JP6888407B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本願は、乗物に搭載される乗物用シートに関する。
例えば、特許文献1に記載の乗物用シートは、シートバックが倒伏した状態で当該乗物用シートを乗物の所定位置に格納可能である。
特表2009−523090号公報
例えば、シートバックの上下方向寸法が大きい場合、及び格納対象となる乗物用シートの前に他の乗物用シートが近接配置されている場合等においては、シートバックが倒伏する際に、当該他の乗物用シートと当該シートバックとが干渉する可能性がある。
そして、他の乗物用シートとシートバックとが干渉すると、当該シートバックを倒伏させることができないので、乗物用シートを所定位置に格納することができない。本願は、他の乗物用シートが近接配置されている場合であっても、乗物用シートを所定位置に格納可能な乗物用シートの一例を開示する。
乗物用シートは、「シートバック(5)を起立状態側から倒伏状態側に揺動させる揺動機能」、及び「シートバック(5)が起立状態側から倒伏状態側に揺動するときに当該シートバック(5)の揺動中心(Oy)の位置を変位させる変位機能」を有する格納装置(20)を備える。
格納装置(20)は、格納時中心位置が着座時中心位置よりもシート後方側に位置するように揺動中心(Oy)を変位させる。なお、格納時中心位置は、シートバック(5)が格納位置にあるときの揺動中心(Oy)の位置である。着座時中心位置は、シートバック(5)が着座位置にあるときの揺動中心(Oy)の位置である。
これにより、シートバック(5)が倒伏状態となるときに、シートバック(5)全体がシート後方側に変位させることができるので、他の乗物用シートとシートバック(5)との干渉を回避でき得る。したがって、他の乗物用シートが近接配置されている場合であっても、乗物用シートを所定位置に格納することが可能となる。
なお、本願は、以下のように構成してもよい。
すなわち、格納装置(20)は、格納時中心位置が、着座時中心位置よりもシート後方側であって、かつ、着座時中心位置より下方側に位置するように揺動中心(Oy)を変位させることが望ましい。
これにより、例えば、シート後方側に荷室床(デッキ)等が存在する場合であっても、格納状態時に、当該荷室床とシートバック(5)の背面との間に大きな段差が発生することを抑制できる。
格納装置(20)は、(a)シートバック(5)が着座位置から格納位置側に予め決められた停止位置までは変位機能を停止させた状態で揺動機能を作動させ、かつ、(b)シートバック(5)が停止位置に到達した時に揺動機能を停止させるとともに、変位機能を作動させることが望ましい。これにより、他の乗物用シートとシートバック(5)との干渉を確実に回避でき得る。
さらに、格納装置(20)は、変位機能の作動開始後、揺動中心(Oy)が予め決められた開始位置に到達したときに揺動機能を作動させることが望ましい。これにより、乗物用シートを早期に格納状態とすることができ得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る乗物用シートの概要を示す図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の作動説明図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の作動説明図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の作動説明図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の作動説明図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の作動説明図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの格納装置の制御ブロック図である。 本発明の実施形態に係る乗物用シートの四節リンク機構の説明図である。 本発明の実施形態に係る制御部の制御タイムチャートである。
以下に説明する「発明の実施形態」は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「1つの」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
本実施形態は、図1に示す車両シートに本発明に係る乗物用シート1を適用したものである。乗物用シート1は、シートクッション3及びシートバック5等を少なくとも有する。なお、以下において、着席者とは、乗物の乗員や乗物用シート1を利用する者をいう。つまり、着席者には、現実に着席していない者も含まれる。
<シートバック>
シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。シートバック5の上端にはヘッドレスト5Aが設けられている。ヘッドレスト5Aは着席者の頭部を支持するための部位である。
バックフレーム7は、シートバック5の骨格を構成する強度部材である。当該バックフレーム7は、一対のサイドフレーム7A、7B及びアッパフレーム7C等を有して構成されている。
各サイドフレーム7A、7Bは、シート幅方向両端側それぞれに配設された状態で、略上下方向に延びている。アッパフレーム7Cは、各サイドフレーム7A、7Bの上端側を連結している。
各サイドフレーム7A、7Bの下端側、つまりバックフレーム7の下端側は、接続プレート7D、7Eを介してクッションフレーム9の後端側に連結されている。当該バックフレーム7は、クッションフレーム9に対してシート前後方向に揺動可能である。
具体的には、シートバック5は、図2に示す「着座位置」と図6に示す「格納位置」との間で揺動可能である。着座位置では、シートバック5は起立状態となり(図2参照)、乗物用シート1に着席者が着席可能な状態となる。
格納位置では、シートバック5は、起立状態に比べてシート前方側に倒伏した倒伏状態となり(図6参照)、シートバック5の背面5Bが上方側に面した状態となる。背面5Bとは、シートバック5のうち起立状態においてシート後方側に面している部位である。
<シートクッション>
シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。クッションフレーム9はシートクッション3の骨格を構成する強度部材である。
クッションフレーム9は、図1に示すように、一対のサイドフレーム10A、10B、複数の連結ロッド材11A〜11C、及びリフタリンク12A〜12D等を少なくとも有して構成されている。各サイドフレーム10A、10Bは、シート前後方向に延び、かつ、シート幅方向両端側それぞれに配設されている。
連結ロッド材11A〜11Cは、シート幅方向に延びて各サイドフレーム10A、10Bを連結する。連結ロッド材11A(以下、第1連結ロッド材11Aという。)は、一対のサイドフレーム10A、10Bのシート前端側を連結する。
連結ロッド材11B(以下、第2連結ロッド材11Bという。)及び連結ロッド材11C(以下、第3連結ロッド材11Cという。)は、一対のサイドフレーム10A、10Bのシート後端側を連結する。
本実施形態に係る第1連結ロッド材11A及び第2連結ロッド材11Bは、各サイドフレーム10A、10Bに回転可能に連結されている。つまり、第1連結ロッド材11A及び第2連結ロッド材11Bそれぞれは、それぞれの中心軸線を中心に回転可能である。
第3連結ロッド材11Cは、第2連結ロッド材11Bよりシート後方側に配設されている。当該第3連結ロッド材11Cは、各サイドフレーム10A、10Bに溶接又はカシメ加工等により固定されている。
第1連結ロッド材11Aには、リフタリンク12A、12C(以下、前側リフタリンク12A、12Cという。)の上端側が固定されている。前側リフタリンク12A、12Cの下端側は乗物側に揺動可能に連結されている。
つまり、前側リフタリンク12A、12Cの上端側は、第1連結ロッド材11Aを介して各サイドフレーム10A、10Bに対して揺動可能に連結された構成となる。なお、前側リフタリンク12A、12Cは、一対のサイドフレーム10A、10B間に配設され、かつ、その上端側が溶接にて第1連結ロッド材11Aに固定されている。
本実施形態に係る前側リフタリンク12A、12Cの下端側は台座13に揺動可能に連結されている。台座13は、一対のベース部13A、13B及びブリッジ部13C等を有して構成されている。
一対のベース部13A、13Bそれぞれは、シート前後方向に延びる帯状の部材であって、シート幅方向それぞれに設けられて乗物のフロアパネル等に固定されている。そして、前側リフタリンク12A、12Cの下端側が各ベース部13A、13Bに揺動可能に連結されている。
ブリッジ部13Cは、シート幅方向に延びて一対のベース部13A、13B間を渡すようにしてベース部13Aとベース部13Bとを連結する。ブリッジ部13Cと各ベース部13A、13Bとは溶接にて一体化されている。
第2連結ロッド材11Bには、リフタリンク12B、12D(以下、後側リフタリンク12B、12Dという。)の上端側が固定されている。後側リフタリンク12B、12Dの下端側は乗物側に揺動可能に連結されている。
後側リフタリンク12B、12Dは、第1リフタリンク12Aと同様な構成で各サイドフレーム10A、10B及び乗物側に連結されている。
すなわち、後側リフタリンク12B、12Dの上端側は、第2連結ロッド材11Bを介して各サイドフレーム10A、10Bに揺動可能に連結されている。後側リフタリンク12B、12Dの下端側は、各ベース部13A、13Bに揺動可能に連結されている。
なお、前側リフタリンク12Aと前側リフタリンク12Cとは、第4連結ロッド材11Dにより連結されている。第4連結ロッド材11Dは、シート幅方向に延びて前側リフタリンク12Aの延び方向中間部と前側リフタリンク12Cの長手方向中間部とを連結する。
2.格納装置
2.1 格納装置の概要
格納装置20は、図7に示すように、リクライナ用モータ21、リフタ用モータ22及び制御部23等を少なくとも有する。リクライナ用モータ21は、シートバック5を揺動させる駆動力を発揮する電動機である。
リフタ用モータ22は、リフタリンク12A〜12Dを揺動させる駆動力を発揮する電動機である。制御部23は、リクライナ用モータ21及びリフタ用モータ22の回転及び停止を制御する。
格納装置20は、揺動機能及び変位機能を少なくとも有する。揺動機能は「シートバック5を起立状態側から倒伏状態側に揺動させる機能」である。変位機能は「シートバック5が起立状態側から倒伏状態側に揺動するときに当該シートバック5の揺動中心Oy(図2参照)の位置を変位させる機能」である。
格納装置20は、変位機能の作動時において、格納時中心位置が着座時中心位置よりもシート後方側に位置するように揺動中心Oyを変位させる。格納時中心位置とは、シートバック5が格納位置にあるときの揺動中心Oyの位置(図6参照)をいう。着座中心位置とは、シートバック5が着座位置にあるときの揺動中心Oyの位置(図2参照)いう。
2.2 シートバック(バックフレーム)の揺動機構
揺動機構は揺動機能を実現する機構である。当該揺動機構は、リクライナ21A(図1参照)、リクライナ用モータ21及び制御部23等を有して構成されている。リクライナ21Aは、リクライナ用モータ21の回転を減速して揺動力を発生させるとともに、当該揺動力によりシートバック5を揺動させる。
2.3 シートクッション(クッションフレーム)の変位機構
<変位機構の構成>
変位機構は変位機能を実現するための機構である。具体的には、変位機構は、シートクッション3、つまりクッションフレーム9を着座位置と格納位置との間で変位させる。
変位機構は、四節リンク機構、リフタ用モータ22及び制御部23等により構成される。四節リンク機構は、サイドフレーム10A、10B、前側リフタリンク12A、12C及び後側リフタリンク12B、12D等により構成される(図8参照)。
なお、図8は、シート幅方向左端側に構成された四節リンク機構を示している。つまり、シート幅方向左端側の四節リンク機構は、サイドフレーム10A、前側リフタリンク12A及び後側リフタリンク12B等により構成されている。
シート幅方向右端側の四節リンク機構は、サイドフレーム10B、前側リフタリンク12C及び後側リフタリンク12D等により構成されている。以下、シート幅方向左端側の四節リンク機構を例に本実施形態に係る変位機構を説明する。
クッションフレーム9が着座位置にある状態では、各リフタリンク12A〜12Dの上端は、それらリフタリンク12A〜12Dの下端よりシート前方側に位置して起立状態となる。
すなわち、クッションフレーム9が着座位置にある状態では、図8に示すように、前側中心線LFは前側鉛直線LFoよりシート前方側に傾いている。後側中心線LRは後側鉛直線LRoよりシート前方側に傾いている。
なお、前側中心線LFは、前側リフタリンク12A、12Cの上端側連結中心と前側リフタリンク12A、12Cの下端側連結中心とを通る仮想線である。前側鉛直線LFoは、前側リフタリンク12A、12Cの下端側連結中心を通る仮想の鉛直線である。
後側中心線LRは、後側リフタリンク12B、12Dの上端側連結中心と後側リフタリンク12B、12Dの下端側連結中心とを通る仮想線である。後側鉛直線LRoは、後側リフタリンク12B、12Dの下端側連結中心を通る仮想の鉛直線である。
リフタ用モータ22は、リフタリンク12A〜12Dを揺動変位させる。具体的には、リフタ用モータ22は、第2連結ロッド材11Bを回転させて後側リフタリンク12B、12Dを揺動させる。
これにより、クッションフレーム9は、図2〜図6に示すように、着座位置と格納位置との間を変位する。なお、前側リフタリンク12A、12Cは、クッションフレーム9の変位に従動して揺動する。
<変位機構の変位作動>
クッションフレーム9は、第2連結ロッド材11Bが第1の向きに回転すると、図2→図3→図4→図5→図6の順に着座位置から格納位置に変位する。第1の向きと逆向きの第2の向きに第2連結ロッド材11Bが回転すると、クッションフレーム9は、図6→図5→図4→図3→図2の順に格納位置から着座位置に変位する。
クッションフレーム9が着座位置にあるときには、図2に示すように、クッションフレーム9の前端側が後端側より高くなっている。そして、後側リフタリンク12B、12Dが回転すると、前側リフタリンク12A、12Cが当該回転に従動回転して、変位機構(四節リンク機構)が図3→図4→図5→図6の順で変化する。
クッションフレーム9に対する揺動中心Oyの相対位置は不動である。このため、クッションフレーム9が四節リンク機構により変位すると、揺動中心Oyは、格納時中心位置が着座時中心位置よりもシート後方側に位置し、かつ、格納時中心位置が着座時中心位置より下方側に位置するように変位する。
2.3 格納装置の作動
図9は、シートバック5を起立状態(着座位置)から倒伏状態(格納位置)に変位させる際のリクライナ用モータ21及びリフタ用モータ22の作動を示すタイムチャートである。図9中、実線の区間はモータが回転していることを示し、破線の区間はモータが停止していることを示している。
そして、格納装置20、つまり制御部23は、変位機能(リフタ用モータ22)を停止させた状態で揺動機能(リクライナ用モータ21)を作動させる。このとき、制御部23は、シートバック5が着座位置から格納位置側に予め決められた停止位置に到達するまでの間は、リフタ用モータ22を停止させる。これにより、図2→図3に示すように、シートバック5は、揺動中心Oyが着座位置に保持されたままシートバック5がシート前方側に揺動していく。
次に、制御部23は、シートバック5が停止位置に到達した時に揺動機能(リクライナ用モータ21)を停止させるとともに、変位機能(リフタ用モータ22)を作動させる。これにより、図3→図4に示すように、クッションフレーム9に対するシートバック5の揺動角度が保持されたまま揺動中心Oyがシート後方側に変位していく。
そして、制御部23は、変位機能(リフタ用モータ22)の作動開始後、揺動中心Oyが予め決められた開始位置に到達したときに揺動機能(リクライナ用モータ21)を作動させる。これにより、図4→図5→図6に示すように、揺動中心Oyは、シート後方側に変位しながら下方側に変位していく。
なお、制御部23は、シートバック5が倒伏状態(図6参照)になったときにリクライナ用モータ21を停止させる。制御部23は、クッションフレーム9(乗物用シート1)が格納位置まで後退したときにリフタ用モータ22を停止させる。
3.本実施形態に係る乗物用シートの特徴
本実施形態では、シートバック5が倒伏状態側に揺動するときに、シートバック5全体がシート後方側に変位するので、乗物用シート1のシート前方側に配設された他の乗物用シートとシートバック5との干渉を回避でき得る。したがって、他の乗物用シートが近接配置されている場合であっても、乗物用シート1を所定位置に格納することが可能となる。
格納装置20は、格納時中心位置が、着座時中心位置よりもシート後方側であって、かつ、着座時中心位置より下方側に位置するように揺動中心Oyを変位させる。
これにより、例えば、シート後方側に荷室床(デッキ)等が存在する場合であっても、格納状態時に、当該荷室床とシートバック5の背面との間に大きな段差が発生することを抑制できる。
格納装置20は、(a)シートバック5が着座位置から格納位置側に予め決められた停止位置までは変位機能を停止させた状態で揺動機能を作動させ、かつ、(b)シートバック5が停止位置に到達した時に揺動機能を停止させるとともに、変位機能を作動させる。これにより、他の乗物用シートとシートバック5との干渉を確実に回避でき得る。
さらに、格納装置20は、変位機能の作動開始後、揺動中心Oyが予め決められた開始位置に到達したときに揺動機能を作動させる。これにより、乗物用シート1を早期に格納状態とすることができ得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、台座13を介して乗物用シート1が乗物に装着固定されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、台座13を廃止してもよい。
上述の実施形態では、前側リフタリンク長さは後側リフタリンク長さより大きくなっていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、前側リフタリンク長さと後側リフタリンク長さとが同一でもよい。
上述の実施形態では、着座位置におけるサイドフレーム10A、10Bのシート前端側は、着座位置におけるサイドフレーム10A、10Bのシート後端側より上方側に位置していた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、着座位置におけるサイドフレーム10A、10Bのシート前端側と着座位置におけるサイドフレーム10A、10Bのシート後端側とが略同一高さとなっていてもよい。
上述の実施形態では、前側リフタリンク12Aの延び方向中間部と前側リフタリンク12Cの長手方向中間部とが第4連結ロッド材11Dにより連結されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、例えば、第4連結ロッド材11Dが廃止された構成、又は前側リフタリンク12A、12Cの上端側若しくは下端側が第4連結ロッド材11Dで連結された構成であってもよい。
上述の実施形態に係る制御部23は、着座位置を基準とする経過時間を利用して「停止位置」及び「開始位置」を特定してリクライナ用モータ21及びリフタ用モータ22の回転及び停止を制御した。
しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、エンコーダ又は近接スイッチ等にてシートバック5の揺動角度及びリフタリンク12A〜12Dの揺動角度を検出し、当該検出された揺動角度にてモータ21、22の回転及び停止を制御してもよい。
上述の実施形態では、乗用車の後部シートに本発明に係る乗物用シートを適用した。しかし、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、その他の自動車用シート、又は鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 5… シートバック
7… バックフレーム 7A、7B… サイドフレーム
9… クッションフレーム 10A、10B… サイドフレーム
11A〜11D… 連結ロッド材 12A〜12D… リフタリンク
20… 格納装置 21… リクライナ用モータ 22… リフタ用モータ
23… 制御部

Claims (2)

  1. 乗物に搭載される乗物用シートにおいて、
    着席者の臀部を支持するためのシートクッションと、
    着席者の背部を支持するためのシートバックであって、起立した着座位置とシート前方側に倒伏した格納位置との間で揺動可能なシートバックと、
    「前記シートバックを起立状態側から倒伏状態側に揺動させる揺動機能」、及び「前記シートバックが起立状態側から倒伏状態側に揺動するときに当該シートバックの揺動中心の位置を変位させる変位機能」を有する格納装置とを備え、
    前記シートバックが前記格納位置にあるときの前記揺動中心の位置を格納時中心位置とし、前記シートバックが前記着座位置にあるときの前記揺動中心の位置を着座時中心位置としたとき、
    前記格納装置は、
    前記格納時中心位置が前記着座時中心位置よりもシート後方側に位置するように前記揺動中心を変位させ
    前記シートバックの揺動角度が前記倒伏状態よりも手前の所定の角度となるまでは、前記変位機能を停止させた状態で前記揺動機能を作動させ、
    前記シートバックが前記所定の角度に到達した時に、前記揺動機能を停止させるとともに、前記変位機能を作動させ、かつ、
    前記変位機能の作動開始後、前記揺動中心が前記格納時中心位置よりも手前の所定の位置に到達したときに、前記変位機能を継続させつつ前記揺動機能を作動させる乗物用シート。
  2. 前記格納装置は、前記格納時中心位置が、前記着座時中心位置よりもシート後方側であって、かつ、前記着座時中心位置より下方側に位置するように前記揺動中心を変位させる請求項1に記載の乗物用シート。
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