JP2002367921A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JP2002367921A
JP2002367921A JP2001171839A JP2001171839A JP2002367921A JP 2002367921 A JP2002367921 A JP 2002367921A JP 2001171839 A JP2001171839 A JP 2001171839A JP 2001171839 A JP2001171839 A JP 2001171839A JP 2002367921 A JP2002367921 A JP 2002367921A
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ion beam
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heating
processing chamber
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Takaharu Sugiura
崇治 杉浦
Kazuo Mera
和夫 米良
Yasuki Nakano
安紀 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属汚染を抑制すること。 【解決手段】 真空排気された処理室チャンバ16内に
回転ディスク20を収納し、回転ディスク20のリング
24に複数個のウエハホルダ28を固定し、各ウエハホ
ルダ28にシリコンウエハ30を保持させ、回転ディス
ク20の回転に伴ってシリコンウエハ30を回転させる
過程で、シリコンウエハ30をランプヒータ32で加熱
するとともに、イオン源10から引き出されたイオンビ
ームをシリコンウエハ30に向けて照射する。このと
き、イオンビームの照射による熱エネルギーを高くし、
ランプヒータ32の加熱による熱エネルギーを低くし、
イオン注入時にランプヒータ32から金属が発生するの
を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イオン注入装置に
係り、特に、シリコンウエハを注入対象としてシリコン
ウエハに酸素イオンを注入するに好適なイオン注入装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウエハに絶縁膜を形成す
るに際して、シリコンウエハに酸素イオンを注入してシ
リコンウエハ中に絶縁膜を形成するSIMOX(Sep
aration by Implanted Oxyg
en)用イオン注入装置が用いられている。この種のイ
オン注入装置においては、真空排気された処理室内に回
転ディスクを収納するとともに、回転ディスクに複数個
のウエハホルダを固定し、各ウエハホルダにシリコンウ
エハを保持させた状態で回転ディスクを回転するととも
にランプヒータによってシリコンウエハを加熱し、回転
ディスクとともに回転しているシリコンウエハに向けて
イオン源からのイオンビームを照射する構成が採用され
ている。この場合、イオン注入中は、ランプヒータから
の熱と、イオンビームからの熱によってシリコンウエハ
の温度が一定になるよう制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体産業の発
達に伴い、高応答性、低消費電力のデバイスが求められ
ており、この要求に答えるものの一つに、SIMOXシ
リコンウエハを用いた素子が挙げられる。また、SIM
OXシリコンウエハは、近年、金属汚染(コンタミ)お
よびパーティクルの少ない高品質なものが求められてい
る。
【0004】ところが、従来のイオン注入装置のよう
に、イオン注入中に、ランプヒータの加熱による熱エネ
ルギーとイオンビームの照射による熱エネルギーによっ
てシリコンウエハ(基板)温度を単に一定になるように
制御するだけでは、イオン注入時にシリコンウエハが金
属汚染される恐れがある。
【0005】すなわち、ランプヒータによってシリコン
ウエハを加熱すると、ヒータ自身から金属が発生し、こ
の金属が処理室内に拡散する。この場合、ランプヒータ
の温度が高くなるほど多くの金属が拡散するので、ラン
プヒータの温度によっては拡散した金属によってシリコ
ンウエハが汚染される恐れがある。しかも、SIMOX
用イオン注入装置においては、SIMOXというプロセ
スから、イオン注入量が多く、しかも長時間に亘ってイ
オンビームの注入が行われるため、その間ランプヒータ
からコンタミとして大量の金属が発生しやすくなる。ま
たランプヒータの温度を制御するにも、ウエハに対する
温度が急激に変化すると、ウエハ割れが発生する恐れが
あるので、ウエハ割れの発生を抑制することが必要とな
る。
【0006】本発明の課題は、金属汚染を抑制すること
ができるイオン注入装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ガスを導入してプラズマを生成するイオ
ン源と、真空の雰囲気中で注入対象に関する処理を行う
処理室と、前記処理室内に配置されて前記注入対象を保
持する保持手段と、前記イオン源で生成されたプラズマ
をイオンビームとして引き出して前記処理室内の注入対
象に向けてイオンビームを照射するイオンビーム照射手
段と、前記注入対象を加熱する加熱手段とを備え、イオ
ン注入時における前記注入対象に関する設定温度を前記
イオンビームの照射による熱エネルギーと前記加熱手段
の加熱による熱エネルギーの和に従って設定するととも
に、前者の熱エネルギーを主とし、後者の熱エネルギー
を従としてなるイオン注入装置を構成したものである。
【0008】イオン注入装置を構成するに際しては、ガ
スを導入してプラズマを生成するイオン源と、真空の雰
囲気中で注入対象に関する処理を行う処理室と、前記処
理室内に配置されて前記注入対象を保持する保持手段
と、前記イオン源で生成されたプラズマをイオンビーム
として引き出して前記処理室内の注入対象に向けてイオ
ンビームを照射するイオンビーム照射手段と、前記注入
対象を加熱する加熱手段とを備え、イオンビーム照射手
段によるイオン注入時に前記加熱手段による加熱を停止
する構成を採用したり、あるいは、前記構成要素の他
に、前記加熱手段から前記注入対象に与えられる熱エネ
ルギーを制御する制御手段を備え、前記イオンビーム照
射手段によるイオン注入時に、前記加熱手段から前記注
入対象に与えられる熱エネルギーを前記制御手段により
遮蔽し、前記イオンビーム照射手段によるイオン注入時
に、前記イオンビーム照射手段がブレークダウンしたと
きには前記制御手段による熱エネルギーの遮蔽を解除
し、前記加熱手段の加熱による熱エネルギーにより前記
注入対象を加熱してなるイオン注入装置を構成すること
もできる。
【0009】前記各イオン注入装置を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0010】(1)イオン注入開始前は、前記加熱手段
の加熱エネルギーにより前記処理室内を予備加熱してな
る。
【0011】(2)イオン注入停止後は、前記加熱手段
の加熱エネルギーを徐々に減少させてなる。
【0012】(3)前記イオンビーム照射手段によるイ
オンビームが照射されるイオンビーム照射領域内とこの
領域から外れたイオンビーム照射領域外とを結ぶ円軌道
に沿って回転する回転ディスクを備え、前記回転ディス
クには複数の保持手段が固定され、前記各保持手段には
それぞれ注入対象が保持されてなる。
【0013】(4)前記注入対象はシリコンウエハで構
成されてなる。
【0014】前記した手段によれば、イオンビームの照
射による熱エネルギーを主とし、加熱手段の加熱による
加熱エネルギーを従とし、加熱手段の加熱による熱エネ
ルギーを低く抑えることで、イオン注入時に加熱手段か
ら金属が発生するのを抑制することができ、注入対象が
金属汚染されるのを抑制することができる。
【0015】また、イオン注入時に加熱手段による加熱
を停止することによっても注入対象に対する金属汚染を
抑制することができる。さらに、イオン注入時に、加熱
手段から注入対象に与えられる熱エネルギーを制御手段
によって遮蔽し、イオンビーム照射手段のブレークダウ
ン時にのみ制御手段による熱エネルギーの遮蔽を解除
し、加熱手段の加熱による熱エネルギーによって注入対
象を加熱することによっても、イオン注入時に注入対象
が金属汚染されるのを抑制することができる。
【0016】また、イオン注入開始前に、加熱手段の加
熱エネルギーにより処理室内を予備加熱したり、あるい
はイオン注入停止後に、加熱手段の加熱エネルギーを徐
々に減少させたりすることで、注入対象としのシリコン
ウエハが急加熱されたり、シリコンウエハが急激に冷却
されたりするのを防止し、注入対象としてのシリコンウ
エハが破損するのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
SIMOX用イオン注入装置の全体構成図である。図1
において、イオン注入装置は主に酸素によるイオンビー
ムを生成するためのイオン源10を備えており、このイ
オン源10はArなどのプロセスガスを導入してプラズ
マを生成するように構成されている。このイオン源10
は引出電極(図示省略)を介してイオンビーム伝送管1
2に接続されており、イオンビーム伝送管12の管路途
中には質量分離器14が設けられている。引出電極は、
イオン源10内で生成されたプラスマをイオンビームと
してイオンビーム伝送管12内に引き出すように構成さ
れており、イオンビーム伝送管12内に引き出されたイ
オンビームは質量分離器14を介して処理室チャンバ1
6内に照射されるようになっている。質量分離器14
は、イオン源10から引き出されたイオンビームに磁界
を与えて、イオンビームのうち必要なイオン種のみのイ
オンビーム、例えば、酸素イオンによるイオンビームを
分離し、酸素イオンによるイオンビームIBを処理室チ
ャンバ16内に向けて照射するように構成されている。
すなわち、引出電極、イオンビーム伝送管12、質量分
離器14はイオンビーム照射手段として構成されてい
る。
【0018】処理室チャンバ16はエンドステーション
として、真空の雰囲気中で処理対象に関する処理を行う
ように構成されており、この処理室チャンバ16は真空
排気装置18に接続されて内部が真空排気されている。
この処理室チャンバ16内には、回転ディスク20が回
転自在に配置されており、この回転ディスク20の中心
部は駆動軸を介して駆動装置22に連結されている。回
転ディスク20は円環状のリング24と、十字形状に形
成されてリング24を支持するアーム26から構成され
ており、アーム26の中心部が駆動軸を介して駆動装置
22に連結され、駆動装置22の駆動にしたがって回転
するようになっている。さらに回転ディスク20は駆動
装置22により駆動軸を中心としてリング24の径方向
に沿って水平方向に往復運動するようになっている。
【0019】リング24には保持手段としてウエハホル
ダ28が複数個固定されており、各ウエハホルダ28に
は円盤状に形成されたシリコンウエハ30が注入対象と
して保持されている。このシリコンウエハ30は、回転
ディスク20の回転に伴ってイオンビームIBが照射さ
れるイオンビーム照射領域内とこの領域から外れたイオ
ンビーム照射領域外とを結ぶほぼ円軌道に沿って移動す
るようになっている。
【0020】また、シリコンウエハ30の回転領域のう
ちシリコンウエハ30より前面側(質量分離器14側)
には、加熱手段としてのランプヒータ32が2個配置さ
れている。各ランプヒータ32は制御装置(図示省略)
からの制御信号にしたがってオンオフ制御され、オン時
に各ランプヒータ32から発生する熱エネルギーによっ
てシリコンウエハ30を加熱するように構成されてい
る。この場合、イオン注入時におけるシリコンウエハ3
0に関する設定温度をイオンビームIBの照射による熱
エネルギーとランプヒータ32の加熱による熱エネルギ
ーの和にしたがって設定するとともに、イオンビームI
Bの熱エネルギーを主、例えば、90%とし、ランプヒ
ータ32の加熱による熱エネルギーを従、例えば、10
%としている。 具体的には、イオン注入中は、シリコ
ンウエハ30に関する設定温度を、イオンビーム18の
照射のみによるウエハ温度よりも少し高い値に設定し、
イオン注入時におけるランプヒータ32の出力を抑制
し、イオン注入時に各ランプヒータ32から金属が発生
するのを抑制することとしている。
【0021】上記構成において、イオン注入開始前は、
制御装置からの指令によりランプヒータ32がオンとな
り、各ランプヒータ32の出力を徐々に高め、処理室チ
ャンバ16内の温度を徐々に高める予備加熱を行い、処
理室チャンバ16内の温度がシリコンウエハ30に関す
る設定温度近くになった状態で、イオン注入を開始す
る。
【0022】イオン注入開始時には、制御装置からの指
令により各ランプヒータ32の出力を予備加熱時よりも
減少させ、各ランプヒータ30の出力を低く抑えた状態
でイオン注入を開始する。そして回転ディスク20の回
転に伴ってシリコンウエハ30が回転すると、回転して
いるシリコンウエハ30のうちイオン注入領域に移動し
たシリコンウエハ30に対してイオンビームIBが順次
照射され、シリコンウエハ30に対するイオンビームI
Bの注入が行われる。
【0023】このようなイオン注入を、例えば、4時間
程度行うと、各シリコンウエハ30には酸素イオンの注
入に伴う絶縁膜が形成される。このイオン注入時には、
イオンビームIBによる熱エネルギーを主とし、ランプ
ヒータ30による熱エネルギーを従とし、ランプヒータ
30の出力を抑制しているため、イオン注入時に各ラン
プヒータ32から金属が発生するのを抑制することがで
き、品質の向上に寄与することができる。
【0024】一方、イオン注入が終了したときには、ラ
ンプヒータ32の出力を即座に停止することなく、各ラ
ンプヒータ32の出力を徐々に減少させることとしてい
る。そして、基板温度が常温近くになったときにはラン
プヒータ32をオフにすることとしている。
【0025】なお、シリコンウエハ30に関する温度
は、シリコンウエハ30近傍に設置された温度センサに
よってシリコンウエハ30の温度を計測し、この計測値
を基に制御装置によりランプヒータ32の出力を制御す
るようになっている。
【0026】このように、本実施形態においては、イオ
ン注入開始前にはランプヒータ32による予備加熱によ
って処理室チャンバ16内の温度を徐々に高め、イオン
注入終了後は、ランプヒータ32の出力を徐々に減少さ
せて処理室チャンバ16内の温度が急激に低下するのを
防止するようにしているため、急加熱によってシリコン
ウエハ30が破損するのを防止することができるととも
に、急激な冷却によってシリコンウエハ30が破損する
のを防止することができる。
【0027】本実施形態においては、イオン注入時に、
イオンビームIBの熱エネルギーを主とし、ランプヒー
タ32の熱エネルギーを従としたものについて述べた
が、イオン注入時には、各ランプヒータ30をオフと
し、イオンビームIBの熱エネルギーによってのみシリ
コンウエハ30を加熱することによっても、イオン注入
時に各ランプヒータ32から金属が発生するのを抑制す
ることができる。
【0028】一方、イオン注入中に、装置の異常によっ
てイオンビームIBがブレークダウンしたときに、ラン
プヒータ32の出力を抑えた状態が継続されると、イオ
ンビームIBによる入熱がなくなり、シリコンウエハ3
0が急激に冷却されて破損する恐れがある。
【0029】そこで、本実施形態においては、図2に示
すように、イオンビームのブレークダウン時には、各ラ
ンプヒータ32の出力を即座に増加し、シリコンウエハ
30の温度を各ランプヒータ32の加熱エネルギーによ
って高める制御を行うこととしている。このブレークダ
ウンの期間はわずかな期間(数秒)であるため、ランプ
ヒータ32から金属が発生しても、シリコンウエハ30
が金属によって汚染されるのを抑制することができ、ブ
レークダウンによってシリコンウエハ30が破損するの
を防止することができる。
【0030】また、ブレークダウンが解除され、イオン
ビームIBが再び発生したときには、各ランプヒータ3
2の出力を即座に減少させることで、各ランプヒータ3
2から金属が発生するのを抑制することができる。
【0031】また、イオン注入中は、各ランプヒータ3
2の出力をオフとし、ブレークダウン時にのみ各ランプ
ヒータ32をオンとし、ブレークダウン時にのみランプ
ヒータ32によってシリコンウエハ30を加熱する制御
を行うこともできる。この場合、ランプヒータ32はブ
レークダウン時にのみオンとなり、イオン注入時にはオ
フとなるため、イオン注入時に各ランプヒータ32から
金属が発生するのを抑制することができる。
【0032】次に、本発明の他の実施形態を図3にした
がって説明する。本実施形態は、図3(a)に示すよう
に、各ランプヒータ32とシリコンウエハ30との間の
領域に制御手段としての遮蔽板34を開閉自在に配置し
たものであり、他の構成は図1のものと同様である。
【0033】遮蔽板34は円板状に形成されてアーム3
6に開閉自在に支持されており、遮蔽板34内にはアー
ム36内を移動する水によって冷却されるようになって
いる。この遮蔽板34は、各ランプヒータ32からシリ
コンウエハ30に与えられる熱エネルギーを制御する制
御手段として構成されており、イオン注入時には、各ラ
ンプヒータ32からシリコンウエハ30に与えられる熱
エネルギーを遮蔽し、各ランプヒータ32から発生する
金属がシリコンウエハ30に付着するのを防止するよう
になっている。この場合、ランプヒータ32の出力を常
時オンにしても、シリコンウエハ30は遮蔽板34によ
って遮蔽されているため、シリコンウエハ30が金属汚
染されるのを抑制することができ、品質の向上に寄与す
ることができる。
【0034】一方、ブレークダウン時には、図3(b)
に示すように、遮蔽板34を、各ランプヒータ32とシ
リコンウエハ30とを結ぶ領域から外れた領域まで移動
させて、熱エネルギーの遮蔽を解除することで、各ラン
プヒータ32の熱エネルギーによってシリコンウエハ3
0を加熱することができ、ブレークダウン時にシリコン
ウエハ30が急冷によって破損するのを防止することが
できる。
【0035】また、本実施形態においても、イオン注入
開始前にはランプヒータ32によって予備加熱を行い、
イオン注入停止後は、ランプヒータ32の出力を徐々に
減少させることで、イオン注入開始時にシリコンウエハ
30が破損したり、イオン注入終了後にシリコンウエハ
30が破損したりするのを防止することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イオン注入時に、注入対象が金属汚染されるのを抑制す
ることができ、品質の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すイオン注入装置の全
体構成図である。
【図2】ブレークダウンの基板温度と入熱との関係を説
明するための図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す要部構成図であっ
て、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
10 イオン源 12 イオンビーム伝送管 14 質量分離器 16 処理室チャンバ 18 真空排気装置 20 回転ディスク 22 駆動装置 24 リング 26 アーム 28 ウエハホルダ 30 シリコンウエハ 32 ランプヒータ 34 遮蔽板 36 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 安紀 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所半導体装置本部内 Fターム(参考) 4K029 AA06 BD01 CA10 DE00 EA08 JA02 5C001 BB01 CC07 DD01 5C034 CC08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを導入してプラズマを生成するイオ
    ン源と、真空の雰囲気中で注入対象に関する処理を行う
    処理室と、前記処理室内に配置されて前記注入対象を保
    持する保持手段と、前記イオン源で生成されたプラズマ
    をイオンビームとして引き出して前記処理室内の注入対
    象に向けてイオンビームを照射するイオンビーム照射手
    段と、前記注入対象を加熱する加熱手段とを備え、イオ
    ン注入時における前記注入対象に関する設定温度を前記
    イオンビームの照射による熱エネルギーと前記加熱手段
    の加熱による熱エネルギーの和に従って設定するととも
    に、前者の熱エネルギーを主とし、後者の熱エネルギー
    を従としてなるイオン注入装置。
  2. 【請求項2】 ガスを導入してプラズマを生成するイオ
    ン源と、真空の雰囲気中で注入対象に関する処理を行う
    処理室と、前記処理室内に配置されて前記注入対象を保
    持する保持手段と、前記イオン源で生成されたプラズマ
    をイオンビームとして引き出して前記処理室内の注入対
    象に向けてイオンビームを照射するイオンビーム照射手
    段と、前記注入対象を加熱する加熱手段とを備え、前記
    イオンビーム照射手段によるイオン注入時に、前記加熱
    手段による加熱を停止してなるイオン注入装置。
  3. 【請求項3】 ガスを導入してプラズマを生成するイオ
    ン源と、真空の雰囲気中で注入対象に関する処理を行う
    処理室と、前記処理室内に配置されて前記注入対象を保
    持する保持手段と、前記イオン源で生成されたプラズマ
    をイオンビームとして引き出して前記処理室内の注入対
    象に向けてイオンビームを照射するイオンビーム照射手
    段と、前記注入対象を加熱する加熱手段と、前記加熱手
    段から前記注入対象に与えられる熱エネルギーを制御す
    る制御手段とを備え、前記イオンビーム照射手段による
    イオン注入時に、前記加熱手段から前記注入対象に与え
    られる熱エネルギーを前記制御手段により遮蔽し、前記
    イオンビーム照射手段によるイオン注入時に、前記イオ
    ンビーム照射手段がブレークダウンしたときには前記制
    御手段による熱エネルギーの遮蔽を解除し、前記加熱手
    段の加熱による熱エネルギーにより前記注入対象を加熱
    してなるイオン注入装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3のうちいずれか1
    項に記載のイオン注入装置において、イオン注入開始前
    は、前記加熱手段の加熱エネルギーにより前記処理室内
    を予備加熱してなることを特徴とするイオン注入装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4のうちいずれ
    か1項に記載のイオン注入装置において、イオン注入停
    止後は、前記加熱手段の加熱エネルギーを徐々に減少さ
    せてなることを特徴とするイオン注入装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5のうちい
    ずれか1項に記載のイオン注入装置において、前記イオ
    ンビーム照射手段によるイオンビームが照射されるイオ
    ンビーム照射領域内とこの領域から外れたイオンビーム
    照射領域外とを結ぶ円軌道に沿って回転する回転ディス
    クを備え、前記回転ディスクには複数の保持手段が固定
    され、前記各保持手段にはそれぞれ注入対象が保持され
    てなることを特徴とするイオン注入装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちいずれか1項に記載
    のイオン注入装置において、前記注入対象はシリコンウ
    エハで構成されてなることを特徴とするイオン注入装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020505718A (ja) * 2017-01-19 2020-02-20 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド 放射加熱プレソーク

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020505718A (ja) * 2017-01-19 2020-02-20 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド 放射加熱プレソーク
JP7097893B2 (ja) 2017-01-19 2022-07-08 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド 放射加熱プレソーク

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