JP2002363045A - 整髪剤用基剤およびそれからなる整髪用化粧料 - Google Patents

整髪剤用基剤およびそれからなる整髪用化粧料

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JP2002363045A JP2001166369A JP2001166369A JP2002363045A JP 2002363045 A JP2002363045 A JP 2002363045A JP 2001166369 A JP2001166369 A JP 2001166369A JP 2001166369 A JP2001166369 A JP 2001166369A JP 2002363045 A JP2002363045 A JP 2002363045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性にすぐれるのは勿論のこと、洗浄性に
すぐれ、熱によりさらに硬化してセット保持力が向上す
る整髪剤用基剤およびこれが配合された整髪用化粧料を
提供すること。 【解決手段】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1
〜4のアルキレン基、R 3およびR4はそれぞれ独立して
炭素数1〜4のアルキル基、X1は−O−または−NH
−を示す)で表わされるアミノ基含有モノマー(A)を
含有したモノマー成分を重合させて得られた重合体
(I)中のアミノ基が炭酸にて中和された中和重合体
(II)からなる整髪剤用基剤、ならびに該整髪剤用基剤
が配合されてなる整髪用化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整髪剤用基剤およ
びそれからなる整髪用化粧料に関する。さらに詳しく
は、安全性にすぐれるのは勿論のこと、洗浄性にすぐ
れ、かつ熱によりセット保持力がさらに向上する整髪剤
用基剤、およびたとえばヘアトニック、ポマード、ヘア
スプレー、ヘアミスト、ヘアムース、ジェル、ヘアワッ
クス、ヘアクリームなどとして好適に使用し得る整髪用
化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、整髪剤を頭髪に塗布したのちにド
ライヤーの熱にて乾燥させることが多く、かかるドライ
ヤーの熱にてさらに硬化する樹脂の開発が長年にわたっ
て進められてきた。
【0003】たとえば塗料の分野では、酸エポキシ硬化
樹脂や熱重合型樹脂といった熱にて硬化し得る樹脂が種
々提案されている。
【0004】しかしながら、前記のごとき塗料の分野に
おける酸エポキシ硬化樹脂や熱重合型樹脂は、その分子
内にエポキシ基や不飽和二重結合、分解型ラジカル発生
基を有するため、安全性が重視される整髪剤への応用は
困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来技術
に鑑みてなされたものであり、安全性にすぐれるのは勿
論のこと、洗浄性にすぐれ、かつ熱によりさらに硬化し
てセット保持力が向上する整髪剤用基剤およびこれが配
合された整髪用化粧料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (A)一般式(I):
【0007】
【化2】
【0008】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は炭素数1〜4のアルキレン基、R 3およびR4はそ
れぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、X1は−O
−または−NH−を示す)で表わされるアミノ基含有モ
ノマー(A)を含有したモノマー成分を重合させて得ら
れた重合体(I)中のアミノ基が炭酸にて中和された中
和重合体(II)からなる整髪剤用基剤、および 前記整髪剤用基剤が配合されてなる整髪用化粧料に関
する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の整髪剤用基剤は、前記し
たように、(A)一般式(I):
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2は炭素数1〜4のアルキレン基、R 3およびR4はそ
れぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基、X1は−O
−または−NH−を示す)で表わされるアミノ基含有モ
ノマー(A)を含有したモノマー成分を重合させて得ら
れた重合体(I)中のアミノ基が炭酸にて中和された中
和重合体(II)からなるものである。
【0012】本発明においては、前記アミノ基含有モノ
マー(A)を含有したモノマー成分を重合させて得られ
た重合体(I)中のアミノ基が炭酸にて中和されている
ので、得られる整髪剤用基剤を加熱した場合、中和剤で
ある炭酸が二酸化炭素ガスとして抜け、重合体(II)中
のアミノ基の中和率が低下して硬化がより促進され、セ
ット保持力が大幅に向上するのである。
【0013】本発明に用いられるアミノ基含有モノマー
(A)は、一般式(I)で表わされるモノマーであり、
得られる整髪剤用基剤にセット保持力を付与する成分で
ある。
【0014】前記アミノ基含有モノマー(A)の代表例
としては、たとえばN,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル
(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノエチ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノエ
チル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドなどがあげられ、
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが
できる。
【0015】アミノ基含有モノマー(A)の量は、得ら
れる整髪剤用基剤に充分なセット保持力が付与され、そ
のセット保持力が加熱後に充分に向上されるように、モ
ノマー成分の0.1重量%以上、好ましくは20重量%
以上であることが望ましい。
【0016】本発明において、重合体(I)はその全量
が前記アミノ基含有モノマー(A)であるモノマー成分
(アミノ基含有モノマー(A)の量が100重量%であ
るモノマー成分)を重合させて得られたものであっても
よいが、たとえば得られる整髪剤用基剤を整髪用化粧料
に用いる場合、水溶性、油溶性、臭気、べたつき感抑
制、すべり感、乾き感、自然感、造膜性、粘性、透明
感、ガス相溶性、ガス透過性、他の添加剤との相溶性と
いった効果を付与することを考慮し、該アミノ基含有モ
ノマー(A)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマー
(B)(以下、モノマー(B)という)が適宜モノマー
成分に含有されていてもよい。
【0017】前記モノマー(B)の代表例としては、た
とえば(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸のアル
カリ金属塩、(メタ)アクリル酸のアンモニウム塩など
の(メタ)アクリル酸塩;(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブ
チル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリ
ル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、
(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル
酸ベンジル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、
(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸テトラ
ヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸エチルカルビト
ール、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)
アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、
(メタ)アクリル酸メトキシブチルなどの(メタ)アク
リル酸エステル;(メタ)アクリルアミド、N−メチル
(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリル
アミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N
−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシ
メチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メ
タ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジエチル(メタ)アクリルアミドなどのアルキル
(メタ)アクリルアミド;(メタ)アクリロイルモルホ
リン;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの3級塩およびその4級塩、N,N−ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリレートの3級塩およびその4
級塩、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリレートの3級塩およびその4
級塩、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル
アミドの3級塩およびその4級塩、N,N−ジメチルア
ミノプロピル(メタ)アクリルアミドの3級塩およびそ
の4級塩、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リルアミドの3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドの3級塩およ
びその4級塩などの前記アミノ基含有モノマー(A)の
塩;N−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート
およびその3級塩およびその4級塩、N−t−ブチルア
ミノプロピル(メタ)アクリレートおよびその3級塩お
よびその4級塩などのN−アルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリレートおよびその塩;N−(メタ)アクリロ
イルオキシメチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α
−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイル
オキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N
−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキ
シプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−
カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシ
メチル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カル
ボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキ
シベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシプロピル
−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキシ
ベタインなどのベタイン類;ジアセトン(メタ)アクリ
ルアミド、スチレン、イタコン酸、イタコン酸メチル、
イタコン酸エチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
N−ビニルピロリドンなどの単官能モノマーがあげられ
るほか、たとえば1,4−ブタンジオールジ(メタ)ア
クリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アク
リレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレ
ート、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパン
ジオールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレートなどのジ(メタ)アクリレ
ート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートな
どのトリ(メタ)アクリレート;メチレンビスアクリル
アミドなどの多官能モノマーなどがあげられ、これらは
単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0018】なお本明細書において「…(メタ)アクリ
〜」は「…アクリ〜」および「…メタクリ〜」を意味す
る。
【0019】モノマー成分中のモノマー(B)の量は、
前記アミノ基含有モノマー(A)との合計が100重量
%となるように調整される。すなわちアミノ基含有モノ
マー(A)により整髪剤用基剤に充分なセット保持力が
付与され、該セット保持力が加熱後に充分に向上するよ
うに、モノマー(B)の量はモノマー成分の99.9重
量%以下、好ましくは80重量%以下であることが望ま
しい。またモノマー(B)を用いたことによる効果を充
分に発現させるには、モノマー(B)の量はモノマー成
分の0.1重量%以上、好ましくは40重量%以上とす
ることが望ましい。すなわち、この場合のアミノ基含有
モノマー(A)の量はモノマー成分の99.9重量%以
下、好ましくは60重量%以下であることが望ましい。
【0020】本発明に用いられる重合体(I)は、前記
アミノ基含有モノマー(A)および必要に応じてモノマ
ー(B)の所望量を調整したモノマー成分を重合させる
ことによって得られる。
【0021】前記モノマー成分の重合は、該モノマー成
分を水溶液としたり、有機溶剤中にて行なうことができ
る。すなわち、所望組成のモノマー成分を精製水や有機
溶剤に充分に溶解させ、これを必要に応じて加熱撹拌し
ながら重合開始剤を添加し、不活性ガス雰囲気下で重合
を行なうなどすればよい。
【0022】前記有機溶剤にはとくに限定がなく、たと
えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピ
ルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコ
ールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケト
ンなどのケトン類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族類;n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの
炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステ
ル類などの通常溶液重合に用いられる有機溶剤を使用す
ることができる。これらのなかでは、得られる整髪剤用
基剤を整髪用化粧料に配合することを考慮すると、エチ
ルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコー
ル類がとくに好ましい。
【0023】なお前記水溶液や有機溶剤中で重合を行な
う場合、モノマー成分の濃度が10〜80重量%程度と
なるように調整することが好ましい。
【0024】前記重合開始剤にもとくに限定がなく、た
とえばアゾイソブチロニトリル、アゾイソ酪酸メチル、
アゾビスジメチルバレロニトリル、ジメチルアゾビスメ
チルプロピオネートなどのアゾ系重合開始剤;過酸化ベ
ンゾイルなどの過酸化物系重合開始剤;過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系重合開始剤な
どを用いることができる。該重合開始剤の量は、通常モ
ノマー成分全量100重量部に対して0.01〜5重量
部程度であればよい。
【0025】重合を行なう際の重合温度は、用いる重合
開始剤の種類によっても異なるので一概には決定するこ
とができないが、通常重合開始剤の10時間半減期温度
付近とすることが好ましい。また重合を行なう際の重合
時間は、重合が不完全となって未反応のモノマー成分が
残存するおそれをなくすには、2時間以上、好ましくは
通常2〜24時間程度とすることが望ましい。
【0026】なお未反応モノマーの有無は、たとえばP
SDB法(二臭化硫酸ピリジン法)などの一般的な分析
方法により、二重結合が存在するか否かを測定して確認
することができる。
【0027】かくして得られる重合体(I)の粘度平均
分子量にはとくに限定がないが、整髪剤用基剤が経皮吸
収を起こすおそれがないように、10000程度以上、
好ましくは50000程度以上であることが望ましく、
使用性がわるくならないように、2000000程度以
下、好ましくは1500000程度以下であることが望
ましい。
【0028】つぎに、前記重合体(I)中のアミノ基が
炭酸にて中和される。
【0029】炭酸によるアミノ基の中和方法にはとくに
限定がなく、たとえば前記重合法にて調製された重合体
(I)の溶液に炭酸水を投入する方法、水を含有した重
合体(I)の溶液にドライアイスを投入し、加圧条件下
にてドライアイスを溶解させる方法、水を含有した重合
体(I)の溶液に二酸化炭素ガスを吹き込む方法などが
あげられる。
【0030】アミノ基の中和に用いる炭酸の量は、得ら
れる中和重合体(II)中のアミノ基の中和率が所望の範
囲内となるように適宜調整すればよく、通常重合体
(I)中のアミノ基1モルに対して1〜15モル程度、
好ましくは1.5〜12モル程度であることが望まし
い。
【0031】また本発明においては、前記重合体(I)
中のアミノ基が炭酸とともに該炭酸以外の酸にて中和さ
れていてもよい。
【0032】中和に用いられる炭酸以外の酸としては、
たとえば酢酸、プロピオン酸、吉草酸、コハク酸、マロ
ン酸、リンゴ酸、酒石酸、ケイ皮酸、マレイン酸、イタ
コン酸、グリコール酸、乳酸、クエン酸などの有機酸
や、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸があげられ
る。
【0033】アミノ基の中和に用いる炭酸以外の酸の量
は、炭酸によるアミノ基の中和率を考慮して決定するこ
とが好ましく、中和されたアミノ基全体の20モル%程
度以上が炭酸により中和されたものであるように、すな
わち中和されたアミノ基全体の80モル%程度以下が炭
酸以外の酸により中和されたものであるように、炭酸以
外の酸の量を調整することが好ましい。
【0034】かくして得られる中和重合体(II)中のア
ミノ基の中和率は、たとえばドライヤーの熱にて乾燥さ
せたのちのセット保持力(耐湿性)の向上効果が充分に
発現されるようにするには、5モル%以上、好ましくは
10モル%以上、さらに好ましくは20モル%以上であ
ることが望ましい。
【0035】かくして得られる本発明の整髪剤用基剤
は、通常それを構成する中和重合体(II)をそのままの
状態で、または溶媒を除去した状態で使用し得るもので
ある。
【0036】本発明の整髪剤用基剤は、安全性にすぐれ
るのは勿論のこと、洗浄性にすぐれ、かつ熱によりセッ
ト保持力がさらに向上するものであるので、たとえば整
髪用化粧料に好適に使用することができる。
【0037】本発明の整髪用化粧料は前記整髪剤用基剤
が配合されてなるものである。
【0038】前記整髪用化粧料としては、たとえばヘア
トニック、ポマード、ヘアスプレー、ヘアミスト、ムー
ス、ジェル、ヘアワックス、シャンプー、リンス、トリ
ートメント、ヘアクリームなどがあげられる。
【0039】本発明の整髪用化粧料における前記整髪剤
用基剤の量にはとくに限定がなく、該整髪剤用基剤によ
る効果が充分に発現される量であればよいが、通常の化
粧料における有効成分の含有量程度、たとえば1〜15
重量%程度、好ましくは3〜7重量%程度であることが
望ましい。
【0040】本発明の整髪用化粧料には前記整髪剤用基
剤のほかに、つや補助、すべり性補助、洗髪性補助、セ
ット力補助、増粘作用、にごり補助、弾性補助などの観
点から、中和重合体(II)以外の中和ポリマーを配合す
ることができる。
【0041】前記中和ポリマーはそのアミノ基が炭酸に
て中和されたものであり、たとえばポリビニルアミンお
よびその誘導体、ポリアリルアミンおよびその誘導体、
ポリジアリルアミンおよびその誘導体などのアミノ基含
有ポリマー中のアミノ基を、前記重合体(I)中のアミ
ノ基の中和と同様にして炭酸にて中和したポリマーを用
いることができる。
【0042】なお前記アミノ基含有ポリマー中のアミノ
基の中和には、前記重合体(I)の場合と同様に、炭酸
とともに該炭酸以外の酸が用いられてもよい。炭酸以外
の酸としては、たとえば前記重合体(I)中のアミノ基
の中和に用いられたものと同様の酸が例示される。
【0043】中和ポリマー中のアミノ基の中和率は、た
とえば5〜100モル%程度、好ましくは10〜80モ
ル%程度であることが望ましい。
【0044】本発明の整髪用化粧料における前記中和ポ
リマーの量にもとくに限定がなく、たとえば1〜15重
量%程度、好ましくは3〜7重量%程度であることが望
ましい。
【0045】本発明の整髪用化粧料には前記整髪剤用基
剤および中和ポリマーのほかに、化粧料の種類や目的に
応じ、通常化粧料に配合される任意の成分、たとえば乳
化剤、香料、防腐剤、顔料、栄養剤、保湿剤、紫外線防
止剤、育毛剤などや、精製水などを常法にしたがって適
宜配合することができる。
【0046】かくして得られる本発明の整髪用化粧料
は、前記整髪剤用基剤が配合されたものであるので、安
全性にすぐれるのは勿論のこと、洗浄性にすぐれ、該整
髪用化粧料を頭髪に適用して加熱した場合、セット保持
力がさらに向上する。
【0047】
【実施例】つぎに、本発明の整髪剤用基剤およびそれか
らなる整髪用化粧料を実施例に基づいてさらに詳細に説
明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0048】実施例1〜10 還流冷却器、滴下ロート、温度計、チッ素ガス導入管お
よび撹拌装置を取り付けた1000mL容の5つ口フラ
スコに、表1に示すモノマー成分を添加して混合し、モ
ノマー成分の濃度が60重量%となるようにエタノール
にて調整してモノマー成分を完全に溶解させた。
【0049】ついで得られた溶液に、重合開始剤として
α,α′−アゾビスイソブチロニトリルをモノマー成分
100重量部に対して0.3重量部添加し、80℃で8
時間加熱撹拌して重合を完結させ、さらに精製水を加え
て40重量%濃度の重合体溶液(重合体(I)の溶液)
を得た。重合体(I)の粘度平均分子量を表2に示す。
【0050】ついで得られた重合体溶液に、重合体
(I)中のアミノ基1モルに対して2〜10モルのドラ
イアイスを投入し、常圧ないし微加圧にて溶解させ、中
和重合体溶液(中和重合体(II)の溶液、整髪剤用基
剤)を得た。
【0051】なお、実施例5、7および8では重合体
(I)中のアミノ基の中和に、炭酸とともに乳酸も用い
た。
【0052】中和重合体(II)中のアミノ基の中和率
(モル%)、ならびに中和されたアミノ基全体における
炭酸により中和されたアミノ基の量(モル%)および乳
酸により中和されたアミノ基の量(モル%)を、併せて
表2に示す。
【0053】比較例1〜4モノマー成分を表1に示すよ
うに変更したほかは、実施例1と同様にして40重量%
濃度の重合体溶液(重合体(I)の溶液)を得た。重合
体(I)の粘度平均分子量を表2に示す。
【0054】ついで得られた重合体溶液に、重合体
(I)中のアミノ基1モルに対して2〜10モルの乳酸
を投入し、常圧ないし微加圧にて溶解させ、中和重合体
溶液(中和重合体(II)の溶液、整髪剤用基剤)を得
た。
【0055】中和重合体(II)中のアミノ基の中和率
(モル%)を併せて表2に示す。
【0056】なお表1中の各略号は以下のとおりであ
る。 DMA:N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート DMMA:N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト DMAPAA:N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド DMAPMA:N,N−ジメチルアミノプロピルメタク
リルアミド DMDS:N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
トのジエチル硫酸塩 NVP:N−ビニルピロリドン HPA:2−ヒドロキシプロピルアクリレート HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレート TBAAm:t−ブチルアクリルアミド DAAm:ジアセトンアクリルアミド AA:アクリル酸 MAA:メタクリル酸 GBMA:N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−
ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】処方例1〜10および比較処方例1〜4 実施例1〜10および比較例1〜4で得られた整髪剤用
基剤を、その濃度が10重量%となるように精製水およ
びエタノールで調整した。この10重量%濃度の溶液5
gをエアゾール用耐圧容器(内容量:100mL)内に
充填し、これに噴射剤として炭酸ガスとジメチルエーテ
ルとの混合ガス(炭酸ガス:ジメチルエーテル(重量
比)=1:1)5gを充填してエアゾール用バルブを取
り付け、エアゾール型整髪用化粧料を得た。
【0060】処方例11 実施例1で得られた整髪剤用基剤と、この整髪剤用基剤
以外の中和ポリマーとを用い、以下の組成にて各成分を
室温にて撹拌混合し、原液を調製した。この原液をエア
ゾール用耐圧容器(内容量:100mL)内に充填し、
これに噴射剤として以下に示す混合ガスを充填してエア
ゾール用バルブを取り付け、エアゾール型整髪用化粧料
を得た。なお原液と噴射剤との重量比(原液/噴射剤)
は70/30である。
【0061】 原液の組成 量(重量部) 実施例1で得られた整髪剤用基剤 5 ビニルアルコール−ビニルアミン共重合体 3 (粘度平均分子量:15000)を炭酸にて 中和したポリマー(中和率:100モル%) 流動パラフィン 5 グリセリン 3 エタノール 14 精製水 70
【0062】 噴射剤の組成 量(重量部) 液化石油ガス 12 ジメチルエーテル 12 炭酸ガス 6
【0063】処方例12 実施例1で得られた整髪剤用基剤と、この整髪剤用基剤
以外の中和ポリマーとを用い、以下の組成にて各成分を
室温にて撹拌混合し、原液を調製した。この原液をエア
ゾール用耐圧容器(内容量:100mL)内に充填し、
これに噴射剤として以下に示す混合ガスを充填してエア
ゾール用バルブを取り付け、エアゾール型整髪用化粧料
を得た。なお原液と噴射剤との重量比(原液/噴射剤)
は70/30である。
【0064】 原液の組成 量(重量部) 実施例1で得られた整髪剤用基剤 5 ポリビニルアミン 3 (粘度平均分子量:約10000)を炭酸にて 中和したポリマー(中和率:100モル%) 流動パラフィン 3 グリセリン 3 エタノール 20 精製水 66
【0065】 噴射剤の組成 量(重量部) 液化石油ガス 12 ジメチルエーテル 12 炭酸ガス 6
【0066】つぎに処方例1〜12および比較処方例1
〜2で得られたエアゾール型整髪用化粧料について、セ
ット保持力および洗浄性を以下の方法にしたがって調べ
た。その結果を表3に示す。
【0067】(イ)セット保持力 長さ25cmの毛髪2gに、20cmの距離からエアゾ
ール型整髪用化粧料を10秒間噴射させたのち、この毛
髪を外径1.2cmのカーラーに巻き、40℃の温風で
60分間かけて乾燥した。こののち、カーラーから毛髪
をはずし、温度30℃、相対湿度80%の雰囲気中に垂
直に吊るした直後の長さ(L0)と1時間放置後の長さ
(L1)、2時間放置後の長さ(L2)および3時間放置
後の長さ(L3)とを測定し、各経過時間におけるカー
ルリテンション(%)を次式から算出した。なお次式は
1時間放置後のカールリテンションの計算式であり、2
時間放置後および3時間放置後のカールリテンション
は、式中のL1をそれぞれL2およびL3に変更して求め
た。
【0068】
【数1】
【0069】(ロ)洗浄性 長さ25cm、直径約2cmの毛髪束に、20cmの距
離からエアゾール型整髪用化粧料を10秒間噴射させた
のち、室温(25℃)にて10分間乾燥させた。このの
ち、毛髪束を20℃の水に浸漬して洗浄し、毛髪束表面
の状態を調べ、以下の評価基準に基づいて評価した。
【0070】(評価基準) A:水で洗うと整髪用化粧料がきれいに落ち、毛髪につ
っぱり感がまったく残らない。 B:水で洗うと整髪用化粧料は落ちるが、毛髪につっぱ
り感が残る。 C:水で洗っても整髪用化粧料が落ちない。
【0071】
【表3】
【0072】表3に示された結果から、処方例1〜12
で得られた整髪用化粧料は、いずれも洗浄性にすぐれる
うえ、40℃程度に加熱してセットしたのち、1時間、
2時間、3時間と経過しても、すぐれたセット保持力が
維持されていることがわかる。
【0073】これに対して、比較処方例1〜4で得られ
た整髪用化粧料は、洗浄性にすぐれるものの、40℃程
度に加熱してセットすると、1時間、2時間経過までは
ある程度のセット保持力を維持しているが、3時間経過
すると、セット保持力が急激に低下してしまうことがわ
かる。
【0074】
【発明の効果】本発明の整髪剤用基剤は、安全性にすぐ
れるのは勿論のこと、洗浄性にすぐれ、かつ熱によりセ
ット保持力がさらに向上するものであるので、該整髪剤
用基剤が配合された本発明の整髪用化粧料は、各種整髪
用製品として好適に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08F 220/60 220:02) Fターム(参考) 4C083 AB312 AC012 AC022 AC102 AC122 AC172 AD072 AD091 AD092 CC32 DD08 EE06 EE07 FF01 4J100 AB02P AG04P AJ02P AJ08P AK03P AK08P AL03P AL04P AL05P AL08P AL08Q AL09P AL44P AL62P AL63P AL66P AM15P AM17P AM21P AM21Q AM24P AQ08P BA04P BA05P BA08P BA31P BA31Q BA32P BC04P BC43P BC53P BC79P CA04 DA38 HA31 HB35 HC27 HC28 HC30 HE05 JA61

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I): 【化1】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2は炭素数1
    〜4のアルキレン基、R 3およびR4はそれぞれ独立して
    炭素数1〜4のアルキル基、X1は−O−または−NH
    −を示す)で表わされるアミノ基含有モノマー(A)を
    含有したモノマー成分を重合させて得られた重合体
    (I)中のアミノ基が炭酸にて中和された中和重合体
    (II)からなる整髪剤用基剤。
  2. 【請求項2】 モノマー成分がアミノ基含有モノマー
    (A)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマー(B)
    を含有したものである請求項1記載の整髪剤用基剤。
  3. 【請求項3】 重合体(I)中のアミノ基が炭酸ととも
    に該炭酸以外の酸にて中和されてなる請求項1または2
    記載の整髪剤用基剤。
  4. 【請求項4】 中和重合体(II)中のアミノ基の中和率
    が5〜100モル%である請求項1、2または3記載の
    整髪剤用基剤。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の整髪剤
    用基剤が配合されてなる整髪用化粧料。
  6. 【請求項6】 そのアミノ基が炭酸にて中和された、中
    和重合体(II)以外の中和ポリマーがさらに配合されて
    なる請求項5記載の整髪用化粧料。
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