JP2000157499A - 血圧監視装置 - Google Patents
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Abstract
異常が判定される血圧監視装置を提供する。 【解決手段】 変化値算出手段60(SB6)におい
て、推定血圧値決定手段58(SB3)により逐次決定
された推定血圧値EBPの変化値ΔEBPが算出され、
異常判定手段62(SB7)では、変化値算出手段60
(SB6)で算出された変化値ΔEBPが予め設定され
た判定基準値γ1 およびγ2 の少なくとも一方を超えた
ことに基づいて、前記生体の血圧が異常であると判定さ
れる。すなわち、推定血圧値EBPが急激に変化した場
合は、その推定血圧値EBPが比較的正常な値であって
も、血圧が異常であると判定されるので、急激な変動に
対しても遅れることなく血圧の異常を判定することがで
きる。
Description
に関連して変動する血圧関連情報に基づいて生体の血圧
を監視する血圧監視装置に関するものである。
血圧関連情報が予め設定された判定基準値を超えたこと
に基づいて、生体の血圧が異常であると判定する血圧監
視装置が提案されている。上記血圧関連情報には、カテ
ーテル或いはカフを用いて測定される血圧値、動脈内を
伝播する脈波伝播速度または脈波伝播時間等の脈波伝播
速度情報、血圧の中枢側(心臓側)の事情に関連する心
拍数情報すなわち心拍数、心拍周期等、血圧の末梢側
(血管側)の事情に関連する末梢脈波の血流量を示す情
報すなわち末梢脈波面積等、および血液中の酸素飽和度
等があり、それら血圧関連情報の値を監視する従来の血
圧監視装置は、血圧関連情報の値に基づいて自動的に生
体の血圧異常を判定するので、患者に対する迅速な処置
が可能となる。
血圧監視装置では、上記血圧関連情報の値をそのまま用
い、その血圧関連情報が予め定められた判定基準値を超
えたことにより血圧の異常を判定していたので、血圧関
連情報の急激な変化により短時間で判定基準値を超えた
場合も、緩やかな変化により長い時間かけて判定基準値
を超えた場合も同じように判定される。しかし、血圧関
連情報が急激に変化している場合は、緩やかに変化して
いる場合に比べて迅速な処置を必要とすることが多いの
で、上記従来の血圧監視装置では処置が遅れてしまうこ
とがあった。
されたものであり、その目的とするところは、急激な変
動に対しても遅れることなく血圧の異常が判定される血
圧監視装置を提供することにある。
するための第1発明の要旨とするところは、生体の血圧
を監視する血圧監視装置であって、(a) その生体の血圧
の変動に関連して変動する血圧関連情報を逐次決定する
血圧関連情報決定手段と、(b) その血圧関連情報決定手
段において逐次決定された血圧関連情報の変化値を算出
する変化値算出手段と、(c) その変化値算出手段におい
て算出された変化値が予め設定された判定基準値を超え
たことに基づいて、前記生体の血圧が異常であると判定
する異常判定手段とを、含むことにある。
において、血圧関連情報決定手段により逐次決定された
血圧関連情報の変化値が算出され、異常判定手段では、
変化値算出手段で算出された変化値が予め設定された判
定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の血圧が異
常であると判定される。すなわち、血圧関連情報が急激
に変化した場合は、その血圧関連情報が比較的正常な値
であっても、血圧が異常であると判定されるので、急激
な変動に対しても遅れることなく血圧の異常を判定する
ことができる。
視装置は、前記血圧関連情報が血圧が低い状態を示す値
であるほど、前記異常判定手段における判定基準値が小
さくなるように予め決定された関係を用いて、前記血圧
関連情報決定手段において実際に逐次決定される血圧関
連情報に基づいて、該判定基準値を逐次設定する判定基
準値設定手段をさらに含むものである。このようにすれ
ば、判定基準値設定手段により、血圧関連情報決定手段
において実際に逐次算出される血圧関連情報が生体の血
圧が低い状態を示す値であるほど、異常判定手段におけ
る判定基準値が小さい値に設定されることから、血圧が
低い状態では、比較的小さい変化値で血圧が異常である
と判定されるとともに、血圧がそれほど低くない状態で
は、変化値が比較的大きい場合だけ血圧が異常であると
判定されるので、急激な変動に対しても遅れることなく
血圧の異常が判定され、且つ、血圧がそれほど低くない
場合に血圧異常が判定されることが解消される。因み
に、前記血圧関連情報の変化値のみにより血圧の異常を
判定する場合には、血圧が低下した状態では比較的緩や
かな変化でも血圧が異常であると判定されるようにしよ
うとすると、判定基準値を低く設定する必要があるが、
そうすると、血圧がそれほど低くなく、且つ変化も緩や
かな場合であっても、血圧異常であると判定されてしま
うのである。
が高い状態を示す値であるほど、前記異常判定手段にお
ける判定基準値が小さくなるように予め決定された関係
を用いて、前記血圧関連情報決定手段において実際に逐
次決定される血圧関連情報に基づいて、その判定基準値
を逐次設定する判定基準値設定手段をさらに含むもので
ある。このようにすれば、判定基準値設定手段により、
血圧関連情報決定手段において実際に逐次算出される血
圧関連情報が生体の血圧が高い状態を示す値であるほ
ど、異常判定手段における判定基準値が小さい値に設定
されることから、血圧が高い状態では、比較的小さい変
化値で血圧が異常であると判定されるとともに、血圧が
それほど高くない状態では、変化値が比較的大きい場合
だけ血圧が異常であると判定されるので、急激な変動に
対しても遅れることなく血圧の異常が判定され、且つ、
血圧がそれほど高くない場合に血圧異常が判定されるこ
とが解消される。因みに、前記血圧関連情報の変化値の
みにより血圧の異常を判定する場合には、血圧が上昇し
た状態では比較的緩やかな変化でも血圧が異常であると
判定されるようにしようとすると、判定基準値を低く設
定する必要があるが、そうすると、血圧がそれほど高く
なく、且つ変化も緩やかな場合であっても、血圧異常で
あると判定されてしまうのである。
するための第2発明の要旨とするところは、生体の血圧
を監視する血圧監視装置であって、(a) その生体の血圧
の変動に関連して変動する血圧関連情報を逐次決定する
血圧関連情報決定手段と、(b) その血圧関連情報決定手
段において逐次決定された血圧関連情報が予め設定され
た下側判定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の
血圧が異常に低下したと判定する異常判定手段と、(c)
前記血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧
関連情報の変化値を算出する変化値算出手段と、(d) そ
の変化値が大きいほど、前記下側判定基準値が、血圧が
高い状態を示す値となるように予め決定された関係を用
いて、前記変化値算出手段において実際に逐次算出され
る変化値に基づいて、その下側判定基準値を逐次設定す
る下側判定基準値設定手段とを、含むことにある。
設定手段では、変化値が大きいほど異常判定手段におい
て用いられる下側判定基準値が高い血圧を示す値となる
ように予め決定された関係を用いて、前記変化値算出手
段において実際に逐次算出される変化値に基づいてその
下側判定基準値が設定され、異常判定手段では、前記血
圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧関連情
報が、前記下側判定基準値設定手段において設定された
下側判定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の血
圧が異常に低下したと判定される。従って、血圧の低下
が急激な状態では下側判定基準値が高い血圧を示す値に
設定されるので、急激な血圧の変動に対しても遅れるこ
となく血圧の異常が判定され、血圧の低下が緩やかな状
態では下側判定基準値が低い血圧を示す値に設定される
ので、血圧がそれほど低くなく、低下も緩やかである場
合に血圧異常が判定されることが解消される。
するための第3発明の要旨とするところは、生体の血圧
を監視する血圧監視装置であって、生体の血圧を監視す
る血圧監視装置であって、(a) その生体の血圧の変動に
関連して変動する血圧関連情報を逐次決定する血圧関連
情報決定手段と、(b) その血圧関連情報決定手段におい
て逐次決定された血圧関連情報が予め設定された上側判
定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の血圧が異
常に上昇したと判定する異常判定手段と、(c) 前記血圧
関連情報決定手段において逐次決定された血圧関連情報
の変化値を算出する変化値算出手段と、(d) その変化値
が大きいほど、前記上側判定基準値が、血圧が低い状態
を示す値となるように予め決定された関係を用いて、前
記変化値算出手段において実際に逐次算出される変化値
に基づいて、その上側判定基準値を逐次設定する上側判
定基準値設定手段とを、含むことにある。
設定手段では、変化値が大きいほど異常判定手段におい
て用いられる上側判定基準値が低い血圧を示す値となる
ように予め決定された関係を用いて、前記変化値算出手
段において実際に逐次算出される変化値に基づいてその
上側判定基準値が設定され、異常判定手段では、前記血
圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧関連情
報が、前記上側判定基準値設定手段において設定された
上側判定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の血
圧が異常に上昇したと判定される。従って、血圧の上昇
が急激な状態では上側判定基準値が低い血圧を示す値に
設定されるので、急激な血圧の変動に対しても遅れるこ
となく血圧の異常が判定され、血圧の上昇がゆるやかな
状態では上側判定基準値が高い血圧を示す値に設定され
るので、血圧がそれほど高くなく、上昇も緩やかである
場合に血圧異常が判定されることが解消される。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明が適用
された血圧監視装置8の回路構成を説明するブロック図
である。
袋を布製帯状袋内に有してたとえば患者の上腕部12に
巻回されるカフ10と、このカフ10に配管20を介し
てそれぞれ接続された圧力センサ14、圧力制御弁1
6、および空気ポンプ18とを備えている。
出してその圧力を表す圧力信号SPを静圧弁別回路22
および脈波弁別回路24にそれぞれ供給する。静圧弁別
回路22はローパスフィルタを備え、圧力信号SPに含
まれる定常的な圧力すなわちカフ圧PC を表すカフ圧信
号SKを弁別してそのカフ圧信号SKをA/D変換器2
6を介して電子制御装置28へ供給する。
タを備え、圧力信号SPの振動成分である脈波信号SM
1 を周波数的に弁別してその脈波信号SM1 をA/D変
換器29を介して電子制御装置28へ供給する。この脈
波信号SM1 が表すカフ脈波は、患者の心拍に同期して
図示しない上腕動脈から発生してカフ10に伝達される
圧力振動波すなわちカフ脈波である。
OM32,RAM34,および図示しないI/Oポート
等を備えた所謂マイクロコンピュータにて構成されてお
り、CPU30は、ROM32に予め記憶されたプログ
ラムに従ってRAM34の記憶機能を利用しつつ信号処
理を実行することにより、I/Oポートから駆動信号を
出力して圧力制御弁16および空気ポンプ18を制御す
るとともに、表示器36の表示内容を制御する。
センサ40は、生体の末梢血管の容積脈波(プレシスモ
グラフ)を検出するものであり、たとえば脈拍検出など
に用いるものと同様に構成されている。この光電脈波セ
ンサ40は、指尖部などの生体の一部を収容可能なハウ
ジング42内に、ヘモグロビンによって反射可能な波長
帯の赤色光或いは赤外光、好ましくは酸素飽和度によっ
て影響を受けない800nm程度の波長、を生体の表皮
に向かって照射する光源である発光素子44と、ハウジ
ング42の発光素子44に対向する側に設けられ、上記
生体の一部を透過してきた光を検出する受光素子46と
を備え、毛細血管内の血液容積に対応する光電脈波信号
SM2 を出力し、A/D変換器48を介して電子制御装
置28へ供給する。
制御装置28の制御機能の要部を説明する機能ブロック
線図である。血圧測定手段50は、カフ圧制御手段52
によってたとえば生体の上腕に巻回されたカフ10の圧
迫圧力を所定の目標圧力値P CM(たとえば、180mmHg
程度の圧力値)まで急速昇圧させた後に3mmHg/sec程度
の速度で徐速降圧させられる徐速降圧期間内において、
順次採取される脈波信号SM1 が表す脈波の振幅の変化
に基づきよく知られたオシロメトリック法を用いて最高
血圧値BPSYS 、平均血圧値BPMEAN、および最低血圧
値BPDIA などを決定し、その決定された最高血圧値B
PSYS 、平均血圧値BPMEAN、および最低血圧値BP
DIA などを表示器36に表示させる。
センサ40から出力された光電脈波信号SM2 の面積S
をその1周期Wおよび振幅Lに基づいて正規化して算出
し、正規化脈波面積SF を出力する。すなわち、光電脈
波信号SM2 により表される光電脈波は、図3に示すよ
うに、数ミリ秒或いは十数ミリ秒毎のサンプリング周期
毎に入力される光電脈波信号SM2 の大きさを示す点の
連なりにより構成されており、その1周期W内において
光電脈波信号SM2 を積分(加算)することにより光電
脈波の面積Sが求められた後、S/(W×L)なる演算
が行われることにより正規化脈波面積SF が算出される
のである。この正規化脈波面積SF は、その1周期Wと
振幅Lとにより囲まれる矩形内における面積割合を表す
無次元の値であり、%MAPとも称される。
段50により血圧値BPが測定されると、上記正規化脈
波面積算出手段54により算出された正規化脈波面積S
F と、その血圧測定手段50により測定された血圧値B
P(最高血圧値BPSYS 、平均血圧値BPMEAN、および
最低血圧値BPDIA のうちのいずれか1つ)との間の対
応関係を、所定の生体について予め決定する。この対応
関係は、たとえば図4に示すものであり、EBP=α・
SF +βなる式により表される。但し、αは傾きを示す
定数、βは切片を示す定数、EBPは推定血圧値を示し
ている。ここで、一対の血圧値BPおよびそれが測定さ
れたときの正規化脈波面積SF から上記対応関係EBP
=f(SF )が求められる場合には、上記の定数αおよ
びβのいずれか一方には統計的に求められた一般値が性
別や年齢に応じて用いられるが、2対以上の血圧値BP
および正規化脈波面積SF から上記の対応関係EBP=
f(SF )が求められる場合には、上記の定数αおよび
βはその度に生体個人毎の値として決定される。また、
それらの定数αおよびβが一旦求められた後は、血圧測
定手段50による血圧測定毎に学習により補正されても
よい。
血圧値決定手段58は、上記対応関係決定手段56によ
り決定された対応関係EBP=f(SF )から、正規化
脈波面積算出手段54により逐次算出される正規化脈波
面積SF に基づいて、推定血圧値EBPを逐次決定し、
その決定した推定血圧値EBPを表示器36に連続的に
トレンド表示させる。上記対応関係決定手段56におい
て対応関係EBP=f(SF )が求められる場合に、血
圧測定手段50により測定された血圧値BPとして最高
血圧値BPSYS が用いられたのであれば、推定血圧値E
BPは最高血圧を示していることになるが、血圧値BP
として平均血圧値BPMEANが用いられたのであれば、推
定血圧値EBPは平均血圧を示し、血圧値BPとして最
低血圧値BPDIA が用いられたのであれば、推定血圧値
EBPは最低血圧を示すこととなる。
段58において逐次決定された推定血圧値EBPの変化
値ΔEBPを算出する。この変化値ΔEBPは、たとえ
ば推定血圧値EBPの所定拍数間(たとえば20拍乃至
30拍程度)或いは所定時間(30秒乃至数分程度)の
移動平均EBPAVに対する変化率または変化量、また
は、前回血圧測定手段50により血圧測定が実行された
ときの推定血圧値EBP、或いは所定時間前(たとえば
10分前)若しくは所定拍数前の推定血圧値EBPに対
する変化率または変化量である。
において算出された変化値ΔEBPが予め設定された判
定基準値γを超えたことに基づいて、生体の血圧が異常
であると判定する。すなわち、後述する判定基準値設定
手段64において設定される第1判定基準値γ1 および
第2判定基準値γ2 のいずれか一方を超えたことに基づ
いて、生体の血圧が異常であると判定する。判定基準値
設定手段64は、推定血圧値EBPが低い値であるほ
ど、前記異常判定手段62における判定基準値γ 1 が小
さくなるように予め決定された関係を用いて、推定血圧
値決定手段58において実際に逐次決定される推定血圧
値EBPに基づいて、判定基準値γ1 を逐次設定する第
1判定基準値設定手段66と、推定血圧値EBPが高い
値であるほど、前記異常判定手段62における判定基準
値γ2 が小さくなるように予め決定された関係を用い
て、推定血圧値決定手段58において実際に逐次決定さ
れる推定血圧値EBPに基づいて、判定基準値γ2 を逐
次設定する第2判定基準値設定手段68とを備えてい
る。
の要部を説明するフローチャートであって、正規化脈波
面積SF と血圧値BPとの対応関係を決定するために実
行される対応関係決定ルーチンである。まず、図のステ
ップSA1(以下、ステップを省略する。)において図
示しないカウンタやレジスタをクリアする初期処理が実
行された後、前記カフ圧制御手段52に対応するSA2
では、排気制御弁16が圧力供給状態に切り換えられ且
つ空気ポンプ18が駆動されることにより、血圧測定の
ためにカフ10の急速昇圧が開始される。
応するSA3では、カフ昇圧期間において、光電脈波セ
ンサ40により検出された図3に示す複数個の光電脈波
信号SM2 から、光電脈波の面積S、周期W、振幅Lが
求められるとともに、それらからS/(W×L)なる演
算がそれぞれ行われ、それら各光電脈波に対応する複数
個の正規化脈波面積SF が算出される。
程度に予め設定された目標圧迫圧P CM以上となったか否
かが判断される。このSA4の判断が否定された場合
は、上記SA2以下が繰り返し実行されることによりカ
フ圧PC の上昇が継続される。しかし、カフ圧PC の上
昇により上記SA4の判断が肯定されると、前記血圧測
定手段50に対応するSA5において、血圧測定アルゴ
リズムが実行される。すなわち、空気ポンプ18を停止
させ且つ排気制御弁16を徐速排圧状態に切り換えてカ
フ10内の圧力を予め定められた3mmHg/sec程度の緩や
かな速度で下降させることにより、この徐速降圧過程で
逐次得られる脈波信号SM1 が表す脈波の振幅の変化に
基づいて、良く知られたオシロメトリック方式の血圧値
決定アルゴリズムに従って最高血圧値BPSYS 、平均血
圧値BPMEAN、および最低血圧値BPDIA が測定される
とともに、脈波間隔に基づいて脈拍数などが決定される
のである。そして、その測定された血圧値および脈拍数
などが表示器36に表示されるとともに、排気制御弁1
6が急速排圧状態に切り換えられてカフ10内が急速に
排圧される。
るSA6では、正規化脈波面積算出手段54に対応する
SA3において求められた正規化脈波面積SF と、上記
血圧測定手段50に対応するSA5において測定された
カフ10による血圧値BPSY S 、BPMEAN、またはBP
DIA との間の対応関係が求められる。すなわち、SA5
において血圧値BPSYS 、BPMEAN、およびBPDIA が
測定されると、それら血圧値BPSYS 、BPMEAN、また
はBPDIA のうちの1つと、SA3において求められた
正規化脈波面積SF とを一組として、前回の血圧測定時
の血圧値BPと正規化脈波面積SF とを他の一組とし
て、図4に示す正規化脈波面積SF と推定血圧値EBP
との間の対応関係(EBP=α・SF +β)が決定され
るのである。
決定されると、図6に示される血圧監視ルーチンが実行
される。図6では、SB1において、光電脈波が入力さ
れたか否かが判断される。このSB1の判断が否定され
た場合はSB1が繰り返し実行されるが、肯定された場
合は、前記正規化脈波面積算出手段54に対応するSB
2において、新たに入力された光電脈波の正規化脈波面
積SF が図5のSA3と同様にして算出される。
るSB3において、図5のSA6において求められた脈
波面積血圧対応関係(EBP=α・SF +β)から、上
記SB2において求められた正規化脈波面積SF に基づ
いて、推定血圧値EBPが決定され、且つ一拍毎の推定
血圧値EBPをトレンド表示させるために表示器36に
出力される。
SB4乃至SB5が実行される。まず、第1判定基準値
決定手段66に対応するSB4では、図7(a)に示さ
れる推定血圧値EBPと第1判定基準値γ1 との予め決
定された関係を用いて、上記SB3において実際に決定
された推定血圧値EBPに基づいて第1判定基準値γ 1
が決定される。上記図7(a)に示された関係は、推定
血圧値EBPが実験的に決定されたEBP1 よりも小さ
い値である場合は、推定血圧値EBPが減少するほど第
1判定基準値γ1 が直線的に減少し、推定血圧値EBP
が上記EBP1よりも大きい値である場合は、第1判断
基準値γ1 は一定値(たとえば40%)となるように決
定されている。
るSB5では、図7(b)に示される推定血圧値EBP
と第2判定基準値γ2 との予め決定された関係を用い
て、上記SB3において決定された推定血圧値EBPに
基づいて第2判定基準値γ2 が決定される。上記図7
(b)に示された関係は、推定血圧値EBPが実験的に
決定されたEBP2 よりも大きい値である場合は、推定
血圧値EBPが増加するほど第2判定基準値γ2 が直線
的に減少し、推定血圧値EBPが上記EBP2 よりも小
さい値である場合は、第2判断基準値γ2 は一定値(た
とえば40%)となるように決定されている。
では、たとえば、前回のカフ10による血圧測定時にお
ける推定血圧値EBP、すなわちカフ10による血圧測
定により血圧値BPが決定された直後に前記SB3にお
いて決定された推定血圧値EBPに対する、SB3で逐
次決定される推定血圧値EBPの変化率が変化値ΔEB
Pとして算出される。
は、上記SB6において算出された変化値ΔEBPが、
上記SB4において決定された第1判定基準値γ1 、お
よび上記SB5において決定された第2判定基準値γ2
の少なくとも一方を超えたか否かが判定される。すなわ
ち、図7(a)および図7(b)を重ね合わせた図7
(c)に示されるように、前記SB3で算出された推定
血圧値EBPが上記EBP1 よりも小さい場合は、上記
SB6で算出された変化値ΔEBPが第1判定基準値γ
1 を超えたか否かが判定され、上記SB3で算出された
推定血圧値EBPが上記EBP1 よりも大きく且つ上記
EBP2 よりも小さい場合は、上記SB6で算出された
変化値ΔEBPが第1判定基準値γ1 、すなわち第2判
断基準値γ 2 を超えたか否かが判定され、上記SB3で
算出された推定血圧値EBPが上記EBP2 よりも大き
い場合は、上記SB6で算出された変化値ΔEBPが第
2判定基準値γ2 を超えたか否かが判定される。
くSB8において、図5の対応関係決定ルーチンが実行
されてからの経過時間が予め設定された15乃至20分
程度の設定周期すなわちキャリブレーション周期を経過
したか否かが判断される。このSB8の判断が否定され
た場合は、前記SB1以下の血圧監視ルーチンが繰り返
し実行され、推定血圧値EBPが一拍毎に連続的に決定
され、且つ、その決定された推定血圧値EBPが表示器
36に時系列的にトレンド表示される。
合には、前記対応関係(EBP=α・SF +β)を再決
定するために図5の対応関係決定ルーチンが再び実行さ
れる。また、上記SB7の判断が肯定された場合には、
SB9において表示器36に血圧異常表示が行われた
後、カフ10を用いて信頼性のある血圧測定をするた
め、および前記対応関係(EBP=α・SF +β)を再
決定するために図5の対応関係決定ルーチンが再び実行
される。
算出手段60(SB6)において、推定血圧値決定手段
58(SB3)により逐次決定された推定血圧値EBP
の変化値ΔEBPが算出され、異常判定手段62(SB
7)では、変化値算出手段60(SB6)で算出された
変化値ΔEBPが予め設定された判定基準値γ1 および
γ2 の少なくとも一方を超えたことに基づいて、前記生
体の血圧が異常であると判定される。すなわち、推定血
圧値EBPが急激に変化した場合は、その推定血圧値E
BPが比較的正常な値であっても、血圧が異常であると
判定されるので、急激な変動に対しても遅れることなく
血圧の異常を判定することができる。
設定手段66(SB4)により、推定血圧値決定手段5
8(SB3)において実際に逐次算出される推定血圧値
EBPが小さい値であるほど、異常判定手段62(SB
7)における第1判定基準値γ1 が小さい値に設定され
ることから、血圧が低い状態では、比較的小さい変化値
ΔEBPで血圧が異常であると判定されるとともに、血
圧がそれほど低くない状態では、変化値ΔEBPが比較
的大きい場合だけ血圧が異常であると判定されるので、
急激な変動に対しても遅れることなく血圧の異常が判定
され、且つ、血圧がそれほど低くない場合に血圧異常が
判定されることが解消される。
設定手段68(SB5)により、推定血圧値決定手段5
8(SB3)において実際に逐次算出される推定血圧値
EBPが大きい値であるほど、異常判定手段62(SB
7)における第2判定基準値γ2 が小さい値に設定され
ることから、血圧が高い状態では、比較的小さい変化値
ΔEBPで血圧が異常であると判定されるとともに、血
圧がそれほど高くない状態では、変化値ΔEBPが比較
的大きい場合だけ血圧が異常であると判定されるので、
急激な変動に対しても遅れることなく血圧の異常が判定
され、且つ、血圧がそれほど高くない場合に血圧異常が
判定されることが解消される。
基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において
前述の実施例と共通する部分は同一の符号を付して詳細
な説明を省略する。
応する発明の実施例における血圧監視装置の要部を説明
する機能ブロック線図およびフローチャートである。本
実施例の血圧監視装置では、装置の機構および回路構成
は前述の図1の実施例と共通するが、電子制御装置28
において血圧の異常を判定する手段が異なる。以下、そ
の相違点を説明する。
血圧値決定手段58において逐次決定された推定血圧値
EBPが予め設定された下側判定基準値THL または上
側判定基準値THH を超えたことに基づいて、生体の血
圧が異常であると判定する。
値EBPの変化値ΔEBPが大きいほど、下側判定基準
値THL が大きい値となるように予め設定された関係を
用いて、変化値算出手段60において実際に算出される
変化値ΔEBPに基づいて、異常判定手段70において
推定血圧値EBPの異常の判定に用いられる下側判定基
準値THL を逐次設定する。上側判定基準値設定手段7
4は、推定血圧値EBPの変化値ΔEBPが大きいほ
ど、上側判定基準値THH が小さい値となるように予め
設定された関係を用いて、変化値算出手段60において
実際に算出される変化値ΔEBPに基づいて、異常判定
手段70において推定血圧値EBPの異常の判定に用い
られる上側判定基準値THH を逐次設定する。
C3において、図6のSB1乃至SB3と同様の処理が
実行されることにより、一拍毎に推定血圧値EBPが決
定され、且つその推定血圧値EBPが表示器36に出力
される。続く推定血圧値決定手段58に対応するSC4
では、図6のSB6と同様に変化値ΔEBPが算出され
る。すなわち、前回のカフ10による血圧測定時におけ
る推定血圧値EBPに対する、上記SC3で決定された
推定血圧値EBPの変化率が変化値ΔEBPとして算出
される。
るSC5では、図10に示される変化値ΔEBPと下側
判定基準値THL との予め決定された関係を用いて、上
記SC4において実際に決定された変化値ΔEBPに基
づいて下側判定基準値THLが決定される。上記図10
に示された変化値ΔEBPと下側判定基準値THL との
関係は、変化値ΔEBPが大きくなるほど、下側判定基
準値THL が段階的に大きくなるように予め実験により
決定されている。なお、この段階の数は図では4段とな
っているが、2段以上の任意の段数に決定される。
るSC6では、図10に示される変化値ΔEBPと上側
判定基準値THH との予め決定された関係を用いて、上
記SC4において実際に決定された変化値ΔEBPに基
づいて上側判定基準値THHが決定される。上記図10
に示された変化値ΔEBPと上側判定基準値THH との
関係は、変化値ΔEBPが大きくなるほど、上側判定基
準値THH が段階的に小さくなるように予め実験的に決
定されている。なお、この段階の数も、2段以上の任意
の段数に設定される。
SC7では、SC3で決定された推定血圧値EBPが、
SC4乃至SC5で設定された下側判定基準値THL ま
たは上側判定基準値THH を超えたか否かが判断され
る。
くSC8において図6のSB8と同様の処理が実行され
る。すなわち、予め設定されたキャリブレーション周期
を経過したか否かが判断される。このSC8の判断が否
定された場合は、前記SC1以下の血圧監視ルーチンが
繰り返し実行される。しかし、SC8の判断が肯定され
た場合は、対応関係を再決定するために図5の対応関係
ルーチンが再び実行される。また、上記SC7の判断が
肯定された場合は、SC9において表示器36に血圧異
常表示が行われる。すなわち、上記SC7において推定
血圧値EBPが下側判定基準値THL を超えたと判定さ
れた場合は、血圧の異常低下を表示する文字或いは記号
が表示器36に表示され、上記SC7において推定血圧
値EBPが上側判定基準値THH を超えたと判定された
場合は、血圧の異常上昇を表示する文字或いは記号が表
示器36に表示される。上記SC9が実行された後は、
カフ10を用いて信頼性のある血圧測定をするため、お
よび前記対応関係(EBP=α・SF +β)を再決定す
るために図5の対応関係決定ルーチンが再び実行され
る。
定基準値設定手段72(SC5)では、変化値ΔEBP
が大きいほど異常判定手段70(SC7)において用い
られる下側判定基準値THL が高い値となるように予め
決定された関係を用いて、変化値算出手段60(SC
4)において実際に逐次算出される変化値ΔEBPに基
づいてその下側判定基準値THL が設定され、異常判定
手段70(SC7)では、推定血圧値決定手段58(S
C3)において逐次決定された推定血圧値EBPが、下
側判定基準値設定手段72(SC5)において設定され
た下側判定基準値THL を超えたことに基づいて、前記
生体の血圧が異常に低下したと判定される。従って、血
圧の低下が急激な状態では下側判定基準値THL が高い
値に設定されるので、急激な血圧の変動に対しても遅れ
ることなく血圧の異常が判定され、血圧の低下が緩やか
な状態では下側判定基準値THH が低い値に設定される
ので、血圧がそれほど低くなく、低下も緩やかである場
合に血圧異常が判定されることが解消される。
設定手段74(SC6)では、変化値ΔEBPが大きい
ほど異常判定手段70(SC7)において用いられる上
側判定基準値THH が低い値となるように予め決定され
た関係を用いて、変化値算出手段60(SC4)におい
て実際に逐次算出される変化値ΔEBPに基づいてその
上側判定基準値THH が設定され、異常判定手段70
(SC7)では、推定血圧値決定手段58(SC5)に
おいて逐次決定された推定血圧値EBPが、上側判定基
準値設定手段74(SC6)において設定された上側判
定基準値THH を超えたことに基づいて、前記生体の血
圧が異常に上昇したと判定される。従って、血圧の上昇
が急激な状態では上側判定基準値THH が低い値に設定
されるので、急激な血圧の変動に対しても遅れることな
く血圧の異常が判定され、血圧の上昇がゆるやかな状態
では上側判定基準値THH が高い値に設定されるので、
血圧がそれほど高くなく、上昇も緩やかである場合に血
圧異常が判定されることが解消される。
詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適
用される。
報として正規化脈波面積SF に基づいて算出される推定
血圧値EBPが用いられていたが、正規化脈波面積SF
が血圧関連情報として用いられてもよいし、動脈の所定
の2部位間を脈波が伝播する時間(脈波伝播時間DT)
等、前述した他の血圧関連情報が用いられてもよい。こ
の場合、たとえば脈波伝播速度VM 、正規化脈波面積S
F 等の血圧が低下すると値が小さくなる情報の場合は、
第1判定基準値設定手段66で用いられる関係は、それ
らの情報が小さい値であるほど第1判定基準値γ1 が小
さくなるように予め決定され、第2判定基準値設定手段
68で用いられる関係は、それらの情報が大きい値であ
るほど第2判定基準値γ2 が小さくなるように予め決定
され、下側判定基準値設定手段72で用いられる関係
は、それらの情報の変化値が大きいほど下側判定基準値
THL が大きくなるように予め決定され、上側判定基準
値設定手段74で用いられる関係は、それらの情報の変
化値が大きいほど上側判定基準値THH が小さくなるよ
うに予め決定される。逆に、脈波伝播時間DT等の血圧
が低下すると値が大きくなる情報の場合は、第1判定基
準値設定手段66で用いられる関係は、それらの情報が
大きい値であるほど第1判定基準値γ1 が小さくなるよ
うに予め決定され、第2判定基準値設定手段68で用い
られる関係は、それらの情報が小さい値であるほど第2
判定基準値γ2 が小さくなるように予め決定され、下側
判定基準値設定手段72で用いられる関係は、それらの
情報の変化値が大きいほど下側判定基準値THL が小さ
くなるように予め決定され、上側判定基準値設定手段7
4で用いられる関係は、それらの情報の変化値が大きい
ほど上側判定基準値THH が大きくなるように予め決定
される。
段62(SB7)、70(SC7)において血圧の異常
が判定された場合は、表示器36に血圧異常表示がされ
るとともに、血圧測定手段50(SA5)による血圧測
定が起動されるようになっていたが、血圧異常異常表示
のみ、または血圧測定手段50(SA5)による血圧測
定の起動のみが実行されてもよい。
手段62(SB7)において、第1判定基準値γ1 およ
び第2判定基準値γ2 の2つの判定基準値が用いられて
いたが、どちらか一方のみが用いられてもよい。
手段70(SC7)において、下側判定基準値THL お
よび上側判定基準値THH が用いられることにより、血
圧の異常低下および異常上昇が判定されていたが、下側
判定基準値THL または上側判定基準値THH のいずれ
か一方のみが用いられてもよい。
1 、γ2 、THL 、THH )は、一拍毎に設定されてい
たが、2拍以上の所定の拍数毎に設定されてもよい。
においてその他種々の変更が加えられ得るものである。
成を説明するブロック線図である。
の要部を説明する機能ブロック線図である。
る光電脈波を説明する図である。
応関係を例示する図である。
の要部を説明するフローチャートであって、対応関係決
定ルーチンを示す図である。
の要部を説明するフローチャートであって、血圧監視ル
ーチンを説明する図である。
と、第1判定基準値または第2判定基準値との関係の一
例を示す図である。
御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
の要部を説明するフローチャートである。
下側判定基準値および上側判定基準値との関係の一例を
示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 生体の血圧を監視する血圧監視装置であ
って、 該生体の血圧の変動に関連して変動する血圧関連情報を
逐次決定する血圧関連情報決定手段と、 該血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧関
連情報の変化値を算出する変化値算出手段と、 該変化値算出手段において算出された変化値が予め設定
された判定基準値を超えたことに基づいて、前記生体の
血圧が異常であると判定する異常判定手段とを、含むこ
とを特徴とする血圧監視装置。 - 【請求項2】 前記血圧関連情報が血圧が低い状態を示
す値であるほど、前記異常判定手段における判定基準値
が小さくなるように予め決定された関係を用いて、前記
血圧関連情報決定手段において実際に逐次決定される血
圧関連情報に基づいて、該判定基準値を逐次設定する判
定基準値設定手段をさらに含むものである請求項1記載
の血圧監視装置。 - 【請求項3】 前記血圧関連情報が血圧が高い状態を示
す値であるほど、前記異常判定手段における判定基準値
が小さくなるように予め決定された関係を用いて、前記
血圧関連情報決定手段において実際に逐次決定される血
圧関連情報に基づいて、該判定基準値を逐次設定する判
定基準値設定手段をさらに含むものである請求項1記載
の血圧監視装置。 - 【請求項4】 生体の血圧を監視する血圧監視装置であ
って、 該生体の血圧の変動に関連して変動する血圧関連情報を
逐次決定する血圧関連情報決定手段と、 該血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧関
連情報が予め設定された下側判定基準値を超えたことに
基づいて、前記生体の血圧が異常に低下したと判定する
異常判定手段と、 前記血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧
関連情報の変化値を算出する変化値算出手段と、 該変化値が大きいほど、前記下側判定基準値が、血圧が
高い状態を示す値となるように予め決定された関係を用
いて、前記変化値算出手段において実際に逐次算出され
る変化値に基づいて、該下側判定基準値を逐次設定する
下側判定基準値設定手段とを、含むことを特徴とする血
圧監視装置。 - 【請求項5】 生体の血圧を監視する血圧監視装置であ
って、 該生体の血圧の変動に関連して変動する血圧関連情報を
逐次決定する血圧関連情報決定手段と、 該血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧関
連情報が予め設定された上側判定基準値を超えたことに
基づいて、前記生体の血圧が異常に上昇したと判定する
異常判定手段と、 前記血圧関連情報決定手段において逐次決定された血圧
関連情報の変化値を算出する変化値算出手段と、 該変化値が大きいほど、前記上側判定基準値が、血圧が
低い状態を示す値となるように予め決定された関係を用
いて、前記変化値算出手段において実際に逐次算出され
る変化値に基づいて、該上側判定基準値を逐次設定する
上側判定基準値設定手段とを、含むことを特徴とする血
圧監視装置。
Priority Applications (3)
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