JP2913360B2 - スピンドルシャフト - Google Patents

スピンドルシャフト

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JP2913360B2
JP2913360B2 JP147094A JP147094A JP2913360B2 JP 2913360 B2 JP2913360 B2 JP 2913360B2 JP 147094 A JP147094 A JP 147094A JP 147094 A JP147094 A JP 147094A JP 2913360 B2 JP2913360 B2 JP 2913360B2
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spindle shaft
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広志 坂下
淳 山下
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Nidec Instruments Corp
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ディスクを回転駆
動するディスク駆動装置に用いられるスピンドルシャフ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスクのような磁気
ディスクは磁気ディスク駆動装置に装着されて回転駆動
されることにより、情報の読み書きが行われる。図4は
このように磁気ディスク駆動装置に装着したフロッピー
ディスク(以下、単にディスクと称する)を示すもの
で、ディスク26のジャケット21の内部には円盤状の
磁気記録媒体27が収納されて、この磁気記録媒体27
の中央部には金属性のハブ28が設けられている。ハブ
28の中心部には矩形状の中心孔29が設けられると共
に、この中心孔29に隣接した位置には長方形状の位置
決め用孔30が設けられている。
【0003】そして、上記ハブ28の中心孔29には磁
気ディスク駆動装置のスピンドルシャフト31が嵌合さ
れると共に、位置決め用孔30にはスピンドルシャフト
31に隣接した位置に設けられている駆動ピン34が嵌
合されて、ディスク26は磁気ディスク駆動装置に位置
決めされた状態で回転駆動される。
【0004】 このように、ディスク26を位置決めす
るために磁気ディスク駆動装置に用いられているスピン
ドルシャフト31は、直接ハブ28の中心孔29の内周
面に接触してディスク26を回転駆動するため、長寿命
化を図ろうとすると耐摩耗性が必要とされる。このた
め、このスピンドルシャフト31の材質としては、高硬
度のものが使用されて、この面粗度を高精度に仕上げる
ことが行われている。あるいは、スピンドルシャフト3
1に潤滑油を塗布して耐摩耗性を持たせることが行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、従来のス
ピンドルシャフトでは、高硬度の材質を使用するとコス
トアップが避けられないという問題が生じ、また、潤滑
油を塗布しても当該潤滑油が長期に渡って保持される構
造ではないため長寿命化を図るのが困難であるという問
題がある。
【0006】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、コストアップを避けて長寿命化を図るよう
にしたスピンドルシャフトを提供することを目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに請求項1に係わる本発明は、ディスクの中央部に設
けられたハブの中心孔に嵌合するスピンドルシャフトに
おいて、上記スピンドルシャフトは、金属粉焼結体から
なり、端面および上記ハブに接触する可能性がある外周
部分からなる先端部に細孔が形成されてこの細孔に潤滑
油が含浸されていることを特徴とするものである。
【0008】 請求項2に係わる本発明は、請求項1に
おいて、上記先端部に一体化されている部分であって先
端部を除く円柱部に形成された細孔が目潰しされている
ことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に係わる本発明は、請求項1にお
いて、上記先端部と逆端の他端部に細孔が形成されてこ
の細孔に潤滑油が含浸され、上記先端部がハブの中心孔
に嵌合すると共に、上記他端部がスラスト軸受に当接し
ていることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】 請求項1に係わる本発明の構成によれば、ス
ピンドルシャフトは金属粉焼結体から構成され、この先
端部には細孔が形成されてこの細孔には潤滑油が含浸さ
れる。これにより、コストアップを避けると共に、潤滑
油が細孔に長期に渡って保持されるため、長寿命化を図
ることができる。しかも、スピンドルシャフトとハブと
が摺接する際に両者の間に潤滑油が介在するので耐摩耗
性を向上させることができる。
【0011】請求項2に係わる本発明の構成によれば、
上記先端部に一体化されている円柱部にも細孔が形成さ
れ、この細孔が目潰しされていることにより、請求項1
と同様な作用が行われる。
【0012】請求項3に係わる本発明の構成によれば、
上記先端部と逆端の他端部にも細孔が形成されてこの細
孔には潤滑油が含浸され、上記先端部がハブの中心孔に
嵌合すると共に、上記他端部がスラスト軸受に当接して
いることにより、請求項1と同様な作用が行われる。
【0013】
【実施例】 以下図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明のスピンドルシャフトの第1の実施
例を示す断面図で、スピンドルシャフト1は金属粉焼結
体からなり、この先端部1A(端面およびハブ8に接触
する可能性がある外周部分)には細孔2が形成されて、
この細孔2には潤滑油が含浸されている。また、この先
端部1Aに一体化されている部分であって先端部1Aを
除く円柱部1Bにも細孔が形成されるがこの細孔は目潰
しされている。このため、結果として先端部1Aを除く
円柱部1Bには細孔が存在していない。スピンドルシャ
フト1の外周面にはハブ台5が取り付けられ、このハブ
台5は支持部材3によって支持されている。スピンドル
シャフト1に隣接した位置の支持部材3には駆動ピン4
が取り付けられている。
【0014】スピンドルシャフト1の上方には、ディス
ク6が用意される。このディスク6の磁気記録媒体7の
中央部には金属性のハブ8が設けられていて、このハブ
8の中心部にはスピンドルシャフト1に対応した中心孔
9が設けられていると共に、この中心孔9に隣接した位
置には上記駆動ピン4に対応した位置決め用孔10が設
けられている。そして、ディスク6は下降してこの中心
孔9にスピンドルシャフト1が嵌合されると共に、位置
決め用孔10には駆動ピン4が嵌合されることにより、
磁気ディスク駆動装置に位置決めされて回転駆動され
る。
【0015】図3は本実施例のスピンドルシャフト1の
製造工程を示すものである。まず工程Aで原材料である
金属粉体を用意して、工程Bでこの金属粉体を圧縮成形
する。この圧縮成形によって細孔が形成される。次に工
程Cでこの圧縮成形体を焼成した後、工程Dで外形仕上
げする。続いて工程Eでバレル仕上げし、工程Fで洗浄
した後、工程Gで上記細孔に潤滑油を含浸させることに
より、スピンドルシャフト1が得られる。
【0016】このような第1の実施例によれば、スピン
ドルシャフト1は金属粉焼結体から構成され、この先端
部1Aには細孔2が形成されてこの細孔2には潤滑油が
含浸されているので、このスピンドルシャフト1の先端
部1Aをハブ8の中心孔9に位置決めしてディスク6を
回転駆動する場合、従来のように高硬度の材質を使用
し、この粗面度を高精度に仕上げなくとも、細孔2の潤
滑油の働きによって耐摩耗性を持たせることができる。
従って、コストアップを避けて長寿命化を図ることがで
きる。
【0017】図2は本発明の第2の実施例を示す断面図
で、図1と同一部分は同一符号で示している。この本実
施例においては、スピンドルシャフト1は金属粉焼結体
からなっていて、先端部1Aと逆端の他端部1Cにも細
孔2が形成されて、この細孔2には潤滑油が含浸されて
いる。そして、スピンドルシャフト1の外周面はラジア
ル軸受11によって支持されていると共に、他端部1C
はスラスト軸受12に当接している。13はスラスト軸
受12を支持する支持板である。先端部1Aは図1と同
様にハブ8の中心孔9に嵌合される。本実施例のスピン
ドルシャフト1も図3の工程によって製造することがで
きる。
【0018】このような第2の実施例によれば、スピン
ドルシャフト1の他端部1Cにも細孔2が形成されこの
細孔2には潤滑油が含浸されて、この他端部1Cがスラ
スト軸受12に当接しているので、スラスト軸受12の
長寿命化を図ることができる。また、先端部1A以外か
ら潤滑油が流失するのを未然に防止できるため、さらに
スピンドルシャフト1の長寿命化を図ることができる。
さらに、細孔2に潤滑油が含浸されている先端部1Aを
ハブ8の中心孔9に嵌合するので、嵌合時スピンドルシ
ャフト1を確実に中心孔9に挿入することができ、ディ
スク6の位置決めを確実に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】 以上述べたように本発明によれば、ス
ピンドルシャフトは、金属粉焼結体からなり、先端部に
細孔が形成されてこの細孔に潤滑油が含浸されているの
で、コストアップを避けると共に、潤滑油が細孔に長期
に渡って保持されるため、長寿命化を図ることができ
る。しかも、スピンドルシャフトとハブとが摺接する際
に両者の間に潤滑油が介在するので耐摩耗性を向上させ
ることができる。また、本発明によれば、スピンドルシ
ャフトの先端部と逆端の他端部に細孔が形成されてこの
細孔に潤滑油が含浸され、上記先端部がハブの中心孔に
嵌合すると共に、上記他端部がスラスト軸受に当接して
いるので、耐摩耗性が向上しスラスト軸受の長寿命化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルシャフトの第1の実施例を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の各実施例に用いられるスピンドルシャ
フトの製造工程図である。
【図4】スピンドルシャフトによって回転駆動されるデ
ィスクを示す平面図である。
【符号の説明】
1 スピンドルシャフト 1A スピンドルシャフトの先端部 1B スピンドルシャフトの円柱部 1C スピンドルシャフトの他端部 2 スピンドルシャフトに形成された細孔 4 駆動ピン 6 ディスク 7 磁気記録媒体 8 ハブ 9 ハブの中心孔 10 ハブの位置決め用孔 11 ラジアル軸受 12 スラスト軸受

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの中央部に設けられたハブの中
    心孔に嵌合するスピンドルシャフトにおいて、上記スピ
    ンドルシャフトは、金属粉焼結体からなり、端面および
    上記ハブに接触する可能性がある外周部分からなる先端
    に細孔が形成されてこの細孔に潤滑油が含浸されてい
    ることを特徴とするスピンドルシャフト。
  2. 【請求項2】 上記先端部に一体化されている部分であ
    って、上記先端部を除く円柱部に形成された細孔が目潰
    しされていることを特徴とする請求項1記載のスピンド
    ルシャフト。
  3. 【請求項3】 上記先端部と逆端の他端部に細孔が形成
    されてこの細孔に潤滑油が含浸され、上記先端部がハブ
    の中心孔に嵌合すると共に、上記他端部がスラスト軸受
    に当接していることを特徴とする請求項1記載のスピン
    ドルシャフト。
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