JP2002360901A - 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム - Google Patents

遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム

Info

Publication number
JP2002360901A
JP2002360901A JP2001177870A JP2001177870A JP2002360901A JP 2002360901 A JP2002360901 A JP 2002360901A JP 2001177870 A JP2001177870 A JP 2001177870A JP 2001177870 A JP2001177870 A JP 2001177870A JP 2002360901 A JP2002360901 A JP 2002360901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gaming machine
information
gaming
game
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001177870A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Asami
忠男 浅見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2001177870A priority Critical patent/JP2002360901A/ja
Publication of JP2002360901A publication Critical patent/JP2002360901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】不正行為の発見を正確に早く行えるようにす
る。 【解決手段】他の遊技機3000において不正行為が行
われている旨の情報を提供するための情報提供ボタン5
00の操作に応じてこの情報が遊技機管理装置1000
に送信され、CPU1200はこの情報受信に応答して
不正行為が行われているか否かを確認するので(ステッ
プS2000、S2002)、不正行為の発見を迅速か
つ正確に行うことが可能になる。しかも、CPU120
0は確認結果を表示装置1800にメッセージ表示して
通知するので確認結果を正確に把握することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機からの情報
を管理する遊技機管理装置と遊技機群とを備えた遊技シ
ステムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】遊技場では遊技機からの遊技情報を管理
する遊技機管理装置が配設されて各遊技機の遊技情報を
管理している。そして、この遊技情報が異常な値を示す
時にその遊技機において不正行為が行われたと判定する
ようにした提案もされている。さらに、遊技者の不正行
為の発生を監視するための監視システム等も設置されて
このモニター映像を監視室で監視しながら不正行為の発
生を監視するものも提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モニタ
ー映像監視による不正行為発生監視は発見の正確さに欠
ける面があり、また、遊技情報の値を考慮して不正行為
の発生を検出する手法にあっては不正行為の検出が遅れ
ていまう事態もありえるといった問題があった。
【0003】そこで、本発明は、このような従来の課題
を解決するためになされたものであり、不正行為の発見
を正確に早く行えるようにした遊技システムおよび遊技
機管理装置ならびにその動作プログラムを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、遊技機からの情報を管理する遊技機管理
装置と、遊技機群とを備えた遊技システムにおいて、前
記遊技機群の各遊技機は、他の遊技機において不正行為
が行われている旨の情報を提供するための操作手段と、
この操作手段の操作に応じて前記情報を前記遊技機管理
装置に送信する送信手段と、を備え、前記遊技機管理装
置は、前記情報を受信する受信手段と、この情報受信に
応答して不正行為が行われているか否かを確認する確認
手段と、を備えたことを特徴とする遊技システム。
【0005】この発明によれば、他の遊技機において不
正行為が行われている旨の情報を提供するための操作手
段の操作に応じて前記情報が遊技機管理装置に送信さ
れ、遊技機管理装置は、この情報受信に応答して不正行
為が行われているか否かを確認するので、不正行為の発
見を迅速かつ正確に行うことが可能になる。
【0006】前記遊技機管理装置は、前記確認手段によ
る確認結果を通知する通知手段を備えた構成としても良
い。
【0007】また、前記確認手段は、前記操作手段が操
作された遊技機の近隣の遊技機の遊技情報を参照して、
不正行為が行われたか否かを確認する手段とすることが
できる。
【0008】また、前記確認手段は、前記操作手段が操
作された遊技機が属する遊技機島の他の総ての遊技機の
或る遊技情報の所定時間内の変化量を調べ、この変化量
が所定の条件を満足する遊技機に対して不正が行われた
と判定する反面、これを満足する遊技機がない場合には
不正が行われなかったと判定する手段とすることができ
る。
【0009】さらに、前記遊技機管理装置は、前記確認
手段による確認の結果、不正が行われなかったと判定し
た場合には、前記操作手段が操作された遊技機の遊技状
態を現状よりも不利な遊技状態とするための制御情報を
送信する制御情報送信手段を備え、前記操作手段が操作
された遊技機は、この制御情報の受信に応答して遊技状
態を変更する制御手段を備えるようにしても良い。
【0010】さらに、前記遊技機管理装置は、前記確認
手段による確認の結果、不正が行われたと判定した場合
には、前記操作手段が操作された遊技機に対して特典を
付与するための特典情報を送信する特典情報送信手段を
備え、前記操作手段が操作された遊技機は、この特典情
報の受信に応答して遊技機への特典付与動作を行う特典
付与制御手段を備えるようにすることもできる。
【0011】そして、前記遊技機は、初期値から最終値
までを循環的にカウント動作するカウント値を適宜のタ
イミングで選択し、この選択したカウント値が予め設定
した大当り値である場合に大当りとする抽選手段を備
え、前記特典付与制御手段は、前記特典情報送信手段か
ら送信される大当り値を前記抽選手段での抽選に用いる
新たな大当り値として設定する手段としても良い。
【0012】さらに、前記遊技機管理装置は、遊技機識
別子と携帯端末装置の送信アドレスとを関連付けて登録
した登録手段と、前記確認手段による確認の結果、不正
が行われたと判定した場合には、前記登録手段の登録内
容を参照して、不正が行われた遊技機に対して設定され
ている送信先アドレスに不正が行われた旨の電子メール
を送信するメール送信手段を備え、この送信先アドレス
が割り当てられる携帯端末装置は、前記電子メールを受
信するメール受信手段と、受信したメールを自動開封表
示する表示手段とを備えるようにしても良い。
【0013】なお、前記登録手段は、1つの遊技機島に
属する全遊技機識別子に1つの送信アドレスを関連付け
て登録しているようにすることもできる。
【0014】そして、本発明によれば、遊技機からの情
報を管理する遊技機管理装置において、遊技機に備えら
れた他の遊技機において不正行為が行われている旨の情
報を提供するための操作手段の操作に応じて送信される
前記情報を受信する受信手段と、この情報受信に応答し
て不正行為が行われているか否かを確認する確認手段
と、を備えたことを特徴とする遊技機管理装置も提供さ
れる。
【0015】さらに、遊技機からの情報を管理する遊技
機管理装置を動作させるためのコンピュータ実行可能な
動作プログラムにおいて、遊技機に備えられた他の遊技
機において不正行為が行われている旨の情報を提供する
ための操作手段の操作に応じて送信される前記情報を受
信する処理と、この情報受信に応答して不正行為が行わ
れているか否かを確認する処理と、を含む処理をコンピ
ュータに実行させるための動作プログラムも提供され
る。
【0016】なお、このような動作プログラムは、コン
ピュータ読み取り可能な記録媒体にを記録しておき、コ
ンピュータがこの記録媒体に記録した動作プログラムを
読み取って実行するようにできる。このような記録媒体
としては、ROM、半導体IC等の半導体記録媒体、D
VDROM、CDROM等の光記録媒体、フレキシブル
ディスク等の磁気記録媒体、MO等の光磁気記録媒体が
挙げられる。また、この動作プログラムを通信網を介し
て情報処理装置からダウンロードするようにしても良
い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず、本発明の実施形態の遊技
機管理装置1000がその遊技情報を管理する遊技機3
000側の一般的な構成や動作を説明してから、本発明
の主要な動作を説明することによって本発明の理解の容
易化を図る。
【0018】(遊技機3000側)図1は遊技盤10の
模式的な説明図である。遊技盤10の略中央部には、3
つ(左、中、右)の表示エリアを有していて、各表示エ
リアにおいて、独立して数字やキャラクタによる図柄で
構成される識別情報が変動表示可能である特別図柄表示
装置100が配設されており、その真下には特別図柄始
動口104が配設されていて、この特別図柄始動口10
4の両側には普通図柄作動ゲート102、102が配設
されている。また、一対の開閉部材120、120が特
別図柄始動口104を形成するように離間して開閉可能
に設けられている。
【0019】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。
【0020】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、当り有効
ライン上に所定表示パターン(例えば「7、7、7」)
の表示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入
賞口106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にと
って有利な大当り遊技状態となる。
【0021】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されそ
の後、当り有効ライン上に所定表示パターン(例えば
「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装置100によ
って行われ、大入賞口106が所定パターンで開閉制御
されて遊技者にとって有利な大当り状態となる。一方、
入賞されない打玉はアウト口114を介して排出され
る。
【0022】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等の遊技制御プログラムを格納するROM201とワー
クエリアが形成されるRAM203とが設けられてい
て、一体型のワンチップマイコンとなっている。主制御
部200が所定周期でこの遊技制御プログラムを繰り返
して実行することによって遊技動作が行われることにな
る。
【0023】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0024】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示部
を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で
実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御
するランプ表示装置110、112、効果音を発生する
効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイ
スで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉
部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド
300、および、大入賞口106の幅広な開閉部材を開
閉制御するための大入賞口作動ソレノイド302が接続
され、主制御部200は各装置を制御するための制御信
号を送信可能となっている。
【0025】そして、主制御部200は、特に特別図柄
表示装置100に対しては所定数個の表示制御用のコマ
ンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、特別
図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基いて、主
制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな表示制
御を行うようになっている。さらに主制御部200から
特別図柄表示装置100へコマンドを送信するのみの一
方向通信による通信形態を採っている。
【0026】そして、特別図柄始動口104への遊技球
の入賞に応じて図柄表示演出を行なう特別図柄表示装置
100、この図柄表示演出と共に効果音発生による音出
力演出を行う効果音発生装置116、および、この図柄
表示演出と共に図示しない点灯部の点消灯制御を行って
点消灯演出を行なうランプ表示装置110(112)が
演出用周辺装置群を構成している。
【0027】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0028】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0029】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄を変動させるとともに、変動
パターンを指定するためのコマンド(第1のコマン
ド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマンド
(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定
するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の停
止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、「特
別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマン
ド)」がある。なお、第1のコマンドには図柄をどのよ
うなパターンで変動表示させるか、キャラクタをどのよ
うなパターンで表示演出させるか等の変動パターンを指
定する情報を含んだコマンドとなっている。主制御部2
00は、図柄変動表示を開始させるような遊技状況とな
ったときこれらの5つのコマンドを1回の変動表示制御
において所定のタイミングで特別図柄表示装置100に
送信する。
【0030】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0031】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0032】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0033】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0034】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明する。なお、図10に示す一連の処理は
主制御部200がROM201に格納されている図示し
ない遊技制御プログラムを実行することによって行われ
る。より具体的には、リセット回路213から所定時間
(例えば4msec)毎に供給されるリセット信号をト
リガとして先頭のステップから実行され、この一連の処
理が繰り返し実行されるようになっている。
【0035】先ず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0036】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。したがって、電源初期
投入時にはRAMクリア、初期データセット処理等のイ
ニシャライズが行われて、主制御部200のスタック領
域に所定スタック値がスタックされる一方、電源初期投
入時ではない場合にも各種乱数更新等のイニシャライズ
が行われ、これに対応する第2の所定スタック値が、主
制御部200のスタック領域にスタックされる。
【0037】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト210を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0038】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0039】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置108の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0040】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0041】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、先ず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され受信することになる。
【0042】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0043】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0044】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0045】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0046】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0047】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置
100における設定された表示位置において、設定され
た速度での図柄変動表示や背景画像の表示等が行われ
る。
【0048】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、「図柄変動を開始させるとともに変動
パターンを指定するためのコマンドを送信し()、こ
れからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコ
マンドを送信し()、これからT2時間経過後に中停
止図柄を指定するためのコマンドを送信し()、これ
からT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマ
ンドを送信し()、そして、変動開始からT時間経過
後に全図柄を停止させるためのコマンド()を送信
し、さらに、これらのコマンドを受信した特別図柄表示
装置100のCPU1020は、コマンドを受信する
前に、変動速度変化等の細かな表示制御を行って一連の
変動表示制御を行い、変動開始からT時間経過後に変動
表示制御を終了する。
【0049】また、この遊技機3000は、図柄変動表
示中等の所定の表示演出中(所定動作状態)に特別図柄
始動口104に入賞して検出された遊技球数を累積記憶
していくとともに、この図柄変動表示が終了すると累積
記憶数を減少させていくように構成されている。この累
積記憶数は始動メモリ数あるいは始動記憶数等と称され
その累積記憶最大数が例えば4個となるようにして始動
記憶数の増加が行われるようになっている。なお、図示
はしないがこの累積記憶数をLED等に点灯数で報知す
るように構成されている。このように、本発明の実施形
態の遊技機300は、所定動作状態において特別図柄始
動口104に遊技球が入賞されると最大始動記憶数を上
限値として始動記憶数を増加する始動記憶数変更手段を
備えている。
【0050】さらに、図21に示すように本発明の実施
形態の各遊技機3000は、大当り判定用の乱数カウン
タ3100を備えていて、この大当り判定用の乱数カウ
ンタ3100は、大当り状態を生起させるか否かを判定
するために用いられるカウンタである。この乱数カウン
タ3100は、初期値0から最終値299までを循環的
にカウントするもので、カウンタ値の抽選は特別図柄始
動口104に遊技球が入賞したことに応答して主制御部
200が行うようにされている。
【0051】この例では、通常確率状態時にあってはカ
ウンタ値「3」、「77」が大当り値で大当り状態を生
起させ、これ以外の場合には大当り状態を生起させない
ので、総カウント値を「200」とすると、通常遊技状
態にあっては200分の1の確率で大当り状態を生起さ
せることができる。
【0052】(本発明の特徴部) (構成)図15は、遊技システム1の構成図であり、こ
の遊技システム1は、上述したような複数の遊技機30
00、…、3000と、遊技機管理装置1000とを通
信ケーブル4000によって相互に必要な情報を通信可
能に接続した装置構成を示している。
【0053】各遊技機3000、…、3000は、遊技
機に打ち込まれたパチンコ玉数を10個計数する度に出
力するアウト信号、図示しない始動口にパチンコ玉が入
賞したことを示すスタート信号、大当り状態を示す大当
り発生信号等の各種の遊技情報を通信ケーブル4000
を介して遊技機管理装置1000に自動的に送信する機
能を備えており、前述した主制御部200がその機能を
有するように構成されている。そして、図16に示すよ
うにこの遊技機管理装置1000は、通信網1610を
介してホールスタッフが使用する携帯端末装置と所要の
情報を通信可能に構成されている。
【0054】図24は携帯電話等で実現される携帯端末
装置2400の構成図である。携帯端末装置2400
は、処理プログラムに従った動作を行うCPU等で実現
される処理部2410と、操作ボタン等で実現できる操
作部2420と、カラー液晶ディスプレイ等の表示デバ
イスで実現できる表示部2430と、不揮発性メモリ等
で実現できる記憶部2440とを備えている。より具体
的には、操作部2420のボタン操作によって、表示部
2430に表示させる各種の項目等を操作していくこと
によって所要の操作を行えるように構成されている。ま
た、処理部2410が通信網1610を介してメールを
受信するとこれを自動開封してその内容を表示部243
0に表示するように構成されており、処理部2410は
通信網1610を介しての情報通信制御機能も備えてい
る。
【0055】また、この携帯端末装置2400は、携帯
電話や可搬型でモバイル機能を有する小型情報処理装置
等によって実現可能である。なお、端末装置を携帯電話
とすることによって、図16の構成において厳密に記載
すると、基地局等の中継装置が必要となるが、本発明の
主要部の理解の容易化のために敢えて基地局等の中継装
置を図示せずに説明する。また、端末装置は必ずしも携
帯型でなくとも良く固定型のPC等でも良い。
【0056】(遊技機300)図19は、遊技機300
0を複数台例えば8台(3000a〜3000h)配設
してなる遊技機島2の正面構成図である。各遊技機30
00の上部には、遊技情報を表示したり大当り等の特定
遊技状態の生起に応答して点灯制御を行ったりする遊技
情報表示装置5000が設けられている。そして、各遊
技機3000の正面右下の丸型の操作ハンドルの上部近
傍の操作し易い位置には、情報提供ボタン500が設け
られている。
【0057】この情報提供ボタン500が操作されると
主制御部200は遊技機管理装置1000に対して自身
の台番号と不正が行われている旨の情報を送信するよう
に構成されている。なお、遊技場内には図19に示すよ
うな遊技機島2が多数存在するが、以下の説明において
はこの1つの遊技機島を対象として説明し、遊技機30
0a〜3000bに対して台番号「1」〜「8」が割り
当てられているものとする。
【0058】(遊技機管理装置1000)遊技機管理装
置1000は、各遊技機3000、…、3000から通
信ケーブル4000を介して送信されてきた遊技情報を
受信するためのI/Oポート1101と、CPU120
0と、CPU1200の処理手順を記述した遊技機管理
プログラム1790を記憶可能な遊技機管理プログラム
記憶部1720が形成され同じく後に説明するテーブル
等を不揮発的に格納する記憶装置1700と、記憶装置
1700等から読み出したデータやCPU1200が行
う演算過程において必要な演算結果を格納するためのR
AM1300と、必要な指令や選択データ等を入力する
ための入力装置1500とを備える。
【0059】更に、この遊技機管理装置1000は、記
録媒体としてのCDROM2000に記録された遊技機
管理プログラム1790を読み取りCPU1200の指
令に従って、遊技機管理プログラム1790を遊技機管
理プログラム記憶部1720に記憶させるCDROMド
ライブ1600と、各遊技機3000の遊技状態の時間
経過等を把握可能に表示出力する表示装置1800と、
CPU1200が実行した処理結果等を印刷可能なプリ
ンタ1900と、通信網1610を介しての情報通信を
制御する通信制御部1950とを備え、各構成要素は相
互に必要な情報を授受可能にバス1400で接続されて
いる。
【0060】また、入力装置1500はキーボードやマ
ウス等の入力デバイスで実現可能であり、また、表示装
置1800はCRT、液晶表示装置、EL表示装置等の
表示デバイスで実現可能であり、さらに、記憶装置17
00はハードディスク等のストレージデバイスで実現可
能であるので、この遊技機管理装置1000は、パーソ
ナルコンピュータやワークステーション等の1台のコン
ピュータシステムで構築可能である。
【0061】図17は、遊技機管理装置1000のテー
ブル領域1730に格納されるテーブル1731の説明
図である。このテーブル1731は、台番号と遊技情報
とを関連付けて記憶する。図17に示す例では遊技情報
としてアウト玉(アウト信号を10回計数した際に1加
算する)、セーフ玉(セーフ信号を10回計数した際に
1加算する)、大当り回数(大当り発生回数を1ずつ加
算する)、アウト玉からセーフ玉を減じた玉数である差
玉とが記憶されている。なお、各遊技機3000の主制
御部200からは台番号とこれら遊技情報とが送信され
るようにされていて、CPU1200がこれらを受信し
て、テーブル1731の対応するエリア内に所要の遊技
情報を格納していくことによってテーブル1731が構
築される。
【0062】また、図18は、テーブル領域1730に
格納される他のテーブル1732の説明図である。テー
ブル1732、遊技場に形成された各遊技機島と、それ
に属する遊技機の識別子である台番号と、この遊技機島
の担当ホールスタッフの使用する携帯端末装置2400
のメール送信先アドレスとを対応付けて登録している。
図18に示す例では図19に示す遊技機島「S1」に対
して台番号「1」〜「8」が関連付けて記憶されてお
り、また、この遊技機島「S1」の担当ホールスタッフ
が使用する携帯端末装置2400のメール送信先アドレ
スは「AD1」に設定されている。したがって遊技機管
理装置1000がアドレス「AD1」を送信先アドレス
として電子メールを通信網1610を介して送信する
と、携帯端末装置2400の処理部2410はこれを受
信後、電子メールを自動開封してその内容を表示部24
30に表示する。
【0063】また、CDROM2000をCDROMド
ライブ1600の図示しない挿入部に挿入すると、CD
ROM2000に記憶されていた遊技機管理プログラム
1790がCDROMドライブ1600に読み取られ、
これが遊技機管理プログラム記憶部1720に記憶さ
れ、以降、CPU1200がこの遊技機管理プログラム
を実行することによって遊技機管理装置1000側での
一連の動作が実行される。
【0064】(動作例)次に動作例について説明する。
この例では台番号「2」の遊技機3000bの遊技者が
台番号「1」の遊技機3000aに対しての不正行為を
発見して情報提供ボタン500を操作した場合を想定す
る。
【0065】操作ボタン500を操作すると遊技機30
00bの主制御部200は台番号「2」と不正行為が行
われた旨の情報とを遊技機管理装置1000に送信す
る。これに応答して図20のステップS2000におい
てCPU1200はこれらの情報を受信し、ステップS
2002において本当に不正行為が行われているか否か
を検出する。
【0066】CPU1200は、テーブル1732の記
憶内容を参照して台番号「2」が属する遊技機島「S
1」を特定し、この遊技機島「S1」に属する総ての遊
技機300の台番号「1〜8」を把握する。そして、テ
ーブル1731の記憶内容を参照して、台番号「2」を
除く他の遊技機3000a、3000c〜hの大当り回
数の所定時間例えば3分間の変化量を検出する。この変
化量が所定値以上の遊技機3000があると判定された
場合には異常即ち不正が検出されたとして(ステップS
2004のYes)ステップS2006に移行する。一
方、この変化量が所定値以上の遊技機3000がないと
判定された場合には異常でない即ち不正が検出されない
として(ステップS2004のNo)ステップS201
0に移行する。
【0067】なお、この例では大当り回数を利用して異
常発生を判定しているがセーフ玉や差玉情報等の他の遊
技情報を利用して異常発生を判定するようにしても良
い。
【0068】さて、ステップS2010において、CP
U1200は図22(b)に示すように、表示装置18
00の表示画面1801に情報提供が行われたが確認の
結果、不正発見はされない旨をメッセージを表示通知す
る。そして、ステップS2012に移行してCPU12
00はペナルティを課すための制御情報を台番号「2」
の遊技機3000bに送信する。これを受信した主制御
部200は、始動記憶数を1だけ減じる。なお、これは
ペナルティの一例であり、次回賞球数を通常よりも少な
くする等他の態様で遊技状態を現状よりも不利となるよ
うにペナルティを課すようにしても良い。
【0069】一方、ステップS2006において、CP
U1200は図22(a)に示すように、表示装置18
00の表示画面1801に情報提供が行われてが確認し
た結果、或る台番号の遊技機300で不正発見が行われ
た旨をメッセージを表示通知する。そして、ステップS
2008に移行してCPU1200は特典を付与するた
めの特典情報を台番号「2」の遊技機3000bに送信
する。この例では新たな大当り値を送信する。これを受
信した主制御部200は、乱数カウンタ3100を用い
た大当り抽選において新たな大当り値を従来の大当り値
「3」、「77」に加えるので大当り抽選確率が向上す
る特典が得られるようになる。
【0070】したがってこの動作例によれば、他の遊技
機3000において不正行為が行われている旨の情報を
提供するための情報提供ボタン500の操作に応じてこ
の情報が遊技機管理装置1000に送信され、CPU1
200はこの情報受信に応答して不正行為が行われてい
るか否かを確認するので、不正行為の発見を迅速かつ正
確に行うことが可能になる。しかも、CPU1200は
確認結果を表示装置1800にメッセージ表示して通知
するので確認結果を正確に把握することができる。
【0071】また、CPU1200は、情報提供ボタン
500が操作された遊技機300の近隣の遊技機の遊技
情報を参照して、不正行為が行われたか否かを確認する
の構成で確認動作を実現できる。しかも、情報提供ボタ
ン500が操作された遊技機3000bが属する遊技機
島「S1」の他の総ての遊技機3000a、3000c
〜hの或る遊技情報(大当り回数)の所定時間内の変化
量を調べ、この変化量が所定の条件を満足する遊技機3
000に対して不正が行われたと判定する反面、これを
満足する遊技機3000がない場合には不正が行われな
かったと判定するので自動的に情報提供された遊技機3
000bの近隣の他の不正可能のある遊技機3000の
不正状況を調べることができる。
【0072】さらに、CPU1200は、確認の結果、
不正が行われなかったと判定した場合には、情報提供ボ
タン500が操作された遊技機3000bの遊技状態を
現状よりも不利な遊技状態とするための制御情報を送信
し、遊技機3000bの主制御部200は、この制御情
報の受信に応答して遊技状態を変更するので闇雲にボタ
ン操作を行えないようにすることができる。
【0073】さらに、CPU1200は、確認の結果、
不正が行われたと判定した場合には、情報提供ボタン5
00が操作された遊技機3000bに対して特典を付与
するための特典情報を送信し、遊技機3000bの主制
御部200は、この特典情報の受信に応答して遊技機3
000bへの特典付与動作を行うので情報提供する意欲
を向上させることもできる。特に、乱数カウンタ310
0のカウント値を適宜のタイミングで選択し、この選択
したカウント値が予め設定した大当り値である場合に大
当りとして抽選する、その新たな大当り値が遊技機管理
装置1000から送信されるようにして大当り抽選確率
が向上されるので遊技者の情報提供意欲は一層増す。
【0074】(他の動作例)この他の動作例は図20の
ステップS2004のYesにおいて即ち不正行為が行
われた遊技機3000があることが確認された場合に実
行する点に特徴がある。図23のステップS2300に
おいて、CPU1200は、テーブル1732の内容を
参照して、情報提供ボタン500を操作した遊技機30
00bの台番号「2」が属する遊技機島「S1」を把握
し、この遊技機島「S1」に対応して記憶された担当ホ
ールスタッフの携帯端末装置2400のメール送信アド
レス「AD1」を索出する。そして、担当する遊技機島
「S1」で不正が行われた遊技機3000を調べる旨の
メッセージを通信網1610を介して送信する。
【0075】図25のステップS2500において、処
理部2410はこのメールを受信し、次いでステップS
2502において受信したメールを自動開封してその内
容を表示部2430の表示画面2431上に表示する。
図16はこの表示例を示していり、不正行為が行われた
遊技機を調べる指示がメッセージで通知されている。
【0076】したがって、この動作例によれば、CPU
1200は、遊技機識別子と携帯端末装置2400の送
信アドレスとを関連付けて登録したテーブル1732を
備え、確認の結果、不正が行われたと判定した場合に
は、テーブル1732の登録内容を参照して、不正が行
われた遊技機3000に対して設定されている送信先ア
ドレスに不正が行われた旨のメッセージを記述した電子
メールを送信し、この送信先アドレスが割り当てられる
携帯端末装置2400は、電子メールを受信し受信した
電子メールを自動開封表示するのでホールスタッフは不
正行為に対して迅速な対応を行うことが可能になる。
【0077】また、テーブル1732は、1つの遊技機
島に属する全遊技機識別子に1つの送信アドレスを関連
付けて登録しているので、島単位での担当者に対して不
正行為発生を通知することができる。そして以上説明し
た動作は、CPU1200が遊技機管理プログラム17
90を実行することにより実現することが可能になる。
【0078】図27は、携帯端末装置2400ハードウ
エア構成図である。図27に示す構成では、CPU27
00と、動作プログラム27212を記録した記録媒体
としての不揮発性メモリ2710と、操作ボタン272
0と、液晶ディスプレイ2730とを有し、これらが相
互に所要の情報を通信可能にバス2740で接続されて
いる。そして、CPU2700が、動作プログラム27
12を実行することによって、以上説明してきたような
各種の処理が実行される。
【0079】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。なお、遊技
機例としてパチンコ機を例に説明したがパチスロ機等の
他の遊技機を対象としても良い。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不正行為の発見を迅速かつ正確に行うことが可能になる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】遊技システム1の構成図である。
【図16】通信網1610を含む遊技システム1の構成
図である。
【図17】テーブル1731の説明図である。
【図18】テーブル1732の説明図である。
【図19】遊技機島2の構成図である。
【図20】動作例の説明図である。
【図21】乱数カウンタ3100の説明図である。
【図22】表示画面1801の表示例の説明図である。
【図23】他の動作例の説明図である。
【図24】携帯端末装置2400の構成図である。
【図25】携帯端末装置2400の動作の説明図であ
る。
【図26】表示画面2431の説明図である。
【図27】携帯端末装置2400のハードウエア構成図
である。
【符号の説明】
1 遊技システム 2 遊技機島 10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 500 情報提供ボタン 1000 遊技機管理装置 1101 I/Oポート 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM 1200 CPU 1300 RAM 1400 バス 1500 入力装置 1600 CDROMドライブ 1700 記憶装置 1720 遊技機管理プログラム記憶部 1730 テーブル領域 1731 テーブル 1732 テーブル 1800 表示装置 1900 プリンタ 2000 CDROM 2400 携帯端末装置 2410 処理部 2420 操作部 2430 表示部 2440 記憶部 3000 遊技機 3100 乱数カウンタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機からの情報を管理する遊技機管理
    装置と、遊技機群とを備えた遊技システムにおいて、 前記遊技機群の各遊技機は、 他の遊技機において不正行為が行われている旨の情報を
    提供するための操作手段と、この操作手段の操作に応じ
    て前記情報を前記遊技機管理装置に送信する送信手段
    と、を備え、 前記遊技機管理装置は、 前記情報を受信する受信手段と、この情報受信に応答し
    て不正行為が行われているか否かを確認する確認手段
    と、を備えたことを特徴とする遊技システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技システムにおい
    て、 前記遊技機管理装置は、 前記確認手段による確認結果を通知する通知手段を備え
    たことを特徴とする遊技システム。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技システムにおいて、 前記確認手段は、 前記操作手段が操作された遊技機の近隣の遊技機の遊技
    情報を参照して、不正行為が行われたか否かを確認する
    手段であることを特徴とする遊技システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技システムにおい
    て、 前記確認手段は、 前記操作手段が操作された遊技機が属する遊技機島の他
    の総ての遊技機の或る遊技情報の所定時間内の変化量を
    調べ、この変化量が所定の条件を満足する遊技機に対し
    て不正が行われたと判定する反面、これを満足する遊技
    機がない場合には不正が行われなかったと判定する手段
    であることを特徴とする遊技システム。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4の内のいずれ
    か一項に記載の遊技システムにおいて、 前記遊技機管理装置は、 前記確認手段による確認の結果、不正が行われなかった
    と判定した場合には、前記操作手段が操作された遊技機
    の遊技状態を現状よりも不利な遊技状態とするための制
    御情報を送信する制御情報送信手段を備え、 前記操作手段が操作された遊技機は、 この制御情報の受信に応答して遊技状態を変更する制御
    手段を備えたことを特徴とする遊技システム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4および5の内のい
    ずれか一項に記載の遊技システムにおいて、 前記遊技機管理装置は、 前記確認手段による確認の結果、不正が行われたと判定
    した場合には、前記操作手段が操作された遊技機に対し
    て特典を付与するための特典情報を送信する特典情報送
    信手段を備え、 前記操作手段が操作された遊技機は、 この特典情報の受信に応答して遊技機への特典付与動作
    を行う特典付与制御手段を備えたことを特徴とする遊技
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の遊技システムにおい
    て、 前記遊技機は、 初期値から最終値までを循環的にカウント動作するカウ
    ント値を適宜のタイミングで選択し、この選択したカウ
    ント値が予め設定した大当り値である場合に大当りとす
    る抽選手段を備え、 前記特典付与制御手段は、 前記特典情報送信手段から送信される大当り値を前記抽
    選手段での抽選に用いる新たな大当り値として設定する
    手段であることを特徴とする遊技システム。
  8. 【請求項8】 請求項1、2、3、4、5、6および7
    の内のいずれか一項に記載の遊技システムにおいて、 前記遊技機管理装置は、 遊技機識別子と携帯端末装置の送信アドレスとを関連付
    けて登録した登録手段と、前記確認手段による確認の結
    果、不正が行われたと判定した場合には、前記登録手段
    の登録内容を参照して、不正が行われた遊技機に対して
    設定されている送信先アドレスに不正が行われた旨の電
    子メールを送信するメール送信手段とを備え、 この送信先アドレスが割り当てられる携帯端末装置は、 前記電子メールを受信するメール受信手段と、受信した
    メールを自動開封表示する表示手段とを備えたことを特
    徴とする遊技システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の遊技システムにおい
    て、 前記登録手段は、 1つの遊技機島に属する全遊技機識別子に1つの送信ア
    ドレスを関連付けて登録していることを特徴とする遊技
    システム。
  10. 【請求項10】 遊技機からの情報を管理する遊技機管
    理装置において、 遊技機に備えられた他の遊技機において不正行為が行わ
    れている旨の情報を提供するための操作手段の操作に応
    じて送信される前記情報を受信する受信手段と、 この情報受信に応答して不正行為が行われているか否か
    を確認する確認手段と、を備えたことを特徴とする遊技
    機管理装置。
  11. 【請求項11】 遊技機からの情報を管理する遊技機管
    理装置を動作させるためのコンピュータ実行可能な動作
    プログラムにおいて、 遊技機に備えられた他の遊技機において不正行為が行わ
    れている旨の情報を提供するための操作手段の操作に応
    じて送信される前記情報を受信する処理と、 この情報受信に応答して不正行為が行われているか否か
    を確認する処理と、を含む処理をコンピュータに実行さ
    せるための動作プログラム。
JP2001177870A 2001-06-13 2001-06-13 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム Pending JP2002360901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177870A JP2002360901A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177870A JP2002360901A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002360901A true JP2002360901A (ja) 2002-12-17

Family

ID=19018649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001177870A Pending JP2002360901A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002360901A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152351A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Daiman:Kk 遊技機
JP2006079578A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Line Up:Kk セグメント読み取り器
JP2011010693A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Sanyo Product Co Ltd 通信端末
JP2016214457A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 豊丸産業株式会社 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152351A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Daiman:Kk 遊技機
JP4552046B2 (ja) * 2003-11-26 2010-09-29 株式会社大一商会 遊技機
JP2006079578A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Line Up:Kk セグメント読み取り器
JP2011010693A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Sanyo Product Co Ltd 通信端末
JP2016214457A (ja) * 2015-05-18 2016-12-22 豊丸産業株式会社 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002143472A (ja) 遊技機
JP4563617B2 (ja) 遊技機
JP2002210158A (ja) 遊技機
JP2003038773A (ja) 遊技機
JP2002360901A (ja) 遊技システムおよび遊技機管理装置ならびにその動作プログラム
JP2002331115A (ja) 遊技機
JP2002331088A (ja) 遊技機
JP4594461B2 (ja) 遊技機および遊技機の制御方法
JP2002336528A (ja) 遊技システムおよびその動作プログラム
JP2002306764A (ja) 遊技機
JP2002336522A (ja) 遊技機管理装置およびその動作プログラム
JP4971558B2 (ja) 遊技機
JP2002336521A (ja) 遊技機管理装置およびこの動作プログラム
JP2002306796A (ja) 遊技機管理システムおよび遊技機管理装置用動作プログラム
JP2003310890A (ja) 遊技機
JP3888929B2 (ja) 遊技システム
JP2002336516A (ja) 遊技機管理装置およびその動作プログラム
JP2002239107A (ja) 遊技機
JP3807950B2 (ja) 遊技機情報送信方法
JP2003079865A (ja) 遊技機
JP2002292079A (ja) 遊技機管理装置およびこの動作プログラム
JP4620225B2 (ja) 遊技機
JP2003052944A (ja) 遊技機
JP2002336456A (ja) 遊技機
JP2002336461A (ja) 遊技機