JP2002355850A - 成形加飾用シート及び射出成形同時積層方法 - Google Patents

成形加飾用シート及び射出成形同時積層方法

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JP2002355850A
JP2002355850A JP2001164133A JP2001164133A JP2002355850A JP 2002355850 A JP2002355850 A JP 2002355850A JP 2001164133 A JP2001164133 A JP 2001164133A JP 2001164133 A JP2001164133 A JP 2001164133A JP 2002355850 A JP2002355850 A JP 2002355850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空成形積層法、射出成形同時積層法等の成
形加飾技術にて、シートの皺や亀裂発生を防ぎつつ耐擦
傷性も良好にする。 【解決手段】 着色剤を添加した熱可塑性樹脂から成る
着色基材シート1上に、適宜絵柄インキ層等の装飾層3
を形成し、更にその上に、電離放射線硬化性樹脂と熱可
塑性樹脂との混合物から成り該電離放射線硬化性樹脂が
硬化されて成る表面基材シート2を積層した構成の成形
加飾用シートSを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形同時積層
(加飾)方法や真空成形積層方法等の如く、成形加飾用
シートを成形して被着体に積層することで該被着体を加
飾する成形加飾技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、樹脂成形品等の被着体の立体
表面に成形加飾用シートを成形して積層し加飾すること
が行われている。例えば、特公昭50−19132号公
報等記載の射出成形同時積層方法、或いは特公昭60−
58014号公報等記載の真空成形積層方法等の成形加
飾技術よる加飾である。
【0003】この様な成形加飾技術に用いる成形加飾用
シートとしては、(1)アクリル樹脂、ABS樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリオレフィン系樹脂等の熱可塑
性樹脂から成る透明基材シートの裏面に、印刷による絵
柄インキ層等の装飾層を設けた、樹脂シートが単層構成
の成形加飾用シート、(2)隠蔽性の着色剤を添加し
た、熱可塑性樹脂から成る着色基材シート上に、絵柄イ
ンキ層等の装飾層、及び熱可塑性樹脂から成る透明基材
シートを積層した、樹脂シートが積層構成の成形加飾用
シート、(3)上記(2)のシートの透明基材シート上
に、更に電離放射線硬化性樹脂の硬化物の硬質塗膜を形
成した構成の成形加飾用シート、(4)特公平5−43
507号公報等記載の成形加飾用シートでは、積層構成
の成形加飾用シートの表面基材シートを、未硬化状態に
於いて常温で固体とした電離放射線硬化性樹脂の未硬化
物により構成し、成形後に硬化させる、成形加飾用シー
ト等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き構成の成形加飾用シートでは、次の様な欠点があっ
た。
【0005】すなわち、上記(1)の成形加飾用シート
では、成形性等は良いが、装飾層としてせいぜい数μm
厚みの絵柄インキ層のみでは、成形品樹脂等の被着体の
色を十分に隠蔽できなかった。また、アクリル樹脂等に
よる非硬化の熱可塑性樹脂シートが表面となるので、表
面の硬度が不足し、耐擦傷性は不十分であった。更に、
射出成形同時積層方法に用いる場合、射出樹脂の熱と圧
力に樹脂シート或いは装飾層が耐え切れず、絵柄インキ
層等の装飾層が流動、変形する事もあった。
【0006】これに対して、上記(2)の成形加飾用シ
ートでは、被着体色に対する隠蔽性、射出成形同時積層
時の装飾層の流動、変形については改善される。しか
し、依然として、表面の硬度は不十分である。加えて、
射出成形同時積層時、或いは真空成形積層時に成形加飾
用シートに加える圧力で、成形加飾用シートが伸び過ぎ
てしまい、被着体表面に成形加飾用シートを積層した加
飾物品の表面には、皺が発生すると言う、新たな欠点を
生じることもあった。
【0007】また、上記(3)の成形加飾用シートで
は、上記(2)の欠点は改善される。しかし、今度は、
成形加飾用シートが成形され伸ばされる時に、硬質塗膜
に亀裂が入ると言う新たな欠点を生じる。
【0008】また、上記(4)の成形加飾用シートで
は、隠蔽性の不足、装飾層の流動変形、成形時の亀裂、
及び耐擦傷性不足と言った欠点は改善されるが、成形時
の皺はなお未改善である。また、それに加え、新たな欠
点も発生した。すなわち、一旦、立体凹凸形状に成形さ
れた未硬化の表面基材シートの全面に対して、均一に電
離放射線照射を行うことは、困難な作業であり、作業時
間、労力ともに多くなり、また、部分的に照射不足で物
性不良を生じる場合も起きる。また、前記の通り、表面
基材シートを未硬化(熱可塑性状態)のままで成形する
と、成形加飾用シートの伸び、皺を生じることがある
が、しかし、かと言って、硬化後に成形すると、今度は
成形加飾用シートに亀裂発生又は形状追従不足を生じ、
結局、皺解消と亀裂及び形状追従不足解消との両立は不
可能であった。
【0009】すなわち、本発明の課題は、射出成形同時
積層方法、真空成形積層方法等の成形加飾技術に於い
て、成形加飾用シートの皺発生及び表面亀裂の防止と、
耐擦傷性との両立を図ることである。更に、被着体に対
する良好な隠蔽性と、射出成形同時積層に於ける場合
の、装飾層の流動・変形を防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題を解決
すべく、本発明の成形加飾用シートでは、着色剤を添加
した熱可塑性樹脂から成る隠蔽性の着色基材シート上
に、電離放射線硬化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物か
ら成り該電離放射線硬化性樹脂が硬化されて成る表面基
材シートを積層して成る構成とした。
【0011】この様に、表面基材シートを、電離放射線
硬化性樹脂に加えて熱可塑性樹脂が混合された混合物と
し、且つ該電離放射線硬化性樹脂は成形加飾用シートの
段階で既に硬化済みとしておく事により、該シートを使
用するときは、電離放射線硬化性樹脂の低伸度、高弾性
率の物性により、射出成形同時積層時、真空成形積層時
等の成形加飾時の熱圧でも、成形加飾用シートが過度に
伸びない様になり、また加飾物品表面の耐擦傷性も得ら
れる。それを以って、成形加飾用シート成形時の皺発生
を防止できる。尚且つ、表面基材シート中の熱可塑性樹
脂、及び着色基材シートの熱可塑性樹脂の各樹脂の熱可
塑性、高伸度、及び低弾性率の物性により、成形形状へ
の形状追従性が確保され、その結果、成形加飾用シート
の表面亀裂発生を防止できる。以上の結果、成形加飾用
シートの皺発生及び表面亀裂の防止と、耐擦傷性との両
立が図れる。また、着色基材シートによって、被着体に
対する良好な隠蔽性を得ることもできる。
【0012】また、本発明の成形加飾用シートは、上記
構成に対して、更に着色基材シートと表面基材シートと
の間に装飾層を有する構成とした。
【0013】この様な構成とすることで、装飾層で絵柄
を表現する等して、更に高意匠にできる。しかも、装飾
層は、表面基材シートと着色基材シート間に位置するの
で、装飾層は表側及び裏側の両方から保護され、射出成
形同時積層方法に適用する場合に、装飾層の流動・変形
を防止できる。
【0014】また、本発明の射出成形同時積層方法は、
表面基材シートの電離放射線硬化性樹脂は硬化済みであ
る、上記いずれかの成形加飾用シートを、その表面基材
シートに対して着色基材シートが射出樹脂側に面する向
きにして、雌雄両型間に挿入した後、両型を型締めし、
両型で形成されるキャビティ内に流動状態の樹脂を射出
し、該樹脂を固化させた後、型開きして、樹脂成形物表
面に前記成形加飾用シートが積層された加飾成形品を得
る、様な方法とした。
【0015】この様な方法とすることで、得られる加飾
成形品は、前述本発明の成形加飾用シートの作用効果を
享受できる。すなわち、成形加飾用シートの皺発生及び
表面亀裂の防止と、耐擦傷性との両立が図れ、更に、被
着体である樹脂成形物に対する良好な隠蔽性も得られ、
樹脂射出時の熱圧で、装飾層が流動・変形するのを防止
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】〔概要〕先ず、図1の断面図で本発明の成
形加飾用シートを例示する。図1(A)の成形加飾用シ
ート10は、着色剤を添加した熱可塑性樹脂から成る隠
蔽性の着色基材シート1上に、装飾層3、電離放射線硬
化性樹脂と熱可塑性樹脂との混合物から成り該電離放射
線硬化性樹脂が硬化されて成る表面基材シート2が、順
次積層された構成のシートである。また、図1(B)の
成形加飾用シート10は、図1(A)の構成に対して、
装飾層3と表面基材シート2間に接着剤層4を有する構
成のシートである。これらの様な構成とする事で、皺と
表面亀裂の発生防止と、耐擦傷性とを両立できる上、被
着体に対する隠蔽性、射出成形同時積層時での装飾層の
流動・変形を防げる様になる。
【0018】〔着色基材シート〕着色基材シート1に
は、着色剤を添加した熱可塑性樹脂から成る着色された
隠蔽性の樹脂シートを用いる。着色基材シートに熱可塑
性樹脂を用いるのは、入手が容易な上、真空成形積層方
法、射出成形同時積層方法等に於いて、成形加飾用シー
トを熱及び圧によって成形して被着体に積層する為の成
形性を得やすいからである。また、着色剤を添加してお
くことによって、樹脂成形物等の被着体の色が邪魔にな
る場合でも、着色を隠蔽性としておくことによって、被
着体色を隠蔽することもできる。また、成形加飾用シー
トが表現する意匠色、柄意匠の基調色等としても利用で
きる。
【0019】なお、本明細書にて、表面とは、成形加飾
用シートを被着体表面に積層した状態(すなわち加飾物
品の状態)に於いて、外側に向く側である。また、その
反対面、すなわち、被着体側に向く側を裏面と呼称す
る。また、表面基材シートは着色基材シートに対して、
成形加飾用シートを被着体表面に積層した状態に於い
て、外側に位置するシートである。
【0020】上記の如き成形性を有する熱可塑性樹脂と
しては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
ブテン、エチレン−プロピレン共重合体、オレフィン系
熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、エチレン−テレフタレート−イソフタレート共重合
体、成形性ポリエステル樹脂等のポリエステル樹脂、ア
クリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリスチレン樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン共重合体)、AS樹脂(アクリロニ
トリル−スチレン共重合体)、ポリアミド樹脂(例え
ば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610等)等
が使用できる。
【0021】なお、前記アクリル樹脂としては、例え
ば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アク
リル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル
−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリ
ル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−
(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリ
ル酸エステルを含む単独又は共重合体からなる樹脂を、
1種又は2種以上混合して使用する。なお、(メタ)ア
クリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸を意味す
る。
【0022】また、成形性ポリエステル樹脂としては、
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、非晶性ポリエス
テル等が使用できる。上記ポリエステル系熱可塑性エラ
ストマーとしては、ハードセグメントに高結晶で高融点
の芳香族ポリエステル、ソフトセグメントにはガラス転
移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテル等を使用し
たブロックポリマー等があり、該高結晶性で高融点の芳
香族ポリエステルには、例えばポリブチレンテレフタレ
ートが使用され、該非晶性ポリエーテルには、ポリテト
ラメチレングリコール等が使用される。また、前記非晶
質ポリエステルとしては、代表的には、エチレングリコ
ール−1,4−シクロヘキサンジメタノール−テレフタ
ル酸共重合体がある。
【0023】そして、着色基材シートとしては、上記の
様な樹脂を1種又は2種以上を用いた、単層又は多層構
成の樹脂シートを使用することができる。
【0024】また、成形加飾用シートを射出成形同時積
層方法に用いる場合には、最裏面に位置させる形態の場
合の着色基材シートは、成形加飾用シートを積層すべき
被着体となる射出樹脂との熱融着性の高い樹脂を選ぶこ
とで、最裏面層として裏面接着剤層を設けずに、被着体
との密着良く積層接着させる事もできる。具体的には、
射出樹脂と同系統の樹脂を選ぶと良い結果を得やすい。
特に最近、環境生態系保護(エコロジー)の面からは射
出樹脂にポリプロピレン系等のポリオレフィン系樹脂が
用いられる事が多いので、これに対しては着色基材シー
トの樹脂もポリプロピレン系等のポリオレフィン系樹脂
は好ましい樹脂の一つである。但し、ポリプロピレンに
よる着色基材シートは、50〜120℃程度の温度でシ
ートが伸び易くなっており、この為、ポリプロピレンシ
ート単体では、過度に伸び過ぎて皺が出易くなることが
あるが、本発明の成形加飾用シートでは、この様な樹脂
のシートを着色基材シートに用いても、表面基材シート
の方で、着色基材シートの過度な伸び易さを適度に抑え
ることができるので、皺発生無く使用できる。
【0025】また、上記の様な熱可塑性樹脂に添加さ
れ、着色基材シートを着色する着色剤としては、用途に
応じて公知の着色剤を使用する。例えば、着色剤として
は、チタン白、亜鉛華、カーボンブラック、鉄黒、弁
柄、クロムバーミリオン、群青、コバルトブルー、黄
鉛、チタンイエロー等の無機顔料、フタロシアニンブル
ー、インダスレンブルー、イソインドリノンイエロー、
ベンジジンイエロー、キナクリドンレッド、ポリアゾレ
ッド、ペリレンレッド、アニリンブラック等の有機顔料
(或いは染料も含む)、或いは、アルミニウム、真鍮、
等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲
母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢顔料
(パール顔料)等を用いることができる。
【0026】なお、着色は、成形加飾用シートを貼着す
る被着体の色や表面模様を隠蔽する事も考慮して、通常
は不透明着色とするが、その必要性が無ければ透明着色
としても良い。また、透明着色でもその色によって有る
程度の隠蔽性は得られるが、十分な隠蔽性を得る為に
は、チタン白、カーボンブラック(墨)等の高隠蔽性の
着色剤を添加すれば良い。また、着色基材シートは、そ
の着色によって、成形加飾用シートに隠蔽(不透明)性
の他にも、基調色を付与する形態を採用することもでき
る。
【0027】なお、着色基材シート中には、必要に応じ
て適宜、安定剤、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
ヒンダードアミン系光安定剤、体質顔料、帯電防止剤、
難燃剤等の公知の各種添加剤を、物性調整の為に添加す
ることができる。
【0028】また、着色基材シートの厚みは、コスト
面、成形適性(形状追従性、皺発生防止等)、取り扱い
性等の観点から、通常50〜300μm程度(多層の場
合は総厚)が好ましいが、特に限定は無い。
【0029】また、着色基材シートの表面、裏面、或い
は表裏両面等の他層(装飾層、被着体、裏面接着剤層
等)との接触面は、必要に応じ適宜、公知の易接着処
理、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処
理等の表面処理、2液硬化型ウレタン樹脂等によるプラ
イマー層形成等を行い、他層との密着性強化を行う。
【0030】〔表面基材シート〕表面基材シート2は、
成形加飾用シートの表面を成す基材シートであり、本発
明では、この表面基材シートを、電離放射線硬化性樹脂
と熱可塑性樹脂との混合物から成り且つ該電離放射線硬
化性樹脂が硬化されて成る状態の樹脂シートで構成す
る。表面基材シート2は、予め成膜した樹脂シートを、
着色基材シートに接着して積層する他、着色基材シート
上に塗工法で積層しても良い。なお、成膜及び塗工は公
知の方法によれば良い。そして、積層後に、電離放射線
照射で混合物中の電離放射線硬化性樹脂を硬化させて硬
化物とすることで、最終的に表面基材シートが形成され
る。なお、予め成膜した樹脂シートを用いる場合には、
該樹脂シートを、着色基材シートに積層前に電離放射線
硬化性樹脂分を硬化させても良い。
【0031】上記電離放射線硬化性樹脂としては、公知
の電離放射線硬化性樹脂を用途に応じて適宜選択使用す
れば良い。
【0032】なお、電離放射線硬化性樹脂は、電離放射
線により硬化可能な組成物であり、具体的には、分子中
にラジカル重合性不飽和結合、又はカチオン重合性官能
基を有する、プレポリマー(所謂オリゴマーも包含す
る)及び/又はモノマーを適宜混合した電離放射線によ
り硬化可能な組成物が好ましくは用いられる。これらプ
レポリマー又はモノマーは単体又は複数種を混合して用
いる。なお、硬化は、より良好なる耐擦傷性が得られる
点で、架橋硬化とするのが好ましい。
【0033】上記プレポリマー又はモノマーは、具体的
には、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アク
リロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキ
シ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物からな
る。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによ
るポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましくは用
いられる。なお、例えば(メタ)アクリロイル基とは、
アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。ラ
ジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーの例として
は、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メ
タ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メ
ラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アク
リレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が使用で
きる。分子量としては、通常250〜100,000程
度のものが用いられる。
【0034】ラジカル重合性不飽和基を有するモノマー
の例としては、単官能モノマーとして、メチル(メタ)
アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等がある。
また、多官能モノマーとして、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサ
イドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサ(メタ)アクリレート等もある。カチオン重合
性官能基を有するプレポリマーの例としては、ビスフェ
ノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等
のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系
ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマ
ーがある。チオールとしては、トリメチロールプロパン
トリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチ
オグリコレート等のポリチオールがある。また、ポリエ
ンとしては、ジオールとジイソシアネートによるポリウ
レタンの両端にアリルアルコールを付加したもの等があ
る。
【0035】なお、紫外線又は可視光線にて硬化させる
場合には、上記電離放射線硬化性樹脂に、さらに光重合
開始剤を添加する。ラジカル重合性不飽和基を有する樹
脂系の場合は、光重合開始剤として、アセトフェノン
類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル類を単独又は混合して用
いることができる。また、カチオン重合性官能基を有す
る樹脂系の場合は、光重合開始剤として、芳香族ジアゾ
ニウム塩、芳香族スルホニウム塩、芳香族ヨードニウム
塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル
等を単独又は混合物として用いることができる。なお、
これらの光重合開始剤の添加量としては、電離放射線硬
化性樹脂100質量部に対して、0.1〜10質量部程
度である。
【0036】また、電離放射線硬化性樹脂と混合する熱
可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、
オレフィン系熱可塑性エラストマー等のポリオレフィン
系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、エチレン−テレフタレート−イソフタレ
ート共重合体、成形性ポリエステル樹脂等のポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体)、AS樹脂
(アクリロニトリル−スチレン共重合体)、ポリアミド
樹脂(例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6
10等)、熱可塑性ウレタン樹脂、フッ素樹脂等が使用
できる。
【0037】なお、前記アクリル樹脂としては、例え
ば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アク
リル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル
−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリ
ル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−
(メタ)アクリル酸メチル共重合体、(メタ)アクリル
酸メチル−(メタ)アクリル酸2ヒドロキシエチル共重
合体、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸
2ヒドロキシ3フェノキシプロピル共重合体等の(メ
タ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からな
る樹脂を、1種又は2種以上混合して使用する。なお、
(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸
を意味する。
【0038】また、成形性ポリエステル樹脂としては、
ポリエステル系熱可塑性エラストマー、非晶性ポリエス
テル等が使用できる。上記ポリエステル系熱可塑性エラ
ストマーとしては、ハードセグメントに高結晶で高融点
の芳香族ポリエステル、ソフトセグメントにはガラス転
移温度が−70℃以下の非晶性ポリエーテル等を使用し
たブロックポリマー等があり、該高結晶性で高融点の芳
香族ポリエステルには、例えばポリブチレンテレフタレ
ートが使用され、該非晶性ポリエーテルには、ポリテト
ラメチレングリコール等が使用される。また、前記非晶
質ポリエステルとしては、代表的には、エチレングリコ
ール−1,4−シクロヘキサンジメタノール−テレフタ
ル酸共重合体がある。
【0039】また、フッ素樹脂としては、ポリフッ化ビ
ニル、ポリフッ化ビニリデン、エチレン−4フッ化エチ
レン共重合体等がある。
【0040】そして、電離放射線硬化性樹脂と熱可塑性
樹脂との混合比を調整する事によって、用途に応じて目
指すべき、成形性(シート成形時の形状追従性)と表面
物性(耐擦傷性等)とのバランスを調整することができ
る。例えば、成形性、及び亀裂防止を重視するのであれ
ば、熱可塑性樹脂の混合比を増やし、耐擦傷性等の表面
強度、及び成形時の皺防止を重視するのであれば、電離
放射線硬化性樹脂の混合比を増やす。混合比は質量比で
通常、電離放射線硬化性樹脂/熱可塑性樹脂=2/8〜
8/2程度である。なお、要求物性等に応じて、電離放
射線硬化性樹脂及び熱可塑性樹脂は、それぞれ、1種単
独使用の他に、2種以上混合使用しても良い。
【0041】また、この熱可塑性樹脂は、表面層となる
表面基材シートに用いる点で、耐候性、耐汚染性、また
通常は更に透明性の高いものが好ましい。また、表面基
材シートにも、十分な熱可塑性、低弾性、高伸度を付与
することが好ましい。これらの点では、特に、アクリル
樹脂、ポリオレフィン系樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂等
が好ましい。なお、熱可塑性ウレタン樹脂の場合、特に
そのイソシアネート成分に脂肪族或いは脂環式のものを
用いた、いわゆる無黄変型のウレタン樹脂が好ましい。
【0042】なお、表面基材シート中には、更に必要に
応じ、公知の各種添加剤を添加することができる。これ
らの添加剤としては、例えば、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム等の微粉末からなる体質顔料(充填剤)、モンタ
ンワックス、蝋、パラフィンワックス等の滑剤、シリ
カ、アルミナ、アルミノシリケート、ガラス等の球形、
多面体、鱗片形等の形状の粒子から成る減摩剤、染料、
顔料等の着色剤、ベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノ
ン系、サリチル酸エステル系等の有機化合物や、粒径
0.2μm以下の微粒子状の酸化亜鉛、酸化セリウム、
酸化チタン等の無機物化合物等による紫外線吸収剤(電
離放射線硬化性樹脂が電子線硬化性の場合)、酸化防止
剤、帯電防止剤、難燃剤、防黴剤、抗菌剤等である。な
お、上記着色剤としては、着色基材シートで列記した様
な着色剤を使用できる。
【0043】なお、電離放射線としては、電離放射線硬
化性樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネル
ギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常用
いられるものは、紫外線又は電子線であるが、この他、
可視光線、X線、イオン線等を用いる事も可能である。
紫外線源としては、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水
銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハラ
イドランプ等の光源が使用される。紫外線の波長として
は通常190〜380nmの波長域が主として用いられ
る。電子線源としては、コッククロフトワルトン型、バ
ンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、或
いは、直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電
子線加速器を用い、100〜1000keV、好ましく
は、100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照
射するものが使用される。
【0044】なお、表面基材シートの厚みは、耐擦傷性
等の表面強度、成形性、また適宜必要とされる意匠性
(塗装感、透明感等)、或いは、コスト面等の点で、通
常5〜300μm程度(多層の場合は総厚)であるが、
特に限定は無い。また、表面シートは不透明でも良い
が、表面基材シートと着色基材シート間に設けた絵柄イ
ンキ層等の装飾層の絵柄、或いは着色基材シートの色が
見える様にした意匠とするには、表面基材シートは透明
(着色又は無着色)とするのは、もちろんである。
【0045】また、表面基材シートを、予め成膜した樹
脂シートで構成する場合その裏面は、着色基材シートの
場合と同様に、必要に応じ適宜、公知の易接着処理、例
えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、オゾン処理等の
表面処理、2液硬化型ウレタン樹脂等によるプライマー
層形成等を行い、他層との密着性強化を行っても良い。
【0046】〔装飾層〕絵柄インキ層、金属薄膜層等に
よる装飾層3を、必要に応じ適宜設けても良い。装飾層
は、表面基材シートの表面側でも良いが、好ましくは、
表面基材シートによる耐擦傷性等の表面強度が享受でき
る点で、表面基材シートよりも裏面側に設ける。但し、
より好ましくは、成形加飾用シートの裏側からも保護で
きる点で、着色基材シートの表面側に設ける。従って、
装飾層は、着色基材シートと表面基材シートとの間に設
けるのが好ましい。
【0047】装飾層を、着色基材シートと表面基材シー
ト間に設けることで、特に、射出成形同時積層方法に好
適な成形加飾用シートとなる。それは、射出成形同時積
層方法の場合、成形加飾用シートの裏面に露出して設け
た装飾層では、射出樹脂と接して該射出樹脂の熱圧で、
着色基材シートが軟化・流動化したり、或いは装飾層が
インキからなる絵柄インキ層では、それ自体が軟化・流
動化したりして、装飾層が変形したり流失したする事が
あるが、装飾層を着色基材シートと表面基材シートとの
間に設ければ、装飾層の上記の如き損傷が防げるからで
ある。特に、装飾層が絵柄インキ層の場合には、該イン
キ層自体の軟化・流動化も防げ、効果的である。
【0048】絵柄インキ層は、インキ(或いは塗液)を
用いて、グラビア印刷、活版印刷、オフセット印刷、シ
ルクスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷、イン
キジェット印刷等公知の印刷法、或いは手描き法等の従
来公知の形成法によって形成することができる。絵柄イ
ンキ層は、全面に、或いは所望のパターン状に部分的に
形成する。なお、全面に形成する場合には、グラビアコ
ート、ロールコート等の従来公知の塗工法を用いて形成
することもできる。
【0049】なお、絵柄インキ層の形成(印刷や塗工
等)に用いるインキは、通常、バインダー等からなるビ
ヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各種
添加剤からなるが、バインダーの樹脂には、アクリル樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリプロ
ピレン、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、ウレタ
ン樹脂等の単体又は混合物が用いられる。
【0050】なお、上記アクリル樹脂としては、例え
ば、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリブチル(メ
タ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレート−ブチ
ル(メタ)アクリレート共重合体、メチル(メタ)アク
リレート−スチレン共重合体等のアクリル樹脂、或い
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、オクチル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト等と、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アク
リレート等の分子中に水酸基を有する(メタ)アクリル
酸エステルとを共重合させて得られるアクリルポリオー
ル等のアクリル樹脂を、単体又は2種以上混合して使用
する。なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレート
又はメタクリレートを意味する。
【0051】また、上記ウレタン樹脂としては、2液硬
化型ウレタン樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂等が用いられ
る。なお、2液硬化型ウレタン樹脂は、ポリオールを主
剤とし、多価イソシアネートを架橋剤とする。ポリオー
ルとしては、アクリルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリカーボネートポリオール、ポリエーテルポリ
オール、ポリウレタンポリオール等が、また、多価イソ
シアネートとしては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−
4,4′−ジイソシアネート等の芳香族イソシアネー
ト、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネ
ート等の脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネートが用い
られる。或いは、イソシアネートとしては、これらイソ
シアネートの多量体、又は付加体を用いても良い。
【0052】また、上記着色剤としては、例えば、着色
基材シートで列記した様な着色剤を使用することができ
る。
【0053】なお、金属薄膜層は、アルミニウム、クロ
ム、金、銀等の金属を、公知の真空蒸着、パッタリング
等の方法で製膜して、部分的或いは全面に形成すること
ができる。
【0054】なお、絵柄インキ層、金属薄膜層等による
装飾層で表現する絵柄は、例えば、木目、石目、布目、
砂目、タイル貼模様、煉瓦積模様、皮絞模様、幾何学模
様、文字、記号、全面ベタ等が、用途に合わせて、1種
又は2種以上組み合わせて使用される。また、絵柄イン
キ層は金属薄膜層と組合わせても使用される。
【0055】また、装飾層の絵柄としては、目視不可能
な絵柄模様として、例えば可視光に対しては透明で紫外
線照射で蛍光を発する蛍光インキで印刷した絵柄又は識
別記号、赤外線吸収性インキで印刷したバーコード等で
も良い。すなわち、本発明で言う「装飾層」とは、上記
の如き絵柄表現目的の装飾層の他に、導電体層、磁性体
層等の機能性付与層の意味に含む。すなわち、成形加飾
用シートに於ける「加飾」とは機能性付与も包含する。
【0056】ここで、成形加飾用シートの製造法の具体
例の幾つかを示せば、図1(A)の構成の成形加飾用シ
ート10は、例えば、着色基材シート1の表面に、装飾
層3として絵柄インキ層を印刷形成後、その上に、表面
基材シートとする塗液を塗布して塗膜形成後、電離放射
線照射で塗膜中の電離放射線硬化性樹脂を架橋硬化させ
て、表面基材シート2として積層すれば得られる。或い
は、表面基材シートとする成膜済みの樹脂シートを、熱
融着で積層後、電離放射線照射で前記樹脂シート中の電
離放射線硬化性樹脂を架橋硬化させて表面基材シート2
としても得られる。
【0057】また、図1(B)の成形加飾用シート10
は、例えば、着色基材シート1に、装飾層3として絵柄
インキ層を印刷形成後、予め電離放射線硬化性樹脂は架
橋硬化済みの樹脂シートとして成膜してある表面基材シ
ート2を、接着剤を用いたドライラミネーション法で積
層すれば得られる。
【0058】〔接着剤層〕なお、上述の如き、着色基材
シート1と表面基材シート2間の接着剤層4は、表面基
材シート2を予め成膜した樹脂シートとして構成する場
合に、該表面基材シート2と着色基材シート1とを、間
に適宜絵柄インキ層等の装飾層を有する構成で、貼り合
わせる為に適宜設ける層である。この接着剤層に用いる
接着剤としては、着色基材シートと表面基材シートとを
貼り合わせる事ができる接着剤であれば基本的には特に
制限は無い。例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂、2液硬化型等のウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂等の樹脂が1種
又は2種以上用いられる。接着剤層は、グラビア印刷、
ロールコート等の公知の印刷又は塗工法により形成する
ことができる。また、接着剤層の厚さは、通常1〜20
μm程度である。
【0059】〔裏面接着剤層〕なお、成形加飾用シート
の最裏面には、裏面接着剤層を射出樹脂等の被着体との
密着性向上の為に適宜設けても良い。裏面接着剤層は、
公知の材料及び方法で形成すれば良い。裏面接着剤層
は、例えば、アクリル樹脂、塩素化ポリオレフィン樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル変性ポ
リオレフィン系樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、熱可塑性
ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等の熱可塑性樹脂、
アクリルゴム等のゴム系樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂等の熱硬化性樹脂等の樹脂の1種又は2種以上の混
合物からなる接着剤を、ロールコート、グラビア印刷等
の公知の塗工又は印刷法により形成できる。なお、裏面
接着剤層の厚さは、通常は1〜20μm程度である。
【0060】〔成形加飾用シートを用いた成形加飾方
法〕なお、本発明の成形加飾用シートを、被着体へ成形
して積層することで、該被着体を加飾した加飾物品が得
られる成形加飾方法としては、例えば、下記の如き、射
出成形同時積層方法、真空成形積層方法、或いはラッピ
ング加工方法等が挙げられる。また、成形加飾用シート
を成形する際は、通常、加熱して、その各基材シートの
熱可塑性樹脂分による成形性を十分に発現させた上で行
う。
【0061】(1)射出成形同時積層方法:特公昭50
−19132号公報、特公昭43−27488号公報等
に記載されるように、成形加飾用シートを射出成形の雌
雄両型間に配置した後、流動状態の樹脂を型内に射出充
填し、樹脂成型物の成形と同時にその表面に成形加飾用
シートを積層する方法である。なお、この方法は、転写
形態等も有する射出成形同時加飾方法の中でも特に積層
形態による方法である。
【0062】(2)真空成形積層方法:特公昭56−4
5768号公報(オーバーレイ法)、特公昭60−58
014号公報(真空プレス法)等に記載されるように、
成形品等の立体形状の被着体の表面に成形加飾用シート
を間に接着剤を介して対向又は載置し、被着体側からの
少なくとも真空吸引による圧力差により成形加飾用シー
トを被着体に積層する方法である。
【0063】(3)ラッピング加工方法:特公昭61−
5895号公報、特公昭56−23771号公報等に記
載されるように、円柱、多角柱等の柱状の被着体に対し
て、該被着体の長軸方向に、成形加飾用シートを間に接
着剤層を介して供給しつつ、複数の向きの異なるローラ
(弾性体ローラを使用しない場合も含む)により、被着
体を構成する複数の側面に順次成形加飾用シートを加圧
接着して成形加飾用シートを積層してゆく方法である。
通常、成形加飾用シートは加熱しながら折り曲げて積層
してゆく。
【0064】〔射出成形同時積層方法〕次に、上記の中
でも、特に射出成形同時積層方法ついて更に詳述する。
この方法は、本発明の射出成形同時積層方法として採用
する方法でもある。
【0065】射出成形同時積層方法では、成形加飾用シ
ートの予熱無しの場合でも、射出樹脂による熱圧を成形
加飾用シートが受ける。従って、射出成形同時積層方法
は、成形加飾用シートの予備成形は行う形態でも行わな
い形態でも、いずれでも好適である。また、成形加飾用
シートの予熱を行っても良く、行わなくても良い。な
お、予備成形時には通常は成形加飾用シートは予熱す
る。
【0066】なお、もちろんの事だが、成形加飾用シー
トの絞りが大きい場合は、予備成形を行うのが好まし
い。一方、成形加飾用シートの絞りが少ない場合は、射
出される流動状態の樹脂の樹脂圧と樹脂熱で成形加飾用
シートを成形しても良い。この際、絞りが浅ければ、予
備成形無しで樹脂射出と同時に型内に充填される流動状
態の樹脂の樹脂圧と樹脂熱のみで成形加飾用シートを成
形しても良い。また、樹脂圧と樹脂熱で成形加飾用シー
トを成形する場合でも、成形加飾用シートの加熱は射出
樹脂の樹脂熱のみを利用し予熱はしない事もある。ま
た、成形加飾用シートの予備成形は、通常は、射出成形
型を真空成形型と兼用して行うが、型間に成形加飾用シ
ートを供給する前に、射出成形型外部で別の真空成形型
で成形加飾用シートを真空成形する様な予備成形(オフ
ライン予備成形)でも良い。但し、予備成形は、射出成
形型と真空成形型とを兼用して行う形態が効率的且つ精
度良く成形加飾用シートを積層できる点で好ましい。し
かし、予備成形済みの成形加飾用シートを予め別の場所
で纏めて製造しておく場合等では、予備成形はオフライ
ン予備成形の形態が好ましい。なお、本発明の説明に於
いて真空成形とは真空圧空成形も包含する。
【0067】図2の概念図によって、射出成形同時積層
方法を、その或る一形態で説明する。なお、ここで説明
する形態は、型締めする前に、成形加飾用シートを型間
で加熱し軟化させて射出成形型で真空成形により予備成
形した後に、型締めして樹脂を射出する形態である。ま
た、この形態は、上記した成形加飾用シートの予備成
形、予熱の各種組合わせ形態の中で、成形加飾用シート
の絞りが深い場合に、より好ましい形態である。
【0068】先ず、図2(A)の如く、射出成形型とし
ては、射出ノズルと連通する湯道(ランナー)及び湯口
(ゲート)を有する型(雄型)Maと、キャビティ面に
吸引孔41を有しシートの予備成形型を兼用する型(雌
型)Mbの一対の成形型を用いる。これらの型は鉄等の
金属、或いはセラミックスからなる。型開き状態に於い
て両型Ma、Mb間に成形加飾用シート10を供給し、
型Mbに成形加飾用シート10を平面視枠状のシートク
ランプ42で押圧する等して固定する。この際、(表面
基材シートに対して)着色基材シート側は、図面右側の
射出樹脂側となる様にする事はもちろんである。次い
で、図2(B)の如く、型外部(図面では型上方)の退避
位置で退避させておいたヒータ43を、適宜移動させて
両型間に挿入し、ヒータ43で成形加飾用シートを加熱
軟化させる。加熱は例えば非接触の輻射加熱とするが、
接触による伝導加熱でも良い。そして、吸引孔から吸引
して真空成形して、成形加飾用シートを型Mbのキャビ
ティ面に沿わせ予備成形する。次いで、ヒータ43を両
型間から型外部の退避位置まで退避させ、図2(C)の
如く両型を型締めし、両型で形成されるキャビティに加
熱熔融状態等の流動状態の樹脂を充填する。そして、樹
脂が冷却等によって固化した後、型開きして成形物を取
り出し、成形加飾用シートの不要部分があれば適宜トリ
ミングする事で、加飾物品として加飾成形品が得られ
る。
【0069】なお、上記工程において、予備成形時及び
樹脂射出時に成形加飾用シートに熱及び圧が加わり、こ
れによって、表面基材シートの一部及び着色基材シート
に熱可塑性樹脂を用いている関係で、成形加飾用シート
に十分な成形性を発現させて、成形加飾用シートを成形
させることができる。
【0070】〔被着体〕なお、本発明の成形加飾用シー
トの積層対象となる被着体としては、特に制限は無い。
被着体の材質は、樹脂、金属、木材、無機非金属等と任
意である。また、被着体の形状は、成形加飾用シートを
その積層面に積層できる形状であれば、板状(平板、曲
面板)、柱状、三次元立体物等と任意である。なお、射
出成形同時積層方法の場合には、被着体の材質は樹脂と
なる。
【0071】基材の材質例としては、樹脂では、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペン
テン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロ
ピレン−ブテン共重合体、オレフィン系熱可塑性エラス
トマー等のポリオレフィン系樹脂、ABS(アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂、スチレ
ン樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂等の熱可塑性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の硬化性樹脂
等が挙げられる。また、金属では、鉄、アルミニウム、
銅等が挙げられ、木材では、杉、檜、樫、ラワン、チー
ク等からなる単板、合板、パーティクルボード、繊維
板、集成材等が挙げられ、無機非金属では、押し出しセ
メント、スラグセメント、ALC(軽量気泡コンクリー
ト)、GRC(硝子繊維強化コンクリート)、パルプセ
メント、木片セメント、石綿セメント、ケイ酸カルシウ
ム、石膏、石膏スラグ等の非陶磁器窯業系材料、土器、
陶器、磁器、セッ器、硝子、琺瑯等のセラミックス等が
挙げられる。
【0072】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を更に
詳述する。
【0073】〔実施例1〕図1(A)の断面図の如き成
形加飾用シート10を次の様にして作製した。着色基材
シート1として、ポリプロピレンから成るハードセグメ
ント80質量部、水素添加スチレン−ブタジエンゴムか
ら成るソフトセグメント20質量部、チタン白、弁柄、
黄鉛を主体とする着色剤8質量部から成る黄褐色で隠蔽
性の厚み100μmの樹脂シートを用意した。
【0074】上記着色基材シートの表面両面に、コロナ
放電処理を施した上で、インキとして、バインダーの樹
脂が(ポリエステルポリオール100質量部にイソホロ
ンジイソシアネート6質量部を加えて成る)2液硬化型
ウレタン樹脂、着色剤がカーボンブラックと弁柄を主体
とする黒褐色のインキ用いて、グラビア印刷によって、
木目柄の絵柄インキ層から成る装飾層3を形成した。
【0075】次いで、上記装飾層3の上に、3官能ウレ
タンアクリレートプレポリマーから成る電離放射線硬化
性樹脂と、アクリルポリオールとヘキサメチレンジイソ
シアネートとから成る熱可塑性ウレタン樹脂とを、質量
比5/5に混合した混合物を有機溶剤で希釈した塗液
を、リバースロールコータで乾燥時膜厚10μmとなる
様に塗布した後、175keVの電子線を50kGy
(5Mrad)照射することにより塗膜中の電離放射線
硬化性樹脂を架橋硬化させて、透明な表面基材シート2
を形成し、成形加飾用シート10を得た。
【0076】次に、上記成形加飾用シートを用いて、射
出成形同時積層方法によって、樹脂成形物の表面を加飾
した加飾成形品を加飾物品として作製した。成形品形状
は、自動車のシフトギア周り内装部品である。該部品の
形状は、幅18cm、長さ30cmの大きさで、表面加
飾するには、成形加飾用シートは約150%(面積比:
面積が成形後に約1.5倍)伸ばして成形する必要があ
る部品であった。
【0077】射出成形同時積層は、先ず、図2(A)の
如く、射出成形機の雌雄両型Ma、Mb間に成形加飾用
シート10を、その表面基材シート側が雌型Mb側を向
く様にして挿入し、次いで、図2(B)の如く、平面視
形状枠形のシートクランプ42で成形加飾用シート10
を、雌型キャビティ周縁のパーティング面に押圧、固定
させた後、雌雄両型Ma、Mbの外方に待機させておい
た赤外線輻射加熱方式のヒータ(熱盤)43を、雌雄両
型Ma、Mb間に挿入して、成形加飾用シートの表面温
度を120℃にまで加熱して軟化させた後、雌型Mbに
設けた溝状の吸引孔41を通して、雌型キャビティと成
形加飾用シート10との間の空気を排気して、大気圧と
減圧との空気圧差により、軟化した成形加飾用シート1
0を雌型キャビティ面に追従する様に真空成形して、成
形加飾用シートの予備成形を行った。なお、型温度は6
0℃でシート成形後のシート表面温度は約57℃であっ
た。
【0078】この後、雌雄両型を型締めし、樹脂バレル
温度230℃で、カーボンブラックを添加して黒色に着
色して成るポリプロピレン系樹脂を射出して、樹脂成形
物の成形と同時にその表面に成形加飾用シートを積層一
体化し、加飾成形品を作製した。
【0079】〔比較例1〕実施例1に於いて、装飾層の
形成後、成膜済みの厚み80μmの透明なポリプロピレ
ンフィルムを、熱融着によって貼り合わせて表面基材シ
ートとした他は、実施例1と同様にして成形加飾用シー
トを作製した。そして、この成形加飾用シートを用い
て、実施例1と同様にして加飾成形品を作製した。
【0080】〔比較例2〕実施例1に於いて、装飾層の
形成後、表面基材シートを塗工形成する際に、その塗液
の樹脂成分を電離放射線硬化性樹脂のみとして、熱可塑
性ウレタン樹脂の混合を省略した塗液を用いた他は、実
施例1と同様にして成形加飾用シートを作製した。そし
て、この成形加飾用シートを用いて、実施例1と同様に
して加飾成形品を作製した。
【0081】〔性能比較〕実施例1で作製した加飾成形
品は、木目の外観意匠を有する上、成形加飾用シートに
皺、亀裂も発生していなかった。しかも、スチールウー
ル試験(#0000のスチールウールで表面を1往復擦
り目視で傷発生の有無を確認)で表面に傷は発生せず、
耐擦傷性は良好であった。しかし、比較例1で作製した
加飾成形品は、射出樹脂の熱圧により、成形加飾用シー
トが伸ばされて皺が寄ってしまった。但し、亀裂は発生
せず、スチールウール試験は傷発生無く耐擦傷性は良好
であった。また、比較例2で作製した加飾成形品は、予
備成形及び射出成形時の成形加飾用シートの変形に伴
い、表面基材シートに亀裂が発生した。但し、スチール
ウール試験は傷発生無く耐擦傷性は良好であった。な
お、全ての実施例及び比較例に於いて、成形品樹脂の黒
色による、装飾層の色調の変化、及び絵柄の変形、流動
は、目視観察では全く認められなかった。
【0082】
【発明の効果】(1)本発明の成形加飾用シートによれ
ば、成形加飾用シートの成形性と耐擦傷性を両立させ
て、皺発生及び表面亀裂発生の防止と、耐擦傷性とを両
立できる。また、被着体に対する良好な隠蔽性も得られ
る。 (2)更に、着色基材シートと表面基材シート間に、装
飾層設ければ、より高意匠にできる。しかも、装飾層は
表側及び裏側の両方から保護され、射出成形同時積層方
法に適用する場合に、装飾層の流動・変形を防止でき
る。 (3)本発明の射出成形同時積層方法によれば、得られ
る加飾成形品に、上記各効果を享受できる。すなわち、
成形加飾用シートの皺発生及び表面亀裂発生の防止と、
耐擦傷性との両立が図れ、更に、被着体である樹脂成形
物に対する良好な隠蔽性も得られ、樹脂射出時の熱圧
で、装飾層が流動・変形するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形加飾用シートの形態例として2形
態を示す断面図。
【図2】本発明の射出成形同時積層方法をその一形態で
説明する概念図。
【符号の説明】
1 着色基材シート 2 表面基材シート 3 装飾層 4 接着剤層 10 成形加飾用シート 41 吸引孔 42 シートクランプ 43 ヒータ Ma 射出成形型(雄型) Mb 射出成形型(雌型)
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AA21A AA23A AA23C AA37C AB23A AK01A AK01B AK01D AK07A AK07D AK25B AK51B AK51C AK73A AL05A AL05B AL06A BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10B BA10D CA13A CA13C CC00B CC00C EH36 EH46 EJ05 EJ55 HB00C HB01C HB31C JB12A JB12C JB14B JB16A JB16B JL10A 4F206 AA11 AA36 AD05 AD09 AD20 AG03 JA07 JB12 JF05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤を添加した熱可塑性樹脂から成る
    隠蔽性の着色基材シート上に、電離放射線硬化性樹脂と
    熱可塑性樹脂との混合物から成り該電離放射線硬化性樹
    脂が硬化されて成る表面基材シートを積層して成る、成
    形加飾用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の成形加飾用シートに於い
    て、更に着色基材シートと表面基材シートとの間に装飾
    層を有する、成形加飾用シート。
  3. 【請求項3】 表面基材シートの電離放射線硬化性樹脂
    は硬化済みである、請求項1又は請求項2記載の成形加
    飾用シートを、その表面基材シートに対して着色基材シ
    ートが射出樹脂側に面する向きにして、雌雄両型間に挿
    入した後、両型を型締めし、両型で形成されるキャビテ
    ィ内に流動状態の樹脂を射出し、該樹脂を固化させた
    後、型開きして、樹脂成形物表面に前記成形加飾用シー
    トが積層された加飾成形品を得る、射出成形同時積層方
    法。
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