JP2002367917A - Iii族窒化物膜の製造方法、iii族窒化物膜製造用サファイア単結晶基板、及びエピタキシャル成長用基板 - Google Patents
Iii族窒化物膜の製造方法、iii族窒化物膜製造用サファイア単結晶基板、及びエピタキシャル成長用基板Info
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Abstract
l含有III族窒化物膜を形成することが可能な、新規なI
II族窒化物膜の製造方法を提供する。 【解決手段】サファイア単結晶基板1をアンモニア雰囲
気などの窒素含有雰囲気中に配置し、所定時間加熱する
ことによって表面窒化層部分1Bを、その表面から10
Åの深さにおける窒素含有量が2原子%以上となるよう
に形成する。次いで、表面窒化層部分1B上にAl含有
III族窒化物膜2を形成する。
Description
製造方法、III族窒化物膜製造用サファイア単結晶基
板、及びエピタキシャル成長用基板に関し、詳しくは複
数のIII族窒化物膜から構成される半導体発光素子など
の各種半導体素子の膜形成、基板、及び下地基板として
好適に用いることのできる、III族窒化物膜の製造方
法、III族窒化物膜製造用サファイア単結晶基板、及び
エピタキシャル成長用基板に関する。
オード素子などを構成する半導体膜として用いられてお
り、近年においては、携帯電話などに用いられる高速I
Cチップなどを構成する半導体膜としても注目を浴びて
いる。
結晶材料からなる基板上に、必要に応じてIII族窒化物
からなる緩衝膜を形成した後、この緩衝膜上に同じくII
I族窒化物膜からなる下地膜を形成し、この下地膜上に
目的とする機能を有する各種Al含有III族窒化物膜を
形成することによって得る。また、通常においては、前
記基板、前記緩衝膜、及び前記下地膜を一体と見なし、
これをエピタキシャル成長用基板として呼んでいる。
格子定数差を補完して緩衝効果を発揮させるべく、その
結晶性を無視して500〜700℃の低温において、M
OCVD法によって形成される。また、前記サファイア
単結晶基板の表面をあらかじめ窒化して表面窒化層を形
成することにより上記緩衝効果を発揮させる方法もあ
る。この場合においても、前記基板と前記下地膜との格
子定数差が実質的に低減されるため、前記緩衝膜による
緩衝効果を期待できる。
は上述したような低温度で形成されるために、その内部
には比較的多量の転位を含有する。したがって、緩衝膜
を介してIII族窒化物膜からなる下地膜、さらには各種
機能を付加されたAl含有III族窒化物膜からなる各種
半導体層を形成した場合においては、前記緩衝膜からの
貫通転位に起因して多量の転位が生成されてしまうのみ
ならず、X線ロッキングカーブで評価することのできる
モザイク性が大きくなってしまう。さらに緩衝膜形成と
III族窒化物膜形成との間の温度履歴により、III族窒化
物膜の結晶品質が大きくばらついてしまうという問題が
ある。
場合においても、サファイア単結晶基板とIII族窒化物
膜からなる下地膜との格子定数差に起因してミスフィッ
ト転位が発生してしまい、このミスフィット転位が貫通
転位として基板表面に到達してしまう。このため、前記
下地膜上に形成されるAl含有III族窒化物膜からなる
各種半導体膜中には、前記ミスフィット転位に起因した
多量の転位が生成されてしまう。
場合においては、比較的多量の転位を含有し、低結晶性
のAl含有III族窒化物膜しか得ることができず、これ
らのAl含有III族窒化物膜から、例えば半導体発光素
子などを構成した場合においては、その発光効率が劣化
していまい、所望の特性を有する半導体発光素子を得る
ことができないでいた。
て、低転位のAl含有III族窒化物膜を形成することが
可能な、新規なIII族窒化物膜の製造方法を提供すると
ともに、前記低転位のAl含有III族窒化物膜を形成す
ることができる新規な構成のサファイア単結晶基板を提
供することを目的とする。
化物膜からなる下地膜を具え、III族窒化物膜からなる
半導体膜を有する半導体発光素子などの半導体素子の作
製に際して好適に用いることのできる、エピタキシャル
成長用基板を提供することを目的とする。
本発明のIII族窒化物膜の製造方法は、サファイア単結
晶基板上にAlを含むIII族窒化物膜を製造する方法で
あって、前記サファイア単結晶基板の表面から10Åの
深さにおける窒素含有量が2原子%以上である表面窒化
層を形成した後、前記サファイア単結晶基板上に、前記
表面窒化層を介して前記III族窒化物膜を形成すること
を特徴とする。
ァイア単結晶基板は、表面から10Åの深さにおける窒
素含有量が2原子%以上の表面窒化層を具えることを特
徴とする。
おいて低転位のIII族窒化物膜を形成すべく鋭意検討を
実施した。その結果、従来あまり検討のされていなかっ
たサファイア単結晶基板における表面窒化層に着目し
た。そして、その作製条件や構造などのついて種々の検
討を実施した結果、前記表面窒化層の表面から所定の深
さにおける窒素含有量が、前記表面窒化層を介して前記
サファイア単結晶基板上に形成される前記III族窒化物
膜の転位量と密接に関係していることを見出した。
さらなる検討を行った結果、、前記表面窒化層の、表面
から10Åの深さにおける窒素含有量を2原子%以上と
なるようにすることによって、前記表面窒化層を介して
形成されるIII族窒化物膜中の転位量を著しく低減でき
ることを見出した。
窒化層中における窒素含有量を上記のように設定するこ
とによって、前記サファイア単結晶基板表面の結晶状態
及びその分布が変化し、この変化が前記III族窒化物膜
との界面における転位の発生及び転位の伝搬に影響を与
えるためと考えられる。
族窒化物製造用サファイア単結晶基板によれば、サファ
イア単結晶基板上において低転位のIII族窒化物膜を簡
易に形成することができる。したがって、このようなII
I族窒化物膜から半導体素子を構成した場合において、
従来と異なり、転位が少なくその高い結晶性に起因して
所望する特性を簡易に得ることができる。
は、表面から10Åの深さにおける窒素含有量が2原子
%以上の表面窒化層を有するサファイア単結晶基板と、
このサファイア単結晶基板上に形成されたIII族窒化物
下地層とを具えることを特徴とする。
述した本発明のIII族窒化物膜製造用サファイア単結晶
基板上において、本発明のIII族窒化物膜の製造方法に
基づいて作製された低転位で高結晶性のIII族窒化物膜
からなる下地膜を有している。したがって、このような
エピタキシャル成長用基板上に、各種機能を付加された
半導体膜としてのIII族窒化物膜を形成することによ
り、各半導体膜は低転位で良好な結晶性を呈するため、
目的とする特性を有する半導体素子を簡易に得ることが
できる。
のみならず、あらゆる結晶方位のサファイア単結晶基板
に対して用いることができる。
含有量」とは、Arイオンを用いて前記III族窒化物膜
を厚さ方向にエッチングすると同時に、ESCAによる
組成分析を行って得た、厚さ方向の組成分析より求めた
ものである。
である。X線源として、Mgターゲットを用いたエネル
ギー1253.6eVのX線を用いた。分析は、測定領
域1.1mmφ、検出角45度、及びパスエネルギー3
5.75eVで行ない、窒素原子の同定には、N1sス
ペクトルを用いた。測定の際の真空度は3×10−9T
orrであった。エッチングには加速電圧3.0kVの
Ar+イオンを用い、その際、ラスター領域は3mm×
3mmである。
40Å/分であり、Al 2O3のスパッタ速度はSiO
2の場合の1/3であることが確認された。そこで、窒
化表面のスパッタ速度を便宜上Al2O3換算エッチン
グレートから計算し、10Åエッチングするための時間
を逆算して、そのエッチング時点でに窒素濃度を測定し
た。
に即して詳細に説明する。図1は、本発明のエピタキシ
ャル成長用基板の一例を示す構成図である。図1に示す
エピタキシャル成長用基板5は、サファイア単結晶基板
1と、この上に形成されたAlを含むIII族窒化物膜2
とを具えている。サファイア単結晶基板1は、本発明に
従って、サファイア単結晶本体部分1Aと表面窒化層部
分1Bとから構成されている。
1Bはその表面から10Åの深さにおける窒素含有量が
2原子%以上であることが必要であり、さらには5原子
%以上であることが好ましい。これによって、表面窒化
層部分1B、すなわちサファイア単結晶基板1の表面結
晶状態が転位の低減に最適な状態に設定されると推定さ
れ、サファイア単結晶基板1上に形成されたIII族窒化
物膜2内部の転位量を低減することができる。
0Åの深さにおける窒素含有量の上限については特に限
定されるものではないが、好ましくは50原子%であ
る。表面窒化層部分1Bがこの値を超えて窒素を含有し
ても、III族窒化物膜2中の転位量の低減には影響を与
えないとともに、窒化に際して長時間を要するため製造
効率が低下してしまう。
層部分1Bは、従来と同様に、サファイア単結晶基板1
をアンモニア雰囲気などの窒素含有雰囲気中に配置し、
所定時間加熱することによって形成することができる。
そして、窒素濃度や窒化温度、窒化時間を適宜に制御す
ることによって、上述した窒素含有量の表面窒化層部分
1Bを得ることができる。
ばMOCVD法によって形成することができるが、図1
に示すように、本発明の要件を満足した表面窒化層部分
1Bを有するサファイア単結晶基板1上に形成されてい
る限り、その製造条件に依存することなく、従来に比し
転位量が低減される。
量をより低減させるためには、III族窒化物膜2を11
00℃以上の温度で形成することが好ましく、さらには
1100〜1250℃の温度範囲で形成することが好ま
しい。これによって、III族窒化物膜2自体の結晶性が
向上するため、III族窒化物膜2内の転位密度をさらに
低減することができる。なお、本願発明における「成膜
温度」は、III族窒化物膜2を形成する際の、サファイ
ア単結晶基板1の温度である。
を超えると、III族窒化物膜の構成元素の拡散などによ
って表面が荒れてしまう場合がある。したがって、III
族窒化物膜2上に、各種機能を有する複数のAl含有II
I族窒化物膜を形成し、半導体素子を作製した場合にお
いて、前記複数のAl含有III族窒化物膜の結晶性を劣
化させてしまう場合が生じる、結果として、本発明の目
的に反し、所望の特性を有する半導体素子を得ることが
できない場合が生じる。
I族窒化物膜2は、その内部の転位密度が1010/c
m2以下、さらには5×109/cm2以下にまで低減
される。従来の方法により作製されたAl含有III族窒
化物膜は、約5×1010/cm2程度の転位密度を有
していたため、本発明に従って得たAl含有III族窒化
物膜は、従来に比しその転位密度が極めて低減されてい
ることが分かる。
基板5上に、複数のAl含有窒化物半導体膜を形成する
ことにより得た半導体発光素子の一例を示す構成図であ
る。図2に示す半導体発光素子20は、エピタキシャル
成長用基板5上に、それぞれAl含有窒化物膜から構成
される、第1の導電層6、第1のクラッド層7、発光層
8、第2のクラッド層9、及び第2の導電層10がこの
順に形成されている。そして、半導体発光素子20は、
その厚さ方向において部分的にエッチング除去され、露
出した第1の導電層6上において第1の電極11が形成
されている。さらに、第2の導電層10上には第2の電
極12が形成されている。
2間に所定の電圧を印加し、第1の導電層6及び第2の
導電層10を介して発光層8中に電流を注入し、励起す
ることによって所定の光を生成し、発する。
は、この素子を構成する導電層や発光層などが、本発明
に従った低転位で高結晶性のAl含有III族窒化物膜2
を有するエピタキシャル成長用基板5上に形成されてい
るので、これら層中の転位量は低減され、良好な結晶性
を呈するようになる。したがって、半導体発光素子20
は、その高結晶性に起因して所望する高い発光効率で所
望の光を生成し、発することができるようになる。
基板5上に複数のAl含有窒化物半導体膜を形成するこ
とにより得た半導体受光素子の一例を示す構成図であ
る。
キシャル成長用基板5上において、それぞれAl含有II
I族窒化物膜から構成される、第1の導電層16、受光
層17、及び第2の導電層18がこの順に形成されてい
る。そして、半導体受光素子25は厚さ方向において部
分的にエッチング除去され、第1の導電層16の露出し
た部分の表面上において第1の電極19が形成されてい
る。また、第2の導電層18上には、第2の電極20が
形成されている。
起され、これによって生じた励起電流を第1の電極19
及び第2の電極20を介して取り出し、測定することに
よって前記光を検出する。
を構成する導電層及び受光層は、本発明に従った低転位
で高結晶性のAl含有III族窒化物膜2を有するエピタ
キシャル成長用基板5上に形成されているので、これら
層中の転位量は低減され、良好な結晶性を呈するように
なる。したがって、半導体受光素子25は、その高結晶
性に起因して暗電流が抑制され、高い感度で光検出を実
行することができる。
用い、これを反応管内に設置されたサセプタ上に載置し
た後、吸引固定した。そして、水素ガスを10slmの
流量で流しながら前記C面サファイア基板を1150℃
まで加熱し、10分間保持して表面をクリーニングし
た。次いで、アンモニアガス(NH3)400sccm
を全ガス流量が10slm、圧力が15Torrとなる
ように導入し、10分間保持して、前記C面サファイア
基板の表面を窒化することにより表面窒化層を形成し
た。
よって調べたところ、表面から10Åにおける窒素含有
量は5.6原子%であることが判明した。
A)を、全ガス流量を10slm、圧力を15Torr
で維持しながら、流量比(NH3/TMA)=450と
なるようにして導入し、前記C面サファイア基板上に、
前記表面窒化層を介してAlN膜を厚さ2μmに形成し
た。このようにして得たAlN膜中の転位密度をTEM
観察によって測定したところ、3×109/cm2であ
ることが判明した。
ア基板を用い、実施例と同様にして、1100℃、水素
ガス中で表面をクリーニングした後、アンモニアガスを
導入して前記C面サファイア基板の表面を窒化し、表面
窒化層を形成した。但し、本比較例においては窒化時間
を1分間とし、実施例に示す場合よりも短時間の窒化処
理を実施した。このようにして形成した表面窒化層の、
表面から10Åにおける窒素含有量をESCAによって
分析したところ、1.5原子%であることが判明した。
入し、前記C面サファイア基板上に、前記表面窒化層を
介してAlN膜を厚さ2μmに形成した。このようにし
て得たAlN膜の転位密度をTEM観察によって測定し
たところ、3×1010/cm2であることが判明し
た。
に、本発明と異なり、C面サファイア基板の表面窒化層
の、表面から10Åの深さにおける窒素含有量を1.5
原子%とした比較例においては、前記C面サファイア基
板上に形成されたAlN膜中の転位密度が3×1010
/cm2と比較的高い値を示すことが分かる。これに対
して、本発明に従って、C面サファイア基板の表面窒化
層の、表面から10Åの深さにおける窒素含有量を5原
子%とした実施例においては、前記C面サファイア基板
上に形成されたAlN膜中の転位密度が3×109/c
m2まで低減されることが分かる。
形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明
は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を
逸脱しない範囲であらゆる変更や変形が可能である。
化物膜の製造方法は、専らエピタキシャル成長用基板の
III族窒化物下地膜を作製する場合について説明した
が、このようなエピタキシャル成長用基板のみならず、
半導体素子を構成するAl含有III族窒化物膜、あるい
はその他一般のAl含有III族窒化物膜の製造方法とし
て用いることができる。
サファイア単結晶基板上に、低転位のAl含有III族窒
化物膜を作製することができる。また、このようにして
作製したAl含有III族窒化物膜を下地膜として用いる
ことにより、各種のAl含有III族窒化物膜から構成さ
れる半導体素子を作製する際に好適に用いることのでき
る、エピタキシャル成長用基板を提供することができ
る。
す構成図である。
製した、半導体発光素子の一例を示す構成図である。
製した、半導体受光素子の一例を示す構成図である。
体部分、1B 表面窒化層部分、2 Al含有III族窒
化物膜、5 エピタキシャル成長用基板
Claims (12)
- 【請求項1】サファイア単結晶基板上にAlを含むIII
族窒化物膜を製造する方法であって、 前記サファイア単結晶基板の表面から10Åの深さにお
ける窒素含有量が2原子%以上である表面窒化層を形成
した後、前記サファイア単結晶基板上に、前記表面窒化
層を介して前記III族窒化物膜を形成することを特徴と
する、III族窒化物膜の製造方法。 - 【請求項2】前記表面窒化層の、前記サファイア単結晶
基板の前記表面から10Åの深さにおける窒素含有量が
2〜50原子%であることを特徴とする、請求項1に記
載のIII族窒化物膜の製造方法。 - 【請求項3】前記III族窒化物膜は、1100℃以上の
温度で形成することを特徴とする、請求項1又は2に記
載のIII族窒化物膜の製造方法。 - 【請求項4】前記III族窒化物膜は、1100〜125
0℃の温度で形成することを特徴とする、請求項3に記
載のIII族窒化物膜の製造方法。 - 【請求項5】前記III族窒化物膜中における転位密度
が、1010/cm2以下であることを特徴とする、請
求項1〜4のいずれか一に記載のIII族窒化物膜の製造
方法。 - 【請求項6】表面から10Åの深さにおける窒素含有量
が2原子%以上の表面窒化層を具えることを特徴とす
る、III族窒化物膜製造用サファイア単結晶基板。 - 【請求項7】前記表面窒化層の前記表面から10Åの深
さにおける窒素含有量が2〜50原子%であることを特
徴とする、請求項6に記載のIII族窒化物膜製造用サフ
ァイア単結晶基板。 - 【請求項8】表面から10Åの深さにおける窒素含有量
が2原子%以上の表面窒化層を有するサファイア単結晶
基板と、このサファイア単結晶基板上に形成されたIII
族窒化物下地層とを具えることを特徴とする、エピタキ
シャル成長用基板。 - 【請求項9】前記表面窒化層の、前記表面から10Åの
深さにおける窒素含有量が2〜50原子%であることを
特徴とする、請求項8に記載のエピタキシャル成長用基
板。 - 【請求項10】前記III族窒化物下地層は、1100℃
以上の温度で形成されたことを特徴とする、請求項9に
記載のエピタキシャル成長用基板。 - 【請求項11】前記III族窒化物下地層は、1100〜
1250℃の温度で形成されたことを特徴とする、請求
項10に記載のエピタキシャル成長用基板。 - 【請求項12】前記III族窒化物下地層中の転位密度
が、1010/cm2以下であることを特徴とする、請
求項11に記載のエピタキシャル成長用基板。
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