JP2002360424A - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

Info

Publication number
JP2002360424A
JP2002360424A JP2001178098A JP2001178098A JP2002360424A JP 2002360424 A JP2002360424 A JP 2002360424A JP 2001178098 A JP2001178098 A JP 2001178098A JP 2001178098 A JP2001178098 A JP 2001178098A JP 2002360424 A JP2002360424 A JP 2002360424A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mineral
water heater
electric water
coral
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001178098A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Shimizu
聡 清水
Hidesato Kawanishi
英賢 川西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001178098A priority Critical patent/JP2002360424A/ja
Publication of JP2002360424A publication Critical patent/JP2002360424A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 珊瑚や貝殻の化石の溶出量を増やし、長期間
ミネラルを安定して添加することのできる、かつお湯の
味・臭いを向上させた電気湯沸器の提供をすること。 【解決手段】 水を貯める容器1と、水を循環する循環
経路2と、前記容器1内の前記循環経路2に設けたミネ
ラル添加部3とを備え、前記ミネラル添加部3にミネラ
ル添加剤4として珊瑚や貝殻の化石を150〜200℃
の温度にて焼成したものを充填した電気湯沸器とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気湯沸器に関し、
特にミネラルを添加した電気湯沸器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より電気湯沸器では、水道水を美味
したり、健康によい水に変える目的で、カルシウムやマ
グネシウム等のミネラルを添加することが行われてい
る。この種のミネラル添加剤としては通常、珊瑚や貝の
化石、あるいは麦飯石の粉砕品が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電気湯沸器に使用される珊瑚や貝の化石、あるいは麦飯
石の粉砕品は、ミネラル溶出量が少ないという問題があ
った。
【0004】また、ミネラル添加剤としては上記以外に
硫酸カルシウムが使用できるが、硫酸カルシウムは溶解
度が高すぎて、お湯を長期間保温する電気湯沸器では問
題であった。
【0005】発明は上述した従来の課題を解決するもの
であり、珊瑚や貝殻の化石の溶出量を増やし、長期間ミ
ネラルを安定して添加することのできる、かつお湯の味
・臭いを向上させた電気湯沸器の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する為
に本発明の電気湯沸器は、水を貯める容器と、水を貯め
る容器と、前記水を循環する循環経路と、前記容器内の
前記循環経路に設けられたミネラル添加部とを備え、前
記ミネラル添加部にミネラル添加剤として珊瑚や貝殻の
化石を150〜200℃の温度にて焼成したものを充填
した電気湯沸器としたことにより、珊瑚や貝殻の化石表
面に付着する有機物を、焼成することで取り除くことが
できるようになり、ミネラル添加剤からのミネラル溶出
が増え、またお湯の臭い・味が向上する。この為、長期
間ミネラルを安定して添加する、かつお湯の味・臭いを
向上させた電気湯沸器を提供することができるようにな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
水を貯める容器と、前記水を循環する循環経路と、前記
容器内の前記循環経路に設けられたミネラル添加部とを
備え、前記ミネラル添加部にミネラル添加剤として珊瑚
や貝殻の化石を150〜200℃の温度にて焼成したも
のを充填した電気湯沸器としたことにより、珊瑚や貝殻
の化石の表面に付着する有機物を、焼成して取り除くこ
とができるようになり、ミネラル添加剤からのミネラル
溶出が増え、かつお湯の味・臭いが向上するようにな
る。
【0008】また、有機物が除去されるようになり、お
湯への有機物による悪影響が無くなりお湯が美味しくな
る。
【0009】本発明の請求項2記載の発明は、焼成を行
う前処理としてアルカリで洗浄した珊瑚や貝殻の化石を
使用することにより、洗浄にて珊瑚や貝殻の化石の表面
に付着する有機物を除去し、さらに焼成にて取り除くこ
とで、完全に除去することが可能となるので、ミネラル
添加剤からのミネラル溶出を増し、かつお湯の臭い・味
を向上した電気湯沸器を提供することができるようにな
る。
【0010】また、雑菌の餌になるものがなくなるの
で、ミネラル添加剤に雑菌が繁殖することを防止できる
ようになる。
【0011】本発明の請求項3記載の発明は、ミネラル
添加剤を酸化雰囲気にて焼成したことにより、有機物が
完全に酸化し易くなり、生焼けで残らない為にミネラル
添加剤からのミネラル溶出を増し、かつお湯の臭い・味
を向上した電気湯沸器を提供することができるようにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面に基
づいて説明する。
【0013】(実施例1)図1は実施例1に於けるミネ
ラル添加部の断面図を示す。
【0014】1は水を貯める容器であり、容器1内に水
を加熱する加熱手段(図示せず)、水を循環する循環ポン
プ(図示せず)、循環経路2及び水温を制御するための温
度センサ−(図示せず)が設けられている。
【0015】3は容器1内でかつ循環経路2に設けら
れ、容器2内の水にミネラルを添加するミネラル添加部
である。ミネラル添加剤部3の中にミネラル添加剤4が
充填されている。循環ポンプは電気湯沸器の本体を通電
することによって作動し、温度センサーにより水温を測
定し、水温が95℃になるまで循環する。そして湯沸か
しは、循環停止後、さらに水温が100℃になるまで行
われ、保温に切り替わり終了する。
【0016】以下、本実施例の電気湯沸器においてN
O.1〜7の各ミネラル添加剤をそれぞれ各50g使用
した時のミネラルの溶出量、お湯の味・臭い及びミネラ
ル添加剤の強度を表1に示した。
【0017】そして、ミネラルの溶出量は原水として硬
度が40〜50ppm程度の水道水を用いて1回目と5
00回目の湯沸かし後に、お湯を容量100mlの栓付
き三角フラスコに100mlサンプリングし、直ちに水
冷してカルシウム濃度を測定した。
【0018】尚、溶出量は添加後の濃度から原水の濃度
を差し引くことにより求めた。
【0019】また、お湯の味・臭いは15名のパネラー
による官能試験により5段階評価(美味しいものを5と
し、不味いものを1とした)を行った。
【0020】また、ミネラル添加剤の強度は500回目
の湯沸かし後のミネラル添加剤に崩れや割れが見らるか
どうかで評価した。崩れや割れが見られた場合を×、な
い場合を○とした。
【0021】尚、N0.1はアルゴナイトを主成分とす
る未焼成の珊瑚や貝殻の化石を、N0.2はN0.1の
未焼成の珊瑚や貝殻の化石を100℃にて焼成したもの
を、N0.3は同125℃、N0.4は同150℃、N
0.5は同175℃、N0.6は同200℃、N0.7は
同225℃にて焼成したものを使用した。
【0022】
【表1】
【0023】この表1に示した結果から明らかなように
150〜200℃であるN0.3〜7が未焼成のものよ
りも溶出量が多く、N0.3〜6はお湯の味・臭い及び
強度も優れた結果を示し、電気湯沸器での長期間の使用
に適していることが明らかになった。
【0024】尚、150〜200℃の焼成では表面に付
着する有機物を除去することができるが、内部の有機物
や燃えにくい有機物は残っている状態であり、200℃
を越える温度では、これらが生焼けになりお湯への味・
臭いに悪影響が見られた。
【0025】尚、有機物は400℃程度でも生焼けでま
だ残っており、温度を上げて有機物を除去しようとすれ
ば700℃以上の温度が必要であった。
【0026】(実施例2)実施例1と同様の構成であ
り、ミネラル添加剤として珊瑚や貝殻の化石を1Nの水
酸化ナトリウム水溶液にて洗浄し、150℃にて焼成し
たものをN0.8、1Nの水酸化カリウム水溶液にて洗
浄し、150℃にて焼成したものをN0.9としそれぞ
れ50gを充填した。
【0027】尚、ミネラル添加剤N0.8、9はアルカ
リ分を洗い流す為に焼成後に水洗を実施している。
【0028】そしてこれらN0.8、9を実施例1と同
様に評価を行い、表2に結果を示した。
【0029】
【表2】
【0030】この表2の結果から明らかなように水酸化
ナトリウム水溶液あるいは水酸化カリウム水溶液にて洗
浄後、焼成したN0.8、9は溶出量、お湯の味・臭
い、強度が優れており、特に溶出量、お湯の味・臭いが
優れており、電気湯沸器での長期間の使用に最適である
ことが明らかになった。
【0031】これは水酸化ナトリウム水溶液あるいは水
酸化カリウム水溶液により洗浄することで有機物が除去
され、さらに焼成することで完全に有機物が取り除かれ
る為である。
【0032】尚、焼成温度としては150℃で実施した
が、実施例1と同様、150〜200℃の範囲で焼成し
たものは同じ傾向であった。
【0033】尚、本実施例では水酸化ナトリウム水溶液
あるいは水酸化カリウム水溶液を使用したが、アルカリ
であれば同様の効果を得ることができる。
【0034】(実施例3)実施例1と同様の構成であ
り、ミネラル添加剤としてN0.10は未焼成の珊瑚や
貝殻の化石を酸素ガスを供給すながら150℃にて焼成
したものを、N0.11は同175℃、N0.12は同2
00℃にて焼成したものを使用した。そしてこれらN
0.10〜12を実施例1と同様に評価を行い、表3に
結果を示した。
【0035】
【表3】
【0036】この表3の結果から明らかなように酸素ガ
スを供給したN0.10〜12は供給せずに同温度で焼
成した実施例1のN0.4〜6よりも全て溶出量及びお
湯の味・臭いが優れており、電気湯沸器での長期間の使
用に最適であることが明らかになった。
【0037】尚、N0.10〜12は実施例2のN0.
8、9のように水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウ
ム水溶液にて洗浄することで、さらに溶出量及びお湯の
味・臭いの評価は優れた結果となった。
【0038】尚、本実施例では酸素ガスを供給すること
で酸化雰囲気としたが、酸化雰囲気であればどのような
方法でも同じ効果を得ることは可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、珊瑚や貝殻の化石の表面に付着する有機物を、焼成
して取り除くことができるようになり、ミネラル添加剤
からのミネラル溶出を増し、かつお湯の味・臭いを向上
することを実現することができるようになる。
【0040】請求項2記載の発明によれば、ミネラル溶
出を安定して添加し、かつお湯の臭い・味を向上した電
気湯沸器を提供することができるようになる。また、雑
菌の餌になるものがなくなるので、ミネラル添加剤に雑
菌が繁殖するのを防止することを実現するものである。
【0041】請求項3記載の発明によれば、有機物が完
全に酸化し易くなり、生焼けで残らない為にミネラル添
加剤からのミネラル溶出を増し、かつお湯の臭い・味を
向上した電気湯沸器を提供することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるミネラル添加部の断
面図
【符号の説明】
1 容器 2 循環経路 3 ミネラル添加部 4 ミネラル添加剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を貯める容器と、前記水を循環する循
    環経路と、前記容器内の前記循環経路に設けられたミネ
    ラル添加部とを備え、前記ミネラル添加部にミネラル添
    加剤として珊瑚や貝殻の化石を150〜200℃の温度
    にて焼成したものを充填した電気湯沸器。
  2. 【請求項2】 焼成を行う前処理としてアルカリで洗浄
    した前記珊瑚や貝殻の化石を用いた請求項1記載の電気
    湯沸器。
  3. 【請求項3】 前記ミネラル添加剤を酸化雰囲気にて焼
    成した請求項1または2記載の電気湯沸器
JP2001178098A 2001-06-13 2001-06-13 電気湯沸器 Pending JP2002360424A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178098A JP2002360424A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 電気湯沸器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178098A JP2002360424A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 電気湯沸器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002360424A true JP2002360424A (ja) 2002-12-17

Family

ID=19018847

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178098A Pending JP2002360424A (ja) 2001-06-13 2001-06-13 電気湯沸器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002360424A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281119A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Hidemitsu Hayashi 水素豊富水生成方法及び水素豊富水生成器
WO2010044194A1 (ja) * 2008-10-15 2010-04-22 株式会社イオンコマース アルカリ洗浄水

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006281119A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Hidemitsu Hayashi 水素豊富水生成方法及び水素豊富水生成器
JP4642530B2 (ja) * 2005-04-01 2011-03-02 秀光 林 水素豊富水生成方法及び水素豊富水生成器
WO2010044194A1 (ja) * 2008-10-15 2010-04-22 株式会社イオンコマース アルカリ洗浄水

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101331954A (zh) 滚石烤肉方法及装置
CN108291722A (zh) 烹调器
JP2002360424A (ja) 電気湯沸器
KR20010066711A (ko) 맥반석을 이용한 죽염 및 그 제조방법
KR20070046403A (ko) 세라믹 볼
JP6832734B2 (ja) タンパク質低減米飯の製造方法
JP5311752B2 (ja) アルカリ処理麦ごはんの炊飯方法
KR920004256B1 (ko) 게르마늄성분과 맥반석성분을 혼용한 내열점토제 음식물용기의 제조방법
JPH09271759A (ja) 竹炭セラミック
JP2006288231A (ja) 低トランス・ルー用油脂組成物
WO2003059840A1 (es) Pastas cerámicas con formulación no convencional con contenidos de fósforo superiores al 2% en peso. procedimiento para su elaboración y ventajas que introduce
JPS5729265A (en) Deodorization of bulb or grated bulb of raw garlic to obtain food edible without feeling garlic odor
KR102014653B1 (ko) 칡재를 이용한 도자기 제조방법 및 그 제조방법으로 제조된 도자기
JPS5910786B2 (ja) カレ−、シチユ−、ソ−ス等の加工食品用ブラウンル−の製造法
JP2003093035A (ja) 酒類の製造方法
KR200391343Y1 (ko) 나노 은분을 함유한 유약 및 소지로 형성된 오븐레인지용그릴트레이
KR20030038623A (ko) 내열성 자기제 내부 용기를 가진 멀티 쿠커
KR100214935B1 (ko) 염의 제조방법
US2444571A (en) Process for making a purifying agent from steer bones
JP4953017B2 (ja) ところてん麺類の製造法及びこの方法で製造されるところてん麺類
JPH10182265A (ja) 凝灰岩系砂岩成形体の改質法
KR20000072027A (ko) 기공성 도자기 구이판 제조 및 항균처리방법
JP2005295896A (ja) 魚卵ベースの加工食品
JP2005261551A (ja) 加熱調理器
JPS5564776A (en) Treatment of soybean

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041102