JPH0544236Y2 - - Google Patents

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JPH0544236Y2
JPH0544236Y2 JP1986151975U JP15197586U JPH0544236Y2 JP H0544236 Y2 JPH0544236 Y2 JP H0544236Y2 JP 1986151975 U JP1986151975 U JP 1986151975U JP 15197586 U JP15197586 U JP 15197586U JP H0544236 Y2 JPH0544236 Y2 JP H0544236Y2
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supported
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はゴムクローラーを走行装置としたコン
バインや運搬車等において、振動や脱輪を防止す
るための下部ローラーの支持構造に関するもので
ある。
(ロ) 従来技術 従来のクローラー式走行装置において下部ロー
ラー2を支持する構成は、第8図に示すようにト
ラツクフレーム6の下面に軸受体を設け、ベアリ
ング20を介して下部ローラー2の支持軸21を
軸支したり、支持軸21を機体内方へ延長して、
端部をトラツクフレーム6にて軸支したりしてい
たのである。また、第9図に示すように振動を吸
収するためにL字形に曲げた支持軸22の一端に
下部ローラー2を枢支し、他端にスプリング23
を嵌挿してトラツクフレーム6に軸支し、該支持
軸22を前後に回動可能として振動を吸収する構
成としていたのである。
また、下部ローラーの支持軸を上下に昇降可能
とした技術としては、実開昭54−47742号公報に
記載の如き技術が公知とされているのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記第8図のような構成であると、凹
凸の多い地表を走行したときには振動が直接フレ
ームを介して運転席に伝わり、大変乗り心地が悪
かつたのである。また、第9図のように昇降可能
に構成して振動の改善を行つた場合においては、
傾斜地等を走行した場合には脱輪を起こし易かつ
たのである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案はこのような不具合を解消するために、
次のように構成したものである。
駆動スプロケツトと遊転輪間に無限軌道帯を巻
回し、上部ローラー及び複数の下部ローラーにて
該無限軌道帯をガイドする構成において、下部ロ
ーラーの支持軸を支持体により片持支持し、該支
持体を上下方向に移動可能とすると共に、かつ左
右方向にも回動可能に支持し、該支持体を介して
下部ローラーをトラツクフレームに支持装着した
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明する。
第1図は本考案のクローラー式走行装置の片側
平面図、第2図は同じく側面図、第3図は同じく
正面断面図、第4図は他の実施例を示す側面図、
第5図はコイルスプリングを用いた場合の側面断
面図、第6図は同じく正面一部断面図、第7図は
本考案のクローラー式走行装置を利用したコンバ
イン全体側面図である。
第1図、第2図及び第7図において説明する。
本考案のクローラー式走行装置C上に刈取装置
A、運転席B、脱穀装置D等が載置され、クロー
ラー式走行装置Cのトラツクフレーム6の前端に
はプレート12、シヤフト13、ステー11を介
してミツシヨンケース下端より両側に突出した駆
動軸7が支持されている。
該駆動軸7の両端に駆動スプロケツト1が固設
されている。該駆動スプロケツト1の突部は無限
軌道帯5の中央部に一定間隔をおいて穿設された
駆動孔5aに嵌入し、無限軌道帯5に回動力を伝
えているのである。
トラツクフレーム6の中央部には架台14を設
けて、上部ローラー4を回転自在に支持し、トラ
ツクフレーム6の後方上部には、前後に摺動可能
な調節杆15を突出し、後端に遊転輪3を軸支し
ている。これら駆動スプロケツト1、上部ローラ
ー4、遊転輪3及び後述する下部ローラー2にゴ
ム等の弾性体で構成された無限軌道帯5が巻回さ
れ、前記調節杆15を調節することにより、遊転
輪3が前後動し無限軌道帯5が緊張される。
該無限軌道帯5の内側には突起5b,5b…が
突出され、駆動スプロケツト1及び遊転輪3は突
起5b,5bの間を案内し、また上部ローラー4
及び下部ローラー2,2…の凹部は、突起5b,
5bの外側を案内して無限軌道帯5が外れないよ
うにしている。
本考案の要部である下部ローラー2の支持構成
は、第2図、第3図に示すように、支持軸9によ
る片持支持としている。即ち、支持軸9は一側
で、下部ローラー2を回動自在に軸支し、他側は
トラツクフレーム6の開口孔6aよりトラツクフ
レーム6内に吊設した支持体17を貫通し、他端
を波形の板バネ16の上頂部に嵌挿してボルト1
9にて固定されている。24は受板である。
即ち、支持体17はトラツクフレーム6内に内
装されており、該支持体17に枢支されたピン2
5の部分が摺動ガイド40の上部溝内に嵌装され
て、ピン25と支持体17が一体的に、上下に昇
降可能とされている。
該支持体17は上部のピン25の部分が上下に
昇降すると共に、ピン25を中心に左右への回動
を可能とし、支持体17の下部にピン25と直交
して支持軸9を嵌挿している。
そして、支持軸9端部に板バネ16を固設して
通常は支持軸9が水平で、正常な位置に支持軸9
が位置するように、バランスを保たせている。該
板バネ16は波形に構成した一枚の鋼板であり、
両端をボルト26,26にてトラツクフレーム6
に固定し、中間部にある下頂部をピン27,27
…にてトラツクフレーム6に固定している。尚、
該板バネ16をトーシヨンバーにて構成しても可
能である。
第4図は複数配置した下部ローラー2の一つ一
つに対して一組の板バネ16′を設けたものであ
り、トラツクフレーム6への支持構成は前記と同
様であり、下部ローラー2の各々が他のローラー
の影響を受けずに独立して振動を吸収し、また、
メンテナンスもそれぞれ別々にできるようにした
ものである。
第5図、第6図はコイルスプリング30を使用
した場合の実施例であり、下部ローラー2を支持
する支持軸9の他端は支持体17に固設され、該
支持体17上部には平行に配置したプレート17
a,17aが固設され、支持軸9に直交したピン
31を軸支している。該ピン31は支持杆32下
端に固設したパイプ32aを外嵌して左右に回動
可能とし、該支持杆31はコイルスプリング30
を嵌挿してトラツクフレーム6を貫通し、上端を
係止リング33にて係止し、上下に昇降可能とし
ている。
(ヘ) 考案の作用 このように構成すると第1図〜第4図の場合、
傾斜地等左右に傾倒した場合においては、ピン2
5を中心に下部ローラー2が回動して板バネ16
のバネ力と均衡した位置で止まり、通常の水平走
行に戻ると、板バネ16の復元力により元に戻る
のである。また、圃場に凹凸がある場合には板バ
ネ16が湾曲して上下動してその振動を吸収する
のである。
また、第5図、第6図の場合、傾斜地等におい
てはピン31を中心に回動し、コイルスプリング
30のバネ力と均衡な位置で止まり、水平走行に
戻ると、プレート17aを付勢して元に戻る。ま
た、上下動に対しては支持杆32が上下動し、コ
イルスプリング30により振動が吸収されるので
ある。
(ト) 考案の効果 以上のような構成・作用により、本考案は次の
ような効果が得られるのである。
第1に、下部のローラー2の支持軸9を左右に
回動可能とすると共に、上下に昇降可能としたの
で、地表の凹凸に対する振動を吸収することがで
き、乗り心地を改善することができたのである。
また、傾斜地の走行においても下部ローラーも傾
くので脱輪等の不具合を解消したのである。
第2に、支持軸9を支持体17に対して、片持
支持した状態で、支持体17を左右回動を可能と
し、かつ昇降可能とする機構を簡単に構成するこ
とが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクローラー式走行装置片側平
面図、第2図は同じく側面図、第3図は同じく正
面断面図、第4図は他の実施例を示す側面図、第
5図はコイルスプリングを用いた場合の側面断面
図、第6図は同じく正面図一部断面図、第7図は
本考案のクローラー式走行装置を利用したコンバ
イン全体側面図、第8図、第9図は従来の下部ロ
ーラー支持構造を示す正面図一部断面図である。 1……駆動スプリング、2……下部ローラー、
3……遊転輪、4……上部ローラー、5……無限
軌道帯、6……トラツクフレーム、16……板バ
ネ、17……支持体、40……摺動ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動スプロケツトと遊転輪間に無限軌道帯を巻
    回し、上部ローラー及び複数の下部ローラーにて
    該無限軌道帯をガイドする構成において、下部ロ
    ーラーの支持軸を支持体により片持支持し、該支
    持体を上下方向に移動可能とすると共に、かつ左
    右方向にも回動可能に支持し、該支持体を介して
    下部ローラーをトラツクフレームに支持装着した
    ことを特徴とするクローラー式走行装置。
JP1986151975U 1986-10-02 1986-10-02 Expired - Lifetime JPH0544236Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986151975U JPH0544236Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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JP1986151975U JPH0544236Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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Publication Number Publication Date
JPS6357187U JPS6357187U (ja) 1988-04-16
JPH0544236Y2 true JPH0544236Y2 (ja) 1993-11-09

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JP1986151975U Expired - Lifetime JPH0544236Y2 (ja) 1986-10-02 1986-10-02

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JPS5447742U (ja) * 1977-09-08 1979-04-03

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JPS6357187U (ja) 1988-04-16

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