JP2000234400A - 断熱材受部材、断熱材および床部構造 - Google Patents
断熱材受部材、断熱材および床部構造Info
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Abstract
ことができるようにする。 【解決手段】 断熱材5の底面に突き刺し可能な断熱材
底面突き刺し部7と、断熱材5の側面に当接可能な断熱
材側面当接部9と、断熱材側面当接部9の上端から断熱
材5の外方へ延びる係止部10と、断熱材側面当接部9
の上端部近傍に折曲げ可能に設けられ断熱材5の上面を
係止可能な落下防止用爪部11とを有するようにしてい
る。
Description
断熱材および床部構造に関するものである。
号公報に記載されているように、ユニット建物に使用す
る箱形の建物ユニットの床部構造として、ほぼ平行な床
大梁間に亘って複数個の床小梁が設けられ、複数個の床
小梁の上に複数本の床根太がほぼ直交して設けられ、床
根太の上に床板が張設された床部構造が知られている。
付与するために、上記の特開平8−144474号公報
では、複数本の床根太の下面に亘り床下地シートが張設
され、床板下面と床根太と床下地シート上面とにより形
成される空間部に断熱材が充填されている。
うな従来の建物ユニットの床部構造では、断熱材を施工
するために、予め断熱材の受材としての床下地シートを
取付けるようにしているため、その分、工数が増大する
という問題があった。
造のものを使用することにより受材の取付工数を省略し
得るようにすることが考えられるが、この際、断熱材と
受材を一体成形によって製造すると、金型のコストが高
く付いてしまうので実用的でないという問題がある。
は、住宅が設置される地域によって違いがあり、地域に
よって異なった厚みの建築用断熱材が用いられる。ま
た、鉄筋コンクリート住宅と木造住宅などのように、住
宅の種類によっても、用いられる建築用断熱材の厚みは
異なってくる。
は、日本を極寒冷地から温暖地域まで6段階に区域分け
し、屋根または天井、壁、床について、それぞれ基準と
なる断熱材の厚さを規定している。例えば、木造の気密
住宅の床の場合に、北海道地域(I地域)と四国、中
国、九州地域(IV地域)とでは、断熱材の熱抵抗値の
値に最大で9倍程度の違いを要求しており、断熱材を合
成樹脂発泡体で作る場合に、IV地域とI地域とでは、
厚みは7〜9倍の違いとなる。
合った合成樹脂発泡体製の建築用断熱材を用いて所要の
断熱施工を行おうとすると、異なった厚みの多くの種類
の建築用断熱材を準備する必要がある。そのために他種
類の成形型を製造することが必要となり、コストアップ
を招いている。また、例えば、ビーズ発泡成形により建
築用断熱材を製造する場合に、肉厚が厚くなると発泡体
の生産効率が極端に悪くなる傾向があり、200mm程
度の厚みのものが北海道地域(I地域)で求められる
が、効率良くそれを製造することは容易でない。
解消し、断熱材の施工が容易でしかも安価に実現するこ
とのできる断熱材受部材、断熱材および床部構造を提供
することにある。
に、請求項1に記載された発明では、断熱材の底面に突
き刺し可能な断熱材底面突き刺し部と、該断熱材の側面
に当接可能な断熱材側面当接部と、前記断熱材側面当接
部の上端から断熱材の外方へ延びる係止部と、断熱材側
面当接部の上端部近傍に折曲げ可能に設けられ断熱材の
上面を係止可能な落下防止用爪部とを有する断熱材受部
材を特徴としている。
明によれば、断熱材受部材に断熱材底面突き刺し部を設
けているので、取付け時に簡単に断熱材に突き刺して取
付けることができると共に、取付け後に断熱材受部材の
断熱材に対する横ズレを防止することができる。
部の上端近傍に落下防止用爪部を有しているので、落下
防止用爪部を断熱材側へ折曲げることにより、断熱材の
上面を係止させて、確実に抜け止めを行わせることがで
きる。
場加工の段階で断熱材と一体化することにより、断熱材
受部材を一体的に有する断熱材を安価に得ることができ
る。
部に別の断熱材を設けることができる。
記載の断熱材受部材を取付ける受溝を、断熱材本体の側
部に備えた断熱材を特徴としている。
明によれば、断熱材本体の側面に受溝を形成したので、
取付け時に断熱材受部材の位置決めを容易に行わせるこ
とができると共に、取付け後に断熱材受部材の断熱材に
対する横ズレを防止することができる。
造部材間に請求項2記載の断熱材受部材を介して請求項
1記載の断熱材を取付けた床部構造を特徴としている。
明によれば、請求項1および請求項2と同様の作用効果
を得ることができる。
形態1について、図示例と共に説明する。
示すものである。
1は水平且つ平行に複数本配設された大引などの構造部
材である。2は大引1の上部にて大引1とほぼ直交する
ように配設された複数本の床根太である。3は床根太2
の上に張設された床板3である。
断熱材受部材4を介して断熱材(断熱材本体)5が配設
される。
ム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォーム、ポリ
プロピレンフォーム、およびこれらの重合体フォームな
どを用いるのが適している。断熱材5は、所要厚さの板
状に形成されたものを、設置箇所に応じて所要の大きさ
に切出すことによって得るようにする。そして、この断
熱材5には、図2(a)(b)に示すように、両側面
に、断熱材受部材4を受ける受溝6が形成されている。
〜(c)に示すように、ほぼ上下方向へ延びるノコ歯状
の断熱材底面突き刺し部7と、この断熱材底面突き刺し
部7の下端から断熱材5の底面に沿ってほぼ水平方向で
且つ断熱材5の側面へ向かって延びる断熱材底面当接部
8とを有している。そして、この断熱材底面当接部8の
断熱材底面突き刺し部7とは反対側の端部から断熱材5
の側面に沿ってほぼ上方向へ延び、前記断熱材5の受溝
6に嵌合する断熱材側面当接部9を有している。更に、
この断熱材側面当接部9の上端からほぼ水平方向で且つ
断熱材底面突き刺し部7とは反対の側(断熱材5の外
方)へ延びる係止部10を有している。加えて、断熱材
側面当接部9の上端近傍から上方へ延び、断熱材5側へ
折曲げおよび断熱材5の上面を係止可能な落下防止用爪
部11を有している。図の場合、係止部10は、左右に
分離されると共に、落下防止用爪部11は左右の係止部
10間に形成されている。且つ、落下防止用爪部11は
断熱材側面当接部9の上端を基端(折曲げ起点)として
いる。
金属またはプラスチックなどにより、断熱材5とは別部
品として構成されている。この、断熱材受部材4は、工
場加工の段階で断熱材5へ取付けることにより、予め一
体化しておくようにする。或いは、現場で断熱材5へ取
付けるようにしても良い。
補助的な断熱材12が配設される。該断熱材12として
は、グラスウール、ロックウール、動植物性繊維の成型
板などを用いるのが適している。或いは、ポリスチレン
フォーム、ポリエチレンフォーム、ポリウレタンフォー
ム、フェノールフォーム、およびこれらの共重合体また
は混合発泡体などを用いても良い。
明する。
工の段階で、所要の大きさに切出し加工された板状の断
熱材5へ、断熱材受部材4を取付けることにより、予め
両者を一体化しておく。
受溝6に断熱材受部材4の断熱材側面当接部9を当接収
容し、この状態で断熱材5の底面に、断熱材受部材4の
ノコ歯状の断熱材底面突き刺し部7を差込むようにし
て、断熱材底面当接部8を断熱材5の底面に沿わせるよ
うにする。更に、断熱材側面当接部9の上端近傍から上
方へ延びる落下防止用爪部11を、断熱材5側へ折曲げ
て断熱材5の上面を係止させるようにする。
材4を取付けることが可能となる。且つ、落下防止用爪
部11と断熱材底面突き刺し部7とによって断熱材5の
上下を保持させるようにしているので、断熱材受部材4
を確実に断熱材5へ係止保持させて外れないようにする
ことが可能となる。
たので、取付け時に断熱材受部材4の位置決めを容易に
行わせることができると共に、取付け後に断熱材受部材
4の断熱材5に対する横ズレを防止することができる。
底面突き刺し部7を設けているので、取付け時に簡単に
断熱材5に突き刺して取付けることができると共に、取
付け後に断熱材受部材4の断熱材5に対する横ズレを防
止することができる。
接部9の上端近傍に落下防止用爪部11を有しているの
で、落下防止用爪部11を断熱材5側へ折曲げることに
より、断熱材5の上面を係止させて、確実に抜け止めを
行わせることができる。
化は、現場で行っても良いことは勿論であるが、断熱材
受部材4を別部材で構成して工場加工の段階で断熱材5
と一体化することにより、断熱材受部材4を一体的に有
する断熱材5を安価に得ることができる。
引1間などに、断熱材5を装填し、断熱材受部材4の係
止部10を大引1に係止させる。この際、断熱材5に
は、予め断熱材受部材4が一体的に取付けられているの
で、簡単且つ確実に断熱材5を保持させることができ
る。
材5の上部に、大引1とほぼ直交する床根太2を取付け
る。そして、高い断熱性能が要求される場合には、床大
梁2間などに、上記とは別の補助的な断熱材12を装填
する。この際、大引1間に設けた断熱材5が補助的な断
熱材12の受材の役目を果たすこととなる。
板3を取付ける。
2とを二重に用いることができるようにしたことによ
り、断熱材の厚さを自由に設定することができるように
なる。
な建物ユニットを得ることができ、且つ、断熱材5の部
品点数をより少なくして安価に建物ユニットを得ること
ができる。
床部構造一般に対して適用可能であるが、ユニット建物
に使用する箱形の建物ユニットの床部構造に適用するこ
とも可能である。この場合の建物ユニットは、柱と梁と
からなる軸組式でも、床パネルと壁パネルとからなるパ
ネル式建物ユニットなどでも良い。
ニット30の標準床ユニット31として構成することが
できる。
ユニット32のサブ床ユニット33として構成すること
ができる。
例を示しており、断熱材5の片側に断熱材受部材4を3
個、合計6個設けるようにした例を示している。
実施の形態2を示すものである。なお、前記実施の形態
1と同一ないし均等な部分については、同一の符号を付
して説明する。
断熱材15を取付け可能とするために断熱材受部材14
の落下防止用爪部21の基端(折曲げ起点)を断熱材側
面当接部9の中間部として、断熱材側面当接部9が断熱
材15の上面よりも上方へ突出するようにしている。
を4個、合計8個設けるようにしている。
様の構成を備えており、同様の作用・効果を得ることが
できる。
明によれば、断熱材受部材に断熱材底面突き刺し部を設
けているので、取付け時に簡単に断熱材に突き刺して取
付けることができると共に、取付け後に断熱材受部材の
断熱材に対する横ズレを防止することができる。
部の上端近傍に落下防止用爪部を有しているので、落下
防止用爪部を断熱材側へ折曲げることにより、断熱材の
上面を係止させて、確実に抜け止めを行わせることがで
きる。
場加工の段階で断熱材と一体化することにより、断熱材
受部材を一体的に有する断熱材を安価に得ることができ
る。
部に別の断熱材を設けることができる。
面に受溝を形成したので、取付け時に断熱材受部材の位
置決めを容易に行わせることができると共に、取付け後
に断熱材受部材の断熱材に対する横ズレを防止すること
ができる。
請求項2と同様の作用効果を得ることができる、という
実用上有益な効果を発揮し得る。
図である。
面図である。
面図、(c)は受金具の背面図である。
(b)は受金具を取付けた断熱材の平面図、(c)は受
金具を取付けた断熱材の部分拡大側方断面図である。
填する状態を示す分解斜視図である。
である。
態を示す平面図である。
具を取付けた断熱材の平面図、(b)は受金具を取付け
た断熱材の一側面図、(c)は受金具を取付けた断熱材
の他側面図、(d)は受金具を取付けた断熱材の端面図
である。
図であり、(a)は受金具の平面図、(b)は受金具の
側面図、(c)は受金具の背面図である。
けた断熱材を示す図であり、(a)は実施の形態1の変
形例にかかる受金具を取付けた断熱材の平面図、(b)
は受金具を取付けた断熱材の一側面図、(c)は受金具
を取付けた断熱材の他側面図、(d)は受金具を取付け
た断熱材の端面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】断熱材の底面に突き刺し可能な断熱材底面
突き刺し部と、断熱材の側面に当接可能な断熱材側面当
接部と、該断熱材側面当接部の上端から断熱材の外方へ
延びる係止部と、前記断熱材側面当接部の上端部近傍に
折曲げ可能に設けられ断熱材の上面を係止可能な落下防
止用爪部とを有することを特徴とする断熱材受部材。 - 【請求項2】請求項1記載の断熱材受部材を取付ける受
溝を、断熱材本体の側部に備えたことを特徴とする断熱
材。 - 【請求項3】平行な構造部材間に請求項2記載の断熱材
受部材を介して請求項1記載の断熱材を取付けたことを
特徴とする床部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3839099A JP2000234400A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 断熱材受部材、断熱材および床部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3839099A JP2000234400A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 断熱材受部材、断熱材および床部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234400A true JP2000234400A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12523966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3839099A Pending JP2000234400A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 断熱材受部材、断熱材および床部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000234400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348641A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Supankuriito Corp:Kk | サンドイッチパネル |
JP2009057774A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 床断熱構造及び床断熱工法 |
JP2021050478A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 積水化学工業株式会社 | 床構造 |
-
1999
- 1999-02-17 JP JP3839099A patent/JP2000234400A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006348641A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Supankuriito Corp:Kk | サンドイッチパネル |
JP2009057774A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Sekisui Chem Co Ltd | 床断熱構造及び床断熱工法 |
JP2021050478A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | 積水化学工業株式会社 | 床構造 |
JP7284676B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-05-31 | 積水化学工業株式会社 | 床構造 |
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