JP2002361193A - ドレッサー用吸引機 - Google Patents

ドレッサー用吸引機

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JP2002361193A
JP2002361193A JP2001170681A JP2001170681A JP2002361193A JP 2002361193 A JP2002361193 A JP 2002361193A JP 2001170681 A JP2001170681 A JP 2001170681A JP 2001170681 A JP2001170681 A JP 2001170681A JP 2002361193 A JP2002361193 A JP 2002361193A
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dresser
cutter
storage container
air
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JP2001170681A
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Inventor
Kazuhiro Tezawa
和宏 手澤
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Honda Motor Co Ltd
Kyokutoh Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Kyokutoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切粉による環境悪化を防止し、切粉の再利用も
可能となるドレッサー用吸引機を提供すること。 【解決手段】ドレッサー用吸引機Bは、カバー15、切
粉Cを貯留する貯留容器37、カバー15と貯留容器3
7とを連結するホース30a・30b、及び、エジェク
タ33を備える。カバー15は、ドレッサー5のカッタ
配設部位6に設けられた保持フレーム8の挿入孔11に
連通して、チップ用カッタへの電極チップの配置を可能
とする挿通孔17を有し、カッタ配設部位6の周囲を覆
うように取り付けられる。エジェクタ33は、カバー1
5内のエアAを吸引して、ホース30a・30bを利用
して、切粉CをエアAとともに貯留容器37内に搬送可
能としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドレッサーのカッ
タ配設部位において、スポット溶接に使用する一対の電
極チップを研磨する際、発生する切粉を研磨部位から吸
引して、円滑なチップ研磨を行うことができるドレッサ
ー用吸引機に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、スポット溶接に使用す
る一対の電極チップを研磨するドレッサーのカッタ配設
部位は、一対の電極チップを表裏で研磨可能なチップ用
カッタと、そのチップ用カッタへの一対の電極チップを
配置可能な挿入孔を表裏に開口させて、チップ用カッタ
を支持して覆う保持フレームと、を備えて構成されてい
た。
【0003】そして、電極チップの研磨時に発生する切
粉は、従来、ノズルから吐出されるエアによって、吹き
飛ばして、研磨作業を行っていた。
【0004】しかし、このように切粉を吹き飛ばして
は、円滑な研磨作業を行えるものの、周囲に飛ばされた
切粉が、周囲の環境を悪化させる虞れがあり、さらに、
切粉を再利用することもできなくなっていた。
【0005】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、切粉による環境悪化を防止し、切粉の再利用も可能
となるドレッサー用吸引機を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドレッサー
用吸引機は、ドレッサーのカッタ配設部位が、スポット
溶接に使用する一対の電極チップを表裏で研磨可能なチ
ップ用カッタと、前記チップ用カッタへの前記一対の電
極チップを配置可能な挿入孔を表裏に開口させて、前記
チップ用カッタを支持して覆う保持フレームと、を備え
て構成され、前記カッタ配設部位での前記電極チップの
研磨時に生ずる切粉を吸引可能なドレッサー用吸引機で
あって、前記各挿入孔にそれぞれ連通して前記チップ用
カッタへの前記電極チップの配置を可能とする挿通孔を
有し、前記カッタ配設部位の周囲を覆うように取り付け
られるカバーと、切粉を貯留する貯留容器と、前記カバ
ーと前記貯留容器とを連結する管路と、前記カバー内の
エアを吸引して、前記管路を利用して、前記切粉を前記
エアとともに前記貯留容器内に搬送可能な吸引手段と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
【0007】そして、前記カバーは、前記保持フレーム
の表裏をそれぞれ覆い、前記保持フレーム表裏のそれぞ
れの前記挿入孔に連通する前記挿通孔を有して、相互に
同形とする一対の蓋体と、前記管路と連結される連結材
と、から構成するとともに、前記蓋体の前記保持フレー
ム側の内周面側と前記連結材とに、前記切粉を前記管路
まで搬送可能な吸引流路を、配設させて構成することが
望ましい。
【0008】さらに、前記吸引手段は、エア流を流入可
能な開閉弁を備えるとともに、前記開閉弁からの前記エ
ア流を、前記管路の貯留容器側に流して、前記管路のカ
バー側のエアを、吸引して、前記管路の貯留容器側に流
し可能なエジェクタから構成することが望ましい。
【0009】
【発明の効果】本発明に係るドレッサー用吸引機では、
カッタ配設部位の周囲を覆うようにカバーを取り付け
て、カッタ配設部位での電極チップの研磨時、吸引手段
を作動させる。すると、カバー内のエアが、管路を経
て、貯留容器側に流れることとなって、その際、切粉
は、チップ用カッタ付近から、保持フレームの挿入孔内
周面と電極チップ外周面との間を経て、カバーの内周面
側に吸い込まれ、ついで、カバーの挿通孔内周面と電極
チップ外周面(若しくは電極チップを取り付けたシャン
ク部外周面)との間からカバー内に流入するエアととも
に、カバーから管路に移送され、さらに、管路から貯留
容器へ搬送されて、貯留容器内に貯留されることとな
る。
【0010】すなわち、本発明に係るドレッサー用吸引
機では、研磨時に生ずる切粉を研磨部位から吸引して貯
留容器に貯留させることができることから、周囲に切粉
を撒き散らすことがなく、切粉による周囲の環境悪化を
防止できる。また、切粉は、貯留容器内に貯留されるた
め、貯留容器から取り出せば、再利用も可能となる。
【0011】そして、請求項2のように構成した場合に
は、カバーの一対の蓋体が、相互に同形としているた
め、カバーの構成部品を蓋体と連結材との二種類とする
ことができ、ドレッサー用吸引機の構成部品の種類を低
減させることができて、ドレッサー用吸引機の構成部品
の製造工数・製造コストあるいは管理作業を低減させる
ことができる。
【0012】さらに、請求項3のように構成した場合に
は、開閉弁を開弁させれば、エア流が、エジェクタ内に
流入されて管路の貯留容器側に流れ、管路のカバー側の
エアを吸引し、そのカバー側のエアを貯留容器側に流す
こととなる。そして、このようにドレッサー用吸引機を
構成すれば、開閉弁から流入させるエア流として、電極
チップで溶接作業を行う工場等において、空力機械等の
ために常設して敷設してある圧縮空気を、利用すること
ができることから、吸引するための動力を、別途、ドレ
ッサー用吸引機に設けなくとも良く、ドレッサー用吸引
機を極めて簡便に構成することができ、ドレッサー用吸
引機の製造工数・製造コストを極力低減することができ
て、さらに、従来のドレッサーに、容易に組み付けて利
用することも可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明すると、実施形態のドレッサー用吸引機
Bは、図1に示すように、ドレッサー5のカッタ配設部
位6に配設されるカバー15と、切粉Cを貯留させる貯
留容器37と、カバー15と貯留容器37とを連結する
管路としてのホース30と、吸引手段32としてのエジ
ェクタ33と、を備えて構成されている。
【0014】ドレッサー5のカッタ配設部位6は、図4
に示すように、チップ用カッタ7と、保持フレーム8
と、を備えて構成されている。チップ用カッタ7は、上
面側と下面側とに、チップ先端部1bを研磨可能な凹ん
だ研磨部7a・7aを備えて、上方から見て十字形状と
しており(図2参照)、回転時、研磨部7a・7aによ
って、スポット溶接に使用する一対の電極チップ1(1
A・1B)を表裏で同時に研磨可能としている。なお、
研磨時に発生する切粉Cは、上方から見た十字形状の研
磨部7aにおける周方向の四つの隙間7bに排出される
こととなる。
【0015】保持フレーム8は、カッタ7を保持する円
環状のホルダ9と、ホルダ9を回転可能に保持して、カ
ッタ7やホルダ9の周囲を覆うケーシング10と、を備
えて構成されている。ホルダ9の外周面には、ドレッサ
ー本体5a側からの回転駆動力が伝達されるように、歯
車(図符号省略)が形成され、ホルダ9が回転する際
に、ホルダ9に保持されたカッタ7が回転するように構
成されている。
【0016】そして、ケーシング10には、円形に開口
する挿入孔11・12が、表裏(上下面)に配設され
て、一対の電極チップ1A・1Bを、上方の挿入孔11
と下方の挿入孔12とから挿入させて、チップ用カッタ
7の研磨部7a・7aに配置可能としている。
【0017】なお、ケーシング10は、実施形態の場
合、ドレッサー本体5a側から延びて下方側(ケーシン
グ10の裏面側)に配置される本体部10aと、ケーシ
ング10の上方側(ケーシング10の表面側)に配置さ
れ、ホルダ9やカッタ7を上方側から押えて本体部10
aに連結固定される蓋部10bと、を備えて構成されて
いる。
【0018】また、電極チップ1A・1Bは、溶接ロボ
ットのアーム先端のシャンク部3(3A・3B)に取り
付けられており、溶接ロボットの作動によって、シャン
ク部3A・3Bが移動し、所定部位でスポット溶接する
とともに、カッタ7の研磨部7a・7aに押圧されるこ
ととなる。各チップ1A・1Bは、それぞれ、シャンク
部3A・3Bに取り付けられる円柱状の基部1aと、基
部1aの先端側に配置されて、先端面を溶接作用面とす
る略円錐台形状の先端部1bと、を備えて構成されてい
る。そして、各チップ1A・1Bは、研磨部7a・7a
に押圧された状態で、回転するカッタ7の研磨部7aに
より、先端部1bが研磨されることとなる。
【0019】ちなみに、ドレッサー用吸引機Bでは、各
チップ1A・1Bが各研磨部7a・7aに押圧される状
態となった際に、エジェクタ33の後述する電磁開閉弁
35が開弁するように、構成されている。
【0020】そして、ドレッサー用吸引機Bのカバー1
5は、図1〜4に示すように、カッタ配設部位6の周囲
を覆うように配設されるとともに、各挿入孔11・12
にそれぞれ連通してカッタ研磨部7a・7aへの電極チ
ップ1A・1Bの配置を可能とするように、挿通孔17
・17を備えて構成されている。実施形態の場合、カバ
ー15は、保持フレーム8のケーシング10の表裏(上
下)を覆うように、上下方向で対向する一対の蓋体16
・16と、連結材24と、を備えて構成されている。
【0021】蓋体16・16は、相互に同形状として、
配置時にケーシング10の挿入孔11・12に連通可能
な挿通孔17・17を備えるとともに、ケーシング10
側となる内周面側に、流路用凹部18を備えて構成され
ている。流路用凹部18は、図5・6に示すように、挿
通孔17の周縁に配置される円環状の周縁部19と、周
縁部19に連通して連結材24側に延びる延設部20
と、から構成されている。延設部20の配設された部位
は、カッタ配設部位6から側方に突出するように、形成
されている。また、蓋体16の周縁には、四つの取付孔
21と、延設部20の配設された側に配置される二つの
取付孔22と、が形成されている。各取付孔21には、
カッタ配設部位6に螺合される取付ボルト43が挿通さ
れ、取付ボルト43によって、蓋体16がカッタ配設部
位6に取り付けられることとなる。各取付孔22には、
連結材24の後述する取付孔27に螺合される取付ボル
ト44が挿通され、連結材24は、取付ボルト44によ
って、蓋体16・16に連結保持されることとなる。
【0022】なお、ケーシング10の各挿入孔11・1
2に連通される連通孔17・17は、それぞれ、内径寸
法を挿入孔11・12の内径寸法と等しくするととも
に、カバー15のカッタ配設部位6への取付時、挿入孔
11・12と同心的に配置されることとなる。
【0023】連結材24は、図1〜4・7に示すよう
に、カッタ配設部位6の側面6aに当接してカッタ配設
部位6の側方に配置される本体部25と、本体部25か
ら側方に突出するニップル部28と、を備えて構成され
ている。本体部25には、中央に、上下方向に貫通する
連通孔26が形成されるとともに、両縁に、各取付ボル
ト44を螺合可能な雌ねじを内周に螺刻させた取付孔2
7・27が形成されている。ニップル部28は、内周側
の貫通孔28aを連通孔26に連通させており、外周側
には、ホース30の上流側部30aが外装されて連結さ
れることとなる。
【0024】そして、このカバー15では、カッタ配設
部位6への取付時、ケーシング10の外周側(表裏)
で、周縁部19と延設部20とからなる流路用凹部18
・18と、各延設部20に連通する連通孔26と、連通
孔26に連通するニップル部28の貫通孔28aと、に
よって、切粉Cをホース30へ導く吸引流路29が形成
されることとなる。
【0025】貯留容器37は、図1・9に示すように、
本体部38と蓋部39とから構成されている。本体部3
8は、円板状の底壁部38aと、底壁部38aの外周縁
から上方へ延びる略円筒状の周壁部38bと、から構成
されている。蓋部39は、周壁部38bの上縁に螺合さ
れて、本体部38の上部を塞ぐように、配設されてい
る。蓋部39には、ホース30の下流側部30bの先端
のノズル部30cを嵌合挿入させる挿入孔40が形成さ
れるとともに、本体部38内に流入してきたエアAを排
気する複数の排気孔41が形成されている。ノズル部3
0cは、本体部38の周壁部38bの近傍で、周壁部3
8bに沿うように、先端30d側を斜め下向きに向け
て、配設されている。このノズル部30cの配置態様に
よって、ノズル部30cから吐出される切粉Cを含んだ
エアAは、本体部38内において、周壁部38bの内周
面に沿って螺旋を描くように降下する。そして、エアA
より重量のある切粉Cは、本体部38の底壁部38a上
に堆積し、エアAは、底壁部38aの中央付近を上昇し
て、排気孔41から排気されることとなる。
【0026】なお、排気孔41に関して、切粉Cが排気
孔41から排出される虞れがある場合には、通気性を有
して切粉Cの排出を防止できるようなフィルタを併用し
てもよい。このようなフィルタを設ける場合には、蓋部
39自体に設ける排気孔41は、大きな開口面積として
もよい。
【0027】吸引手段32としてのエジェクタ33は、
図1・8・9に示すように、三又管34と電磁開閉弁3
5とを備えて構成されている。三又管34は、吸入路3
4a、排出路34b、及び、流入路34cを備えて構成
されている。吸入路34aには、カバー15側のホース
30の上流側部30aが接続され、排出路34bには、
貯留容器37側のホース下流側部30bが接続され、流
入路34cには、電磁開閉弁35が配設されている。電
磁開閉弁35のニップル部35aには、工場内に配設さ
れた圧縮空気路から分岐したホース46が接続されてい
る。流入路34cは、開閉弁35の開弁時にホース46
を経て流入してくる圧縮空気からなるエア流A0が、排
出路34b側に向かうように、傾斜して構成されてい
る。
【0028】このエジェクタ33では、開閉弁35の開
弁時に流入してくるエアA0が、三又管34の流入路3
4cから排出路34b側に流れると、吸入路34a側の
エアAを、引き込んで、排出路34b側に流出させるこ
とから、カバー15側の切粉Cを含んだエアAを、吸引
して、貯留容器37側へ流すこととなる。
【0029】そして、電磁開閉弁35の開閉の制御は、
溶接ロボットの制御装置に制御されるように設定されて
おり、既述したように、各チップ1A・1Bが各研磨部
7a・7aに押圧される状態となった際に、開弁制御さ
れ、また、各チップ1A・1Bの研磨作業が終了され、
各チップ1A・1Bがカッタ配設部位6から離脱して、
チップ用カッタ7の回転を停止させるように、ドレッサ
ー5の回転駆動源が作動停止した際に、閉弁制御され
る。
【0030】ホース30は、可撓性を有した蛇腹ホース
等から形成されて、エジェクタ33を介在させて、カバ
ー15と貯留容器37とを連結している。そして、実施
形態の場合には、エジェクタ33を中心に、カバー15
側の上流側部30aと、貯留容器37側の下流側部30
bと、の二本が使用されている。上流側部30aは、一
端をカバー15のニップル部28に接続させ、他端をエ
ジェクタ33の三又管34における吸入路34aに接続
させている。下流側部30bは、一端をエジェクタ33
の三又管34における排出路34bに接続させ、他端に
ノズル部30cを設けて、そのノズル部30cを、挿入
孔40を通して、貯留容器37の本体部38内に挿入さ
せている。
【0031】実施形態のドレッサー用吸引機Bの使用様
態について説明すると、予め、エジェクタ33の所定部
位にホース30の上流側部30aと下流側部30bとを
接続させておくとともに、ホース下流側部30bのノズ
ル部30cを、本体部38に螺合させた蓋部39の挿入
孔40から、本体部38内に挿入させておく。
【0032】そして、カッタ配設部位6の保持フレーム
8の周囲を覆うようにカバー15を取り付けるととも
に、エジェクタ33の電磁開閉弁35におけるニップル
部35aにホース46を接続させ、電磁開閉弁35の所
定の図示しないコネクタに、制御装置からの作動信号入
力用のリード線を接続させておく。
【0033】カバー15のカッタ配設部位6への取付
は、まず、内周面側の流路用凹部18側を、ケーシング
10の上下面に向けるとともに、挿入孔11・12と挿
通孔17とを対応させて、蓋体16・16を、それぞ
れ、ケーシング10の上下面を覆うように配置させ、各
取付孔21を経て、取付ボルト43をカッタ配設部位6
(ケーシング10)に螺合させて、保持フレーム8(カ
ッタ配設部位6)に取り付ける。ついで、連通孔26を
上下の蓋体16における流路用凹部18の延設部20に
一致させつつ、連結材24をカッタ配設部位6の側面6
aに配置させ、各取付孔22を経て、取付ボルト44を
取付孔27に螺合させれば、カバー15を、カッタ配設
部位6に取り付けることができる。
【0034】その後、溶接ロボットが所定の溶接を行
い、使用した電極チップ1A・1Bがドレッサー5によ
って研磨される際には、溶接ロボットのアーム先端のシ
ャンク部3A・3Bに取り付けられた各チップ1A・1
Bが、カバー15の各挿通孔17とケーシング10の各
挿入孔11・12とを経て、各研磨部7a・7aに押圧
される状態となり、その後、ドレッサー5の回動駆動源
が作動されて、チップ用カッタ7が回転駆動され、各チ
ップ1A・1Bが研磨される。
【0035】そして、各チップ1A・1Bが各研磨部7
a・7aに押圧された際、ドレッサー用吸引機Bにおけ
るエジェクタ33の電磁開閉弁35が作動され、開閉弁
35が開弁制御される。
【0036】すると、エジェクタ33の流入路34bか
ら排出路34bへ圧縮空気のエア流A0が流れて、カバ
ー15内のエアAが、ホース30を経て、貯留容器37
側に流れる。その際、図4に示すように、切粉Cは、カ
ッタ7の隙間7b付近から、保持フレーム8の挿入孔1
1・12の内周面と電極チップ1A・1Bの外周面との
間を経て、カバー15の内周面側、すなわち、流路用凹
部18に吸い込まれる。ついで、カバー15の挿通孔1
7の内周面と電極チップ1A・1Bを取り付けたシャン
ク部3A・3Bとの間から流路用凹部18内に流入する
エアAとともに、切粉Cは、流路用凹部18の周縁部1
9・延設部20・連通孔26・貫通孔28aからなる吸
引流路29を経て、カバー15からホース30の上流側
部30aに移送され、さらに、ホース30の下流側部3
0bを経て、切粉Cは、エアAとともに、貯留容器37
の本体部38内へ搬送される。
【0037】そして、貯留容器37の本体部38内で
は、切粉Cを含んだエアAは、周壁部38bの内周面に
沿って螺旋を描くように降下した後、底壁部38aの中
央付近を上昇して、排気孔41から排気される。その
際、エアAより重量のある切粉Cは、本体部38の底壁
部38a上に、堆積して貯留されることとなる。
【0038】その後、研磨作業が終了されて、各チップ
1A・1Bがカッタ配設部位6から離脱し、ドレッサー
5の回転駆動源が作動停止した際に、電磁開閉弁35が
閉弁制御されて、ドレッサー用吸引機Bの作動が停止さ
れることとなる。
【0039】以上のように、実施形態のドレッサー用吸
引機Bでは、研磨時に生ずる切粉Cを研磨部位から吸引
して貯留容器37の本体部38内に貯留させることがで
きることから、ドレッサー5の周囲に切粉Cを撒き散ら
すことがなく、切粉Cによる周囲の環境悪化を防止でき
る。また、切粉Cは、貯留容器37の本体部38内に貯
留されるため、蓋部39を本体部38から取り外して、
本体部38から取り出せば、再利用も可能となる。
【0040】そして、実施形態では、カバー15の一対
の蓋体16が、相互に同形としていることから、カバー
15の構成部品を蓋体16・16と連結材24との二種
類とすることができ、ドレッサー用吸引機Bの構成部品
の種類を低減させることができて、ドレッサー用吸引機
Bの構成部品の製造工数・製造コストあるいは管理作業
を低減させることができる。
【0041】さらに、実施形態では、吸引手段32とし
て、工場内を流れる圧縮空気のエア流A0を利用するエ
ジェクタ33を使用している。このエジェクタ33で
は、電磁開閉弁35を開弁させることによって、エア流
A0が、エジェクタ33内に流入されてホース30の貯
留容器側30bに流れ、ホースカバー側30aのエアA
を吸引し、カバー15側のエアAを貯留容器37側に流
すことができる。
【0042】すなわち、実施形態のドレッサー用吸引機
Bでは、開閉弁35から流入させるエア流A0として、
電極チップ1A・1Bで溶接作業を行う工場等におい
て、空力機械等のために常設して敷設してある圧縮空気
を、利用しているため、吸引するための動力を、別途、
設けなくとも良く、極めて簡便に構成することができ
て、製造工数・製造コストを極力低減することができ、
さらに、従来のドレッサーに、容易に組み付けて利用す
ることもできる。
【0043】なお、上記の点を考慮しなければ、カバー
15と貯留容器37とをホース等によって直接連結し、
貯留容器37内のエアを吸引可能なコンプレッサーやブ
ロアなどからなる吸引装置を、貯留容器37に配設し
て、ドレッサー用吸引機を構成してもよい。
【0044】また、実施形態のドレッサー用吸引機Bを
複数使用する場合には、ホース上流側部30aの長さを
調整し、複数の貯留容器37を集めて一括管理して、切
粉Cの取り出し作業を円滑に行えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のドレッサー用吸引機
の使用態様を示す斜視図である。
【図2】同実施形態の使用時におけるカバー付近を示す
平面図である。
【図3】同実施形態の使用時におけるカバー付近を示す
側面図である。
【図4】図2のIV―IV部位の拡大断面図である。
【図5】同実施形態のカバーを構成する蓋体の平面図で
ある。
【図6】同実施形態のカバーを構成する蓋体の底面図で
ある。
【図7】同実施形態のカバーを構成する連結材の平面図
である。
【図8】同実施形態のエジェクタ内でのエアの流れを示
す断面図である。
【図9】同実施形態の貯留容器付近の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1(1A・1B)…電極チップ、 5…ドレッサー、 6…カッタ配設部位、 7…チップ用カッタ、 8…保持フレーム、 11・12…挿入孔、 15…カバー、 16…蓋体、 17…挿通孔、 24…連結材、 29…吸引流路、 30…(管路)ホース、 32…吸引手段、 33…エジェクタ、 37…貯留容器、 A…エア、 A0…エア流、 C…切粉、 B…ドレッサー用吸引機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B116 AA48 AB47 BB71

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレッサーのカッタ配設部位が、スポッ
    ト溶接に使用する一対の電極チップを表裏で研磨可能な
    チップ用カッタと、前記チップ用カッタへの前記一対の
    電極チップを配置可能な挿入孔を表裏に開口させて、前
    記チップ用カッタを支持して覆う保持フレームと、を備
    えて構成され、 前記カッタ配設部位での前記電極チップの研磨時に生ず
    る切粉を吸引可能なドレッサー用吸引機であって、 前記各挿入孔にそれぞれ連通して前記チップ用カッタへ
    の前記電極チップの配置を可能とする挿通孔を有し、前
    記カッタ配設部位の周囲を覆うように取り付けられるカ
    バーと、 切粉を貯留する貯留容器と、 前記カバーと前記貯留容器とを連結する管路と、 前記カバー内のエアを吸引して、前記管路を利用して、
    前記切粉を前記エアとともに前記貯留容器内に搬送可能
    な吸引手段と、 を備えて構成されていることを特徴とするドレッサー用
    吸引機。
  2. 【請求項2】 前記カバーが、 前記保持フレームの表裏をそれぞれ覆い、前記保持フレ
    ーム表裏のそれぞれの前記挿入孔に連通する前記挿通孔
    を有して、相互に同形とする一対の蓋体と、 前記管路と連結される連結材と、を備えるとともに、 前記蓋体の前記保持フレーム側の内周面側と前記連結材
    とに、前記切粉を前記管路まで搬送可能な吸引流路を、
    配設させて構成されていることを特徴とする請求項1に
    記載のドレッサー用吸引機。
  3. 【請求項3】 前記吸引手段が、 エア流を流入可能な開閉弁を備えるとともに、 前記開閉弁からの前記エア流を、前記管路の貯留容器側
    に流して、前記管路のカバー側のエアを、吸引して、前
    記管路の貯留容器側に流し可能なエジェクタから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に
    記載のドレッサー用吸引機。
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