JP2002350260A - 半導体圧力センサ - Google Patents

半導体圧力センサ

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JP2002350260A
JP2002350260A JP2001158294A JP2001158294A JP2002350260A JP 2002350260 A JP2002350260 A JP 2002350260A JP 2001158294 A JP2001158294 A JP 2001158294A JP 2001158294 A JP2001158294 A JP 2001158294A JP 2002350260 A JP2002350260 A JP 2002350260A
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package
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semiconductor pressure
sensor
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JP2001158294A
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Hisakazu Miyajima
久和 宮島
Takashi Saijo
隆司 西條
Kazuo Eda
和夫 江田
Akira Aoki
亮 青木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】温度特性及び耐環境性を向上した半導体圧力セ
ンサを提供する。 【解決手段】センサチップ5とパッケージ1とを備え、
センサチップ5の裏面をパッケージ1の搭載面に略対向
させ、センサチップ5の裏面一辺側のみを前記搭載面に
接着するとともに、接着部分を除くセンサチップ5裏面
と前記搭載面との間に隙間を空けてセンサチップ5をパ
ッケージ1に搭載する。パッケージ1に対してセンサチ
ップ5が片持ち梁形状となって、温度環境変化によるパ
ッケージ1からの応力をセンサチップ5に伝わり難くし
て、温度特性及び耐環境性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体圧力センサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図8及び図9(a),(b)
に示すように、撓み自在に形成されたダイアフラム部9
を有する単結晶シリコンからなる半導体基板6を具備し
て、外部からの圧力により生じるダイアフラム部9の撓
みに応じて電気信号を出力するセンサチップ5と、セン
サチップ5が搭載されるパッケージ1とを備えた半導体
圧力センサが提供されている。
【0003】ダイアフラム部9は、異方性エッチング技
術などを利用して半導体基板6の裏面側に彫り込み部4
を設けることによって形成されている。ここにおいて、
彫り込み部4は、半導体基板6の厚み方向の主表面側ほ
ど(図9(b)における上側ほど)開口面積が小さくな
っている。要するに、彫り込み部4は、断面台形状に形
成されている。
【0004】ダイアフラム部9の主表面側には、4つの
ピエゾ抵抗R1,R2,R3,R4が形成されている。
ここにおいて、4つのピエゾ抵抗R1〜R4は図示しな
い配線によりブリッジ接続されており、ピエゾ抵抗R
1,R3がブリッジの対角に位置し、ピエゾ抵抗R2,
R4がブリッジの対角に位置して、各ピエゾ抵抗R1〜
R4には同一方向の電流が流れる。さらにピエゾ抵抗R
1〜R4はダイアフラム部9表面の応力が最大となる位
置に構成されている。ここで、各ピエゾ抵抗R1〜R4
はダイアフラム部9の撓みに応じて抵抗値が変化するの
で、上述のようにピエゾ抵抗R1〜R4がブリッジ接続
された回路を用いてホイーストンブリッジを構成するこ
とで、ダイアフラム部9の撓みに応じて前記ブリッジ回
路からの出力が変化し、ダイアフラム部9の撓みを検出
することができる。
【0005】一方、半導体基板6裏面側には彫り込み部
4を真空密閉するようにガラス台座7が接合されてお
り、密閉された彫り込み部4は、絶対圧式の半導体圧力
センサにおける圧力基準室として機能する。ここで、ガ
ラス台座7の材質には、パッケージ1などからの熱応力
を緩和するために、半導体基板6と熱膨張係数の近似す
る材料が選択されている。
【0006】上述の半導体基板6とガラス台座7とから
全体的に略矩形状のセンサチップ5が構成され、このセ
ンサチップ5は、金属端子2を有して一部が開放された
パッケージ1内部に搭載される。
【0007】センサチップ5がパッケージ1内に搭載さ
れたときは、センサチップ5は、パッケージ1内部の底
面である搭載面の略中央部に位置するとともに、センサ
チップ5におけるガラス台座7の半導体基板1と反対側
の裏面が、パッケージ1の前記搭載面に略対向した状態
で、接着剤8’により接着される。そしてさらに、セン
サチップ5の電極が金属ワイヤー3でパッケージ1の金
属端子2に接続される。
【0008】このような半導体圧力センサでは、外部と
密閉された彫り込み部4との圧力差に応じてダイアフラ
ム部9が撓み、この撓みに応じたピエゾ抵抗R1〜R4
のブリッジ回路からの電気信号が、金属ワイヤー3及び
パッケージ1の金属端子2を介して外部に出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体圧力センサでは、センサチップ5の裏面全体
が接着剤8’で接着されているので、温度環境が変化す
るときには、上述のようにガラス台座7の材質を半導体
基板6に近似した材質としたところで、半導体基板6の
ダイアフラム部9に応力がかからないようにパッケージ
1に生じた熱応力を緩和することは難しく、温度特性や
耐環境特性が低下してしまうといった問題があった。
【0010】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、温度特性及び耐環境性を向上した半導体圧力
センサを提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、撓み自在に形成された撓み部を
有する半導体基板を具備して、外部からの圧力により生
じる撓み部の撓みに応じて電気信号を出力するセンサチ
ップと、前記センサチップが搭載されるパッケージとを
備え、センサチップの撓み部を含まない一面を、パッケ
ージのセンサチップが搭載される搭載面に向け、センサ
チップの前記一面側における前記搭載面に略平行な方向
の一端部のみを前記搭載面に接着させたことを特徴と
し、従来例のようにパッケージの搭載面に向けられたセ
ンサチップの一面全体を搭載面に接着させることなく、
センサチップの前記一面の一部のみを接着させることに
よって、温度環境変化により生じるパッケージからの応
力をセンサチップの撓み部に伝わり難くして、温度特性
及び耐環境性を向上することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、センサチップの上記一端部に、パッケージの搭載面
側へ突出する段部を設け、前記段部を前記搭載面に接着
させたことを特徴とし、センサチップに段部を設けて、
これをパッケージに接着させることによって、センサチ
ップをパッケージに容易に接着することができ、接着領
域を高精度に形成することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、パッケージの搭載面にセンサチップ側へ突出する段
部を設け、センサチップを前記段部に接着させたことを
特徴とし、パッケージに段部を設けて、これにセンサチ
ップを接着させることによって、センサチップをパッケ
ージに容易に接着することができ、接着領域を高精度に
形成することができるとともに、例えば段部とパッケー
ジとを一体に金型成形するときには、パッケージ毎に段
部を設けることなくコスト増加を抑えることができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、センサチップの上記一端部のみがパッケージの段部
に載置される形に、センサチップを案内する傾斜面をパ
ッケージに設けたことを特徴とし、傾斜面にセンサチッ
プを案内させることによって、センサチップのパッケー
ジに対する位置精度を向上することができるとともに、
センサチップとパッケージとの接着領域をさらに高精度
に形成することができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項3又は4の発明
において、パッケージの段部を除く搭載面上であって、
センサチップの上記一面における終端部に対応する部位
に、センサチップを支持する突起を設けたことを特徴と
し、センサチップにおけるパッケージの段部に接着する
部位と反対側が、パッケージの搭載面側に向かって傾こ
うとしても、突起にセンサチップを支持させることによ
って、センサチップの傾きを防ぎ、例えば、センサチッ
プとパッケージとの互いの対向面をそれぞれ略平行にさ
せた状態に保つことができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、応力がかかることで撓み部の撓みを検
出するゲージを、センサチップにおけるパッケージに接
着する上記一端部から最も離れた、半導体基板における
撓み部と他の部位との境界上に形成したことを特徴と
し、前記ゲージを半導体基板における上記境界上に形成
したことによって、他の部位に形成するよりも、撓み部
の撓みから大きな応力を前記ゲージにかけて検出感度を
向上することができ、しかも、センサチップのパッケー
ジと接着する部位から距離を離した位置に前記ゲージを
形成したことによって、温度環境の変化により生じるパ
ッケージからの応力を、前記ゲージに伝わり難くして、
温度特性及び耐環境性をさらに向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態におけ
る基本構成は従来例と共通するために共通する部分につ
いては同一の符号を付して説明を省略し、本実施形態の
特徴となる部分についてのみ詳細に説明する。
【0018】本実施形態では、図1及び図2(a),
(b)に示すように、センサチップ5のガラス台座7側
の裏面をパッケージ1の搭載面に略対向させて、センサ
チップ5における前記裏面の一辺側のみを前記搭載面に
接着剤8で接着させ、接着部分を除くセンサチップ5の
前記裏面と前記搭載面との間に隙間を空けている点に特
徴がある。
【0019】ここで、上記隙間は、接着剤8の厚み分だ
け形成され、センサチップ5はパッケージ1に対して片
持ち梁形状となる。
【0020】これにより本実施形態では、従来例のよう
にセンサチップ5の裏面全体をパッケージ1に接着させ
ることなく、裏面の一辺側のみを接着させることによっ
て、温度環境変化により生じるパッケージ1からの応力
をセンサチップ5の撓み部たるダイアフラム部9に伝わ
り難くして、温度特性や耐環境性を向上することができ
る。 (実施形態2)本実施形態における基本構成は実施形態
1と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0021】本実施形態では、図3(a),(b)に示
すように、センサチップ5におけるガラス台座7裏面の
一辺側に、パッケージ1の搭載面側へ突出する段部10
を設け、この段部10を接着材8でパッケージ1の搭載
面に接着させている点に特徴がある。ここで、段部10
は、ガラス台座7を例えば超音波加工することで高精度
に加工される。
【0022】これにより本実施形態では、センサチップ
5をパッケージ1に容易に接着することができ、センサ
チップ5とパッケージ1との接着領域を高精度に形成す
ることができる。 (実施形態3)本実施形態における基本構成は実施形態
1と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0023】本実施形態では、図4(a),(b)に示
すように、パッケージ1の搭載面にセンサチップ5側へ
突出する段部11を設け、センサチップ5における裏面
一辺側を段部11に接着剤8で接着させている点に特徴
がある。ここで、パッケージ1は、樹脂成形品であっ
て、段部11とパッケージ1とは一体に金型成形され
る。これにより、パッケージ1毎に段部11を設けるこ
となくコスト増加を抑えることができる。
【0024】上述のように本実施形態では、パッケージ
1に段部11を設けて、これにセンサチップ5を接着さ
せることによって、センサチップ5の裏面一辺側のみを
パッケージ1に容易に接着することができ、接着領域を
高精度に形成することができる。 (実施形態4)本実施形態における基本構成は実施形態
3と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0025】本実施形態は、図5(a),(b)に示す
ように、センサチップ5の裏面一辺側のみがパッケージ
1の段部11に載置される形に、センサチップ5を案内
する傾斜面12をパッケージ1に設けた点に特徴があ
る。
【0026】パッケージ1の段部11の上面外側には、
上方に突出する傾斜面形成用の段部21が形成されてお
り、傾斜面12は、傾斜面形成用の段部21における段
部11側で、段部11上面側に向かうにつれて内側に傾
くように形成されている。
【0027】ここで上述の傾斜面形成用の段部21及び
傾斜面12は、実施形態3と同様、パッケージ1の金型
成形時に形成される。
【0028】本実施形態では、傾斜面12を設けたこと
によって、センサチップ5の裏面をパッケージ1の搭載
面に略対向させた状態で、センサチップ5の裏面一辺側
を傾斜面12に沿わせて、センサチップ5を前記搭載面
に近付けていけば、センサチップ5の裏面一辺側のみを
パッケージ1の段部11上面に略対向させた形で、セン
サチップ5をパッケージ1に容易に加圧接着することが
できる。その結果、センサチップ5のパッケージ1に対
する位置精度を向上することができるとともに、センサ
チップ5とパッケージ1との接着領域をさらに高精度に
形成することができる。 (実施形態5)ところで実施形態4では、センサチップ
5をパッケージ1に接着するとき、センサチップ5裏面
の接着される一辺と反対側が、パッケージ1の搭載面側
に傾いてしまうことがある。
【0029】そこで本実施形態では、図6(a),
(b)に示すように、パッケージ1の段部11を除く搭
載面上であって、センサチップ5裏面における終端部に
対応する部位に、センサチップ5を支持する突起13を
設けている。
【0030】突起13は、先端側が細くなるように略四
角錐状に形成されている。そして、突起13のパッケー
ジ1の搭載面からの高さは、搭載面から段部11の高さ
と、段部11上面とセンサチップ5裏面との間の接着剤
8の厚みとを足し合わせた高さとなっている。また、突
起13は、パッケージ1の金型成形時に設けられる。
【0031】このような突起13が設けられたパッケー
ジ1に、実施形態4と同様、センサチップ5を傾斜面1
2に案内させて接着するときには、センサチップ5裏面
における段部11に接着する一辺と反対側の他辺が、パ
ッケージ1の搭載面側に向かって傾こうとしても、突起
13がセンサチップ5裏面における前記他辺の略中央部
を支持することによって、センサチップ5の傾きを防
ぎ、センサチップ5裏面とパッケージ1の搭載面とをそ
れぞれ略平行にした状態に保つことができる。 (実施形態6)本実施形態における基本構成は実施形態
1と共通するために共通する部分については同一の符号
を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部分に
ついてのみ詳細に説明する。
【0032】実施形態1では、半導体基板1におけるダ
イアフラム部9とその周辺に、ブリッジ接続されたピエ
ゾ抵抗R1〜R4を形成したが、本実施形態では、図7
(a),(b)に示すように、ゲージたるピエゾ抵抗1
4を1つ形成している。このピエゾ抵抗14は、応力が
かかることでダイアフラム部9の撓みを検出し、剪断応
力がかかるときには、効率良く前記撓みを検出する。
【0033】そしてピエゾ抵抗14は、センサチップ5
裏面におけるパッケージ1に接着する一辺側から最も離
れた、半導体基板6におけるダイアフラム部9と他の部
位との境界上であって、長手方向が前記境界に対して傾
くように形成されている。
【0034】本実施形態では、ピエゾ抵抗14を、半導
体基板6における上記境界上に形成したことで、他の部
位に形成されるときと比べて、ダイアフラム部9の撓み
から大きな応力を受けることができ、検出感度を向上す
ることができる。さらに、ピエゾ抵抗14を、長手方向
がダイアフラム部9の前記境界に対して傾くように形成
したことによって、ダイアフラム部9の撓みから剪断応
力を最も効率良く受けることができて、検出感度をさら
に向上することができる。また、ピエゾ抵抗14を、セ
ンサチップ5のパッケージ1と接着する部位から距離を
離して形成したことによって、実施形態1に比べて、温
度環境の変化により生じるパッケージ1からの応力をピ
エゾ抵抗14に伝わり難くして、温度特性及び耐環境性
をさらに向上することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明は、撓み自在に形成され
た撓み部を有する半導体基板を具備して、外部からの圧
力により生じる撓み部の撓みに応じて電気信号を出力す
るセンサチップと、前記センサチップが搭載されるパッ
ケージとを備え、センサチップの撓み部を含まない一面
を、パッケージのセンサチップが搭載される搭載面に向
け、センサチップの前記一面側における前記搭載面に略
平行な方向の一端部のみを前記搭載面に接着させたの
で、従来例のようにパッケージの搭載面に向けられたセ
ンサチップの一面全体を搭載面に接着させることなく、
センサチップの前記一面の一部のみを接着させることに
よって、温度環境変化により生じるパッケージからの応
力をセンサチップの撓み部に伝わり難くして、温度特性
及び耐環境性を向上することができるという効果があ
る。
【0036】請求項2の発明は、センサチップの上記一
端部に、パッケージの搭載面側へ突出する段部を設け、
前記段部を前記搭載面に接着させたので、センサチップ
に段部を設けて、これをパッケージに接着させることに
よって、センサチップをパッケージに容易に接着するこ
とができ、接着領域を高精度に形成することができると
いう効果がある。
【0037】請求項3の発明は、パッケージの搭載面に
センサチップ側へ突出する段部を設け、センサチップを
前記段部に接着させたので、パッケージに段部を設け
て、これにセンサチップを接着させることによって、セ
ンサチップをパッケージに容易に接着することができ、
接着領域を高精度に形成することができるとともに、例
えば段部とパッケージとを一体に金型成形するときに
は、パッケージ毎に段部を設けることなくコスト増加を
抑えることができるという効果がある。
【0038】請求項4の発明は、センサチップの上記一
端部のみがパッケージの段部に載置される形に、センサ
チップを案内する傾斜面をパッケージに設けたので、傾
斜面にセンサチップを案内させることによって、センサ
チップのパッケージに対する位置精度を向上することが
できるとともに、センサチップとパッケージとの接着領
域をさらに高精度に形成することができるという効果が
ある。
【0039】請求項5の発明は、パッケージの段部を除
く搭載面上であって、センサチップの上記一面における
終端部に対応する部位に、センサチップを支持する突起
を設けたので、センサチップにおけるパッケージの段部
に接着する部位と反対側が、パッケージの搭載面側に向
かって傾こうとしても、突起にセンサチップを支持させ
ることによって、センサチップの傾きを防ぎ、例えば、
センサチップとパッケージとの互いの対向面をそれぞれ
略平行にさせた状態に保つことができるという効果があ
る。
【0040】請求項6の発明は、応力がかかることで撓
み部の撓みを検出するゲージを、センサチップにおける
パッケージに接着する上記一端部から最も離れた、半導
体基板における撓み部と他の部位との境界上に形成した
ので、前記ゲージを半導体基板における上記境界上に形
成したことによって、他の部位に形成するよりも、撓み
部の撓みから大きな応力を前記ゲージにかけて検出感度
を向上することができ、しかも、センサチップのパッケ
ージと接着する部位から距離を離した位置に前記ゲージ
を形成したことによって、温度環境の変化により生じる
パッケージからの応力を、前記ゲージに伝わり難くし
て、温度特性及び耐環境性をさらに向上することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す側面断面図である。
【図2】同上の(a)は要部上面図、(b)は要部側面
断面図である。
【図3】実施形態2を示す、(a)は要部上面図、
(b)は要部側面断面図である。
【図4】実施形態3を示す、(a)は要部上面図、
(b)は要部側面断面図である。
【図5】実施形態4を示す、(a)は要部上面図、
(b)は要部側面断面図である。
【図6】実施形態5を示す、(a)は要部上面図、
(b)は要部側面断面図である。
【図7】実施形態6を示す、(a)は要部上面図、
(b)は要部側面断面図である。
【図8】従来例を示す側面断面図である。
【図9】同上の(a)は要部上面図、(b)は要部側面
断面図である。
【符号の説明】
1 パッケージ 5 センサチップ 6 半導体基板 7 ガラス台座 8 接着剤 9 ダイアフラム部
フロントページの続き (72)発明者 江田 和夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 青木 亮 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD05 EE13 FF01 FF23 FF38 GG12 4M112 AA01 CA03 CA04 CA08 CA13 CA15 FA05 FA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撓み自在に形成された撓み部を有する半
    導体基板を具備して、外部からの圧力により生じる撓み
    部の撓みに応じて電気信号を出力するセンサチップと、
    前記センサチップが搭載されるパッケージとを備え、セ
    ンサチップの撓み部を含まない一面を、パッケージのセ
    ンサチップが搭載される搭載面に向け、センサチップの
    前記一面側における前記搭載面に略平行な方向の一端部
    のみを前記搭載面に接着させたことを特徴とする半導体
    圧力センサ。
  2. 【請求項2】 センサチップの上記一端部に、パッケー
    ジの搭載面側へ突出する段部を設け、前記段部を前記搭
    載面に接着させたことを特徴とする請求項1記載の半導
    体圧力センサ。
  3. 【請求項3】 パッケージの搭載面にセンサチップ側へ
    突出する段部を設け、センサチップを前記段部に接着さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の半導体圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】 センサチップの上記一端部のみがパッケ
    ージの段部に載置される形に、センサチップを案内する
    傾斜面をパッケージに設けたことを特徴とする請求項3
    記載の半導体圧力センサ。
  5. 【請求項5】 パッケージの段部を除く搭載面上であっ
    て、センサチップの上記一面における終端部に対応する
    部位に、センサチップを支持する突起を設けたことを特
    徴とする請求項3又は4記載の半導体圧力センサ。
  6. 【請求項6】 応力がかかることで撓み部の撓みを検出
    するゲージを、センサチップにおけるパッケージに接着
    する上記一端部から最も離れた、半導体基板における撓
    み部と他の部位との境界上に形成したことを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載の半導体圧力センサ。
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