JP2002368004A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002368004A
JP2002368004A JP2001173486A JP2001173486A JP2002368004A JP 2002368004 A JP2002368004 A JP 2002368004A JP 2001173486 A JP2001173486 A JP 2001173486A JP 2001173486 A JP2001173486 A JP 2001173486A JP 2002368004 A JP2002368004 A JP 2002368004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
layer
type
semiconductor
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001173486A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Hayashi
正美 林
Katsuhiro Imada
勝大 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001173486A priority Critical patent/JP2002368004A/ja
Publication of JP2002368004A publication Critical patent/JP2002368004A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部ベースに起因する抵抗を低減することで
高周波特性の向上が図られる半導体装置を提供する。 【解決手段】 P−型基板1上の露出したN−型コレク
タ層4に接するようにコレクタ層となるN−型Si層6
が形成されている。そのN−型Si層6上に真性ベース
領域と外部ベース領域とを含むP型SiGe層7が形成
されている。そのP型SiGe層7上にN+型エミッタ
領域19と外部ベース領域とを含むP型Si層8が形成
されている。そのSi層8上に外部ベース領域を含むP
+型SiGe層9が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、特に、ヘテロ接合またはホモ接合の
バイポーラトランジスタを備えた半導体装置と、その製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線機の送受信等のように比較的高い周
波数帯域においては高周波トランジスタが適用される。
そこで、そのような高周波トランジスタを備えた第1の
従来技術に係る半導体装置として特開平9−18108
9号公報に記載された半導体装置について説明する。
【0003】図29に示すように、p型シリコン基板1
01の主表面に埋め込みコレクタ102が形成されてい
る。そのp型シリコン基板101および埋め込みコレク
タ102を覆うように酸化膜103が形成されている。
その酸化膜103上にp+型ベース電極用薄膜104が
形成されている。
【0004】酸化膜103に埋め込みコレクタ102の
表面を露出する開口部が形成され、露出した埋め込みコ
レクタ102の表面上にコレクタ用シリコン薄膜107
が形成されている。コレクタ用シリコン薄膜107とp
+型ベース電極用薄膜104との間にポリシリコンスペ
ーサ109が形成されている。
【0005】そのp+型ベース電極用薄膜104、コレ
クタ用シリコン薄膜107およびポリシリコンスペーサ
109上に、SiGe層111、リンをドープしたSi
Ge層112、Si層113および金属シリサイド層1
14が形成されている。
【0006】その金属シリサイド層114を覆うように
p型シリコン基板101上に酸化膜115が形成されて
いる。酸化膜115および金属シリサイド層114にS
i層113の表面を露出する開口部が形成され、露出し
たSi層113の表面上にエミッタ層117が形成され
ている。エミッタ層117と酸化膜115および金属シ
リサイド層114との間に酸化膜スペーサ116が形成
されている。エミッタ層117上にエミッタ電極薄膜1
18が形成されている。
【0007】そのエミッタ電極薄膜118を覆うように
酸化膜115上に酸化膜119が形成されている。埋め
込みコレクタ102、エミッタ電極薄膜118および金
属シリサイド層114にそれぞれ電気的に接続される金
属配線120が形成されている。第1の従来技術に係る
半導体装置は上記のように構成される。
【0008】次に、第2の従来技術に係る半導体装置に
ついて説明する。図32に示すように、p型シリコン基
板201の主表面に埋め込みコレクタ202が形成され
ている。その埋め込みコレクタ202上にN−型コレク
タ層204が形成されている。そのN−型コレクタ層2
04上に絶縁膜205が形成されている。
【0009】その絶縁膜205にN−型コレクタ層20
4の表面を露出する部分が設けられ、その露出した部分
にSiGe層206が形成されている。そのSiGe層
206の表面にN+型エミッタ層219が形成されてい
る。絶縁膜205およびSiGe層206の表面上にポ
リシリコン膜208、金属シリサイド膜210および絶
縁膜211が順次形成されている。
【0010】そのポリシリコン膜208、金属シリサイ
ド膜210および絶縁膜211にN+型エミッタ層21
9の表面を露出する開口部が設けられている。その開口
部の側面上に側壁絶縁膜212が形成されている。その
開口部を埋めるようにN+型ポリエミッタ層213が形
成されている。
【0011】N+型ポリエミッタ層213上に金属シリ
サイド膜214が形成されている。また、N−型コレク
タ層204上に金属シリサイド膜214が形成されてい
る。金属シリサイド膜210に電気的に接続されるベー
ス電極217が形成されている。金属シリサイド膜21
4に電気的に接続されるエミッタ電極216およびコレ
クタ電極218がそれぞれ形成されている。第2の従来
技術に係る半導体装置は上記のように構成される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体装置においては以下に説明するような問
題点があった。まず、第1の従来技術の場合について説
明する。この半導体装置では、図30に示すように、p
+型ベース電極用薄膜104およびコレクタ用シリコン
薄膜107上に、ベース領域となるSiGe層111、
リンをドープしたSiGe層112およびSi層113
が順次形成される。そのSi層113上に金属シリサイ
ド層114と酸化膜115が順次形成される。
【0013】次に、図31に示すように、エミッタ層を
形成するために、その酸化膜115および金属シリサイ
ド層114にSi層113の表面を露出する開口部が形
成される。
【0014】このSi層113には外部ベースとなる領
域が形成される。このとき、Si層113にエミッタ層
を形成する場合を想定すると、露出したSi層113の
部分にベースとは逆導電型の不純物を導入することが必
要になる。一方、高周波トランジスタにおけるベースの
抵抗を低減するためは、このSi層113には高濃度の
不純物を添加することが望ましい。
【0015】ところが、Si層113の不純物濃度(た
とえば、ボロン濃度)が高いと、エミッタを形成する際
に高濃度の反対導電型の不純物(たとえば砒素)を拡散
させることが製造上困難になるため、Si層113の不
純物濃度を上げるには限界があった。その結果、ベース
抵抗の低減が制限されてしまい、高周波トランジスタに
おける高周波特性のさらなる改善を図ることができなか
った。
【0016】次に、第2の従来技術の場合について説明
する。図32に示すように、SiGe層206において
は、N+型エミッタ層219とN−型コレクタ層204
との間の部分に真性ベース領域が位置し、その真性ベー
ス領域の外側に外部ベース領域が位置することになる。
そのSiGe層206は、さらに外部ベース領域となる
ポリシリコン膜208と、金属シリサイド膜210とを
介してベース電極217と電気的に接続されている。
【0017】ところが、外部ベース領域においては、S
iGe層206のうちの外部ベース領域となる部分とポ
リシリコン膜208とが開口部の開口端部分Aにおいて
接触している。そのため接触面積が狭く外部ベース領域
の抵抗が高くなるため、高周波トランジスタにおける高
周波特性を向上することが困難になった。
【0018】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、1つの目的は、外部ベースに起因する
抵抗を低減することで高周波特性の向上が図られる半導
体装置を提供することであり、他の目的はそのような半
導体装置の製造方法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの局面にお
ける半導体装置は、主表面を有する第1導電型の半導体
基板、第2導電型の第1半導体層、第2半導体層、第3
半導体層、第4半導体層および開口部を備えている。第
2導電型の第1半導体層は半導体基板の主表面に形成さ
れ、コレクタ領域となる。第2半導体層は、第1半導体
層に接するように第1半導体層上に形成され、第1導電
型の真性ベース領域および外部ベース領域を含んでい
る。第3半導体層は、第2半導体層に接するように第2
半導体層上に形成され、第1導電型の外部ベース領域お
よび第2導電型のエミッタ領域を含んでいる。第4半導
体層は、第3半導体層に接するように第3半導体層上に
形成された第1導電型の外部ベース領域を含んでいる。
開口部は、第4半導体層に形成され、エミッタ領域の表
面を露出する。第3半導体層と第4半導体層とはエッチ
ング特性が互いに異なっている。第4半導体層を構成す
る元素は、第3半導体層を構成する元素とは異なる元素
を含んでいる。
【0020】この構成によれば、真性ベース領域と外部
ベース領域とからなるベース領域、エミッタ領域および
コレクタ領域を有するバイポーラトランジスタにおい
て、外部ベース領域を含む第4半導体層を構成する元素
は、外部ベース領域およびエミッタ領域を含む第3半導
体層を構成する元素とは異なる元素を含んでいる。この
ため、構成元素の原子半径の違いに起因して第4半導体
層を形成する際に、第4半導体層は第3半導体層よりも
多くの第1導電型の不純物を取り込むことができる。そ
して、エミッタ領域を形成する際に同時に第4半導体層
により多く取り込まれた第1導電型の不純物が第3半導
体層へ拡散して、第4半導体層と第3半導体層のそれぞ
れの第1導電型の不純物濃度が同レベルになる。その結
果、外部ベース領域の抵抗が低減してバイポーラトラン
ジスタの高周波特性が向上する。また、エミッタ領域を
形成するための開口部を形成する際に、第3半導体層と
第4半導体層とのエッチングレートが異なっていること
で、第3半導体層を実質的にエッチングすることなく第
4半導体層をエッチングすることができる。その結果、
開口部の底面に露出した第3半導体層に形成されるエミ
ッタ領域の深さの再現性や底面内における深さの均一性
が向上して、バイポーラトランジスタの電気的な特性が
安定する。なお、この明細書でいう構成元素とは各半導
体層を実質的に構成する元素をいい、不純物として添加
される元素とは区別される。
【0021】具体的に、そのような第3半導体層および
第4半導体層はそれぞれ単結晶であり、第4半導体層の
格子定数は第3半導体層の格子定数よりも大きいことが
望ましい。
【0022】これにより、第4半導体層は第3半導体層
よりも第1導電型の不純物をより多く取り込むことがで
きる。
【0023】さらに具体的な元素として、第3半導体層
を構成する元素はシリコンであり、第4半導体層を構成
する元素はシリコンゲルマニウムであることが望まし
い。
【0024】バイポーラトランジスタとしてヘテロ接合
タイプのものでは、第2半導体層を構成する元素は、第
3半導体層を構成する元素とは異なった元素を含んでい
ることが望ましい。
【0025】そのような元素として、第2半導体層はシ
リコンゲルマニウムからなり、第3半導体層はシリコン
からなることが望ましい。
【0026】また、真性ベース領域とエミッタ領域との
接合面の位置が第2半導体層と第3半導体層との界面の
位置からずれており、コレクタ領域と真性ベース領域と
の接合面の位置が第1半導体層と第2半導体層との界面
の位置からずれていることが望ましい。
【0027】これにより、ヘテロ接合のバイポーラトラ
ンジスタにおいて、コレクタ領域とベース領域との接合
面の位置が第1半導体装置第2半導体装置の格子不整合
面の位置からずれるとともに、エミッタ領域とベース領
域との接合面の位置が第2半導体層と第3半導体層との
不整合面の位置からずれることになる。その結果、格子
不整合等に起因する界面再結合電流が抑制されて、バイ
ポーラトランジスタにおける電流増幅率の低下を抑制す
ることができる。
【0028】バイポーラトランジスタとしてホモ接合タ
イプのものでは、第2半導体層を構成する元素は第3半
導体層を構成する元素と同じ元素から構成されることが
望ましい。
【0029】その具体的な元素として、第2半導体層お
よび第3半導体層をそれぞれ構成する元素はシリコンで
あることが望ましい。
【0030】また、第2半導体層のうち外部ベース領域
の部分と第1半導体層との間に形成された絶縁層を含ん
でいることが望ましい。
【0031】これにより、外部ベース領域とコレクタ領
域との間の寄生容量を緩和することができる。
【0032】本発明の他の局面における半導体装置の製
造方法は、以下の工程を備えている。第1導電型の半導
体基板の主表面に、コレクタ領域となる第2導電型の第
1半導体層を形成する。第1半導体層に接するように第
1半導体層上に、第1導電型の真性ベース領域および外
部ベース領域となる第2半導体層を形成する。第2半導
体層に接するように第2半導体層上に、第1導電型の外
部ベース領域となり所定の元素からなる第3半導体層を
形成する。第3半導体層に接するように第3半導体層上
に、第1導電型の外部ベース領域となり、所定の元素と
は異なる元素を含む第1導電型の第4半導体層を形成す
る。第4半導体層に加工を施すことにより、第3半導体
層の表面を露出する開口部を形成する。露出した第3半
導体層の上に第2導電型の不純物を含む第5半導体層を
形成し、熱処理を施すことにより第5半導体層から第3
半導体層に第2導電型の不純物を拡散させることによ
り、第3半導体層にエミッタ領域を形成する。
【0033】この製造方法によれば、真性ベース領域と
外部ベース領域とからなるベース領域、エミッタ領域お
よびコレクタ領域を有するバイポーラトランジスタが形
成される。特に外部ベース領域を含む第4半導体層を形
成する工程では、第3半導体層を構成する所定の元素と
は異なる元素を含むように形成されるため、その所定の
元素と所定の元素と異なる元素の原子半径の違いに起因
して第4半導体層は第3半導体層よりも多くの第1導電
型の不純物を取り込むことができる。そして、エミッタ
領域を形成する際の熱処理により同時に第4半導体層に
より多く取り込まれた第1導電型の不純物が第3半導体
層へ拡散して、第4半導体層と第3半導体層のそれぞれ
の第1導電型の不純物濃度が同レベルになる結果、外部
ベース領域の抵抗が低減してバイポーラトランジスタの
高周波特性が向上する。また、第4半導体層が第3半導
体層を構成する所定の元素とは異なる元素を含んでいる
ことで、第4半導体層のエッチングレートが第3半導体
層のエッチングレートと異なって、開口部を形成する際
に第3半導体層を実質的にエッチングすることなく第4
半導体層をエッチングすることができる。その結果、開
口部の底面に露出した第3半導体層に形成されるエミッ
タ領域の深さの再現性や底面内における深さの均一性が
向上して、バイポーラトランジスタの電気的な特性が安
定する。
【0034】また、第2半導体層を形成する工程では、
第2半導体層は第3半導体層を構成する所定の元素とは
異なる元素を含んで構成されるように形成されることが
望ましい。
【0035】これにより、バイポーラトランジスタとし
てヘテロ接合タイプのものが形成される。
【0036】一方、第2半導体層を形成する工程では、
第2半導体層は第3半導体層を構成する所定の元素と同
じ元素から形成されることが望ましい。
【0037】この場合には、バイポーラトランジスタと
してホモ接合タイプのものが形成される。
【0038】また、第1半導体層を形成する工程と第2
半導体層を形成する工程との間に、第2半導体層のうち
外部ベース領域が位置することになる部分と第1半導体
層との間に絶縁層を形成する工程を含んでいることが望
ましい。
【0039】これにより、外部ベース領域とコレクタ領
域との間の寄生容量を緩和することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】実施の形態1 本発明の実施の形態1に係るバイポーラトランジスタを
備えた半導体装置について説明する。図1に示すよう
に、P−型基板1の主表面にN+型埋め込みコレクタ2
が形成されている。そのN+型埋め込みコレクタ2に接
すようにN−型コレクタ層4およびN+型コレクタウォ
ール3が形成されている。N−型コレクタ層4上に部分
的にN−型コレクタ層4の表面を露出する絶縁膜5が形
成されている。
【0041】露出したN−型コレクタ層4に接するよう
に、絶縁膜5上にコレクタ層となるN−型Si層6が形
成されている。そのN−型Si層6上に真性ベース領域
と外部ベース領域とを含むP型SiGe層7が形成され
ている。そのP型SiGe層7上にエミッタ領域19と
外部ベース領域とを含むP型Si層8が形成されてい
る。エミッタ領域としてN+型エミッタ領域19がSi
層8に形成されている。
【0042】そのSi層8上に外部ベース領域を含むP
+型SiGe層9が形成されている。そのP+型SiG
e層9上に金属シリサイド層10が形成され、さらに絶
縁膜11が形成されている。絶縁膜11、金属シリサイ
ド層10およびP+型SiGe層9にSi層8(N+型
エミッタ層19)の表面を露出する開口部が形成されて
いる。その開口部の側面上に側壁絶縁膜12が形成され
ている。
【0043】その開口部にN+型ポリエミッタ13が形
成されている。そのN+型ポリエミッタ13の上、露出
しているN−型コレクタ層4(N+型コレクタウォール
3)の上および露出した金属シリサイド層10の上に金
属シリサイド層14がそれぞれ形成されている。
【0044】金属シリサイド層14等を覆うようにP−
型基板1上に絶縁膜15が形成されている。その絶縁膜
15に金属シリサイド層14の表面をそれぞれ露出する
コンタクトホールが形成されている。そのコンタクトホ
ールにそれぞれベース電極17、エミッタ電極16およ
びコレクタ電極18がそれぞれ形成されている。本実施
の形態に係る半導体装置は上記のように構成される。
【0045】次に、上述した半導体装置の製造方法の一
例について説明する。まず、図2に示すように、P−型
基板1の表面にN+埋め込みコレクタ2を形成する。次
に図3に示すように、たとえばエピタキシャル成長法に
よりN−型コレクタ層4を形成する。次に図4に示すよ
うに、そのN−型コレクタ層4にコレクタ電極が接続さ
れる部分となるN+コレクタウォール3を形成する。
【0046】次に図5に示すように、N−型コレクタ層
4の所定の領域を酸化することにより絶縁膜5を形成す
る。次に、N−型コレクタ層4および絶縁膜5上に、た
とえば熱酸化法により比較的薄い熱酸化膜(図示せず)
を形成する。そして、その熱酸化膜を除去してダメージ
を受けた部分を除去する。
【0047】その後、図6に示すように、温度約600
〜700℃のもとで、たとえばSiH4、PH3およびH
2を含むガスを用いてエピタキシャル成長法により、N
−型Si層6を形成する。そのN−型Si層6上にP型
SiGe層7を形成する。このとき、最初の膜厚数十n
mについては、SiH4、GeH4およびH2を含むガス
を用いて形成し、残りの膜厚数十nmについては、Si
4、GeH4、B26およびH2を含むガスを用いて形
成する。
【0048】そのP型SiGe層7上に、SiH4、B2
6およびH2を含むガスを用いて、不純物濃度約1×1
17atoms/cm3のP型Si層8を形成する。そ
のP型Si層8上に、SiH4、GeH4、B26および
2を含むガスを用いて不純物濃度約1×1019〜1×
1020atoms/cm3のP+型SiGe層9を形成
する。
【0049】P+型SiGe層9は、P型Si層8を構
成する元素と異なるGe元素を含むため、SiとGeの
原子半径の違いに起因してP+型SiGe層9には、P
型Si層8よりも高濃度の不純物(ボロン)をドーピン
グすることができる。
【0050】そのP+型SiGe層9上にたとえばスパ
ッタ法により金属シリサイド層10を形成する。なお、
この金属シリサイド層の形成工程を省略しても特に差し
支えはない。その金属シリサイド層10上に、たとえば
CVD法によりたとえばシリコン酸化膜からなる絶縁膜
11を形成する。
【0051】その絶縁膜11上に所定のレジストパター
ン(図示せず)を形成する。そのレジストパターンをマ
スクとして、SF6およびCl2を含むガスを用いて絶縁
膜10、金属シリサイド層10およびP+型SiGe層
9にドライエッチングを施すことにより、図7に示すよ
うに、P型Si層8の表面を露出する開口部21を形成
する。
【0052】次に、その開口部21の底面および側面を
覆うように絶縁膜11上にさらに絶縁膜(図示せず)を
形成する。その絶縁膜に異方性エッチングを施すことに
より、図8に示すように、開口部21の側面上に側壁絶
縁膜12を形成する。
【0053】次に、開口部21を埋めるように、砒素を
ドープしたポリシリコン膜(図示せず)を絶縁膜11上
に形成し、引き続いて、そのポリシリコン膜上に比較的
薄いシリコン酸化膜(図示せず)を形成する。
【0054】その後、たとえばランプアニール法による
熱処理を施すことで、ポリシリコン膜中の砒素を開口部
21の底面に露出したP型Si層8へ拡散させることに
よりN+型エミッタ層19を形成する。この熱処理によ
り、P+型SiGe層9からP型Si層8への不純物の
拡散も同時に行われることになる。この不純物の拡散に
より、P型Si層8の不純物濃度は約1×1018〜1×
1019atoms/cm3となり、P+型SiGe層9
の不純物濃度も約1×1018〜1×1019atoms/
cm3となる。
【0055】そして、シリコン酸化膜上に所定のレジス
トパターン(図示せず)を形成し、そのレジストパター
ンをマスクとしてポリシリコン膜にエッチングを施すこ
とにより、図9に示すように、N+型ポリエミッタ13
を形成する。
【0056】次に、絶縁膜11上に所定のレジストパタ
ーン(図示せず)を形成する。そのレジストパターンを
マスクとして、絶縁膜11、金属シリサイド層10、P
+型SiGe層9、P型Si層8、P型SiGe層7お
よびN−型Si層6にエッチングを施すことにより、図
10に示すように、N+コレクタウォール3の表面を含
む所定の領域を露出する。
【0057】次に、図11に示すように、絶縁膜11の
所定の領域に金属シリサイド層10の表面を露出する開
口部22を形成する。次に、絶縁層11等上に金属シリ
サイド層(図示せず)を形成して所定のエッチングを施
すことにより、図12に示すように、開口部22の底面
上、N+型ポリエミッタ13の表面上およびN+コレク
タウォール3の表面上に金属シリサイド層14を形成す
る。
【0058】次に、図13に示すように、絶縁膜11お
よびN+型ポリエミッタ13等を覆うように絶縁膜15
を形成する。その絶縁膜15上に所定のレジストパター
ン(図示せず)を形成する。そのレジストパターンをマ
スクとして絶縁膜15にエッチングを施すことにより金
属シリサイド層14の表面をそれぞれ露出する開口部2
3、24、25を形成する。
【0059】その後、開口部23、24、25を埋める
ように、たとえばタングステン膜を形成してそのタング
ステン膜に所定の加工を施すことにより、図1に示すよ
うに、エミッタ電極16、ベース電極17およびコレク
タ電極18をそれぞれ形成する。以上の工程を経ること
により、図1に示す半導体装置が形成される。
【0060】上述した半導体装置では、バイポーラトラ
ンジスタにおけるコレクタ領域とベース領域との接合に
おいて、コレクタ側がN−型Si層6でありベース側が
P型SiGe層7である。そして、ベース領域とエミッ
タ領域との接合において、ベース側がP型SiGe層7
でありエミッタ側がN型のSi層8である。したがっ
て、この半導体装置では、ヘテロ接合のバイポーラトラ
ンジスタが構成される。
【0061】特にベース領域では、P型SiGe層7の
うちN+型エミッタ層19の直下に位置する部分が真性
ベース領域となる。その真性ベース領域の外側に位置す
るP型SiGe層7の部分、P型Si層8およびP+型
SiGe層9が外部ベース領域となる。
【0062】そのP+型SiGe層9は、P+型Si層
8を構成する元素に加えてGeを構成元素に含んでい
る。このため、P+型SiGe層9を形成する際にはS
iとGeの原子半径の違いに起因して、Si層8よりも
多くのP型の不純物(ボロン)を層の中に取り込むこと
ができる。
【0063】シリコンの格子定数は0.543nm
(5.43Å)であり、ゲルマニウムの格子定数は0.
566nm(5.66Å)であることで、P+型SiG
e層9の格子定数はP型Si層8の格子定数よりも大き
くなり、このことによってもP+型SiGe層9(約1
×1019〜1×1020atoms/cm3)はP型Si
層8(約1×1017atoms/cm3)よりも多くの
不純物を取り込むことができると考えられる。
【0064】また、P+型Si層8の不純物濃度が比較
的高くないため、N+型エミッタ層19以外(外部ベー
ス領域)とN+型エミッタ層19との間でトンネルリー
ク電流が生じることも抑制される。
【0065】さらに、このN+型エミッタ層19を形成
する際の熱処理によってP+型SiGe層9に含まれる
ボロンがSi層8に拡散する。これにより、P+型Si
Ge層9(約1×1018〜1×1019atoms/cm
3)とP型Si層8(約1×1018〜1×1019ato
ms/cm3)のそれぞれの不純物濃度が同レベルとな
って、外部ベース領域の抵抗が低減する。
【0066】また、第2の従来技術における半導体装置
と比べると、外部ベース領域をなす各層の接触面積が十
分に得られることからも外部ベース領域の抵抗を低減す
ることができる。
【0067】ところで、高周波トランジスタの特性を示
すパラメータには電流利得遮断周波数fTと最大発振周
波数fmaxがあり、それぞれ次の式で表される。
【0068】
【数1】
【0069】ここで、Qは電子の電荷、Tは絶対温度
(k)、ICはコレクタ電流、CBEはベース・エミッタ
接合容量、CBCはベース・コレクタ接合容量、REはエ
ミッタ抵抗、RCはコレクタ抵抗、RBはベース抵抗、τ
Bはベース走行時間およびτCはコレクタ走行時間を示
す。
【0070】特に、バイポーラトランジスタがマイクロ
波トランジスタへ適用される場合には、最大発振周波数
fmaxが重要なパラメータとなる。上記2つの式より
この最大発振周波数fmaxを向上するためには、電流
利得遮断周波数fTを向上するとともに、ベース抵抗R
Bとコレクタ・ベース接合容量CBEを低減することが要
求される。
【0071】本半導体装置においては、上記のように、
外部ベース領域の抵抗を低減することができる結果、こ
の最大発振周波数fmaxを向上することができる。
【0072】また、N+ポリエミッタ13を形成する際
に、図7に示すように、P+型SiGe層9にSF6
よびCl2を含むガスを用いてドライエッチングを施す
ことにより、P型Si層8の表面を露出する開口部21
が形成される。このとき、SiGe層9はSi層8とは
異なる構成元素を含むことで、P+型SiGe層9とP
型Si層8とのエッチング特性が異なる。
【0073】そのため、P型Si層8を実質的にエッチ
ングすることなくP+型SiGe層9をエッチングする
ことができ、必要以上にP型Si層8をエッチングする
ことなく開口部21を形成することができる。これによ
り、開口部21の底面に露出したP型Si層8に形成さ
れるN+型エミッタ層19の深さの再現性や底面内にお
ける深さの均一性が向上して、バイポーラトランジスタ
の電気的な特性が安定する。
【0074】また、N−型コレクタ層6となるSi層、
真性ベース領域および外部ベース領域を含むP型SiG
e層7、外部ベース領域になるとともにN+型エミッタ
層19が形成されるP型Si層8、外部ベース領域とな
るP+型SiGe層9を、同一チャンバー内で連続して
順次形成することで、それぞれの層において予期しない
不純物等によるギャップの発生を防止することができ
る。
【0075】さらに、汚染によってリーク経路が形成さ
れるのを防止することができる。さらに、P型SiGe
層7、P型Si層8およびP+型SiGe層9のそれぞ
れの界面における接触抵抗を低減することができる。
【0076】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第1の変形例について説明する。上述した半導体装置で
は、バイポーラトランジスタにおけるコレクタとベース
との接合の位置がN−型Si層6とP型SiGe層7と
の界面の位置と略同じ位置にあり、ベースとエミッタと
の接合の位置もP型SiGe層7とN型のSi層8との
界面の位置と略同じ位置にある。
【0077】第1の変形例に係る半導体装置では、各接
合の位置が各層の界面の位置と異なっている。すなわ
ち、図14および図15に示すように、エミッタとベー
スとの接合の位置がSiGe層7内に位置し、エミッタ
の領域がSi層8からSi層8とSiGe層7との界面
を越えてSiGe層7の内部にまで形成されている。
【0078】一方、コレクタとベースとの接合の位置も
SiGe層7内に位置し、コレクタの領域がSi層6か
らSi層6とSiGe層7との界面を越えてSiGe層
7の内部にまで形成されている。
【0079】一般にヘテロ接合のバイポーラトランジス
タでは、SiとSiGeのように格子定数のそれぞれ異
なる層が接合される部分において、格子不整合や不純物
による欠陥準位により界面再結合電流が流れる。そのた
め、この界面再結合電流の存在によりバイポーラトラン
ジスタにおける電流増幅率が低下することがわかってい
る。
【0080】そこで、エミッタとベースとの接合の位置
およびコレクタとベースとの接合の位置を、それぞれS
i層とSiGe層との界面の位置と一致させないことで
このような界面再結合電流の発生が抑制されて、特にバ
イポーラトランジスタにおける電流増幅率の低下を抑制
することができる。
【0081】次に、この第1の変形例に係る半導体装置
の製造方法の一例として、特にコレクタ、べースおよび
エミッタを形成する部分とその不純物濃度について説明
する。まず、絶縁膜5およびN+型埋め込みコレクタ3
上(図14参照)に、たとえばリンをドープしたN−型
Si層およびSiGe層を形成することにより、リン濃
度とGe濃度の分布は図16に示す分布となる。
【0082】さらに、リンをドープさせないSiGe層
を形成することで、図17に示すように、Geの濃度は
保持される。次に、ボロンをドープしたSiGe層を形
成することで、ボロン濃度の分布は図18に示す分布と
なる。次に、ノンドープのSiGe層およびSi層を形
成することで、各不純物濃度の分布は図19に示す分布
となる。次に、図20に示すように、ポリエミッタとな
るポリシリコン膜を形成する。
【0083】その後、図21に示すように、そのポリシ
リコン膜に砒素を注入する。砒素を注入した後、熱処理
を施すことで砒素、ボロンおよびリンが拡散する。これ
により、図15に示すように、エミッタとベースとの接
合の位置およびコレクタとベースとの接合の位置が、そ
れぞれSi層とSiGe層との界面の位置とは異なって
いるバイポーラトランジスタが形成される。
【0084】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第2の変形例について説明する。この変形例に係る図2
2に示す半導体装置の構造は、実質的に図1に示す半導
体装置の構造と同じであるが、特に、P型Si層8とし
て比較的膜厚の薄い層が採用されている。この場合、P
型Si層8の膜厚は50nm以下に設定されている。
【0085】P型Si層8の膜厚が薄いことでP+型S
iGe層9からボロンの拡散が容易になる。また、ベー
スからエミッタに注入された正孔がエミッタの低不純物
濃度の領域に蓄積されることになる。このとき、N+型
エミッタ層19が形成されるSi層8の膜厚が薄いこと
でエミッタにおける不純物濃度の勾配が急峻になる。エ
ミッタの不純物濃度の勾配が急峻であるほど、低不純物
濃度の領域が少なくなる。その結果、上述した電流利得
遮断周波数fTや最大発振周波数fmaxの高周波特性
が向上する。
【0086】さらに、P型Si層8の膜厚が薄いことで
P+型SiGe層9からP型Si層8への不純物の拡散
に必要とされる熱処理条件を緩和することができ、たと
えば、温度900℃、時間120秒にて拡散を行うこと
ができる。これにより、他の領域における他の不純物の
拡散も抑制されて各不純物濃度の分布が安定して、バイ
ポーラトランジスタの電気的な特性が安定する。
【0087】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第3の変形例について説明する。図1に示す半導体装置
では、N−型コレクタ層7においては、N−型コレクタ
層4上に形成される部分は単結晶として成長し、絶縁膜
5上に形成される部分は多結晶として成長する。この変
形例に係る図23に示す半導体装置では、特に、N−型
コレクタ層6およびP型SiGe層7は選択成長により
形成されている。これ以外の部分は、図1に示す半導体
装置の構造と実質的に同じである。
【0088】次に、この部分の半導体装置の製造方法に
ついて簡単に説明する。絶縁膜5を形成した後に所定の
領域にN−型コレクタ層4の表面を露出する開口部を形
成する。次に、温度600〜750℃のもとで、H2
HClおよびSiH2Cl2を含むガスを用いて露出した
N−型コレクタ層4の表面に、さらにN−型コレクタ層
4となるSi層を選択成長させる。その後、H2、HC
l、SiH2Cl2およびGeH4を含むガスを用いてP
型SiGe層7となるSiGe層を選択成長させる。こ
れにより、図23に示す半導体装置が形成される。
【0089】この変形例に係る半導体装置においても、
図1に示す半導体装置と同様の高周波特性の向上を図る
ことができる。また、P型Si層8のうち外部ベース領
域となる部分とN−型コレクタ層4との間に絶縁膜5が
位置していることで、ベース−エミッタ間の容量を低減
することもできる。
【0090】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第4の変形例について説明する。図1に示す半導体装置
では、絶縁膜5上にN−型コレクタ層6が形成されてい
るが、これをN−型コレクタ層4に代用させてもよい。
【0091】すなわち、この変形例に係る半導体装置で
は、図24に示すように、N−型コレクタ層6が省略さ
れて絶縁膜5の直上にP型SiGe層7が形成されてい
る。これ以外の部分は、図1に示す半導体装置の構造と
実質的に同じである。
【0092】この半導体装置を形成する場合には、P型
SiGe層7を形成する前に絶縁膜5の表面を含む基板
の表面の汚染を十分に除去しておくことが望ましい。ま
た、P型SiGe層7は、特に選択成長させることな
く、たとえばSiH4、GeH4およびH2を含むガスを
用いて形成することが望ましい。
【0093】この変形例に係る半導体装置においても、
図1に示す半導体装置と同様の高周波特性の向上を図る
ことができる。
【0094】実施の形態2 実施の形態1に係る半導体装置では、Si層とSiGe
層とのヘテロ接合のバイポーラトランジスタを備えた場
合について説明した。本発明の実施の形態2に係る半導
体装置では、Si層とSi層とのホモ接合のバイポーラ
トランジスタを備えた半導体装置について説明する。
【0095】図25に示すように、バイポーラトランジ
スタにおけるコレクタとベースとの接合において、コレ
クタ側はN−型Si層6でありベース側がP型Si層8
である。そして、ベースとエミッタとの接合において、
ベース側がP型Si層8でありエミッタ側がN型のSi
層19である。
【0096】なお、これ以外の構成については、実施の
形態1において説明した図1に示す半導体装置と同様な
ので、同一部材には同一符号を付しその説明を省略す
る。また、製造方法も、図1に示すSiGe層7を形成
させないことを除いて、実施の形態1において説明した
方法と実質的に同じ方法なのでその説明を省略する。
【0097】したがって、実施の形態1において説明し
たように、外部ベース領域となるP+型SiGe層9
は、P+型Si層8を構成する元素に加えてGeを構成
元素に含んでいるため、P+型SiGe層9を形成する
際にはSiとGeの原子半径の違いに起因して、Si層
8よりも多くのP型の不純物(ボロン)を層の中に取り
込むことができる。
【0098】そして、N+型エミッタ層19を形成する
際の熱処理によってP+型SiGe層9に含まれるボロ
ンがSi層8に拡散して、P+型SiGe層9とP型S
i層8のそれぞれの不純物濃度が同レベルとなって、外
部ベース領域の抵抗が低減する。
【0099】その結果、ホモ接合のバイポーラトランジ
スタにおける高周波特性として、前述した電流利得遮断
周波数fTや最大発振周波数fmaxを向上することが
できる。
【0100】なお、ヘテロ接合のバイポーラトランジス
タの場合、ヘテロ構造に起因するバンドギャップの差を
利用することで、ベースの幅を狭く設定することが可能
であるが、ホモ接合のバイポーラトランジスタの場合、
このベースの幅をヘテロ接合の場合における幅程度に狭
めることができない。
【0101】そのため、ベースを走行する時間τBがヘ
テロ構造の場合ほど短くすることはできず、ヘテロ構造
に比べると電流利得遮断周波数fTの劣ることになる
が、ホモ接合のバイポーラトランジスタとして高周波特
性を向上することができる。
【0102】また、実施の形態1において説明したよう
に、N+型エミッタ層19の深さの再現性や底面内にお
ける深さの均一性が向上する。
【0103】また、N−型コレクタ層6となるSi層、
真性ベース領域および外部ベース領域になるとともにN
+型エミッタ層19が形成されるP型Si層8、外部ベ
ース領域となるP+型SiGe層9を、同一チャンバー
内で連続して順次形成することで、それぞれの層におい
て予期しない不純物等によるギャップの発生を防止する
ことができる。
【0104】さらに、汚染によってリーク経路が形成さ
れるのを防止することができる。そして、N−型コレク
タ層6、P型Si層8およびP+型SiGe層9のそれ
ぞれの界面における接触抵抗を低減することができる。
【0105】これによっても、ホモ接合のバイポーラト
ランジスタの高周波特性の改善が図られる。
【0106】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第1の変形例について説明する。図25に示す半導体装
置では、絶縁膜5上にN−型コレクタ層6が形成されて
いるが、これをN−型コレクタ層4に代用させてもよ
い。
【0107】すなわち、この変形例に係る半導体装置で
は、図26に示すように、N−型コレクタ層6が省略さ
れて絶縁膜5の直上にP型Si層8が形成されている。
これ以外の部分は、図25に示す半導体装置の構造と実
質的に同じである。また、この半導体装置を形成する場
合には、P型Si層8を形成する前に絶縁膜5の表面を
含む基板の表面の汚染を十分に除去しておくことが望ま
しい。
【0108】この変形例に係る半導体装置におけるホモ
接合のバイポーラトランジスタにおいても、図25に示
すホモ接合のバイポーラトランジスタと同様の高周波特
性の向上を図ることができる。
【0109】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第2の変形例について説明する。図25に示す半導体装
置では、N−型コレクタ層6においては、N−型コレク
タ層4上に形成される部分は単結晶として成長し、絶縁
膜5上に形成される部分は多結晶として成長する。この
変形例に係る図27に示す半導体装置では、特に、N−
型コレクタ層6は選択成長により形成されている。これ
以外の部分は、図25に示す半導体装置の構造と実質的
に同じである。
【0110】このN−型コレクタ層6の製造方法は実施
の形態1において説明したように、露出したN−型コレ
クタ層4の表面上に、温度600〜750℃のもとで、
2、HClおよびSiH2Cl2を含むガスを用いてS
i層を選択成長させることでN−型コレクタ層6を形成
することができる。
【0111】この変形例に係る半導体装置におけるホモ
接合のバイポーラトランジスタにおいても、図25に示
すホモ接合のバイポーラトランジスタと同様の高周波特
性の向上を図ることができる。
【0112】次に、この実施の形態に係る半導体装置の
第3の変形例として、さらにN−型コレクタ層6部分の
変形例について説明する。図28に示すように、露出し
たN−型コレクタ層4上にN−型コレクタ層6が選択成
長により絶縁膜5の上面に至る途中の位置まで形成され
ている。そのN−型コレクタ層6上にP型Si層8が形
成されている。これ以外の部分は、図25に示す半導体
装置の構造と実質的に同じである。
【0113】この場合、N−型コレクタ層4の表面から
絶縁膜5の上面と略同じ位置までは選択成長を行い、P
型の不純物濃度が比較的高くなるようにP型Si層8を
形成し、絶縁膜5の上面を越えてからは非選択成長を行
い、P型の不純物濃度が比較的低くなるように形成する
ことが望ましい。
【0114】この変形例に係る半導体装置におけるホモ
接合のバイポーラトランジスタにおいても、図25に示
すホモ接合のバイポーラトランジスタと同様の高周波特
性の向上を図ることができる。
【0115】なお、実施の形態1および実施の形態2に
おいてそれぞれ説明した半導体装置においては、いずれ
もP+型SiGe層9上に金属シリサイド層10が形成
されているが、この金属シリサイド層10を省いてもよ
い。これにより、金属シリサイドを形成する工程として
は金属シリサイド層14の形成工程だけになり、工程削
減を図ることができる。
【0116】また、金属シリサイド層14を形成する場
合、できるだけ金属シリサイド14が形成される面積を
大きくすることが望ましい。これにより、外部ベース領
域の一部であるP+型SiGe層9、N+型ポリエミッ
タ13およびN+コレクタウォール3のそれぞれと金属
シリサイド層14との接触面積の拡大が図られる。
【0117】その結果、エミッタ抵抗(RE)、コレク
タ抵抗(RC)およびベース抵抗(R B)が低減して、電
流利得遮断周波数fTや最大発振周波数fmaxを向上
することができる。
【0118】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって、制限的なものではないと考えられるべき
である。本発明は上記の説明ではなくて特許請求の範囲
によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範
囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0119】
【発明の効果】本発明の1つの局面における半導体装置
によれば、真性ベース領域と外部ベース領域とからなる
ベース領域、エミッタ領域およびコレクタ領域を有する
バイポーラトランジスタにおいて、外部ベース領域を含
む第4半導体層を構成する元素は、外部ベース領域およ
びエミッタ領域を含む第3半導体層を構成する元素とは
異なる元素を含んでいる。このため、構成元素の原子半
径の違いに起因して第4半導体層を形成する際に、第4
半導体層は第3半導体層よりも多くの第1導電型の不純
物を取り込むことができる。そして、エミッタ領域を形
成する際に同時に第4半導体層により多く取り込まれた
第1導電型の不純物が第3半導体層へ拡散して、第4半
導体層と第3半導体層のそれぞれの第1導電型の不純物
濃度が同レベルになる。その結果、外部ベース領域の抵
抗が低減してバイポーラトランジスタの高周波特性が向
上する。また、エミッタ領域を形成するための開口部を
形成する際に、第3半導体層と第4半導体層とのエッチ
ングレートが異なっていることで、第3半導体層を実質
的にエッチングすることなく第4半導体層をエッチング
することができる。その結果、開口部の底面に露出した
第3半導体層に形成されるエミッタ領域の深さの再現性
や底面内における深さの均一性が向上して、バイポーラ
トランジスタの電気的な特性が安定する。
【0120】具体的に、そのような第3半導体層および
第4半導体層はそれぞれ単結晶であり、第4半導体層の
格子定数は第3半導体層の格子定数よりも大きいことが
望ましく、これにより、第4半導体層は第3半導体層よ
りも第1導電型の不純物をより多く取り込むことができ
る。
【0121】さらに具体的な元素として、第3半導体層
を構成する元素はシリコンであり、第4半導体層を構成
する元素はシリコンゲルマニウムであることが望まし
い。
【0122】バイポーラトランジスタとしてヘテロ接合
タイプのものでは、第2半導体層を構成する元素は、第
3半導体層を構成する元素とは異なった元素を含んでい
ることが望ましく、そのような元素として、第2半導体
層はシリコンゲルマニウムからなり、第3半導体層はシ
リコンからなることが望ましい。
【0123】また、真性ベース領域とエミッタ領域との
接合面の位置が第2半導体層と第3半導体層との界面の
位置からずれており、コレクタ領域と真性ベース領域と
の接合面の位置が第1半導体層と第2半導体層との界面
の位置からずれていることが望ましく、これにより、ヘ
テロ接合のバイポーラトランジスタにおいて、コレクタ
領域とベース領域との接合面の位置が第1半導体装置第
2半導体装置の格子不整合面の位置からずれるととも
に、エミッタ領域とベース領域との接合面の位置が第2
半導体層と第3半導体層との不整合面の位置からずれる
ことになる。その結果、格子不整合等に起因する界面再
結合電流が抑制されて、バイポーラトランジスタにおけ
る電流増幅率の低下を抑制することができる。
【0124】バイポーラトランジスタとしてホモ接合タ
イプのものでは、第2半導体層を構成する元素は第3半
導体層を構成する元素と同じ元素から構成されることが
望ましく、その具体的な元素として、第2半導体層およ
び第3半導体層をそれぞれ構成する元素はシリコンであ
ることが望ましい。
【0125】また、第2半導体層のうち外部ベース領域
の部分と第1半導体層との間に形成された絶縁層を含ん
でいることが望ましく、これにより、外部ベース領域と
コレクタ領域との間の寄生容量を緩和することができ
る。
【0126】本発明の他の局面における半導体装置の製
造方法によれば、真性ベース領域と外部ベース領域とか
らなるベース領域、エミッタ領域およびコレクタ領域を
有するバイポーラトランジスタが形成される。特に外部
ベース領域を含む第4半導体層を形成する工程では、第
3半導体層を構成する所定の元素とは異なる元素を含む
ように形成されるため、その所定の元素と所定の元素と
異なる元素の原子半径の違いに起因して第4半導体層は
第3半導体層よりも多くの第1導電型の不純物を取り込
むことができる。そして、エミッタ領域を形成する際の
熱処理により同時に第4半導体層により多く取り込まれ
た第1導電型の不純物が第3半導体層へ拡散して、第4
半導体層と第3半導体層のそれぞれの第1導電型の不純
物濃度が同レベルになる結果、外部ベース領域の抵抗が
低減してバイポーラトランジスタの高周波特性が向上す
る。また、第4半導体層が第3半導体層を構成する所定
の元素とは異なる元素を含んでいることで、第4半導体
層のエッチングレートが第3半導体層のエッチングレー
トと異なって、開口部を形成する際に第3半導体層を実
質的にエッチングすることなく第4半導体層をエッチン
グすることができる。その結果、開口部の底面に露出し
た第3半導体層に形成されるエミッタ領域の深さの再現
性や底面内における深さの均一性が向上して、バイポー
ラトランジスタの電気的な特性が安定する。
【0127】また、第2半導体層を形成する工程では、
第2半導体層は第3半導体層を構成する所定の元素とは
異なる元素を含んで構成されるように形成されることが
望ましく、これにより、バイポーラトランジスタとして
ヘテロ接合タイプのものが形成される。
【0128】一方、第2半導体層を形成する工程では、
第2半導体層は第3半導体層を構成する所定の元素と同
じ元素から形成されることが望ましく、この場合には、
バイポーラトランジスタとしてホモ接合タイプのものが
形成される。
【0129】また、第1半導体層を形成する工程と第2
半導体層を形成する工程との間に、第2半導体層のうち
外部ベース領域が位置することになる部分と第1半導体
層との間に絶縁層を形成する工程を含んでいることが望
ましく、これにより、外部ベース領域とコレクタ領域と
の間の寄生容量を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る半導体装置の断
面図である。
【図2】 同実施の形態において、図1に示す半導体装
置の製造方法の一工程を示す断面図である。
【図3】 同実施の形態において、図2に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図4】 同実施の形態において、図3に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図5】 同実施の形態において、図4に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図6】 同実施の形態において、図5に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図7】 同実施の形態において、図6に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図8】 同実施の形態において、図7に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図9】 同実施の形態において、図8に示す工程の後
に行われる工程を示す断面図である。
【図10】 同実施の形態において、図9に示す工程の
後に行われる工程を示す断面図である。
【図11】 同実施の形態において、図10に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図12】 同実施の形態において、図11に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図13】 同実施の形態において、図12に示す工程
の後に行われる工程を示す断面図である。
【図14】 同実施の形態において、第1の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図15】 同実施の形態において、図14に示す断面
線XV−XVにおける断面構造と不純物濃度との関係を
示す図である。
【図16】 同実施の形態において、図15に示す半導
体装置の製造方法の一工程を示す断面構造と不純物濃度
との関係を示す図である。
【図17】 同実施の形態において、図16に示す工程
の後に行われる工程を示す断面構造と不純物濃度との関
係を示す図である。
【図18】 同実施の形態において、図17に示す工程
の後に行われる工程を示す断面構造と不純物濃度との関
係を示す図である。
【図19】 同実施の形態において、図18に示す工程
の後に行われる工程を示す断面構造と不純物濃度との関
係を示す図である。
【図20】 同実施の形態において、図19に示す工程
の後に行われる工程を示す断面構造と不純物濃度との関
係を示す図である。
【図21】 同実施の形態において、図20に示す工程
の後に行われる工程を示す断面構造と不純物濃度との関
係を示す図である。
【図22】 同実施の形態において、第2の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図23】 同実施の形態において、第3の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図24】 同実施の形態において、第4の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図25】 本発明の実施の形態2に係る半導体装置の
断面図である。
【図26】 同実施の形態において、第1の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図27】 同実施の形態において、第2の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図28】 同実施の形態において、第3の変形例に係
る半導体装置の断面図である。
【図29】 第1の従来技術に係る半導体装置の断面図
である。
【図30】 図29に示す半導体装置の製造方法の一工
程を示す断面図である。
【図31】 図30に示す工程の後に行われる工程を示
す断面図である。
【図32】 第2の従来技術に係る半導体装置の断面図
である。
【符号の説明】
1 P−型基板、2 N+埋め込みコレクタ、3 N+
コレクタウォール、4N−型コレクタ層、5、11、1
5 絶縁膜、6 N−型Si層、7 P型SiGe層、
8 P型Si層、9 P+型SiGe層、10、14
金属シリサイド層、12 側壁絶縁膜、13 N+型ポ
リエミッタ、16 エミッタ電極、17 ベース電極、
18 コレクタ電極、19 N+型エミッタ層、21〜
25開口部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F003 BB02 BB04 BB05 BC04 BE04 BE07 BE08 BF06 BG06 BH07 BH93 BM01 BP06 BP11 BP31 BP41 BS06 BS08 BS09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する第1導電型の半導体基板
    と、 前記半導体基板の主表面に形成され、コレクタ領域とな
    る第2導電型の第1半導体層と、 前記第1半導体層に接するように前記第1半導体層上に
    形成され、第1導電型の真性ベース領域および外部ベー
    ス領域を含む第2半導体層と、 前記第2半導体層に接するように前記第2半導体層上に
    形成され、第1導電型の外部ベース領域および第2導電
    型のエミッタ領域を含む第3半導体層と、 前記第3半導体層に接するように前記第3半導体層上に
    形成された第1導電型の外部ベース領域を含む第4半導
    体層と、 前記第4半導体層に形成され、前記エミッタ領域の表面
    を露出する開口部とを備え、 前記第3半導体層と前記第4半導体層とはエッチング特
    性が互いに異なり、 前記第4半導体層を構成する元素は、前記第3半導体層
    を構成する元素と異なる元素を含む、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第3半導体層および前記第4半導体
    層はそれぞれ単結晶であり、 前記第4半導体層の格子定数は前記第3半導体層の格子
    定数よりも大きい、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第3半導体層を構成する元素はシリ
    コンであり、前記第4半導体層を構成する元素はシリコ
    ンゲルマニウムである、請求項1または2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記第2半導体層を構成する元素は、前
    記第3半導体層を構成する元素とは異なった元素を含
    む、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第2半導体層はシリコンゲルマニウ
    ムからなり、前記第3半導体層はシリコンからなる、請
    求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記真性ベース領域と前記エミッタ領域
    との接合面の位置が前記第2半導体層と前記第3半導体
    層との界面の位置からずれており、 前記コレクタ領域と前記真性ベース領域との接合面の位
    置が前記第1半導体層と前記第2半導体層との界面の位
    置からずれている、請求項4または5に記載の半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2半導体層を構成する元素は、前
    記第3半導体層を構成する元素と同じ元素から構成され
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第2半導体層および前記第3半導体
    層をそれぞれ構成する元素はシリコンである、請求項7
    記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記第2半導体層のうち前記外部ベース
    領域の部分と前記第1半導体層との間に形成された絶縁
    層を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 第1導電型の半導体基板の主表面に、
    コレクタ領域となる第2導電型の第1半導体層を形成す
    る工程と、 前記第1半導体層に接するように前記第1半導体層上
    に、第1導電型の真性ベース領域および外部ベース領域
    となる第2半導体層を形成する工程と、 前記第2半導体層に接するように前記第2半導体層上
    に、第1導電型の外部ベース領域となり所定の元素から
    なる第3半導体層を形成する工程と、 前記第3半導体層に接するように前記第3半導体層上
    に、第1導電型の外部ベース領域となり、前記所定の元
    素と異なる元素を含む第4半導体層を形成する工程と、 前記第4半導体層に加工を施すことにより、前記第3半
    導体層の表面を露出する開口部を形成する工程と、 露出した前記第3半導体層の上に第2導電型の不純物を
    含む第5半導体層を形成し、熱処理を施すことにより前
    記第5半導体層から前記第3半導体層に前記第2導電型
    の不純物を拡散させることにより、前記第3半導体層に
    エミッタ領域を形成する工程とを備えた、半導体装置の
    製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第2半導体層を形成する工程で
    は、前記第2半導体層は前記第3半導体層を構成する前
    記所定の元素とは異なる元素を含んで形成される、請求
    項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2半導体層を形成する工程で
    は、前記第2半導体層は前記第3半導体層を構成する前
    記所定の元素と同じ元素から構成されるように形成され
    る、請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1半導体層を形成する工程と前
    記第2半導体層を形成する工程との間に、前記第2半導
    体層のうち前記外部ベース領域が位置することになる部
    分と前記第1半導体層との間に絶縁層を形成する工程を
    含む、請求項10〜12のいずれかに記載の半導体装置
    の製造方法。
JP2001173486A 2001-06-08 2001-06-08 半導体装置およびその製造方法 Withdrawn JP2002368004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173486A JP2002368004A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001173486A JP2002368004A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002368004A true JP2002368004A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19014930

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001173486A Withdrawn JP2002368004A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002368004A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077570A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. バイポーラトランジスタおよび集積回路装置
JP2004356254A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Sony Corp 半導体装置、及び同半導体装置の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004077570A1 (ja) * 2003-02-26 2004-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. バイポーラトランジスタおよび集積回路装置
JP2004356254A (ja) * 2003-05-28 2004-12-16 Sony Corp 半導体装置、及び同半導体装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0562991A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US5962879A (en) Super self-aligned bipolar transistor
JPH088270A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US6861323B2 (en) Method for forming a SiGe heterojunction bipolar transistor having reduced base resistance
JP3600591B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH05182980A (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
JPH07254611A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7368361B2 (en) Bipolar junction transistors and method of manufacturing the same
US5523614A (en) Bipolar transistor having enhanced high speed operation through reduced base leakage current
JP2002368004A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3472486B2 (ja) バイポーラトランジスタ及びその製造方法
US20240079473A1 (en) Method for forming a transistor with a conductivity doped base structure
JP3278493B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3908023B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1092837A (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JP2001338931A (ja) バイポーラトランジスタおよびその製造方法
JPH01108772A (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JPH08335584A (ja) バイポーラトランジスタの製造方法
JP3260009B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11260829A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2008186899A (ja) 半導体装置、並びにバイポーラトランジスタ及びその製造方法
JPH11214401A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2000058555A (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタを備えた半導体装置およびその製造方法
JPH02152240A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005167125A (ja) 半導体装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080902