JP4578714B2 - N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物、その製法およびそれからなる化粧料 - Google Patents
N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物、その製法およびそれからなる化粧料 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物、その製法、およびそれからなる化粧料に関する。さらに詳しくは、N−ビニル−2−ピロリドンに起因する特有の臭気を低減させることができるN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物の製法、該製法にて製造された低臭気の樹脂組成物、および該樹脂組成物が配合され、たとえば頭髪・頭皮用に好適に使用することができる化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品、とくに頭髪用化粧品にはN−ビニルピロリドンを含有した樹脂が広範に用いられている。かかるN−ビニルピロリドンを含有した樹脂は、適度な硬度および光沢を有する皮膜を形成させることができ、これら適度の硬度および光沢は頭髪用化粧品に好適な物性である。
【0003】
しかしながら、N−ビニルピロリドンを含有した樹脂は、原料であるN−ビニルピロリドンの純度や樹脂の製造条件によっては特有の臭気を発することがある。この特有の臭気は、N−ビニルピロリドン分解物の誘導体に起因すると推定されるが、原因物質およびその発生経路は明らかではない。
【0004】
前記特有の臭気を有する樹脂を化粧品に配合した場合、使用者の気分を害するおそれがあり、化粧品としての商品価値が低下することにもなり兼ねないことから、かかる特有の臭気を脱臭するために、溶媒との共沸処理や活性炭による吸着処理が試みられてきたが、充分な脱臭効果が得られていないのが現状である。
【0005】
そこで、前記問題を解決する有効な方法の1つとして、従来より、噴霧乾燥させて樹脂を得る方法がある。噴霧乾燥させて得られるN−ビニルピロリドンを含有した樹脂は、粉体の状態であり、かかる粉体を再度溶液に溶解させた際には臭気が比較的少ないといった利点がある。
【0006】
しかしながら、前記噴霧乾燥を行なうには、樹脂はなるべく低分子量であることが必要であり、製造し得る重合体が制限されてしまう。また前記粉体を化粧品に配合するには、再度溶液に溶解させなければならず、作業が煩雑である。しかも仕込み作業中に粉塵爆発が起こる可能性もあり、前記噴霧乾燥は、N−ビニルピロリドンを含有した樹脂を得るのに適した方法であるとはいえない。
【0007】
したがって、前記N−ビニルピロリドンを含有した樹脂を、特有の臭気を抑制しつつ、溶液状態で得ることができる方法の開発が待ち望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、N−ビニルピロリドンに起因する特有の臭気を低減させることができるN−ビニルピロリドン含有樹脂組成物の製法、該製法にて製造された低臭気の樹脂組成物、および該樹脂組成物が配合された化粧料を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
▲1▼式(I):
【0010】
【化2】
【0011】
で表わされるN−ビニル−2−ピロリドン(A)0.1〜100重量%および該N−ビニル−2−ピロリドン(A)と共重合可能なエチレン性不飽和二重結合含有モノマー(B)99.9〜0重量%を含有したモノマー成分を共重合させて得られる共重合体からなる樹脂組成物の製法において、
前記モノマー成分を共重合させるあいだ、または共重合させたのちに、該モノマー成分100重量部に対して0.0001〜20重量部の還元性化合物(C)を添加することを特徴とするN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物の製法、
▲2▼前記製法にて製造されたN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物、および
▲3▼前記N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物が配合されてなる化粧料
に関する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物(以下、単に樹脂組成物ともいう)の製法は、前記したように、式(I):
【0013】
【化3】
【0014】
で表わされるN−ビニル−2−ピロリドン(A)0.1〜100重量%および該N−ビニル−2−ピロリドン(A)と共重合可能なエチレン性不飽和二重結合含有モノマー(B)(以下、モノマー(B)という)99.9〜0重量%を含有したモノマー成分を共重合させるあいだ、または共重合させたのちに、該モノマー成分100重量部に対して0.0001〜20重量部の還元性化合物(C)を添加することを特徴とするものである。
【0015】
前記N−ビニル−2−ピロリドン(A)は、得られる樹脂組成物から形成される皮膜に適度な硬度および光沢を付与し得る成分である。
【0016】
前記N−ビニル−2−ピロリドン(A)と共重合されるモノマー(B)は、たとえば化粧料の基材としての水溶性、油溶性、べたつき感抑制、すべり感、乾き感、自然感、造膜性、粘性、透明感、ガス相溶性、ガス透過性、他の添加剤との相溶性といった効果を、樹脂組成物に付与し得るモノマーであり、目的とする樹脂組成物の用途などに応じて適宜その種類を選択して用いることができる。
【0017】
前記モノマー(B)の代表例としては、たとえば(メタ)アクリル酸;(メタ)アクリル酸のアルカリ金属塩、(メタ)アクリル酸のアンモニウム塩などの(メタ)アクリル酸塩;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ネオペンチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸セチル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリル、(メタ)アクリル酸エチルカルビトール、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸メトキシエチル、(メタ)アクリル酸メトキシブチルなどの(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミドなどのアルキル(メタ)アクリルアミド;(メタ)アクリロイルモルホリン;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩、N−t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩、N−t−ブチルアミノプロピル(メタ)アクリレートおよびその3級塩およびその4級塩などのアミノアルキル(メタ)アクリレートおよびその塩;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミドおよびその3級塩およびその4級塩、N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミドおよびその3級塩およびその4級塩などのアミノアルキル(メタ)アクリルアミドおよびその塩;N−(メタ)アクリロイルオキシメチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシメチル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシエチル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタイン、N−(メタ)アクリロイルオキシプロピル−N,N−ジエチルアンモニウム−α−N−カルボキシベタインなどのベタイン類;ジアセトン(メタ)アクリルアミド、スチレン、イタコン酸、イタコン酸メチル、イタコン酸エチル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの単官能モノマーがあげられるほか、たとえば1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、2−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどのトリ(メタ)アクリレート;メチレンビスアクリルアミドなどの多官能モノマーなどがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
【0018】
なお本明細書において「…(メタ)アクリ〜」は「…アクリ〜」および「…メタクリ〜」を意味する。
【0019】
N−ビニル−2−ピロリドン(A)とモノマー(B)との割合は、該N−ビニル−2−ピロリドン(A)による効果を考慮して決定され、樹脂組成物から形成される皮膜に適度な硬度および光沢が付与されるように、N−ビニル−2−ピロリドン(A)がモノマー成分の0.1重量%以上、好ましくは10重量%以上、すなわちモノマー(B)がモノマー成分の99.9重量%以下、好ましくは90重量%以下となるように調整される。また水溶性、油溶性、べたつき感抑制、すべり感、乾き感、自然感、造膜性、粘性、透明感、ガス相溶性、ガス透過性、他の添加剤との相溶性といったモノマー(B)による効果が充分に発現されるようにするには、モノマー(B)がモノマー成分の好ましくは5重量%以上、さらに好ましくは10重量%以上、すなわちN−ビニル−2−ピロリドン(A)がモノマー成分の好ましくは95重量%以下、さらに好ましくは90重量%以下となるように調整される。
【0020】
前記共重合体を製造するには、N−ビニル−2−ピロリドン(A)およびモノマー(B)の量をそれぞれ調整したモノマー成分を共重合させるが、このモノマー成分を共重合させるあいだ、または共重合させたのちに、還元性化合物(C)を添加する。
【0021】
前記還元性化合物(C)を添加することにより、N−ビニル−2−ピロリドン(A)の分解物の誘導体に起因すると推定される臭気が充分に低減された樹脂組成物を、ポリマー溶液の状態で容易に得ることができる。
【0022】
還元性化合物(C)の代表例としては、たとえば水素;一酸化炭素;二酸化硫黄;亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウムなどの亜硫酸塩;硫化ナトリウム;ヒドロキシアミン類;アルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、亜鉛などの金属や該金属のアマルガム;鉄(II)、スズ(II)チタン(III)、クロム(II)などの金属の塩類;アルデヒド類;マルトースなどの還元糖;ギ酸;シュウ酸;アスコルビン酸などがあげられ、これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。これらのなかでは、得られる樹脂組成物をたとえば化粧料などの人体に付着させる用途のものに配合することを考慮すると、安全性が高いことが好ましいという点から水素、亜硫酸塩および還元糖がとくに好ましい。
【0023】
添加される還元性化合物(C)の量は、還元効果を充分に発現させるには、モノマー成分100重量部に対して0.0001重量部以上、好ましくは0.01重量部以上となるように調整し、また得られるポリマー溶液中に還元性化合物(C)が多量に残存し、ポリマー溶液の毒性が上昇しないようにするには、モノマー成分100重量部に対して20重量部以下、好ましくは10重量部以下となるように調整する。
【0024】
還元性化合物(C)を添加する時期は、モノマー成分を共重合させているあいだであってもよく、モノマー成分を共重合させたのちであってもよいが、共重合初期には還元性化合物(C)が成長ラジカルの寿命を短縮するおそれがあることから、共重合開始から1時間以降、好ましくは3時間以降に還元性化合物(C)を添加することが望ましい。またモノマー成分を共重合させたのちに還元性化合物(C)を添加する際、共重合系の重合温度を上昇させていた場合には、該共重合系を適宜冷却させてもよい。
【0025】
なお前記モノマー成分の共重合は、該モノマー成分を水溶液としたり、有機溶剤中にて行なうことができる。すなわち、所望組成のモノマー成分を精製水や有機溶剤に充分に溶解させ、これを必要に応じて加熱撹拌しながら重合開始剤を添加し、不活性ガス雰囲気下で共重合を行なうなどすればよい。
【0026】
前記有機溶剤にはとくに限定がなく、たとえばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;ジエチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族類;n−ヘキサン、シクロヘキサンなどの炭化水素類;酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステル類などの通常溶液重合に用いられる有機溶剤を使用することができる。これらのなかでは、得られる樹脂組成物を化粧料に配合することを考慮すると、エチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類がとくに好ましい。
【0027】
なお前記水溶液や有機溶剤中で共重合を行なう場合、モノマー成分の濃度が10〜80重量%程度となるように調整することが好ましい。
【0028】
前記重合開始剤にもとくに限定がなく、たとえばアゾイソブチロニトリル、アゾイソ酪酸メチル、アゾビスジメチルバレロニトリル、ジメチルアゾビスメチルプロピオネートなどのアゾ系重合開始剤;過酸化ベンゾイルなどの過酸化物系重合開始剤;過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩系重合開始剤などを用いることができる。該重合開始剤の量は、通常モノマー成分全量100重量部に対して0.01〜5重量部程度であればよい。
【0029】
共重合を行なう際の重合温度は、用いる重合開始剤の種類によっても異なるので一概には決定することができないが、通常重合開始剤の10時間半減期温度付近とすることが好ましい。また共重合を行なう際の重合時間は、共重合が不完全となって未反応のN−ビニル−2−ピロリドン(A)および/またはモノマー(B)が残存するおそれをなくすには、通常5〜20時間程度とすることが好ましい。
【0030】
なお未反応モノマーの有無は、たとえばPSDB法(二臭化硫酸ピリジン法)などの一般的な分析方法により、二重結合が存在するか否かを測定して確認することができる。
【0031】
かくして得られる共重合体の粘度平均分子量にはとくに限定がないが、樹脂組成物が経皮吸収を起こすおそれがないように、1000程度以上、好ましくは5000程度以上であることが望ましく、使用性がわるくならないように、3000000程度以下、好ましくは1500000程度以下であることが望ましい。
【0032】
本発明の製法により製造される樹脂組成物は、従来のN−ビニルピロリドン系樹脂のような特有の臭気がいちじるしく低減されたものであり、しかも適度の硬度および光沢を有する皮膜を形成させることができるので、たとえば人体用の化粧料に好適に使用することができる。
【0033】
本発明の化粧料は前記樹脂組成物が配合されてなるものである。かかる化粧料の種類にはとくに限定がないが、該樹脂組成物による効果を考慮すると、たとえば頭皮・頭髪用化粧料などがあげられる。
【0034】
前記頭皮・頭髪用化粧料としては、たとえばヘアトニック、ポマード、ヘアスプレー、ヘアミスト、ムース、ジェル、ヘアワックス、シャンプー、リンス、トリートメント、ヘアクリームなどがあげられる。
【0035】
本発明の化粧料における前記樹脂組成物の量にはとくに限定がなく、樹脂組成物による効果が充分に発現される量であればよいが、通常の化粧料における有効成分の含有量程度、たとえば1〜50重量%程度、好ましくは3〜30重量%程度であることが望ましい。
【0036】
本発明の化粧料には樹脂組成物のほかに、化粧料の種類や目的に応じ、通常化粧料に配合される任意の成分、たとえば乳化剤、香料、防腐剤、顔料、栄養剤、保湿剤、紫外線防止剤、育毛剤などや、精製水などを常法にしたがって適宜配合することができる。
【0037】
かくして得られる本発明の化粧料は、前記樹脂組成物を含有したものであるので、従来のN−ビニルピロリドン系樹脂のような特有の臭気がいちじるしく低減され、しかも適度の硬度および光沢を有する皮膜を形成させることができる。
【0038】
【実施例】
つぎに、本発明のN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物、その製法およびそれからなる化粧料を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0039】
実施例1
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン100gおよび無水エタノール150gを添加し、さらに2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.1gおよび過硫酸アンモニウム0.05gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて78〜80℃で6時間加熱し、重合反応を行なった。
【0040】
ついで、この重合反応系に精製水250gを添加して加熱し、250gの溶媒を濃縮したのち、新たに精製水250gを添加してポリマー溶液を得た。このポリマー溶液を50℃まで冷却し、亜硫酸水素ナトリウム0.5gを添加して撹拌し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0041】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は181000であった。
【0042】
実施例2
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン80g、メタクリル酸ヒドロキシプロピル20gおよび精製水300gを添加して均一な溶液としたのち、さらにアゾビスジメチルバレロニトリル0.3gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて65〜70℃で5時間加熱し、重合反応を行なった。
【0043】
ついで、この重合反応系にヒドロキシアミン0.5gおよび精製水200gを添加し、均一になるまで撹拌したのち、減圧にして100gの水を濃縮し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0044】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は590000であった。
【0045】
実施例3
実施例2と同様にして重合反応を行なった。
【0046】
ついで、この重合反応系に5%パラジウム炭素(50%湿結)0.1gを添加し、水素により0.005MPaまで反応容器を加圧し、25℃にて5時間撹拌した。こののち、この重合反応系を濾過し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0047】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は590000であった。
【0048】
実施例4
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン50g、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート20g、N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウム−α−N−メチルカルボキシベタイン30gおよび精製水250gを添加して均一な溶液としたのち、さらにジメチル−2,2−アゾビス(2−メチルプロピオネート)0.5gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて70℃で重合反応を行ない、重合10時間後に精製水300gを添加した。
【0049】
ついで、この重合反応系を減圧にして150gの水を濃縮し、アスコルビン酸1gを添加して均一に撹拌し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0050】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は477000であった。
【0051】
実施例5
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン70g、アクリル酸n−ブチル15g、メタクリル酸ステアリル15gおよび無水エタノール150gを添加して均一な溶液としたのち、さらに2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.5gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて70℃で重合反応を行ない、重合3時間後にベンゾイルパーオキサイド0.3gを添加してさらに5時間重合反応を行なった。
【0052】
ついで、この重合反応系に精製水200gを添加し、均一になるまで撹拌したのち、減圧にして200gの水を濃縮した。こののち、マルトース5gを添加して均一に撹拌し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0053】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は134000であった。
【0054】
比較例1
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン100gおよび無水エタノール100gを添加して均一な溶液としたのち、さらに2,2´−アゾビスイソブチロニトリル0.2gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて70℃で10時間加熱し、重合反応を行なった。
【0055】
ついで、この重合反応系に精製水200gを添加して均一な溶液としたのち、減圧にて200gの溶媒を濃縮した。こののち精製水300gを添加して均一に撹拌し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0056】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は153000であった。
【0057】
比較例2
還流冷却器、温度計、チッ素ガス導入管および撹拌装置を取り付けた1L容の反応容器に、N−ビニル−2−ピロリドン90g、ダイアセトンアクリルアミド10gおよび精製水400gを添加して均一な溶液としたのち、さらにアゾビスジメチルバレロニトリル0.1gおよび過硫酸カリウム0.1gを添加し、撹拌しながらチッ素ガス気流下にて70℃で10時間加熱し、重合反応を行なった。
【0058】
ついで、この重合反応系から減圧にて200gの溶媒を濃縮したのち、新たに精製水200gを添加し、20重量%濃度のポリマー溶液(樹脂組成物)を得た。
【0059】
得られたポリマー溶液中の共重合体の粘度平均分子量は699000であった。
【0060】
試験例1
実施例1〜5および比較例1〜2にて得られた20重量%濃度のポリマー溶液と、これら20重量%濃度のポリマー溶液を精製水で10倍に希釈した2重量%濃度のポリマー溶液を用い、臭気について官能試験を行なった。
【0061】
100mL容のガラス製広口サンプル瓶に前記各ポリマー溶液50mLを入れ、無作為に抽出した男女計20名の各パネラーに、瓶口での臭気を確認して以下の評価基準に基づいて評価してもらった。その評価人数に応じて以下に示すA、B、C、D、Eのランク付けを行なった。その結果を表1に示す。
[評価基準]
○:ほぼ無臭である。
△:やや焦げくさい。
×:焦げくさい臭いが強い。
[ランク]
A:評価○が15名以上であり、評価×がいない。
B:評価○が15〜19名であり、評価×が1〜5名である。
C:評価○が10〜14名であり、評価×が1〜10名である。
D:評価○が5〜9名であり、評価×が1〜15名である。
E:評価○が4名以下であり、評価×が1〜16名である。
【0062】
【表1】
【0063】
表1に示された結果から、実施例1〜5で得られたポリマー溶液は、20重量%濃度のものおよび2重量%濃度のものいずれも、ほぼ無臭であり、還元性化合物(C)が添加されているので、N−ビニル−2−ピロリドン(A)の分解物の誘導体に起因すると推定される臭気が充分に低減されていることがわかる。
【0064】
これに対し、還元性化合物(C)が用いられていない比較例1〜2のポリマー溶液は、濃度が2重量%のものであっても、N−ビニル−2−ピロリドン(A)の分解物の誘導体特有の焦げくさい臭いがかなり認められ、還元性化合物(C)を添加しなければ低臭気の樹脂組成物を得ることができないことが明らかである。
【0065】
処方例1[頭皮・頭髪用化粧料(ムース)]
以下に示す各成分を室温(約24℃)にて撹拌混合し、原液を調製した。
【0066】
【0067】
つぎに、前記原液をエアゾール用耐圧容器(満注量:100mL)内に充填し、さらに噴射剤として液化石油ガスを充填した[原液と噴射剤との割合(原液/噴射剤(重量比))=90/10]。これにエアゾールバルブおよびボタンを取り付けてエアゾール型頭皮・頭髪用化粧料の製品を製造した。
【0068】
得られたエアゾール型頭皮・頭髪用化粧料を通常の使用方法にて適量噴射させて手のひらに泡を取り、頭髪に塗布した。その結果、手のひらおよび頭髪に焦げくさい臭いは認められなかった。
【0069】
処方例2[頭皮・頭髪用化粧料(ローション)]
以下に示す各成分を室温(約24℃)にて撹拌混合し、ローション型頭皮・頭髪用化粧料を調製した。
【0070】
【0071】
つぎに、前記ローション型頭皮・頭髪用化粧料をボトルタイプのヘアーローション容器(内容量:100mL)内に充填し、ローション型頭皮・頭髪用化粧料の製品を作製した。
【0072】
得られたローション型頭皮・頭髪用化粧料を通常の使用方法にて頭髪に適量塗布させたが、焦げくさい臭いは認められなかった。
【0073】
【発明の効果】
本発明の製法によれば、N−ビニル−2−ピロリドンに起因する特有の臭気を充分に低減させることができるので、該製法にて製造されたN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物は低臭気であり、また該N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物が配合された化粧料もやはり低臭気であり、たとえば頭髪・頭皮用化粧料として好適である。
Claims (7)
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の製法にて製造されたN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物。
- 請求項4記載のN−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物が配合されてなる化粧料。
- N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物が配合されてなる化粧料であって、該N−ビニル−2−ピロリドン含有樹脂組成物が、下記製法により得られることを特徴とする化粧料。
式(I):
前記モノマー成分を共重合させるあいだ、または共重合させたのちに、該モノマー成分100重量部に対して0.0001〜20重量部の還元性化合物(C)を添加することを特徴とし、
前記還元性化合物(C)が亜硫酸塩である。 - 頭皮・頭髪用化粧料である請求項5または6記載の化粧料。
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