JPS6337135Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6337135Y2
JPS6337135Y2 JP1982077728U JP7772882U JPS6337135Y2 JP S6337135 Y2 JPS6337135 Y2 JP S6337135Y2 JP 1982077728 U JP1982077728 U JP 1982077728U JP 7772882 U JP7772882 U JP 7772882U JP S6337135 Y2 JPS6337135 Y2 JP S6337135Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
hole machining
cutting oil
oil
drilling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982077728U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58181410U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7772882U priority Critical patent/JPS58181410U/ja
Publication of JPS58181410U publication Critical patent/JPS58181410U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6337135Y2 publication Critical patent/JPS6337135Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、穴加工により発生した切屑を迅速に
除去することができる穴加工装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
従来、例えばドリルによる穴あけ、リーマ加
工、タツプ立て等により盲穴又は深穴を加工する
場合、穴の底部に切屑及び切削油等の不要物が残
るので、これらを除去するためにエアーガンなど
で高圧気体を穴に噴射し、気体の圧力により上記
穴内の不要物を外部に吹き飛ばしていた。しかる
に、これらの作業は、ドリルやタツプを穴から引
き抜いたのち、人手により行なつている。しか
し、深穴の場合には、外部に排出される切屑と高
圧気体が干渉し不要物の除去は十分でない。この
ような深穴加工には半月切りによる加工が有効で
あるが、切屑が直接加工穴内周面に触れるので、
仕上面を悪化させるのみならず、工具摩耗が著し
くなる。もつとも、穴加工後、別の自動ステーシ
ヨンにおいて穴に滞留した不要物を除去すること
はできるが、正確な位置決め工程を必要とし生産
能率の点から好ましくない。
〔考案の目的〕
本考案は、上記事情を勘案してなされたもの
で、穴加工直後に穴内部に残つた不要物を自動的
に除去できる穴加工装置を提供することを目的と
する。
〔考案の概要〕
穴加工中に設けられた切削油供給のための流通
孔を利用して、穴加工直後に流通孔を真空源に接
続するか、又は、流通孔より高圧流体を穴に噴射
して、穴内部の不要物を流通孔から吸入するか又
は高圧流体により外部に放出するようにしたもの
である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面を参照して実施例に基づい
て詳述する。
第1図は、本実施例の穴加工装置を示すもの
で、ドリル1は、その柄部側が保持部2に装着固
定され、図示せぬ電動機により回転駆動されるよ
うになつている。上記ドリル1には、軸方向に2
本の流通孔3,3が穿設されている。これら流通
孔3,3の一端部は、ドリル1の先端部の逃げ面
に開口している。また、流通孔3,3の他端部は
柄部外周面に開口している。この柄部外周面にお
ける流通孔3,3の開口位置には、環装体4が保
持部2を軸支するように取付けられている。この
環装体4内部は流通孔3,3が開口する中空部と
なつているとともに、環装体4の外周面には、上
記中空部と連通するパイプ4aが取付けられてい
る。このパイプ4aの途中は、2方向に分岐して
いて、分岐した可撓性のパイプ5,6は、それぞ
れ例えば電磁弁などの流体管路の開閉を行う給油
バルブ7、真空バルブ8を介して切削油を供給す
る給油源9及び真空源10に接続されている。上
記パイプ5、給油バルブ7及び給油源9は給油機
構を、又、上記パイプ6、真空バルブ8及び真空
源10は、不要物排出機構を構成している。な
お、上記環装体4は、保持部2の回転中も、環装
体4の中空部に、給油源9から供給された切削油
が外部に漏出したり、真空源10による真空引き
中も外気が漏入しないように密封されている。さ
らに、上記給油バルブ7、真空バルブ8は、これ
らの開閉制御を行うバルブ制御部11に電気的に
接続されている。このバルブ制御部11は、例え
ばマイクロコンピユータなどのような演算制御部
12に接続されている。バルブ制御部11及び演
算制御部12は制御機構を構成している。この演
算制御部12には、保持部2を回転させる電動機
を駆動する回転駆動部13及び保持部2を矢印1
4a,14b方向に昇降駆動させる送り駆動部1
5も電気的に接続されている。なお、被加工物1
6は、図示せぬ支持装置により固定されている。
上記構成において、まず、被加工物16を支持
装置により位置決めする。このとき、ドリル2は
被加工物16直上に保持されている。つぎに、演
算制御部12からは、あらかじめ格納されたプロ
グラムに基づいて、制御信号SAが回転駆動部1
3に出力され、ドリル1は、第2図aに示すよう
に、一定時間経過後に定常回転数に達する。これ
と同時に、演算制御部12からは、制御信号SB
が送り駆動部15に出力されドリル1は、矢印1
4a方向に下降し被加工物16の穴あけ加工が進
行する(第2図b参照)。また、この穴あけ加工
期間中、演算制御部12からバルブ制御部11に
出力された制御信号SCにより、バルブ制御部1
1からは給油バルブ7に、バルブ制御信号SDが
出力される(第2図c参照)。このバルブ制御信
号SDが出力されている期間中、給油バルブ7は
開き、給油源9からは矢印17方向に、パイプ
5、パイプ4a、環装体4、流通孔3,3を経由
して、切削油がドリル1先端の流通孔3,3開口
から切削点に供給される。その結果、ドリル1の
すくい面、逃げ面が潤滑されるとともに、加工点
近傍が冷却される。しかして、送り駆動部15に
よるドリル1の送りにより、所定深さの穴18が
形成されると、すなわち、加工ストローク終了時
に(第2図中の時点t1)、演算制御部12から制
御信号SB′が送り駆動部15に出力され、ドリル
1の矢印14a方向への下降は停止し、一定時間
(0〜数秒)ドウエルされた状態となる。ドリル
1の送り停止と同時にバルブ制御信号SDの出力
も中断され、給油バルブ7は閉止され、切削油
は、盲穴18に供給されなくなる。この切削油の
供給停止に引続いて、演算制御部12からバルブ
制御部11に出力された制御信号SC′により、バ
ルブ制御部11からは、真空バルブ8にバルブ制
御信号SEが出力される(第2図d参照)。その結
果、真空バルブ8が開き真空源10に向つて、ド
リル1先端の流通孔3,3開口から、空気が、流
通孔3,3、環装体4、パイプ4a,6中を矢印
19方向に吸引される。これにともなつて、例え
ば盲穴18の底部に残つた穴明けによる切屑及び
切削油等も空気とともに吸い込まれ、盲穴18内
部の清掃を自動的に行うことができる。ドリル1
は、ドウエルタイム終了後(第2図時点t2)演算
制御部12から送り駆動部15へ制御信号SB″が
出力され、矢印14b方向に上昇し原位置に復帰
する。真空源10による切屑及び切削油の吸い込
みはドリル1の回転停止及び原位置復帰後も、時
点t3まで継続する。
なお、上記実施例の穴加工は、ドリルによる穴
あけ加工についてのものであるが、これに限ら
ず、本考案は、リーマ加工、タツプ立て等の他の
穴加工工具にも適用できる。また、流通孔の数に
ついても2本に限ることなく、切削点近傍に開口
するものであれば、本数に拘泥することはない。
さらに、穴加工工具に設けられた流通孔から穴加
工中に切削油を供給し、穴加工終了後、切削油の
供給を停止して流通孔を介して高圧空気を噴射
し、盲穴底部の残留物を外部に吹きとばすため
に、真空源10の代りに圧縮ポンプを設けてもよ
い。この場合、従来のエア・ガンによる高圧流体
の吹き付けと異なり、排出される切屑と高圧流体
は干渉することがないので、切屑等は円滑に外部
に排出される。さらにまた、演算制御部11とし
てマイクロコンピユータを例示したが、これに限
らずリレーシーケンス又は無接点シーケンスによ
りハード的に構成したものを用いてよいことはも
ちろんである。さらに、穴加工工具のみを回転及
び送り移動させるのみならず、穴加工工具と被加
工物とを相対的に送り移動かつ回転させるもので
あれば、本考案の要旨の範囲内である。
〔考案の効果〕
本考案の穴加工装置は、穴加工工具に切刃近傍
に開口する流通孔を設け、穴加工中この流通孔を
介して加工点近傍に切削油を供給するとともに、
穴加工終了後、切削油の供給を停止して、流通孔
を介して加工点近傍の空気を吸引するか、又は、
流通孔を介して高圧空気を吹きつけて盲穴の底部
に残存している残留物を除去するようにしたもの
で、穴加工直後に迅速かつ確実に盲孔底部に残留
している切屑や切削油等を排出できる。したがつ
て、穴加工の自動化が簡略化し、製品の品質向上
に寄与する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の穴加工装置の構成
図、第2図は穴あけ加工にともなうタイミングチ
ヤートを示す図である。 1……ドリル(穴加工工具)、3……流通孔、
9……給油源(給油機構)、10……真空源(不
要物排出機構)、11……バルブ制御部(制御機
構)、12……演算制御部(制御機構)、13……
回転駆動部(回転送り機構)、16……被加工物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 穴加工時の被加工物に対する前進側端部に一
    端が開口する流通孔が形成された穴加工工具
    と、上記穴加工工具と上記被加工物とを相対的
    に回転させるとともに相対的に送り移動させて
    上記被加工物の穴加工を行う回転送り機構と、
    上記流通孔の一端側開口から上記穴内部に切削
    油を供給する給油機構と、上記流通孔の一端側
    開口から上記穴内部に空気を噴出させるか又は
    上記穴内部の空気を吸入し上記穴中に存在して
    いる不要物を排出する不要物排出機構と、上記
    給油機構及び上記不要物排出機構に電気的に接
    続されこれらの作動を切換自在に制御する制御
    機構とを具備することを特徴とする穴加工装
    置。 (2) 穴加工工具はドリルであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の穴加工装
    置。 (3) 穴加工工具はリーマであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の穴加工装
    置。 (4) 穴加工工具はタツプであることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の穴加工装
    置。 (5) 制御機構は穴加工中は給油機構を作動させて
    上記穴に切削油を供給し穴加工終了とともに上
    記給油機構による上記切削油の供給を停止させ
    不要物排出機構を作動させて上記穴中の不要物
    を排出させることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項乃至第4項記載の穴加工装置。
JP7772882U 1982-05-28 1982-05-28 穴加工装置 Granted JPS58181410U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772882U JPS58181410U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 穴加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7772882U JPS58181410U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 穴加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181410U JPS58181410U (ja) 1983-12-03
JPS6337135Y2 true JPS6337135Y2 (ja) 1988-10-03

Family

ID=30086979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7772882U Granted JPS58181410U (ja) 1982-05-28 1982-05-28 穴加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58181410U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6715414B6 (ja) * 2017-10-16 2020-07-29 Jfp株式会社 湿式穿孔装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135175A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Hitachi Ltd Senkokogu

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135175A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Hitachi Ltd Senkokogu

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181410U (ja) 1983-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5802893B2 (ja) ドリル及びそれを用いた穿孔装置
US10493585B2 (en) Machining system including robot for transporting machined article and method
CN112496967A (zh) 一种用于数控车床的一体式打磨设备
US4648759A (en) Automatic coolant inducer arrangement
JPS6337135Y2 (ja)
JP5499280B2 (ja) 手持式穿孔装置
WO2016074322A1 (zh) 一种深孔加工机构
JPH08197371A (ja) 工作機械の切粉気流除去装置
JPH0115492Y2 (ja)
CN112338222A (zh) 一种数控车床及其使用方法
US7513181B2 (en) Air operated unloading device
JP2003136355A (ja) 工 具
CN213195758U (zh) 一种阀体加工设备
JP2003025183A (ja) 工具ホルダの潤滑油吐出量制御方法とその装置
JP2002361193A (ja) ドレッサー用吸引機
JPH04283011A (ja) ボーリング加工装置
JPH11170104A (ja) 穴明け機の工具清掃装置および清掃方法
JPS60118407A (ja) 数値制御ボ−ル盤の切削屑処理装置
CN220613095U (zh) 一种孔芯侧孔加工夹具
CN219542499U (zh) 一种具有孔内清洁机构的模架生产用钻孔机床
JPH0620713B2 (ja) 切り粉除去装置
JP4144693B2 (ja) 不断水工法におけるバタフライ弁の据付け方法
JPH04336908A (ja) 穴内面の自動バリ取り方法とその装置
US3559511A (en) Drill coolant method and apparatus
CN215279991U (zh) 一种用于钻孔的瓶口加工机