JP2002356979A - 床材及びその継手構造 - Google Patents

床材及びその継手構造

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JP2002356979A
JP2002356979A JP2001205424A JP2001205424A JP2002356979A JP 2002356979 A JP2002356979 A JP 2002356979A JP 2001205424 A JP2001205424 A JP 2001205424A JP 2001205424 A JP2001205424 A JP 2001205424A JP 2002356979 A JP2002356979 A JP 2002356979A
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Yoshijiro Nemoto
芳次郎 根本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板材同士の組合せが簡単で、確実にできる床
材及びその継手構造の提供を目的とする。 【構成】 板材の一端に、その一辺が傾斜した傾斜突起
を有する凸実を、他端側には、この傾斜突起が入り込む
傾斜溝と、釘取付用の取付台とを有する凹実を設けて床
材とした。この床材の接合部分となる継手構造は、傾斜
突起が傾斜溝にもぐり込むように設定すると共に、凹実
側の取付台に釘を固着することで、ポンチによる釘の打
ち込みを不要とした継手構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床材等に代表され
る板材の羽目板張り作業において、板材の取付けが確実
に行なえるように改善した床材及びその継手構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の従来例について、図面を参照し
て説明する。図7は本発明の従来例を示す床材の説明図
である。図7に示すように、従来例の床材の継手構造と
しては、板材1の幅方向の一端に凸実2を、他端側には
凹実3を設けたものが知られている。このような凸実2
や凹実3は、板材1の板厚を略三等分した幅で設けられ
ており、12ミリの板厚であれば、凸実2や凹実3は約
4ミリ程度の厚さである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例の如く凸実2に
釘5を打付ける板材の固定によれば、凸実部分の板厚が
薄いので、打付けた釘付近の木部が破損したり、釘の上
部側である床材の表面側に、打付けた釘が原因するふく
らみができたりする。また、釘の打付けが不充分で釘の
頭部が突出していると、隣接配置する床材の凹実3を、
挿入することができない等の多くの欠点を持っていた。
本発明は、このような不具合を解消するためになされた
ものであり、板材同士の組合せが、簡単で確実にできる
床材及びその継手構造の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記不具合を解決するた
めに、本発明は次のような構成としている。請求項1に
記載した床材は、板材の板厚方向を二分した一方の表面
側から、その先端に向って降下し、折り返した一辺が前
記板材の表面とは平行面となり、その断面が略V字状の
傾斜突起を設けた凸実と、この傾斜突起を挿入する傾斜
溝を設けた凹実とで床材を形成した。このような床材
は、凸実に設けた傾斜突起が、隣接配置した凹実にもぐ
り込むように配置できるので、常に押圧された状態で床
材を取付けすることができる。請求項2に記載した床材
は、板材の板厚方向を二分した一方の表面側から、その
先端に向って降下し、折り返した一辺が前記板材の表面
とは平行面となり、その断面が略V字状の傾斜突起を設
けた凸実と、この傾斜突起を挿入する傾斜溝に連接し
て、板材固定用の傾斜台を設けた凹実とで床材を形成し
た。このような床材は、板材が常に押圧された状態で取
付けできる他に、板材固定手段を傾斜台に打ち込むこと
で、その位置決めと打込角度を容易に決めることができ
る。請求項3に記載した床材の継手構造は、板材の一端
に凸実を、他端側に凹実を設けた床材において、床材の
固定を凹実側で行うことで、床材の継手構造とした。こ
のような継手構造によれば、固定手段の打ち込みによる
板材のふくれや欠け等が生じなくなり品質が向上する。
請求項4に記載した床材の継手構造は、板材の一端に凸
実を、他端側に凹実を設けた床材において、凸実を隣接
配置する床材の凹実内にもぐり込むように、常に押圧力
を付与されるようにすることで、床材の継手構造とし
た。このような床材の継手構造によれば、がた付きのな
い床材の取付けができる。請求項5に記載した床材の継
手構造は、板材の一端に凸実を、他端側に凹実を設けた
床材において、この床材の固定手段取付位置と隣接部と
の間に、間隙が生じるようにすることで床材の継手構造
とした。このような床材によれば、固定手段の一部が突
出しても、隣接配置する床材が支障なく挿入できる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明について、図面を参照して
説明する。図1は本発明の第1形態を示す床材の一部破
断斜視図、図2は図1の側面を示す説明図である。図1
で示すように本発明の床材10は、従来例と同様に、板
材11の幅方向の一端に設けた凸実12と凹実16とか
らなり、凸実と凹実とは互いに組合せできるように形成
している。本発明の床材10は、この凸実12と凹実1
6とに特徴を有するものであり、これについて説明す
る。本発明の凸実12は、図2で示すように板材11の
一端に、板材の表面14側からその先端が降下するよう
に傾斜すると共に、その断面が略V字状に形成された傾
斜突起13を設けている。この傾斜突起13は、板材1
1の厚さを二分割した厚さ、すなわち板材の上側半分の
厚さに設定されると共に、傾斜突起13の下面は、表面
14と平行になるように形成している。従って、傾斜突
起13の下側は、板材11が切り欠かれた状態になって
いる。
【0006】凹実16は、板材11の他端側に設けられ
ると共に、凸実に配設した傾斜突起13が挿入できる傾
斜溝17を設けている。傾斜溝17を設けた残り部分
は、平行面を有する取付台18となり、この部分に床材
10固定用の固定手段としての釘などを打ち込む位置と
なる。尚、取付台18の先端部分は、傾斜溝17よりも
突出させた状態にすることにより、釘などを打ち込み易
くなるように配慮している。更に、この取付台18の板
厚は、板材11の板厚を二等分したよりも、薄くなるよ
うに形成しており、この理由については、図3で説明す
る。
【0007】このように形成した床材の使用例につい
て、図面を参照して説明する。図3は図2の使用例で、
その接続部分となる継手構造を示す説明図である。図3
の実線で示すように、床材10は凹実16の取付台18
端部に固定手段としての釘5を打ち込んで取付けする。
点線で示したように隣接する床材10は、凸実12側を
実線で示す凹実に、図中の矢印Aで示す方向に押圧して
から同様に固定する。点線で示す床材10は、図中の矢
印A方向に押し付けると、もぐり込んだ傾斜突起13
が、傾斜溝17により図中の矢印Bで示す方向に押し付
けられることになり、がたつき等が生じない取付けがで
きる。取付台18の板厚を薄くなるように形成した為
に、傾斜突起13の下側には、空間15が生じることに
なる。従って、取付台18に打ち込んだ釘5が少し浮い
た状態であっても、この空間によって、傾斜突起13が
釘5に接触することを防止することができるから、隣接
する床材の挿入作業が容易である。更に、空間15があ
ることは、傾斜突起13のもぐり込み程度が深くなり、
矢印B方向の押圧力が高まるものである。凸実と凹実と
を、板材を二分割した厚さで形成した為に、従来例の三
分割で形成した厚さよりも、強度的な向上が望める。
【0008】本発明の第2形態の床材について説明す
る。図4は本発明の第2形態で床材の側面を示す説明
図、図5は図4で示す凹実部分の説明図、図6は図5の
取付状態を示す継手構造の説明図である。図4で示すよ
うに、第2形態で示す床材20は、第1形態と同様に板
材の一端に凸実22を、他端側には凹実26を設けてい
る。更に凸実22には傾斜突起23を、凹実26には傾
斜溝27と取付台28とを、第1形態と同様の条件で設
けていることも同じである。この第2形態で示す床材の
特徴は、図5で示すように凹実26側に設けた取付台2
8の端部側、すなわち、床材の固定手段である釘などを
打ち込む位置に、傾斜面29を設けたことが特徴であ
る。この傾斜面29は、釘の取付位置を示すと共に、釘
の打ち込み角度を示唆する傾斜角になるような傾斜面2
9に設定している。
【0009】このように構成した床材20の使用例につ
いて説明する。この床材を使用するには、図6で示すよ
うに実線で示す床材の取付台28に設けた傾斜面29に
釘5を打ち込んで取付けする。釘5は傾斜面29で傾斜
面とは直角になるように打ち込む。すると釘の頭部は、
傾斜面と平行に打ち込まれる為に、頭部が突出すること
も少なく、指定位置に簡単に打ち込むことができる。傾
斜面29は、取付台28の端部であることと、傾斜して
いることとにより、傾斜溝27の頂部を金槌で打ちつけ
て、床材を破損させる確率が低く、釘打ち作業が確実に
しかも簡単にできる。
【0010】このように固定した床材20には、点線で
示した床材を隣接配置する。第2形態で示す床材の継手
構造は、隣接配置する床材を、図中の矢印Aで示す方に
押圧することにより、傾斜突起23が矢印B方向に押し
付けられるように作用する。この作用は第1形態の例と
同様である。取付台28に、傾斜面29を設けた第2形
態における継手構造の他の特徴としては、傾斜面29上
に、第1形態の例よりも大きな空間25が生じることに
なる。これは、たとえ釘の打ち損じによって頭部に多少
の突出が生じても、隣接配置する床材の取付時に、支障
を生じることが無いから、打ち損じた釘を取外さなくて
良い等の作用効果が発生する。
【0011】本発明の継手構造によれば、固定手段とし
ての釘を凹実側で取付けたことにより、釘の取付位置上
部に傾斜溝が設けられて、金槌を動かす空間が確保され
ると共に、取付台の存在によって、安定した釘の取付け
ができるという作用を持っている。凹実側を固定した床
材同士の継手構造において、嵌め込みだけで取付けされ
る凸実は、傾斜突起の傾斜面が、凹実に設けた傾斜溝内
にもぐり込むように取付けできるので、常に凸実側は上
方から押圧され、がた付きの生じない取付けができる作
用を有する。本発明の継手構造によれば、固定手段とし
ての打ち付けた釘の上部側には、空間を設けているの
で、釘の浮きや打ち損じ等による多少の突出があって
も、この空間内で釘の突出を吸収できる作用を持ってい
る。尚、板材の接合構造として、V字状の突起と溝とを
組合せした矢筈張りの形状が類似するようにも見える
が、この矢筈張りは板の接合面積を増やすことで、接着
強度を向上させることが目的であり、本願の如く釘打ち
による床材の継手構造とは全く異なるものである。尚、
本発明の床材は、床だけでなく壁や天井などに貼る板材
にも、使用できることはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本願によれば、床材
の接合部分として接合部と固定部とを、板厚を二分割し
て形成したことにより、以下の効果を得ることができ
た。すなわち、凸実の突起を従来例の板厚方向の中間部
から、片側に移行して設けた為に、板厚を二分割した厚
さで、突起と固定部とを形成することができ、継手部分
の構造が強化された。突起部分を下側にもぐり込むよう
な傾斜突起とした為に、がた付きの生じない継手構造が
得られた。突起部分に釘を打ち込む従来例では、隣接配
置する床材を完全に嵌合させる為には、釘が木部内に入
り込む必要があって、釘が突出していると、嵌合が不充
分であった。その為にポンチを用いて、釘の頭部をたた
き木部内に埋め込まなければならなかったが、本発明で
は釘の上部に空間を設けたので、ポンチを使う必要は全
く無くなった等の効果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態を示す床材の一部破断斜視図
である。
【図2】図1の側面を示す説明図である。
【図3】図2で示す床材同士の接合部を示す継手構造の
説明図である。
【図4】本発明の第2形態で床材の側面を示す説明図で
ある。
【図5】図4で示す凹実部の説明図である。
【図6】図5の取付状態を示す継手構造の説明図であ
る。
【図7】本発明の従来例を示す床材の説明図である。
【符号の説明】
10 床材 12 凸実 13 傾斜突起 15 空間 16 凹実 17 傾斜溝 18 取付台 20 床材 22 凸実 23 傾斜突起 25 空間 26 凹実 27 傾斜溝 28 取付台 29 傾斜面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の幅方向の一端で、この板材の板厚
    方向を二分した一方の表面側に、この表面側からその先
    端に向って降下すると共に、折り返したその一辺が前記
    板材の表面とは平行面となり、その断面が略V字状の傾
    斜突起を設けた凸実と、 この凸実と対向する前記板材の他端には、前記傾斜突起
    を挿入する傾斜溝を設けた凹実とからなる床材。
  2. 【請求項2】 板材の幅方向の一端で、この板材の板厚
    方向を二分した一方の表面側に、この表面側からその先
    端に向って降下すると共に、折り返したその一辺が前記
    板材の表面とは平行面となり、その断面が略V字状の傾
    斜突起を設けた凸実と、 この凸実と対向する前記板材の他端には、前記傾斜突起
    を挿入する傾斜溝と、この傾斜溝に連接した一端に、前
    記板材固定用の傾斜面付の取付台を設けた凹実とからな
    る床材。
  3. 【請求項3】 板材の幅方向の一端に凸実を、他端側に
    は凹実を設けた床材において、 この床材の固定を凹実側で行うことを特徴とする床材の
    継手構造。
  4. 【請求項4】 板材の幅方向の一端に凸実を、他端側に
    は凹実を設けた床材において、 前記凸実は、隣接配置する床材の凹実内にもぐり込むよ
    うに、常に押圧力を付与されるようにしたことを特徴と
    する床材の継手構造。
  5. 【請求項5】 板材の幅方向の一端に凸実を、他端側に
    は凹実を設けた床材において、 この床材の固定手段を取付けする位置と、その隣接部と
    の間に空間が生じるように設定したことを特徴とする床
    材の継手構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308912A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Sekisui Chem Co Ltd 床化粧材およびこの床化粧材の製造方法
DE102004020645B4 (de) * 2004-04-22 2009-09-03 Olaf Thiede Fußboden aus Einzelsegmenten und Verfahren zur Verbindung der Einzelsegmente
WO2012100401A1 (zh) * 2011-01-29 2012-08-02 Liu Qianyi 一种地板连接结构

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