JP2024012080A - 車両用シート及び車両 - Google Patents

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JP2024012080A JP2023077448A JP2023077448A JP2024012080A JP 2024012080 A JP2024012080 A JP 2024012080A JP 2023077448 A JP2023077448 A JP 2023077448A JP 2023077448 A JP2023077448 A JP 2023077448A JP 2024012080 A JP2024012080 A JP 2024012080A
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【課題】車室の空間をより広くすることができる車両用シート及び車両を提供する。【解決手段】車両用シート(後席1)は、シートバック10及びシートクッション11を備える。後席1は、乗員が着座可能な使用状態と、使用状態からシートバック10がシートクッション11に向かって折り畳まれる第一折り畳み状態と、使用状態からシートクッション11の後端部が前方へ跳ね上がってシートクッション11が起立し、起立したシートクッション11の後方位置においてシートバック10が車体フロアFに向かって折り畳まれる第二折り畳み状態と、に切り替え可能である。後席1は、使用状態から第一折り畳み状態へ切り替わるときに、車体フロアFに対してシートバック10を回動させるための第一回動軸14bと、使用状態から第二折り畳み状態へ切り替わるときに、車体フロアFに対してシートバック11を回動させるための第二回動軸14cと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シート及び車両に係り、特に、シートバック及びシートクッションを備える車両用シート及び車両に関する。
近年、車両用シートとして、乗員が着座可能な使用状態と、使用状態からシートクッションの後端部が前方へ跳ね上がってシートクッションが起立し、起立したシートクッションの後方位置において、シートバックが前傾して折り畳まれる折り畳み状態と、に切り替え可能なシートが知られている。
例えば、特許文献1に記載の車両用シートでは、シートバック及びシートクッションがボトムカバー(ベース部材)に回動可能に取り付けられる。そして、車両用シートは、使用状態から、シートクッションの後端部が前方へ跳ね上がってシートクッションが起立し、起立したシートクッションの後方位置において、シートバックが前傾して折り畳まれる折り畳み状態に切り替えられる。
このような車両用シートでは、シートクッションが起立し、シートバックが前傾することで、車室の空間を広くすることができる。
特開2013-226860号公報
しかしながら、特許文献1では、使用状態からシートクッションの上方にシートバックを前傾させて折り畳もうとすると、シートクッションの後端部にシートバックが干渉してしまう。そのため、シートバックの後面が略水平となるようにシートバックを折り畳むことができず、車室の空間を十分に広くすることができなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、車室の空間をより広くすることができる車両用シート及び車両を提供することにある。
前記課題は、本発明の車両用シート及び車両用シートを備える車両によれば、シートバック及びシートクッションを備える車両用シートであって、前記車両用シートは、乗員が着座可能な使用状態と、前記使用状態から前記シートバックが前記シートクッションに向かって折り畳まれる第一折り畳み状態と、前記使用状態から前記シートクッションの後端部が前方へ跳ね上がって前記シートクッションが起立し、起立した前記シートクッションの後方位置において前記シートバックが車体フロアに向かって折り畳まれる第二折り畳み状態と、に切り替え可能であって、前記使用状態から前記第一折り畳み状態へ切り替わるときに、前記車体フロアに対して前記シートバックを回動させるための第一回動軸と、前記使用状態から前記第二折り畳み状態へ切り替わるときに、前記車体フロアに対して前記シートバックを回動させるための第二回動軸と、を有し、前記第一回動軸と前記第二回動軸が、前記車両用シートの側面視において異なる位置に配置されていること、により解決される。
上記構成により、車室の空間をより広くすることができる車両用シート及び車両を実現できる。
詳しく述べると、車両用シートが異なる二つの回動軸を有することによって、使用状態からシートクッション上にシートバックが前傾して折り畳まれる状態と、使用状態からシートクッションの後端部が前方へ跳ね上がってシートクッションが起立し、シートバックが前傾して折り畳まれる状態と、に切り替えることができる。
したがって、車両用シートを様々な形態にアレンジ可能であり、車室の空間を十分に広くすることができる。
このとき、前記車両用シートが前記使用状態にいるとき、前記第一回動軸は、前記第二回動軸よりも上方に配置され、前記第一回動軸及び前記第二回動軸は、前記シートクッションの厚みよりも上下方向に離間すると良い。
上記構成により、車両用シートが上下に離間する異なる二つの回動軸を有することによって、簡易な構成でシートバックを前傾させることができる。
このとき、前記車両用シートは、前記車体フロアに対して移動可能に取り付けられるベース部材を備え、前記シートバックは、前記ベース部材に回動可能に取り付けられ、前記シートクッションは、前記ベース部材に回動可能に取り付けられ、前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に向かいながら下方移動して収納される収納状態と、の間で切り替え可能であると良い。
上記構成により、車両用シートを、シートバックがシートクッションに重なるように前傾して折り畳まれた状態で、前方側に向かって下方移動させて収納できるので、車室の空間をより一層広くすることができる。
このとき、前記車両用シートは、前記ベース部材に対して前記シートバックを回動させるリンク部材を備え、前記リンク部材は、長尺なリンク部を有し、前記リンク部の一方の端部には、前記第一回動軸が取り付けられ、前記リンク部の他方の端部には、前記第二回動軸が取り付けられ、前記シートバックは、前記リンク部材に前記第一回動軸を中心として回動可能に取り付けられ、前記リンク部材は、前記ベース部材の後端部に前記第二回動軸を中心として回動可能に取り付けられると良い。
上記構成により、シートバックがリンク部材を介して前傾して回動するため、簡易な構成でシートバックを前傾させることができる。
このとき、前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記ベース部材の後端部が跳ね上げられて、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に回動して起立する起立状態と、の間で切り替え可能であると良い。
上記構成により、車両用シートを、シートバックがシートクッションに重なるように前傾して折り畳まれた状態で、起立状態に起立させて収納できるので、車室の空間をより一層広くすることができる。
このとき、前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記シートバックが前記シートクッション上に折り畳まれた姿勢で、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に向かいながら下方移動して収納される前記収納状態と、の間で切り替え可能であると良い。
上記構成により、車両用シートを、シートバックがシートクッションに重なるように前傾して折り畳まれ、折り畳まれた姿勢のまま前方側に向かって下方移動させて収納できるので、車室の空間をより一層広くすることができる。
このとき、前記車両用シートは、前記車両用シートは、前記第一回動軸をロックするための第一ロック部材と、前記第二回動軸をロックするための第二ロック部材と、前記第一ロック部材のロック状態及び前記第二ロック部材のロック状態を解除する操作部材と、を有し、前記操作部材は、乗員によって操作される操作レバーと、前記操作レバーと前記第一ロック部材及び前記第二ロック部材とを連結するケーブルと、を有し、前記第一ロック部材は、前記ケーブルが通常位置から第一解除位置まで前記操作レバーに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行し、前記第二ロック部材は、前記ケーブルが前記第一解除位置から第二解除位置までさらに前記操作レバーに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行すると良い。
上記構成により、操作レバーを操作するときに、ケーブルの引き代を利用することで、一つのケーブルによって二つのロック部材のロックを解除することができる。そのため、簡易な構成で、二つの回動軸のロックを解除することができる。
本発明によれば、車室の空間をより広くすることができる車両用シート及び車両を実現できる。
また本発明によれば、簡易な構成でシートバックを前傾させることができる。
また本発明によれば、車室の空間をより一層広くすることができる。
また本発明によれば、簡易な構成で、二つの回動軸のロックを解除することができる。
本実施形態の車両用シートの側面図であって、後席が使用状態、前席が通常状態である状態を示す図である。 後席が第一折り畳み状態、前席がタンブル状態である状態を示す図である。 後席が起立状態、前席がタンブル状態である状態を示す図である。 後席が収納状態、前席がタンブル状態である状態を示す図である。 後席が跳ね上げ状態、前席が通常状態である状態を示す図である。 後席が第二折り畳み状態、前席が通常状態である状態を示す図である。 第一ロック部材がロック位置、第二ロック部材がロック位置にいる状態を示す図である。 第一ロック部材がロック解除位置、第二ロック部材がロック位置にいる状態を示す図である。 第一ロック部材がロック解除位置、第二ロック部材がロック解除位置にいる状態を示す図である。
本実施形態の車両Vについて図1~図7Cを参照して説明する。
本実施形態の車両Vは、車両用シート装置Sを備える。車両用シート装置Sは、図1に示すように、例えば前後方向に並んで配置される複数の車両用シートを備える。
なお、車両用シートは、例えば、船舶や航空機などに設置されるシートであってもよい。
なお、以下の説明において、「前後方向」とは、車両用シートの前後方向であり、車両Vの走行時の進行方向と一致する方向である。また、「シート幅方向」とは、車両用シートの幅方向であり、車両用シートに着座した乗員(着座者)から見た左右方向と一致する方向である。また、「上下方向」とは、車両用シートの上下方向であり、車両Vが水平面を走行しているときには鉛直方向と一致する方向である。
<車両用シート装置の構成>
車両用シート装置Sは、図1に示すように、車両Vの前後方向において後方側に配置される後席1(車両用シート)と、後席1よりも前方に配置される前席2と、を備える。なお、車両用シートの数はこれに限らず、例えば3列シートのようにフロントシート、ミドルシート、及びリアシートを備える構成としても良い。
図1に示すように、車両Vの車体フロアFには段差が形成される。車両Vの後方側には上段部F1が形成され、車両Vの前方側には下段部F2が形成される。後席1は車体フロアFの上段部F1に配置され、前席2は車体フロアFの下段部F2に配置される。
なお、車両用シートを配置する車体フロアFは、段差が形成されていないフラットなフロアであっても良い。
<後席(車両用シート)>
後席1は、シートバック10、シートクッション11、及びヘッドレスト12を有するシート本体と、車体フロアFに取り付けられるベース部材13と、ベース部材13に対してシートバック10を回動させる後方リンク部材14と、ベース部材13に対してシートクッション11を回動させる前方リンク部材15と、後方リンク部材14の回動を規制するロック装置16と、ロック装置16のロック状態を解除する操作部材17と、を備える。
なお、ベース部材13、後方リンク部材14、及び前方リンク部材15は、シート幅方向に一対設けられ、シートバック10及びシートクッション11の両端部側にそれぞれ配置される。
後席1は、図1に示す使用状態と、図2に示す第一折り畳み状態と、図3に示す起立状態と、図4に示す収納状態と、図5に示す跳ね上げ状態と、図6に示す第二折り畳み状態と、の間で切り替え可能である。
使用状態は、図1に示すように、乗員が着座可能な状態であって、シートバック10が起立した位置にあり、シートクッション11が平伏した位置にいる状態である。
第一折り畳み状態は、図2に示すように、シートバック10が前傾した位置にあり、シートクッション11が平伏した位置にいる状態である。
言い換えると、第一折り畳み状態は、車体フロアFの上段部F1において、使用状態からシートバック10が後方リンク部材14を介して回動し、シートクッション11に向かって重なるように前傾して折り畳まれた状態である。
起立状態は、図3に示すように、第一折り畳み状態から、ベース部材13の後端部分(後端部13e)が跳ね上げられて、ベース部材13がシートバック10及びシートクッション11とともに、ベース部材13の中央部分(支軸13f)を中心に前方側に回動して起立した状態である。
収納状態は、図4に示すように、起立状態から、ベース部材13が車体フロアFの下段部F2と平行になるように、シート本体とともに前方に向かいながら下方移動して収納された状態である。
言い換えると、収納状態は、第一折り畳み状態から、シートバック10がシートクッション11上に折り畳まれた姿勢で、ベース部材13がシートバック10及びシートクッション11とともに前方側に向かいながら下方移動して、下段部F2に収納された状態である。
跳ね上げ状態は、図5に示すように、シートバック10が起立した位置にあり、シートクッション11が起立した位置にいる状態である。
言い換えると、跳ね上げ状態は、使用状態からシートクッション11が前方リンク部材15を介してシートクッション11の前端部分を中心に回動し、車体フロアFの上段部F1において、ベース部材13に対して起立した状態である。
第二折り畳み状態は、図6に示すように、シートバック10が前傾した位置にあり、シートクッション11が起立した位置にある状態である。詳しく述べると、第二折り畳み状態は、車体フロアFの上段部F1において、シートクッション11が跳ね上げ状態から起立した姿勢のまま、前方リンク部材15を介して前方へ移動した位置にあり、シートバック10が後方リンク部材14を介して回動し、ベース部材13上に重なるように前傾した位置である。
言い換えると、第二折り畳み状態は、使用状態からシートクッション11の回動端部11bが前方へ跳ね上がってシートクッション11が起立し、起立したシートクッション11の後方位置において、シートバック10が車体フロアFの上段部F1上のベース部材13に向かって折り畳まれた状態である。
シートバック10は、着座者の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレーム10aにパッド材Pを載置して、表皮材Tで被覆されて構成されている。
シートクッション11は、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となるクッションフレーム11aにパッド材Pを載置して、表皮材Tで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト12は、着座者の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のヘッドレストピラーにパッド材を載置して、表皮材で被覆されて構成されている。
ベース部材13は、図1に示すように、車体フロアFに取り付けられ、シートバック10及びシートクッション11を回動可能に支持する。ベース部材13は、車体フロアFの下段部F2に固定される固定部13aと、固定部13aに回動可能に取り付けられるアーム部13bと、支軸13fを中心にアーム部13bに回動可能に取り付けられるブラケット13cと、後席1の使用状態と収納状態との切り替え動作をアシストする付勢機構13dと、を有する。
なお、ベース部材13は、後席1を、使用状態、第一折り畳み状態、起立状態、収納状態、跳ね上げ状態、第二折り畳み状態のそれぞれの状態を維持するための不図示のロック機構を有する。
固定部13aは、車体フロアFの下段部F2に固定され、アーム部13bを回動可能に支持する。固定部13aの内部には、付勢機構13dが設けられている。
アーム部13bは、長尺部材であって、ブラケット13cを車体フロアFに対して回動可能に支持するものである。アーム部13bの下端部は、固定部13aに回動可能に取り付けられる。アーム部13bの上端部は、ブラケット13cに回動可能に取り付けられる。
ブラケット13cは、図1に示すように、前後方向に延びる側面視においてL字状の部材であって、車体フロアFの上段部F1に設けられる。ブラケット13cは、後方リンク部材14及び前方リンク部材15を介して、シートバック10及びシートクッション11を回動可能に支持する。
詳しく述べると、ブラケット13cの中央部分には、アーム部13bが回動可能に取り付けられる。ブラケット13cの後端部分(後端部13e)には、後方リンク部材14が回動可能に取り付けられる。ブラケット13cの前端部分には、前方リンク部材15が回動可能に取り付けられる。
後席1が、図1に示す使用状態、図2に示す第一折り畳み状態、図5に示す跳ね上げ状態、及び図6に示す第二折り畳み状態のとき、ブラケット13cは、車体フロアFの上段部F1に載置される。
後席1が、図4に示す収納状態のとき、ブラケット13cは、車体フロアFの下段部F2に載置される。
なお、後席1が、図3に示す起立状態のとき、ブラケット13cは、車体フロアFに対して起立した位置となる。
付勢機構13dは、後席1を使用状態から起立状態へ回動させるときに、シート本体及びベース部材13の重量に抗してシート本体及びベース部材13の回動動作を補助する。後席1を起立状態から収納状態へ回動させるときには、付勢機構13dは、シート本体及びベース部材13に抵抗力を付与して、シート本体及びベース部材13をゆっくりと収納状態へ回動させる。
また、付勢機構13dは、後席1を収納状態から使用状態へ回動させるときに、シート本体及びベース部材13の重量に抗して回動動作を補助する。後席1を起立状態から使用状態へ回動させるときには、付勢機構13dは、シート本体に抵抗力を付与してシート本体をゆっくりと使用状態へ回動させる。
後席1は、ベース部材13のアーム部13bが回動することで、第一折り畳み状態(図2)から、ベース部材13の後端部13eが跳ね上げられながら前方側に回動して起立する起立状態(図3)に切り替わる。そして、後席1は、起立状態からベース部材13の後端部13eが下方側に回動して、シート本体及びベース部材13が前側に向かいながら下方移動して収納される収納状態(図4)に切り替わる。
このように、後席1は、使用状態から、シートバック10がシートクッション11に重なるように折り畳まれ、折り畳まれた姿勢のまま回動して起立し、前側へ向かって下方に移動され、収納状態となる。したがって、ベース部材13は、シート本体を平行移動させるように使用状態と収納状態との間で切り替えることができる。
なお、本実施形態では、シート本体を平行移動させるように使用状態から収納状態へ切り替える構成としたが、シート本体を反転させるように使用状態から収納状態へ切り替える構成としても良い。この場合に、後席1は、起立状態からベース部材13の後端部13eがさらに前方側に回動して、シート本体及びベース部材13が反転した状態で前側に向かいながら下方移動して、シートクッション11がシートバック10の上方に配置されるように収納される収納状態に切り替わる。
また、本実施形態では、後席1が、図2に示す第一折り畳み状態から前方側へ回動し、不図示のロック機構により図3に示す起立状態でロックされる。そして、後席1は、起立状態から、図3に示す第一折り畳み状態へ切り替えられる。しかしこれに限らず、後席1が、第一折り畳み状態から起立状態にならずに収納位置へ切り替わるようにしても良い。
また、本実施形態では、後席1が、図2に示す第一折り畳み状態から収納状態へ切り替える構成としたが、図6に示す第二折り畳み状態から収納状態へ切り替える構成としても良い。この場合に、ベース部材13の後端部13eが跳ね上げられながら前方側に回動して起立する起立状態に切り替わるようにしても良い。
そして、後席1は、この起立状態からベース部材13の後端部13eが下方側に回動して、シート本体及びベース部材13が前側に向かいながら下方移動して収納される収納状態に切り替わっても良い。さらに、後席1は、起立状態からベース部材13の後端部13eがさらに前方側に回動して、シート本体及びベース部材13が前側に向かいながら下方移動して、シートバック10の上方にシートクッション11が配置されるように収納される収納状態に切り替わっても良い。
後方リンク部材14は、図1に示すように、ベース部材13とシートバック10とを回動可能に連結する部材である。シートバック10は、後方リンク部材14によって、ベース部材13に対して前傾するように回動する。
後方リンク部材14は、上下方向に延びる長尺なリンク部14aと、リンク部14aの上端部に設けられる第一回動軸14bと、リンク部14aの下端部に設けられる第二回動軸14cと、を有する。
後席1が使用状態にいるとき、第一回動軸14bは、第二回動軸14cよりも上方に配置される。言い換えると、第一回動軸14bと第二回動軸14cが、後席1の側面視において異なる位置に配置されている。
また、第一回動軸14b及び第二回動軸14cは、シートクッション11の回動端部11bの厚みよりも上下方向に離間する。
リンク部14aは、上下方向に延びる長尺な棒状部材である。リンク部14aの上端部(一方の端部)には、第一回動軸14bが取り付けられ、リンク部14aの下端部(他方の端部)には、第二回動軸14cが取り付けられる。
第一回動軸14bは、リンク部14aの上端部に取り付けられ、シートバック10の下端部10bを回動可能に支持する。第二回動軸14cは、ベース部材13の後端部13eに取り付けられ、リンク部14aの下端部を回動可能に支持する。
言い換えると、シートバック10は、リンク部14aに第一回動軸14bを中心として回動可能に取り付けられ、リンク部14aは、ベース部材13の後端部13eに第二回動軸14cを中心として回動可能に取り付けられる。
後席1は、第一回動軸14bを中心として使用状態と第一折り畳み状態との間で切り替えられ、第二回動軸14cを中心として使用状態と第二折り畳み状態との間で切り替えられる。
このように、後席1は、上下方向に離間する二つの回動軸(第一回動軸14b及び第二回動軸14c)を有することによって、使用状態からシートバック10がシートクッション11上に前傾して折り畳まれる状態と、使用状態からシートクッション11の回動端部11bが前方へ跳ね上がってシートクッション11が起立し、シートバック10が前傾して折り畳まれる状態と、に切り替えることができる。
したがって、簡易な構成で、後席1を様々な形態にアレンジ可能となる。
なお、本実施形態では、シートバック10が後方リンク部材14を介してベース部材13に対して回動する構成としたが、後方リンク部材14を設けないで、シートバック10が直接ベース部材13に回動可能に設けられる構成としても良い。
この場合に、第一回動軸14b及び第二回動軸14cは、シートバック10とベース部材13を回動可能に連結する。乗員は、後席1を使用状態から第一折り畳み状態へ切り替えるとき、第一回動軸14bのみをシートバック10とベース部材13を回動可能に連結させ、第二回動軸14cの連結を解除し、シートバック10を折り畳む。そして、乗員は、後席1を使用状態から第二折り畳み状態へ切り替えるとき、第二回動軸14cのみをシートバック10とベース部材13を回動可能に連結させ、第一回動軸14bの連結を解除し、シートバック10を折り畳む。
このように、ベース部材13とシートバック10を直接連結する二つの回動軸を設けることで、使用状態、第一折り畳み状態、及び第二折り畳み状態の切り替えが可能となる。さらに、両方の回動軸が、ベース部材13とシートバック10を連結する場合には、シートバック10がロック状態となり、一方の回動軸の連結が解除されると、シートバック10がロック解除状態となるため、簡易な構成で、使用状態、第一折り畳み状態、及び第二折り畳み状態の切り替えが可能となる。
前方リンク部材15は、図1に示すように、ベース部材13とシートクッション11とを回動可能に連結する部材である。シートクッション11は、図5に示すように、前方リンク部材15によって、ベース部材13に対して回動端部11bが跳ね上がるように回動する。
前方リンク部材15は、上下方向に延びる連結部15aと、連結部15aの上端部に設けられる第三回動軸15bと、連結部15aの下端部に設けられる第四回動軸15cと、を有する。後席1が使用状態にいるとき、第三回動軸15bは、第四回動軸15cよりも上方に配置される。
後席1は、第三回動軸15bを中心として使用状態と跳ね上げ状態との間で切り替えられ、第四回動軸15cを中心として跳ね上げ状態と第二折り畳み状態との間で切り替えられる。
なお、前方リンク部材15は、前方リンク部材15の回動を規制するロック装置(不図示)及びロック装置のロックを解除する操作部材(不図示)が設けられる。前方リンク部材15に設けられるロック装置は、後述する後方リンク部材14のロック装置16と同様のロック機構であっても良く、異なるロック機構であっても良い。
このように、後席1は、使用状態からシートクッション11の回動端部11bが第三回動軸15bを中心として前方へ跳ね上げるように起立される状態に切り替えることができる。また、後席1は、シートクッション11が起立した姿勢のまま、跳ね上げ状態からシートクッション11が前方に移動してシートバック10が前傾して折り畳まれる収納状態に切り替えることができる。
したがって、簡易な構成で、後席1を様々な形態にアレンジ可能となる。
ロック装置16は、図1に示すように、後方リンク部材14の内側に設けられ、後方リンク部材14の回動を規制するロック機構である。
ロック装置16は、図7A~図7Cに示すように、第一回動軸14bをロックするための第一ロック部材16aと、第二回動軸14cをロックするための第二ロック部材16bと、を有する。
図1、図2に示すように、シートバック10は、第一ロック部材16aによって回動動作が規制され、使用状態(起立位置)又は第一折り畳み状態(前傾位置)にロックされる。なお、シートバック10は、起立位置又は前傾位置以外の位置でロックされても良い。
また、図1、図6に示すように、シートバック10は、第二ロック部材16bによって回動動作が規制され、使用状態(起立位置)又は第二折り畳み状態(前傾位置)にロックされる。なお、シートバック10は、起立位置又は前傾位置以外の位置でロックされても良い。
操作部材17は、乗員によって操作される操作レバー17aと、操作レバー17aとロック装置16とを連結するケーブル17bと、を有する。
操作レバー17aは、図1に示すように、ロック装置16のロックを解除するための操作部であって、シートバック10の上端部10cに設けられる。
ケーブル17bは、図7A~図7Cに示すように、上下方向に延びるワイヤであって、第一ロック部材16a及び第二ロック部材16bを牽引するためのものである。
ケーブル17bの中間部17b1には、第一ロック部材16aが連結される。ケーブル17bの下端部17b2には、第二ロック部材16bが連結される。第一ロック部材16a及び第二ロック部材16bは、ケーブル17bの中間部17b1と下端部17b2の間がたるむように、ケーブル17bにそれぞれ取り付けられる。
ここで、図7A~図7Cを用いて、ロック装置16及び操作部材17のロック動作を説明する。
乗員が操作部材17の操作レバー17aを上方へ引っ張ると、ケーブル17bが上方へ牽引され、ケーブル17bの中間部17b1に連結された第一ロック部材16aがロック位置(図7A)からロック解除位置(図7B)へ移行する。このとき、ケーブル17bのたるみによって、第一ロック部材16aのみが解除される。
そして、第一ロック部材16aのロック解除位置(図7B)から、乗員がさらに操作レバー17aを上方へ引っ張ると、ケーブル17bがさらに上方へ牽引され、ケーブル17bの下端部17b2に連結された第二ロック部材16bがロック位置(図7A、図7B)からロック解除位置(図7C)へ移行する。このとき、ケーブル17bによって、第一ロック部材16a及び第二ロック部材16bが共に解除される。
つまり、第一ロック部材16aは、ケーブル17bが、図7Aに示す通常位置から、図7Bに示す第一解除位置まで、操作レバー17aに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行する。
第二ロック部材16bは、ケーブル17bが図7Aに示す通常位置又は図7Bに示す第一解除位置から図7Cに示す第二解除位置まで、さらに操作レバー17aに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行する。
なお、図7Aに示すケーブル17bの通常位置とは、操作レバー17aが乗員に牽引される前の位置であって、第一ロック部材16a及び第二ロック部材16bがロック状態である位置をいう。
図7Bに示すケーブル17bの第一解除位置とは、操作レバー17aが乗員によって上方へ牽引された位置であって、第一ロック部材16aがロック解除状態であり、第二ロック部材16bがロック状態である位置をいう。
図7Cに示すケーブル17bの第二解除位置とは、操作レバー17aが乗員によって第一解除位置からさらに上方へ牽引された位置であって、第一ロック部材16aがロック解除状態であり、第二ロック部材16bがロック解除状態である位置をいう。
第一ロック部材16aがロック解除状態へ移行すると、シートバック10は、使用状態から第一折り畳み状態へ前傾するように回動可能となる。
第二ロック部材16bがロック解除状態へ移行すると、シートバック10は、使用状態から第二折り畳み状態へ前傾するように回動可能となる。このとき、第一ロック部材16aもロック解除状態へ移行しているため、シートバック10は前傾角度が回動自在かつ、前後方向にも移動自在となる。なお、シートバック10は、ヘッドレスト12をシートクッション11に当接させることで、前後方向における位置決めがなされる。
本実施形態では、シートバック10が前傾するように回動されるが、後傾するように回動されても良い。
また、本実施形態では、シートバック10が前傾して折り畳まれることで、後席1が使用状態から収納状態に切り替わるが、シートクッション11が後方へ跳ね上がることで、後席1が使用状態から収納状態に切り替わるように構成しても良い。
また、操作部材17は、先に第一ロック部材16aをロック解除し、その後、第二ロック部材16bのロック解除をする構成とした。しかしこれに限らず、操作部材17は、先に第二ロック部材16bをロック解除し、その後、第一ロック部材16aのロック解除をする構成としても良い。
また、操作部材17は、一本のケーブル17b(操作レバー17a)の引き代を利用することによって、先に一方のロックを解除する構成とした。しかしこれに限らず、二本のケーブルが第一ロック部材16a又は第二ロック部材16bにそれぞれ連結するように構成し、二本のケーブル(操作レバー)の引き代を利用することによって、先に一方のロックを解除する構成としても良い。
さらに、ケーブル17bの引き代によらず、例えば、後方リンク部材14に軸支されるプレート部材を設け、第一ロック部材16aとプレート部材の連結位置と支軸位置との離間距離と、第二ロック部材16bとプレート部材の連結位置と支軸位置の離間距離との差を利用することによって、先に一方のロックを解除する構成としても良い。
<前席>
前席2は、シートバック20、シートクッション21、及びヘッドレスト22を有するシート本体と、シート本体を車体フロアFに取り付けるためのフット部材23と、シートクッション21に対してシートバック20を回動可能に連結する回動ロック部材24と、回動ロック部材24のロックを解除する操作部25と、を備える。
前席2は、図1に示す通常状態と、図2に示すタンブル状態との間で切り替え可能である。
通常状態は、図1に示すように、乗員が着座可能な状態であって、シートバック20が起立した位置にいる状態である。
タンブル状態は、図2、図3に示すように、通常状態から、シートバック20がシートクッション21に重なるように前傾して折り畳まれて、シートクッション21の前端部21aを中心として、シートクッション21の後端部21bが上方へ回動されて起立した状態である。
シートバック20は、着座者の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となるバックフレーム20aにパッド材Pを載置して、表皮材Tで被覆されて構成されている。
シートクッション21は、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となるクッションフレーム21cにパッド材Pを載置して、表皮材Tで被覆されて構成されている。
ヘッドレスト22は、着座者の頭を後方から支持する頭部であって、芯材となる不図示のヘッドレストピラーにパッド材を載置して、表皮材で被覆されて構成されている。
フット部材23は、図1に示すように、車体フロアFの下段部F2に固定され、シートクッション21のクッションフレーム21cを回動可能に支持する。フット部材23は、シート幅方向に一対設けられた脚部23aによって、下段部F2上に固定される。フット部材23の前側における上端部分には、支持軸23bが設けられる。フット部材23の後側における上端部分には、回動ロック部材24の下端部分に設けられた被保持部24cを保持する保持部23cが設けられる。
フット部材23は、支持軸23bを介してクッションフレーム21cに連結される。そのため、フット部材23は、支持軸23b周りにシート本体を跳ね上げて、シート本体を通常状態とタンブル状態との間で切り替えることができる。
なお、フット部材23には、シート本体を通常状態とタンブル状態との切り替え動作をアシストする付勢機構23dが設けられている。
付勢機構23dは、シート本体を通常状態からタンブル状態へ回動させるときに、シート本体の重量に抗してシート本体の回動動作を補助する。
また、付勢機構23dは、シート本体をタンブル状態から通常状態へ回動させるときに、シート本体に抵抗力を付与してシート本体をゆっくりと通常状態へ回動させる。
回動ロック部材24は、シートバック20の下端部20bとシートクッション21の後端部21bを回動可能に連結するものである。シートバック20は、回動ロック部材24の傾動軸24aを中心として、シートクッション21に対して前傾して重なる。回動ロック部材24は、内部にロック機構24bを備えている。また、回動ロック部材24の下端部分には、保持部23cに保持される被保持部24cが形成される。
回動ロック部材24は、シートバック20を、シートバック20がシートクッション21に対して起立する起立位置と、シートバック20がシートクッション21に重なる前傾位置との間で切り替える。シートバック20は、ロック機構24bによって回動動作が規制され、起立位置又は前傾位置にロックされる。なお、シートバック20は、起立位置又は前傾位置以外の位置でロックされても良い。
操作部25は、回動ロック部材24のロックを解除するための操作レバーであって、シートバック20の上端部20cに設けられる。
乗員が操作部25を操作すると、ロック機構24bがロック状態からロック解除状態へ移行する。そして、ロック機構24bがロック解除状態へ移行すると、シートバック20は、前傾する向きに回動可能となる。このシートバック20の回動動作により、シートバック20の倒伏度合い(シートバック20とシートクッション21とがなす角度)が変化する。
なお、本実施形態では、シートバック20が前傾するように回動されるが、後傾するように回動されても良い。
また、本実施形態では、シートバック20が前傾して折り畳まれることで、前席2が通常状態からタンブル状態に切り替わるが、シートクッション21が後方へ跳ね上がることで、前席2が通常状態からタンブル状態に切り替わるように構成しても良い。
本実施形態では、後席1が、使用状態と、第一折り畳み状態と、起立状態と、収納状態と、跳ね上げ状態と、第二折り畳み状態と、の間で切り替え可能である構成を説明した。しかしこれに限らず、前席2が、使用状態と、第一折り畳み状態と、起立状態と、収納状態と、跳ね上げ状態と、第二折り畳み状態と、の間で切り替え可能である構成としても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シート及び車両について説明したが、特に限定されることなく、二輪車用の二輪シート、電車やバス等の車両用シート、飛行機や船等の乗り物用シートのほか、作業用の事務イス、車イス、ショッピングカートの子供用イス等の種々のシートに対して利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る車両用シート及び車両に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
V 車両
S 車両用シート装置
F 車体フロア
F1 上段部
F2 下段部
P パッド材
T 表皮材
1 後席(車両用シート)
2 前席
10 シートバック
10a バックフレーム
10b 下端部
10c 上端部
11 シートクッション
11a クッションフレーム
11b 回動端部
12 ヘッドレスト
13 ベース部材
13a 固定部
13b アーム部
13c ブラケット
13d 付勢機構
13e 後端部
13f 支軸
14 後方リンク部材(リンク部材)
14a リンク部
14b 第一回動軸
14c 第二回動軸
15 前方リンク部材
15a 連結部
15b 第三回動軸
15c 第四回動軸
16 ロック装置
16a 第一ロック部材
16b 第二ロック部材
17 操作部材
17a 操作レバー
17b ケーブル
17b1 中間部
17b2 下端部
20 シートバック
20a バックフレーム
20b 下端部
20c 上端部
21 シートクッション
21a 前端部
21b 後端部
21c クッションフレーム
22 ヘッドレスト
23 フット部材
23a 脚部
23b 支持軸
23c 保持部
23d 付勢機構
24 回動ロック部材
24a 傾動軸
24b ロック機構
24c 被保持部
25 操作部

Claims (8)

  1. シートバック及びシートクッションを備える車両用シートであって、
    前記車両用シートは、
    乗員が着座可能な使用状態と、前記使用状態から前記シートバックが前記シートクッションに向かって折り畳まれる第一折り畳み状態と、前記使用状態から前記シートクッションの後端部が前方へ跳ね上がって前記シートクッションが起立し、起立した前記シートクッションの後方位置において前記シートバックが車体フロアに向かって折り畳まれる第二折り畳み状態と、に切り替え可能であって、
    前記使用状態から前記第一折り畳み状態へ切り替わるときに、前記車体フロアに対して前記シートバックを回動させるための第一回動軸と、
    前記使用状態から前記第二折り畳み状態へ切り替わるときに、前記車体フロアに対して前記シートバックを回動させるための第二回動軸と、を有し、
    前記第一回動軸と前記第二回動軸が、前記車両用シートの側面視において異なる位置に配置されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記車両用シートが前記使用状態にいるとき、前記第一回動軸は、前記第二回動軸よりも上方に配置され、
    前記第一回動軸及び前記第二回動軸は、前記シートクッションの厚みよりも上下方向に離間することを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記車両用シートは、前記車体フロアに対して移動可能に取り付けられるベース部材を備え、
    前記シートバックは、前記ベース部材に回動可能に取り付けられ、
    前記シートクッションは、前記ベース部材に回動可能に取り付けられ、
    前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に向かいながら下方移動して収納される収納状態と、の間で切り替え可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  4. 前記車両用シートは、前記ベース部材に対して前記シートバックを回動させるリンク部材を備え、
    前記リンク部材は、長尺なリンク部を有し、
    前記リンク部の一方の端部には、前記第一回動軸が取り付けられ、前記リンク部の他方の端部には、前記第二回動軸が取り付けられ、
    前記シートバックは、前記リンク部材に前記第一回動軸を中心として回動可能に取り付けられ、
    前記リンク部材は、前記ベース部材の後端部に前記第二回動軸を中心として回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
  5. 前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記ベース部材の後端部が跳ね上げられて、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に回動して起立する起立状態と、の間で切り替え可能であることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
  6. 前記車両用シートは、前記使用状態と、前記第一折り畳み状態と、前記第一折り畳み状態から、前記シートバックが前記シートクッション上に折り畳まれた姿勢で、前記ベース部材が前記シートバック及び前記シートクッションとともに前方側に向かいながら下方移動して収納される前記収納状態と、の間で切り替え可能であることを特徴とする請求項3に記載の車両用シート。
  7. 前記車両用シートは、前記第一回動軸をロックするための第一ロック部材と、前記第二回動軸をロックするための第二ロック部材と、前記第一ロック部材のロック状態及び前記第二ロック部材のロック状態を解除する操作部材と、を有し、
    前記操作部材は、乗員によって操作される操作レバーと、前記操作レバーと前記第一ロック部材及び前記第二ロック部材とを連結するケーブルと、を有し、
    前記第一ロック部材は、前記ケーブルが通常位置から第一解除位置まで前記操作レバーに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行し、
    前記第二ロック部材は、前記ケーブルが前記第一解除位置から第二解除位置までさらに前記操作レバーに牽引されることによって、ロック位置からロック解除位置へ移行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  8. 請求項1に記載の車両用シートを備える車両。
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