JPH0636742U - 工作機械用ミスト飛散防止装置 - Google Patents

工作機械用ミスト飛散防止装置

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JPH0636742U
JPH0636742U JP7989992U JP7989992U JPH0636742U JP H0636742 U JPH0636742 U JP H0636742U JP 7989992 U JP7989992 U JP 7989992U JP 7989992 U JP7989992 U JP 7989992U JP H0636742 U JPH0636742 U JP H0636742U
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JP
Japan
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mist
air
door
dust
opening
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JP7989992U
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Inventor
誠 戸田
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工作機械本体の全体カバー内の切削加工によ
り生じるミストや粉塵等がドアー開のとき外部に飛散す
るのを防止して良好な工場環境を保つ。 【構成】 旋盤の本体を覆う全体カバー1のワーク着脱
用開口部1aの対向二辺に複数の吐出口4と吸入口7を
それぞれ設け、エア源より電磁切換弁を介して吐出口よ
り圧力空気を供給し、吸入口7よりダクト6を介してミ
スト回収装置5にエアを吸引し、自動開閉カバー2が開
いたときのみエアカーテンを作って、吸引したミストを
ミスト回収装置で液化分離するととも粉塵等を濾過し
て、清浄なエアのみ外気に放出する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工作機械の全体カバー内のミストや粉塵がドアを開いたときに外部に 飛散するのを防止する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械例えば旋盤や研削盤で、大量の切削液又は研削液を使用すると回転す るワークや砥石等に当たってミスト状となり全体カバー内に充満する。従来、こ のミストを回収するために図4に示すように全体カバー101にミスト捕集用ダ クト102を取り付け、機外に設置したミスト回収装置103により全体カバー 内のエアを吸入してミストを液化分離し、エアのみを外気に放出していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたミストの回収方法は、比較的大きなミスト回収装置を用い ても能力は充分とは言えず、ワーク着脱時にドアを開くとミストが外部に飛散す る。特にロボット等によるワーク自動着脱を行う場合、チャックの爪等をエアブ ローで清掃するため機内圧力が高くなり、大量のミストが機外に飛散して工場環 境を悪くするという問題を有している。 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、ドア開時にミストが機外に飛散することがない工作機械 用のミスト飛散防止装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における工作機械用ミスト飛散防止装置は、 全体カバーのドアを開けたとき切削加工によって発生したミストや切塵等が外部 へ飛散するのを防止する装置であって、前記全体カバーの開口部の対向する二辺 にエアカーテン用の複数の吐出口と複数の吸入口をそれぞれ設け、前記複数の吸 入口に連通するダクトの後端にミストを回収する手段を設け、ドア開閉動作に連 動して前記エアカーテンを入・切する手段を設けてなるものである。
【0005】
【作用】
切削加工が終わってNCのドア開の指令でドアが開くと電磁切換弁が開いて吐 出口よりエアが噴出し、同時にミスト回収装置の電源が入って、吸入口に吸引力 が作用して開口部にエアカーテンができ、切削加工中に発生した粉塵やミストが 外部に飛散するのを防止する。そして吸入口よりエアに混じって吸引されたミス トは、ミスト回収装置により液化分離されて粉塵等と一緒に取り除かれ、清浄な エアのみが外部に放出される。
【0006】
【実施例】
以下本実施例第1について図1,図2を参照して説明する。 旋盤の本体は外周が全体カバー1によって覆われており、全体カバー1はワー ク着脱のための開口部1aを有し、この開口部1aを塞ぐ自動開閉ドア2が開閉 自在に設けられている。全体カバーの内側で開口部1aの右側の一辺に、エア源 Pより電磁切換弁3を介して供給されるエアが噴出する複数の吐出口4が並んで 左側を向いて設けられており、また左側の一辺には外部に設置されているミスト 回収装置5によりダクト6を介して吸引力が作用する複数の吸入口7が吐出口4 に対向して並んで設けられている。ミスト回収装置5は洗浄集塵法,遠心集塵法 等市販の何れの方法のものも使用することができる。
【0007】 自動開閉ドア2の端部にはドッグ8が取り付けられており、全体カバー1の対 応位置に閉止確認用リミットスイッチLS1が固着されている。そして電磁切換 弁3のソレノイドSOL1とミスト回収装置5の電源は、このリミットスイッチ LS1の信号でNC装置9の指令により作動してドア開のときのみ開口部にエア カーテンを作るようになっている。 本体の左前側面にワークローディング用ロボット11が取付けられており、ロ ボット11のアーム12は本機主軸と平行な旋回中心軸のまわりで、旋回可能か つ旋回中心軸方向に移動可能に設けられており、アーム12の先端にアームと平 行な旋回中心軸のまわりで旋回可能にロボットハンド13が設けられている。更 にロボット近傍床上には旋回式ワークストッカ14が設置されている。
【0008】 続いて実施例第1の作用について説明する。 切削加工が終わってNC装置9のドア開信号でドア2が開きドッグ8がリミッ トスイッチLS1から離れてドア閉止確認信号がオフとなり、電磁切換弁3のソ レノイドSOL1がオンされて、ポートがエア源Pに連通し、吐出口4よりエア が噴出する。同時にミスト回収装置5の電源がオンされて吸入口7に吸引力が作 用し、エアカーテンができる。このエアカーテンにより全体カバー内の切削加工 中にできたミストや粉塵等が外部に飛散するのが防止され、ミストや粉塵の一部 がダクト6を介してミスト回収装置5内に入る。ここでミストが液化分離され同 時に粉塵等が濾過されて、清浄なエアのみが外気に放出される。 ロボット11によりワーク着脱が終わり、ドア2が閉じてリミットスイッチL S1より確認信号が出力され、ソレノイドSOL1がオフされて電磁切換弁3が 切換わってポートが閉じ、同時にミスト回収装置5の電源がオフされてエアカー テンが切れる。 尚、実際の運用としてはエアカーテン動作の有効,無効をNCプログラムで指 定したり、Mコードによりエアカーテン入・切指令を出す等の方法がある。
【0009】 続いて実施例第2について図3を参照して説明する。 実施例第1と異なるところは、全体カバー21の上面にワーク着脱用の開口部 21aが設けられ、この開口部21aを覆う自動開閉ドア22が開閉可能に取付 けられており、天井先行形のロボット23が用いられている。そして全体カバー 21の内側の開口部21aの前後の対向二辺には吐出口24と図示しないと吸入 口が設けられているところであり、この吐出口より噴出するエアと、ミスト回収 装置25による吸入口の吸引力によりドア22が開くときのみエアカーテンがで きるようになっているところは実施例第1と同じである。 実施例第2の作用は実施例第1とほぼ同一のため重複を避けるため説明を省略 する。
【0010】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 工作機械本体を覆う全体カバーのワーク着脱用開口部にドア開のときのみエア カーテンを作り、エアカーテンの吸入側ダクトに設けたミスト回収装置によりミ ストや粉塵を回収し、清浄なエアのみを外気に放出するようにしたので、全体カ バー内のミストや粉塵がドア開時に外部に飛散するのを防止することができ良好 な工場環境を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例第1のミスト飛散防止装置付NC旋盤の
斜視図である。
【図2】エアカーテンの作動回路図である。
【図3】実施例第2のミスト飛散防止装置付NC旋盤の
斜視図である。
【図4】従来の技術のミスト回収装置付NC装置の斜視
図である。
【符号の説明】
1,21 全体カバー 1a,21a
開口部 2,22 自動開閉ドア 4,24 吐
出口 5,25 ミスト回収装置 6 ダクト 7 吸入口 11 ロボッ
ト 14 ワークストッカ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体カバーのドアを開けたとき切削加工
    によって発生したミストや粉塵等が外部へ飛散するのを
    防止する装置であって、前記全体カバーの開口部の対向
    する二辺にエアカーテン用の複数の吐出口と複数の吸入
    口をそれぞれ設け、前記複数の吸入口に連通するダクト
    の後端にミストを回収する手段を設け、ドア開閉動作に
    連動して前記エアカーテンを入・切する手段を設けてな
    ることを特徴とする工作機械用ミスト飛散防止装置。
JP7989992U 1992-10-23 1992-10-23 工作機械用ミスト飛散防止装置 Pending JPH0636742U (ja)

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