JP2563869Y2 - 配線ボックス接続用コネクタ - Google Patents

配線ボックス接続用コネクタ

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JP2563869Y2
JP2563869Y2 JP1990070277U JP7027790U JP2563869Y2 JP 2563869 Y2 JP2563869 Y2 JP 2563869Y2 JP 1990070277 U JP1990070277 U JP 1990070277U JP 7027790 U JP7027790 U JP 7027790U JP 2563869 Y2 JP2563869 Y2 JP 2563869Y2
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JP
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wiring box
connector
fitting hole
connector body
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JP1990070277U
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真 小田切
智朗 古畑
昇 岩浪
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東洋化学産業 株式会社
東急工建 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、軽度の押込み力で、高い引抜き力に耐え
られる状態に接続できる形状の弾性係合片を持った配線
ボックス接続用コネクタに関するものである。
[従来の技術] 従来、配線ボックスへのコネクタの接続は、第6図に
示すように、配線ボックス31の内側に雄ネジ部33を入れ
て、配線ボックス31に打ち抜いて形成した嵌合孔35の内
側から外側に挿入し、この雄ネジ部33に外側からコネク
タ本体37をねじ込んで締め付け固定するようになってい
た。
上記第1の従来例においては、雄ネジ部33を配線ボッ
クス31に入れなければならないため、配線ボックス31を
セットした後では接続ができないばかりでなく、雄ネジ
部33を押えながらコネクタ本体37をねじ込まなければな
らず、セッティングに手間がかかる等の問題点があっ
た。
そのため第7図に示すように、本考案者等は実願平1-
23794号の出願において、配線ボックス41の嵌合孔43に
挿入される管状のコネクタ本体45の先端部に、自由端49
をコネクタ本体45の軸方向に沿って、コネクタ本体45の
挿入方向に伸ばした弾性係合片47を設け、上記弾性係合
片47の自由端49外周側に突設したフック状の係止部51に
より、上記嵌合孔43の周縁部に係止せしめるようにした
配線ボックス接続用コネクタを提案した。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、後者の従来例においては、管状のコネ
クタ本体45の先端部に設けた弾性係合片47が、自由端49
をコネクタ本体45の軸方向に沿って、コネクタ本体45の
挿入する方向に伸ばされ、上記弾性係合片47の自由端49
外周側に突設したフック状の係止部51を上記嵌合孔43の
周縁部に係止せしめるようにしている。
そのため、コネクタ本体45を挿入する際に、弾性係合
片47の支持点が、その自由端より挿入方向に対して後方
にあるため、それ自体が挿入に対して「ささえ棒」的働
きをするので、挿入荷重が高くなり、挿入しにくくな
る。またコネクタ本体45に引き抜く方向にかかる力が、
フック状の係止部51をコネクタ本体45の軸心方向に押し
込む力となり、弾性係合片47の自由端49がコネクタ本体
45の内周方向に振れて係合が解かれ、コネクタ本体45が
嵌合孔43から外れてしまうという欠点があった。
その他に、コネクタ本体45を配線ボックス41にセッテ
ィングした状態で、弾性係合片47を形成するスリット
(幅1.5mm以下)が配線ボックス41の肉厚(1.5〜4mm)
以内に収まらず、配線ボックス41の外側に露出してしま
うため、そのスリット部を通して、コネクタ本体45およ
び配線ボックス41の内部へ、コンクリートノロが浸入す
るおそれがあった。
そこでこの考案の配線ボックス接続用コネクタは、従
来例の上述のような欠点を解消しようとするもので、コ
ネクタ本体の取付けが配線ボックスの外側から軽度の力
で、しかもワンタッチでセッティングできるとともに、
コネクタ本体に引き抜く方向に力がかかっても、コネク
タ本体の外周上に突出している係合部の径が軸心方向に
対して拡がる方向に動くので、非常に抜けにくく、なお
かつコネクタ本体のスリットが配線ボックス内に収まっ
て外側に露出せず、しかもコネクタ本体と締付スリーブ
とで配線ボックスの嵌合孔の周縁部に強固に固着して、
コンクリートノロの浸入を完全に防止した配線ボックス
接続用コネクタを提供できるようにしたものである。
[問題を解決するための手段] すなわち、この考案の配線ボックス接続用コネクタ
は、配線ボックスの嵌合孔に挿入される管状のコネクタ
本体の先端縁部より後退した位置から、自由端をコネク
タ本体の軸方向に沿って、上記挿入方向と反対の向きに
伸ばした弾性係合片を設け、上記弾性係合片の自由端外
周側に突設した係止部により、上記嵌合孔の周縁部に係
止せしめ、コネクタ本体の後端の外周部に締付スリーブ
を螺合させて、上記弾性係合片の係止部との間で配線ボ
ックスの嵌合孔の周縁部を挟み付けて、コネクタ本体を
固着するようにしたことを特徴とするものである。
[作用] この考案の配線ボックス接続用コネクタは、以上のよ
うに配線ボックスの嵌合孔に挿入される管状のコネクタ
本体の先端縁部より後退した位置から、自由端をコネク
タ本体の軸方向に沿って、上記挿入方向と反対の向きに
伸ばした弾性係合片を設け、上記弾性係合片の自由端外
周側に突設した係止部により、上記嵌合孔の周縁部に係
止せしめるようにしたので、コネクタ本体に引き抜く方
向に力がかかっても、係止部の径が縮められることがな
く、コネクタ本体が配線ボックスの嵌合孔から簡単に抜
けないようになった。
しかも、従来より配線ボックスの嵌合孔に簡単にはめ
込むことができ、非常に便利である。
さらに、コネクタ本体のスリットが配線ボックス内に
収まって外側に露出しない上、コネクタ本体と締付スリ
ーブとで配線ボックスの嵌合孔の周縁部に強固に固着さ
れるので、コンクリートノロの浸入を完全に防止するこ
とができた。
[実施例] 次に、この考案の配線ボックス接続用コネクタの実施
例を図面に基いて詳述する。
第1図ないし第4図において、1は、管状のコネクタ
本体で、先端部を配線ボックス3の嵌合孔5に挿入する
ようになっている。この管状のコネクタ本体1の先端部
には、少なくとも一対の弾性係合片7が対向するようコ
ネクタ本体1の管壁に設けられている。この弾性係合片
7は、自由端9をコネクタ本体1の軸方向に沿って、上
記嵌合孔5への挿入方向と反対の向きに伸びるように形
成されている。
また、上記弾性係合片7の自由端9の外周側には、自
由端9の先端に向かって傾斜しながら突出するようにし
て、係止部11が突設されている。上記自由端9は、弾性
係合片7がコネクタ本体1とともに弾性を有する材質で
成形されているので、コネクタ本体1を先端側から配線
ボックス3の嵌合孔5に挿入すると、上記係止部11の傾
斜面13が嵌合孔5の内周に押されてたわみ、弾性係合片
7が嵌合孔5を通過した時点で上記自由端9が元の位置
に弾性的に復帰して、配線ボックス3の嵌合孔5の周縁
部の管壁に係止する。
この考案の配線ボックス接続用コネクタは以上のよう
に構成されているので、配線ボックス3への取付けに際
しては、まず第3図に示すように、配線ボックス3の側
壁を打ち抜いて嵌合孔5を開け、これに向けて矢印のよ
うに上記コネクタ本体1を外側から押し込む。
コネクタ本体1が嵌合孔5内に押し込まれると、上記
弾性係合片7の係止部11の傾斜面13が嵌合孔5の内周縁
により押されて、弾性係合片7の自由端9が内方に弾性
的にたわみながら、配線ボックス3内に入る。弾性係合
片7が嵌合孔5を通過しおわると自由端9が元の状態に
弾性的に復帰し、第4図に示すように係止部11の後端が
配線ボックス3の側壁内周に当接する。この状態でコネ
クタ本体1を引き抜こうとすると、係止部11の後端が配
線ボックス3の嵌合孔5の内周部に係合して引き抜くこ
とができない。
配線ボックス3の嵌合孔5に取付けられた上記コネク
タ本体1の後部には、ネジ15が設けられ、このネジ15に
締付スリーブ17の内周面に形成したネジ15'をねじ込ん
で締め付けると、この締付スリーブ17の先端部19が配線
ボックス3の側壁面に強く当接して、上記弾性係合片7
の係止部11との間でコネクタ本体1を配線ボックス3に
固定する。
21は、締付スリーブ17の後端部に形成した可撓性電線
管係止用の爪部で、先端が6〜12個に分岐している。こ
の爪部21は、締付スリーブ17の端縁に奥に向かって内方
に折れ曲がり、先端に締付スリーブ17の軸線方向に向か
って内方に向いた突起部を備えている。23は挿入した可
撓性電線管の先端を係止するストッパで、挿入した可撓
性電線管は先端をストッパ23に係止され、上記爪部21で
その外周に形成したリング状溝に係合して抜け止めされ
るようになっている。
なお、上記締付スリーブ17の先端部19が弾性的にたわ
んだ状態で配線ボックス3の側壁面に当接しているの
で、そのシール効果によりノロが侵入するおそれがな
い。
第5図はこの考案の配線ボックス接続用コネクタの他
の実施例を示すもので、コネクタ本体1の内面には弾性
係合片7と重複する位置から後方に向かって、ストッパ
25が内向きのテーパ状に傾斜して突設されている。また
コネクタ本体1の内面はストッパ25から反対側に向かっ
て外向きのテーパ状に傾斜して形成されている。上記ス
トッパ25には軟質パッキング27を介して可撓性電線管26
が突き当てられ、可撓性電線管26は締付スリーブ17後端
部に形成した爪部21で抜け止めされる。
この例においては、コンクリート埋設時にA方向から
浸入したコンクリートノロが、可撓性電線管26の外径と
コネクタ本体1の外向きのテーパ部との嵌合部で食い止
められる。もし食い止めることができない場合でも、上
記ストッパ25に介在させた軟質パッキング27によってコ
ンクリートノロの浸入を確実に防止することができる。
[考案の効果] この考案の配線ボックス接続用コネクタは以上のよう
に構成したので、係止部の傾斜面を長くして傾斜を緩や
かにすることができ、コネクタ本体を配線ボックスの外
側から軽度の押込み力で、ワンタッチで取り付けること
ができる。
また、配線ボックスの嵌合孔に挿入される管状のコネ
クタ本体の先端部に、自由端をコネクタ本体の軸方向に
沿って、上記挿入方向と反対の向きに伸ばした弾性係合
片を設け、上記弾性係合片の自由端外周側に突設した係
止部によって、上記嵌合孔の周縁部に係止せしめるよう
にしたので、コネクタ本体に引き抜く方向に力がかかっ
ても、コネクタ本体の外周上に突出している係合部の径
が軸心方向に対して拡がる方向に動くので、非常に抜け
にくい配線ボックス接続用コネクタを提供することがで
きる。
さらに、コネクタ本体のスリットが配線ボックス内に
収まって外側に露出しない上、コネクタ本体と締付スリ
ーブとで配線ボックスの嵌合孔の周縁部に強固に固着さ
れるので、コンクリートノロの浸入を完全に防止するこ
とができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の配線ボックス接続用コネクタの一実
施例を示す斜視図、第2図はその正面図、第3図は取り
付け方を示す分解断面図、第4図は取り付けた状態の断
面図、第5図はこの考案の他の実施例を示す断面図、第
6図および第7図はそれぞれ従来の配線ボックス接続用
コネクタの例を示す断面図である。 1……コネクタ本体 3……配線ボックス 5……嵌合孔 7……弾性係合片 9……自由端 11……係止部 13……傾斜面 15,15'……ねじ 17……締付スリーブ 19……先端部 21……爪部 23……ストッパ 25……ストッパ 26……可撓性電線管 27……軟質パッキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩浪 昇 埼玉県越谷市大林480―7 (56)参考文献 実開 平2−75922(JP,U) 実開 昭52−33097(JP,U) 実開 昭49−33423(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配線ボックスの嵌合孔に挿入される管状の
    コネクタ本体の先端縁部より後退した位置から、自由端
    をコネクタ本体の軸方向に沿って、上記挿入方向と反対
    の向きに伸ばした弾性係合片を設け、上記弾性係合片の
    自由端外周側に突設した係止部により、上記嵌合孔の周
    縁部に係止せしめ、コネクタ本体の後端の外周部に締付
    スリーブを螺合させて、上記弾性係合片の係止部との間
    で配線ボックスの嵌合孔の周縁部を挟み付けて、コネク
    タ本体を固着するようにしたことを特徴とする配線ボッ
    クス接続用コネクタ。
JP1990070277U 1990-06-29 1990-06-29 配線ボックス接続用コネクタ Expired - Lifetime JP2563869Y2 (ja)

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KR102633451B1 (ko) * 2022-07-28 2024-02-02 곽종신 배선박스용 부싱커넥터세트

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