JP3174946B2 - 建築用断熱材、床構造及び屋根構造 - Google Patents

建築用断熱材、床構造及び屋根構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は構造物の床、壁、屋
根等の断熱に用いられる改良された建築用断熱材、床構
造及び屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅等において断熱性能を高めるため
に、床における根太あるいは屋根におけるたる木、等の
構造部材すなわち支持部材の間に、矩形形状の合成樹脂
発泡体からなる建築用断熱材を配置することが行われ
る。図6は床断熱施工の一例であり、大引き100と根
太111とで囲まれる空所に板状の合成樹脂発泡体であ
る断熱材200がその上面を根太111の上面と同じ面
となるようにして嵌め込まれる。
【0003】断熱材としては発泡ポリスチレン等の硬質
合成樹脂発泡体材料が主として用いられるが、硬質合成
樹脂発泡体は一般に耐圧縮性が高く、変形する場合には
局部的な気泡の崩壊を伴う場合が多い。気泡の崩壊は取
り付けを不安定としまた断熱性の低下を誘引することか
ら、建造物への断熱施工に当たって、断熱材にできるだ
け局部的な破壊を生じさせないようにすることが求めら
れる。また、木造軸組工法等の施工において、柱−間柱
間、大引き−大引き間、根太−根太間等の支持部材間に
±数mm程度の誤差が生じるのは避けられないことであ
り、工場において予め製造された同一寸法の断熱材でも
って、そのような施工誤差に対処できることが求められ
る。
【0004】図7は建築用断熱材の例であり(実公平7
−52864号公報参照)、本体12yの長手両側に形
成された肉厚部に上面に向けて開口させ、かつ長さ方向
へ延びる割溝13y、13yが形成され、その割溝を境
とする外側部分には可動片部14yとそれより横幅の大
きい可動片部15yとが一体成形され、その可動片部1
4y、15yの上面16yは、下方に向けた傾斜面とさ
れ、その外側面19yは、上縁19aが下縁19bより
もやや外方に位置する傾斜面とされ、かつ、自然状態で
水平においた状態では、前記肉厚部及び可動片部14
y、15yの底面がほぼ同じ高さとなるようにされ、根
太110の間に嵌め込むことにより所要に変形した可動
片部14y、15yの上面16yは本体12yの上面と
面一となり、外側面19yは根太110の内側側面に密
着した状態となるようにされている。
【0005】図8は他の建築用断熱材の例であり(特開
平8−209904号公報参照)、この建築用断熱板は
全体として平板状のものであり、その表面a側の幅wa
は裏面b側の幅wbよりも幾分幅広とされている。さら
に、その幅方向の両側端面c、dのうち、一方の側端面
cは表面a及び裏面bに対してほぼ90°の角度で交叉
する平面とされるが、他方の側端面dは裏面bに接続す
る第1の傾斜面d1と該第1の傾斜面d1に連続する第
2の傾斜面d2とから構成され、図8によく示すよう
に、該第1の傾斜面d1が裏面bとなす角度αは、第2
の傾斜面d2が裏面bとなす角度βよりも大とされてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来知ら
れた建築用断熱材において、例えば根太である支持部材
の間に嵌め込む場合に、前記弾性変形部が割溝の上方開
放部の幅に規制されるだけの横幅調整が可能であり、同
じ寸法の断熱材でもって±数mm程度の組付け誤差のあ
る支持部材間の十分な機密性を持った状態で嵌め込むこ
とができる利点があり、断熱施工を効率化できるとされ
ている。
【0007】しかし、図7に示した断熱材を支持部材間
に圧入して嵌め込もうとする場合、支持部材に接する2
つの側端面部分を等しく押圧しながら押し込まないと、
いずれか一方の斜面側が支持部材との間でスリップして
浮き上がってしまい、スムースな嵌め込み取り付けがで
きないことを知った。そのために、通常820mm以上
の幅である断熱板を取り付けるに際して、1人の作業者
でそれを行うことができず、2人の作業者をそれぞれの
側端面部に配置して、両側端面部分を同時に圧入しなが
ら取り付けていくのが普通であり、作業の省力化のネッ
クとなっていた。さらに、肉厚のほぼ2/3以上の深い
割溝を形成すると、搬送中や施工中に割溝部分で割れが
生じ、本体部分と両側部の弾性変形部が不必要に分離す
ることが起こる。
【0008】また、図8の建築用断熱板では、搬送中や
施工中に割溝部分で割れが生じ、本体部分と両側部の弾
性変形部が不必要に分離することが無く良好に使用でき
るものであるが、傾斜角の異なる2つの斜面を形成する
のは工数がかかり、また、断熱材を支持部材間に圧入し
て嵌め込もうとする際に側端面部分を相当強く押圧しな
がら押し込まなければならないという不都合が生じた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の建築
用断熱材によれば、基本的に、間隔を開けて配設された
第一の構造部材と該第一の構造部材の上に載せて間隔を
開けてそれらと交差する方向に配設された第二の構造部
材とを有する構造部材における、前記隣合う第二の構造
部材の間に嵌め込まれる合成樹脂発泡体製の断熱材であ
って、該断熱材は、平板状で断面が略矩形状をなし、上
面に長縁辺と平行に設けられ上面側に開放した第1の溝
を介して全長にわたって弾性的に変形しうる第1の可動
片部と、また下面に長縁辺と平行に設けられ下面側に開
放した第2の溝を介して全長にわたって弾性的に変形し
うる第2の可動片部とが形成され、かつ第1の可動片部
の側端面はその上縁がその下縁よりも外方に位置する傾
斜面とされ、第2の可動片部の側端面はその下縁がその
上縁よりも外方に位置する傾斜面とされていることによ
って解決される。
【0010】この構成により、根太あるいはたる木と衝
接する端面の一方に予め断熱材を嵌め込んだ後、断熱材
のもう一方を押し圧して嵌め込みするので断熱材の取り
付けを一人の作業者の手でより少ない力で容易に行うこ
とができ、かつ、建築用断熱材はより広い範囲での組付
け誤差に適切に対応することが可能とすることができ
る。好ましい態様において、第1及び第2の溝の深さは
前記断熱材の平均肉厚のほぼ1/2とされている。これ
は搬送中及び施工中に溝部分で割れが生じにくく、支持
部材間にマイナス数mm程度の誤差が生じた場合でも溝
の下部が変形して嵌め込み易い等の理由から好ましい態
様である。
【0011】また、第1の可動片部の側端面はその上縁
からの垂線に対して5〜15度の角度をなす傾斜面とさ
れ、前記第2の可動片部の側端面はその下縁からの垂線
に対して5〜15度の角度をなす傾斜面とされている。
それにより、可動片部はより広い横幅調整が可能とな
り、支持部材間への断熱材の嵌め込みも一層容易とな
る。したがって、根太間の間隔が規定値より広い場合で
あっても、支持部材側面との間での機密性を十分に担保
される。また、可動片部の側端面の上縁からの垂線に対
する角度が5度未満の場合、図4の断熱材の幅Lが支持
部材間の間隔Wより大きくなる場合が多くなり、施工作
業性が悪くなることから好ましくなく、また、可動片部
の側端面の上縁からの垂線に対する角度が15度を越え
る場合、支持部材間の間隔Wよりも断熱材の全幅L1が
大きくなり、作業性の向上が望めず、また施工時に破断
する等の理由から好ましくないためである(ここで、L
1は第1の可動片部の側端面の上縁からの垂線と、第2
の可動片部の側端面の下縁からの垂線との距離を示
す)。
【0012】本発明による建築用断熱材が嵌め込まれる
支持部材としての前記第一の構造部材及び前記第二構造
部材として、例えば、床断熱構造として用いる場合に
は、第一の構造部材は大引きであり、第二構造部材は根
太とされ、該根太間に請求項1ないし3いずれか記載の
建築用断熱材が嵌め込まれ、さらに前記の建築用断熱材
及び根太の上にフローリング材が積層された床構造とな
る。また、同様に屋根断熱構造として用いる場合には、
第一の構造部材はもやとされ、第二構造部材はたる木と
され、該たる木間に請求項1ないし3のいずれか一つに
記載の建築用断熱材が嵌め込まれ、さらに前記の建築用
断熱材及びたる木の上に野地板が積層された屋根構造と
なる。
【0013】建築用断熱材の長さは、嵌め込んだ状態で
前記第一の構造部材である支持部材により裏面側の一部
が支持され得る長さであることを条件に任意であり、特
に制限はないが、施工の容易性を考慮すると、第一の構
造部材間の間隔とほぼ同じ長さであることが望ましい。
本発明の建築用断熱材の素材としての合成樹脂発泡体
は、スチレン系樹脂やポリオレフィン系樹脂、硬質ウレ
タン樹脂、フェノール樹脂やポリイソチアネート樹脂、
エポキシ樹脂等を発泡した発泡体、もしくは、これらを
樹脂を適宜混合した発泡体を使用することができる。
【0014】スチレン系樹脂としては、スチレン、メチ
ルスチレン、ジメチルスチレン等のスチレン系ビニルモ
ノマーを主構成単位とする重合体であってよく、発泡ス
チレン系樹脂材料としては、スチレン系モノマーを50
重量%以上含有する共重合体で構成され、スチレン系モ
ノマーと共重合体し得るモノマーとしてはアクリル酸、
メタクリル酸もしくはこれらのエステル、アクリロニト
リル、メタクリルニトリル、無水マレイン酸等が挙げら
れる。
【0015】ポリオレフィン系樹脂としては、高密度ポ
リエチレン、低密度ポリエチレン、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンーカルボン酸エステル共重合体、
エチレンーカルボン酸金属塩共重合体、結晶性プロピレ
ンホモポリマー、結晶性プロピレンーエチレン共重合
体、結晶性プロピレンーエチレンージエン3元共重合体
等を挙げることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。図1は、本発明による建築
用断熱材の一実施の形態を上面側から見た斜視図であ
り、図2は、同じものを裏面側から見た斜視図である。
また、図3は、図1のI−I線による断面図である。
【0017】この例において、断熱材1は発泡性ポリス
チレン粒子を約30〜120倍程度に発泡成形した型内
発泡成形品であり、平板状で断面が略矩形状をなし、上
面11に長縁辺と平行に設けられ上面側に開放した第1
の溝13aを介して全長にわたって弾性的に変形しうる
第1の可動片部14aと、下面12に長縁辺と平行に設
けられ下面側に開放した第2の溝13bを介して全長に
わたって弾性的に変形しうる第2の可動片部14bとを
有し、かつ第1の可動片部14aの側端面15aはその
上縁16aがその下縁17aよりも外方に位置する傾斜
面とされ、第2の可動片部14bの側端面15bはその
下縁17bがその上縁16bよりも外方に位置する傾斜
面とされている。さらに、前記下面12には凹部18,
18が成形されている。また、断熱材1の長手方向の端
部の一方には断熱材1の厚みのほぼ1/2程度の厚みの
嵌め合い用突出部19aが形成され、他方端には前記嵌
め合い用突出部19aが嵌め合うことのできる形状の切
欠き19bが形成されている。
【0018】前記の第1の溝13a、第2の溝13bは
断熱材全体の平均肉厚の約1/3〜2/3の範囲の深さ
で使用できるが、特に約1/2とすることが好ましい。
また、第1の可動片部14aの側端面15aはその上縁
16aからの垂線に対する角度αは約5〜15度の角度
をなす傾斜面とすることが好ましく、前記第2の可動片
部14bの側端面15bはその下縁17bからの垂線に
対する角度βは5〜15度の角度をなす傾斜面とされて
いることが好ましい。なお、この例ではいずれの角度も
同じ大きさとしたが、前記角度α及び後記する角度βを
満たすことを条件に、異なる大きさであってもよい。
【0019】次に、図4を参照して、本発明による断熱
材1の取り付けについて説明する。図4において、10
0は間隔を開けて配設された第一の構造部材(例えは、
大引き、もや等の建築用構造部材)であり、110は該
第一の構造部材100の上に載せて間隔を開けてそれら
と交差する方向に配設された第二の構造部材(例えば、
根太、垂木等の建築用構造部材)である。以下、図5で
は第二の構造部材110、110が根太であり、その間
に前記断熱材1を嵌め込み、さらにフローリング材を積
層した床構造を例として説明する。
【0020】本発明による断熱材1は、第二の構造部材
110、110間の間隔Wより若干狭いL(第1の可動
片部14aの側端面15aの下縁17aと第2の可動片
部14bの側端面15bの上縁16bとの距離)とされ
ている。前記のように、それぞれの第二の構造部材間に
は±数mm程度の組付け上の誤差が生じるのは避けられ
ないので、前記Lの値は設計値としての前記Wよりも少
なくとも数mm程度狭い値とすることで、建築用断熱材
は広い範囲での組付け誤差に適切に対応することが可能
とすることができる。また、埋込材1の平均厚みは、第
二の構造部材(根太もしくはたる木)の高さと同じとさ
れるか、幾分高いものとされる。
【0021】本発明による断熱材1の取り付けに際し
て、図4に示すように、作業者は断熱板を持ち、先ず第
2の可動片部14bの側端面15bを一方の第二の構造
部材側に当接させ、次いで、第1の可動片部14aの側
端面15aをもう一方の第二の構造部材上に載置する。
それにより、断熱材1は、一方の側端面を一方の構造部
材に当接させ、他方の側端面を他方の構造部材の隅部に
当接させた状態で静置される。
【0022】その状態で作業者は第1の可動片部14a
の側端面15a部分を上面から押し下げる。それによ
り、第1の可動片部14a及び第2の可動片部14bは
押圧、圧縮されて変形し、その変形により、上面11に
長縁辺と平行に設けられ上面側に開放した第1の溝13
a及び上面12に長縁辺と平行に設けられ下面側に開放
した第2の溝13bは、上面側に開放したそれぞれの溝
を閉塞する方向に変移していくので、最終的には、図5
に示すように、前記溝13a、13bが閉塞され、断熱
板は2本の支持部材の間に密着状態で圧入されて取り付
け作業が終了する。その間、第2の可動片部14bの側
端面15bはその下縁17bがその上縁16bよりも外
側に位置する傾斜面とされているので、スリップにより
上方へ浮き上がる事態は回避されるので、断熱材の取り
付けを一人の作業者の手で容易に行うことができる。ま
た、図5はその上から、フローリング材2が根太に対し
て釘等を使用して(図示せず)打ち付けられて床構造を
形成する。また、屋根構造は同様に野地板がたる木に対
して釘等を使用して打ち付けられた構造(図示せず)と
なる。
【0023】上記の説明は、本発明による建築用断熱材
の好ましい実施の形態の説明であって、本発明はこれに
限ることなく、多くの変形例が存在する。例えば、前記
下面12に設けた凹部18,18は高さ調節の便のため
に設けるものであるが、必ずしも設ける必要はない。さ
らに、溝13a、13bの深さはを断熱材平均肉厚のほ
ぼ1/2とするようしたのは、その一つの目的として、
断熱材の肉厚が薄いものであっても溝の形成により側方
部分が分離しないようにするためのものであり、断熱材
の肉厚が厚いものである場合には、溝自体の深さをより
深いものとして形成してもよい。
【0024】
【発明の効果】上記の構成により、根太あるいはたる木
と衝接する端面の一方に予め断熱材を嵌め込んだ後、断
熱材のもう一方を押し圧して嵌め込みするので断熱材の
取り付けを一人の作業者の手でより少ない力で容易に行
うことができ、かつ、建築用断熱材はより広い範囲での
組付け誤差に適切に対応することを可能とすることがで
きるので、支持部材の側面との密着性を確実なものとす
ることができて、高い断熱性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による建築用断熱材の一実施の形態を上
面側から見た斜視図。
【図2】図1に示す建築用断熱材を裏面側から見た斜視
図。
【図3】図1のI−I線による断面図。
【図4】図1に示す建築用断熱材を支持部材間へ嵌め込
む状態を説明する図。
【図5】嵌め込み、フローリング材を積層した床構造の
断面図。
【図6】従来の根太間への断熱材の取付け態様を説明す
る図。
【図7】従来の他の建築用断熱材とその嵌め込み態様を
示す断面図。
【図8】従来の他の建築用断熱材の断面図。
【符号の説明】
1:建築用断熱材、11:建築用断熱材上面、12:建
築用断熱材下面、13a、13b:溝、14a、14
b:可動片部、15a、15b:側端面、2:フローリ
ング材、100:第一の構造部材、110:第二の構造
部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−209904(JP,A) 実開 平6−63327(JP,U) 実開 昭60−184904(JP,U) 実開 昭57−88809(JP,U) 実開 昭60−121010(JP,U) 実開 平2−118036(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/80

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔を開けて配設された第一の構造部材と
    該第一の構造部材の上に載せて間隔を開けてそれらと交
    差する方向に配設された第二の構造部材とを有する構造
    部材における、前記隣合う第二の構造部材の間に嵌め込
    まれる合成樹脂発泡体製の断熱材であって、 該断熱材は、平板状で断面が略矩形状をなし、上面に長
    縁辺と平行に設けられ上面側に開放した第1の溝を介し
    て全長にわたって弾性的に変形しうる第1の可動片部
    と、また下面に長縁辺と平行に設けられ下面側に開放し
    た第2の溝を介して全長にわたって弾性的に変形しうる
    第2の可動片部とが形成され、 かつ第1の可動片部の側端面はその上縁がその下縁より
    も外方に位置する傾斜面とされ、第2の可動片部の側端
    面はその下縁がその上縁よりも外方に位置する傾斜面と
    されていることを特徴とする建築用断熱材。
  2. 【請求項2】前記の第1及び第2の溝の深さは前記断熱
    材の平均肉厚のほぼ1/2とされていることを特徴とす
    る請求項1記載の建築用断熱材。
  3. 【請求項3】前記第1の可動片部の側端面はその上縁か
    らの垂線に対して5〜15度の角度をなす傾斜面とさ
    れ、前記第2の可動片部の側端面はその下縁からの垂線
    に対して5〜15度の角度をなす傾斜面とされているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の建築用断熱材。
  4. 【請求項4】前記第一の構造部材が大引きであり、前記
    第二構造部材が根太であって、該根太間に請求項1ない
    し3のいずれか一つに記載の建築用断熱材が嵌め込ま
    れ、さらに前記の建築用断熱材及び根太の上にフローリ
    ング材が積層された床構造。
  5. 【請求項5】前記第一の構造部材がもやであり、前記第
    二構造部材がたる木であって、該たる木間に請求項1な
    いし3のいずれか一つに記載の建築用断熱材が嵌め込ま
    れ、さらに前記の建築用断熱材及びたる木の上に野地板
    が積層された屋根構造。
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