JP2002364139A - 鉄骨階段取付金物及び取付け装置並びに取付け方法 - Google Patents

鉄骨階段取付金物及び取付け装置並びに取付け方法

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JP2002364139A JP2001177224A JP2001177224A JP2002364139A JP 2002364139 A JP2002364139 A JP 2002364139A JP 2001177224 A JP2001177224 A JP 2001177224A JP 2001177224 A JP2001177224 A JP 2001177224A JP 2002364139 A JP2002364139 A JP 2002364139A
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成樹 望月
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄骨階段を固定する取付金物を、床型枠の一部
として残置して使用することにより、鉄骨階段の構築、
型枠の構築・解体作業の労力を節減する。取付金物を定
規としてコンクリートの均し作業を容易にできる。 【解決手段】 支持板2に、床コンクリートの厚さと同
じ塞ぎ板1を立設し、塞ぎ板1にインサート6を固定し
て取付金物5とする。サポート39の治具47に取付金
物5を架設し、床用型枠24を構築する。床用型枠24
の階段側の端縁24aは、治具47の段差部50の上面
に載置され、支持板2で挟持される。鉄骨階段20を取
付け金具5に固定する。コンクリートを打設し、取付金
物5の塞ぎ板1の上縁1cを定規として、コンクリート
23を均す。コンクリート固化後、床用型枠24を初
め、不要な型枠、サポート38、39等を取り外せば、
次階F1のコンクリート製の床23等躯体・鉄骨階段の
構築が完了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、階段とコンクリ
ート床とを緊密かつ確実に連結すると共に、該連結部の
強度的信頼度を向上することを目的とした鉄骨階段取付
金物及び鉄骨階段取付け装置並びに鉄骨階段取付け方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来鉄骨階段と床コンクリートとは、床
コンクリート内へ埋設したナットに、階段側から挿通し
たボルトを螺合して固定するなどの装置が知られてい
る。
【0003】
【発明により解決しようとする課題】前記従来の方法に
よれば、予め床コンクリートにナットなどを埋設してお
く為に、階段側に型枠がある。そこでコンクリート硬化
後、型枠を除去してから階段を取付けなければならなか
った。そこでナットと、階段取付け部の孔のずれがあっ
たり、型枠の設置と取り外しに時間が掛かるなどの問題
点があった。
【0004】また先付けで鉄骨階段を設置する場合に
は、鉄骨階段側にアンカー等の取付け手段を予め設けた
状態で当該鉄骨階段を架設し、コンクリートを打設し
て、取付け手段を床コンクリート内に埋設して、取付け
手段をコンクリートに固着する必要があった。従って、
ある階にコンクリートを打設する場合には、その階より
上階に延びる鉄骨階段を予め組み立てなければならなか
った。よって、コンクリートを打設する予定の階より上
の鉄骨階段を支持するために、鉄骨階段用の仮設のサポ
ート類が必要であった。つまり、コンクリート打設階の
躯体(床等)用の仮設部材に、加えて鉄骨階段用の仮設
部材を要するので、仮設部材が多くなる問題点があっ
た。
【0005】
【課題を解決する為の手段】この発明は、コンクリート
床の型枠兼用の階段取付金物を使用することにより、前
記従来の問題点を改善することに成功したのである。
【0006】即ちこの発明は、構築予定の床コンクリー
トの厚みとほぼ同一高さの塞ぎ板の下端に直角方向へ、
仮設用のサポートを取付けできる支持板を連設すると共
に、前記塞ぎ板にインサート取付け手段を設け、前記支
持板及び/又は塞ぎ板に鉄骨階段取付け手段を備えたこ
とを特徴とする鉄骨階段取付金物である。また、この発
明は、インサート取付け手段はボルト孔とし、階段取付
け手段は、鉄骨階段との固定片としたことを特徴とする
鉄骨階段取付金物である。
【0007】また、他の発明は、コンクリート製の床の
端面であって、階段取付け部分に、インサートを埋設し
て一体に接続した鉄骨階段取付金物に、鉄骨階段の端部
を固定して構成し、前記鉄骨階段取付金物の高さは前記
コンクリート製の床の厚さと略同一に形成したことを特
徴とする鉄骨階段取付け装置である。
【0008】また、鉄骨階段取付け方法の発明は、
(1)構築予定階で、所定位置と高さで、インサート付
きの鉄骨階段取付金物を支持すると共に、該鉄骨階段取
付金物に構築予定階の床用型枠の端部を載置し、(2)
階段構築位置に鉄骨階段を配置し、(3)前記鉄骨階段
の下端部を既設階の床に固定すると共に、鉄骨階段の上
端部を前記階段取付金物をに固定して、前記階段取付金
物を床型枠の一部として、(4)構築予定階にコンクリ
ートを打設して、前記階段取付金物のインサートを埋設
し、構築予定階にコンクリート床を造成することを特徴
とした鉄骨階段取付け方法である。
【0009】また、他の鉄骨階段取付け方法の発明は、
(1)構築予定の中間踊り場階で、所定位置と高さで、
中間踊り場階用のインサート付きの鉄骨階段取付金物を
支持すると共に、該鉄骨階段取付金物に構築予定の中間
踊り場階の床用型枠の端部を載置し、(2)階段構築位
置に、半階分の第1の鉄骨階段を配置し、(3)前記第
1の鉄骨階段の下端部を既設階の床に固定すると共に、
前記第1の鉄骨階段の上端部を中間踊り場階の鉄骨階段
取付金物に固定して、該中間踊り場型枠の一部とし、
(4)中間踊り場階のコンクリートの打設後、あるいは
打設前に、構築予定の次階で、所定位置と高さで、次階
用のインサート付きの鉄骨階段取付金物を支持すると共
に、該次階用の鉄骨階段取付金物に構築予定の次階の床
用型枠の端部を載置し、(5)階段構築位置に、半階分
の第2の鉄骨階段を配置し、(6)前記第2の鉄骨階段
の下端部を中間踊り場用の鉄骨階段取付金物の他側に固
定すると共に、第2の鉄骨階段の上端部を前記次階用の
鉄骨階段取付金物に固定して、該次階用の床型枠の一部
とし、(7)構築予定の次階にコンクリートを打設し
て、前記鉄骨階段取付金物のインサートを埋設し、構築
予定の次階にコンクリート床を造成することを特徴とし
た鉄骨階段取付け方法である。
【0010】また、前記発明における取付金物と、イン
サートとの固定は、ボルトナットを使用し、又は溶接そ
の他従来知られている固定手段は何れも使用することが
できる。またインサートの形状構造について特に制約は
ない。
【0011】また、階段取付金物は、型枠の一部として
使用した後、そのまま階段支持部材として残留するの
で、階段の取付け部の補強になることは勿論、型枠を堅
固に保持し、かつ前記のように上下階段の連結部材とも
なる。
【0012】また、取付金物の上端面は床コンクリート
の上縁を設定することができる。
【0013】また、前記における構築予定階又は中間踊
り場階での鉄骨階段取付金物の支持は、パイプサポート
など各種サポート類からなる仮設用支持手段により下方
から支持する。
【0014】
【発明の実施の形態】構築予定の床(コンクリート)の
厚さと同一高さの縦方向の塞ぎ板1の下端に横方向の支
持板2を連設する。塞ぎ板1の表面1bに、鉄骨階段2
0固定用の固定金物片3、4を縦に固着する。塞ぎ板1
の透孔9、9に挿通したボルト7、7にY字状のインサ
ート6を螺合固定する(図1(c))。塞ぎ板1の固定
金物片3、4に透孔10、10を穿設し、支持板2に、
仮設用のサポート(パイプサポート等)を固定する為の
透孔45、45を穿設して、取付金物5とする(図1
(a))。
【0015】また、装置の発明は、1階分の鉄骨階段2
0の上下端部に取付金物5を連結し、前記取付金物5の
インサート6をコンクリート製の床へ埋設して鉄骨階段
を固定したものである。1階分の鉄骨階段を上下2つに
分割した場合には、下側の鉄骨階段の下端部に取付金物
5が固定され、上側の鉄骨階段の上端部に取付金物5が
固定される。中間踊り場を鉄骨階段とせずに、現場打ち
コンクリート製とする場合には、更に中間踊り場用の取
付金物5が、下側の鉄骨階段の上端部、上側の鉄骨階段
の下端部に夫々固定される。
【0016】
【実施例1】図面に基づきこの発明の取付金物(鉄骨階
段取付金物)5、鉄骨階段取付け方法について説明す
る。
【0017】[階段の取付金物5の構成]
【0018】床用型枠と略同一厚さの支持板2に、床コ
ンクリートの厚さと同一の高さを有する塞ぎ板1を、立
設固定する。支持板2で、塞ぎ板1の位置より床用型枠
側を巾Lの床側片2aとし、鉄骨階段側を巾Lの階
段側片2bとする(図2(b))。ここで、 L<L とする。本実施例では、支持板の巾L=125mmとし
た場合、L=13mm程度に形成する。
【0019】前記塞ぎ板1で、床側(L側)の表面を
1aとし、鉄骨階段側面(L側)を表面1bとする。
【0020】前記支持板2の上面と塞ぎ板1の表面1b
との間に、両端部に鉄骨階段20と固定する為の固定金
物片3、3を縦に固着し、同じく中央部へ固定金物片
4、4を縦に固着する(この実施例では、固定金物4は
固定金物3と同一構造)。端部の固定金物片3と中央部
の固定金物片4とで、夫々床に取り付けられる鉄骨階段
に対応し、夫々ささら桁17、17の位置に合わせて配
置されている。固定金物片3、4に、鉄骨階段20のさ
さら桁17と固定する為に、ささら桁17の透孔18と
連通する透孔10を穿設する。
【0021】また、前記塞ぎ板1の横方向に適宜間隔を
設けて、透孔9、9を穿設する。前記塞ぎ板1の一側の
表面1a側に、Y字状のインサート6を配置し、他側の
表面1b側から前記透孔9、9に挿入したボルト7、7
で、インサート6を固定する(図1(b)(c))。
【0022】また、中央部の固定金物片4、4間に、両
鉄骨階段階段(ささら桁)間を塞ぐ吹き抜け板41を配
置し、該吹き抜け板41に突設されたボルト軸42、4
2を、塞ぎ板1の透孔46から貫通してナット43、4
3で固定する(図6)。この際、塞ぎ板1の表面1bと
吹き抜け板41との間はフィラープレート44介して、
固定され、所定間隙が設けられている。また、吹き抜け
板41の下縁41aと、支持板2の上面とも所定間隙を
設ける。
【0023】また、支持板2で、サポート39で支持す
る位置に、サポート取付け用の治具47を取付ける為の
透孔45、45を穿設する。以上のようにして、取付金
物5を構成する(図1(a)、図2(a)(b))。前
記取付金物5は、予め工場で製造組立し、あるいは、イ
ンサート6は、鉄骨階段構築現場で、塞ぎ板1に取付け
ることもできる。
【0024】前記治具47は、サポート39のフランジ
39aと固定する為のフランジ48の上面に、取付金物
5と固定する為の略逆U字状の逆U字状金具49を固着
して構成してある。逆U字状金具49は上面が平坦に形
成され、取付金物5の支持板2を載置できかつ支持板2
の透孔45、45と連通する透孔(図示していない)が
穿設してある(図3、図4)。
【0025】また、前記において、取付金物5の支持板
2に予め、サポート取付け用の治具47を取り付けて、
取付金物5を構成することもできる。
【0026】[鉄骨階段20の構成]
【0027】階段状に配置した踏み板19、19の両端
部を、鋼板製のささら桁17、17で挟んで固定して、
鉄骨階段20を構成する。前記ささら桁17の床躯体
(取付金物)に固定する部分に透孔18、18を穿設し
てある。また、ささら桁17の他側に固定できる、鋼板
製の中間踊り場21を用意する。また、前記踏み板19
は、無機系(モルタル系を含む)材質の踏み板を、階段
状に屈曲した薄い鋼板でサンドイッチして構成されてい
る。
【0028】前記鉄骨階段20は、半階分を形成し、2
つの鉄骨階段20、20及び中間踊り場21を組み合わ
せて、1階分の階段を構成する。
【0029】また、構築現場に搬入される前に予め工場
で、あるいは構築現場に搬入後に、鉄骨階段20Bのさ
さら桁17の上端部に、取付け金具5を固定する。即
ち、取付け金具5の固定金具3、4をささら桁17、1
7に添わせ、透孔10、18にボルト11を挿入して、
ナット12で螺合緊結して行う。この際、取付け金具5
の一側5aに鉄骨階段20Bが固定され、他側5bは、
鉄骨階段は設けられていない(図4等)。
【0030】前記実施例において、鉄骨階段20A、2
0Bと中間踊り場21とから階段を構成したが、踏み段
部と中間踊り場片とが一体となった鉄骨階段20A、2
0Bを使用することもできる(図示していない)。この
場合、両中間踊り場片で、中間踊り場を構成する。
【0031】[構築方法]
【0032】次に、この実施例の構築方法について説明
する。
【0033】(1) 基準階(既設階)Fでは、取付
金物5の一側5aに下方に向けた鉄骨階段20が固定さ
れた状態で、コンクリート製の床23が構築されている
(図7(a)、図5)。
【0034】(2)構築予定階F用の取付け部材5
は、インサート6及びサポート取付用の治具47が取り
付けられてる。階段20及び床用の型枠24を支持する
ためのサポート(汎用品)39を、取付金物5の設置位
置(鉄骨階段20の設置位置)に合わせて予め墨出しし
た所定位置に立てる。サポート39の上側のフランジ3
9aに、次階F用の取付金物5を架設し、治具47の
フランジ48とサポート39のフランジ39aとをボル
ト・ナットで固定する。
【0035】(3)サポートの立設に並行して、構築予
定階F(Fの次階)を構築する為の床用の型枠24
をはじめとした型枠及び鉄筋を従来の方法により構築す
る。この際、例えば床用の型枠24は、水平に配置した
木製の根太37a、角材36aを介して、サポート3
8、38で支持する(図4)。
【0036】この際、床用の型枠24の階段側の端縁2
4aは、サポート取付け用の治具47の逆U字状金具4
9の上面に載置され、取付け金具5の床側片2aの端縁
とを、わずかな隙間(1〜数mm程度)を空けて対向さ
せる。床用の型枠24の端縁24aを治具47に載せな
がら、サポート39をレベル調節した後、サポート39
を固定する。
【0037】また、前記床用の型枠24及び鉄筋の構築
に並行して、あるいは構築後に、構築予定階F(F
の次階)に向かう一側の鉄骨階段20A、中間踊り場2
1、他側の鉄骨階段20Bを配置する(図7(a))。
【0038】(4) 一側の鉄骨階段20Aの下端部の
ささら桁17を、基準階F(既設)の取付金物5の他
側5bにボルト11、ナット12で固定する(図5)と
共に、鉄骨階段20A他側及び鉄骨階段20Bの下端部
に中間踊り場21をボルトナットで固定する。
【0039】鉄骨階段20Bのささら桁17を、構築予
定階Fの取付金物5の固定金物片3、4に、透孔1
0、18に挿通したボルト11、ナット12で、固定す
る(図4)。この際、予め所定位置に配置した取付金物
5(サポート39)に合わせるだけで、容易に鉄骨階段
20Bを正確な位置に配置することができる。また、中
間踊り場21の下面を、ボックス型サポート等で支持す
る(図示していない)。
【0040】以上の作業により、鉄骨階段20A、20
Bは、架設され、作業階段として使用することもでき
る。この際、取付金物5の塞ぎ板1が堰板として、床用
型枠の一部として機能するので、階段部分の床用型枠の
構築作業が軽減される。
【0041】(5) 次に、床用型枠24を初めとした
型枠内に、コンクリートを打設する(図7(c))。こ
の際、取付金物5の塞ぎ板1の上縁1cを定規として、
未だ固まらないコンクリートの上面23aを均すことが
できるので、コンクリート打設・均し作業を軽減でき
る。また、取付金物5に吹き抜け板41が取付けられて
いるので、コンクリート打設又は均し作業中に、コンク
リートが過誤により両鉄骨階段の間から下方に漏れるこ
とを防止できる。
【0042】また、取付金物5の他側5bに上階に向か
う鉄骨階段20が接合されていないが、塞ぎ板1で塞ぐ
ので、コンクリートの打設に支障が無い。
【0043】また、前記における中間踊り場21は、中
間踊り場21の端部を貫通したアンカー鉄筋を階段室壁
26内に埋設して、躯体(階段室壁)への固定される
(図示していない)。
【0044】(6) コンクリートが固化発現後、床用
型枠24を初め、不要な型枠、サポート38、39等を
取り外せば、次階Fのコンクリート製の床23を初め
とした躯体の構築が完了する(図7(d)、図4、図
5)。
【0045】ここで、取付金物5のインサート6、6が
コンクリート内に埋設されるので、取付金物5を介し
て、鉄骨階段20A、20Bが躯体に固定される。ま
た、取付金物5は打ち込み型枠として残置され、コンク
リート製床23の下面端部が取付金物5で補強されるの
で、該部を補強できる。
【0046】(7) 以上で、鉄骨階段の構築が完了す
る(図4、図5)。次階の鉄骨階段20C等も同様に組
み立てる。図3〜図5中で、30は床の仕上げ面であ
る。また、吹き抜け板41の上縁は、床仕上げ面30よ
り上方に位置しているので、床からごみや、物が階段側
に落下することを防止する。
【0047】[他の実施例]
【0048】(1) また、前記取付金物5の実施例に
おいて、支持板2に塞ぎ板1を立設してたが他の構成と
することもできる。即ち、支持板2を片2aと片2bに
分離し、塞ぎ板1と支持板2の鉄骨階段側2bとを一枚
の板で構成し、L字状に屈曲して、床型枠側片2aを溶
接固着することもできる(図1(d))。また、支持板
2の床型枠側片2aを省略することもできる(図1
(e))。
【0049】また、前記実施例において、Y字状のアン
カー6を使用したが、鉄骨階段20を取付金物5をコン
クリート製の床の端面に支持できれば、アンカーの形状
構造は任意である。例えば、ボルト状金具13に適宜長
さのU字状の鉄筋21を係止し、透孔9を貫通したボル
ト状金具13の螺糸部にナット14を螺合して、アンカ
ーとすることもできる(図1(d))。
【0050】(2)前記実施例の取付方法において、取
付金物5は、予めパイプサポート39で支持して、その
後に鉄骨階段20を取付金物5に固定したが、鉄骨階段
20の上端部に取付金物5を固定し、取付金物5の下方
にパイプサポート39を取り付けて支持することもでき
る(図示していない)。
【0051】(3)前記実施例において、床用の型枠2
4の階段側の端縁24aは、取付け金具5の床側片2a
の端縁とを対向させたが、実施例3で述べるような両端
縁を重ねて、固定することもできる(図11)。この場
合には、型枠24の不具合があった場合にも、施工性を
高める等の効果があるので、望ましい。この場合に使用
する治具47は、実施例3で述べるように、サポート3
9のフランジ39aと固定する為のフランジ48の上面
に、取付金物5と固定する為の受け金具(横設した角パ
イプ状)49を固着して構成してある。受け金具49は
一側上面に取付金物5の支持板2を載置でき、かつ支持
板2の透孔45、45と連通する透孔(図示していな
い)が穿設してあり、他側上面に、使用する床用型枠2
4の厚さ分だけ下がった段差50が形成されている(図
11)。
【0052】
【実施例2】この実施例は、実施例1では、鉄骨製の中
間踊り場を使用したが、この実施例では、中間踊り場も
鉄筋コンクリート製を採用したもので、構築方法が前記
実施例1と異なる。前記実施例1と同じ取付金物5、鉄
骨階段20を使用する。
【0053】(1) 前記実施例1の構築方法と同様
に、基準階(既設階)Fでは、取付金物5の一側5a
に下方に向けた鉄骨階段20が固定された状態で、コン
クリート製の床23が構築されている(図8(a)、図
5)。
【0054】(2) 構築予定階F0−1用の取付け部
材5は、前記構築方法1と同様に、インサート6及びサ
ポート取付用の治具47が取り付けられている。階段2
0及び床用の型枠24を支持するためのサポート(汎用
品)39を所定位置に立て、サポート39の上側のフラ
ンジ39aに、F0−1階用の取付金物5を架設し、治
具47のフランジ48とサポート39のフランジ39a
とをボルト・ナットで固定する。
【0055】実施例1と同様に構築した中間踊り場階F
0−1(FとFの中間階)を構築する為の踊り場用
の型枠29を、前記型枠24と同様に、その端部を治具
47の逆U字状金具49上に載置し、サポート39のレ
ベルを調節して、固定する。
【0056】また、前記型枠29及び鉄筋の構築に平行
して、あるいは構築後に、構築予定のF0−1階に向か
う一側の鉄骨階段20Aを配置する(図8(a))。前
記他側の鉄骨階段20Bの上端(次階との連結部)に、
取付金物5の一側5aが固定されている。
【0057】(3) 前記実施例1と同様に、鉄骨階段
20Aの下端部のささら桁17を、基準階F(既設)
の取付金物5にボルト11、ナット12で固定する(図
5参照)と共に、鉄骨階段20Aの上端部のささら桁1
7を、サポート39で支持したF0−1階用の取付金物
5に固定する(図8(b)、図4参照)。
【0058】(4) 次に、型枠29を初めとした型枠
上に、コンクリートを打設して中間踊り場28を構築す
る(図8(c))。また、F0−1階の取付金物5の他
側5bに上階に向かう鉄骨階段20Bが接合されていな
いが、塞ぎ板1で塞ぐので、コンクリートの打設に支障
が無い。
【0059】(5) 前記中間踊り場F0−1階のコン
クリートを打設した後、同様に、F階構築用の型枠2
4を構築すると共に、F階用の取付金物5を固定した
サポート39、39を所定位置に立設する。F階の型
枠24の端縁24aをF階用の取付金物5の治具47
の逆U字状金具49に載置し、レベル調節後にサポート
39、39を固定する。この作業と並行して又は作業後
に、鉄骨階段20Bを配置する(図8(c))。
【0060】(6) 中間踊り場F0−1階の取付金物
5の他側5bに、鉄骨階段20Bのささら桁17の下端
部を同様にして、ボルト11、ナット12で固定する
(図5参照)とと共に、鉄骨階段20Bのささら桁17
の上端部を構築予定階Fの取付金物5に固定する(図
8(d)、図4参照)。
【0061】(7) 次に、床用型枠24を初めとした
型枠上に、コンクリートを打設する(図8(e))。こ
の際、取付金物5の塞ぎ板1の上縁1cを定規として、
未だ固まらないコンクリートの上面23aを均すことが
できる。また、F階の取付金物5の他側5bに上階に
向かう鉄骨階段20が接合されていないが、塞ぎ板1で
塞ぐので、コンクリートの打設に支障が無い。
【0062】(8) コンクリートが固化発現後、床用
型枠24を初め、不要な型枠、サポート38、39等を
取り外せば、次階Fのコンクリート製床23を初めと
した躯体の構築が完了する(図8(f)、図4参照)。
【0063】また前記実施例1と同様に、取付金物5、
5のインサート6、6がコンクリート内に埋設されるの
で、取付金物5を介して、鉄骨階段20A、20Bが躯
体に固定される。また、取付金物5は打ち込み型枠とし
て残置され、コンクリート製床23の下面端部が取付金
物5で補強されるので、該部を補強できる。
【0064】(9) 以上で、鉄骨階段の構築が完了す
る(図3、図4参照)。次階の鉄骨階段20C等も同様
に組み立てる(図示していない)。
【0065】[他の実施例]
【0066】前記実施例1の取付方法と他の実施例と同
様に、鉄骨階段20の上端部に取付金物5を固定し、取
付金物5の下方にパイプサポート39を取り付けて支持
することもできる(図示していない)。
【0067】また、取付金物5、鉄骨階段20、サポー
ト用の治具47の他の実施例は、前記実施例1と同様で
ある(図示していない)。
【0068】
【実施例3】図9、図10に基づきこの発明の取付金物
(鉄骨階段取付金物)5について説明する。
【0069】[階段の取付金物5の構成]
【0070】床用型枠と略同一厚さの支持板2に、床コ
ンクリートの厚さと同一の高さを有する塞ぎ板1を、立
設固定する。支持板2で、塞ぎ板1の位置より床用型枠
側を巾Lの床側片2aとし、鉄骨階段側を巾Lの階
段側片2bとする(図9(b))。ここで、 L<L とする。本実施例では、支持板の巾L=125mmとし
た場合、L=13mm程度に形成する。
【0071】前記塞ぎ板1で、床側(L側)の表面を
1aとし、鉄骨階段側面(L側)を表面1bとする。
【0072】前記支持板2の上面と塞ぎ板1の表面1b
との間に、両端部に鉄骨階段20と固定する為の固定金
物片3、3を縦に固着し、同じく中央部へ固定金物片
4、4を縦に固着する(この実施例では、固定金物4は
固定金物3と同一構造)。端部の固定金物片3と中央部
の固定金物片4とで、夫々床に取り付けられる鉄骨階段
に対応し、夫々ささら桁17、17の位置に合わせて配
置されている。固定金物片3、4に、鉄骨階段20のさ
さら桁17と固定する為に、ささら桁17の透孔18、
18と連通する透孔10、10を上下2段に穿設する。
【0073】また、前記塞ぎ板1の横方向に適宜間隔を
設けて、透孔9、9を穿設する。前記塞ぎ板1の一側の
表面1a側に、基端部にナット7aを取り付けた鋼棒か
らなるインサート6の基端部を前記透孔9、9に挿入
し、他側の表面1b側からナット7aを螺合して、鋼棒
上のナット7aで塞ぎ板1を挟み、インサート6を固定
する(図9(b)(c))。前記インサート6の先端部
には、定着用の突部(ナット)が形成してある。
【0074】また、中央部の固定金物片4、4間に、両
鉄骨階段階段(ささら桁)間を塞ぐ吹き抜け板41を配
置し、該吹き抜け板41に突設されたボルト軸42、4
2を、塞ぎ板1の透孔46から貫通してナット43、4
3で固定する(図6参照)。この際、塞ぎ板1の表面1
bと吹き抜け板41との間はフィラープレート44介し
て、固定され、所定間隙が設けられている。また、吹き
抜け板41の下縁41aと、支持板2の上面とも所定間
隙を設ける。
【0075】また、支持板2で、サポート39により支
持する位置に、サポート取付け用の治具47を取付ける
為の透孔45、45を穿設する。以上のようにして、取
付金物5を構成する(図9(a)(b))。前記取付金
物5は、予め工場で製造組立し、あるいは、インサート
6は、鉄骨階段構築現場で、塞ぎ板1に取付けることも
できる。
【0076】前記治具47は、サポート39のフランジ
39aと固定する為のフランジ48の上面に、取付金物
5と固定する為の受け金具(横設した角パイプ状)49
を固着して構成してある。受け金具49は一側上面に取
付金物5の支持板2を載置でき、かつ支持板2の透孔4
5、45と連通する透孔(図示していない)が穿設して
あり、他側上面に、使用する床用型枠24の厚さ分だけ
下がった段差50が形成されている(図10)。
【0077】また、前記において、実施例1と同様に、
取付金物5の支持板2に予め、サポート取付け用の治具
47を取り付けて、取付金物5を構成することもでき
る。
【0078】[構築方法]
【0079】この実施例の取付金物5を使用した階段の
構築方法については、中間踊り場21を鋼製とした場合
は前記実施例1と同様であり(図7(a)〜(d))、
また、中間踊り場21を現場で構築する鉄筋コンクリー
ト製とした場合は前記実施例2と同様である(図8
(a)〜(f))。
【0080】この実施例では、サポート取付け用の治具
47の受け金具49と、床用の型枠24の階段側の端縁
24aとの配置が、前記実施例1、2と異なる。
【0081】(1) 即ち、鉄骨階段20の設置位置に
合わせて予め墨出しした所定位置に、サポート39の上
側のフランジ39aに、取付金物5を架設し、治具47
のフランジ48とサポート39のフランジ39aとをボ
ルト・ナットで固定する。また、床用型枠24も前記実
施例と同様に構築するが、床用の型枠24の階段側の端
縁24aは、サポート取付け用の治具47の受け金具4
9の段差部50の上面に載置され、床用の型枠24の階
段側の端縁24a側は、支持板2の下面と、段差部50
とに挟持される(図10)。
【0082】(2) 前記実施例1又は実施例2と同様
の手順で、鉄骨階段(この実施例では、セメント系の踏
み板19が使用されている)20A、20Bを架設すれ
ば、同様に、鉄骨階段20A等を作業階段として使用す
ることもできる。また、同様に、取付金物5の塞ぎ板1
が堰板として、床用型枠の一部として機能するので、階
段部分の床用型枠の構築作業が軽減される。
【0083】(3) また、床用型枠24を初めとした
型枠内に、コンクリートを打設すれば、前記実施例1、
2と同様に、取付金物5の塞ぎ板1の上縁1cを定規と
して、未だ固まらないコンクリートの上面23aを均す
ことができるので、コンクリート打設・均し作業を軽減
できる。また、取付金物5の他側5bに上階に向かう鉄
骨階段20が接合されていないが、塞ぎ板1で塞ぐの
で、コンクリートの打設に支障が無い。
【0084】(4) コンクリートが固化発現後、床用
型枠24を初め、不要な型枠、サポート38、39等を
取り外せば、次階Fのコンクリート製の床23を初め
とした躯体の構築が完了するが(図7(d)、図8
(f)、図10)、取付金物5のインサート6、6がコ
ンクリート内に埋設されるので、取付金物5を介して、
鉄骨階段20A、20Bが躯体に固定される。また、取
付金物5は打ち込み型枠として残置され、コンクリート
製床23の下面端部が取付金物5で補強されるので、該
部を補強できる。
【0085】また、床用の型枠24の端縁24aが、支
持板2の下面と、段差部50とに挟持された状態でコン
クリートが打設されるので、型枠24を取り外した後、
コンクリート製の床23の下面23bと取付金物5の支
持板2の下面2cとが面一に形成され、外観上見栄えが
良い形状とすることができる(図10)。更に、床23
の下面(天井面)をシートやボード類で覆う場合にも、
施工性が良い。また、床用の型枠24は一般に、型枠用
板材を現場切断加工で構成するので、切断面の直線性が
悪い場合であっても、型枠24の端縁24aが、支持板
2の下面と、段差部50とに挟まれるので、切断面の影
響を受けず、施工性が良い。また、型枠24の端縁24
aは、図の奥行き方向(図10)で、サポート39に点
支持されている構造状態であるので、実施例1、2の付
け合わせタイプ(図4、5)では、型枠24上のコンク
リートの重みで、型枠24の端縁24aに反りが生じる
場合もあるが、本実施例の場合、型枠24の端縁24a
が、支持板2の下面と、段差部50とに挟まれるので反
りによりコンクリートの漏れが生じるおそれもない。よ
って、実施例1、2の場合も本実施例の段差50を有す
るサポート取付用治具を使用することが望ましい(図1
1)。
【0086】
【発明の効果】この発明は、鉄骨階段の端部へ取付金物
を固定し、あるいは構築予定階で床用型枠と共に支持し
た取付金物に鉄骨階段を固定するので、該取付金物を型
枠の一部に使用でき、取付金物が一種の捨型枠となり、
寸法精度を容易に保ち得ると共に、型枠の構成が容易と
なり、かつ型枠の解体作業などの労力を節減できる効果
がある。
【0087】また、この発明の取付金物では、塞ぎ板を
打設予定の床コンクリートの厚みとほぼ同一の高さに形
成したので、塞ぎ板の上縁を定規として、容易にコンク
リートの均し作業ができる効果がある。
【0088】また、この発明は、床用の型枠の一部を構
成する取付金物を使用して、鉄骨階段を取付けることが
できるので、鉄骨階段を踏み段部分のみから構成し、階
段接続部分の床(フロア踊り場、中間踊り場)を現場打
ちコンクリート構造として、容易に鉄骨階段を施工する
ことができる。よって、柱や梁の位置に合わせてオーダ
ー・メイドで設計生産しなければならなかった階段接続
部分の床(フロア踊り場、中間踊り場)を分離して、踏
み段部分を構成できる。従って、踏み段部分のみからな
る鉄骨階段を、階高と階段巾との条件のみで設計できる
ので、鉄骨階段のレディー・メイドとして設計生産でき
るので、現場工期の短縮を図ることができる。また、レ
ディー・メイドとして設計生産できるので、鉄骨階段を
通常の商品と同様にインターネットを通じた注文販売と
して取り扱うこともできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)この発明の実施例の取付金物の斜視図で
ある。 (b)取付金物で、インサートの取付けを表す分解図で
ある (c)取付金物で、インサートを取り付けた状態の側面
図である。 (d)(e)他の取付金物の側面図である。
【図2】(a)は同じく取付金物の平面図である。 (b)は同じく側面図である。
【図3】同じく取付金物に鉄骨階段を取り付けた状態の
拡大正面図である。
【図4】図3のA−A線における断面図である。
【図5】実施例4の既設階Fの断面図である。
【図6】図3のB−B線における断面図である。
【図7】(a)〜(d)はこの発明の階段の取付け方法を
説明する図である。
【図8】(a)〜(f)はこの発明の階段の他の取付け方
法を説明する図である。
【図9】(a)この発明の実施例3の取付金物の斜視図
である。 (b)取付金物で、インサートの取付けを表す分解図で
ある (c)取付金物で、インサートを取り付けた状態の断面
図である。
【図10】この発明の実施例3で、図3のA−A線にお
ける断面図に相当する図である。
【図11】この発明の実施例1において、実施例3のサ
ポート用の治具を使用した場合であって、図3のA−A
線における断面図に相当する図である。
【符号の説明】
1 塞ぎ板 1c 塞ぎ板の上縁 2 支持板 3、4 固定金物片 5 取付金物 6 インサート 7 ボルト(インサート固定用) 9 透孔(インサート固定用) 10 透孔(鉄骨階段固定用) 11 ボルト(鉄骨階段固定用) 12 ナット(鉄骨階段固定用) 13 ボルト状金物 14 ナット(ボルト状金物固定用) 15 U字状鉄筋 17 ささら桁 18 透孔(ささら桁) 19 踏み板 20、20A、20B、20C 鉄骨階段 21 中間踊り場 23 コンクリート製床 24 床用型枠 25 サポート 26 階段室壁 28 中間踊り場コンクリート床 29 中間踊り場型枠 39 パイプサポート 47 パイプサポート用の治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間野 友二 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 望月 成樹 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 小林 賢一郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 Fターム(参考) 2E101 DD01 DD24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築予定の床コンクリートの厚みとほぼ
    同一高さの塞ぎ板の下端に直角方向へ、仮設用のサポー
    トを取付けできる支持板を連設すると共に、前記塞ぎ板
    にインサート取付け手段を設け、前記支持板及び/又は
    塞ぎ板に鉄骨階段取付け手段を備えたことを特徴とする
    鉄骨階段取付金物。
  2. 【請求項2】 インサート取付け手段はボルト孔とし、
    階段取付け手段は、鉄骨階段との固定片としたことを特
    徴とする請求項1記載の鉄骨階段取付金物。
  3. 【請求項3】 コンクリート製の床の端面であって、階
    段取付け部分に、インサートを埋設して一体に接続した
    鉄骨階段取付金物に、鉄骨階段の端部を固定して構成
    し、前記鉄骨階段取付金物の高さは前記コンクリート製
    の床の厚さと略同一に形成したことを特徴とする鉄骨階
    段取付け装置。
  4. 【請求項4】(1)構築予定階で、所定位置と高さで、
    インサート付きの鉄骨階段取付金物を支持すると共に、
    該鉄骨階段取付金物に構築予定階の床用型枠の端部を載
    置し、(2)階段構築位置に鉄骨階段を配置し、(3)
    前記鉄骨階段の下端部を既設階の床に固定すると共に、
    鉄骨階段の上端部を前記階段取付金物をに固定して、前
    記階段取付金物を床型枠の一部として、(4)構築予定
    階にコンクリートを打設して、前記階段取付金物のイン
    サートを埋設し、構築予定階にコンクリート床を造成す
    ることを特徴とした鉄骨階段取付け方法。
  5. 【請求項5】(1)構築予定の中間踊り場階で、所定位
    置と高さで、中間踊り場階用のインサート付きの鉄骨階
    段取付金物を支持すると共に、該鉄骨階段取付金物に構
    築予定の中間踊り場階の床用型枠の端部を載置し、
    (2)階段構築位置に、半階分の第1の鉄骨階段を配置
    し、(3)前記第1の鉄骨階段の下端部を既設階の床に
    固定すると共に、前記第1の鉄骨階段の上端部を中間踊
    り場階の鉄骨階段取付金物に固定して、該中間踊り場型
    枠の一部とし、(4)中間踊り場階のコンクリートの打
    設後、あるいは打設前に、構築予定の次階で、所定位置
    と高さで、次階用のインサート付きの鉄骨階段取付金物
    を支持すると共に、該次階用の鉄骨階段取付金物に構築
    予定の次階の床用型枠の端部を載置し、(5)階段構築
    位置に、半階分の第2の鉄骨階段を配置し、(6)前記
    第2の鉄骨階段の下端部を中間踊り場用の鉄骨階段取付
    金物の他側に固定すると共に、第2の鉄骨階段の上端部
    を前記次階用の鉄骨階段取付金物に固定して、該次階用
    の床型枠の一部とし、(7)構築予定の次階にコンクリ
    ートを打設して、前記鉄骨階段取付金物のインサートを
    埋設し、構築予定の次階にコンクリート床を造成するこ
    とを特徴とした鉄骨階段取付け方法。
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