JP2577066Y2 - カラーリング付クリップ - Google Patents

カラーリング付クリップ

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JP2577066Y2
JP2577066Y2 JP1992016110U JP1611092U JP2577066Y2 JP 2577066 Y2 JP2577066 Y2 JP 2577066Y2 JP 1992016110 U JP1992016110 U JP 1992016110U JP 1611092 U JP1611092 U JP 1611092U JP 2577066 Y2 JP2577066 Y2 JP 2577066Y2
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JP
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bolt insertion
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locking
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正英 佐藤
雄二 山田
和文 寺床
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Togo Seisakusho Corp
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Togo Seisakusho Corp
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自動車のボディパネル
などに締結されてフューエルチューブ等のパイプ類を把
持するクリップに関し、とくにボルトおよびナットの緩
み止め用のカラーリングを備えたカラーリング付クリッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクリップにおいて、合成樹脂製
のクリップ本体をボルトおよびナットによってパネルに
直接締結すると、クリップ本体のボルト挿通孔の回りの
部位がボルトおよびナットの締付け力によって座屈して
ボルトおよびナットが緩むので、一部が切離された円筒
状で径方向への弾性曲げ変形可能なカラーリングを縮径
状態でボルト挿通孔内に嵌め込み、このカラーリングを
ボルトおよびナットによってパネルに締結していた。
【0003】上記カラーリング付クリップではカラーリ
ングがボルト挿通孔の壁面に弾接する弾接力のみによっ
てカラーリングがボルト挿通孔内に保持されているの
で、クリップを運搬するときなどにカラーリングがボル
ト挿通孔内から抜け落ち易い問題点がある。本考案は上
記問題点を解消してクリップ本体のボルト挿通孔内に嵌
め込まれたカラーリングの抜け落ちを防止することを課
題とするものである。
【0004】本考案は、ボルト挿通孔とこのボルト挿通
孔の壁面に形成された係止突起を備えたクリップ本体
と、弾性変形により前記ボルト挿通孔内にはめ込み可能
に形成されているとともに、前記係止突起を係合可能な
係合孔が所定位置に形成されたカラーリングとを備え、
前記カラーリングを前記所定位置に仮止めする際には、
前記カラーリングを弾性変形させて前記係止突起と前記
係止孔とを係合させ、前記カラーリングを前記所定位置
からボルト挿通内にはめ込む際には、前記カラーリング
を押し込んで前記係止突起を前記クリップ本体から切り
離すカラーリング付クリップに係る。また、本考案は、
ボルト挿通孔とこのボルト挿通孔の壁面に形成された曲
げ変形可能でその一部に突状の係止部を有する係止突起
を備えたクリップ本体と、弾性変形により前記ボルト挿
通孔内にはめ込み可能に形成されているとともに、前記
係止部と係合可能な係合孔が形成されたカラーリングと
を備えたカラーリング付クリップに係る
【0005】
【作用】カラーリングをクリップ本体のボルト挿通孔内
に嵌め込みながら前記ボルト挿通孔の壁面に突設した係
止突起を前記カラリングの係合孔に係合させ、カラーリ
ングを抜け止めしてクリップ本体に仮止めする。
【0006】
【考案の効果】本考案は前記したように構成してあるの
で、クリップ本体の係止突起をカラーリングの係合孔に
係合させると、カラーリングをクリップ本体に安定かつ
的確に仮止めすることができ、カラーリングがボルト挿
通孔内から抜け落ちる不具合を無くしてカラーリング付
クリップを運搬することができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の第1実施例を図1〜図6にし
たがって説明する。自動車のボディパネルなどに取付け
られてパイプなどを把持するカラーリング付クリップに
おいて、合成樹脂材で成形されたクリップ本体1にはそ
の中央部に配設された基部2と、この基部2の両側方に
それぞれ連設されてパイプ等が挿通および把持される内
外各1対のパイプ受け部3とが一体状に形成されてい
る。
【0008】クリップ本体1の基部2の中央部には横断
面形状がほぼ楕円形状でボルト10が挿通されるボルト
挿通孔4が貫設されている。
【0009】クリップ本体1をボルト10およびナット
11によってボディパネル12に締結するときに基部2
の座屈を防止するためにボルト挿通孔4内に嵌め込まれ
る金属製のカラーリング5はスリット状の切離部5aを
有するほぼ楕円形断面の円筒状で切離部5aの幅が拡縮
するように径方向への弾性曲げ変形可能に形成されてい
る。カラーリング5の長さはクリップ本体1の基部2の
厚さとほぼ等しくなるように設定されている。
【0010】カラーリング5の切離部5a側の端部付近
の幅をW1とし、カラリング5の反切離部5a側の端部
付近の幅をW2とし、ボルト挿通孔4の短径をW3とす
ると、カラーリング5はW1>W3,W2<W3となる
ように形成されている。
【0011】カラーリング5を切離部5aの両側から挟
圧して縮径状態に曲げ変形させると、カラーリング5を
ボルト挿通孔4内に嵌め込むことができ、この状態でカ
ラーリング5を開放すると、カラーリング5がその弾発
力によって拡径してボルト挿通孔4の壁面4aに内接す
る。
【0012】カラーリング5にはその高さ方向の中央部
付近で切離部5aの両側に対称状に配設された1対の係
合孔6,6が貫設されている。
【0013】クリップ本体1のボルト挿通孔4の壁面4
aのボルト挿入側の端縁にはカラーリング5の係合孔6
に係合してカラーリング5を抜け止めする1対の係止突
起7,7が相対向状に突設されている。
【0014】カラーリング5を圧縮状態に曲げ変形させ
てカラーリング5の下半部をボルト挿通孔4内へ嵌め込
みながら両係止突起7をカラーリング5の両係合孔6に
それぞれ係合させてカラーリング5を開放すると、カラ
ーリング5をその上半部がボルト挿通孔4から露出した
状態で抜け止めしてクリップ本体1に仮止めすることが
できる。
【0015】カラーリング5をクリップ本体1に仮止め
した状態で、カラーリング5を上方から叩打してカラー
リング5の上半部をボルト挿通孔4内へ叩き込むと、両
係止突起7が両係合孔6によってボルト挿通孔4の壁面
から切り離されてカラーリング5がその全長にわたって
ボルト挿通孔4内に嵌め込まれ、この状態でカラーリン
グ5をボルト10およびナット11によってボディパネ
ル12に締結すると、クリップ本体1をボディパネル1
2に取付けることができる。
【0016】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。本例ではクリップ本体1に貫設され
てボルト10が挿通されるボルト挿通孔4の壁面4aの
ボルト挿入側端縁には弾性曲げ変形可能に形成されてボ
ルト挿通孔4内に嵌め込まれるカラーリング5に形成し
た係合孔6に係合してカラーリング5を前記クリップ本
体1に仮止めする係止突起7を突設してある。
【0017】このため、クリップ本体1の両係止突起7
をカラーリング5の両係合孔6に係合させると、カラー
リング5をクリップ本体1に安定かつ的確に仮止めする
ことができ、カラーリング5がボルト挿通孔4内から抜
け落ちる不具合を無くしてカラーリング付クリップを運
搬することができる。
【0018】また、本例では係止突起7をボルト挿通孔
4の壁面4aの端縁付近に形成してあるので、固定成形
型と可動成形型とによって係止突起7を有するクリップ
本体1を成形して成形型の成形部内から取り出すことが
でき、成形の前後に成形型の成形部の内外へ進退動する
スライドコアが不要となるので、クリップ本体1の製造
コストを低減させることができる。
【0019】次に、図4〜図6に示す本考案の第2実施
例について説明すると、本例ではクリップ本体1Aの基
部2Aに貫設されたボルト挿通孔4Aの壁面4aAには
1対の溝部8,8が軸方向に沿って相対向状に凹設さ
れ、この両溝部8のボルト挿入側端部にはそれぞれ内方
へ延出されて曲げ変形可能に形成された係止突起7A,
7Aが相対向状に突設され、この両係止突起7Aの先端
部の上面にはカラーリング5の係合孔6Aに係合してカ
ラーリング5Aを仮止めする係止部9がそれぞれ突設さ
れている。
【0020】両係止突起7Aの長さは係止部9が係合孔
6Aに係合したときにカラーリング5A全体がボルト挿
通孔4A内に嵌め込まれるように設定されている。
【0021】カラーリング5Aをボルト挿通孔4A内に
嵌め込みながら両係止突起7Aをカラーリング5Aによ
って押し下げて両係止突起7Aを下方へ曲げ変形させ、
両係止突起7Aの係止部9をカラーリング5Aの両係合
孔6Aにそれぞれ係合させると、カラーリング5Aを抜
け止めしてクリップ本体1Aに仮止めすることができ
る。
【0022】また、仮止め状態のカラーリング5Aをさ
らに押し下げて両係止突起7Aの係止部9を両係合孔6
A内から脱離させると、カラーリング5Aをボルト挿通
孔4A内から下方へ抜き取ってクリップ本体1Aを元通
りに復元させることができる。
【0023】なお、第2実施例のその他の作用と効果に
ついては第1実施例と同様であるため、その説明を省略
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すカラーリング付クリ
ップの分解斜視図である。
【図2】同じく、カラーリングをクリップ本体に仮止め
した状態を示す要部の縦断面図である。
【図3】同じく、カラーリングをボディパネルに締結し
た状態を示す要部の縦断面図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す要部の分解斜視図で
ある。
【図5】同じく、カラーリングをクリップ本体に仮止め
した状態を示す要部の縦断面図である。
【図6】同じく、カラーリングをボディパネルに締結し
た状態を示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1,1A クリップ本体 4,4A ボルト挿通孔 5,5A カラーリング 6,6A 係合孔 7,7A 係止突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 寺床 和文 東京都港区愛宕1丁目2番2号 日本ス タッドウェルディング株式会社内 (56)参考文献 実開 昭47−12358(JP,U) 実開 平4−5508(JP,U) 実開 平4−49218(JP,U) 実開 平4−183128(JP,U) 実公 平3−28179(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 5/12 F16L 3/22

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト挿通孔とこのボルト挿通孔の壁面に
    形成された係止突起を備えたクリップ本体と、 弾性変形により前記ボルト挿通孔内にはめ込み可能に形
    成されているとともに、前記係止突起を係合可能な係合
    孔が所定位置に形成されたカラーリングとを備え、 前記カラーリングを前記所定位置に仮止めする際には、
    前記カラーリングを弾性変形させて前記係止突起と前記
    係止孔とを係合させ、前記カラーリングを前記所定位置
    からボルト挿通内にはめ込む際には、前記カラーリング
    を押し込んで前記係止突起を前記クリップ本体から切り
    離すカラーリング付クリップ
  2. 【請求項2】ボルト挿通孔とこのボルト挿通孔の壁面に
    形成された曲げ変形可能でその一部に突状の係止部を有
    する係止突起を備えたクリップ本体と、 弾性変形により前記ボルト挿通孔内にはめ込み可能に形
    成されているとともに、前記係止部と係合可能な係合孔
    が形成されたカラーリングとを備えたカラーリング付ク
    リップ
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