JPH07254611A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH07254611A
JPH07254611A JP6044367A JP4436794A JPH07254611A JP H07254611 A JPH07254611 A JP H07254611A JP 6044367 A JP6044367 A JP 6044367A JP 4436794 A JP4436794 A JP 4436794A JP H07254611 A JPH07254611 A JP H07254611A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エピタキシャル技術を用いたバイポーラトラ
ンジスタにおいて、リソグラフィ工程での合わせずれを
見込む必要と、ベース引き出し電極とのコンタクトを取
る必要をなくし、素子の微細化及びベース・コレクタ間
容量の低減をはかり得る半導体装置を提供すること。 【構成】 バイポーラトランジスタを構成する半導体装
置において、周囲が埋込み絶縁膜4で素子分離されたn
型コレクタ領域3と、埋込み絶縁膜4及びコレクタ領域
3上に形成されたp型ベース領域12と、このベース領
域12上に形成され、端部が埋込み絶縁膜4上に位置
し、且つ中央部にコレクタ領域3上に位置する開口11
が設けられたエッチングストッパ膜9と、このエッチン
グストッパ膜9の開口11に露出したベース領域12の
部分に形成されたn型エミッタ領域14とを具備してな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バイポーラLSIを構
成する素子として用いるのに適した半導体装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高速LSIを実現するため高速シ
リコンバイポーラ技術の開発が進められ、図5に示すよ
うに、選択エピタキシャル技術を用いた高性能のトラン
ジスタを形成する技術が提案されている。
【0003】このようなトランジスタは、まず高濃度の
n型埋め込み層を含むシリコン基板50上にコレクタ領
域51をエピタキシャル成長させ、さらに埋込み酸化膜
52でコレクタ領域51を絶縁分離する。次いで、選択
的なエピタキシャル技術を用いてコレクタ領域51上の
みにベース領域53となるシリコン単結晶を成長させ
る。
【0004】次いで、窒化膜と酸化膜よりなる複合膜を
全面に堆積し、ベース領域53上に所定のパターニング
を行い、エッチングストッパ膜54を形成する。この
際、エッチングストッパ膜54はコレクタ領域51の内
側に形成され、リソグラフィ工程での合わせ余裕と外部
ベース引き出し領域とのコンタクトをとる必要から、距
離X1 が必要になる。
【0005】次いで、ベース引き出し領域55となる多
結晶シリコンを堆積しp型の不純物をイオン注入し、さ
らに酸化膜56及び窒化膜57をCVD法によって順次
堆積する。その後、エミッタ領域を形成するための開口
58を開ける。その後、酸化膜をCVD法により堆積
し、異方性イオンエッチングを行ってサイドウォール・
スペーサ59を形成する。次いで、エッチングストッパ
膜54をウェット系のエッチングでベース領域53にダ
メージを与えることなくエッチングし、開口60を形成
する。
【0006】次いで、多結晶シリコン61を堆積し、n
型の不純物をイオン注入し、熱処理を行って不純物を拡
散させ、ベース領域53内にエミッタ領域62を形成す
る。続いて、n型不純物を含む多結晶シリコン61を所
定の形状にパターンニングする。その後は、従来の技術
により金属電極の形成を行ってトランジスタを完成させ
る。
【0007】このような方法で製造されたトランジスタ
では、非常に薄いベース層を形成できるので、従来のイ
オン注入や拡散技術で形成されるベース層を持つトラン
ジスタに比べて高い遮断周波数を得ることができる。
【0008】しかしながら、この種の構造と製造方法に
あっては次のような問題があった。即ち、トランジスタ
の活性領域であるコレクタ領域51に対してエッチング
ストッパ膜54をパターニングする際の距離X1 と、エ
ミッタ用の開口58を設けるためのリソグラフィ工程で
合わせずれを見込む際の距離X2 とが必要である。この
(X1 +X2 )が微細化の妨げとなり、結果としてベー
ス・コレクタ間容量とベース抵抗の低減が十分でなく、
全体的な回路パフォーマンスの低下の原因となってい
た。また、トランジスタとしてアクションするエミッタ
直下の領域に対して、それ以外の部分が大きく寄生成分
が大きくなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、エピ
タキシャル技術を用いたバイポーラトランジスタにおい
ては、リソグラフィ工程での合わせずれと、外部ベース
引き出し電極とのコンタクトを取る必要から、距離(X
1 +X2 )を見込む必要があり、これが素子の微細化を
妨げると共に、ベース・コレクタ間容量を増大させる要
因となっていた。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、エピタキシャル技術を
用いたバイポーラトランジスタにおいて、リソグラフィ
工程での合わせずれを見込む必要をなくし、素子の微細
化及びベース・コレクタ間容量の低減をはかり得る半導
体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。即ち、本
発明(請求項1)は、バイポーラトランジスタを構成す
る半導体装置において、周囲が第1の絶縁膜で埋め込ま
れた第1導電型の第1の半導体領域と、これら第1の絶
縁膜及び第1の半導体領域上に形成された第2導電型の
第2の半導体領域と、この第2の半導体領域上に形成さ
れ、端部が第1の絶縁膜上に位置し、且つ中央部に第1
の半導体領域上に位置する開口が設けられた第2の絶縁
膜と、この第2の絶縁膜の開口に露出した第2の半導体
領域の部分に形成された第1導電型の第3の半導体領域
とを具備してなることを特徴とする。
【0012】また、本発明(請求項2)は、上記構成の
半導体装置の製造方法において、第1導電型のコレクタ
埋込み層を有する半導体基板上に第1導電型のコレクタ
領域を成長した後、このコレクタ領域を第1の絶縁膜
(埋込み絶縁膜)で絶縁分離し、次いで非選択エピタキ
シャル技術により絶縁分離されたコレクタ領域上に第2
導電型の単結晶シリコンを成長し、且つ埋込み絶縁膜上
に第2導電型の多結晶シリコンを成長してベース領域を
形成し、次いでこのベース領域上に第2の絶縁膜(エッ
チングストッパ膜)を形成し、該絶縁膜がコレクタ領域
上に位置し該絶縁膜の端部が埋込み絶縁膜上に位置する
形状にパターニングし、次いで第2の絶縁膜及びベース
領域上に第2導電型の多結晶シリコンからなるベース引
き出し領域を形成し、次いでこのベース引き出し領域の
コレクタ層上に位置する部分に第1の開口を形成し、次
いで第1の開口内に側壁絶縁膜を形成し、次いで第2の
絶縁膜の側壁絶縁膜で覆われていない部分をエッチング
除去し、次いで第2の絶縁膜を除去した領域に第1導電
型の不純物を含む多結晶シリコン堆積し、熱拡散により
第2の半導体領域内にエミッタ領域を形成するようにし
た方法である。
【0013】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 第2の絶縁膜が酸化膜或いは酸化膜と窒化膜との複
合膜であること。 (2) 第2の絶縁膜が第2導電型の第2の半導体領域を形
成する不純物と同型の不純物を含む酸化膜であること。 (3) 第2の半導体領域(ベース領域)が、単結晶半導体
層と多結晶半導体層からなり、その境界の少なくとも一
部が第2の絶縁膜の下に存在すること。 (4) 第1の半導体領域(コレクタ領域)の幅と第3の半
導体領域(エミッタ領域)の幅がほぼ等しいこと。 (5) 第2の半導体領域(ベース領域)と第2の絶縁膜の
少なくとも一部の上に、第2導電型の第4の半導体領域
(ベース引き出し領域)が形成されていること。 (6) 第4の半導体領域が高融点金属からなること。
【0014】
【作用】本発明においては、コレクタ領域を埋込み絶縁
膜(第1の絶縁膜)で絶縁分離しバイポーラトランジス
タの活性領域を形成する。その後、非選択的なエピタキ
シャル技術を用いて、コレクタ領域上にはシリコン単結
晶を成長し、埋込み絶縁膜上には多結晶シリコンを成長
しベース領域を形成する。その際、エピタキシャル成長
層にp型の不純物、例えばボロンをドープするためにジ
ボラン(B26)を所定の圧力,温度,流量のもとで
流す。また、モノゲルマン(GeH4 )ガスを所定の圧
力,温度,流量で流してSiGe層にすることも可能で
ある。
【0015】次いで、第2の絶縁膜を堆積し所定の形状
にパターニングする。この際、第2の絶縁膜の端は埋込
み絶縁膜上の多結晶シリコン上に達していることが必要
で、シリコンと大きなエッチング選択比がとれ、ウェッ
ト系のエッチングで除去される膜が望ましい。その後、
所定の膜厚の多結晶シリコンを堆積し、所定のドーズ量
だけp型の不純物、例えばボロンをイオン注入する。ボ
ロンのイオン注入の代わりに、ボロンが既にドープされ
た多結晶シリコンを堆積してもよい。このp型の不純物
が含まれる多結晶シリコンはベース引き出し領域とな
る。また、多結晶シリコンの代わりに高融点金属、例え
ばタングステンなどを堆積してもよい。その後、CVD
法により酸化膜を堆積する。
【0016】次いで、活性領域上の酸化膜とベース引き
出し領域用の多結晶シリコンに開口を形成する。その
後、窒化膜を所定の厚さで堆積した後、反応性イオンエ
ッチングを行いサイドウォール・スペーサを形成する。
次いで、第2の絶縁膜の一部をエッチング除去し、エミ
ッタ拡散用の開口を開ける。次いで、多結晶シリコンを
堆積、n型の不純物例えば砒素を所定のドーズ量だけイ
オン注入し、熱工程を加えてベース領域内にエミッタ領
域を形成する。
【0017】ここで、多結晶シリコンの代わりに既にn
型の不純物を含んだ多結晶シリコンか、n型の不純物を
ドープしたエピタキシャル層をエミッタ開口内に成長さ
せ、熱工程を加えてエミッタ領域を形成してもよい。そ
の後、多結晶シリコンを所定の形状にパターニングし、
金属電極を形成してバイポーラトランジスタのエミッタ
・ベース領域が形成される。
【0018】このようにすることによって、従来の選択
的なエピタキシャル技術によって形成されたベースを持
つトランジスタで問題になっていたリソグラフィ工程の
際の合わせずれを見込む必要がなくなる。即ち、第2の
絶縁膜の端が素子分離用絶縁膜上に出ている様にするこ
とによって、素子分離用絶縁膜と第2の絶縁膜の合わせ
余裕を見込む必要がなくなり、合わせ余裕を見込むこと
による素子の微細化の制限がなくなる。さらに、非選択
エピタキシャル技術によってベース引き出し領域とのコ
ンタクトをとる領域を見込む必要がなくなる。従ってト
ランジスタ面積が大幅に縮小し、結果としてベース・コ
レクタ間容量が小さくなり、回路パフォーマンスが飛躍
的に向上する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1は、本発明の第1の実施例に係わるn
pn型バイポーラトランジスタの素子構造を説明するた
めのもので、(a)は平面図、(b)は(a)の矢視A
−A′断面図である。
【0020】p型シリコン基板1上に高濃度のn+ 型埋
め込み層2が形成され、その上にn型のコレクタ領域
(第1の半導体領域)3が形成されている。コレクタ領
域3はその側面を埋込み絶縁膜(第1の絶縁膜)4にて
囲まれ、これにより素子分離がなされている。コレクタ
領域3及び埋込み絶縁膜4上には、p型のシリコン結晶
からなるベース領域(第2の半導体領域)12が形成さ
れている。このとき、活性領域(コレクタ領域3上)上
は単結晶となり、埋込み絶縁膜4上では多結晶シリコン
となっている。ベース領域12上にはエッチングストッ
パ膜(第2の絶縁膜)9が形成されている。このエッチ
ングストッパ膜9は、コレクタ領域3の真上に位置する
ように形成され、その端部は埋込み絶縁膜4まで延在し
ている。
【0021】ベース領域12及びエッチングストッパ膜
9上には、p型の多結晶シリコンからなるベース引き出
し領域5が形成され、その上には酸化膜6及び窒化膜7
が形成されている。ベース引き出し領域5,酸化膜6,
窒化膜7のエッチングストッパ9上に位置する部分は第
1の開口8が設けられ、この開口8の側壁にサイドウォ
ール・スペーサ(側壁絶縁膜)10が形成されている。
また、エッチングストッパ膜9の中央部が除去され、エ
ミッタの形成される第2の開口11が形成されている。
そして、開口8,11内を埋め込むように、多結晶シリ
コン膜13が形成され、この多結晶シリコン膜13から
の拡散により、ベース領域12内にn型エミッタ領域
(第3の半導体領域)14が形成されている。
【0022】なお、図中の15はベース電極、16はコ
レクタ電極、17は絶縁膜を示している。次に、本実施
例素子の製造方法について、図2及び図3を参照して説
明する。まず、図2(a)に示すように、p型シリコン
基板1上に通常の拡散技術を用いて高濃度のn+ 型埋め
込み層2を形成し、さらにその上にn型のコレクタ領域
3をエピタキシャル成長させる。その後、埋込み絶縁膜
4を用いてバイポーラトランジスタの活性領域を絶縁分
離する。この埋込み絶縁膜4の形成には、コレクタ領域
3の周辺をエッチングして素子分離溝を設け、この溝内
を埋め込むように埋込み絶縁膜4を堆積し、エッチバッ
クして平坦化すればよい。
【0023】次いで、図2(b)に示すように、非選択
エピタキシャル技術によってシリコン結晶を成長させて
ベース領域12を形成する。このとき、活性領域(コレ
クタ領域3上)上には単結晶が成長し、埋込み絶縁膜4
上には多結晶シリコンが成長する。この際、所定の圧
力,温度,ガス流量で例えばジボラン(B26 )を混
入させ、エピタキシャル層を成長させながらp型にドー
プする。さらに、例えばモノゲルマン(GeH4 )を所
定の圧力、温度、ガス流量で加えてやればSiGe層を
形成することも可能である。
【0024】次いで、図2(c)に示すように、ベース
領域12上に絶縁膜を堆積し、所定の形状にパターニン
グしてエッチングストッパ膜9を形成する。なお、この
エッチングストッパ膜9の端は埋込み絶縁膜4上に達し
ている。つまり、図に示すように、エッチングストッパ
膜9の端と埋込み絶縁膜4の端とには距離Yが存在す
る。このエッチングストッパ膜9は、サイドウォール・
スペーサの材料と大きなエッチング選択比がとれ、下地
ベース領域12にダメージを与えないためウェット系の
エッチングで除去される膜が望ましい。具体的には、酸
化膜或いは酸化膜と窒化膜との複合膜を用いればよい。
【0025】次いで、図2(d)に示すように、所定の
膜厚の多結晶シリコンをCVD法により堆積し、p型の
不純物例えばボロンをイオン注入してベース引き出し領
域5を形成する。なお、このボロンイオン注入の代わり
にボロンが既にドープされた多結晶シリコンを堆積して
もよい。また、高融点金属例えばタングステンなどを堆
積してもよい。その後、所定の膜厚の酸化膜6及び窒化
膜7を順次CVD法によって堆積する。
【0026】次いで、図3(a)に示すように、所定の
フォトリソグラフィ工程を行って、窒化膜7,酸化膜6
及びベース引き出し領域5のエッチングストッパ膜9上
に位置する部分に第1の開口8を形成する。続いて、図
3(b)に示すように、絶縁物を所定の厚さで堆積し、
反応性イオンエッチングでエッチングすることによって
サイドウォール・スペーサ10を形成する。その後、図
3(c)に示すように、選択的にエッチングストッパ膜
9を除去して、エミッタの形成される第2の開口11を
形成する。
【0027】次いで、図3(d)に示すように、全面に
多結晶シリコン膜13を堆積し、砒素をイオン注入後、
熱工程を加えてベース領域12内に砒素を拡散させ、エ
ミッタ領域14を形成する。なお、ここで砒素をイオン
注入する代わりに多結晶シリコン膜13を既に砒素がド
ープされた多結晶シリコンにすることも可能である。ま
た、多結晶シリコンの代わりに砒素のドープされたシリ
コン結晶をエピタキシャル成長させてもよい。また、砒
素の代わりにn型の不純物を用いることができ、例えば
燐でもよい。
【0028】その後は、従来の技術により所定の金属電
極を形成して、バイポーラトランジスタのエミッタ・ベ
ース領域が形成される。なお、これらの図面では示され
ていないコレクタに関しては従来のバイポーラトランジ
スタが有するようにコレクタ電極は埋込み絶縁膜4のエ
ミッタ・ベース形成領域と反対側に形成され、n+ 型埋
め込み層2を介してコレクタ領域3と結合される。
【0029】このように本実施例によれば、従来の選択
的なエピタキシャル技術によって形成されたベースを持
つトランジスタで問題になっていたリソグラフィ工程際
の合わせずれを見込むことによる素子の微細化の制限が
なくなる。また、非選択エピタキシャル技術によってベ
ース引き出し領域5とのコンタクトをとる領域を見込む
必要もなくなる。
【0030】即ち、従来はエミッタ領域14の大きさに
対して、リソグラフィの合わせ余裕とベース引き出し電
極とのコンタクトを取る必要から、距離(X1 +X2 )
を見込んでコレクタ領域3を大きくせざるを得なかった
が、本実施例ではエッチングストッパ膜9の端が埋込み
絶縁膜4上に出ているようにすることによって、合わせ
余裕(X1 +X2 )を見込む必要がなくなり、コレクタ
領域3をエミッタ領域14と略同じ大きさに形成するこ
とができる。これは、非選択エピタキシャルによりコレ
クタ領域3上のみではなく埋込み絶縁膜4上にもシリコ
ン結晶を成長しているためである。
【0031】従って、トランジスタ面積が大幅に縮小
し、その結果としてベース・コレクタ間容量が小さくな
り、回路パフォーマンスが飛躍的に向上する。 (実施例2)図4は、本発明の第2の実施例に係わるn
pn型バイポーラトランジスタの素子構造を示す断面図
である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して、
その詳しい説明は省略する。
【0032】第1の実施例では、図4(a)に示すよう
に、エッチングストッパ膜9の直下41のベース抵抗が
増大する可能性がある。そこで本実施例では、図4
(b)に示すように、エッチングストッパ膜49として
ベースを形成する不純物と同型の不純物を含む酸化膜を
用い、熱工程を加えることによって、領域41の不純物
濃度を選択的に増加させている。これにより、ベース抵
抗の上昇を抑えることができ、さらに回路パフォーマン
スが向上する。
【0033】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施することができる。実施例ではnpn型バ
イポーラトランジスタについて説明したが、pnp型バ
イポーラトランジスタにも同様に適用できるのは勿論の
ことである。また、各部の材料及び膜厚等の条件は、使
用に応じて適宜変更可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、非
選択エピタキシャル技術によりベース領域を形成するこ
と、さらに第2の絶縁膜の端を素子分離絶縁膜上に出て
いるようにすることにより、従来の選択的なエピタキシ
ャル技術によって形成されたベースを持つトランジスタ
で問題になっていたリソグラフィ工程際の合わせずれを
見込むことと、ベース引き出し電極とのコンタクトを取
ることによる素子の微細化の制限がなくなり、素子の微
細化及びベース・コレクタ間容量の低減をはかり得る半
導体装置及びその製造方法を実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係わるnpn型バイポーラトラ
ンジスタの素子構造を示す平面図と断面図。
【図2】第1の実施例におけるトランジスタの製造工程
の前半を示す断面図。
【図3】第1の実施例におけるトランジスタの製造工程
の後半を示す断面図。
【図4】第2の実施例に係わるnpn型バイポーラトラ
ンジスタの素子構造を示す断面図。
【図5】従来のnpn型バイポーラトランジスタの素子
構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…p型シリコン基板 2…n+ 型埋め込み層(コレクタ層) 3…n型コレクタ領域(第1の半導体領域) 4…埋込み絶縁膜(第1の絶縁膜) 5…ベース引出し領域 6…酸化膜 7…窒化膜 8…第1の開口 9…エッチングストッパ膜(第2の絶縁膜) 10…サイドウォール・スペーサ(側壁絶縁膜) 11…第2の開口 12…p型ベース領域(第2の半導体領域) 13…多結晶シリコン膜 14…n型エミッタ領域(第3の半導体領域) 15…ベース電極 16…コレクタ電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲が第1の絶縁膜で埋め込まれた第1導
    電型の第1の半導体領域と、これら第1の絶縁膜及び第
    1の半導体領域上に形成された第2導電型の第2の半導
    体領域と、この第2の半導体領域上に形成され、端部が
    第1の絶縁膜上に位置し、且つ中央部に第1の半導体領
    域上に位置する開口が設けられた第2の絶縁膜と、この
    第2の絶縁膜の開口に露出した第2の半導体領域の部分
    に形成された第1導電型の第3の半導体領域とを具備し
    てなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】第1導電型のコレクタ埋込み層を有する半
    導体基板上に第1導電型のコレクタ領域を成長する工程
    と、前記コレクタ領域を第1の絶縁膜で埋込み絶縁分離
    する工程と、非選択エピタキシャル技術により前記絶縁
    分離されたコレクタ領域上に第2導電型の単結晶シリコ
    ンを成長し、且つ第1の絶縁膜上に第2導電型の多結晶
    シリコンを成長してベース領域を形成する工程と、前記
    ベース領域上に第2の絶縁膜を形成し、該絶縁膜が前記
    コレクタ領域上に位置し該絶縁膜の端部が第1の絶縁膜
    上に位置する形状にパターニングする工程と、第1の絶
    縁膜及びベース領域上に第2導電型の多結晶シリコンか
    らなるベース引き出し領域を形成する工程と、前記ベー
    ス引き出し領域の前記コレクタ領域上に位置する部分に
    第1の開口を形成する工程と、第1の開口内に側壁絶縁
    膜を形成する工程と、第2の絶縁膜の前記側壁絶縁膜で
    覆われていない部分をエッチング除去する工程と、第2
    の絶縁膜を除去した領域に第1導電型の不純物を含む多
    結晶シリコン堆積し、熱拡散により第2の半導体領域内
    にエミッタ領域を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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