JP3534924B2 - 両性整髪用樹脂組成物 - Google Patents

両性整髪用樹脂組成物

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JP3534924B2 JP31441895A JP31441895A JP3534924B2 JP 3534924 B2 JP3534924 B2 JP 3534924B2 JP 31441895 A JP31441895 A JP 31441895A JP 31441895 A JP31441895 A JP 31441895A JP 3534924 B2 JP3534924 B2 JP 3534924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両性整髪用樹脂組
成物に関する。さらに詳しくは、整髪剤として好適に使
用しうる両性整髪用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から、噴射剤が用
いられたエアゾールタイプの整髪剤から噴射剤を必要と
しない水系整髪剤に製品開発が変遷してきている。
【0003】このような水系整髪剤に用いられる整髪用
樹脂としては、水溶性にすぐれているという点から、N
−ビニルピロリドンを主成分とした、ノニオン系整髪用
樹脂およびカチオン系整髪用樹脂が提案されている(特
開昭59−75911号公報、特公昭56−45338
号公報)。
【0004】しかしながら、前記ノニオン系整髪用樹脂
およびカチオン系整髪用樹脂は、いずれも水溶性にすぐ
れたものであるが、耐湿性およびセット保持力におとる
という欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、耐湿性およびセット保
持力にすぐれ、さらに毛髪にしなやかさ、柔軟性および
光沢を与え、洗髪による除去が容易な両性整髪用樹脂組
成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)式
(I):
【0007】
【化4】
【0008】で表わされるN−ビニルピロリドン65〜
99重量%および一般式(II):
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2はエチレン基、n−プロピレン基またはi−プロピ
レン基、R3はメチル基またはエチル基、Xは酸素原子
または−NH−基を示す)で表わされるアミノ基含有モ
ノマー1〜35重量%からなる共重合成分Aを共重合さ
せてなるアミノ基含有重合体と、(B)一般式(II
I):
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R4は水素原子またはメチル基を
示す)で表わされる(メタ)アクリル酸を70重量%以
含有し、架橋成分を含まない重合成分Bを重合させて
なる重合体のカルボキシル基の0〜70モル%を塩基性
物質で中和してなる(メタ)アクリル系重合体とからな
る両性整髪用樹脂組成物に関する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の両性整髪用樹脂組成物
は、前記したように、(A)式(I):
【0014】
【化7】
【0015】で表わされるN−ビニルピロリドン65〜
99重量%および一般式(II):
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R1は水素原子またはメチル基、
2はエチレン基、n−プロピレン基またはi−プロピ
レン基、R3はメチル基またはエチル基、Xは酸素原子
または−NH−基を示す)で表わされるアミノ基含有モ
ノマー1〜35重量%からなる共重合成分Aを共重合さ
せてなるアミノ基含有重合体と、(B)一般式(II
I):
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R4は水素原子またはメチル基を
示す)で表わされる(メタ)アクリル酸を70重量%以
含有し、架橋成分を含まない重合成分Bを重合させて
なる重合体のカルボキシル基の0〜70モル%を塩基性
物質で中和してなる(メタ)アクリル系重合体とからな
るものである。
【0020】本発明に用いられるアミノ基含有重合体
は、前記したように、式(I)で表わされるN−ビニル
ピロリドンおよび一般式(II)で表わされるアミノ基
含有モノマーからなる共重合成分Aを共重合させること
によってえられる。
【0021】前記N−ビニルピロリドンは、えられる両
性整髪用樹脂組成物に光沢や水溶性を与えるだけでな
く、後述するアミノ基含有重合体と(メタ)アクリル系
重合体との中和(以下、高分子中和という)によるイオ
ン架橋の際に、架橋密度が高くなりすぎてポリマーが凝
集し、えられる樹脂組成物の溶液中からポリマーが析出
するのを抑制するという性質を有する。
【0022】前記N−ビニルピロリドンの使用量は、高
分子中和によるイオン架橋が多くなりすぎてえられる樹
脂組成物がゲル化するのを抑制するために、共重合成分
A中に65重量%以上、好ましくは70重量%、さらに
好ましくは75重量%以上含有されるように調整され、
またえられる樹脂組成物に充分なセット力を付与するた
めに、共重合成分A中に99重量%以下、好ましくは9
7重量%以下、さらに好ましくは95重量%以下含有さ
れるように調整される。
【0023】前記一般式(II)で表わされるアミノ基
含有モノマーは、後述するアミノ基含有重合体と(メ
タ)アクリル系重合体との高分子中和によるイオン架橋
の際に、カチオン部分に変化して毛髪のケラチン蛋白質
に吸着し、その結果、頭髪への密着性を向上させるとい
う性質を有する。
【0024】前記アミノ基含有モノマーの代表例として
は、たとえばN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジエチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミドなどがあげられる。これらは、
単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0025】なお、本明細書において、「(メタ)アク
リ」とは、「アクリおよび/またはメタクリ」を意味す
る。
【0026】前記アミノ基含有モノマーの使用量は、高
分子中和によるイオン架橋を充分に向上させるために、
共重合成分A中に1重量%以上、好ましくは3重量%以
上、さらに好ましくは5重量%以上含有されるように調
整され、また高分子中和によるイオン架橋が多くなりす
ぎてえられる樹脂組成物がゲル化するのを抑制するため
に、共重合成分A中に35重量%以下、好ましくは30
重量%以下、さらに好ましくは25重量%以下含有され
るように調整される。
【0027】なお、前記共重合成分Aには、えられる樹
脂組成物から形成されたフィルムに柔軟性および適度な
硬度を付与し、触感を変化させるために、前記共重合成
分Aの一部をその他の共重合可能なエチレン性不飽和モ
ノマー(以下、単にエチレン性不飽和モノマーという)
に置換してもよい。
【0028】前記エチレン性不飽和モノマーの代表例と
しては、たとえば酢酸ビニル、アルキル基の炭素数が1
〜18のアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)アク
リルアミド、ダイアセトン(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートや
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ドの四級化物、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールモノ(メタ)アクリレート、3−ジメ
チル(メタクリロイルオキシエチル)アンモニウムプロ
パンスルホネート、3−ジメチル(メタクリロイルアミ
ドプロピル)アンモニウムプロパンスルホネートなどが
あげられる。これらは、単独でまたは2種以上を混合し
て用いることができる。
【0029】前記エチレン性不飽和モノマーの使用量
は、前記エチレン性不飽和モノマーを用いたことによる
効果を充分に発現させるために、前記N−ビニルピロリ
ドンとアミノ基含有モノマーとの合計量に対して1重量
%以上、好ましくは3重量%以上、さらに好ましくは5
重量%以上であることが望ましく、また本発明の目的と
する諸物性が損われないようにするために、前記N−ビ
ニルピロリドンとアミノ基含有モノマーとの合計量に対
して15重量%以下、好ましく13重量%以下、さらに
好ましくは12重量%以下であることが望ましい。
【0030】前記N−ビニルピロリドンおよびアミノ基
含有モノマーを含有し、必要により、前記エチレン性不
飽和モノマーを配合した共重合成分Aを共重合させるこ
とにより、アミノ基含有重合体がえられる。
【0031】前記共重合成分Aを共重合させる方法とし
ては、とくに限定がなく、たとえば塊状重合法、析出重
合法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法などがあげ
られる。これらの重合法のなかでは、化粧品を調製する
際に、水または親水性溶媒を用いることを考慮すると、
溶媒として水および/または親水性溶媒を用いた溶液重
合法が好ましい。
【0032】前記親水性溶媒とは、水に対する溶解度が
10g/水100g(25℃)以上である有機溶媒をい
う。
【0033】前記親水性溶媒の代表例としては、たとえ
ば炭素数が1〜4の脂肪族1〜4価アルコール、エチル
セロソルブ、ブチルセロソルブ、ジオキサン、酢酸メチ
ル、ジメチルホルムアミドなどがあげられる。これらの
親水性溶媒のなかでは、1〜2価アルコールが化粧品原
料として扱ううえでとくに好ましい。
【0034】前記1価アルコールの具体例としては、た
とえばメタノール、エタノール、イソプロパノールなど
があげられる。また、前記2価アルコールの具体例とし
ては、たとえばプロピレングリコールなどがあげられ
る。これらのなかでは、本発明の樹脂組成物は、人体の
皮膚に付着することがあるため、その安全性を考慮すれ
ば、エタノールおよびイソプロパノールがとくに好まし
い。
【0035】前記共重合成分Aを溶液重合法によって共
重合させるばあいには、前記したように、溶媒として水
および/または親水性溶媒を用い、該溶媒に共重合成分
Aを溶解させ、重合開始剤を添加し、たとえばチッ素ガ
スなどの不活性ガス中で加熱しながら攪拌することによ
り、重合反応させればよい。
【0036】前記重合開始剤としては、一般に溶液重合
法に用いられているものであれば、とくに限定がない。
前記重合開始剤の具体例としては、たとえば過酸化ベン
ゾイル、過酸化ラウロイルなどの過酸化物、アゾビスイ
ソブチロニトリルなどのアゾ系化合物などがあげられ
る。これらの重合開始剤のなかでは、アゾ系開始剤は、
爆発などの危険性が低いので、とくに好適に使用しうる
ものである。
【0037】なお、重合の際には、溶媒としての水およ
び/または親水性溶媒の使用量は、共重合成分Aの濃度
が10〜60重量%程度となるように調整することが好
ましい。ただし、共重合成分Aの濃度が50重量%をこ
えるばあいには、共重合成分Aを分割して徐々に添加し
て重合を行なうことが、急激な重合反応熱の発生を避
け、安全に重合を行なううえで好ましい。
【0038】重合温度は、用いる重合開始剤の種類など
によって異なるので一概には決定することができない
が、通常、重合開始剤の10時間半減期温度とすること
が好ましい。とくに親水性溶媒を用いたときには、重合
開始剤の10時間半減期温度と溶媒の還流温度とがほぼ
等しいばあいには、還流温度で重合させることが、より
再現性の高い重合を行なうことができるので、好まし
い。
【0039】また、重合時間は、他の重合条件によって
異なるが、重合を完全に行ない、未反応モノマーが残存
しないようにするためには、8時間以上、好ましくは1
2〜36時間とすることが望ましい。なお、未反応モノ
マーが残存しているか否かは、一般的な手法、たとえば
PSDB法などにより、二重結合が存在しているか否か
を確認することによって確かめることができる。
【0040】本発明に用いられる(メタ)アクリル系重
合体は、前記したように、一般式(III)で表わされ
る(メタ)アクリル酸を70重量%以上含有し、架橋成
分を含まない重合成分Bを重合させてえられた重合体の
カルボキシル基の0〜70モル%を塩基性物質で中和す
ることによってえられる。
【0041】前記(メタ)アクリル系重合体は、本発明
の樹脂組成物の耐湿性をいちじるしく向上させるという
性質を有するものである。
【0042】前記(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸
および/またはメタクリル酸のことであり、これらアク
リル酸およびメタクリル酸は、それぞれ単独でまたは混
合して用いることができる。
【0043】重合成分B中における(メタ)アクリル酸
の含有量は、前記アミノ基含有重合体と効率よく中和
し、イオン架橋を生じるようにするために、70重量%
以上、なかんづく80重量%以上であることが好まし
い。したがって、重合成分Bの全量が(メタ)アクリル
酸であってもよい。
【0044】前記重合成分Bには、えられる樹脂組成物
から形成されたフィルムに柔軟性および適度な硬度を付
与し、触感を変化させるために、前記共重合成分Aに用
いることができる前記エチレン性不飽和モノマーを含有
させてもよい。このばあい、前記エチレン性不飽和モノ
マーの最大使用量は、重合成分B中における(メタ)ア
クリル酸の含有量が前記下限値を満足するように設定さ
れ、また前記エチレン性不飽和モノマーの最小使用量
は、前記エチレン性不飽和モノマーを用いたことによる
効果を充分に発現せしめるために、重合成分B中に1重
量%以上、好ましくは5重量%以上、さらに好ましくは
10重量%以上含有されるように調整することが望まし
い。
【0045】前記(メタ)アクリル酸および必要により
前記エチレン性不飽和モノマーを含有した重合成分Bを
重合させることにより、重合体がえられる。
【0046】前記重合成分Bを重合させる方法として
は、とくに限定がなく、前記共重合成分Aの重合法と同
様であればよい。また、前記重合成分Bを重合させる際
の重合条件なども、前記共重合成分Aを共重合させる際
の重合条件などと同様であればよい。
【0047】つぎに、必要により、前記重合体のカルボ
キシル基の0〜70モル%を塩基性物質で中和するか、
または重合前にあらかじめ前記重合成分B中のカルボキ
シル基の0〜70モル%を中和することにより、(メ
タ)アクリル系重合体がえられる。したがって、前記
(メタ)アクリル系重合体は、中和されていなくてもよ
く、またカルボキシル基の70モル%以下が中和されて
いてもよい。
【0048】前記カルボキシル基の中和率は、高分子中
和によるイオン架橋が少なくなりすぎてえられる樹脂組
成物のセット力が損なわれないようにするために、70
モル%以下、好ましくは60モル%以下、さらに好まし
くは50モル%以下となるように調整される。
【0049】前記重合体のカルボキシル基を中和する際
に用いられる塩基性物質の具体例としては、たとえばア
ンモニア水、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、モルホリン、アミノメチルプロパノール、アミ
ノメチルプロパンジオール、アミノエチルプロパンジオ
ール、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタ
ノールなどがあげられる。これらの塩基性物質は、通
常、単独でまたは2種以上を混合して用いられる。
【0050】前記アミノ基含有重合体と、前記(メタ)
アクリル系重合体との割合は、アミノ基含有重合体/
(メタ)アクリル系重合体(重量比)が、高分子中和に
よるイオン架橋の効果を充分に発現させるために、99
/1以下、好ましくは98/2以下、さらに好ましくは
97/3以下であることが望ましく、また高分子中和に
よるイオン架橋が多くなりすぎてゲル化するのを避ける
ために、75/25以上、好ましくは80/20以上、
さらに好ましくは85/15以上であることが望まし
い。ただし、本発明の樹脂組成物をゲル化の発生を問題
としない整髪剤処方に用いるばあいには、前記重量比は
75/25未満であってもよい。
【0051】かくしてえられるアミノ基含有重合体と、
(メタ)アクリル系重合体とを混合することにより、本
発明の両性整髪用樹脂組成物がえられる。両者を混合す
る際には、あらかじめアミノ基含有重合体および(メ
タ)アクリル系重合体をそれぞれ水または親水性溶媒に
希釈しておくことが、両者を混合する際に粘度が上昇す
るが、混合を容易にする点から好ましい。
【0052】アミノ基含有重合体と、(メタ)アクリル
系重合体とを混合したとき、アミノ基含有重合体のアミ
ノ基がカチオンとなり、また(メタ)アクリル系重合体
のカルボキシル基がアニオンとなり、前記カチオンとア
ニオンとが中和することによってイオン架橋する。
【0053】このようにアミノ基含有重合体と、(メ
タ)アクリル系重合体とはイオン架橋するので、えられ
る樹脂組成物は、セット保持力にすぐれたものとなる。
【0054】本発明の樹脂組成物は、溶液の状態で、ま
たは別の溶媒と置換したのち、整髪剤に用いることがで
きる。
【0055】本発明の樹脂組成物をたとえばヘアブロ
ー、ミストタイプのエアゾール製品に用いるばあいに
は、前記樹脂組成物を水または親水性溶媒に溶解させた
ものを、天然ガス、液化石油ガス、ジメチルエーテルな
どの噴射剤、pH調整剤、各種添加剤などとともにエア
ゾール容器内に加圧充填し、密封すればよい。なお、こ
のばあい、エアゾール容器内に充填される各種成分の配
合割合は、通常、それぞれの目的、用途などに応じて適
宜調整すればよい。
【0056】
【実施例】つぎに、本発明の両性整髪用樹脂組成物を実
施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はか
かる実施例のみに限定されるものではない。
【0057】製造例1(アミノ基含有重合体(A)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン75重量部およびイオン交換水400重量部を入
れ、これにα,α′−アゾビスイソブチロニトリル(以
下、AIBNという)0.1重量部を加えてチッ素気流
下で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート25重量部を1時間かけ
て滴下したのち、70℃のままで11時間攪拌し、重合
反応を行ない、20%のアミノ基含有重合体(A)水溶
液をえた。
【0058】製造例2(アミノ基含有重合体(B)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン95重量部およびイオン交換水400重量部を入
れ、これにAIBN0.1重量部を加えてチッ素気流下
で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリレート5重量部を1時間かけて滴
下したのち、70℃のままで11時間攪拌し、重合反応
を行ない、20%のアミノ基含有重合体(B)水溶液を
えた。
【0059】製造例3(アミノ基含有重合体(C)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン75重量部およびイオン交換水380重量部を入
れ、これにAIBN0.2重量部を加えてチッ素気流下
で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリレート10重量部、N,N−ジメ
チルアミノプロピルメタクリルアミド10重量部、ダイ
アセトンアクリルアミド5重量部およびイオン交換水2
0重量部の混合液を1時間かけて滴下したのち、70℃
のままで11時間攪拌し、重合反応を行ない、20%の
アミノ基含有重合体(C)水溶液をえた。
【0060】製造例4(アミノ基含有重合体(D)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン75重量部および無水エタノール65重量部を入
れ、これにAIBN0.1重量部を加えてチッ素気流下
で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリレート15重量部、エチルメタク
リレート7.5重量部、ステアリルアクリレート2.5
重量部および無水エタノール2重量部の混合液を1時間
かけて滴下したのち、AIBN0.05重量部を追添
し、70℃のままで11時間攪拌し、重合反応を行なっ
たのち、無水エタノールにて30%濃度になるまで希釈
し、30%のアミノ基含有重合体(D)エタノール溶液
をえた。
【0061】製造例5(アミノ基含有重合体(E)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン75重量部および無水エタノール65重量部を入
れ、これにAIBN0.1重量部を加えてチッ素気流下
で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチル
アミノエチルアクリレート5重量部、N,N−ジメチル
アミノエチルメタクリレート20重量部および無水エタ
ノール2重量部の混合液を1時間かけて滴下したのち、
AIBN0.05重量部を追添し、70℃のままで11
時間攪拌し、重合反応を行なったのち、無水エタノール
にて30%濃度になるまで希釈し、30%のアミノ基含
有重合体(E)エタノール溶液をえた。
【0062】製造例6(アミノ基含有重合体(F)の製
造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、N−ビニルピロ
リドン75重量部および無水エタノール65重量部を入
れ、これにAIBN0.1重量部を加えてチッ素気流下
で加温し、70℃になったところで、N,N−ジメチル
アミノエチルアクリレート8重量部、N,N−ジメチル
アミノプロピルメタクリルアミド8重量部、t−ブチル
アクリレート6重量部、N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレートのジエチル硫酸塩3重量部および無水エ
タノール2重量部の混合液を1時間かけて滴下したの
ち、AIBN0.05重量部を追添し、70℃のままで
11時間攪拌し、重合反応を行なったのち、無水エタノ
ールにて30%濃度になるまで希釈し、30%のアミノ
基含有重合体(F)エタノール溶液をえた。
【0063】製造例7((メタ)アクリル系重合体
(A)の製造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、メタクリル酸
(50モル%をN,N−ジメチルアミノエタノールにて
中和)100重量部およびイオン交換水567重量部を
入れ、これにAIBN0.5重量部を加えてチッ素気流
下で加温し、90℃に維持し、11時間攪拌しながら重
合反応を行ない、15%の(メタ)アクリル系重合体
(A)水溶液をえた。
【0064】製造例8((メタ)アクリル系重合体
(B)の製造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、メタクリル酸8
2重量部、ポリエチレングリコールモノメタクリレート
(n=9)18重量部および無水エタノール233重量
部を入れ、これにAIBN0.5重量部を加えてチッ素
気流下で加温し、80℃で還流加熱し、11時間攪拌し
ながら重合反応を行ない、30%の(メタ)アクリル系
重合体(B)エタノール溶液をえた。
【0065】製造例9((メタ)アクリル系重合体
(C)の製造) 還流冷却器、温度計、チッ素導入管、仕込み管および攪
拌装置を取り付けた5つ口フラスコに、アクリル酸(2
0モル%を2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール
にて中和)87.6重量部、ヒドロキシプロピルアクリ
レート12.4重量部、無水エタノール200重量部お
よびイオン交換水200重量部を入れ、これにAIBN
0.3重量部を加えてチッ素気流下で80℃で還流加熱
し、11時間攪拌しながら重合反応を行ない、20%の
(メタ)アクリル系重合体(C)エタノール溶液をえ
た。
【0066】つぎに、かくしてえられたアミノ基含有重
合体(A)〜(F)および(メタ)アクリル系重合体
(A)〜(C)を用いて、本発明の両性整髪用樹脂組成
物を調製するが、かかる樹脂組成物の調製に先だって、
前記アミノ基含有重合体(A)〜(F)および前記(メ
タ)アクリル系重合体(A)〜(C)にエタノールと水
の混合溶媒(エタノール:水(容量比)=4:6)を添
加し、いずれもそれぞれ4%ポリマー溶液とした。
【0067】実施例1 アミノ基含有重合体(A)(4%ポリマー溶液)83重
量部をビーカー内で攪拌しながら、これに(メタ)アク
リル系重合体(A)(4%ポリマー溶液)17重量部を
ゆっくりと混合し、10分間程度かきまぜて充分に混合
し、樹脂組成物溶液(以下、液状整髪剤という)をえ
た。
【0068】実施例2〜18 実施例1において、アミノ基含有重合体(A)83重量
部および(メタ)アクリル系重合体(A)17重量部の
かわりに、表1に示すアミノ基含有重合体および(メ
タ)アクリル系重合体を用いたほかは、実施例1と同様
にして液状整髪剤をえた。
【0069】比較例1 N−ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体(粘度平均
分子量65000、N−ビニルピロリドン含量60重量
%)をエタノールと水の混合溶媒(エタノール:水(容
量比)=4:6)に溶解させて4%ポリマー溶液(液状
整髪剤)を調製した。
【0070】比較例2 N−ビニルピロリドン−N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリル酸ジエチル硫酸塩共重合体(粘度平均分子量
230000、N−ビニルピロリドン含量77重量%)
をエタノールと水の混合溶媒(エタノール:水(容量
比)=4:6)に溶解させて4%ポリマー溶液(液状整
髪剤)を調製した。
【0071】つぎに、実施例1〜18および比較例1〜
2でえられた液状整髪剤を用い、以下の方法にしたがっ
てセット保持力、しなやかさ、洗髪性、柔軟性および光
沢性を調べた。その結果を表1に示す。
【0072】(セット保持力)長さ25cmの毛髪2g
に液状整髪剤4gを手で均一に塗りつけ、余分なものを
指でしごき落したのち、この毛髪を外径1.2cmのカ
ーラーに巻き、40℃の温風で3時間かけて乾燥したの
ち、カーラーから毛髪をはずし、温度30℃、相対湿度
90℃の雰囲気中に垂直に吊した直後の長さ(L1)と
2時間放置後の長さ(L2)を測定し、カールリテンシ
ョンを次式から算出する。
【0073】
【数1】
【0074】なお、カールリテンションが70%以上の
ものを合格(表中、「○」印)とし、また70%未満の
ものを不合格(表中、「×」印)とした。
【0075】(しなやかさ)長さ25cmの毛髪2gに
液状整髪剤4gを手で均一に塗りつけ、余分なものを指
でしごき落したのち、乾燥前に市販のくしで毛並を揃
え、この毛髪を40℃の温風で3時間かけて乾燥したの
ち、以下に示す評価基準にしたがって評価した。
【0076】〔評価基準〕 ○:手で触るとごわつきがなく、自然な感触である。 △:手で触ると少しごわつきがある。 ×:手で触るとごわつきがひどく、かたい感触がある。
【0077】(洗髪性)長さ25cmの毛髪2gに液状
整髪剤4gを手で均一に塗りつけ、余分なものを指でし
ごき落したのち、乾燥前に市販のくしで毛並を揃え、こ
の毛髪を40℃の温風で3時間かけて乾燥したのち、水
に静置浸漬し、以下に示す評価基準にしたがって評価し
た。
【0078】〔評価基準〕 ○:30分間以内に完全に溶解する。 △:40分間以内に完全に溶解する。 ×:40分間経過後も毛髪にぬめり感が残る。
【0079】(柔軟性)長さ25cmの毛髪2gに液状
整髪剤4gを手で均一に塗りつけ、余分なものを指でし
ごき落したのち、乾燥前に市販のくしで毛並を揃え、こ
の毛髪を40℃の温風で3時間かけて乾燥したのち、毛
髪の中心から約1cm間隔のところを指ではさみ上下に
曲げる。その操作を10回くりかえし、コーティング被
膜の変化を目視で観察し、以下の評価基準にしたがって
評価した。
【0080】〔評価基準〕 ○:変化なし。 △:若干のフイルムの剥離が認められる。 ×:曲げた箇所全面が白くなり剥離がひどい。
【0081】(光沢性)長さ25cmの毛髪2gに液状
整髪剤4gを手で均一に塗りつけ、余分なものを指でし
ごき落したのち、乾燥前に市販のくしで毛並を揃え、こ
の毛髪を40℃の温風で3時間かけて乾燥したのち、目
視により光沢性を観察し、以下の評価基準にしたがって
評価した。
【0082】〔評価基準〕 ○:非常に光沢がある。 △:幾分光沢がある。 ×:光沢がない。
【0083】
【表1】
【0084】表1に示した結果から、本発明の実施例1
〜18でえられた両性整髪用樹脂組成物は、いずれも整
髪剤として必要な特性を備え、しかも従来のN−ビニル
ピロリドンを使用した整髪用樹脂にはないすぐれたセッ
ト保持力を有していることがわかる。
【0085】
【発明の効果】本発明の両性整髪用樹脂組成物は、水お
よび親水性溶媒との相溶性に本質的にすぐれ、水性のヘ
アーミストに使用するばあい、霧吹き容器やエアゾール
容器内および噴射ノズル内に樹脂が析出凝固するような
ことがなく、最後まで安定して使用することができる。
【0086】本発明の両性整髪用樹脂組成物は、液状整
髪剤やヘアーセットローションとして、好的に使用しう
るものであり、従来のN−ビニルピロリドンを多用して
いる高水溶性整髪剤と同様に洗髪除去が容易でありなが
ら、耐湿性(セット保持力)がはるかにすぐれており、
さらにすぐれた光沢性、しなやかさなどの整髪剤として
必要な特性を充分に併有しているものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)式(I): 【化1】 で表わされるN−ビニルピロリドン65〜99重量%お
    よび一般式(II): 【化2】 (式中、R1は水素原子またはメチル基、R2はエチレン
    基、n−プロピレン基またはi−プロピレン基、R3
    メチル基またはエチル基、Xは酸素原子または−NH−
    基を示す)で表わされるアミノ基含有モノマー1〜35
    重量%からなる共重合成分Aを共重合させてなるアミノ
    基含有重合体と、 (B)一般式(III): 【化3】 (式中、R4は水素原子またはメチル基を示す)で表わ
    される(メタ)アクリル酸を70重量%以上含有し、架
    橋成分を含まない重合成分Bを重合させてなる重合体の
    カルボキシル基の0〜70モル%を塩基性物質で中和し
    てなる(メタ)アクリル系重合体とからなる両性整髪用
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 共重合成分Aが架橋成分を含まないその
    他の共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを配合した
    ものである請求項1記載の両性整髪用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 重合成分Bが架橋成分を含まないその他
    の共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを配合したも
    のである請求項1または2記載の両性整髪用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 個々の成分が架橋されていない(A)成
    分と(B)成分とがイオン架橋することによりセット保
    持力にすぐれたものとなる請求項1、2または3記載の
    両性整髪用樹脂組成物。
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