JP2001348959A - 建築用板材及びそのつなぎ構造 - Google Patents

建築用板材及びそのつなぎ構造

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JP2001348959A
JP2001348959A JP2000171038A JP2000171038A JP2001348959A JP 2001348959 A JP2001348959 A JP 2001348959A JP 2000171038 A JP2000171038 A JP 2000171038A JP 2000171038 A JP2000171038 A JP 2000171038A JP 2001348959 A JP2001348959 A JP 2001348959A
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floor
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notch
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Toyoji Nishiwaki
豊二 西脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に床板材に好適な木質の建築用板材に関
し、隣接する板材の側辺相互のつなぎ目に隙間が生ずる
ことがなく、施工時においてもつなぎ目に隙間を生じさ
せないで能率良く板材を固定してゆくことができる構造
を備えた建築用板材を提供する。 【解決手段】 板材の側辺を連結するときに隣接する板
材を引寄せる寄せ込み突起及び寄せ込み切欠を備えてい
る。寄せ込み突起は、その先端側に斜めの立上り面を備
えており、板材の反対側の側縁には寄せ込み突起と嵌合
する同形断面の寄せ込み切欠が設けられる。上記板材
は、先に固定された板材に隣接する板材を斜めにした状
態で当接させ、その当接点を中心に連接しようとする板
材を下方に押込むように回動させることにより、連接す
る側辺の溝と突条とが嵌合すると共に、寄せ込み突起が
下方から寄せ込み切欠に挿入され、傾斜立上り面によ
り、板材のつなぎ目に隙間が生ずる方向の板材の移動を
阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物に用いる
板材、特に床板材に好適な板材に関するもので、所定幅
の板材の側辺相互を突き合わせて並置することにより、
床面、壁面、天井面などを形成する木質の板材及びその
突合せ部の連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に建築物の木製の床面は、図3に示
すように、一方の側縁が溝50を有する凹断面で、他方
の側縁が突条51を有する凸断面の所定幅の床板材5の
凹断面と凸断面とを噛合わせて、順次並置して根太等に
止着することによって形成される。図3はその施工の一
例を示したもので、部屋の一方の辺に第1の床板材5a
の凹断面の側辺を突合せて、根太3に釘止め21し、反
対側の側縁は、凸断面の突条51の根元部分から斜めに
釘22を打って、根太3に釘止めする。次にこれに隣接
する床板材5の溝50を床板に固定した床板材の突条5
1に嵌め込んで、反対側の凸断面の辺を同様に斜めの釘
22で根太3に釘止めするという作業を順次繰返して床
板材を張ってゆき、最後の床板材は部屋の大きさに合せ
て幅寸法を切断して、壁近くの位置で釘止めする。そし
て、床を張った後に壁の裾に沿って幅木4を取付けるこ
とによって、床板材を止めている周辺部の釘21を隠
す。並置された床板材の凹断面の辺は、隣接する床板材
の釘打ちされた凸断面の辺によって浮上りが防止された
状態になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記の従来構
造では、隣接する床板材相互は、その板厚方向のずれが
溝50と突条51との嵌合によって防止された状態にな
っているため、床板のつなぎ部分で床面に段差が生ずる
のを防止できるが、乾燥等によって床板材が収縮したと
き、床板材相互のつなぎ部分に隙間が生ずるのを避ける
ことができない。また、木質の床板材は、加工時や貯蔵
時に曲がりがでることがあり、側辺が完全な直線になっ
ていないことが多いため、床を張るときに床板材の幅方
向の曲がりによって隙間が生じないように、新たに固定
する床板材を既に固定してある床板材の側辺に押付け
て、つなぎ目に隙間ができないようにしながら固定する
必要がある。ところが床板材が長いときには、つなぎ目
の全体にわたって側辺を密着させた状態で床板材を固定
していくのは容易ではなく、また新たに取付けた床板材
の固定が斜めに打ち込まれた釘22によって行われるた
め、継目が離間する方向の力に対する釘22の固定力が
弱く、床板材を隙間なく配置してゆくことが不可能にな
るということも起る。
【0004】床板材の継目にわずかでも隙間があると目
立ちやすく、またごみが溜まるため、高価な床板材を用
いても床面の品質が損なわれてしまう。
【0005】そこでこの発明は、隣接する板材の側辺相
互のつなぎ目に隙間が生ずることがなく、施工時におい
てもつなぎ目に隙間を生じさせないで、能率良く板材を
固定してゆくことができるつなぎ構造を備えた特に床板
材として好適な建築用板材を提供することを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願の発明の板材
は、板材の側辺相互を連結するときに、隣接する板材を
引寄せる寄せ込み突起14及び寄せ込み切欠18を備え
ている。寄せ込み突起14は、その先端側に斜めの立上
り面17、すなわち自身の側に向いて傾斜した上向きの
傾斜面17を備えており、この寄せ込み突起14は、板
材の側縁の好ましくは凹断面側の側縁の下面側に設けら
れる。板材の反対側の側縁には寄せ込み突起14と嵌合
する好ましくは同形断面の寄せ込み切欠18が設けられ
る。寄せ込み切欠18は、寄せ込み突起の傾斜立上り面
17と接触する下向き傾斜面19を備えている。寄せ込
み突起14を凹断面側の側縁に設けてやれば、寄せ込み
突起14の突出幅を小さくできる。
【0007】立上り傾斜面17及び下向き傾斜面19
は、上方に向って凹の円弧面とすることができる。立上
り傾斜面17は、これを設けた側縁の上端(板材の表面
側の角)を向くように設けるのが最も効果的である。
【0008】この出願の発明の板材は、寄せ込み突起1
4を設けた側辺に隣接する板材を順次つなぎ合せて固定
するという手順で床面、壁面、天井面などを形成する。
先に固定された板材に隣接する板材を連結するときは、
連結しようとする板材を斜めにした状態で連接する側辺
相互を当接させ、その当接点を中心に連接しようとする
板材を下方に押込むように回動させる。この板材の動き
により、連接する側辺の溝10と突条12とが嵌合する
と共に、寄せ込み突起14が下方から寄せ込み切欠18
に挿入され、傾斜立上り面17と下向き傾斜面19との
当接により、板材のつなぎ目に隙間が生ずる方向の板材
の移動を阻止する。木材の圧縮性を考慮して、寄せ込み
突起14と寄せ込み切欠18の形状を決定してやれば、
隣接する板材の側辺相互は寄せ込み突起14と寄せ込み
切欠18の嵌合により、側辺相互が押し付けられた状態
で連結され、木材が乾燥したときでも板材のつなぎ目に
隙間が生ずることがない。また、施工に際しては、上記
操作で寄せ込み突起14と寄せ込み切欠18とを嵌合さ
せることにより、隣接する板材のつなぎ目相互が押付け
られた状態となるため、板材を固定するときに隙間がで
きないように板材を押付ける必要がない。根太等への板
材の固定は、寄せ込み突起14の根元部分に釘20を垂
直に打込むことによって容易に固定できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、床板材にこの発明を適用し
た実施例を示す図1及び図2を参照して、この出願の発
明に係る建築用板材とそのつなぎ構造を説明する。図1
は1枚の床板材とこれに隣接する一方の床板材の連結状
態を示した断面図である。床板材1は溝10を有する凹
断面の側辺11と突条12を有する凸断面の側辺13と
を備えており、凹断面の側辺11の下面側に寄せ込み突
起14を備えている。寄せ込み突起14は側辺11の全
長に亘って設けられており、首部15が薄肉で先端部1
6が肉厚であり、首部と先端部の境に立上り斜面17が
形成されている。この立上り斜面17は、側辺11の表
面側の角を向くように形成されている。
【0010】床板材の反対側の側辺、すなわち突条12
を備えた側辺には、その下面側に上記寄せ込み突起14
と同形断面の寄せ込み切欠18が設けられている。この
寄せ込み切欠は、立上り斜面17と当接する下向き斜面
19を備えている。隣接する床板材相互の連結は、図1
に想像線で示すように、連結しようとする側辺の表面側
の角相互を当接させた状態で、この当接部を中心として
連結しようとする側の床板材1を下方に押込むように回
動させることにより行われる。この回動動作により側辺
の溝10に突条12が嵌合すると共に、立上り斜面17
と下向き斜面19とが互いに滑るように接触しながら、
寄せ込み突起14が寄せ込み切欠18内に嵌入され、こ
の嵌入により立上り斜面17と下向き斜面19とが当接
して、その当接反力の水平方向分力が連結された側辺相
互を押付けて密着させる。
【0011】床面を形成するときは、図2に示すように
最初に固定する床板材1aの突条12aを切り落とし
て、部屋の一辺に沿って従来と同様に釘21で固定し、
反対側の側辺は寄せ込み突起14の根元部分を釘20で
根太3に固定する。次に前述したように、隣接する床板
材1を順次連結して、適宜寄せ込み突起の根元部分を釘
打ちして床面を形成する。この発明の床板材の連結構造
では、連結部が板圧方向及び板幅方向に固定され、さら
に隣接する床板材の下向き斜面19で寄せ込み突起の立
上り斜面17が下方に、従って根太側に押付けられる方
向の力が作用しており、この力は床面全体を下向きに突
条に屈曲させようとする内部応力を生成させるので、幅
木4で床面の周囲を止めてやれば、床面の中央部は下方
に押付けられた状態となるため、床板材を根太3などに
釘止めしなくても床材の浮上がりが防止され、床板材と
その下面の根太やコンクリート面との止着をほとんど必
要としない。そのため、床面を張替えるときに、幅木4
を取外せば、古い床面を剥離することが容易に可能であ
り、床板材の張替え時の手数も大幅に軽減されるという
特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の床板材とその連結構造を示す断面図
【図2】床面の施工を示す部分断面図
【図3】従来の床板材による床面の施工を示す断面図
【符号の説明】
1 床部材 10 溝 12 突条 14 寄せ込み突起 17 傾斜立上り面 18 寄せ込み切欠 19 傾斜下向き面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の木製の板材からなり、長手側縁
    の一方が溝(10)を有する凹断面、他方が前記溝に嵌合す
    る突条(12)を有する凸断面を備えた床板材において、前
    記両側縁の一方の裏面側に先端側に斜めの内側立上り面
    を有する片台形型断面の寄せ込み突起(14)と、当該寄せ
    込み突起に嵌合する下向き傾斜面を備えた寄せ込み切欠
    (18)とが形成されていることを特徴とする、建築用板
    材。
  2. 【請求項2】 長手側縁を凸断面にして形成した突条(1
    2)と、長手側辺を凹断面にして形成した溝(10)との嵌合
    により隣接する床板相互の板厚方向のずれを防止した床
    板材のつなぎ構造において、隣接する床板材の対向する
    側縁の裏面側に設けた傾斜立上り面(17)を有する寄せ込
    み突起(14)と、これと嵌合する傾斜下向き面(19)を有す
    る寄せ込み切欠(18)との嵌合により、前記傾斜立上り面
    (17)と傾斜下向き面(19)とが当接して隣接する床板のつ
    なぎ合せた側縁が離間する方向のずれを規制したことを
    特徴とする、建築用板材のつなぎ構造。
  3. 【請求項3】 凹断面の溝(10)を設けた側に寄せ込み突
    起(14)を設け、凸断面の突条(12)を設けた側に寄せ込み
    切欠(18)を設けた、請求項1記載の建築用板材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112523373A (zh) * 2020-12-30 2021-03-19 朱红娟 一种安装方便的轻质复合保温板材及其应用

Cited By (2)

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