JP2002362441A - 装軌式作業車両の走行装置 - Google Patents

装軌式作業車両の走行装置

Info

Publication number
JP2002362441A
JP2002362441A JP2001176336A JP2001176336A JP2002362441A JP 2002362441 A JP2002362441 A JP 2002362441A JP 2001176336 A JP2001176336 A JP 2001176336A JP 2001176336 A JP2001176336 A JP 2001176336A JP 2002362441 A JP2002362441 A JP 2002362441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling device
arm member
pair
crawler belt
guard
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001176336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4615150B2 (ja
Inventor
Takeshi Yoshida
剛 吉田
Kazuyuki Onohara
一幸 小野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2001176336A priority Critical patent/JP4615150B2/ja
Priority to US10/158,064 priority patent/US6702406B2/en
Priority to CNB021230560A priority patent/CN1248897C/zh
Publication of JP2002362441A publication Critical patent/JP2002362441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4615150B2 publication Critical patent/JP4615150B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/088Endless track units; Parts thereof with means to exclude or remove foreign matter, e.g. sealing means, self-cleaning track links or sprockets, deflector plates or scrapers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D55/00Endless track vehicles
    • B62D55/08Endless track units; Parts thereof
    • B62D55/14Arrangement, location, or adaptation of rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jib Cranes (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 揺動式下転輪と履帯との間への異物進入を防
止できる装軌式作業車両の走行装置を提供する。 【解決手段】 トラックフレーム(2)下部に上下揺動自
在に取り付けた第1アーム部材(12)と、前後方向略中央
部が第1アーム部材(12)の先端部に回動自在に取り付け
られた第2アーム部材(14)と、第2アーム部材(14)の前
後両端部に回動自在に取り付けられ、履帯(6)の踏面を
転動する前後1対の下転輪(11,11)とを備えた複数のダ
ブルボギー式下転輪装置(10)を設けた装軌式作業車両の
走行装置において、第1アーム部材(12)の車両左右方向
の両側面に、前記前後1対の下転輪(11,11)と履帯(6)の
間への異物進入を防止する1対の第1のガード装置(30,
30)を取り付ける。第1のガード装置(30,30)は、前後1
対の下転輪(11,11)の揺動範囲を略全域覆う大きさを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装軌式作業車両の
走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装軌式作業車両の走行装置は、例
えば図6に示すように、一般的に、車体下部に左右1対
のトラックフレーム2,2を車両前後方向に設け、各ト
ラックフレーム2の周囲に回動自在に巻装した履帯6を
スプロケット4を介して回転駆動し、トラックフレーム
2の下部に回動自在に取り付けた複数の下転輪11で履
帯6の内周面(以下、踏面と言う)を転動させることに
より走行可能となっている。
【0003】図7はこのような走行装置の第1の従来技
術を表わしており、特公昭63−16313号公報に開
示された固定式下転輪を有する走行装置の側面図であ
る。トラックフレーム2の前後方向一端部にアイドラ3
が、他端部にはスプロケット4がそれぞれ回動自在に取
り付けられており、またトラックフレーム2の下部に固
定されたブラケットには複数の固定式の下転輪11が所
定間隔で回動自在に取り付けられている。アイドラ3、
スプロケット4及び下転輪11の周囲には、履帯6が巻
装されており、下転輪11は履帯6の踏面を転動するよ
うになっている。そして、下転輪11と履帯6との間に
岩石等の異物が入ると下転輪11が履帯6から外れたり
蛇行するので、下転輪11と履帯6との間に異物が進入
しないように、トラックフレーム2の下部に、複数の下
転輪11の外側面部を覆う固定式のカバー51がアイド
ラ3とスプロケット4の間にわたって一体的に取り付け
られている。
【0004】一方、走行時に地面の起伏による履帯の上
下方向変化に下転輪を追従させ、履帯踏面への下転輪の
乗り上げを防止して履帯外れを防止すると共に、安定し
た高速走行を可能とした履帯式走行装置も知られてい
る。図8はこの履帯式走行装置の第2の従来技術を表わ
し、例えば特開昭53−53843号公報に記載された
揺動式下転輪を有する走行装置の側面図である。
【0005】図8において、トラックフレーム2の前後
方向両端部には、それぞれ上下揺動自在に設けた第1ア
ーム53,53の外側一端部にアイドラ3,3が回動自
在に取り付けられ、該第1アーム53,53の内側一端
部には第2アーム55,55の略中央部が回動自在に取
り付けられ、この上下揺動自在とされた第2アーム5
5,55の前後両端部に前後1対の揺動式下転輪11,
11が回動自在に取り付けられている。また、前後のア
イドラ3,3の間のトラックフレーム2の下部には、上
下揺動自在に設けた第3アーム56の先端部に前記同様
の第2アーム55の略中央部を回動自在に設け、この第
2アーム55の前後両端部に前後1対の揺動式下転輪1
1,11がそれぞれ回動自在に取り付けられている。さ
らに、トラックフレーム2の上方で、車体後部には、ス
プロケット4が回動自在に取り付けられている。そし
て、これらのアイドラ3,3、スプロケット4及び複数
の揺動式下転輪11の周囲には、履帯6が巻装されてい
る。また、それぞれの第1アーム53の下端部には細長
いガイド部材54がボルトで取り付けられており、この
ガイド部材54は履帯幅方向の両側に位置し、履帯6の
リンク(図示せず)の外側面に接触するように位置決め
されている。さらに、第3アーム56の下端部には細長
部材57がボルトで取り付けられており、細長部材57
は履帯幅方向の両側に沿って位置していて、同じく履帯
6の前記リンクに接触するように位置決めされている。
これらの細長いガイド部材54及び細長部材57は、ト
ラックフレーム2と下転輪11,11とに対して履帯6
の横方向位置決めを行って、履帯外れを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年は、ブ
ルドーザや油圧ショベル等の装軌式作業車両の不整地走
行時の履帯外れの防止及び高速走行安定性の確保のため
に、揺動式(いわゆるボギー式)下転輪を有する走行装
置が多く使用されるようになって来ている。したがっ
て、揺動式下転輪を有する走行装置においても、下転輪
と履帯との間に異物が入らないようにすることが非常に
重要である。
【0007】しかしながら、従来の特開昭53−538
43号公報に記載された揺動式の下転輪11を有する走
行装置では、履帯6の上下変化に追従して上下揺動する
アーム53,56の下端部に取り付けたガイド部材54
及び細長部材57によって不整地走行時の履帯外れを防
止してはいるものの、ガード部材を備えていないため、
下転輪11と履帯6との間への異物進入を防ぐことがで
きず、これによる履帯リンク及び下転輪11の摩耗が激
しく耐久性が満足されないという問題がある。このと
き、トラックフレーム2の前後両端部にある2つの揺動
式下転輪11,11とアイドラ3とはそれぞれ第1アー
ム53の両端部に取り付けられているから、アイドラ3
の上下動に影響を受けて上記前後両端部の揺動式下転輪
11,11及びガイド部材54の上下位置は決まり、前
後両端部での履帯外れ及び異物進入を確実に防止するの
は困難である。一方、特公昭63−16313号公報に
開示された第1の従来技術に係る走行装置に用いられて
いるような、トラックフレーム2に一体的に取り付けて
ある固定式のカバー51を上記の揺動式下転輪を有する
走行装置に適用しても、下転輪11が揺動アーム53,
56によって下降した場合にこのカバー51は充分に異
物進入を防止できないという問題がある。
【0008】このように、上下揺動式下転輪を有する走
行装置においても、下転輪と履帯の間への異物進入を防
止できる走行装置の開発が強く要望されている。
【0009】本発明は、上記の課題に着目してなされた
ものであり、揺動式下転輪と履帯との間への異物進入を
防止できる装軌式作業車両の走行装置を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1発明は、車体下部に前後方向
に設けた左右1対のトラックフレームを備え、トラック
フレームの下部に複数のダブルボギー式下転輪装置を取
り付け、この複数のダブルボギー式下転輪装置は、それ
ぞれ、トラックフレームの下部に上下揺動自在に取り付
けられた第1アーム部材と、前後方向略中央部が第1ア
ーム部材の先端部に回動自在に取り付けられて、前後両
端部が上下揺動自在とされた第2アーム部材と、第2ア
ーム部材の前後両端部にそれぞれ回動自在に取り付けら
れ、トラックフレームの周囲に回動自在に巻装した履帯
の踏面を転動する前後1対の下転輪とを備えた装軌式作
業車両の走行装置において、第1アーム部材の車両左右
方向の両側面に、前記前後1対の下転輪と履帯の間への
異物進入を防止する1対の第1のガード装置を取り付け
た構成としている。
【0011】第1発明によると、それぞれのダブルボギ
ー式下転輪装置の第1アーム部材の左右側面部(車体内
外側)に個々にガード装置を取り付け、第2アーム部材
の前後両端部に取り付けた1対の下転輪と履帯との間へ
の異物進入を前記ガード装置により防止するので、第1
アーム部材及び第2アーム部材の揺動に伴い下転輪が上
下動しても、確実に異物の侵入が防止される。したがっ
て、ボギー式下転輪を有する走行装置の履帯リンク及び
下転輪の摩耗を防止して耐久性を向上できると共に、履
帯外れも防止できる。
【0012】また第2発明は、第1発明において、前記
第1のガード装置は、側面視で前記第2アーム部材の上
下揺動に伴う前記前後1対の下転輪の少なくとも最外径
の揺動範囲を略全域覆う大きさを有する構成としてい
る。
【0013】第2発明によると、第1アーム部材に取り
付けた前記ガード装置は、第2アーム部材が上下揺動し
ても側面視で下転輪の少なくとも最外径の揺動範囲を略
全域覆っているので、下転輪の上下動に拘わらず異物侵
入の防止が確実にできる。
【0014】第3発明は、第1発明において、前記第1
のガード装置は、略板状に形成され、平坦地で側面視下
端が履帯のリンクピンの略中心高さに位置し、下部に履
帯のリンクをガイドする履帯リンクガイドが取り付けら
れた構成としている。
【0015】第3発明によると、第1のガード装置は略
板状に形成されているので簡単な構造で、安価に製作で
きる。また、平坦地で側面視の該ガード装置の下端が履
帯リンクピンの略中心高さに位置するので、下転輪が下
方に揺動移動しても履帯と下転輪間に異物が進入し難く
なり、簡単な構造で異物進入を防止でき、さらに下部に
取り付けた履帯リンクガイドにより履帯リンクをガイド
して確実に履帯外れを防止できる。
【0016】第4発明は、第1発明において、2組の前
記ダブルボギー式下転輪装置の互いに相異なる第2アー
ム部材に取り付けられた隣接する2つの下転輪間の、ト
ラックフレームの下端部に、左右1対の第2のガイド装
置を取り付けた構成としている。
【0017】第4発明によると、2組のダブルボギー式
下転輪装置の互いに相異なる第2アーム部材に取り付け
られた隣接する2つの下転輪間の隙間を、第2のガイド
装置で覆うことにより、上記隙間からの異物進入が防止
される。したがって、ボギー式下転輪に対応した揺動自
在な前記第1のガード装置とこの固定式の第2のガード
装置との併用により、トラックフレームの全域にわたっ
て異物侵入防止の効果が得られる。
【0018】第5発明は、第4発明において、前記第2
のガイド装置は、平坦地で側面視少なくとも前後両端部
に、隣接するダブルボギー式下転輪装置の第1のガイド
装置との重なり域を有する構成としている。
【0019】第5発明によると、第1のガイド装置と第
2のガイド装置とは平坦地で側面視少なくとも前後両端
部が重なるように構成しているため、第1のガイド装置
が上下揺動しても両者間に隙間が生じることなく、トラ
ックフレームの全域にわたって確実に異物侵入の防止が
できる。尚、重なり域では、第1のガイド装置及び第2
のガイド装置を互いに履帯内外方向にずらすことによ
り、互いの干渉を無くすことができる。
【0020】第6発明は、第1発明から第5発明のいず
れかにおいて、アイドラ及びスプロケットが、トラック
フレームの前後方向略延長線上に、上下方向の取付位置
を固定して取り付けられている。
【0021】第6発明によると、アイドラ及びスプロケ
ットがトラックフレームの前後方向略延長線上に直線的
に取り付けられ、しかも上下方向の取付位置を固定して
いる、即ち従来技術に記載したようなアームにより下転
輪とアイドラとが上下揺動自在に取り付けられた構成を
とってない走行装置において、上述した発明を適用する
ことにより大きな効果が得られる。即ち、アイドラの上
下揺動の影響を受けることなく、常に下転輪は履帯の上
下変化に追従して上下動し、しかも下転輪が上下動して
も揺動自在とされたガード装置が追従してガードし、よ
ってボギー式下転輪を有する装軌式作業車両の走行装置
においても履帯と下転輪との間への異物進入を防止でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施形態を
詳細に説明する。本発明に係る走行装置が適用される装
軌式作業車両として、前記図6に示すようなブルドーザ
を例に挙げて説明する。
【0023】図1は、実施形態の走行装置の側面図であ
る。図1において、装軌式車両は車体下部に、図示のよ
うに履帯6を有する左右1対の走行装置1,1を備えて
いる。走行装置1は、車両前後方向に沿って配設された
トラックフレーム2と、トラックフレーム2の前後両端
部に回動自在に取り付けられたアイドラ3及びスプロケ
ット4とを備えている。また、アイドラ3及びスプロケ
ット4の間で、トラックフレーム2の下部には、上下揺
動自在に、かつ回動自在に支持された前後1対の下転輪
11,11を有する複数の(本例では3組の)ダブルボ
ギー式下転輪装置10と、上下揺動自在に、かつ回動自
在に支持された1つの下転輪11を有するシングルボギ
ー式下転輪装置20とがそれぞれ設けられている。さら
に、各ダブルボギー式下転輪装置10の車両内外側面部
には両側面部を覆い、前後1対の下転輪11,11と履
帯6の間への異物進入を防止する1対の第1のガード装
置30,30を、また走行装置1の前後方向中央部に隣
接して設けた2組のダブルボギー式下転輪装置10,1
0の間には、相隣れる下転輪11,11と履帯6の間へ
の異物進入を防止する1対の第2のガード装置40,4
0を履帯6の幅方向両側に備えている。
【0024】トラックフレーム2の車両前後方向の一端
部には図示しないスプリングを介して前後方向外方に向
けて所定のテンションが掛けられているヨーク2bが前
後方向に移動自在に装着されており、ヨーク2bの先端
部に前記アイドラ3が回動自在に取り付けられている。
【0025】また、トラックフレーム2の車両左右方向
側端部の下部には、左右1対のブラケット2a,2aが
溶接等で一体的に取り付けられている。前記3組のダブ
ルボギー式下転輪装置10の第1揺動ピン15を、前記
左右ブラケット2a,2aに、それぞれの下転輪11よ
りも走行装置1の前後方向中央部寄りにそれぞれ取り付
けている。上記第1揺動ピン15に上下揺動自在に取り
付けられた第1アーム部材12の先端部の車両内外両側
面に、前記前後1対の下転輪11,11間及びこの下転
輪11,11の左右側面部を覆うように前記1対の第1
のガード装置30,30が取り付けられている。また、
走行装置1の前後方向略中央部に近接して取り付けてい
る2つの第1揺動ピン15,15の下方に位置する前記
左右ブラケット2a,2aの下端部に、隣接する2組の
ダブルボギー式下転輪装置10,10間を車体の内外両
側から覆う前記1対の第2のガード装置40,40が設
けられている。
【0026】また、シングルボギー式下転輪装置20は
アイドラ3に最も近い位置に設けられており、その揺動
ピン15aは下転輪11よりもアイドラ3寄りの位置に
取り付けている。トラックフレーム2のアイドラ3側の
一端部の左右下部には1対のガード部材24,24が溶
接等により一体的に取り付けられており、この左右1対
のガード部材24,24はトラックフレーム2の前端部
から後方に向け所定距離にわたってアイドラ3とシング
ルボギー式下転輪装置20の下転輪11との側面部を覆
うように形成されている。左右1対のガード部材24,
24の下端部には、履帯6のリンク7の左右側端部に近
接させてトラックガード25、25がボルトで取り付け
られている。
【0027】そして、これらのダブルボギー式下転輪装
置10及びシングルボギー式下転輪装置20のそれぞれ
の下転輪11は、履板9がボルトで締着された各リンク
7をリンクピン8により環状に連結して構成された履帯
6の前記リンク7の踏面に当接して転動するようになっ
ている。
【0028】図2,図3及び図4により、ダブルボギー
式下転輪装置10、第1のガード装置30、第2のガー
ド装置40、シングルボギー式下転輪装置20の詳細を
それぞれ説明する。図2は走行装置の要部詳細側面図
で、図3は図1のA−A矢視図で、図4は図1のB−B
矢視図である。
【0029】図2及び図4に示すように、ダブルボギー
式下転輪装置10は、トラックフレーム2の車両左右方
向の両側端下部に溶接等で取り付けられた左右1対のブ
ラケット2a,2aに、左右1対の第1揺動ピン15,
15により上下揺動自在に取り付けられた第1アーム部
材12を備えている。左右ブラケット2a,2aの外側
面には、左右1対の第1揺動ピン15,15の外側端部
を覆う抜け止めプレート19(又は図1に示す抜け止め
プレート19a)が取り付けられている。また、図2及
び図3に示すように、第1アーム部材12の先端部左右
には下方に延びた支持部13,13が形成されており、
前記支持部13,13には左右1対の第2アーム部材1
4,14の略中央部がそれぞれ第2揺動ピン16,16
により上下揺動自在に取り付けられ、左右1対の第2ア
ーム部材14,14の前端部間及び後端部間には前後1
対の下転輪11,11がそれぞれピン17,17により
回動自在に取り付けられている。
【0030】第1アーム部材12の先端部上部には弾性
部材18を取り付け、この弾性部材18に対向するトラ
ックフレーム2の下面部位には弾性部材18aを取り付
けている。第1アーム部材12の揺動時に、この弾性部
材18,18aが互いに当接することにより、第1アー
ム部材12の上方への揺動を制限すると共に、走行装置
1が起伏部を乗り上げたり乗り越えた時の下転輪11が
受ける衝撃を吸収するようになっている。
【0031】図2及び図3に示すように、ガード装置3
0は、前記車体内外側に設けた2つの第2揺動ピン1
6,16の端部抜け止めのためにそれぞれ車体内側及び
外側から覆うように設けた中央部材31と、該中央部材
31の前後方向(図2で左右)の両側面に溶接等でそれ
ぞれ固定され、両下転輪11の側面部を覆うように設け
られた側面部材32,32と、該側面部材32,32の
下部にトラックフレーム2の幅方向内側から溶接等で固
定され、両下転輪11間及びその下方を覆うように設け
た下部部材33とを有している。中央部材31は第1ア
ーム部材12の支持部13の外側面部で、前記第2揺動
ピン16の外周近傍にボルト36で取り付けられ、この
状態で下部部材33はその下端が履帯6のリンクピン8
の略中心高さに位置する長さを有する。また、両側面部
材32,32は、1対の下転輪11,11が第2アーム
部材14,14を介して上下揺動する際の揺動範囲を略
全域覆うような大きさを有している。前記ボルト36の
頭部が中央部材31の外面よりも凹んだ位置になるよう
に、中央部材31はボルト孔回りに凹部31aを有して
いる。この凹部31aは、ボルト36の頭部の岩石等と
の接触による摩耗を低減して耐久性を向上する役目を有
している。
【0032】また、支持部13の下端部には下方に突出
した突部13aが形成されており、この突部13aの内
面に当てた断面略L形状の履帯リンクガイド35を突部
13aを介して下部部材33にボルト34で取り付けて
いる。断面略L形状の履帯リンクガイド35は、前記L
形状の一方の部材を上方向きに、かつ他方の部材を外方
向きにして取り付けられる。この左右1対の履帯リンク
ガイド35,35の上方向きの部材は、互いに対向する
面(トラックフレーム2の内方に向く面)にテーパ面を
有しており、このテーパ面を履帯6のリンク7に当接さ
せるようにしている。ボルト34の頭部が下部部材33
の外面よりも凹んだ位置になるように、下部部材33は
ボルト孔回りに凹部を有している。履帯リンクガイド3
5の前記テーパ面は履帯6のリンク7の側端部近傍に位
置し、その下端はリンクピン8の略中心に位置するよう
に設けられる。左右1対の履帯リンクガイド35,35
のテーパ面をリンク7に当接させることにより、履帯6
が左右方向にずれるのを規制している。
【0033】また図2に示すように、走行装置1の前後
方向略中央寄りに隣接して設けられた2組のダブルボギ
ー式下転輪装置10,10の第1揺動ピン15,15は
互いに近接して設けられている。図2及び図4に示すよ
うに、この両組の第1揺動ピン15,15の下方に位置
する左右ブラケット2a,2aの下端部に、ガード装置
40が設けられている。ガード装置40は、取付部材4
1とガードプレート42とを有しており、取付部材41
が左右ブラケット2a,2aの下端部に溶接等により固
定され、取付部材41の内面にガードプレート42を当
ててボルト43で取り付けている。この取り付けた状態
で、ガードプレート42はガード装置30の下部部材3
3よりも内側に位置し、しかも図2に示すように平坦地
ではその前後両端部はガード装置30,30と一部重な
るようになっており、またガードプレート42の下端部
はガード装置30の下部部材33の下端部とほぼ同じ高
さにある。前記ボルト43の頭部が取付部材41の外面
よりも凹んだ位置になるように、取付部材41はボルト
孔回りに凹部41aを有している。尚、本実施形態では
ガードプレート42はガード装置30の下部部材33よ
りも内側に位置するように設けているが、下部部材33
よりも外側に設けても構わない。
【0034】アイドラ3に最も近接した位置に設けられ
たシングルボギー式下転輪装置20は、図2に示すよう
に、第1アーム部材12と同様に、トラックフレーム2
の前端部に設けた左右1対のガード部材24,24に左
右1対の揺動ピン15a,15aにより上下揺動自在に
取り付けられたアーム部材12aを有している。アーム
部材12aの先端下部には、下転輪11がピン17によ
り回動自在に取り付けられている。また、アーム部材1
2aの先端上面には弾性部材18が、この弾性部材18
と対向するトラックフレーム2の下面部位には弾性部材
18aがそれぞれ取り付けられており、これらの弾性部
材18,18aが互いに当接することによりアーム部材
12aの上方への揺動を規制すると共に、走行装置1が
起伏部を乗り上げたり乗り越えた時の下転輪11が受け
る衝撃を吸収するようにしている。さらに、シングルボ
ギー式下転輪装置20の下転輪11の近傍に位置する前
記ガード部材24,24の下部には、この下転輪11の
履帯幅方向の両側面部を覆うカバー22,22が取り付
けられており、ガード部材24,24及びカバー22,
22は該下転輪11の揺動範囲の略全域を覆うように設
けられている。
【0035】次に、以上の構成による作動及び効果を説
明する。ダブルボギー式下転輪装置10のガード装置3
0は、それぞれの第1アーム部材12に取り付けてある
ので、第1アーム部材12が図5に示すように実線で表
される上端位置と2点鎖線で表される下端位置との間を
上下揺動しても、この揺動と共にガード装置30も揺動
し、常に前後1対の下転輪11,11間の隙間及び両下
転輪11,11の前後近傍がガード装置30,30によ
り覆われる。しかも、前後1対の下転輪11,11が第
2揺動ピン16の回りに揺動しても、ガード装置30は
この揺動範囲の略全域を充分にカバーする大きさを有し
ている。したがって、下転輪11が第1アーム部材12
及び第2アーム部材14を介して揺動しても、前後1対
の下転輪11,11間及び両下転輪11,11の前後近
傍から履帯6と下転輪11との間に岩石等の異物が進入
するのを防ぐことができる。これにより、起伏地の走行
時の履帯外れを防止でき、また岩石等異物の進入による
履帯6のリンク7や下転輪11の摩耗を防止して耐久性
を向上できる。
【0036】このとき、ガード装置30の下部部材33
の下端が履帯6のリンクピン8の略中心位置になるよう
に設けられているので、ガード装置30は下転輪11よ
りも低い位置まで延びて異物が進入し難く、異物進入を
確実に防止できる。また、下部部材33の下端部内側に
取り付けた履帯リンクガイド35はそのテーパ面が履帯
6のリンク7の側端部近傍に位置しているため、リンク
7の左右ずれを防止すると共に下部部材33とリンク7
との隙間を塞ぐことができ、下部部材33の下方から前
後1対の下転輪11,11間の隙間に異物が進入するの
を履帯リンクガイド35により防止できる。さらに、前
記テーパ面の下端はリンクピン8の略中心位置まで下が
っているので、下部部材33の下方からの異物進入を確
実に防止できる。
【0037】ガード装置30は中央部材31と側面部材
32,32と下部部材33とによって略板状に形成され
ているので、簡単な構造で安価に製作できる。また、中
央部材31に設けたボルト36用取付孔は、上記ガード
装置30を取り付けていない従来型の走行装置に用いて
いる第2揺動ピン16の抜け止め用プレートの取付孔と
同じ構成(孔径と孔位置)としている。このため、従来
型の走行装置の上記第2揺動ピン16の抜け止め用プレ
ートと本ガード装置30とを容易に交換可能であり、装
軌式作業車両の出荷後に現場で本ガード装置30を取り
付けられるので、保守整備作業が容易である。
【0038】前後2組の上下揺動自在なガード装置3
0,30に挟まれた隙間には固定式のガード装置40を
設け、該隙間を覆うガード装置40のガードプレート4
2は前後のガード装置30の側面部材32,32及び下
部部材33,33とそれぞれ干渉しないようにガード装
置30よりも内側に設けられている。しかも、ガード装
置30が揺動上端位置にあるときにガードプレート42
の前後端部がガード装置30と一部重なるようにしてい
るため、ガード装置30が揺動して下降しても上記の重
なり域を常に確保できる。したがって、ダブルボギー式
下転輪装置10の下転輪11が揺動しても、2組のガー
ド装置30,30に挟まれた隙間をガード装置40によ
り常に覆うことができ、この隙間からの異物進入を防止
できる。また、ガード装置40のガードプレート42の
下端部は、ガード装置30の下部部材33の下端部とほ
ぼ同じ高さ、即ちリンクピン8の略中心位置まで下がっ
ているので、異物の進入をさらに確実に防止できる。さ
らに、本実施形態では、ガード装置40のガードプレー
ト42は前後のガード装置30よりも内側に設けられて
いるため、岩石等との接触によるガードプレート42の
摩耗は少なくなる。
【0039】トラックフレーム2のアイドラ3側の一端
部に取り付けた左右1対のトラックガード25、25
は、履帯6のリンク7を車体の内外両側から挟んでガイ
ドする。また、左右1対のガード部材24,24及びカ
バー22,22はアイドラ3及びシングルボギー式下転
輪装置20の下転輪11の側面部を覆い、アイドラ3と
該下転輪11との隙間から異物が進入するのを防止して
いる。上記のガード装置30、ガード装置40のガード
プレート42、履帯リンクガイド35及びトラックガー
ド25はそれぞれボルト等により着脱自在となっている
ため、摩耗した場合に容易に交換可能である。
【0040】また、アイドラ3はトラックフレーム2の
前後方向延長線上に上下方向取付位置を固定して取り付
けられている、即ち従来技術に記載したような上下揺動
自在なアームに取り付けた構成ではない。このため、ダ
ブルボギー式下転輪装置10及びシングルボギー式下転
輪装置20の下転輪11は、アイドラ3の上下動に影響
を受けることなく、独自に履帯6の上下方向の変化に追
従して揺動でき、しかも第1アーム部材12及び第2ア
ーム部材14により大きなボギーストロークが得られる
ので、履帯6への追従性が非常に優れている。これによ
り、例えば後進時に起伏部に乗り上げた際にスプロケッ
ト4の下部近傍の履帯6が大きく撓んでも、下転輪11
は直ちに履帯6に追従して離れることがない。また、こ
のように独自に上下動可能としたボギー式下転輪を有す
る装軌式作業車両の走行装置において、下転輪11の上
下動に伴い揺動するカバー装置30の装着により、アイ
ドラ3からスプロケット4までのトラックフレーム2全
長にわたって履帯6と下転輪11との間への異物進入を
特に効果的に防止できる。
【0041】これにより、大きな起伏のある凸凹地を走
行しても、下転輪11は履帯6の踏面に追従して当接す
るので乗り上げることがなく、履帯外れの発生を防止で
きると共に乗り心地を向上できる。また、履帯6による
起伏の包み込み量が大きくなり、下転輪11が常に車体
を支持するので、起伏を乗り越えた後の衝撃力を緩和
し、車両の耐久性及び乗り心地を向上できる。さらに、
アイドラ3とスプロケット4間の実接地長が安定するの
で、シュースリップを防止して高牽引力が得られる。
【0042】尚、上記実施形態では、ガード装置40の
ガードプレート42を前後のガード装置30よりも内側
に設けた例で示したが、これに限定されず、ガード装置
30よりも外側に設けてもよい。即ち、ガード装置30
とガード装置40との前記重なり域では、両者を履帯内
外方向にずらすことにより干渉を無くせばよい。
【0043】また、固定式のガード装置40の取付位置
は上記実施形態に限定されない。即ち、上記実施形態で
は、隣接する2組のダブルボギー式下転輪装置10,1
0の第1揺動ピン15を互いに近接して取り付け、両第
1揺動ピン15,15の下方位置に固定式のガード装置
40を取り付けた例で示したが、両第1揺動ピン15,
15の配置に係わりなく、両第1揺動ピン15,15を
互いに反対側に配置した場合、又は一方の第1揺動ピン
15と他方の下転輪11側を近接させて配置した場合に
適用しても構わない。要は、2組のダブルボギー式下転
輪装置10,10の互いに相異なる第2アーム部材14
に取り付けられた隣接する2つの下転輪11,11間
に、固定式のカバー装置40を設ければよい。
【0044】また、上記実施形態には、複数のダブルボ
ギー式下転輪装置10と1つのシングルボギー式下転輪
装置20とを備えた走行装置の例で示したが、本発明は
これに限定されず、全てダブルボギー式下転輪装置10
であってもよいことは勿論である。
【0045】以上説明したように、本発明によると、ボ
ギー式下転輪を有する走行装置において、下転輪の上下
動に伴い上下揺動する各ボギー式下転輪毎のカバー装置
により、下転輪と履帯の間への異物進入を防止するよう
にしたので、下転輪が上下動しても確実に進入防止でき
る。これにより、履帯リンク及び下転輪の摩耗を低減し
て耐久性を大幅に向上できると共に、履帯外れも防止で
きる。また、隣接する2組のボギー式下転輪に挟まれた
隙間を固定式のカバー装置により覆うようにしたので、
上記上下揺動可能なカバー装置との併用によってトラッ
クフレーム全長にわたって異物進入を防止し、上記の履
帯リンク及び下転輪の耐久性向上、履帯外れ防止がより
確実にできる。さらに、アイドラの上下動に影響されず
に独自で上下動するボギー式下転輪を有する走行装置に
本発明を適用することにより、該下転輪の上下動を利用
して確実に異物進入を防止できるので、特に優れた効果
が得られる。この結果、下転輪の履帯への追従性を向上
し、高牽引力が得られると共に、履帯外れの防止、及び
起伏部走行時の衝撃力の緩和による耐久性と乗り心地の
向上が確実にできる装軌式作業車両の走行装置を構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の走行装置の側面図である。
【図2】実施形態の走行装置の要部詳細図である。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】図1のB−B矢視図である。
【図5】ガード装置の作用の説明図である。
【図6】ブルドーザの側面図である。
【図7】第1の従来技術に係る走行装置の側面図であ
る。
【図8】第2の従来技術に係る走行装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
1…走行装置、2…トラックフレーム、2a…ブラケッ
ト、3…アイドラ、4…スプロケット、6…履帯、7…
リンク、8…リンクピン、9…履板、10…ダブルボギ
ー式下転輪装置、11…下転輪、12…第1アーム部
材、12a…アーム部材、13…支持部、13a…突
部、14…第2アーム部材、15…第1揺動ピン、15
a…揺動ピン、16…第2揺動ピン、17…ピン、1
8,18a…弾性部材、19,19a,19b…抜け止
めプレート、20…シングルボギー式下転輪装置、22
…カバー、24…ガード部材、25…トラックガード、
30…ガード装置、31…中央部材、32…側面部材、
33…下部部材、34,36…ボルト、35…履帯リン
クガイド、40…ガード装置、41…取付部材、42…
ガードプレート、43…ボルト、51…カバー、53…
第1アーム、55…第2アーム、54…ガイド部材、5
6…第3アーム、57…細長部材。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体下部に前後方向に設けた左右1対の
    トラックフレーム(2,2)を備え、トラックフレーム(2)の
    下部に複数のダブルボギー式下転輪装置(10)を取り付
    け、この複数のダブルボギー式下転輪装置(10)は、それ
    ぞれ、トラックフレーム(2)の下部に上下揺動自在に取
    り付けられた第1アーム部材(12)と、前後方向略中央部
    が第1アーム部材(12)の先端部に回動自在に取り付けら
    れて、前後両端部が上下揺動自在とされた第2アーム部
    材(14)と、第2アーム部材(14)の前後両端部にそれぞれ
    回動自在に取り付けられ、トラックフレーム(2)の周囲
    に回動自在に巻装した履帯(6)の踏面を転動する前後1
    対の下転輪(11,11)とを備えた装軌式作業車両の走行装
    置において、第1アーム部材(12)の車両左右方向の両側
    面に、前記前後1対の下転輪(11,11)と履帯(6)の間への
    異物進入を防止する1対の第1のガード装置(30,30)を
    取り付けたことを特徴とする装軌式作業車両の走行装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装軌式作業車両の走行装
    置において、 前記第1のガード装置(30,30)は、側面視で前記第2ア
    ーム部材(14)の上下揺動に伴う前記前後1対の下転輪(1
    1,11)の少なくとも最外径の揺動範囲を略全域覆う大き
    さを有することを特徴とする装軌式作業車両の走行装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装軌式作業車両の走行装
    置において、 前記第1のガード装置(30,30)は、略板状に形成され、
    平坦地で側面視下端が履帯(6)のリンクピン(8)の略中心
    高さに位置し、下部に履帯(6)のリンク(7)をガイドする
    履帯リンクガイド(35)が取り付けられたことを特徴とす
    る装軌式作業車両の走行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装軌式作業車両の走行装
    置において、 2組の前記ダブルボギー式下転輪装置(10,10)の互いに
    相異なる第2アーム部材(14)に取り付けられた隣接する
    2つの下転輪(11,11)間の、トラックフレーム(2)の下端
    部に、左右1対の第2のガイド装置(40,40)を取り付け
    たことを特徴とする装軌式作業車両の走行装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の装軌式作業車両の走行装
    置において、 前記第2のガイド装置(40,40)は、平坦地で側面視少な
    くとも前後両端部に、隣接するダブルボギー式下転輪装
    置(10,10)の第1のガイド装置(30,30)との重なり域を有
    することを特徴とする装軌式作業車両の走行装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1つに記載の装
    軌式作業車両の走行装置において、 アイドラ(3)及びスプロケット(4)が、トラックフレーム
    (2)の前後方向略延長線上に、上下方向の取付位置を固
    定して取り付けられていることを特徴とする装軌式作業
    車両の走行装置。
JP2001176336A 2001-06-11 2001-06-11 装軌式作業車両の走行装置 Expired - Fee Related JP4615150B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001176336A JP4615150B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 装軌式作業車両の走行装置
US10/158,064 US6702406B2 (en) 2001-06-11 2002-05-31 Travel gear of crawler work vehicle
CNB021230560A CN1248897C (zh) 2001-06-11 2002-06-11 履带式工程车辆的行走装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001176336A JP4615150B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 装軌式作業車両の走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002362441A true JP2002362441A (ja) 2002-12-18
JP4615150B2 JP4615150B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=19017341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001176336A Expired - Fee Related JP4615150B2 (ja) 2001-06-11 2001-06-11 装軌式作業車両の走行装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6702406B2 (ja)
JP (1) JP4615150B2 (ja)
CN (1) CN1248897C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7338138B2 (en) 2004-08-27 2008-03-04 Komatsu Ltd. Link and producing method of the same
US7744169B2 (en) 2003-10-14 2010-06-29 Komatsu Ltd. Pin assembly of track roller bogie in crawler type traveling apparatus and crawler type traveling apparatus with the assembly

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7025429B2 (en) * 2004-02-10 2006-04-11 Komatsu Ltd. Drive assembly for a track-type vehicle
CN1989797A (zh) * 2005-12-31 2007-07-04 李源湘 四轮二组前后驱动履带式稻麦联合收割机
US7862131B2 (en) * 2007-03-01 2011-01-04 Camoplast Inc. Dual mode undercarriage for tracked vehicle
US20090013660A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-15 John Salazar Operationally Improved Clutch-Driven Landscaping Vehicle
US7980639B2 (en) * 2008-02-11 2011-07-19 Caterpillar Inc. Debris guard for track roller frame and machine using same
US8764128B2 (en) 2010-12-14 2014-07-01 Caterpillar Inc. Track-type machine having undercarriage system with sweeping track shoe
US8833871B2 (en) 2010-12-14 2014-09-16 Caterpillar Inc. Sweeping track shoe for undercarriage system in a track-type machine
US8469465B2 (en) * 2011-04-29 2013-06-25 Deere & Company Bogie undercarriage design with rigidly mounted track roller
US9481411B2 (en) * 2012-06-29 2016-11-01 Caterpillar Inc. Roller for a machine undercarriage
AU2014202781B2 (en) 2013-05-24 2017-07-20 Joy Global Surface Mining Inc Crawler track
CA2871244C (en) * 2013-11-12 2023-05-09 Harnischfeger Technologies, Inc. Guide rail for crawler track
USD748153S1 (en) 2014-05-22 2016-01-26 Harnischfeger Technologies, Inc. Crawler track shoe
CN108639171B (zh) * 2017-02-06 2023-04-14 大连升隆机械有限公司 一种基于侧引导板的履带驱动轮
CN108909862B (zh) * 2017-02-06 2021-03-26 温州泓呈祥科技有限公司 一种防缠绕履带驱动轮机构
CN109703640A (zh) * 2018-11-16 2019-05-03 中国北方车辆研究所 履带式独立行走装置
CN110200768B (zh) * 2019-05-27 2021-03-02 中南大学湘雅医院 一种医用柔性机器人

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970266A (ja) * 1982-10-15 1984-04-20 Komatsu Ltd 装軌式車両の軟式足回り装置
US4553790A (en) * 1982-01-29 1985-11-19 Caterpillar Tractor Co. Flexible dirt guard with back-up plate for track-type vehicle
JPH0721487U (ja) * 1993-09-29 1995-04-18 株式会社小松製作所 装軌式車両の履帯案内装置
JPH0726290U (ja) * 1993-10-20 1995-05-16 セイレイ工業株式会社 移動農機のクロ−ラ式走行装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1992702A (en) * 1934-04-16 1935-02-26 Marion T Koop Dirt guard for track type tractors
US2049693A (en) * 1935-09-14 1936-08-04 Caterpillar Tractor Co Track roller guard
US3053085A (en) 1957-12-26 1962-09-11 Rotron Mfg Co Synchronous torque amplifier
US2989351A (en) * 1960-09-20 1961-06-20 William L Deysher Lateral roller track guide
US3713661A (en) * 1971-05-28 1973-01-30 Avco Corp Mud guard for tandem axle assembly
US3993153A (en) 1975-12-10 1976-11-23 Caterpillar Tractor Co. Bottom guard arrangement for a track-type vehicle
US4097093A (en) 1976-10-26 1978-06-27 Caterpillar Tractor Co. Track guiding means for a track-type vehicle
US4229053A (en) 1978-02-27 1980-10-21 Caterpillar Tractor Co. Track guide assembly
US4283093A (en) 1978-10-23 1981-08-11 Caterpillar Tractor Co. Track adjuster and guard
JPH0726223Y2 (ja) 1989-08-23 1995-06-14 新キャタピラー三菱株式会社 トラックローラガード
JPH10100951A (ja) 1996-09-30 1998-04-21 Hitachi Constr Mach Co Ltd 装軌式車両の下部走行体
US5873424A (en) * 1996-12-11 1999-02-23 Caterpillar Inc. Apparatus for protecting a track assembly of a tractor
US6247547B1 (en) * 1998-04-21 2001-06-19 A.S.V., Inc. Suspension and drive mechanism for a multi-surface vehicle

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4553790A (en) * 1982-01-29 1985-11-19 Caterpillar Tractor Co. Flexible dirt guard with back-up plate for track-type vehicle
JPS5970266A (ja) * 1982-10-15 1984-04-20 Komatsu Ltd 装軌式車両の軟式足回り装置
JPH0721487U (ja) * 1993-09-29 1995-04-18 株式会社小松製作所 装軌式車両の履帯案内装置
JPH0726290U (ja) * 1993-10-20 1995-05-16 セイレイ工業株式会社 移動農機のクロ−ラ式走行装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7744169B2 (en) 2003-10-14 2010-06-29 Komatsu Ltd. Pin assembly of track roller bogie in crawler type traveling apparatus and crawler type traveling apparatus with the assembly
US7338138B2 (en) 2004-08-27 2008-03-04 Komatsu Ltd. Link and producing method of the same

Also Published As

Publication number Publication date
US6702406B2 (en) 2004-03-09
JP4615150B2 (ja) 2011-01-19
CN1248897C (zh) 2006-04-05
US20020185915A1 (en) 2002-12-12
CN1390739A (zh) 2003-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002362441A (ja) 装軌式作業車両の走行装置
JP2001225770A (ja) 装軌車両の走行装置
JP4583940B2 (ja) 装軌車両の走行装置
JPS6127227B2 (ja)
JP5514886B2 (ja) クローラ走行装置
JP3560893B2 (ja) クローラ走行装置
JP4671903B2 (ja) トラックローラガード
WO1997024250A1 (fr) Chenille
JP3006579B2 (ja) 作業車輌の走行装置
JPH063748Y2 (ja) クローラ走行装置の転輪取付部構造
JPS6335035Y2 (ja)
JP5822958B2 (ja) クローラ走行装置
JP3316798B2 (ja) 作業車輌の走行装置
JPH10218045A (ja) 装軌式車両のクローラ装置
JPS6318310Y2 (ja)
KR200470775Y1 (ko) 농작업차의 크롤러 주행장치
JPS6039343Y2 (ja) 装軌車両の足まわり装置
JP3616596B2 (ja) 弾性クローラ
JPH0544236Y2 (ja)
JP2501451Y2 (ja) 移動作業機におけるクロ―ラ走行装置
JP2002331973A (ja) ボギー式下転輪装置及びそれを備えたクローラ式走行装置
JP4664831B2 (ja) クローラ走行装置
JP2021133883A (ja) 作業機械の下部走行体
JPH02204182A (ja) 無限軌道車輌における弾性履帯の脱輪防止方法および装置
JPH0143991Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080131

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees