JP2002357093A - 接合構造 - Google Patents

接合構造

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JP2002357093A JP2001165731A JP2001165731A JP2002357093A JP 2002357093 A JP2002357093 A JP 2002357093A JP 2001165731 A JP2001165731 A JP 2001165731A JP 2001165731 A JP2001165731 A JP 2001165731A JP 2002357093 A JP2002357093 A JP 2002357093A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの部材を作業性良く安定して接合するこ
とができる接合構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 接合構造は、第1セグメントSaに設け
られた接合棒1と、第2セグメントSbに設けられ、接
合棒1を保持する接合具2とを備えている。接合具2
は、接合棒1を挿通可能な通路4と、通路4の端部に設
けられた突起部12とを備えている。一方、接合棒1は
切欠部8を有しており、拡大・縮小するように変形可能
に設けられている。また、接合棒1の前端部1dには、
接合棒1を縮小状態で保持する保持部材10が設けられ
ている。そして、接合棒1を通路4に挿入することによ
って保持部材10が突起部12によって撓まされ、保持
部材10による接合棒1に対する保持が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの部材を互い
に接合する接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、筒状のトンネル壁体を構成する
場合、一般に、セグメントどうしをボルトによって接合
していた。このボルトでセグメントどうしを接合する構
造としては、セグメントの接合面の近傍に、セグメント
の接合面どうしを当接した際に互いに連通する孔部を有
する継手を埋め込んでおき、これら継手の孔部どうしが
連通するように、セグメントの接合面を当接した状態
で、孔部へボルトを挿通し、このボルトにナットを締結
して接合する構造が一般的である。また、相互のセグメ
ントにナット部材であるインサート金具を埋め込んでお
き、隣接するセグメントに貫通したボルトを締結して互
いに接合する構造もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造では、建築現場にて継手の接合面に形成され
た孔部にボルトを挿通し、このボルトにナットを締結す
るという極めて煩雑な作業を要するという問題があっ
た。しかも、上記のような接合構造では、継手の孔部ど
うしを正確に連通してセグメントを設置しなければなら
なかった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、例えばセグメントどうしのような2つの部材
を作業性良く安定して接合することができる接合構造を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、第1の部材と第2の部材
とを接合する接合構造において、前記第1の部材に、前
記第2の部材へ向かって延びるように設けられた接合棒
と、前記第2の部材に設けられ、前記接合棒を挿通可能
な通路を有し、該接合棒が挿入されることによって該接
合棒を保持する接合具とを備え、前記接合棒は、該接合
棒の挿入方向前端部から挿入方向後方側に向かって形成
された切欠部によって挿入方向と交わる方向に拡大・縮
小するように変形可能、且つ、拡大する方向に付勢力を
有しており、前記接合棒には、該接合棒を縮小状態で保
持する保持部材が設けられ、前記通路は、縮小状態の接
合棒より大径、且つ拡大状態の接合棒より小径に設定さ
れており、前記通路の一部に、前記接合棒の挿入に伴っ
て前記保持部材による保持を解除する保持解除部材が設
けられていることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、接合棒の挿入方向前端部
は切欠部によって複数の分割前端部に分割されており、
挿入方向と交わる方向に拡大・縮小するように変形可
能、且つ、拡大する方向に付勢力を有している。また、
挿入される前の接合棒にはこの接合棒を縮小状態で保持
する保持部材が設けられている。そして、この接合棒を
接合具の通路に挿入することにより、通路の一部に設け
られた保持解除部材によって保持部材の保持が解除され
るので、通路内において接合棒は前記付勢力によって拡
大される。このとき、接合具の通路は、拡大状態の接合
棒より小径に設定されているので、通路の内面と接合棒
の外面とが当接することによって、接合棒が通路に保持
される。このように、接合棒を接合具の通路に挿入する
だけで、接合棒と接合具とを連結することができる。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記保持
部材は、前記接合棒の前記前端部に被せられた可撓性部
材であり、前記保持解除部材は、前記通路のうち前記接
合棒の前記前端部と対向する位置に設けられた突起部で
あるので、接合棒を通路に挿入した際、接合棒の挿入方
向前端部に設けられた可撓性部材が突起部に当たって撓
むので、挿入に伴って可撓性部材による接合棒に対する
保持が解除され、保持部材が前記付勢力によって拡大さ
れることになる。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記接合
棒は、前記切欠部によって複数に分割された分割前端部
のそれぞれに固定された複数のリング状部材を備え、前
記保持部材は、前記接合棒の内部で移動自在に配置さ
れ、前記複数のリング状部材のそれぞれに係合すること
によって前記接合棒を縮小状態に保持可能、且つ該接合
棒の前記前端部より挿入方向前方側に突出する複数の突
出部を有しており、前記通路には、前記突出部と対向す
る位置に配置されたストッパー部が設けられているの
で、接合棒を通路に挿入した際、保持部材のうち接合棒
の前端部より挿入方向前方側に突出した突出部がストッ
パー部に当たって、保持部材は後方側に移動される。す
ると、この突出部とリング状部材との係合が解除される
ので、接合棒が前記付勢力によって拡大されることにな
る。
【0009】請求項4に記載の発明は、第1の部材と第
2の部材とを接合する接合構造において、前記第1の部
材に、前記第2の部材へ向かって延びるように設けられ
た接合棒と、前記第2の部材に設けられ、前記接合棒を
挿通可能な通路を有し、該接合棒が挿入されることによ
って該接合棒を保持する接合具とを備え、前記接合棒
は、該接合棒の挿入方向前端部から挿入方向後方側に向
かって形成された切欠部によって挿入方向と交わる方向
に拡大・縮小するように変形可能であり、前記通路は、
縮小状態の接合棒より大径、且つ拡大状態の接合棒より
小径に設定されており、前記通路の一部に、前記接合棒
の挿入に伴って、前記切欠部によって複数に分割された
前記接合棒の分割前端部のぞれぞれの間に入り込み、前
記接合棒を拡大する突起部が設けられていることを特徴
とする。
【0010】本発明によれば、接合棒の挿入方向前端部
は切欠部によって複数の分割前端部に分割されており、
挿入方向と交わる方向に拡大・縮小するように変形可能
となっている。そして、この接合棒を接合具の通路に挿
入することにより、通路の一部に設けられた突起部が分
割前端部のそれぞれの間に入り込むので、接合棒は拡大
される。このとき、接合具の通路は、拡大状態の接合棒
より小径に設定されているので、通路の内面と接合棒の
外面とが当接することによって、接合棒が通路に保持さ
れる。さらに、突起部も接合棒の分割前端部によって締
め付けられるように保持される。このように、接合棒を
接合具の通路に挿入するだけで、接合棒と接合具とを連
結することができる。
【0011】請求項5に記載の発明によれば、前記通路
の内面及び前記接合棒の外面の少なくとも一方に凸部が
設けられているので、通路の内面と接合棒の外面との摩
擦抵抗が大きくなり、接合具と接合棒との連結を安定化
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の接合構造について
図面を参照しながら説明する。図1、図2、図3は本発
明の接合構造の第1実施形態を示す側方断面図であって
一連の接合動作を示している。
【0013】図1において、接合構造は、トンネル壁体
を構成する第1セグメント(第1の部材)Saと第2セ
グメント(第2の部材)Sbとを接合するものであっ
て、第1セグメントSaに設けられた接合棒1と、第2
セグメントSbに設けられた接合具2とを備えている。
接合棒1は、第2セグメントSb側へ向かって延びるよ
うに設けられており、接合具2に対して、図1中、矢印
y方向に挿入される。接合棒1の挿入方向後端側にはね
じ部1aが形成されている。そして、第1セグメントS
aに埋設されたインサートナット1bとねじ部1aとを
ねじ込むことにより、接合棒1と第1セグメントSaと
が固定される。一方、接合棒1の挿入方向前方側の外面
には雄ねじ溝(凸部)1cが形成されている。接合棒1
は、ポリカーボネート、ポリスチレン、ナイロン、繊維
強化プラスチックなどの各種合成樹脂によって構成され
る。合成樹脂によって構成することにより、成型を容易
とし、低コストを実現している。もちろん、接合棒1を
鋼などの各種金属によって構成してもよい。
【0014】接合具2は、第2セグメントSbに埋設さ
れ、接合棒1を挿通可能な通路4を有している。接合具
2は、筒状部材3と、筒状部材3の第2セグメントSb
側端部に設けられ、通路4を塞ぐ蓋体(ストッパー部)
6とを備えている。これら接合具2を構成する筒状部材
3、蓋体6も、ポリカーボネート、ポリスチレン、ナイ
ロン、繊維強化プラスチックなどの各種合成樹脂によっ
て構成されている。なお、接合具2を鋼などの各種金属
によって構成してもよい。
【0015】接合棒1は、この接合棒1の挿入方向前端
部1dから挿入方向後方側に向かって形成された切欠部
8を有している。図4は接合棒1を前端部1d側から見
た図である。図4に示すように、本実施形態において
は、接合棒1は4つの切欠部8を有しており、前端部1
dは切欠部8によって4つに分割されている。そして、
前端部1dを含む接合棒1は、切欠部8を拡げたり縮め
たり変形することによって、挿入方向と交わる方向に拡
大・縮小するように変形可能となっている。なお、図4
では、縮小状態の接合棒1が示されており、後述する保
持部材10は図示されていない。
【0016】図1に戻って、接合棒1の前端部1dに
は、接合棒1を保持する保持部材10が設けられてい
る。この保持部材10は、切欠部8によって複数に分割
された分割前端部のそれぞれを保持可能な形状を有して
おり、例えば、キャップ状に形成されている。あるい
は、本実施形態においては、前端部1dは4つに分割さ
れているので、保持部材10として、正面視十字状に形
成され、前端部1d近傍の側面を保持するカギ部を有す
る形状としてもよい。
【0017】この保持部材10は可撓性部材によって構
成されている。すなわち、例えば、ポリプロピレンやポ
リエチレン、ポリスチレン、あるいはナイロンなどの各
種合成樹脂、合成ゴム、あるいは撓み変形可能な程度の
厚さを有する金属製部材などによって構成されている。
【0018】保持部材10は、接合棒1の前端部1dに
対して被せられるように設けられている。このとき、保
持部材10は接合棒1を縮小状態で保持する。ここで、
接合棒1は、外部からの力を作用されていない状態(通
常状態)では、拡大しているように設定されている。一
方、保持部材10は接合棒1を縮小した状態で前端部1
dに被さって保持している。すなわち、接合棒1は、保
持部材10に保持されることによって、拡大する方向に
付勢力を有することになる。
【0019】通路4は、第1セグメントSa側の第1通
路4aと、第1通路4aと連続するように第2セグメン
トSb側に設けられ、第1通路4aより小径な第2通路
4bとを有している。第2通路4bの内面には雌ねじ溝
(凸部)4cが形成されている。第1通路4aは、縮小
状態の接合棒1より大径に設定されており、接合棒1の
挿入動作を容易にしている。第2通路4bは、縮小状態
の接合棒1より大径、且つ、拡大状態の接合棒1より小
径に設定されており、縮小状態の接合棒1の挿入を可能
としている。
【0020】通路4の第2セグメントSb側に設けられ
た蓋体6には、突起部(保持解除部材)12が設けられ
ている。この突起部12は、蓋体6の第1セグメントS
a側(通路4側)に設けられ、第1セグメントSa側に
向かって突出している。このとき、突起部12は、通路
4内において挿入される接合棒1の前端部1dと対向す
る位置に設けられた構成となっている。
【0021】以上説明したような構成を有する接合構造
によって、第1セグメントSaと第2セグメントSbと
を接合する手順について説明する。まず、図1に示すよ
うに、接合棒1のねじ部1aと第1セグメントSaに埋
設されているインサートナット1bとを螺着することに
よって、第1セグメントSaに接合棒1を固定する。ま
た、第2セグメントSbに、筒状部材3と突起部12を
有する蓋体6とを埋設する。
【0022】接合具2を第2セグメントSbに設けた
ら、図2に示すように、保持部材10よって縮小状態と
なっている接合棒1を通路4に向かって矢印y方向に挿
入する。このとき、通路4は縮小状態の接合棒1より大
径に設定されているため、挿入動作は安定して行われ
る。通路4に挿入された接合棒1の前端部1dは、突起
部12に達する。そして、接合棒1の前端部1dに被せ
られている保持部材10と突起部12とが当接する。
【0023】図3に示すように、接合棒1を更に押し込
むことによって、接合棒1の前端部1dに被せられてい
る保持部材10が突起部12によって撓むように変形さ
れる。可撓性部材からなる保持部材10は、突起部12
によって、その一部が、切欠部8によって複数に分割さ
れた分割前端部の間に入り込むように変形される。そし
て、この保持部材10が撓むように変形することによっ
て、保持部材10による接合棒1の前端部1dに対する
保持が解除される。
【0024】保持部材10による保持が解除されること
により、接合棒1は前記付勢力によって拡径する。この
とき、接合棒1は通常状態(外部からの力を作用されて
いない状態)では第2通路4bより大径に設定されてい
るので、保持が解除されたことにより、外面の雄ねじ溝
1cを通路4の内面の雌ねじ溝4cに当接する。すなわ
ち、接合棒1は拡大することによって通路4(第2通路
4b)に締め付けられるように保持される。こうして、
接合棒1と接合具2とが固定され、第1セグメントSa
と第2セグメントSbとが接合される。
【0025】以上説明したように、接合棒1の前端部1
dを切欠部8によって複数の分割前端部に分割して挿入
方向と交わる方向に拡大・縮小するように変形可能にし
ておき、接合棒1の前端部1dに、この接合棒1を拡大
する方向に付勢力を有するように縮小状態で保持する保
持部材10を被せ、通路4の内部うち、挿入される接合
棒1の前端部1dと対向する位置に突起部12を設けた
ことにより、接合棒1を通路4に挿入するだけで、保持
部材10が突起部12によって撓むように変形され、通
路4内において保持部材10の保持を解除することがで
きる。そして、拡大するように付勢力を有している接合
棒1は通路4内において拡径するので、拡大状態の接合
棒1より小径に設定されている通路4の内面と接合棒1
の外面とが当接することによって、接合棒1が通路4に
保持される。このように、接合棒1を接合具2の通路4
に挿入するだけで、接合棒1と接合具2とを容易に連結
することができる。
【0026】また、接合棒1の外面と通路4の内面との
それぞれに雄ねじ溝1c及び雌ねじ溝4cを設けたこと
により、通路4の内面と接合棒1の外面との摩擦抵抗が
大きくなるので、接合棒1は接合具2から引き抜かれる
ことがなくなる。したがって、接合棒1と接合具2との
連結を安定化することができる。
【0027】なお、本実施形態においては、凸部は雄ね
じ溝(雌ねじ溝)とされているが、例えばイボ状凸部や
粗目状凸部など、摩擦抵抗を大きくする形状であればよ
い。また、本実施形態においては、なお、切欠部8の数
は4つであるが、4つに限らず、任意の数でよい。
【0028】なお、本実施形態においては、保持部材1
0はキャップ形状、あるいは正面視十字状に形成され、
前端部1d近傍の側面を保持可能なカギ部を有する形状
とされているが、例えば、正面視十字状に形成された保
持部材と分割前端部のそれぞれとを接着剤によって接合
することにより接合棒を縮小状態に保持するようにして
もよい。そして、保持部材による保持の解除は、突起部
12によって保持部材を撓ませ、接着剤による接合を解
除することによって行われる。
【0029】次に、本発明の接合構造の第2実施形態に
ついて、図5を参照しながら説明する。ここで、以下の
説明において、前述した第1実施形態と同一あるいは同
等の構成部分については同一の符号を用いるとともに、
その説明を簡略もしくは省略する。
【0030】図5に示すように、第1セグメントSaに
は接合棒1が設けられ、第2セグメントSbには接合具
2が設けられている。接合棒1には、第1実施形態同
様、前端部1dから後方側に向かって切欠部8が形成さ
れており、挿入方向と交わる方向に拡大・縮小するよう
に変形可能となっている。また、接合具2の通路4も、
第1実施形態同様、縮小状態の接合棒1より大径、且
つ、拡大状態の接合棒1より小径に設定されている。そ
して、通路4のうち、第2セグメントSb側の端部には
蓋体6が設けられ、この蓋体6には、挿入される接合棒
1の前端部1dに対向する位置に突起部12が設けられ
ている。
【0031】第2実施形態における特徴的な部分は、接
合棒1には保持部材が設けられていない点である。そし
て、接合棒1は、通常状態(外部からの力が作用されて
いない状態)においては、縮小状態になるように設定さ
れている。すなわち、接合棒1は、例えば塑性変形によ
って、通常状態において縮小状態になるように設定され
ている。
【0032】以上説明したような構成を有する接合構造
によって第1セグメントSaと第2セグメントSbとの
接合を行うには、まず、縮小状態に維持されている接合
棒1を接合具2の通路4に挿入する。挿入された接合棒
1の前端部1dはやがて突起部12に達する。そして、
接合棒1を更に押し込むことにより、突起部12が、切
欠部8によって形成された分割前端部のそれぞれの間に
入り込んで、接合棒1を拡径させる。このとき、接合具
2の通路4は、拡大状態の接合棒1より小径に設定され
ているので、通路4の内面と接合棒1の外面とが当接
し、接合棒1が通路4に保持される。さらに、突起部1
2も接合棒1の前端部1d(分割前端部)に締め付けら
れるように保持される。このように、第2実施形態にお
ける接合構造を用いても、接合棒1を接合具2の通路に
挿入するだけで、接合棒1と接合具2とを安定して連結
することができる。
【0033】次に、本発明の接合構造の第3実施形態に
ついて、図6を参照しながら説明する。ここで、以下の
説明において、前述した第1、第2実施形態と同一ある
いは同等の構成部分については同一の符号を用いるとと
もに、その説明を簡略もしくは省略する。
【0034】図6に示すように、第1セグメントSaに
は接合棒1が設けられ、第2セグメントSbには接合具
2が設けられている。接合棒1には、前端部1dから後
方側に向かって切欠部8が形成されており、挿入方向と
交わる方向に拡大・縮小するように変形可能となってい
る。接合具2の通路4は、縮小状態の接合棒1より大
径、且つ、拡大状態の接合棒1より小径に設定されてい
る。そして、通路4のうち、第2セグメントSb側の端
部には蓋体(ストッパー部、保持解除部材)6が設けら
れている。ここで、本実施形態においては、蓋体6には
突起部は設けられていない。
【0035】図7は接合棒1の前端部1d近傍を示す図
であって、図7(a)は側面図、図7(b)は前端部1
d側から見た正面図である。図7及び図6に示すよう
に、接合棒1は、切欠部8によって複数に分割された分
割前端部8a、8b、8c、8dを有しており、これら
分割前端部8a〜8dのそれぞれには、リング状部材1
4a、14b、14c、14dがそれぞれ固定されてい
る。これらリング状部材14a〜14dは、例えばひも
状部材や合成樹脂製の環状部材によって構成されてい
る。あるいは、リング状部材14a〜14dはそれぞれ
分割前端部8a〜8dと一体整形されている。そして、
図7(b)に示すように、接合棒1のうち、分割前端部
8a〜8dによって囲まれた内部は空間となっている。
【0036】図6に戻って、接合棒1のうち、分割前端
部8a〜8dによって囲まれた内部空間には、保持部材
10が配置されている。このとき、保持部材10は接合
棒1の内部空間において移動可能に設けられている。す
なわち、保持部材10は接合棒1には固定されていな
い。図8は保持部材10を示す図であって、図8(a)
は側面図であり、図8(b)は正面図である。図8に示
すように、保持部材10は複数の突出部20を有してい
る。この突出部20は、接合棒1の分割前端部8a〜8
dのそれぞれに設けられたリング状部材14a〜14d
のそれぞれに対応するように設けられており、本実施形
態においては突出部20は4つ設けられている。すなわ
ち、突出部20は分割前端部のそれぞれに対応して設け
られたリング状部材と同じ数だけ設けられている。この
突出部20はリング状部材14a〜14dに挿入可能な
程度の大きさを有している。
【0037】図9は、接合棒1の内部空間に保持部材1
0が配置された際の前端部1d側から見た正面図であ
る。図6、図9に示すように、接合棒1の内部空間に配
置されている保持部材10は、その突出部20を、接合
棒1の分割前端部8a〜8dのそれぞれに設けられてい
るリング状部材14a〜14dに、前端部1dより第2
セグメントSb側(挿入方向前方側)に突出するように
挿入している。このとき、保持部材10は、接合棒1を
縮小状態に保持している。つまり、前端部1dの内部空
間は、外部からの力を作用されていない状態(通常状
態)においては、保持部材10より大径に形成されてお
り、保持部材10の突出部20と分割前端部8a〜8d
のそれぞれに設けられているリング状部材14a〜14
dとを係合することによって、分割前端部8a〜8dの
それぞれは内側に(接合棒1の軸線に近づくように)変
形され、この変形によって接合棒1が縮小状態となる。
接合棒1の分割前端部8a〜8dは保持部材10に保持
されることによって、拡大する方向に付勢力を有するこ
とになる。
【0038】以上説明したような構成を有する接合構造
によって第1セグメントSaと第2セグメントSbとの
接合を行うには、まず、接合棒1の内部空間に保持部材
10を配置し、図6、図9などに示すように、保持部材
10の突出部20を分割前端部8a〜8dのそれぞれに
設けられたリング状部材14a〜14dに挿入し、接合
棒1を縮小状態としておく。このとき、通常状態(外力
を作用されていない状態)では、接合棒1は拡大状態に
設定されている。したがって、保持部材10によって縮
小状態にされることによって、接合棒1は拡大する方向
に付勢力を有した状態となっている。
【0039】次いで、保持部材10によって縮小状態に
保持されている接合棒1を接合具2の通路4に挿入す
る。通路4は、縮小状態の接合棒1より大径に設定され
ているので、挿入動作は安定して行われる。やがて、通
路4に挿入された接合棒1の前端部1dは通路4の第2
セグメントSb側の端部に設けられた蓋体(ストッパー
部、保持解除部材)6に達する。そして、接合棒1を更
に押し込むことにより、接合棒1の前端部1dより第2
セグメントSb側に突出している突出部20と蓋体6と
が当接し、突出部20が蓋体6によって第1セグメント
Sa側(挿入方向後方側)に押し込まれる。
【0040】保持部材10の突出部20が蓋体(保持解
除部材)6によって第1セグメントSa側に押し込まれ
ることにより、接合棒1の内部空間で移動自在に設けら
れている保持部材10は第1セグメントSa側に移動さ
れる。すると、この保持部材10の第1セグメントSa
側への移動に伴って、突出部20がリング状部材14a
〜14dより抜ける。すなわち、接合棒1を縮小状態に
保持していた保持部材10による保持が解除される。保
持部材10による保持が解除されることによって、接合
棒1は前記付勢力によって拡径される。通路4のうち第
2通路4bは、拡大状態の接合棒1より小径に設定され
ているので、接合棒1の外面と通路4の内面とが当接
し、接合棒1は通路4に締め付けられるように保持され
る。このように、第3実施形態における接合構造を用い
ても、接合棒1を接合具2の通路4に挿入するだけで、
接合棒1と接合具2とを安定して連結することができ
る。なお、本実施形態において、切欠部8(分割前端
部)は4つであり、これに対応してリング状部材、突出
部20もそれぞれ4つ設けられた構成であるが、もちろ
ん、任意の数だけ設けることが可能である。
【0041】なお、第1〜第3実施形態における接合構
造は、トンネルを構成するセグメントSa、Sbどうし
を接合するものであるが、トンネルのセグメントに限ら
ず、任意の部材どうしを接合する際に適用可能であるこ
とはもちろんである。
【0042】
【発明の効果】本発明の接合構造によれば、接合棒の挿
入方向前端部は切欠部によって複数の分割前端部に分割
されており、挿入方向と交わる方向に拡大・縮小するよ
うに変形可能、且つ、拡大する方向に付勢力を有してい
る。また、挿入される前の接合棒にはこの接合棒を縮小
状態で保持する保持部材が設けられている。そして、こ
の接合棒を接合具の通路に挿入することにより、通路の
一部に設けられた保持解除部材によって保持部材の保持
が解除されるので、通路内において接合棒は前記付勢力
によって拡大される。このとき、接合具の通路は、拡大
状態の接合棒より小径に設定されているので、通路の内
面と接合棒の外面とが当接することによって、接合棒が
通路に保持される。このように、接合棒を接合具の通路
に挿入するだけで、接合棒と接合具とを容易に安定して
連結することができる。
【0043】本発明の接合構造によれば、接合棒の挿入
方向前端部は切欠部によって複数の分割前端部に分割さ
れており、挿入方向と交わる方向に拡大・縮小するよう
に変形可能となっている。そして、この接合棒を接合具
の通路に挿入することにより、通路の一部に設けられた
突起部が分割前端部のそれぞれの間に入り込むので、接
合棒は拡大される。このとき、接合具の通路は、拡大状
態の接合棒より小径に設定されているので、通路の内面
と接合棒の外面とが当接することによって、接合棒が通
路に保持される。さらに、突起部も接合棒の分割前端部
によって締め付けられるように保持される。このよう
に、接合棒を接合具の通路に挿入するだけで、接合棒と
接合具とを容易に安定して連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接合構造の第1実施形態を示す断面図
であって、第1の部材と第2の部材とが接合される前の
状態を示す図である。
【図2】本発明の接合構造の第1実施形態を示す断面図
であって、接合棒の前端部が保持部材に保持される直前
の状態を示す図である。
【図3】本発明の接合構造の第1実施形態を示す断面図
であって、第1の部材と第2の部材とが接合された後の
状態を示す図である。
【図4】本発明の接合構造の第1実施形態に係る接合棒
を挿入方向前方側から見た図である。
【図5】本発明の接合構造の第2実施形態を示す断面図
であって、第1の部材と第2の部材とが接合される前の
状態を示す図である。
【図6】本発明の接合構造の第3実施形態を示す断面図
であって、第1の部材と第2の部材とが接合される前の
状態を示す図である。
【図7】本発明の接合構造の第3実施形態に係る接合棒
の前端部近傍を示す図であって、(a)は側面図、
(b)は前端部側から見た正面図である。
【図8】本発明の接合構造の第3実施形態に係る保持部
材を示す図であって、(a)は側面図、(b)は正面図
である。
【図9】本発明の接合構造の第3実施形態に係る接合棒
を挿入方向前方側から見た図である。
【符号の説明】
1 接合棒 1d 前端部 2 接合具 3 筒状部材 4 通路 6 蓋体(ストッパー部、保持解除部材) 8 切欠部 8a〜8d 分割前端部 10 保持部材 12 突起部(保持解除部材) 14a〜14d リング状部材 20 突出部 1c 雄ねじ溝(凸部) 4c 雌ねじ溝(凸部) Sa 第1セグメント(第1の部材) Sb 第2セグメント(第2の部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北岡 隆司 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 中筋 真紀 東京都港区港南二丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 (72)発明者 大関 宗孝 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 石 川島建材工業株式会社内 Fターム(参考) 2D055 GC02 GC04 GC05 LA17 2E125 AA68 AE02 AG10 AG41 AG60 BA02 BA23 BB08 BB19 BB24 BB25 BB27 BB29 BB30 BC09 BD00 BD01 BD03 BD06 BE07 BE08 BF04 BF08 CA03 CA74 EA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と第2の部材とを接合する接
    合構造において、 前記第1の部材に、前記第2の部材へ向かって延びるよ
    うに設けられた接合棒と、 前記第2の部材に設けられ、前記接合棒を挿通可能な通
    路を有し、該接合棒が挿入されることによって該接合棒
    を保持する接合具とを備え、 前記接合棒は、該接合棒の挿入方向前端部から挿入方向
    後方側に向かって形成された切欠部によって挿入方向と
    交わる方向に拡大・縮小するように変形可能、且つ、拡
    大する方向に付勢力を有しており、 前記接合棒には、該接合棒を縮小状態で保持する保持部
    材が設けられ、 前記通路は、縮小状態の接合棒より大径、且つ拡大状態
    の接合棒より小径に設定されており、 前記通路の一部に、前記接合棒の挿入に伴って前記保持
    部材による保持を解除する保持解除部材が設けられてい
    ることを特徴とする接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接合構造において、 前記保持部材は、前記接合棒の前記前端部に被せられた
    可撓性部材であり、 前記保持解除部材は、前記通路のうち前記接合棒の前記
    前端部と対向する位置に設けられた突起部であることを
    特徴とする接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の接合構造において、 前記接合棒は、前記切欠部によって複数に分割された分
    割前端部のそれぞれに固定された複数のリング状部材を
    備え、 前記保持部材は、前記接合棒の内部で移動自在に配置さ
    れ、前記複数のリング状部材のそれぞれに係合すること
    によって前記接合棒を縮小状態に保持可能、且つ該接合
    棒の前記前端部より挿入方向前方側に突出する複数の突
    出部を有しており、 前記通路には、前記突出部と対向する位置に配置された
    ストッパー部が設けられていることを特徴とする接合構
    造。
  4. 【請求項4】 第1の部材と第2の部材とを接合する接
    合構造において、 前記第1の部材に、前記第2の部材へ向かって延びるよ
    うに設けられた接合棒と、 前記第2の部材に設けられ、前記接合棒を挿通可能な通
    路を有し、該接合棒が挿入されることによって該接合棒
    を保持する接合具とを備え、 前記接合棒は、該接合棒の挿入方向前端部から挿入方向
    後方側に向かって形成された切欠部によって挿入方向と
    交わる方向に拡大・縮小するように変形可能であり、 前記通路は、縮小状態の接合棒より大径、且つ拡大状態
    の接合棒より小径に設定されており、 前記通路の一部に、前記接合棒の挿入に伴って、前記切
    欠部によって複数に分割された前記接合棒の分割前端部
    のぞれぞれの間に入り込み、前記接合棒を拡大する突起
    部が設けられていることを特徴とする接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか記載の接合構造
    において、 前記通路の内面及び前記接合棒の外面の少なくとも一方
    に凸部が設けられていることを特徴とする接合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336341A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Masaru Fujimatsu 木軸材の接手並びに同接手を用いた木軸材の接合方法
JP2014173355A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Kubota Corp セグメント連結方法、及び、セグメント連結継手、及び、セグメント

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