JP2002365393A - 放射線遮蔽体及び該遮蔽体の製造方法 - Google Patents
放射線遮蔽体及び該遮蔽体の製造方法Info
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Abstract
されており、製造、使用、廃棄処理の各工程時に、Pb
中毒やPb公害が発生し易い。又、ピンホールが発生
し、このピンホールを介して放射線が透過し易かった。 【解決手段】 塩化ビニル樹脂11中に、W、Sb、S
nの金属粉末12、13、14を配合・分散させる。
Description
の放射線遮蔽体の製造方法に関し、より詳細には、例え
ばX線発生装置、原子力関連機器、放射性物質容器、放
射性廃棄物容器等を構成する構造部材や、X線発生装置
を操作するX線技師、医者、研究者、非破壊検査員、X
線診断や放射線治療を受ける患者、放射性物質や放射性
廃棄物の取扱・処理作業者、原子力関連機器の事故処理
担当者等がX線、α線、β線、γ線等の放射線に被爆す
るのを防止するために用いられる放射線遮蔽体、及びこ
の放射線遮蔽体の製造方法に関する。
ート状の薄いもの、シートとはいえない厚いもの、剛性
を有するプレート状のものをも含む概念である。
模式的に示した断面図であり、図中91は塩化ビニル樹
脂等の熱可塑性樹脂を示している。熱可塑性樹脂91は
厚みtが通常0.5mm程度の薄いシート状に形成され
ており、熱可塑性樹脂91中には鉛(以下、Pbと記
す)粉末92が配合・分散されている。これら熱可塑性
樹脂91、Pb粉末92等を含んで放射線遮蔽シート9
0が構成されている。
は、所定寸法に裁断され、布等に包んだ後、この布等を
介して所定形状に縫い合わされ、ジャケット、ズボン、
エプロン、コート、帽子、手袋等の防護衣として形成・
着用されるようになっている。あるいはカバー、カーテ
ンとして放射線源に沿って密着させるか、又は放射線源
を間接的に覆うようにして使用される。
連機器、放射性物質容器、放射性廃棄物容器等には、熱
硬化性樹脂プレート中にPb粉末を配合・分散した放射
線遮蔽体が構造部材として用いられている。
遮蔽シート90や放射線遮蔽体においては、Pb粉末9
2や亜鉛化鉛が配合されており、製造、使用、廃棄処理
の各工程時に、Pb中毒やPb公害が発生し易い。又、
放射線遮蔽シート90や放射線遮蔽体は厚みが薄いた
め、製造過程においてどうしても発生するピンホール
(図示せず)が放射線遮蔽体を貫通し易く、このピンホ
ールを介して放射線が透過するおそれがあるという課題
もあった。
り、Pbを配合することなく放射線遮蔽性能を確保する
と共に、引張強さ、引裂強さ、耐折性、難燃性を兼ね備
え、しかもピンホールの貫通が阻止された放射線遮蔽体
及びその製造方法を提供することを目的としている。
達成するために本発明に係る放射線遮蔽体(1)は、樹
脂中に、アンチモン(以下、Sbと記す)、スズ(以
下、Snと記す)の金属単体粉末又は化合物粉末のう
ち、少なくとも1種類が配合されていることを特徴とし
ている。上記した放射線遮蔽体(1)によれば、前記S
b、Snの金属単体粉末又は化合物粉末はいずれも放射
線を遮蔽し易いので、Pbを配合する必要がなく、放射
線を遮蔽することができると共に、Pb中毒やPb公害
の発生を防止することができる。また、Sbにより難燃
性を高めることができる。
上記放射線遮蔽体(1)において、さらにタングステン
(以下、Wと記す)の金属単体粉末又は化合物粉末が配
合されていることを特徴としている。上記した放射線遮
蔽体(2)によれば、前記Wの金属単体粉末又は化合物
粉末の存在により、放射線の遮蔽性を高めることができ
ると共に、これらの金属単体粉末又は化合物粉末は価格
が比較的易いので、製造コストの増大を抑制することが
できる。
上記放射線遮蔽体(1)又は(2)において、前記粉末
の配合割合が、WがWO3 として0〜90重量部、Sb
がSb2 O3 として0〜90重量部、Snが0〜90重
量部の範囲であることを特徴としている。上記した放射
線遮蔽体(3)によれば、前記樹脂中に前記W、Sb、
Sn粉末が適正量配合されているので、放射線を確実に
遮蔽すると共に、シートとしての強度を確保することが
できる。
上記放射線遮蔽体(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記樹脂が、熱可塑性のビニル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ポリエチレン系樹脂のいずれかにより構成されて
いることを特徴としている。上記した放射線遮蔽体
(4)によれば、前記樹脂が、熱可塑性のビニル系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエチレン系樹脂のいずれ
かにより構成されているので、可塑性を維持しつつ、シ
ートとしての強度を十分確保することができ、放射線遮
蔽用の防護衣、カバー、カーテン等に適用することがで
きる。
上記放射線遮蔽体(1)〜(3)のいずれかにおいて、
前記樹脂が、熱硬化性のエポキシ系樹脂、フェノール系
樹脂、シリコーン系樹脂のいずれかにより構成されてい
ることを特徴としている。上記した放射線遮蔽体(5)
によれば、前記樹脂が、熱硬化性のエポキシ系樹脂、フ
ェノール系樹脂、シリコーン系樹脂のいずれかにより構
成されているので、強度を十分確保することができ、放
射線遮蔽用の構造部材等に適用することができる。
上記放射線遮蔽体(1)〜(5)のいずれかにおいて、
シート状の放射線遮蔽体が複数枚積層されて構成されて
いることを特徴としている。上記した放射線遮蔽体
(6)によれば、上記放射線遮蔽体(1)〜(5)のい
ずれかが複数枚積層されて構成されているので、前記遮
蔽体(1)〜(5)中に発生し易いピンホールが圧壊さ
れると共に、これらピンホールどうしが連なって前記遮
蔽体(1)〜(5)内を貫通するのを大幅に減少させる
ことができる。この結果、前記ピンホールを介して放射
線が透過するのを阻止し、放射線の透過を確実に阻止す
ることができる。
は、上記放射線遮蔽体(6)の製造方法であって、金属
単体粉末及び/又は化合物粉末を樹脂原料中に混合し、
押し出し成形方法、カレンダー加工、コーティング法又
は金型成形法によりシート状の放射線遮蔽体を製造した
後、該放射線遮蔽体を複数枚積層し、ラミネート加工を
施すことを特徴としている。前記押し出し成形方法、カ
レンダー加工、コーティング法又は金型成形法の採用に
より、前記シート状の放射線遮蔽体を容易に製造するこ
とができ、又前記ラミネート加工により、前記シート状
の放射線遮蔽体中に発生したピンホールを除去しながら
積層させることができ、積層された遮蔽体ではピンホー
ルの貫通が確実に阻止され、放射線遮蔽能力に優れた放
射線遮蔽体を製造することができる。
及びその製造方法の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。なお、従来例と同一機能を有する構成部品には同一
の符号を付すこととする。図1は実施の形態(1)に係
る放射線遮蔽体としての放射線遮蔽シートを模式的に示
した断面図であり、図中11は塩化ビニル樹脂を示して
いる。塩化ビニル樹脂11は厚みtが約0.5mmの薄
いシート状に形成されており、塩化ビニル樹脂11中に
は、WがWO3 の形で、SbがSb2 O3 の形で、Sn
はSnのままで、3種類の金属粉末12〜14が配合・
分散されている。
の配合割合は、WO3 粉末12が0〜90部、Sb2 O
3 粉末13が0〜90重量部、Sn粉末14が0〜90
部が望ましい。これより配合割合が多いものでは、塩化
ビニル樹脂11の配合割合が相対的に不足することとな
り、シートとしての引張強さ、引裂強さ、耐折性が十分
ではなくなる。これら塩化ビニル樹脂11、WO3 、S
b2 O3 、Snの3種類の金属粉末12、13、14等
を含んで放射線遮蔽シート10が構成されている。
0を製造する場合、まずミキサーを用い、所定量の塩化
ビニル樹脂原料、金属粉末、可塑剤、接着成分等を混合
する。次にこの混合物を押し出し成形法、カレンダー加
工法、コーティング法又は金型成形法等により成形し、
厚みtが約0.5mmの放射線遮蔽シート10を製造す
る。
はいずれも放射線を遮蔽し易く、Pbを配合しなくても
放射線を遮蔽することができ、Pb中毒やPb公害の発
生を防止することができる。
ル樹脂11中にWO3 、Sb2 O3、Sn粉末12〜1
4が十分な量配合されているので、放射線を確実に遮蔽
することができる。
2 O3 、Sn粉末12〜14が適量配合されているの
で、可塑性を維持しつつ、十分な引張強さ、引裂強さ、
耐折性を確保することができる。又、W金属粉末12の
存在により、シートとしての難燃性も十分確保すること
ができる。又、WO3 、Sb2 O3 、Sn粉末12〜1
4の価格が比較的安いので、製造コストのアップを抑制
することができる。
体を模式的に示した断面図であり、図中20aは放射線
遮蔽シートを示している。放射線遮蔽シート20aは製
品としての全体シート厚みをtとした場合、約t/2の
薄いシート状に形成されている。この放射線遮蔽シート
20aは、上記放射線遮蔽シート10の場合と同様、塩
化ビニル樹脂21a中にWO3 、Sb2 O3 、Snの3
種類の金属粉末22a〜24aが配合・分散されて構成
されている。これら2枚の放射線遮蔽シート20a、2
0aが積層されて放射線遮蔽シート20が構成されてい
る。
0を製造する場合、まず図1に示した放射線遮蔽シート
10の場合と同様にして、厚みが約t/2の放射線遮蔽
シート20a、20aを製造する。
て、遮蔽シート20a、20aを積層させて一体化す
る。図中31はベッドを示している。ベッド31の上方
には駆動ラム32が図中矢印A−B方向に駆動可能に配
設されている。これらベッド31、駆動ラム32等を含
んでプレス加工機本体30aが構成されている。一方、
ベッド31と駆動ラム32との間には略直方体板形状を
した基板33〜35が装着・配設されており、基板33
〜35には加熱手段(図示せず)が装備されている。基
板33〜35間には複数組の放射線遮蔽シート20a、
20aが積み重ねられており、各放射線遮蔽シート20
a、20aはステンレス鋼製の分離板36a、36aに
より挟持されている。これら基板33〜35、分離板3
6a等を含んで治具30bが構成されている。
ート20a、20aを用いて放射線遮蔽シート20を製
造する場合、まずベッド31上部、駆動ラム32下部に
基板33、34を装着する。次に分離板36a、36a
に挟持させたシート20a、20aを積み上げてゆき、
所定箇所に基板35を配設した後、さらに分離板36
a、36aに挟持させたシート20a、20aを積み上
げる。その後加熱手段を作動させ、基板33〜35、分
離板36a、36aを介してシート20a、20aを所
定温度に昇温させ、次に駆動ラム32を図中矢印B方向
に駆動させ、シート20a、20aに所定圧力を加えて
熱圧着する。この後、冷却することにより、放射線遮蔽
シート20a、20aが一体化され、厚みがtの放射線
遮蔽シート20が製造される。
20では、放射線遮蔽シート20a、20aが積層され
ているので、ピンホールどうしが連なって放射線遮蔽シ
ート20内を貫通するのを大幅に減少させることができ
る。又シート20a、20aの製造工程において発生し
易いピンホールを、積層工程において圧潰・除去するこ
とができる。この結果、ピンホールを介して放射線が透
過するのを阻止し、放射線を一層確実に遮蔽することが
できる。
シート20及びこの製造方法では、2枚の放射線遮蔽シ
ート20a、20aを積層する場合について説明した
が、何ら2枚に限定されるものではなく、別の実施の形
態では3枚、4枚、・・・であっても差し支えない。積
層枚数を多くするほど、ピンホールによるシート貫通の
確率を下げることができるが、製造が少しずつ困難にな
る。
ート20の製造方法では、ラミネート加工としてプレス
加工を施した場合について説明したが、別の実施の形態
では、加熱工程を含むロール圧延法、あるいは接着剤を
用いた接着加工を施してもよい。
線遮蔽シート10、20では、いずれもWO3 、Sb2
O3 、Sn粉末12〜14、22a〜24aを用いた場
合について説明したが、別の実施の形態では、Sb2 O
3 粉末13、23a、Sn粉末14、24aのいずれか
ひとつが配合・分散されていてもよい。あるいはWO3
粉末12、22aとSb2 O3 粉末13、23a、WO
3 粉末12、22aとSn粉末14、24a、Sb2 O
3 粉末13、23aとSn粉末14、24aのように、
いずれか2種類の金属粉末が配合・分散されていてもよ
い。
線遮蔽シート10、20では、WはWO3 、SbはSb
2 O3 、SnはSnの金属粉末12〜14、22a〜2
4aを用いた場合について説明したが、別の実施の形態
では、W、Sbのままの金属単体粉末、Snの酸化物、
あるいはそれぞれの炭化物、合金等のような化合物粉末
であっても差し支えない。
線遮蔽シート10、20では、いずれも樹脂に熱可塑性
の塩化ビニル樹脂11、21aを用いた場合について説
明したが、別の実施の形態では、別のビニル系樹脂(例
えば酢酸ビニル系樹脂)、あるいはポリウレタン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂等を用いてもよい。その場合に
は、用いる樹脂に合わせて、可塑剤、接着成分は変えて
やる必要がある。
線遮蔽シート10、20では、いずれも樹脂に熱可塑性
の塩化ビニル樹脂11、21aを用いた場合について説
明したが、別の実施の形態では、熱硬化性のエポキシ系
樹脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂等を用いて
もよい。その場合には、用いる樹脂に合わせ、触媒成分
を変えて使用する。
に係る放射線遮蔽体を製造し、以下の実験条件で遮蔽体
1mm厚における鉛当量、引張強さ、引裂強さ、遮蔽体
の製品厚み(0.5mm)における耐折性、ピンホール
の発生状況を調査した結果について説明する。
1、表2に示した樹脂、金属粉末と所定量の可塑剤、接
着成分等とを配合・混合し、押し出し成形法により所定
厚みのシートを製造した後、このシートを2枚重ねてプ
レスによりラミネート加工を施した。実施例1〜18で
は、塩化ビニル樹脂を90〜10%、Sb2 O3 又はS
nを10〜90%配合した。実施例19は塩化ビニル樹
脂を22%、WO3 を13%、Sb2 O3 を30%、S
nを35%配合した。一方、比較例1、3では塩化ビニ
ル樹脂を100%とし、Sb2 O3 又はSnを配合しな
かった。比較例2、4は塩化ビニル樹脂を配合せず、S
b2 O3 又はSnを100%の配合とした。比較例5〜
15は、塩化ビニル樹脂0〜100%に対し、WO3 を
0〜100%配合した。比較例16は塩化ビニル樹脂を
20%、Pbを80%配合し、ラミネート加工は施さな
かった。鉛当量、引張強さ、引裂強さ、耐折性の測定は
JIS−Z4801(1991)に基づき、ピンホール
の発生状況はJIS−Z4501の2に基づき(フイル
ムサイズ25.4cm×30.5cm)、実施した。配
合割合、遮蔽体1mm厚当りの鉛当量を下記の表1に示
した。
強さ、製品厚み0.5mmにおける耐折性、及びピンホ
ールの発生状況の測定結果を下記の表2に示した。
0〜90%配合された実施例1〜18のものでは、厚み
1mm当りの鉛当量が0.03mmPb以上あり、Pb
を配合しなくても、厚みを調整することにより、防護エ
プロン、防護コート、甲状腺防護具、防護手袋等におけ
る規格値(JISZ4831)の0.25mmPbを満
たすことが十分に可能である。一方、Sb2 O3 やSn
を配合しなかった比較例1、3では、放射線遮蔽能力が
なく、又Sb2 O3 やSnを100%配合し、樹脂を配
合しなかった比較例2、4では、放射線遮蔽能力は大き
いものの、成形することが不可能であった。なおSb2
O3 やSnを95%(樹脂が5%)配合した場合も成形
することはできなかった。他方、WO3 を10〜90%
配合した実施例19〜27では、1mm当りの鉛当量が
0.04〜0.34mmPbであった。 (2)表2より明らかなように、WO3 、Sb2 O3 、
及びSnが配合された実施例28のものは、ピンホール
の発生が少なく、Pbが配合された比較例7のものと略
同様の鉛当量を得ると同時に、引張強さ、引裂強さ、耐
折性を確保することができた。
を模式的に示した断面図である。
に示した断面図である。
法を説明するために模式的に示した断面図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 樹脂中に、アンチモン、スズの金属単体
粉末又は化合物粉末のうち、少なくとも1種類が配合さ
れていることを特徴とする放射線遮蔽体。 - 【請求項2】 さらにタングステンの金属単体粉末又は
化合物粉末が配合されていることを特徴とする請求項1
記載の放射線遮蔽体。 - 【請求項3】 前記粉末の配合割合が、タングステンが
三酸化タングステンとして0〜90重量部、アンチモン
が酸化アンチモンとして0〜90重量部、スズが金属ス
ズとして0〜90重量部の範囲であることを特徴とする
請求項1又は請求項2記載の放射線遮蔽シート。 - 【請求項4】 前記樹脂が、熱可塑性のビニル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリエチレン系樹脂のいずれかに
より構成されていることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかの項に記載の放射線遮蔽体。 - 【請求項5】 前記樹脂が、熱硬化性のエポキシ系樹
脂、フェノール系樹脂、シリコーン系樹脂のいずれかに
より構成されていることを特徴とする請求項1〜3のい
ずれかの項に記載の放射線遮蔽体。 - 【請求項6】 シート状の放射線遮蔽体が、複数枚積層
されて構成されていることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかの項に記載の放射線遮蔽体。 - 【請求項7】 金属単体粉末及び/又は化合物粉末を樹
脂原料中に混合し、押し出し成形方法、カレンダー加
工、コーティング法又は金型成形法によりシート状の放
射線遮蔽体を製造した後、該放射線遮蔽体を複数枚積層
し、ラミネート加工を施すことを特徴とする請求項6記
載の放射線遮蔽体の製造方法。
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JP2001169453A JP3914720B2 (ja) | 2001-06-05 | 2001-06-05 | 放射線遮蔽体、該遮蔽体の製造方法、及び難燃性放射線遮蔽体 |
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