JP2002369437A - ファンモータのシャフト構造 - Google Patents

ファンモータのシャフト構造

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JP2002369437A
JP2002369437A JP2001170509A JP2001170509A JP2002369437A JP 2002369437 A JP2002369437 A JP 2002369437A JP 2001170509 A JP2001170509 A JP 2001170509A JP 2001170509 A JP2001170509 A JP 2001170509A JP 2002369437 A JP2002369437 A JP 2002369437A
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JP
Japan
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shaft
bearing
fan motor
metal pipe
metal
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Application number
JP2001170509A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Egawa
義弘 江川
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Nippon Keiki Works Ltd
Original Assignee
Nippon Keiki Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時のシャフト傾きを小さくしバラツキを
なくすことができるファンモータのシャフト構造を提供
する。 【解決手段】 ロータ1は樹脂によってシャフト1aと
一体に形成される。シャフト1aに金属パイプ4が圧入
固定される。金属パイプ4が固定されたシャフト1aは
焼結メタルの軸受2の孔2aに挿通される。これにより
金属パイプ4の外周面と軸受2の内周面が摺動回転す
る。シャフト1aの先端はSUS等の金属板のスラスト
軸受3によって受けられている。金属パイプを用いるこ
とにより、ファンモータの軸部分の長寿命化を図り、か
つシャフト傾きの発生を抑え生産工程の歩留りを向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファンモータ用のシ
ャフト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のファンモータのシャフト
構造の例を示す図である。ロータ11の外周面に一体に
ファン12が形成されている。ロータ中央の孔11aに
金属シャフト14が圧入される。軸受13に挿通され、
金属シャフト14の先端部は樹脂製スラスト軸受15に
押し当てられている。図4は、従来のファンモータのシ
ャフト構造の他の例を示す図である。ロータ16とシャ
フト18とは樹脂成形で一体に構成されている。シャフ
ト18は樹脂製であるので、ボールベアリング19,2
0に圧入固定され、ボールベアリング19,20によっ
て回転する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者においては、成形
モールドのロータの孔にシャフトを圧入しているため、
圧入時にシャフトが直角ではなく、傾きが発生しやす
く、歩留りが悪いという欠点があった。後者において
は、当初からロータとシャフトを樹脂で一体成形するた
め傾きが発生するという問題はなかったが、メタル軸受
には対応できなかった。すなわち、メタル軸受を使用す
ると、軸部分の摩耗が大きく寿命が短くなって実用化で
きなかった。
【0004】本発明は上記諸問題を解決するもので、そ
の目的は、製造時のシャフト傾きを小さくしバラツキを
なくすことができるファンモータのシャフト構造を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるファンモータのシャフト構造は、ロータ
とシャフトを樹脂で一体に構成し、前記シャフトに金属
パイプを挿通し、前記金属パイプを取り付けたシャフト
を軸受けに挿入し、前記金属パイプ外周面と軸受内周面
の間で摺動することにより回転可能とし、前記シャフト
の先端は金属製のスラスト軸受で受けるように構成され
ている。また、本発明は、ロータとシャフトを樹脂で一
体に構成し、前記シャフトにコイルスプリングを圧入固
定し、前記コイルスプリングを取り付けたシャフトを軸
受けに挿入し、前記コイルスプリング外周面と軸受内周
面との間で摺動することにより回転可能とし、前記シャ
フトの先端は金属製のスラスト軸受で受けるように構成
されている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳しく説明する。図1は、本発明によるファ
ンモータのシャフト構造の実施の形態を断面で示した部
分図である。ロータ1は樹脂によってシャフト1aと一
体に形成される。シャフト1aが一体成形できることに
より材料ゲート口5をファン中央部一点に設定でき、フ
ァン成形ヒズミ(反り,アンバランスなど)を小さくす
ることができる。
【0007】シャフト1aに金属パイプ4が圧入固定さ
れる。金属パイプ4が固定されたシャフト1aは焼結メ
タルの軸受2の孔2aに挿通される。これにより金属パ
イプ4の外周面と軸受2の内周面が摺動回転する。な
お、シャフト抜け防止のためのワッシャ等の部材は記載
から省略してある。シャフト1aの先端はSUS等の金
属板のスラスト軸受3によって受けられ、シャフト1a
とスラスト軸受3との間の焼き付けが防止される。
【0008】図2は、本発明によるファンモータのシャ
フト構造の他の実施の形態を断面で示した部分図であ
る。この実施の形態は、金属パイプの代わりにコイルス
プリングを用いたものである。樹脂一体成形されたロー
タ6のシャフト6aにコイルスプリング9が圧入固定さ
れる。スラスト軸受8は、上記と同様SUS等の金属板
である。コイルスプリングを用いても金属パイプと同様
な機能を果たすことができ、コイルスプリングの外周面
と軸受7の内周面との間が摺動回転面となる。
【0009】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、ロータ
とシャフトを樹脂で一体成形しシャフトに金属パイプま
たはコイルスプリングを圧入固定し、金属パイプまたは
コイルスプリングの外周面と軸受内周面との間を摺動回
転面にして構成されている。したがって、ロータとシャ
フトを一体成形できるため、シャフト傾きのバラツキを
小さくすることができ、生産工程における歩留りを向上
させることができた。また、シャフト傾きからくるロー
タの振動を小さく抑えることができ、ファンモータの性
能を向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファンモータのシャフト構造の実
施の形態を断面で示した部分図である。
【図2】本発明によるファンモータのシャフト構造の他
の実施の形態を断面で示した部分図である。
【図3】従来のファンモータのシャフト構造の例を示す
図である。
【図4】従来のファンモータのシャフト構造の他の例を
示す図である。
【符号の説明】 1,6,11,16 ロータ 2,7 軸受 3,8 スラスト軸受 4 金属パイプ 12,17 ファン 14 金属シャフト 15 樹脂製スラスト軸受 18 シャフト 19,20 ボールベアリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータとシャフトを樹脂で一体に構成
    し、前記シャフトに金属パイプを圧入固定し、前記金属
    パイプを取り付けたシャフトを軸受けに挿入し、前記金
    属パイプ外周面と軸受内周面の間で摺動することにより
    回転可能とし、 前記シャフトの先端は金属製のスラスト軸受で受けるよ
    うに構成したことを特徴とするファンモータのシャフト
    構造。
  2. 【請求項2】 ロータとシャフトを樹脂で一体に構成
    し、前記シャフトにコイルスプリングを圧入固定し、前
    記コイルスプリングを取り付けたシャフトを軸受けに挿
    入し、前記コイルスプリング外周面と軸受内周面との間
    で摺動することにより回転可能とし、 前記シャフトの先端は金属製のスラスト軸受で受けるよ
    うに構成したことを特徴とするファンモータのシャフト
    構造。
JP2001170509A 2001-06-06 2001-06-06 ファンモータのシャフト構造 Pending JP2002369437A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5858856A (ja) * 1981-09-17 1983-04-07 ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング スリツプリングレス交流発電機
JP2000240592A (ja) * 1999-02-18 2000-09-05 Nippon Keiki Seisakusho:Kk ファンモータのシャフト一体形ロータ
JP2000270514A (ja) * 1999-03-18 2000-09-29 Seiko Instruments Inc モータ、モータの製造方法、及び回転体装置

Patent Citations (3)

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