JP2002352495A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2002352495A
JP2002352495A JP2001231004A JP2001231004A JP2002352495A JP 2002352495 A JP2002352495 A JP 2002352495A JP 2001231004 A JP2001231004 A JP 2001231004A JP 2001231004 A JP2001231004 A JP 2001231004A JP 2002352495 A JP2002352495 A JP 2002352495A
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disk
force
clamping
turntable
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs

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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の車載用のディスク装置では、クランパ
にディスクを挟持させるために必要な挟持力を与えるた
めのスプリングとして強い弾性力を発揮するものが使用
されていた。よってクランパを支持する挟持部材に局部
的に大きな力が作用していた。また挟持部材を持ち上げ
るのに大きな力を要していた。 【解決手段】 クランパ18を支持する挟持部材13
は、保持弾性部材26によって支持部20aに押し付け
られており、他方の側部で、ドライブシャーシ20と挟
持部材13との間に挟持弾性部材27が掛けられてい
る。支持支点51から挟持力Fxの作用部53までの距
離Laよりも、支持支点51から挟持弾性部材27の弾
性力の作用部52までの距離Lbの方が長いため、挟持
力Fxを設定するための前記挟持弾性部材27の弾性力
F2が弱くてよいことになる。よって挟持弾性部材27
から挟持部材13に局部的に大きな力が作用しなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDやDVD、C
D−ROM、などのディスクを回転可能に保持するディ
スク装置に係わり、特に機構への負荷を低減でき、且つ
確実にディスクを挟持できるディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来の車載用のディスク装置
の主要部を示す側面図であり、(A)はクランプ解除状
態、(B)はクランプ状態を示している。
【0003】このディスク装置は、筐体1の前面に設け
られたノーズ部にスリット状の挿入口2が開口してお
り、ディスクDはこの挿入口2から筐体1内に挿入され
る。挿入口2の内側には、送りローラ4と、この送りロ
ーラ4を支持するローラ支持部材3が設けられ、送りロ
ーラ4の上方にはガイド部材5が設けられている。
【0004】筐体1内には、ダンパーなどにより弾性浮
上支持された支持ベース6が設けられ、この支持ベース
6には、スピンドルモータMと、このスピンドルモータ
Mにより回転駆動されるターンテーブルTが設けられ、
また光ヘッド(図示せず)などが搭載されている。支持
ベース6上には、支持軸9を介して挟持部材7が回動自
在に支持され、挟持部材7の先端には、ターンテーブル
Tに設置されたディスクDを押圧してクランプするクラ
ンパ8が回転自在に支持されている。また前記支持軸9
の近傍には、挟持部材7をターンテーブルTの方向に押
し付けるコイルスプリング10が設けられている。
【0005】図14(A)では、図示しないクランプ解
除部材によって挟持部材7が持ち上げられており、ター
ンテーブルTとクランパ8との間に隙間が空けられてい
る。前記挿入口2からディスクDが挿入されると、送り
ローラ4とガイド部材5とで挟持されたディスクが前記
ターンテーブルTとクランパ8との隙間内へ送り込まれ
る。ディスクDの中心がターンテーブルTの中心に一致
すると、前記クランプ解除部材による挟持部材7に対す
る持ち上げ力が解除される。このとき前記コイルスプリ
ング10の弾性力によって、挟持部材7が前記支持軸9
を支点として時計方向へ回動させられ、図14(B)に
示すようにディスクDの中心部がクランパ8によりター
ンテーブルTに押し付けられてクランプされる。
【0006】そして、スピンドルモータMが回転してデ
ィスクDがターンテーブルTで回転駆動され、図示しな
い光ヘッドによりディスクDに記録された信号が読み取
られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来のデ
ィスク装置では、前記コイルスプリング10によって挟
持部材7に対して時計方向へのモーメントMcが与えら
れ、このモーメントMcによって、前記クランパ8に対
してディスククランプのための挟持力Fcが与えられて
いる。ここで、前記コイルスプリング10から挟持部材
7に与えられる弾性力fの作用点を10aとし、前記支
持軸9の中心から前記作用点10aまでの距離をL1と
すると、前記モーメントMcはL1×fである。また、
図14(B)に示すクランプ状態で、前記挟持部材7が
クランパ8に対して挟持力Fcを与える作用点を7aと
し、支持軸9の中心から前記作用点7aまでの距離をL
2とすると、Fc=(L1/L2)×fである。
【0008】したがって、前記クランパ8がディスクD
をクランプするのに必要な挟持力Fcに対して、前記コ
イルスプリング10の弾性力fは、L2/L1倍の大き
さが必要である。
【0009】例えば、ディスクDを挟持するために、ク
ランパ8に対して3N(約306gf)の挟持力Fcが
必要である場合に、L2/L1=4であると、前記コイ
ルスプリング10の弾性力fは、12N(約1.22k
gf)が必要となる。
【0010】このように弾性力fの大きいコイルスプリ
ング10が用いられていると、前記コイルスプリング1
0から前記挟持部材7の基部に大きな力が与えられるこ
とになり、挟持部材7の基部に歪みが発生しやすく、ま
た支持軸9による回動支持部にも大きな負荷が作用す
る。
【0011】また、従来の構造では、図14(A)に示
すクランプ解除状態に移行させる際に、クランプ解除部
材によって挟持部材7が持ち上げられる。従来は前記ク
ランプ解除部材から挟持部材7に持ち上げ力Fuが与え
られる作用点が、挟持部材7の基端部側に設定されてい
た。このように、挟持部材7が支持軸9を中心として上
方へ斜めに持ち上げられる構造であると、挟持部材7の
基端部を持ち上げることで、クランパ解除部材から挟持
部材7に与える持ち上げ量を短くできる。
【0012】しかし、挟持部材7の基部に前記持ち上げ
力Fuが与えられる構造であると、持ち上げ力Fuの作
用点と前記支持軸9の中心との距離が短いために、前記
持ち上げ力Fuとして非常に大きな力が必要となる。一
般に前記クランプ解除部材は図示左右方向へ移動するカ
ム板で構成され、このカム板に設けられた傾斜溝によっ
て前記挟持部材7が持ち上げられるようになっている。
しかし、前記持ち上げ力Fuとして大きな力が必要であ
るため、前記カム板を動作させるために大きな駆動力が
必要になる。よって、カム板と前記挟持部材7との間に
大きな摩擦力が作用することになり、カム板と前記挟持
部材7との間の摺動部の摩耗やがたつきが大きくなりや
すい。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、挟持部材に挟持力を与える付勢部材として
弱い弾性力のものを使用しても、ディスクを確実にクラ
ンプできるようになり、また、前記付勢部材による付勢
力により、機構部品の歪や駆動摩耗が生じにくく、さら
にクランプ解除に必要な力も弱くできるようにしたディ
スク装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクの中
心穴が設置されるターンテーブルと、前記ターンテーブ
ルとでディスクを挟持するクランパと、前記クランパに
ディスクを挟持する力を与える挟持力作用部を有する挟
持部材とを有し、前記挟持部材を支持する支持部と、前
記支持部から離れた位置で前記挟持部材を弾圧して前記
挟持部材に対して前記支持部を支点とするディスク挟持
モーメントを発生させる挟持弾性部材とが設けられてお
り、前記支持部から前記挟持力作用部までの距離より
も、前記支持部から前記挟持弾性部材による付勢力の作
用部までの距離の方が長いことを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明では、支持部で挟持部材を支持する
支点と、挟持力作用部と、付勢力の作用部との位置関係
を前記のように設定することで、前記挟持弾性部材とし
て弱い弾性力のものを使用でき、挟持部材などに局部的
に大きな力が作用するのを防止できる。
【0016】例えば、前記支持部および前記挟持弾性部
材による付勢力の作用部が、前記ターンテーブルに設置
されたディスクの外周の外側にそれぞれ位置しているこ
とが好ましい。前記支持部と前記作用部をディスクの外
周の外側に設置すると、前記支持部と前記作用部との距
離を長くでき、前記挟持弾性部材の弾性力をさらに弱く
できる。
【0017】また、前記挟持弾性部材から前記挟持部材
に直接に前記ディスク挟持モーメントが作用しているも
のであってもよいし、前記挟持弾性部材からの弾圧力を
受ける中間部材が設けられており、この中間部材を介し
て前記挟持部材にディスク挟持モーメントが作用してい
るものであってもよい。
【0018】また、前記ディスク挟持モーメントに対抗
して前記挟持部材をターンテーブルから離れる方向へ移
動させる挟持解除手段が設けられているものとして構成
される。
【0019】このとき、前記挟持部材は、挟持解除手段
によって、ターンテーブルが設けられたシャーシと平行
な姿勢のままターンテーブルから離れる方向へ持ち上げ
られてもよいし、あるいは前記支持部を支点として回動
するように持ち上げられてもよい。
【0020】さらに、前記支持部側において前記挟持部
材をターンテーブルの方向へ付勢する保持弾性部材が設
けられていることが好ましい。
【0021】前記保持弾性部材が設けられていると、挟
持部材の支点となる支持部を位置を安定させることがで
きる。
【0022】例えば、前記支持部は、前記ターンテーブ
ルを支持するシャーシに設けられており、前記保持弾性
部材の弾性力により前記挟持部材が前記支持部に当たる
ように付勢されているものとして構成できる。
【0023】あるいは、前記支持部は前記挟持部材から
突出しており、前記挟持解除手段では、前記支持部を前
記ディスク挟持モーメントに対抗してターンテーブルか
ら離れる方向へ移動させる駆動部材が設けられており、
前記支持部と前記駆動部材との係合部が、前記ディスク
挟持モーメントの支点となっているものであってもよ
い。
【0024】この場合、前記駆動部材を付勢して、前記
支持部をターンテーブルの方向へ付勢する保持弾性部材
が設けられているものとすることも可能である。
【0025】さらに、前記挟持弾性部材の付勢力が作用
している側で、前記挟持部材にターンテーブルから離れ
る方向への挟持解除力を与える挟持解除手段が設けられ
ており、この挟持解除手段から前記挟持部材に与えられ
る挟持解除力の作用部と前記支持部との距離が、前記支
持部と前記挟持力作用部との距離よりも長いことが好ま
しい。
【0026】このように構成されていると、挟持部材を
ターンテーブルから離す方向へ動作させる前記駆動部材
の駆動力が小さくて済み、駆動負荷を低減でき、機構部
品どうしの過剰な摩耗も防止できる。
【0027】また、前記ターンテーブルを搭載したシャ
ーシが弾性浮上支持されており、前記挟持解除手段に
は、前記挟持部材を前記ターンテーブルから離す方向へ
移動させる際に前記シャーシをロック状態とするロック
部が設けられているものにでき、あるいは、前記ターン
テーブルと前記クランパとの間にディスクを搬入する搬
送ローラが設けられており、前記挟持解除手段には、前
記挟持部材を前記ターンテーブルの方向へ移動させる際
に、前記搬送ローラをディスク搬送位置から遠ざけるロ
ーラ位置制御部が設けられているものとすることもでき
る。
【0028】前記のように挟持解除手段を用いて、シャ
ーシのロックおよびロック解除と搬送ローラの位置制御
を行うことにより、駆動機構を共有でき、機構を簡単に
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
【0030】図1は本発明の第1の実施の形態のディス
ク装置の正面図、図2は前記ディスク装置の挟持部材と
ドライブシャーシとを示す斜視図、図3は図2の部分斜
視図であり、保持弾性部材の他の実施の形態を示す図、
図4はクランプ解除状態を示しており、図2のIV−I
V線の断面図、図5はクランプ状態を示す前記IV−I
V線の断面図である。
【0031】図1は車載用のディスク装置11を示して
いる。このディスク装置11は、1DINまたは1/2
DINあるいは1/3DINサイズの筐体12の内部
に、挟持部材13とドライブシャーシ20とが設けられ
ている。ドライブシャーシ20は、筐体12内の複数箇
所に設けられた弾性支持部材22によって筐体12に対
して弾性的に浮上した状態で支持されている。前記弾性
支持部材22は、コイルスプリングや、ゴム袋内にオイ
ルまたはエアーが封入されたダンパー部材である。
【0032】図2、図4、図5に示すように、挟持部材
13は板金材料でプレス成型されたものであり、その中
央部にはドライブシャーシ20へ向けて陥没する環状の
陥没部14が形成され、前記陥没部14の中心部分に
は、上方へ円形状に隆起する隆起部14aが形成されて
いる。そして前記陥没部14から前記隆起部14aにか
けて切欠き14bが形成されている。前記挟持部材13
には、板ばねである付勢手段15が取付けられている。
【0033】前記付勢手段15には、前記陥没部14に
沿う形状の扇状の基部15aが設けられ、前記基部15
aに係止孔15cが形成されている。前記陥没部14の
上面には凸部14cがバーリング加工により一体に形成
されており、前記基部15aの係止孔15cが前記凸部
14cにかしめ付けられることにより、前記基部15a
が前記陥没部14の上面に固定されている。そして、前
記付勢手段15の基部15aから延びる部分が、前記切
欠き14bから隆起部14aの内部に向けて延びてお
り、隆起部14a内に延びている前記付勢手段15の先
部に押圧部15bが形成されている。この押圧部15b
は、円形の前記隆起部14aの中心部に位置している。
【0034】図4および図5に示すように、前記挟持部
材13の下面には、板金材料で形成されたブラケット1
6が固設されている。前記ブラケット16の中心には、
円形の中心穴16aが形成されており、この中心穴16
a内に、回転支持部材17が設けられている。回転支持
部材17は樹脂材料または金属材料で形成されたもので
あり、その上面には、図示上方(Z1方向)に突出する
被押圧部(ピボット)17aが形成されている。被押圧
部17aは、前記付勢手段15の押圧部15bに当接し
ており、常に付勢手段15の付勢力F1によってディス
クDに接近する図示下方向(Z2方向)へ付勢されてい
る。
【0035】前記回転支持部材17の上端には、半径方
向に延びるフランジ部17bが形成され、前記フランジ
部17bの下部には、下方向へ開口する円筒部17cが
一体に形成されている。前記フランジ部17bの外径寸
法は、ブラケット16の前記中心穴16aの内径寸法よ
りも大きく形成されており、前記付勢手段15の付勢力
F1によって、前記フランジ部17bが、前記中心穴1
6aの周囲にてブラケット16の上面に圧接させられて
いる。また、前記円筒部17cは前記中心穴16aから
ブラケット16の下方へ延びている。
【0036】前記ブラケット16の中心穴16aの周囲
部分と、前記挟持部材13の隆起部14aの下面との間
には隙間が形成され、この隙間は前記フランジ部17b
の厚さよりも上下に大きく形成されており、前記回転支
持部材17は、前記隙間内において上下へ若干移動でき
るようになっている。
【0037】前記回転支持部材17の下部には、クラン
パ18が設けられている。前記クランパ18は、プラス
チック材料または板金材料で円盤状に形成されたもので
あり、その中心部が前記回転支持部材17の円筒部17
cの内部に圧入、かしめ、接着などの手段で強固に固定
されている。よって、クランパ18は、回転支持部材1
7とともに一体で回転することができ、且つ一体で上下
へ移動することが可能である。クランパ18の外周側に
は下方向へリング状に凸形成されたディスク押圧部18
aが形成されており、それよりも内周側にはターンテー
ブルの方向へ円錐状に延びるセンタリング用の嵌合凸部
18bが形成されている。
【0038】一方、ドライブシャーシ20にはスピンド
ルモータ23が設けられており、その回転軸23aはド
ライブシャーシ20の上方に延び、その先部にターンテ
ーブル24が固定されている。前記ターンテーブル24
はプラスチック材料で形成されたものであり、その外周
部にはディスクDを支持するディスク受け部24aが形
成され、中心側にはディスクDの中心孔D1に挿入され
る位置決め凸部24bが形成されている。また位置決め
凸部24bの内部には前記クランパ18の嵌合凸部18
bが嵌合するセンタリング用の嵌合凹部24cが形成さ
れている。
【0039】図1および図2に示すように、挟持部材1
3の幅(X1−X2)方向の一方の端部(X1方向の端
部)には、ドライブシャーシ20に近づく方向へ折り曲
げられた折曲部13aが形成されている。ドライブシャ
ーシ20には、前記折曲部13aよりもわずかに内側に
おいて、挟持部材13に近づく方向へ折り曲げられた支
持部20aが形成されている。前記折曲部13aよりも
支持部20aの方が高さ方向の寸法が大きく、図1に示
すように、前記支持部20aの先部25が挟持部材13
の下面に当たっている。そして、前記先部25と前記挟
持部材13との接触点が、挟持部材13の支持支点51
となっている。
【0040】図2に示すように、前記折曲部13aと、
前記支持部20aは、Y方向へ間隔を開けて2箇所に形
成されており、よって前記支持支点51も2箇所に設け
られている。そして両支持支点51は、ターンテーブル
24に設置されたディスクDの外周よりも外側に位置し
ている。さらに詳しくは、2箇所の前記支持支点51,
51と、ターンテーブル24の回転中心O−Oとの側方
(X1方向)への距離Laは、ディスクDの半径よりも
長くなっている。よって、図1の紙面奥側(Y1方向)
へ向けて供給されるディスクDと、前記支持部20aと
が当たることがない。
【0041】図2に示すように、挟持部材13のX1側
の側部では、前記折曲部13aと折曲部13aとの間に
延びる掛止片13bが形成され、前記ドライブシャーシ
20には、前記掛止片13bに対向する掛止片20bが
形成されており、前記掛止片13bと掛止片20bとの
間には保持弾性部材26が設けられている。前記保持弾
性部材26は、コイルスプリングであり、自由長から所
定量だけ伸ばした状態で前記掛止片13bと掛止片20
bに掛けられている。よって、前記保持弾性部材26の
収縮弾性力F0によって、前記挟持部材13のX1側の
端部が前記支持支点51において、前記支持部20aの
先部25に押し付けられている。あるいは、図3に示す
ように挟持部材13の下面に板ばね28を取り付け、そ
の付勢力F0で前記掛止片13bを図示Z2方向に付勢
する構成であってもよい。
【0042】なお、前記保持弾性部材26は、図1に示
すように、支持支点51よりも外側に位置していてもよ
いし、支持支点51よりも内側(ターンテーブル24に
近い側)に設けられてもよい。または前記保持弾性部材
26による前記収縮弾性力F0の作用点と、前記支持支
点51とが、Y方向へ一列に並ぶように配置されていて
もよい。
【0043】一方、挟持部材13とドライブシャーシ2
0の他方に端部(X2方向の端部)には挟持弾性部材2
7が設けられている。前記挟持弾性部材27は、コイル
スプリングであり、自由長から所定量伸ばし状態で、前
記端部において挟持部材13と前記ドライブシャーシ2
0との間に掛けられている。この挟持弾性部材27の収
縮弾性力F2は、挟持部材13とドライブシャーシ20
とを近づける方向に作用している。なお、前記挟持弾性
部材27は、ターンテーブル24に設置されたディスク
Dの外周よりも外側に位置している。詳しくは、図1に
おいて、ターンテーブル24の回転中心O−Oと、前記
挟持弾性部材27から挟持部材13に与えられる挟持弾
性力(収縮弾性力F2)の作用部52までの距離が、デ
ィスクDの半径よりも大きくなっている。よって、Y1
方向へ供給されるディスクDと前記挟持弾性部材27と
が当たることがない。
【0044】図1および図2に示すように、挟持部材1
3とドライブシャーシ20の両側部(X1およびX1の
側部)には、挟持解除手段として機能する可動部材3
0,40が設けられている。前記可動部材30,40
は、モータなどの動力によって互いに同期してY1−Y
2方向へ駆動される。
【0045】一方の可動部材30には、挟持解除用のカ
ム溝31,32と、ロック用のカム溝33が形成されて
いる。前記カム溝31,32内には、挟持部材13の前
記折曲部13aに固定された解除ピン13c,13dが
それぞれ挿通されている。またカム溝33には、ドライ
ブシャーシ20の前記支持部20aに固定された支持ピ
ン20cが挿通されている。
【0046】他方の可動部材40にも、挟持解除用のカ
ム溝41と、ロック用のカム溝42とが形成されてお
り、挟持部材13に固定された解除ピン13eが前記カ
ム溝41に挿通され、ドライブシャーシ20に固定され
た支持ピン(図示せず)が、前記カム溝42に挿通され
ている。
【0047】前記各挟持解除用のカム溝31,32およ
び41には、Y2に向うにしたがって上方へ斜めに延び
る挟持解除案内部31a,32a,41aが形成されて
いる。またY1側には、前記解除ピン13c,13d,
13eの直径よりも十分に大きな開口寸法の自由穴31
b,32b,41bが形成されている。また前記ロック
用のカム溝33,42には、Y2方向へ延びるロック案
内部33a,42aと、Y1側に位置する自由穴33
b,42bが形成されている。
【0048】なお、図示省略するが、筐体12の図示Y
2方向の前方には、化粧パネルが設けられており、この
化粧パネルに、ディスクDをディスク装置11内に挿入
する出入口が形成されている。また前記化粧パネルの内
側には、前記出入口とターンテーブル24との間で、デ
ィスクDの搬送を行うディスク搬送手段が設けられてい
る。またドライブシャーシ20上には、対物レンズを搭
載したピックアップ手段50、およびピックアップ手段
50をディスクDの半径方向へ移動させるスレット機構
とが搭載されている。
【0049】次に、ディスク装置の動作について説明す
る。ディスクDの導入される前の状態では、図示しない
駆動手段によって前記可動部材30,40が図示Y1方
向へ移動させられている。このとき前記挟持部材13か
ら延びる解除ピン13c,13dおよび解除ピン13e
が、カム溝31,32の挟持解除案内部31a,32a
およびカム溝41の挟持解除案内部41aに案内されて
いる。よって、挟持部材13はX1側とX2側の両側部
で、前記ドライブシャーシ20から離れる方向へ持ち上
げられる。この持ち上げ状態では、前記挟持部材13
が、支持部20aの先部25から離れ、挟持部材13
は、ドライブシャーシ20とほぼ平行な姿勢で、上方へ
持ち上げられている。
【0050】挟持部材13がドライブシャーシ20から
持ち上げられたとき、図4に示すように、クランパ18
はターンテーブル24から上方へに離れてディスク挟持
解除状態となっており、クランパ18とターンテーブル
24との間には、ディスクDを導入する隙間Sが形成さ
れている。
【0051】このとき、挟持部材13に設けられた前記
付勢手段15の押圧部15bによって回転支持部材17
の被押圧部17aが付勢力F1により下方へ押され、フ
ランジ部17bが、中心穴16aの周囲でブラケット1
6の上面に押し付けられ、前記回転支持部材17が上下
に動くことなく拘束されている。したがって、車体振動
などの外部振動が作用しても、回転支持部材17が上下
にガタ付くことがなく、ラットルノイズの発生を防止で
きる。
【0052】また、ドライブシャーシ20に設けられた
支持ピン20cは、可動部材30,40に形成されたカ
ム溝33と42のロック案内部33a,42a内に保持
されており、ドライブシャーシ20は動くことなく拘束
されたロック状態となる。すなわち、弾性支持部材22
で支持されているドライブシャーシ20が、動くことな
くロックされ、出入口から挿入されたディスクDが、タ
ーンテーブル24とクランパ18との隙間S内に確実に
案内されるようになる。
【0053】前記化粧パネルに設けられた出入口からデ
ィスクDが挿入されると、図示しないディスク搬送手段
が始動し、ディスクDが前記ディスク搬送手段によって
筐体12内へ搬送されて、前記ターンテーブル24と前
記クランパ18との間の隙間S内に送り込まれる。ディ
スクDの中心孔D1が、ターンテーブル24の回転中心
O−Oに一致するとディスク搬送手段による搬送が停止
させられる。そして、ディスク搬送手段によるディスク
Dへの拘束力が解除され、ディスクDは自重により下降
し、中心孔D1がターンテーブル24の位置決め凸部2
4bの外周に嵌合し、ディスクDの下面がディスク受け
部24aの上に載置される。
【0054】このとき、図示しないモータなどの駆動力
により可動部材30,40が図示Y2方向に移動させら
れる。このとき、前記挟持部材13の前記解除ピン13
c,13dおよび13eに対する、挟持解除案内部31
a,32a,41aからの持ち上げ力が解除され、前記
解除ピン13c,13dおよび13eが、カム溝31,
32およびカム溝41の自由穴31b,32b,41b
内へ移動し、各解除ピン13c,13dおよび13eに
対する拘束が解除される。
【0055】よって、挟持部材13は、挟持弾性部材2
7の収縮弾性力F2と、保持弾性部材26の収縮弾性力
F0によって、ドライブシャーシ20側へ引き付けら
れ、挟持部材13の下面が、支持部20aの先部25と
当接する。そして、挟持弾性部材27の収縮弾性力F2
によって、挟持部材13に対して支持支点51回りのデ
ィスク挟持モーメントMcが作用し、このモーメントM
cによって、クランパ18に対して下向きの挟持力Fx
が発生し、クランパ18によってディスクDがターンテ
ーブル24に押し付けられる。
【0056】このとき、クランパ18の嵌合凸部18b
とターンテーブル24の嵌合凹部24cとが凹凸嵌合し
て、ターンテーブル24とクランパ18とがセンタリン
グされ、クランパ18のディスク押圧部18aと、ター
ンテーブル24のディスク受け部24aとの間でディス
クDが挟持される。
【0057】また、図5に示すように、ディスク挟持状
態では、挟持部材13の隆起部14aの下面に付勢手段
15の押圧部15bが密着し、この押圧部15bの下面
に回転支持部材17の上面の被押圧部(ピボット)17
aが密着している。そして、付勢手段15の押圧部15
bの下面と前記被押圧部17aとの当接点が挟持力作用
部53となって、この挟持力作用部53において、挟持
部材13からクランパ18に対して下向きに前記挟持力
Fxが作用している。
【0058】前記挟持力Fxによって、クランパ18が
ディスクDをターンテーブル24に押し付けた状態で、
回転支持部材17のフランジ部17bが、ブラケット1
6の上面から離れ、クランパ18が前記挟持力作用部5
3を支点として回転できるようになる。
【0059】また、ドライブシャーシ20に設けられた
支持ピン20cは、可動部材30,40に形成されたカ
ム溝33,42の自由穴33b,42bに移動し、可動
部材30,40によるドライブシャーシ20への拘束力
が解除される。よって、ドライブシャーシ20は、筐体
12内において、弾性支持部材22によって弾性的に浮
上させられた状態となる。また、挟持部材13に設けら
れた解除ピン13c,13d,13eも、カム溝31,
32,41の自由穴31b,32b,41b内に位置
し、この状態で挟持部材13とドライブシャーシ20と
が、挟持弾性部材27と保持弾性部材26の収縮弾性力
で引き付けられて一体化されている。
【0060】よって、ドライブシャーシ20とクランパ
18は互いに一体の状態で、弾性支持部材22によって
弾性的に浮上させられた状態となり、車体振動などの外
部振動がドライブシャーシ20に直接に影響を与えない
状態となる。
【0061】ここで、図1に示すディスク挟持状態にお
いて、前記支持支点51から挟持弾性部材27の収縮弾
性力F2(付勢力)の作用部52までの距離をLbとし
たときに、前記ディスク挟持モーメントMcはF2×L
bである。また、前記支持支点51からクランパ18の
挟持力作用部53までの距離をLaとすると、クランパ
18に作用する前記挟持力Fxは、F2×(Lb/L
a)である。
【0062】したがって、挟持弾性部材27の収縮弾性
力F2は、クランパ18がディスクDをターンテーブル
24に押圧するのに必要な挟持力Fxよりも弱くて良い
ことになる。また、前記支持支点51と、収縮弾性力F
2の作用部52は、共にターンテーブル24に設置され
たディスクDの外周よりも外側に位置し、前記Laは、
ディスクDの半径よりも長く、また前記Lbはディスク
の直径よりも長い距離であるため、前記Lb/Laはほ
ぼ2となる。よって、前記挟持力作用部53に作用する
挟持力Fxを3Nに設定する場合に、前記挟持弾性部材
27の収縮弾性力F2は、ほぼ1.5Nあれば足りるこ
とになる。
【0063】一方、前記保持弾性部材26は、ディスク
クランプ状態において、支持支点51で挟持部材13と
ドライブシャーシ20とが離れないだけの収縮弾性力F
0を発揮すれば足りるものであるため、その収縮弾性力
F0は弱くてもよく、1.5N以下であってもよい。こ
のように挟持弾性部材27と保持弾性部材26は、比較
的弱いスプリングでよいことになり、挟持部材13に局
部的な大きな弾性力が作用しなくなる。
【0064】ディスクの挟持解除時には、可動部材30
と40とで、前記挟持部材13の解除ピン13c,13
dおよび13eが持ち上げられるため、可動部材30と
解除ピン13c,13dとの当接部が、挟持解除力の作
用部54となり、可動部材40と解除ピン13eとの当
接部が、挟持解除力の作用部55となる。そして、ディ
スクの挟持を解除するときに、前記作用部54に与える
上方向への挟持解除力と、作用部55に与える挟持解除
力との総和は、F0+F2を越える値であればよい。
【0065】例えば、図1に示すディスク挟持状態にお
いて、前記挟持弾性部材27の収縮弾性力F2を1.5
Nに設定し、保持弾性部材26の収縮弾性力を1.5N
に設定したときに、ディスクの挟持解除のために、前記
作用部54と55に与えるべき持ち上げ力は、それぞれ
1.5N以上であればよいことになる。
【0066】したがって、ディスク挟持解除の際に、可
動部材30と40がY1方向へ移動するときの負荷はき
わめて弱くなり、動力を削減できる。また、可動部材3
0,40が移動するときに、解除ピン13c,13d,
13eが、カム溝31,32および41を摺動する摺動
負荷が小さくなって摺動部の摩擦力が小さくなり、よっ
て摺動の際の摩耗も少なくなる。
【0067】なお、図5のクランプ状態では、挟持部材
13から回転支持部材17に、挟持力Fxが作用するも
のであり、挟持部材13に設けられた板ばねの付勢手段
15は、図4のクランプ解除状態において、回転支持部
材17とクランパ18のガタツキを防止するためのみに
設けられたものである。よって、前記付勢手段15から
回転支持部材17へ与えられる付勢力F1は、振動によ
るガタつきが生じない範囲において設定すればよく、前
記付勢手段15は弱い弾性力を発揮するものであっても
問題はない。
【0068】ただし、本発明の変形例として、図5に示
すディスク挟持状態のときに、板ばねの付勢手段15の
付勢力F1によって、クランパ18がターンテーブル2
4の方向へ押し付けられるものであってもよい。この場
合には、ディスク挟持状態において前記付勢手段15か
ら回転支持部材17に与えられる付勢力F1がクランパ
18の挟持力Fxになる。この場合も、F2=Fx×
(La/Lb)の関係は同じである。
【0069】また、他の変形例として、挟持解除手段で
ある可動部材40を、X2側にのみ設け、ディスク挟持
を解除するとき、挟持部材13のX1側の側部を持ち上
げずに、挟持部材13のX2側の側部のみを前記可動部
材40または他の持ち上げ機構によって持ち上げてもよ
い。この場合、ディスク挟持解除状態では、挟持部材1
3は、支持支点51において支持部20aに当接したま
まの状態で、前記支持支点51を支点として挟持部材1
3が時計方向へ回動した斜めの姿勢となる。この場合
も、挟持部材13に対する挟持解除力の作用部55に与
えるべき持ち上げ力は1.5N以上であればよい。さら
に、ディスク挟持解除状態において、挟持部材13が支
持支点51を中心に時計方向へ斜めに回動する変形例に
おいては、前記支持支点51において、挟持部材13が
ドライブシャーシ20に対して支持軸により回動自在に
支持されたものであってもよい。
【0070】ただし、前記実施の形態のように、ディス
ク挟持の解除状態において、挟持部材13がドライブシ
ャーシ20と平行またはほぼ平行な状態で持ち上げられ
る構造にすると、挟持解除状態とするときに挟持部材1
3を筐体12内で持ち上げるのに必要なスペースが狭く
てもよいことになり、薄型のディスク装置を構成しやす
くなる。
【0071】次に図6は本発明の第2の実施の形態のデ
ィスク装置の主要部を示す斜視図、図7は図6のVII
で示す部分の分解斜視図、図8は図6のVIII矢視の
側面図、図9は図8のIXで示す部分の分解斜視図であ
る。また、図10、図11および図12は、前記VII
I矢視方向の側面図を動作状態別に示すものである。
【0072】第2の実施の形態のディスク装置に用いら
れているドライブシャーシ120は板金材料から折り曲
げられて形成されたものであり、図1に示す第1の実施
の形態と同様に、前記ドライブシャーシ120は、筐体
12の内部においてコイルスプリングやダンパー部材な
どの弾性支持部材22によって弾性浮上状態で支持され
ている。なお、図10、図11および図12の側面図に
は前記筐体12が示されている。
【0073】前記ドライブシャーシ120には、図4お
よび図5に示したのと同じ構造のターンテーブル24お
よびこのターンテーブル24を回転駆動するスピンドル
モータ23が設けられている。ドライブシャーシ120
の上方には、板金材料で形成された挟持部材113が設
けられている。前記挟持部材113にも、図2ないし図
4に示す実施の形態と同様に陥没部114およびその中
央部で隆起して隆起部114aが形成されており、前記
陥没部114には板ばねの付勢手段15が固定されてい
る。そして前記陥没部114の下側には、図4および図
5に記載されたものと同じ構造のブラケット16、回転
支持部材17およびクランパ18が設けられている。
【0074】図7に示すように、ドライブシャーシ12
0の図示左側の側部には上方へ向けて折り曲げられた折
曲部120aが設けられて、この折曲部120aの外面
に案内ピン120bが固定されている。一方、前記挟持
部材113の左側の側部には下向きの折曲部113aが
設けられ、この折曲部113aに上下に垂直な案内溝1
13bが形成されている。図9に示すように、ドライブ
シャーシ120の図示右側の側部には上方へ延びる折曲
部120cが形成されており、この折曲部120cに上
下方向に延びる案内溝120dが形成されている。挟持
部材113の右側の側部には下向きの折曲部113cが
形成されており、この折曲部113cの内側に案内ピン
113dが固定されている。
【0075】図7において挟持部材113の案内溝11
3bが案内ピン120bに挿通され、且つ図9において
挟持部材113の案内ピン113dが案内溝120dに
挿通されることにより、挟持部材113はドライブシャ
ーシ120と平行な姿勢のまま、ドライブシャーシ12
0に接近する方向と離れる方向とへ上下に移動自在に組
み合わされている。
【0076】この第2の実施の形態では、図1と図2に
示した第1の実施の形態と同様に、図8および図9に示
す側部が、挟持部材113に作用するディスク挟持モー
メントの支点となる支持側である。
【0077】図9に示すように、挟持部材113の右側
の側部には、前記折曲部113cと共に折曲部113e
が下向きに一体に折り曲げられており、前記折曲部11
3cおよび折曲部113eに、ピンが固定されて形成さ
れた支持部113fと113gが固定されている。前記
ドライブシャーシ120の図示右側には折曲部120e
および120fが設けられ、それぞれの折曲部120e
と120fに、案内ピン120gと120hが固定され
ている。
【0078】図9および図10ないし図12に示すよう
に、前記折曲部120eと120fの外面には駆動部材
125が設けられている。この駆動部材125には、Y
1−Y2方向に延びる長穴125a,125bが形成さ
れており、この長穴125a,125bが前記案内ピン
120gと120hに挿通され、駆動部材125はドラ
イブシャーシ120の側部においてY1−Y2方向へ直
線的に移動自在に支持されている。そして、前記ドライ
ブシャーシ120に設けられた前記折曲部120eと、
前記駆動部材125に設けられた折曲部125cとの間
に引張りコイルスプリングの保持弾性部材126が掛け
られており、この保持弾性部材126によって駆動部材
125は常にY2方向へ付勢されている。
【0079】そして前記駆動部材125には、カム溝1
31と132が形成されており、前記挟持部材113に
設けられた前記支持部113fと113gが、前記カム
溝131と132内に挿入されている。前記カム溝13
1と132には、Y2方向に向うにしたがって上方へ斜
めに延びる挟持解除案内部131a,132aと、前記
挟持解除案内部131a,132aのY1側の終端にお
いてY1方向に短く延びる支点穴部131b,132b
が形成されている。
【0080】図9および図10ないし図12に示すよう
に、筐体12の内部には可動部材130がY1−Y2方
向へ移動自在に設けられて、図示しない駆動手段によっ
てY1方向およびY2方向へ駆動される。前記可動部材
130の内面には解除突起134が設けられており、こ
の解除突起134は、前記駆動部材125に折り曲げら
れた被押圧部125dに対向している。
【0081】この第2の実施の形態では、ドライブシャ
ーシ120と挟持部材113の右側部分において、前記
可動部材130と前記駆動部材125とによって挟持解
除手段が構成されている。
【0082】図7に示すように、ドライブシャーシ12
0と挟持部材113の図示左側部においては、ドライブ
シャーシ120の折曲部120aの内面に支持ピン12
0iが固定されている。前記折曲部120aの内側には
中間部材128が設けられており、この中間部材128
の基端部に設けられた穴128aが前記支持ピン120
iに回動自在に支持されている。また、前記中間部材1
28の先部には挟持付勢ピン128bが固定されてお
り、この挟持付勢ピン128bが、挟持部材113の折
曲部113aに形成された付勢長穴113h内に挿入さ
れている。
【0083】前記支持ピン120iには、トーションば
ねによる挟持弾性部材127が装着されており、挟持弾
性部材127の一方の腕127aが、ドライブシャーシ
120の切欠部120jに係止され、他方の腕127b
が、中間部材128に折り曲げ形成された係止片128
cに掛けられている。前記挟持弾性部材127の付勢力
によって、中間部材128は図7において時計方向CW
へ付勢されており、この付勢力によって、挟持部材11
3の前記折曲部113aの部分が常にドライブシャーシ
120の方向(ターンテーブル24の方向)へ付勢され
ている。この弾性力F2は、図1に示す収縮弾性力F2
と同じ機能を発揮するものであり、前記折曲部113a
の作用部52に作用している。この作用部52に作用す
る前記弾性力F2によって、前記挟持部材113に対し
てディスク挟持モーメントMcが与えられる。
【0084】前記筐体12の内部には、図7に示す可動
部材140がY1−Y2方向へ移動自在に支持され、可
動部材140は前記可動部材130と同期してY1−Y
2方向へ駆動されるようになっている。
【0085】前記可動部材140の内面には、Y1側か
らY2側へ向けて徐々に上昇する傾斜面を有する解除突
起141が設けられており、この解除突起141が、前
記挟持部材113の折曲部113aに固定された被押圧
ピン(被押圧部)113iに対向している。
【0086】また、第2の実施の形態では、挟持解除手
段を構成している前記可動部材130および140によ
って、ドライブシャーシ120のロックおよびロック解
除、ならびにディスク搬送手段の位置制御が行われる。
【0087】図9に示すように、ドライブシャーシ12
0の右側部では、下向きの折曲部120kが形成され
て、この折曲部120kにY2方向へV字状に開口する
ロック溝120mが形成されている。また前記可動部材
130の内面には、前記ロック溝120mに嵌合するロ
ックピン(ロック突起)135が設けられている。
【0088】一方、図7に示すように、ドライブシャー
シ120の左側部では、前記ドライブシャーシ120の
前記折曲部120aに設けられた前記案内ピン120b
がロックピンとして機能している。前記可動部材140
には、ロック溝140aが形成されており、前記案内ピ
ン120aと前記ロック溝140aが嵌合自在となって
いる。
【0089】図9において、可動部材130がY1方向
へ移動すると、ロックピン135がロック溝120mに
嵌合し、図7において、可動部材140がY1方向へ移
動すると、前記ロック溝140a内に前記案内ピン12
0bが嵌合して、ドライブシャーシ120が筐体12内
においてロック状態となる。逆に、可動部材130と可
動部材140が共にY2方向へ移動すると、前記嵌合が
外れて、筐体12内においてドライブシャーシ120
が、弾性支持部材22によって弾性的に浮上した状態で
支持される。
【0090】また、図6および図10ないし図12に示
すように、前記ターンテーブル24と前記化粧パネルに
設けられた出入口との間には、ディスク搬送手段200
が設けられている。このディスク搬送手段200は、搬
送ローラ201とその上に位置する合成樹脂などの摩擦
係数の小さい材料で形成された摺動部材202とを有し
ている。
【0091】まず、前記摺動部材202は、ドライブシ
ャーシ120などに設けられた図示しない案内手段によ
り、上下方向へ移動自在に案内されている。図8および
図10ないし図12に示すように、摺動部材202に右
側部には突起203aと203bが固定されており、そ
れぞれが前記可動部材130に設けられた制御長穴13
7,137の内部に摺動自在に挿入されている。
【0092】同様に、図6に示すように、摺動部材20
2の左側部には突起204a,204bが一体に形成さ
れており、それぞれが前記可動部材140に形成された
制御長穴147,147内に摺動自在に挿入されてい
る。
【0093】前記可動部材130に形成された制御長穴
137,137と、可動部材140に形成された制御長
穴147,147は、共にY1方向に向うにしたがって
ドライブシャーシ120側へ一旦下降する下降傾斜部1
37a,147aと、その後にY1方向へ向うにしたが
って徐々に上昇する上昇傾斜部137b,147bを有
している。
【0094】また、前記搬送ローラ201はローラ軸2
05の外周に設けられている。図10ないし図12に示
すように、前記ローラ軸205は回動アーム206に支
持されており、前記回動アーム206が支持軸207を
支点として回動することによって、前記搬送ローラ20
1が上下方向へ移動自在となっている。また、前記回動
アーム206にはコイルスプリング208により反時計
方向への付勢力が作用しており、前記搬送ローラ201
は常に上方に向けて付勢されている。
【0095】また、前記ローラ軸205には駆動歯車が
設けられており、図示しない搬送モータからの回転動力
が前記ローラ軸205に減速されて伝達されるようにな
っている。
【0096】図8および図10ないし図12に示すよう
に、前記可動部材130には、前記ローラ軸205を上
下に案内するローラ制御長穴138が形成されている。
一方、図6に示すように、前記可動部材140には、前
記ローラ軸205を上下に案内するローラ制御長穴14
8が形成されている。前記ローラ制御長穴138とロー
ラ制御長穴148は、共にY1方向へ向うにしたがって
下降する下降傾斜部138a,148aを有している。
【0097】次に、第2の実施の形態のディスク装置の
動作を説明する。図6と図8および図10は、ディスク
Dの導入を待機する待機状態を示している。
【0098】待機状態では、可動部材130と可動部材
140が共にY1方向へ移動させられている。よって、
図9に示す右側部では、可動部材130に設けられた解
除突起134によって、駆動部材125に設けられた被
押圧部125dがY1方向へ押されて、駆動部材125
が保持弾性部材126の付勢力に対抗してY1方向へ移
動させられている。このとき、駆動部材125に設けら
れたカム溝131と132の挟持解除案内部131aと
132aとで、挟持部材113に設けられた支持部11
3f,113gが持ち上げられている。
【0099】一方、図7に示す左側部では、挟持弾性部
材127の付勢力が中間部材128を介して挟持部材1
13の折曲部113aに作用して、挟持部材113の折
曲部113a(作用部52)に対して常に下向きの弾性
力F2が作用している。しかし、可動部材140がY1
方向へ移動していると、この可動部材140に設けられ
た解除突起141の傾斜面によって、挟持部材113の
折曲部113aに設けられた被押圧ピン113iが上方
へ持ち上げられている。
【0100】その結果、挟持部材113は、ドライブシ
ャーシ120と平行な姿勢のままドライブシャーシ12
0から離れるように上昇させられており、図4に示した
のと同様に、挟持部材113に設けられたクランパ18
がドライブシャーシ120に設けられたターンテーブル
24から離れている。
【0101】また、図9に示す可動部材130のロック
ピン135がドライブシャーシ120のロック溝120
mに嵌合し、図7に示す可動部材140のロック溝14
0aがドライブシャーシ120の案内ピン120bに嵌
合して、ドライブシャーシ120は筐体12内でロック
された状態である。
【0102】さらに図6と図8および図10に示すよう
に、ディスク搬送手段200の摺動部材202は、可動
部材130に設けられた制御長穴137,137と、可
動部材140に設けられた制御長穴147,147によ
り持ち上げられている。また、ローラ軸205は、ロー
ラ制御長穴138のY2側の端部とローラ制御長穴14
8のY2側の端部に位置して、前記ローラ制御長穴13
8と148の拘束を受けない状態となっている。このと
きローラ軸205は、前記コイルスプリング208によ
って上方へ付勢されており、搬送ローラ201は摺動部
材202の下面に弾圧されている。
【0103】化粧パネルに形成された出入口からディス
クが挿入されると、搬送モータが始動して搬送ローラ2
01が回転し、ディスクは搬送ローラ201と摺動部材
202とで挟まれ、搬送ローラ201の回転力によりド
ライブシャーシ120と挟持部材113との間に供給さ
れる。このとき摺動部材202と搬送ローラ201は、
前記制御長穴137,147およびローラ制御長穴13
8,148によって、高い位置に設定されているため、
搬送されるディスクDが、ターンテーブル24の位置決
め凸部24bに当たることなく、ターンテーブル24と
クランパ18との間に導かれる。
【0104】ディスクDの中心穴D1の中心が、ターン
テーブル24の回転中心と位置すると、図示しない駆動
手段により、可動部材130と可動部材140は共にY
2方向へ移動させられる。
【0105】可動部材130と可動部材140がY2方
向へ移動する最初の段階で、図11に示すように、ロー
ラ制御長穴138,148の下降傾斜部138a,14
8aによって、ローラ軸205および搬送ローラ201
が下降させられる。同時に、摺動部材202は、制御長
穴137,137の下降傾斜部137a,137aと、
制御長穴147,147の下降傾斜部147a,147
aによって一旦下降させられる。よって、ディスクDは
摺動部材202によって下向きに押され、ディスクDの
中心穴D1がターンテーブル24の位置決め凸部24b
に確実に嵌合させられる。
【0106】さらに、可動部材130と140がY2方
向へ移動すると、図12に示すように、摺動部材202
は、制御長穴137,137の上昇傾斜部137b,1
37bおよび制御長穴147,147の上昇傾斜部14
7b,147bによって持ち上げられ、ターンテーブル
24上に設置されるディスクDから摺動部材202が上
方へ離される。一方、図12に示すように、搬送ローラ
201は、ローラ制御長穴138,148の下降傾斜部
138a,148aによって下方へ押し下げられて、搬
送ローラ201がディスクDから離れる。
【0107】また、可動部材130がY2方向へ移動す
ると、図9に示す解除突起134が、駆動部材125の
被押圧部125dから離れ、駆動部材125は保持弾性
部材126の弾性力によりY2方向へ移動させられる。
よって駆動部材125のカム溝131と132によっ
て、挟持部材113の支持部113fと113gが下降
させられ、前記支持部113fと113gが、前記カム
溝131と132のY1側の支持穴部131b,132
bに保持される。
【0108】一方、可動部材140がY2方向へ移動す
ると、図7に示す解除突起141が挟持部材113に設
けられた被押圧ピン113iから離れ、挟持部材113
の折曲部113aは可動部材140に拘束されない自由
状態となる。よって、挟持弾性部材127の弾性力が、
中間部材128および挟持付勢ピン128bを介して、
付勢長穴113hに伝達され、挟持部材113の折曲部
113a(作用部52)に対して下向きの弾性力F2が
作用する。
【0109】その結果、右側部では、図9に示す挟持部
材113の支持部113fおよび113gの上面と、支
持穴部131bおよび132bの上縁部との当接点が支
持支点51,51となり、前記弾性力F2により挟持部
材113に対して、前記支持支点51,51を支点とす
るディスク挟持モーメントMcが作用する。このディス
ク挟持モーメントMcにより、図1に示したのと同様
に、クランパ18に対して下向きの挟持力Fxが作用
し、クランパ18によってディスクDがターンテーブル
24に押し付けられる。
【0110】このときの、支持支点51と、挟持弾性部
材127による弾性力F2の作用部52と、クランパ1
8の挟持力作用部53の位置関係は、図1に示した実施
の形態と同じである。すなわち、支持支点51から弾性
力F2の作用部52までの距離がLb、支持支点51か
らクランパ18の挟持作用部53までの距離がLaであ
り、ディスク挟持力FxはF2×(Lb/La)であ
る。
【0111】ディスクDのクランプが完了した状態で
は、可動部材130がY2方向へ移動することによっ
て、図9に示すロックピン135がロック溝120mか
ら離れる。一方、図7に示すロック溝140aと案内ピ
ン120bとの嵌合も解除されて、ドライブシャーシ1
20のロックが解除され、ドライブシャーシ120は、
筐体12内で弾性浮上支持状態となる。この弾性浮上支
持状態では、ターンテーブル24が回転駆動され、ディ
スクDが回転させられて、再生動作や記録動作が行われ
る。
【0112】また、ディスクDの駆動が完了した後に、
可動部材130および140がY1方向へ移動すると、
図9に示す駆動部材125がY1方向へ移動させられて
挟持部材113が上方へ持ち上げられ、図7に示す解除
突起141が被押圧ピン113iを上に持ち上げ、これ
によって挟持部材113が持ち上げられてディスクDの
クランプが解除される。このとき、図7に示す解除突起
141が被押圧ピン113iに与える上向きの挟持解除
力の作用位置は、前記弾性力F2と同様に、ディスクD
の外周の外側に位置しているため、被押圧ピン113i
を持ち上げるのに要する力は従来例に比べてきわめて弱
くてもよいことになる。
【0113】次に、図13は本発明の第3の実施のディ
スク装置の構造の概略を示す斜視図である。
【0114】図13に示す実施の形態は、挟持部材13
に対する支持支点51、挟持弾性部材27の弾性力(付
勢力)の作用部52が、図1と図2に示す実施の形態
と、90度異なる配置としたものである。
【0115】図13に示すものでは、ドライブシャーシ
20と挟持部材13との間に、ディスクDがY1方向ま
たはY2方向から供給される。そしてY2側では、ドラ
イブシャーシ20に、ピン状の一対の支持部61,61
が上方へ向けて固定されており、挟持部材13の下面が
この支持部61,61の上端に当たって、一対の支持支
点51,51が形成されている。そしてY2側におい
て、ドライブシャーシ20と挟持部材13とを接近方向
へ付勢する保持弾性部材26,26が設けられている。
【0116】また、Y1側では、ドライブシャーシ20
と挟持部材13との間に、一対の挟持弾性部材27,2
7が設けられ、この挟持弾性部材27,27の弾性力の
作用部52,52が左右両側に一対配置されている。な
お、支持支点51と支持支点51のX方向の距離はディ
スクの直径よりも長く、挟持弾性部材27,27の弾性
力の作用部52と作用部52の距離もディスクの直径よ
りも長い。よって、ドライブシャーシ20と挟持部材1
3との間に供給されるディスクが、前記支持部61,6
1、保持弾性部材26,26および挟持弾性部材27,
27に当たることがない。
【0117】また挟持解除手段(図示せず)から挟持部
材13に与えられる挟持解除力(持ち上げ力)の作用部
55,55は、Y2側の端部の2箇所に設定されてい
る。ここで、クランパ18に与えられるの挟持力Fxの
作用部53と、支持支点51とのY方向の距離をLa、
支持支点51と前記弾性力の作用部52とのY方向の距
離をLbとする。前記挟持力Fxを3Nに設定すると、
Lb/La=2であれば、ディスク挟持状態での、前記
挟持弾性部材27,27の収縮弾性力の総和が1.5N
であればよい。よって1個の挟持弾性部材27の収縮弾
性力は、0.75Nであればよい。このように挟持弾性
部材27を複数設けると、個々の挟持弾性部材27は弱
いスプリングでよいことになる。これは図1ないし図5
に示す実施の形態においても同じであり、図1ないし図
5に示すものでも挟持弾性部材27を複数設けることが
好ましい。
【0118】またディスク挟持を解除するためには、作
用部55,55に総和で1.5N以上の力を与えればよ
く、1箇所の作用部55に対しては0.75Nを越える
持ち上げ力を作用させればよい。
【0119】また、図13において、挟持部材13を支
持支点51を中心に斜めに上方へ回動させて挟持解除を
行ってもよいが、挟持部材13をドライブシャーシ20
と平行な姿勢としたまま、ドライブシャーシ20から上
方へ持ち上げてもよい。
【0120】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、強い弾性
力(付勢力)を発生する挟持弾性部材を用いなくても、
ターンテーブルとクランパとの間で、ディスクを確実に
挟持できる。挟持弾性部材を弱いスプリングで形成でき
るため、機構部分に局部的に大きな力を作用させること
がなく、部品に過度の歪などを与えることがなくなる。
【0121】また挟持解除手段によって挟持部材をシャ
ーシから離して挟持解除状態を設定するときにも、挟持
部材に比較的弱い持ち上げ力を作用させればよくなり、
挟持解除手段の負荷を低減でき、部品の摩耗も防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のディスク装置を示
す正面図、
【図2】図1に示すディスク装置の挟持部材とドライブ
シャーシを示す斜視図、
【図3】図2の部分斜視図であり、保持弾性部材の他の
実施の形態を示す図
【図4】クランプ解除状態を示す、図2のIV−IV線
の断面図、
【図5】クランプ状態を示す、図2のIV−IV線の断
面図、
【図6】本発明の第2の実施の形態のディスク装置を示
す斜視図、
【図7】図6のVIIで示す部分の分解斜視図、
【図8】図6のVIII矢視の側面図、
【図9】図8のIX部分の分解斜視図、
【図10】ディスク導入の待機状態を示すVIII矢視
の側面図、
【図11】ディスククランプ動作に移行する途中の状態
を示すVIII矢視の側面図、
【図12】ディスクのクランプ完了状態を示すVIII
矢視の側面図、
【図13】本発明の第3の実施の形態のディスク装置の
主要部を示す斜視図、
【図14】従来のディスク装置を示す側面図であり、
(A)はクランプ解除状態、(B)はクランプ状態、
【符号の説明】
11 ディスク装置 12 筐体 13 挟持部材 15 付勢手段 16 ブラケット 16a 中心穴 17 回転支持部材 17a 被押圧部(ピボット) 18 クランパ 20 ドライブシャーシ 20a 支持部 26 保持弾性部材 27 挟持弾性部材 30,40 可動部材(挟持解除手段) 51 支持支点 52 挟持弾性部材の弾性力の作用部 53 挟持力作用部 54,55 挟持解除力の作用部 113 挟持部材 113f,113g 支持部 120 ドライブシャーシ 125 駆動部材 131,132 カム溝 126 保持弾性部材 127 挟持弾性部材 128 中間部材 130,140 可動部材(挟持解除手段) Fx 挟持力 F0 保持弾性部材の収縮弾性力 F2 挟持弾性部材の収縮弾性力

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクの中心穴が設置されるターンテ
    ーブルと、前記ターンテーブルとでディスクを挟持する
    クランパと、前記クランパにディスクを挟持する力を与
    える挟持力作用部を有する挟持部材とを有し、 前記挟持部材を支持する支持部と、前記支持部から離れ
    た位置で前記挟持部材を弾圧して前記挟持部材に対して
    前記支持部を支点とするディスク挟持モーメントを発生
    させる挟持弾性部材とが設けられており、 前記支持部から前記挟持力作用部までの距離よりも、前
    記支持部から前記挟持弾性部材による付勢力の作用部ま
    での距離の方が長いことを特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部および前記挟持弾性部材によ
    る付勢力の作用部が、前記ターンテーブルに設置された
    ディスクの外周の外側にそれぞれ位置している請求項1
    記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記挟持弾性部材から前記挟持部材に直
    接に前記ディスク挟持モーメントが作用している請求項
    1または2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記挟持弾性部材からの弾圧力を受ける
    中間部材が設けられており、この中間部材を介して前記
    挟持部材にディスク挟持モーメントが作用している請求
    項1または2記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスク挟持モーメントに対抗して
    前記挟持部材をターンテーブルから離れる方向へ移動さ
    せる挟持解除手段が設けられている請求項1ないし4の
    いずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部側において前記挟持部材をタ
    ーンテーブルの方向へ付勢する保持弾性部材が設けられ
    ている請求項5記載のディスク装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部は、前記ターンテーブルを支
    持するシャーシに設けられており、前記保持弾性部材の
    弾性力により前記挟持部材が前記支持部に当たるように
    付勢されている請求項6記載のディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部は前記挟持部材から突出して
    おり、前記挟持解除手段では、前記支持部を前記ディス
    ク挟持モーメントに対抗してターンテーブルから離れる
    方向へ移動させる駆動部材が設けられており、前記支持
    部と前記駆動部材との係合部が、前記ディスク挟持モー
    メントの支点となっている請求項5記載のディスク装
    置。
  9. 【請求項9】 前記駆動部材を付勢して、前記支持部を
    ターンテーブルの方向へ付勢する保持弾性部材が設けら
    れている請求項8記載のディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記挟持弾性部材の付勢力が作用して
    いる側で、前記挟持部材にターンテーブルから離れる方
    向への挟持解除力を与える挟持解除手段が設けられてお
    り、この挟持解除手段から前記挟持部材に与えられる挟
    持解除力の作用部と前記支持部との距離が、前記支持部
    と前記挟持力作用部との距離よりも長い請求項5ないし
    9のいずれかに記載のディスク装置。
  11. 【請求項11】 前記ターンテーブルを搭載したシャー
    シが弾性浮上支持されており、前記挟持解除手段には、
    前記挟持部材を前記ターンテーブルから離す方向へ移動
    させる際に前記シャーシをロック状態とするロック部が
    設けられている請求項5ないし10のいずれかに記載の
    ディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記ターンテーブルと前記クランパと
    の間にディスクを搬入する搬送ローラが設けられてお
    り、前記挟持解除手段には、前記挟持部材を前記ターン
    テーブルの方向へ移動させる際に、前記搬送ローラをデ
    ィスク搬送位置から遠ざけるローラ位置制御部が設けら
    れている請求項5ないし11のいずれかに記載のディス
    ク装置。
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