JPH09249610A - ジハロプロペン化合物、それを有効成分とする殺虫剤およびその製造中間体 - Google Patents

ジハロプロペン化合物、それを有効成分とする殺虫剤およびその製造中間体

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JPH09249610A
JPH09249610A JP8084045A JP8404596A JPH09249610A JP H09249610 A JPH09249610 A JP H09249610A JP 8084045 A JP8084045 A JP 8084045A JP 8404596 A JP8404596 A JP 8404596A JP H09249610 A JPH09249610 A JP H09249610A
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三四郎 松尾
Taro Hirose
太郎 広瀬
Keiichi Izumi
恵一 泉
Masaya Suzuki
雅也 鈴木
Noriyasu Sakamoto
典保 坂本
Kazuhiro Tsushima
和礼 対馬
Shigeru Saito
茂 斉藤
Jinko Takano
仁孝 高野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた殺虫効力を示す化合物を提供するこ
と。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 は炭素数1から10のアルキル基等を表わ
し、LはC(=O)NH基等を表わし、R2 、R3 およ
びR4 は、それぞれ独立して、ハロゲン原子等を表わ
し、R5 、R6 およびR7 は、それぞれ独立して、水素
原子等を表わし、mは0から4の整数を表わし、nは0
から2の整数を表わし、Xは塩素原子等を表わし、Yは
酸素原子等を表わし、Zは酸素原子等を表わす。〕で示
されるジハロプロペン化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジハロプロペン化
合物、それを有効成分とする殺虫剤およびその製造中間
体に関する。
【従来の技術】これまで、ある種のプロペン化合物が殺
虫剤の有効成分として使用し得ることが、例えば、特開
昭 48-86835 号公報や特開昭 49-1526号公報に記載され
ている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の化合物は殺虫効力等の点で殺虫剤の有効成分として必
ずしも常に充分なものであるとはいえない。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の状
況に鑑み、優れた殺虫効力を有する化合物を見いだすべ
く鋭意検討を重ねた結果、下記一般式 化5で示される
ジハロプロペン化合物が優れた殺虫活性を有することを
見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本発
明は、一般式 化5
【化5】 〔式中、R1 は、炭素数1から10のアルキル基、炭素
数1から5のハロアルキル基、炭素数2から10のアル
ケニル基、炭素数2から6のハロアルケニル基、炭素数
3から9のアルキニル基、炭素数3から5のハロアルキ
ニル基、炭素数2から7のアルコキシアルキル基または
炭素数2から7のアルキルチオアルキル基を表わすか、
あるいは、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から
4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコ
キシ基で置換されてもよい炭素数3から6のシクロアル
キル基を表わすか、あるいは、炭素数1から4のアルキ
ル基で置換されてもよい炭素数4から9のシクロアルキ
ルアルキル基を表わすか、あるいは、炭素数1から4の
アルキル基で置換されてもよい炭素数5から6のシクロ
アルケニル基を表わすか、あるいは、炭素数1から4の
アルキル基で置換されてもよい炭素数6から8のシクロ
アルケニルアルキル基を表わすか、あるいは、一般式
化6
【化6】 (式中、R12は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
ペンタフルオロスルファニル基(F5 S)、炭素数1か
ら8のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、
炭素数1から7のアルコキシ基、炭素数1から3のハロ
アルコキシ基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素
数1から3のハロアルキルチオ基、炭素数3から6のア
ルケニルオキシ基、炭素数3から6のハロアルケニルオ
キシ基、炭素数1から3のヒドロキシアルキル基、炭素
数2から4のアルケニル基、炭素数2から4のハロアル
ケニル基、炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2か
ら4のアルキニルオキシ基、炭素数2から4のハロアル
キニル基、炭素数2から4のハロアルキニルオキシ基、
炭素数2から4のアルコキシアルキル基、炭素数2から
4のアルキルチオアルキル基、炭素数3から6のシクロ
アルキル基、炭素数5から6のシクロアルケニル基、炭
素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数3から
6のシクロアルキルオキシ基または炭素数5から6のシ
クロアルケニルオキシ基を表わすか、あるいは、ハロゲ
ン原子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3
のハロアルキル基、炭素数1から3のアルコキシ基もし
くは炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されても
よいフェニル基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、
炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロア
ルキル基、炭素数1から3のアルコキシ基もしくは炭素
数1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよいフェ
ノキシ基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数
1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル
基、炭素数1から3のアルコキシ基もしくは炭素数1か
ら3のハロアルコキシ基で置換されてもよいベンジル基
を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4
のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素
数1から3のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハ
ロアルコキシ基で置換されてもよいベンジルオキシ基を
表わすか、あるいは、l(エル)が2から5のとき、隣
接する2つのR12が互いに末端で結合して、トリメチレ
ン基またはテトラメチレン基を表すか、あるいは、ハロ
ゲン原子もしくは炭素数1から3のアルキル基で置換さ
れてもよいメチレンジオキシ基を表すか、あるいは、ハ
ロゲン原子もしくは炭素数1から3のアルキル基で置換
されてもよいエチレンジオキシ基を表わす。R8
9 、R10およびR11は、それぞれ独立して、水素原
子、炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメ
チル基を表わし、Mは、酸素原子、NH基または硫黄原
子を表わす。l(エル)は、0から5の整数を表わし、
pは、0から5の整数を表わし、qは、1から5の整数
を表わす。)で示されるQ1 、Q2 、Q3 またはQ4
表わすか、あるいは、置換されてもよい複素環基を表わ
す。R2 、R3 およびR4 は、それぞれ独立して、ハロ
ゲン原子、炭素数1から3のハロアルキル基または炭素
数1から3のアルキル基を表わす。R5 、R6 およびR
7 は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1から3の
アルキル基またはトリフルオロメチル基を表わす。L
は、C=W基、C(=W)NR13基、NR13C(=W)
基、SO2 NR13基、NR13SO2 基、NR13C(=W
1 )W基、WC(=W1 )NR13基またはNR14C(=
W)NR13基(ここで、WおよびW1 は、それぞれ独立
して、酸素原子または硫黄原子を表わし、R13およびR
14は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1から10
のアルキル基、炭素数1から5のハロアルキル基、炭素
数2から10のアルケニル基、炭素数2から6のハロア
ルケニル基、炭素数3から9のアルキニル基または炭素
数3から5のハロアルキニル基を表わす。)を表わし、
mは、0から4の整数を表わし、nは、0から2の整数
を表わし、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭
素原子を表わす。Yは、酸素原子、NH基または硫黄原
子を表わす。Zは、酸素原子、硫黄原子またはNR15
表わし、R15は水素原子または炭素数1から3のアルキ
ル基を表わす。〕で示されるジハロプロペン化合物(以
下、本発明化合物と記す。)およびそれを有効成分とし
て含有することを特徴とする殺虫剤を提供する。
【0003】本発明は、さらに、本発明化合物の一部を
製造する際の中間体として有用な、一般式 化7
【化7】 (式中、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素
原子を表わし、R18およびR19は、それぞれ独立して、
ハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基を表わ
し、R17はアミノ基またはカルボキシル基を表わし、R
5 、R6 およびR 7 は、それぞれ独立して、水素原子、
炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメチル
基を表わし、mは0から4の整数を表す。)で示される
化合物、およびその中でも、R5 、R6 およびR7 が共
に水素原子であり、かつ、mが2または3である化合
物、ならびに、一般式 化8
【化8】 〔式中、R20は、前記のQ1 を表わすか、あるいは、
(R16)sで置換されてもよい(ここで、R16は、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1か
ら4のアルコキシ基、炭素数1から3のハロアルコキシ
基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素数1から3
のハロアルキルチオ基、炭素数1から2のアルキルスル
フィニル基、炭素数1から2のアルキルスルホニル基、
炭素数1から2のハロアルキルスルフィニル基、炭素数
1から2のハロアルキルスルホニル基、炭素数2から4
のアルケニル基、炭素数2から4のハロアルケニル基、
炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2から4のハロ
アルキニル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセトア
ミド基、アセチル基、ハロアセチル基、ホルミル基、カ
ルボキシル基、メトキシカルボニル基、炭素数3から6
のシクロアルキル基、(炭素数1から2のアルキル)ア
ミノカルボニル基または〔ジ(炭素数1から2のアルキ
ル)アミノ〕カルボニル基を表わすか、あるいは、ハロ
ゲン原子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から
3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基も
しくは炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されて
もよいフェニル基を表わすか、あるいは、ハロゲン原
子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハ
ロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは
炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよい
ベンジル基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素
数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキ
ル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1
から3のハロアルコキシ基で置換されてもよいフェノキ
シ基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1か
ら4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、
炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3
のハロアルコキシ基で置換されてもよいベンジルオキシ
基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から
4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭
素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3の
ハロアルコキシ基で置換されてもよいピリジルオキシ基
を表わす。sは0から6の整数を表わす。) 2−ピリジル基、以下、各々(R16)sで置換されても
よい2−ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリ
ル基、2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、2−フリル基、3−フリル基、3−ピリジル基また
は4−ピリジル基を表わす。R2 およびR3 は、それぞ
れ独立して、ハロゲン原子、炭素数1から3のハロアル
キル基または炭素数1から3のアルキル基を表わし、R
5 、R6 およびR7 は、それぞれ独立して、水素原子、
炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメチル
基を表わす。L1 は、C=W基、C(=W)NR131
またはSO2 NR131 基(ここで、Wは酸素原子または
硫黄原子を表わし、R131 は水素原子または炭素数1か
ら3のアルキル基を表わす。)を表わす。で示されるフ
ェノール化合物、ならびに、該フェノール化合物の態様
として、R20がQ1 であり、かつp=0であるか、ある
いは、請求項13記載のR1 のうち、複素5員環基また
は複素6員環基が、2−ピリジル基、2−ピラジニル
基、2−インドリル基、2−ピロリル基、2−キノリル
基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フリル基、
3−フリル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基で
あるフェノール化合物;および、R20がQ1 であり、か
つp=0であるか、あるいは、請求項13記載のR1
うち、複素5員環基または複素6員環基が、2−ピリジ
ル基、2−ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロ
リル基、2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニ
ル基、2−フリル基、3−フリル基、3−ピリジル基ま
たは4−ピリジル基であり、かつ、L1 がC(=W)N
13 1 基またはSO2 NR131 基である、フェノール化
合物;および、 R20が、Q 1 であり、かつp=0であ
るか、あるいは、請求項13記載のR1 のうち、複素5
員環基または複素6員環基が、2−ピリジル基、2−ピ
ラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリル基、2−
キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フ
リル基、3−フリル基、3−ピリジル基または4−ピリ
ジル基であり、かつ、R2 およびR3 が、ハロゲン原子
または炭素数1から3のアルキル基であり、L1 がC
(=W)NR131 基またはSO2 NR131 基である、フ
ェノール化合物ならびに化合物 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)カルバモイル)プロピルオキシ)フ
ェノール 3,5−ジクロロ−4−(4−(N−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)カルバモイル)ブチロキシ)フェノ
ール 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(5−トリフルオ
ロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)プロピルオキ
シ)フェノール 3,5−ジクロロ−4−(4−(N−(5−トリフルオ
ロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)ブチロキシ)
フェノール をも提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明化合物において、R1 で示
される置換されてもよい複素環基における置換基として
は、(R16)s(ここで、R16は、ハロゲン原子、ニト
ロ基、シアノ基、炭素数1から4のアルキル基、炭素数
1から3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキ
シ基、炭素数1から3のハロアルコキシ基、炭素数1か
ら3のアルキルチオ基、炭素数1から3のハロアルキル
チオ基、炭素数1から2のアルキルスルフィニル基、炭
素数1から2のアルキルスルホニル基、炭素数1から2
のハロアルキルスルフィニル基、炭素数1から2のハロ
アルキルスルホニル基、炭素数2から4のアルケニル
基、炭素数2から4のハロアルケニル基、炭素数2から
4のアルキニル基、炭素数2から4のハロアルキニル
基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセトアミド基、ア
セチル基、ハロアセチル基、ホルミル基、カルボキシル
基、メトキシカルボニル基、炭素数3から6のシクロア
ルキル基、(炭素数1から2のアルキル)アミノカルボ
ニル基または〔ジ(炭素数1から2のアルキル)アミ
ノ〕カルボニル基を表わすか、あるいは、ハロゲン原
子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハ
ロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは
炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよい
フェニル基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素
数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキ
ル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1
から3のハロアルコキシ基で置換されてもよいベンジル
基を表わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から
4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭
素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3の
ハロアルコキシ基で置換されてもよいフェノキシ基を表
わすか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のア
ルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1
から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロア
ルコキシ基で置換されてもよいベンジルオキシ基を表わ
すか、あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1か
ら4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアル
コキシ基で置換されてもよいピリジルオキシ基を表わ
す。sは0から7の整数を表わす。)があげられる。
【0005】一般式 化5、化6、化7および/または
化8において、R2 、R3 、R4 、R12、R16、R18
よびR19で表わされる、ならびR12およびR16におけ
る、ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原
子またはヨウ素原子であり、R1 、R13およびR14で表
わされる炭素数1から10のアルキル基とは、たとえ
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、 sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネ
オペンチル基、tert−ペンチル基、n−ヘキシル基、n
−ヘプチル基、イソヘキシル基、n−オクチル基、n−
ノニル基、n−デシル基、3−n−ペンチル基、2−エ
チルブチル基、1−メチルペンチル基、1−エチルブチ
ル基、3−メチルペンチル基、1,3−ジメチルブチル
基、1−メチルヘプチル基、1−メチルオクチル基等で
あり、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R8 、R
9 、R10、R11、R15、R18およびR19で表わされる、
炭素数1から3のアルキル基とは、メチル基、エチル
基、n−プロピル基またはイソプロピルであり、R12
表わされる炭素数1から8のアルキル基とは、たとえ
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピ
ル基、n−ブチル基、イソブチル基、 sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネ
オペンチル基、tert−ペンチル基、1−エチルペンチル
基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、2−エチルブチ
ル基、1−メチルペンチル基、1−エチルブチル基、3
−メチルペンチル基、1,3−ジメチルブチル基、n−
ヘプチル基、n−オクチル基、1−メチルヘプチル基等
であり、R16における炭素数1から2のアルキル基と
は、メチル基またはエチル基であり、R1 、R13および
14で表わされる炭素数1から5のハロアルキル基と
は、たとえば、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチ
ル基、ブロモジフルオロメチル基、 2,2,2−トリフルオ
ロエチル基、パーフルオロエチル基、2−フルオロエチ
ル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2−
ヨードエチル基、 2,2−ジクロロエチル基、2−ブロモ
−1 1,2,2 −テトラフルオロエチル基、 1,1,2,2−テト
ラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2 −トリフルオ
ロエチル基、2−ブロモ−1,1,2 −トリフルオロエチル
基、 2,2,2−トリクロロエチル基、 2,2,2−トリブロモ
エチル基、3−クロロプロピル基、3−ブロモプロピル
基、3−フルオロプロピル基、3−ヨードプロピル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタ
フルオロプロピル基、 1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプ
ロピル基、2−クロロプロピル基、1−クロロ−1−メ
チルエチル基、1−ブロモ−1−メチルエチル基、2−
フルオロ−1−(フルオロメチル)エチル基、2−クロ
ロ−1−(クロロメチル)エチル基、2−ブロモ−1−
(ブロモメチル)エチル基、 2,2,2−トリフルオロ−1
−(トリフルオロメチル)エチル基、 2,3−ジブロモプ
ロピル基、4−フルオロブチル基、4−ブロモブチル
基、4−クロロブチル基、2−ヨードブチル基、2−
(ブロモメチル)プロピル基、3−クロロ−2,2−ジ
メチル−n−プロピル基、3−ブロモ−2,2 −ジメチル
プロピル基、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル基、
3−ブロモ−(1−ブロモメチル)プロピル基、 2,2,
3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル基等であり、R
2 、R3 、R4 、R12およびR16で表わされる、ならび
にR12およびR16における、炭素数1から3のハロアル
キル基とは、たとえば、トリフルオロメチル基、ジフル
オロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、 2,2,2−ト
リフルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロ
ロエチル基、2−ブロモエチル基、1−フルオロエチル
基、1−クロロエチル基、1−ブロモエチル基、 2,2,
3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、 3,3,3−トリフル
オロプロピル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロ
プロピル基、3−ブロモプロピル基等であり、
【0006】R1 、R13およびR14で表わされる炭素数
2から10のアルケニル基とは、たとえば、ビニル基、
アリル基、ホモアリル基、イソプロペニル基、2−ブテ
ニル基、1−メチル−2−プロペニル基、プレニル基、
3−メチル−3−ブテニル基、1−エチル−2−プロペ
ニル基、2−エチル−2−プロペニル基、2−ペンテニ
ル基、2−メチル−2−ブテニル基、1−メチル−2−
ブテニル基、2−メチル−3−ブテニル基、4−ペンテ
ニル基、1−メチル−3−ブテニル基、1−エチル−2
−プロペニル基、1−プロピル−2−プロペニル基、3
−ヘキセニル基、2−イソプロピル−2−プロペニル
基、2−エチル−2−ブテニル基、2−メチル−2−ペ
ンテニル基、1−エチル−2−ブテニル基、1−メチル
−4−ペンテニル基、 1,3−ジメチル−2−ブテニル
基、2−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘキセ
ニル基、1−n−プロピル−2−プロペニル基、1−ア
リル−3−ブテニル基、2−ヘプテニル基、 1,5−ジメ
チル−4−ヘキセニル基、1−ペンチル−2−プロペニ
ル基、 1,7−ジメチル−6−オクテニル基、ゲラニル基
等であり、R1 、R13およびR14で表わされる炭素数2
から6のハロアルケニル基とは、たとえば、2−クロロ
エテニル基、 2,2−ジクロロエテニル基、3−クロロ−
2−プロペニル基、3−ブロモ−2−プロペニル基、2
−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペ
ニル基、 3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、 3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニル基、 3,3−ジフルオロ−2−プ
ロペニル基、2−クロロメチル−2−プロペニル基、4
−クロロ−2−ブテニル基、4−クロロ−2−ブテニル
基、3−クロロ−4,4,4 −トリフルオロ−2−ブテニル
基、4−ブロモ−3−フルオロ−4,4 −ジフルオロ−2
−ブテニル基、 3,4,4,4−テトラフルオロ−2−ブテニ
ル基、 4,4−ジクロロ−3−ブテニル基、 4,4−ジブロ
モ−3−ブテニル基、 4,4,4−トリフルオロ−3−ブテ
ニル基、3−クロロ−2−ブテニル基、 6,6−ジクロロ
−5−ヘキセニル基等であり、R12およびR16で表わさ
れる炭素数2から4のアルケニル基とは、たとえば、ビ
ニル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−エ
チル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル
基、アリル基、2−メチルプロペニル基、2−ブテニル
基等であり、R12およびR16で表わされる炭素数2から
4のハロアルケニル基とは、たとえば、 2,2−ジクロロ
エテニル基、 2,2−ジブロモエテニル基、 3,3−ジクロ
ロアリル基、 3,3−ジブロモアリル基、 2,3−ジクロロ
アリル基、 2,3−ジブロモアリル基、2−クロロ−2−
プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブ
ロモ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−ブテニル基
等であり、R1 、R13およびR14で表わされる炭素数3
から9のアルキニル基とは、たとえば、2−プロピニル
基、1−メチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、
3−ブチニル基、2−メチル−3−ブチニル基、1−メ
チル−3−ブチニル基、2−ペンチニル基、4−ペンチ
ニル基、3−ペンチニル基、1−エチル−2−プロピニ
ル基、2−ヘキシニル基、3−ヘキシニル基、5−ヘキ
シニル基、1−ペンチル−2−プロピニル基、3−ノニ
ニル基等であり、R1 、R13およびR14で表わされる炭
素数3から5のハロアルキニル基とは、たとえば、3−
クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニ
ル基、4−クロロ−2−ブチニル基、3−クロロ−1−
メチル−2−プロピニル基、3−ブロモ−1−メチル−
2−プロピニル基、4−クロロ−3−ブチニル基、4−
ブロモ−3−ブチニル基、4−クロロ−2−メチル−3
−ブチニル基、4−ブロモ−2−メチル−3−ブチニル
基、1−メチル−4−クロロ−3−ブチニル基、1−メ
チル−4−ブロモ−3−ブチニル基、5−クロロ−4−
ペンチニル基、5−ブロモ−4−ペンチニル基、1−エ
チル−3−クロロ−2−プロピニル基、1−エチル−3
−ブロモ−2−プロピニル基等であり、R12およびR16
で表わされる炭素数2から4のアルキニル基とは、たと
えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル
基、1−メチル−2−プロピニル基等であり、R12およ
びR16で表わされる炭素数2から4のハロアルキニル基
とは、たとえば、クロロエチニル基、ブロモエチニル
基、ヨードエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル
基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−
プロピニル基、1−メチル−3−クロロ−2−プロピニ
ル基、1−メチル−3−ブロモ−2−プロピニル基、1
−メチル−3−ヨード−2−プロピニル基等であり、
【0007】R12で表わされる炭素数2から4のアルキ
ニルオキシ基とは、たとえば、エチニルオキシ基、1−
プロピニルオキシ基、2−プロピニルオキシ基、1−メ
チル−2−プロピニルオキシ基であり、R12で表わされ
る炭素数2から4のハロアルキニルオキシ基とは、たと
えば、クロロエチニルオキシ基、3−クロロ−2−プロ
ピニルオキシ基、3−ブロモ−2−プロピニルオキシ
基、1−メチル−3−クロロ−2−プロピニルオキシ
基、1−メチル−3−ブロモ−2−プロピニルオキシ基
等であり、R1 で表わされる炭素数2から7のアルコキ
シアルキル基とは、たとえば、メトキシメチル基、メト
キシエチル基、エトキシメチル基、イソプロポキシメチ
ル基、2−プロポキシメチル基、1−メトキシエチル
基、エトキシエチル基、1−エトキシエチル基、3−メ
トキシプロピル基、2−メトキシプロピル基、1−メト
キシプロピル基、2−メトキシ−1−メチルエチル基、
n−プロポキシエチル基、2−エトキシプロピル基、2
−エトキシ−1−メチルエチル基、2−メトキシブチル
基、2−メトキシ−1−エチルエチル基、3−エトキシ
プロピル基、3−メトキシ−n−ブチル基、3−メトキ
シ−2−メチルプロピル基、3−メトキシ−1−メチル
プロピル基、2−イソプロポキシエチル基、3−メトキ
シブチル基、3−メチル−3−メトキシブチル基、n−
ブトキシエチル基、2−ブトキシ−1−メチルエチル基
等であり、R12で表わされる炭素数2から4のアルコキ
シアルキル基とは、たとえば、メトキシメチル基、エト
キシメチル基、n−プロポキシメチル基、イソプロポキ
シメチル基、2−メトキシエチル基、1−メトキシエチ
ル基、2−エトキシエチル基、1−エトキシエチル基、
3−メトキシプロピル基、2−メトキシプロピル基、1
−メトキシプロピル基、2−メトキシ−1−メチルエチ
ル基等であり、R1 で表わされる炭素数2から7のアル
キルチオアルキル基とは、たとえば、メチルチオメチル
基、エチルチオメチル基、2−メチルチオエチル基、1
−メチルチオエチル基、プロピルチオメチル基、イソプ
ロピルチオメチル基、2−エチルチオエチル基、1−エ
チルチオエチル基、3−(メチルチオ)プロピル基、2
−(メチルチオ)プロピル基、1−(メチルチオ)プロ
ピル基、1−メチル−2−メチルチオエチル基、2−イ
ソプロピルチオエチル基、2−(プロピルチオ)エチル
基、2−メチルチオ−1−メチルプロピル基、2−(メ
チルチオ)ブチル基、1−エチル−2−メチルチオエチ
ル基、2−(エチルチオ)プロピル基、2−エチルチオ
−1−メチルエチル基、3−(エチルチオ)プロピル
基、3−(メチルチオ)ブチル基、2−メチル−3−
(メチルチオ)プロピル基、1−メチル−3−(メチル
チオ)プロピル基、2−tert−ブチルチオエチル基、2
−イソブチルチオエチル基、2−sec −ブチルチオエチ
ル基、3−(tert−ブチルチオ)プロピル基、3−(イ
ソブチルチオ)プロピル基、3−(sec−ブチルチオ)プ
ロピル基等であり、R12で表わされる炭素数2から4の
アルキルチオアルキル基とは、たとえば、メチルチオメ
チル基、エチルチオメチル基、プロピルチオメチル基、
イソプロピルチオメチル基、2−メチルチオエチル基、
1−メチルチオエチル基、2−エチルチオエチル基、1
−エチルチオエチル基、3−メチルチオプロピル基、2
−メチルチオプロピル基、1−メチルチオプロピル基、
2−メチルチオ−1−メチルエチル基等であり、
【0008】R1 で表わされる、炭素数1から4のアル
キル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数
1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよい炭素数
3から6のシクロアルキル基とは、たとえば、シクロプ
ロピル基、シクロブチル基、2−メトキシシクロペンチ
ル基、2−エトキシシクロペンチル基、2−プロポキシ
シクロペンチル基、2−イソプロポキシシクロペンチル
基、2−ブトキシシクロペンチル基、2−イソブトキシ
シクロペンチル基、2− sec−ブトキシシクロペンチル
基、2−tert−ブトキシシクロペンチル基、シクロペン
チル基、3−メチルシクロペンチル基、2−メチルシク
ロペンチル基、3−メトキシシクロヘキシル基、3−エ
トキシシクロヘキシル基、3−プロポキシシクロヘキシ
ル基、3−イソプロポキシシクロヘキシル基、3−ブト
キシシクロヘキシル基、3−イソブトキシシクロヘキシ
ル基、3− sec−ブトキシシクロヘキシル基、3−tert
−ブトキシシクロヘキシル基、4−メトキシシクロヘキ
シル基、4−エトキシシクロヘキシル基、4−プロポキ
シシクロヘキシル基、4−イソプロポキシシクロヘキシ
ル基、4−ブトキシシクロヘキシル基、4−イソブトキ
シシクロヘキシル基、4− sec−ブトキシシクロヘキシ
ル基、4−tert−ブトキシシクロヘキシル基等であり、
1 で表わされる、炭素数1から4のアルキル基で置換
されてもよい炭素数4から9のシクロアルキルアルキル
基とは、たとえば、シクロプロピルメチル基、シクロブ
チルメチル基、1−シクロプロピルエチル基、2−メチ
ルシクロプロパンメチル基、2−(2−メチルシクロプ
ロピル)エチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘ
キシルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基、3−シ
クロペンチルプロピル基、3−シクロヘキシルプロピル
基等であり、R1 で表わされる、炭素数1から4のアル
キル基で置換されてもよい炭素数5から6のシクロアル
ケニル基とは、たとえば、2−シクロヘキセニル基、
3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセニル基、3−メ
チル−2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル
基、2−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基
等であり、R1 で表わされる、炭素数1から4のアルキ
ル基で置換されてもよい炭素数6から8のシクロアルケ
ニルアルキル基とは、たとえば、(1−シクロペンテニ
ル)メチル基、(3−シクロヘキセニル)メチル基、2
−(3−シクロヘキセニル)エチル基等であり、R12
よびR16で表わされる、炭素数3から6のシクロアルキ
ル基とは、たとえば、シクロプロピル基、シクロブチル
基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であり、R
12で表わされる炭素数5から6のシクロアルケニル基と
は、たとえば、1−シクロペンテニル基、2−シクロペ
ンテニル基、3−シクロペンテニル基、1−シクロヘキ
セニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセ
ニル基等であり、R12で表わされる炭素数3から6のシ
クロアルキルオキシ基とは、シクロプロピルオキシ基、
シクロブチルオキシ基、シクロペンチルオキシ基、シク
ロヘキシルオキシ基であり、R12で表わされる炭素数5
から6のシクロアルケニルオキシ基とは、たとえば、1
−シクロペンテニルオキシ基、2−シクロペンテニルオ
キシ基、3−シクロペンテニルオキシ基、1−シクロヘ
キセニルオキシ基、2−シクロヘキセニルオキシ基、3
−シクロヘキセニルオキシ基等であり、R1 およびR12
における、炭素数1から3のアルコキシ基とは、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基またはイソプロポ
キシ基であり、
【0009】R12で表わされる炭素数1から7のアルコ
キシ基とは、たとえば、メトキシ基、エトキシ基、2−
プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、 s
ec−ブトキシ基、イソブトキシ基、tert−ブトキシ基、
n−ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、ネオペ
ンチルオキシ基、tert−ペンチルオキシ基、(1−エチ
ルプロピル)オキシ基、n−ヘキシルオキシ基、n−ヘ
プチルオキシ基等であり、R12およびR16で表わされ
る、ならびにR12およびR16における、炭素数1から3
のハロアルコキシ基とは、たとえば、トリフルオロメト
キシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメト
キシ基、2−フルオロエトキシ基、 2,2,2−トリフルオ
ロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2−ブロモエト
キシ基、2−クロロ− 1,1,2−トリフルオロエトキシ
基、2−ブロモ− 1,1,2−トリフルオロエトキシ基、
1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、 1,2,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロポキシ基、3−フルオロ−n−プロ
ポキシ基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモプロポ
キシ基、 2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、
3,3,3−トリフルオロプロポキシ基、 1,1,2,2,2−ペン
タフルオロエトキシ基等であり、R12およびR16で表わ
される、炭素数1から3のアルキルチオ基とは、メチル
チオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基またはイソ
プロピルチオ基であり、R12およびR16で表わされる、
炭素数1から3のハロアルキルチオ基とは、たとえば、
トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、
ブロモジフルオロメチルチオ基、 2,2,2−トリフルオロ
エチルチオ基、2−クロロ− 1,1,2−トリフルオロエチ
ルチオ基、2−ブロモ− 1,1,2−トリフルオロエチルチ
オ基、 1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−ク
ロロエチルチオ基、2−フルオロエチルチオ基、2−ブ
ロモ−エチルチオ基、3−フルオロプロピルチオ基、3
−クロロ−n−プロピルチオ基、(3−ブロモプロピ
ル)チオ基、 2,2,3,3,3−ペンタフルオロ−プロピルチ
オ基、 3,3,3−トリフルオロプロピルチオ基等であり、
12で表わされる炭素数3から6のアルケニルオキシ
基とは、たとえば、アリルオキシ基、2−メチルアリル
オキシ基、2−ブテニルオキシ基、3−メチル−2−ブ
テニルオキシ基、2−メチル−2−ブテニルオキシ基、
2−ペンテニルオキシ基、2−ヘキセニルオキシ基等で
あり、R12で表わされる炭素数3から6のハロアルケニ
ルオキシ基とは、たとえば、3,3−ジクロロアリルオキ
シ基、 3,3−ジブロモアリルオキシ基、 2,3−ジクロロ
アリルオキシ基、 2,3−ジブロモアリルオキシ基、2−
クロロ−2−プロペニルオキシ基、3−クロロ−2−プ
ロペニルオキシ基、2−ブロモ−2−プロペニルオキシ
基、3−クロロ−2−ブテニルオキシ基等であり、R12
で表わされる炭素数1から3のヒドロキシアルキル基と
は、たとえば、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエ
チル基、1−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロ
ピル基、2−ヒドロキシプロピル基、1−ヒドロキシプ
ロピル基等であり、R12で表わされる炭素数2から5の
アルコキシカルボニル基とは、たとえば、メトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカル
ボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシ
カルボニル基、イソブトキシカルボニル基、 sec−ブト
キシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等であ
り、
【0010】R16で表わされる、ならびにR1 、R12
よびR16における炭素数1から4のアルキル基とは、メ
チル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、
n−ブチル基、イソブチル基、 sec−ブチル基またはte
rt−ブチル基であり、R16で表わされる、ならびにR16
における、炭素数1から4のアルコキシ基とは、メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ
基、n−ブトキシ基、 sec−ブトキシ基、イソブトキシ
基またはtert−ブトキシ基であり、R16で表わされる炭
素数1から2のアルキルスルフィニル基とは、メチルス
ルフィニル基またはエチルスルフィニル基であり、R16
で表わされる炭素数1から2のアルキルスルホニル基と
は、メチルスルホニル基またはエチルスルホニル基であ
り、R16で表わされる炭素数1から2のハロアルキルス
ルフィニル基とは、たとえば、トリフルオロメチルスル
フィニル基、 2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル
基、パーフルオロエチルスルフィニル基等であり、R16
で表わされる炭素数1から2のハロアルキルスルホニル
基とは、たとえば、トリフルオロメチルスルホニル基、
2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基、パーフルオ
ロエチルスルホニル基等であり、R16で表わされる(炭
素数1から2のアルキル)アミノカルボニル基とは、メ
チルアミノカルボニル基またはエチルアミノカルボニル
基であり、R16で表わされる〔ジ(炭素数1から2のア
ルキル)アミノ〕カルボニル基とは、ジメチルアミノカ
ルボニル基、N−メチル−N−エチルアミノカルボニル
基、ジエチルアミノカルボニル基であり、R1 で表わさ
れる置換されてもよい複素環基における複素環として
は、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、酸
素原子、硫黄原子または窒素原子を少なくとも1個含む
複素5員環や複素6員環があげられ、より具体的には、
たとえば、イソオキサゾール、イソチアゾール、チアゾ
ール、 1,3,4−チアヂアゾール、ピロール、フラン、チ
オフェン、ピラゾール、イミダゾール、 1,2,3−トリア
ゾール、 1,2,4−トリアゾール、 1,2,3,4−テトラゾー
ル、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、
1,2,4−トリアジン、 1,3,5−トリアジン、インドー
ル、ベンゾジオキサン、ピロリジン、2,3−ジヒドロ−
4H−ピラン−4−オン、クロモン、モルホリン、2−
ピロリン、3−ピロリン、1,2,3,6−テトラヒドロピロ
リジン、ピペラジン、チオモルホリン、チアゾリジン、
ベンゾフラン、チアナフタレン、イミダゾール、ベンズ
イミダゾール、ベンゾトリアゾール、ベンゾイソオキサ
ゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾール、キノ
リン、イソキノリン、キノキサリン、キナゾール、ピペ
リジン、ピペラジン、テトラヒドロフラン、テトラヒド
ロピラン、ピラゾリン等があげられる。
【0011】本発明化合物において、好ましい態様とし
て、R13およびR14がそれぞれ独立して、水素原子また
は炭素数1から3のアルキル基であるジハロプロペン化
合物;R1 が炭素数1から10のアルキル基、炭素数1
から5のハロアルキル基、炭素数2から10のアルケニ
ル基、炭素数2から6のハロアルケニル基、炭素数3か
ら9のアルキニル基または炭素数3から5のハロアルキ
ニル基であるジハロプロペン化合物;LがC(=W)N
13基であるジハロプロペン化合物;LがWC(=
1 )NR13基であるジハロプロペン化合物;R1 がQ
1 、Q2 、Q3 またはQ4 であるジハロプロペン化合
物;R1 がQ1 であるジハロプロペン化合物;R1 がQ
1 であり、かつ、LがC=W基、C(=W)NR13基ま
たはSO2 NR13基であるジハロプロペン化合物;R1
がQ1 であり、かつ、LがC(=W)NR13基またはS
2 NR13基であるジハロプロペン化合物;R1 がQ1
であり、かつ、LがC(=W)NR13基であるジハロプ
ロペン化合物;R1 がQ1 であり、かつp=0であり、
かつ、LがC=W基、C(=W)NR13基またはSO2
NR13基であるジハロプロペン化合物;R1 が、Q1
あり、かつp=0であり、かつ、Lが、C(=W)NR
13基またはSO2 NR13基であるジハロプロペン化合
物;R1 がQ1 であり、かつp=0であり、かつ、Lが
C(=W)NR13基であるジハロプロペン化合物;
2 、R3 およびR4 が、それぞれ独立して、ハロゲン
原子または炭素数1から3のアルキル基であるジハロプ
ロペン化合物;R2 およびR3 が共に塩素原子であり、
4 が水素原子であるジハロプロペン化合物;Yおよび
Zが共に酸素原子であるジハロプロペン化合物;R5
6 およびR7 が、それぞれ独立して、水素原子または
炭素数1から3のアルキル基であるジハロプロペン化合
物;ならびに、R5 、R6 およびR7 が共に水素原子で
あるジハロプロペン化合物があげられる。
【0012】本発明化合物において、好ましい他の態様
として、R1 が、酸素原子、硫黄原子または窒素原子を
少なくとも1ケ含む、(R16)sで置換されてもよい複
素5員環基であるか、あるいは、酸素原子、硫黄原子ま
たは窒素原子を少なくとも1ケ含む、(R16)sで置換
されてもよい複素6員環基、であるジハロプロペン化合
物;その中でも、複素5員環基または複素6員環基が、
2−ピリジル基、2−ピラジニル基、2−インドリル
基、2−ピロリル基、2−キノリル基、3−ピリジル
基、4−ピリジル基、2−チエニル基、3−チエニル
基、2−フリル基または3−フリル基であるジハロプロ
ペン化合物;複素5員環基または複素6員環基が、2−
フリル基、3−フリル基、2−チエニエル基、3−チエ
ニル基、2−ピラジル基、2−インドリル基、2−ピロ
リル基、2−キノリル基、2−ピリジル基、3−ピリジ
ル基または4−ピリジル基であり、かつ、LがC=W
基、C(=W)NR13基またはSO2 NR13基であるジ
ハロプロペン化合物;複素5員環基または複素6員環基
が、2−フリル基、3−フリル基、2−チエニエル基、
3−チエニル基、2−ピラジル基、2−インドリル基、
2−ピロリル基、2−キノリル基、2−ピリジル基、3
−ピリジル基または4−ピリジル基であり、かつ、Lが
C(=W)NR13基またはSO2 NR13基であるジハロ
プロペン化合物;複素5員環基または複素6員環基が、
2−フリル基、3−フリル基、2−チエニエル基、3−
チエニル基、2−ピラジル基、2−インドリル基、2−
ピロリル基、2−キノリル基、2−ピリジル基、3−ピ
リジル基または4−ピリジル基であり、かつ、LがC
(=W)NR13基であるジハロプロペン化合物;複素5
員環基または複素6員環基が、1−ピロリジニル基また
は1−ピペラジニル基であり、かつ、LがC=Wである
ジハロプロペン化合物があげられる。
【0013】本発明化合物は、たとえば以下の方法(製
造法A〜製造法N)により製造することができる。 (製造法A)一般式 化9
【化9】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
L、Y、Z、mおよびnは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式 化10
【化10】L2 −CH2 CH=CX2 〔式中、Xは前記と同じ意味を表わし、L2 はハロゲン
原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、
メシルオキシ基またはトシルオキシ基を表わす。〕で示
される化合物とを反応させることによって製造する方
法。上記反応は、適当な塩基の存在下、不活性溶媒中で
行うのが好ましい。使用される溶媒としては、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、 1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジアルキル(例えばC1 −C4 )エーテル
(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル
等)等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミ
ド、スルホラン、アセトニトリル、ニトロメタン、ジク
ロロメタン、クロロホルム、 1,2−ジクロロエタン、ク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベ
ンゼン、キシレン等の炭化水素類または水等をあげるこ
とができる。必要に応じて、これらの溶媒の混合溶媒も
使用することができる。使用される塩基としては、水酸
化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属の炭酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ
金属またはアルカリ土類金属水素化物、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキ
シド等のアルカリ金属アルコキシド(例えば、C1 −C
4 )、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等があ
げられる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩
(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド
等)等の触媒を一般式 化9で示される化合物1モルに
対し、0.01〜1モルの割合添加してもよい。反応温度
は、通常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点また
は150℃の範囲をとることができるが、−5℃から反
応に使用する溶媒の沸点または100℃までの温度がよ
り望ましい。反応に供する原料および塩基のモル比は任
意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応
を行うのが有利である。反応終了後の反応液は、有機溶
媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化
合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグ
ラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに
精製することもできる。
【0014】(製造法B)(本発明化合物においてY=
Oのとき) 前記一般式 化9で示される化合物と一般式 化11
【化11】HO−CH2 CH=CX2 〔式中、Xは前記と同じ意味を表わす。〕で示されるア
ルコール化合物とを反応させることによって製造する方
法。上記反応は、適当な脱水剤の存在下、必要に応じて
不活性溶媒中で行うのが好ましい。使用される脱水剤と
しては、たとえば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、
ジアルキル(例えば、C1 −C4 )アゾジカルボキシレ
ート(ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピ
ルアゾジカルボキシレート等)−トリアルキル(ex.
1 −C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフィン
(トリフェニルホスフィン、トリオクチルホスフィン、
トリブチルホスフィン等)系等をあげることができる。
使用される溶媒としては、たとえばベンゼン、キシレ
ン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類または四塩化炭素、ジクロロメタン、ク
ロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素類をあげることができる。反応温度は、−20℃から
200℃または反応に使用する溶媒の沸点の範囲をとる
ことができる。反応に供する原料および脱水剤のモル比
は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で
反応を行うのが有利である。反応終了後の反応液は、有
機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発
明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマ
トグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさ
らに精製することもできる。
【0015】(製造法C)(本発明化合物においてY=
Oのとき) 一般式 化12
【化12】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
L、Z、mおよびnは前記と同じ意味を表わす。〕で示
されるアルデヒド化合物を四塩化炭素または四臭化炭素
と反応させることによって製造する方法。上記反応は、
適当なトリアルキルホスフィンまたはトリアリールホス
フィン存在下、必要に応じて金属亜鉛の存在下に、不活
性溶媒中で行うのが好ましい。使用される溶媒として
は、たとえば、ベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化
水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ジク
ロロメタン、 1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等
のハロゲン化炭化水素類(四臭化炭素および四塩化炭素
を除く。)をあげることができる。反応温度は、−30
℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲
をとることができる。反応に供するトリアルキル(e
x.C1 〜C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフ
ィンとは、たとえば、トリフェニルホスフィンやトリオ
クチルホスフィンをあげることができ、金属亜鉛を用い
る場合はダスト状のものの使用が好ましい。反応に供す
る原料および試剤のモル比は任意に設定できるが、一般
式 化12のアルデヒド化合物1モルに対して、四臭化
(四塩化)炭素は2モルの割合、トリアルキルホスフィ
ンまたはトリアリルホスフィンは2または4モルの割合
(亜鉛を用いるときは2モル)および亜鉛は2モルの割
合が好ましく、またはそれに近い比率で反応を行うのが
有利である。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃
縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離
することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、
蒸留、再結晶等の通常の操作によりさらに精製すること
もできる。
【0016】(製造法D)(本発明化合物においてY=
Z=Oのとき) 一般式 化13
【化13】 〔式中、R2 、R3 、R4 、Xおよびnは前記と同じ意
味を表わす。〕で示される化合物と一般式 化14
【化14】 〔式中、R1 、R5 、R6 、R7 、L、L2 およびmは
前記と同じ意味を表わす。〕で示される化合物とを反応
させることによって製造する方法。上記反応は、適当な
塩基の存在下、不活性溶媒中で行うのが好ましい。使用
される溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノン等のケトン類、 1,2−ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル(例
えばC1 −C4 )エーテル(例えば、ジエチルエーテ
ル、ジイソプロピルエーテル等)等のエーテル類、N,
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、スルホラン、アセトニト
リル、ニトロメタン、ジクロロメタン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化
炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水
素類または水等をあげることができる。必要に応じて、
これらの溶媒の混合溶媒も使用することができる。使用
される塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸リチウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等
のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩、水素
化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素
化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属
水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコ
キシド(例えば、C1 −C4 )、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基等があげられる。また必要に応じ
て、反応系にアンモニウム塩(例えば、トリエチルベン
ジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を一般式化1
3で示される化合物1モルに対し、0.01〜1モルの割合
添加してもよい。反応温度は、通常、−20℃から反応
に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとること
ができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点また
は100℃までの温度がより望ましい。反応に供する原
料および塩基のモル比は任意に設定できるが、等モルま
たはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。反応
終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処
理を行い、目的の本発明化合物を単離することができ
る。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等
の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0017】(製造法E)(本発明化合物においてY=
Z=Oのとき) 前記一般式 化13で示される化合物と一般式 化15
【化15】 〔式中、R1 、R5 、R6 、R7 、Lおよびmは前記と
同じ意味を表わす。〕で示される化合物とを反応させる
ことによって製造する方法。上記反応は、適当な脱水剤
の存在下、必要に応じて不活性溶媒中で行うのが好まし
い。使用される脱水剤としては、たとえば、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド、ジアルキル(例えば、C1 −C
4 )アゾジカルボキシレート(ジエチルアゾジカルボキ
シレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート等)
−トリアルキル(ex.C1 −C20)ホスフィンまたは
トリアリールホスフィン(トリフェニルホスフィン、ト
リオクチルホスフィン、トリブチルホスフィン等)系等
をあげることができる。使用される溶媒としては、たと
えばベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類または四塩化炭
素、ジクロロメタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類をあげることができる。反
応温度は、−20℃から200℃または反応に使用する
溶媒の沸点の範囲をとることができる。反応に供する原
料および脱水剤のモル比は任意に設定できるが、等モル
またはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。反
応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後
処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができ
る。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等
の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0018】(製造法F)(本発明化合物においてL=
−C(=O)−NR13−のとき) 一般式 化16
【化16】 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R13
X、Y、Z、mおよびnは前記と同じ意味を表わす。〕
で示されるアミン化合物と一般式 化17
【化17】R1 −C(=O)−V 〔式中、R1 は前記と同じ意味を表わす。Vは塩素原
子、臭素原子、水酸基、メトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基または1−イミダゾリル基を表わす。〕で示さ
れるカルボン酸系化合物とを反応させることによって製
造することができる。 (i)一般式 化17において、Vが塩素原子、臭素原
子または1−イミダゾリル基を表わす場合には、反応溶
媒として、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ピリジン等の芳香族炭化水素類、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等の炭化
水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、酢
酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、水、アセトニト
リル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒またはそれらの
混合溶媒も使用することができる。反応温度は、−20
℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲
をとることができるが、0から50℃の範囲の温度がよ
り望ましい。通常、化17で示される化合物1モルに対
して1〜10モルの割合の水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルア
ミン、ピリジン等の塩基の存在下に反応を行う。溶媒と
して水を用いる2層系の反応を行う場合には、通常、臭
化テトラn−ブチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエ
チルアンモニウム等の相間移動触媒を用いることによ
り、反応速度を大きくすることもできる。 (ii) 一般式 化17において、Vが水酸基、メトキシ
基、エトキシ基またはプロポキシ基を表わす場合には、
通常、無溶媒またはN,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素
溶媒中、50〜250℃の反応温度にて反応を行う。ま
た必要に応じ、反応触媒として、例えば、硫酸、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、活性シリカゲ
ル等の酸性物質、ピリジン、トリエチルアミン、ナトリ
ウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、活性アルミナ
等の塩基性物質を、一般式 化17で示されるカルボン
酸系化合物1重量に対して0.0001〜1重量用いることが
できる。反応に供する原料のモル比は任意に設定できる
が、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利
である。 (iii) 一般式 化17において、Vが水酸基を表わす
場合には、下記の方法によって製造することができる。
すなわち、通常、不活性有機溶媒の存在下または非存在
下、一般式 化16で示されるアミン系化合物と反応さ
せ、脱水縮合し、目的とする本発明化合物を得る。脱水
剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド等のカルボジイミド類、四塩化ケイ素等
の無機系脱水剤等をあげることができる。不活性有機溶
媒としては、例えば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n
−ヘプタン、シクロヘキサン等の非芳香族炭化水素類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジ
クロロエタン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン
等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等
のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のア
ミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、ピリジン等をあげることができる。反応温度は、−
20℃から使用する溶媒の沸点または150℃の範囲を
とることができる。通常、反応に供する原料および脱水
剤のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに
近い比率で反応を行うのが有利である。(i)、(ii)
、(iii)の各々の反応終了後の反応液は、有機溶媒抽
出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物
を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフ
ィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製
することもできる。
【0019】(製造法G)(本発明化合物においてL=
−NR13−C(=O)−のとき) 一般式 化18
【化18】 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、X、
Y、Z、V、mおよびnは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式 化19
【化19】R1 −NH−R13 または R20−H 〔式中、R1 およびR13は前記と同じ意味を表わす。R
20−HはNHを1ケ含む(R16)s で置換されてもよい
複素5員環基を表わすか、あるいはNHを1ケ含む(R
16)s で置換されてもよい複素6員環基を表わすか、あ
るいは酸素原子、イオウ原子または窒素原子を少なくと
も1ケ含み、かつ、NHを1ケ含む(R16)s で置換さ
れてもよい複素5員環基を表わすか、あるいは酸素原
子、イオウ原子または窒素原子を少なくとも1ケ含み、
かつ、NHを1ケ含む(R16)s で置換されてもよい複
素6員環(例えば、ピロール、ピペリジン、2,6−ジヒ
ドロピロール、モルホリン等)基を表わし、(R16)s
は前記と同じ意味を表わす。〕で示される化合物とを反
応させることによって製造する方法。 (i)一般式 化18において、Vが塩素原子、臭素原
子または1−イミダゾリル基を表わす場合には、反応溶
媒として、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ピリジン等の芳香族炭化水素類、
n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキサン等の炭化
水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、酢
酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、水、アセトニト
リル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒またはそれらの
混合溶媒を使用することができる。反応温度は、−20
℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲
をとることができるが、0から50℃の範囲までの温度
がより望ましい。通常、化18で示される化合物1モル
に対して1〜10モルの割合の水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチ
ルアミン、ピリジン等の塩基の存在下に反応を行う。溶
媒として水を用いる2層系の反応を行う場合には、通
常、臭化テトラn−ブチルアンモニウム、塩化ベンジル
トリエチルアンモニウム等の相間移動触媒を用いること
により、反応速度を大きくすることもできる。 (ii) 一般式 化18において、Vが水酸基、メトキシ
基、エトキシ基またはプロピルオキシ基を表わす場合に
は、通常、無溶媒またはN,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒、ベンゼン、
トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水
素溶媒中、50〜250℃の反応温度にて反応を行う。
また必要に応じ、反応触媒として、例えば、硫酸、ベン
ゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、活性シリカ
ゲル等の酸性物質、ピリジン、トリエチルアミン、ナト
リウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、活性アルミ
ナ等の塩基性物質を、一般式 化18で示される化合物
1重量に対して0.0001〜1重量用いることができる。反
応に供する原料のモル比は任意に設定できるが、等モル
またはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。 (iii) 一般式 化18において、Vが水酸基を表わす
場合には、下記の方法によって製造することができる。
すなわち、通常、不活性有機溶媒の存在下または非存在
下、一般式 化19で示されるアミン系化合物と反応さ
せ、脱水縮合し、目的とする本発明化合物を得る。脱水
剤としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド等のカルボジイミド類、四塩化ケイ素等
の無機系脱水剤等をあげることができる。不活性有機溶
媒としては、例えば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n
−ヘプタン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ピリジン、
o−ジクロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、塩化メチ
レン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸メチ
ル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類等をあげることができる。反応温度は、−20℃
から使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとるこ
とができる。通常、反応に供する原料および脱水剤のモ
ル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比
率で反応を行うのが有利である。(i)、(ii) 、(ii
i)の各々の反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮
等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離す
ることができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸
留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製すること
もできる。
【0020】(製造法H)(本発明化合物においてL=
−C(=S)−NR13−または−NR 13−C(=S)−
のとき) 本発明化合物において、L=−C(=O)−NR13−ま
たは−NR13−C(=O)−である化合物と五硫化二リ
ンまたはローソン試薬とを反応させることにより製造す
る方法。使用される溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン、ピリジン、キノリン等
の芳香族炭化水素類をあげることができる。必要に応じ
て、これらの混合溶媒を使用することもできる。反応温
度は、0℃から使用する溶媒の沸点または150℃の範
囲をとることができるが、20℃から溶媒の沸点または
150℃までの温度が望ましい。反応に供する原料のモ
ル比は任意に設定できるが、本発明化合物においてL=
−C(=O)−NR13−または−NR13−C(=O)−
である化合物1モルに対し、 0.2から20モルの五硫化
二リンまたは 0.5から50モルのローソン試薬を用いる
のが好ましい。
【0021】(製造法I)(本発明化合物においてL=
−SO2 −NR13−のとき) 一般式 化16で示されるアミン化合物と一般式 化2
【化20】R1 −SO2 −L3 〔式中、R1 前記と同じ意味を表わす。L3 は塩素原子
または臭素原子を表わす。〕で示されるスルホン酸系化
合物とを反応させることによって製造することができ
る。反応溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン、キシレン、クロロベンゼン、ピリジン等の芳香族
炭化水素類、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘキ
サン等の炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化
水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、水、
アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒または
それらの混合溶媒を使用することができる。反応温度
は、−20℃から使用する溶媒の沸点または150℃の
範囲をとることができるが、0から50℃の範囲までの
温度がより望ましい。通常、化20で示される化合物1
モルに対して1〜10モルの割合の水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、トリ
エチルアミン、ピリジン等の塩基の存在下に反応を行
う。溶媒として水を用いる2層系の反応を行う場合に
は、通常、臭化テトラn−ブチルアンモニウム、塩化ベ
ンジルトリエチルアンモニウム等の相間移動触媒を用い
ることにより、反応速度を大きくすることもできる。反
応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後
処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができ
る。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等
の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0022】(製造法J)(本発明化合物においてL=
−NR13−SO2 −のとき) 一般式 化21
【化21】 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、X、
Y、Z、L3 、mおよびnは、前記と同じ意味を表わ
す。〕で示されるスルホン酸系化合物と一般式 化19
で示される化合物とを反応させることによって製造する
方法。反応溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、ピリジン等の芳香
族炭化水素類、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘ
キサン等の炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、
水、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メ
チルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の極性溶媒ま
たはそれらの混合溶媒を使用することができる。反応温
度は、−20℃から使用する溶媒の沸点または150℃
の範囲をとることができるが、0から50℃の範囲まで
の温度がより望ましい。通常、化21で示される化合物
1モルに対して1〜10モルの割合の水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
トリエチルアミン、ピリジン等の塩基の存在下に反応を
行う。溶媒として水を用いる2層系の反応を行う場合に
は、通常、臭化テトラn−ブチルアンモニウム、塩化ベ
ンジルトリエチルアンモニウム等の相間移動触媒を用い
ることにより、反応速度を大きくすることもできる。反
応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後
処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができ
る。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等
の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0023】(製造法K)(本発明化合物においてL=
−NR13−C(=W1 )W−のとき) (製造法Kの第1工程)一般式 化22
【化22】 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、W、
X、Y、Z、mおよびnは、前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物と一般式 化23
【化23】R1 −N=C=W1 〔式中、R1 およびW1 は、前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される(チオ)イソシアネート化合物とを反
応させることによって一般式化24
【化24】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
W、W1 、X、Y、Z、mおよびnは、前記と同じ意味
を表わす。〕で示されるカルバミン酸誘導体を製造する
ことができる。反応は、必要に応じて、適当な触媒の存
在下、反応に影響しない溶媒中で行うのが好ましい。溶
媒としては、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の極性溶
媒、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
タン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、アセ
トニトリルまたはニトロメタン等を使用することができ
る。また必要に応じて、これらの混合溶媒も使用するこ
とができる。触媒として、例えば、トリエチルアミン、
ピリジンもしくは酢酸ナトリウム等の有機塩基または塩
化アルミニウム、塩化水素もしくはボロントリフルオラ
イドエーテル錯体(BF3 ・(C2 5 2 O)等の酸
を用いることができる。反応温度は、通常、−20℃か
ら反応に使用する溶媒の沸点の範囲をとることができる
が、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点までの範囲が
より望ましい。原料のモル比は任意に設定できるが、等
モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが望ましい。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の
後処理を行い、目的の本発明化合物(R13=H)を単離
することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、
蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製するこ
ともできる。 (製造法Kの第2工程)一般式 化24のカルバミン酸
誘導体と一般式 化25
【化25】R13−L4 〔式中、R13は前記と同じ意味を表わし(但し、水素原
子を表わすことはない)、L4 はハロゲン原子(塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等)を表わす。〕で示される
ハロゲン化合物とを反応させることにより本発明化合物
(R13≠H)を製造することができる。反応は、適当な
触媒の存在下、反応に影響しない溶媒中で行うのが好ま
しい。溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン等
のケトン類、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類、ジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジク
ロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素
類、アセトニトリル、ニトロメタンまたはピリジン等を
使用することができる。また必要に応じて、これらの混
合溶媒も使用することができる。塩基としては、例え
ば、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ、水素化ナトリウム
等のアルカリ金属の水素化物またはナトリウムメトキサ
イド、ナトリウムエトキサイド、トリエチルアミン、ピ
リジン等の有機塩基等を用いることができる。反応温度
は、通常、−10℃から溶媒の沸点にかけての範囲で行
う。原料のモル比は任意に設定できるが、一般式 化2
4で示されるカルバミン酸誘導体1モルに対して、一般
式 化25で示されるハロゲン化合物および塩基はそれ
ぞれ1から2および 0.9から20モルとするのが好まし
い。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通
常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離すること
ができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再
結晶等の通常の操作によってさらに精製することもでき
る。
【0024】(製造法L)(本発明化合物においてL=
−WC(=W1 )NR13−のとき) 一般式 化16で示されるアミン系化合物と一般式 化
26
【化26】R1 −W−C(=W1 )−L3 〔式中、R1 、W、W1 およびL3 は、前記と同じ意味
を表わす。〕で示される化合物を反応させることによっ
て製造することができる。反応は、適当な触媒の存在
下、反応に影響しない溶媒中で行うのが好ましい。塩基
としては、例えば、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ、ト
リエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等を用いること
ができる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩
(たとえば塩化ベンジルトリエチルアンモニウム等)等
の触媒を添加してもよい。溶媒としては、アセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン等
の炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、塩化メチレン、クロロ
ホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリルまたはニトロメ
タン等を使用することができる。また必要に応じて、こ
れらの混合溶媒や水との混合溶媒も使用することができ
る。反応温度は、通常、−20℃から反応に使用する溶
媒の沸点の範囲をとることができるが、−5℃から反応
に使用する溶媒の沸点までの範囲がより望ましい。原料
のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近
い比率で反応を行うのが望ましい。反応終了後の反応液
は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的
の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、
クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によ
ってさらに精製することもできる。
【0025】(製造法M)(本発明化合物においてL=
−NR14−C(=W)NR13−のとき) (製造法Mの第1工程)一般式 化16で示されるアミ
ン化合物と一般式 化23で示される(チオ)イソシア
ネート化合物とを反応させることによって一般式 化2
【化27】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
13、W、X、Y、Z、mおよびnは、前記と同じ意味
を表わす。〕で示される尿素誘導体化合物を製造するこ
とができる。溶媒としては、ベンゼン、トルエン等の炭
化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホリック
トリアミド等の極性溶媒、塩化メチレン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロ
ゲン化炭化水素類、アセトニトリルまたはニトロメタン
等を使用することができる。また必要に応じて、これら
の混合溶媒も使用することができる。反応温度は、通
常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点の範囲をと
ることができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸
点までの範囲がより望ましい。原料のモル比は任意に設
定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行う
のが望ましい。反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、
濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物(R
14=H)を単離することができる。必要ならば、クロマ
トグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさ
らに精製することもできる。
【0026】(製造法Mの第2工程)一般式 化27の
尿素誘導体化合物(R14=H)と一般式 化28
【化28】R14−L4 〔式中、R14およびL4 は、前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物とを反応させることにより本発
明化合物(R14≠H)を製造することができる。反応
は、適当な触媒の存在下、反応に影響しない溶媒中で行
うのが好ましい。溶媒としては、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン等の炭化水
素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、塩化メチレン、クロロホルム、
1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン
化炭化水素類、アセトニトリル、ニトロメタンまたはピ
リジン等を使用することができる。また必要に応じて、
これらの混合溶媒も使用することができる。塩基として
は、例えば、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ、水素化ナ
トリウム等のアルカリ金属の水素化物またはナトリウム
メトキサイド、ナトリウムエトキサイド、トリエチルア
ミン、ピリジン等の有機塩基等を用いることができる。
反応温度は、通常、−10℃から溶媒の沸点にかけての
範囲で行う。原料のモル比は任意に設定できるが、一般
式 化27の尿素誘導体化合物1モルに対して、一般式
化28で示される化合物および塩基はそれぞれ1から
2および 0.9から20モルとするのが好ましい。反応終
了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理
を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。
必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通
常の操作によってさらに精製することもできる。
【0027】本発明化合物の中で、不斉炭素原子を有す
る化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を有する
光学活性なそれぞれの異性体((+)−体、(−)−
体)およびそれらのあらゆる比率の混合物をも含むもの
であり、また、本発明化合物の中で、幾何異性を有する
化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を有するそ
れぞれの幾何異性体(シス体、トランス体)およびそれ
らのあらゆる比率の混合物をも含むものである。
【0028】次に、本発明化合物の具体例を化29から
化36(式 化29から化36において、各置換基は化
37から化52に示したものを表わす。)に例示する
が、本発明化合物はこれらに限定されるものではない。
【0029】
【化29】
【化30】
【0030】
【化31】
【化32】
【0031】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【0032】
【化37】 (化37−1) (化37−2)
【0033】(化37−3) (化37−4)
【00034】(化37−5)
【0035】(化37−6) (化37−7) 〔式 化37において、R1 は表1〜表7に記載のもの
を表わす。〕
【0036】
【表1】
【表2】
【0037】
【表3】
【表4】
【0038】
【表5】
【表6】
【0039】
【表7】
【0040】
【化38】
【化39】 〔式、化38〜化39において、(R12)l は表8〜表
21に記載のものを表わす。〕
【0041】
【表8】
【表9】
【0042】
【表10】
【表11】
【0043】
【表12】
【表13】
【0044】
【表14】
【表15】
【0045】
【表16】
【表17】
【0046】
【表18】
【表19】
【0047】
【表20】
【表21】
【0048】
【化40】
【化41】 〔式中、化40および化41において複素環の結合位置
および(R16s は表22に記載のものを表わす。〕
【0049】
【表22】
【0050】
【化42】 〔式中、化42において、G、複素環の結合位置および
(R16s は表23および表24に記載のものを表わ
す。〕
【0051】
【表23】
【表24】
【0052】
【化43】 〔式中、化43において、G1 、G2 、複素環の結合位
置および(R16s は表25に記載のものを表わす。〕
【表25】
【0053】
【化44】 〔式中、化44において、G1 、G2 、複素環の結合位
置および(R16s は表26に記載のものを表わす。〕
【表26】
【0054】
【化45】
【表27】
【化46】
【表28】
【0055】
【化47】
【表29】
【化48】
【表30】
【化49】
【表31】
【0056】
【化50】
【表32】
【化51】
【表33】
【0057】
【化52】
【表34】
【0058】本発明化合物の製造中間体である、一般式
化9および/または化8で示される化合物は、たとえ
ば、スキーム 化53〜56に従って製造することがで
きる。
【化53】 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
m、n、L2 およびLは前記と同じ意味を表わす。〕
【化54】 *1):特開昭 60-181067号 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
m、n、L2 およびLは前記と同じ意味を表わす。〕
【0059】
【化55】 *2):H. J. Shine, "Aromatic Rearrangement", Elsev
ier, 182 (1967) 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
m、n、L2 およびLは前記と同じ意味を表わす。〕
【化56】 *3):J. Org. Chem.,22, 1001 (1957) *4):Ber., 72, 594 (1939) 〔式中、R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7
m、nおよびL2 は前記と同じ意味を表わし、Z1 は酸
素原子または硫黄原子を表わす。〕
【0060】本発明化合物の製造中間体である、一般式
化10で示される化合物および一般式 化11で示さ
れるアルコール化合物は、市販されているものを用いる
か、またはスキーム 化57に従って製造することがで
きる。
【化57】 〔式中、L6 はメシルオキシ基またはトシルオキシ基を
表わし、L3 およびXは前記と同じ意味を表わす。〕 本発明化合物の製造中間体である、一般式 化12で示
されるアルデヒド化合物は、たとえば、スキーム 化5
8に従って製造することができる。
【化58】 〔式中、記号は前記と同じ意味を表わす。〕
【0061】本発明化合物の製造中間体である、一般式
化13で示される化合物は、たとえば、スキーム 化
59に従って製造することができる。
【化59】 本発明化合物の製造中間体である、一般式 化22で示
される化合物のうちY=Z=Oの化合物は、たとえば、
スキーム 化60に従って製造することができる。
【化60】 *8):〔トリフェニルホスフィン−ジエチルアゾジカル
ボキシレート等〕 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、X、L
2 、mおよびnは前記と同じ意味を表わし、L7 は、水
酸基、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
等)、メシル基またはトシル基を表わし、R21はアルコ
ールの保護基(例えば、ベンゾイル基等)を表わし、R
22はC1 〜C4 アルコキシ基(例えば、メトキシ基、エ
トキシ基等)を表わす。〕
【0062】本発明化合物の製造中間体である、一般式
化16、化18、化21および/または化7で示され
る化合物は、たとえば、スキーム 化61および化62
に従って製造することができる。
【化61】 *5 :例えば、R.L.Kramer et al, J.Am.Chem.Soc.,43,
880 (1921) 等 *6 :例えば、I.B.Douglass et al, J.Am.Chem.Soc.,6
0, 1486 (1938)等 *7 :例えば、L.M.Ellis et al, J.Am.Chem.Soc.,54,
1674 (1932) 等 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R13
X、Y、Z、L3 、L4、mおよびnは前記と同じ意味
を表わす。L5 は、メチル基、エチル基またはプロピル
基を表わす。〕
【化62】 *9 :(トリフェニルホスフィン−ジエチルアゾジカル
ボキシレート等) 〔式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R13
X、Y、mおよびnは前記と同じ意味を表わす。〕 一般式 化17、化19、化20、化23または化26
で示される中間体化合物は、市販されているものを用い
るか、または、例えば下記反応スキームにしたがって製
造することができる。 〔式中、R21はメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基
またはイミダゾリル基を表し、その他の記号は前記と同
じ意味を表す。〕 R1 がQ1 であり、かつ、pが0であるか、または、R
1 が複素環基であり、かつ、芳香族基であるとき
【0063】本発明化合物が防除効力を示す害虫として
は、たとえば下記のものがあげられる。 半翅目害虫 ヒメトビウンカ (Laodelphax striatellus) 、トビイ
ロウンカ (Nilaparvata lugens) 、セジロウンカ (So
gatella furcifera) などのウンカ類、ツマグロヨコ
バイ (Nephotettix cincticeps) 、タイワンツマグロ
ヨコバイ (Nephotettix virescens) などのヨコバイ
類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガ
ラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類など 鱗翅目害虫 ニカメイガ (Chilo suppressalis) 、コブノメイガ
( Cnaphalocrocis medinalis ) 、ヨーロピアンコー
ンボーラー (Ostrinia nubilalis ) 、シバツトガ (Pa
rapediasia teterrella) 、ワタノメイガ (Notarcha
derogata) 、ノシメマダラメイガ (Plodia interpunct
ella) などのメイガ類、ハスモンヨトウ (Spodoptera
litura) 、シロイチモジヨトウ (Spodoptera exigua)
、エジプシアンコットンリーフワーム (Spodoptera l
itoralis)、アワヨトウ (Pseudalitia separata) 、
ヨトウガ (Mamestra brassicae ) 、タマナヤガ (Agro
tis ipsilon ) 、トリコプルシア属、ヘリオティス属、
ヘリコベルパ属などのヤガ類、モンシロチョウ (Pieris
rapae crucivora ) などのシロチョウ類、アドキソ
フィエス属、ナシヒメシンクイ (Grapholita molesta
) 、コドリングモス (Cydia pomonella ) などのハ
マキガ類、モモシンクイガ (Carposina niponensis)
などのシンクイガ類、リオネティア属などのハモグリガ
類、リマントリア属、ユープロクティス属などのドクガ
類、コナガ (Plutella xylostella) などのスガ類、ワ
タアカミムシ (Pectinophora gossypiella ) などのキ
バガ類、アメリカシロヒトリ (Hyphantria cunea ) な
どのヒトリガ類、イガ (Tinea translucens ) 、コイ
ガ (Tineola bisselliella) などのヒロズコガ類など 双翅目害虫 アカイエカ (Culex pipiens pallens )、コガタア
カイエカ (Cules tritaeniorhynchus ) などのイエカ
類、 Aedes aegypti Aedes albopictusなどのエー
デス属、 Anopheles sinensisなどのアノフェレス属、
ユスリカ類、イエバエ (Musca domestica ) 、オオイ
エバエ (Muscina stabulans ) などのイエバエ類、ク
ロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ (De
lia platura ) 、タマネギバエ (Delia antigua)
などのハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チ
ョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバ
エ類など 鞘翅目害虫 ウエスタンコーンルートワーム (Diabrotica virgifer
a ) 、サザンコーンルートワーム (Diabrotica undeci
mpunctata ) などのコーンルートワーム類、ドウガネブ
イブイ (Anomala cuprea) 、ヒメコガネ (Anomala
rufocuprea) などのコガネムシ類、メイズウィービル
(Sitophilus zeamais ) 、イネミズゾウムシ (Lissorh
optrus oryzophilus ) 、アルファルファタコゾウム
シ (Hypera pastica ) 、アズキゾウムシ (Calosobruchy
s chienensis )などのゾウムシ類、チャイロコメノゴ
ミムシダマシ (Tenebrio molitor ) 、コクヌストモド
キ(Tribolium castaneum ) などのゴミムシダマシ
類、ウリハムシ (Aulacophora femoralis ) 、キスジ
ノミハムシ (Phyllotreta striolata ) 、コロラドハ
ムシ (Leptinotarsa decemlineata) などのハムシ類、
シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ (Epilachna
vigintioctopunctata ) などのエピラクナ類、ヒラタキ
クイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、ア
オバアリガタハネカクシ (Paederus fuscipes)など 直翅目網翅類害虫 チャバネゴキブリ (Blattella germanica ) 、クロゴ
キブリ (Periplaneta fuliginosa) 、ワモンゴキブリ (P
eriplaneta americana ) 、トビイロゴキブリ (Perip
laneta brunnca ) 、トウヨウゴキブリ (Blatta ori
entalis) など アザミウマ目害虫 ミナミキイロアザミウマ (Thrips palmi ) 、ネギアザ
ミウマ (Thrips tabaci) 、ハナアザミウマ (Thrips
hawaiiensis ) など 膜翅目害虫 アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ
等のハバチ類等 直翅目害虫 ケラ、バッタ等 隠翅目害虫 ヒトノミ (Purex irritans) 等 シラミ目害虫 ヒトジラミ、ケジラミ (Phthirus pubis)等 等翅目害虫 ヤマトシロアリ (Reticulitermes speratus )、イエシ
ロアリ (Coptotermesformosanus)等 等 さらに既存の殺虫剤に対し抵抗性の発達した害虫にも有
効である。
【0064】本発明化合物を殺虫剤の有効成分として用
いる場合は、他の何らの成分も加えず、そのまま使用し
てもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担
体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製
剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブ
ル剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤(フォッギング
等)、毒餌等に製剤して使用する。これらの製剤には、
有効成分として本発明化合物を、通常、重量比で0.01%
〜95%含有する。製剤化の際に用いられる固体担体と
しては、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合
成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性
白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物
(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、
水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、
塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体
担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノー
ル、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチ
ルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン
等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、
灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル
等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリ
ル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキ
サン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭
化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化
炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の
植物油等があげられ、ガス状担体、すなわち噴射剤とし
ては、たとえばフロンガス、ブタンガス、LPG(液化
石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等があげられ
る。界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸エステ
ル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホ
ン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオ
キシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル
類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等
があげられる。固着剤や分散剤等の製剤用補助剤として
は、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん
粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸
等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶
性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤として
は、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BH
T(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノー
ル)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノ
ールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸または
そのエステル等があげられる。毒餌の基材としては、た
とえば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等の餌成
分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイ
アレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、
トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香
料等の誘引性香料等があげられる。このようにして得ら
れる製剤は、そのままであるいは水等で希釈して用い
る。また、他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、
除草剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、
動物用飼料等と混合して、または混合せずに同時に用い
ることもできる。
【0065】用いられる他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ
剤としては、例えばフェニトロチオン〔O,O−ジメチ
ル O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロ
チオエート〕、フェンチオン〔O,O−ジメチル O−
(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロ
チオエート〕、ダイアジノン〔O,O−ジエチル−O−
2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホ
スホロチオエート〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチ
ル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホ
ロチオエート〕、アセフェート〔O,S−ジメチルアセ
チルホスホラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−
2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,
3,4−チアジアゾール−3−イルメチル O,O−ジ
メチルホスホロジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O
−ジエチル S−2−エチルチオエチルホスホロチオエ
ート〕、DDVP〔2,2−ジクロロビニルジメチルホ
スフェート〕、スルプロホス〔O−エチル O−4−
(メチルチオ)フェニル S−プロピルホスホロジチオ
エート〕、シアノホス〔O−4−シアノフェニル O,
O−ジメチルホスホロチオエート〕、ジオキサベンゾホ
ス〔2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサ
ホスフィニン−2−スルフィド〕、ジメトエート〔O,
O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)
ジチオホスフェート〕、フェントエート〔エチル 2−
ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテ
ート〕、マラチオン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノ
チオイルチオ)サクシネート〕、トリクロルホン〔ジメ
チル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチル
ホスホネート〕、アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3
−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエー
ト〕、モノクロトホス〔ジメチル(E)−1−メチル−
2−(メチルカルバモイル)ビニルホスフェート〕、エ
チオン〔O,O,O′,O′−テトラエチル S,S′
−メチレンビス(ホスホロジチオエート)〕、プロフェ
ノホス〔O−4−ブロモ−2−クロロフェニル O−エ
チル S−プロピルホスホロチオエート〕等の有機リン
系化合物、BPMC(2−sec −ブチルフェニルメチル
カルバメート〕、ベンフラカルブ〔エチル N−〔2,
3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イ
ルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソ
プロピル−β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イ
ソプロポキシフェニル N−メチルカルバメート〕、カ
ルボスルファン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル
−7−ベンゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ
−N−メチルカーバメート〕、カルバリル〔1−ナフチ
ル−N−メチルカーバメート〕、メソミル〔S−メチル
−N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイ
ミデート〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメ
チル)フェニルメチルカーバメート〕、アルジカルブ
〔2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒ
ド O−メチルカルバモイルオキシ〕、オキサミル
〔N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイ
ミノ−2−(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカ
ルブ〔S−4−フェノキシブチル)−N,N−ジメチル
チオカーバメート、チオジカルブ〔3,7,9,13−
テトラメチル−5,11−ジオキサ−2,8,14−ト
リチア−4,7,9,12−テトラペンタデカ−3,1
2−ジエン−6,10−ジオン〕、アラニカーブ〔エチ
ル(Z)−N−ベンジル−N−{〔メチル(1−メチル
チオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ〕チ
オ}β−アラニナート〕等のカーバメート系化合物、エ
トフェンプロックス〔2−(4−エトキシフェニル)−
2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエーテ
ル〕、フェンバレレート〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル(RS)−2−(4−クロロフェニ
ル)−3−メチルブチレート〕、エスフェンバレレート
〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(S)
−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレー
ト〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−シアノ−3
−フェノキシベンジル2,2,3,3−テトラメチルシ
クロプロパンカルボキシレート〕、シペルメトリン
〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル
(1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル (1R
S,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,
2−メチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シハロ
トリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジ
ル (Z)−(1RS)−cis−3−(2−クロロ−
3,3,3−トリフロオロプロプ−1−エニル)−2,
2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、デル
タメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル (1R,3R)−3(2,2−ジブロモビニル)
−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレー
ト〕、シクロプロスリン〔(RS)−α−シアノ−3−
フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1
−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシ
ラート〕、フルバリネート(α−シアノ−3−フェノキ
シベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフル
オロ−p−トリル)−D−バリネート)、ビフェンスリ
ン(2−メチルビフェニル−3−イルメチル)(Z)−
(1RS)−cis −3−(2−クロロ−3,3,3−ト
リフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシラート、アクリナスリン(〔1
R−{1α(S* ) ,3α(Z)}〕−2,2−ジメチ
ル−3−〔3−オキソ−3−(2,2,2−トリフルオ
ロ−1−(トリフルオロメチル)エトキシ−1−プロペ
ニル〕シクロプロパンカルボン酸 (S)−(α)−シ
アノ(3−フェノキシフェニル)メチルエステル、2−
メチル−2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニ
ル)プロピル (3−フェノキシベンジル)エーテル、
トラロメスリン〔(1R,3S)3〔(1′RS)
(1′,1′,2′,2′−テトラブロモエチル)〕−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(S)−α
−シアノ−3−フェノキシベンジルエステル、シラフル
オフェン〔4−エトキシフェニル〔3−(4−フルオロ
−3−フェノキシフェニル)プロピル〕ジメチルシラン
等のピレスロイド化合物、ブプロフェジン〔2−tert−
ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,
3,5−チアジアジナン−4−オン)等のチアジアジン
誘導体、イミダクロプリド(1−(6−クロロ−3−ピ
リジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−イン
デンアミン〕等のニトロイミダゾリジン誘導体、カルタ
ップ(S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)
ビス(チオカーバメート)〕、チオシクラム〔N,N−
ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミ
ン〕、ベンスルタップ〔S,S′−2−ジメチルアミノ
トリメチレン ジ(ベンゼンチオサルフォネート)〕等
のネライストキシン誘導体、アセタミプリド〔N−シア
ノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジル
メチル)アセトアミジン〕等のN−シアノアミジン誘導
体、エンドスルファン〔6,7,8,9,10,10−
ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒ
ドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチ
エピンオキサイド〕、γ−BHC(1,2,3,4,
5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン〕、1,1−ビス
(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノー
ル等の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアズロン〔1
−(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフ
ルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−
3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、テフ
ルベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフ
ルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−(4−(2−
クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フ
ルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイ
ル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、
アミトラズ〔N,N′〔(メチルイミノ)ジメチリジ
ン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメホルム
〔N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N
−ジメチルメチニミダミド〕等のホルムアミジン誘導
体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジイソプロピ
ル−4−フェノキシフェニル)−N′−tert−ブチルカ
ルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、ブロモプロピレー
ト〔イソプロピル 4,4′−ジブロモベンジレー
ト〕、テトラジホン〔4−クロロフェニル2,4,5−
トリクロロフェニルスルホン〕、キノメチオネート
〔S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジ
チオカルボネート〕、プロパルゲイト〔2−(4−tert
−ブチルフェノキシ)シクロヘキシル プロピ−2−イ
ル スルファイト〕、フェンブタティン オキシド〔ビ
ス〔トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティ
ン〕オキシド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS、5R
S)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシ
ル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−
3−カルボキサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−ビ
ス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジ
ン、ピリダベン〔2−tert−ブチル−5−(4−tert−
ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2
H)−オン〕、フェンピロキシメート〔tert−ブチル
(E)−4−〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピ
ラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベ
ンゾエート〕、テブフェンピラド〔N−4−tert−ブチ
ルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−
5−ピラゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプ
レックス〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチ
ン〕、ミルベメクチン、アベルメクチン、イバーメクチ
ン、アザジラクチン〔AZAD〕、ピリミジフェン〔5
−クロロ−N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−
2,3−ジメチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピ
リミジン−4−アミン、クロルフェナピル〔4−ブロモ
−2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−
5−トリフルオロメチルピロール−3−カルボニトリ
ル〕、テブフェノジド〔N−tertブチル−N′−(4−
エチルベンゾイル)−3,5−ジメチルベンゾヒドラジ
ド〕、フィプロニル〔5−アミノ−1−(2,6−ジク
ロロ−α、α−トリフルオロ−p−トリル−4−トリフ
ルオロメチルスルフィニルピラゾール−3−カルボニト
ライト〕、ピメトロジン等があげられる。
【0066】本発明化合物を農業用殺虫剤として用いる
場合、その施用量は、通常、10アールあたり、 0.1g
〜100gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水
で希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常、 0.1pp
m 〜500ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈するこ
となく製剤のままで施用する。また、防疫用殺虫剤とし
て用いる場合には、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、
通常、水で 0.1ppm 〜500ppm に希釈して施用し、油
剤、エアゾール、煙霧剤、毒餌等についてはそのまま施
用する。これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の
種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被
害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわる
ことなく増加させたり、減少させたりすることができ
る。
【0067】
【実施例】以下に、本発明を製造例、製剤例および試験
例等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれら
の例に限定されるものではない。まず、本発明化合物の
製造例を示す。 製造例1(製造法F)による化合物(2) の製造 3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプロピルオキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン0.21gおよびトリエチルアミン0.07gをジクロロ
メタン5mlに溶かした溶液に、氷冷下、攪拌しながら、
4−クロロべンゾイルクロライド0.11gをジクロロメタ
ン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で6時間攪拌し
た後、反応液を水洗後、濃縮し、残渣を得た。この残渣
をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジク
ロロ−4−(3−(4−クロロベンザミド)プロピルオ
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン0.21gを得た。 収率 71% m.p. 95.1℃ 製造例2(製造法F)による化合物(7) の製造 3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプロピルオキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン0.21gおよびトリエチルアミン0.07gをジクロロ
メタン5mlに溶かした溶液に、氷冷下、攪拌しながら、
4−トリフルオロメチルべンゾイルクロライド0.15gを
ジクロロメタン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で
6時間攪拌した後、反応液を水洗後、濃縮し、残渣を得
た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、
3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオロメチ
ルベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.25gを得た。 収率 79% m.p. 93.5℃ 製造例3(製造法F)による化合物(10) の製造 4−トリフルオロメチル桂皮酸0.15gおよびトリエチル
アミン0.07gをジクロロメタン5mlに溶かした溶液に、
氷冷下、攪拌しながら、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)塩酸塩0.
14gを加え、30分攪拌した後、3,5−ジクロロ−4
−(2−アミノエトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.20gをジクロロメタ
ン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で12時間攪拌
した後、反応液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−
4−(2−(4−トリフルオロメチルシンナミド)エト
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン0.20gを得た。 収率 63% m.p. 109.4 ℃
【0068】製造例4(製造法G)による化合物(24)
の製造 4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸0.26gおよびト
リエチルアミン0.07gをジクロロメタン5mlに溶かした
溶液に、氷冷下、攪拌しながら、1−エチル−3−(3
−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)
塩酸塩0.14gを加え、30分攪拌した後、4−トリフル
オロメトキシアニリン0.12gをジクロロメタン5mlに溶
かした溶液を滴下した。室温で12時間攪拌した後、反
応液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−
(N−(4−トリフルオロメトキシフェニル)カルバモ
イル)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)ベンゼン0.26gを得た。 収率 70% m.p. 88.8℃ 製造例5(製造法I)による化合物(25) の製造 3,5−ジクロロ−4−(2−アミノエトキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
0.20gおよびトリエチルアミン0.10gをジクロロメタン
5mlに溶かした溶液に、氷冷下、攪拌しながら、4−ト
リフルオロメトキシベンゼンスルホン酸クロライド0.16
gをジクロロメタン5mlに溶かした溶液を滴下した。室
温で6時間攪拌した後、反応液を濃縮し、残渣を得た。
この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,
5−ジクロロ−4−(2−(4−トリフルオロメトキシ
ベンゼンスルホン酸アミド)エトキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.20gを
得た。 収率 60% nD 23.0 1.5470 製造例6(製造法M)による化合物(26) の製造 3,5−ジクロロ−4−(2−アミノエトキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
0.20gおよび4−トリフルオロメトキシフェニルイソシ
アネート0.14gをトルエン10mlに溶かした溶液を攪拌
しながら、12時間加熱還流させた後、反応液を濃縮
し、残渣を得た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(2−(N′−
(4−トリフルオロメトキシフェニル)ウレイド)エト
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン0.15gを得た。 収率 46% m.p. 125.4 ℃ 製造例7(製造法K)による化合物(28) の製造 3,5−ジクロロ−4−(3−ヒドロキシプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン0.17g、4−クロロフェニルイソシアネー
ト0.09gおよび触媒量のピリジンをトルエン10mlに溶
かした溶液を攪拌しながら、60〜70℃で3時間加熱
した後、反応液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリ
カゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−
4−(3−(N−(4−クロロフェニル)カルバモイル
オキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.19gを得た。 収率 77% m.p. 54.3℃
【0069】製造例8(製造法A)による化合物(7)
の製造 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオロメチ
ル)ベンズアミド)プロピルオキシ)フェノール2.0
g、炭酸カリウム0.68gおよびN,N−ジメチルホルム
アミド20mlの混合物に、室温下、攪拌しながら、1,
1,3−トリクロロプロペン0.71gおよびN,N−ジメ
チルホルムアミド5mlの混合溶液を滴下した。6時間室
温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエー
テル50mlで2回抽出した。エーテル層を併せ、水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗結晶を
得た。この粗結晶を粉砕し、n−ヘキサンで洗浄するこ
とにより、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−(トリフ
ルオロメチル)ベンズアミド)プロピルオキシ)ベンゼ
ン1.9gを得た。 収率 75% m.p. 93.5℃ 製造例9(製造法A)による化合物(59) の製造 3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチル)ベンズアミド)プロピルオキシ)フェノール
0.66g、炭酸カリウム0.29gおよびN,N−ジメチルホ
ルムアミド20mlの混合物に、室温下、攪拌しながら、
1,1,3−トリクロロプロペン0.28gおよびN,N−
ジメチルホルムアミド5mlの混合溶液を滴下した。6時
間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチル
エーテル50mlで2回抽出した。エーテル層を併せ、水
洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗結晶
を得た。この粗結晶を粉砕し、n−ヘキサンで洗浄する
ことにより、3−エチル−5−メチル−1−(3,3−
ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロピルオキ
シ)ベンゼン0.48gを得た。 収率 58% m.p. 92.2℃
【0070】製造例10(製造法F)による化合物(6
7) の製造 4−(3−アミノプロピルオキシ)−3,5−ジクロロ
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン0.96g、5−(トリフルオロメチル)−2−ピリ
ジンカルボン酸0.53g、トリエチルアミン0.37gおよび
クロロホルム10mlの混合物に、室温下、攪拌しながら
WSC塩酸塩0.64gを加えた。6時間室温で攪拌した
後、反応溶液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロ
ロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)
−4−(3−(5−(トリフルオロメチル)−2−ピリ
ジンカルボキサミド)プロピルオキシ)ベンゼン0.15g
を得た。 収率 10% m.p. 55.1℃ 製造例11(製造法F)による化合物(34) の製造 4−(3−アミノプロピルオキシ)−3,5−ジクロロ
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン0.35g、5−ブロモ−2−フランカルボン酸0.19
g、トリエチルアミン0.18mlおよびクロロホルム10ml
の混合物に、室温下、攪拌しながらWSC塩酸塩0.23g
を加えた。室温で6時間攪拌した後、反応溶液を濃縮
し、残渣を得た。この残渣を50mlの酢酸エチルに溶か
し、この酢酸エチル層を10%塩酸水、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して残渣を得た。この残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,
5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニ
ルオキシ)−4−(3−(5−ブロモ−2−フランカル
ボキサミド)プロピルオキシ)ベンゼン0.35gを得た。 収率 64% nD 24.0 1.5918
【0071】製造例12(製造法F)による化合物(9
3) の製造 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)−4−(3−(メチルアミノ)プロピル
オキシ)ベンゼン0.42g、トリエチルアミン0.18mlおよ
びクロロホルム10mlの混合物に、氷冷下、攪拌しなが
ら4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド0.18
mlを加えた。室温で6時間攪拌した後、反応溶液を濃縮
し残渣を得た。この残渣を50mlの酢酸エチルに溶か
し、この酢酸エチル層を10%塩酸水、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して残渣を得た。この残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,
5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニ
ルオキシ)−4−(3−(N−メチル−4−(トリフル
オロメチル)ベンズアミド)プロピルオキシ)ベンゼン
0.35gを得た。 収率 55% nD 24.5 1.5461 製造例13(製造法F)による化合物(100)の製造 4−(3−アミノプロピルオキシ)−3,5−ジクロロ
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン0.35g、4−クロロフェニル酢酸0.17g、トリエ
チルアミン0.18mlおよびジクロロメタン10mlの混合物
に、室温下、攪拌しながらWSC塩酸塩0.23gを加え
た。室温で6時間攪拌した後、反応溶液を濃縮し残渣を
得た。この残渣を50mlの酢酸エチルに溶かし、この酢
酸エチル層を10%塩酸水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、濃縮して残渣を得た。この残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロ
ロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)
−4−(3−(4−クロロフェニルアセトアミド)プロ
ピルオキシ)ベンゼン0.35gを得た。 収率 70% m.p. 108.4.℃
【0072】製造例14(製造法F)による化合物(12
7)の製造 5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸0.20gとジプ
ロパルギルアミン0.05gとをクロロホルム10mlに溶か
した溶液に室温で攪拌しながらWSC塩酸塩0.11gを加
えた。室温で24時間攪拌した後、反応溶液を濃縮し、
残渣を得た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
に付し、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)−4(4−(N,N−ジプロパ
ルギルカルバモイル)ブチルオキシ)ベンゼン0.21gを
得た。 収量 92% nD 25.0 1.5481 製造例15(製造法L)による化合物(129)の製造 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)−4−(3−(アミノプロピルオキシ)
ベンゼン0.33gとピリジン10mlとの混合物を0℃に冷
却し、攪拌しながらクロロギ酸メチル0.10gをゆっくり
滴下した。反応混合物を0℃で1時間攪拌した後、温度
をゆっくり室温にあげ、室温でさらに6時間攪拌した。
反応混合物を10%塩酸に投入し、酢酸エチル50mlで
2回抽出した。酢酸エチル層を併せ、水洗し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濃縮し、3,5−ジクロロ−1
−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−
(3−メトキシカルボニルアミノ)プロピルオキシ)ベ
ンゼン0.30gを得た。 収量 74% nD 25.5 1.5421
【0073】次に、本発明化合物のいくつかを化合物番
号およびあるものは物性値と共に示す。 (1) 3,5−ジクロロ−4−(3−ベンザミドプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン nD 23.0 1.5860 (2) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−クロロベン
ザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 95.1℃ (3) 3,5−ジクロロ−4−(2−(4−トリフルオ
ロメトキシベンザミド)エトキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 81.0℃ (4) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメトキシベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 93.8℃ (5) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−フルオロベ
ンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5800 (6) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ブロモベン
ザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 102.7℃ (7) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 93.5℃ (8) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−エトキシベ
ンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 120.6℃ (9) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−イソプロポ
キシベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 91.8℃ (10) 3,5−ジクロロ−4−(2−(4−トリフルオ
ロメチルシンナミド)エトキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 109.4℃ (11) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルシンナミド)プロピルオキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 116.6℃
【0074】(12) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2
−クロロベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 70.3℃ (13) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−クロロベン
ザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 70.3℃ (14) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2,4−ジクロ
ロベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 118.5℃ (15) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2,6−ジクロ
ロベンザミド)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 124.6℃ (16) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2,4,6−ト
リクロロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 126.1℃ (17) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 98.9℃ (18) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 73.5℃ (19) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3,5−ビスト
リフルオロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン

m.p. 110.4℃ (20) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−tert−ブチ
ルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 109.5℃ (21) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3,4−ジクロ
ロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 85.9℃ (22) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ニトロベン
ザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 136.0℃ (23) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−シアノベン
ザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 111.7℃ (24) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(4−トリ
フルオロメトキシフェニル)カルバルイル)プロポキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン
m.p. 88.8℃ (25) 3,5−ジクロロ−4−(2−(4−トリフルオ
ロメトキシベンゼンスルホンアミド)エトキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
D
23.0 1.5470 (26) 3,5−ジクロロ−4−(2−(N′−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)ウレイド)エトキシ)−
1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン
m.p. 125.4℃ (27) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−フェニルカ
ルバモイルオキシ)プロポキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5777 (28) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(4−クロ
ロフェニル)カルバモイルオキシ)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
m.
p. 54.3℃ (29) 3,5−ジクロロ−4−(2−(N−(4−クロ
ロフェニル)カルバモイルオキシ)エトキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン

m.p. 105.5℃ (30) 3,5−ジクロロ−4−(2−(N−(4−トリ
フルオロメトキシフェニル)カルバモイルオキシ)エト
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン n
D 24.5 1.5446 (31) 3,5−ジクロロ−4−(3−(6−クロロニコ
チン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 85.6℃ (32) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 90.5℃ (33) 3,5−ジクロロ−4−(3−(チオフェン−2
−カルボン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン nD 24.0 1.6026 (34) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−ブロモフラ
ン−2−カルボン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン nD 24.0 1.5918 (35) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−クロロイン
ドール−2−カルボン酸アミド)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
m.p.1
53.9℃
【0075】(36) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4
−クロロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (37) 3,5−ジブロモ−4−(3−(4−クロロベン
ザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン (38) 3,5−ジメチル−4−(3−(4−クロロベン
ザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン (39) 3,5−ジエチル−4−(3−(4−クロロベン
ザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)ベンゼン (40) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(3−(4−ク
ロロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロ
ロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (41) 3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−クロ
ロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (42) 3−クロロ−5−エチル−4−(3−(4−クロ
ロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (43) 3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−クロ
ロベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (44) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4−クロロベン
ザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プ
ロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 96.5℃ (45) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4−クロロベン
ザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プ
ロペニルオキシ)ベンゼン (46) 3,5−ジブロモ−4−(4−(4−クロロベン
ザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プ
ロペニルオキシ)ベンゼン (47) 3,5−ジメチル−4−(4−(4−クロロベン
ザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プ
ロペニルオキシ)ベンゼン (48) 3,5−ジエチル−4−(4−(4−クロロベン
ザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プ
ロペニルオキシ)ベンゼン (49) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(4−(4−ク
ロロベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (50) 3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−クロ
ロベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン (51) 3−クロロ−5−エチル−4−(4−(4−クロ
ロベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン (52) 3−エチル−5−メチル−4−(4−(4−クロ
ロベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン (53) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (54) 3,5−ジブロモ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (55) 3,5−ジメチル−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (56) 3,5−ジエチル−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (57) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(3−(4−ト
リフルオロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (58) 3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−トリ
フルオロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (59) 3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−トリ
フルオロメチルベンザミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 92.2℃
【0076】(60) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4
−トリフルオロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−
(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (61) 3,5−ジブロモ−4−(4−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (62) 3,5−ジメチル−4−(4−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (63) 3,5−ジエチル−4−(4−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3−ジク
ロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (64) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(4−(4−ト
リフルオロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (65) 3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−トリ
フルオロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (66) 3−エチル−5−メチル−4−(4−(4−トリ
フルオロメチルベンザミド)ブトキシ)−1−(3,3
−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (67) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン m.p. 55.1℃ (68) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (69) 3,5−ジブロモ−4−(3−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (70) 3,5−ジメチル−4−(3−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (71) 3,5−ジエチル−4−(3−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (72) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(3−(5−ト
リフルオロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (73) 3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリ
フルオロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (74) 3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリ
フルオロメチルピコリン酸アミド)プロポキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (75) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (76) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−(3,
3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (77) 3,5−ジブロモ−4−(4−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (78) 3,5−ジメチル−4−(4−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (79) 3,5−ジエチル−4−(4−(5−トリフルオ
ロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−(3,
3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (80) 3−クロロ−5−フルオロ−4−(4−(5−ト
リフルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1
−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼ
ン (81) 3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリ
フルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン (82) 3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリ
フルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
【0077】(83) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−
ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−
メチル−1,4−ベンゾジオキサン−6−カルボキサミ
ド)プロポキシ)ベンゼン m.p.120.8℃ (84) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−ピラジンカル
ボキサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 28.0 1.5825 (85) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−ピリダジンカ
ルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン ガラス状 (86) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(1−メチル−2−
インドールカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p.123.3℃ (87) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(6,6−ジメチル
−5,6−ジヒドロ−4H−ピラン−4−オン−2−カ
ルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 28.0 1.5612 (88) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−オキソ−4H
−1−ベンゾピラン−2−カルボキサミド)プロポキ
シ)ベンゼン m.p.165.7℃ (89) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(1−メチル−2−
ピロールカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 28.0 1.5772 (90) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−キノリンカル
ボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p.145.8℃ (91) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−メチル−2−
ピラジンカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p.109.0℃ (92) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(N−メチル−4−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ブトキシ)ベン
ゼン nD 26.0 1.5417 (93) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(N−メチル−4−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)ベ
ンゼン nD 24.5 1.5461 (94) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−フランカルボ
キサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5682 (95) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(3−フランカルボ
キサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5695 (96) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(3−チオフェンカ
ルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5824 (97) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−メチル−2−
チオフェンカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p. 85.4℃ (98) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−プロピルベン
ズアミド)プロポキシ)ベンゼン m.p. 92.9℃ (99) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(6−メチル−3−
ピリジンカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p. 94.8℃
【0078】(100) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−
ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−
クロロフェニルアセトアミド)プロポキシ)ベンゼン m.p.108.4℃ (101) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(3−(トリフルオ
ロメチル)フェニルアセトアミド)プロポキシ)ベンゼ
ン m.p. 88.7℃ (102) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(N−イソプロピル
−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ブトキ
シ)ベンゼン nD 24.5 1.5394 (103) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(N−(4−(トリ
フルオロメチル)フェニル)カルバモイル)プロポキ
シ)ベンゼン m.p.112.8℃ (104) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(N−(4−(トリ
フルオロメチル)フェニル)カルバモイル)ブトキシ)
ベンゼン m.p.111.5℃ (105) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(1−メチル−5−
ニトロ−4−ピラゾールカルボキサミド)プロポキシ)
ベンゼン m.p.122.2℃ (106) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(3−キノリンカル
ボキサミド)プロポキシ)ベンゼン m.p.115.9℃ (107) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−ニトロ−2−
フランカルボキサミド)プロポキシ)ベンゼン nD 21.0 1.5850 (108) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−(トリフルオ
ロメチル)−2−ピリジンカルボキサミド)プロポキ
シ)ベンゼン m.p. 66.8℃ (109) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(N−(5−ブロモ
−2−チアゾール)カルバモイル)プロポキシ)ベンゼ
ン m.p.164.0℃ (110) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(4−クロロベンゼ
ンスルホンアミド)ブトキシ)ベンゼン nD 21.5 1.5745 (111) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(5−ブロモ−2−
フランカルボキサミド)ブトキシ)ベンゼン nD 21.5 1.5801 (112) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(5−メチル−2−
チオフェンカルボキサミド)ブトキシ)ベンゼン m.p.105.2℃ (113) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(3−キノリンカル
ボキサミド)ブトキシ)ベンゼン m.p.110.1℃
【0079】(114) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−
ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−(4−(ジプ
ロピルカルバモイル)ブトキシ)ベンゼン nD 26.5 1.5291 (115) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(5−(ジプロピルカルバ
モイル)ペントキシ)ベンゼン nD 24.0 1.5271 (116) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(ジエチルカルバモ
イル)ブトキシ)ベンゼン nD 25.0 1.5386 (117) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(トリフルオロアセ
トアミド)プロポキシ)ベンゼン m.p. 68.1℃ (118) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(トリフルオロメタ
ンスルホニル)プロポキシ)ベンゼン m.p. 47.2℃ (119) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(アセトアミドプロ
ポキシ)ベンゼン m.p. 77.8℃ (120) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(1−ピペリジルカ
ルボニル)ブトキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5423 (121) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(1−ピロリジニル
カルボニル)ブトキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5537 (122) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(2−(1−ピペリジルカ
ルボニル)エトキシ)ベンゼン nD 27.0 1.5517 (123) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(1−ピペリジルカ
ルボニル)プロポキシ)ベンゼン nD 25.0 1.5510 (124) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(N,N−ジアリル
カルバモイル)ブトキシ)ベンゼン nD 26.5 1.5432 (125) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(5−(1−ピペリジルカ
ルボニル)ペントキシ)ベンゼン nD 24.0 1.5395 (126) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(5−(N,N−ジアリル
カルバモイル)ペントキシ)ベンゼン nD 24.0 1.5396 (127) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(N,N−ジプロパ
ルギルカルバモイル)ブトキシ)ベンゼン nD 25.0 1.5481 (128) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(4−モルホリニル
カルボニル)ブトキシ)ベンゼン nD 25.5 1.5450 (129) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(メトキシカルボニ
ルアミノ)プロポキシ)ベンゼン nD 25.5 1.5421 (130) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(メトキシカルボニ
ルアミノ)ブトキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5440 (131) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(エトキシカルボニ
ルアミノ)ブトキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5375 (132) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(プロピルオキシカ
ルボニルアミノ)ブトキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5339 (133) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(tert−ブチル
アミドプロポキシ)ベンゼン nD 23.0 1.5407 (134) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2,4−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)ベンゼ
ン (135) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(2,4−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンズアミド)ブチロキシ)ベンゼ
ン (136) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−フルオロ−4
−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)
ベンゼン (137) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(2−フルオロ−4
−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ブチロキシ)
ベンゼン (138) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−ニトロ−4−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)ベ
ンゼン (139) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(2−ニトロ−4−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ブチロキシ)ベ
ンゼン (140) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−クロロ−2−
フルオロベンズアミド)プロポキシ)ベンゼン (141) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(4−クロロ−2−
フルオロベンズアミド)ブチロキシ)ベンゼン (142) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−クロロ−5−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)ベ
ンゼン (143) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(2−クロロ−5−
(トリフルオロメチル)ベンズアミド)ブチロキシ)ベ
ンゼン (144) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2,5−ジクロロ
ベンズアミド)プロポキシ)ベンゼン (145) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(4−(2,5−ジクロロ
ベンズアミド)ブチロキシ)ベンゼン (146) 3,5−ジエチル−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2,4−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)ベンゼ
ン (147) 3,5−ジエチル−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(2−フルオロ−4
−(トリフルオロメチル)ベンズアミド)プロポキシ)
ベンゼン (148) 3,5−ジエチル−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)−4−(3−(4−クロロ−2−
フルオロベンズアミド)プロポキシ)ベンゼン
【0080】次に、一般式 化13で示される中間体の
製造例を示す。 中間体製造例1(中間体化合物 1)の製造) 4−ヒドロキシフェニルベンゾエート30.5g、炭酸カリ
ウム21.6g、1,1,3−トリクロロプロペン20.8gお
よびN,N−ジメチルホルムアミド100mlを反応容器
に入れ、室温で15時間攪拌した後、反応液を水に投入
した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテ
ル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルク
ロマトグラフィーに付し、4−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)フェニルベンゾエート44.1gを得
た。(収率96%) 4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェ
ニルベンゾエート44.1gおよびメタノール400mlを反
応容器に入れ、氷冷下、30%水酸化カリウム溶液33
gをゆっくり滴下した。1時間攪拌した後、10%塩酸
にて弱酸性にし、塩析下、ジエチルエーテル150mlで
2回抽出した。エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗
生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノー
ル26.0gを得た。(収率87%) 4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェ
ノール26.0gおよび四塩化炭素500mlを反応容器に入
れ、氷冷下、攪拌しながら、次亜塩素酸t−ブチル27.1
gを四塩化炭素20mlに溶かした溶液をゆっくり滴下し
た。24時間攪拌した後、反応液を水に投入し、有機層
(四塩化炭素層)を分離した。水洗し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成
物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,6−ジ
クロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)フェノール11.0gを得た。(収率32%) nD 22.5 1.5895 一般式 化13で示される中間体の具体例の幾つかを化
合物番号およびあるものは物性値と共に次に示す。 1)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)フェノール1 H−NMR(CDCl3 /TMS) δ(ppm) :4.57(2H,d)、5.50(1H,brs)、6.11(1H,t)、6.
85(2H,s) 2)2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジブロモ−2−
プロペニルオキシ)フェノール 3)2−クロロ−6−ブロモ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノール 4)2−クロロ−6−ブロモ−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノール 5)2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)フェノール 6)2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジブロモ−2−
プロペニルオキシ)フェノール 7)2,6−ジメチル−4−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)フェノール 8)2,6−ジメチル−4−(3,3−ジブロモ−2−
プロペニルオキシ)フェノール 9)2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノール 10)2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノール
【0081】次に、一般式 化22で示される中間体の
製造例を示す。 中間体製造例2(中間体化合物 12)の製造) 1,3−ジブロモプロパン10.6g、炭酸カリウム5.53g
およびN,N−ジメチルホルムアミド100mlを反応容
器に入れ、2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノール10.1gをN,N−
ジメチルホルムアミド40mlに溶かした溶液をゆっくり
滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応液を水に投
入した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エー
テル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−
(3−ブロモプロポキシ)−1−(3,3−ジクロロ−
2−プロペニルオキシ)ベンゼン11.1gを得た。(収率
77%) 3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロポキシ)−1
−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼ
ン11.1g、安息香酸3.31g、炭酸カリウム3.90gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド50mlを反応容器に入
れ、室温で24時間攪拌した後、反応液を水に投入し
た。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル
層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃
縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−
ベンゾイルオキシプロピルオキシ)−1−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン11.6gを得
た。(収率95%) 3,5−ジクロロ−4−(3−ベンゾイルオキシプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン11.6g、10%水酸化カリウム水溶液
15.2gおよびメタノール300mlを反応容器に入れ、室
温で24時間攪拌した後、反応液を濃縮した。濃縮物に
水を投入し、ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、
エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカ
ゲルクロマトグラフィーに付し、3−(2,6−ジクロ
ロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)
フェノキシ)−1−プロピルアルコール7.41gを得た。
(収率83%) m.p. 56.6 ℃ 一般式 化22で示される中間体の具体例の幾つかを化
合物番号およびあるものは物性値と共に次に示す。 11)2−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)エタノール 12)3−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−プロピル
アルコール m.p. 56.6 ℃ 13)4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−ブチルア
ルコール 14)5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−ペンタノ
ール 15)2−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−エタンチ
オール 16)3−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−プロパン
チオール 17)4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−ブタンチ
オール 18)5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)−1−ペンタン
チオール
【0082】次に、一般式 化16および/または化7
で示される中間体の製造例を示す。 中間体製造例3(中間体化合物 21) の製造) 3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン4.09g、フタルイミドカリウム2.41gおよびN,
N−ジメチルホルムアミド30mlを反応容器に入れ、室
温で24時間攪拌した後、反応液を水に投入した。クロ
ロホルム150mlで2回抽出し、クロロホルム層を併
せ、希塩酸水および希水酸化ナトリウム水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗3,5−ジク
ロロ−4−(3−フタルイミドプロピルオキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
4.67gを得た。(収率98%) 粗3,5−ジクロロ−4−(3−フタルイミドプロピル
オキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオ
キシ)ベンゼン4.67g、ヒドラジン一水和物0.55gおよ
びエタノール200mlを反応容器に入れ、2時間加熱還
流させた。反応液を濃塩酸で弱酸性にし、さらに1時間
加熱還流させた。析出した固体を濾過し、ろ液を濃縮
し、濃縮物に水を投入し、クロロホルム150mlで2回
抽出した。クロロホルム層を併せ、水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗
生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5
−ジクロロ−4−(3−アミノプロピルオキシ)−1−
(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
2.4gを得た。(収率71%) nD 23.5 1.5672
【0083】中間体製造例4(中間体化合物 23) の製
造) 2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)フェノール9.1g、N−(4−ブロモブ
チル)フタルイミド8.9g、炭酸カリウム4.4gおよび
N,N−ジメチルホルムアミド100mlの混合物を室温
で24時間攪拌した。反応混合物を氷水に投入し、10
%塩酸水を加えて弱酸性とした後、酢酸エチル200ml
を加えて抽出を行った。酢酸エチル層を10%塩酸水お
よび飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮した。得られた粗結晶をn−ヘキサンで洗
浄後、減圧乾燥し、3,5−ジクロロ−4−(4−フタ
ルイミドブチルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2
−プロペニルオキシ)ベンゼン14.5gを得た。(収率9
4%) 3,5−ジクロロ−4−(4−フタルイミドブチルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン14.5g、ヒドラジン一水和物1.73mlおよび
エタノール100mlの混合物を4時間加熱還流した後、
反応溶液に濃塩酸を加えて弱酸性とし、さらに1時間加
熱還流させた。反応溶液の温度を室温まで下げ、析出し
た固体を濾過し、濾液を濃縮して残渣を得た。この残渣
に水酸化カリウム2.1gをエタノール100mlに溶かし
た溶液を加え、析出した固体を濾過し、濾液を濃縮して
残渣を得た。この残渣にジエチルエーテル100mlを加
えて溶かし、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、
3,5−ジクロロ−4−(4−アミノブチルオキシ)−
1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン7.51gを得た。 収率71% nD 23.5 1.5672 中間体製造例5(中間体化合物 60) の製造) 3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)−4−(4−ブロモブチルオキシ)ベン
ゼン1.0g、40%メチルアミンメタノール溶液4ml、
炭酸カリウム0.33gおよびN,N−ジメチルホルムアミ
ドの混合物を室温で24時間攪拌した。反応混合物に飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液100mlを加え、酢酸エチ
ル100mlで抽出した。酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナ
トリウム100mlおよび飽和食塩水で順次洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して、3,5−ジクロ
ロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)
−4−(4−(メチルアミノ)ブチルオキシ)ベンゼン
0.80gを得た。 収率89% nD 26.0 1.5545
【0084】一般式 化16および/または化7で示さ
れる中間体の具体例の幾つかを化合物番号およびあるも
のは物性値と共に次に示す。 19)3,5−ジクロロ−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン nD 25.0 1.5784 20)3,5−ジクロロ−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン 21)3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン nD 23.5 1.5672 22)3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 23)3,5−ジクロロ−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン nD 24.5 1.5722 24)3,5−ジクロロ−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン 25) 3,5−ジクロロ−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 26)3,5−ジクロロ−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 27)3,5−ジブロモ−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン 28)3,5−ジブロモ−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン 29)3,5−ジブロモ−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 30)3,5−ジブロモ−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 31)3,5−ジブロモ−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン 32)3,5−ジブロモ−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン 33)3,5−ジブロモ−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 34)3,5−ジブロモ−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 35)3,5−ジメチル−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン 36)3,5−ジメチル−4−(2−アミノエトキシ)−
1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベン
ゼン 37)3,5−ジメチル−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 38)3,5−ジメチル−4−(3−アミノプロピルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 39)3,5−ジメチル−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン 40)3,5−ジメチル−4−(4−アミノブチロキシ)
−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキシ)ベ
ンゼン 41)3,5−ジメチル−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 42)3,5−ジメチル−4−(5−アミノペンチルオキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 43)3−クロロ−5−メチル−4−(2−アミノエトキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 44)3−クロロ−5−メチル−4−(2−アミノエトキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 45)3−クロロ−5−メチル−4−(3−アミノプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 46)3−クロロ−5−メチル−4−(3−アミノプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 47)3−クロロ−5−メチル−4−(4−アミノブチロ
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 48)3−クロロ−5−メチル−4−(4−アミノブチロ
キシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 49)3−クロロ−5−メチル−4−(5−アミノペンチ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン
【0085】50)3−クロロ−5−メチル−4−(5−
アミノペンチルオキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2
−プロペニルオキシ)ベンゼン 51)3−エチル−5−メチル−4−(2−アミノエトキ
シ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 52)3−エチル−5−メチル−4−(2−アミノエトキ
シ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 53)3−エチル−5−メチル−4−(3−アミノプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 54) 3−エチル−5−メチル−4−(3−アミノプロピ
ルオキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 55)3−エチル−5−メチル−4−(4−アミノブチロ
キシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 56)3−エチル−5−メチル−4−(4−アミノブチロ
キシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニルオキ
シ)ベンゼン 57)3−エチル−5−メチル−4−(5−アミノペンチ
ルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 58)3−エチル−5−メチル−4−(5−アミノペンチ
ルオキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニル
オキシ)ベンゼン 59)3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)−4−(3−(メチルアミノ)プロ
ピルオキシ)ベンゼン nD 26.0 1.5618 60)3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)−4−(4−(メチルアミノ)ブチ
ルオキシ)ベンゼン nD 26.0 1.5545 61)3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−
プロペニルオキシ)−4−(4−(イソプロピルアミ
ノ)ブチルオキシ)ベンゼン nD 24.5 1.5355
【0086】次に、一般式 化18および化7で示され
る中間体の製造例を示す。 中間体製造例6(中間体化合物 62)の製造) 2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)フェノール2.02g、3−ブロモ酪酸エチ
ル1.56g、炭酸カリウム1.11gおよびN,N−ジメチル
ホルムアミド20mlを反応容器に入れ、室温で12時間
攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル
50mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。
この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、
2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)フェノキシ酪酸エチル2.54gを得た。
(収率90%) 2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロ
ペニルオキシ)フェノキシ酪酸エチル2.54g、10%水
酸化カリウム水溶液 4.0gおよびメタノール50mlを反
応容器に入れ、室温で24時間攪拌した後、反応液を濃
縮した。濃縮物にジエチルエーテル50mlを投入し、5
%重曹水50mlで2回抽出し、水層を併せ、濃塩酸で弱
酸性とし、析出してきた結晶をジエチルエーテル50ml
で2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、4−(2,6−ジクロロ
−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フ
ェノキシ)酪酸2.11gを得た。(収率90%) m.p. 80.9 ℃
【0087】一般式 化18および/または化7で示さ
れる中間体の具体例の幾つかを化合物番号およびあるも
のは物性値と共に次に示す。 62)4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸
m.p. 80.9 ℃ 63)4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 64)5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸
m.p. 75.7 ℃ 65)5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 66)4−(2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 67)4−(2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 68)5−(2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 69)5−(2,6−ジブロモ−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 70)4−(2,6−ジメチル−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 71)4−(2,6−ジメチル−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 72)5−(2,6−ジメチル−4−(3,3−ジクロロ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 73)5−(2,6−ジメチル−4−(3,3−ジブロモ
−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 74)4−(2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 75)4−(2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 76)5−(2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 77)5−(2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 78)4−(2−エチル−6−メチル−4−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 79)4−(2−エチル−6−メチル−4−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸 80)5−(2−エチル−6−メチル−4−(3,3−ジ
クロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸 81)5−(2−エチル−6−メチル−4−(3,3−ジ
ブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草酸
【0088】次に、一般式 化9および化8で示される
中間体の製造例を示す。 中間体の製造例7(中間体化合物84)の製造) 3−アミノ−1−プロパノール7.51g、トリエチル
アミン2.53gおよびジクロロメタン50mlを反応
容器に入れ、4−トリフルオロメチルベンゾイルクロラ
イド5.21gを氷冷下ゆっくり滴下した。室温で6時
間攪拌した後、反応液を希塩酸で洗浄、水洗し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、3−(4−トリフル
オロメチルベンザミド)プロパン−1−オール5.25
gを得た。(収率85%) 3−(4−(トリフルオロメチル)ベンザミド)プロパ
ン−1−オール5.25g(21.2mmol)、4−
ベンジルオキシ−2,6−ジクロロフェノール5.72
g(21.2mmol)、トリフェニルホスフィン5.
29g(20.2mmol)およびテトラヒドロフラン
100mlを反応容器に入れ、ジイソプロピルアゾジカ
ルボキシレート4.08g(20.2mmol)をテト
ラヒドロフラン20mlに溶かした溶液を攪拌しながら
滴下する。室温で12時間攪拌した後、反応液を濃縮
し、シリカゲルクロマトグラフィーに付し、1−ベンジ
ルオキシ−3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンザミド)プロピルオキシ)ベンゼンを
得る。1−ベンジルオキシ−3,5−ジクロロ−4−
(3−(4−トリフルオロメチルベンザミド)プロピル
オキシ)ベンゼンを酢酸エチルに溶解し、反応容器に入
れ、容器内の空気を窒素で置き換える。10%パラジウ
ムカーボンを触媒量加え、容器内の窒素を水素で置き換
え、室温で24時間激しく攪拌する。容器内の水素を窒
素で置き換え後、反応溶液をセライト濾過し、濾液を濃
縮し、3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオ
ロメチルベンザミド)プロピルオキシ)フェノールを得
る。
【0089】中間体製造例8(中間体化合物 120)の製
造) 2−エチル−6−メチルアニリン27g、濃硫酸36ml
および水100mlの混合物を0℃〜5℃の温度で攪拌し
ながら、これに、亜硝酸ナトリウム16.1gを50mlの水
に溶かした溶液を滴下した。滴下が終了した後、これに
150gの冷水、1.5gの尿素および150gの氷を加
えた。この水溶液を、硫酸100ml、水100mlおよび
硫酸ナトリウム150gの混合物を135℃で加熱攪拌
している溶液中に滴下した。滴下と同時に、水蒸気蒸留
を行ない、滴下終了後、水蒸気蒸留によって蒸留を行っ
た水溶液を食塩で塩析し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフィーに付し、2−エチル−6−メチル
フェノール16g(収率59%を得た。2−エチル−6
−メチルフェノール16gをクロロホルム200mlに溶
かし、0℃で攪拌を行ない、この溶液にテトラブチルア
ンモニウムトリブロミド56.6gを少しずつ加えた。室温
で1時間攪拌した後、溶媒を減圧下に留去し、残渣をジ
エチルエーテル300mlに溶かし、10%塩酸水および
水で水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、
粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付し、4−ブロモ−2−エチル−6−メチル
フェノール23g(収率92%)を得た。4−ブロモ−
2−エチル−6−メチルフェノール26g、臭化ベンジ
ル24.8gおよびN,N−ジメチルホルムアミド200
mlの混合物に、室温下、攪拌しながら、炭酸カリウム2
1.7gを加えた。24時間室温で攪拌した後、反応液を
氷水に投入し、ジエチルエーテル500mlで2回抽出し
た。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生
成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し4−ブロモ
−2−エチル−6−メチル−1−ベンジルオキシベンゼ
ン35.6g(収率97%)を得た。4−ブロモ−2−エチ
ル−6−メチル−1−ベンジルオキシベンゼン35.6gを
テトラヒドロフラン250mlに溶かし、−70℃で攪拌
しながら、n−ブチルリチウム(ヘキサン溶液1.69mol
/1)溶液69mlを滴下した。さらに−70℃で2時間
攪拌した後、この反応溶液にトリメトキシボラン12.1g
をテトラヒドロフラン50mlに溶かした溶液を滴下し
た。滴下終了後、反応温度を室温にもどし、1時間攪拌
した後、反応溶液を氷水にあけ10%塩酸水で弱酸性と
して、ジエチルエーテル500mlで2回抽出した。この
エーテル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
濃縮して残渣を得た。この残渣にトルエン120mlを加
え、70℃で加熱攪拌しながら、30%過酸化水素水3
3mlを滴下した。1時間、加熱還流を行なった後、反応
混合物の濃度を室温にもどし、水洗1回、10%硫酸第
一鉄アンモニウム水で洗浄2回、さらに水洗1回を行な
って、トルエン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃
縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロ
マトグラフィーに付し、3−エチル−4−ベンジルオキ
シ−5−メチルフェノール26.2g(収率93%)を得
た。4−ベンジルオキシ−3−エチル−5−メチルフェ
ノール6.3g、トリエチルアミン3.2gおよびクロロホ
ルム50mlの混合物に、0℃で攪拌しながら塩化ベンゾ
イル4.0gを滴下した。室温で6時間攪拌した後、反応
混合物を減圧下に濃縮し残渣を得た。この残渣に10%
塩酸水100mlを加え、酢酸エチル100mlで抽出し
た。酢酸エチル層を10%塩酸水、飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮して、粗4−ベンジ
ルオキシ−3−エチル−5−メチルフェニルベンゾエー
ト8.4g(収率93%)を得た。粗4−ベンジルオキシ
−3−エチル−5−メチルフェニルベンゾエート8.4g
を酢酸エチル100mlに溶解し、反応容器に入れ、容器
内の空気を窒素で置き換えた。10%パラジウム−カー
ボン0.5gを加え、容器内の窒素を水素で置き換えて、
室温で24時間激しく攪拌した。容器内の水素を窒素で
置き換えた後、反応溶液をセライト濾過し、濾液を減圧
濃縮し、粗3−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニルベンゾエート5.9g(収率95%)を得た。粗3
−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾ
エート0.5g、3−(4−(トリフルオロメチル)ベン
ザミド)プロパン−1−オール0.48g、トリフェニルホ
スフィン0.54gおよびテトラヒドロフラン10mlの混合
物に、室温で攪拌しながらジイソプロピルアゾジカルボ
キシレート0.41gをテトラヒドロフラン2mlに溶かした
溶液を滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応溶液
を減圧濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、3−エチル−5−メチル
−4−(3−(4−(トリフルオロメチル)ベンザミ
ド)プロピルオキシフェニルベンゾエート0.87g(収率
90%)を得た。3−エチル−5−メチル−4−(3−
(4−(トリフルオロメチル)ベンザミド)プロピルオ
キシフェニルベンゾエート0.87gおよびメタノール10
mlの混合物に、0℃で攪拌しながら、水酸化ナトリウム
0.16gおよび水2mlの混合物を加えた。室温で24時間
攪拌した後、10%塩酸水を加えて弱酸性とし、酢酸エ
チル50mlで抽出した。飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、残渣を得た。こ
の残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−(トリフル
オロメチル)ベンザミド)プロピルオキシフェノール0.
66gを得た。 収率94%
【0090】一般式 化9および/または化8で示され
る中間体の具体例の幾つかを化合物番号およびあるもの
は物性値と共に次に示す。 82)3,5−ジクロロ−4−(3−ベンザミドプロピル
オキシ)フェノール 83)3,5−ジクロロ−4−(3−(4−クロロベンザ
ミド)プロピルオキシ)フェノール 84)3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオロ
メチルベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 85)3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオロ
メトキシベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 86) 3,5−ジクロロ−4−(4−ベンザミドブチロキ
シ)フェノール 87)3,5−ジクロロ−4−(4−(4−クロロベンザ
ミド)ブチロキシ)フェノール 88)3,5−ジクロロ−4−(4−(4−トリフルオロ
メチルベンザミド)ブチロキシ)フェノール 89)3,5−ジクロロ−4−(4−(4−トリフルオロ
メトキシベンザミド)ブチロキシ)フェノール 90) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロ
メチルピコリン酸アミド)プロピルオキシ)フェノール 91) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオロ
メチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)フェノール 92) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホンアミド)プロピルオキシ)フェ
ノール 93) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホンアミド)ブチロキシ)フェノー
ル 94) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロ
メチルピリジン−2−スルホンアミド)プロピルオキ
シ)フェノール 95) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオロ
メチルピリジン−2−スルホンアミド)ブチロキシ)フ
ェノール 96) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(4−トリフ
ルオロメチルフェニル)カルバモイル)プロピルオキ
シ)フェノール 97) 3,5−ジクロロ−4−(4−(N−(4−トリフ
ルオロメチルフェニル)カルバモイル)ブチロキシ)フ
ェノール 98) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(5−トリフ
ルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)プロピル
オキシ)フェノール 99) 3,5−ジクロロ−4−(4−(N−(5−トリフ
ルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)ブチロキ
シ)フェノール
【0091】100)3−クロロ−5−メチル−4−(3−
ベンザミドプロピルオキシ)フェノール 101)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−クロロ
ベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 102)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 103)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメトキシベンザミド)プロピルオキシ)フェノー
ル 104)3−クロロ−5−メチル−4−(4−ベンザミドブ
チロキシ)フェノール 105)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−クロロ
ベンザミド)ブチロキシ)フェノール 106)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−トリフ
ルオロメチルベンザミド)ブチロキシ)フェノール 107)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−トリフ
ルオロメトキシベンザミド)ブチロキシ)フェノール 108)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリフ
ルオロメチルピコリン酸アミド)プロピルオキシ)フェ
ノール 109)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリフ
ルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)フェノー
ル 110)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンゼンスルホンアミド)プロピルオキ
シ)フェノール 111)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(4−トリフ
ルオロメチルベンゼンスルホンアミド)ブチロキシ)フ
ェノール 112)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリフ
ルオロメチルピリジン−2−スルホン酸アミド)プロピ
ルオキシ)フェノール 113)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリフ
ルオロメチルピリジン−2−スルホン酸アミド)ブチロ
キシ)フェノール 114)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(N−(4−
トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)プロピル
オキシ)フェノール 115)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(N−(4−
トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)ブチロキ
シ)フェノール 116)3−クロロ−5−メチル−4−(3−(N−(5−
トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)プ
ロピルオキシ)フェノール 117)3−クロロ−5−メチル−4−(4−(N−(5−
トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)ブ
チルオキシ)フェノール 118)3−エチル−5−メチル−4−(3−ベンザミドプ
ロピルオキシ)フェノール 119)3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−クロロ
ベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 120)3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンザミド)プロピルオキシ)フェノール 121)3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメトキシベンザミド)プロピルオキシ)フェノー
ル 122)3−エチル−5−メチル−4−(4−ベンザミドブ
チロキシ)フェノール 123)3−エチル−5−メチル−4−(4−(4−クロロ
ベンザミド)ブチロキシ)フェノール 124)3−エチル−5−メチル−4−(4−(4−トリフ
ルオロメチルベンザミド)ブチロキシ)フェノール 125)3−エチル−5−メチル−4−(4−(4−トリフ
ルオロメトキシベンザミド)ブチロキシ)フェノール 126)3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフ
ルオロメチルピコリン酸アミド)プロピルオキシ)フェ
ノール 127)3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリフ
ルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)フェノー
ル 128)3−エチル−5−メチル−4−(3−(4−トリフ
ルオロメチルベンゼンスルホンアミド)プロピルオキ
シ)フェノール
【0092】129)3−エチル−5−メチル−4−(4−
(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)ブ
チロキシ)フェノール 130)3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフ
ルオロメチルピリジン−2−スルホン酸アミド)プロピ
ルオキシ)フェノール 131)3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリフ
ルオロメチルピリジン−2−スルホン酸アミド)ブチロ
キシ)フェノール 132)3−エチル−5−メチル−4−(3−(N−(4−
トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)プロピル
オキシ)フェノール 133)3−エチル−5−メチル−4−(4−(N−(4−
トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)ブチロキ
シ)フェノール 134)3−エチル−5−メチル−4−(3−(N−(5−
トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)プ
ロピルオキシ)フェノール 135)3−エチル−5−メチル−4−(4−(N−(5−
トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイル)プ
ロピルオキシ)フェノール 136)3,5−ジクロロ−4−(3−(2−フランカルボ
キサミド)プロピルオキシ)フェノール 137)3,5−ジクロロ−4−(3−(2−フランカルボ
キサミド)ブチルオキシ)フェノール 138)3,5−ジクロロ−4−(3−(3−フランカルボ
キサミド)プロピルオキシ)フェノール 139)3,5−ジクロロ−4−(4−(3−フランカルボ
キサミド)ブチルオキシ)フェノール 140)3,5−ジクロロ−4−(3−(5−ブロモ−2−
フランカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 141)3,5−ジクロロ−4−(4−(5−ブロモ−2−
フランカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 142)3,5−ジクロロ−4−(3−(2−チオフェンカ
ルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 143)3,5−ジクロロ−4−(4−(2−チオフェンカ
ルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 144)3,5−ジクロロ−4−(3−(3−チオフェンカ
ルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 145)3,5−ジクロロ−4−(4−(3−チオフェンカ
ルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 146)3,5−ジクロロ−4−(3−(5−メチル−2−
チオフェンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノー
ル 147)3,5−ジクロロ−4−(4−(5−メチル−2−
チオフェンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 148)3,5−ジクロロ−4−(3−(2−ピラジンカル
ボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 149)3,5−ジクロロ−4−(4−(2−ピラジンカル
ボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 150)3,5−ジクロロ−4−(3−(1−メチル−2−
インドールカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノー
ル 151)3,5−ジクロロ−4−(4−(1−メチル−2−
インドールカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 152)3,5−ジクロロ−4−(3−(1−メチル−2−
ピロールカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 153)3,5−ジクロロ−4−(4−(1−メチル−2−
ピロールカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 154)3,5−ジクロロ−4−(3−(2−キノリンカル
ボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 155)3,5−ジクロロ−4−(4−(2−キノリンカル
ボキサミド)ブチルオキシ)フェノール 156)3,5−ジクロロ−4−(3−(5−メチル−2−
ピラジンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール 157)3,5−ジクロロ−4−(4−(5−メチル−2−
ピラジンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
【0093】次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表
し、本発明化合物は、前記の化合物番号で表す。 製剤例1 乳剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々10部を、キシレン
35部およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、こ
れにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14
部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を
加え、よく攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。 製剤例2 水和剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々20部を、ラウリル
硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2
部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54部
を混合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合して
各々の20%水和剤を得る。 製剤例3 粒剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々5部に、合成含水酸
化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム5部、ベントナイト30部およびクレー55部を加
え充分攪拌混合する。ついで、これらの混合物に適当量
の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥
して各々の5%粒剤を得る。 製剤例4 粉剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々1部を適当量のアセ
トンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、P
AP 0.3部およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサ
ーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%粉
剤を得る。 製剤例5 フロアブル剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々20部とソルビタン
トリオレエート 1.5部とを、ポリビニルアルコール2部
を含む水溶液28.5部と混合し、サンドグラインダーで微
粉砕(粒径3μ以下)した後、この中に、キサンタンガ
ム0.05部およびアルミニウムマグネシウムシリケート
0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレング
リコール10部を加えて攪拌混合して各々の20%水中
懸濁剤を得る。 製剤例6 油剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々 0.1部をキシレン5
部およびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯
油89.9部に混合して各々の 0.1%油剤を得る。 製剤例7 油性エアゾール 本発明化合物(1)〜(148) の各々 0.1部、テトラメス
リン 0.2部、d−フェノスリン 0.1部、トリクロロエタ
ン10部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾー
ル容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ
部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填
して各々の油性エアゾールを得る。 製剤例8 水性エアゾール 本発明化合物(1)〜(148) の各々 0.2部、d−アレス
リン 0.2部、d−フェノスリン 0.2部、キシレン5部、
脱臭灯油 3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラ
スケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したもの
と、純水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部
分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)40部を加圧充填して各々の水性エアゾールを得
る。 製剤例9 蚊取線香 本発明化合物(1)〜(148) の各々 0.3gにd−アレス
リン 0.3gを加え、アセトン20mlに溶解し、蚊取線香
用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の割合で混
合)99.4gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加
え、充分練り合わせたものを成型乾燥して各々の蚊取線
香を得る。 製剤例10 電気蚊取マット 本発明化合物(1)〜(148) の各々 0.4g、d−アレス
リン 0.3gおよびピペロニルブトキサイド 0.4gにアセ
トンを加えて溶解し、トータルで10mlとする。この溶
液 0.5mlを、 2.5cm× 1.5cm、厚さ 0.3cmの電気マット
用基材(コットンシリンターとパルプの混合物のフィブ
リルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて各々の電
気蚊取マット剤を得る。 製剤例11 加熱燻煙剤 本発明化合物(1)〜(148) の各々100mgを適量のア
セトンに溶解し、 4.0cm× 4.0cm、厚さ 1.2cmの多孔セ
ラミック板に含浸させて各々の加熱燻煙剤を得る。 製剤例12 毒餌 本発明化合物(1)〜(148) の各々10mgをアセトン
0.5mlに溶解し、この溶液を、動物用固型飼料粉末(飼
育繁殖用固型飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商
品名)5gに処理し、均一に混合する。ついてアセトン
を風乾し、各々の0.5%毒餌を得る。
【0094】次に本発明化合物が殺虫剤の有効成分とし
て有用であることを試験例により示す。なお、本発明化
合物は前記の化合物番号で示し、比較対照に用いた化合
物は表35に記載の化合物記号で示す。
【表35】 試験例1 (ハスモンヨトウに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水によ
る200倍希釈液(500ppm)2mlを、直径11cmのポ
リエチレンカップ内に調製した13gのハスモンヨトウ
用人工飼料にしみ込ませた。その中にハンモスヨトウ4
令幼虫10頭を放ち、6日後にその生死を調査し、死虫
率を求めた(2反復)。その結果、本発明化合物 (1)〜
(7),(9),(11)〜(21), (23)〜(25), (27)〜(30),(32) 〜
(34),(44),(56),(58),(59),(67),(84),(86),(89)〜(10
4),(108),(110),(111),(114) 〜 (118),(120)〜(121),
(124) 〜(127),(129) 〜(133) は各々死虫率80%以上
を示した。それに対し、比較対照に用いた化合物(A),
(B)の死虫率はいずれも0%であった。
【0095】試験例2 (コナガに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水によ
る希釈液(25ppm)をポット植えのキャベツ(5葉期)
に十分量散布処理した。風乾させた後、コナガの3令幼
虫を1ポットあたり10頭を放し、4日後に死虫率を調
査した。その結果、本発明化合物 (1),(2),(4),(6),
(7),(12)〜(14), (18)〜(21),(33) ,(34),(44),(58),
(59),(67),(84),(86),(89) ,(90),(97) ,(98),(108)
は各々死虫率80%以上を示した。一方、比較対照に用
いた化合物(A),(B)の死虫率はいずれも0%であっ
た。 試験例3 (コブノメイガに対する殺虫試験) 製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の水希釈液
(500ppm)をカップ植えのイネ幼苗(日本晴)に十分
量茎葉散布した。薬液風乾後、コブノメイガの3令幼虫
を放飼し、4日後に死虫率を調査した。その結果、本発
明化合物 (1),(2),(4),(5),(6),(7),(13),(14),(17),(1
8),(21),(32),(34),(56),(58),(59),(67),(89),(93),(1
27) の各々は死虫率80%以上を示した。一方、比較対
照に用いた化合物(A),(B)の死虫率はいずれも0%
であった。
【発明の効果】本発明化合物は、優れた殺虫効力を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 233/20 9547−4H C07C 233/20 235/04 9547−4H 235/04 237/04 9547−4H 237/04 271/10 9451−4H 271/10 271/30 9451−4H 271/30 271/40 9451−4H 271/40 275/04 9451−4H 275/04 275/26 9451−4H 275/26 275/28 9451−4H 275/28 311/02 311/02 311/04 7419−4H 311/04 311/05 7419−4H 311/05 311/23 311/23 311/31 311/31 323/20 7419−4H 323/20 323/31 7419−4H 323/31 323/39 323/39 323/50 323/50 323/64 323/64 325/02 7106−4H 325/02 327/40 7106−4H 327/40 333/04 7106−4H 333/04 335/08 7106−4H 335/08 335/10 7106−4H 335/10 C07D 207/16 C07D 207/16 207/34 207/34 209/34 209/34 213/79 213/79 237/04 237/04 241/14 241/14 277/44 277/44 295/18 295/18 Z 307/68 307/68 309/28 309/28 319/20 319/20 333/38 333/38 (72)発明者 鈴木 雅也 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 坂本 典保 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 対馬 和礼 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 茂 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)発明者 高野 仁孝 兵庫県宝塚市高司4丁目2番1号 住友化 学工業株式会社内

Claims (80)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 〔式中、R1 は、炭素数1から10のアルキル基、炭素
    数1から5のハロアルキル基、炭素数2から10のアル
    ケニル基、炭素数2から6のハロアルケニル基、炭素数
    3から9のアルキニル基、炭素数3から5のハロアルキ
    ニル基、炭素数2から7のアルコキシアルキル基または
    炭素数2から7のアルキルチオアルキル基を表わすか、 あるいは、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から
    4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコ
    キシ基で置換されてもよい炭素数3から6のシクロアル
    キル基を表わすか、 あるいは、炭素数1から4のアルキル基で置換されても
    よい炭素数4から9のシクロアルキルアルキル基を表わ
    すか、 あるいは、炭素数1から4のアルキル基で置換されても
    よい炭素数5から6のシクロアルケニル基を表わすか、 あるいは、炭素数1から4のアルキル基で置換されても
    よい炭素数6から8のシクロアルケニルアルキル基を表
    わすか、 あるいは、一般式 化2 【化2】 (式中、R12は、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、
    ペンタフルオロスルファニル基(F5 S)、炭素数1か
    ら8のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、
    炭素数1から7のアルコキシ基、炭素数1から3のハロ
    アルコキシ基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素
    数1から3のハロアルキルチオ基、炭素数3から6のア
    ルケニルオキシ基、炭素数3から6のハロアルケニルオ
    キシ基、炭素数1から3のヒドロキシアルキル基、炭素
    数2から4のアルケニル基、炭素数2から4のハロアル
    ケニル基、炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2か
    ら4のアルキニルオキシ基、炭素数2から4のハロアル
    キニル基、炭素数2から4のハロアルキニルオキシ基、
    炭素数2から4のアルコキシアルキル基、炭素数2から
    4のアルキルチオアルキル基、炭素数3から6のシクロ
    アルキル基、炭素数5から6のシクロアルケニル基、炭
    素数2から5のアルコキシカルボニル基、炭素数3から
    6のシクロアルキルオキシ基または炭素数5から6のシ
    クロアルケニルオキシ基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から3
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいフェニル基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から3
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいフェノキシ基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から3
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいベンジル基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から3
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいベンジルオキシ基を表わすか、 あるいは、l(エル)が2から5のとき、隣接する2つ
    のR12が互いに末端で結合して、トリメチレン基または
    テトラメチレン基を表すか、あるいは、ハロゲン原子も
    しくは炭素数1から3のアルキル基で置換されてもよい
    メチレンジオキシ基を表すか、あるいは、ハロゲン原子
    もしくは炭素数1から3のアルキル基で置換されてもよ
    いエチレンジオキシ基を表わす。R8 、R9 、R10およ
    びR11は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1から
    3のアルキル基またはトリフルオロメチル基を表わし、 Mは、酸素原子、NH基または硫黄原子を表わす。l
    (エル)は、0から5の整数を表わし、 pは、0から5の整数を表わし、 qは、1から5の整数を表わす。)で示されるQ1 、Q
    2 、Q3 またはQ4 を表わすか、 あるいは、置換されてもよい複素環基を表わす。R2
    3 およびR4 は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、
    炭素数1から3のハロアルキル基または炭素数1から3
    のアルキル基を表わす。R5 、R6 およびR7 は、それ
    ぞれ独立して、水素原子、炭素数1から3のアルキル基
    またはトリフルオロメチル基を表わす。Lは、C=W
    基、C(=W)NR13基、NR13C(=W)基、SO2
    NR13基、NR13SO2 基、NR13C(=W1 )W基、
    WC(=W1 )NR13基またはNR14C(=W)NR13
    基(ここで、WおよびW1 は、それぞれ独立して、酸素
    原子または硫黄原子を表わし、R13およびR14は、それ
    ぞれ独立して、水素原子、炭素数1から10のアルキル
    基、炭素数1から5のハロアルキル基、炭素数2から1
    0のアルケニル基、炭素数2から6のハロアルケニル
    基、炭素数3から9のアルキニル基または炭素数3から
    5のハロアルキニル基を表わす。)を表わし、 mは、0から4の整数を表わし、nは、0から2の整数
    を表わし、 Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素原子を表
    わす。Yは、酸素原子、NH基または硫黄原子を表わ
    す。Zは、酸素原子、硫黄原子またはNR15を表わし、
    15は水素原子または炭素数1から3のアルキル基を表
    わす。〕で示されるジハロプロペン化合物。
  2. 【請求項2】R13およびR14がそれぞれ独立して、水素
    原子または炭素数1から3のアルキル基である請求項1
    記載のジハロプロペン化合物。
  3. 【請求項3】R1 が炭素数1から10のアルキル基、炭
    素数1から5のハロアルキル基、炭素数2から10のア
    ルケニル基、炭素数2から6のハロアルケニル基、炭素
    数3から9のアルキニル基または炭素数3から5のハロ
    アルキニル基である請求項1または2記載のジハロプロ
    ペン化合物。
  4. 【請求項4】LがC(=W)NR13基である請求項1、
    2または3記載のジハロプロペン化合物。
  5. 【請求項5】R1 がQ1 、Q2 、Q3 またはQ4 である
    請求項1または2記載のジハロプロペン化合物。
  6. 【請求項6】R1 がQ1 である請求項1または2記載の
    ジハロプロペン化合物。
  7. 【請求項7】R1 がQ1 であり、かつ、LがC=W基、
    C(=W)NR13基またはSO2 NR13基である請求項
    1または2記載のジハロプロペン化合物。
  8. 【請求項8】R1 がQ1 であり、かつ、LがC(=W)
    NR13基またはSO2 NR13基である請求項1または2
    記載のジハロプロペン化合物。
  9. 【請求項9】R1 がQ1 であり、かつ、LがC(=W)
    NR13基である請求項1または2記載のジハロプロペン
    化合物。
  10. 【請求項10】R1 がQ1 であり、かつp=0であり、 かつ、LがC=W基、C(=W)NR13基またはSO2
    NR13基である請求項1または2記載のジハロプロペン
    化合物。
  11. 【請求項11】R1 が、Q1 であり、かつp=0であ
    り、 かつ、Lが、C(=W)NR13基またはSO2 NR13
    である請求項1または2記載のジハロプロペン化合物。
  12. 【請求項12】R1 がQ1 であり、かつp=0であり、 かつ、LがC(=W)NR13基である請求項1または2
    記載のジハロプロペン化合物。
  13. 【請求項13】R1 が、酸素原子、硫黄原子または窒素
    原子を少なくとも1ケ含む、(R16)sで置換されても
    よい複素5員環基であるか、あるいは、酸素原子、硫黄
    原子または窒素原子を少なくとも1ケ含む、(R16)s
    で置換されてもよい複素6員環基、{ここで、R16は、
    ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1から4の
    アルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数
    1から4のアルコキシ基、炭素数1から3のハロアルコ
    キシ基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素数1か
    ら3のハロアルキルチオ基、炭素数1から2のアルキル
    スルフィニル基、炭素数1から2のアルキルスルホニル
    基、炭素数1から2のハロアルキルスルフィニル基、炭
    素数1から2のハロアルキルスルホニル基、炭素数2か
    ら4のアルケニル基、炭素数2から4のハロアルケニル
    基、炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2から4の
    ハロアルキニル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセ
    トアミド基、アセチル基、ハロアセチル基、ホルミル
    基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、炭素数3
    から6のシクロアルキル基、(炭素数1から2のアルキ
    ル)アミノカルボニル基または〔ジ(炭素数1から2の
    アルキル)アミノ〕カルボニル基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいフェニル基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいベンジル基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいフェノキシ基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいベンジルオキシ基を表わすか、 あるいは、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル
    基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4
    のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキ
    シ基で置換されてもよいピリジルオキシ基を表わす。s
    は0から7の整数を表わす。}である請求項1または2
    記載のジハロプロペン化合物。
  14. 【請求項14】複素5員環基または複素6員環基が、2
    −ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリル基、
    2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2
    −フリル基、3−フリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基または4−ピリジル基である請求項13記載のジ
    ハロプロペン化合物。
  15. 【請求項15】複素5員環基または複素6員環基が、2
    −ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリル基、
    2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2
    −フリル基、3−フリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基または4−ピリジル基であり、 かつ、LがC=W基、C(=W)NR13基またはSO2
    NR13基である請求項13記載のジハロプロペン化合
    物。
  16. 【請求項16】複素5員環基または複素6員環基が、2
    −ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリル基、
    2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2
    −フリル基、3−フリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基または4−ピリジル基であり、 かつ、LがC(=W)NR13基またはSO2 NR13基で
    ある請求項13記載のジハロプロペン化合物。
  17. 【請求項17】複素5員環基または複素6員環基が、2
    −ピラジニル基、2−インドリル基、2−ピロリル基、
    2−キノリル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2
    −フリル基、3−フリル基、2−ピリジル基、3−ピリ
    ジル基または4−ピリジル基であり、 かつ、LがC(=W)NR13基である請求項13記載の
    ジハロプロペン化合物。
  18. 【請求項18】複素5員環基または複素6員環基が、1
    −ピロリジニル基または1−ピペラジニル基であり、か
    つ、LがC=WまたはC(=W)NR13である請求項1
    3記載のジハロプロペン化合物。
  19. 【請求項19】R2 、R3 およびR4 が、それぞれ独立
    して、ハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基
    である請求項1または2記載のジハロプロペン化合物。
  20. 【請求項20】R2 およびR3 が共に塩素原子であり、
    4 が水素原子である請求項1または2記載のジハロプ
    ロペン化合物。
  21. 【請求項21】YおよびZが共に酸素原子である請求項
    1または2記載のジハロプロペン化合物。
  22. 【請求項22】R5 、R6 およびR7 が、それぞれ独立
    して、水素原子または炭素数1から3のアルキル基であ
    る請求項1または2記載のジハロプロペン化合物。
  23. 【請求項23】R5 、R6 およびR7 が共に水素原子で
    ある請求項1または2記載のジハロプロペン化合物。
  24. 【請求項24】LがWC(=W1 )NR13基である請求
    項1、2または3記載のジハロプロペン化合物。
  25. 【請求項25】請求項1〜24のいずれかに記載のジハ
    ロプロペン化合物を有効成分として含有することを特徴
    とする殺虫剤。
  26. 【請求項26】一般式 化3 【化3】 (式中、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素
    原子を表わし、R18およびR19は、それぞれ独立して、
    ハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基を表わ
    し、R17はアミノ基またはカルボキシル基を表わし、R
    5 、R6 およびR 7 は、それぞれ独立して、水素原子、
    炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメチル
    基を表わし、mは0から4の整数を表す。)で示される
    化合物。
  27. 【請求項27】R5 、R6 およびR7 が共に水素原子で
    あり、かつ、mが2または3である、請求項26記載の
    化合物。
  28. 【請求項28】3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプ
    ロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペ
    ニルオキシ)ベンゼン
  29. 【請求項29】3,5−ジクロロ−4−(3−アミノプ
    ロピルオキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペ
    ニルオキシ)ベンゼン
  30. 【請求項30】3,5−ジクロロ−4−(4−アミノブ
    チロキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニル
    オキシ)ベンゼン
  31. 【請求項31】3,5−ジクロロ−4−(4−アミノブ
    チロキシ)−1−(3,3−ジブロモ−2−プロペニル
    オキシ)ベンゼン
  32. 【請求項32】4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3
    −ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸
  33. 【請求項33】4−(2,6−ジクロロ−4−(3,3
    −ジブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)酪酸
  34. 【請求項34】5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3
    −ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草
  35. 【請求項35】5−(2,6−ジクロロ−4−(3,3
    −ジブロモ−2−プロペニルオキシ)フェノキシ)吉草
  36. 【請求項36】一般式 化4 【化4】 〔式中、R20は、請求項1記載のQ1 を表わすか、 あるいは、請求項13記載のR1 のうち、複素5員環基
    または複素6員環基が2−フリル基、3−フリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピラジニル基、2
    −インドリル基、2−ピロリル基、2−キノリル基、2
    −ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基で
    あるものを表わす。 R2 およびR3 は、それぞれ独立
    して、ハロゲン原子、炭素数1から3のハロアルキル基
    または炭素数1から3のアルキル基を表わし、 R5 、R6 およびR7 は、それぞれ独立して、水素原
    子、炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメ
    チルを表わす。L1 は、C=W基、C(=W)NR131
    基またはSO2 NR131 基(ここで、Wは酸素原子また
    は硫黄原子を表わし、R131 は水素原子または炭素数1
    から3のアルキル基を表わす。)を表わす。mは0から
    4の整数を表す。〕で示されるフェノール化合物。
  37. 【請求項37】複素5員環基または複素6員環基が2−
    ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基であ
    る請求項36記載のフェノール化合物。
  38. 【請求項38】R20がQ1 であり、かつp=0である
    か、 あるいは、請求項13記載のR1 のうち、複素5員環基
    または複素6員環基が2−フリル基、3−フリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピラジニル基、2
    −インドリル基、2−ピロリル基、2−キノリル基、2
    −ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基で
    ある、請求項36または37記載のフェノール化合物。
  39. 【請求項39】R20がQ1 であり、かつp=0である
    か、 あるいは、請求項13記載のR1 のうち、複素5員環基
    または複素6員環基が2−フリル基、3−フリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピラジニル基、2
    −インドリル基、2−ピロリル基、2−キノリル基、2
    −ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基で
    あり、かつ、L1 がC(=W)NR131基またはSO2
    NR131 基である、請求項36または37記載のフェノ
    ール化合物。
  40. 【請求項40】R20がQ1 であり、かつp=0である
    か、 あるいは、請求項13記載のR1 のうち、複素5員環基
    または複素6員環基が2−フリル基、3−フリル基、2
    −チエニル基、3−チエニル基、2−ピラジニル基、2
    −インドリル基、2−ピロリル基、2−キノリル基、2
    −ピリジル基、3−ピリジル基または4−ピリジル基で
    あり、かつ、 R2 およびR3 が、ハロゲン原子または炭素数1から3
    のアルキル基であり、 L1 がC(=W)NR131 基またはSO2 NR131 基で
    ある、請求項36または37記載のフェノール化合物。
  41. 【請求項41】3,5−ジクロロ−4−(3−ベンザミ
    ドプロピルオキシ)フェノール
  42. 【請求項42】3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ク
    ロロベンザミド)プロピルオキシ)フェノール
  43. 【請求項43】3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ト
    リフルオロメチルベンザミド)プロピルオキシ)フェノ
    ール
  44. 【請求項44】3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ト
    リフルオロメトキシベンザミド)プロピルオキシ)フェ
    ノール
  45. 【請求項45】3,5−ジクロロ−4−(4−ベンザミ
    ドブチロキシ)フェノール
  46. 【請求項46】3,5−ジクロロ−4−(4−(4−ク
    ロロベンザミド)ブチロキシ)フェノール
  47. 【請求項47】3,5−ジクロロ−4−(4−(4−ト
    リフルオロメチルベンザミド)ブチロキシ)フェノール
  48. 【請求項48】3,5−ジクロロ−4−(4−(4−ト
    リフルオロメトキシベンザミド)ブチロキシ)フェノー
  49. 【請求項49】3,5−ジクロロ−4−(3−(5−ト
    リフルオロメチルピコリン酸アミド)プロピルオキシ)
    フェノール
  50. 【請求項50】3,5−ジクロロ−4−(4−(5−ト
    リフルオロメチルピコリン酸アミド)ブチロキシ)フェ
    ノール
  51. 【請求項51】3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ト
    リフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)プロピルオ
    キシ)フェノール
  52. 【請求項52】3,5−ジクロロ−4−(4−(4−ト
    リフルオロメチルベンゼンスルホンアミド)ブチロキ
    シ)フェノール
  53. 【請求項53】3,5−ジクロロ−4−(3−(5−ト
    リフルオロメチルピリジン−2−スルホンアミド)プロ
    ピルオキシ)フェノール
  54. 【請求項54】3,5−ジクロロ−4−(4−(5−ト
    リフルオロメチルピリジン−2−スルホンアミド)ブチ
    ロキシ)フェノール
  55. 【請求項55】3,5−ジクロロ−4−(3−(2−フ
    ランカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  56. 【請求項56】3,5−ジクロロ−4−(4−(2−フ
    ランカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  57. 【請求項57】3,5−ジクロロ−4−(3−(3−フ
    ランカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  58. 【請求項58】3,5−ジクロロ−4−(4−(3−フ
    ランカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  59. 【請求項59】3,5−ジクロロ−4−(3−(5−ブ
    ロモ−2−フランカルボキサミド)プロピルオキシ)フ
    ェノール
  60. 【請求項60】3,5−ジクロロ−4−(4−(5−ブ
    ロモ−2−フランカルボキサミド)ブチルオキシ)フェ
    ノール
  61. 【請求項61】3,5−ジクロロ−4−(3−(2−チ
    オフェンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  62. 【請求項62】3,5−ジクロロ−4−(4−(2−チ
    オフェンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  63. 【請求項63】3,5−ジクロロ−4−(3−(3−チ
    オフェンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  64. 【請求項64】3,5−ジクロロ−4−(4−(3−チ
    オフェンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  65. 【請求項65】3,5−ジクロロ−4−(3−(5−メ
    チル−2−チオフェンカルボキサミド)プロピルオキ
    シ)フェノール
  66. 【請求項66】3,5−ジクロロ−4−(4−(5−メ
    チル−2−チオフェンカルボキサミド)ブチルオキシ)
    フェノール
  67. 【請求項67】3,5−ジクロロ−4−(3−(2−ピ
    ラジンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  68. 【請求項68】3,5−ジクロロ−4−(4−(2−ピ
    ラジンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  69. 【請求項69】3,5−ジクロロ−4−(3−(1−メ
    チル−2−インドールカルボキサミド)プロピルオキ
    シ)フェノール
  70. 【請求項70】3,5−ジクロロ−4−(4−(1−メ
    チル−2−インドールカルボキサミド)ブチルオキシ)
    フェノール
  71. 【請求項71】3,5−ジクロロ−4−(3−(1−メ
    チル−2−ピロールカルボキサミド)プロピルオキシ)
    フェノール
  72. 【請求項72】3,5−ジクロロ−4−(4−(1−メ
    チル−2−ピロールカルボキサミド)ブチルオキシ)フ
    ェノール
  73. 【請求項73】3,5−ジクロロ−4−(3−(2−キ
    ノリンカルボキサミド)プロピルオキシ)フェノール
  74. 【請求項74】3,5−ジクロロ−4−(4−(2−キ
    ノリンカルボキサミド)ブチルオキシ)フェノール
  75. 【請求項75】3,5−ジクロロ−4−(3−(5−メ
    チル−2−ピラジンカルボキサミド)プロピルオキシ)
    フェノール
  76. 【請求項76】3,5−ジクロロ−4−(4−(5−メ
    チル−2−ピラジンカルボキサミド)ブチルオキシ)フ
    ェノール
  77. 【請求項77】3,5−ジクロロ−4−(3−(N−
    (4−トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)プ
    ロピルオキシ)フェノール
  78. 【請求項78】3,5−ジクロロ−4−(4−(N−
    (4−トリフルオロメチルフェニル)カルバモイル)ブ
    チロキシ)フェノール
  79. 【請求項79】3,5−ジクロロ−4−(3−(N−
    (5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイ
    ル)プロピルオキシ)フェノール
  80. 【請求項80】3,5−ジクロロ−4−(4−(N−
    (5−トリフルオロメチル−2−ピリジル)カルバモイ
    ル)ブチロキシ)フェノール
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