のリンクとの各連結点は、第1のリンクと第2のリンクとがシート前後方向に互いに協働した回転をする中で、最大展開位置では第1の可動側連結点が第1の固定側連結点よりも上方に位置し、かつ第2の可動側連結点も第2の固定側連結点より上方に位置すると共に、第1の可動側連結点が第2の可動側連結点よりも上方に位置する縦並び状に配置され、最大格納位置では第1の可動側連結点が第1の固定側連結点よりも下方に位置し、かつ第2の可動側連結点も第2の固定側連結点より下方に位置すると共に、第1の可動側連結点が第2の可動側連結点よりも後方に位置する横並び状に配置可能な構成であれば、上記実施例に示した位置関係以外のどのような位置関係であっても良い。例えば、第1の固定側連結点は、第2の固定側連結点よりも前方に配置されても良い。第1の固定側連結点は、第2の固定側連結点よりも下方に位置しても良い。第1の固定側連結点は、第2の固定側連結点に対して横並び状に配置されても良い。第2の可動側連結点は、最大展開位置において第1の固定側連結点よりも下方に位置しても良い。第2の可動側連結点は、最大格納位置において第1の固定側連結点及び/又は第2の固定側連結点よりも後方に位置しても良い。第1の可動側連結点は、第1の固定側連結点よりも前方に位置しても良い。第1の可動側連結点は、最大格納位置において第1の固定側連結点よりも前方に位置しても良い。第1の可動側連結点と第1の固定側連結点とを結ぶ線分が、第2の可動側連結点を結ぶ線分よりも短い構成でも良い。また第1の可動側連結点と第2の可動側連結点とを結ぶ線分が、第1の固定側連結点と第2の固定側連結点とを結ぶ線分よりも短い構成でも良い。
7.途中止め機構は、第1のリンクと第2のリンクに挟持フレームで挟み込んだ摩擦によって係止力を掛ける構成の他、例えばキャノピ本体や各リンク等の回動する構成側に設けられた凹凸や爪等の係止部が固定フレームやシートバック等の回動しない構成側に設けられた別の係止部に対して、複数の途中展開位置のそれぞれでキャノピ本体を解除可能に停止させるように段階的に係止される構成であっても良い。
1 シートキャノピ装置
10 キャノピ本体
11 メインフレーム
11a 側面立上り部
11b 前方延出部
11c 下方傾斜部
11d 上方傾斜部
11e 正面覆い部
11f 回転軸
11g グリップ
12 幌
13 サブフレーム
14 ホルダ
15 アジャスタ
15a 回転軸
16 ホルダ
20 固定フレーム
21 側面固定部
22 後方連結部
22a 回転軸
23 上方連結部
23a 第1ストッパ
23b 第2ストッパ
30 4節リンク機構
31 第1のリンク
31a 第1の固定側連結点
31b 第1の可動側連結点
32 第2のリンク
32a 第2の固定側連結点
32b 第2の可動側連結点
40 挟持フレーム(途中止め機構)
50 側面覆い板
SB シートバック
A1 最大展開位置
A2 途中展開位置
B 最大格納位置

Claims (10)

  1. シートキャノピ装置であって、
    キャノピ本体をシートバックに対してこれらの間で4節リンク機構を成すように連結する2本のリンクであって、互いに協働した回転により前記キャノピ本体を前記シートバックに対してシート前後方向に展開格納させる第1のリンク及び第2のリンクを有し、
    前記第1のリンクと前記第2のリンクとが、
    前記キャノピ本体をシート前方に最も大きく展開させた最大展開位置では、前記第1のリンクの前記キャノピ本体に対する連結点である第1の可動側連結点が前記シートバックに対する連結点である第1の固定側連結点よりシート上方に位置すると共に、前記第2のリンクの前記キャノピ本体に対する連結点である第2の可動側連結点も前記シートバックに対する連結点である第2の固定側連結点よりシート上方に位置し、かつ、前記第1の可動側連結点が前記第2の可動側連結点に対してシート上方に位置し、前記第1の可動側連結点と前記第2の可動側連結点とを結ぶ線分において上下方向の成分が前後方向の成分よりも長くなる縦並び状の配置とされ、
    前記キャノピ本体をシート後方に最も大きく格納させた最大格納位置では、前記第1の可動側連結点が前記第1の固定側連結点よりシート下方に位置すると共に、前記第2の可動側連結点も前記第2の固定側連結点よりシート下方に位置し、かつ、前記第1の可動側連結点が前記第2の可動側連結点に対してシート後方に位置し、前記第1の可動側連結点と前記第2の可動側連結点とを結ぶ線分において前後方向の成分が上下方向の成分よりも長くなる横並び状の配置とされるように回転するシートキャノピ装置。
  2. 請求項1に記載のシートキャノピ装置であって、
    前記キャノピ本体が、前記最大展開位置において前記シートバックの側部からシート上方に立ち上がる側面立上り部と、該側面立上り部の立ち上がった先からシート前方に延出する前方延出部と、を有する上方迂回形状とされ、
    前記第1の可動側連結点と前記第2の可動側連結点とが、前記キャノピ本体における前記側面立上り部に連結されるシートキャノピ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートキャノピ装置であって、
    前記第1の固定側連結点が、前記第2の固定側連結点に対してシート上方に位置する縦並び状の配置とされ、
    前記第2の可動側連結点が、前記最大展開位置では前記第1の固定側連結点よりシート上方に位置し、前記最大格納位置では前記第1の固定側連結点よりシート下方に位置するシートキャノピ装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のシートキャノピ装置であって、
    前記第2の固定側連結点が、前記第1の固定側連結点よりもシート前方かつシート下方に位置し、前記第2の可動側連結点が、前記最大格納位置において前記第2の固定側連結点よりもシート前方かつシート下方に位置するシートキャノピ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のシートキャノピ装置であって、
    前記第1のリンク及び/又は前記第2のリンクの回転を前記最大展開位置と前記最大格納位置との間の途中展開位置で係止力の付与により解除可能に止めることが可能な途中止め機構を更に有するシートキャノピ装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のシートキャノピ装置であって、
    前記シートバックに取り外し可能なように固定されて前記第1の固定側連結点と前記第2の固定側連結点とが設けられる固定フレームを更に有するシートキャノピ装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のシートキャノピ装置であって、
    前記キャノピ本体が、前記最大格納位置において前記シートバックのシート側方にシート上下方向及び/又はシート前後方向に延びる棒状のグリップを有するシートキャノピ装置。
  8. 請求項7に記載のシートキャノピ装置であって、
    前記キャノピ本体が、ドーム状に展開されたり蛇腹状に格納されたりする可撓性の幌と、該幌の周縁に沿った骨格を成すメインフレームと、を有し、
    前記グリップが、前記メインフレームの前記幌とは係合せずに前記最大格納位置において前記シートバックのシート側方に棒状に剥き出しになって設けられる一部から成るシートキャノピ装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載のシートキャノピ装置であって、
    前記キャノピ本体が、前記最大展開位置において前記シートバックにシート前方から正対するように展開される正面覆い部の内側部に、表示画面を備えるモバイル機器をシート後方に向けた状態に保持することが可能なホルダを更に備えるシートキャノピ装置。
  10. 請求項9に記載のシートキャノピ装置であって、
    前記ホルダが、前記モバイル機器の保持角度を調節可能なアジャスタを更に備えるシートキャノピ装置。
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