JPH01277800A - 防護シート - Google Patents

防護シート

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JPH01277800A
JPH01277800A JP10546388A JP10546388A JPH01277800A JP H01277800 A JPH01277800 A JP H01277800A JP 10546388 A JP10546388 A JP 10546388A JP 10546388 A JP10546388 A JP 10546388A JP H01277800 A JPH01277800 A JP H01277800A
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JP
Japan
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less
sheet
polyurethane composition
contamination
thermoplastic polyurethane
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Pending
Application number
JP10546388A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Makiguchi
巻口 浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は放射線管理区域内に於いて使用される放射線に
よる汚染及びその汚染の拡大を防ぎ、放射線の汚染を防
8便する取扱い作業性が良好で、且つ燃焼炉による焼却
処理の良好な放射線防護シートおよび放射線防護用具に
関する。
〔従来の技術および問題点〕
放射線管理区域内に於いて放射性物質を取り扱う作業に
おいて、放射線物質による作業環境の汚染及びその蓄積
、さらに人体に対する安全性の確保は非常に重要な課題
となっているjだ、ここで述べる放射線管理区域とは放
射性物質を取り扱う研究所、病院、大学及び原子力発電
所、医療器具の放射線滅菌施設、さらに放射性物質の廃
棄処理を行う施設等が該当する。
従来より放射性物質の作業環境の汚染を防護する方法と
して床や壁、その他機器類にプラスチックシートを被覆
して放射性物質による汚染を防いでいるのが、掻り一般
的である。
この用途に一般的に使用されるプラスチックシートとし
て、可塑剤を添加した軟質ポリ塩化ビニルやポリエチレ
ンのシートが使用されている。
しかし軟質ポリ塩化ビニルシートは燃焼炉による焼却廃
棄処理に際し、腐蝕性のハロゲン化水素ガスが発生し、
燃焼炉を著しく損傷するがために金属物質と同様に不燃
性物質として取り扱われ、高圧プレス機で固化され永久
保存されるが、これ等の廃棄物のスペースが制約される
傾向にあり、従来のポリ塩化ビニルシートから焼却処理
可能なポリエチレンシートに逐次代替されてきているが
、ポリエチレンシートの最大の欠点は床に被覆した場合
に作業時及び歩行時に滑る等の安全上の問題がクローズ
アップされてきている。かかる欠点を改良するため表面
にエンボス加工等で凹凸を設けたり、エチレンに酢酸ビ
ニルを共重合したポリエチレン酢酸ビニルシートが一部
使用されたりしているが、滑りが改良されたと言うもの
の充分とは言い難く、特に表面が濡れた場合その効果が
劣る現象や機械的強度の低下等が問題となっている。
この他、放射性物質による汚染を防護するシートの要求
特性として、前述の如く汚染物質の拡散が少ないことが
必要である。
汚染物質として溶液系のタイプ(主として水溶液)のも
のと粉塵の如き固体系のタイプに大別されるが、シート
に付着した汚染物質が歩行やその低接触等によって剥れ
て拡散してゆかないことが安全性に対する重要な特性と
して挙げることができる。
その他、要求される特性としてドレープ性の耐摩耗強度
、高破断強度、耐ネンキング性等の耐久強度の他に耐薬
品性、さらに燃焼炉による易焼却処理適性が要求される
耐ドレープ性は被覆シートが容易に対象物にフィツトし
て被覆されるゴム弾性的なしなやかさを言い、そり返り
やめくれ上がり等のくせがあると実用上の作業性を低下
させる。又特に床上に被覆された場合、歩行や運搬等の
過酷な条件に耐えるための耐摩耗性や耐破断強度が要求
される。さらに変形に対しネッキングしたままでくせが
戻らないと、浮き上がったりして歩行適性を低下させる
従ってこの用途に使用される防護シートは汚染拡散防止
機能以外に良好な作業特性も要求される。
〔問題を解決するための手段及び作用〕かかる放射性物
質の防護に必要な要求性能を満足させ、且つ現状の問題
を解決すべく鋭意検討の結果、本発明に到達するに至っ
た。
すなわち、本発明は放射線管理区域内に於いて使用され
る防護シートとして、厚さ0.5mm以下、固形分(天
分)5%以下、シヨアD硬度60 (JISK 721
5)以下の熱可塑性ポリウレタン組成物シート、該熱可
塑性ポリウレタン組成物を表皮層としてラミネート又は
コーティングした厚さ0.5mm以下の複合シートおよ
び該熱可塑性ポリウレタン組成物シートを二次加工した
放射線管理区域内に於いて使用される放射線防護用具で
ある。
本発明の主要な構成である熱可塑性ポリウレタン組成物
シートの厚さが0.6!l1ff1以下、ショア硬度D
カ60(JIS K 7215 )以下であり、且つ灰
分が5%以下であることは放射線管理区域内に於いて使
用される放射性物質の汚染防護用として最も重要な特性
である。本発明に係る熱可塑性ポリウレタン組成物シー
トは耐汚染拡散特性、重要な作業特性である耐すべり性
、その他の必要な特性である耐ドレープ性、耐久強度、
耐薬品性、燃焼炉による易焼却性をも満たすことを可能
とするものであ本発明に係るポリウレタン組成物シート
はポリエーテルタイプ、ポリエステルタイプ、ポリカプ
ロラクタムタイプのいづれの組成のものであってもよい
、一般的にポリエーテル成分としてはポリプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール、ポリマーポリオールタイプ等、ポリエス
テル成分としてはポリ(エチレンアジペート)、ポリ(
プロピレンアジペート)、ポリ(テトラメチレンアジペ
ート)、ポリ(ヘキサメチレンアジペート)、ポリ(ネ
オペンチレンアジベート)等、ポリ力プロラククム成分
としてポリ−ε−カプロラクトン等の成分を挙げること
ができるが、特にこれに限定されるものではない。なお
、本発明に係るポリウレタン組成物は加工性の良好な熱
可塑型で充分機能を発渾するが、一部架橋型であっても
よい。
又、本発明に使用されるポリウレタンシートの厚さは0
.61以下、好ましくは0.4mm以下が好ましい。0
.611Im以上では高価で不経済なばかりでなく、硬
くなり重量が重(なるので取扱い性の点で好ましくない
本発明に係るポリウレタン組成物シートはエンボス加工
の如き二次加工や、熔融成型時に成型ダイに溝加工して
滑り止め用のライン加工等を施して表面を凹凸状にして
もよい。
本発明に係るポリウレタン組成物シートは押出機を用い
てTダイ、インフレーションダイを通して熔融成型する
方法、カレンダー成型による方法、溶液流延による方法
等を挙げることができるが、いづれの加工法であっても
差支えない。
本発明に係るポリウレタン組成物シートはJISK 7
215による測定法によるシヨアD硬度60以下、特に
好ましくはJIS K 6301によるショアA硬度1
00以下であることが放射性物質汚染防護用シートとし
て最も重要な特性であり、その特性により滑り防止特性
と放射性物質汚染拡散防止特性において最も顕著な効果
を示し、また従来の素材と比較しても格段に優れた効果
を示す。
従来の防護シートを床に被覆した場合と比較して、本発
明に係るポリウレタン組成物シートはシートが乾燥状態
でも、濡れた状態でも歩行時及び作業時に滑り防止効果
が格段に優れ、また放射性物質の汚染拡散防止効果にお
いても、溶液系及び固体系の両方の放射性汚染物質の拡
散防止効果においても従来シートと比較して著しい効果
を示す。
ショアDの硬度60を超えるポリウレタン組成物シート
は、拡散汚染防止効果及び滑り防止効果において本発明
に係るポリウレタン組成物シートに比し充分とは言い難
く、ドレープ性等の被覆作業性も良好と言い難い。
本発明に係るポリウレタン組成物シートは、耐摩耗性、
強靭性等耐久性が従来の素材に比べて著しく優れ、薄肉
化が可能となり、焼却炉による焼却廃棄処理の負担の低
減が期待でき、且つ経済的である。
また、本発明に係るポリウレタン組成物シートは耐薬品
性の点でも従来のポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系
等のシートと比較して良好であり、放射性物質防護用シ
ートとして良好な適性を存す本発明に係るポリウレタン
組成物シートは焼却廃棄処理後の残香発生の観点から、
不燃性の成分、即ち灰分は5%以下が好ましい。
本発明に係るポリウレタン組成物シートは他シートの表
面にラミネート又は本シート素材をコーティングしたも
のでもよく、同様の効果が期待できる。また本発明に係
るポリウレタン組成物シートを裁断、溶着、縫製加工す
ることによって人体に着服する防護用カバー、例えばキ
ャップ、腕力バー、化カバー、衣服等に用いても汚染拡
散防止等同様な効果が期待できる。
〔実施例〕
実施例1 放射線管理区域において、放射性OIt賞防護用に従来
より使用されているポリエチレンシート(厚さ0.3n
oo) 、ボレエチレン酢酸ビニルシート(酢酸ビニル
含量5%、厚さ0.3mm) 、軟質ポリ塩化ビニルシ
ート(可塑剤含量43%、厚さ0.3mm)、ナイロン
シート(ナイロン6、厚さ0.2mm) 、ポリウレタ
ンシート−1(ショアD68、ポリエーテルタイプ、厚
さ0.3mm) 、ポリウレタンシート−2(ポリエー
テルタイプ、ショアA85、ショアD 35以下、厚さ
0.3mm) 、ポリウレタンシート−3(ポリエステ
ルタイプ、ショアA80、ショアD 35以下、厚さ0
 、3mm )について滑り防止特性、汚染防止特性等
の重要特性及びその他の必要特性について試験した。
試験方法 (1)滑り防止適性 試料フィルムをlmX2mの大きさに裁断し、床に敷き
端部を粘着テープで固定し、歩行動作によりすべり易さ
を乾燥状態及び水で濡れた状態において判定し、5段階
に級別表示した。
a、ドライ状態:通常の状態ですべり易さを判定した。
b、ウェット状態:シート上に32の水を散布し、すべ
り易さを判定した。
(2)耐汚染拡散テスト a、溶液系汚染拡散テスト 水溶性染料VAT BLUE−4の0.1%水溶液を使
用し、1mmΦの点を試料シート上に20ケ印刷後、6
時間放置自然乾燥した。乾燥後、セロテープ711離試
験を5回繰り返し、印刷の取れ具合を判定し、5段階に
級別表示した。
b、固体系汚染拡散テスト C,1,Direct Blue固型顔料0.1gを試
料シート上にのせ、ガーゼで数回擦った後、残存してい
る粉末をブラシで取り除き、3回セロテープ剥離試験に
より色素の取れ具合を5段階に級別し、良否を判定した
(3)耐久強度 引張強度、引裂強さ、耐摩耗特性等の耐久性能について
総合評価し、5段階に級別表示した。
(4)耐薬品性 耐弱アルカリ性(pH9の水溶液)、耐弱酸性(pH4
の水溶液)について総合評価し、5段階に級別表示した
(5)ドレープ性 柔軟性、ネッキング等による変形、例えば返り等くせ残
りについて被覆適性を判定し、5段階に級別表示した。
結果は表−1に示す如く本発明に係るポリウレタン組成
物シートは優れた拡散汚染防止効果、滑り防止効果及び
良好な耐久性能が認められ、安全性、作業性の良好なシ
ートであった。
〔発明の効果〕
本発明に係るポリウレタン組成物シートは、従来用いら
れている素材の放射線防護シートに比して優れた拡散汚
染防止効果、滑り防止効果及び良好な耐久性能を有し、
安全性、作業性の良好なシートであり、産業上有用であ
る。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射線管理区域内に於いて使用される防護シート
    として、厚さ0.5mm以下、固形分(灰分)5%以下
    、シヨアD硬度60(JISK7215)以下の熱可塑
    性ポリウレタン組成物シート。
  2. (2)請求項1記載の熱可塑性ポリウレタン組成物を表
    皮層としてラミネート又はコーティングした厚さ0.5
    mm以下の複合シート。
  3. (3)請求項1または2記載のシートを二次加工した放
    射線管理区域内に於いて使用される放射線防護用具。
JP10546388A 1988-04-30 1988-04-30 防護シート Pending JPH01277800A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365393A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Sanko Kasei Kogyo Kk 放射線遮蔽体及び該遮蔽体の製造方法
JP2002365394A (ja) * 2001-06-05 2002-12-18 Sanko Kasei Kogyo Kk 放射線遮蔽体及びその製造方法
JP2013501859A (ja) * 2009-08-14 2013-01-17 マヴィック ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 被覆マイクロファイバー・ウェブおよびその製造方法

Citations (2)

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JPS5336116A (en) * 1976-09-16 1978-04-04 Fujitsu Ltd Loop transmission system
JPS6351490A (ja) * 1986-08-21 1988-03-04 Nippon Carbide Ind Co Ltd 防錆方法

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