JP2501451Y2 - 移動作業機におけるクロ―ラ走行装置 - Google Patents
移動作業機におけるクロ―ラ走行装置Info
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- JP2501451Y2 JP2501451Y2 JP1990079147U JP7914790U JP2501451Y2 JP 2501451 Y2 JP2501451 Y2 JP 2501451Y2 JP 1990079147 U JP1990079147 U JP 1990079147U JP 7914790 U JP7914790 U JP 7914790U JP 2501451 Y2 JP2501451 Y2 JP 2501451Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンバイン等の移動作業機において、その
走行車体を支持するクローラ走行装置のうち、前記走行
車体の高さ及び走行車体の左右傾斜を調節するための機
能を備えたクローラ走行装置の改良に関するものであ
る。
走行車体を支持するクローラ走行装置のうち、前記走行
車体の高さ及び走行車体の左右傾斜を調節するための機
能を備えたクローラ走行装置の改良に関するものであ
る。
先行技術としての実開平1-106379号公報や特開平1-29
3283号公報では、前記のように、走行車体の高さ及び走
行車体の左右傾斜を調節するための機能を備えたクロー
ラ走行装置として、左右一対のクローラに対する駆動用
輪体を走行車体側に取付ける一方、前記クローラに対す
る接地用輪体を備えたトラックフレームに前記クローラ
に対する緊張用輪体を設け、前記トラックフレームを前
記走行車体に対して、前後一対の揺動リンクを介して上
下動自在に装着し、この両揺動リンクを揺動回動するこ
とにより、前記トラックフレームを車体に対して上下動
して、走行車体の高さの調節、及び走行車体の左右傾斜
の調節を行うことを提案している。
3283号公報では、前記のように、走行車体の高さ及び走
行車体の左右傾斜を調節するための機能を備えたクロー
ラ走行装置として、左右一対のクローラに対する駆動用
輪体を走行車体側に取付ける一方、前記クローラに対す
る接地用輪体を備えたトラックフレームに前記クローラ
に対する緊張用輪体を設け、前記トラックフレームを前
記走行車体に対して、前後一対の揺動リンクを介して上
下動自在に装着し、この両揺動リンクを揺動回動するこ
とにより、前記トラックフレームを車体に対して上下動
して、走行車体の高さの調節、及び走行車体の左右傾斜
の調節を行うことを提案している。
しかし、これらの先行技術におけるクローラ装置は、
前記走行車体に対して水平横向きに延びるように軸支し
た支持軸の一端を、走行車体の側面からクローラ内に向
かって外向きに突出して、該支持軸の先端における自由
端に対して、前記揺動リンクの基端(上端)におけるボ
ス部を嵌着すると言う構成にしている。
前記走行車体に対して水平横向きに延びるように軸支し
た支持軸の一端を、走行車体の側面からクローラ内に向
かって外向きに突出して、該支持軸の先端における自由
端に対して、前記揺動リンクの基端(上端)におけるボ
ス部を嵌着すると言う構成にしている。
従って、両揺動リンクを走行車体に対して揺動自在に
支持する支持軸が、いわゆる片持ち支持の構造で剛性が
低くて、当該支持軸及びその軸受部を相当頑丈なものに
構成しなければならないから、重量の増大及び大型化を
招来し、しかも、製造価格がアップすると言う問題があ
った。
支持する支持軸が、いわゆる片持ち支持の構造で剛性が
低くて、当該支持軸及びその軸受部を相当頑丈なものに
構成しなければならないから、重量の増大及び大型化を
招来し、しかも、製造価格がアップすると言う問題があ
った。
また、支持軸に対して揺動リンクのボス部を回動自在
に被嵌している箇所が無端クローラ内の上部側に配置さ
れるので、クローラにより持ち運ばれた泥土が、前記ボ
ス部と支持軸とに隙間に入り込み易くなる。これを防止
するために前記回動部分との間に別途のシール部品を必
要とする等の製造コストが掛かるという問題もあった。
に被嵌している箇所が無端クローラ内の上部側に配置さ
れるので、クローラにより持ち運ばれた泥土が、前記ボ
ス部と支持軸とに隙間に入り込み易くなる。これを防止
するために前記回動部分との間に別途のシール部品を必
要とする等の製造コストが掛かるという問題もあった。
本考案は、これらの問題を解消したクローラ走行装置
を提供することを技術的課題とするものである。
を提供することを技術的課題とするものである。
この技術的課題を達成するため本考案は、クローラの
前端部に対する駆動用輪体を走行車体側に取付ける一
方、前記クローラの後端部に対する緊張用輪体を、前記
クローラに対する接地用輪体を備えたトラックフレーム
側に取付け、基端ボス部が前記走行車体側に設けた支持
軸を介して枢着され、且つ先端が前記トラックフレーム
に枢着された揺動リンクにて、前記走行車体に対して前
記トラックフレームを、上下動可能に設けて成るクロー
ラ走行装置において、断面下向きコ字状の横部材を、前
記走行車体に、その走行方向に対して横方向に延びるよ
うに固定し、該横部材を、その左右両端が前記クローラ
内に突出するように臨ませ、横部材に対してその下向き
コ字状の空間内に沿って配置され且つ左右両端部位が支
持された支持軸に、前記揺動リンクにおける基端ボス部
を回動自在に被嵌したものである。
前端部に対する駆動用輪体を走行車体側に取付ける一
方、前記クローラの後端部に対する緊張用輪体を、前記
クローラに対する接地用輪体を備えたトラックフレーム
側に取付け、基端ボス部が前記走行車体側に設けた支持
軸を介して枢着され、且つ先端が前記トラックフレーム
に枢着された揺動リンクにて、前記走行車体に対して前
記トラックフレームを、上下動可能に設けて成るクロー
ラ走行装置において、断面下向きコ字状の横部材を、前
記走行車体に、その走行方向に対して横方向に延びるよ
うに固定し、該横部材を、その左右両端が前記クローラ
内に突出するように臨ませ、横部材に対してその下向き
コ字状の空間内に沿って配置され且つ左右両端部位が支
持された支持軸に、前記揺動リンクにおける基端ボス部
を回動自在に被嵌したものである。
このように構成すると、走行車体に対して揺動リンク
を支持する支持軸の左右両端部位は、走行車体に固定し
た断面下向きの横部材の下面側において、いわゆる両端
支持されることになり、揺動リンクにおける基端ボス部
は、前記支持軸における両端支持部より内方において回
動自在に被嵌される。
を支持する支持軸の左右両端部位は、走行車体に固定し
た断面下向きの横部材の下面側において、いわゆる両端
支持されることになり、揺動リンクにおける基端ボス部
は、前記支持軸における両端支持部より内方において回
動自在に被嵌される。
従って、横部材に対して前記支持軸を、両端支持に構
成することができて、その部分における強度を大幅に向
上することができる。また、支持軸及び揺動リンクの基
端ボス部は、横部材における断面下向きコ字状の空間内
に配置されることになるから、横部材の上側を通過する
クローラにより持ち運ばれた泥土が当該横部材に遮られ
て、前記ボス部と支持軸との隙間に直接入り込むことを
防止することができるのである。
成することができて、その部分における強度を大幅に向
上することができる。また、支持軸及び揺動リンクの基
端ボス部は、横部材における断面下向きコ字状の空間内
に配置されることになるから、横部材の上側を通過する
クローラにより持ち運ばれた泥土が当該横部材に遮られ
て、前記ボス部と支持軸との隙間に直接入り込むことを
防止することができるのである。
従って本考案によると、前記揺動リンクを走行車体に
対して支持する部分を、先行技術のものよりも小型・軽
量化でき、ひいては、クローラ走行装置の小型・軽量化
を図ることができると共に、前記基端ボス部と支持軸と
の間に特別のシールを必要とせず、クローラ走行装置の
製造コストを大幅に低減できる効果を有する。
対して支持する部分を、先行技術のものよりも小型・軽
量化でき、ひいては、クローラ走行装置の小型・軽量化
を図ることができると共に、前記基端ボス部と支持軸と
の間に特別のシールを必要とせず、クローラ走行装置の
製造コストを大幅に低減できる効果を有する。
ところで、走行車体に対してトラックフレームが、少
なくとも前後一対の揺動リンクにて上下動可能に可能に
装着されている場合、請求項2、請求項3及び請求項4
のように、本考案を、前部揺動リンク及び後部揺動リン
クのうちいずれか一方又は両方に適用するように構成し
ても良いのであり、その作用・効果は請求項1記載の考
案と略同じである。
なくとも前後一対の揺動リンクにて上下動可能に可能に
装着されている場合、請求項2、請求項3及び請求項4
のように、本考案を、前部揺動リンク及び後部揺動リン
クのうちいずれか一方又は両方に適用するように構成し
ても良いのであり、その作用・効果は請求項1記載の考
案と略同じである。
また、前部揺動リンクに対して本考案を適用する場合
には、請求項5のように、当該前部揺動リンクに対する
横部材に、クローラの前端部に対する駆動用輪体を支持
するミッションファイナルを取付けることにより、前記
横部材を、前部揺動リンクの支持と、駆動用輪体のミッ
ションファイナルの支持とに兼用できるから、これらの
部分に構造の簡単化と、小型・軽量化とを図ることがで
きる。
には、請求項5のように、当該前部揺動リンクに対する
横部材に、クローラの前端部に対する駆動用輪体を支持
するミッションファイナルを取付けることにより、前記
横部材を、前部揺動リンクの支持と、駆動用輪体のミッ
ションファイナルの支持とに兼用できるから、これらの
部分に構造の簡単化と、小型・軽量化とを図ることがで
きる。
更にまた、後部揺動リンクに対して本考案を適用する
場合には、請求項6のように、当該後部揺動リンクに対
する横部材に、クローラの上側に対するガイド用のキャ
リアローラを取付けることにより、前記横部材を、後部
揺動リンクの支持と、キャリアローラの支持とに兼用で
きるから、これらの部分に構造の簡単化と、小型・軽量
化とを図ることができる。
場合には、請求項6のように、当該後部揺動リンクに対
する横部材に、クローラの上側に対するガイド用のキャ
リアローラを取付けることにより、前記横部材を、後部
揺動リンクの支持と、キャリアローラの支持とに兼用で
きるから、これらの部分に構造の簡単化と、小型・軽量
化とを図ることができる。
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
図において、符号1はコンバインを示し、該コンバイ
ン1は、走行車体2を支持するクローラ走行装置3と、
前記走行車体2の上面に搭載した脱穀装置4と、前記走
行車体2の前部に昇降動可能に装着した刈取前処理装置
5とによって構成されている。
ン1は、走行車体2を支持するクローラ走行装置3と、
前記走行車体2の上面に搭載した脱穀装置4と、前記走
行車体2の前部に昇降動可能に装着した刈取前処理装置
5とによって構成されている。
前記クローラ走行装置2は、左右一対のクローラ6
と、これら両クローラ6の内部に配設したトラックフレ
ーム7とによって構成され、前記両クローラ6は、その
前端部が、前記走行車体2に取付けしたミッションケー
ス8から突出するミッションファイナル9の先端におけ
る駆動用輪体10に、後端部が、前記トラックフレーム7
の後端部にテンション機構11(詳しくは後述する)を介
して取付けた緊張用輪体12に対して各々巻掛けされ、ま
た、前記トラックフレーム7には、前記クローラ6に対
する複数個の接地用輪体13が取付けられていると共に、
両端に接地用輪体14,15を備えた天秤型リンク16が、ピ
ン軸17にて回動自在に枢着されている。
と、これら両クローラ6の内部に配設したトラックフレ
ーム7とによって構成され、前記両クローラ6は、その
前端部が、前記走行車体2に取付けしたミッションケー
ス8から突出するミッションファイナル9の先端におけ
る駆動用輪体10に、後端部が、前記トラックフレーム7
の後端部にテンション機構11(詳しくは後述する)を介
して取付けた緊張用輪体12に対して各々巻掛けされ、ま
た、前記トラックフレーム7には、前記クローラ6に対
する複数個の接地用輪体13が取付けられていると共に、
両端に接地用輪体14,15を備えた天秤型リンク16が、ピ
ン軸17にて回動自在に枢着されている。
前記走行車体2における前部及び後部には、断面下向
きコ字状に形成した横部材18,19を、当該両横部材18,19
における左右両側先端が、前記クローラ6内に突出する
ように設けて、この両横部材18,19における断面下向き
コ字状の空間内(横部材の下面側)に、各々支持軸20,2
1を、当該各横部材18,19と平行に延びるように配設し
て、これら両支持軸20,21を、その左右両側端部におけ
る軸受体23,24及び中央部における支持ブラケット25を
介して、各横部材18,19に対して着脱自在に取付ける一
方、前記両横部材18,19のうち前部横部材18の左右両側
端部に、前記ミッションケース8から突出するミッショ
ンファイナル9の先端部を、ブラケット22を介して着脱
自在に取付けし、更に、前記両横部材18,19のうち後部
横部材19の両先端部に、前記クローラ6の上側に対する
ガイド用キャリアローラ26を取付ける。
きコ字状に形成した横部材18,19を、当該両横部材18,19
における左右両側先端が、前記クローラ6内に突出する
ように設けて、この両横部材18,19における断面下向き
コ字状の空間内(横部材の下面側)に、各々支持軸20,2
1を、当該各横部材18,19と平行に延びるように配設し
て、これら両支持軸20,21を、その左右両側端部におけ
る軸受体23,24及び中央部における支持ブラケット25を
介して、各横部材18,19に対して着脱自在に取付ける一
方、前記両横部材18,19のうち前部横部材18の左右両側
端部に、前記ミッションケース8から突出するミッショ
ンファイナル9の先端部を、ブラケット22を介して着脱
自在に取付けし、更に、前記両横部材18,19のうち後部
横部材19の両先端部に、前記クローラ6の上側に対する
ガイド用キャリアローラ26を取付ける。
符号27は、下端を前記トラックフレーム7にピン28に
て回動自在に枢着した前部揺動リンクを、符号29は、下
端を前記トラックフレーム7にピン30にて回動自在に枢
着した後部揺動リンクを各々示す。この場合において、
前記各揺動リンク27,29は、下向き凸に湾曲している。
て回動自在に枢着した前部揺動リンクを、符号29は、下
端を前記トラックフレーム7にピン30にて回動自在に枢
着した後部揺動リンクを各々示す。この場合において、
前記各揺動リンク27,29は、下向き凸に湾曲している。
前記前部揺動リンク27の上端に一体的に形成した基端
ボス部31を、前記両支持軸20,21のうち前部支持軸20に
対して、その各軸受部23,24、支持ブラケット25の間の
部位において回動自在に被嵌する一方、前記後部揺動リ
ンク29の上端に一体的に形成した基端ボス部32を、前記
両支持軸20,21のうち後部支持軸21に対して、その各軸
受部23,24支持ブラケット25の間の部位において回動自
在に被嵌する。
ボス部31を、前記両支持軸20,21のうち前部支持軸20に
対して、その各軸受部23,24、支持ブラケット25の間の
部位において回動自在に被嵌する一方、前記後部揺動リ
ンク29の上端に一体的に形成した基端ボス部32を、前記
両支持軸20,21のうち後部支持軸21に対して、その各軸
受部23,24支持ブラケット25の間の部位において回動自
在に被嵌する。
前記前部揺動リンク27における基端ボス部31、及び後
部揺動リンク29における基端ボス部32には、前記各横部
材18,19に穿設した孔33,34から上向きに突出する揺動ア
ーム部材35,36を各々一体的に形成して、前部揺動リン
ク27における揺動アーム部材35と、後部揺動リンク29に
おける揺動アーム部材36との間を、ロッド部材37を介し
て連結する一方、前記後部揺動リンク29における揺動ア
ーム部材36と、前記走行車体2との間に油圧シリンダ機
構38を設けて、この油圧シリンダ機構38によって、前記
前後一対の両揺動リンク27,28を一斉に揺動回動するよ
うに構成する。
部揺動リンク29における基端ボス部32には、前記各横部
材18,19に穿設した孔33,34から上向きに突出する揺動ア
ーム部材35,36を各々一体的に形成して、前部揺動リン
ク27における揺動アーム部材35と、後部揺動リンク29に
おける揺動アーム部材36との間を、ロッド部材37を介し
て連結する一方、前記後部揺動リンク29における揺動ア
ーム部材36と、前記走行車体2との間に油圧シリンダ機
構38を設けて、この油圧シリンダ機構38によって、前記
前後一対の両揺動リンク27,28を一斉に揺動回動するよ
うに構成する。
このように、油圧シリンダ機構38によって、前後一対
の両揺動リンク27,28を一斉に揺動回動することによ
り、トラックフレーム7を、図に二点鎖線で示すよう
に、走行車体2に対して上下動することができるから、
走行車体の高さの調節、及び走行車体の左右傾斜の調節
を行うことができるのである。
の両揺動リンク27,28を一斉に揺動回動することによ
り、トラックフレーム7を、図に二点鎖線で示すよう
に、走行車体2に対して上下動することができるから、
走行車体の高さの調節、及び走行車体の左右傾斜の調節
を行うことができるのである。
なお、前記テンション機構11は、第6図及び第7図に
示すように構成されている。
示すように構成されている。
すなわち、このテンション機構11は、トラックフレー
ム7における後端部の外側面から外向きに一体的に突出
した中空状ブラケット部材11aに、二本のガイド軸11b,1
1cを前後方向に摺動自在に支持して、この両ガイド軸11
b,11cの後端間に、緊張用輪体12を装着する一方、前記
両ガイド軸11b,11cの前端間に、断面コ字状の押え部材1
1dを装架し、該押え部材11dを、当該押え部材11dを貫通
して前記ブラケット部材11aに対して螺着したボルト11e
によって、前記ブラケット部材11aに向かって近づくよ
うに締め付けることにより、前記クローラ6を緊張する
と言う構成になっている。
ム7における後端部の外側面から外向きに一体的に突出
した中空状ブラケット部材11aに、二本のガイド軸11b,1
1cを前後方向に摺動自在に支持して、この両ガイド軸11
b,11cの後端間に、緊張用輪体12を装着する一方、前記
両ガイド軸11b,11cの前端間に、断面コ字状の押え部材1
1dを装架し、該押え部材11dを、当該押え部材11dを貫通
して前記ブラケット部材11aに対して螺着したボルト11e
によって、前記ブラケット部材11aに向かって近づくよ
うに締め付けることにより、前記クローラ6を緊張する
と言う構成になっている。
また、コンバイン1における刈取前処理装置5を、走
行車体2に対して上下昇降動するに際しては、その上下
昇降用の油圧シリンダ機構39等の昇降機構を、第3図及
び第4図に二点鎖線で示すように、前記前部揺動リンク
27における揺動アーム部材35と、走行車体2における縦
部材2aとの間の部位に配設する。
行車体2に対して上下昇降動するに際しては、その上下
昇降用の油圧シリンダ機構39等の昇降機構を、第3図及
び第4図に二点鎖線で示すように、前記前部揺動リンク
27における揺動アーム部材35と、走行車体2における縦
部材2aとの間の部位に配設する。
更にまた、前記走行車体2における縦部材2aには、第
8図〜第10図に示すように断面逆L字状に形成したブラ
ケット部材40を、これに穿設の長溝孔に挿入したボルト
41にて前後方向に移動調節可能に装着し、このブラケッ
ト部材40の内面に、前記油圧シリンダ機構38における上
限センサー42と下限センサー43とを設けて、これら両セ
ンサー42,43によって、前記トラックフレーム7におけ
る上下動を規制するように構成する。
8図〜第10図に示すように断面逆L字状に形成したブラ
ケット部材40を、これに穿設の長溝孔に挿入したボルト
41にて前後方向に移動調節可能に装着し、このブラケッ
ト部材40の内面に、前記油圧シリンダ機構38における上
限センサー42と下限センサー43とを設けて、これら両セ
ンサー42,43によって、前記トラックフレーム7におけ
る上下動を規制するように構成する。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコンバインの斜
視図、第2図はクローラ装置の正面図、第3図はクロー
ラ装置の平面図、第4図は第2図のIV-IV視拡大断面
図、第5図は第3図のV−V視断面図、第6図はテンシ
ョン機構の平面図、第7図は第6図のVII-VII視断面
図、第8図はトラックフレームの上下動規制機構の平面
図、第9図は第8図の側面図、第10図は第8図のX−X
視断面図である。 1……コンバイン、2……走行車体、3……クローラ走
行装置、6……クローラ、7……トラックフレーム、8
……ミッションケース、9……ミッションファイナル、
10……駆動用輪体、11……テンション機構、12……緊張
用輪体、13,14,15……接地用輪体、18,19……横部材、2
0,21……支持軸、22……ブラケット、23,24……軸受
体、26……キャリアローラ、27,29……揺動リンク、31,
32……基端ボス部、35,36……揺動アーム部材、38……
油圧シリンダ機構。
視図、第2図はクローラ装置の正面図、第3図はクロー
ラ装置の平面図、第4図は第2図のIV-IV視拡大断面
図、第5図は第3図のV−V視断面図、第6図はテンシ
ョン機構の平面図、第7図は第6図のVII-VII視断面
図、第8図はトラックフレームの上下動規制機構の平面
図、第9図は第8図の側面図、第10図は第8図のX−X
視断面図である。 1……コンバイン、2……走行車体、3……クローラ走
行装置、6……クローラ、7……トラックフレーム、8
……ミッションケース、9……ミッションファイナル、
10……駆動用輪体、11……テンション機構、12……緊張
用輪体、13,14,15……接地用輪体、18,19……横部材、2
0,21……支持軸、22……ブラケット、23,24……軸受
体、26……キャリアローラ、27,29……揺動リンク、31,
32……基端ボス部、35,36……揺動アーム部材、38……
油圧シリンダ機構。
Claims (6)
- 【請求項1】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された揺動リンクにて、前
記走行車体に対して前記トラックフレームを、上下動可
能に設けて成るクローラ走行装置において、断面下向き
コ字状の横部材を、前記走行車体に、その走行方向に対
して横方向に延びるように固定し、該横部材を、その左
右両端が前記クローラ内に突出するように臨ませ、横部
材に対してその下向きコ字状の空間内に沿って配置され
且つ左右両端部位が支持された支持軸に、前記揺動リン
クにおける基端ボス部を回動自在に被嵌したことを特徴
とする移動作業機におけるクローラ走行装置。 - 【請求項2】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された少なくとも前後一対
の揺動リンクにて、前記走行車体に対して前記トラック
フレームを、上下動可能に設けて成るクローラ走行装置
において、前記走行車体には、前記各揺動リンクのうち
前側に位置する前部揺動リンクの箇所に、断面下向きコ
字状の横部材を、前記走行車体の走行方向に対して横方
向に延びるように固定し、該横部材を、その左右両端が
前記クローラ内に突出するように臨ませ、横部材に対し
てその下向きコ字状の空間内に沿って配置され且つ左右
両端部位が支持された支持軸に、前記前部揺動リンクに
おける基端ボスを回動自在に被嵌したことを特徴とする
移動作業機におけるクローラ走行装置。 - 【請求項3】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された少なくとも前後一対
の揺動リンクにて、前記走行車体に対して前記トラック
フレームを、上下動可能に設けて成るクローラ走行装置
において、前記走行車体には、前記各揺動リンクのうち
後側に位置する後部揺動リンクの箇所に、断面下向きコ
字状の横部材を、前記走行車体の走行方向に対して横方
向に延びるように固定し、該横部材を、その左右両端が
前記クローラ内に突出するように臨ませ、横部材に対し
てその下向きコ字状の空間内に沿って配置され且つ左右
両端部位が支持された支持軸に、前記後部揺動リンクに
おける基端ボス部を回動自在に被嵌したことを特徴とす
る移動作業機におけるクローラ走行装置。 - 【請求項4】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された少なくとも前後一対
の揺動リンクにて、前記走行車体に対して前記トラック
フレームを、上下動可能に設けて成るクローラ走行装置
において、前記走行車体には、前記各揺動リンクの箇所
に、断面下向きコ字状の横部材を、前記走行車体の走行
方向に対して横方向に延びるように固定し、該横部材
を、その左右両端が前記クローラ内に突出するように臨
ませ、横部材に対してその下向きコ字状の空間内に沿っ
て配置され且つ左右両側部位が支持された支持軸に、前
記各揺動リンクにおける基端ボス部を回動自在に被嵌し
たことを特徴とする移動作業機におけるクローラ走行装
置。 - 【請求項5】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された少なくとも前後一対
の揺動リンクにて、前記走行車体に対して前記トラック
フレームを、上下動可能に設けて成るクローラ走行装置
において、前記走行車体には、前記各揺動リンクのうち
前側に位置する前部揺動リンクの箇所に、断面下向きコ
字状の横部材を、前記走行車体の走行方向に対して横方
向に延びるように固定し、該横部材を、その左右両端が
前記クローラ内に突出するように臨ませ、横部材に対し
てその下向きコ字状の空間内に沿って配置され且つ左右
両側部位が支持された支持軸に、前記前部揺動リンクに
おける基端ボス部を回動自在に被嵌する一方、前記横部
材に、前記駆動用輪体を支持するミッションファイナル
を取付けたことを特徴とする移動作業機におけるクロー
ラ走行装置。 - 【請求項6】クローラの前端部に対する駆動用輪体を走
行車体側に取付ける一方、前記クローラの後端部に対す
る緊張用輪体を、前記クローラに対する接地用輪体を備
えたトラックフレーム側に取付け、基端ボス部が前記走
行車体側に設けた支持軸を介して枢着され、且つ先端が
前記トラックフレームに枢着された少なくとも前後一対
の揺動リンクにて、前記走行車体に対して前記トラック
フレームを、上下動可能に設けて成るクローラ走行装置
において、前記走行車体には、前記各揺動リンクのうち
後側に位置する後部揺動リンクの箇所に、断面下向きコ
字状の横部材を、前記走行車体の走行方向に対して横方
向に延びるように固定し、該横部材を、その左右両端が
前記クローラ内に突出するように臨ませ、横部材に対し
てその下向きコ字状の空間内に沿って配置され且つ左右
両側部位が支持された支持軸に、前記後部揺動リンクに
おける基端ボス部を回動自在に被嵌する一方、前記横部
材に、前記クローラの上側に対するガイド用のキャリア
ローラを取付けたことを特徴とする移動作業機における
クローラ走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990079147U JP2501451Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 移動作業機におけるクロ―ラ走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990079147U JP2501451Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 移動作業機におけるクロ―ラ走行装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437085U JPH0437085U (ja) | 1992-03-27 |
JP2501451Y2 true JP2501451Y2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=31623051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990079147U Expired - Fee Related JP2501451Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | 移動作業機におけるクロ―ラ走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2501451Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2688059B2 (ja) * | 1988-05-20 | 1997-12-08 | ヤンマー農機株式会社 | 履帯式走行車両における履帯式走行装置の昇降装置 |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP1990079147U patent/JP2501451Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0437085U (ja) | 1992-03-27 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |