JP2002356465A - アミド化合物およびその用途 - Google Patents

アミド化合物およびその用途

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JP2002356465A
JP2002356465A JP2001187931A JP2001187931A JP2002356465A JP 2002356465 A JP2002356465 A JP 2002356465A JP 2001187931 A JP2001187931 A JP 2001187931A JP 2001187931 A JP2001187931 A JP 2001187931A JP 2002356465 A JP2002356465 A JP 2002356465A
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JP
Japan
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ethyl
acrylamide
difluoromethoxy
mmol
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Application number
JP2001187931A
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English (en)
Inventor
Yasushi Sakaguchi
裕史 阪口
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた植物病害防除効力を有する化合物を提供
すること。 【解決手段】式[I] [式中、R1はC1−C10ハロアルキル基等を表し、
2は水素原子等を表し、Xは酸素原子等を表し、Yは
酸素原子等を表し、Arは芳香族基を表し、Aは特定の
置換基で置換されていてもよいエチレン基又はトリメチ
レン基を表し、Z1及びZ2は同一又は相異なり、ハロゲ
ン原子等を表す。]で示されるアミド化合物およびそれ
を有効成分とする農園芸用殺菌剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アミド化合物及び
その殺菌剤としての用途に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】従来、
種々の植物病害を防除するための殺菌剤が知られている
が、本発明は優れた殺菌剤の有効成分となり得るアミド
化合物を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、式[I]で示されるアミド化合物が優れた植物
病害防除効力を有することを見出し、本発明に至った。
即ち、本発明は、式[I] [式中、R1はC1−C10ハロアルキル基、C2−C
10ハロアルケニル基、C3−C10ハロアルキニル
基、C3−C8ハロシクロアルキル基又はC3−C10
アルキニル基を表し、R2は水素原子又はC1−C3ア
ルキル基(即ち、メチル、エチル、プロピル及びイソプ
ロピル)を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、Y
は酸素原子又は硫黄原子を表し、Arは芳香族基を表
し、Aはエチレン基又はトリメチレン基を表す。ここで
該エチレン基及びトリメチレン基は、ハロゲン原子、ア
ミノ基、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、C1−C
6アルキル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C
6シクロアルケニル基、C1−C6アルコキシ基、C1
−C6ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、
C1−C6ハロアルキルチオ基、C2−C6(アルコキ
シカルボニル)基及びトリ(C1−C6アルキル)シリ
ル基から選ばれる一種以上で置換されていてもよい。Z
1及びZ2は同一又は相異なり、ハロゲン原子(塩素、臭
素、フッ素、沃素)、C1−C6アルキル基、C1−C
6ハロアルキル基、C2−C6アルケニル基、C2−C
6アルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C1−
C6アルコキシ基、C1−C6ハロアルコキシ基、C2
−C6(アルコキシアルコキシ)基、C4−C6(シク
ロアルキルアルコキシ)基、C3−C6アルケニルオキ
シ基、C3−C6ハロアルケニルオキシ基、C3−C6
アルキニルオキシ基、C3−C6ハロアルキニルオキシ
基、C3−C6シクロアルコキシ基、C3−C6シクロ
アルケニルオキシ基、シアノC1−C5アルコキシ基、
C1−C6アルキルチオ基、C1−C6ハロアルキルチ
オ基、(C1−C5アルコキシ)カルボニル基、C2〜
C10アルカノイルオキシ基、N−(C1〜C10アル
キル)カルバモイルオキシ基、フェノキシ基、ベンジル
オキシ基、ヒドロキシ基又はシアノ基を表す。ここで、
該フェノキシ基及びベンジルオキシ基のベンゼン環は、
ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ素、沃素)、C1−C
6アルキル基、C1−C6アルコキシ基、トリフルオロ
メチル基、アミノ基及びニトロ基から選ばれる一種以上
で置換されていてもよい。また、Z1及びZ2が一緒にな
ってC2−C6アルキレンジオキシ基を表してもよ
い。]で示されるアミド化合物(以下、本発明化合物と
記す。)及びそれを有効成分として含有する殺菌剤を提
供する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明化合物において、R1で示
されるC1−C10ハロアルキル基としては、例えば、
フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロ
メチル基、クロロジフルオロメチル基、クロロフルオロ
メチル基、ブロモジフルオロメチル基、トリクロロメチ
ル基、ジクロロブロモメチル基、1,1,2,2,2−
ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエ
チル基、2,2−ジフルオロエチル基、2−フルオロエ
チル基が挙げられ、C2−C10ハロアルケニル基とし
ては、例えば、2−フルオロビニル基、2,2−ジフル
オロビニル基、トリフルオロビニル基、3−クロロプロ
ペニル基、3,3−ジクロロプロペニル基、3−フルオ
ロプロペニル基、3,3−ジフルオロプロペニル基、
2,3,3−トリフルオロプロペニル基、10−フルオ
ロ−2−デセニル基が挙げられ、C3−C10ハロアル
キニル基としては、例えば、3−フルオロ−2−プロピ
ニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−
2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基、4
−フルオロ−2−ブチニル基、4,4−ジフルオロ−2
−ブチニル基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニ
ル基、4−クロロ−2−ブチニル基が挙げられ、C3−
C8ハロシクロアルキル基としては、例えば、2,2−
ジフルオロシクロプロピル基、2,3,4−トリフルオ
ロシクロブチル基、2,5−ジクロロシクロペンチル
基、4,4−ジフルオロシクロヘキシル基、2−クロロ
シクロヘプチル基が挙げられ、C3−C10アルキニル
基としては、例えば、2−プロピニル基、2−ブチニル
基、3−ブチニル基、1−メチル−2−プロピニル基、
5−ペンチニル基、7−オクチニル基が挙げられる。中
でも、R1としてはC1−C3ハロアルキル基、C2−
C3ハロアルケニル基、C3−C5ハロアルキニル基、
C3−C6ハロシクロアルキル基及びC3−C8アルキ
ニル基が好ましく、特に、フルオロメチル基、ジフルオ
ロメチル基、トリフルオロメチル基及び2−プロピニル
基が好ましい。
【0005】本発明化合物において、Arで示される芳
香族基としては、フェニル基、ナフチル(1−ナフチル
基、2−ナフチル基)等の芳香族炭化水素基又はチエニ
ル(2−チエニル基、3−チエニル基)、フリル(2−
フリル基、3−フリル基)、ピロリル(1−ピロリル
基、2−ピロリル基、3−ピロリル基)、ピラゾリル
(1−ピラゾリル基、3−ピラゾリル基、4−ピラゾリ
ル基)、イミダゾリル(1−イミダゾリル基、2−イミ
ダゾリル基、4−イミダゾリル基)、トリアゾリル(1
−トリアゾリル基、4−トリアゾリル基)、テトラゾリ
ル(1−テトラゾリル基、5−テトラゾリル基)、チア
ゾリル(2−チアゾリル基、4−チアゾリル基、5−チ
アゾリル基)、イソチアゾリル(3−イソチアゾリル
基、4−イソチアゾリル基、5−イソチアゾリル基)、
オキサゾリル(2−オキサゾリル基、4−オキサゾリル
基、5−オキサゾリル基)、イソオキサゾリル(3−イ
ソオキサゾリル基、4−イソオキサゾリル基、5−イソ
イキサゾリル基)、チアジアゾリル(例えば、1,2,
5−チアジアゾール−4−イル基、1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル基、1,2,3−チアジアゾール−
5−イル基)、ピリジル(2−ピリジル基、3−ピリジ
ル基、4−ピリジル基)、ピリミジニル(2−ピリミジ
ニル基、4−ピリミジニル基、5−ピリミジニル基)、
ピラジニル基、ピリダジニル(3−ピリダジニル基、4
−ピリダジニル基)、ベンゾフリル(2−ベンゾフリル
基、3−ベンゾフリル基、4−ベンゾフリル基、5−ベ
ンゾフリル基、6−ベンゾフリル基、7−ベンゾフリル
基)、ベンゾチエニル(2−ベンゾチエニル基、3−ベ
ンゾチエニル基、4−ベンゾチエニル基、5−ベンゾチ
エニル基、6−ベンゾチエニル基、7−ベンゾチエニル
基)、インドリル(1−インドリル基、2−インドリル
基、3−インドリル基、4−インドリル基、5−インド
リル基、6−インドリル基、7−インドリル基)、ベン
ゾチアゾリル(2−ベンゾチアゾリル基、4−ベンゾチ
アゾリル基、5−ベンゾチアゾリル基、6−ベンゾチア
ゾリル基、7−ベンゾチアゾリル基)、ベンゾイミダゾ
リル(1−ベンゾイミダゾリル基、2−ベンゾイミダゾ
リル基、4−ベンゾイミダゾリル基、5−ベンゾイミダ
ゾリル基、6−ベンゾイミダゾリル基、7−ベンゾイミ
ダゾリル基)、ベンゾピラゾリル(1−ベンゾピラゾリ
ル基、2−ベンゾピラゾリル基、3−ベンゾピラゾリル
基、4−ベンゾピラゾリル基、5−ベンゾピラゾリル
基、6−ベンゾピラゾリル基、7−ベンゾピラゾリル
基)、キノリル(2−キノリル基、3−キノリル基、4
−キノリル基、5−キノリル基、6−キノリル基、7−
キノリル基、8−キノリル基)、イソキノリル(1−イ
ソキノリル基、3−イソキノリル基、4−イソキノリル
基、5−イソキノリル基、6−イソキノリル基、7−イ
ソキノリル基、8−イソキノリル基)、ピラゾロピリミ
ジニル基、イミダゾピリミジニル基、チオフェノピリミ
ジニル基、チアゾロピリミジニル基、ピラゾロピリジル
基、イミダゾピリジル基、チオフェノピリジル基、チア
ゾロピリジル基等の芳香族複素環基を表し、該芳香族炭
化水素基及び芳香族複素環基は置換されていてもよい。
該置換基の具体例としては、ハロゲン原子(塩素、臭
素、フッ素、沃素)、アミノ基、水酸基、シアノ基、ニ
トロ基、C1−C10アルキル(例えば、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、1−メチルプロピル基、ペンチル基、1−メ
チルブチル基、1−エチルブチル基、2−メチルブチル
基、3−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピル
基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプ
ロピル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、1−エ
チルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、ヘプチル
基、3,7−ジメチルオクチル基)、C1−C10ハロ
アルキル(例えば、トリフルオロメチル基、2,2,2
−トリフルオロエチル基、1,1,2,2−テトラフル
オロエチル基)、シアノC1−C9アルキル(例えば、
シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチ
ル基、3−シアノプロピル基、5−シアノヘキシル
基)、C2−C10アルケニル(例えば、ビニル基、1
−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−1−
プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−
ブテニル基、3,3−ジメチル−1−ブテニル基、4−
ペンテニル基、5−ヘキセニル基)、C2−C10ハロ
アルケニル(例えば、2−フルオロビニル基、3−クロ
ロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペ
ニル基、2−フルオロ−1−プロペニル基、3,3,3
−トリフルオロ−1−プロペニル基、4−クロロ−3−
ブテニル基、2−クロロ−3−メチル−1−ブテニル
基、2−フルオロ−5−ヘキセニル基)、C2−C10
アルキニル(例えば、エチニル基、1−プロピニル基、
2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1
−エチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、3,3
−ジメチル−1−ブチニル基、3−ブチニル基、4−ペ
ンチニル基、5−ヘキシニル基)、C2−C10ハロア
ルキニル(例えば、2−フルオロエチニル基、2−クロ
ルエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、4−フ
ルオロ−3−ブチニル基、5−クロロ−4−ペンチニル
基、6−ブロモ−5−ヘキシニル基)、C3−C6シク
ロアルキル(例えば、シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基)、C3−C
6シクロアルケニル(例えば、2−シクロペンテニル
基、2−シクロヘキセニル基)、C1−C10アルコキ
シ(例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、
イソブトキシ基、ペンチルオキシ基)、C1−C10ハ
ロアルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ基、ジフ
ルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、クロ
ロジフルオロメトキシ基、フルオロメトキシ基、2,
2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テ
トラフルオロエトキシ基)、C3−C10アルケニルオ
キシ(例えば、2−プロペニルオキシ基、1−メチル−
2−プロペニルオキシ基、1−エチル−2−プロペニル
オキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−ブテニルオキシ
基、2,2−ジメチル−3−ブテニルオキシ基、4−ペ
ンテニルオキシ基、5−ヘキセニルオキシ基)、C3−
C10ハロアルケニルオキシ(例えば、3−クロロ−2
−プロペニルオキシ基、3,3−ジクロロ−2−プロペ
ニルオキシ基、2−フルオロ−1−プロペニルオキシ
基、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニルオキシ
基、4−クロロ−3−ブテニルオキシ基、2−クロロ−
3−メチル−1−ブテニルオキシ基、2−フルオロ−5
−ヘキセニルオキシ基)、C3−C10アルキニルオキ
シ(例えば、2−プロピニルオキシ基、1−メチル−2
−プロピニルオキシ基、1−エチル−2−プロピニルオ
キシ基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオキシ
基、4−ペンチニルオキシ基、5−ヘキシニルオキシ
基)、C3−C10ハロアルキニルオキシ(例えば、3
−クロロ−2−プロピニルオキシ基、3−フルオロ−2
−プロピニルオキシ基、4−フルオロ−3−ブチニルオ
キシ基、5−クロロ−4−ペンチニルオキシ基、6−ブ
ロモ−5−ヘキシニルオキシ基)、C3−C10シクロ
アルコキシ(例えば、シクロプロポキシ基、シクロブト
キシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシルオキ
シ基、シクロオクチルオキシ基)、シアノC1−C9ア
ルコキシ(例えば、シアノメトキシ基、1−シアノエト
キシ基、2−シアノエトキシ基、3−シアノプロポキシ
基、5−シアノヘキシルオキシ基)、C1−C10アル
キルチオ(例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロ
ピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec
−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基)、
C1−C10ハロアルキルチオ(例えば、トリフルオロ
メチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、ブロモジフル
オロメチルチオ基、クロロジフルオロメチルチオ基、フ
ルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチル
チオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ
基)、C2−C10(アルコキシカルボニル)(例え
ば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プ
ロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、
ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、s
ec−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシカルボニ
ル基、ヘキシルオキシカルボニル基)、トリ(C1−C
6アルキル)シリル(例えば、トリメチルシリル基、ト
リエチルシリル基)、C3−C5アルキレン(例えば、
トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン)
及びC1−C3アルキレンジオキシ基(例えば、メチレ
ンジオキシ基、エチレンジオキシ基、プロピレンジオキ
シ)基が挙げられる。中でも、Arとしては4−メチル
フェニル基、4−エチルフェニル基、4−メトキシフェ
ニル基、4−クロロフェニル基、4−トリフルオロメチ
ルフェニル基、3,4−テトラメチレンフェニル基
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル
基)、3,4−トリメチレンフェニル基(インダン−5
−イル基)及び2−ナフチル基が好ましい。
【0006】本発明化合物において、Aで示されるエチ
レン基(−CH2CH2−)及びトリメチレン基(−CH
2CH2CH2−)は、ハロゲン原子(塩素、臭素、フッ
素、沃素)、アミノ基、水酸基、シアノ基、ニトロ基、
C1−C6アルキル(例えば、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、sec−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基)、C3−C6シクロ
アルキル(例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基)、C3−C6シクロアルケニル
基、C1−C6アルコキシ(例えば、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ
基、sec−ブトキシ基、イソブトキシ基、ペンチルオ
キシ基)、C1−C6ハロアルコキシ(例えば、トリフ
ルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロモジフ
ルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、フル
オロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ
基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基)、C
1−C6アルキルチオ基(例えば、メチルチオ基、エチ
ルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチル
チオ基、sec−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキ
シルチオ基)、C1−C6ハロアルキルチオ基(例え
ば、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ
基、ブロモジフルオロメチルチオ基、クロロジフルオロ
メチルチオ基、フルオロメチルチオ基、2,2,2−ト
リフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフル
オロエチルチオ基)、C2−C6(アルコキシカルボニ
ル)(例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボ
ニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカル
ボニル基、ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボ
ニル基、sec−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキ
シカルボニル基、ヘキシルオキシカルボニル)及びトリ
(C1−C6アルキル)シリル(例えば、トリメチルシ
リル基、トリエチルシリル)から選ばれる一種以上で置
換されていてもよい。中でも、Aとしてはエチレン基
(−CH2CH2−)が好ましい。
【0007】本発明化合物において、Z1及びZ2で示さ
れるC1−C6アルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、ペンチル基、1
−メチルブチル基、1−エチルブチル基、2−メチルブ
チル基、3−メチルブチル基、2,2−ジメチルプロピ
ル基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチル
プロピル基、ヘキシル基、1−メチルペンチル基、3,
3−ジメチルブチル基が挙げられ、C1−C6ハロアル
キル基としては、例えば、トリフルオロメチル基、2,
2,2−トリフルオロエチル基、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチル基が挙げられ、C2−C6アルケニル
基としては、例えば、ビニル基、2−プロペニル基、1
−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペ
ニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、3−メチル
−2−ブテニル基、4−メチル−3−ブテニル基、4−
ペンテニル基、5−ヘキセニル基が挙げられ、C2−C
6アルキニル基としては、例えば、エチニル基、2−プ
ロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−エチ
ル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル
基、1−メチル−2−ブチニル基、2−ペンチニル基、
4−ペンチニル基、4,4−ジメチル−2−ペンチニル
基が挙げられ、C3−C6シクロアルキル基としては、
例えば、シクロプロピル基、シクロペンチル基、シクロ
ヘキシル基が挙げられ、C1−C6アルコキシ基として
は、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、sec−ブトキシ基、
イソブトキシ基、ペンチルオキシ基が挙げられ、C1−
C6ハロアルコキシ基としては、例えば、トリフルオロ
メトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロ
メトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、フルオロメ
トキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,
1,2,2−テトラフルオロエトキシ基が挙げられ、C
2−C6(アルコキシアルコキシ)基としては、例え
ば、メトキシメトキシ基、2−メトキトエトキシ基、エ
トキシメトキシ基、イソプロポキシメトキシ基が挙げら
れ、C4−C6(シクロアルキルアルコキシ)基として
は、例えば、シクロプロピルメチル基が挙げられ、C3
−C6アルケニルオキシ基としては、例えば、2−プロ
ペニルオキシ基、1−メチル−2−プロペニルオキシ
基、2−メチル−2−プロペニルオキシ基、2−ブテニ
ルオキシ基、3−ブテニルオキシ基、3−メチル−2−
ブテニルオキシ基、4−メチル−3−ブテニルオキシ
基、4−ペンテニルオキシ基、5−ヘキセニルオキシ基
が挙げられ、C3−C6ハロアルケニルオキシ基として
は、例えば、2−クロロ−2−プロペニルオキシ基、3
−フルオロ−2−プロペニルオキシ基、3−クロロ−2
−プロペニルオキシ基、3−ブロモ−2−プロペニルオ
キシ基、3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ基、
2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニルオキシ基、
4−クロロ−2−ブテニルオキシ基、4−クロロ−3−
ブテニルオキシ基、3−クロロ−3−ブテニルオキシ基
が挙げられ、C3−C6アルキニルオキシ基としては、
例えば、2−プロピニルオキシ基、1−メチル−2−プ
ロピニルオキシ基、1−エチル−2−プロピニルオキシ
基、2−ブチニルオキシ基、3−ブチニルオキシ基、1
−メチル−2−ブチニルオキシ基、2−ペンチニルオキ
シ基、4−ペンチニルオキシ基、4,4−ジメチル−2
−ペンチニルオキシ基が挙げられ、C3−C6ハロアル
キニルオキシ基としては、例えば、3−フルオロ−2−
プロピニルオキシ基、3−クロロ−2−プロピニルオキ
シ基、3−ブロモ−2−プロピニルオキシ基、3−クロ
ロ−1−メチル−2−プロピニルオキシ基、4,4,4
−トリフルオロ−2−ブチニルオキシ基、4−クロロ−
3−ブチニルオキシ基、5−クロロ−4−ペンチニルオ
キシ基が挙げられ、C3−C6シクロアルコキシ基とし
ては、例えば、シクロプロポキシ基、シクロペンチルオ
キシ基、シクロヘキシルオキシ基が挙げられ、C3−C
6シクロアルケニルオキシ基としては、例えば、シクロ
ペンテニルオキシ基、シクロヘキセニルオキシ基が挙げ
られ、シアノC1−C5アルコキシ基としては、例え
ば、シアノメトキシ基、1−シアノエトキシ基、2−シ
アノエトキシ基が挙げられ、C1−C6アルキルチオ基
としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロ
ピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec
−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基が挙
げられ、C1−C6ハロアルキルチオ基としては、例え
ば、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ
基、ブロモジフルオロメチルチオ基、クロロジフルオロ
メチルチオ基、フルオロメチルチオ基、2,2,2−ト
リフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフル
オロエチルチオ基が挙げられ、(C1−C5アルコキ
シ)カルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニ
ル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル
基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル
基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカル
ボニル基、ペンチルオキシカルボニル基が挙げられ、C
2〜C10アルカノイルオキシ基としては、例えば、ア
セチルオキシ基、プロピオニルオキシ基が挙げられ、N
−(C1〜C10アルキル)カルバモイルオキシ基とし
ては、例えば、N−メチルカルバモイルオキシ基、N−
エチルカルバモイルオキシ基が挙げられ、置換されてい
てもよいフェノキシ基としては、例えば、フェノキシ
基、4−クロロフェノキシ基、4−メチルフェノキシ
基、4−メトキシフェノキシ基、4−トリフルオロメチ
ルフェノキシ基が挙げられ、置換されていてもよいベン
ジルオキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ基、4
−クロロベンジルオキシ基、4−メチルベンジルオキシ
基、4−メトキシベンジルオキシ基、4−トリフルオロ
メチルベンジルオキシ基が挙げられ、C2−C6アルキ
レンジオキシ基としては、例えば、エチレジオキシ基、
プロピレンジオキシ基、トリメチレンジオキシ基が挙げ
られる。中でも、Z1としてはメトキシ基が、Z2として
はメトキシ基及び2−プロピニルオキシ基が好ましい。
本発明化合物にはAr及びXが結合するC=C二重結合
に基づく(E)及び(Z)の異性体が存在するが、その
各々の異性体及びその混合物が本発明に含まれる。
【0008】本発明化合物のうち、植物病害防除効力に
優れた化合物の例として、N−[2−(3,4−ジメト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−メチルフェニル)アクリルアミド、N−[2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アクリルアミド、N−[2−{3
−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}
エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリル
アミド、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピ
ニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメト
キシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド、N
−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3
−ジフルオロメトキシ−2−(4−クロロフェニル)ア
クリルアミド及びN−[2−{3−メトキシ−4−(2
−プロピニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリルア
ミドが挙げられる。
【0009】本発明化合物は、例えば、以下に示す[製
造法A]、[製造法B]又は[製造法C]に従って製造
することができる。これらの製造法において、必要によ
り官能基を化学反応から保護するために保護基が用いら
れる。 [製造法A]式[II]で示される化合物と式[II
I]で示される化合物とを反応させる製造法。 [上記スキーム中、L1は塩素、臭素、沃素、p−トル
エンスルホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、トリ
フルオロメタンスルホニル等の脱離基を表し、R 11はフ
ルオロメチル、ジフルオロメチル、ブロモジフルオロメ
チル、フルオロエトキシ等のC1−C10ハロアルキル
基、3,3−ジクロロアリル等のC3−C10ハロアル
ケニル基又は2−プロピニル等のC3−C10アルキニ
ル基を表し、R2、X、Y、Ar、A、Z1及びZ2は前
記と同じ意味を表す。] 上記スキームのstep1(工程1)は、式[II]で
示される化合物と式[III]で示される化合物とを必
要に応じてbase(塩基)の存在下に反応させて、式
[I−1]で示される本発明化合物を得る工程である。
反応温度は通常0〜100℃の範囲内であり、反応時間
は通常1〜24時間の範囲内であり、反応に用いられる
式[III]で示される化合物の量は、式[II]で示
される化合物1モルに対して通常0.5〜10モル、好
ましくは1〜3モルの割合である。該反応において塩基
を用いる場合、塩基の量は、式[II]で示される化合
物1モルに対して通常1〜10モルの割合である。塩基
としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の
無機塩基類、ピリジン、トリエチルアミン、エチルジイ
ソプロピルアミン等の有機塩基類又はこれらの混合物が
挙げられる。該反応は通常、溶媒中にて行われる。溶媒
としては、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、t−ブ
チルメチルエ−テル等のエ−テル類、ヘキサン、ヘプタ
ン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化水素
類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の
有機塩基類、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル類、
アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド、水又はこれらの混合
物が挙げられる。反応終了後の反応液は有機溶媒抽出、
濃縮等の通常の後処理を行い、目的化合物を単離するこ
とができる。目的化合物は再結晶、蒸留、クロマトグラ
フィ−等により精製することもできる。
【0010】また、式[I]で示される化合物におい
て、R1がトリフルオロメチルである化合物は、Tet
rahedron.Lett.,1973,2253又
は J.Org.Chem.,1979,44,387
2に記載の方法に準じて製造することができる。その
際、後述の製造例15を参照することができる。式[I
I]で示される化合物においてXが酸素であり、Yも酸
素である化合物(下記スキームの式[II−1]で示さ
れる化合物)は、例えばChem.Ber.1971,
104,2709、J.Org.Chem.1996,
61,3358又はAdv.Heterocycl.C
hem.1981,31,207に記載の方法に準じて
製造することができる。具体的には、下記のスキームで
示される方法に準じて製造することができる。 [上記スキーム中、L3及びL4は同一又は相異なり、t
−ブトキシ等のアルコキシ基を表し、L2は塩素又は臭
素を表し、R2、Ar、A、Z1及びZ2は前記と同じ意
味を表す。] 上記スキームのstep2−1(工程2−1)は、式
[IV]で示される化合物と式[V]で示される化合物
とをbase(塩基)の存在下に反応させて、式[V
I]で示される化合物を得る工程である。反応温度は通
常0〜100℃の範囲内であり、反応に用いられる式
[V]で示される化合物の量は、式[IV]で示される
化合物1モルに対して通常1〜5モルの割合である。該
反応にて用いられる塩基の量は、式[IV]で示される
化合物1モルに対して通常1〜10モルの割合である。
塩基としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウ
ム等の無機塩基類、ピリジン、トリエチルアミン、エチ
ルジイソプロピルアミン等の有機塩基類又はこれらの混
合物が挙げられる。該反応は通常、溶媒中にて行われ、
溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、t
−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル類、ヘキサン、ヘ
プタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化
水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、ピ
リジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン
等の有機塩基類、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル
類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水又はこれらの
混合物が挙げられる。反応終了後の反応液は有機溶媒抽
出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的化合物を単離す
ることができる。該目的化合物は再結晶、蒸留、クロマ
トグラフィ−等により精製することもできる。
【0011】step2−2(工程2−2)は、式[V
I]で示される化合物と式[VII−1]で示される化
合物又は式[VII−2]で示される化合物とを反応さ
せて、式[VIII]で示される化合物を得る工程であ
る。反応温度は通常50〜150℃の範囲内であり、反
応時間は通常1〜24時間の範囲内であり、式[VII
−1]で示される化合物又は式[VII−2]で示され
る化合物の量は、式[VI]で示される化合物1モルに
対して通常1〜10モルの割合である。該反応は通常、
溶媒中にて行われ、溶媒としては、例えば、1,4−ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジ
メチルエ−テル、t−ブチルメチルエ−テル等のエ−テ
ル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トル
エン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N
−ジメチルアニリン等の有機塩基類、アセトニトリル等
のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド又はこれらの混合物が挙げられる。反応
終了後の反応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理
を行い、目的化合物を単離することができる。該目的化
合物は再結晶、蒸留、クロマトグラフィ−等により精製
することもできる。step2−3(工程2−3)は、
式[VIII]で示される化合物と過剰量の水とを酸の
存在下に反応させて式[II−1]で示される化合物を
得る工程である。反応温度は通常0〜100℃の範囲内
であり、用いられる酸としては塩酸、硫酸及びp−トル
エンスルホン酸が挙げられ、用いられる酸の量は、式
[VIII]で示される化合物1モルに対して通常0.
1〜100モルの割合である。該反応は溶媒中で行うこ
ともでき、溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチル
エ−テル、t−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル類、
ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等
の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド又はこれら
の混合物が挙げられる。反応終了後の反応液は有機溶媒
抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的化合物を単離
することができる。該目的化合物は再結晶、蒸留、クロ
マトグラフィ−等により精製することもできる。
【0012】[製造法B]式[I−1]で示される化合
物(Qが酸素である本発明化合物)と2,4−ビス(4
−メトキシフェニル)−1,3−ジチア−2,4−ジフ
ォスフェタン−2,4−ジスルフィド(以下、ローソン
試薬と記載する。)とを反応させる製造法。 [上記スキーム中、R1、R2、X、Ar、A、Z1及び
2は前記と同じ意味を表す。] 上記スキームのstep3(工程3)は、式[I−1]
で示される化合物とLawesson’s Reage
nt(ローソン試薬)とを溶媒中にて反応させて、式
[I−2]で示される化合物を得る工程である。反応温
度は通常50〜150℃の範囲内であり、用いられるロ
ーソン試薬の量は、式[I−1]で示される化合物1モ
ルに対して通常1〜10モルの割合である。反応に用い
られる溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テ
ル、t−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル類、ヘキサ
ン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香
族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルア
ニリン等の有機塩基類、アセトニトリル等のニトリル
類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド又はこれらの混合物が挙げられる。反応終了後の反
応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目
的化合物を単離することができる。該目的化合物は再結
晶、蒸留、クロマトグラフィ−等により精製することも
できる。
【0013】[製造法C]式[IX]で示される化合物
と式[X]で示される化合物を反応させる製造法。 [上記スキーム中、L5はp−トルエンスルホニル、メ
タンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル等を表
し、R1、R2、Y、Ar、A、Z1及びZ2は前記と同じ
意味を表す。] 上記スキームのstep4(工程4)は、式[IX]で
示される化合物と式[X]で示される化合物とを必要に
応じてbase(塩基)の存在下に反応させて、式
[I]で示される本発明化合物を得る工程である。反応
温度は通常0〜100℃の範囲内であり、反応時間は通
常1〜24時間の範囲内であり、用いられる式[X]で
示される化合物の量は、式[IX]で示される化合物1
モルに対して通常0.5〜10モル、好ましくは1〜3
モルの割合である。該反応において塩基が用いられる場
合、塩基の量は、式[IX]で示される化合物1モルに
対して通常1〜10モルの割合である。塩基としては、
例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基
類、ピリジン、トリエチルアミン、エチルジイソプロピ
ルアミン等の有機塩基類又はこれらの混合物が挙げられ
る。該反応は通常、溶媒中にて行われる。溶媒として
は、例えば、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコ−ルジメチルエ−テル、t−ブチル
メチルエ−テル等のエ−テル類、ヘキサン、ヘプタン等
の脂肪族炭化水素類、トルエン等の芳香族炭化水素溶
媒、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、ピリ
ジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等
の有機塩基溶媒、酢酸ブチル、酢酸エチル等のエステル
溶媒、アセトニトリル等のニトリル溶媒、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、水又はこれ
らの混合物が挙げられる。反応終了後の反応液は有機溶
媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的化合物を単
離することができる。該目的化合物は再結晶、蒸留、ク
ロマトグラフィ−等により精製することもできる。
【0014】式[IX]で示される化合物は、例えば下
記のスキームで示される方法にしたがって製造すること
ができる。 [上記スキーム中、L5、R2、Ar、A、Z1及びZ2
前記と同じ意味を表す。] 上記スキームの step5(工程5)は、式[II−
1]で示される化合物と式[X]で示される化合物とを
必要に応じてbase(塩基)の存在下に反応させて、
式[IX]で示される本発明化合物を得る工程である。
反応温度は通常−20〜100℃の範囲内であり、反応
時間は通常1〜24時間の範囲内であり、用いられる式
[XI]で示される化合物の量は、式[II−1]で示
される化合物1モルに対して通常0.5〜10モル、好
ましくは1〜3モルの割合である。該反応において塩基
が用いられる場合、塩基の量は、式[II−1]で示さ
れる化合物1モルに対して通常1〜10モルの割合であ
る。塩基としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリ
ウム等の無機塩基類、ピリジン、トリエチルアミン、エ
チルジイソプロピルアミン等の有機塩基類又はこれらの
混合物が挙げられる。該反応は通常、溶媒中にて行われ
る。用いられる溶媒としては、例えば、1,4−ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、エチレングリコ−ルジメチ
ルエ−テル、t−ブチルメチルエ−テル等のエ−テル
類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素類、ピリジン、トリエチルアミン、N,N−
ジメチルアニリン等の有機塩基類、酢酸ブチル、酢酸エ
チル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、水又はこれらの混合物が挙げられる。反応終了後の
反応液は有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、
目的化合物を単離することができる。該目的化合物は再
結晶、蒸留、クロマトグラフィ−等により精製すること
もできる。
【0015】式[IV]で示される化合物は、例えば下
記のスキームで示される方法にしたがって製造すること
ができる。 [式中、L2及びArは前記と同じ意味を表す。] 式[XII]で示される化合物は、例えば、Syn.C
ommun.,1982,12,415、特開昭58−
41862号、Tetrahedron Lett.,
1980,21,2547、Syn.Commun.,
1976,6,349、J.Am.Chem.So
c.,1977,99,4833に記載の方法に準じて
製造することができる。式[V]で示される化合物は、
例えば、Bull.Chem.Soc.Jpn.,19
90,63,1252、J.Am.Chem.So
c.,1955,77,2544、Synthesi
s.,1975,590、Chem.Lett.,19
84,1733に記載の方法に準じて製造することがで
きる。
【0016】本発明化合物を殺菌剤の有効成分として用
いる場合、他の何らの成分も加えずそのまま用いてもよ
いが、通常は固体担体、液体担体、界面活性剤、その他
の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、顆粒水和
剤、エマルション製剤、フロアブル製剤、粉剤、粒剤等
に製剤して用いる。これらの製剤は、有効成分として本
発明化合物を重量%で通常0.1〜90%含有する。か
かる製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば
カオリンクレ−、アッタパルジャイトクレ−、ベントナ
イト、モンモリロナイト、酸性白土、パイロフィライ
ト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂
軸粉、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合成有機
物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の塩類、合成
含水酸化珪素等の合成無機物等からなる微粉末あるいは
粒状物等が挙げられ、液体担体としては、例えばキシレ
ン、アルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳香族炭
化水素類、イソプロパノ−ル、エチレングリコ−ル、プ
ロピレングリコール、セロソルブ等のアルコ−ル類、ア
セトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、
ダイズ油、綿実油等の植物油、石油系脂肪族炭化水素
類、エステル類、ジメチルスルホキシド、アセトニトリ
ル、水が挙げられる。界面活性剤としては、例えばアル
キル硫酸エステル塩、アルキルアリ−ルスルホン酸塩、
ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルアリ−ルエ−テルリン酸エステル塩、リグニンスル
ホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルモアルデヒド重
縮合物等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
ポリオキシプロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン
脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
製剤用補助剤としては、例えばポリビニルアルコ−ル、
ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガ
ム、アルギン酸およびその塩、CMC(カルボキシメチ
ルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウ
ムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、
防腐剤、着色剤、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、
BHT等の安定化剤が挙げられる。
【0017】本発明化合物の施用方法としては、具体的
には茎葉散布、土壌処理が挙げられる。本発明化合物を
植物病害の防除に用いる場合、その施用量は、対象植物
である作物等の種類、対象病害の種類、病害の発生程
度、製剤形態、施用方法、施用時期、気象条件等によっ
て変化させ得るが、1ヘクタールあたり通常1〜500
0g、好ましくは5〜1000gである。乳剤、水和
剤、懸濁剤等を水で希釈して施用する場合、有効成分の
施用濃度は、0.0001〜3重量%、好ましくは0.
0005〜1重量%であり、粉剤、粒剤等はなんら希釈
することなくそのまま施用する。本発明化合物は種子消
毒等の通常利用されるその他の施用方法で用いることも
でき、種子消毒に用いられる場合、通常1〜1000p
pmの濃度に調製された本発明化合物の希釈液に種子を
浸漬するか、又は該希釈液を種子に噴霧若しくは塗沫処
理する。また別の方法として、本発明化合物を0.1〜
10重量%含有する粉剤を湿粉衣処理する方法が挙げら
れる。
【0018】本発明化合物は、畑地、水田、果樹園、茶
園、牧草地、芝生地等の植物病害を防除するための農園
芸用殺菌剤として用いることができ、他の殺菌剤と混合
して用いることにより、殺菌効力の増強をも期待でき
る。混合し得る他の殺菌剤としては、例えば、プロピコ
ナゾ−ル、トリアジメノ−ル、プロクロラズ、ペンコナ
ゾ−ル、テブコナゾール、フルシラゾール、ジニコナゾ
ール、ブロムコナゾール、エポキシコナゾール、ジフェ
ノコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、ト
リフルミゾール、テトラコナゾール、マイクロブタニ
ル、フェンブコナゾール、ヘキサコナゾール、フルキン
コナゾール、トリティコナゾール、ビテルタノール、イ
マザリル及びフルトリアホール等のアゾール系殺菌化合
物、フェンプロピモルフ、トリデモルフ及びフェンプロ
ピジン等の環状アミン系殺菌化合物、カルベンダジム、
ベノミル、チアベンダゾール、チオファネートメチル等
のベンズイミダゾール系殺菌化合物、プロシミドン、シ
プロディニル、ピリメタニル、ジエトフェンカルブ、チ
ウラム、フルアジナム、マンコゼブ、イプロジオン、ビ
ンクロゾリン、クロロタロニル、キャプタン、メパニピ
リム、フェンピクロニル、フルジオキソニル、ジクロフ
ルアニド、フォルペット、クレソキシムメチル、アゾキ
シストロビン、トリフロキシストロビン、ピコキシスト
ロビン、ピラクロストロビン、N−メチル−α−メトキ
シイミノ−2−〔(2,5−ジメチルフェノキシ)メチ
ル〕フェニルアセトアミド、スピロキサミン、キノキシ
フェン、フェンヘキサミド、ファモキサドン、フェナミ
ドン(RP−407213)、イプロヴァリカルブ等が
挙げられる。
【0019】本発明化合物は、他の農園芸用殺虫剤、殺
ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤、肥料と併
用することもできる。併用に際して予め混合して使用す
ることもできる。かかる殺虫剤、殺ダニ剤及び殺線虫剤
としては、例えばフェニトロチオン〔O,O−ジメチル
O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチ
オエ−ト〕、フェンチオン〔O,O−ジメチル O−
(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロ
チオエ−ト〕、ダイアジノン〔O,O−ジエチル O−
2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホ
スホロチオエート〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチ
ル O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホ
ロチオエート〕、アセフェート〔O,S−ジメチルアセ
チルホスホラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−
2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,
3,4−チアジアゾール−3−イルメチル O,O−ジ
メチルホスホロジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O
−ジエチル S−2−エチルチオエチルホスホロチオエ
ート〕、DDVP〔2,2−ジクロロビニルジメチルホ
スフェート〕、スルプロホス〔O−エチル O−4−
(メチルチオ)フェニル S−プロピルホスホロジチオ
エート〕、シアノホス〔O−4−シアノフェニル O,
O−ジメチルホスホロチオエート〕、ジオキサベンゾホ
ス〔2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサ
ホスフィニン−2−スルフィド〕、ジメトエ−ト〔O,
O−ジメチル S−(N−メチルカルバモイルメチル)
ジチオホスフェート〕、フェントエ−ト〔エチル 2−
ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテ
ート〕、マラチオン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノ
チオイルチオ)サクシネート〕、トリクロルホン〔ジメ
チル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチル
ホスホネート〕、アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3
−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエー
ト〕、モノクロトホス〔ジメチル(E)−1−メチル−
2−(メチルカルバモイル)ビニルホスフェート〕、エ
チオン〔O,O,O',O'−テトラエチル S,S'−
メチレンビス(ホスホロジチオエート)〕、ホスチアゼ
ート〔N−(O−メチル−S−sec−ブチル)ホスホリ
ルチアゾリジン−2−オン〕等の有機リン系化合物、B
PMC〔2−sec−ブチルフェニルメチルカーバメー
ト〕、ベンフラカルブ〔エチル N−(2,3−ジヒド
ロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカ
ルボニル(メチル)アミノチオ)−N−イソプロピル−
β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イソプロポキ
シフェニル N−メチルカーバメート〕、カルボスルフ
ァン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベン
ゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチ
ルカーバメート〕、カルバリル〔1−ナフチル N−メ
チルカーバメート〕、メソミル〔S−メチル−N−
〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデー
ト〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)
フェニルメチルカーバメート〕、アルジカルブ〔2−メ
チル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−
メチルカルバモイルオキシム〕、オキサミル〔N,N−
ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−
(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−
4−フェノキシブチル−N,N−ジメチルチオカーバメ
ート等のカーバメート系化合物、エトフェンプロックス
〔2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル
−3−フェノキシベンジルエーテル〕、フェンバレレー
ト〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブ
チレート〕、エスフェンバレレート〔(S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (S)−2−(4−クロ
ロフェニル)−3−メチルブチレート〕、フェンプロパ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル 2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカル
ボキシレート〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3RS)−3
−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレート〕、ペルメトリン〔3−フ
ェノキシベンジル (1RS,3RS)−3−(2,2
−ジクロロビニル)−2,2−メチルシクロプロパンカ
ルボキシレート〕、シハロトリン〔(RS)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル (Z)−(1RS,3R
S)−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフロオロプ
ロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキ
シレート〕、デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−m
−フェノキシベンジル (1R,3R)−3−(2,2
−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパン
カルボキシレート〕、シクロプロスリン〔(RS)−α
−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2
−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロ
パンカルボキシレート〕、フルバリネ−ト〔α−シアノ
−3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,
α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネー
ト〕、ビフェンスリン〔2−メチルビフェニル−3−イ
ルメチル (Z)−(1RS)−cis−3−(2−クロ
ロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、
アクリナスリン〔(1R−{1α(S*),3α
(Z)})−2,2−ジメチル−3−〔3−オキソ−3
−(2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメ
チル)エトキシ−1−プロペニル)シクロプロパンカル
ボン酸シアノ(3−フェノキシフェノル)メチルエステ
ル〕〕、2−メチル−2−(4−ブロモジフルオロメト
キシフェニル)プロピル(3−フェノキシベンジル)エ
−テル、トラロメスリン〔(S)−α−シアノ−3−フ
ェノキシベンジル (1R)−シス−3−(1,2,
2,2−テトラブロモエチル)−2,2−ジメチルシク
ロプロパンカルボキシレート〕、シラフルオフェン
〔〔4−エトキシフェニル(3−(4−フルオロ−3−
フェノキシフェニル)プロピル)ジメチルシラン〕等の
ピレスロイド化合物、ブプロフェジン(2−t−ブチル
イミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5
−トリアジアジナン−4−オン)等のチアジアジン誘導
体、ニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ(S,
S'−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオ
カーバメート))、チオシクラム〔N,N−ジメチル−
1,2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベンスル
タップ〔S,S'−2−ジメチルアミノトリメチレンジ
(ベンゼンチオサルフォネート)〕等のネライストキシ
ン誘導体、N−シアノ−N'−メチル−N'−(6−クロ
ロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン等のN−シア
ノアミジン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,
9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,
9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3
−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC
(1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサ
ン)、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−
トリクロロエタノール等の塩素化炭化水素化合物、クロ
ルフルアズロン〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−
クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオ
キシ)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジク
ロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン
〔1−(4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェノキシ)−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−
ジフルオロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾイルフェニ
ルウレア系化合物、アミトラズ〔N,N'〔(メチルイ
ミノ)ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロ
ルジメホルム〔N'−(4−クロロ−2−メチルフェニ
ル)−N,N−ジメチルメタニミダミド〕等のホルムア
ミジン誘導体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジ
イソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N'−t−
ブチルカルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、フェニル
ピラゾ−ル系化合物、テブフェノジド〔N−t−ブチル
−N'−(4−エチルベンゾイル)−3,5−ジメチル
ベンゾヒドラジド〕、4−ブロモ−2−(4−クロロフ
ェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチ
ルピロ−ル−3−カルボニトリル、ブロモプロピレ−ト
〔イソプロピル 4,4'−ジブロモベンジレート〕、
テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,5−トリ
クロロフェニルスルホン〕、キノメチオネ−ト〔S,S
−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカル
ボネート〕、プロパルゲイト〔2−(4−t−ブチルフ
ェノキシ)シクロヘキシル プロプ−2−イル スルフ
ァイト〕、フェンブタティン オキシド〔ビス〔トリス
(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン〕オキシ
ド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS,5RS)−5−
(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メ
チル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボ
キサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−ビス(2−ク
ロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、ピリダ
チオベン〔2−t−ブチル−5−(4−t−ブチルベン
ジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オ
ン〕,フェンピロキシメート〔t−ブチル(E)−4−
〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4
−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベンゾエー
ト〕、テブフェンピラド〔N−4−t−ブチルベンジ
ル〕−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラ
ゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプレックス
〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン〕、ミル
ベメクチン、アベルメクチン、イバーメクチン、アザジ
ラクチン〔AZAD〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−
N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジ
メチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−
4−アミン、ピメトロジン〔2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−3−オキソ−4−〔(ピリジン−3−イル)−メ
チレンアミノ〕−6−メチル−1,2,4−トリアジン
等が挙げられる。
【0020】本発明化合物により防除することができる
植物病害としては、例えば、イネのいもち病(Pyricula
ria oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanu
s)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、ムギ類のうどん
こ病(Erysiphe graminis)、赤かび病(Gibberella ze
ae)、さび病(Puccinia striiformis, P. graminis,
P. recondita, P. hordei)、雪腐病(Typhula sp.,Mic
ronectriella nivalis)、裸黒穂病(Ustilago tritic
i, U. nuda)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries)、
眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、雲
形病(Rhynchosporium secalis)、葉枯病(Septoria t
ritici)、ふ枯病(Leptosphaeria nodorum)、カンキ
ツ類の黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe
fawcetti)、果実腐敗病(Penicillium digitatum, P.
italicum)、リンゴのモニリア病(Sclerotinia mal
i)、腐らん病(Valsa mali)、うどんこ病(Podosphae
ra leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria mali)、
黒星病(Venturia inaequalis)、ナシの黒星病(Ventu
ria nashicola, V. pirina)、黒斑病(Alternaria kik
uchiana)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum)、モ
モの灰星病(Sclerotiniacinerea)、黒星病(Cladospo
rium carpophilum)、フォモプシス腐敗病(Phomopsis
sp.)、ブドウの黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐
病(Glomerella cingulata)、うどんこ病(Uncinula n
ecator)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、ブラ
ックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plas
mopara viticola)、カキの炭そ病(Gloeosporium kak
i)、落葉病(Cercospora kaki, Mycosphaerella nawa
e)、ウリ類の炭そ病(Colletotrichum lagenarium)、
うどんこ病(Sphaerothecafuliginea)、つる枯病(Myc
osphaerella melonis)、つる割病(Fusarium oxysporu
m)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(P
hytophthora sp.)、苗立枯病(Pythium sp.)、トマト
の輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladospor
ium fulvum)、疫病(Phytophthora infestans)、ナス
の褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe
cichoracearum)、アブラナ科野菜の黒斑病(Alternar
ia japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、
ネギのさび病(Puccinia allii)、ダイズの紫斑病(Ce
rcospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycine
s)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)、
インゲンの炭そ病(Colletotrichum lindemthianum)、
ラッカセイの黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病
(Cercospora arachidicola)、エンドウのうどんこ病
(Erysiphe pisi)、ジャガイモの夏疫病(Alternaria
solani)、疫病(Phytophthora infestans)、イチゴの
うどんこ病(Sphaerothecahumuli)、チャの網もち病
(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leuco
spila)、タバコの赤星病(Alternaria longipes)、う
どんこ病(Erysiphecichoracearum)、炭そ病(Colleto
trichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacin
a)、疫病(Phytophthora nicotianae)、テンサイの褐
斑病(Cercosporabeticola)、バラの黒星病(Diplocar
pon rosae)、うどんこ病(Sphaerothecapannosa)、キ
クの褐班病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さ
び病(Puccinia horiana)、種々の作物の灰色かび病
(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia scleroti
orum)等の病害を挙げることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等
によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例
のみに限定されるものではない。まず、本発明化合物の
製造例及び本発明化合物の製造中間体の参考製造例を示
す。尚、本発明化合物の番号は後記の表に記載の化合物
番号である。
【0022】製造例1 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリル
アミド200mg(0.586mmol)、60%水素
化ナトリウム28mg(0.70mmol)、無水N,
N−ジメチルホルムアミド2ml及び無水ジエチルエー
テル1mlを混合し、−5℃にてブロモフルオロメタン
0.5mlを加え、−5℃で30分間攪拌し、次いで0
℃で1時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、5%塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に
濃縮した。残渣をシリカゲル分取薄層クロマトグラフィ
ー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、
N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−フルオロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)ア
クリルアミド(本発明化合物1−4)205mgを得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(5H,m),6.7-6.8(3
H,m),6.5(1H,s),5.43(2H,d,J=53Hz),3.87(3H,s),3.85(3
H,s),3.62(2H,m),2.84(2H,t),2.34(3H,s)
【0023】製造例1に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−メチルフェニル)アクリルアミドの代わりにN−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ヒドロキシ−2−(3−メチルフェニル)アクリルアミ
ドを用い、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
エチル]−3−フルオロメトキシ−2−(3−メチルフ
ェニル)アクリルアミド(本発明化合物1034)を得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.3(4H,m),6.6-6.8(4
H,m),6.46(1H,br),5.44(2H,d,J=53.4Hz),3.86(3H,s),3.
85(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.33(3H,
s)
【0024】製造例2 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリル
アミド500mg(1.46mmol)、30%水酸化
カリウム水溶液0.31g(1.7mmol)、テトラ
ブチルアンモニウムブロミド0.1g(0.3mmo
l)及びエチレングリコ−ルジメチルエ−テル10ml
を混合し、室温でその中にクロロジフルオロメタンのガ
スを吹き込んだ。少量の30%水酸化カリウム水溶液を
追加し、反応混合物よりサンプリングして原料の消失を
薄層クロマトクラフによる分析にて確認後、反応混合物
に5%塩酸を加えた。酢酸エチルで抽出、5%塩酸、飽
和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をヘキサン
で洗浄して、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メ
チルフェニル)アクリルアミド(本発明化合物100
5)474mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.11-7.19(4H,m),6.85(1H,
s),6.72-6.78(3H,m),6.36(1H,t,J=71.8Hz),3.86(3H,s),
3.83(3H,s),3.49(2H,m),2.83(2H,t),2.34(3H,s)
【0025】製造例3 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリル
アミド1.00g(2.66mmol)、60%水素化
ナトリウム130mg(3.25mmol)及び無水
N,N−ジメチルホルムアミド10mlを混合し、−1
5℃にてブロモフルオロメタン0.46gを加え、−1
5℃で30分間攪拌し、次いで0℃で1時間攪拌した。
反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩
酸、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲル分取
薄層クロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1)に付し、N−[2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチル]−3−フルオロメトキシ−2−(4
−クロロフェニル)アクリルアミド(本発明化合物10
16)100mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.3(4H,m),6.5-6.8(5
H,m),5.41(2H,d,J=53.4Hz),3.84(3H,s),3.83(3H,s),3.5
-3.7(2H,m),2.82(2H,t,J=6.9Hz)
【0026】製造例4 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリル
アミド500mg(1.33mmol)、10%水酸化
カリウム水溶液2.00g(3.56mmol)、テト
ラブチルアンモニウムブロマイド87mg(0.266
mmol)及びエチレングリコ−ルジメチルエ−テル1
0mlを混合し、室温でその中にクロロジフルオロメタ
ンのガスを吹き込んだ。反応混合物よりサンプリングし
て原料の消失を薄層クロマトクラフにて確認後、反応混
合物に5%塩酸を加えた。酢酸エチルで抽出、5%塩
酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸
エチル=2:1)に付し、残渣をヘキサンで洗浄して、
N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(4−クロロフェニル)
アクリルアミド(本発明化合物1017)360mgを
得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.4(4H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.35(1H,t,J=71.4Hz),6.13(1H,br),3.86(3H,s),3.
83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.84(2H,t,J=6.8Hz)
【0027】製造例5 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリル
アミド500mg(1.47mmol)、3−クロロプ
ロピン0.11g(1.47mmol)及び無水N,N
−ジメチルホルムアミド5mlを混合し、0〜5℃にて
60%水素化ナトリウム64mg(1.61mmol)
を加え、0〜10℃で30分間攪拌し、次いで室温で攪
拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、
5%塩酸、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル
=1:1)に付し、N−[2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)エチル]−3−(2−プロピニルオキシ)−2
−(4−メチルフェニル)アクリルアミド(本発明化合
物1182)180mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.3(4H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.70(1H,s),4.51(2H,d,J=2.4Hz),3.86(6H,s),3.5-
3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.59(1H,t,J=2.4Hz),2.
32(3H,s)
【0028】製造例5に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−メチルフェニル)アクリルアミドの代わりにN−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリルアミ
ドを用い、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)
エチル]−3−(2−プロピニルオキシ)−2−(4−
クロロフェニル)アクリルアミド(本発明化合物118
5)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.60(1H,s),7.2-7.4(4H,
m),7.0-7.1(2H,m),6.73(1H,d,J=7.9Hz),6.62(1H,d,J=1.
9Hz),6.56(1H,dd,J=8.0,1.9Hz),5.28(1H,br),4.52(2H,
d,J=2.3Hz),3.87(3H,s),3.83(3H,s),3.4-3.6(2H,m),2.7
1(2H,t,J=6.9Hz),2.57(1H,t,J=2.2Hz)
【0029】製造例6 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アクリルアミド0.76g
(2.0mmol)及び無水N,N−ジメチルホルムア
ミド8mlを混合し、−15℃にてブロモフルオロメタ
ン0.5mlを加え、60%水素化ナトリウム88mg
(2.2mmol)を加えて、−15℃で30分間攪拌
し、次いで約0℃で1.5時間攪拌した。該反応混合物
に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食塩
水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲル分取薄層クロマト
グラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
に付し、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チル]−3−フルオロメトキシ−2−(5,6,7,8
−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド
(本発明化合物1103)0.68gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.42(1H,br),5.43(2H,d,J=53.7Hz),3.85(3H,s),3.84
(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.7-2.8(4
H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0030】製造例7 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−フルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラ
ヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド380m
g(0.920mmol)、ローソン試薬420mg
(1.01mmol)及び無水テトラヒドロフラン5m
lの混合物を3時間加熱還流した。反応混合物に水及び
酢酸エチルを加え、水酸化ナトリウム水溶液、塩化アン
モニウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸
エチル=3:1)に付し、N−[2−(3,4−ジメト
キシフェニル)エチル]−3−フルオロメトキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)−アクリルチオアミド(本発明化合物1160)2
22mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.11(1H,s),7.0-7.1(2H,
m),6.77(2H,d,J=6.0Hz),6.70(1H,d,J=8.2Hz),6.60(1H,
d,J=1.7Hz),6.55(1H,dd,J=7.9,1.9Hz),5.48(2H,d,J=53.
5Hz),3.9-4.0(2H,m),3.85(3H,s),3.81(3H,s),2.83(2H,
t,J=6.7Hz),2.6-2.8(4H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0031】製造例7に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−フルオロメトキシ−
2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−
イル)アクリルアミドの代わりに3−ジフルオロメトキ
シ−N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニル
オキシ)フェニル}エチル]−2−(4−メチルフェニ
ル)アクリルアミドを用い、3−ジフルオロメトキシ−
N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキ
シ)フェニル}エチル]−2−(4−メチルフェニル)
アクリルチオアミド(本発明化合物1445)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.20(1H,s),7.1-7.2(2H,
m),6.8-7.0(4H,m),6.38(1H,t,J=71.0Hz),6.5-6.6(1H,
m),4.74(2H,s),3.9-4.0(2H,m),3.79(3H,s),2.83(2H,t,J
=6.8Hz),2.52(1H,t,J=2.1Hz),2.39(3H,s)
【0032】製造例8 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アクリルアミド500mg
(1.31mmol)、10%水酸化カリウム水溶液
1.80g(3.28mmol)、テトラブチルアンモ
ニウムブロミド87mg(0.262mmol)及びエ
チレングリコ−ルジメチルエ−テル10mlを混合し、
室温にてその中にクロロジフルオロメタンのガスを吹き
込んだ。反応混合物よりサンプリングして原料の消失を
薄層クロマトクラフにて確認後、反応混合物に5%塩酸
を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和重曹水、
飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルクロマト
グラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
に付し、残渣をヘキサンで洗浄して、N−[2−(3,
4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメ
トキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレ
ン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物110
4)350mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.1(3H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.36(1H,t,J=71.8Hz),6.01(1H,br),3.86(3H,s),3.
83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.6-2.8
(4H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0033】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−メトキシフェニル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(4−メトキシフェニル)ア
クリルアミド(本発明化合物1023)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.3(2H,m),6.7-6.9(6
H,m),6.35(1H,t,J=71.7Hz),6.04(1H,br),3.86(3H,s),3.
82(3H,s),3.80(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.8H
z)
【0034】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(ナフタレン−2−イル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(ナフタレン−2−イル)ア
クリルアミド(本発明化合物2077)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.7-7.9(4H,m),7.4-7.6(3
H,m),7.01(1H,s),6.7-6.8(3H,m),6.41(1H,t,J=71.6Hz),
6.08(1H,br),3.84(3H,s),3.79(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.
86(2H,t,J=6.9Hz)
【0035】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−ブロモフェニル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(4−ブロモフェニル)アク
リルアミド(本発明化合物1020)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.4-7.5(2H,m),7.1-7.2(2
H,m),6.89(1H,s),6.7-6.9(3H,m),6.35(1H,t,J=71.4Hz),
6.14(1H,br),3.86(3H,s),3.83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.
84(2H,t,J=6.9Hz)
【0036】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−トリフルオロメチルフェニル)アクリルアミドを
用い、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチ
ル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)アクリルアミド(本発明化合物10
29)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.4-7.6(4H,m),6.95(1H,
s),6.7-6.9(3H,m),6.37(1H,t,J=71.5Hz),6.21(1H,br),
3.85(3H,s),3.83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.85(2H,t,J=6.
9Hz)
【0037】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(インダン−5−イル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(インダン−5−イル)アク
リルアミド(本発明化合物1122)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.2(3H,m),6.6-6.9(4
H,m),6.35(1H,t,71.7Hz),6.02(1H,br),3.85(3H,s),3.83
(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.8-3.0(6H,m),2.0-2.1(2H,m)
【0038】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−ニトロフェニル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(4−ニトロフェニル)アク
リルアミド(本発明化合物1247)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.1-8.2(2H,m),7.4-7.5(2
H,m),7.03(1H,s),6.6-6.9(3H,m),6.37(1H,t,J=70.8Hz),
6.28(1H,br),3.8-3.9(6H,m),3.6-3.7(2H,m),2.86(2H,t,
J=6.7Hz)
【0039】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−メチルチオフェニル)アクリルアミドを用い、N
−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3
−ジフルオロメトキシ−2−(4−メチルチオフェニ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1026)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.20(4H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.36(1H,t,J=71.5Hz),6.07(1H,br),3.86(3H,s),3.82
(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.49(3H,s)
【0040】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(3,4−ジクロロフェニル)アクリルアミドを用い、
N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(3,4−ジクロロフェ
ニル)アクリルアミド(本発明化合物1065)を得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.3-7.5(2H,m),7.14(1H,d
d,J=8.5,2.1Hz),6.90(1H,s),6.7-6.9(3H,m),6.35(1H,t,
J=71.4Hz),6.21(1H,br),3.87(3H,s),3.86(3H,s),3.6-3.
7(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz)
【0041】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−イソプロピルフェニル)アクリルアミドを用い、
N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(4−イソプロピルフェ
ニル)アクリルアミド(本発明化合物1251)を得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.2(4H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.38(1H,t,J=71.7Hz),6.05(1H,br),3.86(3H,s),3.
83(3H,s),3.5-3.7(2H,m),2.8-3.0(3H,m),1.23(6H,d,J=
6.8Hz)
【0042】製造例8に準じ、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミドの代わりにN−[3−(3,4−ジ
メトキシフェニル)プロピル]−3−ヒドロキシ−2−
(4−メチルフェニル)アクリルアミドを用い、N−
[3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピル]−3
−ジフルオロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)ア
クリルアミド(本発明化合物1476)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.3(4H,m),6.87(1H,
s),6.7-6.8(3H,m),6.46(1H,t,J=72.1Hz),5.98(1H,br),
3.86(3H,s),3.85(3H,s),3.4-3.5(2H,m),2.63(2H,t,J=7.
43Hz),2.34(3H,s),1.8-2.0(2H,m)
【0043】製造例9 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テト
ラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド500
mg(1.16mmol)及び無水N,N−ジメチルホ
ルムアミド5mlを混合し、冷却後、60%水素化ナト
リウム49mg(1.22mmol)を加えて、0℃で
30分間攪拌し、沃化メチル164mg(1.16mm
ol)を加え、0℃で30分攪拌し、次いで室温で2時
間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、5%塩酸、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリ
カゲル分取薄層クロマトグラフィー(展開液、ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1)に付し、N−[2−(3,4
−ジメトキシフェニル)エチル]−N−メチル−3−ジ
フルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒド
ロナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合
物1125)460mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.5-7.1(7H,m),6.38(1H,t,
J=72.4Hz),3.85(3H,s),3.82(3H,s),3.7-3.8(2H,m),2.8-
3.0(5H,m),2.6-2.8(4H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0044】製造例10 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アクリルアミド600mg
(1.57mmol)、3−クロロプロピン0.14g
(1.89mmol)、炭酸カリウム280mg(2.
05mmol)及び無水N,N−ジメチルホルムアミド
10mlを混合し、室温で攪拌した。反応混合物に水を
加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
に濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展
開液、ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付し、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
(2−プロピニルオキシ)−2−(5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本
発明化合物1196)415mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.69(1H,s),4.50(2H,d,J=2.4Hz),3.86(6H,s),3.5-3.
7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),2.61(1H,t,J=2.4Hz),1.7-1.9(4
H,m)
【0045】製造例10に準じ、3−クロロプロピンの
代わりに1,1,3−トリクロロプロペンを用い、N−
[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
(3,3−ジクロロアリルオキシ)−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリル
アミド(本発明化合物1232)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.0(3H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.53(1H,s),5.98(1H,d,J=6.4Hz),4.51(2H,d,J=6.5
Hz),3.86(3H,s),3.85(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.7-2.9(6
H,m),1.7-1.9(4H,m) 製造例10に準じ、3−クロロプロピンの代わりに1−
クロロ−2−フルオロエタンを用い、N−[2−(3,
4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−(2−フルオ
ロエトキシ)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物1
241)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.99(3H,s),6.93(1H,br),
6.7-6.9(3H,m),6.60(1H,s),4.4-4.7(2H,m),4.0-4.2(2H,
m),3.86(6H,s),3.6-3.7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),1.7-1.9
(4H,m)
【0046】製造例11 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−(2−プロピニルオキシ)−2−(5,6,7,8
−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド
300mg(0.716mmol)、テトラブチルアン
モニウムフルオリド20mg(0.0766mmo
l)、炭酸カリウム100mg(0.716mmol)
及び四塩化炭素2mlを混合し、室温で攪拌した。反応
混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽
和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に
付し、−N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チル]−3−(3−クロロ−2−プロピニルオキシ)2
−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1223)140m
gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.65(1H,s),4.50(2H,d,J=2.6Hz),3.86(6H,s),3.5-3.
7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0047】製造例12 N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリル
アミド239mg(0.572mmol)、3−クロロ
プロピン128mg(1.72mmol)、無水N,N
−ジメチルホルムアミド3ml及び60%水素化ナトリ
ウム20mg(0.50mmol)を室温で4時間攪拌
した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5
%塩酸、飽和重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−
[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)
フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1268)225m
gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.69(1H,s),4.50(2H,d,J=2.4Hz),3.86(6H,s),3.5-3.
7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),2.61(1H,t,J=2.4Hz),1.7-1.9(4
H,m)
【0048】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにブロモエタンを用い、N−[2−(4−エトキ
シ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオロ
メトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタ
レン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物114
3)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.99(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.37(1H,t,J=71.8Hz),6.12(1H,br),4.06(2H,q,J=8.1
Hz),3.80(3H,s),3.5-3.7(2H,m),2.6-2.9(6H,m),1.7-1.9
(4H,m),1.44(3H,t,J=7.0Hz)
【0049】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにクロロプロパンを用い、N−[2−(3−メト
キシ−4−プロポキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物1
258)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.1(3H,m),6.4-6.9(4
H,m),6.36(1H,t,J=71.9Hz),6.05(1H,br),3.97(2H,t,J=
6.8Hz),3.82(3H,s),3.5-3.7(2H,m),2.6-2.9(6H,m),1.7-
1.9(6H,m),1.03(3H,t,J=7.4Hz)
【0050】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにクロロアセトニトリルを用い、N−[2−(4
−シアノメトキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テト
ラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本
発明化合物1274)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.1(4H,m),6.7-6.9(3
H,m),6.39(1H,t,J=71.8Hz),6.10(1H,br),4.79(2H,s),3.
83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.6-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0051】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにアリルクロリドを用い、N−[2−(4−アリ
ルオキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフ
ルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物
1266)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.6-6.9(4H,
m),6.35(1H,t,J=71.9Hz),5.9-6.2(2H,m),5.2-5.5(2H,
m),4.58(2H,dd,J=3.9,1.3Hz),3.83(3H,s),3.5-3.7(2H,
m),2.6-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0052】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりに1−クロロ−2−ブチンを用い、N−[2−
{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニ
ル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アク
リルアミド(本発明化合物1269)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.9-7.0(1H,
m),6.84(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.34(1H,t,J=71.7Hz),6.
03(1H,br),4.69(2H,q,J=2.3Hz),3.82(3H,s),3.6-3.7(2
H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.7-2.8(4H,m),1.83(3H,t,J=
2.2Hz),1.7-1.8(4H,m)
【0053】製造例12に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにメトキシメチルクロリドを用い、N−[2−
(3−メトキシ−4−メトキシメトキシフェニル)エチ
ル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8
−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド
(本発明化合物1284)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.1(4H,m),6.85(1H,
s),6.7-6.8(2H,m),6.34(1H,t,J=71.6Hz),6.02(1H,br),
5.20(2H,s),3.83(3H,s),3.6-3.7(2H,m),3.51(3H,s),2.7
-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)製造例12に準じ、3−クロ
ロプロピンの代わりにイソプロピルクロリドを用い、N
−[2−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アク
リルアミド(本発明化合物1259)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.6-6.9(4H,
m),6.35(1H,t,J=71.7Hz),6.02(1H,br),4.4-4.6(1H,m),
3.80(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,
m),1.35(6H,d,J=6.1Hz)
【0054】製造例13 N−[2−(4−ヒドロシ−3−メトキシフェニル)エ
チル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,
8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミ
ド420mg(1.00mmol)、トリエチルアミン
120mg(1.20mmol)及びテトラヒドロフラ
ン5mlの混合物に、0℃にて、塩化アセチル80mg
(1.00mmol)を加え、0℃で30分間、次いで
室温で2時間攪拌した。反応混合物に水及び酢酸エチル
を加え、5%塩酸、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣を
シリカゲルクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢
酸エチル=3:1)に付し、N−[2−(3−メトキシ
−4−アセチルオキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物1
282)260mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.01(3H,s),6.7-7.0(4H,
m),6.34(1H,t,J=71.2Hz),6.18(1H,br),3.77(3H,s),3.6-
3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.7Hz),2.7-2.8(4H,m),2.30(3
H,s),1.7-1.8(4H,m)
【0055】製造例14 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリル
アミド1.5g(4.39mmol)、60%水素化ナ
トリウム193mg(4.83mmol)、無水ジメト
キシエタン10ml及び無水ジエチルエーテル10ml
を混合し、0℃にてジブロモジフルオロメタン0.8m
lを加え、0℃で3時間攪拌した。反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢
酸エチル=2:1)に付し、N−[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)エチル]−3−ブロモジフルオロメト
キシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド(本
発明化合物1197)1.0gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.7-6.8(4
H,m),6.4(1H,s),3.86(3H,s),3.83(3H,s),3.66(2H,m),2.
84(2H,t),2.35(3H,s)
【0056】製造例15 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
3−ブロモジフルオロメトキシ−2−(4−メチルフェ
ニル)アクリルアミド500mg(1.06mmo
l)、フッ化水素ピリジン錯体0.5ml、酸化水銀3
40mg(1.57mmol)及びイソプロピルエーテ
ル1mlを混合し、室温で2時間攪拌した。反応混合物
に重曹水及びセライトを加え濾過し、濾液に水を加え、
酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和重曹水及び飽和食
塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下に濃縮した。残渣をt−ブチルメチルエーテ
ル及びヘキサンより再結晶し、N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−トリフルオロメトキ
シ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド(本発
明化合物1006)0.35gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.7-6.8(3
H,m),6.71(1H,s),6.1(1H,s),3.84(3H,s),3.82(3H,s),3.
62(2H,m),2.89(2H,t),2.32(3H,s)
【0057】製造例16 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8
−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリルアミ
ド4.20g(9.・19mmol)、10%水酸化カ
リウム水溶液14.3g(23.0mmol)、テトラ
ブチルアンモニウムブロミド0.60g(1.84mm
ol)及びエチレングリコ−ルジメチルエ−テル40m
lを混合し、室温にてその中にクロルジフルオロメタン
のガスを吹き込んだ。反応混合物よりサンプリングして
原料の消失を薄層クロマトクラフにて確認後、反応混合
物に5%塩酸水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩
酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸
エチル=2:1)に付し、さらに生成物をヘキサンで洗
浄して、N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキ
シフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1281)2.4g
を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),6.9-7.1(3
H,m),6.6-6.9(4H,m),6.26(1H,t,J=71.6Hz),6.02(1H,b
r),5.13(2H,s),3.84(3H,s),3.5-3.7(2H,m),2.7-2.9(6H,
m),1.7-1.9(4H,m)
【0058】製造例16に準じ、N−[2−(4−ベン
ジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒ
ドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフ
タレン−2−イル)アクリルアミドの代わりにN−[2
−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−6
−イル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリ
ルアミドを用い、N−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ
[1,4]ジオキシン−6−イル)エチル]−3−ジフ
ルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物
1450)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.01(3H,s),6.85(1H,s),6.
6-6.8(3H,m),6.41(1H,t,J=71.6Hz),6.02(1H,br),4.24(4
H,s),3.5-3.7(2H,m),2.7-2.8(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0059】製造例16に準じ、N−[2−(4−ベン
ジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒ
ドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフ
タレン−2−イル)アクリルアミドの代わりにN−[2
−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)エチル]−3
−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−
ナフタレン−2−イル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(3−クロロ−4−メトキシフェニル)エチル]
−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本
発明化合物1447)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.2(4H,m),6.8-6.9(3
H,m),6.40(1H,t,J=71.6Hz),6.00(1H,br),3.88(3H,s),3.
5-3.6(2H,m),2.7-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0060】製造例16に準じ、N−[2−(4−ベン
ジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒ
ドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフ
タレン−2−イル)アクリルアミドの代わりにN−[2
−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)エチル]−3
−ヒドロキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−
ナフタレン−2−イル)アクリルアミドを用い、N−
[2−(4−メトキシ−3−メチルフェニル)エチル]
−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本
発明化合物1448)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.9-7.0(4H,m),6.7-6.9(3
H,m),6.34(1H,t,J=71.7Hz),6.00(1H,br),3.81(3H,s),3.
5-3.7(2H,m),2.7-2.8(6H,m),2.17(3H,s),1.7-1.9(4H,m)
【0061】製造例17 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アク
リルアミド2.40g(4.73mmol)、48%臭
化水素酸1.20g(7.09mmol)及び酢酸30
mlを混合し、80℃で2時間攪拌した。反応混合物に
水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に付
し、N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アク
リルアミド(本発明化合物1371)1.81gを得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.1(3H,m),6.84(1H,d,
J=3.3Hz),6.80(1H,s),6.6-6.7(2H,m),6.36(1H,t,J=71.8
Hz),6.12(1H,br),5.78(1H,s),3.82(3H,s),3.5-3.7(2H,
m),2.4-2.8(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0062】製造例18 N−[2−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)
エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリ
ルアミド417mg(1.00mmol)、無水N,N
−ジメチルホルムアミド5ml、3−クロロプロピン7
4mg(1.00mmol)及び60%水素化ナトリウ
ム50mg(1.25mmol)を室温で3時間攪拌し
た。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%
塩酸、飽和重曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、N−
[2−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)
フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1299)162m
gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.8-6.9(4H,
m),6.37(1H,t,J=71.7Hz),6.03(1H,br),4.71(2H,d,J=2.4
Hz),3.85(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.8Hz),2.
7-2.8(4H,m),2.47(1H,t,J=2.4Hz),1.7-1.9(4H,m)
【0063】製造例18に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにブロモエタンを用い、N−[2−(3−エトキ
シ−4−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオロ
メトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタ
レン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物132
0)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.00(3H,s),6.7-6.9(4H,
m),6.36(1H,t,J=71.7Hz),6.02(1H,br),4.04(2H,q,J=7.0
Hz),3.84(3H,s),3.5-3.7(2H,m),2.7-2.9(6H,m),1.7-1.9
(4H,m),1.44(3H,t,J=7.0Hz) 製造例18に準じ、3−クロロプロピンの代わりにクロ
ロアセトニトリルを用い、N−[2−(3−シアノメト
キシ−4−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオ
ロメトキシ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフ
タレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合物13
05)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.8-7.1(7H,m),6.40(1H,t,
J=72.1Hz),6.05(1H,br),4.77(2H,s),3.86(3H,s),3.5-3.
7(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9Hz),2.7-2.8(4H,m),1.7-1.9(4
H,m)
【0064】製造例19 N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メチル
フェニル)アクリルアミド500mg(1.33mmo
l)、無水N,N−ジメチルホルムアミド5ml、3−
クロロプロピン196mg(2.65mmol)及び6
0%水素化ナトリウム60mg(1.46mmol)を
室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エ
チルで抽出し、5%塩酸、飽和重曹水及び飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下において濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
に付し、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピ
ニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメト
キシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド(本
発明化合物1353)242mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.95(1H,d,
J=8.25Hz),6.85(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.35(1H,t,J=71.
7Hz),6.11(1H,br),4.73(2H,d,J=2.3Hz),3.81(3H,s),3.6
-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.9Hz),2.49(1H,d,J=2.4Hz),
2.32(3H,s)
【0065】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(インダン−5−イル)アクリルアミドを用い、N−
[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)
フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
(インダン−5−イル)アクリルアミド(本発明化合物
1360)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.0(2H,m),6.9-7.1(2
H,m),6.85(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.35(1H,t,J=71.6Hz),
6.06(1H,br),4.74(2H,d,J=2.4Hz),3.83(3H,s),3.6-3.7
(2H,m),2.8-2.9(6H,m),2.49(1H,t,J=2.4Hz),2.0-2.2(2
H,m)
【0066】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−メトキシフェニル)アクリルアミドを用い、N
−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキ
シ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−メトキシフェニル)アクリルアミド(本発明化
合物1358)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.3(2H,m),6.7-7.0(6
H,m),6.34(1H,t,J=71.6Hz),6.05(1H,br),4.74(2H,d,J=
2.5Hz),3.83(3H,s),3.81(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.84(2
H,t,J=6.8Hz),2.49(1H,t,J=2.5Hz)
【0067】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−フェニルアクリルアミドを用い、N−[2−{3−メ
トキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}エチ
ル]−3−ジフルオロメトキシ−2−フェニルアクリル
アミド(本発明化合物1388)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.3-7.4(5H,m),6.96(1H,d,
J=8.7Hz),6.90(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.36(1H,t,J=71.5
Hz),6.07(1H,br),4.75(2H,d,J=2.4Hz),3.83(3H,s),3.6-
3.7(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),2.50(1H,t,J=2.4Hz)
【0068】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−トリフルオロメチルフェニル)アクリルアミド
を用い、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピ
ニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメト
キシ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)アクリ
ルアミド(本発明化合物1357)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.59(2H,d,J=8.2Hz),7.43
(2H,d,J=8.0Hz),6.9-7.0(2H,m),6.7-6.8(2H,m),6.35(1
H,t,J=71.0Hz),6.21(1H,br),4.75(2H,d,J=2.2Hz),3.84
(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.87(2H,t,J=6.8Hz),2.49(1H,t,
J=2.2Hz)
【0069】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−エチルフェニル)アクリルアミドを用い、N−
[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)
フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
(4−エチルフェニル)アクリルアミド(本発明化合物
1354)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.3(4H,m),6.96(1H,d,
J=8.7Hz),6.87(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.35(1H,t,J=71.6
Hz),6.06(1H,br),4.75(2H,d,J=2.4Hz),3.83(3H,s),3.6-
3.7(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),2.64(2H,q,J=6.8Hz),2.
50(1H,t,J=2.4Hz)
【0070】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−フルオロフェニル)アクリルアミドを用い、N
−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキ
シ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(4−フルオロフェニル)アクリルアミド(本発明化
合物1392)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.3(2H,m),6.9-7.1(3
H,m),6.87(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.34(1H,t,J=71.3Hz),
6.17(1H,br),4.76(2H,d,J=2.4Hz),3.85(3H,s),3.6-3.7
(2H,m),2.85(2H,t,J=6.8Hz),2.64(2H,q,J=6.8Hz),2.50
(1H,t,J=2.4Hz)
【0071】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(ナフタレン−2−イル)アクリルアミドを用い、N
−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキ
シ)フェニル}エチル−3−ジフルオロメトキシ−2−
(ナフタレン−2−イル)アクリルアミド(本発明化合
物2202)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.7-7.9(4H,m),7.4-7.5(3
H,m),7.02(1H,s),6.93(1H,d,J=8.6Hz),6.7-6.8(2H,m),
6.39(1H,t,J=71.5Hz),6.11(1H,br),4.72(2H,d,J=2.2H
z),3.78(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.87(2H,t,J=6.8Hz),2.4
8(1H,t,J=2.5Hz)
【0072】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(5−メチルチオフェン−2−イル)アクリルアミド
を用い、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピ
ニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメト
キシ−2−(5−メチルチオフェン−2−イル)アクリ
ルアミド(本発明化合物2133)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.62(1H,s),6.95(1H,d,J=
8.6Hz),6.15-6.72(3H,m),6.4(1H,br),4.74(2H,d,J=2.4H
z),3.83(3H,s),3.6(2H,m),2.79(2H,t,J=6.9Hz),2.50(1
H,t,J=2.4Hz),2.47(3H,s)
【0073】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2
−(3,4−ジクロロフェニル)アクリルアミドを用
い、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニル
オキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ
−2−(3,4−ジクロロフェニル)アクリルアミド
(本発明化合物1429)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.4-7.5(2H,m),7.13(1H,d
d,J=2.14、8.2Hz),6.97(1H,d,J=7.1Hz),6.92(1H,s),6.
7-6.8(2H,m),6.0-6.7(2H,m),4.75(2H,d,J=2.4Hz),3.
84(3H,s),3.6(2H,m),2.85(2H,t,J=6.5Hz),2.51(1H,t,J
=2.4Hz)
【0074】製造例19に準じ、N−[2−(4−ヒド
ロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
オロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミドの代わりにN−[2−(4−ヒドロキシ−3−メト
キシフェニル)-1-メチルエチル]−3−ジフルオロメ
トキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミドを
用い、N−[2−(3−メトキシ−4−(2−プロピニ
ルオキシ)フェニル-1-メチルエチル)−3−ジフルオ
ロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミ
ド(本発明化合物1465)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.95(1H,d,
J=7.9Hz),6.85(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.36(1H,t,J=7
1.7Hz),5.78(1H,d,J=7.8Hz),4.75(2H,d,J=2.2Hz),4.3-
4.5(1H,m),3.82(3H,s),2.7-2.9(2H,m),2.49(1H,t,J=2.1
Hz),2.34(3H,s),1.20(3H,d,J=6.7Hz)
【0075】製造例19に準じ、3−クロロプロピンの
代わりにブロモメチルシクロプロパンを用い、N−[2
−(4−シクロプロピルメトキシ-3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メ
チルフェニル)アクリルアミド(本発明化合物127
1)を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.7-6.9(4
H,m),6.35(1H,t,J=71.7Hz),6.01(1H,br),3.8-3.9(5H,
m),3.6-3.7(2H,m),2.82(2H,t,J=6.8Hz),2.33(3H,s),1.2
-1.4(1H,m),0.6-0.7(2H,m),0.3-0.4(2H,m)
【0076】製造例20 N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−クロロ
フェニル)アクリルアミド477mg(1.20mmo
l)、無水N,N−ジメチルホルムアミド5ml、3−
クロロプロピン180mg(2.40mmol)及び6
0%水素化ナトリウム72mg(1.80mmol)を
室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エ
チルで抽出し、5%塩酸、飽和重曹水及び飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下に濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1展開)に
付し、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニ
ルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキ
シ−2−(4−クロロフェニル)アクリルアミド(本発
明化合物1355)70mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.4(4H,m),6.97(1H,d,
J=8.7Hz),6.89(1H,s),6.7-6.8(2H,m),6.34(1H,t,J=71.3
Hz),6.17(1H,br),4.75(2H,d,J=2.4Hz),3.84(3H,s),3.6-
3.7(2H,m),2.85(2H,t,J=7.0Hz),2.50(1H,d,J=2.4Hz)
【0077】製造例21 N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニ
ル)アクリルアミド200mg(0.611mmo
l)、無水N,N−ジメチルホルムアミド2ml、3−
ブロモプロピン144mg(1.22mmol)及び炭
酸カリウム173mg(1.25mmol)を室温で2
時間攪拌し、次いで50℃で4時間攪拌した。反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和重
曹水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エ
チル=1:1)に付し、N−[2−{3−メトキシ−4
−(2−プロピニルオキシ)フェニル}エチル]−3−
(2−プロピニルオキシ)−2−(4−メチルフェニ
ル)アクリルアミド(本発明化合物1364)100m
gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.98(1H,d,
J=8.6Hz),6.6-6.9(4H,m),4.74(2H,d,J=2.5Hz),4.49(2H,
d,J=2.5Hz),3.85(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.83(2H,t,J=6.
9Hz),2.59(1H,d,J=2.3Hz),2.50(1H,d,J=2.2Hz),2.32(3
H,s)
【0078】製造例22 N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)
エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニ
ル)アクリルアミド300mg(0.863mmol)
と無水N,N−ジメチルホルムアミド3mlとを混合
し、0〜5℃にて3−クロロプロピン320mg(4.
32mmol)を加え、さらに0〜5℃で60%水素化
ナトリウム100mg(2.59mmol)を加え、0
〜5℃で1時間攪拌し、次いで室温で攪拌した。反応混
合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和
食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下に濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラ
フィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付
し、N−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニル
オキシ)フェニル}エチル]−3−(2−プロピニルオ
キシ)−2−(4−クロロフェニル)アクリルアミド
(本発明化合物1367)160mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.3(4H,m),6.9-7.0(2
H,m),6.7-6.8(3H,m),4.75(2H,d,J=2.4Hz),4.52(2H,d,J=
2.4Hz),3.86(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.84(2H,t,J=6.9H
z),2.63(1H,d,J=2.4Hz),2.51(1H,d,J=2.42Hz)
【0079】製造例23 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェ
ニル)アクリルアミド4.17g(10.0mmo
l)、10%水酸化カリウム水溶液22.4g(40.
0mmol)、テトラブチルアンモニウムブロミド1.
62g(5.00mmol)及びエチレングリコ−ルジ
メチルエ−テル50mlを混合し、室温でその中にクロ
ロジフルオロメタンのガスを吹き込んだ。反応混合物よ
りサンプリングして原料の消失を薄層クロマトクラフに
て確認後、反応混合物に5%塩酸水を加え、酢酸エチル
で抽出し、5%塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃
縮した。残渣をジエチルエーテルで洗浄して、N−[2
−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチ
ル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メチルフェ
ニル)アクリルアミド(本発明化合物1451)3.4
6gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),7.1-7.2(4
H,m),6.84(1H,s),6.80(1H,d,J=8.2Hz),6.74(1H,d,J=1.6
Hz),6.65(1H,dd,J=8.0,1.8Hz),6.26(1H,t,J=71.6Hz),6.
02(1H,br),5.13(2H,s),3.84(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.81
(2H,t,J=6.8Hz),2.33(3H,s)
【0080】製造例24 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メ
チルフェニル)アクリルアミド9.40g(20.1m
mol)、48%臭化水素酸3.72g(22.1mm
ol)及び酢酸95mlを混合し、80℃で1.5時間
攪拌した。反応混合物を減圧下において溶媒を留去し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液、
ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、N−[2−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−
3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)
アクリルアミド(本発明化合物1452)4.55gを
得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.8-6.9(2
H,m),6.6-6.7(2H,m),6.35(1H,t,J=71.7Hz),6.02(1H,b
r),5.51(1H,s),3.84(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.81(2H,t,J
=6.9Hz),2.34(3H,s)
【0081】製造例25 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェ
ニル)アクリルアミド1.48g(3.38mmo
l)、10%水酸化カリウム水溶液4.3g(8.46
mmol)、テトラブチルアンモニウムブロミド220
mg(0.677mmol)及びエチレングリコ−ルジ
メチルエ−テル15mlを混合し、室温でその中にクロ
ロジフルオロメタンのガスを吹き込んだ。反応混合物よ
りサンプリングして原料の消失を薄層クロマトクラフに
て確認後、反応混合物に5%塩酸水を加え、酢酸エチル
で抽出し、5%塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃
縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、N−[2−(4−
ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−2
−(4−クロロフェニル)−3−ジフルオロメトキシア
クリルアミド(本発明化合物1453)1.45gを得
た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(9H,m),6.87(1H,
s),6.80(1H,d,J=8.3Hz),6.75(1H,d,J=2.0Hz),6.66(1H,d
d,J=8.0,2.0Hz),6.23(1H,t,J=71.7Hz),6.12(1H,br),5.1
4(2H,s),3.85(3H,s),3.6-3.7(2H,m),2.82(2H,t,J=6.8H
z)
【0082】製造例26 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−2−(4−クロロフェニル)−3−ジフ
ルオロメトキシアクリルアミド1.45g(2.97m
mol)、48%臭化水素酸751mg(4.46mm
ol)及び酢酸15mlを混合し、80℃で1.5時間
攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽
出し、飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢
酸エチル=1:1)に付し、N−[2−(4−ヒドロキ
シ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオロ
メトキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリルアミド
(本発明化合物1454)880mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.4(4H,m),6.88(1H,
s),6.84(1H,d,J=7.8Hz),6.6-6.8(2H,m),6.34(1H,t,J=7
1.4Hz),6.14(1H,br),5.53(1H,s),3.85(3H,s),3.6-3.7(2
H,m),2.82(2H,t,J=6.8Hz)
【0083】参考製造例1 (4−メチルフェニル)酢酸5.00g(33.3mm
ol)、塩化チオニル5.94g(49.9mmo
l)、N,N−ジメチルホルムアミド0.12g(1.
6mmol)及びトルエン20mlの混合物を100℃
で1時間攪拌後、冷却し、減圧下において濃縮した。残
査を、2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチルアミ
ン6.34g(35.0mmol)、ジイソプロピルエ
チルアミン8.6g(67mmol)及びトルエン25
mlの混合物に0℃で加え、0℃で30分間、次いで室
温で6時間保温し、反応混合物に水及び酢酸エチルを加
え、析出した固体を濾別した。得られた固体を乾燥し、
N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−
2−(4−メチルフェニル)アセトアミド5.76gを
得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.0-7.2(4H,m),6.72(1H,d,
J=8.2Hz),6.57-6.60(2H,m),5.4(1H,s),3.86(3H,s),3.82
(3H,s),3.49(2H,s),3.43(2H,m),2.67(2H,t,J=6.9Hz),2.
34(3H,s)
【0084】N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチル]−2−(4−メチルフェニル)アセトアミ
ド1.0g(3.2mmol)、t−ブトキシビス(ジ
メチルアミノ)メタン1.68g(9.64mmol)
及びN,N−ジメチルホルムアミド15mlを混合し、
90℃で3時間、次いで110℃で3時間攪拌した。反
応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水
で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下に溶媒を留去して粗N−[2−(3,4−ジメトキ
シフェニル)エチル]−3−ジメチルアミノ−2−(4
−メチルフェニル)アクリルアミド1.20gを得た。
粗N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]
−3−ジメチルアミノ−2−(4−メチルフェニル)ア
クリルアミド1.0g(2.7mmol)、5%塩酸1
2ml及びテトラヒドロフラン20mlを混合し、室温
で2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチル
で2回抽出し、飽和食塩水で2回洗浄、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣を
ヘキサンで洗浄後、乾燥してN−[2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4
−メチルフェニル)アクリルアミド0.76gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.26(1H,s),7.0-7.1(4H,
m),6.6-6.7(3H,m),5.5(1H,s),3.86(3H,s),3.82(3H,s),
3.51(2H,m),2.75(2H,t,J=6.9Hz),2.35(3H,s)
【0085】参考製造例2 (4−クロロフェニル)酢酸5.00g(29.3mm
ol)、塩化チオニル5.23g(43.9mmol)
及びトルエン50mlの混合物を50℃で30分攪拌
し、次いで80℃で2.5時間攪拌後、冷却し、減圧下
に濃縮した。残査を、2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチルアミン5.18g(28.5mmol)、ト
リエチルアミン3.46g(34.2mmol)及びテ
トラヒドロフラン50mlの混合物に0℃で加え、0℃
で30分間、次いで室温で3時間保温し、反応混合物に
水及び酢酸エチルを加え、析出した固体を濾別した。得
られた固体を乾燥し、N−[2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチル]−2−(4−クロロフェニル)アセ
トアミド5.75gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.3(2H,m),7.0-7.1(2
H,m),6.72(1H,d,J=8.1Hz),6.61(1H,d,J=2.0Hz),6.51(1
H,dd,J=8.0,1.9Hz),5.31(1H,br),3.87(3H,s),3.83(3H,
s),3.4-3.5(4H,m),2.68(2H,t,J=6.8Hz)
【0086】N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチル]−2−(4−クロロフェニル)アセトアミ
ド5.75g(17.2mmol)、t−ブトキシビス
(ジメチルアミノ)メタン9.00g(51.6mmo
l)及びN,N−ジメチルホルムアミド90mlを混合
し、90℃で3時間、次いで110℃で3時間攪拌し
た。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、飽和
食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下に溶媒を留去し、粗N−[2−(3,4−ジ
メトキシフェニル)エチル]−3−ジメチルアミノ−2
−(4−クロロフェニル)アクリルアミド6.68gを
得た。粗N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エ
チル]−3−ジメチルアミノ−2−(4−クロロフェニ
ル)アクリルアミド6.60g(17.2mmol)、
5%塩酸80ml及びテトラヒドロフラン100mlを
混合し、室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで2回抽出し、飽和食塩水で2回洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒
を留去した。残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥して、N−
[2−(3,4−ジメトキシ−フェニル)−エチル]−
3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリル
アミド4.46gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.66(1H,d,J=11.34Hz),7.
2-7.3(2H,m),7.0-7.1(3H,m),6.74(1H,d,J=8.1Hz),6.5-
6.6(2H,m),5.32(1H,br),3.87(3H,s),3.80(3H,s),3.5-3.
6(2H,m),2.75(2H,d,J=6.8Hz)
【0087】参考製造例3 特開平10−87602号明細書の記載に準じて、
(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イ
ル)酢酸を得た。(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナ
フタレン−2−イル)酢酸3.60g(18.9mmo
l)、塩化チオニル3.38g(28.4mol)及び
トルエン40mlの混合物を50℃で30分攪拌、次い
で80℃で2.5時間攪拌後、冷却し、減圧下に濃縮し
た。残査を、2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチ
ルアミン3.43g(18.9mmol)、トリエチル
アミン2.30g(22.7mmol)及びテトラヒド
ロフラン40mlの混合物に0℃で加え、0℃で30分
間、次いで室温で3時間保温し、反応混合物に水及び酢
酸エチルを加え、析出した固体を濾別した。得られた固
体を乾燥し、N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチル]−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アセトアミド5.78gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):6.99(1H,d,J=8.1Hz),6.8-
6.9(2H,m),6.5-6.8(3H,m),5.42(1H,br),3.85(3H,s),3.8
2(3H,s),3.4-3.5(4H,m),2.6-2.8(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0088】N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エチル]−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナ
フタレン−2−イル)アセトアミド2.65g(7.5
0mmol)、t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メ
タン3.92g(22.5mmol)及びN,N−ジメ
チルホルムアミド30mlを混合し、90℃で3時間、
次いで110℃で3時間攪拌した。反応混合物に水を加
え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で2回洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去
し、粗N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチ
ル]−3−ジメチルアミノ−2−(5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド3.
30gを得た。粗N−[2−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)エチル]−3−ジメチルアミノ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリ
ルアミド3.00g(7.35mmol)、5%塩酸3
0ml及びテトラヒドロフラン30mlを混合し、室温
で1.5時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エ
チルで2回抽出し、飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。
残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥して、N−[2−(3,
4−ジメトキシ−フェニル)−エチル]−3−ヒドロキ
シ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン
−2−イル)アクリルアミド2.20gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.61(1H,d,J=11.2Hz),6.9
-7.1(2H,m),6.6-6.8(5H,m),5.56(1H,br),3.86(3H,s),3.
82(3H,s),3.4-3.6(2H,m),2.6-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0089】参考製造例4 バニリン15.2g(0.1mol)、臭化ベンジル2
0.5g(0.12mol)、炭酸カリウム17.9g
(0.13mol)及びN,N−ジメチルホルムアミド
150mを混合し、50℃で2時間攪拌した。反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下に溶媒を留去した。残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥
して、4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデ
ヒド23.1gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):9.83(1H,s),7.5-7.3(7H,
m),6.98(1H,d,J=8.2Hz),5.24(2H,s),3.95(3H,s)
【0090】4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズ
アルデヒド23.1g(95.7mmol)、ニトロメ
タン8.76g(143mmol)及び酢酸250ml
を混合し、ブチルアミン7.07g(96.7mmo
l)を滴下した後、2時間加熱還流した。冷却した後、
氷水中に反応混合物を加え、析出した結晶を酢酸エチル
で抽出し、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をヘキサ
ンで洗浄後、乾燥して、1−ベンジルオキシ−2−メト
キシ−4−(2−ニトロビニル)ベンゼン17.0gを
得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.95(1H,d,J=13.5Hz),7.51
(1H,d,J=14.7Hz),7.3-7.5(5H,m),5.24(2H,s),3.95(3H,
s)
【0091】水素化リチウムアルミニウム6.78g
(178.8mmol)、無水テトラヒドロフラン20
0mlを混合し、1−ベンジルオキシ−2−メトキシ−
4−(2−ニトロビニル)ベンゼン17.0g(59.
6mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液を、激しく
攪拌しながら約90分かけて滴下した後、2時間加熱還
流した。反応混合物を冷却した後、これに苛性ソーダ水
溶液を滴下し、セライトをプレコートしたグラスフィル
ターで不溶物を濾去し、減圧下に濾液から溶媒を留去し
た。残渣を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄し、
炭酸カリウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去し、粗
2−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)エ
チルアミン13.67gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),6.6-6.9(3
H,m),5.10(2H,s),3.85(3H,s),2.90(2H,t,J=6.7Hz),2.66
(2H,t,J=6.8Hz),2.0-2.4(2H,br)
【0092】粗2−(3−メトキシ−4−ベンジルオキ
シフェニル)エチルアミン8.01g(31.2mmo
l)、トリエチルアミン3.78g(37.4mmo
l)及びテトラヒドロフラン80mlを混合し、約0℃
まで冷却し、混合物に(5,6,7,8−テトラヒドロ
ナフタレン−2−イル)アセチルクロリドを滴下し、0
℃で30分間、次いで室温で2時間攪拌した。反応混合
物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下に溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(溶出液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1か
ら1:1)に付し、N−[2−(4−ベンジルオキシ−
3−メトキシフェニル)エチル]−2−(5,6,7,
8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド
8.3gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.72(1H,d,
J=8.2Hz),6.5-6.6(2H,m),5.4(1H,s),3.86(3H,s),3.82(3
H,s),3.49(2H,s),3.3-3.4(2H,m),2.67(2H,t,J=6.9Hz),
2.34(3H,s)
【0093】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)エチル]−2−(5,6,7,8−テ
トラヒドロナフタレン−2−イル)アセトアミド8.8
g(13.6mmol)、t−ブトキシビス(ジメチル
アミノ)メタン8.9g(51.1mmol)及びN,
N−ジメチルホルムアミド100mlを混合し、100
℃で6時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残査
に、5%塩酸50ml及びテトラヒドロフラン100m
lを加えて、室温で2時間攪拌した。反応混合物に水を
加え、酢酸エチルで2回抽出し、飽和食塩水で2回洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開
液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、乾燥し
て、N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフ
ェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(5,6,
7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル)アクリ
ルアミド4.20gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.61(1H,d,J=11.3Hz),7.2
-7.5(5H,m),7.04(1H,d,J=11.0Hz),6.97(1H,d,J=8.2Hz),
6.7-6.9(3H,m),6.66(1H,d,J=2.0Hz),6.59(1H,dd,J=8.3,
1.9Hz),5.55(1H,br),5.11(2H,s),3.83(3H,s),3.4-3.6(2
H,m),2.6-2.9(6H,m),1.7-1.9(4H,m)
【0094】参考製造例5 粗2−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)
エチルアミン15.26g(59.3mmol)、トリ
エチルアミン9.09g(89.0mmol)及びテト
ラヒドロフラン100mlを混合し、約0℃まで冷却
し、混合物に(4−メチルフェニル)アセチルクロライ
ド5.44g(32.28mmol)を滴下し、0℃で
30分間、次いで室温で3時間攪拌した。反応混合物に
水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食塩水
で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減
圧下に溶媒を留去した。残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥
して、N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシ
フェニル)エチル]−2−(4−メチルフェニル)アセ
トアミド19.48gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),7.0-7.1(4
H,m),6.73(1H,d,J=8.2Hz),6.62(1H,d,J=1.9Hz),6.46(1
H,dd,J=8.1,1.9Hz),5.34(1H,br),5.12(2H,s),3.83(3H,
s),3.4-3.5(4H,m),2.64(2H,t,J=6.9Hz),2.32(3H,s)
【0095】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)エチル]−2−(4−メチルフェニ
ル)アセトアミド11.68g(30.0mmol)、
t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン15.67
g(90.0mmol)を混合し、80℃で2時間攪拌
した。反応混合物を冷却後、テトラヒドロフラン加え、
5%塩酸で酸性にして室温で2時間攪拌した。次いで減
圧下に溶媒を留去した。残査に水及び5%塩酸を加え、
クロロホルムで2回抽出し、飽和食塩水で2回洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留
去した。残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥して、N−[2
−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニル)エチ
ル]−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)ア
クリルアミド11.30gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.61(1H,d,J=11.3Hz),7.2
-7.5(5H,m),6.9-7.1(5H,m),6.77(1H,d,J=8.1Hz),6.64(1
H,d,J=1.6Hz),6.56(1H,dd,J=8.1,1.6Hz),5.46(1H,br),
5.13(2H,s),3.83(3H,s),3.4-3.6(2H,m),2.73(2H,t,J=6.
8Hz),2.33(3H,s)
【0096】参考製造例6 粗2−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)
エチルアミン2.14g(11.97mmol)、トリ
エチルアミン1.45g(14.36mmol)及びテ
トラヒドロフラン20mlを混合し、約0℃まで冷却
し、混合物に(4−クロロフェニル)アセチルクロライ
ド2.26g(11.97mmol)を滴下し、0℃で
30分間、次いで室温で2時間攪拌した。反応混合物に
水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%塩酸、飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下
に溶媒を留去した。残渣をヘキサンで洗浄後、乾燥し
て、N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフ
ェニル)エチル]−2−(4−クロロフェニル)アセト
アミド3.70gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(7H,m),7.0-7.1(2
H,m),6.73(1H,d,J=8.3Hz),6.63(1H,d,J=2.0Hz),6.43(1
H,dd,J=8.0,2.0Hz),5.29(1H,br),5.14(2H,s),3.84(3H,
s),3.4-3.5(4H,m),2.66(2H,t,J=6.8Hz)
【0097】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)エチル]−2−(4−クロロフェニ
ル)アセトアミド2.25g(5.49mmol)、t
−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン2.39g
(13.73mmol)を混合し、90℃で1.5時間
攪拌した。反応混合物を冷却後、テトラヒドロフラン加
え、5%塩酸で酸性にして室温にて2時間攪拌した。次
いで減圧下に溶媒を留去した。残査に水及び5%塩酸を
加え、酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で2回洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に付し、N
−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェ
ニル)アクリルアミド1.50gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.67(1H,d,J=11.0Hz),7.2
-7.5(7H,m),6.9-7.1(3H,m),6.76(1H,d,J=8.3Hz),6.65(1
H,d,J=1.8Hz),6.52(1H,dd,J=8.0,2.0Hz),5.32(1H,br),
5.15(2H,s),3.84(3H,s),3.4-3.6(2H,m),2.73(2H,t,J=6.
8Hz)
【0098】参考製造例7 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェ
ニル)アクリルアミド2.00g(4.79mmo
l)、48%臭化水素酸1.21g(7.19mmo
l)及び酢酸20mlを混合し、80℃で1.5時間攪
拌した。反応混合物を減圧下において溶媒を留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液、ヘ
キサン:酢酸エチル=2:1)に付し、N−[2−(4
−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)エチル]−3−
ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミ
ド630mgを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.6(1H,d,J=11.3Hz),6.9-
7.2(5H,m),6.80(1H,d,J=7.8Hz),6.5-6.6(2H,m),5.4-5.5
(2H,m),3.83(3H,s),3.4-3.6(2H,m),2.74(2H,t,J=6.9H
z),2.35(3H,s)
【0099】参考製造例8 N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メトキシフェニ
ル)エチル]−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェ
ニル)アクリルアミド1.60g(3.66mmo
l)、48%臭化水素酸925mg(5.49mmo
l)及び酢酸15mlを混合し、80℃で1.5時間攪
拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出
し、飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸
エチル=2:1)に付し、N−[2−(4−ヒドロキシ
−3−メトキシフェニル)エチル]−3−ヒドロキシ−
2−(4−クロロフェニル)アクリルアミド600mg
を得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.6(1H,d,J=11.3Hz),7.2-
7.4(2H,m),7.0-7.1(3H,m),6.82(1H,d,J=6.7,1.7Hz),6.5
-6.6(2H,m),5.54(1H,s),5.32(1H,br),3.83(3H,s),3.4-
3.6(2H,m),2.74(2H,t,J=6.9Hz)
【0100】参考製造例9 4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド1
2.1g(50.0mmol)、ニトロエタン5.63
g(75.0mmol)及び酢酸120mlの混合物に
ブチルアミン4.02g(55.0mmol)を滴下し
た後、5時間加熱還流した。反応混合物を冷却した後、
酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液、ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)に付し1−ベンジルオキシ−
2−メトキシ−4−(2−ニトロプロペニル)ベンゼン
2.70gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):8.04(1H,s),7.3-7.5(5H,
m),6.9-7.1(3H,m),5.21(2H,s),3.92(3H,s),2.47(3H,s)
【0101】水素化リチウムアルミニウム1.03g
(27.1mmol)と無水テトラヒドロフラン20m
lとを混合し、これに1−ベンジルオキシ−2−メトキ
シ−4−(2−ニトロ-プロペニル)ベンゼン2.70
g(9.03mmol)の無水テトラヒドロフラン溶液
を、激しく攪拌しながら約90分かけて滴下した後、2
時間加熱還流した。反応混合物を冷却した後、これに苛
性ソーダ水溶液を滴下し、セライトをプレコートしたグ
ラスフィルターで不溶物を濾去し、減圧下に濾液から溶
媒を留去した。残渣を酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で
洗浄し、炭酸カリウムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留
去して粗2−(4−ベンジルオキシ-3−メトキシフェ
ニル)−1−メチルエチルアミン2.30gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),6.6-6.9(3
H,m),5.12(2H,s),3.87(3H,s),3.1-3.2(1H,m),2.4-2.8
(2H,m),1.4-2.0(2H,br),1.11(3H,d,J=6.3Hz)
【0102】粗2−(4−ベンジルオキシ-3−メトキ
シフェニル)−1−メチル−エチルアミン2.30g
(8.48mmol)、トリエチルアミン1.03g
(10.2mmol)及びテトラヒドロフラン25ml
の混合物を約0℃に冷却し、該混合物に(4−メチルフ
ェニル)アセチルクロリド1.42g(8.48mmol)
を滴下し、0℃で30分間、次いで室温で2時間攪拌し
た。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、5%
塩酸、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、減圧下に溶媒を留去し、残渣をヘキサ
ンで洗浄後、乾燥して、N−[2−(4−ベンジルオキ
シ−3−メトキシフェニル)−1−メチル−エチル]−
2−(4−メチルフェニル)アセトアミド2.40gを
得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.3-7.5(5H,m),6.9-7.1(4
H,m),6.72(1H,d,J=8.1Hz),6.62(1H,d,J=1.9Hz),6.42(1
H,dd,J=2.0,8.1Hz),5.1-5.3(2H,m),4.1-4.3(1H,m),3.83
(3H,s),3.45(2H,s),2.59(2H,d,J=6.4Hz),2.33(3H,s),1.
04(3H,d,J=6.6Hz)
【0103】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]−2−(4−メ
チルフェニル)アセトアミド2.40g(5.95mm
ol)、t−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン
3.10g(17.8mmol)を混合し、80℃で2
時間攪拌した。冷却後、反応混合物にテトラヒドロフラ
ン及び塩酸を加え酸性にした後、室温で2時間攪拌し、
減圧下に溶媒を留去し、クロロホルムで抽出し、飽和食
塩水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下に溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマ
トグラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=3:
2)に付し、乾燥して、N−[2−(4−ベンジルオキ
シ−3−メトキシフェニル)−1−メチルエチル]−3
−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルア
ミド1.90gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):13.65(1H,d,J=11.2Hz),7.2
-7.5(5H,m),6.9-7.2(5H,m),6.76(1H,d,J=8.2Hz),6.63(1
H,d,J=1.88Hz),6.52(1H,dd,J=8.1,1.9Hz),5.28(2H,d,J=
7.6Hz),5.14(2H,s),4.2-4.4(1H,d),3.83(3H,s),3.6-3.8
(2H,m),2.35(3H,s),1.11(3H,d,J=6.5Hz)
【0104】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)−1−メチルエチル]−3−ヒドロキ
シ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド1.9
0g(4.41mmol)、10%水酸化カリウム水溶
液0.99g(17.6mmol)、テトラブチルアン
モニウムブロミド716mg(2.20mmol)及び
エチレングリコ−ルジメチルエ−テル20mlを混合
し、室温〜50℃でその中にクロロジフルオロメタンの
ガスを吹き込んだ。反応混合物よりサンプリングして原
料の消失を薄層クロマトクラフィーによる分析にて確認
後、冷却し、反応混合物に5%塩酸を加えた。酢酸エチ
ルで抽出、5%塩酸、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下に濃縮し、残渣を
ヘキサンで洗浄して、N−[2−(4−ベンジルオキシ
−3−メトキシフェニル)−1−メチルエチル]−3−
ジフルオロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アク
リルアミド1.80gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.2-7.5(5H,m),7.0-7.2(4
H,m),6.7-6.9(4H,m),6.63(1H,dd,J=8.0,1.8Hz),6.30(1
H,t,J=71.7Hz),5.79(1H,d,J=8.1Hz),5.13(2H,s),4.3-4.
6(1H,m),3.83(3H,s),2.6-2.9(2H,m),2.33(3H,s),1.18(3
H,d,J=6.6Hz)
【0105】N−[2−(4−ベンジルオキシ−3−メ
トキシフェニル)-1-メチル−エチル]−3−ジフルオ
ロメトキシ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミ
ド1.80g(3.74mmol)、48%臭化水素酸
693mg(4.11mmol)及び酢酸20mlを混
合し、80℃で2時間攪拌した。反応混合物を減圧下に
おいて溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開液、ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
に付し、N−[2−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル]−3−ジフルオロメトキ
シ−2−(4−メチルフェニル)アクリルアミド1.1
0gを得た。1 H-NMR(CDCl3,TMS)δ(ppm):7.1-7.2(4H,m),6.6-6.9(4
H,m),6.37(1H,t,J=71.5Hz),5.79(1H,d,J=7.7Hz),5.58(1
H,s),4.3-4.5(1H,m),3.82(3H,s),2.6-2.9(2H,m),2.34(3
H,s),1.18(3H,d,J=6.5Hz)
【0106】次に本発明化合物の例を化合物番号と共に
示す。 式[I] で示される化合物。
【表1】
【0107】
【表2】
【0108】
【表3】
【0109】
【表4】
【0110】
【表5】
【0111】
【表6】
【0112】
【表7】
【0113】
【表8】
【0114】
【表9】
【0115】
【表10】
【0116】
【表11】
【0117】
【表12】
【0118】
【表13】
【0119】
【表14】
【0120】
【表15】
【0121】
【表16】
【0122】
【表17】
【0123】
【表18】
【0124】
【表19】
【0125】
【表20】
【0126】
【表21】
【0127】
【表22】
【0128】
【表23】
【0129】
【表24】
【0130】
【表25】
【0131】
【表26】
【0132】
【表27】
【0133】
【表28】
【0134】
【表29】
【0135】
【表30】
【0136】
【表31】
【0137】
【表32】
【0138】
【表33】
【0139】
【表34】
【0140】
【表35】
【0141】
【表36】
【0142】
【表37】
【0143】
【表38】
【0144】
【表39】
【0145】
【表40】
【0146】
【表41】
【0147】
【表42】
【0148】
【表43】
【0149】
【表44】
【0150】
【表45】
【0151】
【表46】
【0152】
【表47】
【0153】
【表48】
【0154】
【表49】
【0155】
【表50】
【0156】
【表51】
【0157】
【表52】
【0158】
【表53】
【0159】次に製剤例を示す。部は重量部を表し、本
発明化合物は上表に記載の番号で示す。 製剤例1 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、
ラウリル硫酸マグネシウム2部及び合成含水酸化珪素4
5部をよく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得
る。 製剤例2 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々20部とソルビタントリオレエ−ト1.5部と
を、ポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部
と混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中に、キサ
ンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシ
リケ−ト0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプ
ロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合し各々のフ
ロアブル製剤を得る。
【0160】製剤例3 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々2部、カオリンクレー88部及びタルク10部
をよく粉砕混合することにより、各々の粉剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ
−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム
6部及びキシレン75部をよく混合することにより、各
々の乳剤を得る。
【0161】製剤例5 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリン
クレ−65部をよく粉砕混合した後、水を加えてよく練
り合せ、造粒乾燥することにより、各々の粒剤を得る。 製剤例6 本発明化合物1001〜1478及び2001〜225
4の各々10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
サルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカー
ボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕
することにより、各々のフロアブル製剤を得る。
【0162】次に、本発明化合物が植物病害の防除に有
用であることを試験例で示す。なお、本発明化合物は上
表に記載の番号で示す。本発明化合物の防除効果は、調
査時の供試植物上の病斑の面積を肉眼観察し、無処理区
の病斑の面積と本発明化合物処理区の病斑の面積を比較
することにより評価した。 試験例1 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブドウ(品種:ベ
リ−A)を播種し、温室内で40日間生育させた。本発
明化合物1004、1005、1006、1016、1
017、1020、1023、1026、1029、1
065、1103、1104、1143、1160、1
182、1196、1197、1223、1232、1
241、1251、1258、1266、1268、1
271、1274、1281、1282、1305、1
320、1371、2077及び2133の各々を製剤
例6に準じてフロアブル製剤とした後、水で所定濃度
(200ppm)に希釈し、希釈液をブドウ葉面に充分付着す
るように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、ブドウべ
と病の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種した。接種後23℃、
多湿下に1日置き、その後温室内で6日間置いた後、防
除効果を調査した。その結果、上記本発明化合物処理区
の植物上の病斑面積は、いずれも無処理区の病斑面積の
10%以下であった。
【0163】試験例2 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブドウ(品種:ベ
リ−A)を播種し、温室内で40日間生育させた。本発
明化合物1259、1284、1353,1355、1
360、1367、1445、1447及び1450の
各々を製剤例6に準じてフロアブル製剤とした後、水で
所定濃度(50ppm)に希釈し、希釈液をブドウ葉面に充
分付着するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、
ブドウべと病の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種した。接種後
23℃、多湿下に1日置き、その後温室内で6日間置い
た後、防除効果を調査した。その結果、上記本発明化合
物処理区の植物上の病斑面積は、いずれも無処理区の病
斑面積の10%以下であった。
【0164】試験例3 プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブドウ(品種:ベ
リ−A)を播種し、温室内で40日間生育させた。本発
明化合物1354、1357、1358、1364、1
388、1392、1429及び2202の各々を製剤
例6に準じてフロアブル製剤とした後、水で所定濃度
(12.5ppm)に希釈し、希釈液をブドウ葉面に充分付着
するように茎葉散布した。散布後植物を風乾し、ブドウ
べと病の遊走子嚢懸濁液を噴霧接種した。接種後23
℃、多湿下に1日置き、その後温室内で6日間置いた
後、防除効果を調査した。その結果、上記本発明化合物
処理区の植物上の病斑面積は、いずれも無処理区の病斑
面積の10%以下であった。
【0165】試験例4 プラスチックポットに砂壌土を詰め、トマト(品種:ポ
ンテローザ)を播種し、温室内で20日間生育させた。
本発明化合物1004、1005、1006、101
6、1017、1020、1023、1026、102
9、1034、1065、1103、1104、112
2、1143、1160、1182、1185、119
6、1197、1223、1124、1127、123
2、1241、1251、1258、1259、126
8、1269、1274、1281、1282、128
4、1299、1320、1353、1354、135
8、1360、1388、1367、1392、142
9、1445、1448、1450、1465、147
6、2077及び2133の各々を製剤例6に準じてフ
ロアブル製剤とした後、水で所定濃度(500ppm)に希釈
し、希釈液をトマト葉面に充分付着するように茎葉散布
した。散布後植物を風乾し、トマト疫病の遊走子嚢懸濁
液を噴霧接種した。接種後23℃、多湿下に1日置き、
その後温室内で4日間置いた後、防除効果を調査した。
その結果、上記本発明化合物処理区の植物上の病斑面積
は、いずれも無処理区の病斑面積の10%以下であっ
た。
【0166】
【発明の効果】本発明化合物は、優れた植物病害防除効
力を有することから殺菌剤、特に農園芸用殺菌剤の有効
成分として有用である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式[I] [式中、R1はC1−C10ハロアルキル基、C2−C
    10ハロアルケニル基、C3−C10ハロアルキニル
    基、C3−C8ハロシクロアルキル基又はC3−C10
    アルキニル基を表し、R2は水素原子又はC1−C3ア
    ルキル基を表し、Xは酸素原子又は硫黄原子を表し、Y
    は酸素原子又は硫黄原子を表し、Arは芳香族基を表
    し、Aはエチレン基又はトリメチレン基を表す。ここで
    該エチレン基及びトリメチレン基は、ハロゲン原子、ア
    ミノ基、水酸基、シアノ基、ニトロ基、C1−C6アル
    キル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6シク
    ロアルケニル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6
    ハロアルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1−
    C6ハロアルキルチオ基、C2−C6(アルコキシカル
    ボニル)基及びトリ(C1−C6アルキル)シリル基か
    ら選ばれる一種以上で置換されていてもよい。Z1及び
    2は同一又は相異なり、ハロゲン原子、C1−C6ア
    ルキル基、C1−C6ハロアルキル基、C2−C6アル
    ケニル基、C2−C6アルキニル基、C3−C6シクロ
    アルキル基、C1−C6アルコキシ基、C1−C6ハロ
    アルコキシ基、C2−C6(アルコキシアルコキシ)
    基、C4−C6(シクロアルキルアルコキシ)基、C3
    −C6アルケニルオキシ基、C3−C6ハロアルケニル
    オキシ基、C3−C6アルキニルオキシ基、C3−C6
    ハロアルキニルオキシ基、C3−C6シクロアルコキシ
    基、C3−C6シクロアルケニルオキシ基、シアノC1
    −C5アルコキシ基、C1−C6アルキルチオ基、C1
    −C6ハロアルキルチオ基、(C1−C5アルコキシ)
    カルボニル基、C2〜C10アルカノイルオキシ基、N
    −(C1〜C10アルキル)カルバモイルオキシ基、フ
    ェノキシ基、ベンジルオキシ基、水酸基又はシアノ基を
    表す。ここで、該フェノキシ基及びベンジルオキシ基の
    ベンゼン環は、ハロゲン原子、C1−C6アルキル基、
    C1−C6アルコキシ基、トリフルオロメチル基、アミ
    ノ基及びニトロ基から選ばれる一種以上で置換されてい
    てもよい。Z1及びZ2が一緒になってC2−C6アルキ
    レンジオキシ基を表してもよい。]で示されるアミド化
    合物。
  2. 【請求項2】Arがハロゲン原子、アミノ基、水酸基、
    シアノ基、ニトロ基、C1−C10アルキル基、C1−
    C10ハロアルキル基、シアノC1−C9アルキル基、
    C2−C10アルケニル基、C2−C10ハロアルケニ
    ル基、C2−C10アルキニル基、C2−C10ハロア
    ルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6
    シクロアルケニル基、C1−C10アルコキシ基、C1
    −C10ハロアルコキシ基、C3−C10アルケニルオ
    キシ基、C3−C10ハロアルケニルオキシ基、C3−
    C10アルキニルオキシ基、C3−C10ハロアルキニ
    ルオキシ基、C3−C10シクロアルコキシ基、シアノ
    C1−C9アルコキシ基、C1−C10アルキルチオ
    基、C1−C10ハロアルキルチオ基、C2−C10
    (アルコキシカルボニル)基、トリ(C1−C6アルキ
    ル)シリル基、C3−C5アルキレン基及びC1−C3
    アルキレンジオキシ基から選ばれる一種以上で置換され
    ていてもよい芳香族炭化水素基又は芳香族複素環基であ
    る請求項1に記載のアミド化合物。
  3. 【請求項3】Arがハロゲン原子、アミノ基、水酸基、
    シアノ基、ニトロ基、C1−C10アルキル基、C1−
    C10ハロアルキル基、シアノC1−C9アルキル基、
    C2−C10アルケニル基、C2−C10ハロアルケニ
    ル基、C2−C10アルキニル基、C2−C10ハロア
    ルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6
    シクロアルケニル基、C1−C10アルコキシ基、C1
    −C10ハロアルコキシ基、C3−C10アルケニルオ
    キシ基、C3−C10ハロアルケニルオキシ基、C3−
    C10アルキニルオキシ基、C3−C10ハロアルキニ
    ルオキシ基、C3−C10シクロアルコキシ基、シアノ
    C1−C9アルコキシ基、C1−C10アルキルチオ
    基、C1−C10ハロアルキルチオ基、C2−C10
    (アルコキシカルボニル)基、トリ(C1−C6アルキ
    ル)シリル基、C3−C5アルキレン基及びC1−C3
    アルキレンジオキシ基から選ばれる一種以上で置換され
    ていてもよいフェニル基、ナフチル基、チエニル基、フ
    リル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、
    トリアゾリル基、テトラゾリル基、チアゾリル基、イソ
    チアゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、
    チアジアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラ
    ジニル基、ピリダジニル基、ピロリジニル基、ベンゾフ
    リル基、ベンゾチエニル基、インドリル基、ベンゾチア
    ゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾピラゾリル
    基、キノリル基、イソキノリル基、ピラゾロピリミジニ
    ル基、イミダゾピリミジニル基、チオフェノピリミジニ
    ル基、チアゾロピリミジニル基、ピラゾロピリジル基、
    イミダゾピリジル基、チオフェノピリジル基又はチアゾ
    ロピリジル基である請求項1に記載のアミド化合物。
  4. 【請求項4】Arがハロゲン原子、アミノ基、水酸基、
    シアノ基、ニトロ基、C1−C10アルキル基、C1−
    C10ハロアルキル基、シアノC1−C9アルキル基、
    C2−C10アルケニル基、C2−C10ハロアルケニ
    ル基、C2−C10アルキニル基、C2−C10ハロア
    ルキニル基、C3−C6シクロアルキル基、C3−C6
    シクロアルケニル基、C1−C10アルコキシ基、C1
    −C10ハロアルコキシ基、C3−C10アルケニルオ
    キシ基、C3−C10ハロアルケニルオキシ基、C3−
    C10アルキニルオキシ基、C3−C10ハロアルキニ
    ルオキシ基、C3−C10シクロアルコキシ基、シアノ
    C1−C9アルコキシ基、C1−C10アルキルチオ
    基、C1−C10ハロアルキルチオ基、C2−C10
    (アルコキシカルボニル)基、トリ(C1−C6アルキ
    ル)シリル基、C3−C5アルキレン基及びC1−C3
    アルキレンジオキシ基から選ばれる一種以上で置換され
    ていてもよいフェニル又はナフチルである請求項1に記
    載のアミド化合物。
  5. 【請求項5】Arがフェニル基、4−メチルフェニル
    基、3−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、4
    −メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−
    クロロフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル
    基、3,4−テトラメチレンフェニル基、3,4−トリ
    メチレンフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、
    3,4−ジメトキシフェニル基又は2−ナフチル基であ
    る請求項1に記載のアミド化合物。
  6. 【請求項6】Aがエチレン基である請求項1〜5のいず
    れかに記載のアミド化合物。
  7. 【請求項7】R2が水素原子である請求項1〜6のいず
    れかに記載のアミド化合物。
  8. 【請求項8】X及びYが共に酸素原子である請求項1〜
    7のいずれかに記載のアミド化合物。
  9. 【請求項9】Z1及びZ2が共にメトキシ基である請求項
    1〜8のいずれかに記載のアミド化合物。
  10. 【請求項10】Z1がメトキシ基、Z2が2−プロピニル
    オキシ基である請求項1〜8のいずれかに記載のアミド
    化合物。
  11. 【請求項11】R1がフルオロメチル基、ジフルオロメ
    チル基、トリフルオロメチル基又は2−プロピニル基で
    ある請求項1〜10のいずれかに記載のアミド化合物。
  12. 【請求項12】N−[2−(3,4−ジメトキシフェニ
    ル)エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−(4−メ
    チルフェニル)アクリルアミド、N−[2−(3,4−
    ジメトキシフェニル)エチル]−3−ジフルオロメトキ
    シ−2−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−
    2−イル)アクリルアミド、N−[2−{3−メトキシ
    −4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}エチル]−
    3−ジフルオロメトキシ−2−(5,6,7,8−テト
    ラヒドロナフタレン−2−イル)アクリルアミド、N−
    [2−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)
    フェニル}エチル]−3−ジフルオロメトキシ−2−
    (4−メチルフェニル)アクリルアミド、N−[2−
    (3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−ジフル
    オロメトキシ−2−(4−クロロフェニル)アクリルア
    ミド又はN−[2−{3−メトキシ−4−(2−プロピ
    ニルオキシ)フェニル}エチル]−3−ジフルオロメト
    キシ−2−(4−クロロフェニル)アクリルアミドであ
    る請求項1に記載のアミド化合物。
  13. 【請求項13】有効成分としての請求項1〜12のいず
    れかに記載のアミド化合物と、担体とを含有することを
    特徴とする殺菌剤。
  14. 【請求項14】請求項1〜12のいずれかに記載のアミ
    ド化合物の有効量を植物に施用することを特徴とする病
    害防除方法。
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