JP2005206571A - N−(α−シアノベンジル)アミド化合物ならびにその植物病害防除用途 - Google Patents

N−(α−シアノベンジル)アミド化合物ならびにその植物病害防除用途 Download PDF

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Yasushi Sakaguchi
裕史 阪口
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Abstract

【課題】
優れた植物病害防除効力を有する化合物を提供すること。

【解決手段】
式(1)
Figure 2005206571

[式中、R1は水素原子;ハロゲン原子;ハロゲン原子等で置換されていてもよいC1-C6アルキル基等を表し、R2は水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基等を表し、R3は水素原子等を表し、R4はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基等を表し、R5はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基等を表し、R6は水素原子等を表し、R7は水素原子等を表し、R8は水素原子等を表し、R9は水素原子等を表し、R10は水素原子等を表し、R11は水素原子等を表し、R12は水素原子等を表す。]
で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物は、優れた植物病害防除効力を有する。

【選択図】 なし

Description

本発明は、アミド化合物ならびにその植物病害防除用途に関する。
植物病害を防除するための薬剤の開発が行われ、植物病害防除効果を有する化合物が数多く見出されているが、その効果は十分でない場合があり、新たな化合物群の探索が鋭意行われている。
本発明は、優れた植物病害防除効力を有する化合物を提供することを課題とする。
本発明者は、優れた植物病害防除効力を有する化合物を見出すべく、鋭意検討した結果、下記式(1)で示されるN−(α−シアノベンジル)アミドが優れた植物病害防除効力を有することを見出した。
すなわち、本発明は式(1)
Figure 2005206571
[式中、R1は水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルケニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルキニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいジ(C1-C6アルキル)アミノ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイルオキシ基;ホルミル基;(C1-C6アルキル)カルボニル基;(C2-C6アルケニル)カルボニル基;(C2-C6アルキニル)カルボニル基;(C3-C6シクロアルキル)カルボニル基;(C1-C6ハロアルキル)カルボニル基;(C1-C6アルコキシ)カルボニル基;又はトリ(C1-C6アルキル)シリル基を表し、
2は水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、ニトロ基又はシアノ基を表すか、
1とR2とが一緒になって、ハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6ポリメチレン基;又はハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基を表し、
3は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
4はC1-C4アルキル基、C1-C4ハロアルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、
5はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C6アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基、シアノC1-C6アルキル基又は(C1-C3アルキル)カルボニル基を表し、
6は水素原子又はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、
7は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
8は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
9は水素原子又はC1-C3アルキル基を表し、
10は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
11は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
12は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表す。]
で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物(以下、本発明化合物と記す。)、本発明化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤及び本発明化合物の有効量を植物又は植物を栽培する土壌に処理することを特徴とする植物病害の防除方法を提供する。
本発明化合物は優れた植物病害防除効力を有することから、植物病害防除剤の有効成分として有用である。
本発明化合物において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12で示される各置換基を以下に例示する。
1で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4ーメチルペンチル基、ヘキシル基等のC1-C6アルキル基;フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロメチル基、ジクロロメチル基、トリクロロメチル基等のC1-C6ハロアルキル基;シアノメチル基、2−シアノエチル基、1−シアノエチル等のシアノC1-C6アルキル基;ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基等のC1-C6ヒドロキシアルキル基;シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基等のC3-C6シクロアルキルC1-C6アルキル基;2−メトキシエトキシ基、2−エトキシエトキシ基等のC1-C6アルコキシC1-C6アルキル基;エトキシシアノメチル基、メトキシシアノメチル基等の(C1-C3アルコキシ)シアノC1-C6アルキル基;シクロプロピルオキシメチル基、シクロブチルオキシメチル基、シクロペンチルオキシメチル基、シクロヘキシルオキシメチル基等のC1-C6シクロアルコキシC1-C6アルキル基;2−メチルチオエチル基等のC1-C6アルキルチオC1-C6アルキル基;シクロペンチルチオメチル基等のC1-C6シクロアルキルチオC1-C6アルキル基;トリ(C1-C3アルキル)シリルC1-C6アルキル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルケニル基としては、例えば、ビニル基、1−メチルビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基等のC2-C6アルケニル基;2−フルオロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基、2−クロロビニル基、2,2−ジクロロビニル基、2−ブロモビニル基、2,2−ジブロモビニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基等のC2-C6ハロアルケニル基;シアノC2-C6アルケニル基;C2-C6ヒドロキシアルケニル基;C3-C6シクロアルキルC2-C6アルケニル基;C1-C6アルコキシC2-C6アルケニル基;C1-C6シクロアルコキシC2-C6アルケニル基;C1-C6アルキルチオC2-C6アルケニル基;C1-C6シクロアルキルチオC2-C6アルケニル基;トリ(C1-C3アルキル)シリルC2-C6アルケニル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルキニル基としては、例えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、3、3−ジメチル−1−ブチニル基、1−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−ヘキシニル基、5−ヘキシニル基等のC2-C6アルキニル基;2−フルオロエチニル基、2−クロロエチニル基、2−ブロモエチニル基、2−ヨードエチニル基等のC2-C6ハロアルキニル基;シアノC2-C6アルキニル基;C2-C6ヒドロキシアルキニル基;C3-C6シクロアルキルC2-C6アルキニル基;C1-C6アルコキシC2-C6アルキニル基;C1-C6シクロアルコキシC2-C6アルキニル基;C1-C6アルキルチオC2-C6アルキニル基;C1-C6シクロアルキルチオC2-C6アルキニル基;トリメチルシリルエチニル基、トリエチルシリルエチニル基等のトリ(C1-C3アルキル)シリルC2-C6アルキニル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のC3-C6シクロアルキル基;C3-C6ハロシクロアルキル基;シアノC3-C6シクロアルキル基;C3-C6ヒドロキシシクロアルキル基;C3-C6シクロアルキルC3-C6シクロアルキル基;C1-C6アルコキシC3-C6シクロアルキル基;C1-C6シクロアルコキシC3-C6シクロアルキル基;C1-C6アルキルチオC3-C6シクロアルキル基;C1-C6シクロアルキルチオC3-C6シクロアルキル基;トリ(C1-C3アルキル)シリルC3-C6シクロアルキル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基等のC1-C6アルコキシ基;フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2−フルオロエトキシ基等のC1-C6ハロアルコキシ基;2−メトキシエトキシ基等のC1-C6アルコキシC1-C6アルコキシ基;2−メチルチオエトキシ基等のC1-C6アルキルチオC1-C6アルコキシ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基としては、例えば、シクロプロピルオキシ基、シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シクロヘキシル基、2,2-ジメチルプロピル基等のC3-C6シクロアルコキシ基;C3-C6ハロシクロアルコキシ基;C1-C6アルコキシC3-C6シクロアルコキシ基;C1-C6アルキルチオC3-C6シクロアルコキシ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基等のC1-C6アルキルチオ基;フルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−フルオロエチルチオ基等のC1-C6ハロアルキルチオ基;2−メトキシエチルチオ基等のC1-C6アルコキシC1-C6アルキルチオ基;C1-C6アルキルチオC1-C6アルキルチオ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基としては、シクロプロピルチオ基、シクロブチルチオ基、シクロペンチルチオ基等のC3-C6シクロアルキルチオ基;C3-C6ハロシクロアルキルチオ基;C1-C6アルコキシC3-C6シクロアルキルチオ基;C1-C6アルキルチオC3-C6シクロアルキルチオ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいジ(C3-C6アルキル)アミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基等のジ(C3-C6アルキル)アミノ基;メチル(2−メトキシエチル)アミノ基等の(C3-C6アルキル)(C1-C6アルコキシC3-C6アルキル)アミノ基;(C3-C6アルキル)(C1-C6アルキルチオC3-C6アルキル)アミノ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基としては、フェニル基、2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、4−エチルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基としては、フェノキシ基、2−フルオロフェノキシ基、3−フルオロフェノキシ基、4−フルオロフェノキシ基、3,4−ジフルオロフェノキシ基、2−クロロフェノキシ基、3−クロロフェノキシ基、4−クロロフェノキシ基、3,4−ジクロロフェノキシ基、2−ブロモフェノキシ基、3−ブロモフェノキシ基、4−ブロモフェノキシ基、2−メチルフェノキシ基、3−メチルフェノキシ基、4−メチルフェノキシ基、2−エチルフェノキシ基、3−エチルフェノキシ基、4−エチルフェノキシ基、2−トリフルオロメチルフェノキシ基、3−トリフルオロメチルフェノキシ基、4−トリフルオロメチルフェノキシ基、2−メトキシフェノキシ基、3−メトキシフェノキシ基、4−メトキシフェノキシ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニルチオ基としては、フェニルチオ基、2−フルオロフェニルチオ基、3−フルオロフェニルチオ基、4−フルオロフェニルチオ基、3,4−ジフルオロフェニルチオ基、2−クロロフェニルチオ基、3−クロロフェニルチオ基、4−クロロフェニルチオ基、3,4−ジクロロフェニルチオ基、2−ブロモフェニルチオ基、3−ブロモフェニルチオ基、4−ブロモフェニルチオ基、2−メチルフェニルチオ基、3−メチルフェニルチオ基、4−メチルフェニルチオ基、2−エチルフェニルチオ基、3−エチルフェニルチオ基、4−エチルフェニルチオ基、2−トリフルオロメチルフェニルチオ基、3−トリフルオロメチルフェニルチオ基、4−トリフルオロメチルフェニルチオ基、2−メトキシフェニルチオ基、3−メトキシフェニルチオ基、4−メトキシフェニルチオ基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイル基としては、ベンゾイル基、2−フルオロベンゾイル基、3−フルオロベンゾイル基、4−フルオロベンゾイル基、3,4−ジフルオロベンゾイル基、2−クロロベンゾイル基、3−クロロベンゾイル基、4−クロロベンゾイル基、3,4−ジクロロベンゾイル基、2−ブロモベンゾイル基、3−ブロモベンゾイル基、4−ブロモベンゾイル基、2−メチルベンゾイル基、3−メチルベンゾイル基、4−メチルベンゾイル基、2−エチルベンゾイル基、3−エチルベンゾイル基、4−エチルベンゾイル基、2−トリフルオロメチルベンゾイル基、3−トリフルオロメチルベンゾイル基、4−トリフルオロメチルベンゾイル基、2−メトキシベンゾイル基、3−メトキシベンゾイル基、4−メトキシベンゾイル基が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイルオキシ基としては、ベンゾイルオキシ基、2−フルオロベンゾイルオキシ基、3−フルオロベンゾイルオキシ基、4−フルオロベンゾイルオキシ基、3,4−ジフルオロベンゾイルオキシ基、2−クロロベンゾイルオキシ基、3−クロロベンゾイルオキシ基、4−クロロベンゾイルオキシ基、3,4−ジクロロベンゾイルオキシ基、2−ブロモベンゾイルオキシ基、3−ブロモベンゾイルオキシ基、4−ブロモベンゾイルオキシ基、2−メチルベンゾイルオキシ基、3−メチルベンゾイルオキシ基、4−メチルベンゾイルオキシ基、2−エチルベンゾイルオキシ基、3−エチルベンゾイルオキシ基、4−エチルベンゾイルオキシ基、2−トリフルオロメチルベンゾイルオキシ基、3−トリフルオロメチルベンゾイルオキシ基、4−トリフルオロメチルベンゾイルオキシ基、2−メトキシベンゾイルオキシ基、3−メトキシベンゾイルオキシ基、4−メトキシベンゾイルオキシ基が挙げられる。
1で示される(C1-C6アルキル)カルボニル基としては、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基が挙げられる。
1で示される(C2-C6アルケニル)カルボニル基としては、アクリロイル基、メタクリロイル基、クロトノイル基、イソクロトノイル基が挙げられる。
1で示される(C2-C6アルキニル)カルボニル基としては、プロピオロイル基が挙げられる。
1で示される(C3-C6シクロアルキル)カルボニル基としては、シクロプロピルカルボニル基、シクロブチルカルボニル基、シクロペンチルカルボニル基、シクロヘキシルカルボニル基が挙げられる。
1で示される(C1-C6ハロアルキル)カルボニル基としては、クロロアセチル基、トリフルオロアセチル基が挙げられる。
1で示される(C1-C6アルコキシ)カルボニル基としては、アセチルオキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基が挙げられる。
1で示されるトリ(C1-C6アルキル)シリル基としては、例えばトリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基が挙げられる。
2で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
2で示されるC1-C6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられる。
2で示されるC3-C6シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙げられる。
2で示されるC2-C6アルケニル基としては、例えば、ビニル基、1−メチルビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−ペンテニル基、4−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、5−ヘキセニル基が挙げられる。
2で示されるC2-C6アルキニル基としては、例えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、3、3−ジメチル−1−ブチニル基、1−ペンチニル基、4−ペンチニル基、1−ヘキシニル基、5−ヘキシニル基が挙げられる。
2で示されるC1-C6ハロアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基及びトリフルオロメチル基が挙げられる。
2で示されるC1-C6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、ペンチルオキシ基及びヘキシルオキシ基が挙げられる。
2で示されるC1-C6ハロアルコキシ基としては、例えば、フルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、2−フルオロエトキシ基が挙げられる。
2で示されるC1-C6アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基、ペンチルチオ基、ヘキシルチオ基が挙げられる。
2で示されるC1-C6ハロアルキルチオ基としては、例えば、フルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−フルオロエチルチオ基が挙げられる。
2で示されるジ(C1-C6アルキル)アミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基が挙げられる。
1とR2とが一緒になったハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6ポリメチレン基としては、1,3−プロパンジイル基、1,3−ブタンジイル基、1,4−ブタンジイル基、1,5−ペンタンジイル基、1,4−ペンタンジイル基及び1,6−ヘキサンジイル基が挙げられる。
1とR2とが一緒になったハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基としては、例えば、1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、1−メチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2−メチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、3−メチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、4−メチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、1−エチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2−エチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、3−エチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、4−エチル−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、1−フルオロ−ブタジエン−1,4−ジイル基、2−フルオロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、3−フルオロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、4−フルオロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2,3−ジフルオロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、1−クロロ−ブタジエン−1,4−ジイル基、2−クロロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、3−クロロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、4−クロロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、1−ブロモ−ブタジエン−1,4−ジイル基、2−ブロモ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、3−ブロモ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、4−ブロモ1−,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、2,3−ジブロモ−1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基、が挙げられる。尚、ここで示したハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換された1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基の1位の炭素原子は、R2が結合している位置で結合していることを意味する。
3で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
3で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
4で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられる。
4で示されるC1-C4ハロアルキル基としては、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基が挙げられる。
4で示されるC3-C4アルケニル基としては、例えば、2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基が挙げられる。
4で示されるC3-C4アルキニル基としては、例えば、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基が挙げられる。
5で示されるC1-C4アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられる。
5で示されるC3-C4アルケニル基としては、例えば、2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基が挙げられる。
5で示されるC3-C6アルキニル基としては、例えば、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−ペンチニル基、1−メチル−2−ペンチニル基、4−メチル−2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4−ペンチニル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基が挙げられる。
5で示されるC1-C4ハロアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、、2,2,2−トリフルオロエチル基が挙げられる。
5で示されるシアノC1-C6アルキル基としては、例えば、シアノメチル基、1−シアノエチル基、2−シアノエチル基、1−シアノプロピル基が挙げられる。
5で示される(C1-C3アルキル)カルボニル基としては、例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基が挙げられる。
6で示されるC1-C4アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が挙げられる。
6で示されるC3-C4アルケニル基としては、例えば、2−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基が挙げられる。
6で示されるC3-C4アルキニル基としては、例えば、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基が挙げられる。
7で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられる。
7で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
8で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられる。
8で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
9で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
10で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられる。
10で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
11で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられる。
11で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
12で示されるハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられ、
12で示されるC1-C3アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げられる。
本発明化合物にはアミドの窒素原子が結合する炭素原子に基づく(R)および(S)の光学異性体が存在するが、その各々の光学異性体およびその混合物が本発明に含まれる。
本発明化合物としては、例えば以下の態様の化合物が挙げられる。
式(1)において、R3が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R6が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R7が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R8が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R6及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R7及びR8が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R3、R7及びR8が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R3、R7、R8、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R3、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R3、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R4及びR5が、各々C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7及びR8が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7、R8、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7及びR8が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7、R8、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基またはC1-C6ハロアルコキシ基で、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基またはC1-C6ハロアルコキシ基であるか、又はR1とR2とが一緒になって、C3-C5アルキレン基若しくはCH=CH-CH=CHであり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基またはC1-C6ハロアルコキシ基で、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基またはC1-C6ハロアルコキシ基であるか、又はR1とR2とが一緒になって、C3-C5アルキレン基またはCH=CH-CH=CHであり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R3、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルケニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルキニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいジ(C1-C6アルキル)アミノ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイルオキシ基;ホルミル基;(C1-C6アルキル)カルボニル基;(C2-C6アルケニル)カルボニル基;(C2-C6アルキニル)カルボニル基;(C3-C6シクロアルキル)カルボニル基;(C1-C6ハロアルキル)カルボニル基;(C1-C6アルコキシ)カルボニル基;またはトリ(C1-C6アルキル)シリル基で、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、ニトロ基またはシアノ基であるか、R1とR2とが一緒になって、ハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C5ポリメチレン基;またはハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルケニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルキニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいジ(C1-C6アルキル)アミノ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイルオキシ基;ホルミル基;(C1-C6アルキル)カルボニル基;(C2-C6アルケニル)カルボニル基;(C2-C6アルキニル)カルボニル基;(C3-C6シクロアルキル)カルボニル基;(C1-C6ハロアルキル)カルボニル基;(C1-C6アルコキシ)カルボニル基;またはトリ(C1-C6アルキル)シリル基で、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基またはC1-C6ハロアルキル基であるか、R1とR2とが一緒になって、ハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C5ポリメチレン基;またはハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基;C2-C6アルケニル基;C2-C6アルキニル基;C3-C6シクロアルキル基;ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基;ハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基;ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基;ハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基;ジ(C1-C6アルキル)アミノ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基;ホルミル基;(C1-C6アルキル)カルボニル基;(C1-C6アルコキシ)カルボニル基;又はトリ(C1-C6アルキル)シリル基で、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基又はC1-C6ハロアルキル基であるか、R1とR2とが一緒になって、ハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C5ポリメチレン基;又はハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基又はC1-C6ハロアルキル基であるか、又はR1とR2とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基であり、R3が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C6アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基又は(C1-C3アルキル)カルボニル基であり、R6が水素原子又はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基であり、R7が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R8が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R9が水素原子又はC1-C3アルキル基であり、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物;即ち式(60)
Figure 2005206571
[R61は水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基を表し、R62は水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基又はC1-C6ハロアルキル基を表すか、又はR61とR62とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CHを表し、R63は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、R64はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、R65はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C6アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基又は(C1-C3アルキル)カルボニル基を表し、R66は水素原子又はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基を表し、R67及びはR68は独立して、水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、R69は水素原子又はC1-C3アルキル基を表す。]
で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R63が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R64がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R65がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R66が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R67が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R68が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物
式(60)において、R69が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物
式(60)において、R66及びR69が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R67及びR68が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R63、R67及びR68が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R63、R67、R68及びR69が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R64及びR65が、各々C1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R66が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R63、R67及びR68が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R64がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R65がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R66が水素原子又はC3-C4アルキニル基であり、R63、R67及びR68が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R61がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R62が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基又はC1-C6ハロアルキル基を表すか、又はR61とR62とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CHであるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R61がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R62が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基又はC1-C6ハロアルキル基を表すか、又はR61とR62とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CHであるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(60)において、R61及びR62が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基又はC1-C6ハロアルコキシ基であるか、又はR61とR62とが一緒になって、C3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基であり、R64がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R65がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R66が水素原子又はC3-C4アルキニルであり、R63、R67、R68及びR69が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であり、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であるか、又はR1とR2とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基であり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキル基であり、R3、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物、即ち式(50)
Figure 2005206571
[式中、R51及びR52は、同一又は相異なり水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基を表すか、又はR51とR52とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基を表し、R54はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、R55はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、R56は水素原子又はC3-C4アルキニル基を表す。]
で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がフッ素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51が塩素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51が臭素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がメチル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がメトキシ基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がトリフルオロメチル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52がハロゲン原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が塩素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R55が2−プロペニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R56が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52がハロゲン原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51が塩素原子であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51が塩素原子であり、R52がハロゲン原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C2アルキル基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R1がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がトリフルオロメチル基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子であり、R52が水素原子であり、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルキル基であり、R52が水素原子であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4アルコキシ基であり、R52が水素原子であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であり、R5がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C2アルキル基であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C4アルキル基であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C4アルキル基であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C4アルキル基であり、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C4アルキル基であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C2アルキル基であり、R55がC1-C4アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C2アルキル基であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C2アルキル基であり、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R54がC1-C2アルキル基であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であり、R55がC3-C4アルキニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であり、R55がC1-C2アルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R52が水素原子であり、R54がC1-C4アルキル基であり、R55が2−プロピニル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R2、R3、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R2、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基又はC1-C6ハロアルキルチオ基であり、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基又はC1-C6ハロアルキルチオ基であり、R2、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルキルチオ基又はC1-C6ハロアルキルチオ基であり、R2、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(1)において、R1がハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルキルチオ基又はC1-C6ハロアルキルチオ基であり、R2が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C6アルキル基、R3、R6、R7、R8及びR9が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51がハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であり、R52が水素原子であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
式(50)において、R51及びR52が、同一又は相異なりハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
次に、本発明化合物の製造法について説明する。
式(1)で示される本発明化合物は例えば以下の(製造法A)、(製造法B)又は(製造法C)にしたがって製造することができる。
(製造法A)
本発明化合物は、式(2)で示される化合物(又はその塩酸塩等の塩)と式(3)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2005206571
〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒の存在下、通常塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際して、式(3)で示される化合物1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合、式(2)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、
(i)反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を必要に応じて酸性水(希塩酸等)、塩基性水(炭酸水素ナトリウム水溶液等)で洗浄してから、乾燥、濃縮する、又は
(ii)反応混合物に少量の水を加えてから減圧下濃縮し、得られた固体を濾集する
等の操作を行うことにより、式(1)で示される化合物を単離することができる。単離された式(1)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
(製造法B)
本発明化合物のうちR6がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基である式(1−2)で示される化合物は、式(4)で示される化合物と式(5)で示される化合物とを反応させることによっても製造することができる。
Figure 2005206571
〔式中、R6-1はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、L1はハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基又はp−トルエンスルホニルオキシ基を表し、R1、R2、R3、R4、R5、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒の存在下、通常塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際して、式(4)で示される化合物1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合、式(5)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を必要に応じて酸性水(希塩酸等)、塩基性水(炭酸水素ナトリウム水溶液等)で洗浄してから、乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(1−2)で示される化合物を単離することができる。単離された式(1−2)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
(製造法C)
本発明化合物は、式(2)で示される化合物(又はその塩酸塩等の塩)と式(6)で示される化合物とを反応させることにより製造することもできる。
Figure 2005206571
〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、脱水縮合剤の存在下で、通常溶媒の存在下に行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物及びこれらの混合物があげられる。
反応に用いられる脱水縮合剤としては、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(以下、WSCと記す。)、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類があげられる。
反応に際して、式(6)で示される化合物1モルに対して、式(2)で示される化合物が通常1〜3モルの割合であり、脱水縮合剤が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜140℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、
(i)反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を必要に応じて酸性水(希塩酸等)、塩基性水(炭酸水素ナトリウム水溶液等)で洗浄してから、乾燥、濃縮する、又は
(ii)反応混合物に少量の水を加えてから減圧下濃縮し、得られた固体を濾集する
等の操作を行うことにより、式(1)で示される化合物を単離することができる。単離された式(1)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
次に、本発明化合物の中間体の製造法について参考製造法で説明する。
参考製造法
式(3)で示される化合物及び式(6)で示される化合物は、例えば下記のスキームに従って製造することができる。
Figure 2005206571
〔式中、R20はC1-C6アルキル基(メチル基、エチル基及びプロピル基等)を表し、R21はベンジル基又はメトキシメチル基を表し、L3及びL4は各々が独立してハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基又はp−トルエンスルホニルオキシ基を表し、R4、R5、R7、R8、R9、R10、R11及びR12は前記と同じ意味を表す。〕
工程(I−1)
式(9)で示される化合物は、式(7)で示される化合物と式(8)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際し、式(7)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(8)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(9)で示される化合物を単離することができる。単離された式(9)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
なお、式(7)で示される化合物は例えばTetrahedron Letters,vol.36,No.51,pp.9369−9372,1995に記載された化合物であるか又は該文献に記載された方法に準じて製造することができる化合物である。
工程(I−2)
(A) R21がベンジル基である場合
式(10)で示される化合物は、水素化触媒の存在下、式(9)で示される化合物と水素とを反応させることにより製造することができる。
該反応は水素雰囲気下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる水素化触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
反応に際し、式(9)で示される化合物1モルに対して水素化触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。反応は、さらに必要に応じて酸(塩酸等)を加えて行うこともできる。その際、式(9)で示される化合物1モルに対して、酸が通常0.01モル〜過剰量の割合で用いられる。
該反応は、通常1〜100気圧の水素雰囲気下で行われる。該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濾過し、濾液を有機溶媒抽出して、得られた有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(10)で示される化合物を単離することができる。単離された式(10)で示される化合物はクロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
(B)R21がメトキシメチル基である場合
式(10)で示される化合物は、式(9)で示される化合物を酸の存在下で水と反応させることにより製造することができる。
該反応は通常有機溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる有機溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えば塩酸、硫酸等の無機酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。
反応に際し、式(9)で示される化合物1モルに対して、酸が通常0.1〜10モルの割合、水は通常3モル〜過剰量の割合で用いる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(10)で示される化合物を単離することができる。単離された式(10)で示される化合物はクロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(I−3)
式(12)で示される化合物は、式(10)で示される化合物と式(11)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際し、式(10)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(11)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えてから濾過し、濾液を濃縮する等の操作を行うことにより、式(12)で示される化合物を単離することができる。単離された式(12)で示される化合物は、蒸留、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(I−4)
式(6)で示される化合物は式(12)で示される化合物を塩基の存在下で、水と反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、有機溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる有機溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
反応に際し、式(12)で示される化合物1モルに対して、塩基が通常1〜10モルの割合、水は通常1モル〜過剰量の割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に酸性水(塩酸等)を加えて有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(6)で示される化合物を単離することができる。単離された式(6)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできるが、そのまま次の工程に用いることもできる。
工程(I−5)
式(3)で示される化合物は、式(6)で示される化合物と塩素化剤とを反応させることにより製造することができる。
反応に際し、溶媒を用いる場合に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル及びオキシ塩化リンが挙げられる。
反応に際し、式(6)で示される化合物1モルに対して、塩素化剤が通常1〜100モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常30〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する等の操作を行うことにより、式(3)で示される化合物を単離することができる。単離された式(3)で示される化合物は通常精製することなく次の工程の反応に用いられる。
式(6)で示される化合物のうちR7が水素原子である式(6−2)で示される化合物及び、式(3)で示される化合物のうちR7が水素原子である式(3−2)で示される化合物は、例えば下記のスキームに従って製造することもできる。
Figure 2005206571
〔式中、R14はベンジル基を表し、L5は塩素原子又は臭素原子を表し、R4、R5、R8、R10、R11、R12、R20及びL4は前記と同じ意味を表す。〕
工程(II−1)
式(15)で示される化合物は、式(13)で示される化合物と式(14)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際し、式(13)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(14)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(15)で示される化合物を単離することができる。単離された式(15)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(II−2)
式(16)で示される化合物は、式(15)で示される化合物と式(16)で示される化合物を反応させることにより製造することができる。
該反応は、溶媒の存在下、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムターシャリーブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
反応に際し、式(15)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(16)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(17)で示される化合物を単離することができる。単離された式(17)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(II−3)
式(18)で示される化合物は、水素化触媒の存在下、式(17)で示される化合物と水素とを反応させることにより製造することができる。
該反応は水素雰囲気下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる水素化触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
反応に際し、式(17)で示される化合物1モルに対して水素化触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。反応は、さらに必要に応じて酸(塩酸等)を加えて行うこともできる。その際、式(17)で示される化合物1モルに対して、酸が通常0.01モル〜過剰量の割合で用いられる。
該反応は、通常1〜100気圧の水素雰囲気下で行われる。該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濾過し、濾液を有機溶媒抽出して、得られた有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(18)で示される化合物を単離することができる。単離された式(18)で示される化合物はクロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(II−4)
式(20)で示される化合物は、式(18)で示される化合物と式(19)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合の溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に用いられる試剤の量は、式(18)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(19)で示される化合物が通常1〜5モルの割合である。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えてから濾過し、濾液を濃縮する等の操作を行うことにより、式(20)で示される化合物を単離することができる。単離された式(20)で示される化合物は、蒸留、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(II−5)
式(6−2)で示される化合物は式(20)で示される化合物を塩基の存在下で、水と反応させることにより製造することができる。
該反応は通常有機溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる有機溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物が挙げられる。
反応に際し、式(20)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜10モルの割合、水が通常1モル〜過剰量の割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に酸性水(塩酸等)を加えて有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(6−2)で示される化合物を単離することができる。単離された式(6−2)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできるが、そのまま次の工程に用いることもできる。
工程(II−6)
式(3−2)で示される化合物は、式(6−2)で示される化合物と塩素化剤とを反応させることにより製造することができる。
反応に際し、溶媒を用いる場合は溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル及びオキシ塩化リンが挙げられる。
反応に際し、式(6−2)で示される化合物1モルに対して、塩素化剤が通常1〜100モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常30〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する等の操作を行うことにより、式(3−2)で示される化合物を単離することができる。単離された式(3−2)で示される化合物は通常精製することなく次の工程の反応に用いられる。
式(6)で示される化合物のうちR8が水素原子である式(6-3)で示される化合物及び、式(3)で示される化合物のうちR8が水素原子である式(3-3)で示される化合物は、例えば下記のスキームに従って製造することもできる。
Figure 2005206571
〔式中、R4、R5、R7、R20、R14、L4、R10、R11及びR12は前記と同じ意味を表す。〕
工程(III−1)
式(23)で示される化合物は、式(21)で示される化合物と式(22)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、酸無水物の存在下で行われる。
反応に用いられる酸無水物としては、
(R7CH2CO)2
〔式中、R7は前記と同じ意味を表す。〕
で示される酸無水物(例えば、無水酢酸、無水プロピオン酸、無水酪酸など)が用いられる。
反応に際し、式(21)で示される化合物1モルに対して酸無水物が通常1〜5モルの割合、式(22)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常100〜200℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(23)で示される化合物を単離することができる。単離された式(23)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(III−2)
式(25)で示される化合物は、式(23)で示される化合物と式(24)で示される化合物を反応させることにより製造することができる。
該反応は通常、酸触媒の存在下で行われる。
反応に用いられる酸としては、例えば塩化水素、臭化水素等のハロゲン化水素類、硫酸等の鉱酸類及びメタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等のスルホン酸類が挙げられる。
反応に際し、式(23)で示される化合物1モルに対して式(24)で示される化合物が通常3モル〜過剰量の割合、酸が通常0.001〜0.2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常50〜150℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加して有機溶媒抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(25)で示される化合物を単離することができる。単離された式(25)で示される化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。又は、反応混合物を減圧下で濃縮し粗生成物を得て、そのまま次の工程で使用することもできる。
なお、該反応においては酸触媒の代わりに酸塩化物(塩化アセチル等)を用いて反応を行うこともできる。
工程(III−3)
式(26)で示される化合物は、水素化触媒の存在下、式(25)で示される化合物と水素とを反応させることにより製造することができる。
該反応は水素雰囲気下、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる水素化触媒としては、例えばパラジウム炭素、水酸化パラジウム、ラネーニッケル、酸化白金等の遷移金属化合物が挙げられる。
反応に際し、式(25)で示される化合物1モルに対して水素化触媒が通常0.001〜0.5モルの割合で用いられる。反応は、さらに必要に応じて酸(塩酸等)を加えて行うこともできる。その際、式(25)で示される化合物1モルに対して、酸が通常0.01モル〜過剰量の割合で用いられる。
該反応は、通常1〜100気圧の水素雰囲気下で行われる。該反応の反応温度は通常−20〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を濾過し、濾液を有機溶媒抽出して、得られた有機層を乾燥、濃縮する等の操作を行うことにより、式(26)で示される化合物を単離することができる。単離された式(26)で示される化合物はクロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(III−4)
式(28)で示される化合物は、式(26)で示される化合物と式(27)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合の溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際し、式(26)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(27)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えてから濾過し、濾液を濃縮する等の操作を行うことにより、式(28)で示される化合物を単離することができる。単離された式(28)で示される化合物は、蒸留、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(III−4)
式(28)で示される化合物は、式(26)で示される化合物と式(27)で示される化合物とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常塩基の存在下で行われる。
反応に際し、溶媒を用いる場合の溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−エン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物が挙げられる。
反応に際し、式(26)で示される化合物1モルに対して塩基が通常1〜50モルの割合、式(27)で示される化合物が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜100℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えてから濾過し、濾液を濃縮する等の操作を行うことにより、式(28)で示される化合物を単離することができる。単離された式(28)で示される化合物は、蒸留、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によりさらに精製することもできる。
工程(III−6)
式(3−3)で示される化合物は、式(6−3)で示される化合物と塩素化剤とを反応させることにより製造することができる。
反応に際し、溶媒を用いる場合の溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、例えば塩化チオニル、塩化オキサリル及びオキシ塩化リンが挙げられる。
反応に際し、式(6−3)で示される化合物1モルに対して、塩素化剤が通常1〜100モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常30〜150℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する等の操作を行うことにより、式(3−3)で示される化合物を単離することができる。単離された式(3−3)で示される化合物は通常精製することなく次の工程の反応に用いられる。
式(3)で示される化合物は、例えば式(30)で示される化合物をシアン化物、アンモニウム塩及び式(31)で示される化合物と反応させることにより製造することができる。
Figure 2005206571
〔式中、R1、R2、R3、R6及びR9は前記と同じ意味を表す。〕
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、水及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられるシアン化合物としては、例えばシアン化ナトリウム、シアン化カリウムが挙げられる。
反応に用いられるアンモニウム塩としては、例えば塩化アンモニウム、臭化アンモニウムが挙げられる。
反応に際し、式(30)で示される化合物1モルに対して、シアン化物が通常1〜5モルの割合、アンモニウム塩が通常1〜5モルの割合、式(31)で示される化合物が通常1〜50モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は通常−10〜100℃の範囲であり、反応時間は通常1〜50時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に必要に応じて有機溶媒を加えて抽出し、有機層を濃縮する等の操作を行うことにより、式(3)で示される化合物を単離することができるが、塩酸と混合することで塩酸塩として取り出すこともできる。
また、式(3)で示される化合物は、例えばTetrahedron Letters,vol.25,No.41,pp.4583−4586,1984又は米国特許US4041045号に記載された化合物であるか又はこれらの文献に記載された方法に準じて製造することもできる。
本発明化合物が防除効力を有する植物病害としては、例えば藻菌類による植物病害が挙げられ、具体的には例えば次の病害が挙げられる。
蔬菜類、ダイコンのべと病(Peronospora brassicae)、ホウレンソウのべと病(Peronospora spinaciae)、タバコのべと病(Peronospora tabacina)、ウリ類のべと病(Pseudoperonospora cubensis)、ブドウのべと病(Plasmopara viticola)、リンゴ、イチゴ、ヤクヨウニンジンの疫病(Phytophthora cactorum)、トマト、キュウリの灰色疫病(Phytophthora capsici)、パイナップルの疫病(Phytophthora cinnamomi)、ジャガイモ、トマトの疫病(Phytophthora infestans)、タバコ、ソラマメ、ネギの疫病(Phytophthora nicotianae var. nicotianae)、ホウレンソウの立枯病(Pythium sp.)、キュウリ苗立枯病(Pythium aphanidermatum)、コムギ褐色雪腐病(Pythium sp.)、タバコ苗立枯病(Pythium debaryanum)、ダイズのPythium rot(Pythium aphanidermatum, P. debaryanum, P. irregulare, P. myriotylum, P. ultimum)。
本発明の植物病害防除剤は、本発明化合物と不活性な担体を含有している。本発明の植物病害防除剤は、本発明化合物、不活性な担体(固体担体または液体担体)、必要に応じて界面活性剤及び/又はその他の製剤用補助剤とを混合し、乳剤、水和剤、顆粒水和剤、フロアブル剤、粉剤、粒剤等の形態に製剤化されたものである。これらの製剤は本発明化合物を通常0.1〜90重量%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば、カオリンクレー、アッタパルジャイトクレー、ベントナイト、モンモリロナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合成有機物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の塩類、合成含水酸化珪素等の合成無機物等からなる微粉末あるいは粒状物等が挙げられ、液体担体としては、例えば、キシレン、アルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、2−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、ダイズ油、綿実油等の植物油、脂肪族炭化水素類、エステル類、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル及び水が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルムアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギン酸及びその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、防腐剤、着色剤、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT等の安定化剤が挙げられる。
本発明の植物病害防除剤は、例えば、植物体に茎葉処理することにより当該植物を植物病害から保護するために用いられ、また、土壌に処理することにより当該土壌に生育する植物を植物病害から保護するために用いられる。
本発明の植物病害防除剤を植物体に茎葉処理することにより用いる場合又は土壌に処理することにより用いる場合、その処理量は、防除対象植物である作物等の種類、防除対象病害の種類、防除対象病害の発生程度、製剤形態、処理時期、気象条件等によって変化させ得るが、10000m2あたり本発明化合物として通常1〜5000g、好ましくは5〜1000gである。
乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常を水で希釈して散布することにより処理する。この場合、本発明化合物の濃度は通常0.0001〜3重量%、好ましくは0.0005〜1重量%の範囲である。粉剤、粒剤等は通常希釈することなくそのまま処理する。
また、本発明の植物病害防除剤は種子消毒等の処理方法で用いることもできる。種子消毒の方法としては、例えば、本発明化合物の濃度が1〜1000ppmとなるように調製した本発明の植物病害防除剤に植物の種子を浸漬する方法、植物の種子に本発明化合物の濃度が1〜1000ppmの本発明の植物病害防除剤を噴霧もしくは塗沫する方法及び植物の種子に粉剤に製剤化された本発明の植物病害防除剤を粉衣する方法があげられる。
本発明の植物病害防除方法は、通常本発明の植物病害防除剤の有効量を、病害の発生が予測される植物又はその植物が生育する土壌に処理する、及び/又は病害の発生が確認された植物又はその植物が生育する土壌に処理することにより行われる。
本発明の植物病害防除剤は通常、農園芸用植物病害防除剤、即ち畑地、水田、果樹園、茶園、牧草地、芝生地等の植物病害を防除するための植物病害防除剤として用いられる。
本発明の植物病害防除剤は他の植物病害防除剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤、植物生長調節剤及び/又は肥料と共に用いることもできる。
かかる植物病害防除剤の有効成分としては、例えば、クロロタロニル、フルアジナム、ジクロフルアニド、ホセチル−Al、環状イミド誘導体(キャプタン、キャプタホール、フォルペット等)、ジチオカーバメート誘導体(マンネブ、マンコゼブ、チラム、ジラム、ジネブ、プロピネブ等)、無機もしくは有機の銅誘導体(塩基性硫酸銅、塩基性塩化銅、水酸化銅、オキシン銅等)、アシルアラニン誘導体(メタラキシル、フララキシル、オフレース、シプロフラン、ベナラキシル、オキサジキシル等)、ストロビルリン系化合物(クレソキシムメチル、アゾキシストロビン、トリフロキシストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ジモキシストロビン等)、アニリノピリミジン誘導体(シプロジニル、ピリメタニル、メパニピリム等)、フェニルピロール誘導体(フェンピクロニル、フルジオキソニル等)、イミド誘導体(プロシミドン、イプロジオン、ビンクロゾリン等)、ベンズイミダゾール誘導体(カルベンダジム、ベノミル、チアベンダゾール、チオファネートメチル等)、アミン誘導体(フェンプロピモルフ、トリデモルフ、フェンプロピジン、スピロキサミン等)、アゾール誘導体(プロピコナゾール、トリアジメノール、プロクロラズ、ペンコナゾール、テブコナゾール、フルシラゾール、ジニコナゾール、ブロムコナゾール、エポキシコナゾール、ジフェノコナゾール、シプロコナゾール、メトコナゾール、トリフルミゾール、テトラコナゾール、マイクロブタニル、フェンブコナゾール、ヘキサコナゾール、フルキンコナゾール、トリティコナゾール、ビテルタノール、イマザリル、フルトリアホール等)、シモキサニル、ジメトモルフ、ファモキサドン、フェナミドン、イプロヴァリカルブ、ベンチアバリカルブ、シアゾファミド、ゾキサミド、エタボキサム、ボスカリド、フェンヘキサミド、キノキシフェン、プロキナジット、ジエトフェンカルブ、アシベンゾラールSメチル、グアザチン及びペンチオピラドが挙げられる。
本発明化合物の具体例としては、以下の化合物が挙げられる。
式(i)〜(LXXii)で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物
Figure 2005206571

Figure 2005206571

Figure 2005206571

Figure 2005206571


Figure 2005206571


なお、式(i)〜(LXXii)において、Zは下記に示される基のいずれかを表す。
フェニル基、4−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、2−フルオロフェニル基、4−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、2−クロロフェニル基、4−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ヨードフェニル基、3−ヨードフェニル基、2−ヨードフェニル基、4−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、2−メチルフェニル基、4−エチルフェニル基、3−エチルフェニル基、2−エチルフェニル基、4−プロピルフェニル基、3−プロピルフェニル基、2−プロピルフェニル基、4−イソプロピルフェニル基、4−ブチルフェニル基、3−ブチルフェニル基、4−(sec−ブチル)フェニル基、4−イソブチルフェニル基、4−(tert−ブチル)フェニル基、4−シクロプロピルフェニル基、4−シクロブチルフェニル基、4−シクロペンチルフェニル基、4−シクロヘキシルフェニル基、3−フルオロ−4−シクロプロピルフェニル基、3−フルオロ−4−シクロブチルフェニル基、3−フルオロ−4−シクロペンチルフェニル基、3−フルオロ−4−シクロヘキシルフェニル基、4−(フルオロメチル)フェニル基、4−(ジフルオロメチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−メトキシフェニル基、4−エトキシフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、4−クロロ−3−フルオロフェニル基、4−クロロ−2−フルオロフェニル基、4−ブロモ−3−フルオロフェニル基、4−ブロモ−2−フルオロフェニル基、3−フルオロ−4−メチルフェニル基、2−フルオロ−4−メチルフェニル基、4−エチル−3−フルオロフェニル基、4−エチル−2−フルオロフェニル基、3−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−フルオロ−4−メトキシフェニル基、2−フルオロ−4−メトキシフェニル基、4−フルオロ−3−クロロフェニル基、4−フルオロ−2−クロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、4−ブロモ−3−クロロフェニル基、4−ブロモ−2−クロロフェニル基、3−クロロ−4−メチルフェニル基、2−クロロ−4−メチルフェニル基、3−クロロ−4−エチルフェニル基、2−クロロ−4−エチルフェニル基、3−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、2−クロロ−4−メトキシフェニル基、3−ブロモ−4−フルオロフェニル基、2−ブロモ−4−フルオロフェニル基、3−ブロモ−4−クロロフェニル基、2−ブロモ−4−クロロフェニル基、3,4−ジブロモフェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、3−ブロモ−4−メチルフェニル基、2−ブロモ−4−メチルフェニル基、3−ブロモ−4−エチルフェニル基、2−ブロモ−4−エチルフェニル基、3−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−ブロモ−4−メトキシフェニル基、2−ブロモ−4−メトキシフェニル基、4−フルオロ−3−メチルフェニル基、4−フルオロ−2−メチルフェニル基、4−クロロ−3−メチルフェニル基、4−クロロ−2−メチルフェニル基、4−ブロモ−3−メチルフェニル基、4−ブロモ−2−メチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、4−エチル−3−メチルフェニル基、4−エチル−2−メチルフェニル基、3−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−メチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、4−メトキシ−3−メチルフェニル基、4−メトキシ−2−メチルフェニル基、3−エチル−4−フルオロフェニル基、2−エチル−4−フルオロフェニル基、4−クロロ−3−エチルフェニル基、4−クロロ−2−エチルフェニル基、4−ブロモ−3−エチルフェニル基、4−ブロモ−2−エチルフェニル基、3−エチル−4−メチルフェニル基、2−エチル−4−メチルフェニル基、3,4−ジエチルフェニル基、2,4−ジエチルフェニル基、3−エチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、2−エチル−4−(トリフルオロメチル)フェニル基、3−エチル−4−メトキシフェニル基、2−エチル−4−メトキシフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,3−ジブロモフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,3−ジエチルフェニル基、4−シアノフェニル基、4−シアノ−3−メチルフェニル基、4−シアノ−3−エチルフェニル基、4−シアノ−3−フルオロフェニル基、4−シアノ−3−クロロフェニル基、4−シアノ−3−ブロモフェニル基、4−トリフルオロメトキシフェニル基、3−メチル−4−トリフルオロメトキシフェニル基、3−エチル−4−トリフルオロメトキシフェニル基、3−フルオロ−4−トリフルオロメトキシフェニル基、3−クロロ−4−トリフルオロメトキシフェニル基、3−ブロモ−4−トリフルオロメトキシフェニル基、4−ジフルオロメトキシフェニル基、3−メチル−4−ジフルオロメトキシフェニル基、3−エチル−4−ジフルオロメトキシフェニル基、3−フルオロ−4−ジフルオロメトキシフェニル基、3−クロロ−4−ジフルオロメトキシフェニル基、3−ブロモ−4−ジフルオロメトキシフェニル基、4−フルオロメトキシフェニル基、3−メチル−4−フルオロメトキシフェニル基、3−エチル−4−フルオロメトキシフェニル基、3−フルオロ−4−フルオロメトキシフェニル基、3−クロロ−4−フルオロメトキシフェニル基、3−ブロモ−4−フルオロメトキシフェニル基、4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル基、4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル基、4−(2−フルオロエトキシ)フェニル基、4−メチルチオフェニル基、3−メチル−4−メチルチオフェニル基、3−エチル−4−メチルチオフェニル基、3−フルオロ−4−メチルチオフェニル基、3−クロロ−4−メチルチオフェニル基、3−ブロモ−4−メチルチオフェニル基、4−(フルオロメチルチオ)フェニル基、4−(ジフルオロメチルチオ)フェニル基、4−(トリフルオロメチルチオ)フェニル基、4−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)フェニル基、4−(1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ)フェニル基、4−(2−フルオロエチルチオ)フェニル基、4−ジメチルアミノフェニル基、3−メチル−4−ジメチルアミノフェニル基、3−エチル−4−ジメチルアミノフェニル基、3−フルオロ−4−ジメチルアミノフェニル基、3−クロロ−4−ジメチルアミノフェニル基、3−ブロモ−4−ジメチルアミノフェニル基、4−フェノキシフェニル基、3−メチル−4−フェノキシフェニル基、3−エチル−4−フェノキシフェニル基、3−フルオロ−4−フェノキシフェニル基、3−クロロ−4−フェノキシフェニル基、3−ブロモ−4−フェノキシフェニル基、4−フェニルフェニル基、4−(2−フルオロフェニル)フェニル基、4−(3−フルオロフェニル)フェニル基、4−(4−フルオロフェニル)フェニル基、4−(3,4−ジフルオロフェニル)フェニル基、4−(2−クロロフェニル)フェニル基、4−(3−クロロフェニル)フェニル基、4−(4−クロロフェニル)フェニル基、4−(3,4−ジクロロフェニル)フェニル基、4−(2−ブロモフェニル)フェニル基、4−(3−ブロモフェニル)フェニル基、4−(4−ブロモフェニル)フェニル基、4−(2−メチルフェニル)フェニル基、4−(3−メチルフェニル)フェニル基、4−(4−メチルフェニル)フェニル基、4−(2−エチルフェニル)フェニル基、4−(3−エチルフェニル)フェニル基、4−(4−エチルフェニル)フェニル基、4−{(2−トリフルオロメチル)フェニル}フェニル基、4−{(3−トリフルオロメチル)フェニル}フェニル基、4−{(4−トリフルオロメチル)フェニル}フェニル基、4−(2−メトキシフェニル)フェニル基、4−(3−メトキシフェニル)フェニル基、4−(4−メトキシフェニル)フェニル基、4−フェニルチオフェニル基、4−(2−フルオロフェニルチオ)フェニル基、4−(3−フルオロフェニルチオ)フェニル基、4−(4−フルオロフェニルチオ)フェニル基、4−(3,4−ジフルオロフェニルチオ)フェニル基、4−(2−クロロフェニルチオ)フェニル基、4−(3−クロロフェニルチオ)フェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フェニル基、4−(3,4−ジクロロフェニルチオ)フェニル基、4−(2−ブロモフェニルチオ)フェニル基、4−(3−ブロモフェニルチオ)フェニル基、4−(4−ブロモフェニルチオ)フェニル基、4−(2−メチルフェニルチオ)フェニル基、4−(3−メチルフェニルチオ)フェニル基、4−(4−メチルフェニルチオ)フェニル基、4−(2−エチルフェニルチオ)フェニル基、4−(3−エチルフェニルチオ)フェニル基、4−(4−エチルフェニルチオ)フェニル基、4−{(2−トリフルオロメチル)フェニルチオ}フェニル基、4−{(3−トリフルオロメチル)フェニルチオ}フェニル基、4−{(4−トリフルオロメチル)フェニルチオ}フェニル基、4−(2−メトキシフェニルチオ)フェニル基、4−(3−メトキシフェニルチオ)フェニル基、4−(4−メトキシフェニルチオ)フェニル基、4−ベンゾイルフェニル基、4−(2−フルオロベンゾイル)フェニル基、4−(3−フルオロベンゾイル)フェニル基、4−(4−フルオロベンゾイル)フェニル基、4−(3,4−ジフルオロベンゾイル)フェニル基、4−(2−クロロベンゾイル)フェニル基、4−(3−クロロベンゾイル)フェニル基、4−(4−クロロベンゾイル)フェニル基、4−(3,4−ジクロロベンゾイル)フェニル基、4−(2−ブロモベンゾイル)フェニル基、4−(3−ブロモベンゾイル)フェニル基、4−(4−ブロモベンゾイル)フェニル基、4−(2−メチルベンゾイル)フェニル基、4−(3−メチルベンゾイル)フェニル基、4−(4−メチルベンゾイル)フェニル基、4−(2−エチルベンゾイル)フェニル基、4−(3−エチルベンゾイル)フェニル基、4−(4−エチルベンゾイル)フェニル基、4−{(2−トリフルオロメチル)ベンゾイル}フェニル基、4−{(3−トリフルオロメチル)ベンゾイル}フェニル基、4−{(4−トリフルオロメチル)ベンゾイル}フェニル基、4−(2−メトキシベンゾイル)フェニル基、4−(ベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(2−フルオロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−フルオロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−フルオロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3,4−ジフルオロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(2−クロロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−クロロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−クロロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3,4−ジクロロベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(2−ブロモベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−ブロモベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−ブロモベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(2−メチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−メチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−メチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(2−エチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−エチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−エチルベンゾイルオキシ)フェニル基、4−{(2−トリフルオロメチル)ベンゾイルオキシ}フェニル基、4−{(3−トリフルオロメチル)ベンゾイルオキシ}フェニル基、4−{(4−トリフルオロメチル)ベンゾイルオキシ}フェニル基、4−(2−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(3−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル基、4−(4−メトキシベンゾイルオキシ)フェニル基、3−メチル−4−フェニルフェニル基、3−エチル−4−フェニルフェニル基、3−フルオロ−4−フェニルフェニル基、3−クロロ−4−フェニルフェニル基、3−ブロモ−4−フェニルフェニル基、4−(トリメチルシリルエチニル)
フェニル基、4−(トリエチルシリルエチニル)フェニル基、4−(ヒドロキシメチル)フェニル基、4−(1−ヒドロキシエチル)フェニル基、4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル基、4−(3−ヒドロキシプロピル)フェニル基、4−(エトキシシアノメチル)フェニル基、4−(メトキシシアノメチル)フェニル基、4−トリメチルシリルフェニル基、4−トリエチルシリルフェニル基、4−トリイソプロピルシリルフェニル基、4−(tert−ブチルジメチルシリル)フェニル基、インダン−5−イル基、1−メチル−インダン−5−イル基、2−メチル−インダン−5−イル基、3−メチル−インダン−5−イル基、1,1−ジメチル−インダン−5−イル基、2,2−ジメチル−インダン−5−イル基、3,3−ジメチル−インダン−5−イル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、4−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、2,2−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、3,3−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、2,3−ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、2,2,3,3−テトラメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−6−イル基、6,7,8,9−テトラヒドロ−5H−ベンゾシクロヘプテン−2−イル基、5,6,7,8,9,10−ヘキサヒドロ−ベンゾシクロオクテン−2−イル基、2−ナフチル基、5−フルオロナフタレン−2−イル基、6−フルオロナフタレン−2−イル基、7−フルオロナフタレン−2−イル基、8−フルオロナフタレン−2−イル基、5−クロロナフタレン−2−イル基、6−クロロナフタレン−2−イル基、7−クロロナフタレン−2−イル基、8−クロロナフタレン−2−イル基、5−ブロモナフタレン−2−イル基、6−ブロモナフタレン−2−イル基、7−ブロモナフタレン−2−イル基、8−ブロモナフタレン−2−イル基、5−メチルナフタレン−2−イル基、6−メチルナフタレン−2−イル基、7−メチルナフタレン−2−イル基、8−メチルナフタレン−2−イル基、5−メトキシナフタレン−2−イル基、6−メトキシナフタレン−2−イル基、7−メトキシナフタレン−2−イル基、8−メトキシナフタレン−2−イル基、5−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル基、6−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル基、7−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル基、8−(トリフルオロメチル)ナフタレン−2−イル基、5,6−ジフルオロナフタレン−2−イル基、5,6−ジクロロナフタレン−2−イル基、5,6−ジメチルナフタレン−2−イル基、5−フルオロ−6−メチルナフタレン−2−イル基、6−フルオロ−5−メチルナフタレン−2−イル基、5−クロロ−6−メチルナフタレン−2−イル基、6−クロロ−5−メチルナフタレン−2−イル基、6−クロロ−5−フルオロナフタレン−2−イル基及び5−クロロ−6−フルオロナフタレン−2−イル基。
以下、本発明を製造例、製剤例及び試験例等によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例のみに限定されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
製造例1
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩8.0g、ジイソプロピルエチルアミン17ml及びテトラヒドロフラン150mlを混合し、0〜5℃で3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物8.3gとテトラヒドロフラン30mlとの混合物を加え、室温で1時間撹拌した。その後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物1と記す。)8.6gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.35-7.38 (2H, m), 7.22-7.24 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.87 (1H, br.d, J=8.5 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.63 (3H, m)
製造例2
N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド2g、炭酸カリウム2g、プロパルギルブロミド1ml及びアセトニトリル30mlを混合し、80℃で30分間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物を濾過し、得られた濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(1−(4−クロロフェニル)−1−シアノ−3−ブチニル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物2と記す。)0.6gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm):7.33-7.35 (2H, m), 7.27-7.29 (2H, m), 6.99 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.72-6.75 (2H, m), 6.03 (1H, s), 4.76 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.92-2.97 (4H, m), 2.57-2.61 (2H, m), 2.50 (1H, t, J=2.4 Hz), 2.21 (1H, t, J=2.7 Hz)
製造例3
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.5g、3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオン酸塩化物0.61g、WSC0.59g及びジメチルホルムアミド10mlを混合し、80℃で3時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物3と記す。)0.30gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.34-7.37 (2H, m), 7.22-7.24 (2H, m), 6.76 (1H, d, J=8.5 Hz), 6.69-6.71 (2H, m), 6.09 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.77 (1H, br.d), 3.85 (3H, s), 3.84 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.47-2.63 (2H, m)
製造例4
2−アミノ−2−フェニルアセトニトリル塩酸塩0.33g、ジイソプロピルエチルアミン0.88ml及びテトラヒドロフラン10mlとを混合し、0〜5℃で3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gとテトラヒドロフラン3mlの混合液を加え、次いで室温で1時間撹拌した。その後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−(1−フェニル−1−シアノメチル)−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物4と記す。)0.39gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm):7.38-7.41 (3H, m), 7.31-7.34 (2H, m), 6.95 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.70-6.73 (2H, m), 6.10 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.80 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.62 (3H, m)
製造例5
2−アミノ−2−(4−メチルフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.40g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(4−メチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物5と記す。)0.54gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.19-7.23 (4H, m), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.04 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.75 (1H, br.d, J=8.2 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.83 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.46-2.60 (3H, m), 2.36 (3H, s)
製造例6
2−アミノ−2−(3,4−ジクロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.52g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(3,4−ジクロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物6と記す。)0.45gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.44-7.48 (2H, m), 7.11 (1H, dd, J=8.5 Hz, 2.2 Hz), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.10 (1H, d, J=8.7 Hz), 5.93 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.49-2.60 (3H, m)
製造例7
2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.52g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(3−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物7と記す。)0.45gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.31-7.39 (3H, m), 7.19 (1H, d, J=7.6 Hz), 6.95 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.11 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.87 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.63 (3H, m)
製造例8
2−アミノ−2−(4−メトキシフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.35g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.30gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(4−メトキシフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物8と記す。)0.24gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.28-7.30 (2H, m), 6.92-6.95 (3H, m), 6.70-7.00 (2H, m), 6.00 (1H, d, J=8.0 Hz), 5.74 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.4 Hz), 2.48-2.50 (3H, m)
製造例9
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.73g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(4−ブロモフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物9と記す。)0.67gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.50-7.54 (2H, m), 7.15-7.17 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.69-6.71 (2H, m), 6.07 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.92 (1H, br.d), 4.74 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.47-2.62 (3H, m)
製造例10
4−エチルベンズアルデヒド0.53g、トリメチルシリルシアニド0.55ml及びヨウ化亜鉛0.03gを混合し、室温で15分間撹拌した後、ここに10%アンモニアのメタノール溶液1mlを加え、40℃で2時間撹拌した。室温まで放冷した混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣にジイソプロピルエチルアミン0.68ml及びテトラヒドロフラン10mlを加え、ここに3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gとテトラヒドロフラン3mlとの混合溶液を0〜5℃で加え、室温で1時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−エチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物10と記す。)0.73gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20-7.25 (4H, m), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.04 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.83 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.66 (2H, q, J=7.6 Hz), 2.46-2.58 (3H, m), 1.23 (3H, t, J=7.6 Hz)
製造例11
2−ナフトアルデヒド1.24g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物1.0gを用いて製造例10と同様の操作を行い、N−{1−(ナフタレン−2−イル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物11と記す。)0.92gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.84-7.91 (4H, m), 7.54-7.57 (2H, m), 7.26-7.28 (1H, m), 6.90 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.68-6.73 (2H, m), 6.27 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.88 (1H, br.d, J=8.5 Hz), 4.69 (2H, d, J=2.5 Hz), 3.81 (3H, s), 2.97 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.49-2.64 (2H, m), 2.46 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例12
4−フルオロベンズアルデヒド0.49g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例10と同様の操作を行い、N−{1−(4−フルオロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物12と記す。)0.43gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.26-7.30 (2H, m), 7.06-7.11 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.83 (1H, br.d), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.48-2.62 (3H, m)
製造例13
4−(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド0.69g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例10と同様の操作を行い、N−{1−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物13と記す。)0.43gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.65-7.67 (2H, m), 7.41-7.43 (2H, m), 6.95 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.71-6.73 (2H, m), 6.20 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.91 (1H, br.d), 4.74 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.82 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.65 (3H, m)
製造例14
5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボアルデヒド0.65g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例10と同様の操作を行い、N−{1−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物14と記す。)0.27gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.07-7.09 (2H, m), 7.02 (1H, dd, J=8.0 Hz, 2.2 Hz), 6.95 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 5.89 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.76 (1H, br.d, J=8.2 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.50-2.80 (4H, m), 2.49-2.58 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.5 Hz), 1.77-1.80 (4H, m)
製造例15
5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボアルデヒド0.65g及び3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオン酸塩化物0.45gを用いて製造例10と同様の操作を行い、N−{1−(5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)−1−シアノメチル}−3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物15と記す。)0.21gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.00-7.08 (3H, m), 6.70-6.79 (3H, m), 5.98 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.74 (1H, br.d), 3.85 (3H, s), 3.84 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.74-2.75 (4H, m), 2.48-2.56 (2H, m), 1.77-1.81 (4H, m)
製造例16
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg、3−{3、4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸517mg及びピリジン10mlを混合し、この混合液にWSC420mgを加え、室温で1.5時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3,4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物16と記す。)254mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.33-7.39 (2H, m), 7.20-7.25 (2H, m), 6.95 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.88 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.77 (1H, dd, J=1.9 Hz, 8.2 Hz), 6.07 (1H, d, J=8.4 Hz), 5.84 (1H, br.d), 4.70-4.75 (4H, m), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.44-2.65 (4H, m)
製造例17
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩457mg、トリエチルアミン379mg及びテトラヒドロフランを混合し、この混合液に0〜5℃で3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物400mgを加え、室温で1.5時間撹拌した。その後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物17と記す。)493mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.34-7.38 (2H, m), 7.20-7.24 (2H, m), 6.95 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.72 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.69 (1H, dd, J=1.9 Hz, 8.0 Hz), 6.08 (1H, d, J=8.4 Hz), 5.80 (1H, br.d), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.00-4.08 (2H, m), 2.93 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.46-2.65 (3H, m), 1.42 (3H, t, J=7.0 Hz)
製造例18
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩305mg及び3−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸380mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物18と記す。)144mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.18-7.35 (4H, m), 6.73-6.85 (3H, m), 6.27 (1H, br.d), 6.04 (1H, d, J=8.3 Hz), 4.70 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.81 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.44-2.60 (3H, m)
製造例19
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg及び3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオン酸448mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物19と記す。)300mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20-7.37 (4H, m), 6.65-6.78 (3H, m), 6.09 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.83 (1H, br.d), 4.06 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.83 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.45-2.64 (2H, m), 1.45 (3H, t, J=7.0 Hz)
製造例20
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロぺニルオキシ)フェニル}プロピオン酸476mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロぺニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物20と記す。)247mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20-7.40 (4H, m), 6.63-6.79 (3H, m), 6.02-6.14 (2H, m), 5.84 (1H, br.d), 5.24-5.46 (2H, m), 4.55-4.60 (2H, m), 3.83 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.45-2.70 (2H, m)
製造例21
製造例10と同様の方法で2−クロロベンズアルデヒド0.56g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gからN−{1−(2−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物21と記す。)0.33gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.52 (1H, dd, J=5.6 Hz, 1.9 Hz), 7.30-7.45 (3H, m), 6.93 (1H, d, J=8.9 Hz), 6.69-6.71 (2H, m), 6.24 (1H, d, J=8.0 Hz), 5.85 (1H, br.d), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.81 (3H, s), 2.92-2.95 (2H, m), 2.51-2.56 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例22
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩457mg、トリエチルアミン379mg及びテトラヒドロフラン10mlを混合し、0〜5℃で3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸塩化物400mgとテトラヒドロフラン5mlとの混合物を加え、室温で2時間撹拌した。その後、反応混合物を減圧下濃縮し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル)ブチルアミド(以下、本発明化合物22と記す。)460mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20-7.40 (3H, m), 6.90-7.04 (2H, m), 6.68-6.75 (2H, m), 5.96-6.05 (1H, m), 5.70-5.82 (1H, m), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.84 (1.5H, s), 3.80 (1.5H, s), 3.19-3.30 (1H, m), 2.36-2.62 (3H, m), 1.29-1.36 (3H, m)
製造例23
製造例22と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩457mg及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチル−プロピオン酸塩化物400mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオンアミド(以下、本発明化合物23と記す。)370mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.24-7.38 (3H, m), 6.86-7.02 (2H, m), 6.62-6.72 (2H, m), 5.91-6.03 (2H, m), 4.72 (2H, d, J=2.1 Hz), 3.83 (1.5H, s), 3.76 (1.5H, s), 2.53-2.70 (4H, m), 1.20-1.28 (3H, m)
製造例24
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg及び3−(3−メトキシ−4−プロポキシフェニル)プロピオン酸476mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−プロポキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物24と記す。)380mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.31-7.37 (2H, m), 7.20-7.24 (2H, m), 6.64-6.75 (3H, m), 6.09 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.84 (1H, d, J=8.5 Hz), 3.93 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.82 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.46-2.63 (2H, m), 1.81-1.90 (2H, m), 1.04 (3H, t, J=7.3 Hz)
製造例25
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg及び3−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸477mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物25と記す。)398mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.33-7.38 (2H, m), 7.20-7.26 (2H, m), 6.78 (1H, d, J=8.1 Hz), 6.64-6.70 (2H, m), 6.09 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.89 (1H, d, J=8.3 Hz), 4.42-4.50 (1H, m), 3.80 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.46-2.64 (2H, m), 1.35 (6H, d, J=6.3 Hz)
製造例26
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩406mg及び3−(4−アセトキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸476mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(4−アセトキシ−3−メトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物26と記す。)420mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.37 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.90 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.76 (1H, d, J=1.7 Hz), 6.71 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 6.13 (1H, br.d), 6.05 (1H, d, J=8.2 Hz), 3.77 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.44-2.61 (2H, m), 2.30 (3H, s)
製造例27
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩203mg及び3−{4−(2−フルオロエトキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸242mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{4−(2−フルオロエトキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物27と記す。)155mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.36 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.81 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.72 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.68 (1H, dd, J=7.9 Hz, 1.9 Hz), 6.08 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.82 (1H, d, J=8.7 Hz), 4.76 (2H, ddd, J=47.4 Hz, 4.3 Hz, 4.3 Hz), 4.23 (2H, ddd, J=27.7 Hz, 4.3 Hz, 4.3 Hz), 3.82 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.45-2.63 (2H, m)
製造例28
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩203mg及び3−{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸248mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物28と記す。)155mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.36 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.21 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.68-6.73 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.4 Hz), 5.76 (1H, d, J=8.0 Hz), 4.69 (2H, q, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.46-2.64 (2H, m), 1.82 (3H, t, J=2.4 Hz)
製造例29
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩244mg及び3−{3−メトキシ−4−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸300mgからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物29と記す。)207mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.36 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.22 (2H, dd, J=8.1 Hz, 3.8 Hz), 6.99 (1H, dd, J=7.8 Hz, 1.4 Hz), 6.67-6.73 (2H, m), 6.06-6.11 (1H, m), 5.76 (1H, d, J=8.5 Hz), 4.82-4.96 (1H, m), 3.81 (1.5H, s), 3.80 (1.5H, s), 2.95 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.47-2.65 (2H, m), 2.43-2.46 (1H, m), 1.70 (3H, d, J=6.6 Hz)
製造例30
4−イソプロピルベンズアルデヒド0.74g、トリメチルシリルシアニド0.71ml及びヨウ化亜鉛53mgを混合し、室温で15分間撹拌した後、ここに10%アンモニアのメタノール溶液8mlを加え、40℃で2時間撹拌した。室温付近まで放冷した混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣に3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7g及びピリジン5mlを加え、ここにWSC0.7gを加え、室温で4時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−イソプロピルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物30と記す。)0.93gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.24 (4H, s), 6.94 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.68-6.75 (2H, m), 6.03 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.92 (1H, d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.81 (3H, s), 2.86-2.98 (3H, m), 2.46-2.58 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.24 (6H, d, J=7.1 Hz)
製造例31
製造例30と同様の方法で4−シアノベンズアルデヒド656mg及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−シアノフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物31と記す。)480mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.68 (2H, d, J=7.5 Hz), 7.38 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.96 (1H, d, J=7.5 Hz), 6.65-6.74 (2H, m), 6.21 (1H, d, J=9.1 Hz), 5.92 (1H, d, J=8.7 Hz), 4.75 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.48-2.68 (3H, m)
製造例32
製造例30と同様の方法で4−トリフルオロメトキシベンズアルデヒド951mg及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物32と記す。)0.93gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.34 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.24 (2H, d, J=7.9 Hz), 6.94 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.69-6.75 (2H, m), 6.13 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.88 (1H, d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.48-2.65 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例33
製造例30と同様の方法で4−メチルチオベンズアルデヒド0.76g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−メチルチオフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物33と記す。)608mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.17-7.25 (4H, m), 6.93 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.68-6.74 (2H, m), 6.03 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.78 (1H, d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.47-2.62 (6H, m)
製造例34
製造例30と同様の方法で4−ジメチルアミノベンズアルデヒド0.75g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−ジメチルアミノフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物34と記す。)75mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.17 (2H, d, J=8.5 Hz), 6.93 (1H, d, J=8.1 Hz), 6.63-6.75 (4H, m), 5.91 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.69 (1H, d, J=8.0 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.96 (6H, s), 2.93 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.43-2.58 (3H, m)
製造例35
製造例30と同様の方法で2,4−ジクロロベンズアルデヒド0.88g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(2,4−ジクロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物35と記す。)0.39gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.43-7.46 (1H, m), 7.42 (1H, s), 7.31 (1H, dd, J=8.3 Hz, 2.2 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.5 Hz), 6.67-6.71 (2H, m), 6.18 (1H, d, J=7.8 Hz), 5.88 (1H, d, J=8.0 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.81 (3H, s), 2.92 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.57 (3H, m)
製造例36
製造例30と同様の方法で4−クロロ−2−フルオロベンズアルデヒド951mg及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物36と記す。)315mgを得た。
本発明化合物36
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.31-7.38 (1H, m), 7.14-7.22 (2H, m), 6.91 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.65-6.70 (2H, m), 6.13 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.01 (1H, d, J=8.4 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.80 (3H, s), 2.88-2.95 (2H, m), 2.45-2.60 (3H, m)
製造例37
製造例30と同様の方法で2,4−ジフルオロベンズアルデヒド0.71g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物37と記す。)0.72gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.35-7.43 (1H, m), 6.85-6.95 (3H, m), 6.65-6.69 (2H, m), 6.13 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.06 (1H, d, J=8.2 Hz), 4.71 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.80 (3H, s), 2.88-2.94 (2H, m), 2.48-2.58 (3H, m)
製造例38
製造例30と同様の方法で4−フェノキシベンズアルデヒド0.99g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(4−フェノキシフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物38と記す。)0.45gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.34-7.40 (2H, m), 7.26-7.30 (2H, m), 7.14-7.19 (1H, m), 6.99-7.03 (4H, m), 6.93 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.69-6.74 (2H, m), 6.05 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.87 (1H, d, J=7.7 Hz), 4.70 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.4 Hz), 2.48-2.61 (2H, m), 2.46 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例39
製造例30と同様の方法で4−フェニルベンズアルデヒド0.91g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(ビフェニル−4−イル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物39と記す。)242mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.55-7.63 (4H, m), 7.43-7.49 (2H, m), 7.36-7.42 (3H, m), 6.95 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.70-6.74 (2H, m), 6.14 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.97 (2H, t, J=7.4 Hz), 2.49-2.65 (2H, m), 2.45 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例40
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)プロピオニトリル塩酸塩0.50g、3−{3、4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.49gからN−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノエチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物40と記す。)0.55gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.31 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.25 (2H, d, J=8.6 Hz), 6.96 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.69-6.71 (2H, m), 6.02 (1H, s), 4.75 (1H, d, J=2.4 Hz), 3.80 (3H, s), 2.89 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.48-2.53 (3H, m), 1.78 (3H)
製造例41
製造例30と同様の方法でインダン−5−カルボアルデヒド731mgおよび3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.7gからN−{1−(インダン−5−イル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物41と記す。)250mgを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20-7.25 (2H, m), 7.05-7.10 (1H, m), 6.94 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.68-6.74 (2H, m), 6.01 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.74 (1H, d, J=7.4 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.85-2.98 (6H, m), 2.45-2.60 (3H, m), 2.03-2.14 (2H, m)
製造例42
2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.23g及び2−フルオロ−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.20g、WSC0.18g、ジメチルホルミアミド10ml及びピリジン1mlを混合し、室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸で2回、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付しN−{1−(4−ブロモフェニル)−1−シアノメチル}−2−フルオロ−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物42と記す。)0.27gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.56 (1H, d, J=8.5 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.5 Hz), 7.29 (1H, d, J=8.5 Hz), 6.88-7.01 (2H, m), 6.71-6.79 (2H, m), 6.54-6.52 (1H, m), 5.98-6.01 (1H, m), 5.11-5.35 (1H, m), 4.75-4.76 (2H, m), 3.87 (1.5H, s), 3.79 (1.5H, s), 3.10-3.34 (2H, m), 2.50-2.51 (1H, m)
製造例43
2−アミノ−2−(4−メチルフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.59g及び2−フルオロ−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物0.50gを用いて製造例4と同様の操作を行い、N−{1−(4−メチルフェニル)−1−シアノメチル}−2−フルオロ−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物43と記す。)0.34gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.19-7.30 (2H, m), 7.15 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.91-7.02 (2H, m), 6.73-6.80 (2H, m), 6.52-6.60 (1H, m), 5.95-5.98 (1H, m), 5.07-5.32 (1H, m), 4.72-4.75 (2H, m), 3.87 (1.5H, s), 3.79 (1.5H, s), 3.11-3.34 (2H, m), 2.48-2.50 (1H, m), 2.37 (1.5H, s), 2.35 (1.5H, s)
製造例44
製造例30と同様の方法で4−ジフルオロメトキシベンズアルデヒド0.55g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−ジフルオロメトキシフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物44と記す。)0.59gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.29 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.13 (2H, d, J=8.5 Hz), 6.94 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.55 (1H, t, J=73 Hz), 6.08 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.91 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.80 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.47-2.62 (3H, m)
製造例45
4−ブロモベンズアルデヒド0.59g、トリメチルシリルシアニド0.46ml及びヨウ化亜鉛34mgを混合し、室温で20分間撹拌した後、ここに40%メチルアミンのメタノール溶液4mlを加え、40℃で2時間撹拌した。室温付近まで放冷した混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣に3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50g及びジメチルホルムアミド10mlおよびピリジン1mlを加え、ここにWSC0.45gを加え、室温で4時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸で3回、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−ブロモフェニル)−1−シアノメチル}−N−メチル−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物45と記す。)0.24gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.54 (2H, d, J8.5 Hz), 7.23 (2H, d, J=8.5 Hz), 7.01 (1H, s), 6.97 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.78 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.75 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 4.75 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.86 (3H, s), 2.99 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.81 (3H, s), 2.70 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.50 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例46
製造例30と同様の方法で4−ヨードベンズアルデヒド1.0g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−ヨードフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物46と記す。)0.60gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.71 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.02 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.93 (1H, d, J=7.7 Hz), 6.68-6.70 (2H, m), 6.02-6.07 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.81 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.46-2.61 (3H, m)
製造例47
製造例30と同様の方法で4−n−ブチルベンズアルデヒド0.52g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−ブチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物47と記す。)0.28gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.23 (2H, d, J=7.9 Hz), 7.19 (2H, d, J=7.9 Hz), 6.94 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.03 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.85 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.61 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.46-2.55 (3H, m), 1.54-1.62 (2H, m), 1.30-1.39 (2H, m), 0.93 (3H, t, J=7.1 Hz)
製造例48
製造例30と同様の方法で4−(トリメチルシリルエチニル)ベンズアルデヒド2.1g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸1.0gからN−[1−{4−(トリメチルシリルエチニル)フェニル}−1−シアノメチル]−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物48と記す。)1.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.46 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.22 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.67-6.72 (2H, m), 6.09 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.02 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.8 Hz), 3.81 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.47-2.61 (3H, m), 0.26 (9H, s)
製造例49
N−[1−{4−(トリメチルシリルエチニル)フェニル}−1−シアノメチル]−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド0.77g、炭酸カリウム1.0gおよびメタノール10mlを全還流下で3時間攪拌した。混合物を冷却後、濾過し減圧下で溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムで精製してN−{1−(4−エチニルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物49と記す。)0.1gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.50 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.93 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.11 (1H, d, J=8.7 Hz), 5.98 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 3.14 (1H, s), 2.95 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.48-2.62 (3H, m)
製造例50
4−ジエトキシメチルベンズアルデヒド2.66g、トリメチルシリルシアニド1.82ml及びヨウ化亜鉛0.14gを混合し、室温で20分間撹拌した後、ここに10%アンモニアのメタノール溶液20mlを加え、40℃で2時間撹拌した。室温付近まで放冷した混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣に3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸2.0g及びジメチルホルムアミド50mlおよびピリジン3mlを加え、ここにWSC1.8gを加え、室温で4時間撹拌した。その後、得られた混合物に5%塩酸5mlを加え室温で1時間撹拌し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸で3回、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣1.8gに水素化ホウ素ナトリウム0.09gおよびメタノール30mlを混合し、室温で1時間撹拌した。その後、混合物に飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−[1−(4−{ヒドロキシメチル}フェニル)−1−シアノメチル]−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物50と記す。)0.79gおよびN−[1−4−{(エトキシ)シアノメチル}フェニル]−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物51と記す。)0.32gを得た。
本発明化合物50
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.70 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.92 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.68-6.71 (2H, m), 6.06 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.89 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.70-4.72 (4H, m), 3.80 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.46-2.62 (3H, m), 1.96 (1H, br.t)
本発明化合物51
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.53 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.37 (2H, d), 6.95 (1H, d, J=8.5 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.14 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.88 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 5.25 (1H, s), 4.73 (2H, d, J=2.8 Hz), 3.82-3.90 (4H, m), 3.64-3.71 (1H, m), 2.96 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.49-2.60 (3H, m), 1.32 (3H, t, J=6.7 Hz)
製造例51
製造例30と同様の方法で4−シクロプロピルベンズアルデヒド0.47g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−シクロプロピルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物52と記す。)0.49gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.19 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.07 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.94 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.02 (1H, d, J=7.9 Hz), 5.78 (1H, br.d, J=8.7 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.45-2.59 (3H, m), 1.86-1.93 (1H, m), 0.98-1.03 (2H, m), 0.68-0.72 (2H, m)
製造例52
製造例30と同様の方法で4−クロロ−3−フルオロベンズアルデヒド0.51g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物53と記す。)0.29gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.43 (1H, t, J=7.9 Hz), 7.15 (1H, dd, J=9.1 Hz, 2.0 Hz), 7.02-7.04 (1H, m), 6.95 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.70-6.72 (2H, m), 6.12 (1H, d, J=8.7 Hz), 5.91 (1H, br.d, J=8.7 Hz), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.52-2.64 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例53
製造例30と同様の方法で4−tert−ブチルベンズアルデヒド0.52g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−tert−ブチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物54と記す。)0.53gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.41 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.26 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.95 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.70-6.73 (2H, m), 6.04 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.88 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.8 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.46-2.59 (3H, m), 1.31 (9H, s)
製造例54
製造例30と同様の方法で4−トリフルオロメチルチオベンズアルデヒド0.62g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物55と記す。)0.48gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.68 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.36 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.96 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.71-6.73 (2H, m), 6.18 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.87 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.97 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.50-2.65 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.55 (3H, s)
製造例55
製造例30と同様の方法で3−トリフルオロメチルベンズアルデヒド0.56g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物56と記す。)0.48gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.67 (2H, m), 7.55 (1H, t, J=8.3 Hz), 7.48 (1H, d, J=7.5 Hz), 6.95 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.70-6.73 (2H, m), 6.21 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.90 (1H, br.d, J=8.7 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.97 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.54-2.64 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例56
製造例30と同様の方法で4−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)ベンズアルデヒド0.71g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)フェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物57と記す。)0.43gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.33 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.24 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.95 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.70-6.73 (2H, m), 6.12 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.92 (1H, tt, J=15 Hz, 2.4 Hz), 5.85 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.51-2.64 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例57
2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.21g、WSC0.25g、3−{5−フルオロ−3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.3g、ジメチルホルムアミド10mlおよびピリジン1mlの混合物を50℃でで4時間撹拌した。その後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(5−フルオロ−3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物58と記す。)0.15gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.37-7.40 (2H, m), 7.29-7.31 (2H, m), 6.53-6.61 (3H, m), 6.09 (1H, d, J=8.7 Hz), 5.95 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.85 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.50-2.69 (3H, m)
製造例58
製造例30と同様の方法で3−フルオロ−4−メチルベンズアルデヒド0.62g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物59と記す。)0.35gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.20 (1H, t, J=7.5 Hz), 6.99 (2H, d, J=8.7), 6.94 (1H, d, J=7.5 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.96 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.90 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.50-2.61 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 2.28 (3H, d, J=1.6)
製造例59
製造例57と同様の方法で2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.19g、3−{6−クロロ−3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸からN−{1−(6−クロロ−4−メチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物60と記す。)0.15gを得た。
本発明化合物60
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.36-7.38 (2H, m), 7.25-7.29 (2H, m), 7.00 (1H, s), 6.79 (1H, s), 6.08 (1H, d, J=7.9 Hz), 5.89 (1H, br.d, J=8.3 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 3.05 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.54-2.61 (2H, m), 2.53 (1H, t, J=2.4 Hz)
製造例60
製造例30と同様の方法で4−トリメチルシリルベンズアルデヒド0.58g及び3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.50gからN−{1−(4−トリメチルシリルフェニル)−1−シアノメチル}−3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオンアミド(以下、本発明化合物61と記す。)0.25gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.55 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.31 (2H, d, J=8.3 Hz), 6.95 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.70-6.73 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.78 (1H, br.d, J=7.9 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.83 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.51-2.58 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 0.27 (9H, s)
製造例61
N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル)プロピオンアミド(本発明化合物1)0.64gを高速液体クロマトグラフィー(カラム:CHIRALPAK AD(2cmφ×25cm)、カラム温度:室温、移動層:ヘキサン/2−プロパノール/トリフルオロ酢酸=70/30/0.1、流速6ml/分)に付すことで光学異性体を分離し、(+)−N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物62と記す。)0.27gおよび(−)−N−{1−(4−クロロフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物63と記す。)0.27gを得た。
Figure 2005206571
本発明化合物62
比旋光度:[α]D 22 +6.3度(c 1.0、クロロホルム)
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.35-7.38 (2H, m), 7.22-7.24 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.87 (1H, br.d, J=8.5 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.63 (3H, m)
本発明化合物63
比旋光度:[α]D 22 −6.4度(c 1.0、クロロホルム)
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.35-7.38 (2H, m), 7.22-7.24 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.69-6.72 (2H, m), 6.08 (1H, d, J=8.5 Hz), 5.87 (1H, br.d, J=8.5 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.82 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.48-2.63 (3H, m)
製造例62
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.36g及び3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオン酸0.30gからN−{1−(4−ブロモフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物64と記す。)0.34gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.51 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.15 (2H, d, J=8.7 Hz), 6.75 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.66-6.70 (2H, m), 6.07 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.79 (1H, br.d J=8.3 Hz), 4.06 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.83 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.47-2.63 (2H, m), 1.46 (3H, t, J=7.1 Hz)
製造例63
製造例16と同様の方法で2−アミノ−2−(4−メチルフェニル)アセトニトリル塩酸塩0.27g及び3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオン酸0.30gからN−{1−(4−メチルフェニル)−1−シアノメチル}−3−(3−メトキシ−4−エトキシフェニル)プロピオンアミド(以下、本発明化合物65と記す。)0.24gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.17-7.22 (4H, m), 6.77 (1H, d, J=7.9 Hz), 6.67-6.70 (2H, m), 6.04 (1H, d, J=7.9 Hz), 5.75 (1H, br.d, J=7.9 Hz), 4.06 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.83 (3H, s), 2.94 (2H, t, J=7.1 Hz), 2.46-2.59 (2H, m), 2.36 (3H, s), 1.45 (3H, t, J=7.1 Hz)
次に中間体の製造につき参考例として記す。
参考例1
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)アクリル酸50g、5%パラジウム炭素0.5g、36%塩酸約0.05g、エタノール250ml及びテトラヒドロフラン100mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮して、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸52gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.83 (1H, dd, J=7.3 Hz, 0.8 Hz), 6.81-6.70 (2H, m), 3.86 (3H, s), 2.88 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.65 (2H, t, J=7.6 Hz)
参考例2
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸50g、臭化プロパルギル50ml、炭酸カリウム88g及びアセトニトリル500mlを混合し、80℃で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下濃縮し3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸2−プロピニル67gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.96 (1H, d, J=7.8 Hz), 6.68-6.75 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.2 Hz), 4.68 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.87 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.3 Hz), 2.47-2.50 (2H, m)
参考例3
3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸2−プロピニル67g、水酸化リチウム8.08g、テトラヒドロフラン400ml及び水200mlを混合し、65℃で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷してから水を加え、減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸51gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.96 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.73-6.75 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.85 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=8 Hz), 2.67 (2H, t, J=8 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例4
3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸12.7g、塩化チオニル4.3ml、トルエン100ml及びN,N−ジメチルホルムアミド約0.05gを混合し、80℃で30分間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮し、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物14.6gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.72-6.74 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.87 (3H, s), 3.19 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.99 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例5
3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド25g、臭化ベンジル27g、炭酸カリウム25g及びアセトニトリル250mlを混合し、還流下で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで放冷してから酢酸エチルを加え、濾過した。得られた濾液を減圧下濃縮し、残渣をtert−ブチルメチルエーテルとヘキサンで洗浄して、4−ベンジルオキシ−3−エトキシベンズアルデヒド36gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.82 (1H, s), 7.28-7.44 (7H, m), 6.98 (1H, d, J=8.2 Hz), 5.24 (2H, s), 4.18 (2H, q, J=7.0 Hz), 1.49 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例6
ジエチルホスホノ酢酸エチル19g及びテトラヒドロフラン400mlを混合し、ここに氷冷下で水素化ナトリウム(含量60%)3.3g加え、10分間撹拌した。ついで4−ベンジルオキシ−3−エトキシベンズアルデヒド20gとテトラヒドロフラン50mlとの混合物を氷冷下で徐々に加え、室温で1時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、減圧下濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、PH6.8緩衝液ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、得られた残渣をヘキサンで洗浄して3−{3−エトキシ−4−(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル25gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.59 (1H, d, J=16 Hz), 7.28-7.44 (5H, m), 7.07 (1H, d, J=2.0 Hz), 7.02 (1H, dd, J=8.3 Hz, 2.0 Hz), 6.86 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.28 (1H, d, J=16 Hz), 5.18 (2H, s), 4.28 (2H, q, J=7.1 Hz), 4.31 (2H, q, J=6.8 Hz), 1.47 (3H, t, J=6.8 Hz), 1.33 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例7
3−{3−エトキシ−4−(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル23g、5%パラジウム炭素0.2g、36%塩酸約0.04g、エタノール120ml及びテトラヒドロフラン100mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、得られた濾液を減圧下濃縮し残渣をヘキサンで洗浄して、3−(4−ヒドロキシ−3−エトキシフェニル)プロピオン酸エチル17gを得た。
3−(4−ヒドロキシ−3−エトキシフェニル)プロピオン酸エチル
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.83 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.66-6.70 (2H, m), 5.55 (1H, s), 4.01-4.15 (4H, m), 2.86 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.57 (2H, t, J=7.8 Hz), 1.43 (3H, t, J=6.9 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例8
3−(4−ヒドロキシ−3−エトキシフェニル)プロピオン酸エチル16.2g、臭化プロパルギル7.3ml、炭酸カリウム13.2g及びアセトニトリル160mlを混合し、80℃で2時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、酢酸エチルを加えて濾過した。得られた濾液を減圧下濃縮し、3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル18.8gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.96 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.74 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.72 (1H, dd, J=8.0 Hz, 1.9 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.12 (2H, q, J=7.0 Hz), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 2.89 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.44 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例9
3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル28.7g、水酸化リチウム2.3g、テトラヒドロフラン180ml及び水60mlを混合し、65℃で3時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて減圧下濃縮した。混合物をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、得られた水層に5%塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸15.5gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.74 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.73 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.08 (2H, q, J=7.0 Hz), 2.90 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.44 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例10
3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸6.7g、塩化チオニル3.2ml、トルエン100ml及びN,N−ジメチルホルムアミド約0.03gを混合し、80℃で30分間ついで100℃で30分間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷してから減圧下濃縮し、3−{3−エトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸塩化物17.5gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.98 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.71-6.73 (2H, m), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.08 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.18 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.95 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.45 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例11
4−アセチル−2−メトキシフェノール30g、臭化ベンジル32g、炭酸カリウム28g及びアセトニトリル300mlを混合し、還流下で4時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷してから酢酸エチルを加え、濾過した。得られた濾液を減圧下濃縮し、残渣をヘキサンで洗浄して、4−ベンジルオキシ−3−メトキシアセトフェノン46gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.28-7.57 (7H, m), 6.89 (1H, d, J=8.3 Hz), 5.23 (2H, s), 3.94 (3H, s), 2.54 (3H, s)
参考例12
ジエチルホスホノ酢酸エチル18g及びテトラヒドロフラン400mlを混合し、氷冷下で水素化ナトリウム(含量60%)3.2g加え10分間撹拌した。ついで4−ベンジルオキシ−3−メトキシアセトフェノン20gとテトラヒドロフラン50mlの混合物を氷冷下徐々に加え、室温で2時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、減圧下濃縮した後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムで精製して、3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)ブテン酸エチル17gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.22-7.44 (5H, m), 7.00-7.02 (2H, m), 6.86 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.09 (1H, q, J=1.2 Hz), 5.17 (2H, s), 4.21 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.92 (3H, s), 2.55 (3H, d, J=1.2 Hz), 1.31 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例13
3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)ブテン酸エチル10.0g、10%パラジウム炭素1.0g、濃塩酸15ml、10%白金炭素0.5g及びエタノール100mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣を酢酸エチルで洗浄して、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)酪酸エチル7.24gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.83 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 5.50 (1H, br.s), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.87 (3H, s), 3.15-3.26 (1H, m), 2.46-2.63 (2H, m), 1.27 (3H, d, J=6.7 Hz), 1.19 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例14
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)酪酸エチル7.14g、臭化ベンジル3.93g、炭酸カリウム4.98g及びアセトニトリル50mlを混合し、80℃で4時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸エチル8.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.96 (1H, d, J=8.9 Hz), 6.73-6.78 (2H, m), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.08 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.86 (3H, s), 3.18-3.29 (1H, m), 2.47-2.63 (3H, m), 1.28 (3H, d, J=7.0 Hz), 1.19 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例15
3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸エチル8.0g、水酸化リチウム1.04g、テトラヒドロフラン40ml及び水15mlを混合し、65℃で4時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出し、有機層を水及び飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸7.0gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.74-6.78 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.86 (3H, s), 3.17-3.30 (1H, m), 2.52-2.70 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.31 (3H, d, J=7.1 Hz)
参考例16
3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸7.0g、塩化チオニル5.0g及びトルエン100mlを混合し、50℃で30分間撹拌し、次いで80℃で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで放冷してから減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}酪酸塩化物6.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=7.7 Hz), 6.72-6.78 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.87 (3H, s), 3.25-3.35 (1H, m), 3.04-3.21 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.34 (3H, d, J=7.0 Hz)
参考例17
4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド30g、プロピオン酸ナトリウム12g及び無水プロピオン酸24gを混合し、150℃で6時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで放冷してから水を加えて酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を5%塩酸ついで飽和食塩水で2回で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をトルエン及びヘキサンで洗浄して3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−2−メチルアクリル酸28gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.74 (1H, br.s), 7.29-7.45 (5H, m), 6.99-7.04 (2H, m), 6.91 (1H, d, J=8.9 Hz), 5.20 (2H, s), 3.91 (3H, s), 2.16 (3H, d, J=1.3 Hz)
参考例18
エタノール75mlと塩化アセチル9mlとを混合し、室温で10分間撹拌した混合物に、3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−2−メチルアクリル酸8.3gを加え、還流下で2時間撹拌した。反応混合物を室温付近まで放冷してから濾過し、得られた濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に、10%パラジウム炭素1.0g、10%白金炭素0.5g、36%塩酸15ml及びエタノール80mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合液を濾過し、得られた濾液を減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−2−メチルプロピオン酸エチル5.4gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.81 (1H, d, J=8.5 Hz), 6.64-6.66 (2H, m), 5.46 (1H, br.s), 4.09 (3H, q, J=7.1 Hz), 3.86 (3H, s), 2.94 (1H, dd, J=13.3 Hz, 6.8 Hz), 2.56-2.72 (2H, m), 1.20 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.14 (3H, d, J=7.0 Hz)
参考例19
参考例14と同様の方法で、3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−2−メチルプロピオン酸エチル5.4gから3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオン酸エチル6.8gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.94 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.68-6.74 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.09 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.85 (3H, s), 2.92-3.01 (1H, m), 2.58-2.74 (2H, m), 2.48 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.19 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.15 (3H, d, J=6.8 Hz)
参考例20
参考例15と同様の方法で、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオン酸エチル6.50gから3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオン酸5.33gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.95 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.2 Hz), 3.84 (3H, s), 2.97-3.06 (1H, m), 2.58-2.80 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.19 (3H, d, J=6.7 Hz)
参考例21
参考例16と同様の方法で、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオン酸5.03gから3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−メチルプロピオン酸塩化物5.09gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.96 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.72-6.75 (2H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.85 (3H, s), 3.07-3.18 (2H, m), 2.67-2.77 (1H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.28 (3H, d, J=6.8 Hz)
参考例22
4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド20g、酢酸ナトリウム21g及び無水酢酸40gを混合し、150℃(バス温)で6時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで放冷してから水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣にトルエンを加えて濾過した。得られた固体をトルエン及びヘキサンで洗浄後、乾燥して、3−(3−メトキシ−4−アセトキシフェニル)アクリル酸14gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 12.4 (1H, br.s), 7.60 (1H, d, J=15 Hz), 7.60 (1H, s), 7.25 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.11 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.58 (1H, d, J=15 Hz), 3.82 (3H, s), 2.26 (3H, s)
参考例23
参考例18と同様の方法で、3−(3−メトキシ−4−アセトキシフェニル)アクリル酸10gから3−(3−メトキシ−4−アセトキシフェニル)プロピオン酸9.7gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.94 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.76-6.81 (2H, m), 3.81 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.69 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.30 (3H, s)
参考例24
4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド100g、ジエチルホスホノ酢酸エチル120g、炭酸カリウム570g及び水570mlを混合し、還流下で20時間撹拌した。その後、反応混合物を室温まで放冷してから水を加えて酢酸エチルで2回抽出した。得られた有機層を水ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣をエタノールから再結晶して、3−{3−メトキシ−4−(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル58.6gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.60 (1H, d, J=15 Hz), 7.29-7.44 (5H, m), 7.06 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.02 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 6.86 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.29 (1H, d, J=15 Hz), 5.18 (2H, s), 4.25 (2H, q, J=7.3 Hz), 3.91 (3H, s), 1.33 (3H, t, J=7.3 Hz)
参考例25
3−{3−メトキシ−4−(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル33g、5%パラジウム炭素0.3g、36%塩酸約0.05g及びエタノール200mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣に、酢酸エチルと水とを加え分液した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、活性炭約5g及び苛性白土約5gを加えて濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル23gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.82 (1H, d, J=7.7 Hz), 6.67-6.70 (2H, m), 5.47 (1H, s), 4.19 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.87 (3H, s), 2.88 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.58 (2H, t, J=7.5 Hz), 1.24 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例26
3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド15.2g、臭化ベンジル18.0g、炭酸カリウム15.2g及びアセトニトリル200mlを混合し、80℃で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムで精製して、(3−ベンジルオキシ−4−メトキシ)ベンズアルデヒド23.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.80 (1H, s), 7.30-7.48 (7H, m), 6.98 (1H, d, J=8.7 Hz), 5.118 (2H, s), 3.95 (3H, s)
参考例27
水素化ナトリウム2.1g及びテトラヒドロフラン150mlを0〜5℃で混合し、ジエチルホスホノ酢酸エチル11.2gを少しずつ滴下した。滴下後、室温で30分間撹拌した。次いで、(3−ベンジルオキシ−4−メトキシ)ベンズアルデヒド12.1gのテトラヒドロフラン混合液を滴下し、0〜5℃で15分間撹拌し、室温で30分間撹拌した。その後、水を加えて酢酸エチルで分液し、有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサン洗浄して、3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)アクリル酸エチル14.1gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.56 (1H, d, J=15.7 Hz), 7.42-7.47 (2H, m), 7.34-7.41 (2H, m), 7.27-7.34 (1H, m), 7.11 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 7.07 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.87 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.22 (1H, d, J=15.6 Hz), 5.15 (2H, s), 4.24 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.91 (3H, s), 1.32 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例28
3−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)アクリル酸エチル8.0g、10%パラジウム炭素0.8g及びエタノール80mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル5.53gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.74-6.78 (2H, m), 6.67 (1H, dd, J=8.1 Hz, 2.0 Hz), 5.55 (1H, br.s), 4.12 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.86 (3H, s), 2.85 (2H, t, J=7.9 Hz), 2.57 (2H, t, J=7.9 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例29
参考例14と同様の方法で、3−(3−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル2.24gから3−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル2.53gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.79-6.89 (3H, m), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.12 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.84 (3H, s), 2.89 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例30
参考例15と同様の方法で、3−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル2.53gから3−{4−メトキシ−3−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸1.93gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.80-6.90 (3H, m), 4.75 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.84 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例31
3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド10.36g、臭化ベンジル25.65、炭酸カリウム22.8g及びN,N−ジメチルホルムアルデヒド200mlを混合し、室温で3時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3,4−ビス(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド23.27gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.80 (1H, s), 7.27-7.49 (12H, m), 7.01 (1H, d, J=8.1 Hz), 5.25 (2H, s), 5.21 (2H, s)
参考例32
水素化ナトリウム1.88g及びテトラヒドロフラン150mlを0〜5℃で混合し、ジエチルホスホノ酢酸エチル10.0gを少しずつ滴下した。
滴下後、室温で30分間撹拌した。次いで、3,4−ビス(ベンジルオキシ)ベンズアルデヒド114.3gのテトラヒドロフラン混合液を滴下し、0〜5℃で15分間撹拌し、室温で30分間撹拌した。その後、水を加えて酢酸エチルで分液し、有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサン洗浄して、3−{3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル16.54gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.55 (1H, d, J=15.6 Hz), 7.26-7.47 (10H, m), 7.11 (1H, d, J=1.9 Hz), 7.05 (1H, dd, J=8.3 Hz, 2.0 Hz), 6.90 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.23 (1H, d, J=15.9 Hz), 5.18 (2H, s), 5.16 (2H, s), 4.23 (2H, q, J=7.0 Hz), 1.33 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例33
3−{3,4−ビス(ベンジルオキシ)フェニル}アクリル酸エチル10.0g、10%パラジウム炭素0.5g及びエタノール150mlを混合し、水素雰囲気下で撹拌した。水素ガスの吸収が停止した後、反応混合物を濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸エチル5.17gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.76 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.61 (1H, dd, J=8.0 Hz, 1.7 Hz), 5.31 (2H, br.s), 4.13 (2H, q, J=7.0 Hz), 2.83 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.58 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例34
3−(3,4−ジヒドロキシフェニル)プロピオン酸エチル5.17g、臭化プロパルギル5.85g、炭酸カリウム7.48g及びアセトニトリル60mlを混合し、80℃で3時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮して、3−{3,4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル6.49gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.90 (1H, d, J=2.1 Hz), 6.80 (1H, dd, J=8.0 Hz, 1.9 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.72 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.12 (2H, q, J=7.0 Hz), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.50 (1H, t, J=2.4 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例35
3−{3,4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル6.17g、水酸化リチウム0.77g、テトラヒドロフラン30ml及び水15mlを混合し、65℃で3時間撹拌した。その後、反応混合液を室温付近まで放冷してから減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3,4−ビス(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸4.59gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.98 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.92 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.81 (1H, dd, J=8.2 Hz, 1.9 Hz), 4.74 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 2.92 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.50 (1H, t, J=2.4 Hz), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例36
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル2.24g、ヨウ化エチル1.72g、炭酸カリウム1.66g及びN,N−ジメチルホルムアルデヒド50mlを混合し、室温で4時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加えてtert−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−{4−エトキシ−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチル2.52gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.79 (1H, d, J=7.7 Hz), 6.69-6.74 (2H, m), 4.12 (2H, q, J=7.0 Hz), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.85 (3H, s), 2.89 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.5 Hz), 1.44 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例37
3−{4−エトキシ−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチル2.52g、25%水酸化ナトリウム水溶液3.2mlを混合し、エタノールを混合液が均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{4−エトキシ−3−メトキシフェニル}プロピオン酸1.80gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.79 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.85 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.44 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例38
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル2.24g、ヨウ化プロピル1.87g、炭酸カリウム1.66g及びN,N−ジメチルホルムアルデヒド50mlを混合し、室温で2時間撹拌し、次いで80℃で1時間撹拌した。その後、反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−(3−メトキシ−4−プロポキシフェニル)プロピオン酸エチル2.33gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.79 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.69-6.73 (2H, m), 4.12 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.94 (2H, t, J=6.8 Hz), 3.84 (3H, s), 2.85-2.92 (2H, m), 2.59 (2H, t, J=7.8 Hz), 1.78-1.90 (2H, m), 1.23 (3H, t, J=7.1 Hz), 1.02 (3H, t, J=7.3 Hz)
参考例39
3−(3−メトキシ−4−プロポキシフェニル)プロピオン酸エチル2.33g、25%水酸化ナトリウム水溶液2.8mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、反応混合液を室温付近まで放冷してから減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(3−メトキシ−4−プロポキシフェニル)プロピオン酸1.72gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.74 (2H, m), 3.95 (2H, t, J=6.7 Hz), 3.85 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.79-1.91 (2H, m), 1.02 (3H, t, J=7.3 Hz)
参考例40
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル2.24g、臭化アリル1.33g、炭酸カリウム1.66g及びN,N−ジメチルホルムアルデヒド50mlを混合し、室温で2時間撹拌し、次いで80℃で4時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−{3−メトキシ−4−(2−プロペニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル2.40gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.77-6.85 (1H, m), 6.67-6.75 (2H, m), 6.01-6.15 (1H, m), 5.33-5.43 (1H, m), 5.23-5.29 (1H, m), 4.55-4.59 (2H, m), 4.08-4.17 (2H, m), 3.85 (3H, s), 2.84-2.92 (2H, m), 2.59 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.3 Hz)
参考例41
3−{3−メトキシ−4−(2−プロペニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル2.40g、25%水酸化ナトリウム水溶液2.9mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、還流下で2時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−メトキシ−4−(2−プロペニルオキシ)フェニル}プロピオン酸1.60gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 6.01-6.13 (1H, m), 5.25-5.42 (2H, m), 4.57-4.60 (2H, m), 3.85 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.6 Hz)
参考例42
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル2.24g、臭化イソプロピル1.35g、炭酸カリウム1.66g及びN,N−ジメチルホルムアルデヒド50mlを混合し、室温で2時間、次いで80℃で4時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル1.19gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.81 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.73 (1H, d, J=1.9 Hz), 6.70 (1H, dd, J=8.0 Hz, 1.9 Hz), 4.41-4.52 (1H, m)4.12 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.83 (3H, s)2.88 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.8 Hz), 1.34 (6H, d, J=6.1 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例43
3−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル1.19g、25%水酸化ナトリウム水溶液1.1mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−(4−イソプロポキシ−3−メトキシフェニル)−プロピオン酸0.98gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.82 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.73 (1H, d, J=1.7 Hz), 6.71 (1H, dd, J=8.0 Hz, 1.9 Hz), 4.43-4.51 (1H, m), 3.83 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.8 Hz), 1.35 (6H, d, J=6.0 Hz)
参考例44
2−フルオロエタノール3.2g、トリエチルアミン6.56g及びテトラヒドロフラン50mlを混合し、ここに0℃で塩化メタンスルホン酸6.3gを滴下し、0℃で30分間、次いで室温で2時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、メタンスルホン酸(2−フルオロエチル)4.50gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 4.67 (2H, ddd, J=47 Hz, 4.0 Hz, 4.0 Hz), 4.47 (2H, ddd, J=27 Hz, 4.1 Hz, 4.1 Hz), 3.19 (3H, s)
参考例45
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル1.12g、メタンスルホン酸(2−フルオロエチル)0.85g、炭酸カリウム1.03g及びアセトニトリル25mlを混合し、80℃で4時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−{4−(2−フルオロエトキシ)−3−メトキシ−フェニル}プロピオン酸エチル1.08gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.83 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.77 (2H, m), 4.75 (2H, ddd, J=4.2 Hz, 4.2 Hz, 47 Hz), 4.24 (2H, ddd, J=4.2 Hz, 4.2 Hz, 27 Hz), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.85 (3H, s), 3.85 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.59 (2H, t, J=7.6 Hz), 1.23 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例46
3−{4−(2−フルオロエトキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチル1.00g、25%水酸化ナトリウム水溶液0.9mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{4−(2−フルオロエトキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸0.79gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.85 (1H, d, J=8.3 Hz), 6.71-6.77 (2H, m), 4.87 (2H, ddd, J=4.3 Hz, 4.32 Hz, 47 Hz), 4.24 (2H, ddd, J=4.3 Hz, 4.3 Hz, 27 Hz), 3.85 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.7 Hz)
参考例47
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル1.12g、1−ブロモ−2−ブチン0.80g、炭酸カリウム1.03g及びアセトニトリル25mlを混合し、80℃で4時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、3−{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチル1.10gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.92 (1H, d, J=8.8 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 4.68 (2H, d, J=2.4 Hz), 4.13 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.85 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.60 (2H, t, J=7.8 Hz), 1.83 (3H, t, J=2.4 Hz), 1.24 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例48
3−{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチル1.10g、25%水酸化ナトリウム水溶液1.0mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{4−(2−ブチニルオキシ)−3−メトキシフェニル}プロピオン酸0.84gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.94 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.72-6.76 (2H, m), 4.66-4.70 (2H, m), 3.85 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.83 (3H, t, J=2.3 Hz)
参考例49
3−ブチン−2−オール3.5g、トリエチルアミン6.56g及びテトラヒドロフラン50mlを混合し、ここに0℃で塩化メタンスルホン酸6.3gを滴下して加え、0℃で30分間、次いで室温で4時間撹拌した。その後、反応混合液を減圧下濃縮した。残渣に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、メタンスルホン酸(1−メチル−2−プロピニル)4.8gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 5.29 (1H, dq, J=6.8 Hz, 2.2 Hz), 3.12 (3H, s), 2.71 (1H, d, J=1.9 Hz), 1.66 (3H, d, J=6.6 Hz)
参考例50
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル1.12g、メタンスルホン酸(1−メチル−2−プロピニル)0.89g、炭酸カリウム1.03g及びアセトニトリル25mlを混合し、80℃で4時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を5%塩酸、水、飽和食塩水で順次洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラム精製に付し、3−{3−メトキシ−4−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル0.53gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.00 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.76 (2H, m), 4.82-4.90 (1H, m)4.12 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.84 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.60 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.44 (1H, d, J=2.4 Hz), 1.69 (3H, d, J=6.4 Hz), 1.25 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例51
3−{3−メトキシ−4−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸エチル0.37g及び25%水酸化ナトリウム水溶液0.3mlを混合し、エタノールを混合液がほぼ均一になるまで加え、78℃で2時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮した。残渣に5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−メトキシ−4−(1−メチル−2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸0.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.01 (1H, d, J=7.5 Hz), 6.71-6.78 (2H, m), 4.83-4.91 (1H, m), 3.84 (3H, s), 2.91 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.43-2.46 (1H, m), 1.68 (3H, d, J=6.3 Hz)
参考例52
4−クロロベンズアルデヒド30g、トリメチルシリルシアニド34ml及びヨウ化亜鉛1.4gを混合し、室温で15分間撹拌した後、ここに10%アンモニアのメタノール溶液30mlを加え、40℃で2時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣に酢酸エチルを加え、硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル300mlに溶解し、0℃で36%塩酸25mlを徐々に混合した。該混合物を濾過して、得られた固体をアセトニトリル及びヘキサンで洗浄後、減圧下で乾燥して、2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩22gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.54 (3H, br.s), 7.68-7.72 (2H, m), 7.61-7.64 (2H, m), 5.98 (1H, s)
参考例53
参考例52と同様の方法で、3−クロロベンズアルデヒド5.0gから2−アミノ−2−(3−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩1.5gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.44 (3H, br.s), 7.76 (1H, d, J=1.7 Hz), 7.55-7.66 (3H, m), 5.97 (1H, s)
参考例54
参考例52と同様の方法で、4−メチルベンズアルデヒド5.0gから2−アミノ−2−(4−メチルフェニル)アセトニトリル塩酸塩2.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.51 (3H, br.s), 7.54 (2H, d, J=8.2 Hz), 7.35 (2H, d, J=8.2 Hz), 5.90 (1H, s), 2.35 (3H, s)
参考例55
参考例52と同様の方法で、4−ブロモベンズアルデヒド5.0gから2−アミノ−2−(4−ブロモフェニル)アセトニトリル塩酸塩1.5gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.49 (3H, br.s), 7.75-7.77 (2H, m), 7.61-7.64 (2H, m), 5.96 (1H, s)
参考例56
参考例52と同様の方法で、3,4−ジクロロベンズアルデヒド5.0gから2−アミノ−2−(3,4−ジクロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩2.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.31 (3H, br.s), 7.95 (1H, d, J=2.1 Hz), 7.85 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.66 (1H, dd, J=8.2 Hz, 2.1 Hz), 5.96 (1H, s)
参考例57
塩化アンモニウム5.2g、シアン化ナトリウム4.0g及び28%アンモニア水溶液100mlを混合し、0℃で4−クロロアセトフェノン10gを徐々に加えた。反応混合物を室温で24時間撹拌した後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル100mlに溶解し、0℃で36%塩酸を徐々に混合した。該混合液を減圧下濃縮し、生成した固体をアセトニトリル、tert−ブチルメチルエーテル及びヘキサンで洗浄後、減圧下で乾燥して、2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)プロピオニトリル塩酸塩5.0gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.77 (3H, br.s), 7.76 (2H, d, J=9.1 Hz), 7.64 (2H, d, J=9.1 Hz), 2.05 (3H, s)
参考例58
塩化アンモニウム22g、シアン化ナトリウム12g及び28%アンモニア水溶液300mlを混合し、0℃で4−クロロベンズアルデヒド30gを徐々に加えた。反応混合物を0℃で1時間、室温で8時間撹拌した後、水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をアセトニトリル300mlに溶解し、0℃で36%塩酸25mlを徐々に混合した。生成した固体を濾別し、アセトニトリル、tert−ブチルメチルエーテル及びヘキサンで洗浄後、減圧下で乾燥して、2−アミノ−2−(4−クロロフェニル)アセトニトリル塩酸塩23gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CD3SOCD3, TMS) δ (ppm): 9.54 (3H, br.s), 7.68-7.72 (2H, m), 7.61-7.64 (2H, m), 5.98 (1H, s)
参考例59
塩化アルミニウム31gおよび塩化メチレン150mlの混合物を氷冷し、エチルオキザリルクロライド30gを混合し氷冷下で30分間撹拌した、得られた混合物を、インダン22gおよび塩化メチレン200mlの混合物に氷冷下で徐々に加え室温で1時間撹拌した。反応混合物を氷水に徐々に混合し、有機層を分液した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮して、インダン−5−イル−オキソ酢酸エチルの粗生成物37gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.84 (1H, s), 7.78 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.34 (1H, d, J=7.8 Hz), 4.44 (2H, q, J=7.1 Hz), 2.95-2.99 (4H, m), 2.09-2.17 (2H, m), 1.42 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例60
インダン−5−イルオキソ酢酸エチルエステルの粗生成物25g、水素化ホウ素ナトリウム7.0gおよびエタノール250mlの混合物を室温で1時間ついで60℃で2時間撹拌した。反応混合物に水を加え、減圧下で有機溶媒を留去したのち、36%塩酸でPH=2に調節し、クロロホルムで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下有機溶媒を留去して、残渣をヘキサンで洗浄してインダン−5−イルエタン−1,2−ジオール11gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.22 (1H, s), 7.20 (1H, d, J=7.7 Hz), 7.11 (1H, d, J=7.7 Hz), 4.78 (1H, dd, J=8.2 Hz, 3.6 Hz), 3.62-3.75 (2H, m), 2.87-2.91 (4H, m), 2.5 (1H, br.s), 2.3 (1H, br.s), 2.03-2.10 (2H, m)
参考例61
インダン−5−イルエタン−1,2−ジオールの粗生成物11g、過ヨウ素酸18g、水100mlおよびエタノール100mlの混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、水で2回洗浄後、減圧下で有機溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラムで精製してインダン−5−カルボアルデヒド8.1gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.95 (1H, s), 7.73 (1H, s), 7.65 (1H, dd, J=7.7 Hz, 1.2 Hz), 7.36 (1H, d, J=7.7 Hz), 2.97 (4H, t, J=7.5 Hz), 2.08-2.17 (2H, m)
参考例62
参考例59と同様の方法で、テトラリン58gから5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキソ酢酸エチルの粗生成物55gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.69-7.72 (2H, m), 7.17 (1H, d, J=7.8 Hz), 4.44 (2H, q, J=7.2 Hz), 2.75-2.83 (4H, m), 1.17-1.85 (4H, m), 1.42 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例63
参考例60と同様の方法で、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルオキソ酢酸エチルエステルの粗生成物30gから5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエタン−1,2−ジオール17gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.01-7.04 (3H, m), 4.76 (1H, dd, J=8.1 Hz, 3.7), 3.63-3.77 (2H, m), 2.75-2.76 (4H, m), 2.4 (1H, br.s), 2.0 (1H, br.s), 1.17-1.18 (4H, m)
参考例64
参考例61と同様の方法で、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イルエタン−1,2−ジオール16gから5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−カルボアルデヒド13gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.92 (1H, s), 7.57-7.59 (2H, m), 7.20 (1H, d, J=7.5 Hz), 2.82-2.85 (4H, m), 1.81-1.84 (4H, m)
参考例65
2−フルオロ−2−ジエチルホスホノ酢酸エチルエステル2.2g及びテトラヒドロフラン50mlを混合し、氷冷下で水素化ナトリウム(含量55%)040g加え10分間撹拌した。ついで4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド2.0gとテトラヒドロフラン5mlの混合物を氷冷下徐々に加え、室温で3時間撹拌した。得られた混合物に水を加え、減圧下で有機溶媒を留去後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、5%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムで精製して3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−2−フルオロアクリル酸エチル(cis体とtrans体の混合物)の粗生成物2.8gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.27-7.44 (6H, m), 7.13 (0.3H, dd, J=8.6 Hz, 1.7 Hz), 7.01 (0.6H, dd, J=8.3 Hz, 1.9 Hz), 6.79-6.90 (2H, m), 5.20 (0.6H, s), 5.18 (1.4H, s), 4.25-4.36 (2H, m), 3.91 (3H, s), 1.27-1.36 (3H, m)
参考例66
3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−2−フルオロアクリル酸エチルの粗生成物2.6gを用いて参考例11と同様の方法で3−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−2−フルオロプロピオン酸エチルの粗生成物2.0gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.85 (1H, d, J=8.0 Hz), 6.70-6.75 (2H, m), 5.52 (1H, br.s), 5.04 (1H, ddd, J=49 Hz, 7.6 Hz, 4.2 Hz), 4.22 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.88 (3H, s), 3.06-3.18 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考例67
3−(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)−2−フルオロプロピオン酸エチルの粗生成物2.0g、3−ブロモプロピン0.86mlを用いて参考例12と同様の方法で3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−フルオロプロピオン酸エチルの粗生成物2.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.97 (1H, d, J=8.9 Hz), 6.72-6.79 (2H, m), 5.06 (1H, ddd, J=49 Hz, 7.5 Hz, 4.1 Hz), 4.74 (1H, d, J=2.4 Hz), 4.23 (2H, q, J=7.0 Hz), 3.86 (3H, s), 3.08-3.20 (2H, m), 2.49-2.50 (1H, m), 1.27 (3H, t, J=7.0 Hz)
参考例68
3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−フルオロプロピオン酸エチルの粗生成物2.3gを用いて参考例13と同様の方法で3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−フルオロプロピオン酸1.8gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.98 (1H, d, J=8.7 Hz), 6.74-6.82 (2H, m), 5.21 (1H, ddd, J=49 Hz, 7.5 Hz, 3.6 Hz), 4.75 (1H, d, J=2.4 Hz), 3.86 (3H, s), 3.08-3.31 (2H, m), 2.49 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例69
参考例4と同様の方法で、3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−フルオロプロピオン酸約4.7gから3−{3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}−2−フルオロプロピオン酸塩化物の粗生成物5.0gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.99 (1H, d, J=8.2 Hz), 6.79-6.82 (2H, m), 5.20 (1H, ddd, J=49 Hz, 7.3 Hz, 3.9 Hz), 4.75 (1H, d, J=2.4 Hz), 3.87 (3H, s), 3.17-3.37 (2H, m), 2.50 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例70
4−ブロモベンズアルデヒド1.7g、シクロプロピルボロン酸1.0g、トリフェニルホスフィン0.26g、リン酸三カリウムn水和物7.9g、トルエン20mlおよび水1mlの混合物に酢酸パラジウム0.10gを混合し100℃で3時間撹拌した。室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて不溶物を濾別し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄して、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、シリカゲルカラム精製に付し4−シクロプロピルベンズアルデヒド1.1gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 9.94 (1H, s), 7.76 (2H, d, J=8.3 Hz), 7.18 (2H, d, J=7.9 Hz), 1.93-2.00 (1H, m), 1.02-1.15 (2H, m), 0.75-0.86 (2H, m)
参考例71
3−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド1.1g、臭化ベンジル1.2g、炭酸カリウム1.3g及びアセトニトリル15mlを混合し、還流条件下で4時間攪拌した。その後、反応混合物を室温まで冷却し酢酸エチルを加え、固体を濾別した。得られた有機層を減圧下濃縮し、残渣をヘキサンで洗浄して、4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−5−メトキシベンズアルデヒド1.8gを得た。次にジエチルホスホノ酢酸エチル1.5g及びテトラヒドロフラン20mlを混合し、氷冷下で水素化ナトリウム(含量55%)0.29g加え10分間混合した混合物に、4−ベンジロキシ−3−フルオロ−5−メトキシベンズアルデヒド1.8gとテトラヒドロフラン5mlの混合物を氷冷下徐々に加え、室温で1時間攪拌した。得られた混合物に水を加え、減圧下で有機溶媒を留去後、酢酸エチルで抽出した。油層を分液し、5%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、得られた残渣をヘキサンで洗浄して3−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−5−メトキシフェニル)アクリル酸エチル3.6gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.54 (1H, d, J=16 Hz), 7.44-7.46 (2H, m), 7.29-7.40 (3H, m), 6.89 (1H, dd, J=11 Hz, 1.9 Hz), 6.83 (1H, br.s), 6.32 (1H, d, J=16 Hz), 5.14 (2H, s), 4.26 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.88 (3H, s), 1.33 (3H, t, J=7.2 Hz)
参考例72
3−(4−ベンジルオキシ−3−フルオロ−5−メトキシフェニル)アクリル酸エチル3.6g、5%パラジウム炭素0.1g、36%塩酸約0.01g、エタノール50mlを水素雰囲気下で攪拌した。水素ガスの吸収が停止した後、濾過し、濾液を減圧下濃縮して、3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパン酸エチル2.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.58 (1H, dd, J=11 Hz, 2.0 Hz), 6.51-6.52 (1H, m), 4.13 (2H, q, J=7.1 Hz), 3.89 (3H, s), 2.86 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.58 (2H, t, J=7.7 Hz), 1.24 (3H, t, J=7.1 Hz)
参考製造例73
3−(3−フルオロ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)プロパン酸エチル2.3g、臭化プロパルギル0.63ml、炭酸カリウム1.23g及びアセトニトリル300mlを混合し、還流条件下で1時間攪拌した。その後、反応混合物を室温まで冷却し、酢酸エチルを加えて濾過した。濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣、水酸化リチウム0.54g、テトラヒドロフラン40ml及び水20mlを混合し、還流条件下で3時間攪拌した。その後、反応混合物に水を加えて減圧下濃縮した。混合物をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、水層を分液し5%塩酸を加え、クロロホルムで3回抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{3−フルオロ−5−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロパン酸1.5gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.59 (1H, dd, J=11 Hz, 2.2 Hz), 6.55-6.56 (1H, m), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.56 (3H, s), 2.90 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.67 (2H, t, J=7.7 Hz), 2.27 (1H, t, J=7.1 Hz)
参考例74
3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸20g、臭化ベンジル55g、炭酸カリウム45g及びアセトニトリル300mlを混合し、80℃で6時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、酢酸エチルを加えて濾過し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣を20%水酸化ナトリウム水溶液46gを混合し、均一になるまでエタノールを加え、全還流下で1時間攪拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷してから水を加え、減圧下濃縮し、tert−ブチルメチルエーテルで洗浄した。残渣に5%塩酸を加えPH=2に調節後、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄後乾燥して、3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)プロピオン酸62gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.42-7.44 (1H, m), 7.26-7.37 (4H, m), 6.80 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.75 (1H, d, J=2.0 Hz), 6.67 (1H, dd, J=8.4 Hz, 2.0 Hz), 5.12 (2H, s), 3.87 (3H, s), 2.89 (2H, t, J=7.2 Hz), 2.65 (2H, t, J=7.2 Hz)
参考例75
メタノール100mlと塩化アセチル10mlを室温で15分間混合した混合物に3−(3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)プロピオン酸4.0gを混合し、全還流下で6時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し減圧下濃縮後、tert−ブチルメチルエーテルを加え、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。得られた残渣3.0g、モノクロロベンゼン100mlに混合し、塩化スルフリル1.7ml を徐々に混合し、室温で1時間攪拌した。その後、反応混合物を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄後乾燥して、3−(6−クロロ−3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)プロピオン酸メチル2.3gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.29-7.43 (5H, m), 6.88 (1H, s), 6.77 (1H, s), 5.09 (2H, s), 3.85 (3H, s), 3.68 (3H, s), 2.98 (2H, t, J=7.6 Hz), 2.61 (2H, t, J=7.6 Hz)
参考例76
3−(6−クロロ−3−メトキシ−4−ベンジルオキシフェニル)プロピオン酸メチル2.2g、47%臭化水素酸水溶液1.4gおよび酢酸30mlを混合し、80℃で3時間混合した。反応混合物を室温付近まで放冷しトルエンを加えて、減圧下で溶媒を留去後残渣をヘキサンで洗浄して、3−(6−クロロ−4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸1.4gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 6.93 (1H, s), 6.74 (1H, s), 3.86 (3H, s), 2.98 (2H, t, J=7.9 Hz), 2.68 (2H, t, J=7.9 Hz)
参考例77
3−(6−クロロ−4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸1.3g、臭化プロパルギル1.6ml、炭酸カリウム4.5g及びアセトニトリル30mlを混合し、全還流下で1時間撹拌した。その後、反応混合物を室温付近まで放冷し、酢酸エチルを加えて濾過した。得られた濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣に水酸化リチウム1水和物0.55g、テトラヒドロフラン40ml及び水20mlを混合し、全還流下で3時間撹拌した。その後、室温付近まで放冷した反応混合物に水を加えて減圧下濃縮した。混合物をtert−ブチルメチルエーテルで洗浄し、得られた水層に5%塩酸を加え、クロロホルムで2回抽出した。有機層を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をヘキサンで洗浄して、3−{6−クロロ−3−メトキシ−4−(2−プロピニルオキシ)フェニル}プロピオン酸1.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.03 (1H, s), 6.78 (1H, s), 4.73 (2H, d, J=2.4 Hz), 3.84 (3H, s), 3.00 (2H, t, J=7.9 Hz), 2.69 (2H, t, J=7.9 Hz), 2.54 (1H, t, J=2.4 Hz)
参考例79
Synlett,2000,No.12,1801項〜1803項記載の方法に準じて、4−ブロモベンゾニトリル10g、トリスジベンジリデンアセトンパラジウム(0)、2−(ジtert−ブチルホスフィノ)ビフェニル0.98gおよびジメチルイミダゾリノン200mlを室温で5分間時間混合した。ついでヘキサメチルジシラン16.9mlおよび水2.0gを加え水で5回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮しシリカゲルカラムで精製して4−トリメチルシリルベンゾニトリル8.0gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 7.60 (4H, s), 0.29 (9H, s)
参考例80
4−トリメチルシリルベンゾニトリル1.5gとトルエン30mlの混合物にジイソブチルアルミニウムハイドライドの1Mトルエン溶液8.6mlを徐々に加え、45℃で2時間混合した。ついで反応混合物を室温まで放冷後、飽和塩化アンモニウム水溶液に徐々に混合し、室温で1時間攪拌し、セライトを加え不溶物を濾別した。得られた有機層を5%塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮し、得られた残渣をヘキサンで洗浄して4−トリメチルシリルベンズアルデヒド1.2gを得た。
Figure 2005206571
1H-NMR (CDCl3, TMS) δ (ppm): 10.0 (1H, s), 7.84 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.69 (2H, d, J=7.9 Hz), 0.31 (9H, s),
次に製剤例を示す。部は重量部を表す。
製剤例1
本発明化合物1〜65の各々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸マグネシウム2部及び合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得る。
製剤例2
本発明化合物1〜65の各々20部とソルビタントリオレエ−ト1.5部とを、ポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部と混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中に、キサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて撹拌混合し各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例3
本発明化合物1〜65の各々2部、カオリンクレー88部及びタルク10部をよく粉砕混合することにより、各々の粉剤を得る。
製剤例4
本発明化合物1〜65の各々5部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部及びキシレン75部をよく混合することにより、各々の乳剤を得る。
製剤例5
本発明化合物1〜65の各々2部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレ−65部をよく粉砕混合した後、水を加えてよく練り合せ、造粒乾燥することにより、各々の粒剤を得る。
製剤例6
本発明化合物1〜65の各々10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々の製剤を得る。
次に、本発明化合物が植物病害の防除に有用であることを試験例で示す。
なお防除効果は、調査時の供試植物上の病斑の面積を目視観察し、無処理区の病斑の面積と本発明化合物処理区の病斑の面積を比較することにより評価した。
また、Journal of Chemical and Engineering Data,10(2),pp.188(1965)1965年、第10巻、第2号、188頁に記載の化合物Aも試験に供した。
Figure 2005206571
試験例1
プラスチックポットに砂壌土を詰め、トマト(品種:ポンテローザ)を播種し、温室内で20日間生育させた。本発明化合物1、3〜6、8〜23、26〜28、30〜34、36、38、39、41〜50、52〜57、59、61、64及び65を製剤例6に準じて製剤とした後、水で所定濃度(500ppm)に希釈し、希釈液をトマト葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、葉面上の該希釈液が乾く程度に風乾し、トマト疫病の遊走子嚢懸濁液(懸濁液1mlあたり約10000個の遊走子嚢を含有する)を噴霧接種(植物1個体あたり約2mlの割合)した。接種後、23℃、相対湿度90%以上の条件下で1日間栽培し、次いで昼間24℃、夜間20℃の温室で4日間栽培した。その後、防除効果を調査した。
その結果、本発明化合物を供試した植物上の病斑面積は、無処理区の病斑面積の10%以下であった。化合物Aを供試した植物上の病斑面積は、無処理区の病斑面積の76〜100%であった。
試験例2
プラスチックポットに砂壌土を詰め、ブドウ(品種:ベリーA)を播種し、温室内で40日間生育させた。本発明化合物1〜5、8〜10、12〜15、17、19、20、22、23、25、27〜34、37、38、39、41〜46、50〜54、59、61〜64及び65の各々を製剤例6に準じて製剤とした後、水で所定濃度(200ppm)に希釈し、希釈液をブドウ葉面に充分付着するように茎葉散布した。散布後、葉面上の該希釈液が乾く程度に風乾し、ブドウべと病の遊走子嚢懸濁液(懸濁液1mlあたり約10000個の遊走子嚢を含有する)を噴霧接種(植物1個体あたり約2mlの割合)した。接種後、23℃、相対湿度90%以上の条件下で1日間栽培し、次いで昼間24℃、夜間20℃の温室に移して6日間栽培した。その後、防除効果を調査した。
その結果、本発明化合物を供試した植物上の病斑面積は、無処理区の病斑面積の10%以下であった。



Claims (5)

  1. 式(1)
    Figure 2005206571
    [式中、R1は水素原子;ハロゲン原子;ニトロ基;シアノ基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルケニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC2-C6アルキニル基;ハロゲン原子、シアノ基、ヒドロキシル基、C3-C6シクロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C3-C6シクロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C3-C6シクロアルキルチオ基及びトリ(C1-C3アルキル)シリル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルコキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC1-C6アルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルコキシ基及びC1-C6アルキルチオ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいジ(C1-C6アルキル)アミノ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェノキシ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいフェニルチオ基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイル基;ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6ハロアルキル基及びC1-C6アルコキシ基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいベンゾイルオキシ基;ホルミル基;(C1-C6アルキル)カルボニル基;(C2-C6アルケニル)カルボニル基;(C2-C6アルキニル)カルボニル基;(C3-C6シクロアルキル)カルボニル基;(C1-C6ハロアルキル)カルボニル基;(C1-C6アルコキシ)カルボニル基;またはトリ(C1-C6アルキル)シリル基を表し、
    2は水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C3-C6シクロアルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、ニトロ基またはシアノ基を表すか、
    1とR2とが一緒になって、ハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3-C6ポリメチレン基;またはハロゲン原子、C1-C3アルキル基及びC1-C3ハロアルキル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい1,3−ブタジエン−1,4−ジイル基を表し、
    3は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    4はC1-C4アルキル基、C1-C4ハロアルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基を表し、
    5はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C6アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基、シアノC1-C6アルキル基、又は(C1-C3アルキル)カルボニル基を表し、
    6は水素原子又はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基を表し、
    7は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    8は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    9は水素原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    10は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    11は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表し、
    12は水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基を表す。]
    で示されるN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
  2. 1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C2-C6アルケニル基、C2-C6アルキニル基、C1-C6ハロアルキル基、C1-C6アルコキシ基、C1-C6ハロアルコキシ基、C1-C6アルキルチオ基、C1-C6ハロアルキルチオ基、ジ(C1-C6アルキル)アミノ基、フェニル基、フェノキシ基又はシアノ基であり、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C6アルキル基、C1-C6アルコキシ基又はC1-C6ハロアルキル基であるか、又はR1とR2とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基であり、R3が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C6アルキニル基、C1-C4ハロアルキル基又は(C1-C3アルキル)カルボニル基であり、R6が水素原子又はC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基、C3-C4アルキニル基であり、R7が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R8が水素原子、ハロゲン原子又はC1-C3アルキル基であり、R9が水素原子又はC1-C3アルキル基であり、R10、R11及びR12が水素原子である請求項1記載のN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
  3. 1が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であり、R2が水素原子、ハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4アルコキシ基又はC1-C4ハロアルキル基であるか、又はR1とR2とが一緒になってC3-C5アルキレン基又はCH=CH-CH=CH基であり、R4がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R5がC1-C4アルキル基、C3-C4アルケニル基又はC3-C4アルキニル基であり、R6が水素原子又はC3-C4アルキル基であり、R3、R7、R8、R9、R10、R11及びR12が水素原子である請求項1記載のN−(α−シアノベンジル)アミド化合物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載のN−(α−シアノベンジル)アミド化合物を有効成分として含有することを特徴とする植物病害防除剤。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項記載のN−(α−シアノベンジル)アミド化合物の有効量を植物又は植物を栽培する土壌に処理すること特徴とする植物病害の防除方法。



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