JP2002366982A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

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JP2002366982A
JP2002366982A JP2001169747A JP2001169747A JP2002366982A JP 2002366982 A JP2002366982 A JP 2002366982A JP 2001169747 A JP2001169747 A JP 2001169747A JP 2001169747 A JP2001169747 A JP 2001169747A JP 2002366982 A JP2002366982 A JP 2002366982A
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JP2001169747A
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Daisuke Nagae
大介 永江
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通路を通過する利用者の安全性を向上させた自
動改札機を提供する。 【解決手段】自動改札機1は、通路10における利用者
の通行を禁止するために扉21a、22aを閉じた後、
利用者が扉21a、22aに衝突し、該扉21a、22
aに所定の大きさを越える衝撃が加わると、扉21a、
22aを閉状態から開状態に変化させる。これにより、
扉21a、22aに衝突した利用者が足をとられて転倒
する危険性が抑えられ、利用者の安全性が向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅、遊園地、動
物園等の施設の入口または出口に設置され、利用者の施
設内への入場や施設内からの退場を制限する自動改札機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道等の公共交通機関の駅には、
利用者の駅構内への入場や、駅構内からの退場を制限す
る装置として自動改札機が設置されている。最近では、
遊園地、動物園等の娯楽施設でも出入口、特に入口、に
上記自動改札機を設置し、利用者の施設内への入場や退
場を制限している。以下、駅や遊園地、動物園等の施設
を総称して単に施設と言う。
【0003】上記自動改札機は、周知のように利用者が
本体に投入したキップ、定期券、入場券等の通行券が適
正であるかどうかを判断し、適正であれば施設内に通じ
る通路に設けた扉を開放し、利用者に対して通路の通行
を許可し(利用者の施設内への入場や施設内からの退場
を許可する。)、適正でなければ上記通路に設けた扉を
閉じ、利用者に対して通路の通過を禁止する(利用者の
施設内への入場や施設内からの退場を禁止する。)。上
記施設では、この自動改札機の設置により、改札業務が
自動化ができ、人件費等の改札業務にかかるコストが抑
えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動改札機は上述のように適正でない通行券が本体に投
入されたとき、通路に設けた扉を閉じることによって、
利用者に対して施設内に通じる通路の通行を禁止してい
た。この際、利用者が自動改札機の閉じられた扉に衝突
し転倒しそうになることも考えられる。扉の部材の柔軟
性などにより安全対策は考慮されているが、場合によっ
ては、利用者の足の位置や踏ん張り具合により、足を取
られることがあるかもしれない。このようなケースの殆
どは、利用者が何らかの理由(例えば、終電車に乗り遅
れないため)で通路を無理に駆け抜けようとしたとき、
閉じられた扉の手前で立ち止まることができず、該扉に
衝突し転倒しそうになると考えられる。
【0005】この発明の目的は、利用者の安全性をさら
に向上させた自動改札機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の自動改札機
は、上記課題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0007】(1)通路に設けた扉を開閉して、該通路
における利用者の通行を制限する自動改札機において、
上記扉に衝撃が加わったかどうかを検出する衝撃検出手
段と、上記衝撃検出手段が上記扉に衝撃が加わったこと
を検出したとき、上記扉が閉状態であれば該扉の状態を
変化させる扉状態変化手段と、を備えている。
【0008】(2)上記扉は、上記通路の両側に対向し
て配置された2枚で一対の扉であり、上記扉状態変化手
段は、一方の扉を開状態に変化させる手段である。
【0009】(3)上記扉状態変化手段は、より大きな
衝撃が加わった方の扉を開状態に変化させる手段であ
る。
【0010】(4)上記扉状態変化手段は、上記扉を閉
状態と開状態との中間の状態に変化させる手段である。
【0011】(5)上記通路への利用者の進入速度を検
出する進入速度検出手段と、上記進入速度検出手段が検
出した進入速度が所定の速度以下であったとき、上記扉
状態変化手段による上記扉の状態変化を禁止する禁止手
段と、を備えている。
【0012】上記構成では、通路における利用者の通行
を禁止するために、通路に設けられた扉を閉じていると
きに、該扉に利用者が衝突するなどして衝撃が加わる
と、扉状態変化手段が閉状態である扉の状態を変化させ
る。
【0013】上記扉状態変化手段が、扉の状態を閉状態
から、利用者の通行を制限しない開状態に変化させれ
ば、利用者は扉に衝突したとき進行方向に進める。これ
により、利用者が衝突した扉に足をとられて転倒するの
を抑えることができる。したがって、利用者の安全性が
向上できる。
【0014】また、2枚で一対の扉を通路の両側に対向
して配置している自動改札機では、扉に衝突した利用者
が進行方向に進めるように一方の扉を閉状態から開状態
に変化させればよい。この場合、他方の扉が閉状態に保
持されているので、扉に衝突した利用者、すなわち通路
の通行を禁止した利用者、に対する通路の通行が制限で
きる。完全な通路の閉鎖ではないが、安全性を確保する
とともに、通行禁止であることを利用者に、より明確に
示すことができる。
【0015】また、扉に衝突した利用者は、扉に衝突し
た方の足をとられて転倒することから、閉状態から開状
態に変化させる扉は利用者の足が衝突した側の扉とする
のが好ましい。利用者の足が衝突した側の扉により大き
い衝撃が加わることから、上記構成ではより大きい衝撃
が加わった方の扉を閉状態から開状態に変化させるよう
にした。
【0016】また、扉に衝突した利用者が進行方向に進
めれば該利用者の転倒が抑えられるので、扉の状態を完
全な開状態ではなく、扉に衝突した利用者が進行方向に
進めれば、閉状態と開状態との中間の状態であってもよ
い。また、扉の状態を閉状態と開状態との中間の状態に
することで、通路における利用者の通行も制限できる。
【0017】さらに、進入速度検出手段により検出され
た利用者の通路への進入速度が所定の速度よりも遅いと
き、すなわち利用者の通路への進入速度がゆっくりであ
った場合、扉に衝撃が加わっても該扉の閉状態を保持す
るように構成してもよい。
【0018】利用者の通路への進入速度がゆっくりであ
れば、殆どの利用者は扉に衝突する前に扉が閉じられた
ことを認識し、閉じられた扉の手前で立ち止まることが
できる。したがって、通路への進入速度がゆっくりであ
った利用者によって、閉じられた扉に衝撃が加えられる
ことは少ない。また、扉に接触してわずかに衝撃が加え
られたとしても進入速度がゆっくりなので、足をとられ
て転倒するという危険性はない。
【0019】しかし、通路を不正に通過しようとする者
(以下、不正利用者と言う。)は、通路への進入速度が
ゆっくりであっても、閉じられている扉を無理矢理こじ
開けて通ろうとするため、扉に衝撃が加わる。ただし、
この場合は利用者が意識して突破しようとするので、足
をとられて転倒するという危険性はない。
【0020】したがって、利用者の通路への進入速度が
ゆっくりであれば、扉に衝撃が加わったとき、扉の状態
を変化させなくても利用者の安全性を低下させることな
い。また、不正利用者に対して通路の通行を確実に制限
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る自動改札機の構成を示すブロック図である。この実施
形態の自動改札機1は、本体の動作を制御する制御部2
と、本体に投入されたキップ、定期券等の通行券を処理
する通行券処理部3と、通路における利用者の存在を検
知する利用者検知部4と、通路における利用者の通行を
制限する扉を開閉する扉開閉部5と、上記扉に加わった
衝撃の大きさを検出する衝撃検出部6と、利用者に対し
てメッセージ等を表示する表示部7と、を備えている。
【0022】図2(A)はこの発明の実施形態である自
動改札機の上面図であり、図2(B)は図2(A)にお
けるA−A方向の矢視図である。図2は、通路10にお
ける利用者について双方向の通行が制限できるように、
2台の自動改札機1を組み合わせたものを示している。
図2において、11aは通路10をa方向に通過する利
用者がキップや定期券等の通行券を投入する投入口であ
り、12aは投入口11aで投入された通行券を排出す
る排出口である。また、11bは通路10をb方向に通
過する利用者が通行券を投入する投入口であり、12b
は投入口11bで投入された通行券を排出する排出口で
ある。
【0023】投入口11a(11b)と排出口12a
(12b)との間には、通行券を搬送する搬送路が形成
されており、この搬送路の途中には搬送されている通行
券に記録されている情報を読み取る読取部、該通行券に
情報を書き込む書込部、該通行券に文字や記号を印字す
る印字部が配置されている。上記読取部、書込部、印字
部は上記通行券処理部3に含まれる構成である。
【0024】自動改札機1の通路10側の側面には、図
示するように複数のフォトセンサS1〜S6が通路10
に沿って設けられている。各フォトセンサS1〜S6
は、通路10における利用者の存在を検知するセンサで
あり、上記利用者検知部4に含まれる構成である。
【0025】上記利用者検知部4は、各フォトセンサS
1〜S6における利用者の検知時間のずれから、利用者
の進行方向(a方向またはb方向)を検出する。また、
フォトセンサS1、S2における利用者の検知時間のず
れから、a方向に通行している利用者の通路10への進
入速度を検出する。なお、b方向に通行している利用者
については、フォトセンサS5、S6における利用者の
検知時間のずれから通路10への進入速度が検出され
る。
【0026】通路10の両側に対向させて配置した2枚
の扉21a、22a(21b、22b)がa方向(b方
向)に通行する利用者の通行を制限する。a方向に通行
している利用者の通行を禁止したときには、図3(A)
に示すように通路10を挟んで対向している扉21a、
22aが閉じられる。また、b方向に通行している利用
者の通行を禁止したときには、図3(B)に示すように
通路10を挟んで対向している扉21b、22bが閉じ
られる。扉開閉部5が扉21a、22a、21b、22
bの開閉を制御する。
【0027】また、各扉21a、22a、21b、22
bには衝撃を検知する圧力センサ23が設けられてい
る。圧力センサ23は、上記衝撃検出部6に含まれる構
成である。
【0028】なお、図2(A)において7aはa方向に
通行する利用者用の表示部であり、7bはb方向に通行
する利用者用の表示部である。
【0029】以下、この発明の実施形態である自動改札
機1の動作について説明する。図4は、この実施形態に
かかる自動改札機1の動作を示すフローチャートであ
る。ここでは、通行者がa方向に通行する場合を例示し
ながら説明する。自動改札機1は、通常、扉21a、2
1b、22a、22bを開した状態(図2(A)に示す
状態)で、投入口11a、11bのいずれかにおいて通
行券が投入されるか、フォトセンサS1〜S6により通
路10に利用者が存在していることが検知されるのを待
つ(s1、s2)。
【0030】自動改札機1は、通路10をa方向に通行
する利用者が投入口11aに通行券を投入すると、該通
行券を排出口12aへ搬送する。自動改札機1は、この
通行券を排出口12aに搬送しているとき、該通行券に
記録されている情報(以下、通行券情報と言う)を読み
取る(s3)。通行券情報には、該通行券の有効期間や
有効区間を示す情報が含まれている。
【0031】また、自動改札機1はフォトセンサS1、
S2における利用者の検知時間のずれから、該利用者の
通路10への進入速度を算出する(s4)。フォトセン
サS1、S2の配置間隔は既知であるので、フォトセン
サS1、S2における利用者の検知時間のずれから、該
利用者の通路10への進入速度を算出することができ
る。
【0032】進入速度=(フォトセンサS1、S2の配
置間隔)/(フォトセンサS1、S2における利用者の
検知時間のずれ) さらに、自動改札機1は、上記s3で読み取った通行券
情報(有効期間や有効区間)を用いて、該利用者の通行
を許可するかどうかを判定する(s5)。s5で、利用
者の通行を許可すると判定すると、利用者が投入口11
aから本体に投入した通行券に今回の利用にともなう情
報(利用情報)を書き込み(s6)、該通行券を放出口
12aから放出する(s7)。利用者は、放出口12a
に放出された通行券を取って、通路10を通り抜ける。
【0033】一方、投入口11a(および11b)に通
行券が投入されることなく、通路10内に利用者が存在
していることを検知すると、該利用者の通路10への進
入速度を検出する(s2→s11)。s11における利
用者の進入速度検出は、上述したs4と同じである。な
お、この場合の利用者は無札であることから、通路10
の通行については許可されない。
【0034】自動改札機1は、s1で本体に投入された
通行券の有効期間切れ等により、s5で利用者の通行を
許可しないと判定した場合、および上記s11で無札の
利用者の進入速度を検出した場合、s12で利用者の進
行方向に応じた側の扉21a、22a(または21b、
22b)を閉する。自動改札機1は、利用者の通過方向
がa方向であれば上述のように扉21a、22aを閉し
(図3(A)参照)、利用者の通過方向がb方向であれ
ば上述のように扉21b、22bを閉じる(図3(B)
参照)。
【0035】さらに、自動改札機1は通路10に通行を
禁止した利用者がいることを係員に知らせるためのアラ
ーム報知を行うとともに、通行券が本体に投入されてい
れば、投入されている通行券を放出口12a(または1
2b)に放出する(s13、s14)。
【0036】この後、自動改札機1は、閉状態である扉
21a、22a(または21b、22b)に予め設定さ
れている大きさを越える衝撃が加わったことを検出する
か(s15)、または係員によりリセット操作がなされ
る(s18)のを待つ。
【0037】自動改札機1は、圧力センサ23によりい
ずれかの扉21a、22a、21b、22bに予め設定
されている大きさを越える衝撃が加わったことを検出す
ると、すなわち通路10内の利用者が閉状態の扉21
a、22a(または21b、22b)に衝突する等した
ことを検出すると、s4またはs11で算出した進入速
度が予め設定されている所定の速度以上であったかどう
かを判定する(s16)。
【0038】利用者の通路10への進入速度が所定の速
度以上であったときには、閉状態である扉21a、22
a(または21b、22b)を開状態に変化させる(s
17)。例えば、利用者の通行方向がa方向であった場
合、扉21a、22aを図5(A)に示す状態から図5
(B)に示す状態に変化させる。
【0039】したがって、閉状態の扉21a、22a
(または21b、22b)に衝突した利用者は、扉21
a、22a(または21b、22b)が閉状態から開状
態に変化したことで、進行方向に進むことができる。し
たがって、利用者が衝突した扉21a、22a(または
21b、22b)に足をとられて転倒するのを抑えら
れ、利用者の安全性が向上できる。
【0040】なお、自動改札機1はs4またはs11で
算出した進入速度が予め設定されている所定の速度以上
でなければ、閉状態である扉21a、22a(または2
1b、22b)を開状態に変化させない(上記s17の
処理を実行しない。)。
【0041】上記所定の速度は、通路10に進入した利
用者が扉21a、22a(または21b、22b)が閉
じられていることを認識し、閉じられている扉21a、
22a(または21b、22b)手前で立ち止まること
ができる程度の速度に設定されている。利用者の通路1
0への進入速度が所定の速度以上でなかったときには、
通常、利用者が扉21a、22a(または21b、22
b)に衝突することはなく、扉21a、22a(または
21b、22b)に予め設定されている大きさを越える
衝撃が加わることがない。
【0042】一方、通路10に進入した利用者が扉21
a、22a(または21b、22b)が閉じられている
ことを認識しているにもかかわらず、通路10を不正に
通過しようとしたときには、該利用者(不正な利用者)
によって扉21a、22a(または21b、22b)に
所定の大きさを越える衝撃が加えられる。
【0043】したがって、上述したように、自動改札機
1はs4またはs11で算出した進入速度が予め設定さ
れている所定の速度以上でなければ、閉状態である扉2
1a、22a(または21b、22b)を開状態に変化
させないので、このような不正な利用者の通行を助ける
こともない。また、上述のように扉の閉動作、閉状態を
認識して手前で立ち止まることができる程度の進入速度
なので、仮に扉に接触しても足をとられて転倒するよう
な危険性はないため、扉21a、22a(または21
b、22b)を開状態に変化させないことで、利用者の
安全性を低下させることもない。
【0044】自動改札機1は、s18で係員によりリセ
ット操作がなされると、上記s13で開始したアラーム
報知を停止する等のリセット処理を行い(s19)、本
処理を終了する。
【0045】このように、この実施形態の自動改札機1
では閉状態の扉21a、22a(または21b、22
b)に利用者が衝突すると、該扉21a、22a(また
は21b、22b)を開状態に変化させるので、利用者
の転倒を抑えることができ、利用者に対する安全性を向
上することができる。
【0046】また、上記実施形態ではs17において、
通路10の両側に配置されている2枚の扉21a、22
aを閉状態から開状態に変化させるとしたが、図6
(A)または図6(B)に示すように、一方の扉のみ開
状態に変化させ、他方の扉については閉状態を保持させ
てもよい。図6(A)は扉21aを開状態に変化させた
場合を示しており、図6(B)は扉21bを開状態に変
化させた場合を示している。
【0047】この場合、より大きな衝撃が加わった側の
扉21a、22aを開状態に変化させればよい。その理
由は、利用者が衝突した側の扉21a(または22a)
により大きな衝撃が加わることから、より大きな衝撃が
加わった扉を閉状態から開状態に変化させることで、利
用者が足をとられて転倒するのを十分に抑えられるから
である。また、他方の扉22a(または21a)を閉状
態に保持することで、この利用者が通路10を通行する
のを制限できる。
【0048】なお、衝撃が加わる順序に着目して、先に
衝撃が加わった方の扉を閉状態から開状態に変化させ、
他方の扉を閉状態に保持する方法でもよい。この場合、
他方の扉については衝撃が加わる場合と加わらない場合
がある。
【0049】さらに、s17において扉21a、22a
を完全な開状態に変化させずに、図7に示すように開状
態と閉状態との中間の状態に変化させるようにしてもよ
い。この場合、扉21a、22aの状態を扉21a、2
2aに衝突した利用者が足をとられないように進行方向
に進め、且つ通路10における利用者の通行が制限でき
る状態にするのが好ましい。例えば、図7に示す両扉2
1a、22a間の隙間Lの大きさを、利用者の片方の足
が通る程度にすればよい。
【0050】なお、本実施形態では、図2(A)に示す
ように、a方向、b方向の両方向に通行可能な通路にお
いて、待機状態(図4のs1、s2)で扉21a、22
aおよび21b、22bが開いている場合を例に説明し
たが、片方向(a方向かb方向どちらか)専用の通路に
おいて、扉21a、22a(または21b、22b)が
待機状態において閉じている場合などにも、本願は適用
可能である。この場合はs12においては、待機状態で
閉じていた扉を閉じたままに保持するということにな
る。
【0051】また、本実施形態では、所定の大きさを超
える衝撃を検出した場合に、扉の状態を変化させる例を
示したので、圧力センサなどを含む衝撃検出部は衝撃
(圧力など)の大きさを識別できるものが必要となる。
他の例として、特に衝撃の大きさの基準を設定せずに、
任意の大きさの衝撃で、すなわちわずかでも衝撃が検出
された場合に、扉の状態を変化させるようにしてもよ
い。したがって、この場合は各扉に設けられた圧力セン
サなどを含む衝撃検出部は、衝撃(圧力など)の大きさ
を識別できるものであってもよいし、そうでなくてもよ
い。また、衝撃検出部が大きさを測定しても、上述のよ
うに所定の大きさと比較を行わない方法も可能である。
【0052】また、本実施形態では、各扉に衝撃を検知
する圧力センサを設けたが、センサを設ける位置は、扉
本体でなくても、扉を自動改札機本体に取り付けて開閉
している開閉機構部に設けられていてもよい。
【0053】また、本実施形態では、圧力センサを例に
挙げたが、振動検知センサや、加速度センサなど、扉に
衝撃が加わったことを検出できるものであれば他のもの
を利用しても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、通路
通過する利用者の安全性が向上できるとともに、通路を
不正に通過しようとする利用者に対する通路の通行も十
分に制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である自動改札機の構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態である自動改札機の構成を
示す図である。
【図3】この発明の実施形態である自動改札機を示す上
面図である。
【図4】この発明の実施形態である自動改札機の動作を
示すフローチャートである。
【図5】利用者が扉に衝突したときの扉の開閉状態を示
す図である。
【図6】利用者が扉に衝突したときの扉の開閉状態を示
す図である。
【図7】利用者が扉に衝突したときの扉の開閉状態を示
す図である。
【符号の説明】
1−自動改札機 2−制御部 3−通行券処理部 4−利用者検知部 5−扉開閉部 6−衝撃検出部 7−表示部 21a、21b、22a、22b−扉 23−圧力センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路に設けた扉を開閉して、該通路にお
    ける利用者の通行を制限する自動改札機において、 上記扉に衝撃が加わったかどうかを検出する衝撃検出手
    段と、 上記衝撃検出手段が上記扉に衝撃が加わったことを検出
    したとき、上記扉が閉状態であれば該扉の状態を変化さ
    せる扉状態変化手段と、を備えた自動改札機。
  2. 【請求項2】 上記扉は、上記通路の両側に対向して配
    置された2枚で一対の扉であり、 上記扉状態変化手段は、一方の扉を開状態に変化させる
    手段である請求項1に記載の自動改札機。
  3. 【請求項3】 上記扉状態変化手段は、より大きな衝撃
    が加わった方の扉を開状態に変化させる手段である請求
    項2に記載の自動改札機。
  4. 【請求項4】 上記扉状態変化手段は、上記扉を閉状態
    と開状態との中間の状態に変化させる手段である請求項
    1に記載の自動改札機。
  5. 【請求項5】 上記通路への利用者の進入速度を検出す
    る進入速度検出手段と、 上記進入速度検出手段が検出した進入速度が所定の速度
    以下であったとき、上記扉状態変化手段による上記扉の
    状態変化を禁止する禁止手段と、を備えた請求項1〜4
    のいずれかに記載の自動改札機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012212367A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Nippon Signal Co Ltd:The ゲート装置
JP2016115261A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 株式会社東芝 自動改札機および自動改札機の制御方法

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