JP2001266188A - 自動改札機 - Google Patents

自動改札機

Info

Publication number
JP2001266188A
JP2001266188A JP2000071927A JP2000071927A JP2001266188A JP 2001266188 A JP2001266188 A JP 2001266188A JP 2000071927 A JP2000071927 A JP 2000071927A JP 2000071927 A JP2000071927 A JP 2000071927A JP 2001266188 A JP2001266188 A JP 2001266188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
antenna
ticket gate
automatic ticket
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000071927A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Morioka
浩 森岡
Takeyuki Yamamoto
健之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2000071927A priority Critical patent/JP2001266188A/ja
Publication of JP2001266188A publication Critical patent/JP2001266188A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】特に子供や左利きの利用者に対する操作性を向
上させるとともに、誤操作の発生を抑えることで、改札
処理の効率を改善することができる自動改札機を提供す
る。 【解決手段】自動改札機1は通路側にアンテナ3aを傾
斜させて取り付けているので、子供や左利きの人に対す
る操作性が向上できるとともに、利用者が隣の通路用の
アンテナ3aに非接触媒体10を近づけるという誤操作
も防止できる。したがって、改札処理の効率が向上さ
れ、改札口周辺における人の流れがよりスムーズにな
り、混雑が緩和できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駅の改札口等に
設置され、キップや定期券等の乗車券から獲得した情報
に基づいて構内への入場または構内からの退場を制限す
る自動改札機に関し、特に上記乗車券と無線通信を行っ
て該乗車券に記憶されている情報を獲得する自動改札機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、駅の改札口には構内への入場
や、構内からの退場を制限する装置として自動改札機が
設置されている。改札口に設置された自動改札機は、利
用者がキップや定期券等の乗車券を投入すると、該乗車
券に磁気データで記憶されている乗車情報を読み取り、
該乗車情報を用いて駅構内への入場または駅構内からの
退場の可否を判定し、該判定結果に基づいて利用者の入
場や退場を制限していた。上記乗車情報としては、有効
期間、乗車区間、発行駅等がある。
【0003】上記従来の自動改札機で処理されているキ
ップや定期券等は乗車情報が磁気データで記憶された磁
気媒体であったため、利用者は改札通路(以下、単に通
路と言う。)の入口で所持している乗車券を自動改札機
本体に投入し、装置本体で処理されて放出された乗車券
を通路の出口で受け取っていた。なお、本体に投入した
乗車券が装置本体から放出されない場合もある。例え
ば、駅構内から退場するときに乗車券としてキップを投
入した場合である。
【0004】また、最近ではICチップに記憶している
情報の送信、および装置本体から送信されてきた情報の
受信が電波を利用した無線通信で行える周知の非接触媒
体を乗車券として使用することで、乗車券を装置本体に
投入しなくても通路が通行できる自動改札機が提案され
ている。この自動改札機では、利用者は乗車券である非
接触媒体を自動改札機本体の読取位置(アンテナの取付
位置)に近づけるだけでよいため、装置本体への乗車券
の投入や受け取りが不要となることから、改札口周辺に
おける人の流れがスムーズになって改札口付近の混雑が
緩和できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
でに提案されている自動改札機は、図14に示すように
自動改札機20の上面にアンテナ21が配置されていた
ため、子供等、背が低い利用者にとっては乗車券をアン
テナ21に近づけ難く、操作しづらいという問題があっ
た。なお、アンテナ21に対して数cm程度まで乗車券
を近づけないと、両者の間で通信がなされない。このよ
うに通信可能エリアを狭くしているのは、アンテナ21
近傍にいる者が所持している乗車券との通信を制限し、
通路に進入してきた者が所持する乗車券とのみ通信させ
るためである。
【0006】また、一般的な自動改札機では乗車券を右
手に持って通過する利用者が多いことから、アンテナ2
1を利用者の右側に取り付けることでアンテナ21に乗
車券を近づけ易いようにしている。なお、右利きの人が
乗車券を右手に持ち、左利きの人が乗車券を左手に持つ
傾向がある。このため、乗車券を左手に持って通行する
利用者(左利きの利用者)にとってはアンテナ21に乗
車券を近づけ難く、操作しづらいという問題があった。
【0007】さらに、改札処理の効率化のため、図15
に示すように改札口に複数台の自動改札機20を略平行
に並べて複数の通路を形成している。上述したように、
利用者は自分の右側に取り付けられているアンテナ21
に乗車券を近づけるのであるが、左側に隣の通路を通過
する利用者用が乗車券を近づけるアンテナ21が存在す
る。このように、通路を通過するときに、利用者の左右
両側にアンテナ21があるため、誤って隣の通路のアン
テナ21に乗車券を近づけるという誤操作が起きやす
く、改札効率を低下させるという問題があった。
【0008】この発明の目的は、特に子供や左利きの利
用者に対する操作性を向上させるとともに、誤操作の発
生を抑えて改札処理の効率の低下を防止することができ
る自動改札機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の自動改札機
は、上記課題を解決するために以下の構成を備えてい
る。
【0010】(1)通路に沿って配置され、該通路の通
行を許可するかどうかの判定に用いる通行可否判定情報
を記憶した非接触媒体との無線通信を制御する通信手段
と、上記無線通信により非接触媒体から上記通行可否判
定情報を獲得し、該通行可否判定情報を用いて通行可否
を判定する通行可否判定手段と、上記通行可否判定手段
の判定結果に応じて上記通路の通行を制限する通行制限
手段と、を備え、上記通信部は、電波を送受信するアン
テナを有し、上記アンテナを装置本体の側面に傾斜させ
て取り付けている。
【0011】(2)上記アンテナは、装置本体の一方の
端部に取り付けている。
【0012】(3)上記アンテナは、装置本体の一方の
端部側にも傾斜させて取り付けている。
【0013】(4)通路に沿って配置され、該通路の通
行を許可するかどうかの判定に用いる通行可否判定情報
を記憶した非接触媒体との無線通信を制御する通信手段
と、上記無線通信により非接触媒体から上記通行可否判
定情報を獲得し、該通行可否判定情報を用いて通行可否
を判定する通行可否判定手段と、上記通行可否判定手段
の判定結果に応じて上記通路の通行を制限する通行制限
手段と、を備え、上記通信部は、電波を送受信する複数
のアンテナを有し、装置本体の一方の側面に少なくとも
1つのアンテナを傾斜させて取り付けているとともに、
他方の側面にも少なくとも1つのアンテナを傾斜させて
取り付けている。
【0014】(5)上記一方の側面に取り付けたアンテ
ナは、装置本体の一方の端部側にも傾斜させて取り付け
ており、上記他方の側面に取り付けたアンテナは、装置
本体の他方の端部側にも傾斜させて取り付けている。
【0015】(6)上記通行可否判定情報を磁気データ
で記憶した磁気媒体の投入を受け付け、該磁気媒体から
上記通行可否判定情報を読み取る磁気データ読取手段を
備え、上記制御手段は、上記磁気データ読取手段が読み
取った上記通行可否情報を用いて通行可否を判定する手
段を有する。
【0016】(7)上記磁気媒体を本体に投入する投入
口を上記アンテナの近傍に配置した。
【0017】上記構成では、アンテナを装置本体の側面
に傾斜させて取り付けたので、通路を通過する利用者が
背の低い子供であっても、アンテナ面が比較的低いため
所持している非接触媒体をアンテナに近づけやすい。し
かも、アンテナ面が傾斜しているので、通路においてア
ンテナが取り付けられている側(例えば、右側)と反対
の手(例えば、左手)に非接触媒体を持って通行する利
用者にとっても、該非接触媒体をアンテナに近づけやす
くなる。さらに、複数の自動改札機を平行に並べて複数
の通路を形成しても、利用者の片側にしかアンテナが存
在しないため、利用者が非接触媒体を誤って隣の通路用
のアンテナに近づけるという誤操作も確実に防止でき
る。したがって、改札処理の効率の低下が抑えられる。
【0018】また、アンテナを装置本体の一方の端部に
取り付けることで、例えば通路の入口側に取り付けるこ
とで利用者の通路への進入を素早く検知することができ
る。また、アンテナを傾斜面を装置本体の端部側にも傾
斜させて取り付けることで、通路においてアンテナが取
り付けられている側と反対の手に非接触媒体を持って通
行する利用者が該非接触媒体を一層アンテナに近づけや
すくなる。
【0019】また、装置本体の両側面にアンテナを配置
することで、1台の装置で2本の通路を構成することが
でき、装置本体の設置面積が小さくなり、省スペースの
利点がある。
【0020】さらに、通行可否判定情報を磁気データで
記憶させた磁気媒体も処理できるように構成したので、
通行券として非接触媒体および磁気媒体がともに使用さ
れる改札通路が形成できる。例えば、定期券が非接触媒
体でキップが磁気媒体である駅の改札口に利用できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の自動
改札機について説明する。図1は、この発明の実施形態
である自動改札機の構成を示すブロック図であり、図2
はこの実施形態の自動改札機の平面図である。図2
(A)は上面図、図2(B)は側面図、図2(C)は正
面図である。また、図3はこの実施形態の自動改札機が
略平行に複数台設置した状態を示す図である。この実施
形態の自動改札機1は、本体の動作を制御する制御部2
と、乗車情報を記憶した非接触媒体との無線通信を制御
する通信部3、通路における人の通過を検出するセンサ
部4と、扉を開閉して通路における人の通行を制限する
扉制御部5と、利用者に対して通行の可否等を表示する
表示部6とを備えている。通信部3は、非接触媒体との
無線通信における電波の送受信に使用するアンテナ3a
を有している。この実施形態の自動改札機1は、図3に
示すように通路に沿って配置される。上記アンテナ3
は、装置本体における通路側の側面に設けられた傾斜面
に取り付けられており、電波の送受信面、すなわちアン
テナ面、が通路側に傾斜している。また、アンテナ3a
は通路の入口側に取り付けられている。
【0022】また、装置本体の通路側の側面には、人や
物品を検出するセンサ4a(例えば、光センサ)が通路
に沿って複数配置されている。これらセンサ4aによっ
て通路における人や物品の存在や、通行している方向が
検出できる。通路の入口側および出口側には、それぞれ
扉5aが設けられており、扉5aを開閉することで通路
における人の通行を制限している。入口側の扉5aは出
口側から通路に進入してきた人の通行を制限する扉であ
り、出口側の扉5aは入口側から通路に進入してきた人
の通行を制限する扉である。なお、扉制御部5が制御部
2の指示にしたがって扉5aを開閉する。また、扉5a
は少なくともアンテナ3aが取り付けられている側の側
面に設けられている。また、反対側の側面にも扉5aが
設けられた自動改札機1では、こちら側の扉5aは隣の
通路用の扉5aである。
【0023】さらに、表示部6も装置本体における通路
側の側面に傾斜させて取り付けられており、表示面が通
路側に傾斜している。また、表示部6は通路の出口側に
取り付けられている。
【0024】次に、通路を通行する際に使用される非接
触媒体について説明する。図4は非接触媒体の構成を示
すブロック図である。非接触媒体10はカード形状の媒
体であり、本体の動作を制御する制御部11と、通行可
否を判定するための乗車情報(この発明で言う通行可否
判定情報)等を記憶した記憶部12と、上記自動改札機
1との無線通信を制御する通信部13を備えている。記
憶部12には、有効期間や乗車区間等の乗車情報が記憶
されている。また、通信部13には自動改札機1との無
線通信における電波の送受信に使用するアンテナ13a
が備えられている。
【0025】また、非接触媒体10は駆動電源(電池)
を有するものであってもよいし、また自動改札機1と磁
気的に結合されたときに駆動電力を得るものであっても
よい。この種の非接触媒体については公知であるので、
ここでは具体的な説明を省略する。
【0026】以下、この実施形態の自動改札機1の動作
について説明する。利用者は、通路に進入する際に、自
動改札機1の入口側の取り付けられているアンテナ3a
に所持している非接触媒体10を近づける。ここで、ア
ンテナ3aが通路側の側面に傾斜させて取り付けられて
いるので、利用者が背の低い子供であっても、アンテナ
面が比較的低いため所持している非接触媒体10をアン
テナに近づけやすい。しかも、アンテナ面を傾斜させて
いるので、通路においてアンテナ3aが取り付けられて
いる側(右側)と反対の手(左手)に非接触媒体を持っ
て通行する利用者にとっても、該非接触媒体をアンテナ
3aに近づけやすい。また、利用者が通過しようとして
いる通路用のアンテナ3aが該利用者の片側(図では右
側)にあり、且つ左隣の通路用のアンテナ3aは利用者
の死角になるため、該利用者が誤って非接触媒体10を
左隣の通路用のアンテナ3aに近づけるという誤操作も
確実に防止できる。
【0027】利用者が非接触媒体10をアンテナ3aに
近づけると、自動改札機1と非接触媒体10との間で無
線通信が実行される。このとき、非接触媒体10が記憶
部12に記憶している乗車情報を自動改札機1に送信す
る。なお、上述したように自動改札機1と非接触媒体1
0との通信エリアを狭くしているので、アンテナ3aに
近づけられていない他の非接触媒体10から自動改札機
1に乗車情報が送信されてくることはない。自動改札機
1は、非接触媒体10から送信されてきた乗車情報を用
いて利用者の通行可否を判定し、該利用者の通行を許可
すると判定したときには出口側の扉5aを開し、逆に通
行を禁止すると判定したときには出口側の扉5aを閉す
ることで、該利用者の通路の通過を制限する。
【0028】また、自動改札機1は通路沿って本体側面
に配置された複数のセンサ4aで該通路における利用者
の通過を検知している。
【0029】さらに、表示部6もアンテナ3aと同様に
通路側の側面に傾斜させて取り付けているので利用者に
見やすい表示が行える。しかも、一般に利用者の通路へ
の進入速度と、該通路からの退出速度を比較すると、退
出速度のほうが遅いことから、表示部6を通路の出口側
に取り付けたことで利用者に対して一層見やすい表示が
行える。
【0030】なお、自動改札機1はセンサ部4が出口側
から通路に進入した者を検出すると、直ぐに入口側の扉
5aを閉じて、該進入者の通行を制限する。
【0031】このように、この実施形態の自動改札機1
では通路側にアンテナ3aを傾斜させて取り付けたの
で、子供や左利きの人に対する操作性が向上できるとと
もに、利用者が隣の通路用のアンテナ3aに非接触媒体
10を近づけるという誤操作も防止できる。したがっ
て、改札処理の効率を低下させることがなく、改札口周
辺における人の流れをスムーズになり、改札口周辺の混
雑が緩和できる。
【0032】次に、この発明の別の実施形態について説
明する。図5はこの実施形態の自動改札機1の平面図で
ある。図5(A)は上面図、図5(B)は側面図、図5
(C)は正面図である。上記実施形態の自動改札機1と
異なる部分は、アンテナ3aの取り付けている傾斜面の
構成である。この実施形態の自動改札機1ではアンテナ
3aを通路側の側面に傾斜させただけではなく、通路の
入口側にも傾斜させて取り付けている。このように、ア
ンテナ3aを通路の入口側にも傾斜させることで、非接
触媒体10を左手に持っている利用者がアンテナ3aに
非接触媒体10を一層近づけやすくなる。
【0033】また、乗車情報を磁気データで記録した磁
気媒体も処理できるように構成することもできる。図6
は非接触媒体に加えて磁気媒体も処理することができる
実施形態の自動改札機の構成を示すブロック図であり、
図7はこの実施形態の自動改札機の平面図である。な
お、図6および図7では図1および図2に示した構成と
同じ構成については同じ番号を付している。この実施形
態の自動改札機1は図1に示した構成に、本体に投入さ
れた磁気媒体を搬送する搬送部7、搬送部7によって搬
送されている磁気媒体に記憶されている乗車情報を読み
取る磁気データ読取部8a、上記磁気媒体に磁気データ
を書き込む磁気データ書込部8b、および磁気媒体に通
路を通過した時間等を印字する印字部9が設けられてい
る。通路の入口側にアンテナ3aの近傍に磁気媒体を投
入する投入口7aが設けられており、出口側に投入され
た磁気媒体を放出する放出口7bが設けられている。投
入口7aから投入された磁気媒体は搬送部7によって放
出口7bへ搬送される。
【0034】この実施形態の自動改札機1はアンテナ3
aに非接触媒体10が近づけられたときには、上記実施
形態の自動改札機1と同様の動作を行い、投入口7aに
磁気媒体が投入されると、該磁気媒体を放出口7bへ搬
送するとともに、磁気データ読取部8aで搬送されてい
る磁気媒体から乗車情報を読み取り、磁気データ書込部
8bで磁気媒体に利用情報を書き込み、印字部9で搬送
されている磁気媒体に現在の時間等を印字する。なお、
磁気データ読取部8aが読み取った乗車情報を用いて、
利用者の通行の可否が判定され、通行を許可する場合に
は出口側の扉5aを開し、通行を禁止する場合には出口
側の扉5aを閉じる。
【0035】このように、この実施形態の自動改札機1
では非接触媒体10である乗車券と磁気媒体である乗車
券との2種類の乗車券を処理することができるので、例
えば定期券が非接触媒体10で、キップが磁気媒体であ
るような駅の改札口にも利用できる。したがって、乗車
券の種類毎にそれぞれ自動改札機を設けなくてもよい。
例えば、定期券専用の改札口とキップ専用の改札口を設
けなくてもよい。また、アンテナ3aの近傍に、磁気媒
体の投入口7aを設けたことにより、非接触媒体10が
誤って磁気媒体の投入口7aへ投入されようとした場合
に、投入前にアンテナ3aが非接触媒体10の投入口7
aへの接近をより早く検出できるという利点んがある。
このため、投入口7aに設けられた図示しないシャッタ
等の投入阻止手段をより早く制御して閉めることが可能
となり、非接触媒体10の磁気投入口7aへの誤投入を
確実に防ぐことができる。
【0036】なお、図7ではアンテナ3aを通路側にの
み傾斜させて取り付けている例を示しているが、図5に
示したように通路の入口側にも傾斜させて取り付けても
よい。また、磁気媒体の投入口7aはアンテナ3aの下
側に設けられているが、アンテナ3aの上側等、他の位
置に設けてもよい。
【0037】また、図7では投入口7aを、アンテナ面
の傾斜に合わせて、傾斜させて取り付けている例を示し
ているが、水平に取り付けてもよい。
【0038】また、図7では放出口7bを、アンテナ3
bから見て表示部6の後方に設けている例を示している
が表示部6の手前に設けてもよい。
【0039】さらに、この発明の別の実施形態について
説明する。図8はこの実施形態の自動改札機の構成を示
すブロック図であり、図9はこの実施形態の自動改札機
の平面図である。なお、図8および図9では図1および
図2に示した構成と同じ構成については同じ番号を付し
ている。この実施形態の自動改札機1は通信部3に2つ
のアンテナ3a、3bを備えている。アンテナ3aは図
1に示した自動改札機1と同様の配置であり、アンテナ
3bが装置本体の反対側の端部で且つ、反対側の側面に
傾斜させて取り付けられている。また、自動改札機1本
体の反対側の側面にも扉5aが2枚取り付けられてい
る。さらに、装置本体の両側に表示部6a、6bがそれ
ぞれ取り付けられている。なお、この実施形態では表示
部6a、6bが水平面に取り付けられている。
【0040】この構成の自動改札機1では、装置本体の
両側の側面に通路が形成され、一方の側の側面に形成さ
れた通路の進行方向と、他方の側の側面に形成された通
路の進行方向とが逆になる。すなわち、この自動改札機
1では本体の両側にそれぞれ形成された2本の通路で双
方向の通行を制限することができる。なお、図9(A)
における下側(通行方向a)の通路を通過する利用者に
対する表示は表示部6aで行われ、上側(通行方向b)
の通路を通過する利用者に対する表示は表示部6bで行
われる。
【0041】さらに、この実施形態の自動改札機1を図
10に示すように、略平行に複数台配置すれば、双方向
の通行を制限することができる通路を形成することがで
きる。したがって、改札効率を一層向上させることがで
き、改札口の混雑をさらに緩和することができる。
【0042】この場合、各アンテナ3a、3bの近く
に、表示ランプ6c(図10参照)を設け、一方の側か
ら通路に進入した利用者がいるとき、他方の側に設けた
表示ランプ6cを点灯させて、他方の側から進入しよう
としている別の利用者に対して該通路に現在利用者がい
るため通行できないことを報知する構成を設けておけば
よい。これにより、通路の中央部で両側から進入してき
た2人利用者の衝突が防止できる。また、図10では、
他方の側から進入者があることの報知手段として、表示
ランプ6cを用いた例を示したが、該報知手段として
『対向側通過者がいます』、『お待ちください』などの
文言を表示する表示器を用いてもよい。さらに、アンテ
ナ3aを装置本体の端部に設けているので、通路への利
用者の進入を素早く検知することができ、他方の側から
別の利用者が進入するのをより確実に防止することがで
きる。
【0043】また、上記した自動改札機1では表示部6
a、6bを平面上に取り付けるとしたが、図11や図1
2に示すように利用者が通行する通路側に傾斜させて取
り付けることもできる。なお、図12に示す場合には入
口側の表示部6において利用者に対する表示が行われる
(アンテナ3aと同じ方向に傾斜している表示部6にお
いて利用者に対する表示が行われる。)。また、アンテ
ナ3aは図13に示すように通路側に傾斜させるだけで
なく、通路の外側にも傾斜させて取り付けることもでき
る。
【0044】さらに、上述した磁気媒体を処理する機能
を設ければ、非接触媒体10および磁気媒体の両方につ
いて処理することができる。
【0045】なお、この発明にかかる自動改札機は、駅
にのみ適用できるものではなく、人の入退場を制限する
場所の入口、例えば遊園地や動物園等の入口にも適用で
きる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、装置
本体の側面にアンテナを傾斜させて取り付けたので、子
供や左利きの人に対する操作性が向上できるとともに、
利用者が隣の通路用のアンテナに非接触媒体を近づける
という誤操作も防止できる。したがって、改札処理の効
率が向上され、改札口周辺における人の流れがスムーズ
になることから、改札口の混雑を緩和することができ
る。
【0047】さらに、アンテナを取り付けている傾斜面
を装置本体の端部側にも傾斜させたので、左利きの人に
とっては通路への進入の際に一層非接触媒体をアンテナ
に近づけやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である自動改札機の構成を
示すブロック図である。
【図2】この発明の実施形態である自動改札機の平面図
である。
【図3】この実施形態の自動改札機を略平行に複数台な
らべた改札口の概略図である。
【図4】この実施形態の自動改札機で処理される非接触
媒体の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の別の実施形態である自動改札機の平
面図である。
【図6】この発明の別の実施形態である自動改札機の構
成を示すブロック図である。
【図7】この発明の別の実施形態である自動改札機の平
面図である。
【図8】この発明の別の実施形態である自動改札機の構
成を示すブロック図である。
【図9】この発明の別の実施形態である自動改札機の平
面図である。
【図10】この発明の別の実施形態の自動改札機を略平
行に複数台ならべた改札口の概略図である。
【図11】この発明の別の実施形態である自動改札機の
平面図である。
【図12】この発明の別の実施形態である自動改札機の
平面図である。
【図13】この発明の別の実施形態である自動改札機の
平面図である。
【図14】従来の自動改札機を示す図である。
【図15】従来の自動改札機を略平行に複数台ならべた
改札口の概略図である。
【符号の説明】
1−自動改札機 2−制御部 3−通信部 3a−アンテナ 4−センサ部 4a−センサ 5−扉制御部 5a−扉 6(6a 6b)−表示部 7−搬送部 8−磁気データ読取部 9−印字部 10−非接触媒体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路に沿って配置され、該通路の通行を
    許可するかどうかの判定に用いる通行可否判定情報を記
    憶した非接触媒体との無線通信を制御する通信手段と、 上記無線通信により非接触媒体から上記通行可否判定情
    報を獲得し、該通行可否判定情報を用いて通行可否を判
    定する通行可否判定手段と、 上記通行可否判定手段の判定結果に応じて上記通路の通
    行を制限する通行制限手段と、を備え、 上記通信部は、電波を送受信するアンテナを有し、 上記アンテナを装置本体の側面に傾斜させて取り付けた
    自動改札機。
  2. 【請求項2】 上記アンテナは、装置本体の一方の端部
    に取り付けている請求項1に記載の自動改札機。
  3. 【請求項3】 上記アンテナは、装置本体の一方の端部
    側にも傾斜させて取り付けている請求項1または2に記
    載の自動改札機。
  4. 【請求項4】 通路に沿って配置され、該通路の通行を
    許可するかどうかの判定に用いる通行可否判定情報を記
    憶した非接触媒体との無線通信を制御する通信手段と、 上記無線通信により非接触媒体から上記通行可否判定情
    報を獲得し、該通行可否判定情報を用いて通行可否を判
    定する通行可否判定手段と、 上記通行可否判定手段の判定結果に応じて上記通路の通
    行を制限する通行制限手段と、を備え、 上記通信部は、電波を送受信する複数のアンテナを有
    し、 装置本体の一方の側面に少なくとも1つのアンテナを傾
    斜させて取り付けているとともに、他方の側面にも少な
    くとも1つのアンテナを傾斜させて取り付けている自動
    改札機。
  5. 【請求項5】 上記一方の側面に取り付けたアンテナ
    は、装置本体の一方の端部側にも傾斜させて取り付けて
    おり、 上記他方の側面に取り付けたアンテナは、装置本体の他
    方の端部側にも傾斜させて取り付けている請求項4に記
    載の自動改札機。
  6. 【請求項6】 上記通行可否判定情報を磁気データで記
    憶した磁気媒体の投入を受け付け、該磁気媒体から上記
    通行可否判定情報を読み取る磁気データ読取手段を備
    え、 上記制御手段は、上記磁気データ読取手段が読み取った
    上記通行可否情報を用いて通行可否を判定する手段を有
    する請求項1〜5のいずれかに記載の自動改札機。
  7. 【請求項7】 上記磁気媒体を本体に投入する投入口を
    上記アンテナの近傍に配置した請求項6に記載の自動改
    札機。
JP2000071927A 2000-03-15 2000-03-15 自動改札機 Pending JP2001266188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071927A JP2001266188A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 自動改札機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000071927A JP2001266188A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 自動改札機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001266188A true JP2001266188A (ja) 2001-09-28

Family

ID=18590427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000071927A Pending JP2001266188A (ja) 2000-03-15 2000-03-15 自動改札機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001266188A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218054A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toshiba Corp 自動改札装置
JP2016057742A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 自動改札機および自動改札機システム
JP2017196747A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 キヤノン株式会社 入力装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010218054A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Toshiba Corp 自動改札装置
JP2016057742A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 株式会社東芝 自動改札機および自動改札機システム
JP2017196747A (ja) * 2016-04-25 2017-11-02 キヤノン株式会社 入力装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002298177A (ja) ゲートシステム
JP2001266188A (ja) 自動改札機
JP2004227294A (ja) 自動改札機
JP2850459B2 (ja) 自動改札機
TW200535738A (en) Automatic ticket checker
JP2005122306A (ja) セキュリティ・ゲート・システム
JP4951977B2 (ja) 自動改札機
JP4085732B2 (ja) 自動改札機
JP2000099776A (ja) 自動改札装置
JP4240462B2 (ja) 非接触式自動改札機
JP3728863B2 (ja) 自動改札機
JP2004220525A (ja) 自動改札装置
JP3637093B2 (ja) 自動改札装置
JP3627430B2 (ja) 自動改札機
JP5374241B2 (ja) 自動改札機
JP4703160B2 (ja) 非接触式自動改札機
JPH10261117A (ja) 自動改札装置
JP2010055495A (ja) 自動改札システムおよび自動改札方法
JP2007108817A (ja) 自動改札機
JP4594479B2 (ja) 自動改集札装置
JP2002366982A (ja) 自動改札機
JP2801480B2 (ja) ゲートシステム
JPH0636096A (ja) 自動改札装置
JP5752541B2 (ja) 自動改札装置および改札システム
JP4267744B2 (ja) 自動改札機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060516