JP2005129106A - ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスク搬送時にディスクを傷つけることなく安定して搬送できる「ディスク装置」を提供する。
【解決手段】 回転駆動手段20が設けられたドライブベース11には、ガイド部材35が回動自在に支持されている。ガイド部材35は、駆動ユニット10が外部シャーシ1A内においてディスク待機モードに設定されたときに突出するように制御される。ディスクDが搬送ローラ28で送り込まれると、前記ディスクDの外周縁部がガイド部材35に当接して、前記ディスクDが傾くのが規制され、ディスクDを水平に維持したまま搬送できる。
【選択図】図8

Description

本発明は、ディスクを挟持して搬入力を与える搬送手段が設けられたディスク装置に係り、特にディスクの搬入方向の前方が大きく振れるのを防止するガイド部材が設けられたディスク装置に関する。
車載用などのディスク装置では、挿入口から挿入されたディスクが搬送ローラで挟持されて装置内方へ搬入されて、ディスクの中心がターンテーブルに設置され、ディスクがクランパでターンテーブルに押し付けられる。
この種のディスク装置は、装置内で挿入口の内側に前記搬送ローラが位置し、この搬送ローラの搬送力により搬入されるディスクの搬入方向前方に前記ターンテーブルが位置している。
そのため、前記搬送ローラの回転力でディスクが装置内に搬入されていく際に、ディスクの中心が搬送ローラを過ぎたあたりから、ディスクの搬入方向の前方部分が自由状態となって上下に大きく触れやすくなり、ディスクの搬入方向の前端が装置内の他の部材に当たってディスクを痛めたり、さらにはディスクの搬入方向の限界位置を決めるためのストッパからディスクの搬入方向の前縁が外れてしまい、ディスクを正確な装填位置で停止制御できない、などの問題が生じるおそれがある。
以下の特許文献1に記載のディスク装置では、ターンテーブルが支持されているシャーシと、クランパを支持するクランプアームとの間に、ガイドワイヤが設けられている。クランプアームがシャーシから離れる位置へ移動してディスクのクランプが解除されるときに、前記ガイドワイヤの上端がクランプアームで持ち上げられて、ガイドワイヤがシャーシの表面から斜めに立ち上がる。また、クランプアームがシャーシの方向へ回動して、ディスクがターンテーブルとクランパとで挟持されると、ガイドワイヤはシャーシに向けて倒れて、ディスクから離れる。
前記ディスク装置では、ターンテーブルにクランプされていたディスクの前記クランプが解除されると、斜めに立ち上がるガイドワイヤによってディスクの装置内方側の端部が持上げられることで、ディスクをターンテーブルから確実に放すことができ、ディスクを搬送ローラで挟持して搬出することができるようになる。
特許第2614785号公報
しかし、上記特許文献1に示す装置での前記ガイドワイヤは、ディスクのクランプが解除されたときに、ディスクの装置奥側の端部を持ち上げて、ディスクの中心をターンテーブルから外れる位置へ持ち上げることを目的として設けられている。そのために、前記ガイドワイヤが、ターンテーブルよりも装置奥側を起点として、シャーシの表面から斜めに立ち上がるものとなっている。
そのため、搬入されるディスクの挿入方向の前端がガイドワイヤに当たったときに、ガイドワイヤとの当たりが、挿入抵抗としてディスクに作用しやすい。すなわち、前記特許文献1に記載のものは、クランプを解除したディスクをターンテーブルから持ち上げる機能に優れている反面、搬入されてくるディスクの先部の案内としては不十分である。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、搬送手段で挟持されてディスクが搬入されていくものにおいて、ディスクがスムースに搬入されるようにこのディスクを案内するガイド部材を用いたディスク装置を提供することを目的としている。
本発明は、ディスクを挟持してディスクに搬入力を与える搬送手段と、前記搬送手段によって搬入されたディスクを支持して前記ディスクに回転力を与える回転駆動手段と、前記回転駆動手段を支持するドライブベースとが設けられたディスク装置において、
前記ディスクが回転駆動手段に装着されるのを待つ待機モードで、前記ドライブベースは、前記搬送手段側を支点としてそれよりもディスク搬入方向前方が搬入中のディスクから離れる方向へ傾くように設定され、
前記待機モードのときに、前記ドライブベースからディスクの方向へ立ち上がり、ディスクが前記回転駆動手段に支持されたときに前記ディスクから離れて前記ドライブベース側へ退避するガイド部材が設けられており、前記ガイド部材の前記ドライブベースからの立ち上がり高さは、ディスク挿入方向の前方がその後方よりも高いことを特徴とするものである。
本発明のディスク装置は、ディスクの搬入を待機する待機モードにおいて、ドライブシャーシの装置奥側が、搬入されるディスクから離れるように傾くものであり、搬入されるディスクは回転駆動装置の直近を移動していく薄型化のディスク装置に好適なものである。このディスク装置において、ドライブベースが斜めの姿勢となったときに、ガイド部材は、その奥側がドライブベースの表面から大きく立ち上がるため、ディスクは適正な高さで前記ガイド部材に継続的に案内されて搬入されていくようになる。したがって、ディスクの搬入と搬出動作が安定する。
本発明は、前記ガイド部材が立ち上がったときに、このガイド部材の上縁部は、ディスクの搬入方向に沿って連続的に延びている。
この構造では、搬入されるディスクが前記ガイド部材で継続して案内されていくようになり、ディスクの搬入動作と搬出動作を安定させることができる。
また、本発明は、前記ガイド部材の上縁部は、回転駆動手段の回転中心を通りディスクの搬入方向と直交する方向に延びる横中心線上にその一部が位置している。
このように構成すると、搬入されるディスクが回転駆動手段に当たることがなく、常に回転駆動手段と距離を空けて搬入されるようになる。
例えば、前記ガイド部材は、その基端部が前記ドライブベースに回動自在に支持されているものとして構成できる。
この場合に、前記ガイド部材は、その基端が前記ドライブベースに対してディスクの搬入方向に延びる軸を介して回動自在に支持されていると、ガイド部材の立ち上がり動作が安定すると共に、このガイド部材を立ち上げ、退避方向に駆動する駆動部材の移動量が小さくても、ガイド部材の立ち上がり高さを十分確保できる。
また、本発明は、前記ディスクを前記回転駆動手段にクランプするクランプ手段と、このクランプ手段を前記回転駆動手段に向けて移動させるクランプ設定部材が設けられており、前記クランプ設定部材が前記ドライブベースへ向けて相対的に移動するときの移動力により、前記ガイド部材がディスクから離れる方向へ退避させられるものとして構成できる。
本発明は、ドライブシャーシの奥側がディスクから離れた状態でディスクが搬入されるものにおいて、搬送手段で挟持されて搬入されていくディスクが、常に安定した高さ位置で搬入されていくようになる。よってディスクの搬入側の先部が他の部材に当たることが無く、このディスクを搬入方向の限界位置を決めるストッパに確実に当接させることができ、またガイド部材からディスクに与えられる搬入抵抗力も小さい。
図1は本発明の第1の実施の形態のディスク装置に設けられる駆動ユニットの一例を示す分解斜視図、図2はディスク搬入待機モードでの駆動ユニットにおけるガイド部材の突出状態を示す斜視図、図3は前記ディスク搬入待機モードでの駆動ユニットの平面図、図4は図3をIV矢視方向から見た背面図、図5はディスク駆動モードでのガイド部材の退避状態を示す平面図、図6は図5をVI矢視方向から見た背面図、図7ないし図10は駆動ユニットが外部シャーシに収められた状態を示すものであり、図7と図9は動作別の側面図、図8と図10は動作別の断面図である。
図4および図7ないし図10には、ディスク装置1の全体構成が示されている。このディスク装置1にはCD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)などのディスクDが装填可能である。前記ディスク装置1は、テーププレーヤやメモリ装置などの他の記録媒体駆動装置や、チューナやアンプを搭載した回路基板などとともに、例えば車載用機器の1DINサイズの大きさの図示しない筐体内に収納される。
この場合の前記筐体の前面には、液晶表示パネルや各種スイッチ類を有するノーズ部が設けられ(図示せず)、前記ノーズ部に幅方向(X方向)に延びるスリット状の開口部が設けられ、ディスクDがこの開口部を通じてディスク装置1に装填可能となる。
前記ディスク装置1は、図7ないし図10に示す外部シャーシ1Aと、この外部シャーシ1Aに収納された駆動ユニット10(図1参照)とを有している。図7ないし図10に示すように、外部シャーシ1Aは、上部ベース2と下部ベース3とで箱状に組み合わされている。外部シャーシ1AのY2側には、前記ノーズ部の開口部の内側に対向して、ディスクDが挿入され且つ排出される挿入口9が開口している。
図1に示すように、駆動ユニット10は、ドライブベース11と、このドライブベース11の上部を覆うトップシャーシ12とを有している。
前記ドライブベース11のほぼ中央部分には回転駆動手段20が設けられている。図8と図10に示すように、前記回転駆動手段20では、前記ドライブベース11の下面にスピンドルモータ26が固定されており、このスピンドルモータ26の回転軸26aがドライブベース11の上面から突出し、この回転軸26aにターンテーブル22が固定されている。図1と図2に示すように、前記ドライブベース11には、対物レンズ31aを有するヘッド部31が設けられている。前記ヘッド部31はターンテーブル22に載置されたディスクDの記録面に沿って移動自在に案内されており、前記ドライブベース11には、前記ヘッド部31を移動させるスレッド機構(図示せず)が搭載されている。
前記トップシャーシ12には、クランプ手段30が設けられている。トップシャーシ12は、ドライブベース11に対する相対的な昇降動作によって、前記クランプ手段30をクランプ状態とクランプ解除状態に設定するクランプ設定手段として機能している。
このクランプ手段30は、クランパ23とクランプアーム24を有し、前記クランプアーム24の先部に前記クランパ23が回転自在に支持されている。クランプアーム24は、Y1側の基端部が前記トップシャーシ12に回動自在に支持されており、トーションコイルバネなどで形成された付勢ばね25により前記クランプアーム24は時計方向へ、すなわちクランパ23が下降する向きに常に付勢されている。
前記ドライブベース11には、Y1側の左右両側部に支持ピン4,4が固定されており、図8と図9に示す前記上部ベース2に固定されたダンパー(弾性支持部材)5に前記支持ピン4,4が弾性支持されている。またトップシャーシ12のY2側に支持ピン6が固定されており、この支持ピン6は、下部ベース3に固定されたダンパー(弾性支持部材)7に弾性支持されている。
前記ダンパー5,7はゴムなどの可撓性の袋の内部にオイルなどの流体が封入されているものである。図6、図9および図10に示すディスク駆動モードでは、駆動ユニット10が前記ダンパー5,7により弾性支持されて、車体振動などの外部振動が与えられても、駆動中のディスクDなどに振動が直接伝わることがなく、再生音の音飛びなどが発生するのを防止できるようになっている。
図1に示すように、前記ドライブベース11のY2側の両側部には、連結軸13,13が固定されており、この連結軸13,13は、トップシャーシ12の両側部に形成された連結穴14,14に回動自在に挿入されている。その結果、図8に示すように、前記ドライブベース11が、前記トップシャーシ12に対して前記連結軸13,13を支点として回動できるようになっている。前記連結軸13,13は、ドライブベース11の手前側(Y2側)に設けられているため、ドライブベース11は、ディスクDの搬入方向前方がトップシャーシ12から離れるような傾斜姿勢に向けて回動自在である。
図1に示すように、トップシャーシ12の左右両側部にはロック部材18,18が設けられている。このロック部材18,18には、支持穴18a,18aが形成されており、トップシャーシ12の左右両側面に設けられた支持軸19,19に前記支持穴18a,18aが挿通されて、トップシャーシ12の側面において、ロック部材18,18が回動自在に支持されている。
図1および図7と図9に示すように、前記ロック部材18,18には長穴18b,18bが形成されている。前記ドライブベース11の左右両側部では、前記支持軸13,13よりもやや後方にロック軸21,21が固定されており、このロック軸21,21が前記長穴18b,18bに挿通されている。
図1と図2に示すように、前記ドライブベース11のY1側には、切換えスライダー15がY方向に移動自在に支持され、ドライブベース11に搭載された図示しないモード切換モータにより切換えスライダー15がY1方向とY2方向へ駆動される。前記切換えスライダー15の上部には、側方へ突出する切換え軸16が固定されている。図7と図9に示すように、前記切換え軸16は、前記トップシャーシ12の側板に形成された傾斜孔17に摺動自在に挿入される。図7に示すように、前記切換えスライダー15がY1方向へスライドして、前記切換え軸16が前記傾斜孔17の内部をY1方向の端部まで移動すると、前記ドライブベース11は、図8に示すようにディスク搬入方向の前方(Y1側)がトップシャーシ12から離れるように傾斜させられる。
図7に示すように、前記ドライブベース11はY1側部分が下がるように傾斜すると、ドライブベース11に設けられたロック軸21によって、ロック部材18が反時計方向へ回動させられる。その結果、ロック部材18の前端18cが上部ベース2の下面に圧接され、ロック部材18の後端18dが下部ベース3の上面に圧接されて、駆動ユニット10は、上部ベース2と下部ベース3に対してロックされた状態となる。
このとき、クランプ設定手段であるトップシャーシ12が前記ドライブベース11から上方へ離れ、前記トップシャーシ12に設けられたクランパ23がターンテーブル22から離れて、ディスクDをクランプしていないディスク搬入待機モードが設定される。このとき、ターンテーブル22とクランパ23との間にディスクDの搬送路が形成される。
前記筐体に設けられた開口部と、前記挿入口9を経て、外部シャーシ1A内にディスクDが挿入され、このディスクが後述する搬送手段によって所定位置まで搬送されたことが図示しない検出手段によって検知されると、ドライブベース11に設けられた切換えスライダー15がY2方向へ移動させられる。このとき、図9に示すように、切換えスライダー15に設けられた切換え軸16が、トップシャーシ12に形成された傾斜孔17内をY2側へ移動する。これにより、図10に示すように、トップシャーシ12とドライブベース11とが接近させられ、トップシャーシ12に設けられたクランパ23でディスクDの中心穴Daの周辺が、ターンテーブル22に押し付けられて、ディスクDがターンテーブル22にクランプされる。
このとき、図9に示すように、ドライブベース11に設けられたロック軸21とトップシャーシ12に設けられた支持軸19とがZ方向において接近するため、ロック部材18が、支持軸19を支点として時計方向へ回動させられ、ロック部材18の前端18cが上部ベース2から離れ、ロック部材18の後端18dが下部ベース3から離れる。よって、駆動ユニット10は、ロックが解除され、外部シャーシ1A内においてダンパー5,7で弾性的に支持された状態となる。
図7ないし図10に示すように、トップシャーシ12のディスク搬入方向手前側には、ローラアーム27が設けられている。このローラアーム27はその後端部が支持軸27aによってトップシャーシ12に回動自在に支持されている。ローラアーム27のディスク搬入方向の前端には、搬送手段としての搬送ローラ28のローラ軸28aが回転自在に支持されている。前記ロック部材18には制御穴18eが形成されており、前記ローラ軸28aはこの制御穴18e内に挿入されて支持されている。
搬送ローラ28は、ゴムなどの摩擦係数の高い材料で、幅方向(X方向)に延びる長尺の円筒形状に形成されて、その直径は中間部分で細く、両端部分に向かうにしたがって徐々に太くなっている。
図7と図8に示すディスク搬入待機モードでは、ロック部材18が反時計方向へ回動しているため、前記制御穴18eによってローラ軸28aが持ち上げられている。この状態でディスクDが外部シャーシ1Aの挿入口9からY1方向へ挿入されると、前記搬送ローラ28とこれに対向する対向部材(図示せず)とで前記ディスクDが挟持される。
図9と図10に示すディスク駆動モードでは、ロック部材18が時計方向へ回動させられているため、ロック部材18に形成された制御穴18eによってローラ軸28aが下降させられ、搬送ローラ28が、ターンテーブル22にクランプされているディスクDから離れる。
図1ないし図3および図5に示すように、前記ドライブベース11にはガイド部材35が設けられている。このガイド部材35は全体が合成樹脂材料で形成されており、ディスクの搬入方向に延びるガイド部35aと、前記ガイド部35aのY1側とY2側の端部に形成された取付部35b,35cとを有している。図5に示すように、前記取付部35b,35cは、ともにディスク搬入方向(Y方向)に伸びる回動軸35b1,35c1を介して前記ドライブベース11に回動自在に支持されている。
図5と図6に示すように、ガイド部35aがドライブベース11に向けて倒れ込む退避状態では、このガイド部35aが、ドライブベース11に形成された収納凹部11a内に収まる。図2、図3および図4に示すように、前記ガイド部材35は、ドライブベース11の表面から上方(Z1方向)へ向けて立ち上がるように回動することで、ディスクDを案内可能な状態となる。なお、ガイド部材35とドライブベース11との間には、前記ガイド部材35が、図4の立ち上がり状態において、それ以上時計方向へ回動するのを防止するストッパ(図示せず)が設けられている。
ガイド部材35が立ち上がったディスクDを案内可能な状態では、ガイド部35aの上縁部35a1がY方向に向けて所定距離連続して延びる。この場合に、前記上縁部35a1は、Y1側がディスクDの搬送経路の中心線S−S(図3参照)に近づくように傾きを有して延びている。
図3に示すように、前記ガイド部35aおよび上縁部35a1は、ターンテーブル22の回転中心を通りディスク搬入方向と直交するX方向に延びる横中心線Oxの上に存在し、好ましくは、前記横中心線Oxよりも挿入口9側に寄った位置を起点としてY1方向へ延びている。さらに、ディスクDがY1方向へ搬入されるときに、ディスクDの一部がターンテーブル22の回転中心を通過したときを起点として、ディスクDの中心がターンテーブル22の中心に一致するまでの間、前記ガイド部35aの上縁部35a1が常にディスクDのいずれかの部分に対向していることが好ましい。
図5に示すように、回動軸35b1から、上縁部35a1のY2側の端部までの高さH2よりも、回動軸35c1から、上縁部35a1のY1側の端部までの高さH1の方が大きく、ガイド部35aが図4に示すようにディスクDを案内可能な状態に立ち上がったときの、ドライブベース11の表面からの上縁部35a1の立ち上がり高さは、Y1側がY2側よりも高くなっている。すなわち、ガイド部材35が立ち上がった状態で、上縁部35a1は、Y1方向に向かうにしたがって、ドライブベース11の表面からの立ち上がり高さが徐々に高くなるように傾斜する立ち上がり姿勢となる。
図8に示すように、ディスク挿入待機モードでは、ドライブベース11は、連結軸13を支点としてY1側がトップシャーシ12から離れる傾斜姿勢に回動するが、このとき、前記ガイド部35aが案内可能状態に立ち上がると、前記上縁部35a1は、上部ベース2の上面とほぼ平行な水平状態、またはY1方向に向かうにしたがって上部ベース2の上面に徐々に近づくような傾斜状態となる。
図3ないし図6に示すように、ガイド部材35のY1側の端部には、前記ガイド部35aに対してU字状に連続する弾性押圧部36が一体に形成されている。この弾性押圧部36は弾性変形可能であり、その一端が自由状態となっている。図4と図6に示すようにガイド部材35のX2側の端部には、係止部37が一体に形成されており、この係止部37とドライブベース11との間にはコイルばねで形成された付勢部材(付勢手段)38が掛けられている。
ガイド部材35に外力が作用していない自由状態では、前記付勢部材38の弾性付勢力によって、ガイド部材35が図4に示すような立ち上がり状態となる。この立ち上がり姿勢では、ガイド部35aがドライブベース11の表面に対して90度以下の角度を有して斜めに立ち上がる。また、図10に示すように、ディスク駆動モードにおいてトップシャーシ12がドライブベース11に相対的に接近すると、トップシャーシ12によって前記弾性押圧部36の自由端部がZ2方向へ押されて、前記ガイド部材35が図6に示す退避状態に回動する。
次に、本発明のディスク装置の動作について説明する。
図3と図4および図7と図8に示すディスク搬入待機モードでは、ドライブベース11に設けられた切換えスライダー15およびこれに設けられた切換え軸16がY1方向へ駆動されて、切換え軸16が前記トップシャーシ12の側板に形成された傾斜孔17のY1側の端部に移動する。よって、ドライブベース11は連結軸13を支点としてY1側がトップシャーシ12から離れる傾斜姿勢となり、トップシャーシ12に支持されたクランパ23とターンテーブル22とが離れ、クランパ23とターンテーブル22との間にディスクDを搬入するための空間が形成される。
このとき、トップシャーシ12がガイド部材35の弾性押圧部36から相対的に離れる方向へ移動するため、ガイド部材35は、付勢部材38の付勢力によりドライブベース11から立ち上がる。図8に示すように、ガイド部材35のガイド部35aの上縁部35a1は、ドライブベース11の上面から斜めに立ち上がるため、前記上縁部35a1は、ほぼ水平姿勢あるいはY1方向に向けてわずかに持ち上がる緩い傾斜姿勢となる。
ディスク搬入待機モードでは、図7に示すように、ドライブベース11に設けられたロック軸21によって前記ロック部材18が反時計方向へ回動させられて、ロック部材18の両端が外部シャーシ1Aの上下内面に当接して、駆動ユニット10が外部シャーシ1A内でロック状態になる。またロック部材18の回動動作によって、ローラアーム27が時計方向へ回動させられ、搬送ローラ28と対向部材とが圧接してディスクDを搬送可能な状態となる。図8に示すように、このときの搬送ローラ28の上面および、ガイド部材35の上縁部35a1は、共にターンテーブル22よりも上方(トップシャーシ12に近い位置)に位置している。
ディスク搬入待機モードにおいて、筐体のスリット状の開口部および挿入口9からディスクDが挿入されて、図示しない検知手段によって検知されると、前記搬送ローラ28が反時計回り方向へ回転駆動されて、ディスクDが前記搬送ローラ28と対向部材とで挟持されてY1方向へ搬入されていく。
このとき、ディスクDは、搬送ローラ28の高さ位置で搬入されるが、ターンテーブル22の側方からY1方向へ向けてガイド部材35の上縁部35a1が延びているため、ディスクDの搬入方向の先端がターンテーブル22に当たることがなく、Y1方向へ向けて搬入されていく。ディスクDの中心が搬送ローラ28を越えたあたりから、ディスクDの搬入方向の先部が自重でZ2方向へ傾こうとするが、ガイド部材35の上縁部35a1がほぼ水平姿勢に延びているために、ディスクDは前記上縁部35a1に案内されて、その高さ位置が大きく変化することなく維持されたままY1方向へ搬入されていく。
例えば、搬入途中のディスクDの挿入口9からY2方向へ突出している部分が誤って上向きに押されると、搬入中のディスクDのY1方向の先端部がZ2方向へ大きく傾く。しかし、図4に示すようにガイド部材35はドライブベース11の表面から斜めに立ち上がるように付勢部材38で付勢されているため、ディスクDからガイド部材35の上縁部35a1にZ2方向への押圧力が作用すると、ガイド部材35が付勢部材38の付勢力に対向してドライブベース11に向けて倒れるように変位できる。そのため、ディスクDがガイド部材35に当たることにより搬入方向の負荷が増大することがなく、ディスクDが抵抗無く搬入されるようになる。
図3に示すように、搬入されるディスクDの中心がターンテーブル22の回転中心にほぼ一致したときに、トップシャーシ12から下向きに延びる位置決めストッパ40(図1参照)に、ディスクDの搬入方向の先端が当たって、ディスクDの搬入位置が決められる。このとき、ガイド部材35の上縁部35a1のY1側端部が、位置決めストッパ40の下端よりも上側(Z1側)に位置しており、ディスクDの下面がガイド部材35で案内されているため、ディスクDが位置決めストッパ40から下方へ外れることがなく、ディスクDが確実に搬入の終点において位置決めされる。
図4の状態では、ディスクDの下面が前記ガイド部材35の上縁部35a1に案内され、ガイド部材35から一体に延びる弾性押圧部36は、ディスクDの縁部に当たることなくディスクDの上面からさらに上方位置に延びるようになる。
図4に示すように、ディスクDの中心がターンテーブル22上に一致したことが図示しない検出手段で検出されると、ドライブベース11に設けられた切換えスライダー15および切換え軸16がY2方向へ移動し、図9に示すように、切換え軸16が前記トップシャーシ12の側板に形成された傾斜孔17のY2側の端部に移動する。よって、図10に示すように、トップシャーシ12とドライブベース11とが相対的に接近し、ディスクDの中心穴の周辺がターンテーブル22とクランパ23とで挟持されてディスクDがクランプされる。
このディスク駆動モードでは、図6に示すように、トップシャーシ12でガイド部材35の弾性押圧部36が押圧されて、ガイド部材35は、ガイド部35aがディスクDから離れ、ドライブベース11の表面と平行な退避状態となる。このとき、弾性押圧部36は、ディスクDの上面からさらに上方に離れて位置しており、ターンテーブル22にクランプされたディスクDが、ガイド部材35のいずれの部分にも当たらないようになっている。
ガイド部材35とドライブベース11との間には、ガイド部材35が図6の状態からさらに反時計方向へ回動できないようにストッパが設けられている。ガイド部材35が前記ストッパで止められている状態で、トップシャーシ12から弾性押圧部36が押圧されたときに、弾性押圧部36が弾性変形するため、ガイド部材35が前記押圧力で損傷を受けることがない。
また、ディスク駆動モードでは、図9に示すように、ドライブベース11に設けられたロック軸21によりロック部材18が時計方向へ回動し、外部シャーシ1Aから離れて、駆動ユニット10がダンパー5,7で弾性支持された状態となる。
また、ロック部材18によってローラアーム27が反時計方向へ回動させられて、前記搬送ローラ28がディスクDから離れて下方へ移動する。
そして、スピンドルモータ26の動力でターンテーブル22と共にディスクDが回転駆動され、ヘッド部31によりディスクDに記録された信号の再生や、ディスクDへの信号の記録が行われる。
また、ディスクDを排出する場合には、前記切換えスライダー15と切換え軸16とがY1方向へ駆動されて、図8に示すディスク搬入待機モードが設定される。このとき、クランパ23がディスクDから離れてディスクDのクランプが解除される。また搬送ローラ28と、ガイド部材35の上縁部35a1とで、ディスクDがほぼ水平姿勢に持上げられて、搬送ローラ28の回転力で、ディスクDが挿入口9から搬出される。
本発明の実施の形態のディスク装置の駆動ユニットを示す分解斜視図、 駆動ユニットのドライブベースがディスク挿入待機モードに設定されている状態を示す斜視図、 ディスク搬入待機モードのときのドライブベースを示す平面図、 図3のIV矢視方向から見た背面図、 ディスク駆動モードのときのドライブベースを示す平面図、 図5のVI矢視方向から見た背面図、 ディスク搬入待機モードのときのディスク装置を示す側面図、 ディスク搬入待機モードのときのディスク装置を示す断面図、 ディスク駆動モードのときのディスク装置を示す側面図、 ディスク駆動モードのときのディスク装置を示す断面図、
符号の説明
1 ディスク装置
1A 外部シャーシ
2 上部ベース
3 下部ベース
4,6 支持ピン
5,7 ダンパー(弾性支持部材)
10 駆動ユニット
11 ドライブベース
11a 収納凹部
12 トップシャーシ(クランプ設定部材)
18 ロック部材
20 回転駆動手段
22 ターンテーブル
23 クランパ
24 クランプアーム
25 付勢ばね
26 スピンドルモータ
30 クランプ手段
31 ヘッド部
35 ガイド部材
35a ガイド部
35a1 上縁部
35b,35c 取付部
35b1,35c1 回動軸
36 弾性押圧部
38 付勢部材
40 位置決めストッパ

Claims (6)

  1. ディスクを挟持してディスクに搬入力を与える搬送手段と、前記搬送手段によって搬入されたディスクを支持して前記ディスクに回転力を与える回転駆動手段と、前記回転駆動手段を支持するドライブベースとが設けられたディスク装置において、
    前記ディスクが回転駆動手段に装着されるのを待つ待機モードで、前記ドライブベースは、前記搬送手段側を支点としてそれよりもディスク搬入方向前方が搬入中のディスクから離れる方向へ傾くように設定され、
    前記待機モードのときに、前記ドライブベースからディスクの方向へ立ち上がり、ディスクが前記回転駆動手段に支持されたときに前記ディスクから離れて前記ドライブベース側へ退避するガイド部材が設けられており、前記ガイド部材の前記ドライブベースからの立ち上がり高さは、ディスク挿入方向の前方がその後方よりも高いことを特徴とするディスク装置。
  2. 前記ガイド部材が立ち上がったときに、このガイド部材の上縁部は、ディスクの搬入方向に沿って連続的に延びている請求項1記載のディスク装置。
  3. 前記ガイド部材の上縁部は、回転駆動手段の回転中心を通りディスクの搬入方向と直交する方向に延びる横中心線上にその一部が位置している請求項1または2記載のディスク装置。
  4. 前記ガイド部材は、その基端部が前記ドライブベースに回動自在に支持されている請求項1ないし3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 前記ガイド部材は、その基端が前記ドライブベースに対してディスクの搬入方向に延びる軸を介して回動自在に支持されている請求項4記載のディスク装置。
  6. 前記ディスクを前記回転駆動手段にクランプするクランプ手段と、このクランプ手段を前記回転駆動手段に向けて移動させるクランプ設定部材が設けられており、前記クランプ設定部材が前記ドライブベースへ向けて相対的に移動するときの移動力により、前記ガイド部材がディスクから離れる方向へ退避させられる請求項1ないし5のいずれかに記載のディスク装置。
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Cited By (3)

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JP2008010075A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Teac Corp ディスク装置
JP2009301626A (ja) * 2008-06-11 2009-12-24 Kenwood Corp ディスク取外し機構およびこのディスク取外し機構を用いたディスク再生装置
JP2011003228A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Alpine Electronics Inc ディスク装置

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