JP2018062017A - 工作機械 - Google Patents

工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2018062017A
JP2018062017A JP2016200415A JP2016200415A JP2018062017A JP 2018062017 A JP2018062017 A JP 2018062017A JP 2016200415 A JP2016200415 A JP 2016200415A JP 2016200415 A JP2016200415 A JP 2016200415A JP 2018062017 A JP2018062017 A JP 2018062017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hand
machine tool
area
workpiece
tool according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016200415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6525933B2 (ja
Inventor
嘉則 星野
Yoshinori Hoshino
嘉則 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2016200415A priority Critical patent/JP6525933B2/ja
Priority to US15/726,532 priority patent/US10759065B2/en
Priority to DE102017009356.3A priority patent/DE102017009356B4/de
Priority to CN201721304880.7U priority patent/CN208099923U/zh
Priority to CN201710933774.3A priority patent/CN107914177B/zh
Publication of JP2018062017A publication Critical patent/JP2018062017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6525933B2 publication Critical patent/JP6525933B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q7/00Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
    • B23Q7/04Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting by means of grippers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/0075Means for protecting the manipulator from its environment or vice versa
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0042Devices for removing chips
    • B23Q11/0064Devices for removing chips by using a magnetic or electric field
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • B23Q11/0891Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards arranged between the working area and the operator
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J21/00Chambers provided with manipulation devices

Abstract

【課題】自動搬送機の少なくともハンドに飛散物が付着することを抑制することができる工作機械を提供する。
【解決手段】ワークテーブル18上のワークWを交換する多関節ロボット26を、加工ツール14によりワークWの加工を行う加工領域Aを覆う外装カバー24内に有する工作機械10であって、多関節ロボット26の姿勢及び多関節ロボット26のハンド30が位置する座標を制御する制御装置28と、外装カバー24内に設けられ、多関節ロボット26が所定の姿勢となったとき又はハンド30が所定の座標に移動したときに、少なくともハンド30をワークWの加工によって発生する飛散物から保護する保護カバー32と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの加工を行う工作機械に関する。
特許文献1には、搬送具によりワークをワークマガジンから取付治具まで移動させる搬送具を有する工作機械が開示されている。
特開平05−301142号公報
特許文献1の技術では、自動搬送機(搬送具)が工作機械に設けられているため、自動搬送機にワークの加工による切粉や切削液等の飛散物が付着することがある。自動搬送機のハンド(把持器)に飛散物が付着した状態でハンドがワークを把持しようとすると、ワークが滑り、ハンドがワークを確実に把持することができないおそれがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、自動搬送機の少なくともハンドに飛散物が付着することを抑制することができる工作機械を提供することを目的とする。
本発明は、ワークテーブル上のワークの交換を行う自動搬送機を、加工ツールによりワークの加工を行う加工領域を覆う外装カバー内に有する工作機械であって、自動搬送機の姿勢及び自動搬送機のハンドが位置する座標を制御する制御部と、外装カバー内に設けられ、自動搬送機が所定の姿勢となったとき又はハンドが所定の座標に移動したときに、少なくともハンドをワークの加工によって発生する飛散物から保護する保護部と、を有する。この構成によれば、ハンドに飛散物が付着することを抑制でき、ハンドによるワークの把持をより確実に行うことができる。
また、保護部は、少なくともハンドを覆う保護カバーであってもよい。これにより、簡易な構成によりハンドに飛散物が付着することを抑制することができる。
さらに、外装カバー内に、ワークの加工中に自動搬送機が退避する退避領域が設けられ、保護カバーは、退避領域に設けられてもよい。これにより、飛散物が多い加工領域から遠い退避領域に保護カバーを設けたため、ハンドに飛散物が付着することをより抑制することができる。
またさらに、保護カバーは、自動搬送機に設けられ、ハンドがワークを把持するときには開き、ワークが加工されているときにはハンドを覆うように閉じる可動式カバーであってもよい。これにより、ハンドを特定の位置に移動させることなく、ハンドを飛散物から保護することができる。
また、自動搬送機は、多関節ロボットであって、多関節ロボットのアームが保護部として機能してもよい。これにより、ハンドを飛散物から保護する保護部と保護対象であるハンドとを多関節ロボット内にまとめることが可能となるため、外装カバー内の他の場所に保護部を設ける必要がなく、外装カバー内の省スペース化を図ることができる。
また、外装カバー内に、ワークの加工中に自動搬送機が退避する退避領域が設けられ、制御部は、ワークが加工されているときには少なくともハンドを退避領域に位置させ、保護部は、ワークが加工されているときには加工領域と退避領域とを遮断してもよい。これにより、退避領域内への飛散物の進入を抑制することが可能となり、ハンドに飛散物が付着することを抑制することができる。
さらに、保護部は、加工領域と退避領域との間を遮断及び開放することが可能な可動壁であってもよい。これにより、可動壁により加工領域と退避領域との間が遮断されているときには、ハンドを飛散物から保護することができ、加工領域と退避領域との間が遮断されているときには、自動搬送機はハンドを加工領域内に移動させ、ハンドは加工領域内で作業をすることができる。
またさらに、保護部は流体を吐出又は吸入する流体発生部であって、流体により加工領域と退避領域との間を遮断するようにしてもよい。これにより、加工領域と退避領域との間を遮断しているときであっても、自動搬送機はハンドを加工領域と退避領域との間で移動させることができる。
またさらに、保護部は、電界又は磁界によって加工領域と退避領域との間を遮断する電磁界発生部であってもよい。これにより、加工領域と退避領域との間を遮断しているときであっても、自動搬送機はハンドを加工領域と退避領域との間で移動させることができる。
また、保護カバーは、少なくともハンドに付着した飛散物を除去するワイパを有してもよい。これにより、ハンドが保護カバー内に収容されるときに、ハンドに付着した飛散物を除去することが可能となり、ハンドに飛散物が付着することを抑制することができる。
さらに、可動壁は、少なくともハンドに付着した飛散物を除去するワイパを有してもよい。これにより、加工領域と退避領域との間を移動するときに、ハンドに付着した飛散物を除去することが可能となり、ハンドに飛散物が付着することを抑制することができる。
またさらに、流体発生部は、ハンドが加工領域と退避領域との間を移動するときに、ハンドに付着した飛散物を、流体により除去してもよい。これにより、流体発生部による流体の発生により、加工領域と退避領域との間を遮断してハンドを飛散物から保護すると共に、ハンドに付着した飛散物を除去することができる。よって、ハンドに飛散物が付着することをより抑制することができる。
また、電磁界発生部は、ハンドが加工領域と退避領域との間を移動するときに、ハンドに付着した飛散物を、電界又は磁界により除去してもよい。これにより、電磁界発生部による電界又は磁界の発生により、加工領域と退避領域との間を遮断してハンドを飛散物から保護すると共に、ハンドに付着した飛散物を除去することができる。よって、ハンドに飛散物が付着することをより抑制することができる。
本発明によれば、自動搬送機の少なくともハンドに飛散物が付着することを抑制することができる。
第1の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第1の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第1の実施の形態のワイパによる飛散物の除去方法の例を示す図である。 第1の実施の形態のワイパによる飛散物の除去方法の例を示す図である。 第2の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第2の実施の形態のワイパによる飛散物の除去方法の一例を示す図である。 第3の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第4の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第5の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第6の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第7の実施の形態の工作機械の概略構成図である。 第8の実施の形態の工作機械の概略構成図である。
本発明に係る工作機械について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
[工作機械の全体構成]
図1及び図2は工作機械10の概略構成図である。図1は工作機械10によるワークWの加工が行われていない状態を示す。図2は工作機械10によるワークWの加工が行われている状態を示す。第1の実施の形態の工作機械10は、自動工具交換装置12を有するマシニングセンタである。工作機械10は、自動工具交換装置12により複数の加工ツール14を自動で交換し、ワークWに対して複数の切削加工を行う。工作機械10は、自動工具交換装置12、ベッド16、ワークテーブル18、主軸頭20、コラム22、外装カバー24、多関節ロボット(自動搬送機)26及び制御装置28を備えている。
ベッド16の上面にはワークテーブル18が設けられている。ワークテーブル18は、ベッド16に対して水平方向に移動可能に設けられており、図示しないボールねじ機構及びサーボモータによって任意の位置に移動される。ワークWはワークテーブル18の上面に固定される。
主軸頭20は、自動工具交換装置12と共にコラム22に上下方向に移動可能に支持されている。主軸頭20とコラム22との連結部分には、図示しないボールねじ機構が設けられており、ボールねじ機構をサーボモータ44により駆動することにより、主軸頭20及び自動工具交換装置12を一体に上下移動させる。
主軸頭20の図示しない主軸には加工ツール14が取り付けられている。主軸に取り付けられる加工ツール14は、加工工程に応じて自動工具交換装置12により自動で交換される。主軸が回転することにより、加工ツール14がワークWを切削する。ワークテーブル18の水平方向の動きと主軸頭20の上下方向の動きを制御することにより、ワークWを任意の形状に切削する。
自動工具交換装置12、ワークテーブル18、主軸頭20及びコラム22は、外装カバー24により囲繞されている。外装カバー24は、加工ツール14がワークWを加工することにより発生する切粉や切削液等(以下、飛散物と記載)が外装カバー24の外部に飛び散ることを防止するために設けられている。また外装カバー24は、ワークWの加工中に作業員と加工ツール14等の回転体とが接触することを防止している。
外装カバー24内には、多関節ロボット26が設けられている。多関節ロボット26は、ワークテーブル18上のワークWの交換を行う。多関節ロボット26は、アーム26aを有し、ベース26bを介して外装カバー24に固定されている。アーム26aの先端にはハンド30が取り付けられている。ハンド30はワークWを把持することが可能であり、多関節ロボット26は、ハンド30がワークWを把持した状態でワークWを任意の位置に移動させることができる。多関節ロボット26は、加工後のワークWをワークテーブル18から取り外し、加工前のワークWをワークテーブル18上に設置する。多関節ロボット26は、外装カバー24内に置かれた加工前のワークWをワークテーブル18上に設置するようにしてもよいし、外装カバー24の外に置かれた加工前のワークWをワークテーブル18上に設置するようにしてもよい。また多関節ロボット26は、加工後のワークWを、外装カバー24内に置くようにしてもよいし、外装カバー24の外に置くようにしてもよい。なお、外装カバー24は開閉可能な図示しない扉を有している。この扉はサーボモータ等を有し、後述する制御装置28の制御信号により開閉するようにしてもよいし、多関節ロボット26が扉を開閉するようにしてもよい。
外装カバー24内には、加工ツール14によりワークWが加工される領域である加工領域Aと、ワークWの加工が行われているときに多関節ロボット26が退避する領域である退避領域Bとが設けられている。退避領域Bは加工領域Aに隣接して設けられている。多関節ロボット26は、退避領域Bにおいて外装カバー24の側面に固定されている。ワークWの交換を行うときには、多関節ロボット26はアーム26aを退避領域Bから加工領域A側に伸ばし、ハンド30は加工領域A内で作業を行う(図1参照)。ワークWの加工が行われているときには、多関節ロボット26はアーム26a及びハンド30を退避領域Bに退避させる(図2参照)。
制御装置28は、アーム26aの姿勢やハンド30が位置する座標を制御する。制御装置28からの制御信号に応じて、アーム26aは任意の姿勢を取り、ハンド30を任意の位置に移動させる。
[保護カバーの構成]
外装カバー24の退避領域B内であって、外装カバー24の上面に保護カバー(保護部)32が固定されている(図1、図2参照)。保護カバー32は、中空状に形成された収容部32aと、外部と収容部32aとを連通する開口部32bとを有している。収容部32aは、開口部32bから挿入されたハンド30を収容可能に形成されている。収容部32a内には、少なくともハンド30を収容できればよく、アーム26aの一部も収容することができるようにしてもよい。
制御装置28は、ワークWの加工中に、ハンド30を保護カバー32の収容部32a内に挿入するように多関節ロボット26を制御する(図2参照)。このとき、ハンド30の周辺は保護カバー32により覆われる。これにより、ワークWの加工中に発生する飛散物がハンド30に付着することを抑制する。
保護カバー32の開口部32bにはワイパ34が設けられている。ワイパ34は、アーム26aやハンド30に接触することにより、アーム26aやハンド30に付着した飛散物の除去を行う。ワイパ34は飛散物の除去をできればよく、形状や材料は特に限定しない。例えば、ワイパ34はゴム等の樹脂により形成されている。ワイパ34は接触部34aを有し、接触部34aがアーム26a及びハンド30に接触する。接触部34aは扁平状に形成されており、接触部34aがアーム26aやハンド30に接触したときに、接触部34aがアーム26aやハンド30に密着するように形成されている。なお、接触部34aはブラシ状であってもよい。
図3及び図4はワイパ34による飛散物の除去方法の例を示す図である。例えば、図3に示すように、ワイパ34の接触部34aは保護カバー32の開口部32bの内周側に向けて設けられている。この場合、制御装置28の制御により、多関節ロボット26がハンド30を保護カバー32の収容部32aに出し入れするときに、ハンド30及びアーム26aの先端部がワイパ34に接触することにより飛散物が除去される。又は図4に示すように、ワイパ34の接触部34aは下側に向けて設けられていてもよい。この場合、制御装置28は、アーム26a及びハンド30をワイパ34の真下に当接させた状態で、アーム26a及びハンド30を横方向に動かす。これにより、アーム26a及びハンド30に付着した飛散物が除去される。
[作用効果]
第1の実施の形態の工作機械10では、ワークWの加工を行う加工領域Aを有する外装カバー24内に多関節ロボット26が設けられている。外装カバー24内に多関節ロボット26を設けることにより、多関節ロボット26を外装カバー24の外部に設けた場合と比べて、ワークテーブル18上のワークWの交換を迅速にすることができ、多関節ロボット26も含めた工作機械10全体の設置スペースを削減することができる。
しかし、外装カバー24内はワークWの加工中に切粉や切削液等が飛散するため、アーム26aやハンド30に飛散物が付着することがある。ハンド30に飛散物が付着した状態でハンド30がワークWを把持しようとすると、ワークWが滑り、ハンド30がワークWを確実に把持することができないおそれがある。また、ハンド30によりワークWを把持するときに、ハンド30に付着した飛散物がワークWを傷つけるおそれがある。さらに、アーム26aやハンド30に飛散物が付着したまま放置すると、アーム26aやハンド30の腐食が早まるおそれがある。
そこで第1の実施の形態では、外装カバー24内に保護カバー32が設けられ、ワークWの加工中には、制御装置28は多関節ロボット26によりハンド30を保護カバー32の収容部32a内に挿入するように制御する。これにより、ワークWの加工中には、ハンド30の周囲を保護カバー32で覆って、ハンド30を飛散物から保護することができる。そのため、ハンド30に飛散物が付着することを抑制でき、ハンド30によるワークWの把持をより確実に行うことができる。また、ハンド30によりワークWを把持するときに、ワークWを傷つけることを抑制することができる。さらに、アーム26a及びハンド30の腐食を抑制することができる。
また第1の実施の形態では、保護カバー32は外装カバー24内の退避領域Bに設けられている。ワークWの加工が行われる加工領域Aから離れた退避領域Bに保護カバー32を設けることにより、保護カバー32内への飛散物の進入を抑制し、ハンド30への飛散物の付着を抑制することができる。
さらに第1の実施の形態では、保護カバー32にワイパ34が設けられている。制御装置28の制御により多関節ロボット26がハンド30を保護カバー32に出し入れするときに、ワイパ34がハンド30に触れて、ハンド30に付着した飛散物を除去することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、可動壁(保護部)36により加工領域Aと退避領域Bとを遮断して、ハンド30及びアーム26aを飛散物から保護する。以下、第2の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[可動壁の構成]
図5は工作機械10の概略構成図である。図5は工作機械10によるワークWの加工が行われている状態を示す。
外装カバー24の退避領域B内であって、加工領域A寄りに可動壁36が設けられている。可動壁36は、固定部36aと可動部36bとを有している。固定部36aは、外装カバー24の下面に固定され、外装カバー24の高さ方向の中程まで伸びて形成されている。可動部36bは、図示しないサーボモータ等により駆動され、固定部36aに対して上下方向に移動可能に設けられている。可動部36bの上下方向の移動は、制御装置28により制御されている。
ワークWの加工中には、制御装置28は、多関節ロボット26をアーム26aが退避領域Bに退避するように制御し、可動部36bを上方に移動させる。このとき、可動壁36は加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断し、アーム26a及びハンド30を飛散物から保護する。ワークWを交換するときには、制御装置28は、可動部36bを下方に移動させて加工領域Aと退避領域Bとの間を開放し、多関節ロボット26をアーム26aが退避領域Bから加工領域A側に伸びるように制御し、ハンド30を加工領域A内で作業を行うように制御する。
可動部36bの上端にはワイパ34が設けられている。ワイパ34は、第1の実施の形態のワイパ34と同様、樹脂等により形成され、アーム26aやハンド30と接触することにより、アーム26aやハンド30に付着した飛散物の除去を行う。
図6はワイパ34による飛散物の除去方法の一例を示す図である。図6に示すように、ワイパ34の接触部34aは、可動壁36の可動部36bから上側に向けて設けられている。制御装置28は、可動部36bを下方に移動させ、アーム26a及びハンド30をワイパ34の真上に当接させた状態で、ハンド30及びアーム26aを横方向に動かす。これにより、飛散物が除去される。ワイパ34による飛散物の除去は、可動部36bが下方に位置するときに限らず、可動部36bが上方又は下方に移動しているときに行うようにしてもよい。その場合、制御装置28は、可動部36bの移動に合わせて多関節ロボット26によりアーム26aを上方又は下方に移動させるように制御しつつ、ワイパ34に対してアーム26a及びハンド30を横方向に移動させればよい。
[作用効果]
第2の実施の形態では、ワークWの加工中には、制御装置28は、多関節ロボット26がアーム26aを退避領域Bに退避するように制御し、可動壁36により加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。これにより、退避領域Bに飛散物が侵入することを抑制することが可能となる。よって、アーム26a及びハンド30に飛散物が付着することを抑制することができる。
さらに第2の実施の形態では、可動壁36により加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断及び開放する。これにより、加工領域Aと退避領域Bとの間が遮断されているときには、飛散物からアーム26a及びハンド30を保護し、加工領域Aと退避領域Bとの間が開放されているときには、多関節ロボット26はアーム26aを退避領域Bから加工領域A側に伸ばし、ハンド30は加工領域A内で作業を行うことができる。
〔第3の実施の形態〕
第3の実施の形態では、第1エアノズル(保護部、流体発生部)38aから吐出される空気により加工領域Aと退避領域Bとを遮断して、アーム26a及びハンド30を飛散物から保護する。以下、第3の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[エアポンプの構成]
図7は工作機械10の概略構成図である。エアポンプ38は、第1エアノズル38a及び第2エアノズル38bを有している。第1エアノズル38a及び第2エアノズル38bは、外装カバー24内に設けられており、エアポンプ38から供給された空気が第1エアノズル38a及び第2エアノズル38bから吐出される。エアポンプ38は制御装置28により制御される。外装カバー24の退避領域B内の加工領域A寄りに、第1エアノズル38aが設けられている。第1エアノズル38aは、外装カバー24の上面に固定されており、下方に空気を吐出する。外装カバー24の退避領域B内の多関節ロボット26の下方には第2エアノズル38bが設けられている。第2エアノズル38bは、外装カバー24の側面に固定されており、加工領域Aに向かって空気を吐出する。
第1エアノズル38aが下方に空気を吐出することにより、加工領域Aと退避領域Bとの間はいわゆるエアカーテンにより遮断される。これにより、ワークWの加工中の飛散物が退避領域Bへ進入することを抑制する。ワークWの加工中には、制御装置28は、多関節ロボット26によりアーム26a及びハンド30を退避領域Bに退避させ、第1エアノズル38aが吐出する空気により、アーム26a及びハンド30を飛散物から保護する。
制御装置28は、多関節ロボット26のアーム26aが加工領域A側に伸びているときにも、エアポンプ38を駆動して第1エアノズル38aから空気を吐出させる。第1エアノズル38aが空気を吐出しているときであっても、アーム26aは第1エアノズル38aの下方を通過可能であり、多関節ロボット26はアーム26aを退避領域Bから加工領域A側に伸ばし、ハンド30は加工領域A内で作業を行うことができる。またアーム26a及びハンド30が加工領域Aと退避領域Bとの間を通過するときに、第1エアノズル38aの下方を通過し、アーム26a及びハンド30に付着した飛散物を、第1エアノズル38aが吐出する空気により除去する。
さらに、制御装置28がエアポンプ38を駆動することにより、第2エアノズル38bが加工領域Aに向かって空気を吐出する。これにより、飛散物の退避領域Bへの進入を抑制すると共に、退避領域Bに侵入した飛散物を加工領域A側に戻す。
[作用効果]
第3の実施の形態では、制御装置28はエアポンプ38を駆動し、外装カバー24の上面に設けた第1エアノズル38aから空気を下方に吐出することにより加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。これにより、飛散物が退避領域Bに侵入することを抑制することが可能となる。よって、アーム26a及びハンド30に飛散物が付着することを抑制することができる。
また第3の実施の形態では、アーム26a及びハンド30が加工領域Aと退避領域Bとの間を通過するときに、第1エアノズル38aが吐出する空気によりアーム26a及びハンド30に付着した飛散物を除去することができる。
さらに第3の実施の形態では、制御装置28はエアポンプ38を駆動し、外装カバー24の側面に設けた第2エアノズル38bが空気を加工領域Aに向かって空気を吐出する。これにより、飛散物の退避領域Bへの進入を抑制すると共に、退避領域Bに侵入した飛散物を加工領域A側に戻すことが可能となる。よって、アーム26a及びハンド30に飛散物が付着することを抑制することができる。
〔第4の実施の形態〕
第4の実施の形態では、電界発生装置(保護部、電磁界発生部)42が発生する電界により加工領域Aと退避領域Bとを遮断して、アーム26a及びハンド30を飛散物から保護する。以下、第4の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態〜第3の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[電界発生装置の構成]
図8は工作機械10の概略構成図である。電界発生装置42は、正極端子42a及び負極端子42bを有している。電界発生装置42は、電源及びインバータ等から構成されており、制御装置28により制御され、正極端子42aと負極端子42bとの間に電圧差を生じさせて、正極端子42aと負極端子42bとの間に電界を発生させる。正極端子42a及び負極端子42bは、外装カバー24の退避領域B内の加工領域A寄りに設けられている。正極端子42aは外装カバー24の上面に固定され、負極端子42bは外装カバー24の下面に固定されている。なお、正極端子42aと負極端子42bの設置位置は逆であってもよい。
ワークWの加工時に飛散した切粉は帯電しているため、電圧差が生じている正極端子42aと負極端子42bとの間を切粉が通過しようとすると、切粉は正極端子42a又は負極端子42bに吸着される。ワークWの加工中には、制御装置28は多関節ロボット26がアーム26aを退避領域Bに退避させるように制御すると共に、電界発生装置42により電界を発生させるように制御することで加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断し、切粉の飛散物からアーム26a及びハンド30を保護する。
制御装置28は、多関節ロボット26のアーム26aが加工領域A側に伸びているときにも、電界発生装置42を駆動して正極端子42aと負極端子42bとの間に電界を発生させる。正極端子42aと負極端子42bとの間に電界を発生させているときであっても、アーム26aは正極端子42aと負極端子42bとの間を通過可能であり、多関節ロボット26はアーム26aを退避領域Bから加工領域A側に伸ばし、ハンド30は加工領域A内で作業を行うことができる。またアーム26a及びハンド30が加工領域Aと退避領域Bとの間を通過するときに、正極端子42aと負極端子42bとの間を通過し、アーム26a及びハンド30に付着した飛散物を、電界発生装置42が発生する電界により除去する。
[作用効果]
第4の実施の形態では、電界発生装置42により電界を発生させることにより加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。これにより、飛散物が退避領域Bに侵入することを抑制することが可能となる。よって、アーム26a及びハンド30に飛散物が付着することを抑制することができる。
また第4の実施の形態では、アーム26a及びハンド30が加工領域Aと退避領域Bとの間を通過するときに、電界発生装置42が発生する電界によりアーム26a及びハンド30に付着した飛散物を除去することができる。
〔第5の実施の形態〕
第5の実施の形態では、第1エアノズル38aが吐出する空気と、正極端子42a及び負極端子42bとの間に発生する電界により加工領域Aと退避領域Bとを遮断して、飛散物からアーム26a及びハンド30を保護する。以下、第5の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態〜第4の実施の形態と同じ構成について、同一の符号を付して説明を省略する。
[エアポンプ及び電界発生装置の構成]
図9は工作機械10の概略構成図である。エアポンプ38は、第1エアノズル38aを有している。第1エアノズル38aは、外装カバー24内に設けられており、エアポンプ38から供給された空気が第1エアノズル38aから吐出される。エアポンプ38は制御装置28により制御される。第1エアノズル38aは、外装カバー24の退避領域B内の加工領域A寄りに設けられている。第1エアノズル38aは、外装カバー24の上面に固定されており、下方に空気を吐出する。
電界発生装置42は、正極端子42a及び負極端子42bを有している。電界発生装置42は、正極端子42aと負極端子42bとの間に電圧差を生じさせて、正極端子42aと負極端子42bとの間に電界を発生させる。電界発生装置42は制御装置28により制御される。正極端子42a及び負極端子42bは、外装カバー24の退避領域B内の加工領域A寄りに設けられている。正極端子42aは外装カバー24の上面に固定され、負極端子42bは外装カバー24の下面に固定されている。なお、正極端子42aと負極端子42bの設置位置は逆であってもよい。
制御装置28はエアポンプ38を駆動して、外装カバー24の上面に設けた第1エアノズル38aから空気を下方に吐出させることにより加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。また制御装置28は、電界発生装置42を駆動して、正極端子42aと負極端子42bとの間に電界を発生させることにより、加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。
[作用効果]
第5の実施の形態では、外装カバー24の上面に設けた第1エアノズル38aが空気を下方に吐出することにより加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断すると共に、電界発生装置42により電界を発生させることにより加工領域Aと退避領域Bとの間を遮断する。これにより、飛散物が退避領域Bに侵入することを抑制することができる。
さらに第5の実施の形態では、アーム26a及びハンド30が加工領域Aと退避領域Bとの間を通過するときに、第1エアノズル38aが吐出する空気及び電界発生装置42が発生させる電界によりアーム26a及びハンド30に付着した飛散物を除去することができる。
〔第6の実施の形態〕
第6の実施の形態では、多関節ロボット26のベース26bに保護カバー32を設ける。以下、第6の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態〜第5の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[保護カバーの構成]
図10は工作機械10の概略構成図である。多関節ロボット26のベース26bに保護カバー32が固定されている。第6の実施の形態の保護カバー32は、第1の実施の形態の保護カバー32と固定される位置は異なるものの、その形状は同一のものである。
ワークWの加工中は、多関節ロボット26によりハンド30が保護カバー32の収容部32a内に挿入される。このとき、ハンド30の周辺は保護カバー32により覆われる。これにより、ワークWの加工中に発生する飛散物がハンド30に付着することを抑制する。なお、第6の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、保護カバー32の開口部32bにワイパ34を設けてもよい。
[作用効果]
第6の実施の形態では、多関節ロボット26のベース26bに保護カバー32を設けた。多関節ロボット26を外装カバー24内に設置するときに、同時に保護カバー32を外装カバー24内に設置することができ、保護カバー32の設置作業を容易にすることができる。
〔第7の実施の形態〕
第7の実施の形態では、アーム26aの先端部分に保護カバー32を設ける。以下、第7の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態〜第6の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[保護カバーの構成]
保護カバー32は、アーム26aの先端部分に設けられ、第1部材32cと第2部材32dとを有している。第1部材32cと第2部材32dは、アーム26aの先端部分からハンド30を覆うように伸びて形成されており、アーム26a側の端部を支点として図示しないアクチュエータ等により回動可能に形成されている。アクチュエータは、制御装置28により制御されている。第1部材32cと第2部材32dとが閉じているときには、内部に閉空間が形成され、この閉空間内にハンド30が収容される。これにより飛散物からハンド30を保護する。一方、第1部材32cと第2部材32dが開くと、ハンド30が露出し、ハンド30はワークW等を把持することが可能となる。
[作用効果]
第7の実施の形態では、アーム26aの先端部分に、開閉する可動式の保護カバー32を設けた。保護カバー32はアーム26aの先端部分と共に移動するため、ハンド30を特定の位置に移動させることなく、飛散物からハンド30を保護することができる。
〔第8の実施の形態〕
第8の実施の形態では、多関節ロボット26のアーム26aが保護カバー32として機能する。以下、第8の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態〜第7の実施の形態と同じ構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
[保護カバーの構成]
図12は工作機械10の概略構成図である。アーム26aのベース26b側部分に凹部を形成し、この凹部を有するアーム26aを保護カバー32として用いている。ワークWの加工中は、多関節ロボット26によりハンド30が保護カバー32の収容部32a内に挿入される。このとき、ハンド30の周辺は保護カバー32により覆われる。これにより、ワークWの加工中に発生する飛散物がハンド30に付着することを抑制する。
[作用効果]
第8の実施の形態では、アーム26aが保護カバー32として機能するようにした。これにより、別途保護カバー32を設ける必要がなく、外装カバー24内の省スペース化を図ることができる。
〔他の実施の形態〕
以上、本発明を第1の実施の形態〜第8の実施の形態に基づいて説明してきたが、各発明の具体的な構成は第1の実施の形態〜第8の実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
第3の実施の形態、第5の実施の形態では、第1エアノズル38aは空気を吐出するようにしていたが、空気を吸入するようにしてもよい。第1エアノズル38aは、空気に代えて例えば不活性体の窒素等を供給するものであってもよい。第1エアノズル38aに代えて、液体を吐出するものであってもよい。つまり、工作機械10の腐食を促進するものや、ハンド30に付着してワークWの把持に影響を及ぼすものでなければ、どのような流体を用いてもよい。
第4の実施の形態、第5の実施の形態の電界発生装置42は電界を発生させるが、これに代えて磁界を発生させるものであってもよい。ワークWの加工時に飛散した切粉は磁化しているため、磁界によって吸着することができる。
第3の実施の形態〜第5の実施の形態では、ワークWの加工中は、多関節ロボット26はアーム26a及びハンド30を退避領域Bに退避させるが、少なくともハンド30が退避領域Bに退避されていればよく、アーム26aの一部が加工領域Aにあってもよい。
第2の実施の形態〜第5の実施の形態では、外装カバー24の退避領域B内の加工領域A寄りに、可動壁36、第1エアノズル38a、正極端子42a又は負極端子42bが設けられているが、可動壁36、第1エアノズル38a、正極端子42a又は負極端子42bは、外装カバー24の加工領域A内の退避領域B寄りに設けられてもよい。
第8の実施の形態では、アーム26aに凹部を形成し、この凹部を有するアーム26aを保護カバー32として用いたが、凹部を形成せずに、ハンド30をアーム26aと外装カバー24との間に配置するようにしてもよい。これにより、アーム26a自体がハンド30を飛散物から保護することができる。
10…工作機械 14…加工ツール
18…ワークテーブル 24…外装カバー
26…多関節ロボット(自動搬送機) 30…ハンド
32…保護カバー(保護部) 36…可動壁(保護部)
38a…第1エアノズル(保護部、流体発生部)
42…電界発生装置(保護部、電磁界発生部)
A…加工領域 B…退避領域
W…ワーク

Claims (13)

  1. ワークテーブル上のワークの交換を行う自動搬送機を、加工ツールにより前記ワークの加工を行う加工領域を覆う外装カバー内に有する工作機械であって、
    前記自動搬送機の姿勢及び前記自動搬送機のハンドが位置する座標を制御する制御部と、
    前記外装カバー内に設けられ、前記自動搬送機が所定の姿勢となったとき又は前記ハンドが所定の座標に移動したときに、少なくとも前記ハンドを前記ワークの加工によって発生する飛散物から保護する保護部と、
    を有することを特徴とする工作機械。
  2. 請求項1に記載の工作機械であって、
    前記保護部は、少なくとも前記ハンドを覆う保護カバーであることを特徴とする工作機械。
  3. 請求項2に記載の工作機械であって、
    前記外装カバー内に、前記ワークの加工中に前記自動搬送機が退避する退避領域が設けられ、
    前記保護カバーは、前記退避領域に設けられることを特徴とする工作機械。
  4. 請求項2に記載の工作機械であって、
    前記保護カバーは、前記自動搬送機に設けられ、前記ハンドが前記ワークを把持するときには開き、前記ワークが加工されているときには前記ハンドを覆うように閉じる可動式カバーであることを特徴とする工作機械。
  5. 請求項1に記載の工作機械であって、
    前記自動搬送機は、多関節ロボットであって、
    前記多関節ロボットのアームが前記保護部として機能することを特徴とする工作機械。
  6. 請求項1に記載の工作機械であって、
    前記外装カバー内に、前記ワークの加工中に前記自動搬送機が退避する退避領域が設けられ、
    前記制御部は、前記ワークが加工されているときには少なくとも前記ハンドを前記退避領域に位置させ、
    前記保護部は、前記ワークが加工されているときには前記加工領域と前記退避領域とを遮断することを特徴とする工作機械。
  7. 請求項6に記載の工作機械であって、
    前記保護部は、前記加工領域と前記退避領域との間を遮断及び開放することが可能な可動壁であることを特徴とする工作機械。
  8. 請求項6に記載の工作機械であって、
    前記保護部は流体を吐出又は吸入する流体発生部であって、前記流体により前記加工領域と前記退避領域との間を遮断することを特徴とする工作機械。
  9. 請求項6又は8に記載の工作機械であって、
    前記保護部は、電界又は磁界によって前記加工領域と前記退避領域との間を遮断する電磁界発生部であることを特徴とする工作機械。
  10. 請求項3に記載の工作機械であって、
    前記保護カバーは、少なくとも前記ハンドに付着した前記飛散物を除去するワイパを有することを特徴とする工作機械。
  11. 請求項7に記載の工作機械であって、
    前記可動壁は、少なくとも前記ハンドに付着した前記飛散物を除去するワイパを有することを特徴とする工作機械。
  12. 請求項8に記載の工作機械であって、
    前記流体発生部は、前記ハンドが前記加工領域と前記退避領域との間を移動するときに、前記ハンドに付着した前記飛散物を、前記流体により除去することを特徴とする工作機械。
  13. 請求項9に記載の工作機械であって、
    前記電磁界発生部は、前記ハンドが前記加工領域と前記退避領域と間を移動するときに、前記ハンドに付着した前記飛散物を、前記電界又は前記磁界により除去することを特徴とする工作機械。
JP2016200415A 2016-10-11 2016-10-11 工作機械 Active JP6525933B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016200415A JP6525933B2 (ja) 2016-10-11 2016-10-11 工作機械
US15/726,532 US10759065B2 (en) 2016-10-11 2017-10-06 Machine tool
DE102017009356.3A DE102017009356B4 (de) 2016-10-11 2017-10-09 Werkzeugmaschine
CN201721304880.7U CN208099923U (zh) 2016-10-11 2017-10-10 机床
CN201710933774.3A CN107914177B (zh) 2016-10-11 2017-10-10 机床

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016200415A JP6525933B2 (ja) 2016-10-11 2016-10-11 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018062017A true JP2018062017A (ja) 2018-04-19
JP6525933B2 JP6525933B2 (ja) 2019-06-05

Family

ID=61695972

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016200415A Active JP6525933B2 (ja) 2016-10-11 2016-10-11 工作機械

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10759065B2 (ja)
JP (1) JP6525933B2 (ja)
CN (2) CN208099923U (ja)
DE (1) DE102017009356B4 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7364284B1 (ja) * 2022-09-29 2023-10-18 コネクテッドロボティクス株式会社 把持システム、及び制御装置
JP7436342B2 (ja) 2020-10-14 2024-02-21 オークマ株式会社 ロボット保護構造

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6525933B2 (ja) * 2016-10-11 2019-06-05 ファナック株式会社 工作機械
WO2020026545A1 (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ソニー株式会社 ロボット、ロボットの制御方法およびプログラム
FR3095606B1 (fr) * 2019-05-03 2021-12-24 I Mc Procédé et dispositif pour le contrôle d’une pièce en cours de fabrication
JP7368156B2 (ja) * 2019-09-26 2023-10-24 ファナック株式会社 ロボット制御システム
DE102021213624A1 (de) * 2021-12-01 2023-06-01 Festo Se & Co. Kg Bearbeitungseinrichtung und Bearbeitungssystem

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636742U (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 オークマ株式会社 工作機械用ミスト飛散防止装置
JPH07601U (ja) * 1993-06-03 1995-01-06 村田機械株式会社 ローダ装置付き旋盤
JPH07136892A (ja) * 1993-11-24 1995-05-30 Komatsu Ltd シャフトミラーの切粉飛散防止装置
JPH08174371A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Nishida Kikai Kosakusho:Kk 工作機械
JPH10277871A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械におけるワークの反転方法およびワークの反転装置
JP2004098247A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Koyo Thermo System Kk 搬送ロボット
JP2008246585A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Citizen Holdings Co Ltd 部品の搬出装置及び該搬出装置を備えた工作機械
WO2013099091A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 パナソニック株式会社 自走式ロボットハンド
JP2016074062A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 シチズンホールディングス株式会社 ワーク供給装置及び工作機械
JP5940712B1 (ja) * 2015-05-25 2016-06-29 Dmg森精機株式会社 加工機械
JP2016135522A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 ファナック株式会社 ワークに対して作業を即時に行うことが可能なシステム

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3204492A (en) 1963-04-29 1965-09-07 Cincinnati Milling Machine Co Method of drilling
CA1002299A (en) * 1971-06-24 1976-12-28 William H. Trembley Installation tool
JPS6274944U (ja) 1985-10-30 1987-05-13
JPH0646755B2 (ja) 1986-06-19 1994-06-15 松下電送株式会社 網制御装置
JPS636742U (ja) 1986-07-01 1988-01-18
JPS63105858A (ja) 1986-10-22 1988-05-11 Okuma Mach Works Ltd ロ−デイング装置付工作機械の制御方法
SU1496987A1 (ru) 1986-10-24 1989-07-30 Ивановский энергетический институт им.В.И.Ленина Способ сбора и удалени стружки
JPH045230Y2 (ja) 1987-10-30 1992-02-14
JPH05301142A (ja) 1992-04-28 1993-11-16 Enshu Ltd 搬送具付き工作機械
US5306999A (en) * 1993-01-15 1994-04-26 Hubbell Incorporated Electric vehicle charging station
JP3420849B2 (ja) 1993-09-21 2003-06-30 株式会社東芝 ポリッシング装置及び方法
FR2751254B1 (fr) 1996-07-19 1998-08-21 Renault Dispositif pour enlever les copeaux projetes par la tete d'usinage d'une machine outil
JP3193361B2 (ja) 1999-04-07 2001-07-30 ニッタ株式会社 工作機械用ワイパー
JP2001062669A (ja) 1999-08-24 2001-03-13 Nikon Corp 加工方法およびその装置
JP2003068697A (ja) 2001-08-22 2003-03-07 Sony Corp 自動基板洗浄装置
JP2003089031A (ja) 2001-09-17 2003-03-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 切屑除去装置およびこれを備えた歯車シェービング盤並びに切屑除去方法
JP2006000975A (ja) 2004-06-17 2006-01-05 Nippei Toyama Corp 主軸装置
ES2361904T3 (es) 2007-12-07 2011-06-24 Dieter Faude Dispositivo de protección para una estación para procesos, procedimiento para la carga y/o descarga automática de una estación para procesos.
JP5058848B2 (ja) 2008-03-05 2012-10-24 東京エレクトロン株式会社 搬送アーム洗浄装置、搬送アーム洗浄方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2011041922A (ja) 2009-08-21 2011-03-03 Thk Rhythm Co Ltd 磁性体セパレータ
JP5931425B2 (ja) 2011-12-12 2016-06-08 ローランドディー.ジー.株式会社 人工歯作製装置
CN203266941U (zh) 2012-11-15 2013-11-06 林冰 新型的带有吸尘功能的石材切割磨光机械装置
JP6272629B2 (ja) 2013-04-29 2018-01-31 リクルス モーター スポーツ,インコーポレーテッド ロボットテンダーを用いて種々の部品形状を保管し処理するシステム及び方法
WO2015124645A1 (de) 2014-02-21 2015-08-27 Sk-Technologies Ug Roboterzelle zum hauptzeitparallelen be- und entladen von einzelplatz-zerspanungsmaschinen
CN204339410U (zh) 2014-11-26 2015-05-20 集美大学 用于碳纤维复合材料铣钻加工的专用机床
JP6480821B2 (ja) * 2015-07-10 2019-03-13 ファナック株式会社 ロボットのカバー構造
JP6356655B2 (ja) 2015-12-10 2018-07-11 ファナック株式会社 加工屑を除去する機能を有する加工システム
JP6756539B2 (ja) * 2016-08-04 2020-09-16 オークマ株式会社 工作機械
JP6525933B2 (ja) * 2016-10-11 2019-06-05 ファナック株式会社 工作機械
US10137580B1 (en) * 2017-09-15 2018-11-27 Honda Motor Co., Ltd. Systems and methods for robotic arm guard assemblies

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0636742U (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 オークマ株式会社 工作機械用ミスト飛散防止装置
JPH07601U (ja) * 1993-06-03 1995-01-06 村田機械株式会社 ローダ装置付き旋盤
JPH07136892A (ja) * 1993-11-24 1995-05-30 Komatsu Ltd シャフトミラーの切粉飛散防止装置
JPH08174371A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Nishida Kikai Kosakusho:Kk 工作機械
JPH10277871A (ja) * 1997-03-31 1998-10-20 Hitachi Seiki Co Ltd 工作機械におけるワークの反転方法およびワークの反転装置
JP2004098247A (ja) * 2002-09-11 2004-04-02 Koyo Thermo System Kk 搬送ロボット
JP2008246585A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Citizen Holdings Co Ltd 部品の搬出装置及び該搬出装置を備えた工作機械
WO2013099091A1 (ja) * 2011-12-28 2013-07-04 パナソニック株式会社 自走式ロボットハンド
JP2016074062A (ja) * 2014-10-07 2016-05-12 シチズンホールディングス株式会社 ワーク供給装置及び工作機械
JP2016135522A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 ファナック株式会社 ワークに対して作業を即時に行うことが可能なシステム
JP5940712B1 (ja) * 2015-05-25 2016-06-29 Dmg森精機株式会社 加工機械

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7436342B2 (ja) 2020-10-14 2024-02-21 オークマ株式会社 ロボット保護構造
JP7364284B1 (ja) * 2022-09-29 2023-10-18 コネクテッドロボティクス株式会社 把持システム、及び制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10759065B2 (en) 2020-09-01
DE102017009356B4 (de) 2022-05-12
JP6525933B2 (ja) 2019-06-05
CN208099923U (zh) 2018-11-16
CN107914177A (zh) 2018-04-17
DE102017009356A1 (de) 2018-04-12
US20180099419A1 (en) 2018-04-12
CN107914177B (zh) 2020-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6525933B2 (ja) 工作機械
US10486315B2 (en) Machine tool
KR102431825B1 (ko) 공작기계
US10632611B2 (en) Machine tool
KR840001126B1 (ko) 산업용 로봇의 로봇손
US10668618B2 (en) Machine tool system and moving method
KR101444815B1 (ko) 자동 기계 가공 장치
KR102402403B1 (ko) 절삭 장치
KR20150052308A (ko) 작업편을 가공하기 위한 기계 공구 및 방법
JP6426766B2 (ja) 加工後の物品を搬出するロボットを備えた加工システム及び物品搬出方法
CN106425650B (zh) 抑制被加工物的振动的振动抑制方法及机械加工系统
CN111482841A (zh) 机床
CN112387992A (zh) 机床系统
JP4680492B2 (ja) ロボット制御装置
WO2014069274A1 (ja) ワーク搬送装置及び工作機械
JP2015016515A (ja) 工作機械システムおよび工作機械の制御方法
US20220258295A1 (en) Machine tool
CN210909175U (zh) 装载装置及在机内具备装载装置的机床
KR20200099359A (ko) 공작기계의 와이퍼 장치
KR101731324B1 (ko) 자동선반용 소재의 오토로딩장치
JP7049805B2 (ja) 工作機械
JP7436342B2 (ja) ロボット保護構造
KR20070068733A (ko) 공작기계의 공작물 언로더의 버킷부 개폐장치
JP2001121301A (ja) 主軸移動型立形工作機械
CN112789139A (zh) 加工系统

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6525933

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150