JP2002360528A - 血圧測定装置 - Google Patents

血圧測定装置

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JP2002360528A JP2001171492A JP2001171492A JP2002360528A JP 2002360528 A JP2002360528 A JP 2002360528A JP 2001171492 A JP2001171492 A JP 2001171492A JP 2001171492 A JP2001171492 A JP 2001171492A JP 2002360528 A JP2002360528 A JP 2002360528A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静脈内に血液が鬱滞していても正確な血圧値
を測定することができる血圧測定装置を提供する。 【解決手段】 カフによる血圧測定に先立って、カフを
50mmHgに設定された血流促進圧力PPまで昇圧し(S2
〜S3)、その後、一旦、カフ16の圧迫圧力を大気圧
程度に設定された解放圧力PRまで排圧させる(S4〜S
5)。この昇圧排圧作動を3回に設定された設定繰り返
し回数N1だけ繰り返す(S2〜S7)。このようにする
と、血圧測定部位における静脈に鬱滞が生じていても、
血流が促進されて鬱滞が解消される。従って、その後に
血圧測定すれば(S8〜S12)、正確な血圧値を測定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血圧測定装置に関
し、特に、静脈血の鬱滞を防止或いは解消することによ
って血圧測定精度を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】手術中或いは手術後は、ベッド上での安
静が必要とされることから、下肢や上肢を動かさない時
間が長時間になる。下肢や上肢を動かさない時間が長時
間になると、血液は筋肉内の弁の存在しない太い静脈洞
に貯留する傾向がある。通常は、その部位の筋肉が収縮
することにより静脈内の血液を中枢側へ送り返すが、筋
力が低下している場合には血流が不十分になって静脈内
に血液が鬱滞することがある。特に、下腿静脈には血液
が鬱滞しやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように静脈血が鬱
滞している状態で血圧を測定すると、その鬱滞により最
低血圧値が正確に測定できない。しかし、従来の血圧測
定装置では、静脈内に血液が鬱滞しているかどうかを考
慮することなく血圧を測定するので、正確な最低血圧値
が得られていない場合もあった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、静脈内に血液が
鬱滞していても正確な血圧値を測定することができる血
圧測定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係る発明は、生体の下肢または上肢におい
て血圧値を測定する血圧測定装置であって、前記生体の
血圧測定部位またはその血圧測定部位よりも末梢側に装
着されて、その部位を最高血圧値よりも低い圧力に予め
設定された血流促進圧力で圧迫する圧迫装置を含むこと
を特徴とする。
【0006】この発明によれば、圧迫装置により、生体
の血圧測定部位または血圧測定部位よりも末梢側を圧迫
した後その圧迫を緩めると、圧迫装置が装着されている
部位およびその部位よりも中枢側の静脈では血流が促進
されるので、その静脈内に鬱滞が生じていても鬱滞が解
消される。従って、血圧測定に先だって、圧迫装置によ
り血圧測定部位を圧迫した後その圧迫を緩めれば、正確
な血圧値を得ることができる。
【0007】また、前記目的を達成するための請求項2
に係る発明は、血圧測定開始前に、前記圧迫装置により
前記血圧測定部位またはその血圧測定部位よりも末梢側
を前記血流促進圧力で圧迫させた後、その圧迫装置の圧
迫圧力を低下させる圧迫手段をさらに含むことを特徴と
する。なお、上記血圧測定前の圧迫には、血圧測定の開
始直前の圧迫だけでなく、血圧測定前に所定の周期で定
期的に圧迫する場合も含む。
【0008】前記請求項1に係る発明には、圧迫装置に
よる圧迫を手動で行う態様も含まれ、その場合には、血
圧測定部位において鬱滞が発生していないと判断できれ
ば(たとえば患者の年齢が十分に若い場合など)、圧迫
装置による血流促進圧力での圧迫を行わないで直接血圧
を測定することが可能となる一方で、圧迫装置による圧
迫を実行するには、血圧測定とは別に圧迫装置の操作を
行う必要があることから、その操作が面倒となるととも
に、圧迫装置による圧迫を必要としたにも拘わらず、そ
れを忘れて血圧を測定してしまい、測定された血圧値が
不正確になってしまう可能性がある。しかし、請求項2
に係る発明によれば、圧迫手段により、血圧測定開始前
に自動的に前記圧迫装置によって鬱滞が解消されるの
で、操作が簡便であり、且つ、確実に正確な血圧値を得
ることができる。
【0009】また、前記目的を達成するための請求項3
に係る発明は、前記血圧測定装置が生体の下肢または上
肢に装着されるカフを用いて血圧値を測定する形式であ
って、そのカフが前記圧迫装置であることを特徴とす
る。
【0010】この発明によれば、血圧測定のためのカフ
が圧迫装置として利用されることから、カフとは別に圧
迫装置を設ける必要がなくなる利点がある。
【0011】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の実施形態を
図面に基づいて詳細に説明する。本発明が適用された血
圧測定装置10は、たとえば図1に示す構成を有する。
図1は、本発明が適用された血圧測定装置10の構成を
説明するブロック線図である。
【0012】図1において、血圧測定装置10は、仰臥
位の患者12の下腿部14に巻回されるカフ(圧迫帯)
16を備えている。このカフ16は、一般的な下腿部用
カフであって、伸展性のない布或いはポリエステル等か
ら成る帯状外袋内にゴム製袋を有し、幅方向長さが、た
とえば、18cmとされている。なお、血圧測定装置10
は、カフ16を用いて血圧測定する形式の血圧測定装置
であるが、カフ16は、血圧測定前に血圧測定部位を圧
迫する圧迫装置としても機能する。
【0013】カフ16には、配管18を介して調圧弁2
0および圧力センサ22が接続されている。また、調圧
弁20には配管24を介して空気ポンプ26が接続され
ている。
【0014】圧力センサ22は、カフ16内の圧力を検
出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路28お
よび脈波弁別回路30にそれぞれ供給する。調圧弁20
は、空気ポンプ26からの圧力空気をカフ16内へ供給
することを許容する圧力供給状態、カフ16内の圧力を
維持する圧力維持状態、カフ16内の圧力を所定の速度
で徐速降圧させる徐速排圧状態、およびカフ16内を急
速に排圧する急速排圧状態の4つの状態に切り替えられ
るように構成されている。
【0015】静圧弁別回路28はローパスフィルタを備
え、圧力信号SPに含まれる定常的な圧力すなわちカフ圧
PCを表すカフ圧信号SCを弁別してそのカフ圧信号SCをA/
D変換器32を介して演算制御装置34へ供給する。脈
波弁別回路30はバンドパスフィルタを備え、圧力信号
SPの振動成分である脈波信号SMを周波数的に弁別してそ
の脈波信号SMをA/D変換器36を介して演算制御装置3
4へ供給する。
【0016】上記演算制御装置34は、CPU38,ROM4
0,RAM42,および図示しないI/Oポート等を備えた所
謂マイクロコンピュータにて構成されており、CPU38
は、ROM40に予め記憶されたプログラムに従ってRAM4
2の記憶機能を利用しつつ信号処理を実行することによ
り、I/Oポートから駆動制御信号を出力して空気ポンプ
26および調圧弁20を制御する。また、CPU38は、
静圧弁別回路28から供給されるカフ圧信号SCおよび脈
波弁別回路30から供給される脈波信号SMを用いて、血
圧値BPを決定し、その決定した血圧値BPを表示器44に
表示する。
【0017】起動スイッチ46は、操作されると、血圧
測定の開始を指示する測定開始信号SSを演算制御装置3
4に供給する。
【0018】図2は、上記の演算制御装置34の制御機
能の要部を説明する機能ブロック線図である。圧迫手段
50は、起動スイッチ46からの測定開始信号SSが供給
されると、以下の血流促進作動を実行する。すなわち、
圧迫手段50は、測定開始信号SSが供給されると、空気
ポンプ26を起動し且つ調圧弁20を圧力供給状態に切
り替えることによって、静圧弁別回路28から供給され
るカフ圧信号SCに基づいてカフ16の圧迫圧力を予め設
定された血流促進圧力PPまで急速に昇圧し、続いて、空
気ポンプ26を停止させ且つ調圧弁20を急速排圧状態
に切り替えることによって、カフ16内の圧力を急速に
排圧する。そして、この昇圧排圧作動を1回乃至数回程
度に設定された設定繰り返し回数N1だけ繰り返す。この
昇圧排圧作動が実行されると、下腿部14における静脈
の血流が促進されるので静脈血の鬱滞が解消される。な
お、上記血流促進圧力PPは、一般的な最高血圧値よりも
十分に低い圧力、好ましくは一般的な最低血圧値よりも
低い圧力、特に好ましくは一般的な静脈血の圧力と同程
度或いはそれよりも少し高い圧力に設定され、たとえば
50mmHgに設定される。
【0019】血圧値決定手段52は、圧迫手段50によ
る血流促進作動が終了した後に実行される。血圧値決定
手段52は、空気ポンプ26および調圧弁20を制御す
ることによりカフ圧PCを制御するとともに、カフ圧PCの
制御過程で得られるカフ圧信号SCおよび脈波信号SMに基
づいて血圧値BPを決定する。すなわち、血圧値決定手段
52は、まず、空気ポンプ26および調圧弁20を制御
して、カフ圧PCを予め設定された目標圧力PCM(たとえ
ば180mmHg)まで急速昇圧させ、その後、3mmHg/sec程度
の速度で徐速降圧させる。そして、そのカフ圧PCの徐速
降圧において静圧弁別回路28から逐次供給されるカフ
圧信号SCおよび脈波弁別回路30から逐次供給される脈
波信号SMに基づきよく知られたオシロメトリック法を用
いて患者12の下腿部14における最高血圧値BP(SY
S)、平均血圧値BP(MEAN)、および最低血圧値BP(DIA)を
決定する。そして、最低血圧値BP(DIA)を決定した後
に、カフ16の圧迫圧力を急速排圧させる。
【0020】図3は、上記演算制御装置34の制御作動
の要部をさらに具体化して説明するフローチャートであ
る。
【0021】図3のフローチャートは、起動スイッチ4
6が操作され、測定開始信号SSが供給されることにより
実行される。図3において、まず、圧迫手段50に相当
するステップS1(以下、ステップを省略する。)乃至
S7が実行される。
【0022】S1では、血流促進作動の実際の繰り返し
回数nがクリアされる。続くS2では、空気ポンプ26
が起動され、調圧弁20が圧力供給状態に切り替えられ
ることによって、カフ圧PCの昇圧が開始される。そし
て、続くS3では、カフ圧PCが、50mmHgに設定された血
流促進圧力PPを超えたか否かが判断される。このS3の
判断が否定されるうちは、S3の判断が繰り返し実行さ
れ、その間にカフ圧PCの昇圧が継続される。
【0023】一方、S3の判断が肯定された場合には、
続くS4において、空気ポンプ26が一旦停止させら
れ、且つ、調圧弁20が急速排圧状態に切り替えられる
ことによって、カフ16内の空気が排気され、続くS5
では、カフ圧PCが大気圧或いはそれよりも少し高い圧力
に設定された解放圧力PR、すなわちカフ16が下腿部1
4をほとんど圧迫しない程度のカフ圧PCまで低下したか
否かが判断される。この判断が否定された場合には、こ
のS5の判断が繰り返し実行される。
【0024】一方、S5の判断が肯定された場合には、
続くS6において前記実際の繰り返し回数nに「1」が
加算され、続くS7において、その実際の繰り返し回数
nが、たとえば3回に設定された設定繰り返し回数N1と
なったか否かが判断される。このS7の判断が否定され
た場合には、前記S2以下が繰り返し実行されることに
より、カフ16による下腿部14の血流促進作動が繰り
返される。
【0025】上記S7の判断が肯定された場合には、続
いて、血圧値決定手段52に相当するS8乃至S13が
実行される。
【0026】まず、S8では、調圧弁20が圧力供給状
態に切り替えられ且つ空気ポンプ26が駆動されること
により、カフ16の急速昇圧が開始される。続くS9で
は、カフ圧PCが180mmHgに設定された目標圧迫圧PCM以上
となったか否かが判断される。このS9の判断が否定さ
れた場合は、S9の判断が繰り返し実行され、その間に
カフ圧PCの上昇が継続される。
【0027】そして、カフ圧PCの上昇により上記S9の
判断が肯定されると、続くS10において、調圧弁20
が徐速排圧状態に切り換えられて、カフ16内の圧力が
予め定められた3mmHg/sec程度の緩やかな速度で下降さ
せられる。
【0028】続くS11では血圧値決定ルーチンが実行
される。すなわち、脈波弁別回路30から逐次供給され
る脈波信号SMが表すカフ脈波の振幅が一拍毎に決定さ
れ、その振幅の変化に基づいて、よく知られたオシロメ
トリック方式の血圧値決定アルゴリズムに従って最高血
圧値BP(SYS)、平均血圧値BP(MEAN)、最低血圧値BP(DIA)
が決定される。
【0029】上記S11の血圧値決定ルーチンにおいて
最低血圧値BP(DIA)が決定されると、続くS12におい
て、調圧弁20が急速排圧状態に切り替えられるととも
に、空気ポンプ26が停止させられる。そして続くS1
3では、上記S11で決定された最高血圧値BP(SYS)等
が表示器44に表示される。
【0030】上述のフローチャートに基づく実施例によ
れば、血圧測定に先だって、カフ16により血圧測定部
位が血流促進圧力PPで圧迫された後その圧迫が緩められ
る。カフ16により、血圧測定部位(下腿部14)が圧
迫された後その圧迫が緩められると、カフ16が装着さ
れている部位およびその部位よりも中枢側の静脈では血
流が促進されるので、その静脈内に鬱滞が生じていても
鬱滞が解消される。従って、正確な血圧値BPを得ること
ができる。
【0031】また、上述のフローチャートに基づく実施
例によれば、S1乃至S7(圧迫手段50)において、
血圧測定開始前に自動的にカフ16によって鬱滞が解消
されるので、操作が簡便であり、且つ、確実に正確な血
圧値BPを得ることができる。
【0032】また、前述の血圧測定装置10では、血圧
測定のためのカフ16が圧迫装置として利用されること
から、カフ16とは別に圧迫装置を設ける必要がなくな
る利点がある。
【0033】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0034】たとえば、図1の血圧測定装置10では、
下腿部14において血圧値BPが測定されていたが、上腕
部或いは大腿部で血圧値BPが測定されてもよい。また、
図1の血圧測定装置10は、オシロメトリック法を用い
て血圧値を測定するように構成されていたが、コロトコ
フ音の発生時および消滅時のカフ圧に基づいて血圧値を
測定する所謂K音方式により血圧測定するものであって
もよいし、或いは、動脈の圧迫圧の変化過程で動脈の直
上に置かれた超音波発振器および受信器によりその動脈
管の開閉を検出する超音波ドップラー方式により血圧測
定するものであっても差し支えない。
【0035】また、図1の血圧測定装置10では、圧迫
装置(カフ16)は一つのみであったが、たとえば下腿
においてふくらはぎを挟むように二つの圧迫装置が装着
されるなど、二つ或いはそれ以上の圧迫装置が備えられ
てもよい。なお、二つ以上の圧迫装置が備えられる場合
には、静脈血を中枢側へ流すために、下流側に装着され
た圧迫装置から順次圧迫を開始する。
【0036】また、前述の血圧測定装置10では、血圧
測定用のカフ16が圧迫装置としても機能していたが、
血圧測定用のカフ16とは別に圧迫装置が装着されても
よい。その場合、圧迫装置は、血圧測定部位の直接的な
末梢部位に装着される。直接的な末梢部位とは、たとえ
ば、血圧測定部位が大腿部である場合、その大腿部と同
じ足の末梢部位である。
【0037】また、前述のフローチャートに基づく実施
例では、カフ16が圧迫装置としても機能しており、血
圧測定前にカフ16によって血流促進圧力PPで圧迫され
る部位は血圧測定部位であったが、カフ16が圧迫装置
としても機能する場合であっても、血流促進圧力PPで圧
迫される部位は血圧測定部位よりも末梢側であってもよ
い。すなわち、カフ16を血圧測定部位よりも末梢側の
所定部位に装着し、その部位を血流促進圧力PPで圧迫し
た後、カフ16を血圧測定部位に装着し直して血圧測定
を実行してもよい。
【0038】また、前述の血圧測定装置10は、起動ス
イッチ46が操作されると、カフ16による血流促進圧
力PPでの圧迫と血圧値BPの測定とが連続的に実行される
ように構成されていたが、血圧測定を指示するスイッチ
と血流促進のための圧迫を実行を指示するスイッチとが
別々に設けられてもよい。
【0039】その他、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された血圧測定装置の構成を説明
するブロック線図である。
【図2】図1の演算制御装置の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図3】図1の演算制御装置の制御作動の要部を具体化
して説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10:血圧測定装置 16:カフ(圧迫装置) 50:圧迫手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の下肢または上肢において血圧値を
    測定する血圧測定装置であって、 前記生体の血圧測定部位または該血圧測定部位よりも末
    梢側に装着されて、該部位を最高血圧値よりも低い圧力
    に予め設定された血流促進圧力で圧迫する圧迫装置を含
    むことを特徴とする血圧測定装置。
  2. 【請求項2】 血圧測定開始前に、前記圧迫装置により
    前記血圧測定部位または該血圧測定部位よりも末梢側を
    前記血流促進圧力で圧迫させた後、該圧迫装置の圧迫圧
    力を低下させる圧迫手段をさらに含むことを特徴とする
    請求項1に記載の血圧測定装置。
  3. 【請求項3】 生体の下肢または上肢に装着されるカフ
    を用いて血圧値を測定する形式の請求項1または2に記
    載の血圧測定装置であって、前記カフが前記圧迫装置で
    あることを特徴とする血圧測定装置。
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